JP2007053852A - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ステータコアの回転軸方向における寸法精度に関わらず、回転軸方向における部品の取り付けを、簡易に、しかも、高い精度で行えるようにする。
【解決手段】上下のコアカバー31,32には、筒状部41a,42bの小径部43a,43b端部に、小径部43a,43bがステータコア6の貫通孔6aに挿入された際に、相互に嵌合する嵌合部40が設けられており、コアカバー31,32の接続、一体化が可能となっており、それによって、コアカバー31,32に一体形成された上下のベアリングホルダ33,34に保持される軸受け14a,14bの回転軸方向における位置決めが簡易に、確実に行えるものとなっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ブラシレスモータに係り、特に、組み立て作業の簡素化と共に、組み立て完了時における仕上がり寸法精度の向上等を図ったものに関する。
従来、この種のブラシレスモータとしては、例えば、特許文献1などに開示されたような構成を有してなるものが公知となっている。
すなわち、特許文献1に開示されたブラシレスモータは、永久磁石が環状に配されたロータを有し、かかるロータが回転軸に固着される一方、ロータの永久磁石に対向する外周面を有すると共に、励磁コイルが巻装されてなるステータを有するものとなっている。かかるステータを構成するステータコアの中央には、貫通孔が穿設され、この貫通孔の両端部には軸受けホルダがそれぞれ装着されている。そして、軸受けホルダには、回転軸を回転自在に保持する軸受けが固着され、回転軸は、その両端部近傍がこの軸受けによって保持されつつ、貫通孔を挿通せしめられるよう設けられたものとなっている。
さらに、ステータコアの上下の面には、励磁コイルを巻装するために、絶縁性部材材からなるコアカバーが取着されたものとなっている。
特開平9−84318号公報(第2−4頁、図1)
しかしながら、上記従来のブラシレスモータにおいては、それぞれ2つの軸受けホルダ及びコアカバーが、ステータコアの上下の面にそれぞれ取着され、その取着後も、それぞれ上下別体に維持される構成であるため、ステータコアの厚み、すなわち、回転軸方向の長さの寸法精度によっては、組み立ての際、回転軸方向における2つの軸受けの位置や、回転軸の一方の端に取着されるセンサマグネットの位置などを一義的に定めることができず、それぞれの取り付け位置をその都度確認して取り付けを行わなければならず、組み立て作業が繁雑で、そのため、装置の低価格化の障害となっていたという問題があった。
すなわち、ステータコアは、一般に、例えば板厚の薄い珪素鋼板を複数枚積層して構成されるが、一枚の珪素鋼板の仕上がり寸法公差が比較的大きいため、ステータコアの回転軸方向に沿った厚みの寸法精度は比較的低くならざる得ないが現状である。
したがって、ステータコアの上下の面にそれぞれ取着される軸受けホルダの回転軸方向の距離が、ステータコアの回転軸方向の厚みによって変化することとなり、その変化の大きさは、上述のような珪素鋼板の寸法精度の粗さに起因して、本来必要とされる寸法精度を満足することができないものとなることがある。そのため、組み立て作業の度に、2つの軸受けホルダの実際の距離を計測し、その計測結果に応じて、これら軸受けホルダに固着される軸受けの位置を基準として回転軸に取着されるセンサマグネットなどの他の構成部品の取り付け位置などを決定しなければならず、作業効率が極めて悪く、装置の低価格化の障害となっていた。
また、上記従来のブラシレスモータにあっては、軸受けホルダとコアカバーは、いずれも2つずつ別体に形成されて、それぞれステータの上下の面に取着されるような構成であるために、ブラシレスモータ全体の部品点数の削減、構成の簡素化という要請に応えることができないという問題がある。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、軸受けなどの回転軸方向で所定の位置での取り付を必要とする部品の取り付け作業を、ステータコアの仕上がり寸法精度に関わらず簡易に、しかも、所定の位置に確実に行うことができるブラシレスモータを提供するものである。
本発明の他の目的は、軸受けの相互の距離精度を高く維持することのできるブラシレスモータを提供することにある。
本発明の他の目的は、従来に比してより部品点数の削減、構成の簡素化を図ることのできるブラシレスモータを提供することにある。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るブラシレスモータは、
励磁コイルがステータコアに巻装されてなるステータが設けられ、当該ステータの中央部分を挿通せしめられると共に、回転可能に支持された回転軸に、前記ステータの外周面に対向するよう永久磁石が配されてなるロータが固着されてなるブラシレスモータであって、
前記回転軸の軸方向において相互に嵌合せしめられて、前記ステータをその上下から挟持するように収納するステータコア収納空間が形成される2つのコアカバーが設けられてなるものである。
本発明によれば、2つのコアカバーが嵌合により回転軸方向で接続、一体化されるため、別体とされていた従来と異なり、一体化されたコアカバーの回転軸方向における長さが、ステータコアの回転軸方向における仕上がり寸法精度に影響されることなく定まり、そのため、コアカバーの寸法精度の維持が容易となり、コアカバーと共に設けられる2つのベアリングホルダの回転軸方向での距離を一義的に定めることができ、組み立て作業の簡素化による装置の低価格化を実現することができる。
特に、コアカバーとベアリングホルダとを一体化する場合には、簡易な組み立て作業により、回転軸方向における軸受け相互の距離精度を高く維持することができ、しかも、構成部品の削減、構成の簡素化を図ることができる。
また、回転軸方向におけるステータコア収納空間の大きさ、特に、その最小寸法値を、回転軸方向におけるステータコアの厚みに寸法誤差があってもステータコアを確実に収納できる範囲に設定することで、従来と異なり、組み立ての際に、ステータコアの厚みの誤差に応じて、回転軸方向における他の部品の取り付け位置などを再設定するような作業の必要がなく、大幅な作業の簡素化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図3を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態におけるブラシレスモータの全体的な構成について、図1を参照しつつ説明する
本発明の実施の形態におけるブラシレスモータは、ケーシング1に基部が固定されたステータ2と、このステータ2に回転自在に取り付けられたロータ3と、ステータ2に巻装された励磁コイル7への通電制御を行う電子回路が搭載された回路基板4とに大別されてなるものである。
本発明の実施の形態におけるステータ2は、ステータコア6と、このステータコア6を上下から挟持するよう装着される上下のコアカバー31,32と、この上下のコアカバー31,32を介してステータコア6に巻装される励磁コイル7とを有してなり、ロータ3の内側に配されたものとなっている。
本発明の実施の形態におけるステータコア6は、例えば、肉薄の板状に形成された珪素鋼板などの磁性体部材が多段積層されてなるいわゆる積層コア構造を有するものである。かかるステータコア6は、その中央部分に上下のコアカバー31,32が圧入される貫通孔6aが穿設され、この貫通孔6aを画成する周壁6bから径方向に複数のコイル巻回部8が延出されると共に、さらに、このコイル巻回部8に連設されてロータ3の永久磁石13の回転円に対応するように円弧状に形成された磁極面9を有する公知の構成を有するものとなっている。
本発明の実施の形態における上下のコアカバー31,32は、合成樹脂などの絶縁性部材からなり、詳細は後述するが、それぞれ上下のベアリングホルダ33,34が一体化されており、この上下のベアリングホルダ33,34に上下の軸受け14a,14bが保持されて、回転軸12が上下の軸受け14a,14bにより回転自在に支持されるようになっている。
ロータ3は、大凡椀型に形成されたヨーク11を有し、その開放面がケーシング1側に、閉成面が上面を形成するようにして、その閉成面の中央部には回転軸12が貫通される軸通孔11aが穿設されている。すなわち、回転軸12には、ロータ3が軸通孔11aを介して圧入固着されて、スラストストッパ15によって軸方向に支持されると共に、ケーシング1上に保持されるものとなっている。
そして、ヨーク11の内周面には、複数の永久磁石13が周方向で適宜な間隔を隔てて固着されており、ステータコア6の外周面と適宜な間隔を介して対向するようになっている。
また、回転軸12には、ロータ3の上部に突出した上端部12aに、例えば、シロッコ型のファン5が固着されている。
ケーシング1は、モータホルダ21と基板カバー22とからなり、両者の間に収納空間23が形成されて、回路基板4が収納されるようになっている。本発明の実施の形態においては、基板カバー22がモータホルダ21の裏面側、すなわち、換言すれば、ロータ3やステータ2が位置する側の面(表面)とは反対側でねじ止めされるようになっている。
回路基板4は、モータホルダ21の下面側(裏面側)に突出形成された支持柱(図示せず)にねじ止めされて、ケーシング1内に保持、収納されるようになっている。かかる回路基板4は、外部から入力される制御信号に基づいて、励磁コイル7への通電を制御する公知の通電駆動回路が搭載されたものである。
また、ケーシング1内には、回転軸12の一方の端部が臨むようになっており、その端部近傍には、センサマグネット26が固着されている。
そして、回路基板4には、センサマグネット26に対向する適宜な部位に、ホール素子(図示せず)が設けられており、ロータ3の回転位置に応じた検出信号が、回路基板4による励磁コイル7への通電制御に供されるようになっている。
次に、本発明の実施の形態における上下のコアカバー31,32について、図1及び図2を参照しつつ詳述する。
本発明の実施の形態における上コアカバー31と下コアカバー32は、後述する嵌合部分を除けば、基本的に同一の構成を有してなるものである。したがって、以下、上コアカバー31の説明を行い、その際、下コアカバー32の対応する構成要素の符号を、上コアカバー31を構成する構成要素の符号の後に括弧書きで表記することとし、上コアカバー31の構造の説明を以て、下コアカバー32の構造の説明に代えることとする。
上コアカバー31は、外観形状が概略中空筒状に形成された筒状部41a(41b)を有すると共に、その筒状部41a(41b)の外周面には、ステータコア6の複数のコイル巻回部8に対応した複数の鍔部42a(42b)が筒状部41a(41b)の径方向に沿って外方へ一体に突出形成されたものとなっている(図1参照)。
筒状部41a(41b)は、小径部43a(43b)と大径部44a(44b)とからなり、小径部43a(43b)は、ステータコア6の貫通孔6aへ圧入可能にその外径が貫通孔6aの内径にほぼ一致したものとなっている。鍔部42a(42b)は、この小径部43a(43b)から大径部44a(44b)へ移る部分において、ステータコア6のコイル巻回部8に対応して外方へ一体に突出形成されている。
また、小径部43a(43b)の内部、すなわち、中空円筒状に形成された部位においては、大径部44a(44b)側の端部から大径部44a(44b)と反対方向へ向かって徐々に小径となるテーパ形状に形成され、かつ、その中央には回転軸12が貫通可能な軸孔45が穿設された軸受支持片46a(46b)が延設されたものとなっている。
そして、この軸受支持片46aと先の大径部44aとで、上ベアリングホルダ33が、また、同様に、軸受支持片46bと大径部44bとで下ベアリングホルダ34が、それぞれ構成され、かつ、上ベアリングホルダ33は、上コアカバー31に一体化され、また、下ベアリングホルダ34は、下コアカバー32に一体化されたものとなっている(図1参照)。
また、上コアカバー31の小径部43aの大径部44aと反対側の端部の外周面には、嵌合段部47が環状に形成されている(図2(A)参照)。すなわち、嵌合段部47は、上コアカバー31の小径部43a端部の外周面が環状に切り欠かれ、段部環状周壁48が形成されたものとなっている(図2(A)参照)。
一方、下コアカバー32の小径部43bの肉厚は、上コアカバー31の小径部43aの肉厚に比して薄く設定されている。この下コアカバー32の小径部43bの肉厚L1は、嵌合段部47の径方向の幅L2にほぼ等しく設定されるのが好適である(図2(A)参照)。
このようにして、この実施例においては、上述の上コアカバー31の嵌合段部47と、この嵌合段部47の径方向における間隔L2にほぼ等しい肉厚を有する下コアカバー32の小径部43bの端部とで嵌合部40が構成されている(図2(A)参照)。
かかる構成において、上コアカバー31と下コアカバー32は、次述するようにして回転軸12の軸方向で接続され、一体化されるものとなっている。
すなわち、まず、上コアカバー31と下コアカバー32を、ステータコア6を上下から挟むようにしてそれぞれの小径部43a,43bの端部側からステータコア6の貫通孔6aへ圧入してゆく。圧入が進み、小径部43a,43bの先端部分が貫通孔6aの軸方向のほぼ中央付近に位置する付近で、下コアカバー32の小径部43bの端部が、上コアカバー31の小径部43a先端近傍に形成された嵌合段部47に入り込んでゆく。そして、下コアカバー32の小径部43bの先端部が嵌合段部47の底部47aに当接したところで、小径部43a,43bの嵌合が完了すると共に、圧入が完了し、それによって、上下のコアカバー31,32が回転軸12の軸方向で接続、一体化されるものとなっている(図2(A)参照)。
このように小径部43a,43bの嵌合により上下のコアカバー31,32が接続され一体化された状態において、上コアカバー31の鍔部42aと下コアカバー32の鍔部42bの間に、これら鍔部42a,42bと小径部43a,43bの外周面の一部とによってコア収納空間49が画成され、ステータコア6が位置せしめられるようになっている(図2(A)参照)。
ここで、本発明の実施の形態においては、上述のように上下のコアカバー31,32が接続され一体化された状態であって、鍔部42a,42bに励磁コイル7が巻回されていない状態において、上コアカバー31の鍔部42aと下コアカバー32の鍔部42bのコア収納空間49内における間隔、換言すれば、回転軸12の軸方向におけるコア収納空間49の長さL3が、回転軸12の軸方向におけるステータコア6の厚みL4に等しいか、又は、若干大きくなるように設定されている(図2(A)参照)。
より具体的には、まず、上述のコア収納空間49の長さL3とステータコア6の厚みL4を、それぞれ設計値と仮定する一方、L3の最小寸法公差を−αと、L4の最大寸法公差を+βと、それぞれ仮定する。
そして、上コアカバー31の鍔部2aと下コアカバー32の鍔部42bのコア収納空間49内における間隔、換言すれば、回転軸12の軸方向におけるコア収納空間49の長さは、回転軸12の軸方向におけるステータコア6の厚みに対して、L3−α≧L4+βを満足する大きさに設定されるのが好適である。
すなわち、換言すれば、設計値から最小寸法公差分だけ差し引いた値を最小寸法値、設計値に最大寸法公差分加えた値を最大寸法値と定義すると、回転軸12の軸方向におけるコア収納空間49の長さは、その最小寸法値が、回転軸12の軸方向におけるステータコア6の厚みの最大寸法値以上に設定されるのが好適である。
なお、現実的には、回転軸12の軸方向におけるコア収納空間49の最小寸法値は、回転軸12の軸方向におけるステータコア6の厚みの最大寸法値に対して0〜+2mm程度とするのが好適である。これは、これ以上の差となると、上下のコアカバー31,32に励磁コイル7を巻装した際に、上下のコアカバー31,32がステータコア6になじまなくなる虞があるためである。
回転軸12の軸方向におけるコア収納空間49の長さが上述のように設定される結果、小径部43a,43bにおける嵌合により一体化された上下のコアカバー31,32の鍔部42a,42bとステータコア6との間には、上下のコアカバー31,32やステータコア6の実際の仕上がり状態によっては、微少隙間が生ずる場合があり得る(図2(A)参照)。
しかしながら、上下のコアカバー31,32は、十分撓むことのできる樹脂部材から形成することで、鍔部42a,42bに励磁コイル7を巻回しても鍔部42a,42bはステータコア6に充分密着した状態となる(図2(B)参照)。
また、本発明の実施の形態においては、上下のコアカバー31,32は、上述したように小径部43a,43bにおける嵌合によって相互に接続、一体化されるため、回転軸12の軸方向における上下のコアカバー31,32の長さが一義的に定まり、従来のように回転軸12の軸方向におけるステータコア6の厚みの仕上がり精度に応じて定まるということがなくなり、製造時における従来の不確定要素が確実に排除されることとなるものである。
回転軸12の軸方向における上下のコアカバー31,32の長さが一義的に定まることに伴い、上下の軸受け14a,14bの位置が一義的に定まり、さらには、従来と異なり、センサマグネット26などの位置決めも機械的に行えることとなる。
しかして、かかる上下のコアカバー31,32に一体化された上下のベアリングホルダ33,34には、次述するようにして上下の軸受け14a,14bなどが配設されるものとなっている。
上ベアリングホルダ33の軸受支持片46aには、上軸受け14aが、また、下ベアリングホルダ34の軸受支持片46bには、下軸受け14bが、次述するようにしてそれぞれ固設されると共に、その一部は、それぞれの大径部44a,44bの内部に位置するものとなっている(図1参照)。
すなわち、上軸受け14aの軸受支持片46aに接する側と反対側の端面近傍の回転軸12には、スラストストッパ15が位置せしめられると共に、スラストストッパ15と上軸受け14aとの間には、詳細な図示は省略してあるが、複数の上ワッシャ群51aが配されており、スラストストッパ15と上軸受け14aとの間の摺動抵抗が減じされるようにしてある。ここで、上ワッシャ群51aは、例えば、少なくとも一つのナイロンベースのワッシャと、NBRゴムからなるワッシャと、POM(ポリアセタール)とから構成されたものとするのが好適である。
そして、上軸受け14aのスラストストッパ15側の外周面に環状に当接すると共に、大径部44aの内周面に当接するよう大径部44aに圧入された上軸受けストッパ52aによって、上軸受け14aは、軸受支持片46aに固着されるものとなっている。なお、上軸受けストッパ52aと大径部44a側の小径部43aの端部との間には、潤滑油を含んだフェルト53が配されており、焼結金属によって形成された上軸受け14aに潤滑油が供給できるようになっている。
一方、下軸受け14bの軸受支持片46bに接する側と反対側の端面近傍には、回転軸12に固着されたセンサマグネット26の端面が位置するようになっている。そして、双方の間には、複数の詳細な図示は省略してあるが、複数の下ワッシャ群51bが配されており、センサマグネット26と下軸受け14bとの間の摺動抵抗が減じられるようにしてある。なお、下ワッシャ群51bの好適な構成例は、先の上ワッシャ群51aと同様である。
そして、下軸受け14bのセンサマグネット26側の外周面に環状に当接すると共に、大径部44bの内周面に当接するよう大径部44bに圧入された下軸受けストッパ52bによって、下軸受け14bは、軸受支持片46bに固着されるものとなっている。なお、下軸受けストッパ46bと小径部43bの端部との間には、潤滑油を含んだフェルト53が配されており、焼結金属によって形成された下軸受け14bに潤滑油が供給できるようになっている。
上述の構成例において、嵌合部40は、上コアカバー31の小径部43aに形成された段部環状周壁4が、下コアカバー32の小径部43bの内部へ嵌まり込むような構成としたが、必ずしもこのような構成に限定される必要はないことは勿論である。
例えば、上述の構成例とは逆に、嵌合段部47を下コアカバー32の小径部43bに設け、上コアカバー31の小径部43aの径方向における肉厚を嵌合段部47の径方向における幅L2にほぼ等しく設定した構成としてもよい。
また、嵌合の形態は、上述の構成例のようなものに限定される必要はなく、他の嵌合形態であってもよいことは勿論である。
すなわち、例えば、図3に示されたように、上述の構成例同様、上コアカバー31の小径部43aの端部外周面に嵌合段部47Aを形成する一方、下コアカバー32の小径部43bの端部内周面に嵌合段部47Bを形成した構成としてもよい。かかる構成においては、上コアカバー31の小径部43aの段部環状周壁48aが下コアカバー32の嵌合段部47Bに、下コアカバー32の小径部43bの段部環状周壁48bが上コアカバー31の嵌合段部47Aに、それぞれ嵌り込んで嵌合し、上下のコアカバー31,32が接続、一体化されるものである。
また、上述の構成例においては、上下のベアリングホルダ33,34を、上下のコアカバー31,32に一体化したが、上下のベアリングホルダ33,34のいずれか一方のみがコアカバー31,32に一体化される構成であってもよい。
さらに、本発明の実施の形態における上下の軸受け14a,14bは、含油軸受けであるが、これに限定される必要はないことは勿論であり、例えば、玉ベアリングなどの他の種類の軸受けであってもよい。
本発明の実施の形態におけるブラシレスモータの構成例を示す縦断面図図である 図1に示されたブラシレスモータの上下のコアカバーの嵌合部分の拡大断面図であり、図2(A)は励磁コイルを巻回す前の嵌合部を示す拡大断面図、図2(B)は励磁コイルを巻回した状態の嵌合部を示す拡大断面図である。 上下のコアカバーの嵌合部の他の実施例を示す断面図である。
符号の説明
31…上コアカバー
32…下コアカバー
33…上ベアリングホルダ
34…下ベアリングホルダ
40…嵌合部
41a,41b…筒状部
42a,42b…鍔部
46a,46b…軸受支持片
49…コア収納空間

Claims (6)

  1. 励磁コイルがステータコアに巻装されてなるステータが設けられ、当該ステータの中央部分を挿通せしめられると共に、回転可能に支持された回転軸に、前記ステータの外周面に対向するよう永久磁石が配されてなるロータが固着されてなるブラシレスモータであって、
    前記回転軸の軸方向において相互に嵌合せしめられて、前記ステータコアをその上下から挟持するように収納するステータコア収納空間が形成される2つのコアカバーが設けられてなることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. コアカバーは、ほぼ中空円筒状に形成された筒状部と、前記筒状部の外周面において周方向で適宜な間隔を隔てて径方向へ突出形成された複数の鍔部とが設けられてなると共に、前記筒状部の一方の端部には、対となる他方の筒状部の一方の端部と共に嵌合部が形成されるよう構成されてなることを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ。
  3. 筒状部の鍔部が突出形成された近傍の部位には、回転軸を回動可能に支持する軸受けが保持されるベアリングホルダが一体形成されてなることを特徴とする請求項2記載のブラシレスモータ。
  4. ベアリングホルダは、軸受けが取着可能に筒状部の中空部の内壁に突出形成され、かつ、回転軸が貫通可能な軸孔が穿設されてなる軸受支持片を有してなることを特徴とする請求項3記載のブラシレスモータ。
  5. 2つのコアカバーの嵌合により形成されるコア収納空間の回転軸方向に沿う長さの最小寸法値は、ステータコアの回転軸方向における長さの最大寸法値以上に設定されてなることを特徴とする請求項4記載のブラシレスモータ。
  6. コア収納空間の回転軸方向に沿う長さの最小寸法値は、ステータコアの回転軸方向における長さの最大寸法値に対して0以上で+2mmを越えない範囲であることを特徴とする請求項5記載のブラシレスモータ。
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