JP2007040831A - 回路基板保持装置 - Google Patents

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和彦 関
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Abstract

【課題】ストレスを加えることなく回路基板を確実に保持し得る回路基板保持装置を提供する。
【解決手段】対向する一対の縁部101,102をX方向に沿わせた状態で回路基板100を保持する回路基板保持装置2であって、X方向に沿わせた状態で配置されて回路基板100の縁部101を保持するクランプ部45a〜45cとクランプ部45a〜45cをX方向に案内するレール42とを備えた保持部13aと、X方向に沿わせた状態で配置されて回路基板100の縁部102を保持するクランプ部55a〜55cとクランプ部55a〜55cをX方向に案内するレール52とを備えた保持部13bとを備えて構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、対向する一対の縁部を所定の方向に沿わせた状態で回路基板を保持する回路基板保持装置に関するものである。
この種の回路基板保持装置として、出願人は、ほぼ直立状態の回路基板における下端部および上端部をそれぞれ挟持する下端部挟持部および上端部挟持部を備えた回路基板検査装置を特開2001−133520号公報に開示している。この回路基板検査装置は、下側挟持部および上端部挟持部が、左右方向に長尺に形成されたベース部と、ベース部に固定されたエアシリンダと、エアシリンダにおけるロッドの先端部に固定されてロッドの伸縮に応じて回路基板の表面に対して垂直方向に移動させられる左右方向に長目に形成された挟持板とを備えて構成されている。この回路基板検査装置では、挟持板およびベース部の間に回路基板を装着した状態でエアシリンダのロッドを引き込ませることにより、挟持板がベース部に向かって移動するため、回路基板の端部が挟持板によって挟持される。
特開2001−133520号公報(第1,4,5頁、第2,3図)
ところが、上記の回路基板保持装置には、以下の解決すべき課題がある。すなわち、この回路基板保持装置では、左右方向に長尺に形成されたベース部、および挟持板によって回路基板を挟持している。このため、例えば挟持板の長さ方向に反っている回路基板を挟持したときには、挟持板およびベース部による回路基板の挟持面積が減少するため、回路基板を確実に挟持することができないおそれがある。この場合、この回路基板保持装置では、より強い力を挟持板に加えることによって回路基板の反りを矯正しつつ確実に挟持することができるが、その際には、回路基板にストレスが加わるおそれがある。
本発明は、かかる解決すべき課題に鑑みてなされたものであり、ストレスを加えることなく回路基板を確実に保持し得る回路基板保持装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の回路基板保持装置は、対向する一対の縁部を所定の方向に沿わせた状態で回路基板を保持する回路基板保持装置であって、前記所定の方向に沿わせた状態で配置されて前記回路基板における前記一対の縁部のうちの一方を保持する少なくとも2つのクランプ部と前記クランプ部を前記所定の方向に案内する第1案内部とを備えた第1保持部と、前記所定の方向に沿わせた状態で配置されて前記回路基板における前記一対の縁部のうちの他方を保持する少なくとも2つのクランプ部と当該クランプ部を当該所定の方向に案内する第2案内部とを備えた第2保持部とを備えて構成されている。
請求項2記載の回路基板保持装置は、請求項1記載の回路基板保持装置において、前記第1保持部および前記第2保持部の少なくとも一方は少なくとも3つの前記クランプ部を備え、当該各クランプ部のうちの前記所定の方向における両端に配置された2つの前記クランプ部を当該所定の方向において相反する向きに同じ距離だけ移動可能に連結する第1連結部を備えている。
請求項3記載の回路基板保持装置は、請求項1または2記載の回路基板保持装置において、前記第1保持部および前記第2保持部の各々を前記所定の方向に直交する方向に案内する第3案内部と、前記第1保持部および前記第2保持部の各々を前記直交する方向において相反する向きに同じ距離だけ移動可能に連結する第2連結部とを備えている。
請求項4記載の回路基板保持装置は、請求項1から3のいずれかに記載の回路基板保持装置において、前記クランプ部は、配置された前記回路基板の一面に対してその先端部が接離するように回動可能に構成されると共に前記先端部が前記一面を押圧して前記回路基板を保持可能な押圧部を備えて構成されている。
請求項1記載の回路基板保持装置によれば、回路基板における一方の縁部を保持する少なくとも2つのクランプ部を所定の方向に案内する第1案内部とを備えた第1保持部と、回路基板における他方の縁部を保持する少なくとも2つのクランプ部を所定の方向に案内する第2案内部とを備えた第2保持部とを備えて回路基板保持装置を構成したことにより、各クランプ部を所定の方向における任意の位置に配置することができる。したがって、回路基板における両縁部の各々における2箇所以上の任意の部位をクランプ部によって確実に保持させることができるため、長さが異なる複数種類の回路基板を1つの回路基板保持装置によって確実に保持することができる。また、この回路基板保持装置では、例えば、反りが発生している回路基板を検査するときであっても、回路基板を保持する2箇所以上の位置を反りの発生状態に応じて任意に変更することができる。このため、1つの縁部を長目に形成された1つの挟持板で挟持する従来の回路基板保持装置とは異なり、反りの発生部位を挟持することに起因して回路基板にストレスが加えられる事態を確実に防止することができる。したがって、この回路基板保持装置によれば、回路基板に対してストレスを加えることなく回路基板を確実に保持して検査することができる。
また、請求項2記載の回路基板保持装置によれば、少なくとも3つのクランプ部を備えて第1保持部および第2保持部の少なくとも一方を構成し、所定の方向において相反する向きに同じ距離だけ移動可能に第1連結部が2つのクランプ部を連結することにより、両端に配置された2つのクランプ部の一方を移動させることで、他方を相反する向きに同じ距離だけ移動させることができる。このため、例えば、3つのクランプ部を等間隔に配置させる際に、両端に配置された2つのクランプ部の一方を位置決めすることで、他方の位置決めを自動的に行うことができる結果、各クランプ部に対する位置決め作業を短時間で行うことができる。
また、請求項3記載の回路基板保持装置によれば、第3案内部が両保持部を所定の方向に対して直交する方向に案内し、その直交する方向において相反する向きに同じ距離だけ移動可能に第2連結部が両保持部を連結することにより、両保持部の一方を移動させることで、他方を相反する向きに同じ距離だけ移動させることができる。このため、例えば、所定の位置から等間隔となるように両保持部を配置させる際に、両保持部の一方を位置決めすることで、他方の位置決めを自動的に行うことができる結果、両保持部に対する位置決め作業を短時間で行うことができる。
さらに、請求項4記載の回路基板保持装置によれば、回動可能に構成されると共にその先端部で回路基板の一面を押圧して回路基板を保持可能な押圧部を備えてクランプ部を構成したことにより、例えば、押圧部を回動させるバネを変更することで、検査対象の回路基板の厚み等に応じて押圧力を任意に調整することができる。また、押圧部の先端部を回路基板から離間させることで回路基板の保持状態を解除することができるため、クランプ部に保持させる回路基板を交換する際に、押圧部によって交換作業が阻害される事態を確実に防止することができる。
以下、本発明に係る回路基板保持装置の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、回路基板検査装置1の構成について、図面を参照して説明する。図1に示す回路基板検査装置1は、例えば、図2に示す回路基板100に対して所定の電気的検査を実行可能に構成されている。ここで、回路基板100は、一例として、4個取りの回路基板であって、ほぼ長方形に形成されている。また、回路基板100は、電気的検査を実行するときには、長手側の対向する一対の平行な縁部101,102が検査可能な状態で保持される。
回路基板検査装置1は、図1に示すように、本発明に係る回路基板保持装置の一例である回路基板保持装置(以下、単に「保持装置」ともいう)2、搬送部3、検査部4および制御部5を備えて構成されている。保持装置2は、図3に示すように、テーブル11、一対の移動機構12,12、一対の保持部13a,13b、および空気供給部14を備えて構成されている。テーブル11は、同図に示すように、全体として矩形の板状に構成されている。この場合、テーブル11上には、検査用のXY座標が規定されると共に、その座標におけるX方向(本発明における所定の方向)に縁部101,102を沿わせた状態で回路基板100が配置される。また、テーブル11上には、検査用のXY座標においてそれぞれの座標がゼロとなる点であるインデックスセンタ(同図において一点鎖線の交点)Cが設定され、このインデックスセンタC(以下、単に「センタ」ともいう)を基準に回路基板100が配置される。例えば、回路基板100は、同図に破線で示すように、その中心をセンタCに合わせるようにテーブル11上に配置される。
また、テーブル11には、凹部11aおよび開口部11bが形成されている。凹部11aは、テーブル11の表面において、それよりもやや小さい矩形状に凹まされて構成されている。開口部11bは、電気的検査の際に保持された回路基板100に対して検査用のプローブをテーブル11の裏側から接触可能とするために、テーブル11の表裏を連通するようにして凹部11a内においてX方向に長手の矩形状に形成されている。
移動機構12,12は、テーブル11のX方向における両端部にそれぞれ配設されると共に、X方向と直交するY方向に延在するように配設されている。また、各移動機構12は、レール21、一対のプーリ22,22、ベルト23および一対のスライダ24a,24bを備えて構成されている。レール21は、Y方向に延在するようにテーブル11に取り付けられている。また、レール21には、Y方向に沿ってスライド可能な状態でスライダ24a,24bが取り付けられている。これにより、レール21はスライダ24a,24bをY方向に案内する。プーリ22,22は、Y方向において互いに離間した状態でテーブル11(正確には、凹部11a)上の隅部にそれぞれ配設されている。ベルト23は、タイミングベルト(歯付きベルト)であって、Y方向に延在するようにプーリ22,22に架け渡されている。また、ベルト23は、各スライダ24a,24bが取り付けられることによってこれらを互いに連結する。
スライダ24a,24bは、レール21にスライド可能に取り付けられている。また、スライダ24aは、架け渡された状態のベルト23における外側(図3において左側)に位置する所定部位に取り付けられ、スライダ24bは、ベルト23における内側(同図において右側)に位置する所定部位に取り付けられている。したがって、スライダ24a,24bは、Y方向において相反する向き(反対向き)にスライドさせられる。具体的には、例えば、手前側(図3における下側)に配置されたスライダ24aが手前向きに移動させられたときには、同図における奥側(同図における上側)に配置されたスライダ24bは奥向きに移動させられる。この場合、スライダ24a,24bは、Y方向においてセンタCを中心として互いに離間させられる。また、スライダ24aが奥向きに移動させられたときには、スライダ24bは手間向きに移動させられる。これにより、スライダ24a,24bはY方向においてセンタCを中心として互いに近接させられる。また、移動機構12,12における一方のスライダ24a,24aの各々には、保持部13aの取付部41の端部がそれぞれ取り付けられている。一方、移動機構12,12における他方のスライダ24b,24bの各々には、保持部13bの取付部51の端部がそれぞれ取り付けられている。この場合、スライダ24a,24bは、レール21,21と相俟って本発明における第3案内部を構成し、各保持部13a,13bをY方向に案内する。また、スライダ24a,24bは、プーリ22,22,22,22およびベルト23,23と相俟って本発明における第2連結部を構成し、各保持部13a,13bをY方向において相反する向きに同じ距離だけ移動可能に連結する。
保持部13aは、本発明における第1保持部に相当し、取付部41、レール42、一対のプーリ43,43、ベルト44および3つのクランプ部45a〜45cを備えて構成されている。取付部41は、平面視で長尺に形成されると共にその端部がスライダ24a,24aにそれぞれ取り付けられることにより、X方向に延在するようにテーブル11上に配設されている。また、取付部41は、図5に示すように、断面L字状に形成されている。さらに、取付部41の直立させられた部位の先端には、回路基板100の一方の縁部101を支持可能な段状の支持部41aが形成されている。レール42は、本発明における第1案内部に相当し、図3に示すように、取付部41上に取り付けられてX方向に延在すると共に、X方向に沿ってスライド可能な状態で各クランプ部45a〜45cが取り付けられることにより、各クランプ部45a〜45cをX方向に案内する。プーリ43,43は、取付部41のX方向における各端部にそれぞれ配置されている。
ベルト44は、タイミングベルトであって、X方向に延在するようにプーリ43,43に架け渡されている。また、ベルト44は、3つのクランプ部45a〜45cのうちのX方向(所定の方向)における両端に配置された2つのクランプ部45a,45cが取り付けられることによってこれらを連結する。この場合、ベルト44は、プーリ43,43と相俟って本発明における第1連結部を構成し、2つのクランプ部45a,45cをX方向において相反する向きに移動可能に連結する。例えば、ベルト44は、クランプ部45aを図3における左向きに移動させると共にクランプ部45cを同図の右向きに移動させる。この場合、クランプ部45a,45cは、X方向においてセンタCを中心として互いに同じ距離だけ離間させられる。また、ベルト44は、クランプ部45aを右向きに移動させると共にクランプ部45cを左向きに移動させる。この場合、クランプ部45a,45cは、X方向においてセンタCを中心として互いに同じ距離だけ近接させられる。
各クランプ部45a〜45cは、X方向に沿うように配置されると共に、本発明におけるクランプ部を構成し、取付部41の支持部41aと相俟って回路基板100における一方の縁部101を挟持することで保持する。この場合、クランプ部45a〜45cのうちの中央に配置されたクランプ部45bは、テーブル11のX方向における中央に位置するようにしてレール42に固定されている。また、クランプ部45bは、後述する押圧部65の平面視における中心とXY座標におけるX方向の座標のゼロ点とを一致させた状態で固定されている。また、クランプ部45a〜45cのうちの両側に配置された一方のクランプ部45aは、架け渡された状態のベルト44における外側(図3において下側)に位置する所定部位に取り付けられ、他方のクランプ部45cは、ベルト44における内側(同図において上側)に位置する所定部位に取り付けられ、かつ両クランプ部45a,45cはX方向においてクランプ部45bから同じ距離だけ離れた位置に配置されている。
次いで、図4,5を参照してクランプ部45aの具体的な構成について説明する。なお、クランプ部45b,45cについては、クランプ部45aと同等な構成を有するため、ここでの説明を省略する(後述するクランプ部55a〜55cについても同様)。図5に示すように、クランプ部45aの下側には、レール42にスライド可能に取り付けられた係合部61が設けられている。この場合、係合部61の上面には、図4,5に示すように、所定の形状に形成された本体部62が取り付けられている。この本体部62には、図4に示すように、X方向において反対向きに突出するように一対の回転軸63,63が配設されている。また、この回転軸63,63には、回動部64a,64bが取り付けられている。
回動部64aは、図4に示すように、押圧部65が取り付けられた状態で回転軸63を中心として回動可能に構成されている。一方、回動部64bは、図4,5に示すように、回転軸63を中心として回動可能に構成されると共に、押圧部65およびベアリング66を取り付け可能に構成されている。押圧部65は、一方の縁部が回動部64a,64bの一方の端部にねじ止めされることによってこれらの回動に応じて回路基板100に接離するようにして回動させられる。また、押圧部65は、平面視矩形状(図4参照)で、かつ他方の縁部が下向きに折り曲げられた断面略L字状(図5参照)に形成されている。また、回転軸63,63には、図4,5に示すように、バネ67,67が軸着されている。この場合、バネ67は、ねじりコイルバネであって、本体部62および押圧部65のそれぞれの上面に架け渡されて、押圧部65を取付部41側に倒す向きに常時付勢する。
さらに、本体部62の側面には、図4,5に示すように、エアシリンダ68が取り付けられている。このエアシリンダ68は、空気供給部14から供給される圧縮空気を用いてロッド68aを伸長させる。この場合、ロッド68aは、図7に示すように、その先端がベアリング66に当接した状態で伸長することにより、回動部64bおよび押圧部65を同図において反時計回りに回動させる。これにより、クランプ部45aは、回路基板100の保持状態を解除するときには、押圧部65を起こして回路基板100から離反させる。一方、エアシリンダ68への圧縮空気の供給を停止したときには、図5に示すように、バネ67の付勢力により、ロッド68aを縮めると共に回動部64aおよび押圧部65が同図において時計回りに回動させられる。これにより、クランプ部45aは、回路基板100を保持するときには、支持部41aによって支持されている回路基板100の上面(本発明における一面)に押圧部65を倒してその先端部で面を押圧する。
保持部13bは、本発明における第2保持部に相当し、取付部51、レール52、一対のプーリ53,53、ベルト54および3つのクランプ部55a〜55cを備えて構成されている。なお、保持部13bは保持部13aと同等な構成を有するため、説明が必要な場合を除き、重複した説明を省略する。取付部51は、図5に示すように、断面L字状に形成されると共に、直立させられた部位の先端が段状に形成された支持部51aによって回路基板100の他方の縁部102を支持可能に構成されている。レール52は、本発明における第2案内部に相当し、各クランプ部55a〜55cをX方向に案内する。
ベルト54は、プーリ53,53と相俟って本発明における第1連結部を構成し、3つのクランプ部55a〜55cのうちのX方向(所定の方向)における両端に配置された2つのクランプ部55a,55cを相反する向きに移動可能に連結する。例えば、ベルト54は、クランプ部55aを図3における左向きに移動させると共にクランプ部55cを同図の右向きに移動させる。この場合、クランプ部55a,55cは、X方向においてセンタCを中心として互いに同じ距離だけ離間させられる。また、ベルト54は、クランプ部55aを右向きに移動させると共にクランプ部55cを左向きに移動させる。この場合、クランプ部55a,55cは、X方向においてセンタCを中心として互いに同じ距離だけ近接させられる。各クランプ部55a〜55cは、X方向に沿うように配置されると共に、本発明におけるクランプ部を構成し、取付部51の支持部51aと相俟って回路基板100における一方の縁部101を挟持することで保持する。
空気供給部14は、制御部5の制御に従って圧縮空気を供給するコンプレッサ71(図1参照)を備え、図3に示すように、このコンプレッサ71に接続された配管72を介して、6本のエアホース73,73・・のそれぞれに圧縮空気を分配する。この場合、エアホース73,73・・は、図3に示すように、接続されたエアシリンダ68,68・・に圧縮空気を供給する。
搬送部3は、図1に示すように、アーム81およびアーム駆動機構82を備えて構成され、制御部5の制御に従い、保持装置2に保持させる位置に回路基板100を搬送すると共に、検査を終了した回路基板100を保持装置2上から側方に退避させる。検査部4は、プローブ91およびプローブ移動機構92を備えて構成され、制御部5の制御に従い、回路基板100に対する所定の電気的検査を実行する。また、制御部5は、保持装置2、搬送部3および検査部4を制御して、回路基板100に対する電気的検査を実行させる。
次に、回路基板検査装置1を用いた回路基板100の検査方法について、図面を参照して説明する。
まず、検査対象である回路基板100の形状に合わせて保持部13a,13bについての位置決めを実行する。具体的には、取付部41,51における支持部41a,51aの間の距離と回路基板100の幅とが同等となるように、保持部13a,13bをY方向においてセンタCを中心として離間または近接させる。次いで、保持部13aについて、図3に示すように、X方向の両端に配置されたクランプ部45a,45cの外側の端部間における距離と回路基板100の長さとが同等となるように、クランプ部45a,45cをX方向においてセンタCを中心として離間または近接させる。また、保持部13bについても、保持部13aと同様にして、クランプ部55a,55cをX方向においてセンタCを中心として離間または近接させる。これにより、図7に示すように、6つのクランプ部45a〜45c,55a〜55cによって回路基板100の縁部101,102における中央および両端の6カ所を保持可能な状態となる。
次いで、制御部5が、コンプレッサ71からエアシリンダ68への圧縮空気の供給を制御して、エアシリンダ68を作動させる。これにより、図7に示すように、6つのクランプ部45a〜45c,55a〜55cにおける各ロッド68aが各回動部64bを回動させる。したがって、図6に示すように、クランプ部45a〜45c,55a〜55cの各押圧部65が起こされて回路基板100から離反させられるため、支持部41a,51a上に回路基板100を上方から載置可能な状態となる。次いで、制御部5は、アーム駆動機構82を制御することにより、回路基板100を保持したアーム81を駆動させて、支持部41a,51a上に回路基板100を搬送する。続いて、制御部5は、アーム81による回路基板100の保持を解除して、回路基板100を支持部41a,51a上に載置させることにより、回路基板100の一対の縁部101,102を支持部41a,51aに支持させる。
続いて、制御部5は、コンプレッサ71からの圧縮空気の供給を停止させることにより、エアシリンダ68を停止させる。この際に、ロッド68aの回動部64bへの当接状態が解除されるため、押圧部65の上面にはバネ67による付勢力が作用する。これに伴い、6つのクランプ部45a〜45c,55a〜55cは、図5に示すように、回路基板100の上面に押圧部65を倒してその面を押圧する。これにより、中央に配置された2つのクランプ部45b,55bが回路基板100の一対の縁部101,102の中央付近の2カ所を保持すると共に、両端に配置された4つのクランプ部45a,45c,55a,55cが縁部101,102の両端の4カ所を保持する。したがって、保持部13a,13bは、回路基板100の6カ所を確実に保持する。
続いて、制御部5は、検査部4を制御することにより、プローブ移動機構92に対して回路基板100上における所定の位置にプローブ91を移動させると共に、回路基板100に対する検査を実行させる。この場合、回路基板100が保持部13a,13bによって確実に保持されているため、回路基板100に対する検査が正確に実行される。次いで、回路基板100に対する検査が終了したときには、制御部5は、エアシリンダ68への圧縮空気の供給を制御して、エアシリンダ68を作動させる。これにより、6つのクランプ部45a〜45c,55a〜55cは、図6に示すように、各押圧部65を起こして回路基板100から離反させる。これにより、支持部41a,51aに支持されている回路基板100を上方に退避可能な状態となる。この際に、制御部5は、アーム81を駆動させて、支持部41a,51aに支持されている回路基板100を保持して上方に移動させた後に、これを保持装置2上から側方に退避させることにより、1つの回路基板100に対する検査を終了する。以下、制御部5が上記した制御を繰り返すことにより、他の回路基板100に対する検査が実行される。
このように、この保持装置2によれば、回路基板100の縁部101を保持するクランプ部45a〜45cとこれらをX方向に案内するレール42とを備えた保持部13aと、回路基板100の縁部102を保持するクランプ部55a〜55cとこれらをX方向に案内するレール52とを備えた保持部13bとを備えて構成したことにより、クランプ部45a〜45c,55a〜55cをX方向において任意の位置に配置することができる。したがって、回路基板100の縁部101,102の各々における中央および両端をクランプ部45a〜45c,55a〜55cによって確実に保持させることができるため、長さが異なる複数種類の回路基板100を1つの保持装置2によって確実に保持することができる。また、この保持装置2では、例えば、反りが発生している回路基板100を検査するときであっても、複数の保持位置を反りの発生状態に応じて任意に変更することができる。このため、回路基板100の縁部を長目に形成された1つの挟持板で挟持する従来の回路基板保持装置とは異なり、反りの発生部位を挟持することに起因して回路基板100にストレスが加えられる事態を確実に防止することができる。したがって、この回路基板検査装置1によれば、回路基板100に対してストレスを加えることなく回路基板100を確実に保持して検査することができる。
また、この保持装置2によれば、ベルト44(54)およびプーリ43,43(53,53)が保持部13a(13b)の両端に配置されたクランプ部45a,45c(55a,55c)を相反する向きに同じ距離だけ移動可能に連結することにより、クランプ部45a,45c(55a,55c)の一方を移動させることで、他方を相反する向きに同じ距離だけ移動させることができる。このため、例えば、3つのクランプ部45a〜45c(55a〜55c)を等間隔に配置させる際に、クランプ部45a,45c(55a,55c)の一方を位置決めすることで、他方の位置決めを自動的に行うことができる結果、各クランプ部45a〜45c(55a〜55c)に対する位置決め作業を短時間で行うことができる。
さらに、この保持装置2によれば、スライダ24a,24bおよびレール21,21が保持部13a,13bの各々をY方向に案内し、スライダ24a,24b、プーリ22,22,22,22およびベルト23,23が保持部13a,13bの各々をY方向において相反する向きに同じ距離だけ移動可能に連結することにより、保持部13a,13bの一方を移動させることで、他方を相反する向きに同じ距離だけ移動させることができる。このため、例えば、センタCからそれぞれ等間隔となるように保持部13a,13bを配置させる際に、保持部13a,13bの一方を位置決めをすることで、他方の位置決めを自動的に行うことができる結果、保持部13a,13bに対する位置決め作業を短時間で行うことができる。
また、この保持装置2によれば、回動可能に構成されると共にその先端部で回路基板100の一面を押圧して回路基板100を保持可能な押圧部65を備えてクランプ部45a〜45c,55a〜55cを構成したことにより、例えば、押圧部65を回動方向に付勢するバネ67を変更することで、検査対象の回路基板100の厚み等に応じて回路基板100に対する押圧力を任意に調整することができる。また、押圧部65の先端部を回路基板100から離間させることで回路基板100の保持状態を解除することができるため、クランプ部45a〜45c,55a〜55cに保持させる回路基板100を交換する際に、押圧部65によって交換作業が阻害される事態を確実に防止することができる。
なお、本発明は、上記した構成に限定されない。例えば、本発明における第1の連結部については、上記のベルト44,54やプーリ43,53に代えてラックアンドピニオンを用いて構成することもできる。また、本発明における第2の連結部も、上記のベルト23,23やプーリ22,22,22,22に代えてラックアンドピニオンを用いて構成することもできる。さらに、移動機構12,12のプーリ22,22や、保持部13a,13bのプーリ43,53を制御部5によって制御可能なモータなどの動力源で駆動する構成を採用することもできる。この構成によれば、回路基板100の長さや幅に合わせた位置決めの自動化を図ることができる。
また、保持部13a,13bの各々が3つのクランプ部45a〜45c,55a〜55cを備えている構成について上記したが、本発明はこれに限定されない。例えば、保持部13aの外側に配置された少なくとも2つのクランプ部45a,45cによって回路基板100における縁部101の両端を保持させる構成を採用することもできる。この構成によれば、3つのクランプ部45a〜45cを備える構成と同様の作用効果を奏することができる。また、保持部13aのクランプ部45a,45cを相反する向きに移動可能に連結し、かつ保持部13bのクランプ部55a,55cを相反する向きに移動可能に連結する構成について上記したが、本発明はこれに限定されない。例えば、保持部13a,13bのいずれか一方のクランプ部45a,45c(またはクランプ部55a,55c)だけを相反する向きに移動可能に連結する構成を採用することもできる。この構成においても、上記した構成と同様の作用効果を奏することができる。さらに、クランプ部45a,45c(またはクランプ部55a,55c)の構成についても、上記の構成に限らず、回路基板100の縁部を保持できる任意の構成を採用することができる。
回路基板検査装置1の構成を示すブロック図である。 回路基板100の平面図である。 回路基板100を保持した状態の保持装置2の平面図である。 回路基板100を保持した状態の保持装置2の要部を示す拡大平面図である。 図4におけるA−A線で切断した保持部13a(13b)の断面図である。 回路基板100の保持を解除した状態の保持装置2の平面図である。 保持部13a(13b)による回路基板100の保持が解除された状態において図4のA−A線で切断した保持部13a(13b)の断面図である。
符号の説明
1 回路基板検査装置
2 回路基板保持装置
3 搬送部
4 検査部
5 制御部
12 移動機構
13a,13b 保持部
21,42,52 レール
22,43,53 プーリ
23,ベルト
24a,24b スライダ
45a〜45c,55a〜55c クランプ部
65 押圧部
100 回路基板
101,102 縁部

Claims (4)

  1. 対向する一対の縁部を所定の方向に沿わせた状態で回路基板を保持する回路基板保持装置であって、
    前記所定の方向に沿わせた状態で配置されて前記回路基板における前記一対の縁部のうちの一方を保持する少なくとも2つのクランプ部と前記クランプ部を前記所定の方向に案内する第1案内部とを備えた第1保持部と、前記所定の方向に沿わせた状態で配置されて前記回路基板における前記一対の縁部のうちの他方を保持する少なくとも2つのクランプ部と当該クランプ部を当該所定の方向に案内する第2案内部とを備えた第2保持部とを備えて構成されている回路基板保持装置。
  2. 前記第1保持部および前記第2保持部の少なくとも一方は少なくとも3つの前記クランプ部を備え、当該各クランプ部のうちの前記所定の方向における両端に配置された2つの前記クランプ部を当該所定の方向において相反する向きに同じ距離だけ移動可能に連結する第1連結部を備えている請求項1記載の回路基板保持装置。
  3. 前記第1保持部および前記第2保持部の各々を前記所定の方向に直交する方向に案内する第3案内部と、前記第1保持部および前記第2保持部の各々を前記直交する方向において相反する向きに同じ距離だけ移動可能に連結する第2連結部とを備えている請求項1または2記載の回路基板保持装置。
  4. 前記クランプ部は、配置された前記回路基板の一面に対してその先端部が接離するように回動可能に構成されると共に前記先端部が前記一面を押圧して前記回路基板を保持可能な押圧部を備えて構成されている請求項1から3のいずれかに記載の回路基板保持装置。
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