JP2007032351A - 扇風機用揮散物質放散装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大きさや構造が大きく異なる扇風機において、どのような大きさや構造の扇風機であっても、常に、揮散物質を内部に収納した放散用容器を扇風機に取り付けることのできる扇風機用揮散物質放散装置を提供する。
【解決手段】 扇風機1の送風気流を利用して内部に収納した揮散物質を外部に放散する放散用容器2と、この放散用容器2を扇風機1に取り付けるための取り付け具3と、より成り、取り付け具3は伸縮自在の環状のリング体23とこのリング体23に移動自在に付き扇風機1のガード5に引っ掛かり可能となる複数の掛止体24とを備えた構成にすると共に、放散用容器2には取り付け具3のリング体23を係合する溝状の係合部22を多数備えた扇風機用揮散物質放散装置である。
【選択図】 図6

Description

本発明は、扇風機を利用して、芳香剤や消臭剤、害虫防除剤等の揮散物質を生活空間に放散する扇風機用揮散物質放散装置に関する。
従来、消臭剤や芳香剤、害虫防除剤等の揮散物質を内部に収納した放散用容器を扇風機に取り付けて、扇風機の送風気流を利用して、放散用容器内部に収納した揮散物質を外部に放散し、この放散した揮散物質によって、不快な臭いを消したり、あるいは良い香りを漂わせたり、あるいは不快害虫を除去したりして、快適な生活空間を得るようにしたものが知られていた。
このような放散用容器において、扇風機への取り付け例としては、例えば特開2003−250875公報に示されているように、空気清浄材やマイナスイオン発生材を収納した筒状の集風カバーである容器に、その一端側を当該容器に固着していると共に、先端側に引っ掛け体を有した伸縮自在となる紐材から成る取り付け具を三本備え、この三本の取り付け具の先端側の引っ掛け体それぞれを扇風機のガードに引っ掛かることで、当該容器を扇風機に取り付けるようにしていた。
特開2003−250875公報
しかしながら、前述した扇風機に筒状の集風カバーである容器を取り付けるための取り付け具にあっては、紐材が伸縮自在となるものの、その伸び量あるいは縮み量には限界があった。このため、扇風機の大きさや構造によっては、取り付けることができない、例えば家庭等で用いる家庭用扇風機と、工場や作業所、銭湯等の広い場所に設置して用いる大型扇風機とでは、その大きさが全く異なるため、家庭用扇風機に合わせた寸法の取り付け具であると、取り付け具の伸び量が足りずに大型扇風機に対応することができない、つまり大型扇風機に取り付け具を介して取り付けることができない。また逆に、大型扇風機に合わせた寸法の取り付け具であると、取り付け具の縮み量が足りずに家庭用扇風機に対応することができない、つまり家庭用扇風機に取り付け具を介して取り付けることができない。以上のような問題が生じていた。
本発明は、これらの問題を鑑み、大きさや構造が大きく異なる扇風機において、どのような大きさや構造の扇風機であっても、常に、揮散物質を内部に収納した放散用容器を扇風機に取り付けることのできる扇風機用揮散物質放散装置を提供することを、その課題とする。
第一の発明は、扇風機の送風気流を利用して内部に収納した揮散物質を外部に放散する放散用容器と、この放散用容器を扇風機に取り付けるための取り付け具と、より成り、取り付け具は伸縮自在の環状のリング体とこのリング体に移動自在に付き扇風機のガードに引っ掛かり可能となる複数の掛止体とを備えた構成にすると共に、放散用容器には取り付け具のリング体を係合する係合部を備えた扇風機用揮散物質放散装置である。
第二の発明は、第一の発明において、前記係合部を溝状に形成して、これを放散用容器に多数備えるようにした扇風機用揮散物質放散装置である。
第三の発明は、第一の発明において、前記係合部を突起状に形成して、これを放散用容器に多数備えるようにした扇風機用揮散物質放散装置である。
本発明によれば、取り付け具では伸縮自在の環状のリング体を備え、このリング体に移動自在に付き扇風機のガードに引っ掛かり可能となるフック状の掛止体を複数備えると共に、放散用容器に取り付け具のリング体を係合する係合部を多数備えた構成にして、家庭用扇風機や大型扇風機に合わせて、取り付け具のリング体を放散用容器に多数備えた係合部における適宜な箇所に係合すると共に、取り付け具の掛止体を扇風機のガードにおける所望の場所に引っ掛けることにより、家庭用扇風機や大型扇風機といった大きさや構造が大きく異なる扇風機にあっても、常に最適に、揮散物質を内部に収納した放散用容器を扇風機に取り付けることができる。
本発明による扇風機用揮散物質放散装置の第一実施形態について説明する。扇風機用揮散物質放散装置としては、扇風機1の送風気流を利用して内部に収納した揮散物質を外部に放散する放散用容器2と、この放散用容器2を扇風機1に取り付けるための取り付け具3と、より成る。
この各構成部材を具体的に説明すると、図1、図2、図3に示すように、放散用容器2は、前後の厚みが薄い中空の円形状となり、前面の前面壁11と、後面の後面壁12と、リング状となる側面の周側壁13とから構成する。この前面壁11と後面壁12と周側壁13とにあっては、前面壁11と周側壁13とが一体で、後面壁12のみが別となり、周側壁13の後端内側に後面壁12が嵌り込むような構造にしている。なお、この構造については、これに限定されるものではなく、例えば前面壁11と後面壁12と周側壁13すべてが別々になる構造のもの、また逆にすべて一体となる構造のものでも良い。
そして、前面壁11には略全体にわたって縦スリット状の放出口14を備えると共に、後面壁12には略全体を大きく円形状に開口する流入口15を備える。なお、この放出口14や流入口15については、前述の縦スリット状や円形状のものに限定されるものではなく、例えば前面壁11略全体にわたって多数の小円状の穴を設けるようにしても良い。
また、この放散用容器2の内部には揮散物質を保持した薄型円形状の揮散物質保持体16を後方より出し入れ自在に縦向きで収納する。図4に示すように、この揮散物質保持体16は三本の放射状のバー17を設けて大きな開口部を有する円形状の前枠体18と、この前枠体18の内側に嵌め込むようになる三本の放射状のバー19を設けて大きな開口部を有する円形状の後枠体20と、この前枠体18と後枠体20との内側の間に収める通気性を有する円形状の含浸材21とから成り、この含浸材21に芳香剤や消臭剤、害虫防除剤等の揮散物質を含浸させる。
なお、この揮散物質保持体16における含浸材21において、その材料としては、紙類(パルプ、リンター、合成紙等)、木製類(おがくず等)、セラミック、繊維類(化学繊維、ガラス繊維、炭素繊維等)、天然繊維(木綿、羊毛、絹、麻等)、樹脂類(ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、レーヨン、ビスコース、高吸油性ポリマー等)、各繊維からの不織布、天然植物等の乾燥物等が挙げられる。そして、その形態としては、マット状、シート状、網状、ハニカム状、スノコ状、格子状、綿状、粒状等が挙げられる。
また、揮散物質保持体16に保持する揮散物質としては、芳香剤や消臭剤、害虫防除剤等であるが、特に人体に対して悪影響が少ないつまり無害な成分のものが良い。なお、害虫防除剤は、殺ダニ剤、害虫あるいは害獣忌避剤、殺虫剤または害虫の成長制御剤、吸血行動阻止剤等であり、殺虫を主たる目的として使用する場合は、従来より用いられている各種の揮散性殺虫剤、例えばピレスロイド系殺虫剤、カーバメート系殺虫剤、有機リン系殺虫剤等が挙げられるが、安全面を考えて、一般に安全性が高いピレスロイド系殺虫剤が好適である。さらに、その中でも、微量で効力を発揮する高活性のメトフルトリン、トランスフルトリン、エムペントリン、テラレスリン、プロフルトリンが揮散物質保持体16の含浸材21を薄く、また小さくできることからより好ましい。なお、前述のピレスロイド系殺虫剤は、低濃度では忌避や吸血阻害の効能を発現するので安全面で好適に使用することができる。また、安全性の高い植物精油(ペニーロイヤル油、レモングラス油、ヒバ油、ペパーミント油等)やその有効成分(プレゴン、シトラール、シトロネラール、ヒノキチオール、シネオール等)も忌避や吸血阻害の効能を発現するので好適に使用することができる。
そして、放散用容器2の前面壁11における外周側には後述する取り付け具3のリング体23を係合する溝状の係合部22を多数、例えば六ヶ所備える。なお、この溝状の係合部22の個数は上記の個数に限定されるものではない。
一方、図5に示すように、取り付け具3は、伸縮自在の環状のリング体23を備え、このリング体23に移動自在に付き扇風機1のガード5に引っ掛かり可能となるフック状の掛止体24を複数、例えば三個備える。なお、リング体23は伸縮自在となるゴム紐等が良く、伸び縮みが大きなものが最適である。また、掛止体24は三個に限定されるものではなく、もっとたくさん装着するようにしても良い。
このような構成の第一実施形態における扇風機用揮散物質放散装置の使用例について説明すると、まず、家庭等で用いる家庭用扇風機1に使用する場合、図6に示すように、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面中央に配置すると共に、取り付け具3における三個の掛止体24を扇風機1のガード5の枠6における上端と右下と左下の三ヶ所に引っ掛ける。そして、取り付け具3におけるリング体23を放散用容器2の溝状の係合部22三ヶ所に嵌め込むように係合することで、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面に押し付けるようにして取り付けるようにする。これにより、放散用容器2が落下することなく家庭用扇風機1に取り付けることができ、扇風機1の送風気流を利用して、放散用容器2より揮散物質を外部に放散して、快適な生活空間を得ることができる。
次に、工場や作業所、銭湯等の広い場所に設置して用いる大型扇風機1に使用する場合、図7に示すように、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面中央に配置すると共に、取り付け具3における二個の掛止体24を扇風機1のガード5の枠6における左端と右端の二ヶ所に引っ掛ける。そして、取り付け具3におけるリング体23を放散用容器2の溝状の係合部22二ヶ所に嵌め込むように係合することで、放散用容器2を扇風機のガードの前面に押し付けるようにして取り付けるようにする。これにより、放散用容器2が落下することなく大型扇風機1に取り付けることができ、扇風機1の送風気流を利用して、放散用容器2より揮散物質を外部に放散して、快適な生活空間を得ることができる。
このように、本発明による扇風機用揮散物質放散装置にあっては、取り付け具3では伸縮自在の環状のリング体23を備え、このリング体23に移動自在に付き扇風機1のガード5に引っ掛かり可能となるフック状の掛止体24を複数備えると共に、放散用容器2に取り付け具3のリング体23を係合する係合部22を多数備えた構成にして、家庭用扇風機1や大型扇風機1に合わせて、取り付け具3のリング体23を放散用容器2に多数備えた係合部22における適宜な箇所に嵌め込むように係合すると共に、取り付け具3の掛止体24を扇風機1のガード5における所望の場所に引っ掛けることにより、家庭用扇風機1や大型扇風機1といった大きさや構造が大きく異なる扇風機1にあっても、常に最適に、揮散物質を内部に収納した放散用容器2を扇風機1に取り付けることができる。
本発明による扇風機用揮散物質放散装置の第二実施形態について説明する。扇風機用揮散物質放散装置としては、前述した第一実施形態と基本的には同様であり、放散用容器2と取り付け具3とより成る。そして、放散用容器2も、前面壁11と後面壁12と周側壁13とから形成すると共に、前面壁11に縦スリット状の放出口14を、後面壁12に略全体を大きく円形状に開口する流入口15をそれぞれ備える。また、この放散用容器2の内部には揮散物質を保持した薄型円形状の揮散物質保持体16を収納する。
そして、このような構成において、放散用容器2の前面壁11における外周側には第一実施形態で説明した溝状の係合部22の代わりに、図8、図9に示すように、突起状であるピン状の係合部22を六ヶ所備える。なお、この係合部22の数は上記のものに限定されるものではない。
一方、取り付け具3は、前述した第一実施形態と全く同様、伸縮自在の環状のリング体23を備え、このリング体23に移動自在に付き扇風機1のガード5に引っ掛かり可能となる掛止体24を三個備える。
このような構成の第二実施形態における扇風機用揮散物質放散装置の使用例について説明すると、家庭等で用いる家庭用扇風機1に使用する場合、図10に示すように、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面中央に配置すると共に、取り付け具3における三個の掛止体24を扇風機1のガード5の枠6における上端と右下と左下の三ヶ所に引っ掛ける。そして、取り付け具3におけるリング体23を放散用容器2の突起状の係合部22三ヶ所に引っ掛けるように係合することで、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面に押し付けるようにして取り付けるようにする。これにより、放散用容器2が落下することなく家庭用扇風機1に取り付けることができ、扇風機1の送風気流を利用して、放散用容器2より揮散物質を外部に放散して、快適な生活空間を得ることができる。
次に、工場や作業所、銭湯等の広い場所に設置して用いる大型扇風機1に使用する場合、図11に示すように、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面中央に配置すると共に、取り付け具3における二個の掛止体24を扇風機1のガード5の枠6における左端と右端の二ヶ所に引っ掛ける。そして、取り付け具3におけるリング体23を放散用容器2の突起状の係合部22の上下二ヶ所に引っ掛けるように係合することで、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面に押し付けるようにして取り付けるようにする。これにより、放散用容器2が落下することなく大型扇風機1に取り付けることができ、扇風機1の送風気流を利用して、放散用容器2より揮散物質を外部に放散して、快適な生活空間を得ることができる。
このように、前述した第一実施形態と同様、家庭用扇風機1や大型扇風機1に合わせて、取り付け具3のリング体23を放散用容器2に多数備えた係合部22における適宜な箇所に引っ掛けるように係合すると共に、取り付け具3の掛止体24を扇風機1のガード5における所望の場所に引っ掛けることにより、家庭用扇風機1や大型扇風機1といった大きさや構造が大きく異なる扇風機1にあっても、常に最適に、揮散物質を内部に収納した放散用容器2を扇風機1に取り付けることができる。
前述した本発明による扇風機用揮散物質放散装置の第二実施形態の変形例について説明すると、基本的には第二実施形態と同様であるが、放散用容器2の前面壁11に備える突起状であるピン状の係合部22において異なる。これは、前述の第二実施形態では前面壁11における外周側六ヶ所に突起状の係合部22を備えていたが、この代わりに、図12に示すように、放散用容器2の前面壁11の中央に一つの突起状であるピン状の係合部22を備える。
この第二実施形態の変形例の扇風機用揮散物質放散装置の使用例について説明すると、家庭等で用いる家庭用扇風機1に使用する場合、図13に示すように、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面中央に配置すると共に、取り付け具3における三個の掛止体24を扇風機1のガード5の枠6における上端と右下と左下の三ヶ所に引っ掛ける。そして、取り付け具3におけるリング体23を放散用容器2の前面壁11中央の突起状の係合部22にそれぞれ巻き付けるように係合することで、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面に押し付けるようにして取り付けるようにする。これにより、放散用容器2が落下することなく家庭用扇風機1に取り付けることができ、扇風機1の送風気流を利用して、放散用容器2より揮散物質を外部に放散して、快適な生活空間を得ることができる。
次に、工場や作業所、銭湯等の広い場所に設置して用いる大型扇風機1に使用する場合、図14に示すように、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面中央に配置すると共に、取り付け具3における二個の掛止体24を扇風機1のガード5の枠6における左端と右端の二ヶ所に引っ掛ける。そして、取り付け具3におけるリング体23を放散用容器2の前面壁11中央の突起状の係合部22にそれぞれ巻き付けるように係合することで、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面に押し付けるようにして取り付けるようにする。これにより、放散用容器2が落下することなく大型扇風機1に取り付けることができ、扇風機1の送風気流を利用して、放散用容器2より揮散物質を外部に放散して、快適な生活空間を得ることができる。
前述した本発明による扇風機用揮散物質放散装置の第一実施形態乃至第二実施形態及びその変形例にあっては、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面中央に取り付けるようにしていたが、これに限定されるものではなく、放散用容器2を扇風機1のガード5の他の場所に取り付けるようにしても良い。
これについて本発明による扇風機用揮散物質放散装置の第三実施形態として説明する。扇風機用揮散物質放散装置としては、前述した各実施形態と同様、扇風機1の送風気流を利用して内部に収納した揮散物質を外部に放散する放散用容器2と、この放散用容器2を扇風機1に取り付けるための取り付け具3と、より成る。
そして、図15、図16、図17に示すように、放散用容器2は、前後の厚みが薄い中空の円形状となり、前面の前面壁11と、後面の後面壁12と、リング状となる側面の周側壁13とから構成し、前面壁11と周側壁13とが一体で、後面壁12のみが別となり、この後面壁12が内部に嵌り込むような構造にしている。また、このような構成の放散用容器2の内部には揮散物質を保持した薄型長方形状の揮散物質保持体16を後方より出し入れ自在に収納する。そして、前面壁11と後面壁12の両方には略全体にわたって円形スリット状の放出口14と流入口15とを備える。さらに、前面壁11の左右の両端それぞれには取り付け具3のリング体23を係合する溝状の係合部22を縦に向けて備える。
一方、図18に示すように、取り付け具3は、伸縮自在の環状のリング体23を備え、このリング体23に移動自在に付き扇風機1のガード5に引っ掛かり可能となるフック状の掛止体24を複数、例えば四個備える。
このような構成の第三実施形態における扇風機用揮散物質放散装置の使用例について説明すると、まず、家庭等で用いる家庭用扇風機1に使用する場合、図19、図20に示すように、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面中央の上方に配置し、取り付け具3における四個の掛止体24のうち、二個の掛止体24を扇風機1のガード5の前面中央の左右に引っ掛けると共に、残りの二個の掛止体24を扇風機1のガード5の後面における中央近傍の左右に引っ掛ける。そして、取り付け具3におけるリング体23を放散用容器2の左右の両端に備えた溝状の係合部22に嵌め込むように係合することで、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面に押し付けるようにして取り付けるようにする。これにより、放散用容器2が落下することなく家庭用扇風機1に取り付けることができ、扇風機1の送風気流を利用して、放散用容器2より揮散物質を外部に放散して、快適な生活空間を得ることができる。
次に、工場や作業所、銭湯等の広い場所に設置して用いる大型扇風機1に使用する場合、図21、図22に示すように、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面中央の上方に配置し、取り付け具3における四個の掛止体24のうち、二個の掛止体24を扇風機1のガード5の前面中央の左右に引っ掛けると共に、残りの二個の掛止体24を扇風機1のガード5の上方側の枠6に引っ掛ける。そして、取り付け具3におけるリング体23を放散用容器2の左右の両端に備えた溝状の係合部22に嵌め込むように係合することで、放散用容器2を扇風機1のガード5の前面に押し付けるようにして取り付けるようにする。これにより、放散用容器2が落下することなく大型扇風機1に取り付けることができ、扇風機1の送風気流を利用して、放散用容器2より揮散物質を外部に放散して、快適な生活空間を得ることができる。
このように、前述した各実施形態と同様、家庭用扇風機1や大型扇風機1に合わせて、取り付け具3の掛止体24を扇風機1のガード5における所望の場所に引っ掛けることにより、家庭用扇風機1や大型扇風機1といった大きさや構造が大きく異なる扇風機1にあっても、常に最適に、揮散物質を内部に収納した放散用容器2を扇風機1に取り付けることができる。
さらに、本発明による扇風機用揮散物質放散装置の第四実施形態として説明すると、扇風機用揮散物質放散装置としては、前述した各実施形態と同様、扇風機の送風気流を利用して内部に収納した揮散物質を外部に放散する放散用容器と、この放散用容器を扇風機に取り付けるための取り付け具と、より成る。
そして、図23、図24、図25に示すように、放散用容器2は、前後の厚みが薄い中空の横長方形状となり、前面の前面壁31と、後面の後面壁32と、上面の上面壁33と、下面の下面壁34と、左右面それぞれの側面壁35とから構成し、後面壁32と上面壁33と下面壁34と左右の側面壁35とが一体で、前面壁31のみが別となり、この前面壁31が内部に嵌り込むような構造にしている。また、このような構成の放散用容器2の内部には揮散物質を保持した薄型長方形状の揮散物質保持体16を前方より出し入れ自在に収納する。そして、前面壁31と後面壁32の両方には略全体にわたって横スリット状の放出口14と流入口15とを備える。さらに、後面壁32の左右の両端それぞれには取り付け具3のリング体23を係合する溝状の係合部22を縦に向けて備える。
一方、図18に示すように、取り付け具3は、伸縮自在の環状のリング体23を備え、このリング体23に移動自在に付き扇風機1のガード5に引っ掛かり可能となるフック状の掛止体24を複数、例えば四個備える。
このような構成の第四実施形態における扇風機用揮散物質放散装置の使用例について説明すると、まず、家庭等で用いる家庭用扇風機1に使用する場合、図26、図27に示すように、放散用容器2を扇風機1のガード5の後面の上方に配置し、取り付け具3における四個の掛止体24のうち、二個の掛止体24を扇風機1のガード5の後面における中央近傍の左右に引っ掛けると共に、残りの二個の掛止体24を扇風機1のガード5の前面中央の左右に引っ掛ける。そして、取り付け具3におけるリング体23を放散用容器2の左右の両端に備えた溝状の係合部22に嵌め込むように係合することで、放散用容器2を扇風機1のガード5の後面に押し付けるようにして取り付けるようにする。これにより、放散用容器2が落下することなく家庭用扇風機1に取り付けることができ、扇風機1の送風気流を利用して、放散用容器2より揮散物質を外部に放散して、快適な生活空間を得ることができる。
次に、工場や作業所、銭湯等の広い場所に設置して用いる大型扇風機1に使用する場合、図28、図29に示すように、放散用容器2を扇風機1のガード5の後面の上方に配置し、取り付け具3における四個の掛止体24のうち、二個の掛止体24を扇風機1のガード5の後面における中央近傍の左右に引っ掛けると共に、残りの二個の掛止体24を扇風機1のガード5の上方側の枠6に引っ掛ける。そして、取り付け具3におけるリング体23を放散用容器2の左右の両端に備えた溝状の係合部22に嵌め込むように係合することで、放散用容器2を扇風機1のガード5の後面に押し付けるようにして取り付けるようにする。これにより、放散用容器2が落下することなく大型扇風機1に取り付けることができ、扇風機1の送風気流を利用して、放散用容器2より揮散物質を外部に放散して、快適な生活空間を得ることができる。
このように、前述した各実施形態と同様、家庭用扇風機1や大型扇風機1に合わせて、取り付け具3の掛止体24を扇風機1のガード5における所望の場所に引っ掛けることにより、家庭用扇風機1や大型扇風機1といった大きさや構造が大きく異なる扇風機1にあっても、常に最適に、揮散物質を内部に収納した放散用容器2を扇風機1に取り付けることができる。
以上のように、本発明による扇風機用揮散物質放散装置にあっては、前述した各実施形態に示したように、いろいろな形状あるいは形態のものがあるが、これらに限定されるものではなく、同様の機能を有するものならどのような形状あるいは形態のものでも良い。
また、取り付け具3の掛止体24にあっては、前述した各実施形態では、三個乃至四個であったが、これに限定されるものではなく、二個又は五個以上の多数個備えるようにしても良い。ただし、実際に当該扇風機用揮散物質放散装置を使用するときの状態等を考えると、掛止体24の個数は三個以上が好ましい。また、この掛止体24において、取り付け具3のリング体23に対して容易に取り外し自在となる機構を有するようにして、必要に応じ掛止体24の数を変更できるようにしても良い。
一方、放散用容器2に備える係合部22についても、前述した各実施形態では、溝状又は突起状であるピン状の形状にしていたが、これに限定されるものではなく、取り付け具3のリング体23を係止できる凹凸の形状であれば、どのような形状でも良く、放散用容器2の外観デザインに調和するような形状のものでもよい。
さらに、当該扇風機用揮散物質放散装置にあっては、前述した各実施形態では、一つの放散用容器2を用いた例で説明していたが、これを例えば、二、三個以上の複数個用いるようにしても良い。一つの例としては、二個の放散用容器2を用いて、この二個の放散用容器2を扇風機1のガード5の前面における上方と下方それぞれに配置し、一つの取り付け具3でこの二個の放散用容器2を扇風機1に取り付けるようにする。さらには、二個の放散用容器2を扇風機1のガード5の前面における上方と後面における上方の二ヶ所にそれぞれ配置し、一つの取り付け具3でこの二個の放散用容器2を扇風機1のガード5の前面と後面とに取り付けるようにする。また、他の例として、三個の放散用容器2を用いて、この三個の放散用容器2を扇風機1のガード5の前面における中央とその左右両方とにそれぞれ配置し、一つの取り付け具3で三個の放散用容器2を扇風機1に取り付けるようにする。以上のような使い方も可能である。
本発明の第一実施形態の扇風機用揮散物質放散装置における放散用容器の正面図である。 図1におけるA−A断面図である。 本発明の第一実施形態の扇風機用揮散物質放散装置における放散用容器の背面図である。 放散用容器の揮散物質保持体の分解斜視図である。 本発明の第一実施形態の扇風機用揮散物質放散装置における取り付け具の斜視図である。 本発明の第一実施形態の扇風機用揮散物質放散装置の使用例を説明する正面図である。 本発明の第一実施形態の扇風機用揮散物質放散装置の使用例を説明する正面図である。 本発明の第二実施形態の扇風機用揮散物質放散装置における放散用容器の正面図である。 図8におけるB−B断面図である。 本発明の第二実施形態の扇風機用揮散物質放散装置の使用例を説明する正面図である。 本発明の第二実施形態の扇風機用揮散物質放散装置の使用例を説明する正面図である。 本発明の第二実施形態の変形例の扇風機用揮散物質放散装置における放散用容器の正面図である。 本発明の第二実施形態の変形例の扇風機用揮散物質放散装置の使用例を説明する正面図である。 本発明の第二実施形態の変形例の扇風機用揮散物質放散装置の使用例を説明する正面図である。 本発明の第三実施形態の扇風機用揮散物質放散装置における放散用容器の正面図である。 図15におけるC−C断面図である。 本発明の第三実施形態の扇風機用揮散物質放散装置における放散用容器の背面図である。 本発明の第三又は第四実施形態の扇風機用揮散物質放散装置における取り付け具の斜視図である。 本発明の第三実施形態の扇風機用揮散物質放散装置の使用例を説明する正面図である。 本発明の第三実施形態の扇風機用揮散物質放散装置の使用例を説明する側面図である。 本発明の第三実施形態の扇風機用揮散物質放散装置の使用例を説明する正面図である。 本発明の第三実施形態の扇風機用揮散物質放散装置の使用例を説明する側面図である。 本発明の第四実施形態の扇風機用揮散物質放散装置における放散用容器の正面図である。 図23におけるD−D断面図である。 本発明の第四実施形態の扇風機用揮散物質放散装置における放散用容器の背面図である。 本発明の第四実施形態の扇風機用揮散物質放散装置の使用例を説明する背面図である。 本発明の第四実施形態の扇風機用揮散物質放散装置の使用例を説明する側面図である。 本発明の第四実施形態の扇風機用揮散物質放散装置の使用例を説明する背面図である。 本発明の第四実施形態の扇風機用揮散物質放散装置の使用例を説明する側面図である。
符号の説明
1…扇風機、2…放散用容器、3…取り付け具、5…ガード、6…枠、11…前面壁、12…後面壁、13…周側壁、14…放出口、15…流入口、16…揮散物質保持体、17…バー、18…前枠体、19…バー、20…後枠体、21…含浸材、22…係合部、23…リング体、24…掛止体、31…前面壁、32…後面壁、33…上面壁、34…下面壁、35…側面壁

Claims (3)

  1. 扇風機1の送風気流を利用して内部に収納した揮散物質を外部に放散する放散用容器2と、この放散用容器2を扇風機1に取り付けるための取り付け具3と、より成り、取り付け具3は伸縮自在の環状のリング体23とこのリング体23に移動自在に付き扇風機1のガード5に引っ掛かり可能となる複数の掛止体24とを備えた構成にすると共に、放散用容器2には取り付け具3のリング体23を係合する係合部22を備えたことを特徴とする扇風機用揮散物質放散装置。
  2. 前記係合部22を溝状に形成して、これを放散用容器2に多数備えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の扇風機用揮散物質放散装置。
  3. 前記係合部22を突起状に形成して、これを放散用容器2に多数備えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の扇風機用揮散物質放散装置。


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