JP2013205648A - 光源装置、プロジェクタ装置及び光源駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】G色のレーザ光の輝度を補って、色域を広げ、高輝度を得ること。
【解決手段】青色波長領域の光を射出する青色光源と、赤色波長領域の光を射出する赤色光源と、緑色波長領域の光を射出する緑色光源と、青色光源の光を励起光として受けて、緑色波長領域を含む波長領域の光を射出する蛍光体と、青色光源からの光、赤色光源からの光、緑色光源のからの光、及び蛍光体からの光を同一光路上へ導く光学系とを備え、緑色光源から射出される光は、蛍光体へ照射され、蛍光体内で拡散される光源装置である。
【選択図】図1
Description
しかしながら、輝度を優先すると広い半値幅を発光する蛍光体を用いなければならず、G色の色域を広げることができず、AdobeRGB等の広色域規格を満たすことが出来ない。
本発明の主要な局面に係る光源駆動方法は、蛍光体を励起する励起光を射出する励起光源と、前記励起光を受けて前記蛍光体が発光する波長領域に含まれる光を射出する光源と、を同時に駆動し、前記光源が射出する光を前記蛍光体で拡散させて拡散光とし、前記蛍光体が発光する光と、前記拡散光とを合成して出力する。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は光源装置の構成図を示す。この本装置は、R色レーザ光を出力するR色レーザダイオードR−LDと、G色レーザ光を出力するG色レーザダイオードG−LDと、B色レーザ光を出力するB色レーザダイオードB−LDとを備える。各波長領域は例えば、R色は、620〜660nm、G色は、500nm〜590nm、B色は、440nm〜460nmなどである。
G色レーザダイオードG−LDとB色レーザダイオードB−LDとの各出力光路上には、第1のビームスプリッタBS1が配置されている。この第1のビームスプリッタBS1は、G色レーザダイオードG−LDから出力されたG色レーザ光を反射すると共に、B色レーザダイオードB−LDから出力されたB色レーザ光を透過し、これらG色レーザ光とB色レーザ光とを同一光路上に出力する。
第1と第2のビームスプリッタBS1、BS2を透過する光路上には、第3のビームスプリッタGRM1と、各光学レンズ1、2と、回転体としての蛍光体ホイール3aとが配置されている。なお、蛍光体ホイール3aは、各光学レンズ1、2の間の光路上に配置されている。
この第3のビームスプリッタGRM1の反射光路上には、光学レンズ4を介して第4のビームスプリッタGRM2が配置されている。この第4のビームスプリッタGRM2は、G色の波長領域の波長光を反射して、G色の波長領域外の波長光を透過する。すなわち、G色レーザ光を反射し、RB色の各光を透過する。
拡散板3−2は、ガラスを基板として、サンドブラストやエッチングによって形成され、入射光を拡散させる拡散面を備え、さらに可視光領域の光を透過するAR膜と、を施して成る。この拡散板3−2には、蛍光体が含有しない。この拡散板3−2は、例えばR色とG色の各レーザ光が照射されると、これらRG色の各レーザ光を拡散透過する。
本装置は、高輝度モードと、最高輝度モードと、LD純色モードとを有する。高輝度モードは、G色の照明光の輝度を高くする。最高輝度モードは、高輝度モードよりもさらに照明光の輝度を高くする。LD純色モードは、RGB色の各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDから出力されるRGB色の各レーザ光による照明光を出力する。
制御部12は、駆動モータ11を駆動して蛍光体ホイール3aを図4(a)に示すように矢印A方向に回転させる。制御部12は、高輝度モードにおいて、例えばRGB色の順序で照明光Sを出力する。
先ず、R色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント)、制御部12は、上記図5(a)に示す制御内容に従い、R色レーザダイオードR−LDを駆動すると共に、他のGB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDの駆動を停止する。
G色レーザダイオードG−LDから出力されたG色レーザ光は、第1のビームスプリッタBS1で反射し、第2のビームスプリッタBS2を透過し、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hを透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3aの蛍光板3−1に照射される。
G色レーザ光は、蛍光体内での拡散によって拡散光となり、蛍光板3−1の高反射膜により反射され、さらに第3のビームスプリッタGRM1でも反射され、光学レンズ4を通り、第4のビームスプリッタGRM2に入射する。
従って、G色レーザ光とG色の蛍光とは、合成されて第4のビームスプリッタGRM2に入射することになり、この第4のビームスプリッタGRM2で反射され、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、G色の照明光Sとして出力される。
B色レーザダイオードB−LDから出力されたB色レーザ光は、第1と第2のビームスプリッタBS1、BS2を透過し、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hを透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3aの拡散板3−2に照射される。
これ以降、本装置からは、RGB色の順序で繰り返しながら照明光Sが出力される。
このように高輝度モードでは、G色の照明光Sを出力するとき、GB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDを同時に駆動し、G色レーザ光とG色の蛍光とを合成したG色の照明光Sとして出力するので、G色レーザ光の輝度を補って高輝度のG色の照明光Sを出力することができ、またG色の色域を広げることができる。
この最高輝度モードでは、上記高輝度モードの動作と同一の動作についてその説明を省略し、相違する動作について説明する。
この最高輝度モードは、RGB色の照明光Sを出力するときの動作が上記高輝度モードの動作と同一で、上記高輝度モードの動作に加えてマゼンタ(M)色の照明光Sを出力する。
M色の照明光Sを出力するとき(Mセグメント)、制御部12は、上記図5(b)に示す制御内容に従い、RB色の各レーザダイオードR−LD、B−LDを同時に駆動すると共に、他のG色レーザダイオードG−LDの駆動を停止する。
これ以降、本装置からは、RGB色の順序で繰り返しながら照明光Sが出力される。
このLD純色モードでは、上記高輝度モードの動作と同一の動作についてその説明を省略し、相違する動作について説明する。
このLD純色モードは、RB色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント、Bセグメント)の動作が上記高輝度モードの動作と同一で、G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)にG色レーザダイオードG−LDのみを駆動する。すなわち、LD純色モードは、RGB色の照明光Sを出力するときに、RGB色の各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDをそれぞれ個別に駆動する。
G色レーザダイオードG−LDから出力されたG色レーザ光は、第1のビームスプリッタBS1で反射し、第2のビームスプリッタBS2を透過し、第3のビームスプリッタGRM1の透過領域Hを透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3aの蛍光板3−1に照射される。
G色レーザ光は、蛍光体内での拡散によって拡散光となり、蛍光板3−1の高反射膜により反射され、さらに第3のビームスプリッタGRM1でも反射され、光学レンズ4を通り、第4のビームスプリッタGRM2に入射する。このG色レーザ光は、第4のビームスプリッタGRM2で反射し、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、G色の照明光Sとして出力される。
このようにLD純色モードでは、RGB各色の照明光Sを出力するときに、各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDをそれぞれ個別に駆動して、各レーザ光から出力されるRGB各色の波長帯域の光がそのまま照明光Sとなるため、より色域の広い照明光Sを出力できる。
又、LD純色モードにおいて、各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDをそれぞれ個別に駆動して、各レーザ光から出力されるRGB各色の波長帯域の光がそのまま照明光Sとして出力されるので、より色域の広い照明光Sを出力できる。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図6は光源装置の構成図を示す。蛍光体ホイール3bは、B色レーザ光の照射によりG色の蛍光を発生する。この蛍光体ホイール3bは、上記蛍光体ホイール3aと同様に、例えばB色レーザ光が当該蛍光体ホイール3aの表面に対して垂直方向に入射すると、この垂直方向に対しての発光角度θの範囲の方向に蛍光を発する。
制御部12は、各セグメントに対応して、RGB色の各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDを各々駆動する。また制御部12は、各セグメントに対応して、蛍光体ホイール3bの適切な位置に各レーザ光が照射されるように、駆動モータ11を駆動して蛍光体ホイール3bを回転させる。
本装置は、上記第1の実施の形態と同様に、高輝度モードと、最高輝度モードと、LD純色モードとを有する。
(a)高輝度モード
高輝度モードでは、上記第1の実施の形態と同様に、制御部12は、上記図5(a)に示す制御内容に従い、R色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント)にR色レーザダイオードR−LDを駆動し、G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)にGB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDを同時に駆動すると共に、他のR色レーザダイオードR−LDの駆動を停止し、B色の照明光Sを出力するとき(Bセグメント)にB色レーザダイオードB−LDを駆動する。
G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)は、G色レーザ光とG色の蛍光とが合成されて第4のビームスプリッタGRM2に入射し、この第4のビームスプリッタGRM2で反射され、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、G色の照明光Sとして出力される。
この最高輝度モードでは、上記高輝度モードの動作と同一の動作についてその説明を省略し、相違する動作について説明する。
この最高輝度モードは、RGB色の照明光Sを出力するときの動作が上記高輝度モードの動作と同一で、図8に示す制御内容に従い、上記高輝度モードの動作に加えてY色とM色との照明光Sを出力する。
従って、RB色の各レーザ光は、合成されてM色レーザ光となり、このM色レーザ光は、第4のビームスプリッタGRM2に入射することになり、この第4のビームスプリッタGRM2で透過され、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、M色の照明光Sとして出力される。
このLD純色モードでは、上記高輝度モードの動作と同一の動作についてその説明を省略し、相違する動作について説明する。
このLD純色モードは、RB色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント、Bセグメント)の動作が上記高輝度モードの動作と同一で、上記図5(c)に示す制御内容に従い、G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)にG色レーザダイオードG−LDのみを駆動する。すなわち、LD純色モードは、RGB色の照明光Sを出力するときに、RGB色の各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDをそれぞれ個別に駆動する。
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図9は光源装置の構成図を示す。この本装置は、G色レーザダイオードG−LDと、B色レーザダイオードB−LDと、R色を発光するR色発光ダイオードR−LEDと、B色を発光するB色発光ダイオードB−LEDとを備える。
これらGB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDからそれぞれ出力されるG色、B色の各レーザ光と、RB色の各発光ダイオードR−LED、B−LEDからそれぞれ出力されるGB色の各発光光とは、以下の光学系PによりG色の輝度の高くなった照明光Sとして出力される。以下、光学系Pの構成について説明する。
R色発光ダイオードR−LEDは、出力するR色の発光光の光路と、第3のビームスプリッタGRM1と光学レンズ4と第5のビームスプリッタBTMとが配置される光路とが一致するように設けられる。なお、R色発光ダイオードR−LEDのR色の発光光の光路には、光学レンズ13が配置されている。
第5のビームスプリッタBTMは、B色の波長領域の波長光を透過し、B色の波長帯域以外の波長光を反射する。一方の面側に入射したG色の蛍光、R色レーザ光を反射すると共に、他方の面側から入射したB色の発光光を透過する。
制御部12は、各セグメントに対応して、RGB色の各レーザダイオードR−LD、G−LD、B−LDを各々駆動する。また制御部12は、各セグメントに対応して、蛍光体ホイール3cの適切な位置に各レーザ光が照射されるように、駆動モータ11を駆動して蛍光体ホイール3cを回転させる。
本装置は、上記第1の実施の形態と同様に、高輝度モードと、最高輝度モードと、純色モードとを有する。
(a)高輝度モード
高輝度モードでは、制御部12は、図11(a)に示す制御内容に従い、R色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント)にR色発光ダイオードR−LEDのみを駆動し、G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)にGB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDを同時に駆動し、B色の照明光Sを出力するとき(Bセグメント)にB色発光ダイオードB−LEDのみを駆動する。
先ず、R色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント)、R色発光ダイオードR−LEDから出力されたR色の発光光は、第3のビームスプリッタGRM1と、光学レンズ4とを通って第5のビームスプリッタBTMに入射し、この第5のビームスプリッタBTMで反射し、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、R色の照明光Sとして出力される。
次に、B色の照明光Sを出力するとき(Bセグメント)、B色発光ダイオードB−LEDから出力されたB色の発光光は、第5のビームスプリッタBTMを透過し、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、B色の照明光Sとして出力される。
最高輝度モードでは、制御部12は、図11(b)に示す制御内容に従い、Y色の照明光Sを出力するときにGB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDとR色発光ダイオードR−LEDとを同時に駆動し、かつM色の照明光Sを出力するときにRB色の各発光ダイオードR−LED、B−LEDを同時に駆動する。
なお、RGB色の各照明光Sをそれぞれ出力するときは、上記高輝度モードと同一動作であり、その説明は省略する。
さらに、R色発光ダイオードR−LEDから出力されたR色の発光光は、光学レンズ13、第3のビームスプリッタGRM1、光学レンズ4を通り、第5のビームスプリッタBTMに入射する。
従って、RB色の各発光光は、第5のビームスプリッタBTMに入射して合成され、この第5のビームスプリッタBTMから光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、M色の照明光Sとして出力される。
純色モードでは、制御部12は、図11(c)に示す制御内容に従い、R色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント)にR色発光ダイオードR−LEDのみを駆動し、G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)にG色レーザダイオードG−LDのみを駆動し、B色の照明光Sを出力するとき(Bセグメント)にB色発光ダイオードB−LEDのみを駆動する。このうちR色の照明光Sを出力するときにR色発光ダイオードR−LEDのみを駆動するときと、B色の照明光Sを出力するときにB色発光ダイオードB−LEDのみを駆動するときの各動作は、既に説明しているのでその説明は省略する。
G色の照明光Sを出力するときは、G色レーザダイオードG−LDのみを駆動するので、G色レーザダイオードG−LDから出力されたG色レーザ光は、第1のビームスプリッタBS1で反射し、第3のビームスプリッタGRM1を透過し、光学レンズ1を通って、蛍光体ホイール3cの蛍光板3−4に照射され、この蛍光板3−4の高反射膜により反射され、さらに第3のビームスプリッタGRM1でも反射され、光学レンズ4を通り、第5のビームスプリッタBTMに入射する。このG色レーザ光は、第5のビームスプリッタBTMで反射され、光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、G色の照明光Sとして出力される。
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図9と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図12は光源装置の構成図を示す。各光学レンズ1、2の光路上で、蛍光体ホイール3aの光透過側には、ミラー5が配置され、このミラー5の反射光路上に光学レンズ6とミラー7とが配置されている。そして、このミラー7の反射光路上には、光学レンズ8を介して第5のビームスプリッタBTMが配置されている。
蛍光体ホイール3aは、上記図4(a)(b)に示す蛍光体ホイール3aと同一であるのでその説明は省略する。
本装置は、上記第1の実施の形態と同様に、高輝度モードと、最高輝度モードと、純色モードとを有する。
高輝度モードでは、制御部12は、図13(a)に示す制御内容に従い、上記第3の実施の形態と同様に、R色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント)にR色発光ダイオードR−LEDのみを駆動し、又G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)にGB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDを同時に駆動する。
最高輝度モードでは、制御部12は、図13(b)に示す制御内容に従い、Y色の照明光Sを出力するとき(Yセグメント)に上記第3の実施の形態と同様に、GB色の各レーザダイオードG−LD、B−LDとR色発光ダイオードR−LEDとを同時に駆動し、M色の照明光Sを出力するとき(Mセグメント)にB色レーザダイオードB−LDとR色発光ダイオードR−LEDとを同時に駆動する。
なお、RGB色の各照明光Sをそれぞれ出力するときは、上記高輝度モードと同一動作であり、その説明は省略する。
従って、B色レーザ光とR色の発光光とは、第5のビームスプリッタBTMに入射して合成され、この第5のビームスプリッタBTMから光学レンズ9を通り、ライトトンネル10によりその光断面における光強度を均一化され、M色の照明光Sとして出力される。
純色モードでは、制御部12は、図13(c)に示す制御内容に従い、R色の照明光Sを出力するとき(Rセグメント)にR色発光ダイオードR−LEDのみを駆動し、G色の照明光Sを出力するとき(Gセグメント)にG色レーザダイオードG−LDのみを駆動し、B色の照明光Sを出力するとき(Bセグメント)にB色レーザダイオードB−LDのみを駆動する。これらの動作は、既に説明しているのでその説明は省略する。
このように上記第4の実施の形態によれば、上記第3の実施の形態と同様の効果を奏することができることは言うまでもない。
次に、本発明の第5の実施の形態について図面を参照して説明する。
図14は上記図1、図6、図9又は図12に示す各光源装置のいずれかを用いたプロジェクタ装置40の構成図を示す。このプロジェクタ装置40は、例えば半導体発光素子を用いたDLP(Digital Light Processing:登録商標)方式を適用している。
画像変換部47は、スケーラとも称し、入力部46から入力される画像データを投影に適した所定のフォーマットの画像データに統一処理して投影処理部48に送る。この際、画像変換部47は、OSD(On Screen Display)用の各種動作状態を示すシンボル等のデータも必要に応じて画像データに重畳加工し、この加工後の画像データを投影処理部48に送る。
音声処理部49は、PCM(Pulse-Code Modulation)音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、スピーカ部54を駆動して拡声放音させる、或いは必要によりビープ音等を発生させる。
光源装置50は、赤(R)、緑(G)、青(B)の原色光を含む複数色の照明光Sを循環的に時分割で順次出射する。この光源装置50から順次出射される各光は、ミラー52で全反射してマイクロミラー素子51に照射される。このマイクロミラー素子51での反射光で光像が形成され、この形成された光像が投影光学系としての投影レンズ部53を通してカラー画像として投影対象となるスクリーンに投影表示される。
CPU41は、操作部42からの操作指示を受け、又、メインメモリ43に対してデータの読み取り・書き込みを行い、かつプログラムメモリ44に記憶されているプログラムを実行する。又、CPU41は、システムバス45を介して入力部46と、画像変換部47と、投影処理部48と、音声処理部49とをそれぞれ制御する。すなわち、CPU41は、メインメモリ43及びプログラムメモリ44を用いて本プロジェクタ装置40内の制御動作を実行する。
メインメモリ43は、例えばSRAMで構成され、CPU41のワークメモリとして機能する。プログラムメモリ44は、電気的に書換可能な不揮発性メモリで構成され、CPU41が実行する動作プログラムや各種定型データ等を記憶する。
この画像変換部47は、入力部46から入力される画像データを投影に適した所定のフォーマットの画像データに統一処理すると共に、OSD用の各種動作状態を示すシンボル等のデータも必要に応じて画像データに重畳加工し、この加工後の画像データを投影処理部48に送る。
このマイクロミラー素子51は、投影処理部48の駆動によって複数の微小ミラーの各傾斜角度をそれぞれ高速にオン・オフ動作して画像を表示することで、その反射光により光像を形成する。
これと共に音声処理部49は、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、スピーカ部54を駆動して拡声放音させる、或いは必要によりビープ音等を発生させる。
請求項1に対応する発明は、青色波長領域の光を射出する青色光源と、赤色波長領域の光を射出する赤色光源と、緑色波長領域の光を射出する緑色光源と、前記青色光源の光を励起光として受けて、前記緑色波長領域を含む波長領域の光を射出する蛍光体と、前記青色光源からの光、前記赤色光源からの光、前記緑色光源のからの光、及び前記蛍光体からの光を同一光路上へ導く光学系とを備え、前記緑色光源から射出される光は、前記蛍光体へ照射され、前記蛍光体内で拡散されることを特徴とする光源装置。
請求項3に対応する発明は、前記基板は、前記蛍光領域を金属とし、前記拡散領域をガラスで形成され、前記蛍光領域では、前記蛍光体が発する前記緑色波長領域を含む波長領域の光を前記励起光が入射する側へ反射し、前記拡散領域では、入射する光を透過拡散することを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
請求項5に対応する発明は、前記光学系は、前記青色光源、前記赤色光源、前記緑色光源と前記回転体の間に配置され、前記青色光源、前記赤色光源、前記緑色光源から射出される光を透過し、前記回転体からの射出光を反射するビームスプリッタを備えることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の光源装置。
請求項10に対応する発明は、蛍光体を励起する励起光を射出する励起光源と、前記励起光を受けて前記蛍光体が発光する波長領域に含まれる光を射出する光源と、を同時に駆動し、前記光源が射出する光を前記蛍光体で拡散させて拡散光とし、前記蛍光体が発光する光と、前記拡散光とを合成して出力することを特徴とする光源駆動方法。
Claims (10)
- 青色波長領域の光を射出する青色光源と、
赤色波長領域の光を射出する赤色光源と、
緑色波長領域の光を射出する緑色光源と、
前記青色光源の光を励起光として受けて、前記緑色波長領域を含む波長領域の光を射出する蛍光体と、
前記青色光源からの光、前記赤色光源からの光、前記緑色光源のからの光、及び前記蛍光体からの光を同一光路上へ導く光学系と、
を備え、
前記緑色光源から射出される光は、前記蛍光体へ照射され、前記蛍光体内で拡散されることを特徴とする光源装置。 - 基板の円周方向に拡散領域と蛍光領域を具備する回転体を備え、
前記拡散領域には、入射光を拡散する拡散面を有し、
前記蛍光領域には、前記蛍光体が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。 - 前記基板は、前記蛍光領域を金属とし、前記拡散領域をガラスで形成され、
前記蛍光領域では、前記蛍光体が発する前記緑色波長領域を含む波長領域の光を前記励起光が入射する側へ反射し、前記拡散領域では、入射する光を透過拡散することを特徴とする請求項2に記載の光源装置。 - 前記基板は、ガラスで形成され、
前記蛍光領域では、前記蛍光体が発する前記緑色波長領域を含む波長領域の光を前記励起光が入射する側へ反射する反射膜を具備し、前記拡散領域では、入射する光を透過拡散することを特徴とする請求項2に記載の光源装置。 - 前記光学系は、前記青色光源、前記赤色光源、前記緑色光源と前記回転体の間に配置され、前記青色光源、前記赤色光源、前記緑色光源から射出される光を透過し、前記回転体からの射出光を反射するビームスプリッタを備えることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の光源装置。
- 前記ビームスプリッタは、その中央部に可視光波長領域の光を透過する透過領域が設けられ、前記ビームスプリッタの前記回転体側の面の前記透過領域を除く領域には、前記蛍光体から射出する光を反射する蛍光体射出光反射膜が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の光源装置。
- 青色波長領域の光を射出する第1の青色光源及び第2の青色光源と、
赤色波長領域の光を射出する赤色光源と、
緑色波長領域の光を射出する緑色光源と、
前記第1の青色光源の光を励起光として受けて、前記緑色波長領域を含む波長領域の光を射出する蛍光体と、
前記第2の青色光源からの光、前記赤色光源からの光、前記緑色光源のからの光、及び前記蛍光体からの光を同一光路上へ導く光学系と、
を備え、
前記緑色光源から射出される光は、前記蛍光体へ照射され、前記蛍光体内で拡散されることを特徴とする光源装置。 - 基板の円周方向に蛍光領域を具備する回転体を備え、
前記蛍光領域には、前記蛍光体が配置され、
前記基板は前記蛍光体が射出する光を反射するものであって、前記蛍光領域では、前記蛍光体が発する前記緑色波長領域を含む波長領域の光を前記励起光が入射する側へ反射することを特徴とする請求項7に記載の光源装置。 - 光源装置と、表示素子と、前記光源装置からの光を前記表示素子に導く光源側光学系と、前記表示素子から射出された画像を投影する投影光学系と、前記光源装置及び表示素子を制御する制御手段と、
を備え、
前記光源装置が、請求項1乃至8の何れか一項に記載の光源装置であることを特徴とするプロジェクタ装置。 - 蛍光体を励起する励起光を射出する励起光源と、前記励起光を受けて前記蛍光体が発光する波長領域に含まれる光を射出する光源と、を同時に駆動し、
前記光源が射出する光を前記蛍光体で拡散させて拡散光とし、
前記蛍光体が発光する光と、前記拡散光とを合成して出力することを特徴とする光源駆動方法。
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