JP2007045395A - 代替入力制御方法および代替入力制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バッテリ供給電圧をモニタし、低電圧状態でも、入力電圧の入力値を誤判定・誤入力させないようにする。
【解決手段】バッテリ供給電圧が低電圧状態であれば(S1)、代替入力処理を行い(S6)、内部制御情報に基づいてリレー制御信号のOFF出力中であれば(S7)、リレー電圧入力端子の入力値をリレーがOFFであることを示す値に設定し(S8)、リレー制御信号のON出力中であればリレー電圧入力端子の入力値をリレーがONであることを示す値に設定する(S9)。
【選択図】図2
【解決手段】バッテリ供給電圧が低電圧状態であれば(S1)、代替入力処理を行い(S6)、内部制御情報に基づいてリレー制御信号のOFF出力中であれば(S7)、リレー電圧入力端子の入力値をリレーがOFFであることを示す値に設定し(S8)、リレー制御信号のON出力中であればリレー電圧入力端子の入力値をリレーがONであることを示す値に設定する(S9)。
【選択図】図2
Description
本発明は代替入力制御方法および代替入力制御装置に関し、特にバッテリ供給電圧の低下時における電子制御装置への入力値の代替入力制御方法および代替入力制御装置に関する。
従来の電子制御装置では、制御対象であるリレーをON/OFF制御する場合に、制御信号をリレーに出力した上で、リレーからフィードバックされる入力電圧に基づいてリレーが確かにON/OFFになったかどうかを判定(確認)している。例えば、図3に示すように、フィードバックされる入力電圧の電圧レベルが低レベルの時にONであると判定されるリレーをON/OFF判定する場合、リレーのOFF時の入力電圧がグランドレベル(0V)であり、リレーのON時の入力電圧が電子制御装置のバッテリ供給電圧レベル(12V)であるとすると、入力電圧がON判定電圧閾値VON(=4.2V)以上のときにリレーがONであると判定し、入力電圧がOFF判定電圧閾値VOFF(=2.8V)以下のときにリレーがOFFであると判定していた。このため、それ以外の電圧のときには、リレーがON/OFFのどちらに判定されるかが確定できなかった(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−192723
従来の電子制御装置では、車両バッテリの劣化やクランキングによる瞬間的な電圧降下などにより、電子制御装置へのバッテリ供給電圧+Bが低電圧状態になった場合、制御対象であるリレーのON/OFF判定を正しく実施できなくなるおそれがあった。すなわち、電子制御装置へのバッテリ供給電圧+Bが低電圧状態になった場合、リレーの入力電圧の電圧レベルを誤判定・誤入力する可能性があり、正常な車両状態情報の入力を期待することができないという課題があった。
例えば、車両のボデー系を制御するメインボデー電子制御装置のバッテリ供給電圧+BがON判定電圧閾値VON(=4.2V)を下回った場合、制御対象であるリレーはONでもOFFと誤判定・誤入力する可能性がある。このため、制御対象であるリレーの状態を誤判定・誤入力してしまうと、実際の車両状態と異なる入力値にて電子制御装置の制御を実施することとなり、ユーザの期待通りの制御を実施できなくなったり、勝手に誤作動したりする可能性がある(例えば、ドームランプの点灯等)。
本発明の第1の課題は、バッテリ供給電圧の電圧状態をモニタし、低電圧状態でも前回保持入力値や、自他電子制御装置の内部制御情報からの想定入力値を代替入力させる代替入力制御方法を提供することにある。
本発明の第2の課題は、上記代替入力制御方法を実装する代替入力制御装置を提供することにある。
請求項1記載の代替入力制御方法は、制御対象をON/OFF制御する制御信号を当該制御対象に出力し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧に基づいて当該制御対象のON/OFFを判定する電子制御装置の入力制御方法であって、バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるかどうかを判定するステップと、バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるときに、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がON判定電圧閾値以上であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がOFF判定電圧閾値(<ON判定電圧閾値)以下であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定するステップと、バッテリ供給電圧が規定電圧未満であるときに、制御信号情報に基づいて、制御信号のON出力中であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定し、制御信号のOFF出力中であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定するステップとを含むことを特徴とする。請求項1記載の代替入力制御方法によれば、正極性のON/OFF制御(ON判定電圧閾値>OFF判定電圧閾値)において、バッテリ供給電圧の低電圧状態を判断し、低電圧時に代替入力によって実際の制御対象の状態に近い入力値を獲得できるようにしたことにより、誤動作を防止して、ユーザの期待通りの制御を提供できるようになる。
請求項2記載の代替入力制御方法は、制御対象をON/OFF制御する制御信号を当該制御対象に出力し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧に基づいて当該制御対象のON/OFFを判定する電子制御装置の入力制御方法であって、バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるかどうかを判定するステップと、バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるときに、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がOFF判定電圧閾値以上であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がON判定電圧閾値(<OFF判定電圧閾値)以下であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定するステップと、バッテリ供給電圧が規定電圧未満であるときに、制御信号情報に基づいて、制御信号のON出力中であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定し、制御信号のOFF出力中であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定するステップとを含むことを特徴とする。請求項2記載の代替入力制御方法によれば、負極性のON/OFF制御(OFF判定電圧閾値>ON判定電圧閾値)において、バッテリ供給電圧の低電圧状態を判断し、低電圧時に代替入力によって実際の制御対象の状態に近い入力値を獲得できるようにしたことにより、誤動作を防止して、ユーザの期待通りの制御を提供できるようになる。
請求項3記載の代替入力制御方法は、請求項1または2記載の代替入力制御方法において、前記制御対象が、アクセサリへの電源供給をコントロールするアクセサリリレーであることを特徴とする。請求項3記載の代替入力制御方法によれば、バッテリ供給電圧の異常状態においても、代替入力により、アクセサリリレーが誤動作することがなくなるので、アクセサリをユーザの期待通りに制御することができる。
請求項4記載の代替入力制御方法は、請求項1または2記載の代替入力制御方法において、前記制御対象が、イグニッションへの電源供給をコントロールするイグニッションリレーであることを特徴とする。請求項4記載の代替入力制御方法によれば、バッテリ供給電圧の異常状態においても、代替入力により、イグニッションリレーが誤動作することがなくなるので、イグニッションがユーザの期待通りに制御できる。
請求項5記載の代替入力制御方法は、請求項1ないし4記載の代替入力制御方法において、前記制御信号情報が、前回保持入力値であることを特徴とする。請求項5記載の代替入力制御方法によれば、バッテリ供給電圧の異常状態においても、前回保持入力値を最適な入力値と判断して代替入力させることができるので、前回の動作との連続性により誤動作を有効に防止することができる。
請求項6記載の代替入力制御方法は、請求項1ないし4記載の代替入力制御方法において、前記制御信号情報が、自他電子制御装置の内部制御情報からの想定入力値であることを特徴とする。請求項6記載の代替入力制御方法によれば、バッテリ供給電圧の異常状態においても、自他電子制御装置の内部制御情報からの想定入力値を代替入力させることができるので、内部制御情報の連続性により誤動作を有効に防止することができる。
請求項7記載の代替入力制御方法は、請求項1ないし6記載の代替入力制御方法において、前記入力値を、フィルタリングするステップを含むことを特徴とする。請求項7記載の代替入力制御方法によれば、制御対象から入力端子にフィードバックされる入力電圧をフィルタリングすることにより、安定した入力値をアプリケーションプログラムに提供することができる。
請求項8記載の代替入力制御装置は、制御対象をON/OFF制御する制御信号を当該制御対象に出力し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧に基づいて当該制御対象のON/OFFを判定する電子制御装置の入力制御装置であって、バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるかどうかを判定するバッテリ供給電圧判定手段と、バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるときに、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がON判定電圧閾値以上であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がOFF判定電圧閾値(<ON判定電圧閾値)以下であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定する通常入力値設定手段と、バッテリ供給電圧が規定電圧未満であるときに、制御信号情報に基づいて、制御信号のON出力中であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定し、制御信号のOFF出力中であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定する代替入力値設定手段とを有することを特徴とする。請求項8記載の代替入力制御装置によれば、正極性のON/OFF制御(ON判定電圧閾値>OFF判定電圧閾値)において、バッテリ供給電圧の低電圧状態を判断し、低電圧時に代替入力によって実際の制御対象の状態に近い入力値を獲得できるようにしたことにより、誤動作を防止して、ユーザの期待通りの制御を提供できるようになる。
請求項9記載の代替入力制御装置は、制御対象をON/OFF制御する制御信号を当該制御対象に出力し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧に基づいて当該制御対象のON/OFFを判定する電子制御装置の入力制御装置であって、バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるかどうかを判定するステップと、バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるときに、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がOFF判定電圧閾値以上であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がON判定電圧閾値(<OFF判定電圧閾値)以下であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定するステップと、バッテリ供給電圧が規定電圧未満であるときに、制御信号情報に基づいて、制御信号のON出力中であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定し、制御信号のOFF出力中であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定するステップとを含むことを特徴とする。請求項9記載の代替入力制御装置によれば、負極性のON/OFF制御(OFF判定電圧閾値>ON判定電圧閾値)において、バッテリ供給電圧の低電圧状態を判断し、低電圧時に代替入力によって実際の制御対象の状態に近い入力値を獲得できるようにしたことにより、誤動作を防止して、ユーザの期待通りの制御を提供できるようになる。
請求項10記載の代替入力制御装置は、請求項8または9記載の代替入力制御装置において、前記制御対象が、アクセサリへの電源供給をコントロールするアクセサリリレーであることを特徴とする。請求項10記載の代替入力制御装置によれば、バッテリ供給電圧の異常状態においても、代替入力により、アクセサリリレーが誤動作することがなくなるので、アクセサリをユーザの期待通りに制御することができる。
請求項11記載の代替入力制御装置は、請求項8または9記載の代替入力制御装置において、イグニッションへの電源供給をコントロールするイグニッションリレーであることを特徴とする。請求項11記載の代替入力制御装置によれば、バッテリ供給電圧の異常状態においても、代替入力により、イグニッションリレーが誤動作することがなくなるので、イグニッションがユーザの期待通りに制御できる。
請求項12記載の代替入力制御装置は、請求項8ないし11のいずれか1項に記載の代替入力制御装置において、前回保持入力値を代替入力させることを特徴とする。請求項12記載の代替入力制御装置によれば、バッテリ供給電圧の異常状態においても、前回保持入力値を最適な入力値と判断して代替入力させることができるので、前回の動作との連続性により誤動作を有効に防止することができる。
請求項13記載の代替入力制御装置は、請求項8ないし11のいずれか1項に記載の代替入力制御装置において、内部制御情報からの想定入力値を代替入力させることを特徴とする。請求項13記載の代替入力制御装置によれば、バッテリ供給電圧の異常状態においても、自他電子制御装置の内部制御情報からの想定入力値を代替入力させることができるので、内部制御情報の連続性により誤動作を有効に防止することができる。
請求項14記載の代替入力制御装置は、請求項8ないし13のいずれかに記載の代替入力制御装置において、前記入力値を、フィルタリングするフィルタリング手段を有することを特徴とする。請求項14記載の代替入力制御装置によれば、制御対象から入力端子にフィードバックされる入力電圧をフィルタリングすることにより、安定した入力値をアプリケーションプログラムに提供することができる。
バッテリ供給電圧の低下による誤制御および誤動作を防止するという目的を、バッテリ供給電圧が規定電圧未満であるときに、制御信号情報に基づいて、制御信号のON出力中であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定し、制御信号のOFF出力中であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定することにより達成した。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る代替入力制御方法が適用された代替入力制御装置の回路ブロック図である。この回路は、マイクロコンピュータ10を含む電子制御装置(以下、ECUと略記する)1と、マイクロコンピュータ10からのリレー制御信号によりON/OFF制御されるリレー2とから、その主要部が構成されている。
マイクロコンピュータ10は、図示しないCPU(Central Processing Unit),ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)等を備える周知の構成であり、本実施例1に係る代替入力制御方法は、CPUがROMに格納されたプログラムを実行することにより実現される。すなわち、マイクロコンピュータ10は、本発明のバッテリ供給電圧判定手段,通常入力値設定手段,代替入力値設定手段としての役目をする。
マイクロコンピュータ10は、リレー電圧入力端子10aと、バッテリ供給電圧モニタ端子10bと、リレー制御信号出力端子10cとを備える。
リレー電圧入力端子10aは、入力電圧VAを、リレー2のリレースイッチのリレー負荷側の一端から入力する。
バッテリ供給電圧モニタ端子10bは、バッテリ供給電圧+Bを入力する。
リレー制御信号出力端子10cは、リレー2をON/OFF制御するリレー制御信号を出力する。
リレー2は、例えばカーオーディオ,カーナビゲーション等のアクセサリでなるリレー負荷に電源供給するためのリレーであり、そのリレースイッチのリレー負荷側の一端がマイクロコンピュータ10のリレー電圧入力端子10aに接続されている。
次に、このように構成された実施例1に係る代替入力制御方法の動作について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。
リレー電圧入力処理が開始されると、マイクロコンピュータ10は、まず、バッテリ供給電圧モニタ端子10bに入力されるバッテリ供給電圧+Bが規定電圧(=5.3V)以上であるかどうかを判定する(ステップS1)。この時点では、OFF判定電圧閾値VOFF(=2.8V)からON判定電圧閾値VON(=4.2V)までの間のバッテリ供給電圧+Bは、低電圧状態であるか低電圧状態でないかのどちらに判定されるかわからない。
バッテリ供給電圧+Bが規定電圧(=5.3V)以上(通常)であれば(ステップS1)、マイクロコンピュータ10は、通常入力処理を行う(ステップS2)。詳しくは、マイクロコンピュータ10は、リレー電圧入力端子10aに入力されている入力電圧VAを判定し(ステップS3)、入力電圧VAがON判定電圧閾値VON(=4.2V)以上であれば、入力値をリレー2がONであることを示す値に設定する(ステップS4)。一方、入力電圧VAがOFF判定電圧閾値VOFF(=2.8V)以下であれば、入力値をリレー2がOFFであることを示す値に設定する(ステップS5)。
他方、バッテリ供給電圧+Bが5.3V未満(低電圧)であれば(ステップS1)、マイクロコンピュータ10は、代替入力処理を行う(ステップS6)。詳しくは、マイクロコンピュータ10は、リレー制御信号を出力し、リレー2をON/OFF制御することによりリレー負荷をコントロールしているため、リレー制御信号情報(電子制御装置内部制御情報)に基づいて、現在のリレー2のON/OFF状態を想定入力値に設定する(ステップS7)。例えば、リレー制御信号としてOFFを出力中ならば、マイクロコンピュータ10は、リレー2がOFFであることが想定されるので、リレー電圧入力端子10aに入力される入力電圧VAの入力値をリレー2がOFFであることを示す値に設定する(ステップS8)。一方、リレー制御信号としてONを出力中ならば、マイクロコンピュータ10は、リレー2がONであることが想定されるので、リレー電圧入力端子10aに入力される入力電圧VAの入力値をリレー2がONであることを示す値に設定する(ステップS9)。
続いて、マイクロコンピュータ10は、安定した入力をアプリケーションプログラム(図示せず)に提供するために、リレー電圧入力端子10aに入力される入力電圧VAをフィルタリングし(ステップS10)、フィルタ入力値を確定する(ステップS11)。例えば、5ms間隔で入力し、入力結果が連続8回一致したならば、フィルタ入力値を確定させる。この処理により、ノイズによる誤判定が抑制される。
最後に、マイクロコンピュータ10は、アプリケーションプログラム(図示せず)の制御を開始し(ステップS12)、フィルタ入力値がOFFの条件下で(ステップS13:TRUE)、フィルタ入力値OFFに即したアプリケーションプログラムの制御を行い(ステップS14)、フィルタ入力値がONの条件下で(ステップS13:FALSE)、フィルタ入力値ONに即したアプリケーションプログラムの制御を行う(ステップS15)。
実施例1によれば、低電圧状態時に誤判定・誤入力するリレー電圧入力端子10aについて、異常状態突入前の情報(前回保持入力値)や、自他電子制御装置の内部制御情報を用いた想定入力値を代替入力することで、より実際の車両状態に近い代替入力値を獲得することができる結果、誤判定・誤入力されていた従来に比較して、よりユーザの期待に近い制御を実施できるようになる。
なお、実施例1では、リレー電圧入力端子10aにフィードバックされる入力電圧VAの電圧レベルが低レベルの時にOFFであると判定されるリレー2を制御対象としてON/OFF判定する場合(正極性のON/OFF制御)について説明したが、入力電圧VAの電圧レベルが高レベルの時にOFFであると判定されるリレーを制御対象としてON/OFF判定する場合(負極性のON/OFF制御)にも、同様の判定を行うことができることはいうまでもない。
図4は、本発明の実施例2に係る代替入力制御方法が適用された代替入力制御装置の回路ブロック図である。この回路は、マイクロコンピュータ10およびホールド回路11を含むECU1’と、マイクロコンピュータ10からのアクセサリリレー制御信号によりON/OFF制御されるアクセサリリレー20と、ホールド回路11からのイグニッションリレー制御信号によりON/OFF制御される第1イグニッションリレー21および第2イグニッションリレー22とから、その主要部が構成されている。
マイクロコンピュータ10は、図示しないCPU,ROM,RAM等を備える周知の構成であり、本実施例2の代替入力制御方法は、CPUがROMに格納されたプログラムを実行することにより実現される。
マイクロコンピュータ10は、アクセサリリレー電圧入力端子10aと、バッテリ供給電圧モニタ端子10bと、アクセサリリレー制御信号出力端子10cと、第1イグニッションリレー電圧入力端子10dと、第2イグニッションリレー電圧入力端子10eと、ホールドパルス信号出力端子10fと、キャンセルパルス信号出力端子10gと、ホールド回路状態信号入力端子10hとを備える。
アクセサリリレー電圧入力端子10aは、入力電圧Vaccを、アクセサリリレー20のリレースイッチのアクセサリリレー負荷側の一端から入力する。
バッテリ供給電圧モニタ端子10bは、バッテリ供給電圧+Bを入力する。
アクセサリリレー制御信号出力端子10cは、アクセサリリレー20をON/OFF制御するアクセサリリレー制御信号を出力する。
第1イグニッションリレー電圧入力端子10dは、入力電圧Vig1を、第1イグニッションリレー21のリレースイッチの第1イグニッションリレー負荷側の一端から入力する。
第2イグニッションリレー電圧入力端子10eは、入力電圧Vig2を、第2イグニッションリレー22のリレースイッチの第2イグニッションリレー負荷側の一端から入力する。
ホールドパルス信号出力端子10fは、ホールドパルス信号P1をホールド回路11に出力する。
キャンセルパルス信号出力端子10gは、キャンセルパルス信号P2をホールド回路11に出力する。
ホールド回路状態信号入力端子10hは、ホールド回路11のホールド回路状態信号(ホールドセット状態なのかキャンセル状態なのかを示す信号)P3を入力する。
ホールド回路11は、ホールドパルス信号出力端子10fから出力されたホールドパルス信号P1を入力するホールドパルス信号出力端子11aと、キャンセルパルス信号出力端子10gから出力されたキャンセルパルス信号P2を入力するキャンセルパルス信号入力端子11bと、状態信号入力端子10hに入力するホールド回路状態信号P3を出力するホールド回路状態信号出力端子11cと、第1イグニッションリレー21および第2イグニッションリレー22にイグニッション制御信号を出力するイグニッション制御信号出力端子11dとを備えている。
ホールド回路11は、マイクロコンピュータ10からのホールドパルス信号P1が入力されると、ホールドトリガ信号を生成する。ホールドトリガ信号が生成された場合、ホールド回路11は、第1イグニッションリレー21および第2イグニッションリレー22をON/OFF制御する制御信号(駆動電流)であるイグニッションリレー制御信号の供給を開始し、ホールドトリガ信号が消失した後も駆動電流であるイグニッションリレー制御信号の供給を継続する。一方、ホールド回路11は、マイクロコンピュータ10からのキャンセルパルス信号P2が入力されると、キャンセルトリガ信号を生成する。このキャンセルトリガ信号が生成された場合、ホールド回路11は、第1イグニッションリレー21および第2イグニッションリレー22をON/OFF制御する制御信号(駆動電流)であるイグニッションリレー制御信号の供給を停止させる。したがって、ホールド回路11は、ノイズ等の影響がない正常な状態では、マイクロコンピュータ10からのホールドパルス信号P1が入力されるとイグニッションリレー制御信号のON出力を開始し、その後はキャンセルパルス信号P2の入力がなされるまではイグニッションリレー制御信号のON出力を継続することとなる。
このようなホールド回路11を備えていると、次のような利点がある。例えば、ホールド回路11がなくマイクロコンピュータ10から出力される制御信号によって第1イグニッションリレー21および第2イグニッションリレー22への駆動電流の供給を制御する構成では、本来給電状態を継続しなくてはならない状態であっても、ノイズ等によってマイクロコンピュータ10からの制御信号がOFFになれば簡単に給電が停止してしまう。このような事態が車両の走行中に発生すると問題が大きい。それに対して、ホールド回路11があれば、マイクロコンピュータ10からは一旦ホールドパルス信号P1を出力すれば、その後、キャンセルパルス信号P2を出力しない限りイグニッションリレー制御信号のON出力を続けるため、車両走行中に意図せずに給電停止となってしまうことを防止することができる。
アクセサリリレー20は、例えばカーオーディオ,カーナビゲーション等のアクセサリでなるアクセサリリレー負荷へ電源供給するためのリレーであり、そのリレースイッチのアクセサリリレー負荷側の一端がマイクロコンピュータ10のアクセサリリレー電圧入力端子10aに接続されている。
第1イグニッションリレー21は、例えばイルミネーション,パワーウインド等のボデー系の第1イグニッションリレー負荷へ電源供給するためのリレーであり、そのリレースイッチの第1イグニッションリレー負荷側の一端がマイクロコンピュータ10の第1イグニッションリレー電圧入力端子10dに接続されている。
第2イグニッションリレー22は、例えばエンジン等の走行系の第2イグニッションリレー負荷へ電源供給するためのリレーであり、そのリレースイッチの第2イグニッションリレー負荷側の一端がマイクロコンピュータ10の第2イグニッションリレー電圧入力端子10eに接続されている。
次に、このように構成された実施例2に係る代替入力制御方法の動作について、図5ないし図7のフローチャートを参照しながら説明する。
(1) アクセサリリレー20(図5参照)
マイクロコンピュータ10は、バッテリ供給電圧モニタ端子10bに入力されるバッテリ供給電圧+Bが規定電圧以上であるかどうかを判定する(ステップS101)。
バッテリ供給電圧+Bが規定電圧(=5.3V)以上(通常)であれば、マイクロコンピュータ10は、通常入力処理を行う(ステップS102)。詳しくは、マイクロコンピュータ10は、アクセサリリレー電圧入力端子10aに入力されているアクセサリ入力電圧Vaccを判定し(ステップS103)、アクセサリ入力電圧VaccがON判定電圧閾値VON(=4.2V)以上であれば、アクセサリリレー電圧入力端子10aに入力されるアクセサリ入力電圧Vaccの入力値をアクセサリリレー20がONであることを示す値に設定する(ステップS104)。一方、アクセサリ入力電圧VaccがOFF判定電圧閾値VOFF(=2.8V)以下であれば、アクセサリリレー電圧入力端子10aに入力されるアクセサリ入力電圧Vaccの入力値をアクセサリリレー20がOFFであることを示す値に設定する(ステップS105)。
他方、バッテリ供給電圧+Bが5.3V未満(低電圧)であれば(ステップS101)、マイクロコンピュータ10は、代替入力処理を行う(ステップS106)。詳しくは、マイクロコンピュータ10は、アクセサリリレー制御信号を出力し、アクセサリリレー20をON/OFF制御することによりアクセサリリレー負荷をコントロールしているため、アクセサリリレー制御信号情報(電子制御装置内部制御情報)に基づいて、現在のアクセサリリレー20のON/OFF状態を想定入力値に設定する(ステップS107)。例えば、マイクロコンピュータ10は、アクセサリリレー制御信号としてOFFを出力中ならば、アクセサリリレー20がOFFであることが想定され、アクセサリリレー電圧入力端子10aに入力されるアクセサリ入力電圧Vaccの入力値をアクセサリリレー20がOFFであることを示す値に設定する(ステップS108)。マイクロコンピュータ10は、アクセサリリレー制御信号としてONを出力中ならば、アクセサリリレー20がONであることが想定され、アクセサリリレー電圧入力端子10aに入力されるアクセサリ入力電圧Vaccの入力値をアクセサリリレー20がONであることを示す値に設定する(ステップS109)。
続いて、マイクロコンピュータ10は、安定した入力をアプリケーションプログラム(図示せず)に提供するために、アクセサリリレー電圧入力端子10aに入力されるアクセサリ入力電圧Vaccをフィルタリング処理して(ステップS110)、確定する(ステップS111)。例えば、5ms間隔で入力し、入力結果が連続8回一致したならば、アクセサリフィルタ入力値を確定させる。
最後に、マイクロコンピュータ10は、アクセサリの制御を開始し(ステップS112)、アクセサリ入力電圧Vaccのフィルタ入力値がOFFの条件下で(ステップS113:TRUE)、フィルタ入力値OFFに即したアクセサリの制御を行い(ステップS114)、アクセサリ入力電圧Vaccのフィルタ入力値がONの条件下で(ステップS113:FALSE)、フィルタ入力値ONに即したアクセサリの制御を行う(ステップS115)。
このように、バッテリ供給電圧+Bの低電圧状態で正しいアクセサリリレー電圧Vaccを入力できない場合、ECU1’のアクセサリリレー制御信号情報(ON/OFFどちら側にアクセサリリレー制御信号を出力しているかという内部制御情報)から代替入力値を想定することで、正常なバッテリ電源状態と近い入力値を獲得することができる。
(2) 第1イグニッションリレー21(図6参照)
また、マイクロコンピュータ10は、バッテリ供給電圧モニタ端子10bに入力されるバッテリ供給電圧+Bが規定電圧以上であるかどうかを判定する(ステップS201)。
バッテリ供給電圧+Bが規定電圧(=5.3V)以上(通常電圧)であれば(ステップS201)、マイクロコンピュータ10は、通常入力処理を行う(ステップS202)。詳しくは、マイクロコンピュータ10は、第1イグニッションリレー電圧入力端子10dに入力されている第1イグニッション入力電圧Vig1を判定し(ステップS203)、第1イグニッション入力電圧Vig1がON判定電圧閾値VON(=4.2V)以上であれば、第1イグニッションリレー電圧入力端子10dに入力される第1イグニッション入力電圧Vig1の入力値を第1イグニッションリレー21がONであることを示す値に設定する(ステップS204)。一方、第1イグニッション入力電圧Vig1がOFF判定電圧閾値VOFF(=2.8V)以下であれば、第1イグニッションリレー電圧入力端子10dに入力される第1イグニッション入力電圧Vig1の入力値を第1イグニッションリレー21がOFFであることを示す値に設定する(ステップS205)。
他方、バッテリ供給電圧+Bが規定電圧(=5.3V)未満(低電圧)であれば(ステップS201)、マイクロコンピュータ10は、代替入力処理を行う(ステップS206)。詳しくは、マイクロコンピュータ10は、ECU1’がイグニッションリレー制御信号を出力し、第1イグニッションリレー21をON/OFF制御することにより第1イグニッションリレー負荷をコントロールしているため、イグニッションリレー制御信号情報(電子制御装置内部制御情報)に基づいて、現在の第1イグニッションリレー21のON/OFF状態を想定入力値に設定する(ステップS207)。例えば、マイクロコンピュータ10は、イグニッションリレー制御信号としてOFFを出力中ならば、第1イグニッションリレー21のOFFが想定され、第1イグニッションリレー電圧入力端子10dに入力される第1イグニッション入力電圧Vig1の入力値を第1イグニッションリレー21がOFFであることを示す値に設定する(ステップS208)。マイクロコンピュータ10は、イグニッションリレー制御信号としてONを出力中ならば、第1イグニッションリレー電圧入力端子10dに入力される第1イグニッション入力電圧Vig1の入力値を第1イグニッションリレー21がONであることを示す値に設定する(ステップS209)。
続いて、マイクロコンピュータ10は、安定した入力をアプリケーションプログラム(図示せず)に提供するために、第1イグニッションリレー電圧入力端子10dに入力される第1イグニッション入力電圧Vig1をフィルタリング処理して(ステップS210)、確定する(ステップS211)。例えば、5ms間隔で入力し、入力結果が連続8回一致したならば、第1イグニッションフィルタ入力値を確定させる。
最後に、マイクロコンピュータ10は、第1イグニッションリレー負荷であるイルミネーション(例えば、ドームランプ)の制御を開始し(ステップS212)、第1イグニッション入力電圧Vig1のフィルタ入力値がOFFの条件下で(ステップS213:TRUE)、イルミネーションの制御(例えば、ドームランプの点灯)を行い(ステップS214)、第1イグニッション入力電圧Vig1のフィルタ入力値がONの条件下では(ステップS213:FALSE)、何も行わない。
このように、バッテリ供給電圧+Bの低電圧状態で正しい第1イグニッション入力電圧Vig1を入力できない場合、ECU1’のイグニッションリレー制御信号情報(ON/OFFどちら側にイグニッションリレー制御信号を出力しているかという内部制御情報)から代替入力値を想定することで、正常なバッテリ電源状態と近い入力値を獲得することができる。
(3) 第2イグニッションリレー22(図7参照)
さらに、マイクロコンピュータ10は、バッテリ供給電圧モニタ端子10bに入力されるバッテリ供給電圧+Bが規定電圧以上であるかどうかを判定する(ステップS301)。
バッテリ供給電圧+Bが規定電圧(=5.3V)以上(通常電圧)であれば(ステップS301)、マイクロコンピュータ10は、通常入力処理を行う(ステップS302)。詳しくは、マイクロコンピュータ10は、第2イグニッションリレー電圧入力端子10eに入力されている第2イグニッション入力電圧Vig2を判定し(ステップS303)、第2イグニッション入力電圧Vig2がON判定電圧閾値VON(=4.2V)以上であれば、第2イグニッションリレー電圧入力端子10eに入力される第2イグニッション入力電圧Vig2の入力値を第2イグニッションリレー22がONであることを示す値に設定する(ステップS304)。一方、第2イグニッション入力電圧Vig2がOFF判定電圧閾値VOFF(=2.8V)以下であれば、第2イグニッションリレー電圧入力端子10eに入力される第2イグニッション入力電圧Vig2の入力値を第2イグニッションリレー22がOFFであることを示す値に設定する(ステップS305)。
他方、バッテリ供給電圧+Bが規定電圧(=5.3V)未満(低電圧)であれば(ステップS301)、マイクロコンピュータ10は、代替入力処理を行う(ステップS306)。詳しくは、マイクロコンピュータ10は、ECU1’がイグニッションリレー制御信号を出力し、第2イグニッションリレー22をON/OFF制御することにより第2イグニッションリレー負荷をコントロールしているため、イグニッションリレー制御信号情報(電子制御装置内部制御情報)に基づいて、現在の第2イグニッションリレー22のON/OFF状態を想定入力値に設定する(ステップS307)。例えば、マイクロコンピュータ10は、イグニッションリレー制御信号としてOFFを出力中ならば、第2イグニッションリレー電圧入力端子10eに入力される第2イグニッション入力電圧Vig2の入力値を第2イグニッションリレー22がOFFであることを示す値に設定する(ステップS308)。マイクロコンピュータ10は、イグニッションリレー制御信号としてONを出力中ならば、第2イグニッションリレー電圧入力端子10eに入力される第2イグニッション入力電圧Vig2の入力値を第1イグニッションリレー21がONであることを示す値に設定する(ステップS309)。
続いて、マイクロコンピュータ10は、安定した入力をアプリケーションプログラム(図示せず)に提供するために、第2イグニッションリレー電圧入力端子10eに入力される第2イグニッション入力電圧Vig2をフィルタリング処理して(ステップS310)、確定する(ステップS311)。例えば、5ms間隔で入力し、入力結果が連続8回一致したならば、イグニッションフィルタ入力値を確定させる。
最後に、マイクロコンピュータ10は、第2イグニッションリレー負荷であるエンジンの制御を開始し(ステップS312)、第2イグニッション入力電圧Vig2のフィルタ入力値がOFFの条件下で(ステップS313:TRUE)、フィルタ入力値OFFに即したエンジン制御を行い(ステップS314)、第2イグニッション入力電圧Vig2のフィルタ入力値がONの条件下で(ステップS313:FALSE)、フィルタ入力値ONに即したエンジン制御を行う(ステップS315)。
このように、バッテリ供給電圧+Bの低電圧状態で正しい第2イグニッション入力電圧Vig2を入力できない場合、ECU1’のイグニッションリレー制御信号情報(ON/OFFどちら側にイグニッションリレー制御信号を出力しているかという内部制御情報)から代替入力値を想定することで、正常なバッテリ電源状態と近い入力値を獲得することができる。
なお、実施例2では、アクセサリリレー電圧入力端子10a,第1イグニッションリレー電圧入力端子10d,第2イグニッションリレー電圧入力端子10eにフィードバックされるアクセサリ入力電圧Vacc,第1イグニッション入力電圧Vig1,第2イグニッション入力電圧Vig2の電圧レベルが低レベルの時にOFFであると判定される場合(正極性のON/OFF制御)について説明したが、電圧レベルが高レベルの時にOFFであると判定される場合(負極性のON/OFF制御)にも、同様の判定を行うことができることはいうまでもない。
実施例2によれば、バッテリ供給電圧の低電圧状態を判断し、低電圧時においても代替入力によって実際の車両状態に近い入力値の獲得を可能にして、入力電圧の入力値の誤判定・誤入力させないようにすることにより、ユーザの期待通りの制御を提供できることなる。
以上、本発明の各実施例を説明したが、これらはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1,1’ ECU(電子制御装置)
2 リレー
10 マイクロコンピュータ(バッテリ供給電圧判定手段,通常入力値設定手段,代替入力値設定手段)
10a リレー電圧入力端子,アクセサリリレー電圧入力端子
10b バッテリ供給電圧モニタ端子
10c リレー制御信号出力端子,アクセサリリレー制御信号出力端子
10d 第1イグニッションリレー電圧入力端子
10e 第2イグニッションリレー電圧入力端子
10f ホールドパルス信号出力端子
10g キャンセルパルス信号出力端子
10h ホールド回路状態信号入力端子
11 ホールド回路
20 アクセサリリレー
21 第1イグニッションリレー
22 第2イグニッションリレー
2 リレー
10 マイクロコンピュータ(バッテリ供給電圧判定手段,通常入力値設定手段,代替入力値設定手段)
10a リレー電圧入力端子,アクセサリリレー電圧入力端子
10b バッテリ供給電圧モニタ端子
10c リレー制御信号出力端子,アクセサリリレー制御信号出力端子
10d 第1イグニッションリレー電圧入力端子
10e 第2イグニッションリレー電圧入力端子
10f ホールドパルス信号出力端子
10g キャンセルパルス信号出力端子
10h ホールド回路状態信号入力端子
11 ホールド回路
20 アクセサリリレー
21 第1イグニッションリレー
22 第2イグニッションリレー
Claims (14)
- 制御対象をON/OFF制御する制御信号を当該制御対象に出力し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧に基づいて当該制御対象のON/OFFを判定する電子制御装置の入力制御方法であって、
バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるかどうかを判定するステップと、
バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるときに、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がON判定電圧閾値以上であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がOFF判定電圧閾値(<ON判定電圧閾値)以下であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定するステップと、
バッテリ供給電圧が規定電圧未満であるときに、制御信号情報に基づいて、制御信号のON出力中であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定し、制御信号のOFF出力中であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定するステップと
を含むことを特徴とする代替入力制御方法。 - 制御対象をON/OFF制御する制御信号を当該制御対象に出力し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧に基づいて当該制御対象のON/OFFを判定する電子制御装置の入力制御方法であって、
バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるかどうかを判定するステップと、
バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるときに、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がOFF判定電圧閾値以上であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がON判定電圧閾値(<OFF判定電圧閾値)以下であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定するステップと、
バッテリ供給電圧が規定電圧未満であるときに、制御信号情報に基づいて、制御信号のON出力中であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定し、制御信号のOFF出力中であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定するステップと
を含むことを特徴とする代替入力制御方法。 - 前記制御対象が、アクセサリへの電源供給をコントロールするアクセサリリレーである請求項1または2記載の代替入力制御方法。
- 前記制御対象が、イグニッションへの電源供給をコントロールするイグニッションリレーである請求項1または2記載の代替入力制御方法。
- 前記制御信号情報が、前回保持入力値である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の代替入力制御方法。
- 前記制御信号情報が、自他電子制御装置の内部制御情報からの想定入力値である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の代替入力制御方法。
- 前記入力値を、フィルタリングするステップを含む請求項1ないし6のいずれか1項に記載の代替入力制御方法。
- 制御対象をON/OFF制御する制御信号を当該制御対象に出力し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧に基づいて当該制御対象のON/OFFを判定する電子制御装置の入力制御装置であって、
バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるかどうかを判定するバッテリ供給電圧判定手段と、
バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるときに、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がON判定電圧閾値以上であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がOFF判定電圧閾値(<ON判定電圧閾値)以下であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定する通常入力値設定手段と、
バッテリ供給電圧が規定電圧未満であるときに、制御信号情報に基づいて、制御信号のON出力中であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定し、制御信号のOFF出力中であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定する代替入力値設定手段と
を有することを特徴とする代替入力制御装置。 - 制御対象をON/OFF制御する制御信号を当該制御対象に出力し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧に基づいて当該制御対象のON/OFFを判定する電子制御装置の入力制御装置であって、
バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるかどうかを判定するステップと、
バッテリ供給電圧が規定電圧以上であるときに、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がOFF判定電圧閾値以上であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定し、当該制御対象からフィードバックされる入力電圧がON判定電圧閾値(<OFF判定電圧閾値)以下であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定するステップと、
バッテリ供給電圧が規定電圧未満であるときに、制御信号情報に基づいて、制御信号のON出力中であれば入力値を当該制御対象がONであることを示す値に設定し、制御信号のOFF出力中であれば入力値を当該制御対象がOFFであることを示す値に設定するステップと
を含むことを特徴とする代替入力制御装置。 - 前記制御対象が、アクセサリへの電源供給をコントロールするアクセサリリレーである請求項8または9記載の代替入力制御装置。
- 前記制御対象が、イグニッションへの電源供給をコントロールするイグニッションリレーである請求項8または9記載の代替入力制御装置。
- 前記制御信号情報が、前回保持入力値である請求項8ないし11のいずれか1項に記載の代替入力制御装置。
- 前記制御信号情報が、自他電子制御装置の内部制御情報からの想定入力値である請求項8ないし11のいずれか1項に記載の代替入力制御装置。
- 前記入力値を、フィルタリングするフィルタリング手段を有する請求項8ないし13のいずれか1項に記載の代替入力制御装置。
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- 2006-06-23 JP JP2006174393A patent/JP2007045395A/ja active Pending
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US9151772B2 (en) | 2010-03-16 | 2015-10-06 | Mitsubishi Electric Corporation | Speed detection device |
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