JP2007028532A - フリップフロップ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイナミック回路を用いた入力部とスタティック回路を用いた出力部から構成され、クロック周期に比べ短いパルス幅の期間にデータ取り込みを行うフリップフロップ回路において、小面積化と高速化を同時に達成する。
【解決手段】スキャン付きフリップフロップ回路において、ダイナミック回路で構成する入力部10では、3個のN型トランジスタ(N20、N21及びN3又はN22、N23及びN3)のみが直列接続される。データ信号Dは、N型トランジスタN21に直接入力される。一方、テスト入力信号SIは、アンドオアインバータ回路AOI2に入力される。このアンドオアインバータ回路AOI2には、クロック信号CKを2個のインバータ回路INV1、INV2を経たノードCKDの電位が制御信号として入力される。テスト入力信号SIはホールド制約時間が小さくて済む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高速に動作し且つ少ないトランジスタ数で構成可能なフリップフロップ回路に関し、特に複数のデータ入力から選択して記憶する機能を持つフリップフロップ回路又はスキャン機能付きフリップフロップ回路に関する。
半導体集積回路のロジック回路において、面積、消費電力、及びクリティカルパス遅延におけるフリップフロップ回路の占める割合は大きく、フリップフロップ回路の小面積化、低消費電力化、及び高速化が望まれる。また、設計したLSIのテストを容易に行うためにスキャン付きフリップフロップ回路が多く使われており、特に、スキャン付きフリップフロップ回路の小面積化、低消費電力化、及び高速化が重要である。
近年、高速用途向けにクロック周期よりも短いパルス幅の期間にデータを取り込むラッチ回路を用いたフリップフロップ回路が提案されている。以下、このような構成のフリップフロップ回路の従来例について図8及び図9の回路図を用いて説明する。
図8は、SDFF(Semi-Dynamic Flip-Flop)と呼ばれるスキャン付きフリップフロップ回路であり、ダイナミック回路を用いた入力部と、スタティック回路を用いた出力部から構成されており、特許文献1に記載されている一構成例(以下、従来例1と呼ぶ)である。
図8において、Dはデータ信号、CKはクロック信号、SIはテスト入力信号、SCANはテスト選択信号、Qは出力信号、VDDはVDD電源、GNDはGND電位を示す。
N20〜N23はN型トランジスタであり、N型トランジスタN20及びN21による直列接続と、N型トランジスタN22及びN23による直列接続とが並列に接続されてセレクタ回路が構成される。この構成において、N型トランジスタN21のデータ信号Dによる制御、又はN型トランジスタN23のテスト入力信号SIによる制御の何れかが、インバータ回路INV7で反転させたテスト選択信号SCANで制御するN型トランジスタN20と、テスト選択信号SCANで制御するN型トランジスタN22とにより排他的に選択される。
P1はソースにVDD電源が接続されたP型トランジスタ、N3はソースにGND電位が接続されたN型トランジスタであり、それぞれのゲートにはクロック信号CKが入力される。このP型トランジスタP1のドレインにはN型トランジスタN1が直列に接続され、更に、N型トランジスタN1のソースとN型トランジスタN3のドレインとの間に、前記のセレクタ回路が直列に挿入される。ここで、P型トランジスタP1のドレインとN型トランジスタN1のドレインとの接続ノードは、X1である。N型トランジスタN1のゲートには、2入力のNAND回路ND1の出力端子が接続される。このNAND回路ND1の一方の入力端子には、ノードX1が、また、他方の入力端子にはクロック信号CKが2つのインバータ回路INV1及びINV2により遅延されて入力される。ここで、インバータ回路INV2とNAND回路ND1の他方の入力端子との接続ノードはCKDである。
ノードX1は、ソースをVDD電源に接続されたP型トランジスタP2のゲートと、ソースがGND電位に接続されたN型トランジスタN5のゲートとに接続される。また、P型トランジスタP2とN型トランジスタN5との間には、ゲートにクロック信号CKを受けるN型トランジスタN4が直列に挿入される。ここで、P型トランジスタP2とN型トランジスタN4との接続ノードから得られる出力電位は出力信号Qである。
また、インバータ回路INV3、INV4により構成されるラッチ回路はノードX1に接続され、インバータ回路INV5、INV6により構成されるラッチ回路は出力信号Qを出力するP型トランジスタP2のドレインに接続される。
次に、前記構成のスキャン付きフリップフロップ回路において動作を説明する。
先ず、テスト選択信号SCANがローレベル、即ち、データ信号Dが選択されているときについて説明する。
クロック信号CKがローレベルの期間には、P型トランジスタP1がオンすることにより、ノードX1の電位はハイレベルとなる。このとき、N型トランジスタN4及びP型トランジスタP2がカットオフされるため、出力信号Qは以前の値に保持される。
続いて、クロック信号CKがハイレベルに遷移する時、ノードCKDの電位は直ちにハイレベルには遷移せず、インバータ回路INV1、INV2による遅延時間の後にハイレベルに遷移する。クロック信号CKがハイレベルであり、且つノードCKDの電位がローレベルの期間(以下、評価期間と呼ぶ)はN型トランジスタN1がオン状態となるため、この期間にデータ信号Dがハイレベルであれば、ノードX1はハイレベルからローレベルに遷移し、P型トランジスタP2により出力信号Qがハイレベルに遷移する。この評価期間に入力信号Dがローレベルであれば、ノードX1はハイレベルのままであり、N型トランジスタN4及びN5によって、出力信号Qがローレベルに遷移する。
続いて、クロック信号CKがハイレベルであり、且つノードCKDの電位がハイレベルの状態(以下、保持期間と呼ぶ)に移行するが、このとき、ノードX1の電位がハイレベルであれば、2入力NAND回路ND1によりN型トランジスタN1はカットオフされるので、データ信号Dの値に影響されることなく、インバータ回路INV3及びINV4により、そのハイレベル電位が保持される。ノードX1がローレベルで保持期間に入った場合、P型トランジスタP1がカットオフされているため、入力信号Dの値に関係なくインバータ回路INV3及びINV4によりノードX1の電位はローレベルを保持する。
通常、インバータ回路は2個のトランジスタ、2入力NAND回路は4個のトランジスタにより各々構成されるので、図8に示す従来例1のフリップフロップ回路は、合計28個のトランジスタにより構成される。
また、図9は、同じくSDFFと呼ばれるスキャン付きフリップフロップ回路の別の構成例(以下、従来例2と呼ぶ)である。ここでは、図8と同じ構成については同じ符号を付して、その説明を省略する。
図9では、図8に示したスキャン付きフリップフロップ回路と同じ機能を有するが、図8において、ノードX1の電位を保持期間においてハイレベルに保持するために設けられていたN型トランジスタN1及びNAND回路ND1を削除し、代わりに、2入力のAND回路及びその出力とテスト選択信号SCANとが入力されるORインバータ回路とからなるアンドオアインバータ回路AOI1、及び、同じく2入力のAND回路及びその出力とテスト選択信号SCANをインバータ回路INV7により反転させた信号とが入力されるORインバータ回路とからなるアンドオアインバータ回路AOI2を加えた点において異なっている。
即ち、データ信号Dがローレベルの状態において、クロック信号CKがローレベルからハイレベルに立ち上がった場合、保持期間ではノードCKDの電位はローレベルからハイレベルに遷移するので、テスト選択信号SCANの値に関らず、N型トランジスタN20及びN22はカットオフされる。従って、データ信号Dの値に関係せず、ノードX1の電位はハイレベルに保持され、図8におけるN型トランジスタN1と同様の機能を有する。
ここで、アンドオアインバータ回路は通常トランジスタ6個で構成されるため、図9に示した回路は合計35個のトランジスタにより構成される。
米国特許第5898330号明細書 特開2004−159315号公報
しかしながら、前記図8に示すスキャン付きフリップフロップ回路では、N型トランジスタが最大4つ直列に接続されて構成されており、遅延時間が大きくなるという問題があった。
一方、図9に示すスキャン付きフリップフロップ回路では、N型トランジスタの直列接続個数は3つであって、遅延時間は図8の回路に比べて小さいが、トランジスタ数が35個と多いという問題点があった。
また、図8及び図9のスキャン付きフリップフロップ回路では、クロックCKがローからハイに遷移するとき、テスト入力信号SIがローの信号を取り込もうとしたとき、クロックが立ち上がり動作を始めてから、インバータ回路INV1、INV2により遅延され、NAND回路ND1(又はアンドオアインバータ回路AOI2)の出力がハイからローに遷移してトランジスタN1(又はトランジスタN22)がカットオフされるまで、テスト入力信号SIをローに保持しておく必要があるため、フリップフロップ回路のホールド制約時間が大きいという課題があった。
本発明の目的は、スキャン付きフリップフロップ回路において、N型トランジスタを直列段数を3個に少なくして、動作の高速性を図ると共に、その構成トランジスタの個数を図9に示したフリップフロップ回路回路よりも少なく制限することにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、信号の入出力関係などを工夫することによって、必要トランジスタの個数を削減する。
すなわち、請求項1記載の発明のフリップフロップ回路は、複数のトランジスタを備え、クロック信号、第1のデータ信号、第2のデータ信号及び入力選択信号からなる第1の論理情報が入力され、前記第1の論理情報に基づく第2の論理情報を出力する入力部と、少なくとも前記クロック信号に依存した制御信号を生成する制御部と、前記第2の論理情報に基づく信号を出力する出力部とを備え、前記第2の論理情報が前記入力部から第1のノードを経て前記出力部へ伝達されるフリップフロップ回路であって、前記入力部は、前記クロック信号が第1の論理レベルのとき、前記第2の論理情報を第2の論理レベルの信号として前記第1のノードに出力し、前記クロック信号が第1の論理レベルから第2の論理レベルに遷移するとき、前記第1の論理情報と前記制御信号に基いた信号を前記第1のノードに出力するものであり、前記入力部において、前記第1のノードが第2の論理レベルから第1の論理レベルに遷移する際に電流が流れる第1の経路に含まれる第1のトランジスタのゲート端子には、前記第1のデータ信号が入力され、前記第1のノードが第2の論理レベルから第1の論理レベルに遷移する際に電気が流れ且つ前記第1のトランジスタを含まない第2の経路に含まれる第2のトランジスタのゲート端子には、少なくとも前記制御信号及び前記第2のデータ信号を入力する第1の論理ゲートの出力信号が入力されることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のフリップフロップ回路において、前記第1のトランジスタと直列に接続され、前記第1の経路に含まれる第3のトランジスタのゲート端子には、少なくとも前記入力選択信号及び前記制御信号が入力される第2の論理ゲートの出力信号が入力され、前記第2のトランジスタと直列に接続され且つ前記第2の経路に含まれる第4のトランジスタのゲート端子には、前記入力選択信号が入力されることを特徴とする。
請求項3記載の発明のフリップフロップ回路は、複数の第2極性トランジスタを備え、クロック信号、第1のデータ信号、第2のデータ信号及び入力選択信号を受ける入力部と、前記入力部の出力をラッチするラッチ回路と、第1のノードを有する制御部と、出力端子から信号を出力する出力部とを備え、前記入力部は、第1の電位供給ノードと第2のノードとの間に配置された第1の第1極性トランジスタと、前記第2のノードにドレインを接続された第1の第2極性トランジスタと、前記第1の第2極性トランジスタのソースと第2の電位供給ノードとの間に並列に接続された第1及び第2の論理ブロックとを有し、前記第1の論理ブロックは、直列に接続された第2及び第3の第2極性トランジスタを含み、前記第2の論理ブロックは、直列に接続された第4及び第5の第2極性トランジスタを含み、前記第1の第1極性トランジスタ及び前記第1の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記クロック信号が入力され、前記第2の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記入力選択信号が入力され、前記第3の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記第1のノードを介して供給される制御信号及び前記第2のデータ信号が入力される第1の論理ゲートの出力信号が入力され、前記第4の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記第1のデータ信号が入力され、前記第5の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記第1のノードを介して供給される制御信号及び前記入力選択信号が入力される第2の論理ゲートの出力信号が入力され、前記ラッチ回路は、前記入力部の前記第2のノードを介して供給される信号が入力され、この信号の論理を反転して第3のノードに出力する第1のインバータと、前記第3のノードを介して供給される信号が入力され、この信号の論理を反転して前記第1のインバータの入力に出力する第2のインバータを含み、前記制御部は、第1の電位供給ノードと前記第3のノードとの間に、直列に配置された第2の第1極性トランジスタ及び第4の第2極性トランジスタと、前記第1の電位供給ノードと、前記第2の第1極性トランジスタと前記第4の第2極性トランジスタと間の中間ノードとなる前記第1のノードとの間に、配置された第3の第1極性トランジスタを有し、前記第2の第1極性トランジスタ及び前記第4の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記クロック信号が入力され、前記第3の第1極性トランジスタのゲート端子には、前記出力端子又は前記第1のノードから出力される信号の論理に依存した論理を有する信号が入力され、前記出力部は、前記制御部の前記第1のノードを介して供給される信号及び前記ラッチ回路の前記第3のノードを介して供給される信号を受け、前記制御部の前記第1のノードを介して供給される信号が第2の論理レベルであり且つ前記ラッチ回路の前記第3のノードを介して供給される信号が第1の論理レベルのとき、前記出力端子の信号レベルを保持し、前記制御部の前記第1のノードを介して供給される信号が第1の論理レベルのとき、前記出力端子に前記第1のノードを介して供給される信号に依存した論理の信号を出力し、前記第3のノードを介して供給される信号が第2の論理レベルのとき、前記第3のノードを介して供給される信号に依存した論理の信号を出力することを特徴とする。
請求項4記載の発明のフリップフロップ回路は、複数の第2極性トランジスタを備え、クロック信号、第1のデータ信号、第2のデータ信号及び入力選択信号を受ける入力部と、前記入力部の出力をラッチするラッチ回路と、第1のノードを有する制御部と、出力端子から信号を出力する出力部とを備え、前記制御部は、前記クロック信号を入力し、このクロック信号を所定期間遅延させて出力する遅延素子の出力に依存する制御信号を出力し、前記入力部は、第1の電位供給ノードと第2のノードとの間に配置された第1の第1極性トランジスタと、前記第2のノードにドレインを接続された第1の第2極性トランジスタと、前記第1の第2極性トランジスタのソースと第2の電位供給ノードとの間に並列に接続された第1及び第2の論理ブロックとを有し、前記第1の論理ブロックは、直列に接続された第2及び第3の第2極性トランジスタを含み、前記第2の論理ブロックは、直列に接続された第4及び第5の第2極性トランジスタを含み、前記第1の第1極性トランジスタ及び前記第1の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記クロック信号が入力され、前記第2の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記入力選択信号が入力され、前記第3の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記第1のノードを介して供給される制御信号及び前記第2のデータ信号が入力される第1の論理ゲートの出力信号が入力され、前記第4の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記第1のデータ信号が入力され、前記第5の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記第1のノードを介して供給される制御信号及び前記入力選択信号が入力される第2の論理ゲートの出力信号が入力され、前記ラッチ回路は、前記入力部の前記第2のノードを介して供給される信号が入力され、この信号の論理を反転して第3のノードに出力する第1のインバータと、前記第3のノードを介して供給される信号が入力され、この信号の論理を反転して前記第1のインバータの入力に出力する第2のインバータを含み、前記出力部は、クロック端子に第1の論理レベルの信号が加わるとき、前記出力端子の信号を保持し、前記クロック端子に第2の論理レベルの信号が加わるとき、前記第2のノードの信号に依存した論理の信号を前記出力端子に出力することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項1〜4の何れか1項に記載のフリップフロップ回路において、前記第1及び第2の論理ゲートは、各々反転論理和回路で構成されることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項5記載のフリップフロップ回路において、前記第1の論理ゲートである反転論理和回路の一部を構成し且つ前記制御信号がゲート端子に加わる第1極性トランジスタと、前記第2の論理ゲートである反転論理和回路の一部を構成し且つ前記制御信号がゲート端子に加わる第1極性トランジスタとが、1個の第1極性トランジスタで共用されることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記請求項3〜6の何れか1項に記載のフリップフロップ回路において、前記入力部には、前記第1、第2のデータ信号を含む3つ以上のデータ信号群が入力され、前記データ信号群が入力され、前記第1及び第2の論理ブロックを含む3つ以上の論理ブロックを有することを特徴とする。
以上により、請求項1〜7記載の発明のフリップフロップ回路では、例えば図9の従来のフリップフロップ回路に備えられる選択信号反転用のインバータ回路INV7を不要にできるので、例えばN型トランジスタの直列段数を3段としながら、従来よりも少ない個数のトランジスタでフリップフロップ回路を構成できる。従って、スキャン付きフリップフロップ回路として用いる場合には、第1のデータ信号として通常動作時のデータ信号を用い、第2のデータ信号としてテスト動作時のテスト入力信号を用いると、高速動作が要求される通常動作時には、N型トランジスタの直列段数が4段のフリップフロップ回路と比較して、高速に動作させることが可能である。
更に、スキャン付きフリップフロップ回路として用いる場合に、高速動作が要求されず且つホールド制約時間が小さいことが要求されるテスト動作時には、第2の入力信号が単独でN型トランジスタに入力されるのではなくて、制御信号が入力される第1の論理ゲートに入力されるので、この第1の論理ゲートの遅延時間分だけ、第2の入力信号のホールド制約時間を小さくすることができる。
以上説明したように、請求項1〜7記載の発明のフリップフロップ回路によれば、従来のフリップフロップ回路よりもトランジスタを削減しながら、スキャン付きフリップフロップ回路として用いた場合に、高速動作が要求される通常動作時には、フリップフロップ回路を高速に動作させることができる一方、高速動作が要求されず且つホールド制約時間が小さいことが要求されるテスト動作時には、ホールド制約時間を小さくできる効果を奏する。
(実施形態1)
以下、本発明第1の実施形態のフリップフロップ回路について図面を参照しながら説明する。
尚、本発明を主にスキャン付きフリップフロップ回路として使う用途を想定して以下を記述するが、本発明を通常の2入力セレクタ付きフリップフロップ回路として使っても良い。
図1は本実施形態のスキャン付きフリップフロップ回路を示す回路図であり、図2はその動作を示すタイミングチャートである。
図1において、Dはデータ信号(第1のデータ信号)、CKはクロック信号、SIはテスト入力信号(第2のデータ信号)、SCANはテスト選択信号(入力選択信号)、Qは出力信号、CKD、X1はノード、VDDは電源、GNDはグランドである。
また、図1において、10はダイナミック回路を用いた入力部、11は制御部、12はスタティック回路を用いた出力部であり、N型トランジスタN3〜N5、N20〜N23、P型トランジスタP1〜P2、インバータ回路INV1〜INV6、アンドオアインバータ回路(反転論理和回路を構成する第1の論理ゲート)AOI2、他のアンドオアインバータ回路(反転論理和回路を構成する第2の論理ゲート)AOI1を含んで構成される。INV1、INV2はクロック信号CKを遅延させるための直列接続されたインバータ回路であって前記制御部11を構成し、後段のインバータ回路INV2の出力、即ち、ノードCKDの電位は制御信号なる。INV3〜INV4はノードn1の値を保持するための回路、INV5〜INV6は出力信号Qの信号を保持するための回路である。ここで、N型トランジスタN21は第1のN型トランジスタ(第1のトランジスタ)、N型トランジスタN22は第2のN型トランジスタ(第2のトランジスタ)、N型トランジスタN20は第3のN型トランジスタ(第3のトランジスタ)、N型トランジスタN23は第4のN型トランジスタ(第4のトランジスタ)である。
以下、本実施形態のスキャン付きフリップフロップ回路の詳細な構成、及びその動作を図1及び図2を参照して説明する。
テスト選択信号SCANがローレベル(第1の論理レベル)のとき、N型トランジスタN23はオフとなり、ノードX1からN型トランジスタN22、N23、N3を経てグランドGNDに至る電流の経路(第2の経路)IP2はカットオフされる。このとき、ノードX1の値はクロック信号CK、アンドオアインバータ回路AOI1の出力、データ信号Dによって決まる。テスト選択信号SCANがハイレベル(第2の論理レベル)のとき、アンドオアインバータ回路AOI1の出力はローレベルとなり、N型トランジスタN20はオフとなり、ノードX1からN型トランジスタN20、N21、N3を経てグランドGNDに至る電流の経路(第1の経路)IP1はカットオフされ、一方、N型トランジスタN23はオンになる。このとき、ノードX1の値は、クロック信号CK、テスト入力信号SIの値に依存するアンドオアインバータ回路AOI2の出力によって決まる。
先ず、テスト選択信号SCANがローレベルであり、出力信号Qがデータ信号Dに依存して決まるときについて説明する(図2中のt1〜t7の期間)。
クロック信号CKがローレベルの期間(図2中のt1、t4、t7の期間に相当)には、P型トランジスタP1によりノードX1がハイレベルとなる。この時、N型トランジスタN4及びP型トランジスタP2がカットオフされるので、出力信号QはINV5、INV6で構成されるラッチにより以前の値に保持される。
クロック信号CKがハイレベルに遷移する時、ノードCKDは直ちにハイレベルには遷移せず、INV1〜INV2によって生じる遅延時間だけ後れてハイレベルに遷移する。クロック信号CKがハイレベル且つノードCKDがローレベルの期間(以後、評価期間と呼ぶ。図2のt2、t5の期間に相当)では、アンドオアインバータ回路AOI1の出力はハイレベルとなり、N型トランジスタN20がオン状態となるので、この期間にデータ信号Dがハイレベルであれば、ノードX1はハイレベルからローレベルに変化し、P型トランジスタP2により出力信号Qがハイレベルに遷移する。評価期間に入力端子Dがローレベルであれば、ノードX1はハイレベルのままであり、N型トランジスタN4〜N5によって出力信号Qがローレベルに遷移する。続いて、クロック信号CKがハイレベルで且つノードCKDがハイレベルの状態(以後、保持期間と呼ぶ。図2中のt3、t6の期間に相当)に移行するが、このとき、ノードX1がハイレベルであれば、アンドオアインバータ回路AOI1によりN型トランジスタN20はカットオフされるので、データ信号Dの値に影響されることなく、インバータ回路INV3〜INV4によりレベルが保持される。ノードX1がローレベルで保持期間に入った場合、P型トランジスタP1がカットオフされているので、データ信号Dの値に関係なく、インバータ回路INV3〜INV4によりノードX1はローレベルを維持する。
次に、テスト選択信号SCANがハイレベルのときについて説明する(図2中のt11〜t17の期間に相当)。
クロック信号CKがローレベルの期間(図2中のt11、t14、t17の期間に相当)には、P型トランジスタP1によりノードX1がハイレベルとなる。この時、N型トランジスタN4及びP型トランジスタP2がカットオフされるので、出力信号Qは以前の値に保持される。続いて、クロック信号CKがハイレベルに遷移する時、ノードCKDは直ちにハイレベルには遷移せず、INV1〜INV2によって生じる遅延時間だけ後れてハイレベルに遷移する。クロック信号CKがハイレベル且つノードCKDがローレベルの期間(前述の評価期間。図2のt12、t15の期間に相当)では、アンドオアインバータ回路AOI2の出力には、テスト入力信号SIを反転した信号が出力される。テスト選択信号SCAN、クロック信号CKが共にハイレベルであるので、N型トランジスタN23、N3がオン状態となるので、この期間にテスト入力信号SIがローレベル(アンドオアインバータ回路AOI2の出力がハイレベル)であれば、ノードX1はハイレベルからローレベルに変化し、P型トランジスタP2により出力信号Qがハイレベルに遷移する。評価期間にテスト入力信号SIがハイレベル(アンドオアインバータ回路AOI2の出力がローレベル)であれば、ノードX1はハイレベルのままであり、N型トランジスタN4〜N5によって出力信号Qがローレベルに遷移する。続いて、クロック信号CKがハイレベルで且つノードCKDがハイレベルの状態(前述の保持期間。図2中のt13、t16の期間に相当)に移行するが、このとき、ノードX1がハイレベルであれば、アンドオアインバータ回路AOI2によりN型トランジスタN22はカットオフされるので、テスト入力信号SIの値に影響されることなく、インバータ回路INV3〜INV4によりレベルが保持される。ノードX1がローレベルで保持期間に入った場合、P型トランジスタP1がカットオフされているので、テスト入力信号SIの値に関係なく、インバータ回路INV3〜INV4によりノードX1はローレベルを維持する。
通常、インバータ回路は2個のトランジスタ、アンドオアインバータ回路は6個のMOSトランジスタより構成されるので、図1のフリップフロップ回路は合計33個のMOSトランジスタより構成される。
以上述べた通り、本実施形態によると、図9の従来例1の回路に比べMOSトランジスタ数は5個増加するが、データ信号が加わるN型トランジスタの直列段数を4個から3個に削減でき、動作時の速度を向上することができる。
また、動作時に比べ高速動作の要求されず、ホールド制約時間が小さいことが要求されるテスト動作時においては、ホールド制約時間を小さくすることができる。これについて図3を用いて説明する。
図3は、クロック信号CKがローからハイに遷移してデータを読み込むときに、データ信号D、テスト入力信号SI及びアンドオアインバータ回路AOI2の出力信号がデータを保持しておかなければならない期間の相対的な関係を表したタイミングチャートである。
データ信号D、テスト入力信号SI及びアンドオアインバータ回路AOI2の出力信号でハッチで斜線で表した期間が、クロック信号CKが立ち上がるときに各信号のデータを一定に保っておかなければならない期間を表す。
クロック信号CKが立ち上がる前にデータを確定させておかなければならない時間をセットアップ制約時間と呼ぶ。
同期設計を行った半導体順序回路では、
クロック周期<フリップフロップ回路の遅延時間+セットアップ制約時間+組み合わせ論理回路の最大パス遅延
を満たす必要があるため、このセットアップ制約時間が小さいほど高速なフリップフロップ回路であると言える。
また、クロック信号CKが立ち上がってからデータを保持させておかなければならない時間をホールド制約時間と呼ぶ。ホールド制約時間が大きいと、クロック信号CKが立ち上がってからデータ信号D又はテスト入力信号SIに加わるデータが変化しないように前段のフリップフロップ回路の出力との間に信号を遅延させるための回路を挿入しなければならない場合があり、面積の増大に繋がる。特に、テスト入力信号SIには前段のフリップフロップ回路の出力信号を直に加える必要があるため、より問題となる。
本実施形態において、アンドオアインバータ回路AOI2の信号がデータを保持しておくべき期間がデータ信号Dの同期間と同じと仮定する。この場合、テスト入力信号SIからアンドオアインバータ回路AOI2の出力までに遅延時間Tdelayが生じるため、テスト入力信号SIのホールド制約時間Thold_SIはデータ信号Dのホールド制約時間Thold_Dに比べ、Tdelay時間だけ小さくすることができ、以下の関係となる。
Thold_SI = Thold_D − Tdelay
また、テスト入力信号SIのセットアップ制約時間Tsetup_SIは、同様にデータ信号Dのセットアップ制約時間Tsetup_Dに対し、
Tsetup_SI = Tsetup_D + Tdelay
の関係となる。このように、テスト入力信号SIのセットアップ時間Tsetup_SIは、データ信号Dのセットアップ制約時間Tsetup_Dに対して大きくなるが、テスト入力信号SIに前段のフリップフロップ回路からの信号が加わるまでの遅延時間は一般的に短いので、問題とならない。
以上のように、本実施形態によれば、テスト入力信号SIのホールド制約時間Thold_Sを小さくすることができ、本実施形態のフリップフロップ回路を用いた半導体集積回路において、フリップフロップ回路間の遅延素子(一般にはバッファ回路などで構成される)の数を削減することができる。
尚、図1において、インバータ回路INV4、INV6は、クロック信号によって出力をハイインピーダンスに制御されるトライステートインバータであっても良い。
(実施形態2)
以下、本発明の第2の実施形態のスキャン付きフリップフロップ回路について、図面を参照しながら説明する。
図4は本実施形態のスキャン付きフリップフロップ回路を示す回路図であり、図5はその動作を示すタイミングチャートである。
図4においてDはデータ信号(第1のデータ信号)、CKはクロック信号、SIはテスト入力信号(第2のデータ信号)、SCANはテスト選択信号(入力選択信号)、Qは出力信号、NQは反転出力信号、X1〜X4はノード、VDDは所定電源電位(第1の電位)の電源(第1の電位供給ノード)、GNDはグランド(第2の電位供給ノード)である。
また、図4において、20は入力部、21はラッチ回路、22はノード(第1のノード)X2を有する制御部、23は出力部であり、P型トランジスタ(第1極性のトランジスタ)P1〜P5、N型トランジスタ(第2極性のトランジスタ)N3、N4、N6〜N8、N20〜N23、インバータ回路INV1〜INV4、NOR回路NR1、NR2を含んで構成される。INV1はノードX2の信号を遅延させるための回路、INV2、INV3はノードX1の値を保持すると共に、ノードX1の信号をノードX2に伝えるための回路である。
前記入力部20において、X1は第2のノード、P型トランジスタP1は第1のP型トランジスタ、N型トランジスタN3は第1のN型トランジスタ、B1は第2及び第3のN型トランジスタN22、N23を有する第1のN型論理ブロック(第1の論理ブロック)、B2は第4及び第5のN型トランジスタN21、N22を有する第2のN型論理ブロック(第2の論理ブロック)、NR2はNOR回路で構成された第1の論理ゲート、NR1はNOR回路で構成された第2の論理ゲートである。
また、ラッチ部21において、インバータ回路INV3は、その入力側がノードX1に接続された第1のインバータ回路、インバータ回路INV2は、その入力側がノード(第3のノード)X5に接続された第2のインバータ回路である。
更に、前記制御部22において、P型トランジスタP2は第2のP型トランジスタ、P型トランジスタP4は第3のP型トランジスタ、N型トランジスタN4は第4のN型トランジスタ、INV1はノードX2の電位を所定時間遅延させて出力する遅延素子である。
以下、本実施形態のスキャン付きフリップフロップ回路の具体的な構成及びその動作を図4及び図5を参照して説明する。
テスト選択信号SCANがローレベル(第1の論理レベル)のとき、N型トランジスタN22はオフとなり、ノードX1からN型トランジスタN3、N22、N23を経てグランドGNDに至る電流の経路は、カットオフされる。このとき、ノードX1の値は、クロック信号CKがハイレベル(第2の論理レベル)、NOR回路NR1の出力であるノードX3がハイレベルのときには、データ信号Dによって決まる。よって、出力信号Q、反転出力信号NQもデータ信号Dに依存して決まる。テスト選択信号SCANがハイレベルのとき、NOR回路NR1の出力であるノードX3はローレベルとなり、N型トランジスタN20はオフとなり、ノードX1からN型トランジスタN3、N20、N21を経てグランドGNDに至る電流の経路は、カットオフされる。このとき、ノードX1の値は、クロック信号CKがハイレベルのとき、テスト入力信号SIとインバータ回路INV1の出力を入力するNOR回路NR2の出力信号X4に依存して決まる。即ち、インバータ回路INV1の出力がローレベルのとき、データ入力信号SIに依存して決まる。よって出力信号Q、反転出力信号NQもテスト入力信号SIに依存して決まる。
先ず、テスト選択信号SCANがローレベルであり、出力信号Qがデータ信号Dに依存して決まるときについて、説明する(図5のt1〜t7の期間)。
クロック信号CKがローレベルの期間(図5中のt1、t4、t7の期間に相当)には、P型トランジスタP1によりノードX1がハイレベルに、P型トランジスタP3によりノードX2がハイレベルとなる。この時、N型トランジスタN4及びP型トランジスタP2がカットオフされるので、出力信号Qは、インバータ回路INV5、P型トランジスタP5、N型トランジスタN7、N8により以前の値に保持される。
クロック信号CKがハイレベル且つノードX3がハイレベルの期間(図5中のt2、t5の期間に相当)は、N型トランジスタN20がオン状態となるので、この期間にデータ信号Dがハイレベルであれば、ノードX1はハイレベルからローレベルに変化する。このとき、インバータ回路INV3の出力は、ローレベルからハイレベルに遷移する。よって、ノードX2、X3はハイレベルに保たれる(図5中のt3の期間に相当)。このとき、N型トランジスタN4がオンになり、反転出力信号NQがローレベルに、出力信号Qがハイレベルに遷移する。入力端子Dがローレベルであれば、ノードX1はハイレベルのままであり、インバータ回路INV4の出力もローレベルのままであり、N型トランジスタN6がオンであるので、ノードX2はハイレベルからローレベルに遷移する。そして、NOR回路NR1の出力であるノードX3がローレベルに遷移する。このとき、P型トランジスタP2がオンになり、反転出力信号NQがハイレベル、出力信号Qがローレベルに遷移する。
クロック信号CKがハイレベルで且つノードX3がローレベルの状態(図5中のt6の期間に相当)になると、N型トランジスタN20はカットオフされるので、データ信号Dの値に影響されることなく、インバータ回路INV2〜INV3によりノードX1のレベルが保持される。クロック信号CKがハイレベルで且つノードX1がローレベルの場合には、P型トランジスタP1がカットオフされているので、データ信号Dの値に関係なく、インバータ回路INV2〜INV3によりノードX1はローレベルを維持する。
次に、テスト選択信号SCANがハイレベルであり、出力信号Qがテスト入力信号SIに依存して決まるときについて、説明する(図5のt11〜t17の期間)。
クロック信号CKがローレベルの期間(図5中のt11、t14、t17の期間に相当)には、P型トランジスタP1によりノードX1がハイレベルに、P型トランジスタP3によりノードX2がハイレベルとなる。この時、N型トランジスタN4及びP型トランジスタP2がカットオフされるので、インバータ回路INV5、P型トランジスタP5、N型トランジスタN7、N8により、反転出力信号NQ及び出力信号Qは以前の値に保持される。
クロック信号CKがハイレベルのとき、N型トランジスタN3、N22がオン状態となる。クロック信号CKがローレベルからハイレベルに遷移した後、一定期間(図5中のt12、t15の期間に相当)の間、ノードX1のハイレベルの信号を入力するインバータ回路INV1の出力はローレベルとなるので、この期間にテスト入力信号SIがローレベルのときには、ノードX4がハイレベルとなり、N型トランジスタN23がオンとなって、ノードX1はハイレベルからローレベルに変化する。このとき、インバータ回路INV3の出力はローレベルからハイレベルに遷移する。よって、ノードX2、X4はハイレベルに保たれる(図5中のt13の期間に相当)。このとき、N型トランジスタN4がオンになり、反転出力信号NQがローレベル、出力信号Qがハイレベルに遷移する。入力端子Dがローレベルであれば、ノードX1はハイレベルのままであり、インバータ回路INV3の出力もローレベルのままであり、N型トランジスタN6がオンであるので、ノードX2はハイレベルからローレベルに遷移する。そして、インバータ回路INV2の出力であるノードX4がローレベルに遷移する。このとき、P型トランジスタP2がオンになり、反転出力信号NQがハイレベル、出力信号Qがローレベルに遷移する。
クロック信号CKがハイレベルで且つノードX4がローレベルの状態(図5中のt16の期間に相当)になると、N型トランジスタN23はカットオフされる。このとき、ノードX2はローレベルであり、インバータ回路INV1の出力はハイレベルであるので、NOR回路NOR2の出力X4は、テスト入力信号SIの値が変化してもローレベルのままであり、テスト入力信号SIに影響されることなく、インバータ回路INV2〜INV3によりノードX1のレベルが保持される。
クロック信号CKがハイレベルで且つノードX1がローレベルの場合には、P型トランジスタP1がカットオフされているので、テスト入力信号SIの値に関係なく、インバータ回路INV2〜INV3によりノードX1はローレベルを維持する。
通常、インバータ回路は2個のトランジスタ、2入力NOR回路は4個のトランジスタより各々構成されるため、図4に示す本実施形態のフリップフロップ回路は合計30個のトランジスタより構成される。
以上述べた通り、本実施形態によれば、図8の従来例1の回路に比べトランジスタ数は2個増加するが、データ信号が加わるN型トランジスタの直列段数を4個から3個に削減でき、動作時の速度を向上することができる。
また、第1の実施形態と同様に、本実施形態によれば、テスト入力信号のホールド制約時間を小さくすることができ、本実施形態のフリップフロップ回路を用いた半導体集積回路において、フリップフロップ回路間の遅延素子(一般にはバッファ回路などで構成される)の数を削減することができる。
尚、本実施形態において、クロック信号CKが入力されるN型トランジスタN3はノードX1に近い側に位置するが、グランドGNDに近い側に位置しても良い。また、N型トランジスタN8の電流駆動力をP型トランジスタP3に比べて1/5程度以下になるように小さく設定すれば、N型トランジスタN7は削除することが可能である。このとき、合計29個のトランジスタでフリップフロップ回路を構成可能である。
また、図4において、インバータ回路INV2はクロック信号によって出力をハイインピーダンスに制御されるトライステートインバータであっても良い。
(実施形態3)
以下、本発明の第3の実施形態のスキャン付きフリップフロップ回路について、図面を参照しながら説明する。
図6は、本実施形態のスキャン付きフリップフロップ回路を示す回路図である。図6は図4に示した実施形態2におけるフリップフロップ回路のNOR回路NR1、NR2に含まれるP型トランジスタの一部を共用した構成となっている。本実施形態の構成要素のうち、第2の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。P6〜P8はP型トランジスタ、N9〜N12はN型トランジスタである。P型トランジスタP6が、2つのNOR回路NR1、NR2で共用したトランジスタである。
図5に示したNOR回路NR1、NR2を構成するためには、8個のトランジスタが必要であるのに対し、本実施形態では、P型トランジスタP6〜P8、N型トランジスタN9〜N12の7個のトランジスタで同様の機能を実現できる。
以上述べた通り、本実施形態によれば、第2の実施形態で述べた効果に加え、更にMOSトランジスタ数を1個削減することができる。
尚、図6において、インバータ回路INV2はクロック信号によって出力をハイインピーダンスに制御されるトライステートインバータであっても良い。
(実施形態4)
以下、本発明の第4の実施形態のスキャン付きフリップフロップ回路について図面を参照しながら説明する。
図7は、本実施形態のフリップフロップ回路を示す回路図である。尚、本実施形態では、第1〜第3の実施形態において図1、図4及び図6に示した回路図と同一の回路を構成する素子については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7のD1〜DNは複数の入力信号からなるデータ信号群、複合論理ブロックMBは、その内部構成は図示しないが、前記データ信号群のデータ数に等しい個数のN型トランジスタから構成された論理回路である。
図7に示す回路は図4に示す第2の実施形態のN型トランジスタN21を複合論理ブロックMBに置き換えた構成となっている。複合論理ブロックMBはN型トランジスタだけで論理を構成できるので、同様の機能をフリップフロップ回路とCMOS論理回路と別々に構成する場合に比べ、トランジスタ数を削減することができる。
本実施形態によれば、実施形態2で示した効果に加え、フリップフロップ回路の機能を増やし、且つチップ全体の回路面積の削減を同時に行うことができる。
尚、図7において、インバータ回路INV2はクロック信号によって出力をハイインピーダンスに制御されるトライステートインバータであっても良い。
また、以上の説明では、第1極性のトランジスタをP型トランジスタで構成し、第2極性のトランジスタをN型トランジスタで構成したが、本発明はこれに限定されず、逆に、第1極性のトランジスタをN型トランジスタで構成し、第2極性のトランジスタをP型トランジスタで構成しても良いのは勿論である。この場合には、論理レベルのローレベル、ハイレベル、及び、電源電位と接地電位との関係を既述の説明とは逆にすれば良い。
以上説明したように、本発明では、高速に動作し且つ従来よりも少ないトランジスタ数で構成可能なフリップフロップ回路を提供できるので、高機能を有した大規模な半導体集積回路への適用が有用である。
本発明の第1の実施形態のフリップフロップ回路を示す回路図である。 同フリップフロップ回路の動作を示すタイムチャート図である。 同フリップフロップ回路のホールド制約時間の特性を表すタイムチャート図である。 本発明の第2の実施形態のフリップフロップ回路を示す回路図である。 同フリップフロップ回路の動作を示すタイムチャート図である。 本発明の第3の実施形態のフリップフロップ回路を示す回路図である。 本発明の第4の実施形態のフリップフロップ回路を示す回路図である。 従来のフリップフロップ回路の回路図である。 従来の他のフリップフロップ回路の回路図である。
符号の説明
P1 第1のP型トランジスタ(第1極性のトランジスタ)
P2 第2のP型トランジスタ
P4 第3のP型トランジスタ
P6 共用P型トランジスタ
N3 第1のN型トランジスタ(第2極性のトランジスタ)
N6 第4のN型トランジスタ
N20 第3のN型トランジスタ
N21 第1のN型トランジスタ
N22 第2のN型トランジスタ
N23 第4のN型トランジスタ
X1 第1のノード
X2 第1のノード
X5 第3のノード
D データ信号(第1のデータ信号)
CK クロック信号
Q 出力信号
NQ 反転出力信号
SI テスト入力信号(第2のデータ信号)
SCAN テスト選択信号(入力選択信号)
10、20 入力部
11、22 制御部
12、23 出力部
21 ラッチ回路
B1 第1のN型論理ブロック(第1の論理ブロック)
B2 第2のN型論理ブロック(第2の論理ブロック)
INV2 第2のインバータ回路
INV3 第1のインバータ回路
AOI1 アンドオアインバータ回路(第2の論理ゲート)
AOI2 アンドオアインバータ回路(第1の論理ゲート)
NR1 NOR回路(第2の論理ゲートを構成する反転論理和回路)
NR2 NOR回路(第1の論理ゲートを構成する反転論理和回路)
IP1 第1の経路
IP2 第2の経路
VDD 電源(第1の電位供給ノード)
GND グランド(第2の電位供給ノード)
D1〜DN 複数のデータ信号群
MB 復号論理ブロック

Claims (7)

  1. 複数のトランジスタを備え、クロック信号、第1のデータ信号、第2のデータ信号及び入力選択信号からなる第1の論理情報が入力され、前記第1の論理情報に基づく第2の論理情報を出力する入力部と、
    少なくとも前記クロック信号に依存した制御信号を生成する制御部と、
    前記第2の論理情報に基づく信号を出力する出力部とを備え、
    前記第2の論理情報が前記入力部から第1のノードを経て前記出力部へ伝達されるフリップフロップ回路であって、
    前記入力部は、前記クロック信号が第1の論理レベルのとき、前記第2の論理情報を第2の論理レベルの信号として前記第1のノードに出力し、前記クロック信号が第1の論理レベルから第2の論理レベルに遷移するとき、前記第1の論理情報と前記制御信号に基いた信号を前記第1のノードに出力するものであり、
    前記入力部において、
    前記第1のノードが第2の論理レベルから第1の論理レベルに遷移する際に電流が流れる第1の経路に含まれる第1のトランジスタのゲート端子には、前記第1のデータ信号が入力され、
    前記第1のノードが第2の論理レベルから第1の論理レベルに遷移する際に電気が流れ且つ前記第1のトランジスタを含まない第2の経路に含まれる第2のトランジスタのゲート端子には、少なくとも前記制御信号及び前記第2のデータ信号を入力する第1の論理ゲートの出力信号が入力される
    ことを特徴とするフリップフロップ回路。
  2. 前記請求項1記載のフリップフロップ回路において、
    前記第1のトランジスタと直列に接続され、前記第1の経路に含まれる第3のトランジスタのゲート端子には、少なくとも前記入力選択信号及び前記制御信号が入力される第2の論理ゲートの出力信号が入力され、
    前記第2のトランジスタと直列に接続され且つ前記第2の経路に含まれる第4のトランジスタのゲート端子には、前記入力選択信号が入力される
    ことを特徴とするフリップフロップ回路。
  3. 複数の第2極性トランジスタを備え、クロック信号、第1のデータ信号、第2のデータ信号及び入力選択信号を受ける入力部と、
    前記入力部の出力をラッチするラッチ回路と、
    第1のノードを有する制御部と、
    出力端子から信号を出力する出力部とを備え、
    前記入力部は、第1の電位供給ノードと第2のノードとの間に配置された第1の第1極性トランジスタと、前記第2のノードにドレインを接続された第1の第2極性トランジスタと、前記第1の第2極性トランジスタのソースと第2の電位供給ノードとの間に並列に接続された第1及び第2の論理ブロックとを有し、
    前記第1の論理ブロックは、直列に接続された第2及び第3の第2極性トランジスタを含み、前記第2の論理ブロックは、直列に接続された第4及び第5の第2極性トランジスタを含み、
    前記第1の第1極性トランジスタ及び前記第1の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記クロック信号が入力され、
    前記第2の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記入力選択信号が入力され、前記第3の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記第1のノードを介して供給される制御信号及び前記第2のデータ信号が入力される第1の論理ゲートの出力信号が入力され、
    前記第4の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記第1のデータ信号が入力され、前記第5の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記第1のノードを介して供給される制御信号及び前記入力選択信号が入力される第2の論理ゲートの出力信号が入力され、
    前記ラッチ回路は、
    前記入力部の前記第2のノードを介して供給される信号が入力され、この信号の論理を反転して第3のノードに出力する第1のインバータと、前記第3のノードを介して供給される信号が入力され、この信号の論理を反転して前記第1のインバータの入力に出力する第2のインバータを含み、
    前記制御部は、
    第1の電位供給ノードと前記第3のノードとの間に、直列に配置された第2の第1極性トランジスタ及び第4の第2極性トランジスタと、
    前記第1の電位供給ノードと、前記第2の第1極性トランジスタと前記第4の第2極性トランジスタと間の中間ノードとなる前記第1のノードとの間に、配置された第3の第1極性トランジスタを有し、
    前記第2の第1極性トランジスタ及び前記第4の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記クロック信号が入力され、
    前記第3の第1極性トランジスタのゲート端子には、前記出力端子又は前記第1のノードから出力される信号の論理に依存した論理を有する信号が入力され、
    前記出力部は、
    前記制御部の前記第1のノードを介して供給される信号及び前記ラッチ回路の前記第3のノードを介して供給される信号を受け、前記制御部の前記第1のノードを介して供給される信号が第2の論理レベルであり且つ前記ラッチ回路の前記第3のノードを介して供給される信号が第1の論理レベルのとき、前記出力端子の信号レベルを保持し、前記制御部の前記第1のノードを介して供給される信号が第1の論理レベルのとき、前記出力端子に前記第1のノードを介して供給される信号に依存した論理の信号を出力し、前記第3のノードを介して供給される信号が第2の論理レベルのとき、前記第3のノードを介して供給される信号に依存した論理の信号を出力する
    ことを特徴とするフリップフロップ回路。
  4. 複数の第2極性トランジスタを備え、クロック信号、第1のデータ信号、第2のデータ信号及び入力選択信号を受ける入力部と、
    前記入力部の出力をラッチするラッチ回路と、
    第1のノードを有する制御部と、
    出力端子から信号を出力する出力部とを備え、
    前記制御部は、前記クロック信号を入力し、このクロック信号を所定期間遅延させて出力する遅延素子の出力に依存する制御信号を出力し、
    前記入力部は、第1の電位供給ノードと第2のノードとの間に配置された第1の第1極性トランジスタと、前記第2のノードにドレインを接続された第1の第2極性トランジスタと、前記第1の第2極性トランジスタのソースと第2の電位供給ノードとの間に並列に接続された第1及び第2の論理ブロックとを有し、
    前記第1の論理ブロックは、直列に接続された第2及び第3の第2極性トランジスタを含み、前記第2の論理ブロックは、直列に接続された第4及び第5の第2極性トランジスタを含み、
    前記第1の第1極性トランジスタ及び前記第1の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記クロック信号が入力され、
    前記第2の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記入力選択信号が入力され、前記第3の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記第1のノードを介して供給される制御信号及び前記第2のデータ信号が入力される第1の論理ゲートの出力信号が入力され、
    前記第4の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記第1のデータ信号が入力され、前記第5の第2極性トランジスタのゲート端子には、前記第1のノードを介して供給される制御信号及び前記入力選択信号が入力される第2の論理ゲートの出力信号が入力され、
    前記ラッチ回路は、
    前記入力部の前記第2のノードを介して供給される信号が入力され、この信号の論理を反転して第3のノードに出力する第1のインバータと、前記第3のノードを介して供給される信号が入力され、この信号の論理を反転して前記第1のインバータの入力に出力する第2のインバータを含み、
    前記出力部は、クロック端子に第1の論理レベルの信号が加わるとき、前記出力端子の信号を保持し、前記クロック端子に第2の論理レベルの信号が加わるとき、前記第2のノードの信号に依存した論理の信号を前記出力端子に出力する
    ことを特徴とするフリップフロップ回路。
  5. 前記請求項1〜4の何れか1項に記載のフリップフロップ回路において、
    前記第1及び第2の論理ゲートは、各々反転論理和回路で構成される
    ことを特徴とするフリップフロップ回路。
  6. 前記請求項5記載のフリップフロップ回路において、
    前記第1の論理ゲートである反転論理和回路の一部を構成し且つ前記制御信号がゲート端子に加わる第1極性トランジスタと、
    前記第2の論理ゲートである反転論理和回路の一部を構成し且つ前記制御信号がゲート端子に加わる第1極性トランジスタとが、1個の第1極性トランジスタで共用される
    ことを特徴とするフリップフロップ回路。
  7. 前記請求項3〜6の何れか1項に記載のフリップフロップ回路において、
    前記入力部には、前記第1、第2のデータ信号を含む3つ以上のデータ信号群が入力され、
    前記データ信号群が入力され、前記第1及び第2の論理ブロックを含む3つ以上の論理ブロックを有する
    ことを特徴とするフリップフロップ回路。
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