JP2013205648A - 光源装置、プロジェクタ装置及び光源駆動方法 - Google Patents

光源装置、プロジェクタ装置及び光源駆動方法 Download PDF

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Abstract


【課題】G色のレーザ光の輝度を補って、色域を広げ、高輝度を得ること。
【解決手段】青色波長領域の光を射出する青色光源と、赤色波長領域の光を射出する赤色光源と、緑色波長領域の光を射出する緑色光源と、青色光源の光を励起光として受けて、緑色波長領域を含む波長領域の光を射出する蛍光体と、青色光源からの光、赤色光源からの光、緑色光源のからの光、及び蛍光体からの光を同一光路上へ導く光学系とを備え、緑色光源から射出される光は、蛍光体へ照射され、蛍光体内で拡散される光源装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ光を用いる光源装置、この光源装置の出力光を投影するプロジェクタ装置、及び光源装置を駆動するための光源駆動方法に関する。
プロジェクタ装置は、光源装置として水銀ランプに代えて発光ダイオード(LED)、レーザダイオード(LD)等の半導体光源が用いられている。この光源装置としては、RGBの3原色をレーザ光とする超広色域のものがある。この光源装置は、例えば照明装置や画像表示装置等の種々の光源として利用されている。
特開2003−258308号公報 特開2006−282447号公報 特開2010−024278号公報
このうちG色のレーザダイオードでは、ハイパワーのものが実現しておらず、例えば輝度3000lm以上の高輝度のプロジェクタ装置を実現するためには、かなりの数量のレーザダイオードを用いる必要がある。例えば、G色のレーザダイオードとして連続(CW)で出力0.5W、中心波長532nm、輝度610lmのものを用いて輝度3000lmを達成するには、光学系の効率を40%とすると、出力12.3Wが必要となり、このためには、G色のデューティ(Duty)を50%と仮定すると、50個のG色のレーザダイオードが必要になる。
一方、光源装置には、レーザ光等の励起光を照射することにより当該励起光の波長と異なる波長の光、例えばB色のレーザ光を照射してG色を発光する蛍光体を設け、これによりG色の輝度を高くするものがある。
しかしながら、輝度を優先すると広い半値幅を発光する蛍光体を用いなければならず、G色の色域を広げることができず、AdobeRGB等の広色域規格を満たすことが出来ない。
本発明の目的は、G色の色域を広げ、高輝度を得ることができる光源装置、プロジェクタ装置及び光源駆動方法を提供することにある。
本発明の主要な局面に係る光源装置は、青色波長領域の光を射出する青色光源と、赤色波長領域の光を射出する赤色光源と、緑色波長領域の光を射出する緑色光源と、前記青色光源の光を励起光として受けて、前記緑色波長領域を含む波長領域の光を射出する蛍光体と、前記青色光源からの光、前記赤色光源からの光、前記緑色光源のからの光、及び前記蛍光体からの光を同一光路上へ導く光学系とを備え、前記緑色光源から射出される光は、前記蛍光体へ照射され、前記蛍光体内で拡散される。
本発明の主要な局面に係る光源装置は、青色波長領域の光を射出する第1の青色光源及び第2の青色光源と、赤色波長領域の光を射出する赤色光源と、緑色波長領域の光を射出する緑色光源と、前記第1の青色光源の光を励起光として受けて、前記緑色波長領域を含む波長領域の光を射出する蛍光体と、前記第2の青色光源からの光、前記赤色光源からの光、前記緑色光源のからの光、及び前記蛍光体からの光を同一光路上へ導く光学系とを備え、前記緑色光源から射出される光は、前記蛍光体へ照射され、前記蛍光体内で拡散される。
本発明の主要な局面に係るプロジェクタ装置は、光源装置と、表示素子と、前記光源装置からの光を前記表示素子に導く光源側光学系と、前記表示素子から射出された画像を投影する投影光学系と、前記光源装置及び表示素子を制御する制御手段とを備え、前記光源装置が、請求項1乃至8の何れか一項に記載の光源装置である。
本発明の主要な局面に係る光源駆動方法は、蛍光体を励起する励起光を射出する励起光源と、前記励起光を受けて前記蛍光体が発光する波長領域に含まれる光を射出する光源と、を同時に駆動し、前記光源が射出する光を前記蛍光体で拡散させて拡散光とし、前記蛍光体が発光する光と、前記拡散光とを合成して出力する。
本発明によれば、G色の色域を広げ、高輝度を得ることができる光源装置、プロジェクタ装置及び光源駆動方法を提供できる。
本発明の第1の実施の形態に係る光源装置を示す構造図。 同装置における第3のビームスプリッタを示す構成図。 同装置における蛍光体ホイールにおける発光角度に対する蛍光の光量の割合を示す図。 同装置における蛍光体ホイールを示す構成図。 同装置における高輝度モード、最高輝度モード及びLD純色モードの各制御内容を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る光源装置を示す構造図。 同装置における蛍光体ホイールを示す構成図。 同装置における最高輝度モードの制御内容を示す図。 本発明の第3の実施の形態に係る光源装置を示す構造図。 同装置における蛍光体ホイールを示す構成図。 同装置における高輝度モード、最高輝度モード及び純色モードの各制御内容を示す図。 本発明の第4の実施の形態に係る光源装置を示す構造図。 同装置における高輝度モード、最高輝度モード及び純色モードの各制御内容を示す図。 本発明の第5の実施の形態に係る各光源装置のいずれかを用いたプロジェクタ装置を示す構造図。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は光源装置の構成図を示す。この本装置は、R色レーザ光を出力するR色レーザダイオードR−LDと、G色レーザ光を出力するG色レーザダイオードG−LDと、B色レーザ光を出力するB色レーザダイオードB−LDとを備える。各波長領域は例えば、R色は、620〜660nm、G色は、500nm〜590nm、B色は、440nm〜460nmなどである。
これらR色、G色、B色レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDからそれぞれ出力されるR色、G色、B色の各レーザ光は、以下の光学系PによりG色の輝度の高くなった照明光Sとして出力される。以下、光学系Pの構成について説明する。
G色レーザダイオードG−LDとB色レーザダイオードB−LDとの各出力光路上には、第1のビームスプリッタBS1が配置されている。この第1のビームスプリッタBS1は、G色レーザダイオードG−LDから出力されたG色レーザ光を反射すると共に、B色レーザダイオードB−LDから出力されたB色レーザ光を透過し、これらG色レーザ光とB色レーザ光とを同一光路上に出力する。
第1のビームスプリッタBS1とR色レーザダイオードR−LDとの各出力光路上には、第2のビームスプリッタBS2が配置されている。この第2のビームスプリッタBS2は、R色レーザダイオードR−LDから出力されたR色レーザ光を反射すると共に、ビームスプリッタBS1を透過したG色とB色との各レーザ光を同一光路上に出力する。
第1と第2のビームスプリッタBS1、BS2を透過する光路上には、第3のビームスプリッタGRM1と、各光学レンズ1、2と、回転体としての蛍光体ホイール3aとが配置されている。なお、蛍光体ホイール3aは、各光学レンズ1、2の間の光路上に配置されている。
第3のビームスプリッタGRM1は、後述の構成であり、一方の面側(R色レーザダイオードR−LD側)に入射したG色、R色及びB色の各レーザ光を透過し、かつ他方の面側(蛍光体ホイール3a側)から入射したG色を反射する。なお、G色、R色及びB色などの複数色は、例えばGRB色等のように省略して記載する。
図2は第3のビームスプリッタGRM1の構成図を示す。この第3のビームスプリッタGRM1は、RGB色の各レーザ光を透過する(可視光領域の波長光を透過する)透過領域Hが中央部に設けられている。この第3のビームスプリッタGRM1は、例えば他方の面側(蛍光体ホイール3a側)にG色を反射する反射膜を形成し、かつ透過領域Hには反射膜の形成を施さないものとなっている。なお、透過領域Hは、機械的な孔を形成してもよい。このような構成で、一方の面側(R色レーザダイオードR−LD側)ではG色光を透過し、他方の面側(蛍光体ホイール3a側)ではG色光を反射する。
この第3のビームスプリッタGRM1の反射光路上には、光学レンズ4を介して第4のビームスプリッタGRM2が配置されている。この第4のビームスプリッタGRM2は、G色の波長領域の波長光を反射して、G色の波長領域外の波長光を透過する。すなわち、G色レーザ光を反射し、RB色の各光を透過する。
又、各光学レンズ1、2の光路上で、蛍光体ホイール3aの光透過側には、ミラー5が配置され、このミラー5の反射光路上に光学レンズ6とミラー7とが配置されている。そして、このミラー7の反射光路上には、光学レンズ8を介して上記第4のビームスプリッタGRM2と、光学レンズ9と、ライトトンネル(LT)10とが配置されている。なお、ライトトンネル10は、カライドスコープを用いても良い。このライトトンネル10は、入射光の光断面における光強度を均一化する。このライトトンネル10の出力光が当該光源装置から出力される照明光Sとなる。この光源装置から出力される照明光Sは、例えばプロジェクタ装置のマイクロミラー素子(DMD)に送られる。このマイクロミラー素子は、例えばWXGA(Wide eXtended Graphic Array)であり、複数の微小ミラーをアレイ状に配列、例えば横×縦(1250×800画素)で複数の微小ミラーを配列して成る表示素子で、これら微小ミラーの各傾斜角度をそれぞれ高速にオン・オフ動作して画像を表示することで、その反射光により光像を形成する。
上記蛍光体ホイール3aは、B色レーザ光の照射によりG色の蛍光を発生する。この蛍光体ホイール3aは、例えばB色レーザ光が当該蛍光体ホイール3aの表面に対して垂直方向に入射すると、この垂直方向に対しての発光角度θ(単位°)の範囲の方向に蛍光を発する。図3は当該発光角度θに対する蛍光の光量の割合を示す。同図から発光角度θが例えば10°未満の範囲であれば、光量の損失が少ない。すなわち、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hに入射する発光光はわずかであり、発光光のほとんどは、光学レンズ1を通して第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hに入射せず、当該透過領域Hの外周側に形成されている反射膜で反射し、光学レンズ4に伝達される。
図4(a)(b)は蛍光体ホイール3aの構成を説明するもので、同図(a)は蛍光体ホイール3aの構成図、同図(b)は蛍光体ホイール3aの機能を示す。この蛍光体ホイール3aは、円板状に形成され、外周縁部に蛍光領域(以下、蛍光板と称する)3−1と、拡散領域(以下、拡散板と称する)3−2とが形成されている。この蛍光体ホイール3aの中心部は、駆動モータ11の回転軸に連結されており、この蛍光体ホイール3aは、後述の制御部12による制御で制御された駆動モータ11の駆動により矢印A方向に回転する。
蛍光板3−1は、金属を基板として高反射膜を施して成り、該高反射膜の表面に蛍光体を含有する構成である。この蛍光板3−1は、例えばB色のレーザ光が照射されると、蛍光体の蛍光作用によってG色を発光する。
拡散板3−2は、ガラスを基板として、サンドブラストやエッチングによって形成され、入射光を拡散させる拡散面を備え、さらに可視光領域の光を透過するAR膜と、を施して成る。この拡散板3−2には、蛍光体が含有しない。この拡散板3−2は、例えばR色とG色の各レーザ光が照射されると、これらRG色の各レーザ光を拡散透過する。
制御部12は、各セグメントに対応して、RGB色の各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDを各々駆動する。また制御部12は、各セグメントに対応して、蛍光体ホイール3aの適切な位置に各レーザ光が照射されるように、駆動モータ11を駆動して蛍光体ホイール3aを回転させる。
次に、上記の如く構成された本装置の動作について図5(a)(b)(c)に示す各モード別に説明する。
本装置は、高輝度モードと、最高輝度モードと、LD純色モードとを有する。高輝度モードは、G色の照明光の輝度を高くする。最高輝度モードは、高輝度モードよりもさらに照明光の輝度を高くする。LD純色モードは、RGB色の各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDから出力されるRGB色の各レーザ光による照明光を出力する。
(a)高輝度モード
制御部12は、駆動モータ11を駆動して蛍光体ホイール3aを図4(a)に示すように矢印A方向に回転させる。制御部12は、高輝度モードにおいて、例えばRGB色の順序で照明光Sを出力する。
先ず、R色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント)、制御部12は、上記図5(a)に示す制御内容に従い、R色レーザダイオードR−LDを駆動すると共に、他のGB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDの駆動を停止する。
このR色レーザダイオードR−LDから出力されたR色レーザ光は、第2のビームスプリッタBS2で反射し、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hを透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3aの拡散板3−2に照射される。R色レーザ光は、拡散板3−2で拡散され、光学レンズ2を通り、ミラー5で反射され、光学レンズ6を通り、ミラー7で反射され、さらに光学レンズ8を通って第4のビームスプリッタGRM2に入射する。そして、R色レーザ光は、第4のビームスプリッタGRM2を透過し、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、R色照明光Sとして出力される。
次に、G色照明光Sを出力するとき(Gセグメント)、制御部12は、図5(a)に示すように、GB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDを同時に駆動すると共に、他のR色レーザダイオードR−LDの駆動を停止する。
G色レーザダイオードG−LDから出力されたG色レーザ光は、第1のビームスプリッタBS1で反射し、第2のビームスプリッタBS2を透過し、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hを透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3aの蛍光板3−1に照射される。
G色レーザ光は、蛍光体内での拡散によって拡散光となり、蛍光板3−1の高反射膜により反射され、さらに第3のビームスプリッタGRM1でも反射され、光学レンズ4を通り、第4のビームスプリッタGRM2に入射する。
これと共に、B色のレーザダイオードB−LDから出力されたB色レーザ光は、第1と第2のビームスプリッタBS1、BS2を透過し、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hを透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3aの蛍光板3−2に照射される。この蛍光板3−2は、B色レーザ光の照射によりG色の蛍光を発する。このG色の蛍光は、G色レーザ光の伝播光路と同様に、第3のビームスプリッタGRM1で反射され、光学レンズ4を通り、第4のビームスプリッタGRM2に入射する。
従って、G色レーザ光とG色の蛍光とは、合成されて第4のビームスプリッタGRM2に入射することになり、この第4のビームスプリッタGRM2で反射され、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、G色の照明光Sとして出力される。
次に、B色の照明光Sを出力するとき(Bセグメント)、制御部12は、図5(a)に示すように、B色レーザダイオードB−LDを駆動すると共に、他のRG色の各レーザダイオードR−LD、G−LDの駆動を停止する。
B色レーザダイオードB−LDから出力されたB色レーザ光は、第1と第2のビームスプリッタBS1、BS2を透過し、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hを透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3aの拡散板3−2に照射される。
B色レーザ光は、拡散板3−2により拡散され、光学レンズ2を通り、ミラー5で反射され、光学レンズ6を通り、ミラー7で反射され、さらに光学レンズ8を通って第4のビームスプリッタGRM2に入射する。そして、B色レーザ光は、第4のビームスプリッタGRM2を透過し、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、B色の照明光Sとして出力される。
これ以降、本装置からは、RGB色の順序で繰り返しながら照明光Sが出力される。
このように高輝度モードでは、G色の照明光Sを出力するとき、GB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDを同時に駆動し、G色レーザ光とG色の蛍光とを合成したG色の照明光Sとして出力するので、G色レーザ光の輝度を補って高輝度のG色の照明光Sを出力することができ、またG色の色域を広げることができる。
(b)最高輝度モード
この最高輝度モードでは、上記高輝度モードの動作と同一の動作についてその説明を省略し、相違する動作について説明する。
この最高輝度モードは、RGB色の照明光Sを出力するときの動作が上記高輝度モードの動作と同一で、上記高輝度モードの動作に加えてマゼンタ(M)色の照明光Sを出力する。
M色の照明光Sを出力するとき(Mセグメント)、制御部12は、上記図5(b)に示す制御内容に従い、RB色の各レーザダイオードR−LD、B−LDを同時に駆動すると共に、他のG色レーザダイオードG−LDの駆動を停止する。
R色レーザダイオードR−LDから出力されたR色レーザ光は、第2のビームスプリッタBS2で反射し、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hを透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3aの拡散板3−2に照射される。R色レーザ光は、拡散板3−2で拡散され、光学レンズ2を通り、ミラー5で反射され、光学レンズ6を通り、ミラー7で反射され、さらに光学レンズ8を通って第4のビームスプリッタGRM2に入射する。
これと共に、B色レーザダイオードB−LDから出力されたB色レーザ光は、第1と第2のビームスプリッタBS1、BS2を透過し、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hを透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3aの拡散板3−2に照射される。このB色レーザ光は、拡散板3−2で拡散され、R色レーザ光の伝播光路と同様に、光学レンズ2を通り、ミラー5で反射され、光学レンズ6を通り、ミラー7で反射され、さらに光学レンズ8を通って第4のビームスプリッタGRM2に入射する。
従って、RB色の各レーザ光は、合成されてM色レーザ光となり、このM色レーザ光は、第4のビームスプリッタGRM2に入射することになり、この第4のビームスプリッタGRM2で透過され、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、M色の照明光Sとして出力される。
これ以降、本装置からは、RGB色の順序で繰り返しながら照明光Sが出力される。
このように最高輝度モードでは、G色の照明光Sを出力するとき、GB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDを同時に駆動し、G色レーザ光とG色の蛍光とを合成したG色の照明光Sとして出力し、これに加えてRB色の各レーザダイオードR−LD、B−LDを同時に駆動し、RB色の各レーザ光を合成してM色の照明光Sとして出力するので、G色レーザ光の輝度を補って高輝度のG色の照明光Sを出力でき、G色の色域を広げることができ、かつ高輝度のM色の照明光Sを出力でき、より高輝度の照明光Sを出力できる。
(c)LD純色モード
このLD純色モードでは、上記高輝度モードの動作と同一の動作についてその説明を省略し、相違する動作について説明する。
このLD純色モードは、RB色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント、Bセグメント)の動作が上記高輝度モードの動作と同一で、G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)にG色レーザダイオードG−LDのみを駆動する。すなわち、LD純色モードは、RGB色の照明光Sを出力するときに、RGB色の各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDをそれぞれ個別に駆動する。
G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)、制御部12は、上記図5(c)に示す制御内容に従い、G色レーザダイオードG−LDのみを駆動し、他のRB色のレーザダイオードR−LD、B−LDの駆動を停止する。
G色レーザダイオードG−LDから出力されたG色レーザ光は、第1のビームスプリッタBS1で反射し、第2のビームスプリッタBS2を透過し、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hを透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3aの蛍光板3−1に照射される。
G色レーザ光は、蛍光体内での拡散によって拡散光となり、蛍光板3−1の高反射膜により反射され、さらに第3のビームスプリッタGRM1でも反射され、光学レンズ4を通り、第4のビームスプリッタGRM2に入射する。このG色レーザ光は、第4のビームスプリッタGRM2で反射し、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、G色の照明光Sとして出力される。
このようにLD純色モードでは、RGB各色の照明光Sを出力するときに、各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDをそれぞれ個別に駆動して、各レーザ光から出力されるRGB各色の波長帯域の光がそのまま照明光Sとなるため、より色域の広い照明光Sを出力できる。
このように上記第1の実施の形態によれば、高輝度モードにおいて、G色の照明光Sを出力するとき、GB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDを同時に駆動し、G色レーザ光とG色の蛍光とを合成したG色の照明光Sとして出力するので、G色レーザ光の輝度を補って高輝度のG色の照明光Sを出力することができ、またG色の色域を広げることができる。この場合、G色レーザダイオードG−LDから出力されるG色レーザ光は、蛍光板3−1で蛍光体内での拡散によって拡散されるので、スペックルを抑制できる。
又、最高輝度モードにおいて、高輝度モードに加えて、RB色の各レーザダイオードR−LD、B−LDを同時に駆動し、RB色の各レーザ光を合成してM色の照明光Sとして出力するので、G色レーザ光の輝度を補って高輝度のG色の照明光Sを出力でき、G色の色域を広げることができ、かつ高輝度のM色の照明光Sを出力でき、より高輝度の照明光Sを出力できる。
又、LD純色モードにおいて、各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDをそれぞれ個別に駆動して、各レーザ光から出力されるRGB各色の波長帯域の光がそのまま照明光Sとして出力されるので、より色域の広い照明光Sを出力できる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図6は光源装置の構成図を示す。蛍光体ホイール3bは、B色レーザ光の照射によりG色の蛍光を発生する。この蛍光体ホイール3bは、上記蛍光体ホイール3aと同様に、例えばB色レーザ光が当該蛍光体ホイール3aの表面に対して垂直方向に入射すると、この垂直方向に対しての発光角度θの範囲の方向に蛍光を発する。
図7(a)(b)は蛍光体ホイール3bの構成を説明するもので、同図(a)は蛍光体ホイール3bの構成図、同図(b)は蛍光体ホイール3bの機能を示す。この蛍光体ホイール3bは、ガラスを基板として円板状に形成され、外周縁部に蛍光板3−3と拡散板3−2とが形成されている。蛍光板3−3では、G色の波長領域の波長光を反射し、G色の波長領域以外の波長光を透過する膜(GRM)を施されその表面に蛍光体を含有する。この蛍光板3−3は、例えばB色レーザ光が照射されると、蛍光体の蛍光作用によってG色を発光する。
拡散板3−2では、ガラスの基板の一方の面にサンドブラストやエッチングによって入射光を拡散させる拡散面と、可視光領域の光を透過するAR膜と、を施されている。この拡散板3−2には、蛍光体が含有しない。この拡散板3−2は、例えばRG色の各レーザ光が照射されると、これらRG色の各レーザ光を拡散透過する。
この蛍光体ホイール3bは、蛍光板3−3にB色レーザ光が照射されると、この蛍光板3−3からG色の蛍光を発生すると共に当該G色の光を反射し、かつ拡散板3−2によりRB色の各レーザ光を透過拡散する。
制御部12は、各セグメントに対応して、RGB色の各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDを各々駆動する。また制御部12は、各セグメントに対応して、蛍光体ホイール3bの適切な位置に各レーザ光が照射されるように、駆動モータ11を駆動して蛍光体ホイール3bを回転させる。
次に、上記の如く構成された本装置における動作について説明する。
本装置は、上記第1の実施の形態と同様に、高輝度モードと、最高輝度モードと、LD純色モードとを有する。
(a)高輝度モード
高輝度モードでは、上記第1の実施の形態と同様に、制御部12は、上記図5(a)に示す制御内容に従い、R色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント)にR色レーザダイオードR−LDを駆動し、G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)にGB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDを同時に駆動すると共に、他のR色レーザダイオードR−LDの駆動を停止し、B色の照明光Sを出力するとき(Bセグメント)にB色レーザダイオードB−LDを駆動する。
G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)は、G色レーザ光とG色の蛍光とが合成されて第4のビームスプリッタGRM2に入射し、この第4のビームスプリッタGRM2で反射され、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、G色の照明光Sとして出力される。
(b)最高輝度モード
この最高輝度モードでは、上記高輝度モードの動作と同一の動作についてその説明を省略し、相違する動作について説明する。
この最高輝度モードは、RGB色の照明光Sを出力するときの動作が上記高輝度モードの動作と同一で、図8に示す制御内容に従い、上記高輝度モードの動作に加えてY色とM色との照明光Sを出力する。
制御部12は、R色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント)にR色レーザダイオードR−LDを駆動し、Y色の照明光Sを出力するとき(Yセグメント)にRGB色の各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDを同時に駆動し、G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)にGB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDを同時に駆動し、M色の照明光Sを出力するとき(Mセグメント)にRB色の各レーザダイオードR−LD、B−LDを同時に駆動し、B色の照明光Sを出力するとき(Bセグメント)にB色レーザダイオードB−LDを駆動する。
Y色の照明光Sを出力するとき(Yセグメント)、R色レーザダイオードR−LDから出力されたR色レーザ光は、第2のビームスプリッタBS2で反射し、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hを透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3bの蛍光板3−3に照射される。このR色レーザ光は、蛍光板3−3で拡散透過され、光学レンズ2を通り、ミラー5で反射され、光学レンズ6を通り、ミラー7で反射され、さらに光学レンズ8を通って第4のビームスプリッタGRM2に入射する。
これと共に、G色レーザダイオードG−LDから出力されたG色レーザ光は、第1のビームスプリッタBS1で反射し、第2のビームスプリッタBS2を透過し、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hを透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3bの蛍光板3−3に照射される。このG色レーザ光は、蛍光板3−3で拡散反射され、さらに第3のビームスプリッタGRM1で反射され、光学レンズ4を通り、第4のビームスプリッタGRM2に入射する。
さらに、B色レーザダイオードB−LDから出力されたB色レーザ光は、第1と第2のビームスプリッタBS1、BS2を透過し、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hを透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3bの蛍光板3−3に照射される。この蛍光板3−3は、B色レーザ光の照射によりG色の蛍光を発する。このG色の蛍光は、G色レーザ光の伝播光路と同様に、第3のビームスプリッタGRM1で反射され、光学レンズ4を通り、第4のビームスプリッタGRM2に入射する。
この第4のビームスプリッタGRM2では、R色レーザ光とG色レーザ光とG色の蛍光とが入射し、これらが合成されてY色の照明光Sとなる。このY色の照明光Sは、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、Y色の照明光Sとして出力される。
M色の照明光Sを出力するとき(Mセグメント)、制御部12は、図5(b)に示すように、RB色の各レーザダイオードR−LD、B−LDを同時に駆動すると共に、他のG色レーザダイオードG−LDの駆動を停止する。
R色レーザダイオードR−LDから出力されたR色レーザ光は、第2のビームスプリッタBS2で反射し、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hを透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3bの拡散板3−2に照射される。R色レーザ光は、拡散板3−2で拡散され、光学レンズ2を通り、ミラー5で反射され、光学レンズ6を通り、ミラー7で反射され、さらに光学レンズ8を通って第4のビームスプリッタGRM2に入射する。
これと共に、B色レーザダイオードB−LDから出力されたB色レーザ光は、第1と第2のビームスプリッタBS1、BS2を透過し、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hを透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3bの拡散板3−2に照射される。このB色レーザ光は、拡散板3−2で拡散され、R色レーザ光の伝播光路と同様に、光学レンズ2を通り、ミラー5で反射され、光学レンズ6を通り、ミラー7で反射され、さらに光学レンズ8を通って第4のビームスプリッタGRM2に入射する。
従って、RB色の各レーザ光は、合成されてM色レーザ光となり、このM色レーザ光は、第4のビームスプリッタGRM2に入射することになり、この第4のビームスプリッタGRM2で透過され、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、M色の照明光Sとして出力される。
(c)LD純色モード
このLD純色モードでは、上記高輝度モードの動作と同一の動作についてその説明を省略し、相違する動作について説明する。
このLD純色モードは、RB色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント、Bセグメント)の動作が上記高輝度モードの動作と同一で、上記図5(c)に示す制御内容に従い、G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)にG色レーザダイオードG−LDのみを駆動する。すなわち、LD純色モードは、RGB色の照明光Sを出力するときに、RGB色の各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDをそれぞれ個別に駆動する。
このように上記第2の実施の形態によれば、最高輝度モードにおいて、Y色の照明光Sを出力するときにRGB色の各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDを同時に駆動し、G色の照明光Sを出力するときにGB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDを同時に駆動し、M色の照明光Sを出力するときにRB色の各レーザダイオードR−LD、B−LDを同時に駆動するので、G色レーザ光の輝度を補って高輝度のG色の照明光Sを出力することができ、G色の色域を広げることができ、そのうえ、高輝度のY色、M色の照明光Sを出力でき、より高輝度の照明光Sを出力できる。また、LD純色モードでは、RGB各色の照明光Sを出力するときに、各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDをそれぞれ個別に駆動して、各レーザ光から出力されるRGB各色の波長帯域の光がそのまま照明光Sとなるため、より色域の広い照明光Sを出力できる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図9は光源装置の構成図を示す。この本装置は、G色レーザダイオードG−LDと、B色レーザダイオードB−LDと、R色を発光するR色発光ダイオードR−LEDと、B色を発光するB色発光ダイオードB−LEDとを備える。
これらGB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDからそれぞれ出力されるG色、B色の各レーザ光と、RB色の各発光ダイオードR−LED、B−LEDからそれぞれ出力されるGB色の各発光光とは、以下の光学系PによりG色の輝度の高くなった照明光Sとして出力される。以下、光学系Pの構成について説明する。
GB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDの各出力光路の交点には、第1のビームスプリッタBS1が配置されている。この第1のビームスプリッタBS1の透過光路上には、第3のビームスプリッタGRM1と、光学レンズ1と、蛍光体ホイール3cとが配置されている。又、第3のビームスプリッタGRM1の反射光路上には、光学レンズ4を介して第5のビームスプリッタBTMが配置されている。
R色発光ダイオードR−LEDは、出力するR色の発光光の光路と、第3のビームスプリッタGRM1と光学レンズ4と第5のビームスプリッタBTMとが配置される光路とが一致するように設けられる。なお、R色発光ダイオードR−LEDのR色の発光光の光路には、光学レンズ13が配置されている。
B色発光ダイオードB−LEDは、出力するB色の発光光の光路と、第5のビームスプリッタBTMと光学レンズ9とが配置される光路とが一致するように設けられる。
第3のビームスプリッタGRM1は、上述と同様、一方の面側に入射したRGB色の各レーザ光を透過すると共に他方の面側から入射したG色の蛍光を反射する。
第5のビームスプリッタBTMは、B色の波長領域の波長光を透過し、B色の波長帯域以外の波長光を反射する。一方の面側に入射したG色の蛍光、R色レーザ光を反射すると共に、他方の面側から入射したB色の発光光を透過する。
蛍光体ホイール3cは、例えばB色レーザ光の照射によりG色の蛍光を発する。図10(a)(b)は蛍光体ホイール3cの構成を説明するもので、同図(a)は蛍光体ホイール3cの構成図、同図(b)は蛍光体ホイール3cの機能を示す。この蛍光体ホイール3cは、円板状に形成され、外周縁部に蛍光板3−4が形成されている。この蛍光板3−4は、金属を基板として高反射膜を施して成り、かつ蛍光体を含有する。この蛍光板3−4は、例えばB色レーザ光が照射されると、蛍光体の蛍光作用によってG色を発光する。
制御部12は、各セグメントに対応して、RGB色の各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDを各々駆動する。また制御部12は、各セグメントに対応して、蛍光体ホイール3cの適切な位置に各レーザ光が照射されるように、駆動モータ11を駆動して蛍光体ホイール3cを回転させる。
次に、上記の如く構成された本装置における動作について説明する。
本装置は、上記第1の実施の形態と同様に、高輝度モードと、最高輝度モードと、純色モードとを有する。
(a)高輝度モード
高輝度モードでは、制御部12は、図11(a)に示す制御内容に従い、R色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント)にR色発光ダイオードR−LEDのみを駆動し、G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)にGB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDを同時に駆動し、B色の照明光Sを出力するとき(Bセグメント)にB色発光ダイオードB−LEDのみを駆動する。
先ず、R色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント)、R色発光ダイオードR−LEDから出力されたR色の発光光は、第3のビームスプリッタGRM1と、光学レンズ4とを通って第5のビームスプリッタBTMに入射し、この第5のビームスプリッタBTMで反射し、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、R色の照明光Sとして出力される。
次に、G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)、GB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDが同時に駆動するので、G色レーザダイオードG−LDから出力されたG色レーザ光は、第1のビームスプリッタBS1で反射し、第3のビームスプリッタGRM1を透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3cの蛍光板3−4に照射される。このG色レーザ光は、蛍光板3−4の高反射膜により拡散して反射され、さらに第3のビームスプリッタGRM1でも反射され、光学レンズ4を通り、第5のビームスプリッタBTMに入射する。
これと共に、B色レーザダイオードB−LDから出力されたB色レーザ光は、第1のビームスプリッタBS1を透過し、第3のビームスプリッタGRM1を透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3cの蛍光板3−4に照射される。この蛍光板3−4は、B色レーザ光の照射によりG色の蛍光を発する。このG色の蛍光は、G色レーザ光の伝播光路と同様に、第3のビームスプリッタGRM1で反射され、光学レンズ4を通り、第5のビームスプリッタBTMに入射する。
従って、G色レーザ光とG色の蛍光とは、合成されて第5のビームスプリッタBTMに入射することになり、この第5のビームスプリッタBTMで反射され、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、G色の照明光Sとして出力される。
次に、B色の照明光Sを出力するとき(Bセグメント)、B色発光ダイオードB−LEDから出力されたB色の発光光は、第5のビームスプリッタBTMを透過し、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、B色の照明光Sとして出力される。
(b)最高輝度モード
最高輝度モードでは、制御部12は、図11(b)に示す制御内容に従い、Y色の照明光Sを出力するときにGB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDとR色発光ダイオードR−LEDとを同時に駆動し、かつM色の照明光Sを出力するときにRB色の各発光ダイオードR−LED、B−LEDを同時に駆動する。
なお、RGB色の各照明光Sをそれぞれ出力するときは、上記高輝度モードと同一動作であり、その説明は省略する。
先ず、Y色の照明光Sを出力するとき(Yセグメント)、GB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDとR色発光ダイオードR−LEDとが同時に駆動するので、G色レーザダイオードG−LDから出力されたG色レーザ光は、上記同様に、第1のビームスプリッタBS1、第3のビームスプリッタGRM1、光学レンズ1を経由して、蛍光体ホイール3cの蛍光板3−4に照射され、この蛍光板3−4の高反射膜により拡散反射され、さらに第3のビームスプリッタGRM1、光学レンズ4を通り、第5のビームスプリッタBTMに入射する。
これと共に、B色レーザダイオードB−LDから出力されたB色レーザ光は、第1のビームスプリッタBS1、第3のビームスプリッタGRM1、光学レンズ1を経由して、蛍光体ホイール3cの蛍光板3−4に照射され、この蛍光板3−4からG色の蛍光を発する。このG色の蛍光は、G色レーザ光の伝播光路と同様に、第3のビームスプリッタGRM1で反射され、光学レンズ4を通り、第5のビームスプリッタBTMに入射する。
さらに、R色発光ダイオードR−LEDから出力されたR色の発光光は、光学レンズ13、第3のビームスプリッタGRM1、光学レンズ4を通り、第5のビームスプリッタBTMに入射する。
従って、G色レーザ光とG色の蛍光とR色の発光光とは、第5のビームスプリッタBTMに入射して合成され、この第5のビームスプリッタBTMから光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、Y色の照明光Sとして出力される。
次に、M色の照明光Sを出力するとき(Mセグメント)、RB色の各発光ダイオードR−LED、B−LEDを同時に駆動するので、R色発光ダイオードR−LEDから出力されたR色の発光光は、光学レンズ13、第3のビームスプリッタGRM1、光学レンズ4を通り、第5のビームスプリッタBTMに入射し、かつB色の発光ダイオードB−LEDから出力されたB色の発光光は、光学レンズ14を通り、第5のビームスプリッタBTMに入射する。
従って、RB色の各発光光は、第5のビームスプリッタBTMに入射して合成され、この第5のビームスプリッタBTMから光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、M色の照明光Sとして出力される。
(c)純色モード
純色モードでは、制御部12は、図11(c)に示す制御内容に従い、R色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント)にR色発光ダイオードR−LEDのみを駆動し、G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)にG色レーザダイオードG−LDのみを駆動し、B色の照明光Sを出力するとき(Bセグメント)にB色発光ダイオードB−LEDのみを駆動する。このうちR色の照明光Sを出力するときにR色発光ダイオードR−LEDのみを駆動するときと、B色の照明光Sを出力するときにB色発光ダイオードB−LEDのみを駆動するときの各動作は、既に説明しているのでその説明は省略する。
G色の照明光Sを出力するときは、G色レーザダイオードG−LDのみを駆動するので、G色レーザダイオードG−LDから出力されたG色レーザ光は、第1のビームスプリッタBS1で反射し、第3のビームスプリッタGRM1を透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3cの蛍光板3−4に照射され、この蛍光板3−4の高反射膜により反射され、さらに第3のビームスプリッタGRM1でも反射され、光学レンズ4を通り、第5のビームスプリッタBTMに入射する。このG色レーザ光は、第5のビームスプリッタBTMで反射され、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、G色の照明光Sとして出力される。
このように上記第3の実施の形態によれば、高輝度モードにおいて、G色の照明光Sを出力するとき、GB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDを同時に駆動し、G色レーザ光とG色の蛍光とを合成したG色の照明光Sとして出力するので、G色レーザ光の輝度を補って高輝度のG色の照明光Sを出力することができ、またG色の色域を広げることができる。この場合、G色レーザダイオードG−LDから出力されるG色レーザ光は、蛍光板3−4で拡散されるので、スペックルを抑制できる。又、最高輝度モードにおいて、高輝度モードに加えて、YM色の各照明光Sとして出力するので、G色レーザ光の輝度を補って高輝度のG色の照明光Sを出力でき、かつ高輝度のYM色の各照明光Sを出力でき、より高輝度の照明光Sを出力できる。また、純色モードでは、RGB各色の照明光Sを出力するときに、R−LED、G−LD、B−LEDをそれぞれ個別に駆動して、RGB各色の波長帯域の光がそのまま照明光Sとなるため、より色域の広い照明光Sを出力できる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図9と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図12は光源装置の構成図を示す。各光学レンズ1、2の光路上で、蛍光体ホイール3aの光透過側には、ミラー5が配置され、このミラー5の反射光路上に光学レンズ6とミラー7とが配置されている。そして、このミラー7の反射光路上には、光学レンズ8を介して第5のビームスプリッタBTMが配置されている。
蛍光体ホイール3aは、上記図4(a)(b)に示す蛍光体ホイール3aと同一であるのでその説明は省略する。
制御部12は、各セグメントに対応して、RGB色の各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDを各々駆動する。また制御部12は、各セグメントに対応して、蛍光体ホイール3aの適切な位置に各レーザ光が照射されるように、駆動モータ11を駆動して蛍光体ホイール3aを回転させる。
次に、上記の如く構成された本装置における動作について説明する。
本装置は、上記第1の実施の形態と同様に、高輝度モードと、最高輝度モードと、純色モードとを有する。
(a)高輝度モード
高輝度モードでは、制御部12は、図13(a)に示す制御内容に従い、上記第3の実施の形態と同様に、R色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント)にR色発光ダイオードR−LEDのみを駆動し、又G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)にGB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDを同時に駆動する。
なお、B色の照明光Sを出力するとき(Bセグメント)、制御部12は、B色レーザダイオードB−LDのみを駆動する。このB色レーザダイオードB−LDから出力されたB色レーザ光は、第1のビームスプリッタBS1を透過し、第3のビームスプリッタGRM1を透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3aの拡散板3−2に照射される。このB色レーザ光は、拡散板3−2で拡散され、光学レンズ2を通り、ミラー5、光学レンズ6、ミラー7、光学レンズ8、第5のビームスプリッタBTM、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、B色の照明光Sとして出力される。
(b)最高輝度モード
最高輝度モードでは、制御部12は、図13(b)に示す制御内容に従い、Y色の照明光Sを出力するとき(Yセグメント)に上記第3の実施の形態と同様に、GB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDとR色発光ダイオードR−LEDとを同時に駆動し、M色の照明光Sを出力するとき(Mセグメント)にB色レーザダイオードB−LDとR色発光ダイオードR−LEDとを同時に駆動する。
なお、RGB色の各照明光Sをそれぞれ出力するときは、上記高輝度モードと同一動作であり、その説明は省略する。
M色の照明光Sを出力するとき(Mセグメント)、B色レーザダイオードB−LDとR色発光ダイオードR−LEDとを同時に駆動するので、B色レーザダイオードB−LDから出力されたB色レーザ光は、第1のビームスプリッタBS1、第3のビームスプリッタGRM1、光学レンズ1を経由して、蛍光体ホイール3aの拡散板3−2に照射された拡散され、光学レンズ2を通り、ミラー5、光学レンズ6、ミラー7、光学レンズ8、第5のビームスプリッタBTMに入射する。
これと共にR色発光ダイオードR−LEDから出力されたR色の発光光は、光学レンズ13、第3のビームスプリッタGRM1、光学レンズ4を通り、第5のビームスプリッタBTMに入射する。
従って、B色レーザ光とR色の発光光とは、第5のビームスプリッタBTMに入射して合成され、この第5のビームスプリッタBTMから光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、M色の照明光Sとして出力される。
(c)純色モード
純色モードでは、制御部12は、図13(c)に示す制御内容に従い、R色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント)にR色発光ダイオードR−LEDのみを駆動し、G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)にG色レーザダイオードG−LDのみを駆動し、B色の照明光Sを出力するとき(Bセグメント)にB色レーザダイオードB−LDのみを駆動する。これらの動作は、既に説明しているのでその説明は省略する。
このように上記第4の実施の形態によれば、上記第3の実施の形態と同様の効果を奏することができることは言うまでもない。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態について図面を参照して説明する。
図14は上記図1、図6、図9又は図12に示す各光源装置のいずれかを用いたプロジェクタ装置40の構成図を示す。このプロジェクタ装置40は、例えば半導体発光素子を用いたDLP(Digital Light Processing:登録商標)方式を適用している。
このプロジェクタ装置30は、CPU41を搭載する。このCPU41には、操作部42と、メインメモリ43と、プログラムメモリ44とが接続されている。又、CPU41には、システムバス45を介して入力部46と、画像変換部47と、投影処理部48と、音声処理部49とが接続されている。このうち投影処理部48には、光源装置50と、マイクロミラー素子51とが接続されている。光源装置50から出力される照明光の光路上には、ミラー52が配置され、このミラー52の反射光路上に表示素子であるマイクロミラー素子51が配置されている。このマイクロミラー素子51の反射光路上に投影光学系である投影レンズ部53が配置されている。音声処理部49には、スピーカ部54が接続されている。
入力部46は、各種規格のアナログ画像信号を入力し、このアナログ画像信号をデジタル化した画像データとしてシステムバス45を通して画像変換部47に送る。
画像変換部47は、スケーラとも称し、入力部46から入力される画像データを投影に適した所定のフォーマットの画像データに統一処理して投影処理部48に送る。この際、画像変換部47は、OSD(On Screen Display)用の各種動作状態を示すシンボル等のデータも必要に応じて画像データに重畳加工し、この加工後の画像データを投影処理部48に送る。
投影処理部48は、画像変換部47から送られてきた画像データに応じて所定のフォーマットに従ったフレームレート、例えば60[フレーム/秒」と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した高速な時分割駆動により空間的光変調素子であるマイクロミラー素子51を駆動する。
音声処理部49は、PCM(Pulse-Code Modulation)音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、スピーカ部54を駆動して拡声放音させる、或いは必要によりビープ音等を発生させる。
マイクロミラー素子51は、例えばWXGA(Wide eXtended Graphic Array)であり、複数の微小ミラーをアレイ状に配列、例えば横×縦(1250×800画素)で複数の微小ミラーを配列して成るもので、これら微小ミラーの各傾斜角度をそれぞれ高速にオン・オフ動作して画像を表示することで、その反射光により光像を形成する。
光源装置50は、赤(R)、緑(G)、青(B)の原色光を含む複数色の照明光Sを循環的に時分割で順次出射する。この光源装置50から順次出射される各光は、ミラー52で全反射してマイクロミラー素子51に照射される。このマイクロミラー素子51での反射光で光像が形成され、この形成された光像が投影光学系としての投影レンズ部53を通してカラー画像として投影対象となるスクリーンに投影表示される。
この光源装置50は、例えば上記図1、図6、図9又は図12に示す各光源装置のいずれか1つを用いてなる。
CPU41は、操作部42からの操作指示を受け、又、メインメモリ43に対してデータの読み取り・書き込みを行い、かつプログラムメモリ44に記憶されているプログラムを実行する。又、CPU41は、システムバス45を介して入力部46と、画像変換部47と、投影処理部48と、音声処理部49とをそれぞれ制御する。すなわち、CPU41は、メインメモリ43及びプログラムメモリ44を用いて本プロジェクタ装置40内の制御動作を実行する。
メインメモリ43は、例えばSRAMで構成され、CPU41のワークメモリとして機能する。プログラムメモリ44は、電気的に書換可能な不揮発性メモリで構成され、CPU41が実行する動作プログラムや各種定型データ等を記憶する。
CPU41は、操作部42からのキー操作信号に応じて各種投影動作を実行する。この操作部42は、本プロジェクタ装置30の本体に設けられるキー操作部と、本プロジェクタ装置30の専用のリモートコントローラからの赤外光を受光する赤外線受光部とを含み、ユーザが本体のキー操作部又はリモートコントローラで操作したキーに基づくキー操作信号をCPU41に直接送る。
このような構成であれば、各種規格のアナログ画像信号が入力部46に入力すると、この入力部46は、アナログ画像信号をデジタル化した画像データとしてシステムバス45を通して画像変換部47に送る。
この画像変換部47は、入力部46から入力される画像データを投影に適した所定のフォーマットの画像データに統一処理すると共に、OSD用の各種動作状態を示すシンボル等のデータも必要に応じて画像データに重畳加工し、この加工後の画像データを投影処理部48に送る。
この投影処理部48は、画像変換部47から送られてきた画像データに応じて所定のフォーマットに従ったフレームレート、例えば60[フレーム/秒」と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した高速な時分割駆動により空間的光変調素子であるマイクロミラー素子51を駆動する。
このマイクロミラー素子51は、投影処理部48の駆動によって複数の微小ミラーの各傾斜角度をそれぞれ高速にオン・オフ動作して画像を表示することで、その反射光により光像を形成する。
一方、光源装置50は、例えばGBRの波長値のレーザ光や蛍光を循環的に時分割で照明光Sとして順次出射する。この光源装置50から順次出射されるRGBの原色光を含む複数色の照明光Sは、ミラー52で全反射してマイクロミラー素子51に照射される。このマイクロミラー素子51での反射光で光像が形成され、この形成された光像が投影光学系としての投影レンズ部53を通してカラー画像として投影対象となるスクリーンに投影表示される。
これと共に音声処理部49は、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、スピーカ部54を駆動して拡声放音させる、或いは必要によりビープ音等を発生させる。
このように上記第5の実施の形態によれば、光源装置50として上記図1、図6、図9又は図12に示す各光源装置を用いてプロジェクタ装置30を構成したので、上記第1の実施の形態と同様に、高輝度モードにおいて、G色レーザ光の輝度を補って、G色の色域の広い、高輝度のG色の照明光Sによるカラー画像等の投影をスクリーンに行うことができ、さらに最高輝度モードにおいて、G色レーザ光の輝度を補って、G色の色域の広い、高輝度のG色の照明光Sを出力でき、かつ高輝度のM色の照明光Sを出力でき、より高輝度の照明光Sによるカラー画像等の投影ができる。さらに純色モードにおいて、広い色域の照明光Sを出力でき、より広色域の照明光Sによるカラー画像等の投影ができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
以下、本発明の出願当初の特徴点について説明する。
請求項1に対応する発明は、青色波長領域の光を射出する青色光源と、赤色波長領域の光を射出する赤色光源と、緑色波長領域の光を射出する緑色光源と、前記青色光源の光を励起光として受けて、前記緑色波長領域を含む波長領域の光を射出する蛍光体と、前記青色光源からの光、前記赤色光源からの光、前記緑色光源のからの光、及び前記蛍光体からの光を同一光路上へ導く光学系とを備え、前記緑色光源から射出される光は、前記蛍光体へ照射され、前記蛍光体内で拡散されることを特徴とする光源装置。
請求項2に対応する発明は、基板の円周方向に拡散領域と蛍光領域を具備する回転体を備え、前記拡散領域には、入射光を拡散する拡散面を有し、前記蛍光領域には、前記蛍光体が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
請求項3に対応する発明は、前記基板は、前記蛍光領域を金属とし、前記拡散領域をガラスで形成され、前記蛍光領域では、前記蛍光体が発する前記緑色波長領域を含む波長領域の光を前記励起光が入射する側へ反射し、前記拡散領域では、入射する光を透過拡散することを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
請求項4に対応する発明は、前記基板は、ガラスで形成され、前記蛍光領域では、前記蛍光体が発する前記緑色波長領域を含む波長領域の光を前記励起光が入射する側へ反射する反射膜を具備し、前記拡散領域では、入射する光を透過拡散することを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
請求項5に対応する発明は、前記光学系は、前記青色光源、前記赤色光源、前記緑色光源と前記回転体の間に配置され、前記青色光源、前記赤色光源、前記緑色光源から射出される光を透過し、前記回転体からの射出光を反射するビームスプリッタを備えることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の光源装置。
請求項6に対応する発明は、前記ビームスプリッタは、その中央部に可視光波長領域の光を透過する透過領域が設けられ、前記ビームスプリッタの前記回転体側の面の前記透過領域を除く領域には、前記蛍光体から射出する光を反射する蛍光体射出光反射膜が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の光源装置。
請求項7に対応する発明は、青色波長領域の光を射出する第1の青色光源及び第2の青色光源と、赤色波長領域の光を射出する赤色光源と、緑色波長領域の光を射出する緑色光源と、前記第1の青色光源の光を励起光として受けて、前記緑色波長領域を含む波長領域の光を射出する蛍光体と、前記第2の青色光源からの光、前記赤色光源からの光、前記緑色光源のからの光、及び前記蛍光体からの光を同一光路上へ導く光学系とを備え、前記緑色光源から射出される光は、前記蛍光体へ照射され、前記蛍光体内で拡散されることを特徴とする光源装置。
請求項8に対応する発明は、基板の円周方向に蛍光領域を具備する回転体を備え、前記蛍光領域には、前記蛍光体が配置され、前記基板は前記蛍光体が射出する光を反射するものであって、前記蛍光領域では、前記蛍光体が発する前記緑色波長領域を含む波長領域の光を前記励起光が入射する側へ反射することを特徴とする請求項7に記載の光源装置。
請求項9に対応する発明は、光源装置と、表示素子と、前記光源装置からの光を前記表示素子に導く光源側光学系と、前記表示素子から射出された画像を投影する投影光学系と、前記光源装置及び表示素子を制御する制御手段と、を備え、前記光源装置が、請求項1乃至8の何れか一項に記載の光源装置であることを特徴とするプロジェクタ装置。
請求項10に対応する発明は、蛍光体を励起する励起光を射出する励起光源と、前記励起光を受けて前記蛍光体が発光する波長領域に含まれる光を射出する光源と、を同時に駆動し、前記光源が射出する光を前記蛍光体で拡散させて拡散光とし、前記蛍光体が発光する光と、前記拡散光とを合成して出力することを特徴とする光源駆動方法。
R−LD:R色レーザダイオード、G−LD:G色レーザダイオード、B−LD:B色レーザダイオード、P:光学系、BS1:第1のビームスプリッタ、BS2:第2のビームスプリッタ、GRM1:第3のビームスプリッタ、1,2,4,6,8,9,13:光学レンズ、3a,3b:蛍光体ホイール、GRM2:第4のビームスプリッタ、5,7:ミラー、10:ライトトンネル(LT)、3−1,3−3:蛍光領域(蛍光板)、3−2:拡散領域(拡散板)、11:駆動モータ、12:制御部、R−LED:R色発光ダイオード、B−LED:B色発光ダイオード、GRM3:第5のビームスプリッタ、BTM:第6のビームスプリッタ、40:プロジェクタ装置、41:CPU、42:操作部、43:メインメモリ、44:プログラムメモリ、45:システムバス、46:入力部、47:画像変換部、48:投影処理部、49:音声処理部、50:光源装置、51:マイクロミラー素子、52:ミラー、54:スピーカ部。

Claims (10)

  1. 青色波長領域の光を射出する青色光源と、
    赤色波長領域の光を射出する赤色光源と、
    緑色波長領域の光を射出する緑色光源と、
    前記青色光源の光を励起光として受けて、前記緑色波長領域を含む波長領域の光を射出する蛍光体と、
    前記青色光源からの光、前記赤色光源からの光、前記緑色光源のからの光、及び前記蛍光体からの光を同一光路上へ導く光学系と、
    を備え、
    前記緑色光源から射出される光は、前記蛍光体へ照射され、前記蛍光体内で拡散されることを特徴とする光源装置。
  2. 基板の円周方向に拡散領域と蛍光領域を具備する回転体を備え、
    前記拡散領域には、入射光を拡散する拡散面を有し、
    前記蛍光領域には、前記蛍光体が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記基板は、前記蛍光領域を金属とし、前記拡散領域をガラスで形成され、
    前記蛍光領域では、前記蛍光体が発する前記緑色波長領域を含む波長領域の光を前記励起光が入射する側へ反射し、前記拡散領域では、入射する光を透過拡散することを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記基板は、ガラスで形成され、
    前記蛍光領域では、前記蛍光体が発する前記緑色波長領域を含む波長領域の光を前記励起光が入射する側へ反射する反射膜を具備し、前記拡散領域では、入射する光を透過拡散することを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
  5. 前記光学系は、前記青色光源、前記赤色光源、前記緑色光源と前記回転体の間に配置され、前記青色光源、前記赤色光源、前記緑色光源から射出される光を透過し、前記回転体からの射出光を反射するビームスプリッタを備えることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の光源装置。
  6. 前記ビームスプリッタは、その中央部に可視光波長領域の光を透過する透過領域が設けられ、前記ビームスプリッタの前記回転体側の面の前記透過領域を除く領域には、前記蛍光体から射出する光を反射する蛍光体射出光反射膜が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の光源装置。
  7. 青色波長領域の光を射出する第1の青色光源及び第2の青色光源と、
    赤色波長領域の光を射出する赤色光源と、
    緑色波長領域の光を射出する緑色光源と、
    前記第1の青色光源の光を励起光として受けて、前記緑色波長領域を含む波長領域の光を射出する蛍光体と、
    前記第2の青色光源からの光、前記赤色光源からの光、前記緑色光源のからの光、及び前記蛍光体からの光を同一光路上へ導く光学系と、
    を備え、
    前記緑色光源から射出される光は、前記蛍光体へ照射され、前記蛍光体内で拡散されることを特徴とする光源装置。
  8. 基板の円周方向に蛍光領域を具備する回転体を備え、
    前記蛍光領域には、前記蛍光体が配置され、
    前記基板は前記蛍光体が射出する光を反射するものであって、前記蛍光領域では、前記蛍光体が発する前記緑色波長領域を含む波長領域の光を前記励起光が入射する側へ反射することを特徴とする請求項7に記載の光源装置。
  9. 光源装置と、表示素子と、前記光源装置からの光を前記表示素子に導く光源側光学系と、前記表示素子から射出された画像を投影する投影光学系と、前記光源装置及び表示素子を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記光源装置が、請求項1乃至8の何れか一項に記載の光源装置であることを特徴とするプロジェクタ装置。
  10. 蛍光体を励起する励起光を射出する励起光源と、前記励起光を受けて前記蛍光体が発光する波長領域に含まれる光を射出する光源と、を同時に駆動し、
    前記光源が射出する光を前記蛍光体で拡散させて拡散光とし、
    前記蛍光体が発光する光と、前記拡散光とを合成して出力することを特徴とする光源駆動方法。
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