JP2007028163A - 電子カメラの表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影後に、表示器上に撮影画像を拡大表示し主被写体にピントが合っているか否かを確認する電子カメラにおいて、撮影された画像の中からピントを合わせた主被写体を正確に選択し、その拡大像をカメラの表示部に表示することで、撮影された画像のピント確認が迅速かつ、正確に行うことが可能となる電子カメラの表示装置を提供する。
【解決手段】撮影された画像情報を記憶する記憶手段、前記記憶手段に記憶された画像情報の一部の情報を上記表示手段に画像として拡大して表示する拡大表示手段、被写界の特定領域の焦点検出検出を行う焦点検出手段、カメラの前記焦点検出時と、カメラ撮影時の主被写***置の変化量を算出する被写***置変化算出手段、該被写***置変化算出手段の信号に基づいて、前記焦点検出時の主被写***置を補正し、該補正された主被写***置近傍の撮影画像の拡大領域を決定し、上記表示手段に拡大表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は電子スチルカメラ等の撮像装置に係る電子カメラの表示装置に関し、特に電子スチルカメラ本体の小型モニタにおいて撮影画像のピントを確認するようにした装置および方法に関するものである。
従来より撮像素子を用いて光学系から入射する被写体像を撮影し、その結果得られた画像信号を信号処理して画像情報に変換し、その画像情報をフラッシュメモリを内蔵したメモリカードやフロッピー(登録商標)ディスクあるいはハードディスクからなる記録手段に記録するようにした電子スチルカメラが種々提案されている。このようなカメラの中には撮影した画像をその場で再生できるようにカメラ本体にモニタを内蔵しているものがあり、撮影画像を表示したり、1画面に複数の撮影画像を表示したりすることができる。
ところが、カメラ本体に内蔵されるモニタはほとんどの場合小型であり、カメラ本体に内蔵されるモニタでは撮影画像のピント確認を行うことができないという問題があった。そこで、特許文献1で開示の「電子スチルカメラ装置」では、少ない画素数のモニタを用いてもピント調整を容易に行うために撮影後、撮影画像を小型モニタに表示し、表示された画像の一部分を撮影者が指定することで、その指定部分を小型モニタに拡大表示するものが提案されている。
また上記公報の装置では、モニタにてピント調整を行う場合、撮影者がいちいち撮影画像を表示させ、さらに拡大したい場所を指定しなければならないという問題がある。
この問題に対して、特許文献2では、撮影後に再生装置(カメラでも可)の移動量に応じて、拡大表示する領域を移動させる提案がなされている。
また特許文献3で開示の「撮像装置」では、カメラでの撮影後すぐに撮影画像のピント確認を行うことができるように、撮影後に合焦した測距点付近の画像を表示手段であるモニタ画面全体に表示する装置を開示している。
特開平5−244471号公報 特開2002−209189号公報 特開2000−125178号公報
しかしながら、上記特許文献3の発明のように、カメラでの撮影後に合焦した焦点検出領域付近の画像を拡大表示すると、ピント確認をしたい主被写体が表示されないことが少なからず発生していた。
それは、撮影したい主被写体が合焦後に移動してしまい、撮影時に合焦した焦点検出領域近傍に存在しなくなってしまった場合、または撮影者が合焦後に(AFロックしたまま)撮影構図を変更してしまった場合が考えられ、この状況では単に表示された画像を見ただけでは主被写体のピント確認はできないことになる。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、撮影された画像の中からピントを合わせた主被写体を正確に選択し、その拡大像をカメラの表示部に表示することで、撮影された画像のピント確認が迅速かつ、正確に行うことが可能となる電子カメラの表示装置を提供することを目的とする。
撮影された画像情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像情報を画像として表示する表示手段と、前記記憶手段に記憶された画像情報の一部の情報を上記表示手段に画像として拡大して表示する拡大表示手段と、被写界の特定領域の焦点検出検出を行う焦点検出手段と、カメラの前記焦点検出時と、カメラ撮影時の主被写***置の変化量を算出する被写***置変化算出手段と、該被写***置変化算出手段の信号に基づいて、前記焦点検出手段の焦点検出位置を補正し、該補正された焦点検出領域近傍の撮影画像の拡大領域を決定し、前記表示手段に拡大表示することを特徴とする電子カメラの表示装置を提供することにより、上記問題の解決を図るものである。
本発明は、請求項1に係るところの撮影された画像情報を記憶する記憶手段、該記憶手段に記憶された画像情報を画像として表示する表示手段、前記記憶手段に記憶された画像情報の一部の情報を上記表示手段に画像として拡大して表示する拡大表示手段、被写界の特定領域の焦点検出検出を行う焦点検出手段、カメラの前記焦点検出時と、カメラ撮影時の主被写***置の変化量を算出する被写***置変化算出手段、該被写***置変化算出手段の信号に基づいて、前記焦点検出手段の焦点検出位置を補正し、該補正された焦点検出領域近傍の撮影画像の拡大領域を決定し、上記表示手段に拡大表示することを特徴とする電子カメラの表示装置を提供することにより、撮影された画像の中からピントを合わせた主被写体を正確に選択し、その拡大像をカメラの表示部に表示することで、撮影された画像のピント確認が迅速かつ、正確に行うことが可能となる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
以下、本発明実施の形態を図1から図10に基づいて詳細に説明する。
なお、図1から図10において同一の要素部品には同じ番号が記載してある。
図1は、本発明の第1の実施例によるデジタルカメラの概略構成を示す図である。
同図において、101はCPU(中央演算処理装置)であり、本デジタルカメラの動作はこのCPU101により制御される。
105は撮影レンズであり、撮影被写界光を撮像素子であるCCD106上に結像させている。また、撮影被写界光はその一部が半透過主ミラー126、サブミラー122によって、123、124、119からなる公知の位相差方式焦点検出ユニットに導かれ、撮影レンズ105で結像された被写界光のピントがCCD106の受光面に対してどの方向に、どれ位ずれているか、いわゆるデフォーカス量として検出することができる。
ここで123はフィールドレンズ、124は2次結像レンズ、119は焦点検出用のCCDラインセンサであり、実際には図3に示すようにファインダ画面***の領域130の焦点検出が可能となっている。上記算出されたデフォーカス量に対して、撮影レンズ本体のレンズ駆動敏感度(レンズ固有の制御の細かさ)を考慮し、CPU101は図1の撮影レンズ駆動制御部125に撮影レンズの駆動させるための駆動量パルスを送り、撮影レンズ駆動制御部125は送られてきたパルスに応じてパルスモータを駆動させ、撮影レンズ105を合焦位置に駆動させることで自動焦点調節を行う(焦点検出手段)。
128は撮影レンズ105のCCD106結像面と等価の結像面に置かれたピント板であり、ピント板128に結像した被写界像をペンタプリズム127、接眼レンズ121を通じて見ることのできるTTL方式の光学ファインダ構成となっている。
また、110は撮影被写界の輝度を測定する測光センサであり、結像レンズ112にてピント板128の被写界像を測光センサ110上に結像している。
測光センサ110は縦×横、各々20×30に分割された受光領域を有しており、図3に示すようにカメラのファインダ視野131(被写界領域)の主要領域を20×30の領域に分割して測光することができる(測光手段)。
また図3の20×30の分割線は模式的なものであり、実際に撮影者は見ることはできない。
さらに図3の中央部の指標130は、上記焦点検出が可能な領域(焦点検出領域)を示している。
図1に戻って、撮影者がレリーズボタン114(不図示)を押すと、主ミラー126は撮影レンズ105の光路外に退避し、撮影レンズ105によって集光された被写界光はフォーカルプレーンシャッタ133で光量制御がなされ、CCD106によって被写界像として光電変換処理表示された後、撮影済み画像として表示部113に表示される。ここで113はTFTカラー液晶からなる外部表示部である。
図2は、本発明の第1の実施例によるデジタルカメラの概略構成を示す電気ブロック図である。
同図において、101は前述のCPU(中央演算処理装置)であり、CPU101には、制御プログラムを記憶しているROM(リードオンリーメモリ)102、RAM(ランダムアクセスメモリ)103、データ格納手段104、画像処理部108、LCD制御部111、レリーズSW114、電源を供給するためのDC/DCコンバータ117がそれぞれ接続され、画像処理部108にはCCD制御部107、さらにCCD106が接続されている。CCD106は有効画素数約500万画素(2560×1920)を有している。
そしてLCD制御部111には表示駆動部112、さらに表示部113が接続されており、表示部113はCCD106で撮像された画像を縦横各々1/8に間引き処理された320×240の画像を表示することのできるTFTカラー液晶である(表示手段)。また、DC/DCコンバータ117には電池116から電源が供給されている。
CPU101はROM102内の制御プログラムに基づいて各種制御を行う。これらの制御の中には、画像処理部108から出力された撮影画像信号を読み込み、RAM103へDMA転送を行う処理、同様にRAM103よりLCD制御部111へデータをDMA転送する処理、また、画像データをJPEG圧縮しファイル形式でデータ格納手段104へ格納する処理を行う(記憶手段)。
さらにCPU101は、CCD106、CCD制御部107、画像処理部108、LCD制御部111などに対してデータ取り込み画素数やデジタル画像処理の変更指示を行う。
119は前述の焦点検出用の一対のラインCCDセンサであり、焦点検出制御部120はこれらラインセンサ119から得た電圧をA/D変換し、CPUに送る。またCPU101の指示のもとに、焦点検出制御部120はラインセンサ119の蓄積時間とAGC(オートゲインコントロール)の制御も行う。
また、レリーズSW114の操作に伴う撮影動作の指示、さらに、各素子への電源の供給をコントロールするための制御信号を、DC/DCコンバータ117に対して出力する処理等も、CPU101の制御の基に行われている。
RAM103は画像展開エリア103a、ワークエリア103b、VRAM103c、一時退避エリア103dを備えている。画像展開エリア103aは、画像処理部108より送られてきた撮影画像(YUVデジタル信号)やデータ格納手段104から読み出されたJPEG圧縮画像データを一時的に格納するためのテンポラリバッファとして、また、画像圧縮処理、解凍処理のための画像専用ワークエリアとして使用される。
ワークエリア103bは各種プログラムのためのワークエリアである。VRAM103cは表示部113へ表示する表示データを格納するVRAMとして使用される。また、一時退避エリア103dは各種データを一時退避させるためのエリアである。
データ格納手段104は、CPU101によりJPEG圧縮された撮影画像データ、あるいはアプリケーションより参照される各種付属データ等をファイル形式で格納しておくためのフラッシュメモリである。
レンズ群105は被写界像を光学的にCCD105へ投影するために複数枚のレンズで構成されており、CCD(光電変換素子)106はレンズ群105によって投影された撮影画像をアナログ電気信号に変換するための素子である。
このCCD106は、CPU101よりの解像度変換指示に従って、水平方向および垂直方向の間引き画素データの出力が可能である。CCD制御部107は、CCD106に転送クロック信号やシャッタ信号を供給するためのタイミングジェネレータ、CCD出力信号のノイズ除去、ゲイン処理を行うための回路、さらに、アナログ信号を10ビットデジタル信号に変換するためのA/D変換回路、また同様に、CPU101よりの解像度変換指示に従って、画素間引き処理を行うための回路等を含んでいる。
また、画像処理部108は、CCD制御部107より出力された10ビットデジタル信号をガンマ変換、色空間変換、また、ホワイトバランス、AE、フラッシュ補正等の画像処理を行い、YUV(4:2:2)フォーマットの8ビットデジタル信号出力を行うものである。これら、レンズ群105、CCD106、CCD制御部107、画像処理部108から撮像手段が構成されている。
LCD制御部111は、画像処理部108から転送されたYUVデジタル画像データ、あるいはデータ格納手段104のなかの画像ファイルに対してJPEGの解凍を行ったYUVデジタル画像データを受け取り、RGBデジタル信号へ変換したあと表示駆動部112へ出力する処理を行う。表示駆動部112は表示部113を駆動するための制御を行う。これらLCDコントロール部111、表示駆動部112、表示部113から表示手段が構成されている。
レリーズSW114は、撮影動作の開始を指示するためのシャッタである。このレリーズSW114は不図示のレリーズボタンの押下圧によって2段階のスイッチポジションが有り、1段目のポジション(SW1ON)の検出で、ホワイトバランス、AE等のカメラ設定のロック動作が行われ、2段目のポジション(SW2ON)の検出で、被写界画像信号の取り込み動作が行われる。
電池116はリチャーチャブルの2次電池あるいは乾電池である。また、DC/DCコンバータ117は、電池116からの電源供給を受け、昇圧、レギュレーションを行うことにより複数の電源を作り出し、CPU101を初めとする各素子に必要な電圧の電源を供給している。このDC/DCコンバータ117はCPU101からの制御信号118により、各々の電圧の供給の開始、停止を制御できるようになっている。
次に図4から図10を用いて本発明であるところの電子カメラの撮影画像の再生表示について説明を行う。
図4は電子カメラの撮影動作および撮影済み画像を外部表示部113に表示するためのフローチャートである。
まずカメラを不作動状態から不図示の電源スイッチをONにすると、カメラの電源がONされ(ステップ#200)、カメラはレリーズボタンが押し込まれてスイッチSW1がONされるまで待機する(ステップ#201)。
次にレリーズボタンが押し込まれてスイッチSW1がONされたことをCPU101が検出すると、撮影レンズの焦点調節手法が、自動か手動かの判定を行う(ステップ#202)。
カメラが手動焦点調節に設定されているならば、カメラ自身は焦点調節動作を実行しないので、次のステップ#204に進む。一方がレリーズボタンが押し込まれてスイッチSW1がONされたことをCPU101が検出すると、前述の画面中央の焦点検出領域に対して自動焦点調節動作を行うことで撮影レンズのピントを主被写体に合わせることが可能となる(ステップ#203)。
次にカメラは前述の測光センサ110より撮影被写界を20×30に分割された輝度情報を得て、それに基づいて所定のアルゴリズム測光演算に従って、カメラの露出値を決定する(測光動作1、ステップ#204)。またここでの測光動作は後述のレリーズ動作(実際には主ミラーアップ動作)が行われるまで連続的に行われている。
一方、撮影者が合焦表示された状態のファインダ視野を見て、引き続きスイッチSW1をONし続けられ(ステップ#205)、さらにレリーズボタンを押し込んでスイッチSW2がONされたならば(ステップ#206)、CPU100は前記連続的に行われている測光動作の中の20×30に分割された輝度情報を取り込み(ステップ#207)、さらに不図示のシャッタ制御部、絞り駆動部、CCD制御部107にそれぞれ信号を送信して、公知のシャッタレリーズ動作を行う(ステップ#208)。
具体的には、まず不図示のモータ制御部を介してモータに通電して主ミラー126をアップさせ、撮影レンズの絞りを絞り込んだ後、シャッタ133のマグネットMG−1に通電し、シャッタ133の先幕を開放することでCCD106への被写界光の蓄積が開始される。所定のシャッタ秒時経過後、マグネットMG−2に通電がなされ、シャッタ133の後幕が閉じることでCCD106への被写界光の蓄積が終了する。次にモータに再度通電がなされ、ミラーダウン、シャッタチャージを行い一連のシャッタレリーズシーケンスの動作(撮影動作)が終了する。
また前記シャッタレリーズシーケンスの動作と平行して、前記ステップ#204の測光動作1とステップ#207の測光動作2で得られた撮影被写界を20×30に分割された各々の輝度情報の相関演算によって得られた撮影主要被写体の移動量、さらには撮影時の主要被写体の撮影画像における位置が演算される(被写***置変化算出手段 ステップ#209)。これらの演算処理についての詳細は後述する。
一方、ステップ#208の撮影動作によってCCD106に露光された被写界像は光電変換され、画像処理部108にて約500万画素(2560×1920)のデジタルデータに変換された後、RAM103aへ一時的に格納される。
次に格納されたデジタルデータは、JPEG圧縮処理された後、画像データとしてデータ格納手段104によってコンパクトフラッシュ(登録商標)等の記録媒体に記録される。また同時に前記2560×1920画素の全体画像デジタルデータは、表示部113に表示するために縦横各々1/8に間引き処理された320×240画素の全体画像データに変換され、表示用のVRAM103cに再格納されるとともに、拡大再生表示時に必要となるステップ#209で算出された撮影時の主要被写体の位置座標データ座標を中心として撮影画像から切り出した320×240画素の拡大画像データも対応して格納、記憶される(ステップ#210)。
前記一連の撮影動作が終了すると、撮影された画像の間引き画像である上記320×240画素の全体画像データが表示部113に表示され、撮影者は撮影された画像の全体像を確認することができる(ステップ#211)。
ステップ#211で画像が表示されるとともに、カメラは撮影者が何らかの操作部材による入力待ちの状態となり、その間全体画像を表示し続ける。ここで、例えばSW1ON、撮影モード変更等の入力がなされると、表示部113の表示を消灯し、入力に対応した状態に遷移する(ステップ#212)。
ステップ#212で操作部材の入力が無く、撮影者が不図示の拡大再生表示ボタンを押した入力信号をカメラが検知する(ステップ#213)と、前記ステップ#210で作成、記憶されている320×240画素の拡大画像データを表示部113に表示する(ステップ#214)。
ステップ#211で表示された全体画像が撮影画像の縦横各々1/8に間引き処理されたものであるのに対し、ステップ#214で表示された拡大再生画像は、同一分解能表示で8倍の拡大率となっているため、撮影した主要被写体のピントの状態を容易に確認することが可能である。
次にカメラは再び撮影者が何らかの操作部材による入力待ちの状態となり、その間全体画像を表示し続ける。入力がなされると、表示部113の表示を消灯し、入力に対応した状態に遷移する(ステップ#215)。
また本フローでは、再生画像表示を終了するのに、操作部材の入力で行っているが、タイマーで表示時間を規定するようにしても良い。
ここで実際に被写体を撮影する場合の例を図5から図10を用いて説明する。
図5は、最終的に撮影したい構図である。しかしながら焦点検出領域がファインダの撮影画面の中央にあるため、主被写体に正確にピントを合わせるには、図6のように一度ピントを合わせたい主被写体を画面中央の指標130に一致するように構図を決め、不図示のレリーズボタンを半押しすることでSW1をONし、主被写体のピントの合焦が確認できたら、SW1をONさせたまま(一般的にはAFロックと称する)、図5の最終構図にカメラの撮影画面を合わせ、レリーズボタンをそのまま押し込んでSW2をONさせることで撮影を行えば、主被写体にピントの合った意図通りの撮影画像を得ることが可能となる。
しかしながら、この撮影で撮影者が主被写体にちゃんとピントが合っているか否かの確認をするために、撮影後の全体画像再生中に、不図示の拡大再生表示ボタンを押した場合、従来の発明では焦点検出領域のある中央部分を拡大再生表示を行うために、図7に示すように主被写体でない被写界領域の拡大画像が表示部113に表示されてしまうだけで、主被写体のピント確認はできないか、あるいは拡大領域を主被写***置まで移動させるという煩わしい操作が必要となる。
一方、本発明では図6の構図で、一度ピントを合わせたい主被写体を画面中央の指標130に一致させ、レリーズボタンの半押しにてSW1をONすることで焦点検出動作(ステップ#203)、測光1(ステップ#204)が実行される。測光1では前述の撮影被写界を20×30に分割された各々の輝度情報を取り込む。
図9aに示すように、取り込まれた20×30の輝度情報値は、各々垂直方向、水平方向に加算処理がなされる。縦軸に垂直方向の加算値Σx0、Σx1、Σx2…Σx29を輝度値:Σx(実際には加算した数での平均値)とし、横軸を各分割領域列のNo.とすれば図9bの水平方向平均輝度分布図を得ることができる。
一方水平方向の加算値をΣy0、Σy1、Σy2…Σy19、縦軸を得られた輝度値:Σyとすると、同様に図9cの垂直方向平均輝度分布が得られる。
次に図10aに示すように、最終構図を決めてから撮影者がレリーズボタンを全押しすると、SW2がONし、前述の撮影動作(ステップ#208)が開始されるが、SW2ONまで連続して行われていた測光動作の最終取り込み輝度情報値(測光2:ステップ#207)を上記同様に各々垂直方向、水平方向に加算処理を行った結果が水平方向平均輝度分布を示す図10b、垂直方向平均輝度分布を示す図10cの実線となる。
ここで図10b、図10c中には、図9b、図9cの測光1における輝度平均輝度分布も破線として重ね合わせている。これを見ても分かるように測光1の結果(破線)と測光2(実線)の相関演算を行えば、輝度分布のX方向移動量δx、Y方向移動量δyを得ることができる。
従って、撮影後の全体画像再生中に、不図示の拡大再生表示ボタンを押した場合、拡大再生すべき領域は、CCD106の撮影中心画素座標をxc、ycとすると、撮影時の主被写体の位置座標データ座標はxc+δx、yc+δyとなり、この座標位置を中心として撮影画像から切り出した320×240画素の拡大画像とすれば良いことになる。図8は以上のプロセスで得られた主被写体の拡大画像であり、全体画像表示に対し8倍の拡大率の表示が行われるため主被写体のピント確認が容易である。
また本実施例では、被写***置変化算出手段に被写界輝度を検出する測光手段の出力を用いているが、本実施例のカメラを構成しているペンタプリズムを用いた光学式ファインダの代わりに、撮像素子(CCD)に結像した被写界像を電気信号に変換し、液晶等の表示器にて撮影者が撮影被写界を観察可能な電子ビューファインダー(EVF)を搭載した電子カメラの場合には、EVF表示用の画像フレーム信号を処理することで被写***置変化算出手段とすることができる。
つまりAFロック時に取り込んだEVF表示用の画像フレーム信号と、その後もEVFに表示している画像フレーム信号の内、レリーズ信号(SW2ON)が入力された直前の画像フレーム信号(撮影画像信号でも可)との相関演算からピントを合わせたい主被写体の撮影時の位置を算出することが可能である。
さらには、カメラ本体に加速度センサを備えることで被写***置の変化量を算出することが可能である。
AFロック時から実際にレリーズ信号(SW2ON)が入力されるまでの間に、上記加速度センサの出力信号から水平方向と垂直方向の角速度を算出し、前記焦点検出手段から得られる主被写体までの距離情報、さらには撮影に使用した撮影レンズの焦点距離から、主被写体の撮影画像上での焦点検出位置からの変位量を求めることができる。
また本実施例では焦点検出領域が中央1箇所の設定となっているが、複数箇所の焦点検出領域を有するカメラにおいてもAFロック動作を必要とする撮影状況が多々あることは自明であり、とりわけ主被写体が動体である場合にはAFロックした構図と実際撮影を行った構図が異なる撮影状況は非常に多いため、本発明の有効性がそこなわれるものではない。
以上、電子カメラの撮影動作に伴う撮影画像の再生表示について説明を行ってきたが、一旦記録媒体に記録された画像を後から本電子カメラにて再生表示する場合においても、上記被写***置変化算出手段によって求められた主被写***置を撮影画像と一緒に記録することによって、ピント確認のための拡大表示を行う上記表示手法が適用されるのは言うまでもない。
本発明の表示装置を有する電子カメラの概略図 本発明の表示装置を有する電子カメラの概略ブロック図 本発明の表示装置を有する電子カメラのファインダ表示図 本発明の表示装置を有する電子カメラの撮影動作、撮影後画像再生動作フローチャート図 撮影画像全体表示説明図1 撮影画像全体表示説明図2 撮影画像拡大表示説明図1 撮影画像拡大表示説明図2 被写***置変化算出手段説明図1 被写***置変化算出手段説明図2
符号の説明
101 CPU
103 RAM
105 撮影レンズ
106 CCD
110 測光センサ
112 結像レンズ
113 外部表示部
119 焦点検出用CCD
126 主ミラー

Claims (5)

  1. 撮影された画像情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像情報を画像として表示する表示手段と、前記記憶手段に記憶された画像情報の一部の情報を前記表示手段に画像として拡大して表示する拡大表示手段と、被写界の特定領域中の被写体の焦点検出検出を行う焦点検出手段と、カメラの前記焦点検出時と、カメラ撮影時の被写***置の変化量を算出する被写***置変化算出手段とを有し、該被写***置変化算出手段の信号に基づいて、前記焦点検出時に得られた被写***置を補正し、該補正された被写***置近傍の撮影画像の拡大領域を決定し、前記表示手段に拡大表示することを特徴とする電子カメラの表示装置。
  2. 前記被写***置変化算出手段は、前記焦点検出時の被写***置情報と撮影時の被写***置情報の差から被写***置移動量を算出することを特徴とする請求項1記載の電子カメラの表示装置。
  3. 前記被写***置変化算出手段は、前記焦点検出時と撮影時の撮影被写界を複数の領域に分割して輝度検出を行う測光手段の焦点検出時と撮影時の測光出力の変化から被写***置変化を算出することを特徴とする請求項1記載の電子カメラの表示装置。
  4. 前記被写***置変化算出手段は、前記焦点検出時の焦点検出領域に対応した電子ビューファンダー表示用画像信号と撮影時の電子ビューファンダー画像信号、または撮影された本画像信号と比較を行うことによって被写***置変化を算出することを特徴とする請求項1記載の電子カメラの表示装置。
  5. 前記被写***置変化算出手段は、カメラ本体に備えられた加速度センサの信号から、焦点検出時と撮影時の被写***置変化を算出することを特徴とする請求項1記載の電子カメラの表示装置。
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