JP2007055351A - 脱線復旧装置付き鉄道車両 - Google Patents

脱線復旧装置付き鉄道車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2007055351A
JP2007055351A JP2005241018A JP2005241018A JP2007055351A JP 2007055351 A JP2007055351 A JP 2007055351A JP 2005241018 A JP2005241018 A JP 2005241018A JP 2005241018 A JP2005241018 A JP 2005241018A JP 2007055351 A JP2007055351 A JP 2007055351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic cylinder
piston rod
vehicle
hydraulic
lateral movement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005241018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4916146B2 (ja
Inventor
Saburo Kageyama
三郎 陰山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UNIVERSAL KIKI KK
Original Assignee
UNIVERSAL KIKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UNIVERSAL KIKI KK filed Critical UNIVERSAL KIKI KK
Priority to JP2005241018A priority Critical patent/JP4916146B2/ja
Publication of JP2007055351A publication Critical patent/JP2007055351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4916146B2 publication Critical patent/JP4916146B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

【課題】昇降用油圧シリンダと横移動用油圧シリンダとを備えた脱線復旧装置が設けられた鉄道作業車両において、横移動用油圧シリンダのピストンロッドに錆が発生することを防止して耐久性を向上させる。
【解決手段】横移動用油圧シリンダ10は、ピストンロッド19が軌道に向けて前進する姿勢で昇降用油圧シリンダ9に取り付けられており、横移動用油圧シリンダ10のピストンロッド19に車体フレーム7が取付けられている。脱線復旧装置6の不使用時に横移動用油圧シリンダ10のピストンロッド19は後退しているため、ピストンロッド19が錆びることはない。両シリンダ9,10にはフレキシブルホース31が接続されているが、フレキシブルホース31を接続される継手27を軌道の側に向けている。
【選択図】図5

Description

本願発明は、脱線復旧装置付き鉄道車両に関するものである。
鉄道車両のうち、磨耗したレールを削正する削正車、線路の曲がりやゲージ幅を修正する保線車、架線やレール等を交換する作業車、架線やレールの磨耗やズレ等を検査する測定車、作業用資材や作業員を運ぶ運搬車のような作業用車両は作業中等に脱線することがある。そこで、客車・貨車の運行ダイヤに支障をきたすことなく迅速に線路に戻しうるように、車両自体に脱線復旧装置を設けることが行われている。
その例が特許文献1に記載されている。すなわち、この特許文献1は線路の高さや曲がりを修正する保線車両に関するもので、脱線復旧装置は昇降用油圧シリンダと横移動用油圧シリンダとを備えており、昇降用ジャッキの駆動と横移動用油圧シリンダの駆動との組み合わせにより、脱線した車両を線路に戻すように構成されている。
特公平7−115638号公報
特許文献1では、横移動用油圧シリンダは、そのピストンロッドが軌道の外側に向けて前進動するような姿勢で配置されているが、この構成では、脱線復旧装置を使用していない通常時に横移動用油圧シリンダのピストンロッドが露出したままになるため、ピストンロッドが錆やすいという問題があった。
すなわち、脱線復旧装置の不使用時には昇降用シリンダは邪魔にならないように軌道の内側に入り込むように後退させているのであり、このように昇降用シリンダを内側に後退させている時間が遥かに長いのであるが、特許文献1のように移動用油圧シリンダのピストンロッドが軌道の外側に向けて前進する構成では、昇降用シリンダを軌道の内側に向けて後退させるとピストンロッドは露出した状態になり、このため、ピストンロッドに錆が発生しやすくなのである。
また、昇降用シリンダが水平移動することと、昇降用シリンダが鉛直姿勢から水平姿勢に変更することとを許容するため、脱線復旧装置への油圧の給排はフレキシブルホースによって行われるが、特許文献1では、脱線復旧装置におけるフレキシブルホースの接続口が車両の外側(軌道の外側)に向いているため、フレキシブルホースが車両の外側に向けてはみ出る傾向を呈し、このため、脱線復旧作業時等において継手やフレキシブルホースに物が当たりやすくなるという不具合もあった。
本願発明は、このような現状を改善することを課題とするものである。
請求項1の発明は、車両本体のうち進行方向に向かって左右両側部の下面個所に、昇降用ジャッキと横移動用シリンダとを有する脱線復旧装置が配置されている鉄道車両において、前記昇降用ジャッキの上端に設けたベース体で車両本体を横移動自在に支持していると共に、前記ベース体に、前記横移動用シリンダを、ピストンロッドが平面視で軌道の方に向いて前進動する姿勢で取付けており、この横移動用シリンダのピストンロッドに車両本体を取付けている。
請求項2の発明は、請求項1において、前記昇降用ジャッキと横移動用シリンダとは共に油圧方式である一方、前記車両本体には脱線復旧装置の油圧シリングを駆動する油圧ユニットが搭載されており、油圧シリンダを駆動する油圧回路のうち車両本体に設けた配管中継部と前記両油圧シリンダとの間の部分がフレキシブルホースが構成されており、更に、両油圧シリンダに対するフレキシブルホースの接続口が軌道の側に向いている。
本願発明によると、昇降用ジャッキを軌道の内部側に後退させると横移動用シリンダのピストンロッドは後退し切った状態になる。このため、脱線復旧装置を使用していない通常時に横移動用シリンダのピストンロッドが露出することはなく、このためピストンロッドに錆が発生する不具合はなくて耐久性を向上できる。
また、請求項2のように構成すると、フレキシブルホースに接続するため脱線復旧装置に設けた接続口は軌道の内部側に向いているため、フレキシブルホースが車両の外側に向けてはみ出ることはなく、このため、脱線復旧作業中等において継手やフレキシブルホースに物が引っ掛かるような不具合を防止又は著しく抑制できる。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(1).概要
図1は本願発明を適用した作業車両群を簡単に表示しており、(A)は概略平面図、(B)は側面図である。作業車両群は、主作業車両aと補助車両bと補給車両cの3台の車両で構成されている。主作業車両aは、進行方向に向いた前後2台の台車1を備えており、両台車1はそれぞれ2本の車軸2と4つの車輪3を備えている。
また、補助車両bは後部寄りに位置した部位に主作業車両aと同様の2軸4輪方式の台車1を設けている。補給車両Cの台車4は車軸2が1本しかない1軸2輪方式になっている。隣り合った車両a,b,cは連結器5で連結されている。このため、補助車両bと補給車両cは1つの台車1,4しか備えていなくても安定して走行できる。
各車両a,b,cは脱線復旧装置6を備えている。脱線復旧装置6は台車1,4の外側に配置されており、従って、主作業車両aは前後2対で合計4個の脱線復旧装置6を備えており、補助車両b及び補給車両cは一対ずつの脱線復旧装置6を備えている。いずれにしても、各脱線復旧装置6の構造は共通している。ここでは、主作業車両aの脱線復旧装置6を取り上げて説明する。
(2).脱線復旧装置の詳細
図2は図1(B)の II-II視概略断面図である(台車1の詳細は省略している)。この図2に示すように、主作業車両aは車両本体の骨組みを構成する車体フレーム7を備えており、車体フレーム7のうち進行方向に向かって左右両側部の下面に補強部材8を固定し、この補強部材8に脱線復旧装置6を設けている。次に、図3以下の図面も参照して脱線復旧装置6について説明する。図3のうち(A)は脱線復旧装置6の平面図、(B)は油圧回路図、図4のうち(A)は図3(A)のIVA-IVA 視図、(B)は図3(A)のIVB-IVB 視図、図4は図3(A)の V-V視断面図である。
脱線復旧装置6は、昇降用ジャッキの一例としての昇降用油圧シリンダ9と、主作業車両aを線路Rと交差した方向に横移動させるための横移動用油圧シリンダ10とを備えている。昇降用油圧シリンダ9は断面略角形で下向きに下降するピストンロッド11を備えており、ピストンロッド11の下端には支持板11aを設けている。
昇降用油圧シリンダ9の上端は補強板12を介して板状のベース体13に取付けられている。補強板12は、平面視で線路Rと直交した方向に延びる2本のピン14でベース体13に取付けられている。この場合、図4(A)において右側に位置した一方のピン14を抜き差し自在な構成として、この一方のピン14を抜くと、昇降用油圧シリンダ9が他方のピン14を中にして鉛直姿勢から線路Rと同じ方向に延びる水平姿勢まで回動させることができる。昇降用油圧シリンダ9は図示しないロック装置によって水平姿勢に保持される。
ベース体13と車体フレーム7とは線路Rと直交した水平方向に相対動するように構成されているが、本実施形態では、両者を相対動させる手段として、スライダー15とレール16とを抜け不能でスライド自在に嵌め合わせてなる直動式ガイド機構を採用しており、ベース体13には左右一対のスライダー15を固定し、車体フレーム7の補強部材8には左右のレール16がスペーサ17を介して固定されている。
ベース体13の上方の空間には、横移動用油圧シリンダ10がピストンロッド19を軌道側に向けた姿勢で配置されている。横移動用油圧シリンダ10のうち軌道側に位置した端部には線路Rと同じ方向に張り出した左右横向きのピン20が突出しており、このピン20がベース体13に固定した左右の軸受部材21に嵌め込まれている。更に、横移動用油圧シリンダ10のピストンロッド19の先端は、車体フレーム7の補強部材8に固定したブラケット22に取付けたロッド23に固定されている。ロッド23はその軸心回りに回転可能な状態でブラケット22に嵌め込まれている。
昇降用油圧シリンダ9及び横移動用油圧シリンダ10には、ピストンロッド11,19を前後動させるための配管24,25が接続されている。昇降用油圧シリンダ9の配管24は昇降用油圧シリンダ9に固定した第1継手ブロック26に接続されており、横移動用油圧シリンダ10の配管25は、ベース体13に固定した第2継手ブロック27に接続されている一方、車体フレーム7には配管中継部の一例としての中継ブロック(電磁ソレノイドであっても良い)28が固定されており、継手ブロック24の継手27と中継ブロック28の継手30とがフレキシブルホース31で接続されている。
この場合、図5から容易に理解できるように、両継手ブロック26,27に設けた継手27は軌道の内部側に向けて開口している一方、中継ブロック28の継手30は軌道の外側に向けて開口している。従って、フレキシブルホース31は常に継手ブロック26,27と中継ブロック28との間に配置されており、このため、フレキシブルホース31に物が引っ掛かるといったことはない。
昇降用油圧シリンダ9及び横移動用油圧シリンダ10駆動する油圧回路を図3(B)で簡単に表示している。本実施形態では、主作業車両aには、脱線復旧装置に専用の第1油圧ユニット33と作業に使用する第2油圧ユニット34とが搭載されており、いずれの油圧ユニット33,34も脱線復旧装置6に使用できるようになっている。
油圧ユニット33,34はタンク35と油圧ポンプ36とを備えており、回路中には、第1油圧ユニット33と第2油圧ユニット34との使用を切り換えるメイン電磁ソレノイド37と、昇降用油圧シリンダ9に対する油圧の流れを変える第1電磁ソレノイド38と、横移動用油圧シリンダ10に対する油圧の流れを変える第2電磁ソレノイド40と、各油圧シリンダ9ごとに設けたカウンターバランスバルブ39と、各油圧シリンダ9ごとに設けた流量調節弁41とが介在している。
メイン電磁ソレノイド37は2つ表示しているが、1個のみとすることも可能である。油圧ユニットが1つしかない場合は、当然ながらがメイン電磁ソレノイド37は存在しない。各電磁ソレノイド37,38,40の配置場所には特に限定はなく、既述のように、中継ブロック28を第1電磁ソレノイド38及び第2電磁ソレノイド40並びにカウンターバランスバルブ39,流量調節弁41で構成して、流量調節弁41のポートと継手ブロック26,27とをフレキシブルホース31で接続することも可能である。
カウンターバランスバルブ39は、圧油を送るパイプと戻り油を送るパイプとの両方に圧力がかかっていないと油を流さないバルブであり、このため、いずれかのパイプ(或いはフレキシブルホース)が事故等によって切断している場合や、いずれかのパイプが事故等で潰れている場合は油は流れない。図ではカウンターバランスバルブ39を流量調節弁41の上流側に配置しているが、逆の配置にすることも可能である。
図4(B)及び図5に示すように、継手ブロック26,27にもカウンターバランスバルブ39を設けている。このため、例えばフレキシブルホース31が破れたりパイプが破損したりしてもシリンダ9,10から油が抜け出てしまうことはなく、車体が傾いたり転倒したりする事故を防止できる。このようにシリンダ9,10に近接してカウンターバランスバルブ39を設ける場合、カウンターバランスバルブ39を露出して設けることも可能であるが、カウンターバランスバルブ39自体が事故で損傷することを防止するため、継手ブロック26,27に内蔵したり、頑丈なカバーで覆うことが好適である。
(3).復旧作業及び制御
主作業車両aが脱線したら、先ず、脱線した個所に設けた一対の昇降用油圧シリンダ9を脱線した側に寄せてから、図2に一点鎖線で示すように、地面(或いは枕木の上)に置いた角材等の受け材42の上に昇降用油圧シリンダ9のピストンロッド11を下降させることによって主作業車両aを持ち上げる。次いで、一対の横移動用油圧シリンダ10を同期して駆動することによって主作業車両aを横移動し、次いで主作業車両aを下降させて車輪3を線路Rに載せる。
車輪3が線路Rから離反している距離が横移動用油圧シリンダ10のストロークよりも大きい場合は、主作業車両aの昇降と横移動とを何回かに分けて行えば良い。
主作業車両aにおける両台車1の車輪3が脱線している場合は、それぞれの台車1の個所において上記と同じ操作を繰り返す。また、補助車両b又は補給車両cが脱線している場合は、これらの車両では台車1,4は1つしかないので、それぞれ台車1,4の個所において上記した作業を行えば良い。
詳細は省略するが、脱線復旧装置6は、昇降用油圧シリンダ9のピストンロッド11が上昇し切った状態を検知するセンサー(リミットスイッチ)、昇降用油圧シリンダ9が格納位置に後退し切った状態を検知するセンサー、昇降用油圧シリンダ9が格納位置から前進し切った状態を検知するセンサーを備えており、昇降用油圧シリンダ9はピストンロッド11が上昇し切った状態でないと水平姿勢に回動できないようになっている。
各シリンダ9,10の操作は、例えば車両に設けたスイッチを手動でON・OFF操作して行うことも可能であるが、本実施形態では、図2に簡単に示す持ち運び式の操作盤44を用いて遠隔的に行うようにしている。この操作盤44には電源コード45が接続されており、電源コード45には、車両に設けたコネクタ46に接続するためのプラグ47を設けている。コネクタ46は各脱線復旧装置6の近傍に設けているため、安全な場所を選んで操作できる。
操作盤44には、電源スイッチ48、昇降用シリンダ9と横移動用シリンダ10とを選択するシリンダ切り換えスイッチ49、個別駆動と同期駆動とを切り換える操作切り換えスイッチ50、上下方向と左右方向とに回動できる操作レバー51及びパイロットランプ52が設けられており、電源スイッチ48をONにしてから駆動するシリンダを選択し、次いで、操作レバー51を上下方向又は左右方向に回動させることにより、車両の昇降や横移動を行える。操作レバー51を回動させると電磁ソレノイド38,40がON・OFFされていずれかのシリンダ9,10が駆動される。
例えば脱線した車両が傾いている場合や傾斜地で脱線している場合は、一対の昇降用シリンダ9を脱線している側に寄せてから、一対の昇降用シリンダ9を個別に下降させて受け部材13を介して接地させ、次いで、車両が水平になるように片方の昇降用シリンダ9を個別に駆動し、それから一対の昇降用シリンダ9を同期して駆動することによって車両を水平状態のままで上昇させ、次いで横移動させて線路の上方に戻し、それから、一対の昇降用シリンダ9を同期して駆動することによって車両を下降させる、という手順を踏むことになる。
操作盤44による電磁ソレノイド38,40の駆動は電源コード45と一緒に束ねた信号線を介して行っても良いし、無線によってリモコン方式で行ってもよい(コストと確実性の点からは、有線方式が好ましい)。いずれにしても、本実施形態では操作盤44は車両a,b,cから大きく離れた場所で操作できるため、復旧作業を安全に行える利点がある。また、各車両a,b,cの脱線復旧装置6の個所ごとに電源用コネクタ46を設けておくと、作業能率を向上できる利点がある。なお、昇降用油圧シリンダ9と横移動用油圧シリンダ10は選択的にしか駆動できないため、両者を同時に駆動することによる事故を防止できる。
ところで、油圧シリンダでピストンロッドを前後動させるにおいて、ピストンロッドの存在により、前進時と後退時とでシリンダの内部の単位長さ当たりの空所容量は相違するため、ピストンロッドの前進状態と後退状態とでシリンダの内部に流れる単位時間当たり油量が同じであると、ピストンロッドの速度は前進時と後退時とで相違する(前進速度よりも後退速度が速くなる)。他方、車両を横移動させるにおいては、一対の横移動用油圧シリンダ10のピストンロッド19が同じ速度で動くように制御する必要がある。
そして、本実施形態では、一対の横移動用油圧シリンダ10は軌道を挟んで対称に配置されているため、車両を横移動させるに際しては、一方の横移動用油圧シリンダ10ではピストンロッド19が前進し、他方の横移動用油圧シリンダ10ではピストンロッド19が後退動することになる。そこで、両横移動用油圧シリンダ10のピストンロッド19が同じ速度で前後動するように、流量調節弁41により、前進時と後退時とでピストンロッド19の速度が同じになるように調節している。
なお、図3(B)に一点鎖線で示すように、一方の横移動用油圧シリンダ10はピストンロッド19が軌道側に前進するように配置し、他方の横移動用油圧シリンダ10はピストンロッド19が車体の外側に向けて前進するように配置することも可能であり、この場合は、両方の横移動用油圧シリンダ10に同じ量の油を送ったら良い。
本実施形態のように複数の車両で作業群が編成されている場合、油圧ユニットは各車両ごとに搭載しても良いし、他の車両の油圧ユニットを使用しても良い。単独で使用することがある車両の場合は、専用又は作業兼用の油圧ユニットを搭載する必要があるが、複数の車両が常にセットで使用される場合は、いずれか1つの車両のみに油圧ユニットを搭載することも可能である。
(4).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、横移動用シリンダ及び昇降用油圧シリンダは必ずしも油圧式には限らず、電磁シリンダやねじ式のシリンダを採用することも可能である(ねじ式のシリンダの場合はねじ軸がピストンロッドに相当する)。また、昇降用油圧シリンダ及び横移動用油圧シリンダは1カ所に複数本設けることも可能である。
本願発明を適用した車両群の概要を示す図である。 図1の II-II視断面図である。 (A)は脱線復旧装置の平面図、(B)は油圧回路図である。 図3(A)のIVA-IVA 視図及びIVB-IVB 視図である。 図3(A)の V-V視断面図である。
符号の説明
a,b,c 作業用車両
1,4 台車
3 車輪
5 連結器
6 脱線復旧装置
9 昇降用油圧シリンダ
10 横移動用油圧シリンダ
11 昇降用油圧シリンダのピストンロッド
13 ベース体
19 横移動用油圧シリンダのピストンロッド
26,27 継手ブロック
27 シリンダ側の継手
28 車両本体に受けた中継ブロック
31 フレキシブルホース
44 操作盤

Claims (2)

  1. 車両本体のうち進行方向に向かって左右両側部の下面個所に、昇降用ジャッキと横移動用シリンダとを有する脱線復旧装置が配置されている鉄道車両であって、
    前記昇降用ジャッキの上端に設けたベース体で車両本体を横移動自在に支持していると共に、前記ベース体に、前記横移動用シリンダを、ピストンロッドが平面視で軌道の方に向いて前進動する姿勢で取付けており、この横移動用シリンダのピストンロッドに車両本体を取付けている、
    脱線復旧装置付き鉄道車両。
  2. 前記昇降用ジャッキと横移動用シリンダとは共に油圧シリンダ方式である一方、
    前記車両本体には脱線復旧装置の油圧シリングを駆動する油圧ユニットが搭載されており、油圧シリンダを駆動する油圧回路のうち車両本体に設けた配管中継部と前記両油圧シリンダとの間の部分がフレキシブルホースが構成されており、更に、両油圧シリンダに対するフレキシブルホースの接続口が軌道の側に向いている、
    請求項1に記載した脱線復旧装置付き鉄道車両。
JP2005241018A 2005-08-23 2005-08-23 脱線復旧装置付き鉄道車両 Active JP4916146B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005241018A JP4916146B2 (ja) 2005-08-23 2005-08-23 脱線復旧装置付き鉄道車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005241018A JP4916146B2 (ja) 2005-08-23 2005-08-23 脱線復旧装置付き鉄道車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007055351A true JP2007055351A (ja) 2007-03-08
JP4916146B2 JP4916146B2 (ja) 2012-04-11

Family

ID=37919216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005241018A Active JP4916146B2 (ja) 2005-08-23 2005-08-23 脱線復旧装置付き鉄道車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4916146B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100809040B1 (ko) 2007-07-18 2008-03-03 주식회사 이건 철도차량용 탈선복구장치
KR100928698B1 (ko) * 2007-11-28 2009-11-27 한국철도공사 장대레일의 재설정을 위한 장치
KR101013160B1 (ko) * 2008-10-22 2011-02-10 최재관 철도차량의 탈선복구장치
KR200454572Y1 (ko) 2009-02-27 2011-07-13 현대로템 주식회사 철도차량용 하부지지틀 구조체
JP2011225316A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Hosen Kiki Seibi Kk 脱線復旧用ジャッキ装置
WO2015025560A1 (ja) * 2013-08-23 2015-02-26 三菱重工業株式会社 脱線復旧装置、保守用車両、及び脱線復旧方法
CN104773187A (zh) * 2014-12-01 2015-07-15 金鹰重型工程机械有限公司 一种车载液压复轨装置
KR101546716B1 (ko) 2014-03-14 2015-08-24 한국철도기술연구원 철도차량 탈선 복구장비 및 그 방법
CN108839669A (zh) * 2018-09-06 2018-11-20 靳宗宝 一种用于机车或车辆复轨救援的方法及结构

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6838722B2 (ja) * 2016-09-21 2021-03-03 ユニバーサル機器株式会社 脱線復旧装置付き鉄道車両

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4855510A (ja) * 1971-11-13 1973-08-04
JPS63155765A (ja) * 1986-12-19 1988-06-28 Fujitsu Ltd 半導体装置
JPS63184553A (ja) * 1987-01-24 1988-07-30 Fuji Heavy Ind Ltd アウトリガ−
JPH0331044A (ja) * 1989-06-29 1991-02-08 Yasumoto Hirayasu トレーラジャッキのエア駆動装置
JPH06219276A (ja) * 1993-01-25 1994-08-09 Hashizume Kiko Kk 鉄道の保線車両の脱線回復装置
JP2001261289A (ja) * 2000-03-21 2001-09-26 East Japan Railway Co 脱線復旧用ジヤッキ装置
US6926305B2 (en) * 2002-05-10 2005-08-09 Jeffrey Daniel Air, electric and hydraulic landing gear jack
JP2006142894A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Tokio:Kk レール運搬等多目的車輌の脱線復旧装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4855510A (ja) * 1971-11-13 1973-08-04
JPS63155765A (ja) * 1986-12-19 1988-06-28 Fujitsu Ltd 半導体装置
JPS63184553A (ja) * 1987-01-24 1988-07-30 Fuji Heavy Ind Ltd アウトリガ−
JPH0331044A (ja) * 1989-06-29 1991-02-08 Yasumoto Hirayasu トレーラジャッキのエア駆動装置
JPH06219276A (ja) * 1993-01-25 1994-08-09 Hashizume Kiko Kk 鉄道の保線車両の脱線回復装置
JP2001261289A (ja) * 2000-03-21 2001-09-26 East Japan Railway Co 脱線復旧用ジヤッキ装置
US6926305B2 (en) * 2002-05-10 2005-08-09 Jeffrey Daniel Air, electric and hydraulic landing gear jack
JP2006142894A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Tokio:Kk レール運搬等多目的車輌の脱線復旧装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100809040B1 (ko) 2007-07-18 2008-03-03 주식회사 이건 철도차량용 탈선복구장치
KR100928698B1 (ko) * 2007-11-28 2009-11-27 한국철도공사 장대레일의 재설정을 위한 장치
KR101013160B1 (ko) * 2008-10-22 2011-02-10 최재관 철도차량의 탈선복구장치
KR200454572Y1 (ko) 2009-02-27 2011-07-13 현대로템 주식회사 철도차량용 하부지지틀 구조체
JP2011225316A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Hosen Kiki Seibi Kk 脱線復旧用ジャッキ装置
WO2015025560A1 (ja) * 2013-08-23 2015-02-26 三菱重工業株式会社 脱線復旧装置、保守用車両、及び脱線復旧方法
JP2015040022A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 三菱重工業株式会社 脱線復旧装置、保守用車両、及び脱線復旧方法
KR101546716B1 (ko) 2014-03-14 2015-08-24 한국철도기술연구원 철도차량 탈선 복구장비 및 그 방법
CN104773187A (zh) * 2014-12-01 2015-07-15 金鹰重型工程机械有限公司 一种车载液压复轨装置
CN108839669A (zh) * 2018-09-06 2018-11-20 靳宗宝 一种用于机车或车辆复轨救援的方法及结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4916146B2 (ja) 2012-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4916146B2 (ja) 脱線復旧装置付き鉄道車両
US5868078A (en) Road and rail vehicle using rail wheel drive and apparatus
KR100809040B1 (ko) 철도차량용 탈선복구장치
KR101908687B1 (ko) 선로주행유닛이 구비된 무한궤도 굴삭기
FI79876B (fi) Verktygsanordning foer understoppning, nivellering och sidoriktning.
CN102126505B (zh) 一种车钩开启装置
US5619931A (en) Road and rail using rail wheel drive and apparatus
JP4416713B2 (ja) 軌陸作業機
JP6838722B2 (ja) 脱線復旧装置付き鉄道車両
KR101232224B1 (ko) 고소작업용 작업차
JP4270401B2 (ja) 鉄道用保守車両
CN203958293U (zh) 一种全液压转向无砟轨道长钢轨铺设牵引车
US6598538B2 (en) Rail wheel stop mechanism for road/rail vehicle
RU144770U1 (ru) Машина технической помощи неисправным и аварийным трамваям
KR200456181Y1 (ko) 고속철도차량 차축 베어링 고착시 이동용 조립식 보조트럭
RU2411137C1 (ru) Транспортное средство на комбинированном ходу
CN112110375B (zh) 转向架卸装设备
KR100581615B1 (ko) 철도 및 지하철 선로작업용 가변차륜카
KR100495029B1 (ko) 철도차량의 탈선복구장치
KR200182256Y1 (ko) 철도차량의 탈선복구장치
KR102550570B1 (ko) 철도자재 운송시스템과 철도용 도상패널(사전제작형 pst) 운송방법 그리고 철도용 레일 운송방법 및 유지보수시 도상패널을 이용하는 운송방법
JP3438161B2 (ja) 軌陸両用車両
CN220996048U (zh) 铁路用装载机平台牵引车
CN219045070U (zh) 用于道岔的转运装置
RU98356U1 (ru) Транспортное средство для передвижения по автомобильным и железным дорогам

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4916146

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250