JP2007041567A - 照明装置及び画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像表示装置において用いられる照明装置であって、照明光の輝度を十分に高く維持し、かつ、表示画像のホワイトバラスを良好に維持することを可能としながら、特に、光源として固体発光素子を用いる場合においても、この光源の寿命を十分に長寿命に維持することができるようにする。また、画像表示装置における信号処理を困難化することがないようにする。
【解決手段】同一波長の光を発する複数の光源2G,2Gと、各光源2G,2Gの点灯を制御する制御手段4と、各光源2G,2Gからの光のうちの少なくとも一について光路を変換させ各光源2G,2Gからの光を同一の空間光変調素子1Gに導く光路変換手段10とを備える。制御手段4は、各光源2G,2Gを時分割的に点灯するように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置等において空間光変調素子を照明するための照明装置及びこのような照明装置を有して構成される画像表示装置に関する。
従来、複数の空間光変調素子を備え、これら空間光変調素子を照明装置により照明し、各空間光変調素子を経た変調光を結像させて画像表示を行う画像表示装置が提案されている。
各空間光変調素子は、表示画像の赤色成分、緑色成分及び青色成分をそれぞれ表示し、これら画像に応じて照明光を変調させる。照明装置は、赤色成分の画像の表示する空間光変調素子を赤色の照明光で照明し、緑色成分の画像の表示する空間光変調素子を緑色の照明光で照明し、青色成分の画像の表示する空間光変調素子を青色の照明光で照明する。
各空間光変調素子により変調された変調光は、色合成されて結像され、例えば、スクリーン上などに画像を表示する。
このような画像表示装置の照明装置として、特許文献1に記載されているように、光源として、赤色光、緑色光及び青色光を発する固体発光素子を用いたものが提案されている。固体発光素子とは、発光ダイオード(LED)、半導体レーザーダイオード(LD)、電界発光素子(EL)などである。
この照明装置を有する画像表示装置においては、図12に示すように、赤色用、緑色用及び青色用の各固体発光素子101r,101g,101bは、それぞれが独立した駆動回路102r,102g,102bにより制御されて発光する。これら駆動回路102r,102g,102bは、コントローラ103によって制御されている。
赤色用の固体発光素子101rから発せられた照明光は、リレーレンズ104r、フィールドレンズ105r及び偏光子106rを経て、赤色用の透過型空間光変調素子107rに入射される。赤色の照明光は、透過型空間光変調素子107rによって赤色成分の画像信号に応じて偏光変調され、検光子108rを経て、赤色の画像光として、色合成プリズム109に入射される。
また、緑色用の固体発光素子101gから発せられた照明光は、リレーレンズ104g、フィールドレンズ105g及び偏光子106gを経て、緑色用の透過型空間光変調素子107gに入射される。緑色の照明光は、透過型空間光変調素子107gによって緑色成分の画像信号に応じて偏光変調され、検光子108gを経て、緑色の画像光として、色合成プリズム109に入射される。
そして、青色用の固体発光素子101bから発せられた照明光は、リレーレンズ104b、フィールドレンズ105b及び偏光子106bを経て、青色用の透過型空間光変調素子107bに入射される。青色の照明光は、透過型空間光変調素子107bによって青色成分の画像信号に応じて偏光変調され、検光子108bを経て、青色の画像光として、色合成プリズム109に入射される。
色合成プリズム109に入射された赤色、緑色及び青色の画像光は、色合成されて、投射レンズ110に入射される。この投射レンズ110は、各色の画像光を図示しないスクリーン上に投射し、拡大して結像させて、画像表示を行う。
このような画像表示装置においては、図13に示すように、赤色用、緑色用及び青色用の固体発光素子101r,101g,101bをそれぞれ連続駆動させることにより、カラー画像を表示することができる。また、特許文献1に記載されているように、この画像表示装置においては、図14に示すように、各固体発光素子101r,101g,101bを順次時分割的に駆動させることによっても、人間の視覚における残像効果を利用することにより、カラー画像を表示することができる。
また、特許文献2には、4色の異なる色を発する固体発光素子を用いた照明装置を有する画像表示装置が記載されている。特許文献2によれば、この画像表示装置においては、4色によって画像を構成するので、表示画像のホワイトバランスが良好になるとしている。また、4色の固体発光素子のうちの色が近似する2つの固体発光素子は、順次時分割的に駆動させることにより、これら固体発光素子の輝度差による影響を回避することとしている。
特開平10−326080号公報 特開2004−325477公報
ところで、前述のような照明装置に用いる固体発光素子の寿命は、その発光層の温度(ジャンクション温度)に依存している。一般に、ジャンクション温度が100°Cを超えると、固体発光素子の寿命は、著しく短くなる。そのため、固体発光素子においては、ジャンクション温度が100°Cを超えることとなるような高い電力を投入することはできず、また、発光効率が低いため、表示画像を十分な輝度を有するものとすることが困難となっている。
特許文献1に記載の画像表示装置においては、赤色用、緑色用及び青色用の固体発光素子101r,101g,101bを順次時分割的に発光させるので、これら固体発光素子101r,101g,101bにおけるジャンクション温度の上昇が抑えられて寿命が長くなるとは思われるが、1フィールドあたりの各色用固体発光素子101r,101g,101bの発光期間が短かくなるため、表示画像の輝度を高めることができない。
また、緑色用の固体発光素子101gの発光効率は、赤色用及び青色用の固体発光素子101r,101bよりも低いため、表示画像の輝度を維持しつつホワイトバランスを最適とすることが困難である。すなわち、表示画像のホワイトバランスを保つには、赤色用及び青色用の固体発光素子101r,101bの発光パワーを低くしなければならず、表示画像全体の輝度が低下してしまうこととなる。
そして、特許文献2に記載の画像表示装置においては、4色の異なる色を発する固体発光素子を用いて空間光変調素子を照明しているため、空間光変調素子により表示される画像として、4つの色成分に対応したものを用意しなければならない。ところが、一般的に使用される画像信号は、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の3色の成分によって構成されており、この画像信号に基づいて第4の色成分に対応する画像信号を生成しなければならず、複雑な信号処理を行わなければならない。
また、この特許文献2においては、色が近似する2つの固体発光素子の時分割的な駆動について、各固体発光素子の発光周期をジャンクション温度の上昇を抑えるために最適化するという発想は開示されておらず、固体発光素子の寿命を長くするという効果は想定されていない。
そこで、本発明は、前述の実情に鑑みて提案されるものであって、画像表示装置等において空間光変調素子を照明するために用いられる照明装置において、照明光の輝度を十分に高く維持し、かつ、表示画像のホワイトバラスを良好に維持することを可能としながら、特に、光源として固体発光素子を用いる場合においても、この光源の寿命を十分に長寿命に維持することができるようになされ、また、画像表示装置における信号処理を困難化することのない照明装置を提供し、このような照明装置を用いた画像表示装置を提供することを目的とするものである。
前述の課題を解決し、前記目的を達成するため、本発明に係る照明装置は、以下の構成のいずれか一を有するものである。
〔構成1〕
同一波長の光を発する複数の光源と、各光源の点灯を制御する制御手段と、各光源からの光のうちの少なくとも一について光路を変換させ各光源からの光を同一の空間光変調素子に導く光路変換手段とを備え、制御手段は、各光源を時分割的に点灯するように制御することを特徴とするものである。
〔構成2〕
構成1を有する照明装置において、光路変換手段は、光源からの光を反射させる反射板を有し、この反射板を光源からの光の光路に対して該光源の点灯周期に同期させて移動させることにより、該光源からの光の光路を時分割的に変換させることを特徴とするものである。
〔構成3〕
構成1、または、構成2を有する照明装置において、環境温度を検出する温度検出手段を備え、制御手段は、温度検出手段により検出された環境温度に基づいて各光源の点灯周波数を制御することによって、各光源の発光部温度を所定の温度以下に抑えることを特徴とするものである。
また、本発明に係る画像表示装置は、以下の構成を有するものである。
〔構成4〕
複数の空間光変調素子と、各空間光変調素子に対応して設けられ対応する空間光変調素子を照明する照明装置と、照明装置より発せられ各空間光変調素子を経た変調光を合成して結像させる結像手段とを備え、各照明装置のうちの少なくとも一は、構成1乃至構成3のいずれか一を有する照明装置であることを特徴とするものである。
本発明に係る照明装置においては、同一波長の光を発する複数の光源が時分割的に点灯するように制御される。
すなわち、この照明装置においては、休止期間を設けて光源を駆動するため、この光源が固体発光素子である場合であっても、ジャンクション温度の上昇を抑えることができ、連続駆動よりも高い電力投入が可能となり、照明光の輝度を向上させることができる。なお、このようなジャンクション温度の上昇を抑える効果を得るためには、各光源を互いに等しい点灯周期及び点灯時間で点灯させることがより好ましい。
また、環境温度を検出し、制御手段により環境温度に基づいて各光源の点灯周波数を制御するようにすれば、各光源の発光部温度を所定の温度以下に抑えることができる。
したがって、この照明装置においては、発光効率の低い緑色用の固体発光素子についても、ジャンクション温度の上昇を抑えつつ、照明光の輝度を向上させることができる。緑色用の固体発光素子からの照明光の輝度を向上させることができるので、他の色(赤色及び青色)の照明光の輝度を低下させることなく、画像表示装置における表示画像のホワイトバラスを良好に維持することができる。なお、この照明装置において、各光源を、常に、少なくともいずれか一の光源が点灯しているように制御すれば、発光期間が連続し、最大限の照明光の輝度を維持することができる。
そして、この照明装置においては、光源を連続駆動する場合と同等の電力を投入するようにした場合には、余分な発熱を抑制することができ、光源の寿命を長くすることができるとともに、総合的に消費電力を低下させることができる。
さらに、この照明装置においては、複数の光源は同一波長を発するので、この照明装置により照明される空間光変調素子は、一の色成分に対応する画像信号を表示するものであり、画像表示装置における信号処理が困難化されることがない。
すなわち、本発明は、画像表示装置等において空間光変調素子を照明するために用いられる照明装置において、照明光の輝度を十分に高く維持し、かつ、表示画像のホワイトバラスを良好に維持することを可能としながら、特に、光源として固体発光素子を用いる場合においても、この光源の寿命を十分に長寿命に維持することができるようになされ、また、画像表示装置における信号処理を困難化することのない照明装置を提供することができ、そして、このような照明装置を用いた画像表示装置を提供することができるものである。
以下、本発明に係る照明装置及びこの照明装置を用いた画像表示装置の構成について詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明に係る画像表示装置の第1の実施の形態における構成を示す平面図である。
この画像表示装置は、図1に示すように、複数の空間光変調素子1R,1G,1Bを備え、これら空間光変調素子1R,1G,1Bをこれら空間光変調素子1R,1G,1Bに対応された照明装置により照明し、各空間光変調素子1R,1G,1Bを経た変調光を色合成して結像させ、画像表示を行う画像表示装置である。
各空間光変調素子1R,1G,1Bは、表示画像の赤色成分、緑色成分及び青色成分をそれぞれ表示し、これら画像に応じて照明光を偏光変調させる。この実施の形態においては、各空間光変調素子1R,1G,1Bは、透過型のものであり、入射された照明光を変調して透過させる。
各照明装置は、赤色成分の画像の表示する空間光変調素子1Rを赤色の照明光で照明し、緑色成分の画像の表示する空間光変調素子1Gを緑色の照明光で照明し、青色成分の画像の表示する空間光変調素子1Bを青色の照明光で照明する。
この画像表示装置の照明装置は、光源として、赤色光、緑色光及び青色光を発する固体発光素子2R,2G,2G,2Bを用いている。固体発光素子とは、発光ダイオード(LED)、半導体レーザーダイオード(LD)、電界発光素子(EL)などである。固体発光素子2R,2G,2G,2Bが発光ダイオードである場合、これら固体発光素子2R,2G,2G,2Bをなす材料は、赤色用がAlGaAs、AlGaInP、または、GaAsP、緑色用がInGaN、または、AlGaInP、青色用がInGaNなどである。
これら照明装置のうち、緑色用の空間光変調素子1Gを照明する緑色用の照明装置は、光源として第1及び第2の固体発光素子2G,2Gを備えており、この照明装置が本発明に係る照明装置の実施形態となる。これら第1及び第2の固体発光素子2G,2Gは、同一の波長の照明光を発する。
この画像表示装置においては、赤色用、緑色用及び青色用の各固体発光素子2R,2G,2G,2Bは、それぞれが独立した駆動回路3R,3G,3G,3Bにより制御されて発光する。これら駆動回路3R,3G,3G,3Bは、制御手段となる同期コントローラ4によって制御されている。
赤色用の固体発光素子2Rから発せられた照明光は、リレーレンズ5R、フィールドレンズ6R及び偏光子7Rを経て、赤色用の透過型空間光変調素子1Rに入射される。赤色の照明光は、透過型空間光変調素子1Rによって赤色成分の画像信号に応じて偏光変調され、検光子8Rを経て、赤色の画像光として、色合成プリズム9に入射される。
また、青色用の固体発光素子2Bから発せられた照明光は、リレーレンズ5B、フィールドレンズ6B及び偏光子7Bを経て、青色用の透過型空間光変調素子1Bに入射される。青色の照明光は、透過型空間光変調素子1Bによって青色成分の画像信号に応じて偏光変調され、検光子8Bを経て、青色の画像光として、色合成プリズム9に入射される。
そして、第1の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光は、リレーレンズ5G及びフィールドレンズ6Gを経て、光路変換手段となる回転ホイール10の表面側に入射される。また、第2の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光は、リレーレンズ5G及びフィールドレンズ6Gを経て、回転ホイール10の裏面側に入射される。これら第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光軸は、互いに直交する方向となっている。
回転ホイール10は、円盤状に構成され、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光軸が交差する位置において、これら各光軸に対して主面部を45°の角度として配置されている。
図2は、回転ホイール10の構成を示す正面図である。
この回転ホイール10は、図2に示すように、それぞれが扇形の透過部10aと反射部(反射板)10bとによって、円盤状に形成されている。これら透過部10a及び反射部10bは、図2中の(a)に示すように、それぞれを中心角180°の扇形として各1面によって円盤状を構成するものとしてもよく、または、図2中の(b)に示すように、それぞれを中心角90°の扇形として各2面によって円盤状を構成するものとしてもよく、あるいは、それぞれを中心角〔360/2n〕°(∵n:自然数)の扇形として各n面によって円盤状を構成するものとしてもよい。
なお、反射部10bとしては、アルミニウムや銀などの金属膜に増反射膜を施したものなどを使用することができ、また、誘電体膜によるローパス、ハイパス、または、バンドパスフィルタ(ダイクロイックミラー)を用いてもよい。
この回転ホイール10は、図1に示すように、モータ11によって回転操作される。このモータ11は、同期コントローラ4によって制御されるモータ駆動回路12によって回転駆動される。回転ホイール10は、回転操作されることにより、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光路を時分割的に変換(偏向)させる。
すなわち、回転ホイール10が回転操作され、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光軸が交差する位置に透過部10aが位置するときには、第1の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光がこの透過部10aを透過する。そして、回転ホイール10が回転操作され、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光軸が交差する位置に反射部10bが位置するときには、第2の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光がこの反射部10bによって反射されて光路を変換される。
第1の緑色用の固体発光素子2Gから発せられ回転ホイール10の透過部10aを透過した照明光、または、第2の緑色用の固体発光素子2Gから発せられ回転ホイール10の反射部10bにより反射された照明光は、偏光子7Gを経て、緑色用の透過型空間光変調素子1Gに入射される。緑色の照明光は、透過型空間光変調素子1Gによって緑色成分の画像信号に応じて偏光変調され、検光子8Gを経て、緑色の画像光として、色合成プリズム9に入射される。
色合成プリズム9に入射された赤色、緑色及び青色の画像光は、色合成されて、結像手段となる投射レンズ13に入射される。この投射レンズ13は、各色の画像光を図示しないスクリーン上に投射し、拡大して結像させて、画像表示を行う。
図3は、この画像表示装置における各光源の点灯状態を示すタイミングチャートである。
この画像表示装置においては、同期コントローラ4は、図3に示すように、赤色用及び青色用の固体発光素子2R,2Bをそれぞれ連続駆動させるとともに、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを、順次時分割的に駆動させる。同期コントローラ4は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを時分割的に点灯させる。この実施の形態においては、同期コントローラ4は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを交互に点灯させ、常に、少なくともいずれか一方の固体発光素子2G,2Gが点灯しているように制御する。また、この同期コントローラ4は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを、互いに等しい点灯周期及び点灯時間で点灯させる。
そして、回転ホイール10の反射部10bは、各緑色用の固体発光素子2G,2Gからの照明光の光路に対して移動され、第2の緑色用固体発光素子2Gの点灯期間に同期して進入され、第1の緑色用固体発光素子2Gの点灯期間に同期して退出される。
このようにして、緑色用の透過型空間光変調素子1Gには、各緑色用の固体発光素子2G,2Gからの照明光のうちのいずれか一方が常に入射され、また、赤色用の透過型空間光変調素子1Rには、赤色用の固体発光素子2Rからの照明光が常に入射され、青色用の透過型空間光変調素子1Bには、青色用の固体発光素子2Bからの照明光が常に入射されて、カラー画像の表示が行われる。
この画像表示装置の照明装置においては、同一波長の光を発する複数の固体発光素子2G,2Gが時分割的に交互に点灯され、常に、少なくともいずれか一の光源が点灯しているように制御される。したがって、各固体発光素子2G,2Gは、休止期間を設けて駆動され、ジャンクション温度の上昇が抑えられるので、連続駆動よりも高い電力投入が可能となり、照明光の輝度を向上させることができる。各固体発光素子2G,2Gは、互いに等しい点灯周期及び点灯時間で点灯されるので、ジャンクション温度の上昇が効果的に抑えられる。
したがって、この画像表示装置においては、発光効率の低い緑色用の固体発光素子2G,2Gについて、ジャンクション温度の上昇を抑えつつ、照明光の輝度を向上させることができ、他の色(赤色及び青色)の照明光の輝度を低下させることなく、表示画像のホワイトバラスを良好に維持することができる。
また、この画像表示装置においては、各照明装置の光源は、常に、少なくともいずれか一の光源が点灯しているように制御されるので、発光期間が連続しており、最大限の照明光の輝度を維持することができる。そして、この画像表示装置において、光源を連続駆動する場合と同等の電力を投入するようにした場合には、余分な発熱を抑制し、光源の寿命を長くすることができるとともに、総合的に消費電力を低下させることができる。
さらに、この画像表示装置においては、各緑色用の固体発光素子2G,2Gが同一波長を発するので、これら固体発光素子2G,2Gにより照明される空間光変調素子1Gは、一の色成分に対応する画像信号を表示するので、画像表示装置における信号処理が困難化されることがない。
〔第2の実施の形態〕
図4は、本発明に係る画像表示装置の第2の実施の形態における構成を示す平面図である。
本発明に係る画像表示装置は、前述の実施の形態のように光変調素子として透過型光変調素子を用いた構成に限定されず、光変調素子として反射型光変調素子(いわゆる「LCOS」や「DMD」など)を用いた構成としてもよい。
この画像表示装置は、図4に示すように、複数の空間光変調素子21R,21G,21Bを備え、これら空間光変調素子21R,21G,21Bをこれら空間光変調素子21R,21G,21Bに対応された照明装置により照明し、各空間光変調素子21R,21G,21Bを経た変調光を色合成して結像させ、画像表示を行う。各空間光変調素子21R,21G,21Bは、表示画像の赤色成分、緑色成分及び青色成分をそれぞれ表示し、これら画像に応じて照明光を偏光変調させる。この実施の形態においては、各空間光変調素子21R,21G,21Bは、反射型のものであり、入射された照明光を変調して反射させる。
各照明装置は、赤色成分の画像の表示する空間光変調素子21Rを赤色の照明光で照明し、緑色成分の画像の表示する空間光変調素子21Gを緑色の照明光で照明し、青色成分の画像の表示する空間光変調素子21Bを青色の照明光で照明する。
この画像表示装置の照明装置は、光源として、赤色光、緑色光及び青色光を発する固体発光素子2R,2G,2G,2Bを用いている。これら照明装置のうち、緑色用の空間光変調素子21Gを照明する緑色用の照明装置は、光源として第1及び第2の固体発光素子2G,2Gを備えており、この照明装置が本発明に係る照明装置の実施形態となる。これら第1及び第2の固体発光素子2G,2Gは、同一の波長の照明光を発する。
この画像表示装置においては、赤色用、緑色用及び青色用の各固体発光素子2R,2G,2G,2Bは、それぞれが独立した駆動回路3R,3G,3G,3Bにより制御されて発光する。これら駆動回路3R,3G,3G,3Bは、制御手段となる同期コントローラ4によって制御されている。
赤色用の固体発光素子2Rから発せられた照明光は、コリメータレンズ14Rを経て、第1及び第2のフライアイレンズアレイ15R,16Rを経て照度分布を均一化され、偏光変換素子17Rにより、偏光方向を一定方向に揃えられる。そして、この照明光は、フィールドレンズ18R及び偏光子19Rを経て、偏光ビームスプリッタ20Rに入射される。
この偏光ビームスプリッタ20Rに入射した照明光は、この照明光の光軸に対して45°の傾斜となされた偏光反射膜によって反射され、偏光ビームスプリッタ20Rより出射されて、赤色用の透過型空間光変調素子21Rに入射される。赤色の照明光は、透過型空間光変調素子21Rによって赤色成分の画像信号に応じて偏光変調され、赤色の画像光として反射され、偏光ビームスプリッタ20Rに再入射する。偏光ビームスプリッタ20Rに再入射した画像光は、偏光反射膜を透過し、この偏光ビームスプリッタ20Rより出射されて、検光子22Rを経て、色合成プリズム9に入射される。
また、青色用の固体発光素子2Bから発せられた照明光は、コリメータレンズ14Bを経て、第1及び第2のフライアイレンズアレイ15B,16Bを経て照度分布を均一化され、偏光変換素子17Bにより、偏光方向を一定方向に揃えられる。そして、この照明光は、フィールドレンズ18B及び偏光子19Bを経て、偏光ビームスプリッタ20Bに入射される。
この偏光ビームスプリッタ20Bに入射した照明光は、この照明光の光軸に対して45°の傾斜となされた偏光反射膜によって反射され、偏光ビームスプリッタ20Bより出射されて、青色用の透過型空間光変調素子21Bに入射される。青色の照明光は、透過型空間光変調素子21Bによって青色成分の画像信号に応じて偏光変調され、青色の画像光として反射され、偏光ビームスプリッタ20Bに再入射する。偏光ビームスプリッタ20Bに再入射した画像光は、偏光反射膜を透過し、この偏光ビームスプリッタ20Bより出射されて、検光子22Bを経て、色合成プリズム9に入射される。
そして、第1の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光は、コリメータレンズ14Gを経て、第1及び第2のフライアイレンズアレイ15G,16Gを経て照度分布を均一化され、偏光変換素子17Gにより、偏光方向を一定方向に揃えられる。そして、この照明光は、フィールドレンズ18Gを経て、光路変換手段となる回転ホイール10の表面側に入射される。また、第2の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光は、コリメータレンズ14Gを経て、第1及び第2のフライアイレンズアレイ15G,16Gを経て照度分布を均一化され、偏光変換素子17Gにより、偏光方向を一定方向に揃えられる。そして、この照明光は、フィールドレンズ18Gを経て、光路変換手段となる回転ホイール10の裏面側に入射される。これら第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光軸は、互いに直交する方向となっている。
回転ホイール10は、前述の第1の実施の形態におけるものと同様に、それぞれが扇形の透過部10a及び反射部10bを有して円盤状に構成され、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光軸が交差する位置において、これら各光軸に対して主面部を45°の角度として配置されている。
この回転ホイール10は、モータ11によって回転操作される。このモータ11は、同期コントローラ4によって制御されるモータ駆動回路12によって回転駆動される。回転ホイール10は、回転操作されることにより、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光路を時分割的に変換させる。
すなわち、回転ホイール10が回転操作され、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光軸が交差する位置に透過部10aが位置するときには、第1の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光がこの透過部10aを透過する。そして、回転ホイール10が回転操作され、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光軸が交差する位置に反射部10bが位置するときには、第2の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光がこの反射部10bによって反射されて光路を変換される。
第1の緑色用の固体発光素子2Gから発せられ回転ホイール10の透過部10aを透過した照明光、または、第2の緑色用の固体発光素子2Gから発せられ回転ホイール10の反射部10bにより反射された照明光は、偏光子19Gを経て、偏光ビームスプリッタ20Gに入射される。
この偏光ビームスプリッタ20Gに入射した照明光は、この照明光の光軸に対して45°の傾斜となされた偏光反射膜によって反射され、偏光ビームスプリッタ20Gより出射されて、緑色用の透過型空間光変調素子21Gに入射される。緑色の照明光は、透過型空間光変調素子21Gによって緑色成分の画像信号に応じて偏光変調され、緑色の画像光として反射され、偏光ビームスプリッタ20Gに再入射する。偏光ビームスプリッタ20Gに再入射した画像光は、偏光反射膜を透過し、この偏光ビームスプリッタ20Gより出射されて、検光子22Gを経て、色合成プリズム9に入射される。
色合成プリズム9に入射された赤色、緑色及び青色の画像光は、色合成されて、結像手段となる投射レンズ13に入射される。この投射レンズ13は、各色の画像光を図示しないスクリーン上に投射し、拡大して結像させて、画像表示を行う。
この画像表示装置においても、同期コントローラ4は、赤色用及び青色用の固体発光素子2R,2Bをそれぞれ連続駆動させるとともに、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを、順次時分割的に駆動させる。同期コントローラ4は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを時分割的に点灯させる。この実施の形態においては、同期コントローラ4は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを交互に点灯させ、常に、少なくともいずれか一方の固体発光素子2G,2Gが点灯しているように制御する。また、この同期コントローラ4は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを、互いに等しい点灯周期及び点灯時間で点灯させる。
そして、回転ホイール10の反射部10bは、各緑色用の固体発光素子2G,2Gからの照明光の光路に対して移動され、第2の緑色用固体発光素子2Gの点灯期間に同期して進入され、第1の緑色用固体発光素子2Gの点灯期間に同期して退出される。
このようにして、緑色用の透過型空間光変調素子21Gには、各緑色用の固体発光素子2G,2Gからの照明光のうちのいずれか一方が常に入射され、また、赤色用の透過型空間光変調素子21Rには、赤色用の固体発光素子2Rからの照明光が常に入射され、青色用の透過型空間光変調素子21Bには、青色用の固体発光素子2Bからの照明光が常に入射されて、カラー画像の表示が行われる。
なお、この画像表示装置において、各照明装置においては、第1及び第2のフライアイイレンズアレイに代えて、ロッドインテグレータ、ライトトンネル(ライトパイプ)インテグレータを用いてもよい。
この画像表示装置の照明装置においても、同一波長の光を発する複数の固体発光素子2G,2Gが時分割的に交互に点灯され、常に、少なくともいずれか一の光源が点灯しているように制御される。したがって、各固体発光素子2G,2Gは、休止期間を設けて駆動され、ジャンクション温度の上昇が抑えられるので、連続駆動よりも高い電力投入が可能となり、照明光の輝度を向上させることができる。各固体発光素子2G,2Gは、互いに等しい点灯周期及び点灯時間で点灯されるので、ジャンクション温度の上昇が効果的に抑えられる。
したがって、この画像表示装置においては、発光効率の低い緑色用の固体発光素子2G,2Gについて、ジャンクション温度の上昇を抑えつつ、照明光の輝度を向上させることができ、他の色(赤色及び青色)の照明光の輝度を低下させることなく、表示画像のホワイトバラスを良好に維持することができる。
また、この画像表示装置においては、各照明装置の光源は、常に、少なくともいずれか一の光源が点灯しているように制御されるので、発光期間が連続しており、最大限の照明光の輝度を維持することができる。そして、この画像表示装置において、光源を連続駆動する場合と同等の電力を投入するようにした場合には、余分な発熱を抑制し、光源の寿命を長くすることができるとともに、総合的に消費電力を低下させることができる。
さらに、この画像表示装置においては、各緑色用の固体発光素子2G,2Gが同一波長を発するので、これら固体発光素子2G,2Gにより照明される空間光変調素子21Gは、一の色成分に対応する画像信号を表示するので、画像表示装置における信号処理が困難化されることがない。
〔第3の実施の形態〕
前述の各実施の形態においては、本発明に係る照明装置における光路変換手段として、それぞれが扇形の透過部10a及び反射部10bを有して円盤状に構成された回転ホイール10を用いているが、本発明における光路変換手段は、回転ホイール10に限定されない。
図5は、本発明に係る画像表示装置の第3の実施の形態における構成を示す平面図である。
すなわち、この画像表示装置は、図5に示すように、前述の第1、または、第2の実施の形態と同様に構成し、光路変換手段として、回転ホイール10に代えて、回動操作される反射板23を用いて構成してもよい。
図6は、この画像表示装置における光路変換手段となる反射板23の構成を示す正面図である。
この反射板23は、図6に示すように、平板状に形成され、一側部に沿った支軸24を中心に回動操作可能に支持されている。この支軸24には、回転モータ25が取付けられている。この反射板23は、支軸24を介して、回転モータ25により、支軸24を中心として回動操作される。回転モータ25は、前述の実施の形態と同様に、同期コントローラ4によって制御されるモータ駆動回路12によって回転駆動される。反射板23は、回動操作されることにより、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光路を時分割的に変換させる。
すなわち、反射板23が回動操作され、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光軸が交差する位置においてこれら各光軸に対して主面部を45°の角度とする状態となされたときには、第2の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光が、この反射板23によって反射されて光路を変換される。そして、反射板23が回動操作され、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光軸が交差する位置より退出されたときには、第1の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光がこの位置を通過する。
第1の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光、または、第2の緑色用の固体発光素子2Gから発せられ反射板23により反射された照明光は、緑色用の空間光変調素子1G,21Gを経て、色合成プリズム9に入射される。
この画像表示装置においても、同期コントローラ4は、赤色用及び青色用の固体発光素子2R,2Bをそれぞれ連続駆動させるとともに、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを、順次時分割的に駆動させる。同期コントローラ4は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを時分割的に点灯させる。この実施の形態においては、同期コントローラ4は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを交互に点灯させ、常に、少なくともいずれか一方の固体発光素子2G,2Gが点灯しているように制御する。また、この同期コントローラ4は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを、互いに等しい点灯周期及び点灯時間で点灯させる。
そして、反射板23は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gからの照明光の光路に対して移動され、第2の緑色用固体発光素子2Gの点灯期間に同期して進入され、第1の緑色用固体発光素子2Gの点灯期間に同期して退出される。
このようにして、緑色用の空間光変調素子1G,21Gには、各緑色用の固体発光素子2G,2Gからの照明光のうちのいずれか一方が常に入射され、また、赤色用の透過型空間光変調素子21Rには、赤色用の固体発光素子2Rからの照明光が常に入射され、青色用の透過型空間光変調素子21Bには、青色用の固体発光素子2Bからの照明光が常に入射されて、カラー画像の表示が行われる。
図7は、この画像表示装置における光路変換手段の他の構成例(回転モータを用いたもの)を示す正面図である。
さらに、反射板23は、図7に示すように、平板状に形成され、主面部に垂直な支軸26を側縁部に有するものとしてもよい。この支軸26には、回転モータ25が取付けられている。この反射板23は、支軸26を介して、回転モータ25により、支軸26を中心として、主面部に沿う平面内で回動操作される。回転モータ25は、前述の実施の形態と同様に、同期コントローラ4によって制御されるモータ駆動回路12によって回転駆動される。反射板23は、回動操作されることにより、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光路を時分割的に変換させる。
すなわち、反射板23が回動操作され、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光軸が交差する位置においてこれら各光軸に対して主面部を45°の角度とする状態となされたときには、第2の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光が、この反射板23によって反射されて光路を変換される。そして、反射板23が回動操作され、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光軸が交差する位置より退出されたときには、第1の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光がこの位置を通過する。
第1の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光、または、第2の緑色用の固体発光素子2Gから発せられ反射板23により反射された照明光は、緑色用の空間光変調素子1G,21Gを経て、色合成プリズム9に入射される。
この場合にも、同期コントローラ4は、赤色用及び青色用の固体発光素子2R,2Bをそれぞれ連続駆動させるとともに、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを、順次時分割的に駆動させる。同期コントローラ4は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを時分割的に交互に点灯させ、常に、少なくともいずれか一方の固体発光素子2G,2Gが点灯しているように制御する。また、この同期コントローラ4は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを、互いに等しい点灯周期及び点灯時間で点灯させる。
そして、反射板23は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gからの照明光の光路に対して移動され、第2の緑色用固体発光素子2Gの点灯期間に同期して進入され、第1の緑色用固体発光素子2Gの点灯期間に同期して退出される。
このようにして、緑色用の空間光変調素子1G,21Gには、各緑色用の固体発光素子2G,2Gからの照明光のうちのいずれか一方が常に入射され、また、赤色用の透過型空間光変調素子21Rには、赤色用の固体発光素子2Rからの照明光が常に入射され、青色用の透過型空間光変調素子21Bには、青色用の固体発光素子2Bからの照明光が常に入射されて、カラー画像の表示が行われる。
図8は、この画像表示装置における光路変換手段のさらに他の構成例(リニアモータを用いたもの)を示す正面図である。
さらに、反射板23は、図8に示すように、平板状に形成され、側縁部にリニアモータ27が取付けられたものとしてもよい。この反射板23は、リニアモータ27により、側縁部に沿って、主面部に沿う平面内で移動操作(スライド操作)される。リニアモータ27は、前述の実施の形態と同様に、同期コントローラ4によって制御されるモータ駆動回路12によって回転駆動される。反射板23は、移動操作されることにより、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光路を時分割的に変換させる。
すなわち、反射板23が移動操作され、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光軸が交差する位置においてこれら各光軸に対して主面部を45°の角度とする状態となされたときには、第2の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光が、この反射板23によって反射されて光路を変換される。そして、反射板23が移動操作され、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gから発せられた照明光の光軸が交差する位置より退出されたときには、第1の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光がこの位置を通過する。
第1の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光、または、第2の緑色用の固体発光素子2Gから発せられ反射板23により反射された照明光は、緑色用の空間光変調素子1G,21Gを経て、色合成プリズム9に入射される。
この場合にも、同期コントローラ4は、赤色用及び青色用の固体発光素子2R,2Bをそれぞれ連続駆動させるとともに、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを、順次時分割的に駆動させる。同期コントローラ4は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを時分割的に交互に点灯させ、常に、少なくともいずれか一方の固体発光素子2G,2Gが点灯しているように制御する。また、この同期コントローラ4は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gを、互いに等しい点灯周期及び点灯時間で点灯させる。
そして、反射板23は、各緑色用の固体発光素子2G,2Gからの照明光の光路に対して移動され、第2の緑色用固体発光素子2Gの点灯期間に同期して進入され、第1の緑色用固体発光素子2Gの点灯期間に同期して退出される。
このようにして、緑色用の空間光変調素子1G,21Gには、各緑色用の固体発光素子2G,2Gからの照明光のうちのいずれか一方が常に入射され、また、赤色用の透過型空間光変調素子21Rには、赤色用の固体発光素子2Rからの照明光が常に入射され、青色用の透過型空間光変調素子21Bには、青色用の固体発光素子2Bからの照明光が常に入射されて、カラー画像の表示が行われる。
なお、本発明に係る照明装置において、光路変換手段としては、前述の各実施の形態に示したように、反射部(反射板)を有するものに限定されず、偏光膜を用いるようにしてもよい。この場合には、例えば、第1の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光を偏光膜に対するP偏光状態としておき、第2の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光を偏光膜に対するS偏光状態としておく。すると、第1の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光は偏光膜を透過し、第2の緑色用の固体発光素子2Gから発せられた照明光は偏光膜により反射されて、これら各緑色用の固体発光素子2G,2Gからの照明光の光路が合成されて、同一の緑色用の空間光変調素子1G,21Gを照明する。
〔第4の実施の形態〕
本発明に係る照明装置は、前述の各実施の形態のように、複数の光源として第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2Gを有する構成に限定されず、複数の光源として、複数の赤色用の固体発光素子、または、複数の青色用の固体発光素子を有するものとして構成してもよい。
また、本発明に係る画像表示装置は、前述の各実施の形態のように、緑色用の照明装置のみが複数の光源を有するものとなっている構成に限定されず、赤色用の照明装置のみが複数の光源を有するものとなっている構成としてもよく、または、青色用の照明装置のみが複数の光源を有するものとなっている構成としてもよい。さらに、本発明に係る画像表示装置は、緑色用及び赤色用の照明装置が複数の光源を有するものとなっている構成、赤色用及び青色用の照明装置が複数の光源を有するものとなっている構成、または、青色用及び緑色用の照明装置が複数の光源を有するものとなっている構成、あるいは、赤、緑、青の各色用照明装置が全て複数の光源を有するものとなっている構成としてもよい。
また、本発明に係る照明装置においては、光源として固体発光素子を有する構成に限定されず、光源として、放電ランプ等の発光手段を有する構成としてもよい。
さらに、本発明に係る照明装置は、前述の各実施の形態におけるように、複数の光源として2個の光源を有する構成に限定されず、3個以上の光源を有する構成としてもよい。
図9は、3個以上の光源を有する本発明に係る照明装置の構成を示す平面図である。
本発明に係る照明装置を3個以上の光源を有する構成とする場合には、図9に示すように、これら光源L1,L2,L3・・・Lmの数をmとした場合に、〔m−1〕個の光路変換手段M1,M2,M3・・・L(m-1)を設け、これら光源のうちのいずれか一から出射された照明光が同一の空間光変調素子Pを照明するようにする。これら各光源L1,L2,L3・・・Lmから発せられた照明光の光軸は、一の光源Lmから発せられた照明光の光軸に対し、他の全ての光源L1,L2,L3・・・L(m-1)から発せられた照明光の光軸が直交する方向となっている。
これら各光路変換手段M1,M2,M3・・・L(m-1)を、前述の実施の形態と同様に、回転ホイールとして構成する場合には、各回転ホイールにおける反射部は、中心角〔360/(m・n)〕°(∵n:自然数)の扇形として均等(等角度間隔)にn箇所に設けたものとなる。そして、各回転ホイールは、反射部を互いに〔360/(m・n)〕°ずつずらした状態を維持しつつ、同一速度で回転操作される。各回転ホイールをこのように回転操作することにより、各回転ホイールのうちのいずれか一のみが反射部を光路に進入させている状態と、全ての回転ホイールが反射部を光路から退出させている状態とが繰り返されることになる。
各回転ホイールのうちのいずれか一のみが反射部を光路に進入させているときには、反射部を光路に進入させている回転ホイールに対応する光源のみを点灯させ、全ての回転ホイールが反射部を光路から退出させているときには、対応する回転ホイールのない光源Lmのみを点灯させる。このように、回転ホイールの回転と各光源の点灯とを同期させることにより、各光源のうちのいずれか一のみから発せられた照明光が空間光変調素子Pに到達することとなる。
〔第5の実施の形態〕
本発明に係る照明装置は、前述の各実施の形態において、環境温度を検出する温度検出手段を設け、この温度検出手段により検出された環境温度に基づいて、複数の光源の点灯周波数が制御されるように構成することができる。
図10は、本発明に係る画像表示装置の第5の実施の形態における構成を示す平面図である。
すなわち、この照明装置は、図10に示すように、温度検出手段となる外気温度モニタ30を有している。この外気温度モニタ30は、環境温度(外気温)を検出する。外気温度モニタ30による検出結果は、演算機31を介して、制御手段となる同期コントローラ4に送られる。他の構成は、前述の第1の実施の形態における構成と同様である。
なお、図10においては、前述の第1の実施の形態における照明装置に外気温度モニタ30を追加した構成を示しているが、前述の第2乃至第4の実施の形態における照明装置についても、同様に外気温度モニタ30を追加することができる。
同期コントローラ4は、外気温度モニタ30により検出された環境温度に基づいて、複数の光源(例えば、第1及び第2の緑色用の固体発光素子2G,2G)の点灯周波数を制御する。同期コントローラ4は、この制御により、複数の光源の発光部温度(ジャンクション温度)を所定の温度以下に抑える。
図11は、固体発光素子(LED)の点灯時間と熱抵抗値との関係を示すグラフ(特性曲線)である。
例えば、発光ダイオード(LED)については、図11に示すように、点灯時間が1.0×10−3秒を超えると熱抵抗値が急激に上昇し、点灯時間が1.0×10−1秒を超えると、熱抵抗値は、1.25(°C/W)程度で飽和する。そして、発光ダイオードのジャンクション温度は、環境温度(外気温)にも影響を受け、以下の式によって示すことができる。
〔ジャンクション温度〕=〔環境温度〕+〔平均点灯温度〕+〔点灯温度〕
2個の発光ダイオードを互いに等しい周期で交互に点灯させ、常にいずれか一方が点灯しているように制御した場合には、デューティ比は50%となり、点灯周波数を100Hz、駆動電力を100W、環境温度を25°Cとした場合には、ジャンクション温度は、以下のように算出される。
25(°C)+50(W)×1.25(°C/W)+100(W)×0.5(°C/W)=25+62.5+50≒137.5(°C)
この場合に、同期コントローラ4が点灯周波数を制御することによって、ジャンクション温度が100°C以下となるようにするには、点灯温度が12.5°C以下となるようにすればよく、点灯周波数を約1.7kHz以上とすればよい。
また、前述の条件において、環境温度が35°Cである場合には、ジャンクション温度が100°C以下となるようにするには、点灯温度を2.5°C以下とする必要があり、点灯周波数を100kHz以上とする必要がある。
このように、この照明装置においては、同期コントローラ4が、環境温度に基づいて複数の光源の点灯周波数を制御することによって、固体発光素子のジャンクション温度が所定温度以下に抑えられ、照明光の高輝度化と光源の長寿命化とを両立させることができる。
本発明に係る画像表示装置の第1の実施の形態における構成を示す平面図である。 前記画像表示装置における回転ホイールの構成を示す正面図である。 前記画像表示装置における各光源の点灯状態を示すタイミングチャートである。 本発明に係る画像表示装置の第2の実施の形態における構成を示す平面図である。 本発明に係る画像表示装置の第3の実施の形態における構成を示す平面図である。 前記画像表示装置における光路変換手段の構成を示す正面図である。 前記画像表示装置における光路変換手段の他の構成例(回転モータを用いたもの)を示す正面図である。 前記画像表示装置における光路変換手段のさらに他の構成例(リニアモータを用いたもの)を示す正面図である。 3個以上の光源を有する本発明に係る照明装置の構成を示す平面図である。 本発明に係る画像表示装置の第5の実施の形態における構成を示す平面図である。 固体発光素子(LED)の点灯時間と熱抵抗値との関係を示すグラフ(特性曲線)である。 従来の画像表示装置の構成を示す平面図である。 従来の画像表示装置における各光源の点灯状態を示すタイミングチャートである。 従来の画像表示装置における各光源の点灯状態の他の例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1R 赤色用の透過型空間光変調素子
1G 緑色用の透過型空間光変調素子
1B 青色用の透過型空間光変調素子
2R 赤色用の固体発光素子
2G 第1の緑色用の固体発光素子
2G 第1の緑色用の固体発光素子
2B 青色用の固体発光素子
4 同期コントローラ
10 回転ホイール
13 投射レンズ
21R 赤色用の反射型空間光変調素子
21G 緑色用の反射型空間光変調素子
21B 青色用の反射型空間光変調素子
23 反射板
30 外気温度モニタ

Claims (4)

  1. 同一波長の光を発する複数の光源と、
    前記各光源の点灯を制御する制御手段と、
    前記各光源からの光のうちの少なくとも一について光路を変換させ、前記各光源からの光を同一の空間光変調素子に導く光路変換手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記各光源を時分割的に点灯するように制御する
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記光路変換手段は、前記光源からの光を反射させる反射板を有し、この反射板を前記光源からの光の光路に対して該光源の点灯周期に同期させて移動させることにより、該光源からの光の光路を時分割的に変換させる
    ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 環境温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された環境温度に基づいて前記各光源の点灯周波数を制御することによって、前記各光源の発光部温度を所定の温度以下に抑える
    ことを特徴とする請求項1、または、請求項2記載の照明装置。
  4. 複数の空間光変調素子と、
    前記各空間光変調素子に対応して設けられ、対応する空間光変調素子を照明する照明装置と、
    前記照明装置より発せられ前記各空間光変調素子を経た変調光を合成して結像させる結像手段と
    を備え、
    前記各照明装置のうちの少なくとも一は、請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の照明装置である
    ことを特徴とする画像表示装置。
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