JP2007018858A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】過酸化水素による電解質膜の劣化とカーボン腐食を抑制する燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池システムを停止する場合に、単位セル30あたりの電圧を所定電圧V1とすることでカソード触媒層33の白金の表面に酸化被膜を形成し、その後標準水素電極に対してカソード4の電位を0.9V以上とする。
【選択図】 図9

Description

本発明は燃料電池システムに関するものである。
従来の燃料電池システムとしては、例えばプロトン伝導性を有する高分子電解質膜(以下、電解質膜とする)とこれを挟持するように配置されたアノードおよびカソードとからなる単セルを複数個積層することで燃料電池本体(スタック)を構成する。アノードに設けたアノード側ガス流路には水素供給源としての例えば高圧の水素ボンベから燃料としての水素を供給し、カソードに設けたカソード側ガス流路には例えばコンプレッサもしくはブロワを介して大気より酸化剤としての空気を供給している。
アノード、カソードにはそれぞれの極において反応を促進するためにPt等の貴金属を主とした触媒層が形成されており、アノードとカソードとを外部回路で短絡すると水素と酸素の理論起電力が発生し、アノードにおいては、
2→2H++2e-(E0=0.00V)・・・式(1)
という反応を起こし、燃料としての水素が水素イオンと電子に分離される。水素イオンは電解質膜の内部を拡散し酸化材極に到達し、電子は外部回路を流れ燃料電池の出力として取り出される。
カソードにおいては、アノードから電解質膜中を拡散してきた水素イオン、アノードから外部回路を通じて移動してきた電子、および空気中の酸素がカソードの触媒層中に形成されている三相界面上で、
1/2O2+2H++2e-→H2O(E0=1.23V)・・・式(2)
の反応により水が生成される。
したがって、アノードにおいては水素酸化反応が進行し、カソードにおいては酸素還元反応が進行する。
そして、燃料電池システムを停止する際には、燃料電池は外部回路と遮断され、開回路電圧となるので燃料電池の電位、特にカソードの電位が高くなる。燃料電池の触媒には白金担持カーボンが用いている場合に、カソードの電位が0.9V以上となると、
C+2H2O→CO2+4H++4e-(E0=0.207V)・・・(3)
の不可逆反応が迅速に進行し、カソード触媒担体であるカーボンが腐食して燃料電池が劣化する。
そこで、燃料電池システムの停止中に燃料電池の電圧を0.6V〜0.8Vの間に維持することで、燃料電池の劣化を抑制、特にカソードの劣化を抑制するものが、特許文献1に開示されている。
特開2004−172105号公報
清浄な純粋な白金上においては酸素1分子に対して酸素還元反応過程が4電子である4電子還元反応過程である式(2)の反応が進行するが、実際の燃料電池に用いられる触媒は合金、もしくは触媒担持体にカーボンを用いた複合材料触媒からなることが多く、この場合には酸素2電子還元反応過程も存在することが知られており、
2+2H++2e-→H22(E0=0.682V)・・・式(4)
の反応により過酸化水素が生成する。
したがって、アノードおよびカソードの電位が0.682V以下であり、酸素が存在する場合には過酸化水素生成が速やかに進行することが予想される。アノードまたはカソードで生成した過酸化水素がアノードまたはカソード内で拡散し、もしくは電解質膜を通りアノードで生成された過酸化水素がカソードに、またはカソードで生成された過酸化水素がアノードに移動すると、過酸化水素に起因する反応性の高い水酸化ラジカル(OH・)による電解質膜、またはアノード、カソードの触媒層に含まれる電解質材料の劣化が生じるおそれがある。これにより、本劣化が進行すると燃料電池の発電性能に大きな低下を及ぼすこととなる。
上記の発明では、燃料電池システムの起動、停止時に、カーボンの腐食を抑制することが可能であるが、燃料電池の電圧が約0.7V以下となると電解質膜が過酸化水素によって劣化する、といった問題点がある。
本発明ではこのような問題点を解決するために発明されたもので、カーボンの腐食、白金の溶出を抑制し、電解質膜との劣化を抑制することを目的とする。
本発明では、電解質膜と、電解質膜を挟持し、金属触媒を有する燃料極と酸化剤極と、を有する燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、燃料電池システムの停止時に、金属触媒の表面に酸化被膜を形成する酸化被膜生成手段と、酸化被膜生成手段によって金属触媒の表面に酸化被膜を形成した後に、燃料電池の電圧を、標準水素電極に対して酸化剤極の電位が0.9V以上の電位となる電圧に保持する電圧調整手段と、を備える。
本発明によると、燃料電池システムを停止する場合に、燃料電池の金属触媒の表面に酸化被膜を形成した後に、酸化剤極の電位を0.9V以上に高くすることで、過酸化水素による電解質膜の劣化と、カーボン腐食を抑制することができる。
本発明の実施形態で用いる燃料電池スタック1を構成する単位セル30について図1、図2を用いて説明する。図1は単位セル30の概略構成図であり、図2は単位セル30の概略分解図である(図2においては説明のためエッジシール39、水素流路40、空気流路41を省略する)。燃料電池スタック1は単位セル30を例えば100〜200枚程度積層して構成される。
燃料電池スタック1は単位セル30を例えば100〜200枚程度積層して構成される。単位セル30について図2に示す構成概略図を用いて説明する。
単位セル30は、電解質膜31と、電解質膜31を挟持するアノード触媒層32とカソード触媒層33と、アノード触媒層32とカソード触媒層33の外側に設けたアノードガス拡散層34とカソードガス拡散層35と、を備える。以下において電解質膜31とアノード触媒層32とカソード触媒層33とアノードガス拡散層34とカソードガス拡散層35とを膜電極複合体36(以下、MEA:Membrane Electorode Assembly)とする。また、アノードガス拡散層34の外側に設けられたアノードセパレータ37と、カソードガス拡散層35の外側に設けられたカソードセパレータ38を備える。さらにMEA36から水素または空気がリークしないようにエッジシール39を備える。
なお、この実施形態ではアノード触媒層32とアノードガス拡散層34をアノード(燃料極)2とし、カソード触媒層33とカソードガス拡散層35をカソード(酸化剤極)4とする。
電解質膜31は、プロトン導電性部材であり、高いプロトン導電性を有する液体、固体、ゲル状材料などが利用可能で、例えば、リン酸、硫酸、アンチモン酸、スズ酸、ヘテロポリ酸などの固体酸、パーフルオロスルホン酸アイオノマー、リン酸などの無機酸を炭化水素系高分子化合物にドープさせたもの、一部がプロトン導電性の官能基で置換された有機/無機ハイブリッドポリマー、高分子マトリックスにリン酸溶液や硫酸溶液を含浸させたゲル状プロトン導電性材料などを使用する。また、プロトン導電性部材は電子伝導性を同時に有する混合導電体を利用しても良い。
アノード触媒層32はカーボンを主成分とする触媒担体であり、触媒(金属触媒)としてPtを使用し、Ptを担持する担持体としてカーボンブラックを使用する。Ptを担持する担持体としてはグラファイト化カーボン、活性炭などの導電性カーボン材料と共に電極性能及び耐久性を低下させない範囲で導電性の金属酸化物、金属炭化物、金属窒化物や高分子化合物を含むものを使用してもよい。触媒としてはPtを使用したがこれに限られることはなく、貴金属単体について酸性媒体中の酸素還元活性あるいは水素酸化活性はPt、Ir、Ag、Pd、Au、Ru、Co、Niなどが高い活性を示すので、触媒は少なくともPt、Ir、Ag、Pd、Au、Ru、Co、Niのうち少なくとも1種を含む触媒を使用することができる。また、Pt、Ir、Ag、Pd、Au、Ru、Co、Niを基体とした貴金属合金も高い酸素還元活性を示し、触媒として使用することができる。
アノードガス拡散層34は、カーボンペーパー、またはカーボンクロスを使用する。
なお、カソード触媒層33、カソードガス拡散層35については、アノード触媒層32またはアノードガス拡散層34と同じ構成なので、ここでの説明は省略する。
アノードセパレータ37は、アノードガス拡散層34に水素を拡散するための水素流路40を備え、カソードセパレータ38は、カソードガス拡散層35に空気(酸化剤ガス)を拡散するための空気流路(酸化剤ガス流路)41を備える。水素流路40と空気流路41は直線状の流路であり、水素流路40と空気流路41は平行となるように配設され、水素流路40を流れる水素と空気流路41を流れる空気の流れは同一方向とする。なお、水素流路40と空気流路41を流れる水素と空気の流れ方向は反対方向としても良く、また水素流路40と空気流路41が交差するように設けても良い。また水素流路40と空気流路41は直線形状に限られず、直線部と折り返し部からなるサーペンタイン形状でもよい。
ここで、アノード触媒層32、カソード触媒層33で用いるPt担持カーボンブラック粉末の生成方法について説明する。まず、導電性カーボンブラック(Cabot社Vulcan XC−72)5gを1質量%Pt含有塩化白金酸水溶液500g中にホモジナイザを用いて十分に分散させた後、クエン酸ナトリウム4.5gを加え、十分に溶解させて反応液を調整する。その後、還流反応装置を用い、反応液を攪拌しながら85℃で4時間加熱還流して白金をカーボンブラック表面へ還元担持させる。反応終了後、室温まで試料溶液を放冷し、白金担持されたカーボンブラック粉末を吸引濾過装置で濾別し、十分に水洗する。水洗した粉末を80℃で6時間減圧乾燥する。以上によってPt担持カーボンブラック粉末を生成する。
次にMEA36の生成方法について説明する。
まず、アノード触媒層32を形成するための触媒スラリーの作成について説明する。
前述したPt担持カーボンブラック粉末の質量に対して、5倍量のイオン交換水を加えた後、0.5倍量のイソプロピルアルコールを加え、更にNafion(登録商標)の質量が1倍量になるようにNafion溶液(Aldrich社製5質量%Nafion含有)を加える。そして得られた混合スラリーを超音波ホモジナイザで十分に拡散させ、その後減圧脱泡操作を行い、触媒スラリーを作成する。
アノードガス拡散層34はカーボンペーパー(東レ製TGP−H−060)を用い、カーボンペーパーの片面にスクリーン印刷法によって所望の厚さになるように触媒スラリーを印刷し、その後60℃で24時間乾燥させる。
カソードガス拡散層35は触媒スラリーを用いてアノードガス拡散層34と同様に作成する。
その後、アノードガス拡散層34とカソードガス拡散層35との各触媒層を塗布した面を電解質膜31に当接し、120℃、0.1MPaで10分間ホットプレスを行ってMEA36を作成する。
単位セル30は、上記方法によって作成されたMEA36をアノードセパレータ37とカソードセパレータ38によって挟持し、ガスのリークを防止するエッジシール39によって外周をシールすることで構成する。
ここで単位セル30のアノード2を参照極、対極とし、カソード4を作用極としてポテンショ・ガルバノスタット(図示せず)を接続し、アノード2に加湿水素、カソード4に加湿空気を供給する単位セル評価装置によって、この実施形態の単位セル30を3つのパターンによって制御した場合の単位セル30の評価を行う。まず、第1のパターンについて図3のフローチャートを用いて説明する。
ステップS100では、単位セル30の温度を70℃に設定し、アノード2に0.5NL/min(露点60℃)で水素を供給し、カソード4に1.0NL/min(露点60℃)で空気を供給する。
ステップS101では、単位セル30に負荷を接続してカソード4の電位を0.6Vとして5分間保持する。
ステップS102では、カソード4の電位を0.8Vまでステップ状に上昇させ、10秒間保持する。
ステップS103では、カソード4の電位を電位スイープ速度100mV/secで1.2Vまで上昇させる。
ステップS104では、カソード4の電位を1.2Vで4分46秒間保持する。
以上の制御を1サイクルとして、耐久評価を行う。つまり、この制御ではカソード4の電位が低い状態から、段階的に電位を上昇させる。これによって得られた評価結果を実施例とする。
次に第2のパターンについて図4のフローチャートを用いて説明する。
ステップS200とステップS201はステップS100とステップS101と同じなのでここでの説明は省略する。
ステップS202では、カソード4と例えば負荷との電気的な接続をステップ状に切断し、単位セル30を開回路電圧とし、これを5分間保持する。
以上の制御を1サイクルとして、耐久評価を行う。これによって得られた評価結果を比較例1とする。
次に第3のパターンについて図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップS300とステップS301はステップS100とステップS101と同じなのでここでの説明は省略する。
ステップS302では、カソード4の電位をステップ状に1.2Vとして、5分間保持する。なお、開回路電圧は1.2Vよりも低い電圧である。
以上の制御を1サイクルとして、耐久評価を行う。これによって得られた評価結果を比較例2とする。
単位セル30の3つのパターンにより制御した場合の評価結果を図6、図7に示す。図6はサイクル回数と1サイクル毎にリーク電流との関係を示すマップであり、図7はサイクル回数と、1サイクル毎に電流密度が1A/cm2となるように単位セル30を運転した時の単位セル30の電圧と、の関係を示すマップである。なお、図6、図7において実施例を実線、比較例1を破線、比較例2を一点鎖線で示す。
図6によると、サイクル回数が増加すると比較例1は実施例または比較例2よりも、リーク電流が大きいことがわかる。比較例1は過酸化水素に由来する水酸化ラジカルの生成により電解質膜31が劣化し、カソード4への水素リークの増加、および電解質膜31の電子短絡によってリーク電流が増加したものと考えられる。つまり、単位セル30の電圧を低い状態、言い換えると単位セル30の出力が大きい状態から、単位セル30を開回路電圧まで変化させた場合には、過酸化水素によって電解質膜31が劣化し、燃料電池スタック1の発電効率の低下をまねくおそれがある。
一方、実施例または比較例2、つまり単位セル30の電圧を段階的に上昇させた場合、または単位セル30の電圧を開回路電圧以上にステップ状に上昇させた場合には、リーク電流が小さく、過酸化水素による電解質膜31の劣化が抑制されている。
図7によると、サイクル回数が増加すると比較例1と比較例2は、実施例よりも、単位セル30の電圧低下が抑制されているのがわかる。比較例1と比較例2はカソード4の電位を低い状態から高い状態へステップ状に変化させたためにカソード4のカソード触媒層33に酸化被膜が十分に形成されず、カーボンが腐食し、劣化が進行したものと考えられる。
一方、実施例は、単位セル30の電圧を段階的に上昇させることで、カソード触媒層33の触媒表面に酸化被膜を形成し、これによってカソード触媒層33の触媒担持カーボンの腐食劣化が抑制されている。
以上の結果より、単位セル30を低い電圧から高い電圧へ変化させる場合、つまり単位セル30の出力を大きい状態から小さい状態へ変化させる場合には、単位セル30の電圧を段階的に大きくすることで、過酸化水素、またはカーボン腐食による単位セル30の劣化を抑制することができる。
本発明の実施形態の燃料電池システムについて図8の概略構成図を用いて説明する。
この実施形態では燃料電池スタック1と、燃料電池スタック1のアノード2に水素供給路11を介して水素を供給する水素ボンベ(水素供給手段)3と、アノード2から排出された排出水素を循環流路12を介して循環させる循環ポンプ5と、燃料電池スタック1のカソード4に空気供給路16を介して空気(酸化剤ガス)を供給するコンプレッサ6と、カソード4に供給する空気を加湿する加湿器7と、燃料電池スタック1で発電した電力を消費する負荷8と、燃料電池スタック1で発電した電力を蓄える蓄電装置(電圧印加手段)9と、燃料電池スタック1の発電電力、または蓄電装置9による印加電圧を検出する電圧センサ10と、を備える。
負荷8は燃料電池スタック1の酸化剤側電極板(図示せず)と燃料側電極板(図示せず)と電気的に接続しており、燃料電池スタック1で発電された電力を消費する。また、負荷8は電気的な抵抗値を変えることができる。なお、燃料電池スタック1と負荷8の間には、燃料電池スタック1と負荷8との電気的な接続のON/OFFを切り換えるスイッチ22を設ける。
蓄電装置9は、例えば水素ニッケル電池などの二次電池、または電気二重層キャパシタを用いる。蓄電装置9は燃料電池スタック1と負荷8に対して並列に設けられ、燃料電池スタック1と負荷8に電気的に接続しており、燃料電池スタック1によって発電された電力の一部(余剰電力)を蓄える。また、蓄電装置9は燃料電池スタック1または負荷8に電力を供給することも可能である。なお、燃料電池スタック1または負荷8と電気的な接続のON/OFFを切り換えるスイッチ23を設ける。すなわち、スイッチ22、23によって、燃料電池スタック1と、負荷8または蓄電装置9と、をそれぞれ電気的に接続、切断することができる。
水素供給路11には、水素ボンベ3と、循環流路12が水素供給路11に連結する箇所と、の間に水素ボンベ3からアノード2への水素供給流量を調整する流量制御弁14を備える。また、アノード2から排出された排出水素を燃料電池システムの外部へ排出する水素排出路13には、燃料電池システムの外部とアノード2との連通状態を選択的に切り換える切換弁15を備える。
水素ボンベ3から供給された水素は、水素供給路11を通りアノード2に供給され、燃料電池スタック1の発電反応に利用されなかった排出水素は循環流路12を通り、再び水素流路11に供給される。なお、排出水素中に例えば窒素などの水素以外の物質が多く含まれ場合には切換弁15を開き、水素排出路13から排出水素を燃料電池システムの外部へ排出する。
空気供給路16には、カソード4へ供給する空気を加湿器7へ導入するかどうかを切り換える三方弁17を備える。また、カソード4から排出された排出空気を排出する空気排出路18には、カソード4の圧力を調整する圧力調整弁19を備える。
コンプレッサ3から導入された空気は、空気供給路16を通りカソード4に供給され、燃料電池スタック1の発電反応に使用されなかった排出空気は、空気排出路18を通り、外部へ排出される。三方弁17を切り換えることで、加湿器7に導入された空気は、加湿器7内で空気排出路18を流れる排出空気中の水分によって加湿される。
また、燃料電池システムの停止時に流量制御弁14の開度、切換弁15などの開閉、スイッチ22などのON/OFFの切り換えを制御するコントロールユニット50を備える。
次に燃料電池システムの停止時の制御について図9のフローチャートを用いて説明する。燃料電池システムの運転時には、水素ボンベ3からアノード2に水素が供給され、また循環ポンプ5によって排出水素をアノード2に循環させる。また、コンプレッサ6からカソード4に空気が供給され、水素と空気中の酸素によって燃料電池スタック1は発電を行う。また、スイッチ22がONとなり、燃料電池スタック1と負荷8とを電気的に接続し、燃料電池スタック1から負荷8に電力を供給する。また、流量制御弁14、切換弁15、圧力調整弁19などは燃料電池スタック1の発電状態に応じて適宜制御される。
ステップS400では、コントロールユニット50が、燃料電池システムの停止制御信号を受けると、循環ポンプ5を停止し、切換弁15を閉じる。また、コンプレッサ6を停止し、圧力調整弁19を全閉とする。なお、アノード2を水素電位に保つために、流量制御弁14の開度を制御し、予め設定された微小流量の水素を水素ボンベ3からアノード2へ供給する。これによって、アノード2を標準水素電極とみなすことができる。
ステップS401では、燃料電池スタック1の電圧を電圧センサ10によって検出し、単位セル30あたりの電圧Vを算出する。
ステップS402では、単位セル30あたりの電圧Vと所定電圧V1とを比較し、電圧Vが所定電圧V1よりも低い場合にはステップS403へ進み、電圧Vが所定電圧V1よりも高い場合にはステップS406へ進む。所定電圧V1は、標準水素電極に対するカソード4の電位が0.7V以上0.9V以下となる電圧である。
ステップS403では、単位セル30あたりの電圧Vが所定電圧V1となるように負荷8によって燃料電池スタック1の出力を制御し、単位セル30あたりの電圧Vを所定電圧V1に保持する。なお、スイッチ23をONとして発電した電力によって蓄電装置9を充電してもよい。そして燃料電池スタック1の単位セル30あたりの電圧Vが所定電圧V1となるとステップS404へ進む。
なお、単位セル30あたりの電圧Vを所定電圧V1に保持する方法としては負荷8によって単位セル30あたりの電圧Vを制御するほかに、負荷8の電気的な抵抗値を大きくし、スイッチ23をONとし、蓄電装置9によって燃料電池スタック1のカソード4を正として電圧を印加し、単位セル30あたりの電圧Vが所定電圧V1となるように制御してもよい。スイッチ23をONとする時間は望ましくは1秒以内、更に望ましくは10μ秒以内とすることが望ましい。
ステップS402とステップS403とによって、単位セル30あたりの電圧Vを0.7V以上に保持することで、カソード4内の過酸化水素を分解することができ、さらにカソード触媒層33の白金の表面に酸化被膜を形成することができる。また、単位セル30あたりの電圧Vを0.9V以下に保持することで、カソード触媒層33の電位が急激に高くなることで生じるカーボンの腐食反応を抑制することができる。
ステップS404では、所定電圧V1となってからの時間tを計測し、時間tが所定時間t1を経過したかどうか判定する。そして時間tが所定時間t1を経過するとステップS405へ進む。所定時間t1は、カソード触媒層33の白金の表面に酸化被膜を十分に形成することができる時間であり、0秒から30秒以内とすることが望ましく、この実施形態では1秒とする。これによってカソード触媒層33の白金の表面に酸化被膜を形成することで、触媒の活性を低下させる(ステップS402からステップS404が酸化被膜形成手段を構成する)。
ステップS405では、単位セル30あたりの電圧Vが所定電圧V2となるように負荷8によって燃料電池スタック1の出力を制御する。所定電圧V2は、標準水素電極に対するカソード4の電位が0.9V以上となる電圧であり、過酸化水素をさらに効率良く分解することができる電圧である。また、所定電圧V2は水が電気分解を起こす電圧よりも小さい電圧である。そして単位セル30あたりの電圧Vが所定電圧V2となると、燃料電池スタック1の電圧を保持する。この実施形態では所定電圧V2を1.23Vとする(ステップS405が電圧調整手段を構成する)。
なお、単位セル30あたりの電圧Vを所定電圧V2に保持する方法としては、前述したように所定電圧V1を保持する方法と同じ方法を用いる。
単位セル30あたりの電圧Vを所定電圧V2とすることで、過酸化水素をさらに分解することができる。また、ステップS402からステップS404によって、白金の表面に酸化被膜を形成することで、カソード触媒層33でのカーボン腐食を抑制することができる。
一方、ステップS402において、単位セル30あたりの電圧Vが所定電圧V1よりも高いと判定されると、ステップS406において、単位セル30あたりの電圧Vを所定電圧V2と比較する。そして、単位セル30あたりの電圧Vが所定電圧V2よりも低い場合には、ステップS405へ進み上記制御を行う。また単位セル30あたりの電圧Vが所定電圧V2よりも高い場合には、本制御を終了し現在の電圧を維持する。
以上の制御によって、燃料電池システムを停止する場合に、燃料電池スタック1の電圧が低い場合には、段階的に燃料電池スタック1の電圧を高くし、まずカソード触媒層33の白金の表面に酸化被膜を形成する。その後にさらに燃料電池スタック1の電圧を高くすることで、過酸化水素を分解することができる。なお、このときにカソード触媒層33の白金の表面に酸化被膜を形成することで、カーボンの腐食反応を抑制することができる。
なお、例えば燃料電池自動車にこの実施形態の燃料電池システムを用いる場合には、燃料電池自動車の停止時間が短い信号待ちなどの場合には、上記制御を行い単位セル30あたりの電圧Vを所定電圧V2に保持する。また、燃料電池自動車の停止時間が長い場合、例えばイグニッションキーがOFFとなった場合などには、水素ボンベ3からの水素供給を停止して、燃料電池システムを完全に停止させる。
次に、燃料電池システムの停止時の燃料電池スタック1の単位セル30あたりの電圧の変化を図10のタイムチャートを用いて説明する。
時間T0において、燃料電池システムが運転を行っている状態から燃料電池システムの停止制御信号を受けると、循環ポンプ5を停止し、切換弁15を閉じる。また、コンプレッサ6を停止し、流量制御弁19を全閉とする。また、流量制御弁14の開度を小さくし、水素ボンベ3からアノード2へ供給する水素の流量を所定の微小流量とする。そして、単位セル30あたりの電圧Vを所定電圧V1まで高くし、単位セル30あたりの電圧Vを所定電圧V1に保持する。単位セル30あたりの電圧Vを所定電圧V1に保持することで、カソード触媒層33の白金の表面に酸化被膜を形成し、過酸化水素を分解する。
時間T1において、単位セル30あたりの電圧Vを所定電圧V1に保持する時間tが所定時間t1を経過すると、単位セル30あたりの電圧Vを所定電圧V2まで高くし、単位セル30あたりの電圧Vを所定電圧V2に保持する。一旦単位セル30あたりの電圧Vを所定電圧V1まで高くし、その後に所定電圧V2まで高くする。これによって、燃料電池システムの高負荷運転から無負荷運転とする場合、つまり燃料電池スタック1の電圧が低い状態から開回路電圧などの電圧が高い状態へ移行する場合に生じるカーボン腐食を抑制することができる。
時間T2において、燃料電池システムの起動信号を受けると、循環ポンプ5、コンプレッサ6を起動し、流量制御弁14、19の開度を調整する。そして水素ボンベ3から水素をアノード2に供給し、コンプレッサ6によって空気をカソード4に供給し、燃料電池スタック1で発電を開始する。
この実施形態では、単位セル30あたりの電圧を図10に示す電圧変化としたがこれに限られず、図11〜図14に示す電圧変化としてもよい。
図11に示す電圧変化は、単位セル30あたりの電圧Vを0.7Vにステップ状に増加させ、0.7V以上0.9V以下の間では、時間に対して一定の増加量とする。なお、増加量は10mV/sec以上1000mV/sec以下の範囲とする。そして単位セル30あたりの電圧Vが0.9Vとなるとステップ状に所定電圧V2まで高くする。増加量を10mV/sec以上1000mV/sec以下とすることで、電気化学反応の電荷移動、物質移動律速領域を超えることがないので、カソード触媒層33の白金の表面に酸化被膜を十分に形成することができる。
図12に示す電圧変化は、単位セル30あたりの電圧Vを0.7Vにステップ状に増加させ、0.7Vから所定電圧V2まで時間に対して一定の増加量とする。なお、増加量は10mV/sec以上1000mV/sec以下の範囲とする。
図13に示す電圧変化は、単位セル30あたりの電圧Vを所定電圧V1にステップ状に増加させ、所定電圧V1から所定電圧V2まで高くする場合に、時間に対して一定の増加量とする。なお、増加量は10mV/sec以上1000mV/sec以下の範囲とする。
図14に示す電圧変化は、単位セル30あたりの電圧Vを0.7Vから時間に対して一定の増加量とする。なお、増加量は10mV/sec以上1000mV/sec以下の範囲とする。このとき0.7V以上0.9V以下となる時間が例えば1秒となるように増加量を設定し、カソード触媒層33の白金の表面に酸化被膜を形成する。
これらの電圧変化によっても、カソード触媒層33の白金の表面に酸化被膜を形成し、その後所定電圧V2まで燃料電池スタック1の電圧を高くし、過酸化水素を分解することができる。
本発明の実施形態の効果について説明する。
燃料電池システムを停止する際に、燃料電池スタック1の単位セル30あたりの電圧Vを標準水素電極に対してカソード4の電位が0.7V以上0.9V以下の範囲である所定電圧V1とすることで、カソード4の過酸化水素を分解し、カソード触媒層33の白金の表面に酸化被膜を形成する。そしてその後に単位セル30あたりの電圧Vを所定電圧V1よりも高い所定電圧V2とすることで、カソード4の過酸化水素を更に分解する。このとき所定電圧V2とする前にカソード触媒層33の白金の表面に酸化被膜を形成し、白金の活性を低下させることで、カソード4が高電位となることによって生じるカソード触媒層33のカーボンの腐食を抑制することができる。これにより、燃料電池システムの停止時に過酸化水素による電解質膜31を抑制し、カソード触媒層33のカーボンの腐食を抑制し、燃料電池スタック1の劣化を抑制することができる。
燃料電池システムの停止時にアノード2に水素を微小流量供給することで、アノード2の電位を標準水素電極とすることができ、カソード4の電位を正確に検出することができ、電解質膜31、またはカソード触媒層33の劣化を正確に抑制することができる。
単位セル30あたりの電圧Vを0.7V以上0.9V以下の範囲内の所定電圧V1とすることで、カソード触媒層33の白金に素早く酸化被膜を形成することができる。
所定電圧V2を水が電気分解を生じる電圧よりも低くすることで、電解質膜31の近傍における水不足を抑制し、電解質膜31の乾燥による劣化を抑制することができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
燃料電池システムを搭載した燃料電池車両に利用することができる。
本発明の実施形態の単位セルの概略構成図である。 本発明の実施形態の単位セルの概略分解図である。 単位セルの評価試験を行うフローチャートである。 単位セルの評価試験を行うフローチャートである。 単位セルの評価試験を行うフローチャートである。 本発明の実施形態の単位セルの評価結果を示すマップである。 本発明の実施形態の単位セルの評価結果を示すマップである。 本発明の実施形態の燃料電池システムの概略構成図である。 本発明の実施形態の燃料電池システム停止時における制御を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の燃料電池システム停止時における制御のタイムチャートである。 本発明の実施形態の燃料電池システム停止時における制御の変更例のタイムチャートである。 本発明の実施形態の燃料電池システム停止時における制御の変更例のタイムチャートである。 本発明の実施形態の燃料電池システム停止時における制御の変更例のタイムチャートである。 本発明の実施形態の燃料電池システム停止時における制御の変更例のタイムチャートである。
符号の説明
1 燃料電池スタック
2 アノード(燃料極)
3 コンプレッサ
4 カソード(酸化剤極)
30 単位セル(燃料電池)
31 電解質膜
32 アノード触媒層
33 カソード触媒層
50 コントロールユニット

Claims (10)

  1. 電解質膜と、前記電解質膜を挟持し、金属触媒を有する燃料極と酸化剤極と、を有する燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、
    前記燃料電池システムの停止時に、前記金属触媒の表面に酸化被膜を形成する酸化被膜生成手段と、
    前記酸化被膜生成手段によって前記金属触媒の表面に前記酸化被膜を形成した後に、前記燃料電池の電圧を、標準水素電極に対して前記酸化剤極の電位が0.9V以上の電位となる電圧に保持する電圧調整手段と、を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記燃料極に水素を供給する水素供給手段を備え、
    前記電圧調整手段は、前記燃料電池の電圧を、前記酸化剤極の電位が水素を供給した前記燃料極に対して0.9V以上の電位となる電圧に保持することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記電圧調整手段は、前記酸化剤極の電位を水の電気分解が生じる電位よりも低い電位とすることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記酸化被膜生成手段は、前記燃料電池の電圧を、前記標準水素電極に対して前記酸化剤極の電位が0.7V以上0.9V以下となる範囲の電圧に所定時間保持し、前記金属触媒の表面に前記酸化被膜を形成することを特徴とする請求項1または3のいずれか一つに記載の燃料電池システム。
  5. 前記酸化被膜生成手段と前記電圧調整手段とは、前記酸化剤極を正として前記燃料電池に電圧を印加する電圧印加手段であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の燃料電池システム。
  6. 前記燃料電池システムの停止時に、前記酸化剤極の電位をステップ状、または時間に対して一定の増加量で高くすることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の燃料電池システム。
  7. 前記酸化剤極の電位の時間に対する増加量は、10mV/sec以上1000mV/sec以下であることを特徴とする請求項6に記載の燃料電池システム。
  8. 前記標準水素電極に対する前記酸化剤極の電位が0.7Vとなるまでは前記酸化剤極の電位をステップ状に高くし、
    前記標準水素電極に対する前記酸化剤極の電位を0.7V以上とする場合には前記標準水素電極に対する前記酸化剤極の電位を時間に対して一定の増加量で高くすることを特徴とする請求項6または7に記載の燃料電池システム。
  9. 前記標準水素電極に対する前記酸化剤極の電位を0.7V以上0.9V以下の範囲では時間に対して一定の増加量で高くし、
    前記標準水素電極に対する前記酸化剤極の電位を0.9Vよりも高くする場合には前記標準水素電極に対する前記酸化剤極の電位をステップ状に高くすることを特徴とする請求項6または7に記載の燃料電池システム。
  10. 前記標準水素電極に対する前記酸化剤極の電位を0.7V以上0.9V以下の範囲ではステップ状に高くし、
    前記標準水素電極に対する前記酸化剤極の電位を0.9Vよりも高くする場合には前記酸化剤極の電位を時間に対して一定の増加量で高くすることを特徴とする請求項6または7に記載の燃料電池システム。
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