JP2007041178A - プロジェクタ、そのアタッチメント及びプロジェクタ本体 - Google Patents

プロジェクタ、そのアタッチメント及びプロジェクタ本体 Download PDF

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Abstract

【課題】 取り換え可能な複数のアタッチメントを有効に活用して、画像を異なる方向に投影するようにしたプロジェクタ、そのアタッチメント及びプロジェクタ本体を提供することを目的とする。
【解決手段】 下方向投影用アタッチメントPJbをプロジェクタ本体PJaに組み付ける場合には、プロジェクタは、ランプ90の光量を減光して机10上のスクリーンSaに向けて映像を投影する。また、水平方向投影用アタッチメントPJcをプロジェクタ本体PJaに組み付ける場合には、プロジェクタは、ランプ90の光量を増光して垂直投影面であるスクリーンSbに向けて映像を投影する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロジェクタ、そのアタッチメント及びプロジェクタ本体に関するものである。
従来、この種のプロジェクタにおいては、例えば、下記特許文献1に開示されたプロジェクタがある。このプロジェクタでは、投影用光学系により投影される画像が反射ミラーにより投影方向が変えられるようなっており、種々の方向の投影面に向けて反射されるようになっている。ここで、投影面はプロジェクタの設置面に垂直になっている。
特開2002−090879号公報
ところで、上記プロジェクタは、通常、机上面または天井面に設置して使用される。このような使用状態では、当該プロジェクタは、机上面または天井面に対し垂直な投影面には正しい位置で画像を投影し得るとしても、机上面または天井面上の水平な投影面には正しい向きで画像を投影することはできないという不具合を招く。
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するため、取り換え可能な投影方向等の異なる複数のアタッチメントを有効に活用して、画像を異なる方向に投影できるようにしたプロジェクタ、そのアタッチメント及びプロジェクタ本体を提供することを目的とする。
上記課題の解決にあたり、本発明に係るプロジェクタは、請求項1の記載によれば、
画像を表示する表示手段と、この表示手段からの表示画像を光学的に投影する投影手段とを備える。
当該プロジェクタにおいて、少なくとも表示手段を内蔵するプロジェクタ本体と、
投影手段の少なくとも一部を内蔵するとともにプロジェクタ本体に着脱可能に組み付けられる複数のアタッチメントとを備えて、
複数のアタッチメントのうち少なくとも2つは、プロジェクタ本体に組み付けられたとき、表示手段からの表示画像に対する投影手段の投影方向を互いに異ならしめることを特徴とする。
これにより、プロジェクタ本体の配設位置をそのまま維持しても、当該プロジェクタ本体に組み付けるアタッチメントを、所望の投影方向に応じて選択することで、当該投影方向に対応する投影面に向け投影できるようになる。言い換えれば、上記アタッチメントの選択次第で様々な方向の投影面に向け画像を投影できるようになる。
また、本発明は、請求項2の記載によれば、請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
複数のアタッチメントのうち少なくとも1つは、プロジェクタ本体に組み付けられたとき、投影手段の下方向及び上方向の少なくともいずれかの方向に向け、表示手段からの表示画像を投影手段により投影させることを特徴とする。
これにより、複数のアタッチメントのうち少なくとも1つに投影手段の上方向または下方向に投影できるアタッチメントがあるので、そのアタッチメントを選択しプロジェクタ本体に組み付けることで、床やプロジェクタ設置面上または天井面に設置され、投影手段の上方向または下方向(例えば、鉛直方向の他、斜め前上方向または斜め前下方向等の略鉛直方向を含む)に対応する投影面にも表示手段からの表示画像を簡単に投影できるようになる。
また、本発明は、請求項3の記載によれば、請求項1または2に記載のプロジェクタにおいて、複数のアタッチメントのうち少なくとも1つは、プロジェクタ本体に組み付けられたとき、水平方向に向け、表示手段からの表示画像を投影手段により投影させることを特徴とする。
このように、複数のアタッチメントのうち少なくとも1つに水平方向に投影できるアタッチメントがあるので、そのアタッチメントを選択しプロジェクタ本体に組み付けることで、投影手段の水平方向への投影に対応する投影面、即ち、床または当該プロジェクタの設置面等の水平面に対し垂直に位置する面等の垂直投影面にも表示手段からの表示画像を簡単に投影できるようになる。
また、本発明は、請求項4の記載によれば、請求項1〜3のいずれか1つに記載のプロジェクタにおいて、
プロジェクタ本体にアタッチメントが組み付けられたとき、アタッチメントを識別する識別情報及びアタッチメントに関する情報の双方のうち少なくとも一方を検出するアタッチメント情報検出手段を備えることを特徴とする。
これによれば、請求項1〜3のいずれか1つに記載の発明の作用効果の達成にあたり、アタッチメントを識別する識別情報及びアタッチメントに関する情報の双方のうち少なくとも一方を上記アタッチメント情報検出手段により検出することで、プロジェクタ本体に組み付けられたアタッチメントの識別情報及びアタッチメントに関する情報の双方のうち少なくとも一方が得られる。
また、本発明は、請求項5の記載によれば、請求項4に記載のプロジェクタにおいて、
アタッチメントを識別する識別情報及びアタッチメントに関する情報の双方のうち少なくとも一方を報知する情報報知手段を備えることを特徴とする。
これにより、プロジェクタ本体に組み付けたアタッチメントの識別情報及びアタッチメントに関する情報の双方のうち少なくとも一方が、素早く認識され得る。その結果、請求項4に記載の発明の作用効果がより一層向上され得る。
また、本発明は、請求項6の記載によれば、請求項4または5に記載のプロジェクタにおいて、
アタッチメントを識別する識別情報及びアタッチメントに関する情報の双方のうち少なくとも一方に基づいて、表示手段による表示される画像を制御する画像制御手段を備えることを特徴とする。
これにより、識別情報で識別されたアタッチメントの識別情報及びアタッチメントに関する情報の双方のうち少なくとも一方が、投影手段の下方向への投影用アタッチメントに対応するものであれば、当該プロジェクタの投影距離が短いために、表示手段による表示画像の投影面上の明るさは、十分余裕があり、時として過度になりがちであることから、当該表示画像の輝度を低下させるように制御し得る。
このように制御すれば、投影手段の下方向への投影であっても、表示画像が、投影面上にて過度の明るさになるのを防いだり、適切な明るさの中で電力消費を抑制することができるようになる。
また、識別情報で識別されたアタッチメントの識別情報及びアタッチメントに関する情報の双方のうち少なくとも一方が、投影手段の上方向への投影用または投影手段の水平方向への投影用のアタッチメントに対応するものであれば、プロジェクタの投影距離が長いために、表示手段による表示画像の投影面上の明るさが不足しがちであることから、表示手段による表示画像の輝度を高くするように制御し得る。
このように制御すれば、投影手段の上方向への投影または投影手段の水平方向への投影であっても、表示画像が、投影面上において、明るさの不足を伴うことなく良好な明るさとなり、見易くなる。
また、本発明に係るアタッチメントは、請求項7の記載によれば、請求項1〜6のいずれか1つに記載のプロジェクタに備えられる上記プロジェクタ本体に着脱可能に組み付けられるアタッチメントである。
これにより、請求項1〜6のいずれか1つに記載の発明の作用効果を達成するプロジェクタに適したアタッチメントとして、新たな仕様(例えば新たな投影方向へ)の投影を可能ならしめるアタッチメントの追加提供が可能となる。
また、本発明に係るプロジェクタ本体は、請求項8の記載によれば、請求項1〜6のいずれか1つに記載のプロジェクタに備えられるプロジェクタ本体である。
これにより、請求項1〜6のいずれか1つに記載の発明の作用効果を達成するプロジェクタに適したプロジェクタ本体として新たな仕様(例えば新たな投影方向へ)の投影を可能ならしめるプロジェクタ本体の追加提供が可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図面により説明する。
図1〜図7は、本発明に係るプロジェクタの一実施形態を示している。このプロジェクタは、図1または図4にて示すごとく、プロジェクタ本体PJaと、このプロジェクタ本体PJaに着脱可能に組み付けられる下方向投影用アタッチメントPJb及び水平方向投影用アタッチメントPJcとを備えている。本実施形態において、上記下方向投影は、当該プロジェクタの結像光学系140(後述する)の下方向への投影(当該プロジェクタの設置面またはこの設置面に近接した水平面等の結像光学系140の下側水平投影面への投影に対応)を意味する。また、上記水平方向投影は、当該プロジェクタの結像光学系140の水平方向への投影(床または当該プロジェクタの設置面等の水平面に対し垂直に位置する垂直投影面への投影に対応)を意味する。
なお、本実施形態では、当該プロジェクタは、机10の端部上に立設される。また、当該プロジェクタの図1及び図4にて図示左側、右側、紙面の手前側及び奥側は当該プロジェクタの前側、後側、左側及び右側に相当する。
プロジェクタ本体PJaは、ハウジング部材20を備えており、このハウジング部材20は、その底壁21にて、図1及び図4にて示すごとく、机10の端部上に立設されている。
ハウジング部材20は、図2または図5にて拡大して示すごとく、アタッチメントPJb、PJcのいずれか1つを組み付けるための段部20aを備えており、この段部20aは、ハウジング部材20の前壁側上部にて、底壁22及び後壁23でもって、断面L字形状に形成されている。
プロジェクタ本体PJaは、図1、図2または図7から分かるように、操作パネルP、制御ユニットU、ランプ90、照明光学系100及び透過型液晶パネル110(以下、LCD110ともいう)を備えている。
操作パネルPは、ハウジング部材20の外壁の適所に設けられており、当該操作パネルPは、複数の押動型操作キー(図示しない)の選択的操作のもと、操作出力を制御ユニットUに入力する。
制御ユニットUは、図1〜図6にて示すごとく、ハウジング部材20の胴部内に配設されており、この制御ユニットUは、図7にて示すごとく、操作パネルP、ランプ90及びLCD110の間に接続されている。
当該制御ユニットUは、図7にて示すごとく、マイクロコンピュータ30及び磁気検出器40a、40bを備えている。マイクロコンピュータ30は、バスラインを介しCPU、ROM及びRAMを接続してなるもので、このマイクロコンピュータ30は、そのCPUにより、操作パネルPの操作入力に基づく処理や、磁気検出器40a、40bの各検出信号に基づくアタッチメントの識別情報、アタッチメントに関する情報(例えば、投影方向)の識別処理、この識別処理に基づくランプ駆動回路50の駆動処理及び出力処理等の種々の処理を行う。
磁気検出器40a、40bは、図1〜図6にて示すごとく、それぞれ、ハウジング部材20の段部20aの後壁23の下部上下にハウジング部材20の内側から設けられている。
しかして、磁気検出器40aのみが、アタッチメントPJbの磁石160(後述する)の存在を検出したとき、ハイレベルにて検出信号を発生する。また、磁気検出器40a、40bは、それぞれ、アタッチメントPJcの磁石200、210(後述する)の存在を検出したとき、それぞれ、ハイレベルにて検出信号を発生する。なお、磁気検出器40aが磁石160又は200の存在を検出しないとき、当該磁気検出器40aからの検出信号のレベルはローレベルになる。また、磁気検出器40bが磁石210の存在を検出しないとき、当該磁気検出器40bからの検出信号のレベルはローレベルになる。なお、磁気検出器40a、40bのうち磁石(磁力)を検出しない方がローレベルの検出信号を発生する(し続ける)のであるが、以後このことは記載を省略する。
映像信号入力回路70は、映像信号を外部映像機器(図示しない)から入力され、所定の形式に変換して画像処理回路60に出力する。
画像処理回路60は、映像信号入力回路70から所定の信号形式で出力された映像信号を、マイクロコンピュータ30のCPUによる指令等に基づきA−D変換などの画像データ処理を行い液晶パネル駆動回路80(以下、LCD駆動回路80ともいう)に出力する。
LCD駆動回路80は、画像処理回路60からの画像データ処理された出力に基づきLCD110を駆動する。上述した映像信号入力回路70、画像処理回路60、LCD駆動回路80等の構成は、一例であって、外部映像機器から出力された映像信号が、マイクロコンピュータ30のCPU等の制御回路からの指令にも対応可能で、LCD110を駆動できるような信号形態に変換されるのであればどの様な構成でもよいことはいうまでもない。
ランプ90は、マイクロコンピュータ30のCPUによる制御のもと、ランプ駆動回路50により点灯駆動されて光を照明光学系100に出射する。
照明光学系100は、図1〜図6にて示すごとく、コンデンサレンズ101、反射ミラー102、リレーレンズ系103を備えている。コンデンサレンズ101は、ランプ90から出射される光を集光して反射ミラー102に向けて出射する。
反射ミラー102は、図1〜図6にて示すごとく、コンデンサレンズ101及びリレーレンズ系103の双方に対向するように配設されており、当該反射ミラー102は、コンデンサレンズ101から出射される光を反射してリレーレンズ系103に入射させる。
リレーレンズ系103は、凹レンズ及び2つの凸レンズからなるもので、このリレーレンズ系103においては、上記凹レンズ及び2つの凸レンズは、レンズの中心が光軸上に位置するように、順次配列されている。しかして、当該リレーレンズ系103は、反射ミラー102からの反射光を平行光としてLCD110に向け出射する。なお、照明光学系100は光源としてのランプ90から出射される光を集光して表示手段としてのLCD110に略均一に照射できるものであれば何でもよいので、例えば、反射ミラー102を用いず、ランプ90とLCD110とが直線的に並ぶよう照明光学系100を構成してもよいし、リレーレンズ系103の構成も上記構成に限定されないことはいうまでもない。
LCD110は、その各表示部位にて、画像処理回路60の画像データ処理された出力に基づきLCD駆動回路80から出力される駆動信号に応じて、照明光学系100のリレーレンズ系103からの出射光のうち透過させる光量を制御して、画像処理回路60の画像データ処理された出力を映像光として出射する。このことは、LCD110は、当該映像光をもとに、上記画像データ処理された出力に基づき映像を表示することを意味する。
次に、アタッチメントPJb、PJcの構成を、プロジェクタ本体PJaとの関連において、図1〜図6を参照して説明する。
なお、図2、図3、図5及び図6は、便宜上、当該プロジェクタの正面から見て右側面側から見た断面を斜視図で示し後述する爪25a等の各要素の形状も上記斜視図で実際に示される形状で説明しているが、当該プロジェクタは、実際には、その断面を基準として対称的な構成を有する。従って、後述する爪25a、ハウジング部材120、係合片123及びその係合孔部123a並びに摺動部121a(図2及び図3参照)も同様に、その断面を基準として対称的な構成を有する。また、後述するハウジング部材170、係合片173及びその係合孔部173a並びに摺動部171a(図5及び図6参照)も同様に、その断面を基準として対称的な構成を有する。なお、上記プロジェクタが、その断面を基準として、上述のように対称的な構成を有することは必須ではない。
アタッチメントPJbは、図1〜図3にて示すごとく、ハウジング部材120を備えている。このハウジング部材120は、底壁121を有しており、この底壁121の左右方向中央部には、摺動部121aが、下方に向け逆T字状に突出形成されて、段部20aの底壁22の左右方向中央部に逆T字状に形成した溝部22aに沿い摺動可能に外方から嵌装される。
また、当該ハウジング部材120は、後壁122を有しており、この後壁122は、底壁121の後端部から上方に延出されている。当該後壁122は、円形状開口部122aを形成してなり、この円形状開口部122aは、段部20aの後壁23の円形状開口部23aに設けた円環状鍔部23bと嵌合可能に位置している。なお、円形状開口部23aは、LCD110の表示面に対向している。また、円環状鍔部23bは、開口部23aの外周縁部から外方へ突出形成されている。
また、当該ハウジング部材120は、係合片123を有しており、この係合片123は、その基端部にて、ハウジング部材120の上壁124の左右方向中央部上に固着されて、ハウジング部材20の上壁25に設けた爪25aに向けて延出している。ここで、爪25aは、ハウジング部材20の上壁25の左右方向中央部に、その前後方向中間部位にて、上方へ突出形成されている。
また、当該係合片123は、係合孔部123aを有しており、この係合孔部123aは、係合片123にその延出端部側にて形成されて、ハウジング部材20の爪25aと係合可能となっている。
また、当該アタッチメントPJbは、ハウジング部材120に内蔵した反射ミラー130、結像光学系140及び磁石160を備えている。なお、結像光学系140及び後述する結像光学系180、240は、それぞれ、投影手段に対応する。
反射ミラー130は、図1〜図3にて示すごとく、ハウジング部材120内にて、後壁122の円形状開口部122a及び結像光学系140の入射側レンズの前側半分部分(図1にて図示左側半分部分)に対向するように配設されている。これにより、この反射ミラー130は、開口部23a、122aを通り出射するLCD110からの映像光を入射されて、この映像光を、その光路を下方に向けて折れ曲がるように反射して、結像光学系140の入射側レンズの前側半分部分に入射させる。
結像光学系140は、図1〜図3にて示すごとく、複数のレンズからなるもので、この結像光学系140においては、当該複数のレンズが、上記入射側レンズから出射側レンズにかけて、それぞれ、レンズの中心が光軸上に位置するように、反射ミラー130の反射方向に順次配列されている。
ここで、当該結像光学系140は、その出射側レンズの前側半分部分にて、ハウジング部材120の底壁121の投影口部125を通し下方を臨んでいる。これにより、当該結像光学系140は、その入射側レンズの前側半分部分にて、反射ミラー130から反射映像光を入射されて上記出射側レンズの前側半分部分から下方に向けて出射する。このことは、当該プロジェクタが、アタッチメントPJcでもって、上記下方向投影(上記下側水平投影面への投影に対応)の状態におかれることを意味する。
磁石160は、図1〜図3にて示すごとく、後壁122、23の各下部を介し磁気検出器40bに対向し得るように、ハウジング部材120内にてその後壁122の下部に設けられている。
アタッチメントPJcは、図4〜図6にて示すごとく、ハウジング部材170を備えている。このハウジング部材170は、底壁171を有しており、この底壁171の左右方向中央部には、摺動部171aが、図5及び図6にて示すごとく、下方に向け逆T字状に形成されて、段部20aの逆T字状溝部22aに沿い摺動可能に外方から嵌装される。
また、当該ハウジング部材170は、後壁172を有しており、この後壁172は、底壁171の後端部から上方へ延出されている。当該後壁172は、円形状開口部172aを形成してなり、この円形状開口部172aは、上述した段部20aの後壁23の円環状鍔部23bと嵌合可能に位置している。
また、当該ハウジング部材170は、係合片173を有しており、この係合片173は、その基端部にて、ハウジング部材170の上壁174の左右方向中央部上に固着されて、上述したハウジング部材20の爪25aに向けて延出している。当該係合片173は、係合孔部173aを有しており、この係合孔部173aは、係合片173にその延出端部側にて形成されて、ハウジング部材20の爪25aと係合可能となっている。
また、当該アタッチメントPJcは、ハウジング部材170に内蔵した結像光学系180及び磁石200、210を備えている。
結像光学系180は、図4〜図6にて示すごとく、複数のレンズからなるもので、この結像光学系180において、当該複数のレンズは、ハウジング部材170内にて、入射側レンズから出射側レンズにかけて、各レンズの中心が光軸上に位置するように、後壁172の開口部172a側から投影口部175a側に向け順次配列されている。
ここで、当該複数のレンズの入射側レンズは、その上側半分部分にて、後壁172の開口部172a及び段部20aの開口部23aを通しLCD110に対向するように位置している。なお、投影口部175aは、ハウジング部材170の前壁175に形成されている。
このように構成した結像光学系180は、その入射側レンズの上側半分部分にて、LCD110から映像光を入射されて上記出射側レンズの上側半分部分から投影口部175aを通し前方に向けて出射する。このことは、当該プロジェクタが、アタッチメントPJcでもって、上記水平方向投影(上記垂直投影面への投影に対応)の状態におかれることを意味する。
磁石200、210は、図4〜図6にて示すごとく、ハウジング部材170の後壁172及び段部20aの後壁23の各下部を介し上述した磁気検出器40a、40bにそれぞれ対向し得るように、ハウジング部材170内にてその後壁172の下部に上下に設けられている。
このように構成した本実施形態において、当該プロジェクタが、プロジェクタ本体PJa及びアタッチメントPJbでもって構成される場合と、プロジェクタ本体PJa及びアタッチメントPJcでもって構成される場合とに分けて説明する。
1.当該プロジェクタがプロジェクタ本体PJa及びアタッチメントPJbでもって構成される場合
アタッチメントPJbのプロジェクタ本体PJaに対する組み付けは次のようにして行う。
まず、プロジェクタ本体PJaを図1にて示すごとく机10の端部上に立設する。このとき、当該プロジェクタ本体PJaは、段部20aの後壁23にて、前方に向くように立設される。
然る後、アタッチメントPJbを、そのハウジング部材120にて、プロジェクタ本体PJaの段部20aに対し図2にて示すごとく位置するように把持する。このような状態において、ハウジング部材120の逆T字状摺動部121aを、段部20aの底壁22の逆T字状溝部22aに嵌装させる。ついで、当該ハウジング部材120を、底壁121にて、段部20aの底壁22上に沿い後壁23に向け案内する。
これに伴い、ハウジング部材120の係合片123が、ハウジング部材20の上壁25の左右方向中央部に沿い変位する。これに伴い、当該係合片123の延出端部が、その弾力によってハウジング部材20の爪25aに沿い湾曲した後、係合孔部123aが、ハウジング部材20の爪25aに係合する。このとき、ハウジング部材120は、その後壁122にて段部20aの後壁23に当接する。
これにより、アタッチメントPJbは、容易に、プロジェクタ本体PJaの段部20a内にしっかりと組み付け固定される(図1及び図3参照)。
このような組み付け状態になったとき、アタッチメントPJbは、その投影口部125にて、机10上のスクリーンSa(図1参照)に対向する。このことは、当該プロジェクタは、そのアタッチメントPJbでもって、上記下方向投影を行う状態にあることを意味する。なお、ここでは、当該下方向投影は、アタッチメントPJbの結像光学系140の下側水平投影面、即ち机10の上面上のスクリーンSaに投影することをいう。
このような段階において、制御ユニットUが作動状態におかれると、マイクロコンピュータ30は、そのCPUでもって、操作パネルPの操作入力に基づく処理、映像信号入力回路70からの映像信号の入力に伴う処理、及び上記磁気検出器40b等の検出信号に基づくアタッチメントPJbの識別処理等の種々の処理を行う。
以上のような処理のもと、ランプ90がランプ駆動回路50により駆動されると、当該ランプ90は、点灯して、光を、照明光学系100を通しLCD110に入射する。
また、LCD110が、画像処理回路60の画像データ処理された出力に基づきLCD駆動回路80により駆動されると、このLCD110は、照明光学系100からの入射光に基づき、映像を映像光として反射ミラー130に向けて出射する。これに伴い、当該映像光は、反射ミラー130により反射されて結像光学系140の入射レンズの前側半分部分に入射する。
すると、この結像光学系140は、その入射側レンズの前側半分部分に入射した映像光を上記出射側レンズの前側半分部分から投影口部125を通してスクリーンSa上に投光する。このことは、当該プロジェクタが、LCD110の表示映像をスクリーンSa上に投影することで、上述した下方向投影を行うことを意味する。
ここで、上述のように磁気検出器40bのみがアタッチメントPJbの磁石160の存在を検出してハイレベルにて検出信号を発生すると、マイクロコンピュータ30は、そのCPUでもって、当該検出信号等に基づき、アタッチメントPJbを識別する処理を行う。この処理で識別されるアタッチメントはアタッチメントPJbであることから、ランプ90の出射光量が、後述のようなアタッチメント−光量データに基づき所定の低輝度光量に設定される。
本実施形態では、上記アタッチメント−光量データは、次のような理由でもって導入されている。即ち、上述のように識別されたアタッチメントがアタッチメントPJbであるときには、上述した下方向投影であることから、投影口部125からスクリーンSaまでの投影距離が短い。このため、スクリーンSa上の表示映像の明るさは、十分に余裕があり、時として過度になりがちであることから、当該表示映像の輝度を見易いように低くすることが望ましい。また、このように低輝度に設定すれば、適切な明るさの中で電力消費を抑制することもできる。
また、後述するように識別アタッチメントがアタッチメントPJcであるときには、上述した水平方向投影であることから、投影口部175aからスクリーンSb(図4参照)までの投影距離が長い。このため、スクリーンSb上の表示映像の明るさが不足しがちであることから、当該表示映像の輝度を見易いように高くすることが望ましい。
そこで、上記アタッチメント−光量データは、以上述べた理由のもとに、識別アタッチメントがアタッチメントPJbであるときには、ランプ90の出射光量を所定の低輝度光量に減少させ、また、識別アタッチメントがアタッチメントPJcであるときには、ランプ90の出射光量を所定の高輝度光量に増加させるように定められて、マイクロコンピュータ30のROMに予め記憶されている。
従って、上述のようにランプ90の出射光量が上記所定の低輝度光量に設定されると、ランプ駆動回路50が、マイクロコンピュータ30によりそのCPUでもって制御されて、ランプ90の出射光量を上記所定の低輝度光量にするように当該ランプ90を駆動する。
このため、ランプ90の出射光量が上記所定の低輝度光量に減少され、結像光学系140からスクリーンSa上に投光される光の輝度が低下する。その結果、アタッチメントPJbの投影口部125からスクリーンSaまでの投影距離が短くても、LCD110の表示映像は、低輝度にてスクリーンSaに投影され、見易い映像となるとともに、省電力にも役立つ。
2.当該プロジェクタがプロジェクタ本体PJa及びアタッチメントPJcでもって構成される場合
アタッチメントPJcのプロジェクタ本体PJaに対する組み付けは次のようにして行う。
まず、上述と同様に、プロジェクタ本体PJaを、図4にて示すごとく、段部20aの後壁23にて前方に向くように机10の端部上に立設する。
然る後、アタッチメントPJcを、そのハウジング部材170にて、プロジェクタ本体PJaの段部20aに対し図5にて示すごとく位置するように把持する。このような状態において、ハウジング部材170の摺動部171aを段部20aの底壁22の溝部22aに嵌装させる。ついで、当該ハウジング部材170を、底壁171にて、段部20aの底壁22上に沿い後壁23に向け案内する。
これに伴い、ハウジング部材170の係合片173が、ハウジング部材20の上壁25の左右方向中央部に沿い変位する。そして、当該係合片173の延出端部が、その弾力によってハウジング部材20の爪25aに沿い湾曲した後、係合孔部173aが、ハウジング部材20の爪25aに係合する。このとき、ハウジング部材170は、その後壁172にて、段部20aの後壁23に当接する。
これにより、アタッチメントPJcは、容易に、プロジェクタ本体PJaの段部20a内にしっかりと組み付け固定される(図4及び図6参照)。
このような組み付け状態になったとき、アタッチメントPJcは、その投影口部175aにて、スクリーンSb(図4参照)に対向する。このことは、当該プロジェクタは、そのアタッチメントPJcでもって、上記水平方向投影を行う状態にあることを意味する。
また、上述のようにアタッチメントPJcがプロジェクタ本体PJaに組み付けられたとき、磁気検出器40a、40bが、それぞれ、アタッチメントPJcの磁石200、210の存在を検出し、ハイレベルにて検出信号を発生する。
このような段階において、上述と同様のマイクロコンピュータ30によるコンピュータプログラムの実行のもと、ランプ90がランプ駆動回路50により駆動されて光を出射し照明光学系100を通しLCD110に入射すれば、このLCD110が、画像処理回路60の画像データ処理された出力に基づきLCD駆動回路80により駆動されて、照明光学系100からの入射光のもと、映像を映像光として結像光学系180の入射側レンズの上側半分部分に向けて出射する。これに伴い、この結像光学系180は、その入射側レンズの上側半分部分に入射した映像光を上記出射側レンズの上側半分部分から投影口部175aを通してスクリーンSb上に投光することで、上述した水平方向投影を行う。
ここで、上述のように磁気検出器40a、40bが、それぞれ、アタッチメントPJbの磁石200、210の存在を検出して、ハイレベルにて検出信号を発生すると、マイクロコンピュータ30が、そのCPUでもって、磁気検出器40a、40bからの各検出信号に基づき、アタッチメントPJcを識別する処理を行う。ここで、このようにして識別されるアタッチメントがアタッチメントPJcであることから、ランプ90の出射光量が、上述したアタッチメント−光量データに基づき所定の高輝度光量に設定される。
これに伴い、ランプ駆動回路50が、マイクロコンピュータ30により制御されて、ランプ90の出射光量を上記所定の高輝度光量にするように当該ランプ90を駆動する。
このため、ランプ90の出射光量が上記所定の高輝度光量に増加され、結像光学系180からスクリーンSb上に投光される光の輝度が高くなる。その結果、アタッチメントPJbの投影口部とスクリーンSbとの間の投影距離が長くても、LCD110の表示映像は、高輝度にてスクリーンSbに投影され、見易い映像となる。
以上説明したように、プロジェクタ本体PJaの他に、上記下方向投影用アタッチメントPJb及び上記水平方向投影用アタッチメントPJcを採用し、アタッチメントPJb、PJcのいずれか一方をプロジェクタ本体PJaに上述のごとく組み付けて当該プロジェクタを構成するようにした。
これにより、プロジェクタ本体PJaの配設位置をそのまま維持しても、当該プロジェクタ本体PJaに組み付けるアタッチメントを適宜選択することで、プロジェクタによる投影状態を上記下方向投影及び上記水平方向投影のいずれかに簡単に設定できる。
また、マイクロコンピュータ30は、磁気検出器40a、40bの各検出信号に基づきランプ90の光量を自動的に制御する。これにより、ランプ90の光量が、プロジェクタ本体PJaに組み付けられた識別アタッチメントの投影方向に適した投影映像に過不足なき輝度をもたらすように調整される。その結果、上述した下方向投影及び水平方向投影のいずれでもあってもスクリーン上の投影映像が、良好な明るさにて視認され得る。
次に、上記実施形態の変形例について図8を参照して説明すると、この変形例では、上記プロジェクタにおいて、上方向投影用のアタッチメントPJdが、上記アタッチメントPJb、PJcの他に、採用されている。本変形例において、上記上方向投影は、当該プロジェクタの結像光学系240(後述する)の上方向への投影(当該プロジェクタの天井等の上側の水平面への投影に対応)を意味する。
以下、当該アタッチメントPJdの構成につきプロジェクタ本体PJaとの関連において説明する。
このアタッチメントPJdは、図8にて示すごとく、ハウジング部材220を備えている。このハウジング部材220は、底壁221を有しており、この底壁221の左右方向中央部には、摺動部221aが、下方に向け逆T字状に形成されて、ハウジング部材20の段部20aの逆T字状溝部22aに沿い摺動可能に外方から嵌装される。
また、当該ハウジング部材220は、後壁222を有しており、この後壁222は、底壁221の後端部から段部20aの後壁上端部よりも上方へ延出されている。当該後壁222は、円形状開口部222aを形成してなり、この円形状開口部222aは、段部20aの後壁23の円環状鍔部23bと嵌合可能に位置している。
また、当該ハウジング部材220は、係合片223を有しており、この係合片223は、その基端部にて、ハウジング部材220の後壁222の上側部位に固着されて、上述したハウジング部材20の爪25aに向けて延出している。
当該係合片223は、四角形状の係合孔部223aを有しており、この係合孔部223aは、係合片223にその延出端部側にて形成されて、ハウジング部材20の爪25aと係合可能となっている。
また、当該アタッチメントPJdは、ハウジング部材220に内蔵した反射ミラー230、結像光学系240及び磁石250を備えている。
反射ミラー230は、図8にて示すごとく、ハウジング部材220内にて、後壁222の円形状開口部222a及び結像光学系240の入射側レンズの前側半分部分(図8にて図示左側半分部分)に対向するように配設されている。これにより、この反射ミラー230は、開口部23a、222aを通り出射されるLCD110から映像光を入射されて、当該映像光を、その光路を上方に向け折れ曲げるように反射して、結像光学系240の入射側レンズの前側半分部分に入射させる。
結像光学系240は、図8にて示すごとく、複数のレンズからなるもので、この結像光学系240において、当該複数のレンズは、上記入射側レンズから出射側レンズにかけて、それぞれ、レンズの中心が光軸上に位置するように、反射ミラー230の反射方向に順次配列されている。
ここで、当該結像光学系240は、その出射側レンズの前側半分部分にて、ハウジング部材220の上壁224の投影口部225を通し上方を臨んでいる。これにより、当該結像光学系240は、その入射側レンズの前側半分部分にて、反射ミラー230から反射映像光を入射されて上記出射側レンズの前側半分部分から上方に向けて出射する。このことは、当該プロジェクタが、アタッチメントPJdでもって、上述した上方向投影の状態におかれることを意味する。
磁石250は、図8にて示すごとく、後壁222、23の各下部を介し磁気検出器40aに対向し得るように、ハウジング部材220内にてその後壁222の下部に設けられている。これにより、磁気検出器40aは、アタッチメントPJdの段部20aへの組み付けに伴い、磁石250の存在を検出して、ハイレベルにて検出信号を発生する。その他の構成は上記第1実施形態と同様である。
このように構成した本変形例において、アタッチメントPJdのプロジェクタ本体PJaに対する組み付けは次のようにして行う。
上述と同様に、プロジェクタ本体PJaを、段部20aの後壁23にて、前方に向くように机10の端部上に立設した状態において、アタッチメントPJdを、そのハウジング部材220にて把持し、ハウジング部材220の逆T字状摺動部221aを段部20aの逆T字状溝部22aに嵌装させる。ついで、当該ハウジング部材220を、底壁221にて、段部20aの底壁22に沿い後壁23に向け案内する。
これに伴い、ハウジング部材220の係合片223が、ハウジング部材20の上壁25の左端部に沿い湾曲する。そして、当該係合片223の延出端部が、その弾力によってハウジング部材20の爪25aの前壁に沿い湾曲した後、係合孔部223aが、ハウジング部材20の爪25aに係合する。このとき、ハウジング部材220は、その後壁222にて段部20aの後壁23に当接する。
これにより、アタッチメントPJdは、容易に、プロジェクタ本体PJaの段部20a内にしっかりと組み付け固定される(図8参照)。
このような組み付け状態になったとき、アタッチメントPJdは、その投影口部225にて、天井のスクリーンScに対向する。このことは、当該プロジェクタは、そのアタッチメントPJdでもって、上述した上方向投影を行う状態にあることを意味する。
また、上述のようにアタッチメントPJdがプロジェクタ本体PJaに組み付けられたとき、磁気検出器40aのみがアタッチメントPJdの磁石250の存在を検出して、ハイレベルにて検出信号を発生する。
このような段階において、上記実施形態にて述べたと同様のマイクロコンピュータ30によるコンピュータプログラムの実行のもと、ランプ90がランプ駆動回路50により駆動されて光を出射し照明光学系100を通しLCD110に入射すれば、このLCD110が、画像処理回路60の画像データ処理された出力に基づきLCD駆動回路80により駆動されて、照明光学系100からの入射光のもと、映像を映像光として結像光学系240の入射側レンズの前側半分部分に向けて出射する。
これに伴い、この結像光学系240は、その入射側レンズの前側半分部分に入射した映像光を上記出射側レンズの前側半分部分から投影口部225を通してスクリーンSc上に投光することで、上述した上方向投影を行う。なお、ここでは、当該上方向投影は、アタッチメントPJdの結像光学系240の上側に水平に位置する投影面、即ち天井面上のスクリーンSc(図8参照)に投影することをいう。
しかして、上述のように磁気検出器40aのみがアタッチメントPJdの磁石250の存在を検出して、ハイレベルにて検出信号を発生すると、マイクロコンピュータ30は、そのCPUでもって、当該検出信号等に基づき、アタッチメントPJdを識別する処理を行う。ここで、このようにして識別されるアタッチメントがアタッチメントPJdであることから、ランプ90の出射光量が、上述したアタッチメント−光量データに基づき所定の高輝度光量に設定される。
なお、本変形例では、当該アタッチメント−光量データにおける所定の高輝度光量を用いることとしたのは、上記上方向投影における投影口部225とスクリーンScとの間の投影距離は、上記実施形態にて述べた水平方向投影における投影口部175aとスクリーンSbとの間の投影距離と同様に長いことが一般的であるからである。
上述のような出射光量の設定に伴い、ランプ駆動回路50が、マイクロコンピュータ30によりそのCPUでもって制御されて、ランプ90の出射光量を上記所定の高輝度光量にするように当該ランプ90を駆動する。
このため、ランプ90の出射光量が上記所定の高輝度光量に増加され、結像光学系240からスクリーンSc上に投光される光の輝度が高くなる。その結果、投影口部225とスクリーンScとの間の投影距離が長くても、LCD110の表示映像は、高輝度にてスクリーンScに投影され、見易い映像となる。
以上説明したように、本変形例では、上記実施形態にて述べたプロジェクタ本体PJa、下方向投影用アタッチメントPJb及び水平方向投影用アタッチメントPJcに加え、上述した上方向投影用のアタッチメントPJdを採用してプロジェクタ本体PJaに上述のごとく組み付けて当該プロジェクタを構成するようにした。
これにより、プロジェクタ本体PJaの配設位置をそのまま維持しても、当該プロジェクタ本体PJaに組み付けるアタッチメントとして、上述の上方向投影用のアタッチメントPJdを選択することで、当該プロジェクタによる投影方向を上記下方向投影及び上記水平方向投影に加えて、上記上方向投影にも簡単に設定できる。
また、マイクロコンピュータ30は、そのCPUでもって、磁気検出器40a、40bの各検出信号に基づきランプ90の光量を自動的に制御する。これにより、ランプ90の光量が、プロジェクタ本体PJaに組み付けられた識別アタッチメントの投影方向に適した投影映像に過不足なき輝度をもたらすように調整される。その結果、上記下方向投影及び水平方向投影のほか、上記上方向投影であってもスクリーン上の投影映像が、良好な明るさにて視認され得る。
なお、本発明の実施にあたり、上記実施形態や変形例に限ることなく、次のような種々の変形例が挙げられる。
(1)本発明に係るプロジェクタにおいては、下方向投影用アタッチメントPJb、水平方向投影用アタッチメントPJcまたは上方向投影用アタッチメントPJdを採用することに限らず、任意の投影方向に投影する複数のアタッチメントを採用してもよい。例えば、斜め上方向または斜め下方向に対応する投影面に向け投影できるアタッチメントを採用してもよい。
また、投影方向を上下に切り換えられるアタッチメントに限らず、プロジェクタ本体の向きを変えず、水平方向に所定角度回転させた方向に設定される投影面に向け投影できるアタッチメントを採用してもよい。
また、投影方向は、プロジェクタ本体の仕様に限定されるものではないので、ユーザーの要望などに応じ、既存のプロジェクタ本体に組み付けられ、新規の投影方向に投影できるアタッチメントを、単体で追加していくこともできる。同様の理由で、ユーザーなどの要望に応じて、既存のアタッチメントを組み付けできる設置方法などの異なる新規のプロジェクタ本体のみを追加していくこともできる。
(2)上記実施形態にて述べた磁気検出器40a、40bの具体例としては、ホール素子または磁気抵抗素子等が挙げられる。また、上記実施形態では、アタッチメントを識別するための手段として磁気検出器40a、40bを備えているが、磁気検出器40a、40bに限ることなく、例えば、発光素子及び受光素子を有してなる光検出素子を採用してもよい。
この場合、アタッチメントPJb、PJc、PJdの各磁石に代えて、当該光検出素子の発光素子をプロジェクタ本体側に設け、アタッチメント側に、受光素子、例えば、バーコードのような当該発光素子からの光の反射を位置毎に制御する素子を設けて、アタッチメントのプロジェクタ本体に対する組み付けに伴う当該光検出素子の検出出力に応じて当該アタッチメントを識別するようにしてもよい。また、光の反射部分の形状を変えてもよい。
また、プロジェクタ本体側に機械的スイッチを設け、アタッチメント側のスイッチに対応する部分の形状でスイッチのオンオフを切り換えてアタッチメントを識別してもよい。
(3)当該プロジェクタは、机面上に置いたり固定されて使用される卓上型に限ることなく、例えば、天井につり下げ固定されるつり下げ型であってもよいし、床に略垂直な面に引っかけたり、固定されたりして利用される壁掛け型であってもよい。
(4)上述のように識別されたアタッチメントを、別途設けたLCD上に表示することやLEDなどの点灯でもって表示することその他各種報知手段でもって報知するようにしてもよい。同時に、アタッチメントPJb、アタッチメントPJcまたはアタッチメントPJdの組み付け状態をも検出し、検出されたアタッチメントの組み付け状態として組み付け完了を検出し、初めてプロジェクタの電源投入を可能としてもよい。
(5)上記アタッチメント−光量データに代えて、アタッチメント−投影方向データやアタッチメント−投影倍率データを採用してもよい。
ここで、アタッチメント−投影方向データは、識別されたアタッチメントPJb、PJcおよびPJdのいずれかと当該識別アタッチメントに対応する投影方向との関係を表すデータでもって特定される。また、アタッチメント−投影倍率データは、識別されたアタッチメントPJb、PJcおよびPJdのいずれかと当該識別アタッチメントに対応する投影倍率との関係を表すデータでもって特定される。
しかして、上述したアタッチメント−投影方向データやアタッチメント−投影倍率データをマイクロコンピュータ30のROMに予め記憶させておいて、当該アタッチメント−投影方向データやアタッチメント−投影倍率データに基づいて決まる投影方向や投影倍率を上述した別途のLCDでもって表示するようにしてもよい。これによれば、ランプ90の点灯に先だって、利用者が投影方向または投影倍率を確認し得るため、アタッチメント装着のミスに素早く対処でき、所望のアタッチメントの装着を素早く行うことができる。
(6)上記実施形態にて述べた反射ミラー及びこの反射ミラーに対応して設けられる結像光学系を、LCD110から出射される映像光の光軸に対し、適切な角度または位置に設置すれば、種々の方向に投影できるアタッチメントを容易に供給できる。
(7)マイクロコンピュータ30は、そのCPUにより、磁気検出器40a、40bの各検出信号に基づいてアタッチメントの識別またはアタッチメントに関する情報の識別を行う前に、当該アタッチメントの組み付け完了を識別するようにしてもよい。
(8)プロジェクタ本体PJaの段部20aの底壁22に形成した溝部22aは、当該底壁22の左右方向中央部に限らず、例えば、底壁22の左右両側部にそれぞれ形成するようにしてもよい。なお、これにあわせて、アタッチメントPJb、PJcまたはPJdの底壁121、171または221に形成した摺動部121a、171aまたは221aは、当該底壁の左右方向中央部ではなく、この底壁の左右両側部に形成するようにする。
(9)プロジェクタ本体PJaのハウジング部材20の上壁25に設けた爪25aは、当該上壁25の左右方向中央部に限らず、当該上壁25の左右両側部にそれぞれ設けるようにしてもよい。なお、これにあわせて、アタッチメントPJb、PJcまたはPJdの上壁に形成した係合片123、173または223は、当該上壁の左右方向中央部ではなく、この上壁の左右両側部にそれぞれ形成するようにする。
本発明に係る卓上型プロジェクタの一実施形態を、プロジェクタ本体に下方向投影用アタッチメントを組み付けた状態で示す概略断面図である。 上記実施形態を、プロジェクタ本体に下方向投影用アタッチメントを組み付ける前の状態で示す概略断面斜視図である。 上記実施形態を、プロジェクタ本体に下方向投影用アタッチメントを組み付けた状態で示す概略断面斜視図である。 上記実施形態を、プロジェクタ本体に水平方向投影用アタッチメントを組み付けた状態で示す概略断面図である。 上記実施形態を、プロジェクタ本体に水平方向投影用アタッチメントを組み付ける前の状態で示す概略断面斜視図である。 上記実施形態を、プロジェクタ本体に水平方向投影用アタッチメントを組み付けた状態で示す概略断面斜視図である。 上記実施形態におけるブロック回路図である。 上記実施形態の変形例を示す概略断面図である。
符号の説明
PJa…プロジェクタ本体、PJb…下方向投影用アタッチメント、
PJc…水平方向投影用アタッチメント、PJd…上方向投影用アタッチメント、
U…制御ユニット、20、120、170、220…ハウジング部材、
30…マイクロコンピュータ、40a、40b…磁気検出器、50…ランプ駆動回路、
90…ランプ、100…照明光学系、110…LCD、
140、180、240…結像光学系、160、200、210、250…磁石。

Claims (8)

  1. 画像を表示する表示手段と、この表示手段からの表示画像を光学的に投影する投影手段とを備えるプロジェクタにおいて、
    少なくとも前記表示手段を内蔵するプロジェクタ本体と、
    前記投影手段の少なくとも一部を内蔵するとともに前記プロジェクタ本体に着脱可能に組み付けられる複数のアタッチメントとを備えて、
    前記複数のアタッチメントのうち少なくとも2つは、前記プロジェクタ本体に組み付けられたとき、前記表示手段からの表示画像に対する前記投影手段の投影方向を互いに異ならしめることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記複数のアタッチメントのうち少なくとも1つは、前記プロジェクタ本体に組み付けられたとき、前記投影手段の下方向及び上方向の少なくともいずれかの方向に向け、前記表示手段からの表示画像を前記投影手段により投影させることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記複数のアタッチメントのうち少なくとも1つは、前記プロジェクタ本体に組み付けられたとき、水平方向に向け、前記表示手段からの表示画像を前記投影手段により投影させることを特徴とする請求項1または2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記プロジェクタ本体に前記アタッチメントが組み付けられたとき、前記アタッチメントを識別する識別情報及び前記アタッチメントに関する情報の双方のうち少なくとも一方を検出するアタッチメント情報検出手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のプロジェクタ。
  5. 前記アタッチメントを識別する識別情報及び前記アタッチメントに関する情報の双方ののうち少なくとも一方を報知する情報報知手段を備えることを特徴とする請求項4に記載のプロジェクタ。
  6. 前記アタッチメントを識別する識別情報及び前記アタッチメントに関する情報の双方のうち少なくとも一方に基づいて、前記表示手段による表示される画像を制御する画像制御手段を備えることを特徴とする請求項4または5に記載のプロジェクタ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載のプロジェクタに備えられる前記プロジェクタ本体に着脱可能に組み付けられるアタッチメント。
  8. 請求項1〜6のいずれか1つに記載のプロジェクタに備えられるプロジェクタ本体。

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JP2009273552A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Sanyo Electric Co Ltd 投写型映像表示装置
JP2013008044A (ja) * 2012-08-23 2013-01-10 Hitachi Ltd 投射型表示装置

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