JP2007035988A - チップ供給装置およびチップ実装装置 - Google Patents

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滋人 小池
Takashi Uenishi
孝史 上西
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Abstract

【課題】 チップを姿勢変換して効率よく供給する。
【解決手段】 チップ移送手段がチップトレイまたはフェイスアップ状態のウエハーからチップを順次取り出して、そのチップをフェイスアップ状態に保持してチップ反転手段に移送する。チップ反転手段は、そのチップを保持して水平方向の軸廻りに回転可能なヘッドが180度回転することにより、チップをフェイスアップ状態に姿勢変換する。姿勢変換されたチップをチップの種類ごとに駆動手段がスライダの搭載位置に位置決めしてスライダが受け取り、そのチップを所定位置に移送してフェイスダウン状態で供給する。チップトレイなどからチップ反転手段へのチップ移送と、チップ反転手段から所定位置へのチップ移送とが、チップの種類が違ってもチップ移送手段によって効率よく行われる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、樹脂基板やガラス基板などの基板上に半導体素子や表面実装部品などのチップを実装する工程に用いられるチップ供給装置およびチップ実装装置において、チップトレイにフェースアップで収納されたチップを取り出して姿勢変換する技術に関する。
複数個のチップをフェイスアップ状態で収納したチップトレイまたはフェイスアップ状態のウエハーからチップを1個または複数個同時に順次取り出して、チップ反転テーブルに移送し、このチップ反転テーブルに設置された位置決め部材でチップのセンタリングを行い、チップ反転テーブルがチップを保持して表裏反転することによりチップをフェイスダウン状態に姿勢変換して、チップにエアーを吹き付けて洗浄した後、そのチップを所定位置にフェイスダウン状態で供給するチップ供給装置が知られている(例えば、特許文献1)。
また、チップトレイに隣接して設けられたチップ載置テーブルにチップをフェイスアップ状態で供給し、チップ載置テーブルに軽く保持されたチップを4方向からプッシャーレバーで押し当ててセンタリングを行い、チップを先端部がL字状の供給アームに吸着して供給アームを反転させてフェイスアップ状態でボンディングツールに供給するチップ供給装置が知られている(例えば、特許文献2)。
特開2002−313844号公報 特開平2−226737号公報
近年、携帯電話や携帯端末のPDAなどの小型の機器においては、液晶パネルを搭載しつつも、小型かつ軽量化が要求されてきている。そのため、液晶ガラス基板には面実装タイプの異なった種類のチップ部品やLSIが実装されている。このような異なったチップ部品を小型の液晶ガラス基板に自動実装する場合、特許文献1のような構成を有するチップ供給装置では、チップ部品のサイズが違う場合、例えば1台のチップ移送機構で2種類のチップ部品を搬送・反転しようとすると、反転が完了するまでチップ移送機構が待機することになる。そのため、タクトタイムがアップする問題がある。
また、特許文献2のような構成を有するチップ供給装置でも、異なった種類のチップ部品ごとにチップ載置テーブルを準備しセンタリングを行った後、L字状の供給アームに吸着して反転するので、煩雑な作業を余儀なくされている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、液晶ガラス基板などにチップ部品を効率よく供給できるチップ供給装置およびチップ実装装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために次の様な構成をとる。
請求項1に記載の発明は、複数個のチップをフェイスアップ状態で収納したチップトレイまたはフェイスアップ状態のウエハーからチップを順次取り出して姿勢変換し、そのチップを所定位置にフェイスダウン状態で供給するチップ供給装置であって、前記チップトレイ内またはフェイスアップ状態のウエハーのチップを順次取り出し、そのチップをフェイスアップ状態で保持して移送するチップ移送手段と、前記チップ移送手段からチップを受け取り、そのチップを保持して水平方向の軸廻りに回転可能なヘッドが180度回転することにより、そのチップをフェイスダウン状態に姿勢変換するチップ反転手段と、前記チップ反転手段を相対的に水平移動させる駆動手段と、前記チップ反転手段からチップを受け取り、そのチップをチップの種類ごとに位置決めしてフェイスダウン状態で保持して移送することにより、そのチップを所定の位置に供給するスライダとを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のチップ供給装置において、前記スライダが、チップを位置決めするチップ位置決め手段を備えている。
請求項3に記載の発明は、請求項1から請求項2までのいずれかに記載のチップ供給装置を備えたチップ実装装置である。
請求項1に記載の発明によれば、チップ移送手段がチップトレイまたはフェイスアップ状態のウエハーからチップを順次取り出して、そのチップをフェイスアップ状態に保持してチップ反転手段に移送する。チップ反転手段は、そのチップを保持して水平方向の軸廻りに回転可能なヘッドが180度回転することにより、チップをフェイスアップ状態に姿勢変換する。姿勢変換されたチップをチップの種類ごとに駆動手段がスライダの搭載位置に位置決めしてスライダが受け取り、そのチップを所定位置に移送してフェイスダウン状態で供給する。以上のように、チップトレイなどからチップ反転手段へのチップ移送と、チップ反転手段から所定位置へのチップ移送とが、チップの種類が違ってもチップ移送手段によって効率よく行われる。
請求項2に記載の発明によれば、チップ反転手段からチップを受け取る際、スライダは、チップ位置決め手段でチップを位置決めした後、そのチップをスライダに受け取る。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載のチップ供給装置によって所定位置にフェイスダウン状態で供給されたチップが基板上に実装される。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1は本発明に係るチップ供給装置を備えたチップ実装装置の一実施形態の概略構成を示した斜視図である。
本実施の形態に係るチップ実装装置は、大きく分けて、装置基台10と、この装置基台10の一端側(図1では左端)に配設された基板供給ユニット20と、装置基台10の奥側に配設されたチップ供給ユニット30と、基板供給ユニット20の隣に配設された導電材料供給ユニット40と、その隣に配設された仮圧着ユニット50と、さらにその隣に配設された本圧着ユニット60と、装置基台10の他端側(図1では右側)に配設された基板収納ユニット70と、装置基台10の手前側に配設された4つの基板搬送機構80A〜80Dとから構成されている。
基板供給ユニット20は、チップ実装前の複数枚の基板1を一定間隔で多段に収納する基板収納マガジン21と、この基板収納マガジン21から基板1を順に取り出す昇降および水平移動可能な昇降テーブル22とを備えている。また、基板供給ユニット20は、基板1を順に供給可能であれば、その構造は特に限定されず、例えば、複数枚の基板1を水平面内に整列配置したトレイ構造であっても良い。
チップ供給ユニット30は、図2に示すように、基板1に実装すべき複数個のチップ2Aおよびサイズの異なるチップ2Bをフェイスアップ状態で縦横に整列配置したチップトレイ3Aおよび3Bと、それぞれのチップトレイ3Aおよび3Bからチップ2Aおよび2Bを1個ずつ順に取り出し、そのチップ2Aおよび2Bをフェイスアップ状態で移送するチップ移送機構31Aと、このチップ移送機構31Aからチップ2Aまたは2Bを受け取り、そのチップ2Aまたは2Bを保持してX方向の軸心P周りに回転可能なヘッド33A,33Bが180度回転することにより、そのチップ2Aまたは2Bをフェイスダウン状態に姿勢変換するチップ反転機構32とを備えている。
チップ搬送機構31Aは具体的には、チップトレイ3Aおよび3Bの一辺に沿う方向(Y方向)に固定レール35Aが設けられており。この固定レール35A上を、X方向に延びる可動レール35Bが走行するようになっている。この可動レール35B上を走行する可動ベース36に上述したチップ移送機構31Aが取り付けられている。チップ移送機構31Aの下端部には、チップを吸着保持するチップ吸着部が設けられている。なお、チップ移送機構31Aは、本発明のチップ移送手段に相当する。
チップ反転機構32は、チップ2A,2Bを吸着保持するヘッド33A,33Bと、ヘッド33A,33BをX方向の軸心P周りに回転させる回転機構37Aと、ヘッド33A,33BをX方向の軸心Pの円周方向に伸縮させる伸縮機構37Bと、回転機構37Aを駆動機構37C上で支持する支持部材37Dと、ヘッド33A,33Bおよび回転機構37AをXY方向に移動させる駆動機構37Cとから構成されている。なお、チップ反転機構32は、本発明のチップ反転手段に相当し、駆動機構37Cは駆動手段に相当する。ヘッド33Aと33Bは軸心Pの円周上で対称な位置に配設されている(ヘッド33Aが回転機構37Aの上側にあるとき、ヘッド33Bは下側となる)。
ヘッド33A,33Bには吸着孔38が形成されている。吸着孔38は図示しない減圧ポンプとホースを介して連通接続されている。そして、減圧ポンプの作動により吸着孔として作用し、チップ2Aまたは2Bを吸着保持する。回転機構37Aには2つのエアー供給孔39A、39Bが形成されている。エアー供給孔は、図3に示すようにホース39Cを介してポンプ39Hと連通接続されている。エアー供給孔に向かって分岐しているホース39Cの途中には電磁弁E1、E2が設けられており、各電磁弁E1、E2の開閉動作に応じてヘッド33A,33BがX方向の軸心P周りに180度の範囲で左右方向に回転可能に構成されている。伸縮機構37Bにはエアー供給孔39Dが形成されている。エアー供給孔39Dは、図3に示すようにホース39Eを介してポンプ39Hと連通接続されている。エアー供給孔39Dに向かってホース39Eの途中には電磁弁E3が設けられており、電磁弁E3の開動作に応じてヘッド33A,33Bが軸心Pの円周方向にストッパ39Fの位置まで伸びるように構成されている。電磁弁E3が閉動作すると、ストッパ39Fと伸縮機構37Bの間に設けられているバネ39Gのバネ力により軸心Pの中心方向に縮むように構成されている。
駆動機構37CはモータM1を正逆回転駆動させることにより、ガイドレール37Eに沿ってねじ送りされチップ反転機構32をX方向に移動するようになっている。また、駆動機構37CはモータM2を正逆回転駆動させることにより、ガイドレール37Fに沿ってねじ送りされチップ反転機構32をY方向に移動するようになっている。
スライダ34は装置基台1のY方向に配設された固定レール35Cに沿って往復移動可能に構成されている。スライダ34にはチップ2Aおよび2Bを位置決めするL字型の位置決めプレート34Aが配設されている。なお、位置決めプレート34Aは、本発明のチップ位置決め手段に相当する。スライダ34は待機位置(図2の状態)にあるとき、チップ反転機構32の下側に180度回転したヘッド33A,33Bからチップ2Aおよび2Bをフェイスダウン状態で載置され、そのチップ2Aおよび2Bを仮圧着ユニット50に供給する。チップ2Aおよび2Bを載置する際、スライダ34の位置決めプレート34Aにチップ2Aまたは2Bを押し当てるように、駆動機構37Cがチップ反転機構32をXY方向に動作させる。なお、チップ2Aおよび2Bは、ヘッド33A,33Bに位置ずれが可能なように吸着保持されている。これにより、位置決めプレート34AのL字型の各面にチップ2Aまたは2Bが当接されて、チップ2Aまたは2Bとヘッド33A,33Bのスライダ34における位置が目標とする所定の位置関係に決められる。
その際、チップ1Aおよび1Bはその下面が、 スライダ34の上面に接触しないような高さに(ボンディング面が非接触の状態で)ヘッド33A,33Bに吸着保持されているので、チップ2Aおよび2Bのボンディングしようとする方の面(ボンディング面)、すなわち、下面の損傷を防止することができる。
第1図に戻って、導電材料供給ユニット40は、基板供給ユニット20から搬送されてきた基板1を水平姿勢で保持する可動テーブル41と、基板1にチップ1Aを実装する部位であるボンディング部位1aと、基板1にチップ1Bを実装する部位であるボンディング部位1bとに異方導電性フイルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)から導電材料を各部位に転写する、フイルム幅の異なる2つのヘッド42A、42Bを備えている。可動テーブル41は、基板1を吸着保持する基板保持ステージ43を備え、この基板保持ステージ43が水平2軸(X,Y)方向および上下(Z)方向に移動自在に構成されている。基板1の一端である各ボンディング部位1a、1bは基板保持ステージ43から前方に延び出ている。ヘッド42A,42Bの下方には、異方導電性フイルムを転写するときに、基板1のボンディング部位1a,1bを下側から支持する固定部材であるバックアップ44が配設されている。
なお、この異方性導電性フイルムは接着・導電・絶縁という3つの機能を同時にもつ接続材料で、熱圧着することにより、膜の厚み方向には導電性、面方向には絶縁性という電気的異方性をもつ高分子膜であり、接着性のあるバインダー内に導電粒子が混在している。
仮圧着ユニット50は、導電材料供給ユニット40から搬送されてきた基板1を水平姿勢で保持する可動テーブル51と、導電材料が転写された基板1の各ボンディング部位1a、1bにチップ2Aおよびチップ2Bを仮圧着する仮圧着する仮圧着ヘッド52と、仮圧着時に基板1とチップ2Aおよびチップ2Bとの位置合わせを行う上下2方向の認識視野をもつ2視野の認識手段(例えば、2視野カメラ)53とを備えている。
また、仮圧着ヘッド52の下方にバックアップ55が固定設置されている。可動テーブル51は、基板1を吸着保持する基板保持ステージ54を備え、この基板保持ステージ54が水平2軸(X,Y)方向、上下(Z)方向、およびZ軸周り(θ)方向に、それぞれ移動自在に構成されている。
仮圧着ヘッド52は昇降自在であって、チップ供給ユニット30の スライダ34で移送されてきたフェイスダウン状態のチップ2A、2Bを下端に吸着保持し、このチップ2A、2Bを加熱して所定圧力で基板1のボンディング部位1a、1bに押しつける。これにより接着剤が半硬化状態になって、チップ2A、2Bが基板1に仮圧着される。なお、仮圧着ヘッド52の保持構造は吸着式に限らず、静電気を使った静電吸着、磁石を使った磁気吸着など、任意の保持構造を用いることもできる。
図1に戻り、2視野の認識手段53は、水平2軸(X,Y)方向および上下(Z)方向に移動可能であって、仮圧着ヘッド52に吸着保持されたチップ2Aおよび2Bの認識マークと、可動テーブル51上に移送された基板1の認識マークとをそれぞれ認識して、両認識マークの位置ズレを検出する。この位置ズレを無くすように仮圧着時に可動テーブルがX,Yおよびθ方向に駆動制御される。
本圧着ユニット60は2つの本圧着ブロック60A、60Bからなり、各本圧着ブロック60A,60Bは、仮圧着ユニット50から搬送されてきた基板1を水平姿勢で保持する可動テーブル61A,61Bと、基板1の各ボンディング部位1a,1bに各実装部材を本圧着する本圧着ヘッド62A,62Bとを備えている。各本圧着ヘッド62A,62Bのそれぞれの下方にバックアップ63A,63Bが固定設置されている。また、可動テーブル61A,61Bは導電材料供給ユニット40の可動テーブル41と同様の基板保持ステージ64A,64Bを備えている。さらに、各本圧着ブロック60A,60Bは、本圧着ヘッド62Aでチップ2Aを、本圧着ヘッド62Bでチップ2Bを加圧するときに、基板1に付着された導電材料に含まれる接着剤が各本圧着ヘッド62A,62Bに付着するのを防止するために、フッソ樹脂製の保護テープTを供給する機構をそれぞれの本圧着ブロック60A,60Bに備えている。保護テープTは、本圧着ユニット60の本体フレームに取り付けられた供給ローラ65A,65Bから繰り出されて、巻き取りローラ66A,66Bに巻き取られる。なお、本実施例では、本圧着ブロック60Aでチップ2Aを本圧着し、その後に基板1に本圧着ブロック60Bに搬送し、チップ2Bの本圧着を行う。
基板収納ユニット70は、各実装部材の実装された複数枚の基板1を一定間隔で多段に収納する基板収納マガジン71と、この基板収納マガジン71に基板1を順に収納する昇降および水平移動可能な昇降テーブル72とを備えている。この基板収納マガジン71に代えて、基板供給ユニット20で説明したと同様に、トレイ構造の収納構造を備えてもよい。また、基板供給ユニット20と基板収納ユニット70とは必ずしも個別である必要はなく、これらを単一のユニットとして、チップ2A,2Bが実装された基板1を元の基板供給ユニットに戻すようにしてもよい。
基板搬送機構80A〜80Dは、装置基台10の長手方向に配設されたレール81と、このレール81に沿って走行する支柱82と、この支柱82に昇降自在に取り付けられて基板1を吸着保持する基板保持具83とを備えている。
次に上述した構成を備えたチップ実装装置の動作を説明する。
基板搬送機構80Aは、基板供給ユニット20から処理対象の基板1を取り出して、この基板1を導電材料供給ユニット40に搬送する。この基板1は可動テーブル41の基板保持ステージ43上に移載されて吸着保持される。基板保持ステージ43が前方(Y方向)に移動して、基板1のボンディング部位をバックアップ44上に載せる。
基板1のチップ2Aを実装するボンディング部位1aがバックアップ44によって水平に支持された状態で、ヘッド42Aが下降しボンディング部位1a上にチップ2Aの電極幅に応じた導電材料が転写される。その後、基板1を図中の右水平方向に移動させてチップ2Bを実装するボンディング部位1bに位置合わせを行い、ヘッド42Bを下降しチップ2Bの電極幅に応じた導電材料をボンディング部位1bに転写する。各ボンディング部位1a,1bへの導電材料の転写が終わると、基板保持ステージ43が基板1の受け渡し位置に水平移動する。受け渡し位置に戻された基板1は基板搬送機構80Bによって、仮圧着ユニット50に搬送される。
仮圧着ユニット50に搬送された基板1は可動テーブル51の基板保持ステージ54上に移載されて吸着保持される。基板保持ステージ54が前方(Y方向)に移動して、先ず基板1のボンディング部位1aをバックアップ55上に位置させる。
一方、チップ供給ユニット30では、可動レール35Bと可動ベース36とがX,Y方向にそれぞれ移動することにより、チップ移送機構31Aがチップトレイ3Aの所定のチップ2A上に移動する。続いてチップ移送機構31Aが下降して、チップトレイ3A内のチップ2Aをチップ吸着部で吸着保持する。チップ移送機構31Aが上昇してチップ2Aをチップトレイ3Aから取り出した後、可動レール35Bと可動ベース36とがX,Y方向にそれぞれ移動することにより、チップ移送機構31Aがチップ反転機構32上に移動する。このときチップ反転機構32のヘッド33Aが軸心Pの上方を向いた待機姿勢(図2に示す状態)にある。また、ヘッド33A,33Bは電磁弁E3を開放させ伸縮機構37Bにより軸心Pの円周方向に伸び、ストッパ39Fに当て止めされた状態にある。
チップ反転機構32のヘッド33Aにチップ2Aが載置されて吸着保持されると、電磁弁E3を閉じ伸縮機構37Bのバネ39Gによりヘッド33A,33Bは軸心Pの中心方向に縮む。続いて、電磁弁E1を開放しE2を閉じると、ヘッド33A,33Bが回転機構37Aにより軸心P周りに180度回転しフェイスアップ状態のチップ2Aをフェイスダウン状態に姿勢変換する。反転したチップ反転機構32のヘッド33Aの下にスライダ34が進入する。
続いて、電磁弁E3を開放すると、チップ反転機構32の伸縮機構37Bによりヘッド33A,33Bが軸心Pの円周方向に伸びストッパ39Fに当て止めされる。伸びた状態で、チップ2Aの角部がスライダ34に配設されている位置決めプレート34Aに接触する高さとなる。駆動機構37CがX,Y方向に動作し、チップ2Aの角部が位置決めプレート34Aに当接することにより、チップ2Aを位置決めする。位置決めが完了すると、チップ2Aの吸着保持が解除され、チップ2Aがヘッド33Aから スライダ34に受け渡される。チップ2Aの受け渡しが完了すると、駆動機構37Cは待機位置に戻る。
チップ2Aの反転・受け渡しが行われている間、チップ搬送機構31Aは、チップ2Bをトレイ3Bから取り出している。駆動機構37Cが待機位置に戻ると、搬送機構31Aがチップ反転機構32のヘッド33Bの上方に移動する。
チップ搬送機構31Aはチップ吸着部に保持していたチップ2Bを反転機構32のヘッド33Bに載置されて吸着保持される。このように、チップ搬送機構31Aとチップ反転機構32の動作を同時並列して行うことができるので、装置の処理効率を向上させることができる。
チップ2Aをフェイスダウン状態で受け取った スライダ34は仮圧着ユニット50に向けて移動し、そのチップ2Aを仮圧着ヘッド52の下方にまで移送する。その間、チップ反転機構32は、チップ2Aと同じ手順でチップ2Bの反転を行う。
スライダ34で移送されたチップ2Aを仮圧着ヘッド52が吸着保持する。( スライダ34は受け渡しが完了すると、チップ反転機構32のヘッド33Bの下側に戻る。)続いて、仮圧着ヘッド52とバックアップ55で支持された基板1のボンディング部位1aとの間に2視野の認識手段53が進出してきて、仮圧着ヘッド52に吸着保持されたチップ2Aと基板1との位置ズレを検出する。この位置ズレを無くすように可動テーブル51がX,Yおよびθ方向に制御されて、チップ2Aと基板1の位置合わせが行われる。位置合わせが終わると、2視野の認識手段53は元の位置まで後退する。続いて、仮圧着ヘッド52が下降して、導電材料が転写された基板1のボンディング部位1aにチップ2Aを仮圧着する。
チップ2Aの仮圧着が終わると、 スライダ34で移送されてきたチップ2Bが仮圧着ヘッド52に吸着保持される。続いて、仮圧着ヘッド52とバックアップ55で支持された基板1のボンディング部位1bとの間に2視野の認識手段53が進出してきて、仮圧着ヘッド52に吸着保持されたチップ2Bと基板1の位置ズレを検出する。この位置ズレを無くすように可動テーブル51がX,Yおよびθ方向に制御されて、チップ2Bと基板1との位置合わせが行われる。位置合わせが終わると、2視野の認識手段53は元の位置まで後退する。続いて、仮圧着ヘッド52が下降して、導電材料が転写された基板1のボンディング部位1bにチップ2Bを仮圧着する。
両実装部材の仮圧着が終了すると、基板保持ステージ54が基板1の受け渡し位置に水平移動する。受け渡し位置に移動した基板は基板搬送機構80Cによって、本圧着ユニット60に搬送される。
本圧着ブロック60Aに搬送された基板1は可動テーブル61Aの基板保持ステージ64A上に移載されて吸着保持される。基板保持ステージ64Aが前方(Y方向)に移動して、基板1のボンディング部位1aをバックアップ63A上に位置させる。ボンディング部位1aがバックアップ63Aで支持されると、本圧着ヘッド62Aが下降して、仮圧着されたチップ2Aを保護テープTを介して加熱および加圧する。これによりチップ2Aのバンプが導電材料を介して基板1の電極に電気的に接続する。
チップ2Aの本圧着が終わると、基板保持ステージ64が基板1の受け渡し位置に水平移動する。受け渡し位置に移動した基板1は基板搬送機構80Cで移送されて本圧着ブロック60Bに搬送される。
本圧着ブロック60Bに搬送された基板1は可動テーブル61Bの基板保持ステージ64B上に移載されて吸着保持される。基板保持ステージ64Bが前方(Y方向)に移動して、基板1のボンディング部位1bをバックアップ63B上に位置させる。ボンディング部位1bがバックアップ63Bで支持されると、本圧着ヘッド62Bが下降して、仮圧着されたチップ2Bを保護テープTを介して加熱および加圧する。これによりチップ2Bのバンプが導電材料を介して基板1の電極に電気的に接続する。
チップ2Bの本圧着が終わると、基板保持ステージ64Bが基板1の受け渡し位置に水平移動する。受け渡し位置に移動して基板1は基板搬送機構80Dで移送されて基板収納ユニット70の昇降テーブル72に受け渡され、この昇降テーブル72によって基板収納マガジン71に収納される。
以上で一枚の基板のチップ実装が終了する。なお、基板1が仮圧着ユニット50でチップ2A,2Bを仮圧着されている間に、導電材料供給ユニット40では次の基板1へ導電材料が転写されている。このように各ユニットでは基板1への導電材料の転写、チップ2A,2Bの仮圧着、チップ2A,2Bの本圧着が並列して行われている。また、仮圧着ユニット50から搬送される基板1は、各1組の本圧着ブロック60A,60Bのタクトタイムを調整して基板1の処理が滞ることなくスムーズに処理できるようにしている。
上述の本実施の形態に係るチップ実装装置は、チップ反転機構32を駆動機構37CによってX,Y方向に水平移動することことができる。これにより、 スライダ34の位置決めプレート34Aにチップ2Aおよび2Bの角部が当接し、チップ2Aおよび2Bを位置決めできる。従って、チップの種類が違ってもチップの移送が効率よく行うことができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限らず、次のように変形実施することができる。
(1)上記実施の形態では、処理効率を上げるために圧着ユニットを仮圧着ユニット50と本圧着ユニット60との2つのユニットに分割したが、チップの位置合わせと電気的接続を一つの圧着ユニットで行うようにしてもよい。
(2)本発明に係るチップ実装装置は、チップ搭載のための単なるマウント装置や、加熱加圧プロセスを有したボンディング装置など、種々の形態のものを含む。
(3)実施の形態では、チップ2A,2Bをフェイスアップ状態でチップトレイ3A,3Bに収納したが、本発明はこれに限らず、ウエハをダイシングした状態で、かつフェイスアップで供給してもよい。
本実施の形態に係るチップ実装装置の斜視図である。 チップ供給ユニットの概略構成を示した斜視図である。 チップ反転機構の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 基板
10 装置基台
1a ボンディング部位
1b ボンディング部位
20 基板供給ユニット
21 基板収納マガジン
22 昇降テーブル
2A チップ
2B チップ
30 チップ供給ユニット
32 チップ反転機構
34 スライダ
36 可動ベース
38 吸着孔
3A チップトレイ
3B チップトレイ
40 導電材料供給ユニット
41 可動テーブル
43 基板保持ステージ
44 バックアップ
50 仮圧着ユニット
51 可動テーブル
52 仮圧着ヘッド
53 2視野の認識手段
54 基板保持ステージ
55 バックアップ
60 本圧着ユニット
70 基板収納ユニット
71 基板収納マガジン
72 昇降テーブル
81 レール
82 支柱
83 基板保持具
E1 電磁弁
E2 電磁弁
E3 電磁弁
M1 モータ
M2 モータ
31A チップ移送機構
33A ヘッド
33B ヘッド
34A 位置決めプレート
35A 固定レール
35B 可動レール
35C 固定レール
37A 回転機構
37B 伸縮機構
37C 駆動機構
37D 支持部材
37E ガイドレール
37F ガイドレール
39A 供給孔
39B 供給孔
39C ホース
39D 供給孔
39E ホース
39F ストッパ
39G バネ
39H ポンプ
42A ヘッド
42B ヘッド
60A 本圧着ブロック
60B 本圧着ブロック
61A 可動テーブル
61B 可動テーブル
62A 本圧着ヘッド
62B 本圧着ヘッド
63A バックアップ
63B バックアップ
64A 基板保持ステージ
64B 基板保持ステージ
65A 供給ローラ
65B 供給ローラ
66A 巻き取りローラ
66B 巻き取りローラ
80A 基板搬送機構
80B 基板搬送機構
80C 基板搬送機構
80D 基板搬送機構

Claims (3)

  1. 複数個のチップをフェイスアップ状態で収納したチップトレイまたはフェイスアップ状態のウエハーからチップを順次取り出して姿勢変換し、そのチップを所定位置にフェイスダウン状態で供給するチップ供給装置であって、前記チップトレイ内またはフェイスアップ状態のウエハーのチップを順次取り出し、そのチップをフェイスアップ状態で保持して移送するチップ移送手段と、前記チップ移送手段からチップを受け取り、そのチップを保持して水平方向の軸廻りに回転可能なヘッドが180度回転することにより、そのチップをフェイスダウン状態に姿勢変換するチップ反転手段と、前記チップ反転手段を相対的に水平移動させる駆動手段と、前記チップ反転手段からチップを受け取り、そのチップをチップの種類ごとに位置決めしてフェイスダウン状態で保持して移送することにより、そのチップを所定の位置に供給するスライダとを備えたことを特徴とするチップ供給装置。
  2. 請求項1に記載のチップ供給装置において、前記スライダは、チップを位置決めするチップ位置決め手段を備えているチップ供給装置。
  3. 請求項1から請求項2までのいずれかに記載のチップ供給装置を備えたチップ実装装置。
JP2005218288A 2005-07-28 2005-07-28 チップ供給装置およびチップ実装装置 Pending JP2007035988A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009194306A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Juki Corp 部品供給装置
JP2012156222A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Panasonic Corp 部品実装装置

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