JP2007022080A - 印刷機ローラクリーニング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷機ローラクリーニング装置の操作性、特にメンテナンス容易性を改善することである。
【解決手段】印刷機ローラ1に圧接されて駆動される洗浄ローラ2と、洗浄ローラ2の表面に食い込むスクレーパ4と、洗浄ローラ2からスクレーパ4によって掻き落とされた汚れを収容する回収パン6とを備えた印刷機ローラクリーニング装置。スクレーパ4が回収パン6に取り付けられ、回収パン6は洗浄ローラ2に対して相対運動可能に取り付けられ、所定のタイミングで回収パン6の相対運動に基づいてスクレーパ4が洗浄ローラ2の表面に食い込む食い込み作用又は前記食い込み作用からの離脱作用を実施する。
【選択図】図1
【解決手段】印刷機ローラ1に圧接されて駆動される洗浄ローラ2と、洗浄ローラ2の表面に食い込むスクレーパ4と、洗浄ローラ2からスクレーパ4によって掻き落とされた汚れを収容する回収パン6とを備えた印刷機ローラクリーニング装置。スクレーパ4が回収パン6に取り付けられ、回収パン6は洗浄ローラ2に対して相対運動可能に取り付けられ、所定のタイミングで回収パン6の相対運動に基づいてスクレーパ4が洗浄ローラ2の表面に食い込む食い込み作用又は前記食い込み作用からの離脱作用を実施する。
【選択図】図1
Description
本発明は、クリーニングされるべきローラに圧接されて駆動される洗浄ローラと、前記洗浄ローラの表面に食い込むスクレーパと、回転する前記洗浄ローラからスクレーパによって掻き落とされた汚れを収容する回収パンとを備えた、印刷機のローラをクリーニングするための印刷機ローラクリーニング装置であって、前記スクレーパが前記回収パンに取り付けられているものに関する。
この種のクリーニング装置は、被印刷体との特に強度な接触によって生ずる印刷機のローラへの付着物および汚れを除去するために使用される。紙に印刷が行われる場合には、印刷機のローラにとりわけ紙の粉塵および印刷インキが付着する。
印刷機のローラに圧接されるブラシローラとして形成されるとともにモータによって回転する洗浄ローラを備えた印刷機ローラクリーニング装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この印刷機ローラは、印刷機のブランケット胴、圧胴、輪転印刷用版胴またはグラビア印刷用版胴、冷却ロール、インキ付けローラ、湿しローラなどであってよいが、洗浄ローラに洗浄液が付与されているので、印刷機ローラに付着している汚れは洗浄液により軟化してはがれやすくなり、回転する洗浄ローラによって取り去られる。印刷機ローラから洗浄ローラによって取り去られた汚れは、複数のスクレーパホルダに挟持されている長尺のスクレーパによって掻き落とされる。各スクレーパホルダはクリーニング装置のフレームとして機能する保持部材に差し込まれ、そこで固定されている。スクレーパの下方には回収パンが設けられている。
通常、ブラシローラの回転方向はその表面がクリーニングされるべき印刷機ローラの表面とスクレーパとの間を回転走行する路程をできるだけ短くなるように選択される。さらに、スクレーパによるブラシローラへの掻き落とし作用は、スクレーパによる個々の剛毛の弾性屈曲とそれに続く剛毛の弾性再直立(弾性復帰力)によって行われ、その際、汚れ粒子はスクレーパによって掻き落とされるだけでなく、剛毛の再直立過程において投げ飛ばされる。こうした理由からも、ブラシローラの回転方向は通常、汚れ粒子の飛ばされ方向がクリーニングされるべき印刷機ローラから離反した方向に行われるように選択される。
ブラシローラによって掻き落とされ回収パンに収容される汚れは特に印刷インキが含まれているために高い粘着力を有し、そのためべとべとしていることから、この種の公知のクリーニング装置のスクレーパ保持部には常になにがしかの汚れが飛び散って付着する。これによって、運転時間が経過すると共に汚れが大きくなってくる。このようにスクレーパ保持部の汚れがひどくなる現象は、スクレーパが回収パンから独立した保持部によって取り付けられるのではなく、回収パンに直接取り付けられることによって回避することができるので、スクレーパが回収パンに直接取り付けられているクリーニング装置も提案されている(特許文献2)。
ただし、クリーニングされるべきローラ表面からブラシローラに乗り移った汚れをすぐにブラシローラから掻き落とすことは必ずしも常に最適とはかぎらない。というのも、掻き落としに際して、スクレーパによって汚れ粒子がブラシローラから投げ飛ばされるだけでなく、同時にブラシローラに被着された洗浄液も投げ飛ばされるからである。印刷機ローラをクリーニングするにあたって洗浄液の使用をできるだけ効率的なものにするための一環として、ブラシローラを間欠的にしかスクレーパと接触しないようにすることが有利となる。これによって、洗浄液はブラシローラの表面に残留し、ぐるっと周回した後に再び、クリーニングされるべきローラの表面に作用する。スクレーパと接触しない洗浄工程においては使用洗浄液量は著しく減少する。
これは、印刷したばかりの被印刷体が乾燥機に送られるヒートセット印刷機の場合に特別な意味をもつ。この種の乾燥機は加熱作用を行い、しかも、通常使用される洗浄液は高い割合で揮発性炭化水素を含んでいる。しかもヒートセット印刷機の場合には、例外なく、ローラ表面のクリーニングは稼働中に行われることが求められる。したがって、この場合には印刷機を通過する被印刷体は洗浄液を吸収し、続いてそれを乾燥機内にまで連れて行く。乾燥機内において揮発性炭化水素は蒸発し、加えてさらに加熱されるため、乾燥機内の炭化水素濃度が安全上から定められた値を越える危険が常に存在する。ただし同時に、まさにヒートセット印刷機の場合には高級な被印刷体が使用されるため、必然的に損紙が発生するローラ表面のクリーニングはできるだけ速やかに行われるように配慮しなければならない。
ただし、上述した2つの要求は互いに矛盾している。つまり、乾燥機内の過度に高い揮発性炭化水素濃度を大幅に回避する趣旨からすれば、使用洗浄液量をできるだけ少なくすることが必要である。反対に、ローラ洗浄工程をできるだけ短縮するという要求からすれば、クリーニングされるべきローラ表面の汚れを取り去るために与えられる時間が非常に短いために、比較的多量の洗浄液の使用が必要である。したがって、最大効率での洗浄液使用を達成することがきわめて重要である。
そのためには、スクレーパを洗浄ローラの表面に常に食い込ませておくのではなく、それを時々、食い込み状態から離脱させることが必要である。こうする場合には、洗浄液はより長く洗浄ローラ表面に留まり、結果的に、クリーニングされるべきローラ表面の汚れをはがれやすくするための時間を相応に長くすることができる。かくて、新たな洗浄液を補充する必要頻度は減少し、それゆえ、同等なクリーニング性能を実現しつつ洗浄液消費量は低下する。
必要に応じて洗浄ローラに押し付けられかつまたこの洗浄ローラから引き離されるスクレーパを備えたクリーニング装置も知られている(特許文献3)。この装置では、棒状のスクレーパは複数の可動式の保持装置によって洗浄ローラに押し付けられ、必要に応じて、洗浄ローラ表面への押し付け状態から引き離される。
欧州特許公開公報第1106354号
ドイツ特許公開公報第19702082号
米国特許公報第5010819号
本発明の目的は、冒頭部で述べられたタイプのクリーニング装置の操作性、特にメンテナンス容易性を改善することである。
印刷機のローラをクリーニングするための印刷機ローラクリーニング装置において、上記課題を解決するため、本発明では、クリーニングされるべきローラに圧接されて駆動される洗浄ローラと、前記洗浄ローラの表面に食い込むスクレーパと、回転する前記洗浄ローラからスクレーパによって掻き落とされた汚れを収容する回収パンとを備えた、前記スクレーパが前記回収パンに取り付けられており、前記回収パンは前記洗浄ローラに対して相対運動可能に取り付けられており、所定のタイミングで前記回収パンの前記相対運動に基づいて前記スクレーパが前記洗浄ローラの表面に食い込む食い込み作用又は前記食い込み作用からの離脱作用を実施する。
したがって、本発明による装置と従来公知の装置との相違は、特に、回収パンが洗浄ローラに対して相対運動し得るように取り付けられ、この回収パンに取り付けられたスクレーパが、回収パンの洗浄ローラに対する一方方向の運動により、必要時に洗浄ローラに押し付けられ、洗浄ローラ表面への食い込み作用が実施され、回収パンの洗浄ローラに対する他方方向の運動により、必要時に洗浄ローラから引き離され、洗浄ローラ表面の食い込み作用が解除される点にある。したがって、スクレーパは、できるだけ効率的な洗浄液の使用を重要視して、所定のタイミングで洗浄ローラ表面への食い込み状態から引き離されるため、洗浄工程において洗浄ローラに付与された洗浄液が常に直ちにスクレーパによって飛び散らされてしまうという不都合は低減される。また、スクレーパと装置フレームとの間や、ケーシング壁または保持部材との間に支持用補具として“ブリッジ”のような部材を設けることから、結果的にはスクレーパ保持部材だけではなくの押し付け・引き離しのための変位部材までもが損ねてしまう汚れのこびりつきを大きくする可動式のスクレーパ保持機構が必要とされることはない。これに代えて、スクレーパはそれが取り付けられる回収パンと共に運動(洗浄ローラに対する相対移動)することで、洗浄ローラ表面に食い込み作用し、かつまたこの食い込み状態から離脱することができる。したがって、掻き落とされた汚れは常に回収パン内にのみ落ち、汚れが他の部材に飛び散るといった汚れの二次被害がなくなる。
回収パンの前壁はスクレーパ保持部として形成することができるが、ただし、スクレーパ保持部を回収パンの内部に配置するのも好適である。というのも、特に掻き落としが行われるブラシローラの場合には、汚れは飛ばされるだけでなく、汚れの一部がスクレーパの前面でも剛毛から落とされるため、こうした汚れがスクレーパ前面で流れ落ちるからである。そのため、スクレーパ保持部がスクレーパ下部に一連のスリットまたは孔を備え、スクレーパ前面で流れ落ちる汚れがこれらの隙間ないし孔を通って回収パンないし汚れを収容する回収パン主要部に達するようにするのも利点をもたらすことになる。
スクレーパは好ましくはスクレーパバーとして形成され、スクレーパバーの形状に適合された装着面を形成している受け座が回収パンの内部または回収パンの側部に設けられている。スクレーパバーがこの受け座によって特に挟持されるように嵌め込むことができるように、受け座を構成するとため、容易に交換することができる。調整ねじにより受け座内でスクレーパバーの高さを調整して、たとえば磨耗により高さ減少を補償することも可能である。
スクレーパバー用のこの受け座はスクレーパパン内に配置されるとよい。この場合、受け座は下部に一連の連続した孔を設けた左右の側壁を有し、スクレーパ前面で流れ落ちる汚れはそれらの孔を通過して受け座の向こう側に達するようにすると好都合である。
本発明により、可動式に、好ましくはシーソー式に揺動軸を中心に揺動し得るようにして配置された回収パンは取り外しができるように構成されていれば、さらなる利点が得られる。なぜなら、その場合には、回収パンをその側部または内部に配置されたスクレーパと共に装置から容易に取り外し、それを清掃し、場合により、スクレーパを交換するかまたはそれを回転変位させて、たとえばスクレーパバーの新しいブレードを作用ポジションにもたらすといった保守点検作業が容易にできるからである。
本発明の好適な実施形態の1つでは、回収パンは揺動軸に軸支されたシーソー式に揺動可能なホルダによって支持されており、ホルダは揺動軸に関して相反する方向に延びている第1アーム部と第2アーム部とを有し、第2アーム部が一方の揺動方向に例えばバネにより付勢されており、第2アーム部を第1アーム部に作用している付勢力に抗して変位させる位置決めする位置決め動作機器が備えられ、この位置決め動作機器は好ましくは油圧または空気圧によるピストン−シリンダ−ユニットで構成されている。この揺動式ホルダへの回収パンの取り付けは、着脱機構、特に係合部材を用いて着脱可能にする構造を採用すると便利である。着脱機構の特に好ましい形態は、つめ係入機構である。これにより、回収パンの揺動機能と取り外し可能性とが堅牢かつ簡単ならびに確実な操作性をともなって実現される。
スクレーパは、それ自体として公知のように、頂点をブレードとする六角断面を有した形材によって形成されていてよい。この場合には、スクレーパは、挟持着脱方式と組み合わさって、その長手軸を中心に容易に回転変位させて、磨耗したスクレーパブレードを新しいブレードに置き換えることが可能である。
以下、本発明の一つ実施例を添付の図面を参照して詳細に記述し、説明する。
図1には、クリーニングされるべき印刷機ローラ(以下単にローラと略称する)1の表面が二点鎖線で示されている。ブラシローラとして形成された洗浄ローラ2はクリーニングされるべきローラ1の表面に押し付けられ、回転方向3において先ず、クリーニングされるべきローラ1の表面全周にわたってのブラッシング動作で、ローラ1の表面から汚れを取り込んで、それを受け座5に挟持装着されているスクレーパ4のところまで搬送する。受け座5は回収パン6内に配置され、この回収パン6自体はホルダ7に取り付けられている。図示したクリーニング装置のケーシングは図1において隔壁8や側板17によってその一部が示されているだけである。
回収パン6の後面(スクレーパ4の受け座5に近い方の側壁を前面、遠い方の側壁を後壁とする)には、洗浄剤と混合された、掻き落とされた汚れを排出するための排出口9が設けられている。
装置のケーシングとしての側板17には、それぞれピストン−シリンダ−ユニット11の中核部品としての空気圧手段10が取り付けられている。回収パン6を両側から挟み込んで着脱可能に保持するホルダ7は、側板17に支持されている揺動軸13周りに揺動可能であり、それぞれ、揺動軸13から一方方向に延びている第1アーム部14と揺動軸13から他方方向に延びている第2アーム部12を備えている。ピストン−シリンダ−ユニット11のピストン先端部は第2アーム部12の自由端の上側に形成されたピストン受け部に接当作用してホルダ7の一方方向(反時計方向)の揺動力を作り出す。第1アーム部14の自由端の上側に形成されたバネ受け部にはバネ15の一端が接当作用している。このバネ15は、図示されていないが、ケーシングのバネ受けに装着されている。つまり、このホルダ7は、バネ15によって他方方向(時計方向)の揺動力が作用するように予め付勢力(プレストレス)を受けている。
図2から図4は、図1に示した装置のさまざまな動作状態の側面図であり、同一の部品には同一の符号が付されていることから、図1の上記説明に関係させることができる。ここでは、図1から既知の部品に加えてさらに、洗浄液スプレー管16が示されており、このスプレー管16に点在配置されているノズル(不図示)を通じて洗浄液がブラシローラ2に付与される。
図2には、洗浄ローラ2の表面にスクレーパ4が食い込んだ作用状態が表されている。ピストン−シリンダ−ユニット11のピストンが押し出されて第2アーム部12を押すことで、ホルダ7はそれに取り付けられた回収パン6と共に揺動軸13周りで、バネ15の付勢力に抗して反時計方向に揺動させられている。したがって、回収パン6のこうした揺動の結果、回収パン6内に配置された受け座5とこの受け座5に装着されたスクレーパ4とが同様に揺動運動することにより洗浄ローラ2に接近し、スクレーパ4は洗浄ローラ2に押しつけられて食い込み作用を実施することとなる。回収パン6の左右のホルダ7に対応する側壁にはその先端領域が下方に曲げられることでつめ18が形成されているロッド状の傾斜したレール体21が取り付けられている。このつめ18が係入可能な係入凹部を形成しているロック19がホルダ7に揺動可能に取り付けられている。つめ18が、係入方向にバネ付勢されたロック19のつめ係入凹部に係入することで、回収パン6がホルダ7にロック保持される。つめ18とロック19でつめ係入機構が作り出されている。
図3には、スクレーパ4が洗浄ローラ2から離脱した状態が表されている。ピストン−シリンダ−ユニット11の減圧によってピストンの第2アーム部12を下方に押し下げる力が減少することで、ホルダ7はバネ15の付勢力に抗することはできず、ホルダ7は第1アーム部14が下方移動するように揺動軸13周りで時計方向に揺動する。これにより、ホルダ7に装着されている回収パン6も揺動軸13周りで揺動し、その結果回収パン6に取り付けられている受け座5に装着されたスクレーパ4も下方に変位し、洗浄ローラ2への食い込みから離脱した状態となる。
図4には、回収パン6が受け座5に装着されたスクレーパ4と共に容易に取り外し可能であることが具体的に示されている。図2において、ロック19をそれに作用しているバネ力に抗して下方(反時計方向)に揺動することによりロック19の凹部に係入しているつめ18が外れ、その状態でホルダ7から回収パン6をスライドさせながら抜くことができる。回収パン6及びスクレーパ4の保守点検作業の終了後、再び回収パン6はホルダ7にスライドさせながら差し込むことができる。左右一対のホルダ7によって形成されている空間へ回収パン6をスライドさせながら差し込んだり、そこから抜き出すことをスムーズに行うため、及び回収パン6のホルダ7による保持を確実にするため、図5に示されているように、回収パン6のレール体21が嵌り込むような断面を有するガイド溝20がホルダ7に設けられている。レール体21の端部領域につめ18が形成されており、レール体21とガイド溝20とを嵌め合わせながら回収パン6をホルダ7に最後まで差し込んだ段階で、つめ18にロック19の凹部が係入し、自動的にロックされる。
図5には、つめ18を形成しているレール体21ならびに(ここでは不図示の)スクレーパ4の受け座5の位置関係が明示されている。この図から、受け座5は回収パン6内に配置されかつその一部であることから、なんらかの、場合により、可動式に形成されたスクレーパ保持部に生ずるような汚れの蓄積が生じないことが理解される。スクレーパの洗浄ロールへの食い込み作用及びそこからの離脱作用は、上述したように、回収パン6が全体として揺動されることによって行われる。受け座5は、下部に孔23の設けられた2つの側壁22を有している。スクレーパの前面で流れ落ちる汚れはこれらの孔23を通って回収パン6の後部、したがって排出口9に達する。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造に限定されるものではない。
1 印刷機ローラ
2 洗浄ローラ
4 スクレーパ
6 回収パン
7 ホルダ
11 ピストン−シリンダ−ユニット
12 第2アーム部
13 揺動軸
14 第1アーム部
2 洗浄ローラ
4 スクレーパ
6 回収パン
7 ホルダ
11 ピストン−シリンダ−ユニット
12 第2アーム部
13 揺動軸
14 第1アーム部
Claims (9)
- クリーニングされるべきローラ(1)に圧接されて駆動される洗浄ローラ(2)と、前記洗浄ローラ(2)の表面に食い込むスクレーパ(4)と、回転する前記洗浄ローラ(2)からスクレーパ(4)によって掻き落とされた汚れを収容する回収パン(6)とを備えた、印刷機のローラをクリーニングするための印刷機ローラクリーニング装置であって、前記スクレーパ(4)が前記回収パン(6)に取り付けられているものにおいて、
前記回収パン(6)は前記洗浄ローラ(2)に対して相対運動可能に取り付けられており、所定のタイミングで前記回収パン(6)の前記相対運動に基づいて前記スクレーパ(4)が前記洗浄ローラ(2)の表面に食い込む食い込み作用又は前記食い込み作用からの離脱作用を実施することを特徴とする印刷機ローラクリーニング装置。 - 前記回収パン(6)は取り外し可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の印刷機ローラクリーニング装置。
- 前記スクレーパ(4)はスクレーパバーとして形成され、このスクレーパバーの形状に適合した受け面を有する受け座(5)に装着され、前記受け座(5)が前記回収パン(6)の内部または側部に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷機ローラクリーニング装置。
- 前記受け座(5)は、下部に一連の連続的に形成された孔(23)を有する2つの側壁(22)を備えていることを特徴とする請求項3に記載の印刷機ローラクリーニング装置。
- 前記受け座(5)は前記スクレーパバーの前記洗浄ローラ(2)の表面に対する食い込み深度を調整する調整手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の印刷機ローラクリーニング装置。
- 前記回収パン(6)はシーソー式に揺動軸(13)を中心に揺動し得るように配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の印刷機ローラクリーニング装置。
- 前記回収パン(6)は前記揺動軸(13)に軸支されたシーソー式に揺動可能なホルダ(7)によって支持されており、前記ホルダ(7)は前記揺動軸(13)に関して相反する方向に延びている第1アーム部(14)と第2アーム部(12)とを有し、前記第1アーム部(14)が一方の揺動方向に付勢されており、前記第2アーム部(12)を前記付勢に抗して変位させる位置決めする位置決め動作機器が備えられ、前記位置決め動作機器は好ましくは油圧または空気圧によるピストン−シリンダ−ユニット(11)で構成されることを特徴とする請求項6に記載の印刷機ローラクリーニング装置。
- 前記回収パン(6)は着脱手段(18,19,20,21)によって前記ホルダ(7)に装着支持されることを特徴とする請求項7に記載の印刷機ローラクリーニング装置。
- 前記着脱手段はつめ係入機構(18,19)によって構成されることを特徴とする請求項8に記載の印刷機ローラクリーニング装置。
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