JP4593165B2 - 商品識別装置、および商品管理システム - Google Patents

商品識別装置、および商品管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4593165B2
JP4593165B2 JP2004147599A JP2004147599A JP4593165B2 JP 4593165 B2 JP4593165 B2 JP 4593165B2 JP 2004147599 A JP2004147599 A JP 2004147599A JP 2004147599 A JP2004147599 A JP 2004147599A JP 4593165 B2 JP4593165 B2 JP 4593165B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
information
work
identification device
management system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004147599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005330020A (ja
Inventor
哲男 田中
道夫 榎戸
與彦 太田
洋一 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP2004147599A priority Critical patent/JP4593165B2/ja
Publication of JP2005330020A publication Critical patent/JP2005330020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4593165B2 publication Critical patent/JP4593165B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

本発明は、倉庫などに入庫される商品を識別して管理し、出庫時などに誤りなく作業を行うための技術に関する。
物流業界では、製造された商品や仕入れた商品を一旦倉庫に入庫して保管しておき、発注に応じて必要数の商品だけを店舗等に出庫するという作業が行われる。そして、この作業を効率的に行うための種々の技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、パレット上の商品をホストコンピュータで管理するとともに、ホストコンピュータによって制御される搬送装置が各商品の搬送を行うシステムが提案されている。特許文献1に記載されているシステムでは、各パレットの倉庫内での位置はホストコンピュータが厳密に管理しており、各パレット内の商品の位置は各パレットに取り付けられたデータキャリアが記憶している。そして、この位置情報に応じて、搬送装置が商品の出庫を行うことにより、完全なオートメーション倉庫を実現している。
しかし、特許文献1に記載されているシステムでは、商品の位置情報を完全に管理している必要があるため、作業者が商品を倉庫内で自由に移動させることができないという問題がある。すなわち、作業者がなんらかの事情で商品を移動させる場合には、必ずその位置情報をホストコンピュータに入力しなければ、商品が倉庫内で紛失し、搬送装置が当該商品を出庫することができなくなるという問題がある。
特許文献2には、商品を移動させる際には、その移動情報を無線により自動的にホストコンピュータに送信することにより、当該商品の位置情報を更新するシステムが記載されている。すなわち、作業者が位置情報を入力しなくても、自動的に入力することができるシステムが提案されている。
しかし、特許文献2に記載されているシステムは、商品の移動には専用の移動手段を用いる必要があることや、ホストコンピュータから移動を許可する指示があって初めて商品を移動することができるなど、未だ柔軟性に欠けるシステムである。
また、特許文献1に記載されているシステムは、商品の搬送まで自動化されたシステムであり、設備に要する費用が膨大であるという問題があった。すなわち、特許文献1に記載されているシステムは、大規模倉庫には適するものの、中小倉庫においては、依然として作業者による出庫作業が行われているのが現状である。
このように、作業者が商品を確認しつつ、出庫作業を行う場合に、作業者が出庫する商品を誤ることなく、商品の確認作業を容易に行うことができる技術が特許文献3に記載されている。特許文献3に記載されているシステムでは、ペーパー状不揮発性情報表示媒体(以下、「電子看板」と称する)をコンテナに取り付け、この電子看板にコンテナに積まれている商品の納入先、品名、出荷日等の情報を、ホストコンピュータからの無線通信によって受信して文字表示する。これにより、作業者は、ホストコンピュータに問い合わせることなく、当該コンテナに積まれている商品を容易に識別することができる。
特2570421号公報 特開2001−225915号公報 特開2003−233786号公報
ところが、特許文献3に記載されているシステムにおいて、電子看板に表示されている文字情報は、作業者が当該電子看板のすぐ近くにいなければ確認できないという問題があった。すなわち、出庫作業を行う作業者は、出庫する商品が収められているコンテナの位置を、予めホストコンピュータなどから指示されなければ、当該電子看板の表示を確認することができないという問題があった。この場合、ホストコンピュータが商品の位置情報を把握していなければならないため、特許文献1,2に記載されているシステムと同様の問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、商品の位置を管理することなく、作業者が容易に商品を探すことができ、作業を効率よく行えることを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、商品が存在する箇所に取り付け可能な商品識別装置であって、サーバ装置との間で無線による情報の送受信を行う通信手段と、前記商品識別装置の所在を作業者に知らせる報知手段と、前記サーバ装置から送信された指示情報を前記通信手段が受信した場合において、前記指示情報に応じて、前記報知手段を制御する制御手段と、作業者による入力を受け付ける入力手段とを備え、前記制御手段は、前記入力手段により受け付けた前記入力に応じて送信情報を生成し、前記通信手段は、前記制御手段により生成された前記送信情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る商品識別装置であって、商品情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記商品情報を表示する表示手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記通信手段により受信した前記サーバ装置からの指示情報に応じて、前記記憶手段に商品情報を記憶させることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、商品管理システムであって、商品が存在する箇所に取り付け可能な1以上の商品識別装置と、前記1以上の商品識別装置との間で無線による情報の送受信が可能なサーバ装置とを備え、前記サーバ装置が、新たに管理される商品についての固有情報と、前記1以上の商品識別装置のうち前記新たに管理される商品が存在する箇所に取り付けられる商品識別装置とを関連づけて、前記商品管理システムが管理する商品についての商品情報を生成するデータベース生成手段と、前記データベース生成手段により生成された前記商品情報を記憶する記憶手段と、前記管理する商品のうち作業者の作業対象となる商品についての作業情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記作業情報と、前記記憶手段に記憶された前記商品情報とに応じて、前記1以上の商品識別装置から前記作業対象となる商品が存在する箇所に取り付けられている商品識別装置を対象となる商品識別装置として選択し、前記対象となる商品識別装置に対する指示情報を生成する情報生成手段と、前記情報生成手段により生成された前記指示情報を、前記対象となる商品識別装置に無線により送信する第1通信手段とを備え、前記1以上の商品識別装置のそれぞれが、前記サーバ装置との間で無線による情報の送受信を行う第2通信手段と、前記商品識別装置の所在を作業者に知らせる報知手段と、前記第1通信手段により送信された前記指示情報を前記第2通信手段が受信した場合において、前記指示情報に応じて、前記報知手段を制御する制御手段と、作業者による入力を受け付ける第1入力手段とを備え、前記制御手段は、前記第1入力手段により受け付けた前記入力に応じて送信情報を生成し、前記第2通信手段は、前記制御手段により生成された前記送信情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明に係る商品管理システムであって、前記商品情報には、前記管理する商品の製造日を反映した日付情報が含まれており、同じ種類の商品が存在する箇所に複数の商品識別装置がそれぞれ取り付けられている場合、前記情報生成手段は、前記日付情報に応じて、前記製造日が先の商品が存在する箇所に取り付けられている商品識別装置を、前記対象となる商品識別装置として優先的に選択することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項3の発明に係る商品管理システムであって、前記商品情報には、前記管理する商品の製造日を反映した日付情報が含まれており、前記情報生成手段は、前記日付情報に応じて、前記製造日からの経過期間が所定の期間以内の商品が存在する箇所に取り付けられている商品識別装置を、前記対象となる商品識別装置として選択することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項3ないし5のいずれかの発明に係る商品管理システムであって、前記第1通信手段が、前記対象となる商品識別装置からの情報を受信する複数のアンテナを備え、前記サーバ装置が、前記複数のアンテナが前記情報を受信する際の受信状態に応じて、前記対象となる商品識別装置のおおよその所在を検出する検出手段を備え、前記検出手段による検出結果に応じて、前記対象となる商品識別装置のおおよその所在を作業者に知らせる補助報知手段をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6の発明に係る商品管理システムであって、前記補助報知手段は、前記サーバ装置から表示を切り換えることが可能な表示装置であり、前記表示装置は、作業者の所定の作業経路から見渡せる位置に配置されていることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項6の発明に係る商品管理システムであって、前記補助報知手段は、前記サーバ装置との間で無線による情報の送受信が可能な携帯端末装置であり、前記携帯端末装置が、前記サーバ装置から受信した前記検出結果を示す情報に応じて、前記対象となる商品識別装置のおおよその所在を表示する表示手段を備えることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項3ないし8のいずれかの発明に係る商品管理システムであって、商品に対する作業を終了した旨の入力を受け付ける第2入力手段をさらに備え、前記情報生成手段は、前記第2入力手段により受け付けた前記入力に応じて、前記記憶手段に記憶されている前記商品情報のうち前記作業を終了した商品についての商品情報を書き換えるとともに、前記作業を終了した商品が存在していた箇所に取り付けられている商品識別装置に対する指示情報を生成することを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項3ないし9のいずれかの発明に係る商品管理システムであって、前記サーバ装置との間で無線による情報の送受信が可能であるとともに、前記作業対象となる商品が存在する箇所に取り付けられる作業指示装置をさらに備え、前記情報生成手段は、前記作業情報に応じて、作業指示情報を生成し、前記第1通信手段は、前記情報生成手段により生成された前記作業指示情報を前記作業指示装置に送信し、前記作業指示装置が、前記サーバ装置から受信した前記作業指示情報を表示する表示手段を備えることを特徴とする。
請求項1または2に記載の発明では、サーバ装置から送信された指示情報を受信した場合において、指示情報に応じて、商品識別装置の所在を作業者に知らせることにより、商品の保管場所をデータとして管理しなくても、当該保管場所を作業者に知らせることができる。
また、受け付けた入力に応じて送信情報を生成し、生成された送信情報をサーバ装置に送信することにより、作業者の指示に応じた商品管理を行うことができる。
請求項2に記載の発明では、受信したサーバ装置からの指示情報に応じて、商品情報を記憶させて、記憶された商品情報を表示することにより、作業者が商品情報を入力する必要がないことから、修正忘れや入力ミスなどを防止することができる。
請求項3ないし10に記載の発明では、取得された作業情報と、記憶された商品情報とに応じて、1以上の商品識別装置から作業対象となる商品が存在する箇所に取り付けられている商品識別装置を対象となる商品識別装置として選択し、対象となる商品識別装置に対する指示情報を生成し、商品識別装置が指示情報を受信した場合において、指示情報に応じて、作業者に所在を知らせることにより、管理する商品の保管場所をデータとして管理することなく、作業者に作業対象となる商品の保管場所を知らせることができる。したがって、入庫処理や出庫処理といった作業において、作業者は商品の保管場所を意識する必要がなく、作業効率が向上する。
請求項4に記載の発明では、商品情報には、管理する商品の製造日を反映した日付情報が含まれており、日付情報に応じて、製造日が先の商品が存在する箇所に取り付けられている商品識別装置を、対象となる商品識別装置として優先的に選択することにより、作業者が意識することなく、古い商品から順番に出庫させることができる。
請求項5に記載の発明では、商品情報には、管理する商品の製造日を反映した日付情報が含まれており、この日付情報に応じて、製造日からの経過期間が所定の期間以内の商品が存在する箇所に取り付けられている商品識別装置を、対象となる商品識別装置として選択することにより、作業者が意識することなく、期限を経過した商品が出庫されることを防止することができる。
請求項6に記載の発明では、複数のアンテナが情報を受信する際の受信状態に応じて、対象となる商品識別装置のおおよその所在を検出し、検出結果に応じて、対象となる商品識別装置のおおよその所在を作業者に知らせることにより、作業者が、同時にすべての商品識別装置を見渡すことができない状況であっても、予め、対象となる商品識別装置のおおよその位置を知らせることができる。したがって、作業者は目的の商品をすばやく見つけることができる。
請求項8に記載の発明では、サーバ装置との間で無線による情報の送受信が可能な携帯端末装置が、サーバ装置から受信した検出結果を示す情報に応じて、対象となる商品識別装置のおおよその所在を表示することにより、個々の作業者が補助報知手段を携帯することができるため、作業者は、自己の現在位置に関係なく、おおよその所在を確認することができる。
請求項9に記載の発明では、入力に応じて、記憶されている商品情報のうち作業を終了した商品についての商品情報を書き換えるとともに、作業を終了した商品が存在していた箇所に取り付けられている商品識別装置に対する指示情報を生成することにより、例えば、作業を完了した商品の存在する箇所に取り付けられている商品識別装置の報知手段を非能動化させることができる。
請求項10に記載の発明では、生成された作業指示情報を作業指示装置が表示することにより、適切な指示を受けることができるため、作業者が効率よく作業を行うことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 第1の実施の形態>
図1は、本発明に係る商品管理システム1の構成を示す図である。商品管理システム1は、サーバ装置10、商品識別装置20、および作業指示装置30から構成され、商品識別装置20および作業指示装置30は、それぞれサーバ装置10との間で無線によるデータ通信が可能とされている。
なお、商品識別装置20および作業指示装置30は、図1において、それぞれ1つだけ図示しているが、実際には複数の商品識別装置20(20a,20b,・・・)および複数の作業指示装置30(30a,30b,・・・)が存在しており、それらはサーバ装置10によって個別に識別可能とされている。また、サーバ装置10の機能は、複数の装置によって実現されてもよい。
図2は、商品識別装置20および作業指示装置30が取り付けられている様子を示す図である。商品識別装置20は、パレット40上に積載された商品90の外装に取り付けられ、作業者が容易に確認することができるようにされている。
なお、本実施の形態における商品管理システム1では、商品識別装置20を商品90の外装に直接取り付けているが、例えば、パレット40に取り付けられていてもよい。また、透明なケース等を介して取り付けられていてもよい。すなわち、商品90の存在する箇所に取り付けられ、当該商品識別装置20によって識別される商品90が、いずれの商品であるかを作業者が容易に認識することができる状態であれば、どのような態様で配置されていてもよい。
また、図2に示すように、作業指示装置30は、作業者が容易に確認することができるように、コンテナ41の外装に取り付けられている。コンテナ41は、作業者が出庫作業などにおいて移動させる商品90を積載するために使用され、作業者が容易に移動させることができるように底部にコロが取り付けられている。
なお、作業者が出庫する商品90を移動させる手法はこれに限られるものではなく、例えば、出庫用のパレットに商品90を載せてフォークリフト等で移動させてもよいし、出庫用の台車を使用してもよい。このような場合には、パレットや台車に作業指示装置30が取り付けられる。また、出庫する商品90に直接取り付けてもよい。すなわち、作業指示装置30は、出庫する商品の存在する箇所に取り付けられていれば、取り付けられる対象は何であってもよい。
図3は、サーバ装置10の構成とそれらの接続関係とを示す図である。サーバ装置10は、一般的なコンピュータと同様の構成を有する装置であって、図3に示す各構成がバス配線によって互いに接続されている。サーバ装置10は、各種データの演算を行うCPU11を備えるとともに、各種データを記憶する記憶装置として、ROM12、RAM13、固定ディスク14を備える。ROM12は読み出しにのみ使用される記憶装置であり、RAM13は主にCPU11のワーキングエリアとして使用される記憶装置である。また、固定ディスク14は、例えばハードディスク装置などが該当し、本実施の形態における商品管理システム1の機能を実現するためのプログラム140や、商品90についての商品情報(商品データベース)などを記憶するために使用される。
また、サーバ装置10は、各種データを画面表示するディスプレイ15と、オペレータが指示を入力するための操作部16としてキーボード16aおよびマウス16bと、可搬性の記録媒体であるディスク91に記憶されたデータを読み取るための読取装置17とを備える。さらに、サーバ装置10は、商品識別装置20および作業指示装置30との間で無線によるデータ通信を行うための構成として、通信部18およびアンテナ19を備えている。なお、本実施の形態におけるサーバ装置10のアンテナ19は、赤外線通信用のアンテナであるが、通信方法はこれに限られるものではなく、無線による双方向通信を可能とする通信方法であればどのようなものでもよい。
図4は、サーバ装置10の機能構成を、データの流れとともに示すブロック図である。図4に示す情報処理部110が、主にCPU11がプログラム140に従って動作することにより実現される機能構成である。
情報処理部110は、入庫情報130、出庫情報131、第1端末情報132、および第2端末情報133を参照しつつ、それらを適宜処理して固定ディスク14に記憶させるとともに、指示情報134および作業指示情報135を生成する機能を有する。情報処理部110による処理の詳細は後述する。
なお、入庫情報および出庫情報とは、オペレータが操作部16を操作することにより入力され取得される作業情報であって、前者は入庫した商品90に関する商品情報(商品名、入庫個数、製造日、入庫日、商品の原材料、原産地、製造工場番号、製造ロット番号など)や当該入庫した商品90に取り付けられる商品識別装置20の識別子などから構成される。また、後者は出庫する商品90に関する商品情報(商品名、出庫個数、出庫日、出庫先など)から構成される。また、第1端末情報132とは、各商品識別装置20からサーバ装置10に対して送信された情報であって、送信元を示す商品識別装置20の識別子や、商品識別装置20における入力情報などから構成される。また、第2端末情報133とは、各作業指示装置30からサーバ装置10に対して送信される情報であって、送信元を示す作業指示装置30の識別子や、作業指示装置30における入力情報などから構成される。また、指示情報134とは、サーバ装置10から各商品識別装置20に送信される情報であって、送信先の商品識別装置20を示す識別子、商品情報、および制御情報などである。さらに、作業指示情報135とは、サーバ装置10から各作業指示装置30に送信される情報であって、送信先の作業指示装置30を示す識別子、作業情報、出庫先、および制御情報などである。
図5は、商品識別装置20の各構成とその接続関係とを示す図である。図1および図5に示すように、商品識別装置20は、ICタグ21、操作ボタン22、電子ペーパー23a,23b、およびLEDランプ24を備え、いわゆる電子看板としての機能を有している。
ICタグ21は、データを演算するCPU210、データを記憶する記憶装置211、およびサーバ装置10との間で赤外線を用いた無線データ通信を行う通信部212を備えている。ICタグ21としては小型で薄手の構造が適しており、本実施の形態においては非接触ICカード用LSIを用いる。
CPU210は、操作ボタン22が受け付けた作業者の入力や、通信部212が受信する指示情報134などのデータに応じて、商品識別装置20の各構成を制御する。また、通信部212は、サーバ装置10から送信される指示情報134を受信するとともに、CPU210により生成される第1端末情報132をサーバ装置10に送信する。
作業者によって操作される操作ボタン22は、作業者が商品識別装置20に対する指示を入力するために使用される。なお、操作ボタン22は、作業者の操作が電気信号として入力できればどのような構造のものであってもよい。したがって、操作ボタン22は、実際の押しボタンのような押圧感知式に限られるものではなく、静電気感知式など種々の方式を採用することができる。
電子ペーパー23a,23bは、主にフィルム状の部材で構成され、商品情報などの文字情報を表示する。電子ペーパー23a,23bは、CPU210によって制御され、着色された帯電粒子を、電圧を印加することによって移動させて、表示を書き換えることが可能である。なお、本実施の形態における商品識別装置20は、2つの電子ペーパー23a,23bを備えているが、表示装置の数はもちろんこれに限られるものではない。また、商品識別装置20では、電子ペーパー23aに商品90の名称を表示し、電子ペーパー23bに商品90の個数を表示するが、表示する情報はこれに限られるものではない。
LEDランプ24は、CPU210からの制御信号により、点灯状態と消灯状態とを切り換えることが可能とされている。LEDランプ24は、比較的遠方からでも作業者によって、その状態が視認できるものが好ましい。
図6は、作業指示装置30の各構成とその接続関係とを示す図である。図1および図6に示すように、作業指示装置30は、ICタグ31、操作ボタン32、および電子ペーパー33を備えている。また、ICタグ31は、データを演算するCPU310、データを記憶する記憶装置311、およびサーバ装置10との間で赤外線を用いた無線データ通信を行う通信部312を備えている。すなわち、作業指示装置30は、商品識別装置20とほぼ同様の構成を備えており、商品識別装置20と同様に電子看板としての機能を有している。
CPU310は、操作ボタン32が受け付けた入力や、通信部312が受信した作業指示情報135などのデータに応じて、作業指示装置30の各構成を制御する。また、通信部312は、サーバ装置10から送信される作業指示情報135を受信するとともに、CPU310により生成される第2端末情報133をサーバ装置10に送信する。
作業者によって操作される操作ボタン32は、作業者が作業指示装置30に対する指示を入力するために使用される。なお、操作ボタン32は、操作ボタン22と同様に、作業者の操作が電気信号として入力できればどのような構造のものであってもよい。
なお、図5および図6において図示を省略しているが、商品識別装置20および作業指示装置30の駆動電力は、可搬性のよい小型電池によって供給されるが、例えば、太陽電池パネルによって発電、供給されてもよいし、これらが併用されてもよい。
以上が、本実施の形態における商品管理システム1の構成および機能の説明である。次に、商品管理システム1の動作について説明する。図7は、第1の実施の形態における商品管理システム1の動作のうち、主にサーバ装置10の動作を示す流れ図である。なお、特に断らない限り、以下の動作は、サーバ装置10のCPU11の制御により実現されるものである。
商品管理システム1は、主に商品90を新たに入庫させるための入庫処理と、保管されている商品90を出庫させるための出庫処理とを主に行うが、もちろんこれに限られるものではない。商品管理システム1は、初期設定(図示せず)が行われた後は、オペレータによって、実行する処理の選択がされるまで待機状態となる。なお、入庫処理および出庫処理の選択は、オペレータによって行われるものでなくてもよい。例えば、実際に入庫作業を行う作業者から通信機能を有した端末装置を介して、処理選択に関する情報(および後述の入庫情報130)が入力されてもよい。
まず、入庫処理を行う場合について説明する。オペレータが操作部16を操作して入庫処理を選択すると、商品管理システム1は、ステップS1においてYesと判定し、入庫処理(ステップS2)を実行する。
図8は、ステップS2の入庫処理におけるサーバ装置10の動作を示す流れ図である。入庫処理では、商品管理システム1は、オペレータによって入庫情報130が入力されるまで待機する(ステップS11)。
オペレータが操作部16を操作することにより、入庫する商品90について、商品名、入庫個数、製造日などの入庫情報130が入力されると、情報処理部110が入庫情報130に基づいて、商品情報を作成する(ステップS12)。
なお、本実施の形態における商品管理システム1は、操作部16により入庫情報130を取得することから、操作部16が主に情報取得手段に相当する。しかし、入庫情報130が、バーコードリーダやOCR装置といった入力装置から入力される場合や、通信部18を介して外部から得られる場合には、それらが情報取得手段に相当する。また、入庫情報130は、予め入庫予定として入力され、固定ディスク14に保存されていてもよい。その場合には、入庫する予定の日時になった時点で、固定ディスク14から自動的に読み出されるようにしてもよい。
図9は、情報処理部110により生成され、固定ディスク14に記憶されている商品データベースの一例を示す図である。商品データベースは、1レコード(商品情報に相当する)が、各商品識別装置20毎に作成されたテーブル構造のデータベースである。また、図9に示すように、本実施の形態における商品管理システム1では、個々の商品識別装置20の位置情報は保存されていない。すなわち、商品管理システム1は、保管している商品90の倉庫内における位置情報を管理することなく、入庫処理および出庫処理を行うことができるのであるが、この原理については後述する。
本実施の形態においては、商品90はパレット40に積載された状態で管理されるため、図2に示すように、1つのパレット40毎に1つの商品識別装置20が対応しており、そのパレット40上に積載された1群の商品90をそのパレット40に対応する商品識別装置20が識別する。なお、以下の説明において、特定の商品90aの存在する箇所に取り付けられている商品識別装置20を、同じアルファベットを付して商品識別装置20aと表し、他の商品識別装置20と区別する。また、図9に示す例では、商品90aと商品90cとは同じ商品名「チョコレート」となっていることからもわかるように、互いに異なる商品識別装置20によって識別される商品90が、異なる商品名の商品90とは限らない。
ここでは、キャラメルが21個入庫される場合を例に、商品管理システム1の入庫処理を説明する。当該商品が倉庫に到着すると、オペレータは、入庫情報130として、商品名「キャラメル」、入庫個数「21」、および製造日「2004.04.02」といった情報を操作部16を操作することにより入力する。これらの情報は、例えば、仕入れ先からの伝票などを参照して入力することができる。
入庫情報130が入力されると、前述のようにステップS12が実行される。まず、情報処理部110は、商品データベースを参照して、登録されている商品識別装置20の中から未使用の商品識別装置20を選択して、当該入庫情報130に示される商品90を識別する商品識別装置20を決定する。図9に示す例では、商品識別装置20eが未使用(商品名が空欄)であるので、これを選択する。
入庫されたキャラメルを識別する商品識別装置20が決定されると、情報処理部110は、入力された入庫情報130と、付加情報(本実施の形態においては、入庫日)とを選択した商品識別装置20eに関連づけて、商品情報を作成する。なお、商品情報の各項目は、すべてオペレータによって入力されてもよいし、本実施の形態に示すように自動的に付加されてもよい。
さらに、情報処理部110は、生成した商品情報に基づいて、商品識別装置20eに対する指示情報134を作成し(ステップS13)、作成した指示情報134を商品識別装置20eに送信する(ステップS14)。ステップS14において指示情報134を送信すると、サーバ装置10は、搬入確認がされるまで待機する(ステップS15)。
図10および図11は、ステップS14によって送信された指示情報134を受信する前後における商品識別装置20eの状態を示す図である。図10に示すように、未使用状態の商品識別装置20eは、LEDランプ24が消灯状態(網掛けで示す)となっている。この状態で、商品識別装置20eの通信部212により指示情報134が受信されると、CPU210が、当該指示情報134に応じて、商品情報を記憶装置211に記憶させる。また、図11に示すように、商品情報に基づいて、電子ペーパー23aに商品名「キャラメル」の文字を表示させるとともに、電子ペーパー23bに個数「21」の文字を表示させる。さらに、LEDランプ24を点灯状態(白抜きで示す)にする。なお、製造日や入庫日といった商品情報をさらに表示させてもよい。
図12は、入庫作業が行われる現場の様子を示す図である。商品90が到着する場所には、図12に示すように、未使用の商品識別装置20が複数準備されている。作業者は、複数の商品識別装置20の中から、LEDランプ24が点灯状態になっている商品識別装置20eを選び出す。
このように、本実施の形態における商品識別装置20は、作業者が状態を容易に確認できるLEDランプ24を備えているので、作業者は、到着した商品90に取り付けるべき商品識別装置20を容易に特定することができる。
次に、作業者は、商品識別装置20eの電子ペーパー23a,23bに表示されている内容(商品情報)が、実際に到着した商品90と合致するか否かを確認する。ここに示す例では、キャラメルが21個パレット40上に存在しているか否かを確認する。
このように、本実施の形態における商品識別装置20には、自動的に商品情報が表示されるので、例えば、入庫する商品について記載した伝票などを予め作業者に渡しておかなくても、作業者は容易に到着した商品について検品することができる。また、作業者が紙に商品情報を書き込んで、保管する商品に添付する必要もないので、さらに作業効率が向上する。
商品情報の確認作業が終了すると、作業者は、当該商品識別装置20eを商品90eに取り付け、パレット40を倉庫内の棚に格納することによって、商品90eを倉庫内に搬入する。図9に示す商品データベースから明らかなように、この時点で、すでに商品90aないし商品90dが倉庫内の棚に保管されている。したがって、作業者は、それ以外の空いている棚(図12において空欄で示す棚)に当該パレット40を搬入する。
商品管理システム1は、前述のように、商品90の保管場所に関する位置情報を管理しない。したがって、作業者が商品90を棚に搬入する際に、作業者は商品管理システム1から商品90の格納位置を逐一指示されることはなく、パレット40をどの棚に格納してもよい。また、商品90を格納した後に、どの棚に格納したかを商品管理システム1に入力する必要もない。これにより、入庫作業の効率が向上する。
搬入作業を終了した作業者は、商品識別装置20eの操作ボタン22を操作することによって、倉庫への搬入作業が終了したことを入力する。商品識別装置20eのCPU210は、操作ボタン22が受け付けた入力に応じて、LEDランプ24を消灯状態にする。また、搬入作業が終了したことを示す第1端末情報132を生成して、通信部212を介してサーバ装置10に送信する。
搬入作業が終了したことを示す第1端末情報を受信したサーバ装置10は、ステップS15においてYesと判定することにより、ステップS12で生成した商品情報に応じて、商品データベースを更新して、当該商品情報を固定ディスク14に記憶させる(ステップS16)。これにより、サーバ装置10は、一群の商品90についての入庫処理を終了し、図7に示す処理に戻る。
図13は、入庫処理によって、図9に示す商品データベースが更新された状態を示す図である。図13に示すように、商品識別装置20eについてのレコードが更新され、商品識別装置20eが使用状態となっている。このようにして、入庫情報130は、入庫する商品90eについての商品情報として、入庫する商品90eが存在する箇所に取り付けられた商品識別装置20eと関連づけられて記憶される。
なお、商品識別装置20eのLEDランプ24を消灯するタイミングは、作業者によって操作ボタン22が操作されたときでなくてもよい。例えば、ステップS16において商品データベースを更新したサーバ装置10が、LEDランプ24を消灯状態にするための指示情報134を商品識別装置20eに送信し、これを受信したタイミングで消灯してもよい。その場合、作業者は、LEDランプ24が消灯したことを確認することによって、サーバ装置10において、新たに入庫した商品90についての受け付け処理が正常に終了したことを知得することができる。
このようにして、入庫される商品90が倉庫内の棚に搬入されることによって、倉庫内にいる作業者は、商品識別装置20の電子ペーパー23a,23bの表示を見ることによって、その棚に保管されている商品90の商品情報をいつでも容易に確認することができる。すなわち、商品情報を確認する場合において、紙ベースの看板と同様の効果を得ることができる。
以上が、本実施の形態における商品管理システム1の入庫処理における動作である。
図7に戻って、次に、出庫処理について説明する。商品管理システム1は、オペレータから出庫処理を選択する旨の入力を受け付けると、ステップS3においてYesと判定し、出庫処理を実行する(ステップS4)。
図14および図15は、ステップS4の出庫処理におけるサーバ装置10の動作を示す流れ図である。出庫処理では、情報処理部110が、まず、出庫情報131が入力されたか否かを監視する(ステップS21)。
図16は、オペレータによって入力される出庫情報131の例を示す図である。オペレータは、出庫処理を選択した後、受注伝票などを参照しつつ、操作部16を操作して、出庫情報131(出庫先、商品名、出庫個数)を入力する。なお、出庫情報131は、いわゆる受注システムなどにおいて、受注先の端末装置から送信される電子データを通信部18が受信することによって取得されてもよい。また、一般に、出庫処理は、1つの出庫先ごとにバッチ的に処理されるものであるが、もちろん商品90ごとに処理されてもよい。ここでは、図13に示す商品データベースが構築されている場合において、出庫先のA店に、チョコレート28個、キャラメル8個をそれぞれ出庫する作業を行う例について説明する。
出庫情報131が入力されると、情報処理部110は、出庫する商品90の存在する箇所に取り付けられた商品識別装置20を選択する(ステップS22)。
ステップS22の処理を具体的に説明すると、まず、出庫先に応じて、予め設定されている検索条件を取得する。なお、ここでは、A店については、キャラメルは製造日から1ヶ月以内のもののみ出庫するという製造日に応じた制限が設けられており、他の商品90については製造日の先のものから順次優先的に出庫すると設定されているものとする。
情報処理部110は、このような検索条件に従って、商品データベースを検索する。すなわち、商品名「チョコレート」によって商品データベースを検索することにより、商品90aおよび商品90cが出庫する商品90の候補となる。さらに、A店の検索条件により、商品90aの製造日と商品90cの製造日とを比較し、製造日が先の商品90aを出庫する商品90として選択する。さらに、出庫する商品90の存在する箇所に取り付けられている商品識別装置20として、商品90aの存在する箇所に取り付けられている商品識別装置20aを選択する。
このように、商品管理システム1では、製造日が先の商品90を優先的に出庫させるように予め検索条件を設定しておくことにより、オペレータや作業者が特に意識することなく、製造日が先の商品90から順次出庫させることができる。すなわち、出庫処理における先入れ先出し処理を自動的に実現することができる。これにより、出庫作業における効率が向上する。なお、このような検索条件は、出庫先ごとに設定されなければならないものではなく、例えば、単に商品90毎に設定されていてもよい。
次に、情報処理部110は、商品識別装置20aにおける商品90aの在庫数24から出庫数28を減算することにより、不足個数4を得る。したがって、情報処理部110は、引き続き商品名「チョコレート」について出庫数「4」で商品データベースを検索する。これにより、商品90cが選択され、出庫する商品90の存在する箇所に取り付けられている商品識別装置20として、商品識別装置20cが選択される。
「チョコレート」についての商品識別装置20の選択が終了すると、情報処理部110は、商品データベースを、商品名「キャラメル」によって検索する。商品データベースには、商品名「キャラメル」の商品90として、商品90bと商品90eとが登録されている。しかし、A店に出庫する「キャラメル」については、製造日から1ヶ月以内のもののみ出庫するという検索条件が設定されている。そこで、情報処理部110は、商品90bおよび商品90eの製造日をチェックし、すでに製造日から1ヶ月以上経過している商品90bを出庫する商品90の候補から外し、商品90eを選択する。ただし、商品90eの製造日から、この出庫処理が行われる日までの間に、未だ1ヶ月を経過していないものとする。
このように、商品管理システム1では、予め製造日からの経過時間が所定の期間以内の商品90のみ出庫させるように検索条件を設定しておくことにより、オペレータや作業者が特に製造日などを意識することなく、例えば賞味期限などを遵守しつつ商品90を出庫させることができる。したがって、出庫作業の効率を向上させることができる。
ステップS22において、出庫する商品90(90a,90c,90e)の存在する箇所に取り付けられている商品識別装置20(20a,20c,20e)の選択が終了すると、情報処理部110は、入力された出庫情報131に基づいて、作業指示情報135を作成し、作成した作業指示情報135を未使用の作業指示装置30に送信する(ステップS23)。
図17は、ステップS23において作成される作業指示情報135(作業データベース)の例を示す図である。情報処理部110は、商品データベースを検索した結果と、出庫情報131とに基づいて、図17に示すような作業指示情報135を作成する。なお、より詳細には、作業指示情報135には、各作業内容ごとに表示態様(後述する)に関する情報も含まれている。
図18は、作業指示装置30が、サーバ装置10から受信した作業指示情報135を表示する例を示す図である。ステップS23において送信される作業指示情報135を受信した作業指示装置30のCPU310は、この作業指示情報135を記憶装置311に記憶させるとともに、電子ペーパー33に通常の表示態様で表示させる。図18に示すように、作業指示装置30の電子ペーパー33には、出庫する商品90の出庫先「A店」が表示されるので、作業者は、出庫する商品90の出庫先を知得することができる。なお、作業指示情報135に含まれる商品識別装置20の識別子を、さらに表示するようにしてもよい。
作業指示装置30に作業指示情報135を送信したサーバ装置10は、出庫作業の開始確認がされるまで待機する(ステップS24)。
作業者が出庫作業を開始する場所には、複数の作業指示装置30が準備されているが、作業者はその中から電子ペーパー33に作業指示情報135を表示している作業指示装置30を選び出す。そして、選択した作業指示装置30の操作ボタン32を操作することによって、当該作業指示装置30に表示されている作業を開始する指示を入力する。さらに、当該作業指示装置30を、出庫する商品90を搬送するためのコンテナ41に取り付ける。
作業者によって、A店への出庫作業の開始が指示された作業指示装置30のCPU310は、この入力に応じて、作業が開始されたことを示す第2端末情報133を生成して、サーバ装置10に送信する。
この第2端末情報133を受信したサーバ装置10は、ステップS24においてYesと判定する。さらに、ステップS22において選択した商品識別装置20に対して、それぞれLEDランプ24を点灯状態にするための指示情報134を作成して、通信部18およびアンテナ19を介して送信する(ステップS25)。なお、指示情報134は、アンテナ19から倉庫内の全領域に向けて発せられ、商品識別装置20は、倉庫内に存在している限りこの指示情報134を受信することができるようにされている。したがって、サーバ装置10が個々の商品識別装置20の位置を把握していなくても、当該情報通信は成立する。以下においても同様である。
ステップS25において、指示情報134を送信したサーバ装置10は、1つの商品90についての作業が開始されるまで(作業者が商品90の保管されている場所に移動するまで)、待機する(ステップS31)。
図19は、出庫作業が行われる様子を示す図である。前述のように、入庫処理が終了した時点で、倉庫内に搬入された商品識別装置20のLEDランプ24は消灯状態となっている。しかし、ステップS25において、送信される指示情報134には、LEDランプ24を点灯状態にするための制御情報が含まれており、当該指示情報134を受信した商品識別装置20は、この指示情報134に応じて、LEDランプ24を点灯状態にする。
すなわち、ステップS25が実行されることにより、ここで示す例では、倉庫内の商品識別装置20のうち、出庫する商品90a,90c,90eの存在する箇所に取り付けられている商品識別装置20a,20c,20eのそれぞれのLEDランプ24が点灯状態となる。一方、それ以外の商品90の存在する箇所に取り付けられている商品識別装置20b,20dのLEDランプ24は消灯状態のままである。
出庫作業を行う作業者は、コンテナ41とともに、図19に2点鎖線で示す経路を順次移動しながら、棚(パレット40)から商品90を取り出し、コンテナ41に積み込む作業を繰り返し行う。なお、この経路は予め定められている必要はなく、すべてのLEDランプ24の状態を確認することができる経路であれば、作業者が任意に選択することができる。
作業者が商品90をコンテナ41に積み込む作業の詳細を説明すると、図19に示す経路に従って移動している作業者は、商品識別装置20eのLEDランプ24が点灯状態であることから、この商品90eを出庫することがわかる。このように、LEDランプ24の点灯状態と消灯状態とは、文字を確認するよりも区別が容易であるので、作業者は、商品識別装置20eに気づかずに通過してしまうことがなく、商品90eを取り損なう事がない。
このように、本実施の形態における商品識別装置20では、サーバ装置10から送信された指示情報134を通信部212が受信した場合において、CPU210が指示情報134に応じて、LEDランプ24を制御し、商品識別装置20の所在を作業者に知らせることにより、個々の商品90の保管場所をデータとして管理していなくても、作業の対象となっている商品90の保管場所を作業者に知らせることができる。
しかし、この時点において作業者は、商品90eをいくつ取り出せばよいのか判断できない。作業者が商品90eを取り出す個数を知得する手法は、例えば、商品識別装置20eの電子ペーパー23aに表示されている商品名と同じ商品名の作業内容を、作業指示装置30の電子ペーパー33に表示されている作業内容から探し出して、確認するようにしてもよい。しかし、ここに示す例のように、同じ商品名「チョコレート」の商品90a,90cをそれぞれ別の場所から取り出す場合もあるため、本実施の形態における商品管理システム1では、以下のように取り扱う。
LEDランプ24が点灯状態の商品識別装置20eを発見した作業者は、当該商品識別装置20eの操作ボタン22を操作する。これにより、作業者は、商品識別装置20eによって管理されている商品90eの取り出し作業を開始することを、商品管理システム1に対して入力する。
商品識別装置20eのCPU210は、この入力に応じて、操作ボタン22が操作されたことを示す第1端末情報132を生成して、サーバ装置10に送信する。この第1端末情報132には、送信した商品識別装置20eを特定するための識別子「20e」が含まれている。
この第1端末情報132を受信したサーバ装置10は、1つの商品90について作業が開始されたと判定し、ステップS31においてYesと判定する。さらに、この第1端末情報132に含まれる識別子「20e」に基づいて、図17に示す作業データベース(作業指示情報135)を検索し、「キャラメル 8」という作業を特定する。
商品管理システム1では、各商品90がどの位置に保管されているかを管理していないために、例えば、作業経路を固定したとしても、作業者が、作業対象となっている複数の商品90(ここに示す例では、商品90a,90c,90e)のうち、どの商品90について作業を行うかを予め特定することはできない。しかし、作業者に商品識別装置20の操作ボタン22を操作させることによって、これを特定することができる。
このようにして開始される作業を特定したサーバ装置10は、開始される作業内容である「キャラメル 8」の文字表示を他の作業内容と容易に区別できる表示態様で表示するための作業指示情報135を作成して、作業者とともに移動しているコンテナ41に取り付けられている作業指示装置30(以下、単に作業指示装置30と略する)に送信する(ステップS32)。ここでは、通常表示を枠囲み表示に変更する例で説明する。なお、ステップS32を実行した後、サーバ装置10は、この「キャラメル 8」の作業が終了するまで待機する(ステップS33)。
ステップS32においてサーバ装置10から送信された作業指示情報135を受信した作業指示装置30は、記憶装置311に当該作業指示情報135を記憶させるとともに、電子ペーパー33に当該作業指示情報135を表示させる。
図20は、このようにして作業指示装置30に表示される作業指示情報135を示す図である。図20に示すように、商品識別装置20eに対応した作業である「キャラメル 8」が枠囲み表示されており、作業者は、通常表示されている他の商品90についての作業内容と容易に識別することができる。
これにより、すでに商品識別装置20eの前に移動している作業者は、1つの出庫先に対して複数の商品90を出庫する必要があるために、複数の商品90についての作業内容が同時に指示されている場合であっても、どの作業を行うのか容易に判別することができる。すなわち、作業者は、LEDランプ24の点灯している商品識別装置20の操作ボタン22を操作するだけで、商品管理システム1の作業指示装置30から適切な指示を受けることができ、商品90の取り出す個数を容易に判断することができる。
ここに示す例において、作業者は、商品識別装置20eに対応するパレット40(21個のキャラメルが積まれている)から商品90eを8個だけ取り出して、コンテナ41に積み込む作業を容易に行うことができる。
なお、当該商品識別装置20eによって識別される商品90e(電子ペーパー23aに「キャラメル」と表示されている)と、作業指示装置30によって枠囲み表示されている商品「キャラメル」とが整合していることを確かめることにより、指示に誤りがないことを確認することもできる。
キャラメル(商品90e)について積み込み作業が終了すると、作業者は、作業指示装置30の操作ボタン32を操作する。これにより、作業指示装置30のCPU310が、商品90e(枠囲み表示している商品90)についての作業が終了したことを示す第2端末情報133を作成してサーバ装置10に送信する。
この第2端末情報133を受信したサーバ装置10の情報処理部110は、1つの商品90について作業が終了したと判定し、ステップS33においてYesと判定する。さらに、固定ディスク14の商品データベースを検索して、商品識別装置20eに関連づけられている商品90eの在庫数を更新する(ステップS34)。また、商品識別装置20eに対して、LEDランプ24を消灯状態にする制御情報と、更新した商品情報とを含む指示情報134を作成し、送信する(ステップS35)。
この指示情報134を受信した商品識別装置20eのCPU210は、当該指示情報に応じて、LEDランプ24を消灯状態とするとともに、更新された商品情報を電子ペーパー23bに表示する。
したがって、作業者は、商品識別装置20eのLEDランプ24が消灯状態になったことを確認することにより、商品管理システム1に「キャラメル」を出庫したという情報を正常に入力することができたことを確認することができる。
このようにして、商品管理システム1は、作業者が商品90を出庫したときに、商品管理システム1に入力し忘れることを防止することができる。また、商品識別装置20の操作ボタン22を押すだけという簡単な操作で、商品管理システム1の商品データベースを誤りなく更新することができる。
ステップS35を終了すると、サーバ装置10の情報処理部110は、作業が終了した作業内容を他の作業内容と容易に区別できるように表示態様を変更させる作業指示情報135を生成し、作業指示装置30に送信する(ステップS36)。ここでは、終了した作業内容に関する文字を網掛け表示に変更する例で説明する。
この作業指示情報135を受信した作業指示装置30は、当該作業指示情報135を記憶装置311に記憶させるとともに、当該作業指示情報135を電子ペーパー33に表示させる。
図21は、キャラメルを8個取り出してコンテナ41に積み込む作業が終了した時点における作業指示装置30の電子ペーパー33の表示画面を示す図である。このように、本実施の形態における商品管理システム1では、作業の進捗状況に応じて、サーバ装置10が作業指示情報135を作業指示装置30に送信することにより、作業指示装置30の電子ペーパー33には、作業前(通常表示)、作業中(枠囲み表示)、および作業完了(網掛け表示)のそれぞれの作業内容が表示される。
これにより、作業者は、当該作業が既に終了していることをいつでも容易に確認することができる。なお、終了した作業についての表示は削除してもよいが、出庫作業がすべて終了した時点で、コンテナ41内の商品90の検品作業を行う場合など、本実施の形態における商品管理システム1のように、終了した作業についての表示も残しておくことが好ましい。
ステップS36を実行すると、情報処理部110は、すべての商品90について作業が終了したか否かを判定する(ステップS37)。ここに示す例では、まだすべての商品90について作業を終了していないので、ステップS37においてNoと判定する。したがって、サーバ装置10は、ステップS31に戻って処理を繰り返す。
商品識別装置20eのLEDランプ24が消灯状態になったことを確認した作業者は、図19に示す経路に沿ってさらに移動する。このとき、商品90bの存在する箇所に取り付けられている商品識別装置20bのLEDランプ24は消灯状態であるので、作業者は、製造日を意識しなくても、A店に出庫することのできない商品90b(製造日から1ヶ月以上経過しているキャラメル)を誤って出庫することはない。
次に、作業者は、商品90cの存在する箇所に取り付けられている商品識別装置20cのLEDランプ24が点灯状態となっていることから、商品識別装置20cの操作ボタン22を操作する。
この操作によって、前述と同様にステップS32が実行され、作業指示装置30は、「チョコレート 4」の文字を枠囲み表示する。図22は、チョコレートを4個取り出してコンテナ41に積み込む作業を行っているときに、作業指示装置30の電子ペーパー33に表示される画面の例を示す図である。
図22に示す作業指示装置30の電子ペーパー33の表示に従って、作業者は、商品90c(チョコレート)を4個コンテナ41に積み込む作業を行う。ここに示す例では、商品90cの在庫数は36個であり、A店に出庫する「チョコレート」の総数は28個である。しかし、作業者が本実施の形態における電子ペーパー33の表示に従って作業することにより、28個の商品90cが誤ってコンテナ41に積み込まれることはない。すなわち、作業者は、製造日を特に意識しなくても、商品90aと同じ「チョコレート」であるが商品90aより製造日の新しい商品90cを、商品90aよりも先に出庫してしまうことはない。
また、ここに示す例では、図18に示すように、「チョコレート」を出庫するための作業が2回予定されており、それぞれが作業指示装置30に表示される。しかし、本実施の形態における商品管理システム1では、サーバ装置10が作業の進捗状況に応じて、各作業内容の表示態様を使い分けるように作業指示情報135を生成し、作業指示装置30に送信する。そして、この作業指示情報135が作業指示装置30の電子ペーパー33に表示がされる。したがって、作業者は、「チョコレート 24」の作業と、「チョコレート 4」の作業と容易に判別することができ、作業を混同することがない。
商品90cについての積み込み作業を終了した作業者は、作業指示装置30の操作ボタン32を操作する。これにより、サーバ装置10の商品データベースが更新され(ステップS34)、ステップS35が実行されることにより、商品識別装置20cのLEDランプ24が消灯状態となるとともに、電子ペーパー23bの在庫数が変更される。
また、ステップS36が実行されることにより、作業指示装置30の電子ペーパー33の表示画面が変更される。図23は、チョコレートを4個取り出してコンテナ41に積み込む作業が終了した時点における電子ペーパー33の表示画面の例を示す図である。
ここで再び、情報処理部110によって、すべての商品90について作業が終了したか否かが判定される(ステップS37)が、まだ、すべての商品90について作業を終了していないので、サーバ装置10は、ステップS31に戻って処理を繰り返す。
商品識別装置20cのLEDランプ24の消灯を確認した作業者は、さらに経路に沿って移動する。そして、商品90aの存在する箇所に取り付けられている商品識別装置20aのLEDランプ24が点灯状態となっていることから、商品識別装置20aの操作ボタン22を操作する。
この操作によって、前述と同様に、ステップS32が実行され、作業指示装置30は、「チョコレート 24」の文字を枠囲み表示に変更する。図24は、チョコレートを24個取り出してコンテナ41に積み込む作業を行っているときに、作業指示装置30の電子ペーパー33に表示される画面の例を示す図である。作業者は、この表示に従って、商品90aを24個取り出して、コンテナ41に積み込む作業を行う。
このように、商品90aだけではA店に出庫する「チョコレート」が不足する場合であっても、商品管理システム1では、予め不足分が計算されて、別途作業指示がされているので、作業者は商品90aが不足した時点で改めて商品90cを探す必要はない。したがって、作業効率が向上する。
商品90aについての積み込み作業を終了した作業者は、作業指示装置30の操作ボタン32を操作する。これにより、サーバ装置10の商品データベースが更新され(ステップS34)、ステップS35が実行されることにより、商品識別装置20aのLEDランプ24が消灯状態となるとともに、電子ペーパー23bの在庫数が変更される。
また、ステップS36が実行されることにより、作業指示装置30の電子ペーパー33の表示画面が変更される。図25は、チョコレートを24個取り出してコンテナ41に積み込む作業が終了した時点における電子ペーパー33の表示画面の例を示す図である。
ここで再び、情報処理部110によって、すべての商品90について作業が終了したか否かが判定される(ステップS37)。ここに示す例では、すべての商品90について作業を終了しているので、出庫処理を終了して、図7に示す処理に戻る。
なお、作業者は、作業指示装置30の電子ペーパー33の表示が、図25に示す状態になった時点で、作業対象となる商品90に対する作業がすべて終了し、A店に出庫する商品90がすべて揃ったと判断できる。したがって、さらに経路に沿って移動することなく、コンテナ41を倉庫外に移動させてもよい。
以上のように、本実施の形態における商品管理システム1では、サーバ装置10が、取得された作業情報(入庫情報130や出庫情報131)と、固定ディスク14に記憶された商品情報(商品データベース)とに応じて、複数の商品識別装置20から作業対象となる商品90が存在する箇所に取り付けられている商品識別装置20を対象となる商品識別装置20として選択し、対象となる商品識別装置20に対する指示情報134を生成し、対象となる商品識別装置20に無線により送信する。そして、この指示情報134を受信した商品識別装置20(対象となる商品識別装置20)が、当該指示情報134に応じて、LEDランプ24を点灯する。これにより、管理する商品の保管場所をデータとして管理することなく、作業者に作業対象となる商品の保管場所を知らせることができる。したがって、入庫処理や出庫処理といった作業において、作業者は商品の保管場所を意識する必要がなく、作業効率が向上する。また、管理している商品90の位置を、何らの制約もなしに移動させることもできる。
<2. 第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、作業者は、管理する商品90の位置をLEDランプ24の点灯状態によってのみ判断していた。しかし、商品識別装置20は、各棚に搬入された商品90の存在する箇所に取り付けられるため、一望することができず、作業者は、このLEDランプ24の状態を確認するために、棚と棚との間(経路)を必ず通過する必要があった。しかし、作業者に商品90の位置を知らせる手法としては、これに限られるものではない。
図26は、このような原理に基づいて構成した第2の実施の形態における商品管理システム2の構成を示す図である。本実施の形態における商品管理システム2は、サーバ装置10と通信可能な複数の報知ランプ50を備えてる。なお、図26では、このうち1つの報知ランプ50のみ示している。また、第2の実施の形態における商品管理システム1の構成において、第1の実施の形態における商品管理システム1と同様の機能を有するものについては、適宜、同じ符号を付して説明を省略する。
図26に示すように、商品管理システム2のサーバ装置10は、複数のアンテナ19(19a,19b,19c,・・・)を備えている。すなわち、商品管理システム2では、複数のアンテナ19が倉庫内に配置されることによって、倉庫内における無線通信が実現される。なお、複数のアンテナ19は、それぞれ所定の位置に配置され、通常移動しないものとする。
図27は、第2の実施の形態におけるサーバ装置10の機能構成を、データの流れとともに示すブロック図である。商品識別装置20から発せられる赤外線は、複数のアンテナ19のうちの少なくとも1つのアンテナ19によって受信され、これにより、サーバ装置10の通信部18が第1端末情報132を受信する。
サーバ装置10のCPU11によって実現される機能構成である検出部111は、通信部18が受信した第1端末情報132が、複数のアンテナ19のうち、どのアンテナ19によって受信されたものであるかを特定する。なお、第1端末情報132を受信したアンテナ19は、いずれか1つに特定されなくてもよい。
検出部111は、この特定結果に応じて、第1端末情報132を送信した商品識別装置20のおおよその所在を検出する。検出部111は、この検出結果を第1端末情報132に含める。
情報処理部110は、第1端末情報132を参照することによって、当該第1端末情報132を送信した商品識別装置20のおおよその所在に応じて、倉庫内に配置されている報知ランプ50に補助指示情報136を送信する。
報知ランプ50は、点灯状態と消灯状態とをサーバ装置10から受信する補助指示情報136に応じて切り替える表示装置である。複数の報知ランプ50は、倉庫内の所定の位置にそれぞれ配置されており、通常は移動することはない。
次に、本実施の形態における商品管理システム2の動作を説明する。なお、第1の実施の形態における商品管理システム1と同様の動作については、適宜、同じ流れ図を用いて説明する。具体的には、図7、図8および図15に示す動作がほぼ同様の動作である。
図28は、本実施の形態におけるサーバ装置10の出庫処理(ステップS4)を示す流れ図である。図29は、本実施の形態における商品管理システム2によって、出庫作業が行われる様子を示す図である。なお、ここでも、第1の実施の形態において説明した場合(A店に商品90a,90c,90eを出庫する場合)を例に説明する。
本実施の形態における報知ランプ50(50aないし50l)は、それぞれ棚の端部に取り付けられており、作業者の所定の作業経路から見渡せるように配置されている。また、図29に示すように、複数のアンテナ19(19aないし19h)が倉庫内に配置されている。これらのアンテナ19の受信可能エリアは、倉庫内で限られた範囲とされており、各受信可能エリア内に存在する商品識別装置20からの第1端末情報132のみ受信することができる。本実施の形態においては、前述のように、赤外線による通信方式を採用する。赤外線による通信では、障害物により通信が弱まるため、これを利用しておおよその通信エリアを特定することができる。
まず、本実施の形態における出庫処理においても、商品管理システム1のステップS21ないしS25と同様の処理が行われる(ステップS41ないしS45)。すなわち、ステップS43が実行されることにより、図18に示すように、作業指示装置30の電子ペーパー33に作業指示情報135が表示される。また、ステップS45が実行されることにより、図29(図19)に示すように、商品識別装置20a,20c,20eのLEDランプ24が点灯状態となる。
本実施の形態における商品識別装置20は、LEDランプ24を点灯状態にする指示情報134を受信すると、受信確認として第1端末情報132を生成して、サーバ装置10に送信する。
サーバ装置10は、ステップS45を実行することによって指示情報134を送信した後、当該指示情報134を送信した商品識別装置20のすべてから、この第1端末情報132を受信するまで待機する(ステップS46)。
通信部18が第1端末情報132を受信すると、検出部111が各第1端末情報132について、受信したアンテナ19を特定し、当該第1端末情報132を送信した商品識別装置20のおおよその位置を検出する(ステップS47)。すなわち、商品識別装置20eによって送信された第1端末情報132を受信したアンテナ19がアンテナ19aであると特定することにより、商品識別装置20eのおおよその所在はアンテナ19aの周辺であると検出する。同様にして、検出部111により、商品識別装置20cのおおよその所在はアンテナ19bの周辺であり、商品識別装置20aのおおよその所在はアンテナ19fの周辺であると検出される。検出部111は、各第1端末情報132に、受信したアンテナ19を識別する情報を付加する。
さらに、情報処理部110は、各第1端末情報132に含まれるアンテナ19の識別情報に応じて補助指示情報136を作成し、そのアンテナ19の周辺に配置されている報知ランプ50に当該補助指示情報136を送信する(ステップS48)。そして、この補助指示情報136を受信した報知ランプ50は点灯状態になる。
ここに示す例では、アンテナ19aに対応して報知ランプ50aが点灯状態になることにより、作業者は、報知ランプ50aの存在する周辺に、出庫対象となる商品90が存在していると判断することができる。同様に、アンテナ19bに対応して報知ランプ50bが点灯状態になり、アンテナ19fに対応して報知ランプ50h,50jが点灯状態となる。
作業を開始する作業者は、点灯状態の報知ランプ50aを見ることにより、経路A1に出庫する商品90が存在してると判断できる。したがって、作業者は、経路A1を通過する。これにより、商品識別装置20eのLEDランプ24が点灯状態であることを確認することができるため、商品90eを積み込むことができる。なお、ステップS48以降は、第1の実施の形態と同様に、図15に示すステップS31以降の処理が実行されるため、詳細な説明を省略する。
商品90eを積み込んだ作業者は、報知ランプ50bを確認することにより、さらに経路A1に出庫する商品90が存在すると判断する。したがって、経路A1に沿って移動し、商品90cを積み込む作業を行う。
さらに、作業者は、報知ランプ50c,50d,50e,50fを確認し、これらが消灯状態であることにより、経路A2には出庫する商品90が存在しないと判断する。したがって、作業者は、経路A2を通過することなく、次の経路A3の確認に向かうことができる。すなわち、作業者は、出庫する商品90の存在する箇所に取り付けられている商品識別装置20の倉庫内におけるおおよその所在を、所定の作業経路から見渡せる報知ランプ50を確認することにより判断することができる。これにより、出庫する商品90を効率よく探し出すことができる。
報知ランプ50h,50jが点灯状態であることから、作業者は経路A3に沿って移動する。これにより、作業者は商品識別装置20aのLEDランプ24が点灯状態であることを確認することができ、商品90aを積み込むことができる。
なお、ここに示す例では、商品90aが出庫する最後の商品90であるため、作業者は経路A4を通過する必要がないと判断することができるが、これを報知ランプ50k,50lを確認することによって判断してもよい。
以上のように、第2の実施の形態における商品管理システム2は、第1の実施の形態における商品管理システム1と同様の効果を得ることができる。
また、複数のアンテナ19が第1端末情報132を受信する際の受信状態に応じて、対象となる商品識別装置20のおおよその所在を検出し、その検出結果に応じて、対象となる商品識別装置20のおおよその所在を作業者に知らせることにより、作業者が、同時にすべての商品識別装置20を見渡すことができない状況であっても、予め、対象となる商品識別装置20のおおよその位置を知得することにより、目的の商品90をすばやく見つけることができる。
なお、作業者に商品識別装置20のおおよその所在を知らせる装置としては、報知ランプ50のような装置に限られるものではない。例えば、サーバ装置10との間で無線による情報の送受信が可能な携帯端末装置であってもよい。その場合、当該携帯端末装置の表示部に、対象となる商品識別装置20のおおよその所在を表示するようにすればよい。個々の作業者が装置を携帯することができるため、作業者は、自己の現在位置に関係なく、いつでも、商品識別装置20のおおよその所在を確認することができる。
<3. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、商品識別装置20に、互いに点灯色の異なる複数のLEDランプ24を設けて、作業者ごとに色分けして点灯させるようにしてもよい。すなわち、作業者は、自分に割り当てられている色のLEDランプ24が点灯している商品識別装置20のみ作業対象としてもよい。これにより、複数の作業者が同時に作業することができる。
また、各種情報の演算および加工は、サーバ装置10、商品識別装置20、および作業指示装置30のいずれで行われてもよい。ただし、商品管理システム1のようにサーバ装置10の情報処理部110が主にこれらの処理を行うことによって、商品識別装置20および作業指示装置30として、簡易な装置を用いることができるため、システム全体としてコストダウンを図ることができる。
また、商品識別装置20の電子ペーパー23aに当該商品識別装置20を識別するための識別子を表示するとともに、作業指示装置30の電子ペーパー33に作業内容ごとに該当する商品識別装置20の識別子を表示する(図17に示す作業指示情報135をそのまま表示する)ようにしてもよい。その場合、出庫処理において、LEDランプ24が点灯状態になっている商品識別装置20を発見した作業者は、当該商品識別装置20の識別子を作業指示装置30に表示されている作業指示情報135から見つけだし、当該識別子に関連づけられている作業内容(取り出す商品90の個数)を確認するようにしてもよい。これにより、作業者は、1つの商品90について作業を開始するための入力を商品管理システム1に与える必要がなくなる。
また、商品管理システム1,2において行われる作業は、入庫作業および出庫作業に限られるものではない。例えば、棚卸し作業などであってもよい。その場合であっても、作業者は、商品90の位置を意識する必要がないため、商品90を取り出した棚に正確に戻す必要がない。
また、商品情報において、生鮮食料品では産地情報を管理することで、産地別の出荷指示を行うこともでき、産地別の出荷停止があった場合でも、商品識別装置20に出荷停止表示を行う(または、その商品に関連づけられている商品識別装置20を出庫対象とする商品識別装置20として選択しない)ことで、作業者が誤って出荷することを防ぐことができる。
第1の実施の形態における商品管理システムの構成を示す図である。 商品識別装置および作業指示装置が取り付けられている様子を示す図である。 サーバ装置の構成とそれらの接続関係とを示す図である。 サーバ装置の機能構成をデータの流れとともに示すブロック図である。 商品識別装置の各構成とその接続関係とを示す図である。 作業指示装置の各構成とその接続関係とを示す図である。 第1の実施の形態における商品管理システムの動作のうち、主にサーバ装置の動作を示す流れ図である。 第1の実施の形態にけるサーバ装置の入庫処理の動作を示す流れ図である。 情報処理部により生成される商品データベースの一例を示す図である。 未使用状態の商品識別装置を示す図である。 サーバ装置から送信された指示情報を受信した商品識別装置の状態を例示する図である。 入庫作業が行われる様子を示す図である。 図9に示す商品データベースに商品が追加された例を示す図である。 出庫処理におけるサーバ装置の動作を示す流れ図である。 出庫処理におけるサーバ装置の動作を示す流れ図である。 オペレータによって入力される出庫情報の例を示す図である。 図16に示す出庫情報に基づいて生成される作業指示情報の例を示す図である。 作業指示装置における作業指示情報の表示例を示す図である。 出庫作業が行われる様子を示す図である。 作業指示装置の表示画面の例を示す図である。 作業指示装置の表示画面の例を示す図である。 作業指示装置の表示画面の例を示す図である。 作業指示装置の表示画面の例を示す図である。 作業指示装置の表示画面の例を示す図である。 作業指示装置の表示画面の例を示す図である。 第2の実施の形態における商品管理システムの構成を示す図である。 第2の実施の形態におけるサーバ装置の機能構成をデータの流れとともに示すブロック図である。 第2の実施の形態におけるサーバ装置の出庫処理の動作を示す流れ図である。 第2の実施の形態における商品管理システムによって出庫作業を行う様子を示す図である。
符号の説明
1,2 商品管理システム
10 サーバ装置
11 CPU
110 情報処理部
111 検出部
130 入庫情報
131 出庫情報
132 第1端末情報
133 第2端末情報
134 指示情報
135 作業指示情報
136 補助指示情報
14 固定ディスク
18 通信部
19,19aないし19h アンテナ
20,20aないし20f 商品識別装置
21 ICタグ
210 CPU
211 記憶装置
212 通信部
22 操作ボタン
23a,23b 電子ペーパー
24 LEDランプ
30,30a,30b 作業指示装置
31 ICタグ
310 CPU
311 記憶装置
312 通信部
32 操作ボタン
33 電子ペーパー
40 パレット
41 コンテナ
50,50aないし50l 報知ランプ
90,90aないし90e 商品

Claims (10)

  1. 商品が存在する箇所に取り付け可能な商品識別装置であって、
    サーバ装置との間で無線による情報の送受信を行う通信手段と、
    前記商品識別装置の所在を作業者に知らせる報知手段と、
    前記サーバ装置から送信された指示情報を前記通信手段が受信した場合において、前記指示情報に応じて、前記報知手段を制御する制御手段と、
    作業者による入力を受け付ける入力手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記入力手段により受け付けた前記入力に応じて送信情報を生成し、
    前記通信手段は、前記制御手段により生成された前記送信情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とする商品識別装置。
  2. 請求項1に記載の商品識別装置であって、
    商品情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記商品情報を表示する表示手段と、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記通信手段により受信した前記サーバ装置からの指示情報に応じて、前記記憶手段に商品情報を記憶させることを特徴とする商品識別装置。
  3. 商品管理システムであって、
    商品が存在する箇所に取り付け可能な1以上の商品識別装置と、
    前記1以上の商品識別装置との間で無線による情報の送受信が可能なサーバ装置と、
    を備え、
    前記サーバ装置が、
    新たに管理される商品についての固有情報と、前記1以上の商品識別装置のうち前記新たに管理される商品が存在する箇所に取り付けられる商品識別装置とを関連づけて、前記商品管理システムが管理する商品についての商品情報を生成するデータベース生成手段と、
    前記データベース生成手段により生成された前記商品情報を記憶する記憶手段と、
    前記管理する商品のうち作業者の作業対象となる商品についての作業情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された前記作業情報と、前記記憶手段に記憶された前記商品情報とに応じて、前記1以上の商品識別装置から前記作業対象となる商品が存在する箇所に取り付けられている商品識別装置を対象となる商品識別装置として選択し、前記対象となる商品識別装置に対する指示情報を生成する情報生成手段と、
    前記情報生成手段により生成された前記指示情報を、前記対象となる商品識別装置に無線により送信する第1通信手段と、
    を備え、
    前記1以上の商品識別装置のそれぞれが、
    前記サーバ装置との間で無線による情報の送受信を行う第2通信手段と、
    前記商品識別装置の所在を作業者に知らせる報知手段と、
    前記第1通信手段により送信された前記指示情報を前記第2通信手段が受信した場合において、前記指示情報に応じて、前記報知手段を制御する制御手段と、
    作業者による入力を受け付ける第1入力手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第1入力手段により受け付けた前記入力に応じて送信情報を生成し、
    前記第2通信手段は、前記制御手段により生成された前記送信情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とする商品管理システム。
  4. 請求項3に記載の商品管理システムであって、
    前記商品情報には、前記管理する商品の製造日を反映した日付情報が含まれており、
    同じ種類の商品が存在する箇所に複数の商品識別装置がそれぞれ取り付けられている場合、前記情報生成手段は、前記日付情報に応じて、前記製造日が先の商品が存在する箇所に取り付けられている商品識別装置を、前記対象となる商品識別装置として優先的に選択することを特徴とする商品管理システム。
  5. 請求項3に記載の商品管理システムであって、
    前記商品情報には、前記管理する商品の製造日を反映した日付情報が含まれており、
    前記情報生成手段は、前記日付情報に応じて、前記製造日からの経過期間が所定の期間以内の商品が存在する箇所に取り付けられている商品識別装置を、前記対象となる商品識別装置として選択することを特徴とする商品管理システム。
  6. 請求項3ないし5のいずれかに記載の商品管理システムであって、
    前記第1通信手段が、
    前記対象となる商品識別装置からの情報を受信する複数のアンテナを備え、
    前記サーバ装置が、
    前記複数のアンテナが前記情報を受信する際の受信状態に応じて、前記対象となる商品識別装置のおおよその所在を検出する検出手段を備え、
    前記検出手段による検出結果に応じて、前記対象となる商品識別装置のおおよその所在を作業者に知らせる補助報知手段をさらに備えることを特徴とする商品管理システム。
  7. 請求項6に記載の商品管理システムであって、
    前記補助報知手段は、前記サーバ装置から表示を切り換えることが可能な表示装置であり、
    前記表示装置は、作業者の所定の作業経路から見渡せる位置に配置されていることを特徴とする商品管理システム。
  8. 請求項6に記載の商品管理システムであって、
    前記補助報知手段は、前記サーバ装置との間で無線による情報の送受信が可能な携帯端末装置であり、
    前記携帯端末装置が、
    前記サーバ装置から受信した前記検出結果を示す情報に応じて、前記対象となる商品識別装置のおおよその所在を表示する表示手段を備えることを特徴とする商品管理システム。
  9. 請求項3ないし8のいずれかに記載の商品管理システムであって、
    商品に対する作業を終了した旨の入力を受け付ける第2入力手段をさらに備え、
    前記情報生成手段は、前記第2入力手段により受け付けた前記入力に応じて、前記記憶手段に記憶されている前記商品情報のうち前記作業を終了した商品についての商品情報を書き換えるとともに、前記作業を終了した商品が存在していた箇所に取り付けられている商品識別装置に対する指示情報を生成することを特徴とする商品管理システム。
  10. 請求項3ないし9のいずれかに記載の商品管理システムであって、
    前記サーバ装置との間で無線による情報の送受信が可能であるとともに、前記作業対象となる商品が存在する箇所に取り付けられる作業指示装置をさらに備え、
    前記情報生成手段は、前記作業情報に応じて、作業指示情報を生成し、
    前記第1通信手段は、前記情報生成手段により生成された前記作業指示情報を前記作業指示装置に送信し、
    前記作業指示装置が、
    前記サーバ装置から受信した前記作業指示情報を表示する表示手段を備えることを特徴とする商品管理システム。
JP2004147599A 2004-05-18 2004-05-18 商品識別装置、および商品管理システム Expired - Fee Related JP4593165B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004147599A JP4593165B2 (ja) 2004-05-18 2004-05-18 商品識別装置、および商品管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004147599A JP4593165B2 (ja) 2004-05-18 2004-05-18 商品識別装置、および商品管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005330020A JP2005330020A (ja) 2005-12-02
JP4593165B2 true JP4593165B2 (ja) 2010-12-08

Family

ID=35484943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004147599A Expired - Fee Related JP4593165B2 (ja) 2004-05-18 2004-05-18 商品識別装置、および商品管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4593165B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007094662A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Hitachi Electronics Service Co Ltd 機器特定システム及びidタグ
JP4531703B2 (ja) * 2006-01-13 2010-08-25 大井電気株式会社 荷役用パレット
WO2008125678A1 (de) * 2007-04-16 2008-10-23 Los Logistik Optimierung Supper Gmbh Vorrichtung zum kommissionieren von waren jedweder art
JP2010058973A (ja) * 2008-09-08 2010-03-18 Aioi Systems Co Ltd 表示器
JP2013028422A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Fujitsu Ltd 物品管理システム及び物品管理方法
JP6232389B2 (ja) * 2015-02-09 2017-11-15 東芝テック株式会社 物品管理システム
CN111369195A (zh) * 2020-03-06 2020-07-03 深圳市敏特达电子有限公司 货架物料实时显示***、方法及存储介质
CN111861316A (zh) * 2020-07-13 2020-10-30 深圳创维-Rgb电子有限公司 智能料架控制方法、装置及计算机可读存储介质
KR102215989B1 (ko) 2020-08-06 2021-02-16 쿠팡 주식회사 아이템 수거 정보를 제공하는 전자 장치 및 그 방법

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000306062A (ja) * 1999-04-22 2000-11-02 Duskin Co Ltd 発光素子付き非接触型無線idタグ
JP2003118813A (ja) * 2001-10-17 2003-04-23 Fuji Electric Co Ltd 簡易立体保管倉庫
JP2003233786A (ja) * 2002-02-08 2003-08-22 Toppan Printing Co Ltd ペーパー状不揮発性情報表示媒体及びこれを用いたリターナブルコンテナ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000306062A (ja) * 1999-04-22 2000-11-02 Duskin Co Ltd 発光素子付き非接触型無線idタグ
JP2003118813A (ja) * 2001-10-17 2003-04-23 Fuji Electric Co Ltd 簡易立体保管倉庫
JP2003233786A (ja) * 2002-02-08 2003-08-22 Toppan Printing Co Ltd ペーパー状不揮発性情報表示媒体及びこれを用いたリターナブルコンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005330020A (ja) 2005-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210319391A1 (en) Perpetual batch order fulfillment
JP5106544B2 (ja) ステータス情報を通信するためのシステムおよび方法
CN110422529B (zh) 一种货物自动运输的实现方法和***
JP3211526B2 (ja) ピッキングシステム
Yao et al. The impact of real-time data communication on inventory management
JP5034585B2 (ja) 出庫管理プログラム、出庫管理装置および出庫管理方法
KR20110027843A (ko) 픽킹 시스템 및 픽킹 방법
CN108140164B (zh) 出入库管理***、出入库管理方法以及程序
JP6556717B2 (ja) 持続的バッチ注文履行
JP2009075941A (ja) 工程管理方法、工程管理システムおよび工程管理装置
JP6608034B2 (ja) 物品管理システム及び物品管理モジュール
CN102314165A (zh) 工业生产线中基于plm的rfid控制***及方法
JP3581791B2 (ja) 物品管理システム、無線タグ、物品管理棚
JPWO2005110896A1 (ja) 倉庫管理システム
JP4593165B2 (ja) 商品識別装置、および商品管理システム
US20210133674A1 (en) Picking work assistance device and computer-readable recording medium having stored thereon picking work assistance program
JP2005335910A (ja) 製品物流管理システム
JP2008272266A (ja) 値札管理システム
JP2013252905A (ja) 物品の保管方法および物品保管設備
JP2006071411A (ja) 重量確認装置および検品システム
JP5351423B2 (ja) 物品管理システム
GB2455893A (en) Inventory control and location using RFID
WO2014183162A1 (en) System and method of dynamic labelling
JP2007193836A (ja) 電子棚札システム
JP3077936B2 (ja) 商品の選択管理方法及び選択管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070425

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100915

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4593165

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees