JP2007031590A - マーキングインキ組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長時間キャップを外したまま放置しておいてもペン先が乾燥し難く、かつガラス等の非吸収面に筆記した描線が乾きやすいマーキングインキ組成物を提供する。
【解決手段】 着色剤と有機溶剤と該有機溶剤に可溶な樹脂とポリグリセリンステアリン酸エステルと、融点20℃以上の脂肪酸トリグリセリドとからマーキングインキ組成物であり、インキ全量に対して、ポリグリセリンステアリン酸エステルが、0.1〜1.0重量%、脂肪酸トリグリセリドが、0.1〜1.0重量%であるマーキングインキ組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ペン先耐乾燥性に優れたマーキングインキ組成物に関し、更に詳細には長時間キャップを外したまま放置しておいてもペン先が乾燥し難く、かつガラス等の非吸収面に筆記した描線が乾きやすいマーキングインキ組成物に関する。
従来より、有機溶剤を主媒体とした、所謂油性のマーキングインキ組成物は、紙、布等の吸収面やプラスチック、ガラス、金属等の非吸収面のどちらにも筆記可能であり、しかも速乾性があることから広く使用されている。また、これらのインキには筆跡の定着性の強い一般的なものから、剥離剤等の添加により、非吸収面に書いた筆跡を乾いた布等による軽い擦過で消去し得るタイプの筆記板用消去性インキがある。しかしながらこれらのマーキングインキ組成物を使用した筆記具は、キャップを外した状態でペン先を長時間外部に露出させると、ペン先に含浸しているインキ組成物の溶剤が揮発して着色剤、樹脂等が乾燥固化して詰まり、筆記不能となっていた。そうした中、ペン先のインキ組成物の溶剤が乾燥することを防止するインキ組成物として、例えば、2.0〜16.0のHLB値を有するポリグリセリン高級脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルおよびプロピレングリコール脂肪酸エステルからなる群から選ばれた多価アルコールの脂肪酸エステルを含有するマーキングインキ組成物(参考文献1参照)、インキ全量に対して5〜30重量%の炭素数6〜12の飽和脂肪酸トリグリセリドを含有するマーキングインキ組成物(参考文献2)、トリメチロールアルカン脂肪酸エステル誘導体とポリグリセリン脂肪酸エステルからなるマーキングインキ組成物(特許文献3)、及びインキ全量に対して0.5〜20重量%、好ましくは2〜15重量%の範囲で脂肪酸成分が炭素数6以上であり特に8以上が好ましい脂肪酸トリグリセリドを含有するマーキングインキ組成物(特許文献4)等が知られている。
特開平10−120962号公報 特開平11−061025号公報 特開昭62−253678号公報 特開昭64−079280号公報
しかしながら、前述したマーキングインキ組成物は、ペン先耐乾燥性時間が5〜8時間程度の効果は得られるものの、例えば1日以上キャップを開けたままにすると、筆記できなくなってしまう問題点がある。しかしながら、これら添加剤を1日以上もたせるのに必要な量を添加すると、ガラス板などの非吸収面に筆記した場合、その描線が乾きにくくなるといった問題点がある。
本発明は、ペン先耐乾燥時間に優れ、かつガラス等の非吸収面筆記時に筆記したときにもその描線が乾きやすいマーキングインキ組成物を提供することを目的とする。
即ち、本発明は、着色剤と有機溶剤と該有機溶剤に可溶な樹脂と下記一般式(化1)で示されるポリグリセリンステアリン酸エステルと融点20℃以上の下記一般式(化2)で示される脂肪酸トリグリセリドとから少なくともなるマーキングインキ組成物を要旨とするものである。
Figure 2007031590
Figure 2007031590
本発明の上記一般式(化1)にて示されるポリグリセリンステアリン酸エステルは、マーキングインキ組成物中にコロイド状に均一に分散しており、ペン先部においてインキ組成物中の有機溶剤が蒸発するとコロイド粒子中に有機溶剤の一部を取り込んで、ペン先表面に析出する。この有機溶剤を取り込んだコロイド粒子により蒸発が抑制される。尚且つ、このコロイド粒子は、通常の筆圧により容易に破壊する為、再筆記が容易となる。
しかしながらこのコロイド粒子のみでは、ペン先上に僅かな隙間ができてしまう為、長時間のペン先耐乾燥性の効果を得ることはできない。そこに、マーキングインキ組成物中に安定に溶解し、ペン先部においてマーキングインキ組成物中の有機溶剤が蒸発すると樹脂と同時に析出しやすく、ペン先表面に均一な脆い皮膜を形成しやすい上記一般式(化2)にて示される融点20℃以上の脂肪酸トリグリセリドを添加することにより、ポリグリセリンステアリン酸エステルにより形成されるコロイド粒子の隙間を埋め込み、有機溶剤をより蒸発し難くすることができる為に、長時間のペン先乾燥性の効果が得られるものと推察される。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用する着色剤は、公知の染料、顔料の何れも使用することができる。
着色剤として使用する染料は使用する有機溶剤に可溶であればよく、C.I.Solvent Yellow 2、同6、同14、同15、同16、同19、同21、同33、同56、同61、同80、Solvent Orange 1、同2、同5、同6、同14、同37、同40、同44、同45、Solvent Red 1、同3、同8、同23、同24、同25、同27、同30、同49、同81、同82、同83、同84、同100、同]109、同121、C.I.Disperse Red 9、C.I.Solvent Violet 8、同13、同14、同21、同27、C.I.Disperse Violet 1、C.I.Solvent Blue 2、同11、同12、同25、同35、同36、同55、同73、C.I.Solvent Green 3、C.I.Solvent Brown 3、同5、同20、同37、C.I.Solvent Black 3、同5、同7、同22、同23、同123等を用いることができる。
着色剤として使用する顔料としては、従来公知のピグメントブラック6、同7等のカーボンブラック、ピグメントブルー27、同9、ピグメントバイオレット15、ピグメントレッド259等の金属錯塩系顔料、ピグメントホワイト6、ピグメントイエロー42、ピグメントブラック11、ピグメントレッド101等の金属酸化物系顔料、ピグメントイエロー53、ピグメントブラウン24等の複合酸化物系顔料等、ピグメントホワイト21、同22、同27、同28、同19、同24、カオリンクレー、焼成クレー、タルク、ベントナイト、マイカ、白雲母、金雲母、ネフェリンシナイト等の体質顔料、アルミニウムペースト、アルミニウムフレークパウダー、ブロンズ粉等の金属粉系顔料、ピグメントホワイト1、同14、二酸化チタン、被覆雲母等の真珠光沢顔料等の無機顔料、ピグメントレッド81、同81:1、同81:2、同81:3、同81:4、同82、同83、同84、同90、同90:1、同151、同169、同172、同173、同174、同191、ピグメントオレンジ39、ピグメントイエロー18、同100、同104、同115、同117、ピグメントブルー1、同1:2、同2、同3、同8、同9、同10、同11、同12、同14、同53、同62、同63、ピグメントバイオレット1、同2、同2:2、同3、同3:1、同3:3、同4、同5、同5:1、同6:1、同7:1、同9、同12、同20、同26、同27、同39、ピグメントグリーン1、同2、同3、同4、同8、同9、同10、同12、同45、ピグメントブラウン3等のレーキ系顔料、ピグメントレッド1、同3、同21、同112、同114、同146、同170、同187、同150、同185、同38、同41、ピグメントオレンジ5、同38、同36、同16、同13、同34、ピグメントイエロー1、同3、同97、同167、同154、同12、同13、同14、同17、同55、同83、同81、同10、ピグメントブラウン25等の不溶性アゾ顔料、ピグメントレッド144、同166等の縮合アゾ顔料、ピグメントレッド53、同53:1、同53:3、同50、同50:1、同49、同49:1、同49:2、同49:3、同57:1、同48:1、同48:2、同48:3、同48:4、同52:1、同63:1、同63:2、同58:2、同58:4、同51、同60:1、同64:1、ピグメントオレンジ17、同18、同19、ピグメントイエロー61、同62等のアゾレーキ系顔料、ピグメントブルー15、同15:1、同15:2、同15:3、同15:4、同15:5、同15:6、同16、同17:1、ピグメントグリーン7、同36、同37等のフタロシアニン系顔料、ピグメントレッド122、同202、同206、同207、同209、ピグメントオレンジ48、ピグメントバイオレット19等のキナクリドン系顔料、ピグメントレッド168、同177、ピグメントオレンジ51、ピグメントイエロー24、同108、ピグメントブルー60等のアントラキノン系顔料、ピグメントレッド123、同149、同178、同179、同190、同224、ピグメントバイオレット29、ピグメントブラック31、同32等のペリレン系顔料、ピグメントレッド194、ピグメントオレンジ43等のペリノン系顔料、ピグメントレッド88、同181、ピグメントブラウン27、ピグメントブルー66、同63等のインジゴ系顔料、ピグメントバイオレット23、同37等のジオキサジン系顔料、ピグメントイエロー138等のキノフタロン系顔料、ピグメントオレンジ61、ピグメントイエロー109、同110、同173等のイソインドリノン系顔料、ピグメントレッド260、ピグメントオレンジ66、同69、ピグメントイエロー139、同185等のイソインドリン系顔料、ピグメントイエロー150、ピグメントグリーン8、ピグメントグリーン10等のアゾ金属錯体顔料、ピグメントレッド257、ピグメントオレンジ68、ピグメントイエロー129、同153、同65等のアゾメチン金属錯体顔料、ピグメントレッド254、同255、同264、同270、同272、ピグメントオレンジ71、同73等のジケトピロロピロール系顔料、ピグメントブルー18、同19、同56、同57、同61、同56:1、同61:1等のアルカリブルー顔料、ピグメントブラック1等のアニリンブラック、ベーシックイエロー40、ベーシックレッド1、ベーシックバイオレット10、アシドイエロー7、アシドレッド92、アシドブルー9、ディスパーズイエロー121、ディスパーズブルー7、ダイレクトイエロー85、フルオロセントブライティングホワイテックスWS52、ソルベントイエロー44、ソルベントブルー5等の蛍光染料を合成樹脂中で固溶体とした蛍光顔料等の有機顔料等の中から、マーキングインキ組成物中に微粒子として安定に分散し得るものを1種または2種以上を適宣選択して用いることができる。その使用量は、顔料の種類や他のインキ成分によりことなるものの、マーキングインキ組成物全量に対して1〜40重量%、好ましくは2〜30重量%である。
本発明に使用される有機溶剤としては、エチルアルコール、n-プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n-ブチルアルコール、イソブチルアルコール、第三ブチルアルコール等の低級アルコール、キシレン、トルエン等の芳香族炭化水素や、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の低級脂肪族ケトンや、酢酸エチル、酢酸ブチル等の低級脂肪酸の低級アルコールエステルや、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素や、シクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素やグリコールのアルキルアルコール等が挙げられる。これらは単独もしくは複数混合して使用可能であり、これらの使用量は鋼材用油性インキ全量に対して50〜90重量%であり、好ましくは70〜85重量%である。
本発明に使用される樹脂は、皮膜形成付与、被筆記面への付着性付与およびインキの粘度調整の為に使用するもので、天然樹脂、合成樹脂が使用でき、具体的には、ロジン、ロジンエステル、ロジン変性グリセリンエステル、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性フェノールグリセリンエステル等のリロジン系樹脂、エチルセルロース、アセチルセルロース等のセルロース樹脂、石油系樹脂、ケトン系樹脂、ポリビニルブチラール、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合物、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合物等が挙げられ、単独もしくは複数混合して使用可能であり、これらの使用量はインキ組成物全量に対して1〜30重量%であり、好ましくは2〜19重量%である。
本発明で使用されるポリグリセリンステアリン酸エステルは及び融点20℃以上の脂肪酸トリグリセリドは、ペン先乾燥性を向上するために使用するものである。具体的にはポリグリセリンステアリン酸エステルとしては、モノステアリン酸ジグリセリル、モノステアリン酸テトラグリセリル、トリステアリン酸テトラグリセリル、ペンタステアリン酸テトラグリセリル、モノステアリン酸ヘキサグリセリル、トリステアリン酸ヘキサグリセリル、ペンタステアリン酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、ジステアリン酸デカグリセリル、トリステアリン酸デカグリセリル、ペンタステアリン酸デカグリセリル、ペンタヒドロキシステアリン酸デカグリセリル、ペンタイソステアリン酸デカグリセリル、ヘプタステアリン酸デカグリセリル、デカステアリン酸デカグリセリル等のポリグリセリンステアリン酸エステルが挙げられる。これら常温固体又はペースト状のポリグリセリン脂肪ステアリン酸エステルの使用量はインキ組成物全量に対し0.01〜2.0重量%であり、好ましくは0.1〜1.0重量%である。
融点20℃以上の脂肪酸トリグリセリドとしては、単一または混合物の何れでも良く、具体的には(カプリル酸・カプリン酸)トリグリセリドとステアリン酸トリグリセリド混合物(融点37〜40℃)、(カプリル酸・カプリン酸・ミリスチン酸・ステアリン酸)トリグリセリド(融点37〜40℃)、牛脂脂肪酸トリグリセリド(融点40〜44℃),ステアリン酸トリグリセリド(融点64〜71℃)、パルミチン酸トリグリセリド(融点50〜63℃)、ミリスチン酸トリグリセリド(融点45〜58℃)、ベヘン酸トリグリセリド(融点57〜65℃)、(ミンク油脂肪酸、パルミチン酸)トリグリセリド(融点33〜38℃)、ラウリン酸トリグリセリド(融点33〜38℃)、ラノリン酸トリグリセリド(融点40〜65℃)、パーム核油脂肪酸トリグリセライド(融点21〜24℃)、パーム油脂肪酸トリグリセライド(30〜50℃)、ヤシ油脂肪酸トリグリセリド(融点20〜28℃)等が挙げられる。この使用量はインキ全量に対しインキ組成物全量に対し0.01〜2.0重量%であり、好ましくは0.1〜1.0重量%である。
また、前述した非吸収面に書いた筆跡を乾いた布等による軽い擦過出消去しうるタイプの筆記板用消去性インキを得るには、前記各成分に加えて、前記有機溶剤に溶解し、かつ該有機溶剤よりも蒸気圧が低く、難揮発性または不揮発性である剥離剤を添加すれば良く、剥離剤としては高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル型非イオン系界面活性剤が挙げられる。これらを単独もしくは複数混合して使用することにより、筆跡に消去性を付与できる。具体的には、高級脂肪酸エステルとしては、ミリスチン酸ブチル、ステアリン酸ブチル、イソオクタン酸セチル、セバシン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジイソプロピル、リンゴ酸ジイソステアリル、オリーブオレイン酸エチル、イソステアリン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ステアリン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、イソステリン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソステアリル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、クエン酸トリ2−エチルヘキシル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル等が挙げられ、その使用量はインキ全量に対して、1〜10重量%、好ましくは2〜8重量%である。
ポリオキシエチレンアルキルエーテル型非イオン系界面活性剤およびその誘導体としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレン(C12〜15)アルキルエーテル、ポリオキシエチレン2級アルキルエーテル等が挙げられ、その使用量はインキ全量に対して0.1〜4.0重量%、好ましくは、0.5〜3重量%である。
本発明においては、上記以外に必要に応じて防腐・防黴剤、粘度調整剤、凍結防止剤、消泡剤、界面活性剤等、種々の添加剤を適宣使用できる。
本発明のマーキングインキ組成物は着色剤として、染料を使用する場合、各成分を混合溶解することにより得ることができ、顔料を使用する場合、各成分をホモミキサー、ボールミル、ラボミキサー、ヘンシルミキサー等の撹拌機を使用することにより容易に得ることができる。
以下、実施例に基づき本発明を説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
FUJI AS Black 810(ポリビニルブチラールで黒色顔料をコーティングした加工顔料、冨士色素(株)製) 8.0重量%
ソルミックスAP−4(イソプロピルアルコール変性エチルアルコール、日本アルコール販売(株)製) 50.0重量%
IPA(イソプロピルアルコール、日本石油化学(株)製) 31.5重量%
CIO(イソオクタン酸セチル、日光ケミカルズ(株)製) 7.0重量%
BS−2(ポリオキシエチレンステアリルエーテル、日光ケミカルズ(株)製)
2.0重量%
デカグリン5−S(ペンタステアリン酸デカグリセリル、日光ケミカルズ(株)製)
0.5重量%
CA340.2(植物油由来の脂肪酸トリグリセリド、融点40℃、英国MULTICHEM社製) 1.0重量%
上記配合物をホモミキサーで5時間分散して黒色のマーキングペン用油性インキを得た。
(実施例2)
VALIFAST RED 1308(C.I.Bacic Red 1とC.I.Acid Yellow 23の混合染料、オリエント化学工業(株)製) 5.0重量%
ソルミックスAP−4(イソプロピルアルコール変性エチルアルコール、日本アルコール販売(株)製) 84.0重量%
ベンジルアルコール(大阪有機化学工業(株)製) 5.0重量%
ヒタノール1501(フェノール樹脂、日立化成(株)製) 5.0重量%
デカグリン7−S(ヘプタステアリン酸デカグリセリル、日光ケミカルズ(株)製)
0.2重量%
トリファットC−24(ヤシ油脂肪酸トリグリセリド、日光ケミカルズ(株)製)
0.8重量%
上記各成分をラボミキサーにて1時間撹拌して、赤色インキを得た。
(実施例3)
FUJI AS Blue 650(ポリビニルブチラールで青色顔料をコーティングした加工顔料、冨士色素(株)製) 8.0重量%
ソルミックスAP−4(イソプロピルアルコール変性エチルアルコール、日本アルコール販売(株)製) 50.0重量%
n−プロピルアルコール(ダイセル化学工業(株)製) 31.0重量%
IPM(ミリスチン酸イソプロピル、日光ケミカルズ(株)製) 8.0重量%
BC−2(ポリオキシエチレンセチルエーテル、日光ケミカルズ(株)製)
1.5重量%
デカグリン3−S(トリステアリン酸デカグリセリル、日光ケミカルズ(株)製)
0.5重量%
CA210.2(植物油由来の脂肪酸トリグリセリド、融点40℃、英国MULTICHEM社製) 1.0重量%
上記各成分をホモキサーにて5時間撹拌して、青色インキ組成物を得た。
(実施例4)
Oil Blue 613(C.I.Solvent Blue 5とロジン変性スチレン・マレイン酸イソプロピル強重合物との混合品、オリエント化学工業(株)製)
1.0重量%
Savinyl Blue GLS(C.I.Solvent Blue 44、クラリアント ジャパン(株)製) 6.0重量%
Aizen Spilon Yellow C−2GH(増塩化合物染料、保土谷化学(株)製) 4.0重量%
ソルミックスAP−4(イソプロピルアルコール変性エチルアルコール、日本アルコール販売(株)製) 63.1重量%
n−プロピルアルコール(ダイセル化学工業(株)製) 10.0重量%
ベンジルアルコール(大阪有機化学工業(株)製) 5.0重量%
YP−90L(テルペンフェノール樹脂、ヤスハラケミカル(株)製)10.0重量%
ヘキサグリン5−S(ペンタステアリン酸ヘキサグリセリル、日光ケミカルズ(株)製)
0.4重量%
トリファットT−42(牛脂脂肪酸トリグリセリド、日光ケミカルズ(株)製)
0.5重量%
上記各成分をラボミキサーにて1時間撹拌して、緑色インキ組成物を得た。
(実施例5)
FUJI AS Red 575(ポリビニルブチラールで赤色顔料をコーティングした加工顔料、冨士色素(株)製) 6.0重量%
ソルミックスAP−4(イソプロピルアルコール変性エチルアルコール、日本アルコール販売(株)製) 53.0重量%
IPA(イソプロピルアルコール、日本石油化学(株)製) 31.5重量%
BS(ステアリン酸ブチル、日光ケミカルズ(株)製) 6.0重量%
BO−2(ポリオキシエチレンオレイルエーテル、日光ケミカルズ(株)製)
1.5重量%
ヘキサグリン3−S(トリステアリン酸ヘキサグリセリル、日光ケミカルズ(株)製)
1.0重量%
CA340.2(植物油由来の脂肪酸トリグリセリド、融点40℃、英国MULTICHEM社製) 1.0重量%
上記各成分をホモミキサーにて5時間攪拌して、赤色インキを得た。
(比較例1)
実施例1において、CA 340.2をのぞき、IPAを32.5重量%にした以外は実施例1と同様にして黒色インキを得た。
(比較例2)
実施例1において、デカグリン5−Sをのぞき、IPAを32.0重量%にした以外は実施例1と同様にして黒色インキを得た。
(比較例3)
実施例2において、デカグリン−7Sを2重量%にし、ソルミックスAP−4を82.2重量%にした以外は実施例2と同様にして赤色インキを得た。
(比較例4)
実施例2において、トリファットC−24を2重量%にし、ソルミックスAP−4を82.8重量%にした以外は実施例2と同様にして赤色インキを得た。
(比較例5)
実施例4においてヘキサグリン5−S 0.4重量%をヘキサグリン5−O(ペンタオレイン酸ヘキサグリセリル、外観液状、日光ケミカルズ(株)製)0.4重量%にした以外は実施例4と同様にして緑色インキを得た。
(比較例6)
実施例4においてトリファットT−42 0.5重量%をパナセート800(カプリル酸トリグリセリド、融点−5℃以下、日本油脂(株)製)0.5重量%にした以外は実施例4と同様にして緑色インキを得た。
以上の実施例1〜5及び比較例1〜6により得られたインキ組成物をぺんてる(株)製MW5Wに充填して確認試験を行った。
ペン先乾燥性試験方法
インキを充填した製品のキャップを外して室温(20℃、湿度50%)に放置し、開始から12時間は、1時間毎に筆記、12時間経過後は、12時間毎に筆記し筆跡がかすれる迄の時間を測定する。その結果を表1に示す。
筆跡乾燥性確認方法
ガラス板上に連続5回手書きでらせん状に筆記し、1分経過毎に筆記用紙を重ね、底面50mm、重量500gの重りで用紙を圧着させ1分間静置し、用紙を離したとき重ねた用紙を離したとき重ね用紙への筆記線の転写がなくなる迄の時間を測定する。その結果を表1に示す。
Figure 2007031590

Claims (3)

  1. 着色剤と、有機溶剤と、該有機溶剤に可溶な樹脂と、下記一般式(化1)で示されるポリグリセリンステアリン酸エステルと、融点20℃以上の下記一般式(化2)で示される脂肪酸トリグリセリドとから少なくともなるマーキングインキ組成物。
    Figure 2007031590
    Figure 2007031590
  2. 前記ポリグリセリンステアリン酸エステルがインキ全量に対して0.1〜1.0重量%含まれる請求項1に記載のマーキングインキ組成物。
  3. 前記融点20℃以上の脂肪酸トリグリセリドがインキ全量に対して0.1〜1.0重量%含まれる請求項1または請求項2に記載のマーキングインキ組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014024991A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Hitachi Maxell Ltd インクジェット記録用水性顔料インク組成物
JP2014122269A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Pilot Corporation ボールペン用水性インキ組成物及びそれを内蔵したボールペン

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