JP2007036144A - 部品位置補正装置、部品位置補正方法、及びプログラム - Google Patents

部品位置補正装置、部品位置補正方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 回路基板上に実装される部品の配置に係る補正を容易化することのできる部品位置補正装置、及び部品位置補正方法を提供する。
【解決手段】 補正装置13は、部品の配置位置等の情報がテキストデータとして記載されている設計データ10a、及びこの設計データ10aに基づいて部品が実装された回路基板の画像データである実装画像データをデータ読込部131から読込む。さらに、設計データ10aに基づき、設計画像データ作成部132で設計画像データを作成する。表示部133は、設計画像データ及び実装画像データを重ね合わせて表示画面134に表示し、ユーザは、当該表示画面で位置ずれなどを確認しながら、入力インタフェース135から部品の配置に係る補正を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、回路基板上に実装される部品の配置に係る補正を行う部品位置補正装置及びプログラム、及び回路基板上に実装される部品の配置に係る補正を行う部品位置補正方法に関する。
回路基板上に例えばIC(Integrated Circuit)、抵抗、コンデンサ等の多数の電子部品を搭載する部品配置装置がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、回路基板上の各電子部品の搭載位置決めを行う方法について記載されており、部品搭載装置は、ユーザが定めた搭載位置に、各電子部品を搭載する。また、このように部品の搭載位置を1つ1つ画面上で定める方法以外にも、予め作成した電子部品を配置する座標、回転角度等を定めた設計データを部品配置装置に読込ませることにより、電子部品を回路基板上に実装する部品配置装置も広く普及している。
特開2003−179395号公報
しかしながら、このように設計データに基づいて部品配置装置が電子部品を配置する際には、必ずしも設計データ通りに各部品が配置されるとは限らず、様々な要因により位置ずれが生じることがある。このような場合には、部品の配置位置を補正してやる必要があるが、一般に回路基板上には数千を超える電子部品が配置されるので、位置ずれを生じている部品を特定するのは容易ではない。また通常、位置ずれを補正する際には補正する値、例えばX方向に補正する値、Y方向に補正する値、回転方向に補正する値等を全て手で入力する必要があるが、どの程度補正すべきかの補正値を特定し、さらにそれを入力するという作業は非常に煩雑であった。
部品配置後の回路基板を撮像した画像と設計データとを検査機で直接比較し、位置ずれ量を自動で検出して補正することも考えられているが、自動で補正するには限界があり、微調整等を行うためにマニュアルで補正したいというニーズは依然として強い。
そこで本発明は、回路基板上に実装される部品の配置に係る補正を容易化することのできる部品位置補正装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の部品位置補正装置は、テキストデータである設計データに基づいて部品配置装置が部品を配置した回路基板を撮像した画像データである実装画像データを読込む実装画像データ読込手段と、その設計データに基づき、前記回路基板上に前記部品が配置された画像データである設計画像データを作成する設計画像データ作成手段と、前記実装画像データ読込手段により読込まれた前記実装画像データに基づく画像、及び前記設計画像データ作成手段により作成された前記設計画像データに基づく画像を表示する表示手段と、前記実装画像データに基づく画像、及び前記設計画像データに基づく画像を前記表示手段が表示している際に、前記部品配置装置の制御に係る制御因子に対する補正入力、又は前記設計データに対する補正入力を受け付ける補正手段とを備えることを特徴とする。
本発明の部品位置補正方法は、テキストデータである設計データに基づいて部品配置装置が部品を配置した回路基板を撮像した画像データである実装画像データを読込む実装画像データ読込ステップと、前記設計データに基づき、前記回路基板上に前記部品が配置された画像データである設計画像データを作成する設計画像データ作成ステップと、前記実装画像データ読込ステップで読込まれた前記実装画像データに基づく画像、及び前記設計画像データ作成ステップで作成された前記設計画像データに基づく画像を表示する表示ステップと、前記実装画像データに基づく画像、及び前記設計画像データに基づく画像を表示している際に、前記部品配置装置の制御に係る制御因子に対する補正入力、又は前記設計データに対する補正入力を受け付ける補正ステップとを備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータに、テキストデータである設計データに基づいて部品配置装置が部品を配置した回路基板を撮像した画像データである実装画像データを読込む実装画像データ読込機能と、前記設計データに基づき、前記回路基板上に前記部品が配置された画像データである設計画像データを作成する設計画像データ作成機能と、前記実装画像データ読込機能により読込まれた前記実装画像データに基づく画像、及び前記設計画像データ作成機能により作成された前記設計画像データに基づく画像を表示画面に表示する表示機能と、前記実装画像データに基づく画像、及び前記設計画像データに基づく画像を前記表示機能により表示している際に、前記部品配置装置の制御に係る制御因子に対する補正入力、又は前記設計データに対する補正入力を受け付ける補正機能とを実現させる。
本発明によれば、回路基板上に実装される部品の配置に係る補正を容易化することのできる部品位置補正装置を提供することができる。
以下、本発明の部品位置補正装置、部品位置補正方法、及びプログラムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例にかかる補正装置(部品位置補正装置、コンピュータ)が使用される部品実装システムの構成を示す図である。本部品実装システムは、回路基板上の部品の配置位置を定める設計データ10aを記憶するサーバ10と、設計データ10aに基づいて回路基板上に部品を実装する部品実装機11(部品配置装置)と、電子部品が実装された回路基板を撮像し、実装画像データを作成する検査機12と、設計データ10aに基づく画像及び検査機12で撮像された実装画像データに基づく画像を表示し、ユーザからの補正入力を受け付ける補正装置13と、各機器を接続するLAN(Local Area Network)14とから構成される。
サーバ10が記憶する設計データ10aは、其々の電子部品を回路基板上に配置する位置(X座標、Y座標)、回転角度、電子部品の大きさ等のデータがテキストデータとして記載されたものである。部品実装機11、検査機12、及び補正装置13は、LAN14を介してサーバ10にアクセスし、当該設計データ10aを読込むことができる。
図2は、設計データ10aの例である。設計データ10aには、部品の種類、各部品の配置位置を示すX座標、Y座標、部品を配置する角度を示す回転角θ、部品の幅W、部品の高さH等に関する情報がテキストデータとして記載されている。尚、設計データ10a上には、コンデンサ、抵抗等の電子部品に関する情報のみならず、はんだに関する情報も含まれる。
部品実装機11は、サーバ10から設計データ10aを読込み、この設計データ10aに基づいて回路基板上に抵抗、コンデンサ、IC等の各電子部品を実装する。より具体的には、まず、はんだペーストを載せる位置に穴の空いたメタルマスクを回路基板上に載せ、その上にはんだペーストを載せた後メタルマスクから回路基板をはがすことにより、回路基板上のはんだ付けすべき位置にはんだペーストを載せる。さらに、その上に設計データ10aに基づいて電子部品を載せた後、はんだを溶かす作業を行うことにより、電子部品を実装することができる。即ち、部品実装機11は、はんだ及び各電子部品を部品として回路基板上に実装することとなる。尚、先述の回路基板上にはんだペーストを載せる作業、その上に電子部品を載せる作業、はんだを溶かす作業は、通常其々別個の機械で行われるが、ここでは部品実装機11が全ての作業を行うものとして説明を行う。
検査機12は、部品実装機11により部品が実装された回路基板に対して撮像を行い、実装画像データを作成することができる。また検査機12は、サーバ10から設計データ10aを読込んで、回路基板上に実装された部品の位置が設計データに対してどの程度ずれているかを検出することもできる。
補正装置13は、電子部品の配置位置等の情報がテキストデータとして記載されている設計データ10aをサーバ10から読込み、この設計データ10aで指定された通りに回路基板上に電子部品が実装された画像の画像データである設計画像データを作成することができる。更に、補正装置13は、検査機12で撮像された実装画像データを読込み、これらの画像データに基づく其々の画像を重ね合わせて表示することができ、ユーザは、これらの表示を確認しながら、補正を行うことができる。ユーザが補正できるのは、例えば、個々の部品に対する位置ずれの補正等の、設計データ10aに対して行う補正と、部品実装機11を制御するための制御因子に対する補正とがある。設計データ10aに対する補正であれば、LAN14を介してサーバ10の有する設計データ10aに反映させることができる。また、部品実装機11に対する制御因子の補正であれば、同様にLAN14を介し、部品実装機11にフィードバックを行って反映させることができる。或いは、例えば補正値をフロッピー(登録商標)ディスク等の記憶媒体に保存することも可能である。
図3は、補正装置13の構成を示す図である。補正装置13は、設計データ10a及び実装画像データを読込むデータ読込部131(実装画像データ読込手段)と、設計データ10aに基づいて設計画像データを作成する設計画像データ作成部132(設計画像データ作成手段)と、実装画像データに基づく画像及び設計画像データに基づく画像を表示画面134に表示する表示部133(表示手段)と、ユーザからの補正入力を受け付ける入力インタフェース135(補正手段)と、補正すべき値を算出する補正量算出部136と、補正後のデータを保存するデータ保存部137(保存手段)と、出力インタフェース138(フィードバック手段、保存手段)とから構成される。尚、補正装置13は、通常のPC(Personal Computer)等で実装することができ、その場合、上記各構成要素の機能は、補正装置13にインストールされたソフトウェアの制御により提供される。
データ読込部131は、設計データ10aに基づいて部品が実装された回路基板を撮像した実装画像データを検査機12からLAN14を介して読込む。又別途、サーバ10から設計データ10aもLAN14を介して読込む。
設計画像データ作成部132は、データ読込部131で読込んだ設計データ10aで指定された通りに部品を実装した場合の回路基板の形状を示す画像データである設計画像データを作成する。
表示部133は、データ読込部131で読込んだ実装画像データに基づく画像と、設計画像データ作成部134で作成した設計画像データに基づく画像とを重ね合わせたものを表示画面134に表示する。これにより、ユーザは、部品実装機11で部品が実装された回路基板上の各部品が、設計データ10aに対してどの程度ずれているのかを画面上で視認でき、位置ずれを容易に把握できるようになる。
入力インタフェース135は、例えばキーボードやマウス等であり、ユーザは入力インタフェース135を操作することにより、各部品の配置に係る補正を行うことができる。例えばユーザは、表示画面134を確認しながら入力インタフェース135であるマウスを操作し、補正したい部品の画像を移動させることにより補正を行う。この作業については、後に詳述する。或いはユーザは、当該画面を確認し、入力インタフェース135であるキーボードから補正する制御因子の値を直接入力しても良い。
ユーザが入力インタフェース135を介して入力することのできる補正対象としては、各部品のX、Y座標や、回転角度等の設計データ10aに対して補正を行うことができるもののみならず、先述の通り、部品実装機11の制御因子も含まれる。例えば、部品実装機11の、はんだペーストを載せる作業に対する制御因子としては、はんだペーストをメタルマスク上に載せていく際のスキージの速度であるスキージ速度、及びはんだペーストをメタルマスク上に載せる際にスキージに与える圧力であるスキージ圧力、回路基板をメタルマスクから剥した後にメタルマスクに対して行うクリーニングの回数、メタルマスクに対して回路基板を重ね合わせる位置のオフセット距離、回路基板の位置決めを行うフィデューシャルマークを認識する際の認識方法、はんだペーストを載せた後の、メタルマスクから回路基板を剥す際の速度等がある。また、部品実装機11の、電子部品を回路基板上に載せる作業に対する制御因子としては、例えば、電子部品の名称、電子部品のコード、電子部品の寸法、電子部品をはんだペースト上に載せる際の押し付け距離、電子部品をはんだペースト上に押し付けた後、ノズルから電子部品を離すまでの距離である排出距離、使用するノズルの番号、電子部品を提供するフィーダの番号、電子部品を配置する際の回転角度、電子部品を配置する際のX方向のずれ、電子部品を配置する際のY方向のずれ、ノズルに電子部品を吸着させた際に電子部品の位置を把握するための認識方法、電子部品を載せる速度であるマウント速度等がある。通常、設計データ10a通りに部品が配置されない要因は複数考えられるので、このように設計データ10aに対する補正のみならず、部品実装機11を制御するための制御因子に対しても補正を行えることは、非常に好適である。
補正量算出部136は、入力インタフェース135からの入力に基づき、どの程度補正するかを計算する。より具体的には、例えば各部品の位置ずれに対する補正であれば、ユーザが設計画像データに基づく部品の画像を移動させた距離に相当する、実装基板上でのX座標方向、Y座標方向の其々の距離を算出し、補正すべき補正値を取得する等の処理を行う。尚、入力インタフェース135から入力された、部品の画像に対する移動に係る情報は、補正量算出部136から表示部133に渡され、各部品をどの程度移動させたかをユーザは表示画面134で確認することができる。又、ユーザが直接補正値を入力した場合であって、画像上に変化を表示できる場合(例えば、X方向、Y方向にかかる補正値を直接入力した場合)には、補正量算出部136は、当該補正値に相当する表示画面134上の変化量を算出し、表示部133により表示させる。
補正量算出部136で算出された補正値、或いはユーザが直接入力した補正値は、データ保存部137で例えばHDD(Hard Disk Drive)やフロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体に保存させることもできるし、又、出力インタフェース138を介して例えばLAN14で接続されたサーバ10に記憶された設計データ10aに反映させたり、部品実装機11や検査機12に対してフィードバックをかけることもできる。
続いて、各部品の配置に係る補正を行う際の処理の流れについて説明する。図4は、各部品の配置に係る補正を補正装置13で行う際に、補正装置13上で実行されるソフトウェアの処理の流れを示す図である。
まず、補正装置13は、設計データ10aに基づいて部品実装機11で部品が実装された回路基板を撮像した実装画像データを、検査機12からLAN14を介してデータ読込部131で読込む(S401)。
図5の(a)は、実装画像データに基づく画像の例を示す図である。ここで、図5(a)の例において、電子部品52は、設計データ10aで指定された位置に対して位置ずれを伴って回路基板50上に実装されており、2つ形成されたパッド51の中間点の右上方向に電子部品52の中心が位置している。尚、図5に示す図は、回路基板50を撮像した実装画像データに基づく画像のうち、1つの電子部品52の周辺部のみを切り出したものであり、実際には、回路基板50上には多数の部品が実装される。また、図5の画像例には、回路基板50、2つ形成されたパッド51、及び電子部品52の画像が含まれている。ここでパッド51は、回路基板50上に形成される銅箔であり、電子部品52はパッド51を介して通電することができる。
次に、補正装置13は、データ読込部131で設計データ10aをサーバ10から読込む(S402)。S401で読込んだ実装画像データ及びS402で読込んだ設計データ10aは、設計画像データ作成部132に渡される。
設計画像データ作成部132は、まず実装画像データを読込み、回路基板上に設けられた基準点(フィデューシャルマーク)を検出し、設計データ10aから設計画像データを作成する際に基準となる位置合わせを行う(S403)。さらに、設計画像データ作成部132は、S403で行われた位置合わせに基づいて、テキストデータである設計データ10aを展開し、設計画像データを作成する(S404)。先述の通り、設計データ10aには、電子部品52の配置される部品の種類、座標、回転角、幅、及び高さ等の情報情報が記載されており、設計画像データ作成部132は、これらの情報に基づいて、設計データ10aで指定されたとおりに各部品が配置された際の回路基板50の画像データである設計画像データを作成する。
図5の(b)は、設計データ10aに基づいて作成された設計画像データの例を示す図である。図5(b)の例では、2つ形成されたパッド51のほぼ中間点に、電子部品52の中心が位置している。
表示部133は、S401で読込んだ実装画像データに基づく画像、及びS404で作成された設計画像データに基づく画像を重ね合わせて表示画面134に表示する(S405)。ユーザは、これらの画像を表示画面134で確認しながら、各部品の配置に係る補正を入力インタフェース135から入力する(S405)。図5(c)は、実装画像データに基づく画像、及び設計画像データに基づく画像を重ね合わせて表示した際の表示画面の例を示す図である。図5(c)の例では、設計画像データに基づく画像を点線で記載しているが、実装画像データに基づく画像と、設計画像データに基づく画像とをユーザが判別できればよく、例えば設計画像データに基づく画像を半透明で表示したり、実装画像データに基づく画像はフルカラーで表示し、設計画像データに基づく画像は線図で表示したりしても良い。
図5(c)の例のように電子部品が位置ずれを起こしている場合には、その補正方法はいくつか考えられる。ある特定の電子部品の実装位置が、複数の回路基板に渡って同程度の位置ずれを生じている場合には、例えば設計データ10aを修正する。設計データ10aに対して位置ずれにかかる補正をするには、例えば図5(c)の矢印で示したように、設計データに基づく画像の内、電子部品52に係る部分を、入力インタフェース35であるマウスの操作であるドラッグアンドドロップで移動させ、実装画像データに基づく画像の電子部品52に係る部分と重なり合わせる。丁度重なり合わされば、当該回路基板50において、実装された電子部品52が、設計データ10aで指定された位置に対してどの程度ずれているかがわかるが、丁度重なり合わせなくとも、ユーザが位置ずれを直したい距離だけ電子部品52に係る画像を移動させればよい。尚このとき、一般に部品実装機11による実装にはある程度の誤差を伴うので、例えば位置ずれ量が部品実装機11の精度範囲内に収まっている場合には、ユーザは通常位置ずれ補正を行う必要は無い。
また、電子部品52が複数の回路基板50に渡って位置ずれを生じているものの、位置ずれの方向やその距離にある程度のばらつきがある場合には、部品実装機11の電子部品52の配置に係る精度が低いために当該位置ずれを生じていると推測される。このような場合には、部品実装機11の制御因子、例えば電子部品52を載せる速度であるマウント速度等を修正する。通常、マウント速度を下げれば電子部品52を実装する速度は下がるが、これと反比例して電子部品52を実装する際の精度が向上する。
或いは、回路基板50上のほぼ全ての電子部品52に対して、所定方向に所定距離の位置ずれを生じていれば、この要因は、例えば部品実装機11が電子部品52を配置する際に、全体的に位置ずれを生じるためと推測される。この場合には、部品配置装置11を制御するための制御因子である、例えば、電子部品52を実装する際のX方向、及びY方向のずれを補正する。
上述では、位置ずれの補正方法についていくつかの例を挙げて説明を行ったが、通常、位置ずれは複数の要因により生じるものであり、ユーザはこの修正を行うために試行錯誤を繰り返したり、複数の補正を同時に行うことが多い。よって本実施例のように、必要に応じて設計データ10aに対する補正や、部品実装機11を制御する制御因子に対する補正等の複数の対象に対して補正することができるようにすることは、非常に好適である。
尚、ユーザによる補正入力の方法は、マウスによるドラッグアンドドロップに限られるものではなく、ユーザが補正したい値を直接入力できるようにしても良い。特に、部品実装機11に係る制御因子の補正に際しては、回路基板50の画像上だけでは表示・変更できない制御因子が多いので、テキストボックス等で直接補正したい値を入力できるようにすればよい。
補正量算出部136は、ユーザの操作に伴う設計画像データに基づく電子部品52に係る画像の位置の変化を表示部133に渡して表示部134に表示させ、変化をユーザが視認できるようにすると共に、ユーザが入力した補正に対応する補正値の算出等を行う。例えば、ユーザが、図5(c)の矢印で示した方向に電子部品52に係る画像をドラッグアンドドロップした場合に、当該距離がX方向に30μm、Y方向に30μmに相当すれば、設計データ30で指定される座標を補正すべき値は、X方向に−30μm、Y方向に−30μmであることがわかる。また、ユーザが補正値を直接入力した場合であって、画像上に変化を表示できる場合(例えば、X方向、Y方向にかかる設計データ10aへの補正値を直接入力した場合や、部品配置装置11が電子部品52を実装する際のX方向、Y方向のずれを補正する制御因子を変更した場合等)には、補正量算出部136が当該補正値に相当する、表示画面134上の変化を算出し、表示部133により表示画面134上に表示させる。
補正装置13は、補正量算出部136により算出された各部品の位置にかかる補正値、或いは部品実装機11の制御因子に係る補正値を、データ保存部137でHDDやフロッピー(登録商標)ディスク等の記憶媒体に保存する(S406)。また、補正を反映させた設計データ10aをデータ保存部137で保存しても良い。
更に、補正装置13は、LAN14を介して接続されているサーバ10の持つ設計データ10a、部品実装装置11、及び検査機12に対して当該補正を出力インタフェース138から出力し、当該補正を反映させてフィードバックを行う(S407)。特に、部品実装装置11の制御因子に対する補正を行った場合には、通常制御因子の情報は設計データ10aには含まれないので、部品実装装置11に直接フィードバックを行う必要がある。尚、LAN14に接続されていない場合には、例えばフロッピー(登録商標)ディスク等の記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体をサーバ10、部品実装機11や検査機12に読込ませても良い。
以上説明したように、本実施例によれば、設計データ10aに基づいて実装された回路基板の画像と、及び設計データ10a通りに実装された場合の回路基板の画像とを直接比較しながら補正を行うことができるので、補正すべき距離や、電子部品実装後の回路基板の状態等を視認することができ、補正のしやすさが大きく向上する。また、本実施例では、電子部品に係る画像をドラッグアンドドロップするだけで位置ずれの補正を行うことができるので、例えば座標値等を直接入力する場合と比して、補正に要する作業は大きく低減される。
本実施例では、補正の反映を設計データのみならず、部品実装機11、検査機12にもフィードバックを行うことができる。これにより、例えば設計データに含まれない、部品実装機11に固有の制御因子を補正することができる。また、検査機12にこのような補正があった旨のフィードバックを行わなければ、補正後の設計データが図5(a)に係る値が指定され、部品実装機11で部品が実装された回路基板が図5(b)となる場合に、これを正常なものと認識できない可能性があるが、検査機12にもフィードバックを行うことにより、このような問題を回避することができる。
本実施例では、補正を回路基板の実装、検査を行う部品実装機11及び検査機12とは異なる装置である補正装置13上で補正を行うことができる。これにより、ユーザによる補正が直接的に回路基板の実装に影響を与えることを防ぐことができる。
本実施例では、部品実装機11で電子部品を実装した後の回路基板に対して検査機で撮像を行っているが、必ずしもその必要は無く、例えばはんだペーストを載せた後の回路基板、電子部品をはんだペースト上に載せた後の回路基板、はんだを溶かした後の回路基板等に対して検査機12で撮像を行い、補正装置13で補正を行えるようにしても良い。このように各段階で補正を行えば、はんだペーストを載せる前、はんだペーストを載せた後、電子部品を載せた後、はんだを溶かした後の各段階における品質を改善することができるようになる。
どの程度補正すべきかの補正量の認識しやすさが設計画像データと実装画像データとを重ね合わせて表示する場合と比してやや劣るが、例えば両画像データを左右若しくは上下に並べて表示することもできる。
本発明の実施例1に係る部品位置装置が使用される部品実装システムの構成を示す図。 本発明の実施例1に係る部品位置装置が有する設計データの例を示す図。 本発明の実施例1に係る部品位置装置の構成を示す図。 本発明の実施例1に係る部品位置装置を制御するプログラムの処理の流れを示す図。 本発明の実施例1に係る部品位置装置が処理を行う回路基板に係る画像の例を示す図。
符号の説明
10・・・設計データ
11・・・部品実装機
12・・・検査機
13・・・補正装置
50・・・回路基板
51・・・パッド
52・・・電子部品
131・・・データ読込部
132・・・設計画像データ作成部
133・・・表示部
134・・・表示画面
135・・・入力インタフェース
136・・・補正量算出部
137・・・データ保存部
138・・・出力インタフェース

Claims (12)

  1. テキストデータである設計データに基づいて部品配置装置が部品を配置した回路基板を撮像した画像データである実装画像データを読込む実装画像データ読込手段と、
    その設計データに基づき、前記回路基板上に前記部品が配置された画像データである設計画像データを作成する設計画像データ作成手段と、
    前記実装画像データ読込手段により読込まれた前記実装画像データに基づく画像、及び前記設計画像データ作成手段により作成された前記設計画像データに基づく画像を表示する表示手段と、
    前記実装画像データに基づく画像、及び前記設計画像データに基づく画像を前記表示手段が表示している際に、前記部品配置装置の制御に係る制御因子に対する補正入力、又は前記設計データに対する補正入力を受け付ける補正手段と
    を備えることを特徴とする部品位置補正装置。
  2. 前記表示手段は、前記実装画像データ読込手段により読込まれた前記実装画像データに基づく画像、及び前記設計画像データ作成手段により作成された前記設計画像データに基づく画像を重ね合わせて表示すること
    を特徴とする請求項1記載の部品位置補正装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の部品位置補正装置において、
    前記補正手段により受け付けた、前記設計データに対する補正入力を、前記設計データに反映させて保存する保存手段
    をさらに備えることを特徴とする部品位置補正装置。
  4. 請求項1又は請求項2記載の部品位置補正装置において、
    前記補正手段により受け付けた、前記制御因子に対する補正入力を、前記部品配置装置に反映させるフィードバック手段
    をさらに備えることを特徴とする部品位置補正装置。
  5. テキストデータである設計データに基づいて部品配置装置が部品を配置した回路基板を撮像した画像データである実装画像データを読込む実装画像データ読込ステップと、
    前記設計データに基づき、前記回路基板上に前記部品が配置された画像データである設計画像データを作成する設計画像データ作成ステップと、
    前記実装画像データ読込ステップで読込まれた前記実装画像データに基づく画像、及び前記設計画像データ作成ステップで作成された前記設計画像データに基づく画像を表示する表示ステップと、
    前記実装画像データに基づく画像、及び前記設計画像データに基づく画像を表示している際に、前記部品配置装置の制御に係る制御因子に対する補正入力、又は前記設計データに対する補正入力を受け付ける補正ステップと
    を備えることを特徴とする部品位置補正方法。
  6. 前記表示ステップでは、前記実装画像データ読込ステップで読込まれた前記実装画像データに基づく画像、及び前記設計画像データ作成ステップで作成された前記設計画像データに基づく画像を重ね合わせて表示すること
    を特徴とする請求項5記載の部品位置補正方法。
  7. 請求項5又は請求項6記載の部品位置補正方法において、
    前記補正ステップで受け付けた、前記設計データに対する補正入力を、前記設計データに反映させて保存する保存ステップ
    をさらに備えることを特徴とする部品位置補正方法。
  8. 請求項5又は請求項6記載の部品位置補正方法において、
    前記補正ステップで受け付けた、前記制御因子に対する補正入力を、前記部品配置装置に反映させるフィードバックステップ
    をさらに備えることを特徴とする部品位置補正方法。
  9. コンピュータに、
    テキストデータである設計データに基づいて部品配置装置が部品を配置した回路基板を撮像した画像データである実装画像データを読込む実装画像データ読込機能と、
    前記設計データに基づき、前記回路基板上に前記部品が配置された画像データである設計画像データを作成する設計画像データ作成機能と、
    前記実装画像データ読込機能により読込まれた前記実装画像データに基づく画像、及び前記設計画像データ作成機能により作成された前記設計画像データに基づく画像を表示画面に表示する表示機能と、
    前記実装画像データに基づく画像、及び前記設計画像データに基づく画像を前記表示機能により表示している際に、前記部品配置装置の制御に係る制御因子に対する補正入力、又は前記設計データに対する補正入力を受け付ける補正機能と
    を実現させるためのプログラム。
  10. 請求項9記載のプログラムにおいて、
    前記表示機能は、前記画像データ読込機能により読込まれた前記実装画像データに基づく画像、及び前記設計画像データ作成機能により作成された前記設計画像データに基づく画像を重ね合わせて表示画面に表示すること
    を実現させるためのプログラム。
  11. 請求項9又は請求項10記載のプログラムにおいて、コンピュータに、
    前記補正機能により受け付けた、前記設計データに対する補正入力を、前記設計データに反映させて保存する保存機能
    をさらに実現させるためのプログラム。
  12. 請求項9又は請求項10記載のプログラムにおいて、コンピュータに、
    前記補正機能により受け付けた、前記制御因子に対する補正入力を、前記部品配置装置に反映させるフィードバック機能
    をさらに実現させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160006481A (ko) * 2014-07-09 2016-01-19 한화테크윈 주식회사 표면 실장기 및 그의 동작상태 표시 방법
JP2018148003A (ja) * 2017-03-03 2018-09-20 株式会社Fuji 装着使用データ管理装置

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