JP2007024351A - 冷媒絞り装置および逆止弁の接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷媒を流通させるキャピラリチューブに逆止弁を接続する際の逆止弁の逆接続を防止することができる逆止弁の接続構造を提供する。
【解決手段】一方向にのみ冷媒を流す逆止弁2Bの両端側に、同径の接続部16a、16b、16c、16d、16e、16fを設ける。室内側の接続部16d、16e、16fにストッパ20を設ける。ストッパ20が室内側における挿入長を長さ(C)に規制する。暖房用キャピラリチューブ3の室外側端部および室外側キャピラリチューブ9、10の端部に、長さ(A)の挿入部19aを示すビード18(突起)を設ける。挿入部19aの長さ(A)は、ストッパ20によって規制される長さ(C)よりも長く設定する。挿入部19aを室内側の挿入部16d、16e、16fに挿入する。逆止弁2Bを逆接続していることに一見して気付く。
【選択図】図5
【解決手段】一方向にのみ冷媒を流す逆止弁2Bの両端側に、同径の接続部16a、16b、16c、16d、16e、16fを設ける。室内側の接続部16d、16e、16fにストッパ20を設ける。ストッパ20が室内側における挿入長を長さ(C)に規制する。暖房用キャピラリチューブ3の室外側端部および室外側キャピラリチューブ9、10の端部に、長さ(A)の挿入部19aを示すビード18(突起)を設ける。挿入部19aの長さ(A)は、ストッパ20によって規制される長さ(C)よりも長く設定する。挿入部19aを室内側の挿入部16d、16e、16fに挿入する。逆止弁2Bを逆接続していることに一見して気付く。
【選択図】図5
Description
本発明は、逆止弁と、この逆止弁の両側をバイパス接続する暖房用キャピラリチューブとを備え、ヒートポンプ式空気調和機の冷凍サイクルに設けられて冷房時と暖房時とで異なる減圧量で冷媒を減圧する冷媒絞り装置、および流通管と逆止弁とを接続するための逆止弁の接続構造に関するものである。
一般に、冷媒の循環方向を切り替えて冷暖房を兼用するヒートポンプ式空気調和機の冷凍サイクルには、室外側熱交換器と室内側熱交換器との間を流通する冷媒を減圧する(絞る)ための冷媒絞り装置が設けられている。
図11にヒートポンプ式空気調和機の冷媒絞り装置の一例を示す。冷媒絞り装置1Cは、冷房時と暖房時とで異なる減圧量(絞り量)で冷媒を減圧するものであり、室外側から室内側に冷媒を流通させる逆止弁2Cと、逆止弁2Cの両側をバイパス接続して室内側から室外側に冷媒を流通させる暖房用キャピラリチューブ3と、逆止弁2Cの室内側に接続されて冷媒を両方向に流通させる冷暖房用キャピラリチューブ4とを備えている。
冷房時に室外側から室内側に向かう冷媒は、逆止弁2Cを通過して、冷暖房用キャピラリチューブ4を流通する際に減圧され、冷暖房用キャピラリチューブ4の室内側に分岐管5を介して接続された2本の室内側キャピラリチューブ6、7で整流されて、室内側熱交換器の2つの冷媒入口に送り込まれる。
暖房時に室内側から室外側に向かう冷媒は、冷暖房絞り用キャピラリチューブ4および暖房用キャピラリチューブ3を流通する際に減圧され、逆止弁2Cの室外側に分岐管8を介して接続された2本の室外側キャピラリチューブ9、10で整流されて、室外側熱交換器の2つの冷媒入口に送り込まれる。
なお、例えば特許文献1、2には、逆止弁とキャピラリチューブとを備えた冷媒絞り装置が開示されている。
特開平6−201228号公報
特開2001−174106号公報
ところで、上記の冷媒絞り装置1Cは、逆止弁2C、暖房用キャピラリチューブ3、冷暖房用キャピラリチューブ4、分岐管5、室内側キャピラリチューブ6、7、分岐管8および室外側キャピラリチューブ9、10を接続して構成されるものであり、部品点数が多く、その分、冷媒絞り装置を組み立てる際の工数も多くなる。
また、逆止弁2Cは、その流通方向が定められた部品であり、冷媒絞り装置を組み立てる際、表示11を頼りに、流通方向を室外側から室内側に向けて配置する必要がある。図12に示すように、その両側の接続部2Ca、2Cbの内径(D1、D2)が互いに異なる大きさである場合(D1>D2)には、逆止弁2Cの逆接続が防止されるが、接続部2Ca、2Cbの内径(D1、D2)が同径である場合(D1=D2)には、逆止弁2Cを逆接続するおそれがある。
本発明は、部品点数を少なくして組立を容易にすることができる冷媒絞り装置を提供し、さらに、逆止弁の逆接続を防止することができる逆止弁の接続構造を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明に係る冷媒絞り装置は、冷房運転時と暖房運転時とで冷媒の流れ方向が逆方向となる冷凍サイクルにおいて、室外側熱交換器と室内側熱交換器との間に設けられ、冷房運転時に室外側熱交換器側から室内側熱交換器に向かう冷媒のみを流通させ、冷媒の逆方向への流れを阻止する逆止弁と、逆止弁に並列接続され暖房運転時に室内側熱交換器から室外側熱交換器に向かう冷媒を流通させる暖房用キャピラリチューブと、逆止弁よりも室外側で並列に配された複数本の室外側キャピラリチューブと、逆止弁よりも室内側で並列に配された複数本の室内側キャピラリチューブとを備えている。
逆止弁の両端に、キャピラリチューブを接続するための複数の接続部を形成し、複数本の室外側キャピラリチューブおよび複数本の室内側キャピラリチューブを逆止弁の両端接続部に直接接続する。そうすれば、逆止弁に室外側キャピラリチューブおよび室内側キャピラリチューブを接続するための分岐管を省略し、さらに、冷房時および暖房時に冷媒を流通させて減圧するための減圧専用の冷暖房用キャピラリチューブを省略することができ、その分、冷媒絞り装置の部品点数を少なくすることができる。
逆止弁に複数本の室外側キャピラリチューブおよび複数本の室内側キャピラリチューブを接続して分岐管を省略することにより、逆止弁の室外側および室内側の接続部が互いに同径になる場合には、逆接続防止手段を設けて逆止弁の逆接続を防止すればよい。
室外側キャピラリチューブおよび室内側キャピラリチューブは、その一端の挿入部を逆止弁の接続部に挿入することによって逆止弁に接続することができる。この場合、室外側キャピラリチューブの挿入部と室内側キャピラリチューブの挿入部とを互いに異なる長さに設定する。さらに、逆接続防止手段として、逆止弁の接続部のうち、室外側キャピラリチューブおよび室内側キャピラリチューブの挿入部のうちの短い方を挿入する接続部に、この接続部への挿入可能な長さを短い方の挿入部と等しい長さに規制するストッパを設ける。
そうすれば、逆止弁を逆接続するには、ストッパを設けた方の接続部に長い方の挿入部を挿入することになるので、ストッパによって、挿入部の全体を挿入することができず、逆止弁を逆接続していることを一見して気付かせることができる。
また、本発明に係る逆止弁の接続構造は、流体を流通させる流通管と、一方向にのみ流体を流す逆止弁とを接続するためのものであり、逆止弁の両端側に、流通管を接続するための同径の接続部を設けて、流通管をその一端の挿入部を逆止弁の接続部に挿入することによって逆止弁に接続する場合に、逆止弁の両側の接続部のうちの少なくとも一方に、逆止弁の逆接続を防止するための逆接続防止手段を設けたものである。
この構成によれば、例えば逆止弁の接続部を流通管の挿入部と同色に色付けしたり、流通管の挿入部に形成した溝や突起に噛み合う突起や溝を接続部に設けたりすることにより、逆止弁の両端側に設けた接続部が同径であっても、流体を流す方向が決まっている逆止弁の逆接続を防止することができる。
逆止弁の一端側の接続部に接続する流通管に、その挿入部を示す一端側目印を設ける。さらに、逆接続防止手段として、逆止弁の他端側の接続部に、この他端側の接続部への挿入可能な長さを一端側目印が示す挿入部の長さと異なる長さに規制するストッパを設ける。そうすれば、一端側の接続部に接続すべき流通管の挿入部を他端側の接続部に挿入したとしても、ストッパによって規制される挿入長と、一端側目印で示される挿入長とが異なるので、逆止弁を逆接続していることに一見して気付かせることができる。
なお、一端側の接続部に挿入する挿入部は、他端側の接続部に挿入する挿入部よりも短くてもよいが、他端側の接続部よりも一端側の接続部に挿入する挿入部を長く設定するのがより好ましい。これにより、一端側の接続部に接続すべき流通管の挿入部を他端側の接続部に挿入したとき、一端側目印が接続部内に隠れたり、ストッパが機能する前に一端側目印によって挿入部の挿入が阻止されたりすることを防止することができる。
逆止弁の他端側の接続部に接続する流通管に、ストッパによって規制される長さと等しい長さの挿入部を示す他端側目印を設ける。そうすれば、他端側の接続部に、接続すべき流通管の挿入部を挿入することにより、他端側のストッパによって規制される挿入長と、他端側目印で示される挿入長とが一致するので、逆止弁を正しく接続していることを確認することができる。
逆止弁の一端側の接続部に接続する流通管に、一端側目印としての突起を形成し、この突起が示す挿入部をストッパによって規制される長さよりも長く設定する。そうすれば、一端側目印としての突起を利用して、一端側の接続部への挿入長を所定の長さに規制することができる。なお、突起が示す挿入部が他端側における挿入部よりも長いので、一端側の接続部に接続すべき流通管の挿入部を他端側の接続部に挿入したとき、接続部から突起が浮き上がって、逆止弁を逆接続していることに一見して気付かせることができる。
逆止弁の他端側の接続部に接続する流通管に、他端側目印としての突起を形成すれば、他端側の接続部に、接続すべき流通管の挿入を挿入したとき、ストッパに加えて他端側目印としての突起を利用して所定の挿入長に規制することができる。これにより、挿入長の設定をより正確かつ確実にすることができる。
一端側目印又は他端側目印としての突起は、流通管の周面の一部から突出するものであってもよいが、周方向に連続するものであれば、その強度を高くすることができて好適である。この突起としては、ビーディング加工によって形成するビードを例示することができる。
接続部は、逆止弁の両端部に一つずつ設けてもよいが、複数本の流通管を接続可能なように、逆止弁の両端部から複数に分岐して形成したものであってもよい。分岐管などを用いることなく、複数本の流通管を逆止弁に直接に接続する場合、一端側の接続部と他端側の接続部とが同径になりやすく、本発明を好適に採用することができる。
本発明によると、整流用の室外側キャピラリチューブおよび室内側キャピラリチューブを減圧機能を有するものとし、さらに、それらを逆止弁に直接接続することにより、冷媒を減圧するための専用のキャピラリチューブと分岐管とを省略するので、冷媒絞り装置の部品点数を少なくして、その組立を容易にすることができる
また、例えばヒートポンプ式空気調和機の冷媒絞り装置を組み立てる際、その逆止弁を逆方向に向けて配置したとしても、そのことに一見して気付かせることができる。これにより、逆方向に向けたままでろう付けすることなく、正しく接続し直すことができ、流通管への逆止弁の逆接続を防止することができる。
また、例えばヒートポンプ式空気調和機の冷媒絞り装置を組み立てる際、その逆止弁を逆方向に向けて配置したとしても、そのことに一見して気付かせることができる。これにより、逆方向に向けたままでろう付けすることなく、正しく接続し直すことができ、流通管への逆止弁の逆接続を防止することができる。
以下、本発明に係る冷媒絞り装置および逆止弁の接続構造を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明に係る冷媒絞り装置の第1実施形態を説明する。図1は本発明に係る冷媒絞り装置を備えた冷凍サイクル図、図2は第1実施形態の冷媒絞り装置の平面図である。図3は逆止弁を示す図で、(a)は背面図、(b)は平面図、(c)は正面図である。図4は逆止弁の断面図である。
まず、本発明に係る冷媒絞り装置の第1実施形態を説明する。図1は本発明に係る冷媒絞り装置を備えた冷凍サイクル図、図2は第1実施形態の冷媒絞り装置の平面図である。図3は逆止弁を示す図で、(a)は背面図、(b)は平面図、(c)は正面図である。図4は逆止弁の断面図である。
図1に示す冷凍サイクルは、例えばヒートポンプ式の一体型空気調和機に装備されるものであり、冷媒ガスを圧縮する圧縮機12と、冷媒の循環方向を切り替える四方切替弁13と、室外側で熱交換する2パスの室外側熱交換器14と、室内側で熱交換する2パスの室内側熱交換器15と、室外側熱交換器14および室内側熱交換器15間に設けられて冷媒を減圧(絞る)する冷媒絞り装置1Aとを備え、これらを冷媒が通るように配管されている。
この冷凍サイクルは、四方切替弁13を操作して、冷房時に、実線矢印で示す方向に冷媒を循環させ、暖房時に、破線矢印で示す方向に冷媒を循環させることにより、冷暖房で兼用される。
冷媒絞り装置1Aは、冷房時と暖房時とで異なる減圧量で冷媒を減圧するためのものであり、冷房時に室外側から室内側に向かう冷媒のみを流通させて冷媒の逆方向への流れを阻止する逆止弁2Aと、逆止弁2Aに並列接続されて暖房時に室内側から室外側に向かう冷媒を流通させて減圧する暖房用キャピラリチューブ3と、逆止弁2Aよりも室外側に並列に配されて冷媒を整流および減圧する2本の室外側キャピラリチューブ9、10と、逆止弁2Aよりも室内側に並列に配されて冷媒を整流および減圧する2本の室内側キャピラリチューブ6、7とを備えている。
逆止弁2Aは、その流通方向を示す表示11を付された中空状の逆止弁本体16に、室内側から室外側への冷媒の流通を阻止する弁体17を内装してなる。この逆止弁2Aは、冷媒が室外側(図4における下側)から室内側(図4における上側)に向かうとき、冷媒の流体圧によって弁体17が開き、冷媒が室内側から室外側に向かうとき、冷媒の流体圧によって弁体17が閉じるようになっている。
逆止弁本体16は、筒体の室外側の端部に、分岐する3つの接続部16a、16b、16cを形成し、筒体の室内側の端部に、分岐する3つの接続部16d、16e、16fを形成した構造とされる。接続部16a、16b、16cおよび接続部16d、16e、16fは、筒体の両端部のそれぞれ2箇所を押し潰すことによって形成される。
暖房用キャピラリチューブ3の両端付近と、室外側キャピラリチューブ9、10および室内側キャピラリチューブ6、7の一端付近には、ビーディング加工によってビード18が形成され、このビード18よりも先端側が挿入部19とされる。挿入部19を接続部16a、16b、16cおよび接続部16d、16e、16fに挿入するとき、ビード18が、所定の挿入長に規制するためのストッパとして機能する。
暖房用キャピラリチューブ3は、その両端の挿入部19を逆止弁2Aの両側の接続部16a、16dに挿入して直接に接続することにより、弁体17を挟んで両側をバイパス接続する。
室外側キャピラリチューブ9、10は、分岐管などを用いることなく、その一端の挿入部19を逆止弁2Aの室外側の接続部16b、16cに直接に接続され、その整流機能により、他端から室外側熱交換器14の2つの冷媒入口に安定して冷媒を分配するようになっている。
室内側キャピラリチューブ6、7は、分岐管などを用いることなく、その一端の挿入部19を逆止弁2Aの室内側の接続部16e、16fに直接に接続され、その整流機能により、他端から室内側熱交換器15の2つの冷媒入口に安定して冷媒を分配するようになっている。
次に、逆止弁2Aに、暖房用キャピラリチューブ3、室外側キャピラリチューブ9、10および室内側キャピラリチューブ6、7を接続する手順を説明する。まず、逆止弁2Aに付された刻印や印刷やシール貼り付けなどの表示11に基づき、逆止弁2Aを所定の方向に向けて配置する。
次いで、ビード18が接続部16a、16b、16cおよび接続部16d、16e、16fに当たるまで、暖房用キャピラリチューブ3の両端の挿入部19を逆止弁2Aの両側の接続部16a、16dに挿入し、室外側キャピラリチューブ9、10の一端の挿入部19を逆止弁2Aの室外側の接続部16b、16cに挿入し、室内側キャピラリチューブ6、7の一端の挿入部19を逆止弁2Aの室内側の接続部16e、16fに挿入する。
その後、暖房用キャピラリチューブ3、室外側キャピラリチューブ9、10および室内側キャピラリチューブ6、7を両側の接続部16a、16b、16cおよび接続部16d、16e、16fにろう付けする。これにより、逆止弁2Aに、暖房用キャピラリチューブ3、室外側キャピラリチューブ9、10および室内側キャピラリチューブ6、7が確実に接続される。
次に、冷媒絞り装置1Aを冷媒が流れる様子を説明する。冷房時には、圧縮機12で高温・高圧とされた冷媒は、四方切替弁13によって室外側熱交換器14に導かれ、この室外側熱交換器14で放熱・凝縮した後、室外側キャピラリチューブ9、10を流通して減圧され、逆止弁2Aに入る。この逆止弁2Aをそのまま通過した後、室内側キャピラリチューブ6、7を流通して減圧され、室内側熱交換器15で吸熱・蒸発した後、四方切替弁13を通過して圧縮機12に戻る。
暖房時には、圧縮機12で高温・高圧とされた冷媒は、四方切替弁13によって室内側熱交換器15に導かれ、この室内側熱交換器15で放熱・凝縮した後、室内側キャピラリチューブ6、7を通過して減圧され、逆止弁2Aの弁体17よりも室内側に入る。この逆止弁2Aを通過することなく、暖房用キャピラリチューブ3を流通して減圧され、逆止弁2Aの弁体17よりも室外側に入り、室外側キャピラリチューブ9、10を流通して減圧され、室外側熱交換器14で吸熱・蒸発した後、四方切替弁13を通過して圧縮機12に戻る。
室外側キャピラリチューブ9、10および室内側キャピラリチューブ6、7は、減圧専用のキャピラリチューブを不要にするだけの十分な絞り機能(減圧機能)を有するものであり、さらに、冷媒を整流して熱交換器の二つの冷媒入口に安定して分配するようになっている。なお、室外側キャピラリチューブ9、10および室内側キャピラリチューブ6、7を逆止弁2Aの接続部16b、16cおよび接続部16e、16fに直接に接続するので、逆止弁2Aとの間に分岐管が不要である。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。図5は第2実施形態の冷媒絞り装置の平面図、図6は暖房用キャピラリチューブの側面図である。図7は逆止弁を示す図で、(a)は背面図、(b)は平面図、(c)は正面図である。図8は逆止弁の断面図である。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。図5は第2実施形態の冷媒絞り装置の平面図、図6は暖房用キャピラリチューブの側面図である。図7は逆止弁を示す図で、(a)は背面図、(b)は平面図、(c)は正面図である。図8は逆止弁の断面図である。
第2実施形態の冷媒絞り装置1Bは、第1実施形態の冷媒絞り装置1Aとほぼ同じ構成であるが、その逆止弁2Bの両側の接続部16a、16b、16cおよび接続部16d、16e、16fの内径(D)が互いに同径に設定される場合に採用されるものであり、図9に示すような、逆止弁1Aの逆接続を防止するようにしたものである。すなわち、逆止弁2Bに、暖房用キャピラリチューブ3、室外側キャピラリチューブ9、10および室内側キャピラリチューブ6、7を接続する際の逆止弁2Bの逆接続を防止するための逆接続防止手段が設けられている。
暖房用キャピラリチューブ3の室外側端部および室外側キャピラリチューブ9、10の一端部には、挿入部19aが形成され、暖房用キャピラリチューブ3の室内側端部および室内側キャピラリチューブ6、7の一端部には、挿入部19bが形成されている。そして、挿入部19aの長さ(A)は、挿入部19bの長さ(B)よりも長く設定されている(A>B)。
逆止弁2Bの室内側の接続部16d、16e、16fの穴内部には、逆接続防止手段としての突起状のストッパ20が設けられている。ストッパ20は、暖房用キャピラリチューブ3および室内側キャピラリチューブ6、7の挿入部19bの先端を当接させて、接続部16d、16e、16fへの挿入可能な長さを(C)に規制するようになっている。長さ(C)は、挿入部19aの長さ(A)よりも短く(A>C)、挿入部19bの長さ(B)と等しく(B=C)設定されている。
図10に示すように、逆止弁1Bを逆向きに配置して挿入部19aを接続部16d、16e、16fに挿入しようとしても、ストッパ20で規制されることにより、挿入部19aは、その長さ(A)よりも短い長さ(C)しか挿入することができない。これにより、ビード18を接続部16d、16e、16fの穴周縁に当接させるまで、挿入部19aを接続部16d、16e、16fに押し込むことができず、逆止弁1を逆向きに配置していることを一見して気付かせることができる。他の構成は第1実施形態と同じである。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変更を加えることができる。例えば、冷媒絞り装置は、一体型のヒートポンプ式空気調和機の冷凍サイクルに装備するものだけでなく、室内機と室外機とを備えたヒートポンプ式空気調和機の冷凍サイクルに装備するものであってもよい。
逆止弁2A、2Bと、暖房用キャピラリチューブ3、室外側キャピラリチューブ9、10および室内側キャピラリチューブ6、7との接続は、逆止弁2A、2Bの接続部16a、16b、16cおよび接続部16d、16e、16fに各キャピラリチューブの挿入部19を挿入する代わりに、逆止弁2A、2Bの接続部を各キャピラリチューブの挿入部19に挿入するようにしてもよい。
逆接続防止手段を備えた逆止弁2Bは、冷凍サイクルに設けるものに限らず、他の流体を流通させる流通管に接続するものであってもよい。この場合、逆止弁2Bは、その両端側の接続部が同径であればよく、逆止弁2Bに複数の流通管を直接に接続する代わりに、同径の分岐管を介在させて接続するものであってもよい。また、逆止弁2Bの両端側の接続部16a、16b、16cおよび接続部16d、16e、16fは、その全てが同径である必要はなく、対になる接続部(16aと16d、16bと16e、16cと16f)が同径であればよい。
ストッパ20は、逆止弁2Bの室内側(流通方向を示す矢印の先端側)に設けるだけでなく、室外側に設けることもできる。この場合、室外側の挿入部19aを室内側の挿入部19bよりも短く設定する。さらに、逆止弁2Bの両側にストッパ20を設けることもでき、この場合、両ストッパ20が規制する挿入長を異なる長さに設定しておく。ストッパ20の形状は、突起状だけでなく、流通管の挿入を規制するテーパなどであってもよい。
また、ビーディング加工によってキャピラリチューブの全周を取り巻くビードを形成する代わりに、周方向の一部から突出する突起を設けるようにしてもよい。さらに、突起(ビード)の代わりに、色付けなどの目印を設けただけの構成も採用することができる。この場合、逆止弁2Bの両端側にストッパ20を設けておけばよい。
1A、1B 冷媒絞り装置
2A、2B 逆止弁
3 暖房用キャピラリチューブ
6、7 室内側キャピラリチューブ
9、10 室外側キャピラリチューブ
18 ビード
19 挿入部
20 ストッパ
2A、2B 逆止弁
3 暖房用キャピラリチューブ
6、7 室内側キャピラリチューブ
9、10 室外側キャピラリチューブ
18 ビード
19 挿入部
20 ストッパ
Claims (10)
- 冷房運転時と暖房運転時とで冷媒の流れ方向が逆方向となる冷凍サイクルにおいて、
室外側熱交換器と室内側熱交換器との間に設けられ、冷房運転時に室外側熱交換器側から室内側熱交換器に向かう冷媒のみを流通させ、冷媒の逆方向への流れを阻止する逆止弁と、該逆止弁に並列接続され暖房運転時に室内側熱交換器から室外側熱交換器に向かう冷媒を流通させる暖房用キャピラリチューブと、前記逆止弁よりも室外側で並列に配された複数本の室外側キャピラリチューブと、前記逆止弁よりも室内側で並列に配された複数本の室内側キャピラリチューブとを備え、
前記逆止弁の両端に、キャピラリチューブを接続するための複数の接続部が形成され、複数本の室外側キャピラリチューブおよび複数本の室内側キャピラリチューブが、前記逆止弁の両端接続部に直接接続されたことを特徴とする冷凍サイクルの冷媒絞り装置。 - 前記逆止弁は、その室外側および室内側の接続部を互いに同径に設定され、逆止弁の逆接続を防止するための逆接続防止手段が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の冷媒絞り装置。
- 室外側キャピラリチューブおよび室内側キャピラリチューブは、その一端に設けられた挿入部を逆止弁の接続部に挿入することによって逆止弁に接続され、
室外側キャピラリチューブの挿入部と室内側キャピラリチューブの挿入部とは、互いに異なる長さに設定され、
前記逆接続防止手段として、室外側キャピラリチューブおよび室内側キャピラリチューブの挿入部のうちの短い方を挿入される逆止弁の接続部に、該接続部への挿入可能な長さを短い方の前記挿入部と等しい長さに規制するストッパが設けられたことを特徴とする請求項2に記載の冷媒絞り装置。 - 流体を流通させる流通管と、一方向にのみ流体を流通させる逆止弁とを接続するための接続構造であって、
前記逆止弁の両側に、流通管を接続するための同径の接続部が設けられ、前記流通管は、その一端に設けられた挿入部を逆止弁の接続部に挿入することによって逆止弁に接続され、前記逆止弁の両側の接続部のうちの少なくとも一方に、逆止弁の逆接続を防止するための逆接続防止手段が設けられたことを特徴とする逆止弁の接続構造。 - 前記逆止弁の一端側の接続部に接続される流通管に、その挿入部を示す一端側目印が設けられ、
前記逆接続防止手段として、逆止弁の他端側の接続部に、該他端側の接続部への挿入可能な長さを前記一端側目印が示す挿入部の長さと異なる長さに規制するストッパが設けられたことを特徴とする請求項4に記載の逆止弁の接続構造。 - 前記逆止弁の他端側の接続部に接続される流通管に、前記ストッパによって規制される長さと等しい長さの挿入部を示す他端側目印が設けられたことを特徴とする請求項5に記載の逆止弁の接続構造。
- 前記逆止弁の一端側の接続部に接続される流通管に、前記一端側目印としての突起が形成され、該突起が示す挿入部は、前記ストッパによって規制される長さよりも長く設定されたことを特徴とする請求項5又は6に記載の逆止弁の接続構造。
- 前記逆止弁の他端側の接続部に接続される流通管に、前記他端側目印としての突起が形成されたことを特徴とする請求項6に記載の逆止弁の接続構造。
- 一端側目印又は他端側目印としての前記突起は、ビーディング加工によって形成されたビードとされたことを特徴とする請求項7又は8に記載の逆止弁の接続構造。
- 前記接続部は、複数本の流通管を接続可能なように、逆止弁の両端部から複数に分岐して形成されたことを特徴とする請求項4〜9のいずれかに記載の逆止弁の接続構造。
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