JP2007038965A - エンジン停止スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】クラッチを運転者の意思で切断でき且つ構成が簡単なスイッチを提供する。
【解決手段】エンジン停止スイッチ66がエンジン停止指示のために押し込み操作されると連動スイッチの電源側端子68と受電側端子71を接続する一方のスイッチが開いて点火電流が遮断され、点火コイル73の高電圧が停止し、プラグ74のスパークが消失し、エンジン9が失火する。これと並行して、連動スイッチの他方のスイッチが閉じて電源側端子69と受電側端子72を接続し、EMT・ECU76のクラッチ遮断部に電源電流が流入し、EMT・ECU76からクラッチ切断指示信号77がクラッチアクチュエータ11に出力され、クラッチアクチュエータ11がクラッチ切断方向へ動作してクラッチ35が切断される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、ハンドル付き車両におけるエンジン停止スイッチに関する。
従来、自動二輪車は、変速装置を制御するためのクラッチとシフト機構を備えており、通常は、クラッチ操作は左ハンドルに配置されているクラッチレバーによって操作され、シフト機構は左フートレストの近傍に配置されているシフトペダルによって操作されてきた。すなわち、運転者の手や足による直接操作でクラッチとシフト機構が操作されてきた。
これに対して、このような自動二輪車の操作性や応答性および乗車感覚等を向上させる構成として、クラッチを電動的に動作させるクラッチアクチュエータと、シフト機構を電動的に動作させるシフトアクチュエータとを備え、運転者の操作するシフトスイッチの指示に基づいてクラッチ及びシフト機構を制御して変速できるようにしたうえで、更に、クラッチを車両運転者の意思で切断できるスイッチを設けるようにした提案がなされている。(例えば、特許文献1参照。)
この構成によれば、運転者の意思によりクラッチを切断し、例えば、ブレーキ操作とともに惰性走行して、停車することができるとしている。
特開2002−067741号公報([0015]〜[0016]、[0067]、[0068])
ところが、特許文献1には、単にクラッチを車両運転者の意思で切断できるスイッチを設けるようにしたという記載だけで、具体的なスイッチの構成は開示されていない。
本発明の目的は、上記従来の実情に鑑み、クラッチを運転者の意思で切断でき且つ構成が簡単なスイッチを提供することである。
先ず、第1の発明のエンジン停止スイッチは、クラッチを備えた自動二輪車のエンジンを運転可能状態および停止状態に変更するメインスイッチとは別個に設けられているエンジン停止スイッチであって、
エンジン運転中にエンジン停止のための操作をされたとき、エンジンを停止すると共にクラッチを切断するように構成される。
このエンジン停止スイッチにおいて、例えば、上記クラッチの切断は、クラッチを接続または切断するアクチュエータを制御する制御装置から前記アクチュエータにクラッチ切断指示信号を出力することによって行われるように構成される。
この場合、上記エンジンの停止は、例えば、エンジン点火電流の発生を停止することによって行われるように構成される。
次に、第2の発明の自動二輪車は、上記第1の発明のエンジン停止スイッチを備えた自動二輪車で構成される。
更に、第3の発明の自動二輪車は、エンジンと、そのエンジンが発生する駆動力の伝達経路の途中に設けられたクラッチと、そのクラッチを接続または切断するアクチュエータと、上記エンジンを運転可能状態および停止状態に変更するメインスイッチと、そのメインスイッチとは別個に設けられ、エンジン運転中に操作されたときに上記エンジンを停止すると共にクラッチを切断するエンジン停止スイッチと、を備えて構成される。
この自動二輪車は、例えば、更に上記アクチュエータを制御する制御装置を備え、その制御装置は、上記エンジン停止スイッチが操作された時に、上記アクチュエータにクラッチ切断指示信号を出力するように構成され、また、更に上記エンジンの点火電流を発生する点火装置を備え、上記エンジン停止スイッチが操作された時に、そのエンジン点火電流の発生を停止させるように構成される。
本発明によれば、自動二輪車にはメインスイッチとは別に設けられているエンジン停止スイッチを利用して、エンジン停止操作とクラッチ切断を行うので、構成が簡単である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施の形態におけるエンジン停止スイッチを備えた自動二輪車の外観側面図である。尚、図1に示す自動二輪車1は、EMT(electrical manual transmission:電子/手動式変速機)付きの自動二輪車である。
同図に示すように、自動二輪車1は前輪2及び後輪3を備えている。前輪2に取り付けられたフロントフォーク回動軸4の頂部には、車両進行方向に対して横方向に延在するハンドル5が取り付けられている。
このハンドル5の一端(図1では紙面手前側の端部)には、握り把持部6及が取り付けられ、他端には、アクセルグリップ及びブレーキレバー(図1では紙面向う側で陰になって見えない)が取り付けられている。
また、前輪2及び後輪3の間にある自動二輪車1の上部には、ハンドル5の直後に燃料タンク7が設けられ、その後方に隣接してシート8が設けられている。
このシート8に跨って、ライダー(運転者)が自動二輪車1に搭乗することができる。すなわち、この自動二輪車1は鞍乗型の自動二輪車であり、周知の自動二輪車の構成と概ね同様である。
ただし、本例の特徴として、この自動二輪車1には、エンジン9のクランクケース内に設けられたクラッチを、モータによって動作させるクラッチアクチュエータ11が、エンジン9の上方すなわち燃料タンク7の下方に設置されている。
勿論、クラッチアクチュエータは、エンジンの後方のリヤアームの上などに配置してもよく、あるいはクラッチを動作させることができる場所であれば、どこでもよい。
さらなる特徴として、この自動二輪車1には、エンジン9のミッションケース内に設けられた変速機を、モータにより動作させるシフトアクチュエータ12が設けられている。
上記のクラッチアクチュエータ11は、その動作が後述する制御装置15によって制御され、そのクラッチアクチュエータ11によってクラッチの断接動作が行われるようになっている。
また、シフトアクチュエータ12も、その動作が制御装置15によって制御され、そのシフトアクチュエータ12によって変速機のシフト動作が行われるようになっている。
図2は、自動二輪車1に搭載された制御システムの全体構成を示す図である。同図に示すように、制御装置15は、メインマイコン16、電源回路17、モータドライブ回路18及び19を含んで構成されている。
メインマイコン16には、制御装置15に接続されているセンサ・スイッチ群21から、詳しくは後述するそれぞれの検知信号が入力する。
制御装置15の電源回路17、モータドライブ回路18及び19には、制御装置15に接続されているバッテリ22から電力が供給され、メインマイコン16には、バッテリ22から電源回路17を介して電力が供給される。
メインマイコン16は、バッテリ17から電源回路17を介して供給される電力を用いて動作し、電源回路17の自己保持回路23を介して電源回路17を制御する。
すなわち、キースイッチがオフされた後においても、キースイッチによりオンとなったスイッチは、自己保持回路23によりオン状態が保持される。
そして、電源回路17は、メインマイコン16のシャットダウン処理が完了するまで駆動用電圧の供給を継続する。
メインマイコン16は、シャットダウン処理が完了すると、自己保持回路23に電力供給の停止を指示し、電源回路17からメインマイコン16への電力供給が停止される。
更に、上記のメインマイコン16は、制御装置15に接続されているクラッチアクチュエータ11及びシフトアクチュエータ12を制御する。
このメインマイコン16からの制御に基づいて、モータドライブ回路18はクラッチアクチュエータ11に駆動電力を供給し、モータドライブ回路19はシフトアクチュエータ12に駆動電力を供給する。
クラッチアクチュエータ11は、本例では直流モータを含んで構成されており、その直流モータを正転させることによりクラッチを切断状態にし、逆転させることにより再びクラッチを接続状態にする。更には、切断状態と接続状態の間の任意の状態にクラッチ位置を設定できるようになっている。
また、クラッチアクチュエータ11には抵抗器等により構成されたクラッチポテンショメータ24が取り付けられている。
このクラッチポテンショメータ24からは、クラッチアクチュエータ11の状態を示す電圧、すなわちクラッチ位置を示す電圧がメインマイコン16にフィードバックされる。メインマイコン16は上記の電圧値をクラッチ位置情報として用い、これによりクラッチアクチュエータ11の動作を制御する。
また、シフトアクチュエータ12は、直流モータを含んで構成され、変速機のシフトアームに取り付けられている。上記の直流モータを正転させることによりシフトアームを一方向に回転させてシフトアップさせ、逆転させることによりシフトアームを逆方向に回転させてシフトダウンさせることができるようになっている。
このシフトアクチュエータ12には、抵抗器等により構成されたシフトポテンショメータ25が取り付けられている。
このシフトポテンショメータ25からは、シフトアクチュエータ12の状態を示す電圧、すなわちシフトアームの回転角を示す電圧がメインマイコン16にフィードバックされる。メインマイコン16は、上記の電圧値をシフトアクチュエータ回転角度情報として用い、これによりシフトアクチュエータ12の動作を制御する。
図3は、上記の制御装置15のメインマイコン16に接続される各種センサ・スイッチ群21の構成ブロック図である。
図3に示すように、センサ・スイッチ群21は、アクセルセンサ26、フットブレーキセンサ27、ハンドブレーキセンサ28、ギアポジションセンサ29、キースイッチセンサ31及び車速センサ32を含んでいる。
アクセルセンサ26は、アクセル開度を検知し、そのデータを制御装置15のメインマイコン16に入力している。また、フットブレーキセンサ27は後輪3に取り付けられた後輪ブレーキの踏角、又は後輪ブレーキが踏まれているか否かを示すデータを制御装置15のメインマイコン16に入力している。
ハンドブレーキセンサ28は、前輪2に取り付けられた前輪ブレーキの操作量、又は前輪ブレーキが操作されているか否かを示すデータを制御装置15のメインマイコン16に入力している。
ギアポジションセンサ29は、変速機に取り付けられており、現在の変速段(シフトドラムの回転量)を示すデータを制御装置15のメインマイコン16に入力している。
キースイッチセンサ31は、キースイッチの状態(オン又はオフ等)を検知し、それを示すデータを制御装置15のメインマイコン16に入力している。
車速センサ32は、車速(又はそれと等価な情報)を示すデータを検出し、それを示すデータを制御装置15のメインマイコン16に入力している。
尚、この車速センサ32の動作としては、変速機のドライブ軸(カウンター軸)の回転数を車速として検出してもよいし、ドライブ軸と遊び無しに連結されているチェーン、シャフトドライブ部、タイヤホイールなどの動きの量を車速として検出してもよい。また、変速機のメイン軸やミドル軸(アイドラー軸)の回転数を検出し、その値に変速機の現在のギア位置(変速段)に応じた減速比を乗じて車速を得るようにしてもよい。
ここで、シフトアクチュエータ11の構成について更に説明する。
図4は、シフトアクチュエータ11が関わる本例の自動二輪車1に搭載されているクラッチ制御システムの全体構成を模式的に示す図である。
本実施形態では、図1に示したエンジン9のクランクケース内に、例えば図4に示す湿式多板式のクラッチ35が収容されている。
クラッチ35は、プッシュロッド36によりクラッチを切断状態とし、或いは接続状態とすることができるようになっている。
クラッチ35には、クラッチスプリングが備えられており、その付勢力によりクランクシャフト(駆動側)に結合されたクラッチディスクが、ミッションメインシャフト(被駆動側)に結合されたフリクションディスクに押圧されるようになっている。
このため、平常時には、クラッチ35は接続状態となっている。そして、プッシュロッド36がクラッチスプリングの押圧力に抗してクラッチ23側に押し込まれることにより、クラッチ35が半クラッチ状態となり、プッシュロッド36が更に押し込まれることによりクラッチ35が切断状態となる。
このクラッチ制御システムでは、クラッチ35のプッシュロッド36は、油圧機構により押し込まれるようになっている。
油圧機構は、オイルを流通させるオイルホース37と、その一端に連結されるクラッチレリーズシリンダ38と、他端にコネク39を介して連結されるマスターシリンダ41とを含んで構成されている。
クラッチレリーズシリンダ38には、オイルホース37から流入するオイルにより押圧されるピストン42、及びこのピストン42をクラッチ35側に付勢するクラッチレリーズスプリング43を内蔵している。
そして、オイルホース37からオイルが流入すると、ピストン42がクラッチ35側に移動し、これによりプッシュロッド36が押し込まれるようになっている。この結果、クラッチ35は半クラッチ状態や切断状態となる。
また、マスターシリンダ41側からオイルの流入が無くなると、クラッチスプリングによりプッシュロッド36が押し戻され、ピストン42が元の位置に戻り、クラッチ35が接続状態に戻るようになっている。
マスターシリンダ41には、コネクタ44を介してリザーバタンク45が連結されており、このリザーバタンク45により油圧補正機能が実現されている。
クラッチアクチュエータ11は、マスターシリンダ41と、このマスターシリンダ41のピストン46を押圧し、また、この押圧を解除するための機構と、を含んで構成されている。
具体的には、マスターシリンダ41のピストン46は、第1ピストン押圧ロッド47(クラッチ操作部材、第1ピストン押圧機構)により押し込まれるようになっている。
この第1ピストン押圧ロッド47に対して、第2ピストン押圧ロッド48が当接できるよう設けられている。この第2ピストン押圧ロッド48は、クラッチアクチュエータ11に含まれる直流モータ49により駆動される。
すなわち、第2ピストン押圧ロッド48は、円弧状に往復移動する回転移動柱材51を介して回転部材52に連結されており、この回転部材52は、回転軸53の上端部に固定されて回転軸53と共に矢印aで示すように順逆両方向に回転する。
回転軸53は、この回転部材53が貫通して固定される斜歯ギア54、斜歯ギア54に歯合するウォームギア55、このウォームギア55が固設されている回転軸56を介して直流モータ49により回転駆動される。
このようにして直流モータ49により順方向に回転駆動される第2ピストン押圧ロッド48が、第1ピストン押圧ロッド47を押圧し、これによりピストン46をマスターシリンダ41の奥側に押し込むようになっている。
そして、直流モータ49が逆回転すると、第2ピストン押圧ロッド48は逆方向に回転駆動され、押圧を解除された第1ピストン押圧ロッド47、ピストン46、ピストン42、プッシュロッド36が、クラッチスプリングに押されて初期位置(クラッチ接続位置)に復帰し、それに応じてクラッチ35は接続状態に復帰するようになっている。
上述したようにプッシュロッド36には、クラッチ35に備えられたクラッチスプリングによりクラッチ35を接続方向に動作させる向きの力が加えられている。
このため、第2ピストン押圧ロッド48によりピストン46を押圧して、コネク39、オイルホース37、及びピストン42を介してプッシュロッド36を押圧するには、直流モータ49は、上記のクラッチ35を接続方向に動作させる向きの力に抗して回転部材52を回転させなければならない。
そこで、本例におけるクラッチアクチュエータ11では、回転部材52にさらに補助スプリングユニット57を取り付け、直流モータ39の出力を低減できるようにしている。
すなわち、回転部材52には、第2ピストン押圧ロッド48と係合する回転移動柱材51とは別に、補助スプリングユニット57と係合する回転移動柱材58を備えている。
この回転移動柱材58は、回転移動柱材51と同様に回転部材52の回転軸53と平行して設けられ、回転移動柱材51から離隔した位置に配置されている。
補助スプリングユニット57は、クラッチアクチュエータ11の各要素が収容されるアクチュエータケースの内壁61により支持され、自然長よりも短い状態に収縮された螺旋バネ59を備えている。
螺旋バネ59は、その一端を、アクチュエータケースの内壁61に圧接させ、他端を補助スプリングシャフト62の一端に固設された当接部材63に圧接している。補助スプリングシャフト63の他端は、補助スプリングユニット57から外に突出して上述した回転移動柱材58と係合している。
これにより、補助スプリングユニット57は、自立的に伸張しようとする螺旋バネ59の作用により、補助スプリングシャフト62を回転部材52の方向に押圧する。すなわち、補助スプリングシャフト62は、螺旋バネ59の弾性力によりその伸張方向に付勢され、回転移動柱材58を押圧し、回転部材52を介して回転移動柱材51に補助トルクを付与するようになっている。
なお、ウォームギア54の回転軸53の下端部には、抵抗器等により構成されたクラッチポテンショメータ24が取り付けられており、回転部材52の回転角に応じた電圧値を出力できるようになっている。
この電圧値は、制御装置15のメインマイコン16に入力され、直流モータ49等の動作制御に用いられるようになっている。
すなわち、制御装置15では、クラッチポテンショメータ24の出力電圧から回転部材52の回転角を判断し、回転部材52を、クラッチ35の接続位置に対応する回転角(接続回転角)と、クラッチ35の切断位置に対応する回転角(切断回転角)との間の任意の回転角度に設定することができる。なお、直流モータ49の回転軸56の回転量を検出して、それを制御に用いてもよい。
図5(a) は、上述した構成の自動二輪車1のエンジン停止スイッチが配設される右側ハンドルの上面図であり、同図(b) は、同図(a) の右側ハンドルを矢印b方向に見た図であり、同図(c),(d) は、同図(a) の右側ハンドルを矢印c方向に見た図である。
同図(a) に示すように、右側のハンドル5の端部に取り付けられている握り把持部6は、両方向矢印dで示すように前回り方向及び後回り方向に回転させることができ、その回転に連動する二本のアクセルワイヤ64がハンドル5の下方向に伸び出して、図1に示したエンジン9のスロットル駆動部に連結されている。
そして、握り把持部6の付け根部分に隣接するスイッチボックス65に、エンジン停止スイッチ66が配設されている。本例におけるエンジン停止スイッチ66には、シーソー型のスイッチが採用されている。
このシーソー型のエンジン停止スイッチ66は、図5(c),(d) に示すように、上部が押し込まれた場合と、下部が押し込まれた場合の両態様をとることができる。同図(c) を基準状態(待機状態)とした場合には、同図(d) がエンジン停止指示のために押し込まれた状態となり、同図(d) を基準状態(待機状態)とした場合には、同図(c) がエンジン停止指示のために押し込まれた状態となる。同図(c),(d) いずれを基準に設定してもよい。
尚、このように右側ハンドルと、握り把持部との、境目のスイッチボックスへのエンジン停止スイッチの配設は、世界共通の規格であるが、スイッチの形状までは世界共通ではない。一般には、押しボタン方式で指を離すと基準位置に直ぐ戻る型式のものが多い。
本例のシーソー型のエンジン停止スイッチ66は、基準状態から押し込まれると、指を離しても基準位置には戻らず、押し込まれた状態を維持する型式のものを採用している。
そして、本発明のエンジン停止スイッチ66においては、エンジン停止指示のために押し込み操作されると、エンジン停止のみならず、クラッチを切断するように動作する。
図6は、本例のEMT式の自動二輪車1におけるエンジン停止スイッチ66がエンジン停止指示のために押し込まれたときの作動状態を示すフローチャートである。
図6において、エンジン停止スイッチ(EG STOP SW)66がエンジン停止指示のために押し込まれると(S1)、先ず、実電流系としては、プラグ点火電流が遮断される(S2−1)。これにより、エンジン9が失火して(S3−1)、エンジン停止の準備が整う。
これと並行して他方では、機構駆動部への指示信号系としては、EMTコントローラがクラッチアクチュエータに切断指令を送信する(S2−2)。この切断指令に応じてクラッチアクチュエータが切断動作を実行する(S3−2)。これにより、クラッチが切断され、エンジン9から後輪3への駆動伝達が切り離される(S4)。
図7は、上記のように動作する指示信号系の回路構成を示すブロック図である。同図に示すように、指示信号系の回路は、先ず、電源67、この電源67に接続する連動スイッチの電源側端子68及び69、これら電源側端子68及び69に対応する受電側端子71及び72を備えている。
そして、受電側端子71には、点火コイル73の入力側が接続され、点火コイル73の出力側にはプラグ74が接続されている。また、点火コイル73の入力側と出力側の共通電極にエンジン制御用のECU75が接続されている。
電源側端子68と受電側端子71がスイッチにより閉じているときには、エンジン制御用のECU75による制御によって、点火コイル73の入力側に所定周期の点火電流が通電され、これにより、点火コイル73の出力側に所定周期の高電圧が発生し、その発生の都度、プラグ74がスパークする。
これにより、エンジン9のシリンダ燃焼室内の噴霧状ガソリンと空気の混合圧縮燃料が爆発的に燃焼し、ピストンとピストンシャフトにより、エンジン9のクランク軸を回転させる。
エンジン停止スイッチ66が上述したようにエンジン停止指示のために押し込み操作されると、連動スイッチの電源側端子68と受電側端子71を接続する一方のスイッチが図7に示すように開いて点火電流が遮断される。
これにより、点火コイル73の出力側に所定周期で発生していた高電圧が停止し、プラグ74のスパークが消失する。すなわち、エンジン9が失火する。
このエンジン9の失火動作と並行して、すなわち電源側端子68と受電側端子71を接続するスイッチが開くことに連動して、図7に示すように連動スイッチの他方のスイッチが閉じて電源側端子69と受電側端子72を接続する。
受電側端子72にはEMT駆動部を制御するEMT・ECU76のクラッチ遮断部が接続されている。EMT・ECU76のクラッチ遮断部は、受電側端子72を介して電源電流が流入すると、クラッチ切断指示信号77をクラッチアクチュエータ11に出力する。
クラッチアクチュエータ11は、クラッチ切断指示信号77を受信することにより、図4に示した直流モータ49を順方向に回転させる。
これにより第2ピストン押圧ロッド48が、第1ピストン押圧ロッド47を押圧し、コネク39、オイルホース37、ピストン42を介して、クラッチレリーズシリンダ38からプッシュロッド36を押し出し、クラッチ35が切断される。
このように、本例のEMT式の自動二輪車1においては、エンジン停止指示のためにエンジン停止スイッチ66が押し込み操作されると、エンジン停止のみならず、クラッチを切断するように動作する。
なお、本実施例のメインスイッチは、機械式のキーで操作されるシリンダーを含んでいるが、運転者が所持しているキーを電気的に照合をして、エンジンを運転可能状態と停止状態に変更可能なシステムを含んでいても良い。
一実施の形態におけるエンジン停止スイッチを備えた自動二輪車の外観側面図である。 自動二輪車に搭載された制御システムの全体構成を示す図である。 制御システムにおいて制御装置に接続される各種センサ・スイッチ群の構成ブロック図である。 自動二輪車に搭載されているクラッチ制御システムの全体構成を模式的に示す図である。 (a) は自動二輪車のエンジン停止スイッチが配設される右側ハンドルの上面図、(b) は(a) の矢印b方向に見た図、(c),(d) は(a) の矢印c方向に見た図である。 自動二輪車のエンジン停止スイッチがエンジン停止指示のために押し込まれたときの作動状態を示すフローチャートである。 フローチャートの中の指示信号系の回路構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 自動二輪車
2 前輪
3 後輪
4 フロントフォーク回動軸
5 ハンドル
6 握り把持部
7 燃料タンク
8 シート
9 エンジン
11 クラッチアクチュエータ
12 シフトアクチュエータ
15 制御装置
16 メインマイコン
17 電源回路
18、19 モータドライブ回路
21 センサ・スイッチ群
22 バッテリ
23 自己保持回路
24 クラッチポテンショメータ
25 シフトポテンショメータ
26 アクセルセンサ
27 フットブレーキセンサ
28 ハンドブレーキセンサ
29 ギアポジションセンサ
31 キースイッチセンサ
32 車速センサ
35 クラッチ
36 プッシュロッド
37 オイルホース
38 クラッチレリーズシリンダ
39 コネク
41 マスターシリンダ
42 ピストン
43 クラッチレリーズスプリング
44 コネクタ
45 リザーバタンク
46 ピストン
47 第1ピストン押圧ロッド
48 第2ピストン押圧ロッド
49 直流モータ
51 回転移動柱材
52 回転部材
53 回転軸
54 斜歯ギア
55 ウォームギア
56 回転軸
57 補助スプリングユニット
58 回転移動柱材
59 螺旋バネ
61 アクチュエータケース内壁
62 補助スプリングシャフト
63 当接部材
64 アクセルワイヤ
65 スイッチボックス
66 エンジン停止スイッチ
67 電源
68、69 電源側端子
71、72 受電側端子
73 点火コイル
74 プラグ
75 エンジン制御用ECU
76 EMT・ECU
77 クラッチ切断指示信号

Claims (7)

  1. クラッチを備えた自動二輪車のエンジンを運転可能状態および停止状態に変更するメインスイッチとは別個に設けられているエンジン停止スイッチであって、
    エンジン運転中にエンジン停止のための操作をされたとき、エンジンを停止すると共にクラッチを切断する、ことを特徴とするエンジン停止スイッチ。
  2. 前記クラッチの切断は、クラッチを接続または切断するアクチュエータを制御する制御装置から前記アクチュエータにクラッチ切断指示信号を出力することによって行われる、ことを特徴とする請求項1記載のエンジン停止スイッチ。
  3. 前記エンジンの停止は、エンジン点火電流の発生を停止することによって行われる、ことを特徴とする請求項2記載のエンジン停止スイッチ。
  4. 請求項1ないし3記載のエンジン停止スイッチを備えた自動二輪車。
  5. エンジンと、
    そのエンジンが発生する駆動力の伝達経路の途中に設けられたクラッチと、
    そのクラッチを接続または切断するアクチュエータと、
    前記エンジンを運転可能状態および停止状態に変更するメインスイッチと、
    そのメインスイッチとは別個に設けられ、エンジン運転中に操作されたときに前記エンジンを停止すると共にクラッチを切断するエンジン停止スイッチと
    を備えることを特徴とする自動二輪車。
  6. 前記アクチュエータを制御する制御装置とを備え、
    その制御装置は、前記エンジン停止スイッチが操作された時に、前記アクチュエータにクラッチ切断指示信号を出力することを特徴とする請求項5記載の自動二輪車。
  7. 前記エンジンの点火電流を発生する点火装置とを備え、
    前記エンジン停止スイッチが操作された時に、そのエンジン点火電流の発生を停止させることを特徴とする請求項6記載の自動二輪車。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009293583A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Mitsubishi Electric Corp 電子制御ユニット
JP2013083243A (ja) * 2011-09-29 2013-05-09 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車

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