JP2007025389A - ズーム顕微鏡及びズーム顕微鏡用オプションユニット - Google Patents

ズーム顕微鏡及びズーム顕微鏡用オプションユニット Download PDF

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Abstract

【課題】ズーム変倍操作に基づき連続的に変化するズーム倍率をリアルタイムで簡便に確認でき、前回と同じ倍率での観察等に供することができるようにする。
【解決手段】ズームハンドル9a,9bの手動によるズーム変倍操作に伴うズーム変倍機構30中のズーム可動部、例えばカム軸26の可動位置をエンコーダ板31、カム軸エンコーダ32によって検出し、検出された可動位置情報に基づきズーム倍率値を取得して表示部42に表示出力することで、手動操作に基づき連続的に変化するズーム倍率をリアルタイムで簡便に確認することができるようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、倍率変更可能な実体顕微鏡等のズーム顕微鏡及び該ズーム顕微鏡に追加自在なズーム顕微鏡用オプションユニットに関するものである。
倍率を変更可能なズーム顕微鏡は広く知られており、例えば実体顕微鏡などで採用されている。ズーム顕微鏡における倍率の変更は、レンズ等の光学部材をその光軸に沿わせて移動させることにより行われる。そのため、ズーム顕微鏡は、レンズ等の光学部材をその光軸に沿って移動させるズーム変倍機構を備えており、ズーム変倍機構によるズーム変倍操作により、連続的に倍率が変化する。
ここで、ズーム顕微鏡としては、手動操作で倍率変更を行う手動タイプと、モータ等の駆動源を用いて倍率変更を行う電動タイプとがある。既に製品として知られている手動タイプのズーム顕微鏡の一例によれば、レンズ枠に保持されたズームレンズはレンズ枠保持部材により保持されている。このレンズ枠保持部材はガイド軸に嵌合し光軸方向に移動自在とされている。また、レンズ枠保持部材はカムフォロアを有し、ガイド軸と平行なカム軸のカム溝に移動自在に係合している。カム軸は、伝達歯車によりズームハンドル軸と連結されており、ズームハンドル軸には左右一対のズームハンドルがビス等により固定されている。
これにより、ズームハンドルを回転操作すると、伝達歯車によりカム軸が回転し、カム溝によって係合しているカムフォロアを介してレンズ枠保持部材がガイド軸に沿って移動する。これにより、ズームレンズが光軸方向に移動しズーム変倍が行われる。ズームレンズは連続的に移動しズーム変倍を行うが、その移動量はズームハンドルの回転量によって決まる。
ここで、従来の手動式のズーム顕微鏡にあっては、ズームハンドル外周上の数箇所に“0.8”,“1”,“1.5”,“2”,…等の倍率値が刻印されており、ズームハンドル操作に伴い指標線と重なる位置に刻印されている倍率値でズームレンズのズーム倍率を表すようにしている。この場合、ズームハンドルの回転量は360°以下となっており、最高倍から最低倍までを刻印された倍率値で確認できるようになっている。これにより、刻印された倍率値と指標線との重なりを確認することにより、ズームレンズのおよそのズーム倍率を知ることができる。
一方、電動タイプの一例として、特許文献1に示されるズーム顕微鏡がある。特許文献1に記載のものは、ズームハンドルを回転することでズームレンズが移動し倍率が変化する構成において、ズームハンドルにはステッピングモータが接続されており、ステッピングモータを駆動源として所定の速度でズームハンドルを回転するように構成されている。ステッピングモータのモータ軸には、ロータリエンコーダが接続されており、モータの回転角からズームハンドルの回転角を検出することでその回転角信号をメインコントロール部に出力する。メインコントロール部は検出されたズームハンドルの回転角信号から現在のズーム倍率を認識し、フォーカスハンドルの駆動を制御する。
すなわち、特許文献1のものは、ズームハンドルの駆動をステッピングモータで行うことでモータ軸の回転角に基づき倍率を読み出しており、倍率にあったフォーカス動作の駆動制御が可能となる。
特開2004−226882号公報
ところが、特許文献1などに示される電動タイプのものは、ステッピングモータ等の駆動源及びそのための駆動電源等を備えることが必須であり、高価になってしまう等、簡易・廉価なズーム顕微鏡には適さないものである。
この点、手動タイプのものであれば、駆動源及びそのための駆動電源等を必要としないため、簡易・廉価なズーム顕微鏡に適したものとなる。ところが、手動タイプのものは、ズームハンドル外周面上に刻印された数点の倍率値と指標線とにより現在のズーム倍率を確認しているものであり、刻印された倍率値以外の倍率値は刻印された倍率値を参考に予測するしかなく、手動操作で設定されるズーム倍率を精度よくリアルタイムで確認するのが困難である。特に、倍率値はズームハンドルの回転量に対して指数関数的に変化するため、刻印された倍率値間の倍率値を予測すること自体が難しい。
すなわち、電動タイプであればステッピングモータのモータ軸の回転角を手掛かりとして倍率を数値として算出することができるが、手動タイプの場合には倍率情報を含む電気信号を得る手段がなく、ズームハンドルに刻印された数点の倍率値だけでおよその倍率値を判断しているに過ぎない。よって、例えば、前回の観察・撮影時と同じズーム倍率で今回の観察物を観察・撮影したいとか、デジタルカメラ等との連動において撮影倍率を撮影画像中に取り込みたい、というような要望に応えることができない現状にある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ズーム変倍操作に基づき連続的に変化するズーム倍率をリアルタイムで簡便に確認することができ、前回と同じ倍率での観察等に供することができるズーム顕微鏡及びズーム顕微鏡用オプションユニットを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に係るズーム顕微鏡は、光軸方向に移動自在なレンズ保持部材に保持されたズームレンズを有するズーム光学系と、ズーム変倍操作に基づき前記レンズ保持部材を介して前記ズームレンズを光軸方向に移動させるズーム変倍機構と、前記ズーム変倍操作に伴う前記ズーム変倍機構中のズーム可動部の可動位置を検出する位置情報検出手段と、検出された前記ズーム可動部の可動位置情報に基づきズーム倍率情報を取得して出力する倍率情報提供手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係るズーム顕微鏡は、光軸方向に移動自在なレンズ保持部材に保持されたズームレンズを有するズーム光学系と、ズームハンドルの手動操作に基づき前記レンズ保持部材を介して前記ズームレンズを光軸方向に移動させるズーム変倍機構と、ズーム変倍操作に伴う前記ズーム変倍機構中のズーム可動部の可動位置を検出する位置情報検出手段と、検出された前記ズーム可動部の可動位置情報に基づきズーム倍率情報を取得して出力する倍率情報提供手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3に係るズーム顕微鏡用オプションユニットは、光軸方向に移動自在なレンズ保持部材に保持されたズームレンズを有するズーム光学系と、ズーム変倍操作に基づき前記レンズ保持部材を介して前記ズームレンズを光軸方向に移動させるズーム変倍機構とを備えるズーム顕微鏡に対して着脱自在なズーム顕微鏡用オプションユニットであって、前記ズーム変倍機構中のズーム可動部に対して係合付加されることで前記ズーム変倍操作に伴う前記ズーム可動部の可動位置を検出する位置情報検出手段と、検出された前記ズーム可動部の可動位置情報に基づきズーム倍率情報を取得して出力する倍率情報提供手段と、電源と、を備えることを特徴とする。
請求項4に係るズーム顕微鏡用オプションユニットは、光軸方向に移動自在なレンズ保持部材に保持されたズームレンズを有するズーム光学系と、ズームハンドルの手動操作に基づき前記レンズ保持部材を介して前記ズームレンズを光軸方向に移動させるズーム変倍機構とを備えるズーム顕微鏡に対して着脱自在なズーム顕微鏡用オプションユニットであって、前記ズーム変倍機構中のズーム可動部に対して係合付加されることでズーム変倍操作に伴う前記ズーム可動部の可動位置を検出する位置情報検出手段と、検出された前記ズーム可動部の可動位置情報に基づきズーム倍率情報を取得して出力する倍率情報提供手段と、電源と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るズーム顕微鏡及びズーム顕微鏡用オプションユニットによれば、ズーム変倍操作に伴うズーム変倍機構中のズーム可動部の可動位置を検出し、検出された可動位置情報に基づきズーム倍率情報を取得して出力するようにしたので、連続的に変化するズーム倍率をリアルタイムで簡便に確認することができ、よって、前回と同じ倍率での観察・撮影や、撮影画像中への倍率情報の取り込み等に供することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るズーム顕微鏡及びズーム顕微鏡用オプションユニットの好適な実施の形態について詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1のズーム顕微鏡の概略構成例を示す側面図である。本実施の形態1に係るズーム顕微鏡は、一例として、実体顕微鏡への適用例を示す。
本実施の形態1のズーム顕微鏡は、標本1が載置されるステージ2が架台3を介して配されており、この架台3上に支柱4を介してズーム顕微鏡本体5の対物レンズ6がステージ2に対向するように配されている。ここで、支柱4にはズーム顕微鏡本体5を観察光路方向に昇降移動させてピント合せを行うための焦準ハンドル7を含む焦準機構8が配されている。また、ズーム顕微鏡本体5は、ズーム変倍用のズームレンズを含む後述のズーム光学系を有し、手動操作によってズームレンズを観察光路方向に移動させるための左右一対のズームハンドル9a,9bが焦準機構8に取付けられている。
10は、ズーム顕微鏡本体5の上部に位置する鏡筒であり、接眼レンズ11が正面斜め上向きに取付けられているとともに、ズーム光学系による観察画像を撮像して記録するためのデジタルカメラ12が搭載されている。このデジタルカメラ12は信号ケーブルにより制御パソコン13に接続され、該制御パソコン13とともに撮像記録手段を構成している。また、14はズーム顕微鏡本体5の一部に後付け自在に取付けられたズーム顕微鏡用オプションユニットとしての倍率表示アダプタであり、制御パソコン13に対して信号ケーブルにより接続されている。
次に、ズーム顕微鏡本体5側の構成例について説明する。図2は、ズーム顕微鏡本体5を抽出しその一部を切り欠いて示す斜視図である。ズーム顕微鏡本体5は、全体的に筒状に形成され、光軸22上に光学的パワーを有する複数の光学部材、すなわちズームレンズ20,21を有し、ズーム光学系が構成されている。ここで、本実施の形態では、2本の観察光路が設定されており、ズームレンズ20,21はそれぞれの観察光路に設けられている。
また、それぞれのズームレンズ21は、レンズ枠23を介してレンズ保持部材24により保持されている。このレンズ保持部材24は、光軸に平行に配置されたガイド軸25に対してスライド移動自在に嵌合しており、ガイド軸25に沿って光軸22方向に移動自在とされている。さらに、ズーム顕微鏡本体5は、ガイド軸25と平行に配設されて回転可能に支持されたカム軸26を内部に備えるとともに、このカム軸26に対して水平方向に直交するように配設されたズームハンドル軸27を備えている。また、これらのズームハンドル軸27とカム軸26との間を連結してズームハンドル軸27の回転をカム軸26側に伝達するための伝達ギア構成の動力伝達手段も備えている。ズームハンドル軸27の左右両端は、ビス等により固定されたズームハンドル9a,9bを備えている。一方、レンズ保持部材24は、カム軸26の外周面に螺旋状に形成されたカム溝26aに係合するカムフォロア29を備え、カム軸26が回転した際、レンズ保持部材24はカム溝26aとカムフォロア29との係合により、回転することなく上下方向にのみ昇降移動する構成である。
これにより、ズームハンドル9a,9bを回動操作すると、ズームハンドル軸27の回転動作が伝達ギアを介してカム軸26の回転動作として伝達され、カム軸26の回転動作に伴いカム溝26aに係合しているカムフォロア29を介してレンズ保持部材24が光軸22方向の直線運動に変換されて昇降動作する。このレンズ保持部材24の昇降動作によりズームレンズ21も昇降動作し、ズーム倍率が連続的に変化する。これらのレンズ保持部材24、カム軸26、ズームハンドル軸27、ズームハンドル9a,9b及びカムフォロア29によりズーム変倍機構30が構成されている。
ここで、本実施の形態1は、カム軸26をズーム可動部とするもので、このカム軸26上の適宜位置、例えば上部側にはカム軸26と一体に回転する回転体としてのエンコーダ板31が取付けられている。このエンコーダ板31に対しては、エンコーダ板31の回転角を光学的に検出することでカム軸26の回転角を直接的に検出する位置情報検出手段となるカム軸エンコーダ32が配設されている。このカム軸エンコーダ32は、ズーム顕微鏡本体5に対してビス(図示せず)などにより着脱自在に取付けられる倍率表示アダプタ14のユニット本体33の一部として設けられたもので、倍率表示アダプタ14のユニット本体33をズーム顕微鏡本体5の所定位置に取付けたときにエンコーダ板31に対して検出可能な状態に係合付加される位置関係となるように設定されている。
図3は、倍率表示アダプタ14の概略構成例を示す外観斜視図であり、図4は、倍率表示アダプタ14の概略的な電装系構成例を含む概略ブロック図である。本実施の形態1の倍率表示アダプタ14のユニット本体33は、図3及び図4等に示すように、カム軸エンコーダ32により検出されたカム軸26の回転角なる可動位置情報に基づきズーム倍率情報としてズーム倍率値を所定の換算式によって算出する変換手段等の機能を発揮するCPU41や、算出されたズーム倍率値を図2中の「5.2x」の如く数値表示するLCD等による表示部42を備えている。さらに、倍率表示アダプタ14は、最高倍や最低倍において表示する倍率値をイニシャライズするイニシャライズスイッチ43や、倍率表示アダプタ14の各部に演算動作用や検出動作用の電流を供給するためのバッテリ構成の電源44を備えている。本実施の形態1の場合、CPU41や表示部42が倍率情報提供手段を構成している。
ここで、CPU41は、RAM45及びROM46とともにマイクロコンピュータを構成しており、ズーム変倍操作に伴うカム軸26の回転角とズームレンズ21の可動位置との関係を示す所定の換算式を用いて倍率値に変換する演算処理を実行する。あるいは、換算式に代えて、カム軸26の回転角とズーム変倍値との関係をあらかじめ対応付けた変換テーブルをROM46等に格納しておき、この変換テーブルを参照してズーム倍率値に変換する処理を実行するようにしてもよい。
これにより、ズームハンドル9a,9bを回転操作するとズームレンズ21が光軸22方向に昇降移動して倍率が変化する。この際、カム軸26も回転するが、このカム軸26の回転角はカム軸26上に取付けられたエンコーダ板31に対するカム軸エンコーダ32により光電変換されて読み取られる。読み取り検出されたカム軸エンコーダ32の回転角は、CPU41によって倍率値に変換され、表示部42を通じて数値にて表示される。
ここで、倍率表示を行う際には、ズームレンズ21の実倍率と表示倍率の値とをイニシャライズし、整合性をとる。すなわち、最初にズームハンドル9a,9bを回転させ、最高倍のストップ位置までズームレンズ21を移動させる。その状態でイニシャライズスイッチ43を押す。これにより、倍率値に変換するための演算式中のカム軸26の回転角の数値が“0”とされるとともに、この時に求められて表示される倍率値が最高倍となるようにイニシャライズされる。後は、この最高倍のズームレンズ21の位置を基準に、ズーム変倍操作に伴うカム軸26の回転角の検出、倍率値への変換処理が実行される。なお、イニシャライズする位置は、最高倍の位置に限らず、最低倍の位置でもよく、あるいは、ズーム顕微鏡毎に決められた所定の位置で行うようにしてもよい。これにより、倍率表示アダプタ14が後付け可能なユニット構成であっても、検出するカム軸26の原点を決定するためのイニシャライズを適正に行うので、常に正しいズーム倍率を表示させることができる。
このように、本実施の形態1のズーム顕微鏡によれば、手動タイプであるが、カム軸26上にエンコーダ板31が取付けられた構成としておけば、ユーザの好みに応じて、カバー47を外して倍率表示アダプタ14を取付けることにより、ズームハンドル9a,9bの手動操作に伴うズーム変倍時に連続的に変化する倍率をリアルタイムで明確に確認することができる。特に、倍率値として表示部42に数値表示されるので、前回と同じズーム倍率値で観察したい場合の要望にも簡単に応えることができる。この際、ズーム顕微鏡自体は手動タイプであり駆動系や駆動用電源を持たないが、倍率表示アダプタ14は自身で電源44を備えているので、後付けした場合にもその機能を十分に発揮させることができるとともに、検出用や演算用の電源供給で済み、廉価性を維持することができる。もっとも、カム軸エンコーダ41や表示部42などを倍率表示アダプタ14としてオプションユニット構成とせず、最初から、ズーム顕微鏡本体5内に組込み構成するようにしてもよい。この場合、エンコーダ板31とカム軸エンコーダ32とにより位置情報検出手段が構成される。
また、本実施の形態1のズーム顕微鏡によれば、ズーム倍率を決定するズームレンズ21の可動位置を間接的に検出するためにこのズームレンズ21に極力近いカム軸26を対象としてその回転角を検出し倍率値を求めるようにしているので、求められる倍率値の精度が高いものとなる。加えて、カム軸26の回転角をカム軸26上に取付けたエンコーダ板31を介して直接的に検出するようにしているので、ギア等を介する場合よりも部品点数が少なくて済む上に、バックラッシュの問題もなく、精度向上に寄与する。
ところで、本実施の形態1のズーム顕微鏡は、図1等に示すように、デジタルカメラ12が搭載されており、制御パソコン13による制御の下に観察画像をCCD等により撮像して記録することが可能とされている。制御パソコン13はデジタルカメラ12で撮像した画像を、例えばJPEG画像情報としてメモリ等に格納する。この際、撮像日時、撮像速度等の撮像条件に関する付随情報は、Exifファイルとして画像情報中に取り込まれて記録される。
ここで、本実施の形態では、前述したように取得されたズーム倍率値の情報も、デジタルカメラ12による撮像時に制御パソコン13に対して出力することにより、倍率値情報もExifファイルとして画像中に取り込み可能としている。このため、本実施の形態のCPU41は、算出したズーム倍率値を、最低倍から最高倍までを0Vから1Vまでの電圧値に線形変換する機能を有し、出力部48から信号ケーブルを介して制御パソコン13に対して倍率値対応の電圧信号を出力する。制御パソコン13は、入力された電圧値を再びズーム倍率値に変換し、デジタルカメラ12で撮像された画像情報中にExifファイルの一部として書き込み記録する。
これにより、デジタルカメラ12で撮像した画像中にその撮像時のズーム倍率が自動的に記録されるので、撮像者は撮像条件中の倍率に関する条件を別途記録しておく手間を省くことができる。さらには、出力された倍率値をデジタルカメラ12の絞り装置や照明光量制御装置などにフィードバックさせることで、倍率値に連動させて最適な観察・撮像条件を自動設定させることもできる。また、記録されて制御パソコン13の画面等に表示される倍率値情報を参照することで、前回の観察・撮像時と同じ倍率値条件で観察・撮像したい場合の利用に供することもできる。特に、制御パソコン13を通じて所望の倍率値を指定した場合には、ズームハンドル9a,9bの手動操作でズーム倍率を変更操作する時に、所望の倍率値に達した時点で音声等を通じてその旨を報知させることも可能となる。
なお、本実施の形態1では、CPU41による演算結果を制御パソコン13側に出力するようにしたが、CPU41等を省略し、カム軸エンコーダ32により検出されるパルス数を可動位置情報として制御パソコン13に直接出力するようにしてもよい。この場合、パルス数から倍率値への変換は制御パソコン13側で実行すればよい。また、デジタルカメラ12自身で制御する場合には、制御パソコン13を省略し、倍率表示アダプタ14とデジタルカメラ12との間を信号ケーブルで接続するようにしてもよい。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2のズーム顕微鏡本体を抽出しその一部を切り欠いて示す斜視図であり、図6はその倍率表示アダプタの概略構成例を示す外観斜視図である。図1〜図4で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降の実施の形態でも同様とする)。
本実施の形態2のズーム顕微鏡は、カム軸26をズーム可動部とするもので、このカム軸26上にはカム軸26と一体に回転する回転体としてのカムギア51が取付けられている。このカムギア51に噛み合い回転する回転ギア52と、この回転ギア52と同軸上に設けられたエンコーダ板53と、このエンコーダ板53の回転角を光学的に検出することでカム軸26の回転角を間接的に検出する回転ギアエンコーダ54とを備える倍率表示アダプタ55がズーム顕微鏡本体5にビスなどにより着脱自在に取付けられている。倍率表示アダプタ55のユニット本体56をズーム顕微鏡本体5の所定位置に取付けたときにカムギア51に対して回転ギア52が噛み合う状態に係合付加される関係となるように設定されている。ここで、回転ギア52とエンコーダ板53と回転ギアエンコーダ54とにより位置情報検出手段が構成されている。
なお、倍率表示アダプタ55がCPU41、表示部42、イニシャライズスイッチ43、電源44等を備える構成や、倍率表示アダプタ55が制御パソコン13と接続されている構成は、実施の形態1の場合と同様である。
このような構成において、ズームハンドル9a,9bの回転操作に伴いズームレンズ21は光軸22方向に移動して倍率が変倍される。この際、カムギア51を介して回転ギア52も回転する。回転ギア52の回転角はエンコーダ板53を介して回転ギアエンコーダ54により読み取り検出される。読み取り検出された回転ギア52の回転角なる可動位置情報は、CPU41において、例えば
倍率値=6.3×e^(−0.004×回転ギアの回転角)
なる演算式によりズーム倍率値に変換される。この場合も、変換テーブルを参照して倍率値に変換するようにしてもよい。変換された倍率値は表示部42において数値表示される。この他の点は、実施の形態1の場合と同様である。
本実施の形態2によれば、実施の形態1の場合と同様に、手動タイプであるが、カム軸26上にカムギア51が取付けられた構成としておけば、ユーザの好みに応じて、カバー47を外して倍率表示アダプタ55を取付けることにより、ズームハンドル9a,9bの手動操作に伴うズーム変倍時に連続的に変化する倍率をリアルタイムで明確に確認することができる。特に、カムギア51としては伝達ギア中の一部を利用することも可能であり、倍率表示アダプタ55として既存品に対して後付けすることも可能となる。もっとも、本実施の形態2の場合も、回転ギア52、エンコーダ板53、回転ギアエンコーダ54や表示部42などを倍率表示アダプタ55としてオプションユニット構成とせず、最初から、ズーム顕微鏡本体5内に組込み構成するようにしてもよい。この場合、カムギア51、回転ギア52、エンコーダ板53、及び回転ギアエンコーダ54により位置情報検出手段が構成される。
(実施の形態3)
図7は、実施の形態3のズーム顕微鏡本体を抽出して手前側情報から見た様子を示す斜視図である。本実施の形態3のズーム顕微鏡は、ズームハンドル軸27をズーム可動部とするもので、このズームハンドル軸27上にはズームハンドル軸27と一体に回転する回転体としてのエンコーダ板61が取付けられている。このエンコーダ板61に対しては、エンコーダ板61の回転角を光学的に検出することでカム軸26の回転角を間接的に検出する位置情報検出手段となるハンドル軸エンコーダ62が配設されている。このハンドル軸エンコーダ62は、ズーム顕微鏡本体5に対してビス(図示せず)などにより着脱自在に取付けられる倍率表示アダプタ63のユニット本体64の一部として設けられたもので、倍率表示アダプタ63のユニット本体64をズーム顕微鏡本体5の所定位置に取付けたときにエンコーダ板61に対して検出可能な状態に係合付加される位置関係となるように設定されている。
なお、倍率表示アダプタ63がCPU41、表示部42、イニシャライズスイッチ43、電源44等を備える構成や、倍率表示アダプタ63が制御パソコン13と接続されている構成は、実施の形態1の場合と同様である。
このような構成において、ズームハンドル9a,9bの回転操作に伴いズームレンズ21は光軸22方向に移動して倍率が変倍される。この際、ズームハンドル9a,9bの回転に伴いズームハンドル軸27も回転し、エンコーダ板61も回転する。よって、エンコーダ板61の回転角はズームハンドル軸27の回転角としてハンドル軸エンコーダ62により読み取り検出される。読み取り検出されたズームハンドル軸27の回転角なる可動位置情報は、CPU41において、所定の演算式によりズーム倍率値に変換される。この場合も、変換テーブルを参照して倍率値に変換するようにしてもよい。変換された倍率値は表示部42において数値表示される。この他の点は、実施の形態1,2の場合と同様である。
本実施の形態3によれば、実施の形態1,2の場合と同様に、手動タイプであるが、ユーザの好みに応じて、倍率表示アダプタ63を取付けることにより、ズームハンドル9a,9bの手動操作に伴うズーム変倍時に連続的に変化する倍率をリアルタイムで明確に確認することができる。特に、外部に露出しているズームハンドル軸27をズーム可動部として検出対象としているため、エンコーダ板61はズームハンドル9a又は9bをズームハンドル軸27から外して取付けることができ、このエンコーダ板61を含めて倍率表示ユニット63を後付け用として構成しやすいものとなる。
なお、エンコーダ板61に代えて、図5、図6の場合と同様に、ズームハンドル軸27上に回転体としてハンドルギアを取付け、このハンドルギアに噛み合い回転する回転ギアと、この回転ギアと同軸上に設けられたエンコーダ板と、このエンコーダ板を介して回転ギアの回転角を検出する回転ギアエンコーダとを備える構成としてもよい。
さらには、ズームハンドル軸27に代えて、ズームハンドル9a又は9b部分をズーム可動部とし、このズームハンドル9a又は9bの回転角を直接的に検出する構成としてもよい。例えば、ズームハンドル9a又は9bの外周面上にグレーティングを施しておき、このグレーティングを光学的に検出する検出手段を備える構成で実現できる。
(実施の形態4)
図8は、実施の形態4のズーム顕微鏡本体を抽出しその一部を切り欠いて示す斜視図である。本実施の形態4のズーム顕微鏡は、レンズ保持部材24をズーム可動部とするもので、このレンズ保持部材24の光軸22方向の可動位置を測長により検出する測長手段としてのレーザ測長器71を光軸22方向の端部に備えている。このレーザ測長器71は、レンズ保持部材24の一部に取付けられたミラー72に対してレーザ光73を発しその戻り光を検出することで、レーザ測長器71・ミラー72間の距離、したがってレンズ保持部材24の光軸22方向の位置を高精度に検出するものである。なお、特に図示しないが、レーザ測長器71による測長結果なる可動位置情報をズーム倍率値に変換するCPU等による変換手段や、変換されたズーム倍率値を表示する表示部も備えている。
このような構成において、ズームハンドル9a,9bの回転操作に伴いズームレンズ21は光軸22方向に移動して倍率が変倍される。この際、レンズ保持部材24も光軸22方向に移動するが、レンズ保持部材24の可動位置はレーザ測長器71によって検出される。検出されたレンズ保持部材24の可動位置情報は、CPUにおいて、所定の演算式によりズーム倍率値に変換される。この場合も、変換テーブルを参照して倍率値に変換するようにしてもよい。変換された倍率値は表示部において数値表示される。
本実施の形態4によれば、実施の形態1〜3の場合と同様に、手動タイプであるが、ズームハンドル9a,9bの手動操作に伴うズーム変倍時に連続的に変化する倍率をリアルタイムで明確に確認することができる。特に、ズーム倍率が決まるズームレンズ21の位置をこのズームレンズ21を保持するレンズ保持部材24自身の可動位置を通じて検出しているので、極めて精度の高い検出が可能となり、精度の高いズーム倍率値を求めることができる。
なお、レンズ保持部材24の位置を検出するための測長手段としては、レーザ測長器71に限らず、例えば、ズーム顕微鏡本体5内においてズームレンズ21の可動範囲に亘ってリニアエンコーダ板を配設し、レンズ保持部材24に搭載のエンコーダでその位置を検出するようにしてもよい。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。例えば、前述の実施の形態では、ズームハンドル9a,9bを手動で操作する構成について説明したが、電動の場合でも、カム軸やモータ軸にエンコーダ板やカムギアを設けて、後から本発明の倍率表示アダプタを取り付けるようにしても、表示部のない電動ユニットに対して、正確な倍率表示をすることができる。
(付記1) 光軸方向に移動自在なレンズ保持部材に保持されたズームレンズを有するズーム光学系と、
ズームハンドルの手動操作に基づき前記レンズ保持部材を介して前記ズームレンズを光軸方向に移動させるズーム変倍機構と、
ズーム変倍操作に伴う前記ズーム変倍機構中のズーム可動部の可動位置を検出する位置情報検出手段と、
検出された前記ズーム可動部の可動位置情報に基づきズーム倍率情報を取得して出力する倍率情報提供手段と、
を備えることを特徴とするズーム顕微鏡。
(付記2) 前記ズーム変倍機構は、
前記ズームハンドルの手動操作によるズームハンドル軸の回転を光軸方向の移動に変換するカム軸と、
前記ズームハンドル軸と前記カム軸とを係合して動力を伝達する動力伝達機構と、
前記カム軸と前記レンズ保持部材とを係合するカムフォロアと、
を備え、
前記位置情報検出手段は、
前記カム軸を前記ズーム可動部とし、前記カム軸上に取付けられた回転体を介して前記カム軸の回転角を直接又は間接的に検出することを特徴とする付記1に記載のズーム顕微鏡。
(付記3) 前記位置情報検出手段は、
前記カム軸上に前記回転体として取付けられたエンコーダ板と、
該エンコーダ板を介して前記カム軸の回転角を検出するカム軸エンコーダと、
を備えることを特徴とする付記2に記載のズーム顕微鏡。
(付記4) 前記位置情報検出手段は、
前記カム軸上に前記回転体として取付けられたカムギアと、
該カムギアに噛み合い回転する回転ギアと、
該回転ギアと同軸上に設けられたエンコーダ板と、
該エンコーダ板を介して前記回転ギアの回転角を検出する回転ギアエンコーダと、
を備えることを特徴とする付記2に記載のズーム顕微鏡。
(付記5) 前記ズーム変倍機構は、
前記ズームハンドルの手動操作によるズームハンドル軸の回転を光軸方向の移動に変換するカム軸と、
前記ズームハンドル軸と前記カム軸とを係合して動力を伝達する動力伝達機構と、
前記カム軸と前記レンズ保持部材とを係合するカムフォロアと、
を備え、
前記位置情報検出手段は、
前記ズームハンドル軸を前記ズーム可動部とし、前記ズームハンドル軸上に取付けられた回転体を介して前記ズームハンドル軸の回転角を直接又は間接的に検出することを特徴とする付記1に記載のズーム顕微鏡。
(付記6) 前記位置情報検出手段は、
前記ズームハンドル軸上に前記回転体として取付けられたエンコーダ板と、
該エンコーダ板を介して前記ズームハンドル軸の回転角を検出するハンドル軸エンコーダと、
を備えることを特徴とする付記5に記載のズーム顕微鏡。
(付記7) 前記位置情報検出手段は、
前記ズームハンドル軸上に前記回転体として取付けられたハンドルギアと、
該ハンドルギアに噛み合い回転する回転ギアと、
該回転ギアと同軸上に設けられたエンコーダ板と、
該エンコーダ板を介して前記回転ギアの回転角を検出する回転ギアエンコーダと、
を備えることを特徴とする付記5に記載のズーム顕微鏡。
(付記8) 前記ズーム変倍機構は、
前記ズームハンドルの手動操作によるズームハンドル軸の回転を光軸方向の移動に変換するカム軸と、
前記ズームハンドル軸と前記カム軸とを係合して動力を伝達する動力伝達機構と、
前記カム軸と前記レンズ保持部材とを係合するカムフォロアと、
を備え、
前記位置情報検出手段は、前記ズームハンドルを前記ズーム可動部とし、前記ズームハンドル部分の回転角を検出することを特徴とする付記1に記載のズーム顕微鏡。
(付記9) 前記ズーム変倍機構は、
前記ズームハンドルの手動操作によるズームハンドル軸の回転を光軸方向の移動に変換するカム軸と、
前記ズームハンドル軸と前記カム軸とを係合して動力を伝達する動力伝達機構と、
前記カム軸と前記レンズ保持部材とを係合するカムフォロアと、
を備え、
前記位置情報検出手段は、前記レンズ保持部材を前記ズーム可動部とし、前記レンズ保持部材の光軸方向の位置を測長する測長手段であることを特徴とする付記1に記載のズーム顕微鏡。
(付記10) 前記測長手段は、レーザ測長器であることを特徴とする付記9に記載のズーム顕微鏡。
(付記11) 前記位置情報検出手段は、検出する可動位置の原点を決定するためのイニシャライズ手段を備えることを特徴とする付記1〜10のいずれか一つに記載のズーム顕微鏡。
(付記12) 前記倍率情報提供手段は、検出された前記可動部の可動位置情報をズーム倍率値に変換する変換手段を備えることを特徴とする付記1〜11のいずれか一つに記載のズーム顕微鏡。
(付記13) 前記変換手段は、検出された可動位置情報を所定の演算式を用いてズーム倍率値に変換することを特徴とする付記12に記載のズーム顕微鏡。
(付記14) 前記変換手段は、あらかじめ前記ズーム可動部の可動位置とズーム変倍値とを対応付けた変換テーブルを参照して検出された可動位置情報をズーム倍率値に変換することを特徴とする付記12に記載のズーム顕微鏡。
(付記15) 前記倍率情報提供手段は、変換されたズーム倍率値を表示出力する表示手段を備えることを特徴とする付記12〜14のいずれか一つに記載のズーム顕微鏡。
(付記16) 前記倍率情報提供手段は、変換されたズーム倍率値を外部に出力する出力手段を備えることを特徴とする付記12〜15のいずれか一つに記載のズーム顕微鏡。
(付記17) 前記ズーム光学系により観察される画像を撮像して記録する撮像記録手段をさらに備え、
前記出力手段は、前記ズーム倍率値を前記画像情報に付随する撮像条件情報として前記撮像記録手段に出力することを特徴とする付記16に記載のズーム顕微鏡。
(付記18) 前記出力手段は、前記ズーム倍率値を電圧値に変換して出力することを特徴とする付記16又は17に記載のズーム顕微鏡。
(付記19) 光軸方向に移動自在なレンズ保持部材に保持されたズームレンズを有するズーム光学系と、ズームハンドルの手動操作に基づき前記レンズ保持部材を介して前記ズームレンズを光軸方向に移動させるズーム変倍機構とを備えるズーム顕微鏡に対して着脱自在なズーム顕微鏡用オプションユニットであって、
前記ズーム変倍機構中のズーム可動部に対して係合付加されることでズーム変倍操作に伴う前記ズーム可動部の可動位置を検出する位置情報検出手段と、
検出された前記ズーム可動部の可動位置情報に基づきズーム倍率情報を取得して出力する倍率情報提供手段と、
電源と、
を備えることを特徴とするズーム顕微鏡用オプションユニット。
(付記20) 前記ズームハンドルの手動操作によるズームハンドル軸の回転を光軸方向の移動に変換するカム軸と、前記ズームハンドル軸と前記カム軸とを係合して動力を伝達する動力伝達機構と、前記カム軸と前記レンズ保持部材とを係合するカムフォロアと、を前記ズーム変倍機構として備え、前記カム軸上に取付けられた回転体を備える前記ズーム顕微鏡に対して、
前記位置情報検出手段は、前記カム軸を前記ズーム可動部とし、前記回転体に対して係合付加されることで該回転体を介して前記カム軸の回転角を直接又は間接的に検出することを特徴とする付記19に記載のズーム顕微鏡用オプションユニット。
(付記21) 前記位置情報検出手段は、前記カム軸上に前記回転体として取付けられたエンコーダ板に対して係合付加されることで該エンコーダ板を介して前記カム軸の回転角を検出するカム軸エンコーダを備えることを特徴とする付記20に記載のズーム顕微鏡用オプションユニット。
(付記22) 前記位置情報検出手段は、前記カム軸上に前記回転体として取付けられたカムギアに対して係合付加されて噛み合い回転する回転ギアと、該回転ギアと同軸上に設けられたエンコーダ板と、該エンコーダ板を介して前記回転ギアの回転角を検出する回転ギアエンコーダと、を備えることを特徴とする付記20に記載のズーム顕微鏡用オプションユニット。
(付記23) 前記ズームハンドルの手動操作によるズームハンドル軸の回転を光軸方向の移動に変換するカム軸と、前記ズームハンドル軸と前記カム軸とを係合して動力を伝達する動力伝達機構と、前記カム軸と前記レンズ保持部材とを係合するカムフォロアと、を前記ズーム変倍機構として備える前記ズーム顕微鏡に対して、
前記位置情報検出手段は、前記ズームハンドル軸を前記ズーム可動部とし、前記ズームハンドル軸上に取付けられる回転体を介して前記ズームハンドル軸の回転角を直接又は間接的に検出することを特徴とする付記19に記載のズーム顕微鏡用オプションユニット。
(付記24) 前記位置情報検出手段は、前記ズームハンドル軸上に前記回転体として取付けられるエンコーダ板と、該エンコーダ板を介して前記ズームハンドル軸の回転角を検出するハンドル軸エンコーダとを備えることを特徴とする付記23に記載のズーム顕微鏡用オプションユニット。
(付記25) 前記位置情報検出手段は、前記ズームハンドル軸上に前記回転体として取付けられるハンドルギアと、該ハンドルギアに噛み合い回転する回転ギアと、該回転ギアと同軸上に設けられたエンコーダ板と、該エンコーダ板を介して前記回転ギアの回転角を検出する回転ギアエンコーダと、を備えることを特徴とする付記23に記載のズーム顕微鏡用オプションユニット。
(付記26) 前記ズームハンドルの手動操作によるズームハンドル軸の回転を光軸方向の移動に変換するカム軸と、前記ズームハンドル軸と前記カム軸とを係合して動力を伝達する動力伝達機構と、前記カム軸と前記レンズ保持部材とを係合するカムフォロアと、を前記ズーム変倍機構として備える前記ズーム顕微鏡に対して、
前記位置情報検出手段は、前記ズームハンドルを前記ズーム可動部とし、前記ズームハンドル部分の回転角を検出することを特徴とする付記19に記載のズーム顕微鏡用オプションユニット。
(付記27) 前記位置情報検出手段は、検出する可動位置の原点を決定するためのイニシャライズ手段を備えることを特徴とする付記19〜26のいずれか一つに記載のズーム顕微鏡用オプションユニット。
(付記28) 前記倍率情報提供手段は、検出された前記可動部の可動位置情報をズーム倍率値に変換する変換手段を備えることを特徴とする付記19〜27のいずれか一つに記載のズーム顕微鏡用オプションユニット。
(付記29) 前記変換手段は、検出された可動位置情報を所定の演算式を用いてズーム倍率値に変換することを特徴とする付記28に記載のズーム顕微鏡用オプションユニット。
(付記30) 前記変換手段は、あらかじめ前記ズーム可動部の可動位置とズーム変倍値とを対応付けた変換テーブルを参照して検出された可動位置情報をズーム倍率値に変換することを特徴とする付記28に記載のズーム顕微鏡用オプションユニット。
(付記31) 前記倍率情報提供手段は、変換されたズーム倍率値を表示出力する表示手段を備えることを特徴とする付記27〜30のいずれか一つに記載のズーム顕微鏡用オプションユニット。
(付記32) 前記倍率情報提供手段は、変換されたズーム倍率値を外部に出力する出力手段を備えることを特徴とする付記27〜30のいずれか一つに記載のズーム顕微鏡用オプションユニット。
本発明の実施の形態1のズーム顕微鏡の概略構成例を示す側面図である。 ズーム顕微鏡本体を抽出しその一部を切り欠いて示す斜視図である。 倍率表示アダプタの概略構成例を示す外観斜視図である。 倍率表示アダプタの概略的な電装系構成例を含む概略ブロック図である。 本発明の実施の形態2のズーム顕微鏡本体を抽出しその一部を切り欠いて示す斜視図である。 その倍率表示アダプタの概略構成例を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態3のズーム顕微鏡本体を抽出して手前側情報から見た様子を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4のズーム顕微鏡本体を抽出しその一部を切り欠いて示す斜視図である。
符号の説明
9a,9b ズームハンドル
12 デジタルカメラ
13 制御パソコン
14 倍率表示アダプタ
20,21 ズームレンズ
22 光軸
24 レンズ保持部材
26 カム軸
27 ズームハンドル軸
29 カムフォロア
30 ズーム変倍機構
31 エンコーダ板
32 カム軸エンコーダ
41 CPU
42 表示部
43 イニシャライズスイッチ
44 電源
48 出力部
51 カムギア
52 回転ギア
53 エンコーダ板
54 回転ギアエンコーダ
55 倍率表示アダプタ
61 エンコーダ板
62 ハンドル軸エンコーダ
63 倍率表示アダプタ
71 レーザ測長器

Claims (4)

  1. 光軸方向に移動自在なレンズ保持部材に保持されたズームレンズを有するズーム光学系と、
    ズーム変倍操作に基づき前記レンズ保持部材を介して前記ズームレンズを光軸方向に移動させるズーム変倍機構と、
    前記ズーム変倍操作に伴う前記ズーム変倍機構中のズーム可動部の可動位置を検出する位置情報検出手段と、
    検出された前記ズーム可動部の可動位置情報に基づきズーム倍率情報を取得して出力する倍率情報提供手段と、
    を備えることを特徴とするズーム顕微鏡。
  2. 光軸方向に移動自在なレンズ保持部材に保持されたズームレンズを有するズーム光学系と、
    ズームハンドルの手動操作に基づき前記レンズ保持部材を介して前記ズームレンズを光軸方向に移動させるズーム変倍機構と、
    ズーム変倍操作に伴う前記ズーム変倍機構中のズーム可動部の可動位置を検出する位置情報検出手段と、
    検出された前記ズーム可動部の可動位置情報に基づきズーム倍率情報を取得して出力する倍率情報提供手段と、
    を備えることを特徴とするズーム顕微鏡。
  3. 光軸方向に移動自在なレンズ保持部材に保持されたズームレンズを有するズーム光学系と、ズーム変倍操作に基づき前記レンズ保持部材を介して前記ズームレンズを光軸方向に移動させるズーム変倍機構とを備えるズーム顕微鏡に対して着脱自在なズーム顕微鏡用オプションユニットであって、
    前記ズーム変倍機構中のズーム可動部に対して係合付加されることで前記ズーム変倍操作に伴う前記ズーム可動部の可動位置を検出する位置情報検出手段と、
    検出された前記ズーム可動部の可動位置情報に基づきズーム倍率情報を取得して出力する倍率情報提供手段と、
    電源と、
    を備えることを特徴とするズーム顕微鏡用オプションユニット。
  4. 光軸方向に移動自在なレンズ保持部材に保持されたズームレンズを有するズーム光学系と、ズームハンドルの手動操作に基づき前記レンズ保持部材を介して前記ズームレンズを光軸方向に移動させるズーム変倍機構とを備えるズーム顕微鏡に対して着脱自在なズーム顕微鏡用オプションユニットであって、
    前記ズーム変倍機構中のズーム可動部に対して係合付加されることでズーム変倍操作に伴う前記ズーム可動部の可動位置を検出する位置情報検出手段と、
    検出された前記ズーム可動部の可動位置情報に基づきズーム倍率情報を取得して出力する倍率情報提供手段と、
    電源と、
    を備えることを特徴とするズーム顕微鏡用オプションユニット。
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