JP2007015908A - 自在裁断真空２重ガラス - Google Patents
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Abstract
【課題】 道路など外部騒音からの回避と冷暖房の外部との断熱、更に窓ガラスの結露を防止するための、レトロフィット可能な自在裁断真空２重ガラスを提供する。
【解決手段】板ガラスを単層・複層一体型二重構造とし、空隙部を減圧真空にし、単層板ガラス周辺部を採寸切り取り代とすることで、美観及び建築設計自由度を損なうことなく結露しにくい、遮音・断熱機能有するレトロフィット適応可能な自在裁断真空２重ガラスとする。
ガラスは金網を入れたもの或いは曇りガラスでも多用途に適用することが出来る。これにより従来マンションでは共有部分の侵害と言う制約から、二重窓に改造出来なかったものが既存の窓を簡単に遮音・断熱・結露防止二重窓としてレトロフィットすることが可能となる。
【選択図】 図１
【解決手段】板ガラスを単層・複層一体型二重構造とし、空隙部を減圧真空にし、単層板ガラス周辺部を採寸切り取り代とすることで、美観及び建築設計自由度を損なうことなく結露しにくい、遮音・断熱機能有するレトロフィット適応可能な自在裁断真空２重ガラスとする。
ガラスは金網を入れたもの或いは曇りガラスでも多用途に適用することが出来る。これにより従来マンションでは共有部分の侵害と言う制約から、二重窓に改造出来なかったものが既存の窓を簡単に遮音・断熱・結露防止二重窓としてレトロフィットすることが可能となる。
【選択図】 図１
Description
本発明は、窓ガラスに断熱効果、遮音効果及び難結露性を持たせ、且つ、窓枠に自在に嵌合出来るよう、切断可能面を持たせることを目的として、板ガラスの中央部を２層構造、周辺部を単層とし、２層部を真空にした自在裁断真空２重ガラスに関するものである。
従来、窓枠を複合させ、空隙部を減圧させた２重ガラス窓があった。また複層ガラスとし空隙部を真空にしたものがあったが、自在形状に切断することが出来ない欠点があった。
そのために、次のような問題点があった。
窓に断熱・遮音・結露防止効果を持たせるために、２重窓枠として空隙部を真空にしたものは、余分なスペースを取られ、建築設計の自由度を奪われ、真空保持のためのメンテナンスを要求され、マンションなどでは共有部分の侵害問題からレトロフィットすることが出来なかった。
また従来の複層真空ガラスは、自在カットが出来ないため、使用部位のサッシ枠サイズ専用に事前加工しなければならず、高いコストを強いられていた。
本発明は以上の問題点を解決しようとするものである。
窓に断熱・遮音・結露防止効果を持たせるために、２重窓枠として空隙部を真空にしたものは、余分なスペースを取られ、建築設計の自由度を奪われ、真空保持のためのメンテナンスを要求され、マンションなどでは共有部分の侵害問題からレトロフィットすることが出来なかった。
また従来の複層真空ガラスは、自在カットが出来ないため、使用部位のサッシ枠サイズ専用に事前加工しなければならず、高いコストを強いられていた。
本発明は以上の問題点を解決しようとするものである。
空隙部を真空にした２層・単層一体構造板ガラスであれば、施工現場で対象窓枠に合わせて採寸切断の上、既存のガラス窓を簡便に２重ガラス窓にレトロフィット出来、マンション共有部分の侵害問題は起こらない。以上を特徴とする自在裁断真空２重ガラスである。
本発明は、既存の普通窓サッシガラスを、マンションなどでの共有部分を侵害することなく、ガラスを交換するだけで、簡便に真空２重ガラスにレトロフィットすることが出来る、自在裁断真空２重ガラスである。したがって、２重窓ガラスへの改造のために、窓枠の改造を行ったり、メーカー工場で専用のガラスを製作し、特殊冶具を取り付けたりする必要がなくなる。また真空層はガラスシールされているため、真空保持のためのシール交換、真空引きなどの保守作業は不要となり、真空度保持性能も大幅に改善することが出来る。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
（イ）サッシ嵌合部となる基盤板ガラス（１）に融点の異なるリブガラス（３）と真空時ガラス耐力保持のためのスペーサーロッドガラス（４）を一定間隔で配置する。
（ロ）リブガラス（３）と同一サイズの基盤板ガラス（１）と同一融点を持つ天板ガラス（２）をリブガラス（３）に被せる。
（ハ）天板ガラスには、予め平面の１箇所に封印ホール（６）を設ける。
（ニ）リブガラス（３）及びスペーサーロッドガラス（４）の融点を超える雰囲気温度に晒し、基盤板ガラス（１）、天板ガラス（２）と接着し、２層・単層一体構造と成す。
（ホ）封印ホール（６）の口より減圧、２層部空隙（５）を真空とし、封印ホール（６）を封印真空シールする。
（ヘ）基盤板ガラス（１）の単層部は裁断可能部位（７）を形成する。
本発明は、以上の構成より成っている。
本発明を、標準窓サッシ（８）のサイズに裁断し、嵌め込み、使用することにより、外部騒音を遮音し、熱放散を抑え、結露し難い窓に転換出来、大変経済効果の高い省エネルギー建築部材となる。
本発明の２層部空隙（５）を真空にする代わりに、希ガスなどで空気と置換することが出来る。この場合、スペーサーロッドガラス（４）を削除することも出来る。
（イ）サッシ嵌合部となる基盤板ガラス（１）に融点の異なるリブガラス（３）と真空時ガラス耐力保持のためのスペーサーロッドガラス（４）を一定間隔で配置する。
（ロ）リブガラス（３）と同一サイズの基盤板ガラス（１）と同一融点を持つ天板ガラス（２）をリブガラス（３）に被せる。
（ハ）天板ガラスには、予め平面の１箇所に封印ホール（６）を設ける。
（ニ）リブガラス（３）及びスペーサーロッドガラス（４）の融点を超える雰囲気温度に晒し、基盤板ガラス（１）、天板ガラス（２）と接着し、２層・単層一体構造と成す。
（ホ）封印ホール（６）の口より減圧、２層部空隙（５）を真空とし、封印ホール（６）を封印真空シールする。
（ヘ）基盤板ガラス（１）の単層部は裁断可能部位（７）を形成する。
本発明は、以上の構成より成っている。
本発明を、標準窓サッシ（８）のサイズに裁断し、嵌め込み、使用することにより、外部騒音を遮音し、熱放散を抑え、結露し難い窓に転換出来、大変経済効果の高い省エネルギー建築部材となる。
本発明の２層部空隙（５）を真空にする代わりに、希ガスなどで空気と置換することが出来る。この場合、スペーサーロッドガラス（４）を削除することも出来る。
１ 基盤板ガラス
２ 天板ガラス
３ リブガラス
４ スペーサロッドガラス
５ ２層部空隙
６ 封印ホール
７ 裁断可能部位
８ サッシフレーム
２ 天板ガラス
３ リブガラス
４ スペーサロッドガラス
５ ２層部空隙
６ 封印ホール
７ 裁断可能部位
８ サッシフレーム
Claims (1)
- 基盤板ガラスの上に基盤板ガラスより小さいリブガラス枠を設け、リブガラス枠内に一定間隔でスペーサーガラスロッドを基盤板ガラス上に配置し、リブガラス外周と同一サイズの天板ガラスを載せて１体型２重ガラス構造とし、天板ガラスに設けられた開口部より２重ガラス空隙部を減圧真空にすることにより、基盤板ガラス周辺部を自在裁断可能な真空２重ガラスとなすことを特徴とする自在裁断真空２重ガラス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005228824A JP2007015908A (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | 自在裁断真空２重ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005228824A JP2007015908A (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | 自在裁断真空２重ガラス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007015908A true JP2007015908A (ja) | 2007-01-25 |
Family
ID=37753395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005228824A Pending JP2007015908A (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | 自在裁断真空２重ガラス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2007015908A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013172034A1 (ja) * | 2012-05-18 | 2013-11-21 | パナソニック株式会社 | 複層ガラスの製造方法 |
| CN105220827A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-01-06 | 福州领头虎软件有限公司 | 自然通风降噪玻璃 |
| US9359252B1 (en) | 2015-07-24 | 2016-06-07 | Corning Incorporated | Methods for controlled laser-induced growth of glass bumps on glass articles |
| US9556054B2 (en) | 2013-07-26 | 2017-01-31 | Corning Incorporated | Corrugated sheet, method of manufacture thereof, and mold therefor |
| US11247939B2 (en) | 2015-07-24 | 2022-02-15 | Corning Incorporated | Glass bumps on glass articles and methods of laser-induced growth |
-
2005
- 2005-07-08 JP JP2005228824A patent/JP2007015908A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013172034A1 (ja) * | 2012-05-18 | 2013-11-21 | パナソニック株式会社 | 複層ガラスの製造方法 |
| CN104302592A (zh) * | 2012-05-18 | 2015-01-21 | 松下知识产权经营株式会社 | 多层玻璃的制备方法 |
| JP5821011B2 (ja) * | 2012-05-18 | 2015-11-24 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 複層ガラスの製造方法 |
| CN104302592B (zh) * | 2012-05-18 | 2017-03-29 | 松下知识产权经营株式会社 | 多层玻璃的制备方法 |
| US10036194B2 (en) | 2012-05-18 | 2018-07-31 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Production method of multiple panes |
| US10808453B2 (en) | 2012-05-18 | 2020-10-20 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Production method of multiple panes |
| US9556054B2 (en) | 2013-07-26 | 2017-01-31 | Corning Incorporated | Corrugated sheet, method of manufacture thereof, and mold therefor |
| US9359252B1 (en) | 2015-07-24 | 2016-06-07 | Corning Incorporated | Methods for controlled laser-induced growth of glass bumps on glass articles |
| US9650292B2 (en) | 2015-07-24 | 2017-05-16 | Corning Incorporated | Methods for controlled laser-induced growth of glass bumps on glass articles |
| US9714194B2 (en) | 2015-07-24 | 2017-07-25 | Corning Incorporated | Methods for controlled laser-induced growth of glass bumps on glass articles |
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| CN105220827A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-01-06 | 福州领头虎软件有限公司 | 自然通风降噪玻璃 |
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