JP2007055187A - 画像記録装置及び画像記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体と当該記録媒体を載置して搬送する搬送機構の搬送部材との色が近似していても記録媒体に対する画像記録位置を高精度に制御すること。
【解決手段】搬送機構20のベルト26の検出孔39がラインセンサ33の下方に到達するタイミングで、記録媒体21の透過光(検出光)を検出したラインセンサ33から出力される光量検出信号を有効とし、この有効とした光量検出信号に基づいて記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報を求め、画像記録部28の各インクジェットヘッド29〜32から噴射されるK、C、M、Yの各色の各インクの噴射位置を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば搬送機構により搬送される記録媒体に対してインクを着弾させて画像記録を行う画像記録装置に係わり、記録媒体に対する記録位置の精度を高めた画像記録装置及び画像記録方法に関する。
図20は特許文献1に開示されている画像形成装置における紙端検知に係わる部分の構成図を示す。2本のローラ1、2の間に転写ベルト3が架張されている。この転写ベルト3上には用紙4が吸着され、この転写ベルト3の移動により用紙4が搬送方向Aに搬送される。転写ベルト3の上流側には、用紙4の先端及び左右端を検出するラインセンサ5が設けられている。このラインセンサ5の検知出力は、紙端検知6に送られる。
用紙4が転写ベルト3の上流側から供給されると、この転写ベルト3上に用紙4が吸着され、この転写ベルト3の移動により用紙4が搬送方向Aに搬送される。ラインセンサ5は、搬送される用紙4の先端及び左右端を検出する。用紙4上への画像形成は、ラインセンサ5により検出された用紙4の先端及び左右端の用紙の位置に対応するタイミングでK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)の各色成分の画像形成が行われる。画像形成が行われた用紙4は、装置外に搬出され、例えば排出側トレー内に積載される。
図21は特許文献2に開示されている画像形成装置の概略構成図を示す。各ローラ7a、7b、7c間に中間転写材8が架張されている。この中間転写材8の非画像領域にスリット9が設けられ、このスリット9の上方にレジストレーションセンサ10が設けられている。このレジストレーションセンサ10とスリット9との延長上に反射板11が設置されている。レジストレーションセンサ10は、例えばK、C、M、Yの各色の重ね合わせの同期を取るためのもので、非画像領域にK、C、M、Yの各色毎に形成されたレジストレーションパターンを読み取る。このレジストレーションセンサ10は、中間転写材8のスリット9が通過する際、反射板11からの反射光を検出し、この反射光量からレジストレーションセンサ10の汚れを判断する。ローラ(転写ローラ)7cには、ローラ7dが付設され、これらローラ7c、7dの間に転写体12が送られる。
中間転写材8には、K、C、M、Yの各色の各感光ドラムが接触しており、これら感光ドラムからの可視画像の転写を受ける。この中間転写材8に転写された可視画像は、当該中間転写材8の搬送により転写体12にカラー可視画像として転写される。
特開平10−186951号公報 特開2003−307900号公報
特許文献1におけるラインセンサ5は、転写ベルト3の上方に設けられているために、転写ベルト3の表面状態の影響を直接受ける。例えば、転写ベルト3上にインクによる汚れや紙片等の異物が付着していると、ラインセンサ5は、転写ベルト3上のインクによる汚れや異物を用紙4と誤検出するおそれがある。又、用紙4が転写ベルト3の色と近似した色を有していたり、転写ベルト3の反射率と同等の反射率を有していると、ラインセンサ5は、転写ベルト3と用紙4とを識別することが難しくなり、転写ベルト3上の用紙4を検出できなくなる。このため、用紙4に形成する画像の位置を精度高く決定することができなくなる。
特許文献2におけるレジストレーションセンサ10は、中間転写材8の非画像領域の上方に設けられているために、転写体12そのものの検出を行っていない。このため、転写体12の先端等の端部の検出精度を高めることは到底不可能であり、かつ中間転写材8における画像を転写させる画像形成領域がインク等により汚れた場合、レジストレーションセンサ10は、レジストレーションパターンと汚れとを誤検出するおそれがある。又、レジストレーションセンサ10の検出領域において汚れ等に対する補正は可能であるが、中間転写材8のそのものに汚れがある場合には、レジストレーションパターンを正確に検出できず、誤検出するおそれがある。
そこで本発明は、記録媒体と当該記録媒体を載置して搬送する搬送機構の搬送部材との色が近似していても記録媒体に対する画像記録位置を高精度に制御できる画像記録装置及び画像記録方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像記録装置は、記録媒体を載置する搬送部材を移動させて記録媒体を搬送する搬送機構と、搬送機構により搬送される記録媒体の搬送量を含む搬送情報を生成する搬送情報生成部と、搬送機構により搬送される記録媒体に対して画像記録を行う画像記録部と、を有する画像記録装置であって、搬送部材に対して記録媒体の搬送方向に設けられた複数の孔と、画像記録部よりも記録媒体の搬送方向の上流側に設けられ、記録媒体を載置して移動している搬送部材及び記録媒体に対して光を照射する投光部と、投光部から照射された光及び光に基づく検出光を検出する媒体検出部と、少なくとも搬送機構、画像記録部及び媒体検出部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の画像記録方法は、搬送部材上に記録媒体を載置して搬送部材の移動により記録媒体を搬送させる過程で記録媒体に対して画像記録を行う画像記録方法であって、
記録媒体を検出する媒体検出部の下方に搬送部材に設けられた複数の検出孔が到達したか否かを判断し、検出孔が媒体検出部の下方に到達するタイミングで記録媒体を検出した際の媒体検出部から出力される検出信号を有効とし、当該有効とした検出信号に基づいて記録媒体の少なくとも一側端の位置情報を求め、位置情報に基づいて記録媒体に対して画像記録する位置を制御する、ことを特徴とする。
本発明は、記録媒体と当該記録媒体を載置して搬送する搬送機構の搬送部材との色が近似していても記録媒体に対する画像記録位置を高精度に制御できる画像記録装置及び画像記録方法を提供できる。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は画像記録装置の外観構成図を示す。搬送機構20は、供給側から供給される記録媒体21を吸着保持して搬送方向Bに向けて搬送するもので、プラテン22と、このプラテン22の両端部にそれぞれ回転可能に設けられた駆動用ローラ23及び従動ローラ24と、テンションローラ25と、これらローラ23〜25に架張された搬送部材としてのベルト26とを有する。駆動用ローラ23には、駆動モータ27が接続されている。この駆動モータ27が駆動すると、この駆動モータ27の回転が駆動用ローラ23に伝達され、これによりベルト26は、搬送動作を行う。
画像記録部28が搬送機構20の上方に設けられている。この画像記録部28は、搬送機構20により搬送される記録媒体21に対してカラーの画像記録を行うもので、K、C、M、Yの各色の各インクジェットヘッド29〜32を有する。これらインクジェットヘッド29〜32は、それぞれK、C、M、Yの各色の各インクを噴射する。
媒体検出部としてのラインセンサ33が搬送機構20の上方でかつ画像記録部28よりも上流側に設けられている。このラインセンサ33の検出領域内でかつ当該ラインセンサ33の鉛直下方のプラテン22内には、ラインセンサ33に対向してライン状の照明光(以下、ライン照明光と称する)Lを投光する投光部34が設けられている。しかるに、ラインセンサ33は、投光部34からライン照明光Lを投光されたときの少なくとも記録媒体21を透過した透過光(検出光)やベルト26で照明光L1を遮られたときのベルト表面などを検出し、これらの光量に応じた光量検出信号を出力する。このラインセンサ33から出力された光量検出信号に基づいて後述する側端情報生成部61によって記録媒体21の両側端位置を検出するものとなる。このラインセンサ33は、記録媒体21の最大媒体幅WMAXよりも長いライン長を有する。このラインセンサ33は、例えば2本のラインセンサ、例えば左側ラインセンサ33aと右側ラインセンサ33bとを1ライン状に連結して設けて、記録媒体21の最大媒体幅WMAXよりも長いライン長を確保している。ラインセンサ33が記録媒体21の最大媒体幅WMAXよりも長いライン長を有していれば、1本のラインセンサ33を用いればよい。このラインセンサ33は、例えば一般的なコンタクトイメージセンサを用いる。
図2乃至図4は搬送機構20におけるラインセンサ33の設置周辺の構成図を示し、図2はプラテン22の構造を示す斜視図、図3はプラテン22の構造を示す上面図、図4はラインセンサ33及びプラテン22の配置図を示す。プラテン22における画像記録部28よりも上流側には、投光部34を形成する長方形の開口部35が設けられている。この開口部35は、記録媒体21の搬送方向Bに対して垂直方向にライン状に形成されている。この開口部35は、記録媒体21の最大媒体幅WMAXよりも長いライン長Wと、所定の幅Wに形成されている。この開口部35は、プラテン22内に設けられた導光穴36に連通している。この導光穴36は、プラテン22の表面に対して鉛直方向の下方に向い、かつ例えば角度90°折れ曲がって形成されている。この導光穴36の奥壁36aには、ライン光源37が設けられている。このライン光源37は、例えば白色のライン照明光Lを出力する。又、導光穴36の折れ曲がり部には、平面の鏡面からなる反射面38が設けられている。この反射面38は、ライン光源37から出力されるライン照明光Lの光軸に対して角度θ(=45°)だけ傾いて設けられている。従って、ライン光源37から出力されたライン照明光Lは、反射面38により角度θ(=45°)で反射し、開口部35から出射される。
ベルト26には、長方形状に形成された複数の検出孔39がそれぞれ搬送方向Bに対して垂直方向に所定間隔毎に設けられている。図5はベルト26に設けられた各検出孔39と記録媒体21との大きさの関係を示す。当該装置では、各インクジェットヘッド29〜32の配置方向(Y方向)を主走査方向とし、この主走査方向に対して垂直な搬送方向Bを副走査方向(X方向)とする。ここで、Haは各検出孔39の主走査方向幅、Hbは各検出孔39の副走査方向の間隔、Hcは各検出孔39の走査方向幅を示し、WMAXは記録媒体21の最大媒体幅、WMINは記録媒体21の最小媒体幅、LMINは記録媒体21の最小媒体長さを示す。
各検出孔39は、ラインセンサ33により記録媒体21の両側端位置を検出するのに必要な大きさ及び位置関係を有する。具体的に説明すると、各検出孔39の主走査方向幅Haは、記録媒体21の最大媒体幅WMAXに対して後述する各検出同期領域P、P(図8)の幅を加えた幅以上を有する。すなわち、主走査方向幅Haは、
Ha>WMAX+2・wr …(1)
wr:各検出同期領域P、Pの幅
の関係に設けられている。
各検出孔39の副走査方向の間隔Hbは、記録媒体21の最小媒体長さLMINの3分の1よりも短い間隔で配設されている。すなわち、副走査方向の間隔Hbは、
Hb<(1/3)・LMIN …(2)
の関係に設けられている。
各検出孔39の副走査方向幅Hcは、ラインセンサ33の1ラインの読み取り時間中に記録媒体21が搬送される距離よりも長く設けられている。すなわち、副走査方向幅Hcは、
Hc>vMAX・Trd …(3)
MAX:ベルト26による最大搬送速度、
Trd:ラインセンサ33の1ラインの読み取り周期
の関係に設けられている。例えば、ラインセンサ33の1ラインの読み取り周期Trdが1msecであり、ベルト26による最大搬送速度vMAXが1000mm/secであれば、副走査方向幅Hcは、ベルト26が1msec期間中に移動する距離1mmよりも大きく設けられている。
図6は当該装置における搬送系の構成図を示す。媒体供給機構40は、搬送機構20の上流側に設けられ、記録媒体21を1枚ずつ搬送機構20に供給する。この媒体供給機構40には、多数枚の記録媒体21を積載して収納する媒体収納部41が設けられている。この媒体収納部41の供給口には、分離機構42とピックアップローラ43とが設けられている。分離機構42は、媒体収納部41内に収納されている多数の記録媒体21から最上位に積載されている記録媒体21を分離する。ピックアップローラ43は、分離機構42により分離された記録媒体21を1枚ずつピックアップして下流側に供給する。媒体収納部41の下流側には、レジストローラ対44が設けられている。このレジストローラ対44は、記録媒体21の先端揃えと下流側の搬送機構20への給送タイミングを決定するためのものである。
レジストセンサ45が媒体収納部41とレジストローラ対44との間に設けられている。このレジストセンサ45は、記録媒体21がレジストローラ対44に到達することを検出し、その到達検出信号を出力する。
トップエッジセンサ46がレジストローラ対44と搬送機構20との間に設けられている。このトップエッジセンサ46は、搬送機構20に供給される記録媒体21の先端を検出し、その先端検出信号を出力する。
搬送機構20における従動ローラ24には、ベルト26を介して吸着ローラ47が接触して設けられている。この吸着ローラ47は、レジストローラ対44から送られてくる記録媒体21をベルト26上に密着させる。ベルト26には、上記各検出孔39の他に、例えば円形状の複数の吸引用孔が設けられている。これら吸引用孔の配置位置及びその径は、各種の記録媒体21をベルト26上に吸着保持させるために当該記録媒体21の種類に応じて設けられる。又、搬送機構20のプラテン22の下方には、ファン48が設けられている。従って、ファン48を駆動することによりエアーがベルト26の各検出孔39及び各吸引用孔を通して吸引される。このときの各検出孔39及び各吸引用孔での各エアー吸引力によって記録媒体21がベルト26上に吸着保持される。なお、ベルト26上への記録媒体21の吸着保持は、エアー吸引に限らず、例えば静電力を利用した静電吸着等の既知の吸着方法を用いてもよい。
エンコーダ49が例えば従動ローラ24に設けられている。このエンコーダ49は、搬送機構20により搬送される記録媒体21の搬送量を含む搬送情報を生成する搬送情報生成部としての機能を有する。このエンコーダ49は、例えば従動ローラ24の回転量に応じたパルス数のパルス信号を出力する。このエンコーダ49は、従動ローラ24に設けるに限らず、駆動用ローラ23に設けてもよい。
なお、搬送機構20の排出側には、画像記録の行われた記録媒体21を装置外に排出する媒体排出機構と、この媒体排出機構により排出された記録媒体21を収納する排出媒体収納部が設けられている。
制御部50は、当該装置における画像記録動作の一連の制御を行う。図7はかかる制御部50の機能ブロック図を示す。CPU51には、ROM52、RAM53、出力部54、入力部55及び入出力部56が接続されている。ROM52には、画像記録動作の一連の制御を実行するためのプログラムが記憶されている。RAM53には、画像記録動作の一連の制御を実行するときの画像データを含む各種データが一時的に記憶される。出力部54には、媒体供給機構40、搬送機構20及び画像記録部28が接続されている。入力部55には、レジストセンサ45、トップエッジセンサ46、エンコーダ49及びラインセンサ33が接続されている。入出力部56には、操作部57、表示部58及びホストコンピュータ59が接続されている。このうち操作部57は、例えばキーボート、マウス、操作盤等を有する。表示部58は、例えば液晶ディスプレイ等が用いられる。
CPU51は、ROM52に記憶されているプログラムを実行することにより先端情報生成部60、側端情報生成部61及び画像記録制御部62を有する。
先端情報生成部60は、トップセンサ46から出力された記録媒体21の先端を検出したときの先端検出信号と、エンコーダ49から出力された記録媒体21の搬送量を含む搬送情報すなわち従動ローラ24の回転量に応じたパルス数のパルス信号とを取り込み、これら先端検出信号と記録媒体21の搬送情報とに基づいて記録媒体21への画像記録の開始タイミング等を生成する。
側端情報生成部61は、ラインセンサ33から出力される受光光量に応じた光量検出信号と、エンコーダ49から出力された記録媒体21の搬送量を含む搬送情報とを取り込み、これら光量検出信号と記録媒体21の搬送情報とに基づいて記録媒体21の両側端位置の情報を生成する。
側端情報生成部61は、エンコーダ49から出力された記録媒体21の搬送量を含む搬送情報を取り込み、この搬送情報に基づいて各検出孔39がベルト26の移動により順次開口部35上、すなわちライン光源37から出力されたライン照明光Lの伝播路を通過するタイミングでラインセンサ33から出力される光量検出信号を有効とする。
具体的に、側端情報生成部61は、図8に示すようにラインセンサ33の左右両端部にそれぞれ各検出同期領域P、Pを設定する。これら検出同期領域P、Pは、ラインセンサ33の左右両端部の例えば各100画素に相当する。すなわち、ラインセンサ33が左側ラインセンサ33aと右側ラインセンサ33bとからなり、その全画素が1〜2500画素であれば、一方の検出同期領域Pは、例えば左側ラインセンサ33aの1〜100画素に相当し、他方の検出同期領域Pは、例えば右側ラインセンサ33bの2401〜2500画素に相当する。
側端情報生成部61は、各検出同期領域P、Pを設定すると、ラインセンサ33から出力される光量検出信号のうち各検出同期領域P、Pに対応する各光量検出信号レベルが予め設定された第1の閾値以上になる期間のみ、ラインセンサ33から出力された光量検出信号を有効とする。
図9はラインセンサ33から出力される光量検出信号のレベルを示す。投光部34からラインセンサ33へ投光されたライン照明光Lがベルト26により遮光されたときのラインセンサ33から出力される光量検出信号のレベルをVBLT、検出孔39を通してライン照明光Lを受光したときのラインセンサ33から出力される光量検出信号のレベルをVREF、検出孔39を通してライン照明光Lが記録媒体21を透過したときの当該透過光(検出光)を受光したときのラインセンサ33から出力される光量検出信号の検出レベルをV、ラインセンサ33の各検出同期領域P、Pに対応する各光量検出信号を判定するための第1の閾値をVSPとすると、
記録媒体21の透過光の検出レベルVは、
REF>V>VBLT
の関係を有し、
各検出同期領域P、Pに対応する各光量検出信号を判定するための第1の閾値VSPは、
REF>VSP>V
の関係を有する。
なお、第1の閾値VSPは、投光部34の劣化等を考慮してVREF×0.9に設定してもよく、固定値にする必要はない。
従って、側端情報生成部61は、記録媒体21の透過光を受光したときの検出レベルVを判定するための第3の閾値をVとすると、検出孔39を通してライン照明光Lを受光したときのラインセンサ33から出力される光量検出信号のレベルVREFが第3の閾値V以上となったときにラインセンサ33から出力された光量検出信号を有効とする。ここで、第3の閾値Vは、
REF>V>VBLT
に設定される。
側端情報生成部61は、有効にされたラインセンサ33からの光量検出信号を逐次取り込み、これら光量検出信号から記録媒体21の少なくとも一側端の各位置情報を離散的に求め、これら位置情報を補間処理して記録媒体21の少なくとも一側端の連続する位置情報を求める。
具体的に、側端情報生成部61は、画像記録部28の各インクジェットヘッド29〜32からK、C、M、Yの各色の各インクを噴射させて記録媒体21上に画像記録を行う場合、例えば図10に示すように記録媒体21のエッジ部に余白Cを設け、この余白C内の記録領域R内で画像記録を行う。従って、側端情報生成部61は、ラインセンサ33から出力される光量検出信号を逐次取り込み、これら光量検出信号から記録媒体21の少なくとも一側端のエッジの各位置情報f、f、f、…、fnを離散的に求め、これらエッジの各位置情報f、f、f、…、fnに対して余白分を加算して記録領域Rの一側端の各位置情報g、g、g、…、gnを求める。さらに画像記録制御部62は、各位置情報g、g、g、…、gnに対して補間処理を行って各位置情報g、g、g、…、gn間を繋ぎ合わせて連続した位置情報すなわち記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報を求める。
図11に示すように記録媒体21が例えば搬送方向Bに対して角度αだけ傾いて搬送された場合、側端情報生成部61は、ラインセンサ33から出力される光量検出信号から記録媒体21の傾いている一側端のエッジの各位置情報f11、f12、f13、…、fmを離散的に求め、これらエッジの各位置情報f11、f12、f13、…、fmに対して余白分を加味して傾いている記録領域Rの一側端の各位置情報g11、g12、g13、…、gmと記録媒体21の傾き角度αを求める。さらに側端情報生成部61は、各位置情報g11、g12、g13、…、gm及び記録媒体21の傾き角度αに基づいて補間処理を行って各位置情報g11、g12、g13、…、gm間を繋ぎ合わせて連続した位置情報すなわち傾いた記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報を求める。
画像記録制御部62は、記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報に基づいて画像記録部28の各インクジェットヘッド29〜32から噴射されるK、C、M、Yの各色の各インクの噴射位置を制御する。
次に、上記の如く構成された装置の動作について図12に示す記録動作フローチャートに従って説明する。
ホストコンピュータ59から画像記録要求がCPU51に対して発せられると、このCPU51は、ステップ#1において、画像記録要求を受け取り、ステップ#2に移って媒体供給機構40に対して記録媒体21の供給開始指令を発すると共に、搬送機構20に対して駆動指令を発し、かつステップ#3において媒体存在フラグを「0」に設定する。
これにより、媒体供給機構40における分離機構42は、媒体収納部41内に収納されている多数の記録媒体21から最上位に積載されている記録媒体21を分離すると共に、ピックアップローラ43は、分離機構42により分離された記録媒体21を1枚ずつピックアップして順次下流側に供給する。1枚ずつ下流側に供給される各記録媒体21は、順次レジストセンサ45の下方を通過してレジストローラ対44に送られる。
このとき、レジストセンサ45は、各記録媒体21がレジストローラ対44に到達することを検出し、その到達検出信号を出力する。又、レジストローラ対44は、記録媒体21の先端揃えを行って記録媒体21を整列すると共に、下流側の搬送機構20への給送タイミングを決定する。
レジストローラ対44により給送される記録媒体21は、トップエッジセンサ46間を通過し、搬送機構20に送られる。このとき、トップエッジセンサ46は、搬送機構20に供給される記録媒体21の先端を検出し、その先端検出信号を出力する。先端情報生成部60は、ステップ#4において、トップエッジセンサ46からの先端検出信号を受け取り、トップエッジセンサ46によって記録媒体21の先端が検出されたことを判断する。
この時点で、側端情報生成部61は、ステップ#5に移り、ラインセンサ33から出力される受光光量に応じた光量検出信号の読み取りを開始すると共に、エンコーダ49から出力された記録媒体21の搬送量を含む搬送情報、すなわちエンコーダ49から出力されるパルス信号のカウント動作を開始する。
一方、搬送機構20は、CPU51からの駆動指令を受けて駆動モータ27が駆動する。この駆動モータ27の駆動により駆動用ローラ23が回転し、これによりベルト26が搬送動作を行う。これと共に、ファン48の駆動によりエアーがベルト26の各検出孔39及び各吸引用孔を通して吸引される。これにより、記録媒体21は、ベルト26上に吸着保持され、当該ベルト26の移動と共に搬送方向Bに搬送される。
次に、側端情報生成部61は、ステップ#6において、記録媒体21がラインセンサ33の下方に存在するか否かを判断する。すなわち、側端情報生成部61は、エンコーダ49から出力されるパルス信号のカウント動作し、このカウント値がトップエッジセンサ46とラインセンサ33との距離に対応した設定カウント値に到達したか否かによって判断する。
この判断の結果、パルス信号のカウント値が設定カウント値に到達していなければ、側端情報生成部61は、記録媒体21がラインセンサ33の下方に到達していないと判断し、ステップ#7に移って媒体存在フラグが「1」であるか否かを判断する。このとき、媒体存在フラグは「0」であるので、側端情報生成部61は、ステップ#6に戻って記録媒体21がラインセンサ33の下方に到達するのを待つ。
記録媒体21がラインセンサ33の下方に到達すると、側端情報生成部61は、ステップ#8に移り、媒体存在フラグを「1」に設定し、次のステップ#9において、ラインセンサ33における各検出同期領域P、Pの光量検出信号のレベルが第3の閾値V以上であるか否かを判断する。
すなわち、搬送機構20のベルト26は、駆動モータ27の駆動によって搬送動作を行う。このベルト26の移動により当該ベルト26に設けられた各検出孔39が順次プラテン22に設けられた開口部35の上方を通過する。一方、ライン光源37から出力されたライン照明光Lは、反射面38により角度θ(=45°)で反射し、開口部35から出射される。
ラインセンサ33は、ベルト26に設けられた各検出孔39が開口部35上を通過中でなければ、ライン照明光Lがベルト26により遮光されてライン照明光Lを検出しない無照明状態となり、図9に示すようなレベルVBLTの光量検出信号を出力する。
一方、ベルト26に設けられた各検出孔39が開口部35上を通過中であれば、ライン照明光Lが検出孔39を通ってラインセンサ33に入射するので、当該ラインセンサ33は、レベルVREFの光量検出信号を出力する。これら光量検出信号のレベルVBLT、VREFの関係は、VREF>VBLTとなる。なお、レベルVREFは、ライン照明光Lに対する遮光物が全く無い状態であるので、ラインセンサ33から出力される光量検出信号の最大レベル値となり、レベルVBLTは、ライン照明光Lがベルト26によって遮光された状態であるので、ラインセンサ33から出力される光量検出信号の最小レベル値となる。
これに対してベルト26上に記録媒体21が吸着保持されていると、ベルト26の検出孔39が開口部35上を通過中であるとき、ライン照明光Lは、記録媒体21を透過してラインセンサ33に入射する。このときラインセンサ33は、記録媒体21からの透過光(検出光)を受光して検出レベルVの光量検出信号を出力する。この検出レベルVは、VREF>V>VBLTのレベル関係となる。
従って、側端情報生成部61は、記録媒体21の透過光を受光したときの検出レベルVを判定するための第3の閾値をVとしたとき、検出孔39を通してライン照明光Lを受光したときのラインセンサ33の各検出同期領域P、Pに対応する各光量検出信号レベルVREFが第3の閾値V以上となったときにラインセンサ33から出力された光量検出信号を有効とし、それ以外を無効とする。
一方、トップエッジセンサ46とラインセンサ33との間の距離Fは、図13に示すように例えば設計値、又は当該画像記録装置の組み立て調整工程等で測定されることにより既知である。これにより、エンコーダ49から出力されるパルス信号のカウント値によって記録媒体21の如何なる部位がラインセンサ33により検出されているかを認識することが可能である。
従って、側端情報生成部61は、上記の通り記録媒体21がラインセンサ33の下方に到達していないことを判断できるので、このときもラインセンサ33から出力された光量検出信号を無効とする。
記録媒体21の搬送と共に説明すると、図13に示すようにラインセンサ33の下方に検出孔39n−1が到達すると、ラインセンサ33の各検出同期領域P、Pは、検出孔39を通してライン照明光Lを受光するので、第3の閾値V以上のレベルVREFの各光量検出信号を出力する。しかしながら、このとき、側端情報生成部61は、記録媒体21がラインセンサ33の下方に到達していないと判断するので、ラインセンサ33から出力された光量検出信号を無効とする。
次に、図14に示すようにラインセンサ33の下方に検出孔39nが到達すると、ラインセンサ33の各検出同期領域P、Pは、上記同様に、検出孔39を通してライン照明光Lを受光するので、第3の閾値V以上のレベルVREFの各光量検出信号を出力する。このとき、側端情報生成部61は、記録媒体21がラインセンサ33の下方に到達していると判断できるので、ラインセンサ33から出力された光量検出信号を有効とする。
このとき、ラインセンサ33は、検出孔39nを通ったライン照明光Lが記録媒体21に照射され、この記録媒体21からの透過光(検出光)を検出してその検出レベルVの光量検出信号を出力する。これにより、ラインセンサ33に入射する記録媒体21からの透過光は、ベルト26の表面状態に依存していない。
この結果、ラインセンサ33により検出される記録媒体21からの透過光(検出光)は、ベルト26の汚れ、付着したいる異物等の影響を受けず、さらに記録媒体21の色がベルト26の色に近似していたとしても、当該色の影響を受けない。従って、側端情報生成部61は、ベルト26の表面を記録媒体21として誤検出することはなく、確実に記録媒体21を検出できる。
しかるに、側端情報生成部61は、ラインセンサ33から出力された光量検出信号を有効としたとき、ステップ#10において、ラインセンサ33から出力される受光光量に応じた光量検出信号と、エンコーダ49から出力された記録媒体21の搬送量を含む搬送情報とを取り込み、これら光量検出信号と記録媒体21の搬送情報とに基づいて記録媒体21の両側端位置の情報を生成し、当該記録媒体21の両側端位置の情報をCPU51に通知する。例えば、図9に示すようなラインセンサ33の光量検出信号のレベルであれば、G、Gが記録媒体21の両側端位置であり、これら両側端位置G、Gは、レベルVREFと記録媒体21の透過光(検出光)を受光したときの検出レベルVとの各変化点に対応するラインセンサ33の画素数から求められる。例えば、記録媒体21の両側端位置G、Gは、0.1mm以下の精度で求められる。
又、側端情報生成部61は、記録媒体21の両側端位置の情報に併せて、記録媒体21の先端の位置の情報もCPU51に通知する。すなわち、記録媒体21の先端位置は、図13及び図14に示すようにトップエッジセンサ46とラインセンサ33との間の距離をF(mm)、エンコーダ49の分解能を例えば300dpi、トップエッジセンサ46により記録媒体21を検出してからラインセンサ33の各検出同期領域P、Pからの各光量検出信号のレベルが第3の閾値V以上となるまでのエンコータ49のパルスカウント値をKとすれば、記録媒体21の先端位置と検出孔39nとの間の距離Qは、
Q={(K−(F×300/25.4)}×25.4/300 …(4)
により求められる。
以下、順次、各検出孔39n+1、39n+1がラインセンサ33の下方を通過する度に、側端情報生成部61は、記録媒体21の両側端位置の情報と、記録媒体21の先端の位置の情報とをCPU51に通知する。
次に、側端情報生成部61は、再びステップ#6に戻り、ラインセンサ33の下方に記録媒体21が存在するか否かを判断し、存在していなければ、ステップ#7に移って媒体存在フラグが「1」であるか否かを判断する。このとき上記ステップ#8で媒体存在フラグを「1」に設定しているので、記録媒体21はラインセンサ33下方の通過を完了したと判断し、ステップ#11に移って媒体存在フラグを「0」に設定し、次のステップ#12において補間処理を行う。
すなわち、側端情報生成部61は、例えば図10に示すようにラインセンサ33から出力される光量検出信号を逐次取り込み、これら光量検出信号から記録媒体21の少なくとも一側端のエッジの各位置情報f、f、f、…、fnを離散的に求める。
次に、側端情報生成部61は、各位置情報f、f、f、…、fnに対して余白分Cを加算して記録領域Rの一側端の各位置情報g、g、g、…、gnを求める。
次に、画像記録制御部62は、各位置情報g、g、g、…、gnに対して補間処理を行って各位置情報g、g、g、…、gn間を繋ぎ合わせて連続した位置情報すなわち記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報を求める。
記録媒体21が例えば搬送方向Bに対して角度αだけ傾いて搬送された場合、側端情報生成部61は、図11に示すようにラインセンサ33から出力される光量検出信号から記録媒体21の傾いている一側端のエッジの各位置情報f11、f12、f13、…、fmを離散的に求め。
次に、側端情報生成部61は、各位置情報f11、f12、f13、…、fmに対して余白分を加算して傾いている記録領域Rの一側端の各位置情報g11、g12、g13、…、gmと記録媒体21の傾き角度αを求め、各位置情報g11、g12、g13、…、gm及び記録媒体21の傾き角度αに基づいて補間処理を行って各位置情報g11、g12、g13、…、gm間を繋ぎ合わせて連続した位置情報すなわち傾いた記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報を求める。
なお、側端情報生成部61は、上記図10及び図11に示すように記録媒体21の一側端のエッジの各位置情報f、f、f、…、fn等を離散的に求めているが、記録媒体21の両端の各エッジの各位置情報を求めるようにしてもよい。記録媒体21の両端の各エッジ位置を求めれば、記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報を求める精度を高めることができる。
次に、画像記録制御部62は、ステップ#13において、記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報に基づいて画像記録部28の各インクジェットヘッド29〜32から噴射されるK、C、M、Yの各色の各インクの噴射位置を制御する。
このように上記第1の実施の形態によれば、搬送機構20のベルト26の検出孔39が投光部34から投光されるライン照明光Lを出射する開口部36上を通過するタイミングで、記録媒体21の透過光(検出光)を検出したラインセンサ33から出力される光量検出信号を有効とし、この有効とした光量検出信号に基づいて記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報を求め、この位置情報に基づいて画像記録部28の各インクジェットヘッド29〜32から噴射されるK、C、M、Yの各色の各インクの噴射位置を制御する。
これにより、ラインセンサ33に入射する記録媒体21からの透過光(検出光)は、ベルト26の検出孔39を通るので、ベルト26の表面状態に依存することはない。この結果、ラインセンサ33により検出される記録媒体21からの透過光(検出光)は、ベルト26の汚れ、付着した異物等の影響を受けず、さらに記録媒体21の色がベルト26の色に近似していたとしても、当該色の影響を受けない。
従って、側端情報生成部61は、ベルト26の表面を記録媒体21として誤検出することはなく、確実に記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報を求めることができる。しかるに、この記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報から記録媒体21に対する画像記録位置を高精度に制御できる。
ラインセンサ33から出力される光量検出信号を有効とするタイミングは、ラインセンサ33から出力される光量検出信号のうち各検出同期領域P、Pに対応する各光量検出信号レベルが第1の閾値以上になったときにしているので、ラインセンサ33の下方に実際にベルト26の検出孔39が到達したときである。従って、ラインセンサ33は、ベルト26の移動速度が変更設定されたり、変動したりしても確実に記録媒体21の透過光(検出光)を検出できる。
又、記録媒体21が搬送方向Bに対して傾いていたとしても、この傾きを考慮して記録媒体21に対して例えば余白部C内に精度高く画像を記録できる。
又、側端情報生成部61は、記録媒体21の少なくとも一側端のエッジの各位置情報f、f、f、…、fnに基づいて記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報を求めるので、例えば、図19に示すように記録媒体21の一部が折れ曲がった部分21aを有して搬送された場合、記録媒体21の一側端のエッジの位置情報から記録媒体21の一部が折れ曲がった部分21aの存在を検出できる。記録媒体21の折れ曲がり部分21aを検出した場合、その旨をCPU51に通知し、記録媒体21の折れ曲がりの存在を報知することが可能である。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一部分には、同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図15及び図16は搬送機構20のプラテン22に設けられた開口部70の構成を示す。この開口部70の左右両端部には、それぞれ光を全反射する各反射部71、72が設けられている。これら反射部71、72は、それぞれ各鏡面に形成されている。又、これら反射部71、72の間には、光を反射しない無反射部73が設けられている。この無反射部73は、例えば図17に示すようにプラテン22に設けられた導光穴74を有する。この導光穴74は、プラテン22の表面に対して鉛直方向の下方に向い、かつ例えば角度90°折れ曲がって形成されている。この導光穴74の折れ曲がり部には、平面の鏡面からなる反射面75が設けられている。この反射面75は、ラインセンサ76から出力されるライン照明光Lの光軸に対して角度θ(=45°)だけ傾いて設けられている。導光穴74の奥壁には、例えば光吸収部材を設けるのがよい。又、無反射部73には、例えばスポンジ等の反射防止剤を埋め込んでもよい。
ラインセンサ76は、ライン照明光Lを出力する投光部を内蔵する。このラインセンサ76は、ライン照明光Lを投光したときの記録媒体21からの反射光(検出光)又はベルト26からの反射光(検出光)を検出し、これら反射光の光量に応じた光量検出信号を出力する。このラインセンサ76は、記録媒体21の最大媒体幅WMAXよりも長いライン長を有する。このラインセンサ76は、例えば図18に示すように左側ラインセンサ76aと右側ラインセンサ76bとを1ライン状に連結して設けて、記録媒体21の最大媒体幅WMAXよりも長いライン長を確保している。ラインセンサ75が記録媒体21の最大媒体幅WMAXよりも長いライン長を有していれば、1本のラインセンサ76を用いればよい。
側端情報生成部61は、例えば図18に示すようにラインセンサ76の左右両端部にそれぞれ各検出同期領域P10、P11を設定し、ラインセンサ76から出力される光量検出信号のうち各検出同期領域P10、P11に対応する各光量検出信号レベルが第2の閾値以上になる毎に、ラインセンサ76から出力される光量検出信号を有効とする。
具体的に、図18に示すように各反射部71,72がベルト26により遮光されたときのラインセンサ76から出力される光量検出信号のレベルをVBLT、検出孔39を通して各反射部71、72からの反射光を受光したときのラインセンサ76から出力される光量検出信号のレベルをVALL、検出孔39を通して無反射部73を検出したときのラインセンサ76から出力される光量検出信号のレベルをV、記録媒体21からの反射光(検出光)を受光したときのラインセンサ76から出力される光量検出信号の検出レベルをVP1、ラインセンサ76の各検出同期領域P10、P11に対応する各光量検出信号を判定するための第2の閾値をVS1、記録媒体21からの反射光(検出光)を受光したときの検出レベルVP1を判定するための第4の閾値をVSP1とすると、
検出信号レベルVBLTは、
ALL>VBLT>V
の関係を有し、
第2の閾値VS1は、
ALL>VS1>VBLT
の関係を有し、
第4の閾値VSP1は、
P1>VSP1>V
の関係を有する。
側端情報生成部61は、検出孔39を通して各反射部71、72からの反射光を受光したときのラインセンサ76から出力される光量検出信号のレベルVALLが第2の閾値VS1以上になったときにラインセンサ76から出力される光量検出信号を有効とする。
次に、上記の如く構成された装置の動作について説明する。
搬送機構20は、駆動モータ27の駆動により駆動用ローラ23が回転し、これによりベルト26が搬送動作を行う。これと共に、ファン48の駆動によりエアーがベルト26の各検出孔39及び各吸引用孔を通して吸引される。これにより、記録媒体21は、ベルト26上に吸着保持され、当該ベルト26の移動と共に搬送方向Bに搬送される。
ベルト26の移動によりラインセンサ76の下方には、各検出孔39が順次通過する。このとき、ラインセンサ76は、内蔵する投光部からライン照明光Lを出力する。これにより、ラインセンサ76は、当該ラインセンサ76の下方にベルト26の検出孔39が通過していない期間中に、ベルト26の表面からの反射光(検出光)を検出する。又、ラインセンサ76は、当該ラインセンサ76の下方にベルト26の検出孔39が通過している期間中に、検出孔39を通して無反射部73を検出する。
ここで、ラインセンサ76は、上記第1の実施の形態と同様に、2500画素のセンサを用いる。そして、側端情報生成部61は、左側ラインセンサ76aにおける左側端部の例えば1〜100画素と、右側ラインセンサ76bにおける右側端部の例えば2401〜2500画素とをそれぞれ各検出同期領域P10、P11に設定する。
検出孔39を通して各反射部71、72からの反射光を受光したときのラインセンサ76から出力される光量検出信号のレベルVALLと、検出孔39を通して無反射部73を検出したときのラインセンサ76から出力される光量検出信号のレベルVとは、VALL>Vの関係となる。ラインセンサ76がベルト26により遮光されたときのラインセンサ76から出力される光量検出信号のレベルVBLTは、VALL>VBLT>Vの関係になる。ラインセンサ76の各検出同期領域P10、P11に対応する各光量検出信号を判定するための第2の閾値VS1は、VALL>VS1>VBLTの関係に設定される。又、記録媒体21からの反射光(検出光)を受光したときの検出レベルVP1を判定するための第4の閾値をVSP1は、VP1>VSP1>Vの関係に設定される。
しかるに、側端情報生成部61は、検出孔39を通して各反射部71、72からの反射光を受光したときのラインセンサ76から出力される光量検出信号のレベルVALLが第2の閾値VS1以上になったときにラインセンサ76から出力される光量検出信号を有効とし、それ以外を無効とする。
このとき、ラインセンサ76は、検出孔39が下方に到達したときの記録媒体21からの反射光(検出光)を受光するので、ラインセンサ76に入射する記録媒体21からの反射光(検出光)は、ベルト26の表面状態に依存していない。この結果、ラインセンサ76により検出される記録媒体21からの反射光(検出光)は、ベルト26の汚れ、付着したいる異物等の影響を受けず、さらに記録媒体21の色がベルト26の色に近似していたとしても、当該色の影響を受けない。従って、側端情報生成部61は、ベルト26の表面を記録媒体21として誤検出することはなく、確実に記録媒体21を検出できる。
側端情報生成部61は、ラインセンサ76から出力された光量検出信号を有効としたとき、当該ラインセンサ76から出力される受光光量に応じた光量検出信号と、エンコーダ49から出力された記録媒体21の搬送量を含む搬送情報とを取り込み、これら光量検出信号と記録媒体21の搬送情報とに基づいて記録媒体21の両側端位置の情報を生成し、当該記録媒体21の両側端位置の情報をCPU51に通知する。例えば、図18に示すようなラインセンサ76の光量検出信号のレベルであれば、G10、G11が記録媒体21の両側端位置であり、これら両側端位置G、Gは、レベルVと記録媒体21からの反射光を受光(検出光)したときの検出レベルVP1との各変化点に対応するラインセンサ76の画素数から求められる。
以下、順次、各検出孔39n+1、39n+1がラインセンサ76の下方を通過する度に、側端情報生成部61は、記録媒体21の両側端位置の情報と、記録媒体21の先端の位置の情報とをCPU51に通知する。
これ以降、上記第1の実施の形態と同様に、側端情報生成部61は、補間処理を行い、記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報を求める。次に、画像記録制御部62は、記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報に基づいて画像記録部28の各インクジェットヘッド29〜32から噴射されるK、C、M、Yの各色の各インクの噴射位置を制御する。
このように上記第2の実施の形態によれば、搬送機構20のベルト26の検出孔39がラインセンサ76の下方に到達するタイミングで、記録媒体21からの反射光(検出光)を検出したラインセンサ76から出力される光量検出信号を有効とし、この有効とした光量検出信号に基づいて記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報を求め、この位置情報に基づいて画像記録部28の各インクジェットヘッド29〜32から噴射されるK、C、M、Yの各色の各インクの噴射位置を制御するので、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することは言うまでもない。
記録媒体21が光を殆ど反射しない黒色であれば、記録媒体21からの反射光(検出光)を受光したときの検出レベルVP1と検出孔39を通して無反射部73を検出したときのラインセンサ76から出力される光量検出信号のレベルをVとは、VP1≒Vとなり、記録媒体21を検出するための第4の閾値をVSP1を設定することが困難になる。しかしながら、例えば画像記録装置としてインクジェットプリンタにより記録媒体21に画像記録を行う場合、黒色の記録媒体21に対して画像記録を行うことは殆ど無く、画像記録するにしても、黒色の記録媒体21における画像記録領域を白抜き(すなわち黒縁)に形成することが多い。このような黒色の記録媒体21であれば、記録媒体21を検出するための第4の閾値をVSP1を黒色の記録媒体21における白抜き領域を検出するためのレベルに変更することで対応可能である。
又、ラインセンサ76は、投光部を内蔵しているので、別途投光部を設ける必要はなく、その分コストの低減を図れる。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、次のように変形してもよい。
例えば、ベルト26に設けられる各検出孔39は、長方形状に限らず、その形状や寸法を任意に変更可能である。又、各検出孔39の間隔は、一定間隔に限らず、それぞれ異なった各間隔毎に設けることも可能である。例えば、各検出孔39の間隔を狭くすると、例えば、図10に記すように記録媒体21の一側端のエッジの各位置情報f、f、f、…、fnを離散的に求める間隔を小さくできるので、精度高く記録媒体21の一側端のエッジの連続した位置情報を求めることができる。
本発明に係る画像記録装置の第1の実施の形態を示す外観構成図。 同装置における搬送機構のプラテンの構造を示す斜視図。 同装置におけるプラテンの構造を示す上面図。 同装置におけるラインセンサ及びプラテンの配置図。 同装置におけるベルトに設けられた各孔と記録媒体との大きさの関係を示す図。 同装置における搬送系の構成図。 同装置における制御部の機能ブロック図。 同装置におけるラインセンサの左右両端部における各検出同期領域を示す模式図。 同装置におけるラインセンサから出力される光量検出信号のレベルを示す図。 同装置における画像記録制御部による記録位置の制御を説明するための図。 同装置における画像記録制御部による記録媒体が傾いた場合での記録位置の制御を説明するための図。 同装置における記録動作フローチャート。 同装置におけるレジストセンサとラインセンサとの距離を示す模式図。 同装置による記録媒体の先端位置を求めるための模式図。 本発明に係る画像記録装置の第2の実施の形態を示すプラテン上の開口部の上面図。 同装置におけるプラテン上の開口部の斜視図。 同装置における投光部とラインセンサとを示す構成図。 同装置におけるラインセンサから出力される光量検出信号のレベルを示す図。 同装置による記録媒体の折れ曲がり部分の検出を説明するための図。 従来の画像形成装置における紙端検知に係わる部分の構成図。 従来の画像形成装置の概略構成図。
符号の説明
20:搬送機構、21:記録媒体、22:プラテン、23:駆動用ローラ、24:従動ローラ、25:テンションローラ、26:ベルト、27:駆動モータ、28:画像記録部、29〜32:インクジェットヘッド、33:ラインセンサ、33a:左側ラインセンサ、33b:右側ラインセンサ、34:投光部、35:開口部、36:導光穴、37:ライン光源、38:反射面、39:検出孔、40:媒体供給機構、41:媒体収納部、42:分離機構、43:ピックアップローラ、44:レジストローラ対、45:レジストセンサ、46:トップエッジセンサ、47:吸着ローラ、48:ファン、49:エンコーダ、50:制御部、51:CPU、52:ROM、53:RAM、54:出力部、55:入力部、56:入出力部、57:操作部、58:表示部、59:ホストコンピュータ、60:先端情報生成部、61:側端情報生成部、62:画像記録制御部、70:開口部、71,72:反射部、73:無反射部、74:導光穴、75:反射面、76:ラインセンサ、76a:左側ラインセンサ、76b:右側ラインセンサ。

Claims (22)

  1. 記録媒体を載置する搬送部材を移動させて前記記録媒体を搬送する搬送機構と、前記搬送機構により搬送される前記記録媒体の搬送量を含む搬送情報を生成する搬送情報生成部と、前記搬送機構により搬送される前記記録媒体に対して画像記録を行う画像記録部とを有する画像記録装置であって、
    前記搬送部材に対して前記記録媒体の搬送方向に設けられた複数の孔と、
    前記画像記録部よりも前記記録媒体の搬送方向の上流側に設けられ、前記記録媒体を載置して移動している前記搬送部材及び前記記録媒体に対して光を照射する投光部と、
    前記投光部から照射された前記光及び前記光に基づく検出光を検出する媒体検出部と、
    少なくとも前記搬送機構、前記画像記録部及び前記媒体検出部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記制御部は、前記搬送情報生成部により生成された前記搬送情報に基づいて、前記投光部から照射される前記光が前記複数の孔のうち1つの前記孔を通過するタイミングで前記媒体検出部から出力される前記光及び前記光に基づく検出光の検出信号を有効とし、当該有効とされた前記検出信号に基づいて前記記録媒体の少なくとも一側端の位置情報を求める側端情報生成部と、
    前記側端情報生成部により求められた前記位置情報に基づいて前記画像記録部により前記記録媒体に対して画像記録を行わせる画像記録制御部と、
    を少なくとも備え、
    前記媒体検出部は、前記投光部より照射され前記複数の孔のうち1つの前記孔を通過した前記光と、前記投光部より照射され前記複数の孔のうち1つの前記孔を通過した後に前記記録媒体を透過した前記検出光と、前記投光部より照射され前記搬送部材を透過した前記検出光と、を少なくとも検出することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記投光部は、前記搬送部材を下方で摺動可能に支持するプラテンの開口部内に設けられ、
    前記媒体検出部は、前記開口部の上方に対向配置されることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 前記側端情報生成部は、前記媒体検出部の両端部にそれぞれ検出同期領域を設定し、前記媒体検出部から出力される検出信号のうち前記各検出同期領域に対応する各検出信号レベルが第1の閾値以上になる毎に、前記投光部から照射された前記光が前記複数の孔のうち1つの前記孔を通過し、さらに前記記録媒体を透過したときに、前記媒体検出部から出力される前記検出信号を有効とすることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  5. 前記側端情報生成部は、前記投光部から照射された前記光が前記搬送部材を透過した前記検出光を受光したときの前記媒体検出部から出力される前記検出信号のレベルをVBLT、前記投光部から照射された前記光が前記孔の1つを通過し前記光を受光したときの前記媒体検出部から出力される前記検出信号のレベルをVREF、前記投光部から照射された前記光が前記複数の孔のうち1つの前記孔を通過し、さらに前記記録媒体を透過した前記検出光を受光したときの前記媒体検出部から出力される前記検出信号の検出レベルをV、前記媒体検出部の前記両端部に対応する前記各検出信号を判定するための前記第1の閾値をVSPとすると、
    前記検出レベルVがVREF>V>VBLTの関係を有し、
    前記第1の閾値VSPがVREF>VSP>Vの関係を有する、
    ことにより、
    これらの関係に基づいて前記記録媒体の側端位置情報を生成することを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。
  6. 前記制御部は、前記搬送情報生成部により生成された前記搬送情報に基づいて前記投光部から照射される前記光が、前記孔を通過するタイミングで前記媒体検出部から出力される前記光及び前記光に基づく検出光の検出信号を有効とし、当該有効とされた前記検出信号に基づいて前記記録媒体の少なくとも一側端の位置情報を求める側端情報生成部と、
    前記側端情報生成部により求められた前記位置情報に基づいて前記画像記録部により前記記録媒体に対して画像記録を行わせる画像記録制御部と、
    を少なくとも備え、
    前記搬送機構は、前記前記投光部より照射された前記光を反射する反射部と、前記光を反射しない無反射部とを有するプラテンを備え、
    前記媒体検出部は、前記投光部より照射され前記複数の孔のうち1つの前記孔を通過した後、前記反射部によって反射された前記検出光と、前記投光部より照射され前記記録媒体によって反射された前記検出光と、前記投光部より照射され前記搬送部材によって反射された前記検出光とを少なくとも検出することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  7. 前記各反射部は、それぞれ鏡面を有することを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
  8. 前記無反射部は、反射防止部材、又は前記光を前記媒体検出部が配置されている方向以外に向けて反射する反射部材を有することを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
  9. 前記投光部は、前記媒体検出部に対し並設されていることを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
  10. 前記プラテンは、前記反射部を前記複数の孔の両端部に対応する位置にそれぞれ設けると共に、前記無反射部を前記各反射部の間に設け、
    前記側端情報生成部は、前記媒体検出部の両端部にそれぞれ検出同期領域を設定し、前記媒体検出部から出力される前記検出信号のうち前記両端部に対応する各検出信号レベルが第2の閾値以上になる毎に、前記媒体検出部から出力される前記投光部から照射された前記光が前記複数の孔のうち1つの前記孔を通過し、前記記録媒体で反射したときの前記検出光における前記検出信号を有効とすることを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
  11. 前記側端情報生成部は、前記投光部から照射された前記光が前記搬送部材により反射された前記検出光を受光したときの前記媒体検出部から出力される前記検出信号のレベルをVBLT、前記投光部から照射された前記光が前記孔の1つを通過し前記各反射部で反射された前記光を受光したときの前記媒体検出部から出力される前記検出信号のレベルをVALL、前記投光部から照射された前記光が前記孔の1つを通過し前記各無反射部に到達したときの前記媒体検出部から出力される前記検出信号のレベルをV、前記投光部から照射された前記光が前記記録媒体で反射され前記検出光を受光したときの前記媒体検出部から出力される前記検出信号のレベルをVP1、前記媒体検出部の前記両端部に対応する前記各検出信号を判定するための前記第2の閾値をVS1、前記記録媒体からの前記反射光を受光したときの前記検出レベルVP1を判定するための第4の閾値をVSP1とすると、
    前記検出信号レベルVBLTが、VALL>VBLT>Vの関係を有し、
    前記第2の閾値VS1が、VALL>VS1>VBLTの関係を有し、
    前記第4の閾値VSP1が、VP1>VSP1>Vの関係を有する、
    ことにより、
    これら関係に基づいて前記記録媒体の側端情報を生成することを特徴とする請求項10に記載の画像記録装置。
  12. 前記画像記録制御部は、前記側端情報生成部により有効にされた前記各検出信号を逐次取り込み、当該取り込んだ各検出信号から前記記録媒体の少なくとも一側端の各位置情報を離散的に求め、前記各位置情報を補間処理して前記記録媒体の少なくとも一側端の連続する位置情報を求めることを特徴とする請求項2又は6に記載の画像記録装置。
  13. 前記画像記録制御部は、前記補間処理により求められた前記記録媒体の少なくとも一側端の連続する前記位置情報に基づいて前記画像記録部の画像記録を制御することを特徴とする請求項12に記載の画像記録装置。
  14. 前記複数の孔は、それぞれ前記記録媒体の搬送方向に所定の間隔で設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  15. 前記複数の孔は、それぞれ前記記録媒体の搬送方向に対し略直交する方向を長手方向とする長方形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  16. 前記複数の孔は、前記記録媒体の搬送方向における最小長さに対し、当該最小長さの略3分の1の長さよりも短い間隔で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  17. 前記複数の孔の前記記録媒体の搬送方向における長さは、前記搬送部材の移動中に、前記光及び前記検出光を前記媒体検出部が検出に要する時間に対応した長さで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  18. 前記複数の孔は、それぞれ前記記録媒体の搬送方向に対し略直交する方向に前記記録媒体の幅以上の長さで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  19. 前記投光部は、前記記録媒体の搬送方向に対し略直交する方向にライン状の照明光を照射することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  20. 前記媒体検出部は、ラインセンサを有することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  21. 前記媒体検出部は、前記記録媒体の幅以上の長さを有することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  22. 搬送部材上に記録媒体を載置して前記搬送部材の移動により前記記録媒体を搬送させる過程で前記記録媒体に対して画像記録を行う画像記録方法であって、
    前記記録媒体を検出する媒体検出部の下方に前記搬送部材に設けられた複数の検出孔が到達したか否かを判断し、
    前記検出孔が前記媒体検出部の下方に到達するタイミングで前記記録媒体を検出した際の前記媒体検出部から出力される検出信号を有効とし、
    当該有効とした前記検出信号に基づいて前記記録媒体の少なくとも一側端の位置情報を求め、
    前記位置情報に基づいて前記記録媒体に対して画像記録する位置を制御する、
    ことを特徴とする画像記録方法。
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JP7484274B2 (ja) 2020-03-19 2024-05-16 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

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