JP2007026254A - 端末装置、移動通信端末、服薬管理システム、端末装置の服薬管理方法およびそのプログラム - Google Patents

端末装置、移動通信端末、服薬管理システム、端末装置の服薬管理方法およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 患者が常に電子メール受信可能な場所にいなくとも、患者に対して確実に医薬品の服用時期を通知することができる端末装置等を提供することを目的とする。
【解決手段】 スケジューラ38と、報知部34と、を有する携帯電話30であって、医薬品の名称または医薬品コードに関する所定情報と、当該医薬品の所定期間における服用指定日時に関する服用指定情報とを有する服用スケジュール情報を含む電子メールを受信する電子メール受信手段36と、受信した電子メールから読み出した服用スケジュール情報を解析し、その解析結果に基づいて、少なくとも所定情報と、服用指定情報とをスケジューラに登録する情報登録手段355と、スケジューラと協働し、登録された服用指定情報に基づいて、服用指定日時および/またはその前後所定時間内に、医薬品の服用を促すための報知を行うように報知部を制御する報知制御手段358と、を備えたものである。
【選択図】 図8

Description

本発明は、医薬品の服薬管理を行うための端末装置、移動通信端末、服薬管理システム、端末装置の服薬管理方法およびそのプログラムに関するものである。
医療機関や調剤薬局から処方された医薬品は、薬袋や処方箋に記載された用法、用量に従って服用される。しかしながら、この指示通りに服用する患者は、現状半数程度に過ぎず、その理由としては「飲み忘れ」が最も多いと云われている。このように、医師の指示通りに服薬を行わないこと(ノンコンプライアンス)により、病気によっては、さらに病状を悪化させ、生命に関わる場合もあるため、ノンコンプライアンスを効果的に防止する方策が望まれている。
そこで、このようなノンコンプライアンスの対策方法の一例として、例えば、特許文献1には、ピルの服用時期などの医療情報を電子メールによって携帯電話等に通知するシステムが開示されている。
特開2003−331061号公報
ところが、当該システムでは、メール送信可能な範囲に通信相手がいない場合や電源が切断されている場合は、服用時期を通知することができない。ピルの場合は、さほど服用時間が厳密に規定されていないため、数時間おきに複数回メール送信を繰り返すことで対応可能かもしれないが、「朝食前」、「昼食後」など、比較的固定された時間に服用を必要とする医薬品の場合は、問題である。しかも、この服用時期を知らせる電子メールを受信するために、携帯電話を常に電子メール受信可能な状態に保つのは困難である。
本発明は、上記の問題点に鑑み、患者が常に電子メール受信可能な場所にいなくとも、患者に対して確実に医薬品の服用時期を通知することができる端末装置、移動通信端末、服薬管理システム、端末装置の服薬管理方法およびそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明の端末装置は、電子メール機能と、スケジューラと、報知部と、を有する端末装置であって、医薬品の名称または医薬品コードに関する所定情報と、当該医薬品の所定期間における服用指定日時に関する服用指定情報とを有する服用スケジュール情報を含む電子メールを受信する電子メール受信手段と、受信した電子メールから読み出した服用スケジュール情報を解析し、その解析結果に基づいて、少なくとも所定情報と、服用指定情報とをスケジューラに登録するスケジューラ登録手段と、スケジューラと協働し、登録された服用指定情報に基づいて、服用指定日時および/またはその前後所定時間内に、医薬品の服用を促すための報知を行うように報知部を制御する報知制御手段と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明の端末装置の服薬管理方法は、電子メール機能と、スケジューラと、報知部と、を有する端末装置の服薬管理方法であって、端末装置が、医薬品の名称または医薬品コードに関する所定情報と、当該医薬品の所定期間における服用指定日時に関する服用指定情報とを有する服用スケジュール情報を含む電子メールを受信するステップと、受信した電子メールから読み出した服用スケジュール情報を解析し、その解析結果に基づいて、少なくとも所定情報と、服用指定情報とをスケジューラに登録するステップと、スケジューラと協働し、登録された服用指定情報に基づいて、服用指定日時および/またはその前後所定時間内に、医薬品の服用を促すための報知を行うように報知部を制御するステップと、を実行することを特徴とする。
これらの構成によれば、医薬品の所定期間における服用指定日時に関する服用スケジュール情報を、電子メールを用いて受信し、当該電子メールから読み出した服用スケジュール情報の解析結果に基づいて、少なくとも服用指定日時をスケジューラに登録するため、一度登録するだけで、スケジューラにより、所定期間(例えば、1回の処方による服用期間)の服薬管理を行うことができる。したがって、患者が常に電子メール受信可能な場所にいなくとも、端末装置のそばにいる限り、患者に対して確実に医薬品の服用時期を通知することができると共に、1回だけの受信で良いため受信処理の負担(パケット料金など)を少なくすることができる。また、電子メールの送信元は複数存在しても良いため、例えば複数の医療機関または調剤薬局から電子メールを受信することで、複数の医療機関または調剤薬局から処方を受ける場合であっても、端末装置で一元管理することができる。
また、この構成によれば、スケジューラと協働し、服用指定日時および/またはその前後所定時間内に、患者に対して医薬品の服用を促すための報知を行う(例えば、就寝前に3日間の服薬が指示されている場合、処方開始日から3日間、夜10時などの所定時間またはその30分前など前後所定時間内に報知を行う)ため、患者は当該報知があったときに服薬することで、飲み忘れを防止することができる。なお、報知部とは、スピーカ、LED、バイブレータ等を指すものである。
上記の端末装置において、服用スケジュール情報は、医薬品の形態を示す画像データおよび/または医薬品の服用方法を示す動画データを含み、服薬指示情報の解析結果に基づいて、画像データおよび/または動画データを、所定情報および服用指定情報と関連づけて記憶するデータ記憶部と、表示部と、報知制御手段による報知制御と連動して、若しくは画像データおよび/または動画データの表示指示に従って、データ記憶部から読み出したこれらのデータを表示部に表示させる表示制御手段と、をさらに備えていることが好ましい。
この構成によれば、服用指定日時に該当する日時、すなわち医薬品を服用すべきタイミングに、医薬品の形態を示す画像データおよび/または医薬品の服用方法を示す動画データが表示部に表示されるため、患者は当該画像データおよび/または動画データにより、処方された医薬品を間違えることなく、且つ正しく服用することができる。
上記の端末装置において、服用スケジュール情報は、医薬品を服用する際の注意事項を含む詳細情報を、所定のWebサイトから取得するためのURLを含み、データ記憶部は、服用スケジュール情報の解析結果に基づいて、URLを、所定情報および服用指定情報と関連づけて記憶し、報知制御手段による報知制御と連動して、若しくは詳細情報の取得指示に従って、URLにアクセスし、詳細情報を取得する情報取得手段、をさらに備え、表示制御手段は、取得した詳細情報を表示部に表示させることが好ましい。
この構成によれば、服用指定日時に該当する日時、すなわち医薬品を服用すべきタイミングに、医薬品を服用する際の注意事項が表示部に表示されるため、患者はその注意事項を確認した上で、服用することができる。なお、「注意事項」とは、副作用、相互作用(飲み合わせ)、薬理作用等に関する情報を指すものである。また、「詳細情報」としては、医薬品の包装コード、効能、一般名、規格、製造メーカ等に関する情報を含むことが好ましい。
上記の端末装置において、服用指定情報は、食事または就寝を含む生活リズムの前後を目安とした服用時期を示すものであり、生活リズムの時刻を設定する時刻設定手段、をさらに備え、報知制御手段は、服用指定日時を、時刻設定手段により設定された時刻に合わせて報知させることが好ましい。
この構成によれば、食事前、就寝前といった生活リズムの服用時期を示す服用指定情報と、患者によって設定された生活リズムの時刻と、に基づいて報知が行われる。すなわち、服用指定情報に「朝食前に服用する」といった情報が含まれている場合であって、患者が朝食前の時間設定をAM7:00に設定した場合、「朝食前に服用する」と指定されている医薬品については、AM7:00に報知が行われることとなる。したがって、患者は自分の生活リズムに合わせて、端末装置に医薬品の服用を促すための報知を行わせることができる。
上記の端末装置において、服用指定日時に対し、報知制御手段により報知制御される前後所定時間を設定する調整時間設定手段をさらに備え、
報知制御手段は、服用指定日時から、設定された前後所定時間分調整した時間に報知を行うことが好ましい。
この構成によれば、患者は、服用指定日時に対する調整時間を設定することができる。すなわち、例えば服用指定日時がAM7:00の場合(患者が朝食前の時間設定をAM7:00に設定した場合も含む)であって、その時間の10分前に報知させるように前後所定時間(調整時間)を設定した場合は、AM6:50に報知されることとなる。したがって、患者は自分の好みやニーズに合わせて、端末装置に医薬品の服用を促すための報知を行わせることができる。
上記の端末装置において、電子メールは、特定の医薬品を服用すべき所定期間の更新を行うための更新情報を含み、スケジューラ登録手段は、更新情報を解析し、その解析結果に基づいて、スケジューラに登録されている医薬品を服用すべき所定期間を更新することが好ましい。
この構成によれば、医薬品を服用すべき所定期間(服用期間)の更新を行うための更新情報を取得し、その解析結果に基づいて、服用期間の更新(服用期間の延長など)を行うことができる。すなわち、更新情報の解析および服用期間の更新だけの簡易な制御で良いため、スケジュール情報登録(更新)のための制御負荷を軽減することができる。
上記の端末装置において、報知制御手段による報知制御に対する所定のキー操作により、医薬品の服用実施の有無を入力するための入力手段と、服用実施の有無に関する入力履歴を、所定情報および/または服用指定情報と関連づけて、服用履歴として記憶する服用履歴記憶部と、をさらに備え、表示制御手段は、服用履歴を表示部に表示させることが好ましい。
この構成によれば、医薬品の服用実施の有無に関する入力履歴を服用履歴として端末装置内の服用履歴記憶部に記憶しておき、これを表示部に表示させることができるため、服用スケジュールだけでなく、服用履歴についても管理することができる。
上記の端末装置において、電子メール受信手段による電子メールの受信に伴って、当該電子メールの認証を行う認証手段、をさらに備え、スケジューラ登録手段は、認証手段により電子メールが真正と判定された場合に、スケジューラへの登録を行うことが好ましい。
この構成によれば、電子メールの認証を行い、当該電子メールが真正と判定された場合にスケジューラへの登録を行うため、不正な服用スケジュール情報を含む電子メールの受信により不正な服用スケジュール情報が登録されることを防止することができる。
本発明の移動通信端末は、上記のいずれか1項に記載の端末装置として用いられることを特徴とする。
この構成によれば、服薬管理を行うための端末装置を携行することができるため、患者に対してより確実に医薬品の服用時期を通知することができる。なお、移動通信端末とは、携帯電話、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)など、通信機能付の端末装置を指すものである。
本発明の服薬管理システムは、1以上の、上記のいずれか1項に記載の端末装置と、1以上の端末装置に、服用スケジュール情報を配信する1以上の情報配信装置と、1以上の情報配信装置を統括管理する管理サーバと、を有し、これらが通信回線を介して接続可能に構成された服薬管理システムであって、情報配信装置は、服用スケジュール情報を入力するための服用スケジュール情報入力手段と、服用スケジュール情報を、管理サーバに送信する服用スケジュール情報送信手段と、を備え、管理サーバは、端末装置から服用スケジュール情報を配信する配信先に関する配信先情報を受信し、これを記憶する配信先情報記憶手段と、情報配信装置から服用スケジュール情報を受信する服用スケジュール情報受信手段と、服用スケジュール情報受信手段による受信に伴い、当該服用スケジュール情報を、記憶している配信先情報に基づき、電子メールを用いて端末装置に転送する転送手段と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、管理サーバは、端末装置から配信先情報を受信してこれを記憶しておき、情報配信装置から送信された服用スケジュール情報を、この配信先情報に基づいて転送するため、患者(端末装置保有者)は、本システムを利用する場合、管理サーバに一度配信先情報を送信するだけで良く、情報配信装置毎に配信申込を行う手間を省くことができる。
本発明のプログラムは、上記に記載の端末装置の服薬管理方法を実行させるためのものであることを特徴とする。
このプログラムを実行することにより、患者が常に電子メール受信可能な場所にいなくとも、患者に対して確実に医薬品の服用時期を通知することができる端末装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る端末装置、移動通信端末、服薬管理システム、端末装置の服薬管理方法およびそのプログラムについて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、医薬品の服用指定日時に関する服用スケジュール情報を患者が保有する端末装置で受信し、これを端末装置に予め搭載されているスケジューラに登録することで、当該端末装置を用いて服薬管理を行い得るように構成したものである。そこで、医薬品を処方する調剤薬局に、服用スケジュール情報を配信する情報配信装置(パーソナルコンピュータ等)が導入され、且つ端末装置として、多くの人が常時携行している携帯電話を用いた場合を例に挙げて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る服薬管理システム10のシステム構成図である。同図に示すように、服薬管理システム10は、患者が服用すべき医薬品名、その用法・用量並びに服用期間等の情報である服用スケジュール情報を配信する1以上の情報配信装置20a,20b(2台のみ図示)と、当該服用スケジュール情報を受信する1以上の携帯電話30a,30b(2台のみ図示)と、を有し、これら1以上の情報配信装置20a,20bおよび1以上の携帯電話30a,30bは、インターネット等の通信回線40によって接続可能に構成されている。
情報配信装置20は、調剤薬局に設置され、処方箋51の内容を入力するだけで医療保険の算出を行うレセプト・コンピュータとしても機能する。また、処方箋51の内容(服用スケジュール情報,図2参照)、並びに患者が服用スケジュール情報の配信サービスを申し込む際の配信申込書52の内容(配信先情報,図3参照)が入力されることによって、その入力日の受付時間終了時または翌日、申込のあった患者の携帯電話30に、電子メールを用いてその患者用の服用スケジュール情報を配信する。このため、同一の患者(配信先)に対して、一日に複数の処方箋51の入力が行われた場合は、その複数の服用スケジュール情報を纏めて電子メール送信データ(図6参照)を生成し、電子メールを配信することとなる。
また、情報配信装置20には、上記の服薬管理サービスを実現するためのプログラム(情報配信装置用の服薬管理アプリケーション25)が、メディアドライブ23(図4参照)によるCD―ROM等の記録媒体の読み取り、若しくは所定のWebサイトからのプログラムダウンロードサービスにより予めインストールされている。
なお、処方箋51には、図2に示すように、処方箋51の「作成日」、患者氏名、生年月日、性別等の「患者情報」、医療機関名、処方医師、処方日等の「処方医情報」、医薬品名、用法・用量、服用期間等の「処方薬情報」が記載されており、情報配信装置20は、これらのうち「処方薬情報」に基づいて、配信用の服用スケジュール情報を生成する。また、配信申込書52には、図3に示すように、配信申込書52の「申込日」、配信先を指定するための「申込区分」、患者氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、PCおよび携帯電話30のE―mailアドレス等の「配信先情報」が記載されており、情報配信装置20は、これらのうち「配信先情報」に基づいて、電子メールを配信する。なお、「申込区分」としては、「携帯電話のみ」が指定されたものとして、以下説明する。
情報配信装置20は、この配信申込書52の内容を、配信先情報として保存しておき、同一の患者が再度処方箋51を提出した場合は、この記憶しておいた配信先情報に基づいて配信を行う。つまり、配信申込書52の提出は、調剤薬局の初回利用時のみで良く、2回目以降は、処方箋51に記載されている患者情報(患者氏名、生年月日、性別等の情報)と、記憶している患者情報とが一致する配信先に、電子メールが送信されることとなる。
また、処方箋51の内容については、患者別に入力履歴情報として保存しておき(図5参照)、過去に入力した処方と同一の処方内容の入力が行なわれた場合、その処方(医薬品)については、上記の服用スケジュール情報に代えて、医薬品の服用期間を更新するための更新情報を配信する(図6参照)。なお、入力履歴情報を患者別に区別するため、情報配信装置20は、配信申込書52の入力時に患者コードを設定し、配信先情報と関連づけて保存しておく。
なお、調剤薬局と、処方箋51を作成する医療機関とが提携している場合、処方箋51にもこの患者コードを記載することが好ましい。この構成によれば、個人情報を保護することができると共に、同姓同名であっても確実に患者を区別することができる。またこの場合、調剤薬局は、医療機関から処方箋51を電子データとして、通信回線若しくは記録媒体を介して取得し、情報配信装置20にその内容を自動入力させるようにしても良い。
一方、携帯電話30も、服薬管理サービスを受けるための(服薬管理システム10を利用するための)プログラム(携帯電話用の服薬管理アプリケーション)がインストールされている。すなわち、当該プログラムを、携帯電話30の情報配信サービスによりダウンロードすることによって、服薬管理機能が搭載される。
また、携帯電話30は、スケジューラ(スケジュール管理機能)を搭載しており、スケジュールの表示・管理、並びに入力されたスケジュールに基づくアラーム報知やLED表示を行う。したがって、情報配信装置20から受信した電子メールを解析し、これに含まれる服用スケジュール情報や更新情報をスケジューラに登録することで、服薬管理機能とスケジューラとの協働により、同図に示すように、携帯電話30の表示画面31上に、服薬時間が記載されたカレンダーを表示させることができる。また、同じく服薬管理機能とスケジューラとの協働により、患者に服薬を促すための報知(電子音(アラーム)や振動(バイブレータ))の他、患者に服薬を促すためのメッセージ表示(図9参照)も行い得るようになっている。
次に、図4のブロック図を参照し、情報配信装置20の制御構成について説明する。同図に示すように、情報配信装置20は、キーボードやマウス等の入力デバイス(情報入力手段)21、入力データや処理結果、並びにユーザへの操作指示等を表示するディスプレイ22、CD―ROMなど各種記録媒体の読み込み/書き込みを行うメディアドライブ23、電子メールの送受信を行うための通信インターフェース24を備えている。また、情報配信装置20は、情報配信装置用の服薬管理アプリケーション25および電子メールアプリケーション(電子メール配信手段)26が、図示しないハードディスク内にインストールされている。
服薬管理アプリケーション25は、服用スケジュール情報記憶部251、配信先情報記憶部252、入力履歴情報記憶部253、認証データ記憶部254、電子メール送信データ生成手段255、医薬品マスタM1並びにこれらを統括制御する制御手段250を有している。
服用スケジュール情報記憶部251は、処方箋51の内容が入力されることにより、当該処方箋51(図2参照)に記載されている処方薬情報(「医薬品名」、「用法・用量」、「服用期間」などの情報)を記憶するものである。なお、服用スケジュール情報記憶部251への記憶時には(処方箋51の内容が入力されたときには)、制御手段250が医薬品マスタM1を参照して、「服用期間」を医薬品毎に薬事法で定められる投薬期間(例えば30日間)内に設定する。すなわち、制御手段250は、薬事法による投薬期間を超えた服用期間が入力された場合はエラー報知を行い、オペレータに対して服用期間の修正を促す。また、「服用期間」として記憶された期間については、その期間の長短に拘わらず、後述する電子メール送信データ生成手段255により、1回分の送信データとして生成される。したがって、1ヶ月分の処方が行われている場合でも、電子メールの送信は原則1回限りとなる。
配信先情報記憶部252は、配信申込書52(図3参照)の内容が入力されることにより、当該配信申込書52に記載されている配信先情報(パーソナルコンピュータや携帯電話30のE―mailアドレス等の情報)を、記憶するものである。上記のとおり、配信申込書52の入力は、一人の患者に対して初回の処方箋51提出時のみであり、2回目以降は入力されない。
入力履歴情報記憶部253は、服用スケジュール情報記憶部251および配信先情報記憶部252に記憶されている情報に基づいて生成された入力履歴情報(、過去に入力された医薬品情報)を患者別に分類して不揮発に記憶するものである。図5に示すように、入力履歴情報記憶部253は、患者コード別にファイルを記憶しており、当該ファイルには、入力された医薬品毎に管理上の目的で付与される「管理コード」、「医薬品名」、「用法・用量」並びに「服用期間」に関する情報が記録されている。これらの情報は、服用スケジュール情報記憶部251に記憶されている服用スケジュール情報(処方薬情報)を、患者別且つ医薬品別に仕訳し、順次管理コードを付与することで生成されている。なお、「医薬品名」に代えて「医薬品コード」を記憶しても良いし、「用法・用量」並びに「服用期間」に代えて、それらを意味するコードを記憶しても良い。なお、以下の説明では、「医薬品名」または「医薬品コード」に関する情報を「所定情報」、「用法・用量」および「服用期間」に関する情報、すなわち医薬品を服用すべき服用指定日時に関する情報を「服用指定情報」と称するものとする。
認証データ記憶部254は、携帯電話30が、情報配信装置20から電子メールを受信した際に認証(セキュリティチェック)を行うための認証コードを記憶するものである。当該認証コードは、複数桁の英数字から成るユニークな値であり、服薬管理アプリケーション25のインストールの際に記憶されるものである。なお、認証コードとしては、ETHERNET(登録商標)カードに割り振られているMAC(登録商標)アドレスや、WINDOWS(登録商標)で用いられているオブジェクトのクラスIDを指すGUID(Global Unique Identifier:グローバル一意識別子)を用いることができる。また、服薬管理アプリケーション25をインストールした日付および時間(年月日時分秒)を用いても良いし、日付および時間と、情報配信装置20のユニークな識別子とを組み合わせた情報を用いても良い。
電子メール送信データ生成手段255は、服用スケジュール情報生成手段261および更新情報生成手段262を有し、患者コード別に、電子メール送信データに含めるべき各種情報を生成する。図6に示すように、電子メール送信データには、「服用スケジュール情報(処方薬情報および付加情報など)」および/または「更新情報」の他、「配信先情報(携帯電話30のE−mailアドレス)」、「認証情報(認証コード)」が含まれている。これらのうち、「配信先情報」は配信先情報記憶部252から患者コードを索引として読み出す。また、「認証情報」は認証データ記憶部254から読み出す。
服用スケジュール情報生成手段261および更新情報生成手段262は、上記の入力履歴情報記憶部253に記憶されているファイルの内容に基づいて各情報を生成する。例えば、図5に示すように、管理コード「101003」は、それより以前に入力されている管理コード「101001」と、「医薬品名」および「用法・用量」が一致し、「服用期間」だけが異なっている。慢性の病気を抱えている患者であれば、繰り返し同内容の処方が行われることも多いが、このように過去の処方と「服用期間」だけが異なる処方が新規入力された場合、更新情報生成手段262が、管理コード「101003」について、管理コード「101001」を引用する「更新情報」を生成する。また、過去に同内容の処方が入力されていない場合、すなわち管理コード「101001」,「101002」については、服用スケジュール情報生成手段261が「服用スケジュール情報」を生成する。
また、服用スケジュール情報生成手段261は、図6に示すように、「服用スケジュール情報」として、「処方薬情報」および「付加情報」を生成する。このうち、「処方薬情報」は、図5に示す管理コード「101001」,「101002」の所定情報および服用指定情報に基づいて生成する。また、「付加情報」は、これらの所定情報に基づき、医薬品マスタM1を参照することによって生成する。
医薬品マスタM1は、上記の「付加情報」として、医薬品別に、医薬品を服用する際の注意事項などを含む詳細情報を所定のWebサイトから取得するためのURL、医薬品の形態を示す画像データ(静止画データ,イラスト等も含む)、医薬品の服用方法を示す動画データを記憶している。したがって、「付加情報」は、生成対象となる管理コード「101001」,「101002」の所定情報を索引として、医薬品マスタM1から該当する情報を読み出すことで生成される。
一方、更新情報生成手段262は、図6に示すように、「管理コード」、「引用コード」および「更新服用期間」に関する情報のみを生成する。すなわち、服用スケジュール情報生成手段261のように、「処方薬情報」(「管理コード」、「医薬品名」(所定情報)、「用法・用量」および「服用期間」(服用指定情報))並びに「付加情報」を生成することなく、簡易な情報のみで良いため、同内容の処方が繰り返し行われる場合、データ生成並びに送信に要する制御を簡素化することができる。
なお、これら「服用スケジュール情報」および「更新情報」は、携帯電話30のスケジューラ38(図8参照)に登録可能な形式(プロトコル、フォーマット)に従って各項目(各情報)がコード化された情報であり、携帯電話30ではこのコード化された情報を解析して、「服用スケジュール情報」および「更新情報」をスケジューラ38に取り込むこととなる。このため、携帯電話30によって、スケジューラ38への登録形式が異なる場合は、配信申込書52(図3参照)に、携帯電話30のメーカ名や機種名等の機種情報を記載するようにし、それらの機種情報に応じて、適切な形式の服用スケジュール情報および更新情報を生成することが好ましい。
また、「付加情報」についても、配信申込書52に患者の希望を記載するようにし、その内容に応じて、送信する/送信しないを設定できるようにしても良い。このとき「送信しない」に設定された場合、携帯電話30で付加情報(Webサイトから取得した詳細情報、画像データおよび動画データ)を参照することはできない。また、同じく患者の希望に応じて、「更新情報」にも「付加情報」を付加するようにしても良い。この構成によれば、服用期間が更新された医薬品についても、携帯電話30で付加情報を参照することができる。
ここで、図7のフローチャートを参照し、上記の構成による情報配信装置20(制御手段250)の情報入力処理および電子メール配信処理について説明する。同図に示すように、情報配信装置20は、入力デバイス21により処方箋51の内容(服用スケジュール情報)が入力されると(S01)、これを服用スケジュール情報記憶部251に記憶する(S02)。また、同じく入力デバイス21により配信申込書52の内容(配信先情報)が入力されると(S03:Yes)、これを配信先情報記憶部252に記憶する(S04)。そして、これら服用スケジュール情報記憶部251および配信先情報記憶部252に記憶されている情報に基づいて、患者別の入力履歴情報(過去に処方された医薬品一覧,図5参照)を生成し、これを入力履歴情報記憶部253に記憶する(S06)。
なお、配信先情報が入力されない場合(S03:No)、すなわち既に配信申込みを行っている患者の処方の場合は、患者氏名等に基づいて配信先情報記憶部252を参照し(S07)、患者コードを読み出して入力履歴情報を生成する(S05)。なお、患者コードも含めて服用スケジュール情報が入力された場合(処方箋51に患者コードが記載されている場合)は、当該ステップ(S07)の実行を省略する。
そして、情報配信装置20は、その日の受付時間が終了すると(S08:Yes)、電子メール送信データ生成手段255により、その日入力された入力履歴情報に基づいて電子メール送信データを生成し(S09)、配信先情報に基づく配信先(携帯電話30)に電子メールを送信する(S10)。電子メールの送信は、原則1回であるが、何らかの原因により送信できなかった場合や、携帯電話30からの要求があった場合は繰り返し送信を行う。電子メールの送信が完了すると、電子メール送信データを、その送信履歴と共に図示しないデータベースに保存する(S11)。
次に、図8を参照し、携帯電話30の制御構成について説明する。同図に示すように、携帯電話30は、表示画面(表示部)31、テンキーや各種機能キーから成る入力キー(入力手段)32、中継局との電波の送受信を行うアンテナ33の他、スピーカ、LED、バイブレータ等から成る報知部34を備えている。また、携帯電話30は、携帯電話用の服薬管理アプリケーション35、電子メールアプリケーション(電子メール受信手段)36、Webブラウザアプリケーション37およびスケジューラ38がインストールされている。
服薬管理アプリケーション35は、表示制御手段351、認証手段352、時刻設定手段353、調整時間設定手段354、スケジューラ登録手段355、解析用マスタM2、データ記憶部356、情報取得手段357、報知制御手段358、処方歴記憶部359、服用履歴記憶部360、並びにこれらを統括制御する制御手段350を有している。
表示制御手段351は、表示画面31への各種情報(服薬カレンダー:図1参照など)の表示を制御する。また、後述する報知制御手段358による報知制御(スピーカによるアラーム報知、LEDの点灯、バイブレータの振動など)に連動して、服薬を促すためのメッセージを表示画面31上に表示する。図9は、表示制御手段351が、スケジューラ38に登録された服用指定日時に表示する服薬通知画面Dを示したものであり、同図に示す内容は、入力キー32の一つであるスクロールキーの押下によって、その全てが表示できるようになっている。
当該服薬通知画面Dでは、まず、配送先となる携帯電話30の保有者(患者)の氏名、医薬品の服用時間である旨、並びにその用法・用量を表示する(D1)。また、注意事項欄(D2)には、その欄名の隣に記載されたリンク文字列(Webサイト接続)が、入力キー32の操作によって指定(選択)されたときに、後述する情報取得手段356によりWebサイトから取得した詳細情報(注意事項)を表示する。また、イメージ画像欄(D3)には、その欄名の隣に記載された(画像表示)が指定されたときに、医薬品の形態をイメージ表示する。さらに服用方法欄(D4)には、その欄名の隣に記載されたリンク文字列(動画スタート)が指定されたときに、医薬品の服用方法を、動画で表示する。なお、注意事項欄(D2)、イメージ画像欄(D3)および服用方法欄(D4)は、表示指定が為されない場合、その欄自体も表示されない(すなわち、図示の例は、全ての欄の表示指定が為された場合を示している)。
また、各欄への表示は、患者の指定に依らず、報知部34による報知と連動して、自動的に行うようにしても良い。また、折りたたみ式の携帯電話30の場合には、携帯電話30を開く操作をトリガとして、Webサイトへの接続や画像の表示を開始するようにしても良い。
また、同画面Dには、服薬の実施の有無に関する質問が含まれており、所定のキー操作(数字キー「1」、「2」、「3」の押下など、1回のキー操作で終了できることが好ましい)により、服薬結果を入力できるようになっている(D5)。なお、「1.はい、飲みました」または「3.飲みません」が入力された場合は、その入力結果が、後述する服用履歴記憶部360に格納される。また、「2.後で飲みます」が入力された場合は、所定時間経過後(例えば10分後)、再度同画面Dを表示する。
認証手段352は、認証データ記憶部361を有しており、当該認証データ記憶部361には、電子メールの受信を許可する対象となる認証コードが記憶されている。例えば、携帯電話30の保有者である患者は、A薬局(図1参照)からの服用スケジュール情報の配信を希望する場合、予めA薬局の(情報配信装置20aに付与されている)認証コードを、携帯電話30に登録しておく。すなわち認証手段352は、受信した電子メールに含まれる認証コードと、認証データ記憶部361に記憶している認証コードとが一致する場合に、その電子メールは真正である(認証を許可できる)と判断する。
なお、認証手段352では、受信した電子メールが真正であるか否かを認証するのではなく、服用スケジュール情報をスケジューラ38に登録するか否かを認証するようにしても良い。すなわち、送信された電子メールは全て受信し、認証を許可しない場合、スケジューラ38への登録を禁止(中止)するようにしても良い。
また、患者が、認証コードの登録を忘れることも考えられるため、認証を許可しなかった場合は、その旨を表示画面31上に表示し、認証コードの入力を促すことが好ましい。また、情報配信装置20側においても、この認証手段352による認証が許可されなかったために電子メールを送信できなかった場合、認証コードの登録を促す電子メールを自動的に配信することが好ましい。
また、認証データ記憶部361に認証コードが登録されていない場合は、携帯電話30の表示画面31上に「○○薬局から服用スケジュール情報(電子メール)が配信されています。許可しますか?」という表示を行い、ユーザがこれを許可したときには、その電子メールを受信するといった構成でも良い。
時刻設定手段353は、患者が、自分の生活リズムの時刻を設定し、その設定値を時刻設定記憶部363に不揮発に記憶するものである。一般に、医薬品は、「食前」、「食後」、「就寝前」といったように食事や就寝の前後を基準として服用するように処方されるが(図2参照)、携帯電話30には、この「食前」、「食後」、「就寝前」といった服用時期の具体的な時間を設定可能となっている。また、図10に示すように、平日と休日では、生活リズムが異なる場合が多いため、平日用と、休日用に分けて時間設定ができ、この設定値を予め時刻設定記憶部363に記憶しておくことによって、個々の患者の生活リズムにあったタイミングで、服薬を促すための報知を行うことが可能となる。なお、患者により特に設定が為されない場合、当該時刻設定記憶部363に記憶されているデフォルトの設定値に従って報知が行われることとなる。
調整時間設定手段354は、服用指定情報によって指定される服用指定日時と実際に報知を行わせる時間との差である調整時間を設定し、その設定値を調整時間設定記憶部364に不揮発に記憶するものである。図10に示すように、例えば、平日の朝食前の設定時刻がAM7:00の場合(デフォルトで、AM7:00に設定されている場合も含む)であって、その時間の10分前(−10min)に報知させるように調整時間を設定した場合は、AM6:50に報知されることとなる。なお、本実施形態では、「朝食前」、「朝食後」など服用時期毎に調整時間を設定できるようになっているが、一律に調整時間を設定可能としても良い。
スケジューラ登録手段355は、服用スケジュール情報を解析する服用スケジュール情報解析手段365と、更新情報を解析する更新情報解析手段366と、これらの解析結果に基づいて登録データを生成する登録データ生成手段367と、を有している。服用スケジュール情報解析手段365および更新情報解析手段366は、解析用マスタM2を参照して、電子メール送信データに含まれる服用スケジュール情報(処方薬情報)および更新情報(図6参照)の解析を行う。解析用マスタM2には、医薬品名、用法・用量、服用期間などを解析するためのコードと、その意味のマッピングデータ(例えば、文字列“RXO”は「処方薬情報」を示し、文字列“TID”は「1日3回」を示すなど)が格納されている。
登録データ生成手段367は、服用スケジュール情報解析手段365による解析結果、並びに時刻設定手段353および調整時間設定手段354によって設定された時間に基づいて、スケジューラ38に登録するための登録データを生成する。生成した登録データ(入力履歴情報(図5参照)に相当する情報)は、データ記憶部356に記憶しておくと共に、スケジューラ38に登録される。また、解析結果から、医薬品毎に付加されている付加情報(詳細情報URL、画像データ、動画データ,図6参照)も抽出し、当該付加情報も登録データの一部として、データ記憶部356に記憶させる。なお、スケジューラ38が、登録データを保存しておく機能を有している場合は、データ記憶部358への記憶を省略しても良い。
また、登録データ生成手段367は、更新情報解析手段366による解析結果に基づいて、スケジューラ38を更新するための登録データを生成する。具体的には、解析の結果得られた「引用コード:101001」(図6参照)を索引として、データ記憶部357を参照し、その「引用コード」の処方内容(管理コード「101001」の医薬品名や用法・用量など)を取得する。そして、この処方内容と、更新情報に含まれる更新服用期間とに基づいて、登録データ(図5に示す管理コード「101003」の入力履歴情報)を生成する。生成した登録データは、上記の服用スケジュール情報と同様に、データ記憶部356に記憶させると共に、スケジューラ38に登録する。
データ記憶部356は、上記のとおり、服用スケジュール情報解析手段365および更新情報解析手段366の解析結果に基づいて生成された登録データを記憶する。したがって、情報配信装置20から携帯電話30に確実に情報配信が行われている場合、情報配信装置20の入力履歴情報記憶部(図5参照)と、データ記憶部356とは、格納タイミングのずれは生じるものの同じ情報が格納されていることとなり、整合性が保たれる。但し、データ記憶部356には、入力履歴情報記憶部に記憶されている「食前」、「食後」などの服用時期以外に、時刻設定手段353および調整時間設定手段354によって設定された時間に基づく、実際の報知時間も記憶される。
また、データ記憶部356は、服用スケジュール情報解析手段365の解析結果に含まれる付加情報も記憶しており、スケジューラ38と連動し、服用スケジュール情報(医薬品の服用指定日時)に合わせてこれらの付加情報を表示画面31上に表示できるようになっている。但し、付加情報については、記憶容量の不足を防止するため、服用期間経過後は消去される。
情報取得手段357は、服用スケジュール情報に含まれる詳細情報URLに基づき、Webブラウザアプリケーション37に対してブラウズ要求することにより、所定のWebサイトから公衆回線を介して医薬品に関する詳細情報を取得する。詳細情報としては、医薬品の服用の際の注意事項(副作用、相互作用(飲み合わせ)、薬理作用等)、医薬品の包装コード、効能、一般名、規格、製造メーカ等に関する情報を取得する。
報知制御手段358は、スケジューラ登録手段355によって登録データが登録されたスケジューラ38と協働し、医薬品の服用を促すための報知を行うように、報知部34(スピーカ,LED,バイブレータ等)を制御する。
処方歴記憶部359は、データ記憶部356に記憶されている情報を表示用に変換した処方歴を不揮発に記憶するものであり、図11に示すように、「処方日」、「医薬品名」、「用法・用量」、「服用期間または回数」に関する情報を記憶する。また、当該処方歴記憶部359に記憶されている情報は、所定のキー操作により読み出して表示画面31に表示可能となっている。すなわち、携帯電話30を「お薬手帳」の代用として利用することができるようになっている。
なお、同図の最下行に示す「D錠」のように、「とんぷく」の医薬品に関しては、服薬時間の報知は不可能であるため、患者は、当該処方歴記憶部359を参照することでしか処方を確認することができない。したがって、「とんぷく」の医薬品が処方された場合は、同日に処方されたその他の医薬品(C錠)の服薬時間の報知時(図9に示すメッセージ表示時)に、「痛み(または発熱)がある場合は、D錠(1回1錠)を服用して下さい。」といったようなメッセージを追記することが好ましい。
服用履歴記憶部360は、実際に服薬したか否かの履歴、すなわち服用履歴を不揮発に記憶するものであり、図12に示すように、「(服用した)日付」、「服用時期」、「医薬品名」、「服薬実施の有無」に関する情報を記憶する。この服薬実施の有無に関する情報(「○」または「×」)は、図9に示す服薬を促すメッセージ(服薬通知画面D)への入力結果(数字キーの「1」または「3」)を表している。また、当該服用履歴記憶部360に記憶されている情報も、所定のキー操作により読み出して表示画面31に表示可能となっている。これにより、服用履歴をわざわざ記録用紙等に記録しなくとも、服薬時間の報知に対する簡単なキー操作だけで、服用履歴を記録・管理することができる。
ここで、図13および図14のフローチャートを参照し、上記の構成による携帯電話30(制御手段350)の電子メール受信処理および服用報知処理について説明する。図13は、電子メール受信処理を示すフローチャート、図14は、服用報知処理を示すフローチャートである。
図13に示すように、携帯電話30(制御手段350)は、情報配信装置20から電子メールを受信すると(S21)、認証手段352により認証を行う(S22)。そして、その電子メールが真正であると判定した場合、スケジューラ登録手段355により電子メールに含まれる服用スケジュール情報および更新情報を解析し(S23)、さらにその解析結果に基づいて、登録データ(服薬管理に必要な各種情報(所定情報,服用指定情報,付加情報等)を含む)を生成する(S24)。生成した登録データは、スケジューラ38に登録すると共にデータ記憶部356に格納する(S25)。さらに、このデータ記憶部356に格納したデータに基づいて処方歴を生成し(S26)、処方歴記憶部359に格納する(S27)。
続いて、図14を参照し、服用報知処理について説明する。携帯電話30(制御手段350)は、服用指定日時になると(S31:Yes)、スケジューラ38と協働して、報知制御手段358により音声またはバイブレータ等で服薬を促すための報知を行うと共に、表示制御手段351により表示画面31上に図9に示す服薬通知画面Dを表示する(S32)。この服薬通知画面Dを表示した状態で、患者による入力キー32の操作により詳細情報の取得指示が為された場合(リンク文字列(Webサイト接続)が指定された場合)は(S33:Yes)、表示画面31上に「注意事項」を表示するため、データ記憶部356に記憶されている付加情報(詳細情報URL)を読み出し、情報取得手段357により、Webサイトから詳細情報を取得して、服薬通知画面D上に表示する(S34)。また、患者の操作により画像データおよび/または動画データの表示指示が為された場合(リンク文字列(画像表示)および/または(動画スタート)が指定された場合)は(S35:Yes)、データ記憶部356に記憶されている付加情報(画像データおよび/または動画データ)を読み出し、服薬通知画面D上にイメージ画像や服用方法を表示する(S36)。
さらに、当該服薬通知画面Dに含まれる服用実施の有無に関する質問への回答が入力された場合(S37:Yes)、その入力結果を、服用履歴記憶部360に記憶し(S38)、処理を終了する。
以上、説明したとおり、本実施形態によれば、情報配信装置20は、医薬品の所定期間における服用指定日時に関する服用スケジュール情報を、電子メールを用いて携帯電話30に配信し、当該携帯電話30は、受信した服用スケジュール情報の解析結果をスケジューラ38に登録するため、一度登録するだけで、スケジューラ38により、数日間(例えば、1回の処方による服用期間)の服薬管理を行うことができる。したがって、患者が常に電子メール受信可能な場所にいなくとも、携帯電話30を携行している限り、確実に医薬品の服用時期を通知することができると共に、1回だけの配信で良いため配信処理および受信処理の負担を少なくすることができる。また、複数の医療機関または調剤薬局にそれぞれ情報配信装置20を設置することで、複数の医療機関または調剤薬局から処方を受ける場合であっても、携帯電話30側で一元管理することができる。さらに、情報配信装置20は、電子メール機能を搭載するだけの構成で良いため、一般的なパーソナルコンピュータを用いることができ、本システム10を安価に構築することができる。
また、スケジューラ38と協働して報知制御手段34(スピーカ,LED,バイブレータ等)により、服用日程および服用時間に該当する日時に、患者に対して医薬品の服用を促すための報知を行うため、患者は当該報知があったときに服薬することで、飲み忘れを防止することができる。
また、報知制御手段34による報知と連動して、医薬品の形態を示す画像データおよび/または医薬品の服用方法を示す動画データを表示画面31(服薬通知画面D)に表示するため、患者は当該画像データおよび/または動画データにより、処方された医薬品を間違えることなく、且つ正しく服用することができる。さらに、服薬通知画面D上には、Webサイトから医薬品を服用する際の注意事項を含む詳細情報を表示するため、患者はその注意事項を確認した上で、服用することができる。
また、報知制御手段34に対する所定のキー操作により、服薬実施の有無に関する情報を入力し、当該入力履歴を服用履歴として携帯電話30内の服用履歴記憶部360に記憶しておくことができるため、これを表示画面31に表示させることで、服用スケジュールだけでなく、服用履歴についても管理することができる。
また、認証手段352により電子メールが真正と判定された場合に、スケジューラ38へ登録データの登録を行うため、不正な服用スケジュール情報を含む電子メールの受信により不正な情報が登録されることを防止することができる。
また、情報配信装置20は、入力された服用スケジュール情報(処方薬情報)を、医薬品毎に配信先情報と関連づけて記憶しておき(入力情報記憶部253)、後日入力された情報が、記憶しておいた情報に対して服用期間のみ異なるものであった場合、すなわち、同じ内容の処方箋51が、同一の患者に対して処方された場合、その医薬品の服用期間の更新(服用期間の延長など)を行うための更新情報を電子メール送信データに含めて携帯電話30に送信すればよいため、情報配信装置20が送信する情報量並びにその送信負荷を軽減することができる。また、携帯電話30側も、入力情報記憶部253に相当するデータベース(データ記憶部356)を有しているため、更新情報の解析結果に基づいてデータ記憶部356を参照することで、医薬品の服用期間を更新することができる。
また、情報配信装置20は、同一の配信先情報に対し複数の処方箋51の内容が入力されている場合、その服用スケジュール情報を纏めて配信するため、配信回数を少なくすることができる。したがって、電子メールの送信および/または受信に要する料金(通信費やパケット料金など)を節約することができる。
また、携帯電話30は、時刻設定手段353により、食事前、就寝前といった患者の生活リズムの時刻を設定することができるため、報知制御手段358により、患者の生活リズムに合わせて報知を行うことができる。
また、携帯電話30は、調整時間設定手段354により、服用指定日時に対する調整時間を設定することができるため、報知制御手段358により、患者の好みやニーズに合わせて報知を行うことができる。
なお、上記の例では、一日分の服用スケジュール情報を纏めて配信するものとしたが、複数日分を纏めて配信するようにしても良い。また、複数の服用スケジュール情報を纏めて送信するか否か、並びに纏めて配信する場合はその日数を、患者の希望に合わせて設定し、その設定値に基づいて配信を行うようにしても良い。なお、当該患者の希望は、配信申込書52に記載してもらうことが好ましい。
また、配信する電子メールは、患者一人分とは限らず、例えば1家族分を纏めて送信するようにしても良い。この構成によれば、情報配信装置20による配信回数を少なくすることができると共に、子供の場合など携帯電話30を保有しない患者に対しても、服薬管理サービスを提供することができる。なお、配信対象となる複数人分の患者情報についても、配信申込書52に記載してもらうことが好ましい。
また、入力履歴情報記憶部253(図5参照)は、医薬品毎に管理コードが付与されるものとしたが、複数の医薬品を混合した粉薬が処方された場合、その粉薬に対して管理コードを付与するようにしても良い。また、粉薬でなくとも、複数の医薬品に対して(用法・用量が異なっていても良い)1つの管理コードを付与し、その全ての医薬品について処方内容が一致する場合は、更新情報を携帯電話30に配信するようにしても良い。
また、上記の例では、服薬通知画面Dに対する所定のキー操作により、服薬実施の有無に関する情報を入力するものとしたが、当該服薬通知画面Dの表示を省略した簡易な構成としても良い。また、この場合、報知制御手段358による報知制御に対して、所定のキー操作を行うことにより、服薬実施の有無に関する情報を入力することが好ましい。
次に、図15を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。上記の実施形態における服薬管理システム10は、1以上の情報配信装置20と、1以上の携帯電話30と、を構成要素としているが(図1参照)、本実施形態の服薬管理システム100は、1以上の情報配信装置20を統括管理する管理サーバ70をさらに構成要素に加えた点で異なる。そこで、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態では、携帯電話30の保有者(患者)が、予め管理サーバ70に、図3に示す配信申込書52に相当する電子データを送信することによって、配信申込を行っておく必要がある。この申込により、携帯電話30の保有者は、本システム100内の情報配信装置20から配信される全ての服用スケジュール情報を取得することができるようになっている。管理サーバ70は、携帯電話30から送信されたこれらの配信先情報をデータベース71内の配信先情報ブロック71aに保存しておく(配信先情報記憶部252(図4参照)に相当:配信先情報記憶手段)。
情報配信装置20は、処方箋51の内容(服用スケジュール情報)が入力されることにより(服用スケジュール情報入力手段)、配信用の服用スケジュール情報(電子メール送信データに含まれる服用スケジュール情報に相当,図6参照)を生成し、患者氏名や患者コードなど、配信先を特定するための情報と共に、通信回線40を介してこれを管理サーバ70に配信する(服用スケジュール情報送信手段)。なお、当該配信は、電子メールを用いても良いし、他の通信手段を用いても良い。
管理サーバ70は、情報配信装置20から服用スケジュール情報を受信すると(服用スケジュール情報受信手段)、これに含まれる配信先を特定するための情報と、配信先情報ブロック71a内の配信先情報とを照合し、該当する患者の配信先(携帯電話30のアドレス)に対して、情報配信装置20から送信された服用スケジュール情報を、電子メールを用いて転送する(転送手段)。携帯電話30は、電子メールを受信して服用スケジュール情報を解析し、その解析結果をスケジューラ(スケジューラ38に相当,図8参照)に取り込むことで服薬管理を行う。
なお、携帯電話30は、処方歴記憶部359および服用履歴記憶部360に記憶している情報を、必要に応じて管理サーバ70に転送することができる。また、転送後、これら携帯電話30の処方歴記憶部359および服用履歴記憶部360は、初期化される。これにより、記憶容量が不足してしまったり、不慮の事故によりデータを損失してしまうといった不具合を解消することができる。一方、管理サーバ70は、携帯電話30から送信された処方歴や服用履歴に関する情報を、データベース71内の処方歴ブロック71bおよび服用履歴ブロック71cに格納し、携帯電話30からのアクセス、または図示しないPCからのログインによって参照可能とする。
以上、説明したとおり、本実施形態によれば、管理サーバ70が、携帯電話30から配信先情報を受信してこれを記憶しておき、情報配信装置20から送信された服用スケジュール情報を、この配信先情報に基づいて適切な配信先に転送するため、患者は、本システム100を利用する場合、管理サーバ70へ申込みデータ(配信先情報)を送信するだけで良く、情報配信装置20毎(調剤薬局毎)に配信申込を行う手間を省くことができる。また、管理サーバ70は、携帯電話30から送信された処方歴や服用履歴に関する情報を、データベース71内に参照可能に蓄積しておくため、患者は必要に応じて参照することができると共に、携帯電話30のメモリオーバーにより、これらの情報を書き込みできなくなるといったことがない。
なお、本実施形態においても、管理サーバ70内に入力履歴情報を記憶しておき(入力履歴情報記憶部253に相当,図4参照)、過去の処方と同内容の処方が行われたときは、その医薬品の服用を更新するための更新情報を携帯電話30に送信することが好ましい。また、電子メールの送信も、1以上の情報配信装置20から受信したその日一日分を纏めて配信し、配信回数を少なくすることが好ましい。
また、上記の2つの実施形態では、患者の携帯電話30に、電子メールを配信するものとしたが、携帯電話30に代えて、PHS(Personal Handy-phone System)や、PDA(Personal Digital Assistant)など、通信機能付の端末装置に電子メールを配信するようにしても良い。すなわち、電子メール機能およびスケジューラを搭載した端末装置であれば、本発明を適用可能である。
また、携帯電話30により医薬品の服用を促すための報知を行うものとしたが、内服薬に限らず、外用薬についても適用可能である。すなわち、本発明の「医薬品の服用」とは、インシュリンの注射(接種)や、外用薬の使用(摂取)など、「医薬品の接種,摂取」を含む概念であり、これらを促す報知を行うことも可能である。
また、上記の例に示した、情報配信装置20、携帯電話30または管理サーバ70の各部(各機能)、若しくは服薬管理アプリケーション25,35をプログラムとして提供することも可能である。また、そのプログラムを記録媒体(図示省略)に格納して提供することも可能である。記録媒体としては、CD−ROM、フラッシュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリスティック等)、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク、ハードディスク等を利用可能である。
また、上記の2つの実施形態における服薬管理システム10,100の例によらず、システム構成や装置構成等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
第1実施形態に係る服薬管理システムのシステム構成図である。 処方箋の一例を示す図である。 配信申込書の一例を示す図である。 情報配信装置の制御構成を示すブロック図である。 入力履歴情報記憶部の説明図である。 電子メール送信データの説明図である。 情報配信装置の情報入力処理および電子メール配信処理を示すフローチャートである。 携帯電話の制御構成を示すブロック図である。 服薬通知画面の一例を示す図である。 時刻設定記憶部および調整時間設定記憶部の説明図である。 処方歴記憶部の説明図である。 服用履歴記憶部の説明図である。 携帯電話の電子メール受信処理を示すフローチャートである。 携帯電話の服用報知処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る服薬管理システムのシステム構成図である。
符号の説明
10:服薬管理システム(第1実施形態),20:情報配信装置,26:服薬管理アプリケーション(情報配信装置用),30:携帯電話,31:表示画面,35:服薬管理アプリケーション(携帯電話用),51:処方箋,52:配信申込書,100:服薬管理システム(第2実施形態),250:制御手段,251:服用スケジュール情報記憶部,252:配信先情報記憶部,253:入力履歴情報記憶部,254:認証データ記憶部,255:電子メール送信データ生成手段,350:制御手段350,251:表示制御手段,352:認証手段352,353:時刻設定手段,354:調整時間設定手段,355:スケジューラ登録手段,356:データ記憶部,357:情報取得手段,358:報知制御手段,359:処方歴記憶部,360:服用履歴記憶部360,M1:医薬品マスタ,M2:解析マスタ

Claims (12)

  1. 電子メール機能と、スケジューラと、報知部と、を有する端末装置であって、
    医薬品の名称または医薬品コードに関する所定情報と、当該医薬品の所定期間における服用指定日時に関する服用指定情報とを有する服用スケジュール情報を含む電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    受信した前記電子メールから読み出した前記服用スケジュール情報を解析し、その解析結果に基づいて、少なくとも前記所定情報と、前記服用指定情報とを前記スケジューラに登録するスケジューラ登録手段と、
    前記スケジューラと協働し、登録された前記服用指定情報に基づいて、前記服用指定日時および/またはその前後所定時間内に、前記医薬品の服用を促すための報知を行うように前記報知部を制御する報知制御手段と、
    を備えていることを特徴とする端末装置。
  2. 前記服用スケジュール情報は、前記医薬品の形態を示す画像データおよび/または前記医薬品の服用方法を示す動画データを含み、
    前記服薬指示情報の解析結果に基づいて、前記画像データおよび/または前記動画データを、前記所定情報および前記服用指定情報と関連づけて記憶するデータ記憶部と、
    表示部と、
    前記報知制御手段による報知制御と連動して、若しくは前記画像データおよび/または前記動画データの表示指示に従って、前記データ記憶部から読み出したこれらのデータを前記表示部に表示させる表示制御手段と、をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記服用スケジュール情報は、前記医薬品を服用する際の注意事項を含む詳細情報を、所定のWebサイトから取得するためのURLを含み、
    前記データ記憶部は、前記服用スケジュール情報の解析結果に基づいて、前記URLを、前記所定情報および前記服用指定情報と関連づけて記憶し、
    前記報知制御手段による報知制御と連動して、若しくは前記詳細情報の取得指示に従って、前記URLにアクセスし、前記詳細情報を取得する情報取得手段、をさらに備え、
    前記表示制御手段は、取得した前記詳細情報を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記服用指定情報は、食事または就寝を含む生活リズムの前後を目安とした服用時期を示すものであり、
    前記生活リズムの時刻を設定する時刻設定手段、をさらに備え、
    前記報知制御手段は、前記服用指定日時を、前記時刻設定手段により設定された時刻に合わせて報知させることを特徴とする請求項1、2または3に記載の端末装置。
  5. 前記服用指定日時に対し、前記報知制御手段により報知制御される前記前後所定時間を設定する調整時間設定手段をさらに備え、
    前記報知制御手段は、前記服用指定日時から、設定された前記前後所定時間分調整した時間に報知を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の端末装置。
  6. 前記電子メールは、特定の医薬品を服用すべき前記所定期間の更新を行うための更新情報を含み、
    前記スケジューラ登録手段は、前記更新情報を解析し、その解析結果に基づいて、前記スケジューラに登録されている前記医薬品を服用すべき前記所定期間を更新することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の端末装置。
  7. 前記報知制御手段による報知制御に対する所定のキー操作により、前記医薬品の服用実施の有無を入力するための入力手段と、
    前記服用実施の有無に関する入力履歴を、前記所定情報および/または前記服用指定情報と関連づけて、服用履歴として記憶する服用履歴記憶部と、をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記服用履歴を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の端末装置。
  8. 前記電子メール受信手段による電子メールの受信に伴って、当該電子メールの認証を行う認証手段、をさらに備え、
    前記スケジューラ登録手段は、前記認証手段により前記電子メールが真正と判定された場合に、前記スケジューラへの登録を行うことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の端末装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の端末装置として用いられる移動通信端末。
  10. 1以上の、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の端末装置と、
    前記1以上の端末装置に、前記服用スケジュール情報を配信する1以上の情報配信装置と、
    前記1以上の情報配信装置を統括管理する管理サーバと、を有し、これらが通信回線を介して接続可能に構成された服薬管理システムであって、
    前記情報配信装置は、
    前記服用スケジュール情報を入力するための情報入力手段と、
    前記服用スケジュール情報を、前記管理サーバに送信するスケジュール情報送信手段と、を備え、
    前記管理サーバは、
    前記端末装置から前記服用スケジュール情報を配信する配信先に関する配信先情報を受信し、これを記憶する配信先情報記憶手段と、
    前記情報配信装置から前記服用スケジュール情報を受信する服用スケジュール情報受信手段と、
    前記服用スケジュール情報受信手段による受信に伴い、当該服用スケジュール情報を、記憶している前記配信先情報に基づき、電子メールを用いて前記端末装置に転送する転送手段と、
    を備えていることを特徴とする服薬管理システム。
  11. 電子メール機能と、スケジューラと、報知部と、を有する端末装置の服薬管理方法であって、
    前記端末装置が、
    医薬品の名称または医薬品コードに関する所定情報と、当該医薬品の所定期間における服用指定日時に関する服用指定情報とを有する服用スケジュール情報を含む電子メールを受信するステップと、
    受信した前記電子メールから読み出した前記服用スケジュール情報を解析し、その解析結果に基づいて、少なくとも前記所定情報と、前記服用指定情報とを前記スケジューラに登録するステップと、
    前記スケジューラと協働し、登録された前記服用指定情報に基づいて、前記服用指定日時および/またはその前後所定時間内に、前記医薬品の服用を促すための報知を行うように前記報知部を制御するステップと、
    を実行することを特徴とする端末装置の服薬管理方法。
  12. コンピュータに、請求項11に記載の端末装置の服薬管理方法を実行させるためのプログラム。
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