JP2007039241A - 溝付きスリーブウェブスプレッダーロール - Google Patents

溝付きスリーブウェブスプレッダーロール Download PDF

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Riyuujiro Morita
竜児郎 森田
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Abstract

【課題】ウェブに永久変形を引き起こさずに最小の拡幅力でウェブの表面からしわを取り除くためのロールに関する。
【解決手段】ウェブ用スプレッダーロールであって、スプレッダーロールのスリーブは、ロールの全幅を横切ってその周囲に一連の溝を有する。これらの溝は、スリーブが内部の固定軸の曲線と共に滑らかに、かつ、平行に曲がるようにするために備えられる。スリーブは、溝がカットされている一連の短いセグメントを備える。これらのスリーブセグメントは、全スリーブを含むように内部に相並んで連結される。各スリーブセグメントの溝のみでなく内側表面も、ベアリング潤滑油が溝から滲み出ることを防止するために、例えば、発泡ウレタンのような柔軟な材料により封止される。
【選択図】図1A

Description

発明の背景
発明の分野
本発明は、紙、フィルム及び不織布のようなウェブ材料のしわ取り、またはスリットに使用するロールに関する。
関連技術の記述
通常、複数の狭幅のウェブが広幅のウェブからスリットされるとき、それらのウェブを等間隔で分離することが困難なことがある。これは、相互に隣接するスリットされたウェブが、スリット後の巻き取り工程の間に重なり合うからである。例えば、紙とフィルムは、通常、1〜10mの幅で大きなウェブに製造される。処理の間に、この大きなウェブは、狭幅のウェブにスリットされ次いで所望の長さに断裁される必要があることが多い。例えば、コピー用紙は、通常、1〜8mの非常に広幅のウェブに製造される。このウェブは、次に、スリット操作の間に約20cmのウェブサイズにスリットされ、次いでコピー用の場合は30cmの長さに断裁される。また、ウェブの製造と加工の工程の間に、しわが、機械の構成要素の完全でない設定によりウェブ上に出現する傾向にある。例えば、コーターで加工する前のウェブ上のしわにより、不良品質又は生産量損失になることがある。
前述の問題点への従来の解決手段は、相互に相並んで連結された多数の真っ直ぐなスチールパイプスリーブを備えると共に固定された静止湾曲中心軸の回りをワンピースとして回転する、弓のように湾曲したスプレッダーロールを構成する。隣接する真っ直ぐなスリーブは、全ての真っ直ぐなスリーブがワンピースになるように連結される場合、スリーブが固定中心軸のカーブと類似するように、特定の角度で連結される。スリーブは、次に、この連結された点を滑らかな表面にするために、ゴムで被覆される。また、他の解決手段として、湾曲しない固定中心軸を用いたスプレッダーロール法がある。この方法では、中心軸を支持しているベアリングハウジングを中心から両端に向って傾斜させて角度をつけたもので、ゴムで被覆される。
固定中心軸は、スリットされた狭幅のウェブを分離するために、またはウェブのしわを取り除くために、所望の半径又は曲率で湾曲しているけれども、従来の解決手段は、不満足なものであった。これは、スリーブが真っ直ぐなスチール管を備えるが故に、その構造によって固定中心軸の同一の半径または滑らかな曲率を実現することが困難であるからである。特に、拡幅操作では、2つの隣接する狭幅のウェブが、同一の真っ直ぐな管セグメント内でスリットされるとき、隣接するスリットされたウェブの重なり合いが生じることがあり、スリットされたウェブの横方向の移動によって狭幅のスリットされたウェブを分離することができない。この問題点が発生するたびに、作業者は、スリットをあきらめなければならなかった。このことから、従来の解決手段では、スリット装置の生産量の損失と停止時間の増加を招来する。
発明の概要
本発明は、加工工程の間にウェブ材料を拡幅するとき使用するロールに関する。特に、本発明は、隣接する狭幅のスリットされたウェブをスリット操作で巻き取る前に分離するためのみならず、ウェブに永久変形を引起さずに最小の拡幅力でウェブの表面からしわを取り除くために関する。
本発明に従えば、スプレッダーロール(“フレキシブルスティールエキスパンダーロール”とも称する。)が提供される。スプレッダーロールは、重なり合い問題無しに最適の
間隔で狭幅のスリットされたウェブを分離し、かつ、このスプレッダーロールの最小量の弓なりまたはスリーブセグメントの伸縮で広幅のウェブからしわを取り除くことができる。
本発明は、ウェブのスリット操作時にスリッター刃の位置に関係無しに、狭幅のウェブ間の最適かつ一定の間隔で広幅のウェブ由来の紙又はフィルムのような隣接する狭幅のウェブを分離するスプレッダーロールを提供する。
本発明は、また、塗工又は巻き取りの操作のような加工工程の間にスプレッダーロールの弓なり、またはスリーブセグメントの伸縮で広幅のウェブの表面からしわを取り除くために広幅のウェブを拡幅することができるスプレッダーロールを提供する。
それ故、本発明の目的は、スプレッダーロールの最小の弓なり、またはスリーブセグメントの伸縮で一様に狭幅のスリットされたウェブを分離することである。
本発明の別の目的は、重なり合い問題を防止すると共に隣接するスリットされたウェブを分離するための治具を用いずに、狭幅のスリットされたウェブを分離することである。
本発明の別の目的は、ウェブの幅を横切る最小で一様に分布された拡幅力により広幅のウェブからしわを取り除くことである。
本発明の別の目的は、従来のスプレッダーロールの曲っている角度位置を調節する必要なくウェブ処理機械の操作速度を向上することである。
さらに、本発明の別の目的は、ゴム被覆された従来のスプレッダーロールの代わりにスチール表面付きスリーブを使用することによりスプレッダーロールの寿命を延長することである。
本発明の他の特徴と利点は、本発明の実施例の種々の特徴を具体例により説明する付属の図面と関連させた以下の詳細な記述から明らかになる。
発明の詳細な説明
ここで、図面が参照されるが、同じ参照番号が、一貫して同じ部品を指す。
図1Aは、中心軸106と複数の溝付きスリーブセグメント104を連結することによって一本化されたスリーブ102により構成されたスプレッダーロール100の一実施例を示す。図面1Bは、湾曲して固定された中心軸106の曲線に滑らかに平行に曲げられ取り付けられたスプレッダーロール100の他の実施例を示す。図面1Cは、湾曲していない固定された中心軸106に平行に取り付けられ、かつ中心より両端に向かって滑らかに傾斜角度をつけたスプレッダーロール200のさらに他の実施例を示す。
図1Bに示す、スプレッダーロール100は、湾曲した中心軸106の回りをスリーブ102が回転する。同様に図1Cに示すスプレッダーロール200でも中心軸206の回りをスリーブ102が回転する。
図2、図3及び図4は、溝付きスリーブセグメント104を示し、スリーブセグメント104は、本発明の基本的構成部品を含む。スリーブセグメント104は、スチール、又は種々の他の種類の金属から形成される。スリーブ102又はスリーブセグメント104の1つの又は2つ以上の表面は、耐磨耗性材料で被覆される。スリーブセグメント104は、長さ方向に約4mm間隔をおいて周囲に一連の溝120を備える。溝120の幅は、約1mmである。溝幅とその間隔は、用途によって変化することが
ある。各溝120は、図3の数字(1)で示すように、同一の周囲において約180度離れて存在する2つの小さなマージンのカットされない領域を残して、スリーブ102の壁部を貫通して切り欠いて形成される。
溝付きスリーブセグメント104は、図5と図6に数字(3)で示すように、1対のスリーブ連結用リング130により連結することができ、スリーブ連結用リング130は、同時にベアリング110を支持するために使用される。一実施例では、一対連結用リング130が、共にボルトにより保持されることができる。
図6は、スリーブ102が、図6に示される固定される中心軸106にどのように取付けられ、かつ中心軸106の回りで回転するようにどのようになされるかを示す。図7は、図1Cに示したスプレッダーロール200が、湾曲されていない中心軸206に、どのように取り付けられ、かつ、湾曲された中心軸をもつスプレッダーロール(図1B参照)と同様なウェブを拡幅する構成をもつかを示している。柔軟な封止材料の発泡ウレタン材140が、図4の数字(2)により示されるように、ベアリング110からの潤滑油が溝120を通って滲みでることを防止するように、各セグメント104の内側表面を被覆すると共に溝120を充填するために使用される。
上記の記述は、本発明の特定の実施例に関するけれども、多くの修正が本発明の本質から逸脱せずになされ得ることを理解すべきである。付属の特許請求の範囲は、本発明の真の範囲と本質内に相当するそのような修正を含むように意図されている。
本明細書に開示された実施例は、それ故、全ての点で説明のためであり、代表するものではないことを考慮すべきであり、本発明の範囲は、前述の記述というよりは、むしろ付属の特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲に均等である概念と範囲内とに入る全ての変更は、それ故、本発明の範囲に含まれる。
中心軸と複数の溝付きスリーブセグメントから形成されるスリーブとを有するスプレッダーロールの正面図を示す。 固定された中心軸の曲線に沿って滑らかに湾曲しているスプレッダーロールの正面図を示す。 湾曲していない固定された中心軸に平行に取り付けらて、かつ、中心より両端部に向って滑らかに傾斜角度をつけたスプレッダーロールの正面図を示す。 周囲に形成された溝を有するスリーブセグメントの正面図を示す。 溝に沿った溝付きスリーブカットの横断面図を示す。 スリーブの溝と内表面とを充填する柔軟な封止材料を有するスリーブの縦断面図を示す。 隣接するスリーブのリブをボルトでクランプすることによって隣接するスリーブを連結するスリーブ連結用リング側面図を示す。 スリーブ連結用リングにより相並んで連結されると共に固定される中心軸に取付けられた溝付きスリーブセグメント縦断面図を示す。 図1Cに示すスプレッダーロールのA矢視部の拡大部分縦断面図を示す。 連結されたスリーブが回転する、固定される中心軸の正面図を示す。

Claims (12)

  1. 中心軸と、
    前記中心軸に回転自在に連結されたスリーブと、ここで前記スリーブが、前記スリーブが回転する前記中心軸と共に滑らかに曲がることを可能にするために、前記スリーブの周囲に一連の溝を備え、
    たことを特徴とするウェブスプレッダーロール。
  2. 前記スリーブが、金属からなる、請求項1に記載のウェブスプレッダーロール。
  3. 前記スリーブが、鋼からなる、請求項1に記載のウェブスプレッダーロール。
  4. 前記スリーブの内側表面と前記スリーブの前記溝が、柔軟な封止材料で封止される、請求項1に記載のウェブスプレッダーロール。
  5. 前記スリーブの表面が、耐磨耗性材料で被覆されている、請求項1に記載のウェブスプレッダーロール。
  6. 前記中心軸が、固定され、かつ湾曲している、請求項1に記載のウェブスプレッダーロール。
  7. 前記一連の溝が、前記スリーブの長手方向に沿って相互に4mm離れた間隔をおいて配置されている、請求項1に記載のウェブスプレッダーロール。
  8. 前記スリーブの各溝の幅が、1mmである、請求項1に記載のウェブスプレッダーロール。
  9. 前記各溝が、180℃離れて配置されている2つの小さなマージンからなる切欠れない領域を残して前記スリーブの壁部を貫通して切欠れて形成されている、請求項1に記載のウェブスプレッダーロール。
  10. 前記スリーブが、相互に連結された一連の個々の溝付きスリーブセグメントとからなる、請求項1に記載のウェブスプレッダーロール。
  11. 前記溝付きスリーブセグメントが、1対のスリーブ連結用リングにより連結されている、請求項10に記載のウェブスプレッダーロール。
  12. 前記スリーブを前記中心軸の回りに回転自在とするベアリング組立体からなる、請求項1に記載のウェブスプレッダーロール。


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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015116432A1 (en) * 2014-01-30 2015-08-06 Honeywell International Inc. Web spreader rollers and methods for reducing wrinkles in web material using such web spreader rollers

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