JP5859820B2 - 抜歯器具 - Google Patents

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本発明は、抜歯器具に関する。
従来から、歯科治療である抜歯を行うための抜歯器具として、へーベル(エレベーター、挺子)と呼ばれる器具が知られており、歯科治療において広く一般に使用されている(特許文献1参照)。
特許文献1のヘーベルは、把持部と、把持部から延出する軸部とを有しており、軸部の先端部が歯牙と歯槽骨との間の歯根膜腔(歯根膜)に挿入されるようになっている。また、軸部の先端部は、歯根膜腔に挿入された状態にて歯牙と対向し、湾曲凹面で構成された第1面と、歯槽骨に対向し、湾曲凸面で構成された第2面とを有している。このようなヘーベルは、軸部の先端部を歯根膜腔に挿入した状態にて、「テコの原理」を利用して歯牙を歯槽骨から脱臼させるようにして用いられ、これにより簡単に抜歯を行うことができる。
ここで、抜歯を行う際、先端部の歯牙と接触する部分(第1面)が作用点として、先端部の歯槽骨と接触する部分が支点として、把持部が力点としてそれぞれ作用するが、歯牙を歯槽骨から脱臼させるには、比較的大きな力を力点に加える必要がある。そのため、支点となる部分にも比較的大きな力が加わることとなる。
しかしながら、特許文献1のヘーベルでは、支点となる部位が平滑面で構成されており、そのため、歯槽骨の間の摩擦抵抗が小さい。そのため、先端部が歯槽骨に対して滑り易く、歯槽骨を接触する部位(支点)にて把持部(力点)からの力を十分に受け止めることができず、円滑な抜歯を行うことがでないという問題がある。
特開2006−230726号公報
本発明の目的は、操作性に優れる抜歯器具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(4)の本発明により達成される。
(1) 把持部と、
前記把持部から延出する軸部と、を有し、
前記軸部は、歯牙と歯槽骨との間に挿入される挿入部を有し、
前記挿入部を前記歯牙と前記歯槽骨との間に挿入した状態にて、前記軸部の前記歯槽骨と対向する部位には、凹部および凸部の少なくとも一方を有する摩擦抵抗増大部が設けられていることを特徴とする抜歯器具。
(2) 前記軸部の前記歯牙と接触する部位が作用点として、前記軸部の前記歯槽骨と接触する部位が支点として、前記把持部が力点として働くように操作したとき、前記支点を含む領域に前記摩擦抵抗増大部が設けられている上記(1)に記載の抜歯器具。
(3) 前記摩擦抵抗増大部は、前記挿入部の前記歯牙と前記歯槽骨との間への挿入方向における摩擦抵抗が、前記挿入方向に直交する方向における摩擦抵抗よりも低くなるよう構成されている上記(1)または(2)に記載の抜歯器具。
(4) 前記摩擦抵抗増大部は、前記軸部から突出する少なくとも1つの凸部を有し、
前記凸部は、前記挿入部の前記歯牙と前記歯槽骨との間への挿入方向に延在している上記(3)に記載の抜歯器具。
本発明によれば、軸部の歯槽骨に対向する部位に摩擦抵抗増大部が形成されている。このような部位は、テコの原理を用いて抜歯を行う際に支点として作用する部位である。そのため、このような部位に摩擦抵抗増大部を設けることにより、軸部と歯槽骨との間の摩擦抵抗を高めることができ、軸部の歯槽骨からのずれを防止または抑制することができる。そのため、把持部(力点)に加えた力を歯牙に対して効率的かつ確実に伝えることができ、抜歯を効率的に行うことができる。これにより、力の伝達ロスが防止または抑制された操作性に優れる抜歯器具となる。
特に、摩擦抵抗増大部を、歯牙と歯槽骨との間への挿入方向における摩擦抵抗が挿入方向に直交する方向における摩擦抵抗よりも低くなるよう構成することにより、挿入部を歯牙と歯槽骨との間へ挿入しやすくなるとともに、上述した効果を発揮することができる。そのため、より優れた操作性を得ることができる。
本発明の抜歯器具の好適な実施形態を示す平面図である。 図1に示す抜歯器具が備える挿入部の平面図(側面図、表面図および裏面図)である。 図1に示す抜歯器具の使用方法を説明するための断面図である。 図1に示す抜歯器具の使用方法を説明するための断面図である。 図1に示す抜歯器具が有する摩擦抵抗増大部の他の構成例を示す平面図である。 図1に示す抜歯器具が有する摩擦抵抗増大部の他の構成例を示す平面図である。 図1に示す抜歯器具が有する摩擦抵抗増大部の他の構成例を示す平面図である。
以下、本発明の抜歯器具の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の抜歯器具の好適な実施形態を示す平面図、図2は、図1に示す抜歯器具が備える挿入部の平面図(側面図、表面図および裏面図)、図3および図4は、図1に示す抜歯器具の使用方法を説明するための断面図、図5、図6および図7は、図1に示す抜歯器具が有する摩擦抵抗増大部の他の構成例を示す平面図である。
図1に示す抜歯器具1は、歯科治療における抜歯を行う際に用いられる器具であり、これを用いる歯科治療の分野では、ヘーベル、エレベーター、挺子とも呼ばれている。このような抜歯器具1は、把持部2と、把持部2から延出する軸部3とを有している。把持部2と軸部3は、それぞれ、同方向に延在する長尺状をなしており、同軸的に形成されている。
把持部2は、歯科医師等の術者が抜歯器具1を把持する部位である。このような把持部の2の形状や構成材料は、特に限定されない。把持部2の形状としては、一般的に、円形、六角形等の横断面形状を有するとともに、軸方向先端側(軸部3側)に向かうに従って小径となる形状を有している。また、把持部2の基端部(軸部3と反対側)は、丸み付けされている。把持部2の構成材料としては、特に限定されないが、各種金属(ステンレス鋼等の合金を含む)が挙げられる。
軸部3は、把持部2の先端から把持部と同軸的に延出するように設けられている。軸部3は、患者の口腔内に挿入される部位であり、ほぼ直線の棒状をなしている。これにより、軸部3を口腔内に挿入しやすくなる。なお、軸部3の形状は、特に限定されず、例えば、途中で屈曲、湾曲していてもよい。軸部3を途中で屈曲、湾曲させることにより、後述する先端部41の把持部2に対する姿勢を適宜変化させることができ、例えば、所定の歯の抜歯についてはより使いやすい形状となる。このような軸部3の構成材料としては、特に限定されないが、各種金属(ステンレス鋼等の合金を含む)が挙げられる。また、軸部3と把持部2は、一体的に形成してもよいし、別体として形成してもよい。
軸部3の先端部は、図3に示すように、抜歯の際、歯牙100と歯槽骨200との間、すなわち歯根膜腔(歯根膜)300に挿入される挿入部4を構成している。なお、以下では、軸部3の挿入部4よりも基端側を「基端部31」とも言う。挿入部4は、先端部41と、先端部41と基端部31とを連結する連結部42とを有している。
図1に示すように、連結部42は、基端部31と連続して形成されている。また、図2に示すように、先端部41は、連結部42に対して薄肉な扁平形状をなしている。このような先端部41を有することにより、挿入部4を歯根膜腔300に挿入しやすくなる。先端部41は、歯根膜腔300に挿入された状態にて歯牙100と対向する第1面(表面)411と、歯槽骨200に対向する第2の面(裏面)412とを有している。
第1の面411は、挿入部4が歯根膜腔300に挿入された状態にて歯牙100と対向する面である。そのため、第1の面411は、歯牙100の丸みに対応する湾曲凹面にて構成されている。これにより、第1の面411を歯牙100に固定しやすくなり、抜歯をより確実に行うことができる。一方、第2の面412は、挿入部4が歯根膜腔300に挿入された状態にて歯槽骨200と対向する面である。この第2の面412は、第1の面411とは反対に湾曲凸面で構成されている。
また、図2に示すように、先端部41の先端には、先端に向かって肉厚が薄くなる刃部413が形成されている。刃部413は、先端に向けて幅が漸減する略半円形をなしている。刃部413の厚みとしては、先端部41を歯根膜腔300には挿入できるが、先端部41によって周囲歯肉に裂開、切傷を与えない程度の厚みとするのが好ましい。このような刃部413を有することにより、より簡単かつ円滑に、挿入部4(先端部41)を歯根膜腔300に挿入することができる。
このような抜歯器具1では、軸部3に、軸部3と歯槽骨200との摩擦抵抗(摩擦力)を高めるための摩擦抵抗増大部5を設けたことを特徴としている。以下、摩擦抵抗増大部5について説明するが、それに先立って、抜歯器具1の使用方法について図3に基づいて説明する。
図3に示すように、まず、抜歯器具1の把持部2を把持し、第1の面411を歯牙100側に向け、第2の面412を歯槽骨200側に向けた状態にて挿入部4(先端部41)を歯根膜腔300に挿入する。
次に、挿入部4を歯根膜腔300に挿入した状態にて、把持部2に応力Bを作用させる(把持部2を歯牙100と反対側へ押しあおる)。このとき、把持部2が力点P1、軸部3の歯槽骨200との接触部S1が支点P2、第1の面411の歯牙100との接触部S2が作用点P3として働き、テコの原理によって、前記応力が支点P2を介して作用点P3に伝達され、この伝達された応力Aが歯牙100を歯槽骨200から押し出すように歯牙100に作用する。必要に応じて、このような操作を繰り返し、挿入部4を徐々に歯根膜腔300奥側に侵入させることにより、最終的に歯槽骨200から歯牙100が脱臼する。また、このようなテコの原理に基づく応力Bと共に、歯根膜腔300に挿入部4を挿入することによる楔力(楔効果)Cによっても、歯槽骨200から歯牙100を脱臼させることができる。
このようにして歯槽骨200から歯牙100を脱臼させた後、抜歯鉗子等によって歯牙100を歯槽骨200から引き抜く。これにより、歯牙100の抜歯が完了する。
以上、抜歯器具1の使用方法について説明した。図2(a)、(c)に示すように、摩擦抵抗増大部5は、軸部3の歯槽骨200との接触部S1(支点P2)を含む領域に形成されており、歯槽骨200と軸部3と間の摩擦抵抗(歯槽骨200と軸部3との間に歯根膜が介在している場合も含む。)を、摩擦抵抗増大部5がない場合と比較して高めている。
これにより、接触部S1(支点P2)が歯槽骨200に高い摩擦力で接触し、抜歯の際、支点P2が歯槽骨200により確実かつ安定して固定され、支点P2のずれが防止される。そのため、把持部2(力点P1)に加えた応力Bを効率的に接触部S2(作用点P3)に伝達することができ、応力Bの伝達ロスを防止または抑制することができる。その結果、より小さい力で歯牙100を抜歯することができる。また、操作中の支点P2のずれを防止できるため、例えば、支点P2がずれることにより挿入部4によって周囲歯肉に裂開、切傷を与えてしまう等の医療事故を効果的に防ぐことができる。このように、摩擦抵抗増大部5を有する抜歯器具1によれば、抜歯治療において優れた操作性を発揮することができる。
以下、摩擦抵抗増大部5の具体的な構成について説明する。
図2(a)、(c)に示すように、本実施形態の摩擦抵抗増大部5は、挿入部4の連結部42の裏面側に設けられている。なお、支点P2の位置は、軸部3の形状や歯槽骨200の形状等によっても異なるため、摩擦抵抗増大部5の形成位置は、特に限定されず、例えば、連結部42と基端部31とに跨った領域に設けられていてもよいし、連結部42と先端部41とに跨って設けられていてもよいし、先端部41の第2の面412に設けられていてもよい。
摩擦抵抗増大部5は、挿入部4の歯根膜腔300への挿入方向X(軸部3の軸方向)に延在して設けられている。前述したように、支点P2の位置は、歯槽骨200の形状によっても異なるし、挿入部4の歯根膜腔300への挿入深さによっても異なるため、挿入方向Xに延在して摩擦抵抗増大部5を設けることにより、摩擦抵抗増大部5に支点P2を確実に含ませることができる。
図2(a)、(c)に示すように、本実施形態の摩擦抵抗増大部5は、複数の突起(凸部)51で構成されている。複数の突起51は、それぞれ、挿入方向Xに沿って延在するとともに、挿入方向Xに直交する方向Yに離間して設けられている。なお、本実施形態では、摩擦抵抗増大部5は、3本の突起51で構成されているが、突起51の数は、特に限定されず、1本または2本であってもよいし、4本以上であってもよい。また、突起51は、挿入方向Xに対して若干傾斜した方向に沿って延在していてもよい。
摩擦抵抗増大部5を挿入方向Xに延在する複数の突起51で構成すると、挿入方向Xにおいて歯槽骨200と軸部3との間に生じる摩擦抵抗を、方向Yにおいて歯槽骨200と軸部3との間に生じる摩擦抵抗よりも小さくすることができる。言い換えれば、軸部3の挿入方向Xにおける摩擦抵抗を小さくすることができるため、挿入部4を歯根膜腔300に円滑に挿入することができるとともに、抜歯のために接触部S1を支点P2として機能させる場合には、前述したように、歯根膜腔300との間に、大きな摩擦抵抗を発生させることができる。
また、挿入部4を歯根膜腔300に挿入した状態にて、把持部2を軸まわりに回転させるようにして挿入部4を左右に搖動させることにより、突起51を歯槽骨200に擦り合わせ、歯槽骨200を削除する(削り取る)ことができる。これにより、歯牙100と歯槽骨200との間のスペースを広げることができ、歯根膜腔300内に挿入部4を円滑に挿入できるようになる。
特に、歯根肥大や、図4(a)に示すような歯根湾曲した歯牙100の場合には、歯槽骨200は、歯牙100側へ突出した突出部201を有していることがある。このような突出部201が存在すると、歯根膜腔300に挿入部4を挿入することができないため、通常、図4(b)に示すように、歯科用エンジン等によって切除する。しかしながら、突出部201の深さが深いと、装置的な問題や安全面等から、突出部201の下方側を完全に切除することが難しい場合がある。
このような場合には、図4(c)に示すように、突出部201のうちの前記歯科用エンジンで切除できなった部位201aを、前述のようにして摩擦抵抗増大部5を部位201aに擦り合わせることにより安全に削除することができ、抜歯を円滑に行うことができるようになる。
また、各突起51の突出方向の先端面51aは、面取り(丸み付け)されている。これにより、挿入部4の歯根膜腔300への挿入をより円滑に行うことができる。また、角部が除去されているため、抜歯器具1の安全性が向上する。なお、各突起51の高さとしては、特に限定されない。一般的に歯根膜腔300の幅は、250μm程度であるので、歯根膜腔300への挿入を阻害しない範囲にて適宜設定することができる。
なお、図5に示すように、各突起51は、その延在方向に離間して形成された複数の溝511を有していてもよい。図5では、説明の便宜上、1つの突起51のみを図示し、他の突起51の図示を省略している。
具体的には、各溝511は、挿入方向Xにおける軸部3と歯根膜腔300との間の摩擦抵抗よりも、挿入方向Xと反対の方向(挿入部4を歯根膜腔300から引き抜く方向)X’における軸部3と歯根膜腔300との間の摩擦抵抗を大きくするために設けられた引っ掛け溝である。
各溝511は、溝511の高さ方向に直交する先端面511aと、先端面511aに対して挿入方向Xの後側に位置し、溝511の高さ方向に対して傾斜する基端面511bとで構成することができ、溝511の深さが挿入方向Xに沿って漸増している。溝511をこのような形状とすると、挿入部4を歯根膜腔300内に挿入するときには、先端面511aと溝511の頂面とで形成される角部512が歯槽骨200に引っ掛かることはないが、挿入部4が歯根膜腔300から引き抜かれようとすると、角部512が歯槽骨200に引っ掛かり、その移動が阻止または抑制される。
各溝511をこのような構成とすることにより、挿入部4の歯根膜腔300への挿入を円滑に行うことができるとともに、接触部S1(摩擦抵抗増大部5)を支点P2として機能させたときには、接触部S1をより高い摩擦抵抗によって、歯槽骨200に固定することができる。
以上、本実施形態の摩擦抵抗増大部5について説明したが、摩擦抵抗増大部5の構成としては、上述した効果を発揮することができれば、本実施形態の構成に限定されない。例えば、図6(a)に示すように、各突起51が方向Yに往復しながら方向Xに延在する蛇行形状をなしていてもよい。
また、図6(b)に示すように、摩擦抵抗増大部5は、複数の突起52を有する構成であってもよい。突起52の形状としては、特に限定されないが、例えば、半球状とすることができる。また、複数の突起52の配列は、特に限定されず、規則的であっても不規則的であってもよい。
また、図6(c)に示すように、摩擦抵抗増大部5は、Y方向に延在する複数の突起51で構成されていてもよい。
また、摩擦抵抗増大部5は、突起(凸部)で構成されていなくてもよく、例えば、図7(a)、(b)に示すように、軸部3の表面に開放し、挿入方向Xに沿って延在する複数の溝(凹部)53で構成されていてもよい。なお、溝53の構成(配置や形状等)としてとは、特に限定されないが、例えば、前述した種々の突起51と対応した構成とすることができる。
また、摩擦抵抗増大部5は、挿入部4の表面に形成された細かい凹凸で構成されていてもよい。前記凹凸は、例えば、ショット・ブラスト等のブラスト法(粒状の研掃材を金属表面に叩きつけて粗面化する加工方法)によって形成することができる。また、例えば、ダイヤモンド等の微粒子を挿入部4の表面に焼き付け等によって付着させることによっても形成することができる。
以上、図示の実施形態に基づいて本発明の抜歯器具を説明したが、本発明は、これらに限定されるものでない。例えば、本発明の抜歯器具では、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
1 抜歯器具
100 歯牙
2 把持部
200 歯槽骨
201 突出部
201a 部位
3 軸部
300 歯根膜腔
31 基端部
4 挿入部
41 先端部
411 第1の面
412 第2の面
413 刃部
42 連結部
5 摩擦抵抗増大部
51 突起
511 溝
511a 先端面
511b 基端面
512 角部
51a 先端面
52 突起
53 溝
S1 接触部
S2 接触部
P1 力点
P2 支点
P3 作用点

Claims (4)

  1. 把持部と、
    前記把持部から延出する軸部と、を有し、
    前記軸部は、歯牙と歯槽骨との間に挿入される挿入部を有し、
    前記挿入部を前記歯牙と前記歯槽骨との間に挿入した状態にて、前記軸部の前記歯槽骨と対向する部位には、凹部および凸部の少なくとも一方を有する摩擦抵抗増大部が設けられていることを特徴とする抜歯器具。
  2. 前記軸部の前記歯牙と接触する部位が作用点として、前記軸部の前記歯槽骨と接触する部位が支点として、前記把持部が力点として働くように操作したとき、前記支点を含む領域に前記摩擦抵抗増大部が設けられている請求項1に記載の抜歯器具。
  3. 前記摩擦抵抗増大部は、前記挿入部の前記歯牙と前記歯槽骨との間への挿入方向における摩擦抵抗が、前記挿入方向に直交する方向における摩擦抵抗よりも低くなるよう構成されている請求項1または2に記載の抜歯器具。
  4. 前記摩擦抵抗増大部は、前記軸部から突出する少なくとも1つの凸部を有し、
    前記凸部は、前記挿入部の前記歯牙と前記歯槽骨との間への挿入方向に延在している請求項3に記載の抜歯器具。
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