JP2007005948A - 電子部品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 気密性の高い電子部品及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
所定の回路パターンが形成されたベース基板11Aと、前記ベース基板11Aに対向配置される実装基板12Aと、前記ベース基板11Aと実装基板12Aとを接合する接着層17と、内部に前記ベース基板11Aを封止するとともに開口端部21,21を備えた封止部材20とを備え、前記開口端部21,21が前記実装基板12Aの板厚内に設けられている構成とした。電子部品10Aの内部と外部との間のリークを有効に防止できるようになり、電子部品10Aの気密性を向上させることが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、SAWデバイスなどの電子部品及びその製造方法に係わり、特に気密性を高めた電子部品及びその製造方法に関する。
従来の電子部品の一種としての弾性表面素子は、櫛歯状電極が形成された圧電基板の一面とベース基板とが対向配置された状態でフリップチップ接続されている。弾性表面素子は前記櫛歯状電極が形成された中空領域を除き、前記前記圧電基板の周囲が封止樹脂によって被覆されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−32061号公報(第3頁、図1)
電子部品としての弾性表面素子は、圧電基板表面に形成される櫛型の電極材料にAL(アルミニウム)若しくはAL合金などが使われるのが一般的であるところ、これらの電極材料は水分の影響を受けやすいことから、SAWフィルタパッケージとしての高い気密性が求められる。
しかし、特許文献1に記載された電子部品(弾性表面波装置)では、ベース基板の表面上に封止樹脂が接合されて密封が行われるものであるところ、前記ベース基板の表面と封止樹脂の接合面とが同一平面あるため、リークが発生しやすく高い気密性を維持することが困難という問題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、弾性表面素子を含む電子部品において、高い気密性を備えた電子部品及びその製造方法を提供することを目的としている。
本発明は、所定の回路パターンが形成されたベース基板と、前記ベース基板に対向配置される実装基板と、前記ベース基板と実装基板とを接合する接着層と、内部に前記ベース基板を封止するとともに開口端部を備えた封止部材とを備え、前記開口端部が前記実装基板の板厚内に設けられていることを特徴とするものである。
本発明では、封止部材の開口端部と実装基板とが同一面となることを避けることができるため、リークの発生し難い気密性の高い電子部品を提供できる。
例えば、前記実装基板の周縁部には、前記実装基板の一部を板厚方向に薄くすることにより形成された段差部が形成されており、この段差部内に前記開口端部が設けられているものとして構成できる。
上記手段では、簡単な構成で気密性を高めることこができる。
また前記ベース基板と前記接着層の接合部分の端部および前記接着層と前記実装基板の接合部分の端部が、前記封止部材の内壁面に密着させられていることが好ましい。
上記手段では、接合面を介してのリークを有効に防止することができる。
さらに、前記ベース基板と前記封止部材との間に金属層が設けられていることが好ましい。
金属層は樹脂などに比較して気密性が高いため、気密性に優れた電子部品を提供できる。
またさらに、前記封止部材の周囲が、金属層で覆われていることが好ましい。
上記手段では二重に封止することができるため、さらに気密性に優れた電子部品を提供できる。
例えば、前記ベース基板として圧電基板が用いられ、前記回路パターンとして櫛歯状電極が形成されていることを特徴とする。
上記手段では、気密性の高い弾性表面波素子を提供できる。
また本発明の電子部品の製造方法は、ウェハ状のベース基板本体に素子形成エリアごとに所定の回路パターンを形成する第1の工程と、前記ベース基板本体にウェハ状の実装基板本体を対向配置して互いを接合させる第2の工程と、前記素子形成エリアごとに前記ベース基板本体の板厚方向の全部と前記実装基板本体の板厚方向の一部とを切断することにより第1の溝部を形成するとともに個々のベース基板に分離する第3の工程と、分離後のベース基板の周囲に樹脂製の封止部材を一体的に形成する第4の工程と、前記実装基板本体及び封止部材を切断することにより個々の電子部品に分離する第5の工程と、を有することを特徴とするものである。
上記発明では、気密性の高い電子部品を確実に形成することができる。しかもウェハ状態のままで一体形成することができるため、気密性の高い電子部品を大量生産することができる。
あるいは、ウェハ状のベース基板本体に素子形成エリアごとに所定の回路パターンを形成する第1の工程と、ウェハ状の実装基板本体の一方の面内に前記素子形成エリアごとに仕切る第2の溝部を形成する第2の工程と、溝部が形成された前記実装基板本体の一方の面と前記ベース基板本体とを対向配置して互いを接合させる第3の工程と、前記ベース基板本体を前記第2の溝部に対向する位置で切断することにより前記第2の溝部を露出させるとともに個々のベース基板に分離する第4の工程と、分離後のベース基板の周囲に樹脂製の封止部材を一体的に形成する第5の工程と、前記実装基板本体及び封止部材を切断することにより個々の電子部品に分離する第6の工程と、を有することを特徴とするもものである。
上記発明によっても、気密性の高い電子部品を確実に形成することができる。
上記において、前記樹脂製の封止部材を形成する前工程として、分離後のベース基板の周囲を金属層で一体的に封止する工程が設けられていることが好ましい。
上記手段では、金属層を有することで気密性に優れた電子部品を形成することができる。
また前記樹脂製の封止部材を形成した後に、前記樹脂製の封止部材の周囲を金属層で一体的に覆う工程が設けられているものとすることができる。
上記手段では、二重の封止構造を有する電子部品を形成することができる。
上記において、前記金属層の周囲をさらに樹脂製の封止部材を形成する工程が設けられているものとすることもできる。
封止構造を多重化することができるため、より気密性の高い電子部品を形成することができる。
例えば、前記封止部材は、前記分離後のベース基板の周囲と前記第1の溝部又は前記第2の溝部の中に流し込んだ溶融樹脂を硬化させることにより形成されることが好ましい。
上記手段では、樹脂成形による封止部材を確実に形成することができる。
あるいは、前記封止部材が、加熱した熱硬化性の樹脂シートを前記ベース基板の周囲と前記第1の溝部又は前記第2の溝部との間に密着させることにより形成されることが好ましい。
上記手段では、樹脂シートを用いた簡単な構成により、確実に封止することができる。
また上記においては、前記金属層が、スパッタリング、電解めっき、無電解めっき又は蒸着のいずれかまたは複数の方法により形成されることが好ましい。
上記手段では金属層からなる封止部材を確実に形成することができる。
また前記ベース基板として圧電基板が用いられ、前記回路パターンとして櫛歯状電極が形成されていることを特徴とするものである。
上記手段では、気密性の高い弾性表面波素子を形成することができる。
本発明では、気密性に優れた電子部品を提供することができる。
また気密性に優れた電子部品を形成するための製造方法を提供することができる。
図1は本発明の電子部品に関する第1の実施の形態としての弾性表面波素子の断面図である。
図1に第1の実施の形態として示す電子部品10Aは、所定の距離を隔てて互いに対向配置されたベース基板11Aと実装基板12Aを有している。この実施の形態に示す前記ベース基板11Aは圧電材料で形成されており、このベース基板11Aの表面(Z1側の面)上には導電性の材料で形成された一対の櫛歯状電極(IDT(インタディジタルトランスデューサ)電極)13および前記櫛歯状電極13の端部に連続的して接続される端子電極14,14などからなる回路パターンが形成されている。
なお、電子部品10Aが弾性表面波素子以外の場合には、その他の導電体からなる電極パターン、あるいは抵抗体膜やキャパシタのための誘電膜などからなる回路パターンが形成される。
前記実装基板本体12には板厚方向(Z方向)に抜ける貫通孔12a,12aが形成されており、この貫通孔12a,12a内には例えばスパッタリング又はメッキなどの手段を用いて形成された貫通電極15,15が形成されている。前記貫通電極15,15の一方の端部(Z1側の端部)は前記実装基板12Aの表面に露出されており、他方の端部(Z2方向の端部)はベース基板11Aに形成された前記櫛歯状電極13の端部である前記端子電極14,14の表面に接続されている。
前記ベース基板11Aと実装基板12Aとが対向し合う領域内で、且つ前記櫛歯状電極13が設けられた中央部分を除いた部分には接着層17が配置されており、前記ベース基板11Aと実装基板12Aとが前記接着層17を介して固定されている。なお、前記接着層を有しない中央部分が、櫛歯状電極13に弾性表面波を伝播させるための中空領域18とされている。
そして、前記実装基板12Aの下面側で且つベース基板11Aの周囲が封止部材20で封止されている。なお、第1の実施の形態の電子部品10Aでは、前記封止部材20が図示Z1側に開口端部を有する樹脂材料製の成形品として形成されている。
上記電子部品10Aでは、前記実装基板12Aの縁部で且つ前記実装基板12Aの板厚寸法内に段差部12bが形成され、この段差部12b内に前記封止部材20の開口端部21,21が設けられている。すなわち、前記ベース基板11Aの下面(Z2側の面)と前記封止部材20の開口端部21,21とが同一平面上となる構成ではない。このため、電子部品10Aでは、前記ベース基板11Aと前記封止部材20の開口端部21,21との接合面からのリークを防止できる。
しかも実装基板12Aと接着層17との接合部分の端部及び前記接着層17とベース基板11Aとの接合部分の端部は、ともに前記封止部材20の開口端部21,21を形成する側壁22の高さ寸法内にあり且つ前記その内側面23に密着固定された構成である。このため、この点においてもリークを有効に防止することができ、気密性の高い電子部品10Aを提供することが可能である。
以下には、上記電子部品10Aの製造方法について説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態としての電子部品の製造方法を示す工程図、図3は図2の変形例を示す工程図、図4は図2又は図3の工程に続いて行われる電子部品の製造方法を示す工程図である。なお、図2Aないし図2Eまで及び図3Aないし図3Eまでが弾性表面波素子自体の製造工程を示し、図4A及び図4Bが弾性表面波素子を封止する工程を示している。
まず第1の実施の形態として図2Aないし図2Eに示す製造方法について説明する。
図2Aに示す工程ではウェハ状のベース基板本体11が用意される。このベース基板本体11の表面(Z1側の面)には所定の平面形状からなる複数の素子形成エリア11a,11a,・・・が形成されており、櫛歯状電極(IDT(インタディジタルトランスデューサ)電極)13や端子電極14,14などからなる所定の回路パターンが個々の素子形成エリア11aに形成される(第1の工程)。
なお、この製造方法で形成される電子部品10Aが、前記弾性表面波素子以外である場合には前記櫛歯状電極の代わりに、例えば抵抗体膜、コンデンサ用の誘電体膜またはコイル用の渦巻きパターンなどその他の回路パターンが形成される工程であってもよい。
図2Bに示す工程ではウェハ状の実装基板本体12が用意され、この実装基板本体12上で且つ各素子形成エリア11a内に形成された端子電極14,14に対応する位置に貫通孔12a,12aがそれぞれ穿設される。なお、予め貫通孔12a,12aが形成されているウェハ状の実装基板本体12を購入するものであってもよいし、ウェハ状の実装基板本体12を購入した後に前記貫通孔12a,12aを形成するものであってもよい。
図2Cに示す工程では、前記貫通孔12a,12a内に銅、銀あるいは金など導電性材料からなる貫通電極15,15が形成される。この貫通電極15は、例えばスパッタリング法、電解めっき法又は無電解めっき法のいずれかまたはこれら複数の方法を組み合せることにより形成することが可能である。
図2Dに示す工程では、前記図2Aにおいて形成されたウェハ状のベース基板本体11の上に接着層17が設けられ、その上に前記図2Bにおいて形成されたウェハ状の実装基板本体12が載置されることにより、前記ベース基板本体11と実装基板本体12とが接合される(第2の工程)。
前記接着層17は前記櫛歯状電極13が形成される個々の素子形成エリア11a内の中央部分を避けた領域に設けられている。よって、前記ベース基板本体11と前記実装基板本体12とが前記接着層17を介して接合されると、前記素子形成エリア11aの中央部分には前記櫛歯状電極13が露出される中空領域18が形成される。この中空領域18により、前記櫛歯状電極13における弾性表面波の伝播を確保することが可能とされている。
図2Eに示す工程では、前記ベース基板本体11と実装基板本体12の一部が隣り合う素子形成エリア11aと素子形成エリア11aとの間において所定の切断幅寸法W1で一緒に切断される(第3の工程)。このとき、前記ベース基板本体11および接着層17は板厚方向の全部(全寸法)が切断されるが、前記実装基板本体12は板厚の一部を残すように断面凹部形状からなる第1の溝部10aが形成される状態で部分的に切断される。
なお、ベース基板本体11が切断された後であっても、各電子部品10は前記実装基板本体12を介して接続されている。このため、個々の電子部品10がバラバラの状態になることがない。
前記図2Eの工程における切断方法としては、例えばダイシング加工、レーザー加工、エンドミルによりミリング加工、あるいはドライエッチング法、ウエットエッチング法など各種の方法を用いることが可能である。
次に、図3Aないし図3Eに掲げる第1の実施の形態の変形例を用いた製造方法について説明する。なお、図3Aないし図3Eに掲げる変形例は、上記図2Aないし図2Eに示した第1の実施の形態に代わるものである。
図3Aに示す工程では、上記図2A同様である。ずなわち、ウェハ状のベース基板本体11上の素子形成エリア11a,11a,・・・に櫛歯状電極(IDT(インタディジタルトランスデューサ)電極)13や端子電極14,14などからなる所定の回路パターンが前記素子形成エリア11aごとに形成される(第1の工程)。
図3Bに示す工程は上記図2Bに相当する工程であり、用意された実装基板本体12上で且つ前記端子電極14,14に対応する位置に貫通孔12a,12aがそれぞれ穿設される。ただし、実装基板本体12の下面(図示Z2側の面)で且つ貫通孔12aと貫通孔12aの間には、前記実装基板本体12の一部を薄くすることにより形成した第2の溝部12b1が上記切断幅寸法W1と同じ幅寸法(図2D参照)で形成される。なお、前記第2の溝部12b1が段差部12bの一部を形成する。
図3Cに示す工程は上記図2Cと同様であり、前の工程で形成された前記貫通孔12a,12a内に銅、銀あるいは金などからなる導電性材料からなる貫通電極15,15が、例えばスパッタリング法等を用いて形成される。
図3Dに示す工程では、前記図2Aにおいて形成されたウェハ状のベース基板本体11の上に接着層17が設けられ、その上に前記ウェハ状の実装基板本体12が載置され、前記ベース基板本体11と実装基板本体12とが前記接着層17を介して接合される(第2の工程)。なお、この場合においても前記素子形成エリア11aの中央部分には前記櫛歯状電極13が露出される中空領域18が形成される。
図3Eに示す工程では上記図2E同様の方法により、前記第2の溝部12b1と対応する部分に位置する前記ベース基板本体11と接着層17とが、前記切断幅寸法W1で切断されて第1の溝部10aが形成される。
このとき、前記ベース基板本体11および接着層17は板厚方向の全部(全寸法)が切断されるが、前記実装基板本体12は前記第2の溝部12b1を残すように部分的に切断される。なお、この場合においても各ベース基板11Aは前記実装基板本体12を介して接続されているため、個々の電子部品10がバラバラの状態になることはない。
次に、図4A、Bを用いて電子部品を封止する工程について説明する。
図4に示す工程は、上記図2E又は図3Eの後工程を示している。
図4Aに示す工程では、前記実装基板本体12の下部側の位置で且つ個々に切り分けられた前記ベース基板11Aの周囲にエポキシやポリイミドなどからなる液状の樹脂材料20aを充填することにより、各ベース基板11Aの周囲が前記樹脂材料20aからなる封止部材20で一体的に密閉封止される(第5の工程)。
前記樹脂材料20aの充填方法としては、例えば実装基板本体12の下部(ベース基板11A)を金型キャビティ内に装填するとともに、溶融状態にある樹脂材料20aを加熱した金型キャビティ内に圧入することにより成形するトランスファーモールド法やインサート成形など各種の手段を用いることが可能である。
図4Bの工程では、実装基板本体12及び硬化後の前記樹脂材料20aとが、素子形成エリア11a単位で上記同様のダイシング加工などで分離されることにより、個々の電子部品10Aが完成する(第6の工程)。このとき、図3Bの工程における切断幅寸法W2を、前記図2Eに示す工程における切断幅寸法W1よりも狭く(W1>W2)すると、封止部材20の内部からベース基板11Aや接着層17の一部などが露出されてしまうことを防止できる。すなわち、前記封止部材20とその上部に設けられた上記実装基板12Aとにより、前記電子部品10Aを完全に封止化することができる。よって、特に前記中空領域18に設けられた回路パターン(櫛歯状電極13及び端子電極14)と外部(外気)との間を完全に遮断することができるため、気密性に優れた電子部品10Aを提供することが可能となる。
また上記第1の実施の形態である図2および図3に示す製造方法では、前記回路パターン等の形成を個々の電子部品10Aに分離する前のウェハ状態のままで一体的に行うことができる。さらに図4に示す製造方法においても、個々の電子部品10Aをウェハ状態のまま一体的に同時に密封することができる。このため、従来に比較して生産効率性を大幅に改善することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態としての電子部品及びその製造方法について説明する。
図5は本発明の電子部品に関する第2の実施の形態としての弾性表面波素子を示す断面図である。
図5に示す電子部品10Bは、上記第1の実施の形態として示した電子部品10Aとほぼ同じ構成である。ただし、上記第1の実施の形態の電子部品10Aでは前記ベース基板11Aが樹脂成形品からなる前記封止部材20で封止された構成であるのに対し、第2の実施の形態に示す電子部品10Bでは樹脂シートからなる封止部材20で封止された構成である点で相違している。
一方、図5に示すように、第2の実施の形態に示す電子部品10Bにおいても実装基板12Aの周縁部には段差部12b,12bを有しており、この段差部12b,12b内に前記樹脂シートからなる封止部材20の開口端部21,21が設けられている点は上記第1の実施の形態に共通している。
このため、この電子部品10Bにおいても上記同様にベース基板11Aと前記封止部材20の開口端部21,21との接合面からのリークを防止できる。さらに、実装基板12Aと接着層17との接合部分の端部及び前記接着層17とベース基板11Aとの接合部分の端部は、ともに前記樹脂シートからなる封止部材20の開口端部21,21を形成する側壁22の高さ寸法内にあり且つ前記内側面23に密着固定さられている。よって、この点においても上記同様にリークを有効に防止することができ、気密性の高い電子部品10Bを提供することが可能である。
上記電子部品10Bの製造方法について説明する。
図6は第2の実施の形態としての電子部品の製造方法を示す工程図であり、図6Aに示す工程は上記図2E又は図3Eの後工程を示している。
図6Aに示す工程では、上記図2E又は図3Eの工程において形成された個々のベース基板11Aの下(Z2)側の位置に、熱硬化性の樹脂シート20bを配置する。
図6Bに示す工程では、例えば圧縮空気圧成形(「圧空成形」又は「プレッシャ成形」ともいう)などの方法を用いて前記樹脂シート20bをベース基板11Aに密着させる。具体的には、加熱して軟化させた前記樹脂シート20bを圧縮空気の力で引き延ばしながらベース基板11Aの形状に倣うように変形させることにより、前記樹脂シート20bを個々のベース基板11Aに一体的に密着させる(第4の工程)。
そして、図6Cに示すように、前記樹脂シート20bが硬化した後に隣接し合う素子形成エリア11aと素子形成エリア11aとの間を前記切断幅寸法W1よりも狭い切断幅寸法W2(W1>W2)で切断することにより、個々の電子部品10Bに分離される(第5の工程)。この実施の形態では、個々に切断された前記樹脂シート20bが前記ベース基板11Aを覆う封止部材20として機能させることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態としての電子部品及びその製造方法について説明する。
図7は本発明の電子部品に関する第3の実施の形態としての弾性表面波素子を示す断面図である。
図7に示す電子部品10Cが、上記電子部品10Aや10Bと大きく異なる点は、ベース基板11Aと樹脂製の封止部材20との間に金属層30が設けられている点にあり、それ以外の構成は同様である。
この電子部品10Cにおいては、ベース基板11Aの外側に設けられた金属層30とその外部に前記金属層30に設けられた樹脂製の封止部材20とにより、前記ベース基板11Aを二重に封止することができる。この点で前記金属層30は封止部材としての機能を有している。
また金属層30の開口端部31,31は、前記実装基板12Aの板厚寸法内に位置することができるように、前記実装基板12Aの段差部12b,12b内に設けられる構成である。このため、上記同様に前記ベース基板11Aと前記金属層30の開口端部31,31との接合面からのリークを防止できる。
さらに、実装基板12Aと接着層17との接合部分の端部及び前記接着層17とベース基板11Aとの接合部分の端部は、ともに金属層30を形成する側壁32の高さ寸法内にあり且つその内側面33に密着固定さられている。よって、この点においても上記同様にリークを有効に防止することができ、気密性の高い電子部品10Cを提供することが可能である。
上記電子部品10Cの製造方法について説明する。
図8は第3の実施の形態としての電子部品の製造方法を示す工程図であり、図8Aに示す工程は上記図2E又は図3Eの後工程を示している。
図8Aに示す工程では、上記図2E又は図3Eの工程において形成された個々のベース基板11Aに対してスパッタリング、電解めっき又は蒸着のいずれかまたはこれら複数の方法を組み合せることにより、前記ベース基板11Aを金属層30で覆う。このとき、金属層30が前記第2の溝部12b1内に積層され、段差部12bを形成する開口端部31を形成する。
図8Bに示す工程では、前記金属層30の周囲が封止部材20で覆われる。このときの封止部材20は、上記トランスファーモールド法やインサート成形法を用いて樹脂材料20aで金属層30の周囲を封止するものであってよいし、あるいは上記圧縮空気圧成形法などを用いて樹脂シート20bを金属層30の周囲に密着させることにより封止するものであってもよい。
図8Cの工程では、隣接し合う素子形成エリア11aと素子形成エリア11aとの間を前記切断幅寸法W1よりも狭い切断幅寸法W2(W1>W2)で切断することにより、実装基板本体12から電子部品10Cが分離される。
図9は本発明の電子部品に関する第4の実施の形態としての弾性表面波素子を示す断面図である。
第4の実施の形態として示す電子部品10Dでは、ベース基板11Aの周囲に内側から外側に向かって第1層として樹脂シート20bが形成され、その外面に第2層として金属層30が形成され、さらのその外面を第3層としての樹脂材料20aで覆うようにしたものであり、基本的な構成は上記同様である。
そして、このような電子部品Dは上記同様の各手段を用いることにより、すなわち圧縮空気圧成形法によりベース基板11Aの周囲を樹脂シート20bで覆った後に、前記樹脂シート20bの周囲をスパッタリング、電解めっき又は蒸着のいずれかまたはこれら複数の方法の組み合せを用いて金属層30を形成し、最後に上記トランスファーモールド法やインサート成形法を用いて樹脂材料20aで金属層30を封止することにより形成することが可能である。
このように樹脂材料と金属材料を交互に形成し、または樹脂材料の上に重ねて樹脂材料を形成する、あるいは金属材料を重ねなど二重、三重、・・・と重ねる構成にすることにより、さらなる気密性を向上させることが可能である。
上記実施の形態では、電子部品の一例として弾性表面波素子を用いて説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、封止することが必要な電子部品であればその他どのような電子部品であってもよい。
本発明の電子部品に関する第1の実施の形態としての弾性表面波素子の断面図、 本発明の第1の実施の形態としての電子部品の製造方法を示す工程図、 図2の変形例を示す工程図、 図2又は図3の工程に続いて行われる電子部品の製造方法を示す工程図、 本発明の電子部品に関する第2の実施の形態としての弾性表面波素子を示す断面図、 第2の実施の形態としての電子部品の製造方法を示す工程図、 本発明の電子部品に関する第3の実施の形態としての弾性表面波素子を示す断面図、 第3の実施の形態としての電子部品の製造方法を示す工程図 本発明の電子部品に関する第4の実施の形態としての弾性表面波素子を示す断面図、
符号の説明
10 電子部品
10a 第1の溝部
11 ウェハ状のベース基板本体
12 ウェハ状の実装基板本体
11A ベース基板
12A 実装基板
12b 段差部
12b1 第2の溝部
13 櫛歯状電極(回路パターン)
14 端子電極(回路パターン)
15 貫通電極
17 接着層
18 中空領域
20 封止部材
20a 樹脂材料
21 封止部材の開口端部
22 側壁
23 内側面
30 金属層(封止部材)
31 金属層の開口端部

Claims (15)

  1. 所定の回路パターンが形成されたベース基板と、前記ベース基板に対向配置される実装基板と、前記ベース基板と実装基板とを接合する接着層と、内部に前記ベース基板を封止するとともに開口端部を備えた封止部材とを備え、前記開口端部が前記実装基板の板厚内に設けられていることを特徴とする電子部品。
  2. 前記実装基板の周縁部には、前記実装基板の一部を板厚方向に薄くすることにより形成された段差部が形成されており、この段差部内に前記開口端部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子部品。
  3. 前記ベース基板と前記接着層の接合部分の端部及び前記接着層と前記実装基板の接合部分の端部が、前記封止部材の内壁面に密着させられていることを特徴とする請求項1又は2記載の電子部品。
  4. 前記ベース基板と前記封止部材との間に金属層が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電子部品。
  5. 前記封止部材の周囲が、金属層で覆われていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電子部品。
  6. 前記ベース基板として圧電基板が用いられ、前記回路パターンとして櫛歯状電極が形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の電子部品。
  7. ウェハ状のベース基板本体に素子形成エリアごとに所定の回路パターンを形成する第1の工程と、前記ベース基板本体にウェハ状の実装基板本体を対向配置して互いを接合させる第2の工程と、前記素子形成エリアごとに前記ベース基板本体の板厚方向の全部と前記実装基板本体の板厚方向の一部とを切断することにより第1の溝部を形成するとともに個々のベース基板に分離する第3の工程と、分離後のベース基板の周囲に樹脂製の封止部材を一体的に形成する第4の工程と、前記実装基板本体及び封止部材を切断することにより個々の電子部品に分離する第5の工程と、を有することを特徴とする電子部品の製造方法。
  8. ウェハ状のベース基板本体に素子形成エリアごとに所定の回路パターンを形成する第1の工程と、ウェハ状の実装基板本体の一方の面内に前記素子形成エリアごとに仕切る第2の溝部を形成する第2の工程と、溝部が形成された前記実装基板本体の一方の面と前記ベース基板本体とを対向配置して互いを接合させる第3の工程と、前記ベース基板本体を前記第2の溝部に対向する位置で切断することにより前記第2の溝部を露出させるとともに個々のベース基板に分離する第4の工程と、分離後のベース基板の周囲に樹脂製の封止部材を一体的に形成する第5の工程と、前記実装基板本体及び封止部材を切断することにより個々の電子部品に分離する第6の工程と、を有することを特徴とする電子部品の製造方法。
  9. 前記樹脂製の封止部材を形成する前工程として、分離後のベース基板の周囲を金属層で一体的に封止する工程が設けられていることを特徴とする請求項7または8記載の電子部品の製造方法。
  10. 前記樹脂製の封止部材を形成した後に、前記樹脂製の封止部材の周囲を金属層で一体的に覆う工程が設けられていることを特徴とする請求項7または8記載の電子部品の製造方法。
  11. 前記金属層の周囲をさらに樹脂製の封止部材を形成する工程が設けられていることを特徴とする請求項10記載の電子部品の製造方法。
  12. 前記封止部材は、前記分離後のベース基板の周囲と前記第1の溝部又は前記第2の溝部の中に流し込んだ溶融樹脂を硬化させることにより形成されることを特徴とする請求項7ないし11のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  13. 前記封止部材が、加熱した熱硬化性の樹脂シートを前記ベース基板の周囲と前記第1の溝部又は前記第2の溝部との間に密着させることにより形成されることを特徴とする請求項7ないし11のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  14. 前記金属層が、スパッタリング、電解めっき、無電解めっき又は蒸着のいずれかまたは複数の方法により形成されることを特徴とする請求項9ないし13のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  15. 前記ベース基板として圧電基板が用いられ、前記回路パターンとして櫛歯状電極が形成されていることを特徴とする請求項9ないし13のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
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