JP2007005788A - 内蔵型上下電極積層部品及びその製造方法 - Google Patents

内蔵型上下電極積層部品及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数枚積層されるセラミックシートの内部電極パターンを、静電容量によって、重なる面積を異ならせて形成することによって、所望の静電容量帯域を実現できる内蔵型上下電極積層部品及びその製造方法を提供する。
【解決手段】相異なる内部電極パターン12bの形成された第1及び第2セラミックシート230a、230bを、内部電極パターンが重なる面積を、静電容量によって異なるように、交互に複数枚積層し、これら第1及び第2セラミックシートをそれぞれ接続する第1及び第2バイア・ホール22、21を形成した後に、積層シート物の最上位と最下位に接合されるセラミックシートにバイア・ホール221、222を形成する。その際に第1及び第2バイア・ホールよりも大きく形成する。積層シート物上にニッケル(Ni)層を形成することなくバイア・ホールだけでも上下外部電極を形成することができる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、内蔵型上下電極積層部品及びその製造方法に関する。
近来、電子製品の軽薄短小化のために設計の集積化及び部品の小型化が追求されているが、このような集積化や小型化は、工程要素及び特性の実現上、さまざまな難題があった。このような問題点を解決するための一方法としては、基板に実装される部品を、基板の内部に組み込んで使用することがある。ところが、部品が基板の内部に組み込まれるためには部品の厚さが基板の厚さよりも薄くならなければならず、部品の外部電極の形成が問題とされた。かかる従来技術の外部電極形成方法及びそれに伴う問題点について、添付の図面を参照しつつ以下に説明する。
図1は、従来技術による内蔵型左右電極積層部品を示す斜視図であり、積層型セラミックキャパシタ(Multi Layer Ceramic Capacitor:MLCC)が例示されている。また、図2は、図1のA−A線断面図である。
従来の内蔵型左右電極積層部品4は、図1及び図2に示すように、立方体の胴体部1の両端部の外側に、該両端部を取り囲むように外部電極(external electrode)3が形成されている。胴体部1は、表面に内部電極パターン(internal electrode pattern)2がプリンティング(printing)された誘電体セラミック体シート(dielectric ceramic sheet)が積層され、これらシート積層物がカッティング(cutting)されてなる。このときのカッティングによって胴体部1の両端部から内部電極パターン2の一端が外部に露出される。
外部電極3は、胴体部1の両端部を外側から取り囲んでおり、シート積層物のカッティングによって立方体の胴体部1の外部に晒される内部電極パターン2と接続されるように形成される。すなわち、内部電極パターン2は、胴体部1の両端部に選択的に露出されるので、該胴体部1の両端部を金属ペースト(paste)にディッピング(dipping)し外部電極3をつけた後、この外部電極3を電極焼成工程で焼成して完成する。続いて、得られた外部電極3の表面にニッケル(Ni)層とSnPb層またはSn層をメッキしてチップ素子を完成する。
ここで、外部電極3は、上記のディッピング法の他にも、スパッタリング(sputtering)、ペーストベーキング(paste baking)、蒸着(vapor deposition)、メッキ(plating)などの公知の方法で形成することもできる。
なかでも最も広く使用されてきた従来の外部電極形成方法は、ディッピング(dipping)方式を用いる方法である。このディッピング方式は、前にも説明したように、外部電極を形成する積層型セラミックキャパシタ(MLCC)をジグ(JIG)に付着した後、外部電極の形成される部分に導電性物質(例えば、Cu)のペーストをつけて熱処理し、その上にニッケル(Ni)及びスズ(Sn)−鉛(Pb)などを順にメッキすることによって外部電極を完成する。
図3−a及び図3−bは、従来の内蔵型左右電極積層部品の問題点を説明するための参考図である。
従来の内蔵型左右電極積層部品は、図3−aに示すように、電極方向が左右にのみ形成されており、長さ(L)と幅(W)が互いに異なって形成されている。
したがって、幅(W)と長さ(L)が相異なる内蔵型左右電極積層部品を基板内部に組み込むためには、部品の長さ(L)または幅(W)に合わせてパンチングまたはドリルをしなければならず、少なくとも2回以上のパンチングまたはドリル工程が必要とされてきた。
なお、従来の内蔵型左右電極積層部品は、幅(W)と長さ(L)が互いに異なるため、垂直に加えられる荷重について撓み強度が弱いという問題点があった。
また、基板内部に内蔵された従来の内蔵型左右電極積層部品は、電気的接続のために(前記基板に)バイア・ホール(via hole)を穿設する際にオープン(open)されないようにするには前記左右外部電極のバンド(band)幅だけの精密度を有しなければならず、バイア・ホールの形成が非常に難しかった。しかも、より小さい形態を持つ部品の場合には、より高い精密度を持つパンチングまたはドリル技術が必要となるため、それだけバイア・ホールの形成が難しくなるという問題点があった。
また、従来の内蔵型左右電極積層部品は、特に薄い部品(例えば、0.8mm以下の部品厚を持つ部品)でディッピング方法によって左右外部電極を形成する際に、図3−bに示すように、外部電極形成用ペーストが部品の左右部分には少なく付き、上部及び下部には多く付くマッチ棒の形状に形成される場合が多かった。このように左右外部電極が集まってマッチ棒の形状になると、内部電極との接続(contact)問題、及び所望の部品の厚さが得られないという問題につながる。
本発明は上記の問題点を解決するためのものであり、その目的は、複数枚積層されるセラミックシートの内部電極パターンを、静電容量によって、重なる面積を異ならせて形成することによって、所望の静電容量帯域を実現できる内蔵型上下電極積層部品及びその製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、相異なる内部電極パターンが形成された第1及び第2セラミックシートを交互に複数枚積層し、これら第1及び第2セラミックシートをそれぞれ接続する第1及び第2バイア・ホールを形成した後に、積層シート物の最上位と最下位に接合されるセラミックシートにバイア・ホールを形成する際に前記第1及び第2バイア・ホールよりも大きく形成することによって、ニッケル(Ni)層を形成することなくバイア・ホールだけで上下外部電極を形成できる内蔵型上下電極積層部品及びその製造方法を提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、内蔵型積層部品の外部電極を上下部の全体または一定部分に形成することによって、基板にバイア・ホールを形成し易くする内蔵型上下電極積層部品及びその製造方法を提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、内蔵型積層部品の長さ(L)と幅(W)を互いに同一に製作することによって、前記部品を前記基板内部に組み込むために実施するパンチングまたはドリル工程を1回に減らすことができ、かつ、部品の撓み強度を向上させることができる内蔵型上下電極積層部品及びその製造方法を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明に係る内蔵型上下電極積層部品の製造方法は、第1内部電極パターンの形成された第1セラミックシートと、第2内部電極パターンの形成された第2セラミックシートとを交互に積層して第1積層シート物を形成する段階と;前記第1積層シート物に、前記第1及び第2内部電極パターンをそれぞれ連結する第1及び第2バイア・ホールを形成する段階と;前記第1積層シート物の上下部に、前記第1及び第2バイア・ホールに対応する第3及び第4バイア・ホールが形成された、内部電極パターンがない第3及び第4セラミックシートをそれぞれ接合して第2積層シート物を形成する段階と;前記第1〜第4バイア・ホールに導電性ペーストを充填する段階を備えることを特徴とする。
ここで、一実施形態では、前記第1及び第2セラミックシートは、正方形の形状を有する。
そして、一実施形態で、前記第1内部電極パターンと前記第2内部電極パターンは、互いに積み重ねたときに一定部分が重なるように形成される。
また、一実施形態では、前記第1及び第2内部電極パターンが重なる部分の面積は、静電容量によって異なる。
一実施形態では、前記第3及び第4バイア・ホールは、前記第1及び第2バイア・ホールの大きさと等しい。
一実施形態では、前記第3及び第4バイア・ホールの大きさは、前記第1及び第2バイア・ホールよりも大きい。
一実施形態では、前記内蔵型上下電極積層部品の製造方法は、前記導電性ペーストが充填された前記第2積層シート物の上下部に金属層をそれぞれ形成する段階をさらに備える。
一実施形態では、前記金属層の形成段階では、金属性物質のシートを接合して前記金属層を形成する。
一実施形態では、前記金属層の形成段階では、前記第1〜第4バイア・ホールに導電性ペーストを充填する際に同時に前記金属層を形成する。
一実施形態では、前記金属層は、ニッケル(Ni)から形成される。
一実施形態では、前記金属層は、水分によって酸化するのを防止するためにメッキされる。
一実施形態では、上記目的を達成するために、本発明に係る内蔵型上下電極積層部品は、第1内部電極パターンの形成された第1セラミックシートと;第2内部電極パターンの形成された第2セラミックシートと;前記第1セラミックシートと前記第2セラミックシートを交互に積層してなり、前記第1及び第2内部電極パターンをそれぞれ連結する第1及び第2バイア・ホールが形成された第1積層シート物と;前記第1積層シート物の上下部に前記第1及び第2バイア・ホールに対応する第3及び第4バイア・ホールが形成された、内部電極パターンがない第3及び第4セラミックシートがそれぞれ接合された第2積層シート物と;前記第1〜第4バイア・ホールに充填された導電性ペーストを含む。
ここで、一実施形態では、前記第1及び第2セラミックシートは、正方形の形状を有する。
そして、一実施形態では、前記第1内部電極パターンと前記第2内部電極パターンは、互いに積み重ねたときに一定部分が重なるように形成される。
また、一実施形態では、前記第1内部電極パターンは、“┐”状に形成され、前記第2内部電極パターンは、“└”状に形成される。
また、一実施形態では、前記第1内部電極パターンは、一側に第1ホールが形成された正方形に形成され、前記第2内部電極パターンは、他側に第2ホールが形成された正方形に形成される。
また、一実施形態では、前記第1内部電極パターンは、“┐”状または“└”状に形成され、前記第2内部電極パターンは、前記第1内部電極パターンと低容量帯域の範囲を持つように所定の部分が重なる。
また、一実施形態では、前記第1内部電極パターンは、一側に第1ホールが形成された四角形の形状に形成し、前記第2内部電極パターンは、他側に第2ホールが形成され、前記第1内部電極パターンに完全に含まれるように形成される。
また、一実施形態では、前記第3及び第4バイア・ホールは、前記第1及び第2バイア・ホールの大きさと等しい。
また、一実施形態では、前記第3及び第4バイア・ホールの大きさは、前記第1及び第2バイア・ホールよりも大きい。
また、一実施形態では、前記導電性ペーストの充填された前記第2積層シート物の上下部に形成された金属層をさらに含む。
また、一実施形態では、前記金属層は、金属性物質のシートである。
また、一実施形態では、前記金属層は、前記第1〜第4バイア・ホールに導電性ペーストを充填する際に同時に形成する。
一実施形態では、前記金属層は、水分によって酸化するのを防止するためにメッキされる。
上記目的を達成するために、本発明に係る内蔵型上下電極積層部品は、上記の内蔵型上下電極積層部品の製造方法によって製造されたことを特徴とする。
本発明の内蔵型上下電極積層部品及びその製造方法によれば、複数枚積層されるセラミックシートの内部電極パターンが重なる面積を、静電容量によって異ならせるため、所望の静電容量帯域を実現することが可能になる。
また、本発明は、相異なる内部電極パターンの形成された第1及び第2セラミックシートを交互に複数枚積層し、これら第1及び第2セラミックシートをそれぞれ接続する第1及び第2バイア・ホールを形成した後に、積層シート物の最上位と最下位に接合されるセラミックシートにバイア・ホールを形成する際に前記第1及び第2バイア・ホールよりも大きく形成するため、ニッケル(Ni)層を形成しなくてもバイア・ホールだけで上下外部電極を形成することが可能になる。
また、内蔵型積層部品の外部電極を上下部の全体または一定部分に形成するため、基板へのバイア・ホール形成が容易となる。
また、内蔵型積層部品の長さ(L)と幅(W)を同一に製作するため、前記部品を前記基板内部に組み込むために実施するパンチングまたはドリル工程を1回に減らすことができ、かつ、部品の撓み強度を向上させることが可能になる。
また、本発明は、既存のチップと違い、外部電極形成工程を省いても外部電極を形成できるという効果が得られる。
また、本発明は、外部電極塗布工程を省き、積層または印刷工程によって上下の外部電極を形成するため、より容易で安価の方法で基板に内蔵できるという効果が得られる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の好適な実施形態による内蔵型上下電極積層部品及びその製造方法についてより詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図4〜図7は、複数枚積層されたセラミックシートの内部電極パターンを、静電容量によって重なる面積が異なるように形成することによって、所望の静電容量帯域を実現した内蔵型上下電極積層部品に関するものである。
(第1実施形態)
図4−a〜図4−gは、本発明の第1実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程の各段階を示す平面図または斜視図であり、その製造工程順序は、次の通りである。
まず、図4−aを参照すると、第1セラミックシート10aの一側に一定形状の第1内部電極パターン(pattern)12aを形成し、第2セラミックシート10bの一側に第2内部電極パターン12bを形成する。この場合、これら第1セラミックシート10aと第2セラミックシート10bを積み重ねたとき、第1内部電極パターン12aと第2内部電極パターン12bとが一定部分重なるように形成する。
ここで、第1セラミックシート10aと第2セラミックシート10bは、横幅及び縦幅の長さが等しい正方形である。また、第1内部電極パターン12aは、例えば、図4−aのように倒立L字“┐”状に形成し、第2内部電極パターン12bはL字“└”状に形成する。
一方、第1内部電極パターン12aと第2内部電極パターン12bの形状は、静電容量(capacity)によって異なるように形成することが可能である。
第1セラミックシート10aと第2セラミックシート10bの静電容量(C)は、次の数式1で示される。
Figure 2007005788
ここで、
S:第1内部電極パターン12aと第2内部電極パターン12bとが重なる面積、
εo:第1内部電極パターン12aと第2内部電極パターン12b間の物質の比誘電率、
εr:比例常数、
Q:電荷、
n:第1セラミックシート10aと第2セラミックシート10bの層数、
t:第1セラミックシート10aと第2セラミックシート10bの厚さ、
を表す。
上記の数式1から、静電容量Cを増加させたい場合には、第1内部電極パターン12aと第2内部電極パターン12bとが重なる面積Sを増加させるか、比誘電率の大きい物質を第1セラミックシート10aと第2セラミックシート10b間に使用するか、または、第1セラミックシート10aと第2セラミックシート10b間の距離を小さくすればよいということがわかる。
したがって、第1内部電極パターン12aと第2内部電極パターン12bとが重なる面積を大きくすると静電容量Cが増加し、第1内部電極パターン12aと第2内部電極パターン12bとが重なる面積を小さくすると静電容量Cが減少する。
したがって、本発明では、第1内部電極パターン12aと第2内部電極パターン12bとが重なる面積を異ならせることによって所望の静電容量Cが得られるようにした。したがって、第1内部電極パターン12aと第2内部電極パターン12bの形状は、上記第1実施形態における形状の他にも、さまざまな形状にすることができる。
その後、図4−bに示すように、第1セラミックシート10aと第2セラミックシート10bを交互に積み重ねながら第1積層シート物20を形成する。
続いて、図4−cに示すように、第1積層シート物20上に、第1セラミックシート10aに形成された第1内部電極パターン12aを接続する第1バイア・ホール22を形成し、第2セラミックシート10bに形成された第2内部電極パターン12bを接続する第2バイア・ホール21を形成する。
その後、図4−dに示すように、第3セラミックシート30aに、第2バイア・ホール21と同じ大きさと位置を持つ第2バイア・ホール21を形成し、第4セラミックシート30bに、第1バイア・ホール22と同じ大きさと位置を持つ第1バイア・ホール22を形成する。ここで、第3及び第4セラミックシート30a,30bは、内部電極パターンが形成していないセラミックシートである。
その後、図4−d及び図4−eに示すように、第1積層シート物20の上下部に第3セラミックシート30aと第4セラミックシート30bを所望の厚さだけそれぞれ積み重ねて接合する。
図4−eは、第1積層シート物20の上下部に、第3セラミックシート30aと第4セラミックシート30bが接合された第2積層シート物40を示している。ここで、第2積層シート物40の上面には、第2内部電極パターン12bを接続する第2バイア・ホール21が形成されており、前記第2積層シート物40の下面には、第1内部電極パターン12aを接続する第1バイア・ホール22が形成されている。
続いて、図4−fに示すように、第2積層シート物40に形成された第1及び第2バイア・ホール22,21に、導電性物質のペースト(以下、「導電性ペースト」という)41を充填し乾燥させる。導電性ペーストとしては、例えば、ニッケル(Ni)、銅(Cu)等を使用することができる。
ここで、第1及び第2バイア・ホール22,21に充填されたペースト41によって、第1セラミックシート10aの第1内部電極パターン12aが電気的に互いに接続され、また、第2セラミックシート10bの第2内部電極パターン12bが電気的に互いに接続される。
その後、図4−f及び図4−gに示すように、ペースト41の充填された第2積層シート物40の上下部にそれぞれ、ニッケル(Ni)層50a,50bを形成する。
このときに、ニッケル(Ni)層50a,50bを形成する方法は、図4−fのようにニッケル(Ni)層50a,50bをシートタイプ(sheet type)にして接合する方法と、図4−gのように第1及び第2バイア・ホール22,21にペースト41を充填する際にニッケル(Ni)層50a,50bを同時に形成する方法がある。後者の方法では、ペースト41は、ニッケル(Ni)を使用して第1及び第2バイア・ホール22,21とニッケル(Ni)層50a,50bを同時に形成する。
ここで、ニッケル(Ni)層50a,50bを形成するにおいて、ニッケル(Ni)層50a,50bが水分によって酸化するのを防止するためにメッキして形成してもよい。メッキとしては、ニッケル(Ni)及びスズ(Sn)−鉛(Pb)などを使用することができる。
最後に、研磨工程を行った後、か焼及び焼成(焼結)工程によって所望の形状のチップ(chip)を製作完了する。
以後、ブレードカッティング、レーザーカッティング、ダイシングのいずれかを用いて単位チップに分離する。
(第2の実施形態)
図5−a〜図5−gは、本発明の第2の実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程断面図であり、第1実施形態に比べて内部電極パターンの重なる部分の面積が異なるように内部電極パターンの形状を異にして形成したものである。
図5−aに示すように、内蔵型上下電極積層部品は、第1セラミックシート60aの一側に一定形状の第1内部電極パターン62aを形成し、第2セラミックシート60bの一側に第2内部電極パターン62bを形成する。この場合、第1セラミックシート60aと第2セラミックシート60bとを積み重ねたときに、第1内部電極パターン62aと第2内部電極パターン62bとが一定部分重なるように形成する。
ここで、第1セラミックシート60aと第2セラミックシート60bは、第1実施形態と同様に、横幅及び縦幅の長さが等しい正方形とする。そして、第1内部電極パターン62aは、例えば、図5−aに示すように、一側に第1ホール(hole)64aが形成された正方形にし、第2内部電極パターン62bは、他側に第2ホール(hole)64bが形成された正方形にする。
その後、図5−bに示すように、第1セラミックシート60aと第2セラミックシート60bを交互に積み重ねて第1積層シート物70を形成する。
続いて、図5−cに示すように、第1積層シート物70上に、第1セラミックシート60aの第1内部電極パターン62aを接続するための第1バイア・ホール71を、第2ホール64bの内部に形成し、第2セラミックシート60bの第2内部電極パターン62bを接続するための第2バイア・ホール72を、第1ホール(図5−bの64a)の内部に形成する。ここで、第1内部電極パターン62aと第2内部電極パターン62bが互いにショート(short)するのを防止するために、第1バイア・ホール71の大きさは第2ホール64bよりも小さくし、かつ、第2バイア・ホール72の大きさは第1ホール64aよりも小さくする。
その後、図5−dに示すように、第3セラミックシート80aに、第1バイア・ホール71と同じ大きさと位置を持つ第1バイア・ホール71を形成し、第4セラミックシート80bに、第2バイア・ホール72と同じ大きさと位置を持つ第2バイア・ホール72を形成する。この第3及び第4セラミックシート80a,80bは、内部電極パターンが形成されていないセラミックシートである。
その後、図5−d及び図5−eに示すように、第1積層シート物70の上下部に、第3セラミックシート80aと第4セラミックシート80bを所望の厚さだけそれぞれ積み重ねて接合する。
ここで、図5−eは、第1積層シート物70の上下部に、第3セラミックシート80aと第4セラミックシート80bが接合された第2積層シート物90を示している。ここで、第2積層シート物90の一側には、第1内部電極パターン62aを接続する第1バイア・ホール71が形成されており、第2積層シート物90の他側には、第2内部電極パターン62bを接続する第2バイア・ホール72(図5−d)が形成されている。
続いて、図5−fに示すように、第2積層シート物90の一側及び他側に形成された第1及び第2バイア・ホール71,72に、導電性物質のペースト(paste)91を充填し乾燥させる。
ここで、第1及び第2バイア・ホール71,72にそれぞれ充填されたペースト91によって、第1セラミックシート60aに形成された第1内部電極パターン62aが電気的に互いに接続され、また、第2セラミックシート60bに形成された第2内部電極パターン62bが電気的に互いに接続される。
その後、図5−f及び図5−gに示すように、ペースト91が充填された第2積層シート物90の上下部にそれぞれニッケル(Ni)層100a,100bを形成する。
これらニッケル(Ni)層100a,100bを形成する方法は、上記第1実施形態においても説明したように、図5−fのようにニッケル(Ni)層100a,100bをシートタイプにして接合する方法と、図5−gのように第1及び第2バイア・ホール71,72にペースト91を充填する際に、ニッケル(Ni)層100a,100bを同時に形成する方法がある。後者の方法では、ペースト91は、ニッケル(Ni)を使用して第1及び第2バイア・ホール71,72とニッケル(Ni)層100a,100bを同時に形成する。
この場合も、ニッケル(Ni)層100a,100bを形成するにおいて、ニッケル(Ni)層100a,100bが水分によって酸化するのを防止するためにメッキして形成してもよい。
最後に、研磨工程を行った後、か焼及び焼成(焼結)工程によって所望の形状のチップ(chip)を製作完了した後に、単位チップに分離するためのチップ分離工程を行う。
次に、図6及び図7を参照して、低容量帯域を持つ内蔵型上下電極積層部品の製造方法について説明する。
(第3実施形態)
図6−a及び図6−bは、本発明の第3実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程を説明する平面図である。
第3実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程は、低容量帯域を実現するように、セラミックシートを積み重ねたときに重なる内部電極パターンの面積を小さく形成したものであり、その製造工程は、上記の第1及び第2の実施形態と略同じ方法を使用する。
上にも説明したように、静電容量(capacity)は、内部電極パターンが重なる面積によって大きさが変わるので、内部電極パターンの重なる面積を小さくすると低容量帯域を実現することができる。
第3実施形態による内蔵型上下電極積層部品の内部電極パターンは、図6−aに示すように、第1セラミックシート110aの一側に一定形状の第1内部電極パターン112aを形成し、第1セラミックシート110aと積み重ねたときに第1内部電極パターン112aと所定の部分が重なるように第2内部電極パターン112bを第2セラミックシート110bの一側に形成する。
例えば、第1内部電極パターン112aは、図6−aのように鏡像L字“┘”または倒立L字“┐”状に形成し、第2内部電極パターン112bは、第1内部電極パターン112aと低容量帯域の範囲に該当する分だけ重なるように形成する。
そして、第1及び第2内部電極パターン112a,112bの形成された第1セラミックシート110aと第2セラミックシート110bは、図4−b(または、図5−b)におけると同様に、交互に積み重ねて積層シート物を形成する。
次に、積層シート物の第1内部電極パターン112aを互いに接続するために第1内部電極パターン112a上に第1バイア・ホール(図示せず)を形成し、第2内部電極パターン112bを互いに接続するために第2内部電極パターン112b上に第2バイア・ホール(図示せず)を形成する。
その後、第1及び第2バイア・ホールの形成されたセラミックシートを上下に接合した後、第1及び第2バイア・ホールに導電性物質のペースト114を充填する(図6−b)。
最後に、図4−f及び図4−g(または、図5−f及び図5−g)に示すように、上記積層シート物の上下部にそれぞれニッケル(Ni)層を形成した後に、研磨工程、か焼及び焼成(焼結)工程によって所望の形状のチップ(chip)を製作完了する。
(第4実施形態)
図7−a及び図7−bは、本発明の第4実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程断面図である。
第4実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程は、図6−aおよび図6−bと同様に、低容量帯域を実現すべく内部電極パターンを異にして形成したものである。
本実施形態の内蔵型上下電極積層部品の内部電極パターンは、図7−aに示すように、一側に第1ホール124aが形成された第1内部電極パターン122aを、第1セラミックシート120aに形成し、他側に第2ホール124bが形成された第2内部電極パターン122bを、第2セラミックシート120bに形成する。この場合、第2内部電極パターン122bは、第1内部電極パターン122aに完全に重なるように小さく形成する。
例えば、第1内部電極パターン122aは、図7−aに示すように、一側に第1ホール124aが形成された四角形状に形成し、第2内部電極パターン122bは、他側に第2ホール124bが形成され、第1内部電極パターン112aに完全に含まれるように小さく形成する。
このように第1及び第2内部電極パターン122a,122bが形成された第1セラミックシート120aと第2セラミックシート120bは、図4−bまたは図5−bにおけると同様に、交互に積み重ねて積層シート物を形成する。
そして、複数の層からなる第1内部電極パターン122aを互いに接続するために、第2ホール124b内部に第1バイア・ホール(図示せず)を形成し、第2内部電極パターン112bを互いに接続するために、第1ホール124a内部に第2バイア・ホール(図示せず)を形成する。
その後、第1及び第2バイア・ホールの形成されたセラミックシートを、積層シート物の上下に接合した後に、第1及び第2バイア・ホールに導電性物質のペースト126,127を充填する(図7−b)。
最後に、図4−f及び図4−g(または、図5−f及び図5−g)におけると同様に、上記積層シート物の上下部にそれぞれニッケル(Ni)層を形成した後に、研磨工程、か焼及び焼成(焼結)工程によって所望の形状のチップ(chip)を製作完了する。
次に、積層シート物の上下部にニッケル(Ni)層を形成することなくバイア・ホール(Via-Hole)だけで外部電極を形成する方法について、図8〜図10を参照して説明する。
(第5実施形態)
まず、図8は、本発明の第5実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程断面図である。
図8を参照すると、積層シート物20は、図4−a〜図4−c(または、図5−a〜図5−c)と同じ工程で形成されたものであり、積層シート物20の一側には、第1内部電極パターン(図示せず)を接続する第1バイア・ホール22が形成されており、他側には、第2内部電極パターン12bを接続する第2バイア・ホール21が形成されている。
この積層シート物20の上下部に、第3及び第4バイア・ホール221,222の形成されたセラミックシート230a,230bを、所望の厚さだけそれぞれ積み重ねて接合する。
ここで、セラミックシート230a,230bには、内部電極パターンが形成されていてもよい。さらに、第3及び第4バイア・ホール221,222の大きさは、第1及び第2バイア・ホール22,21よりも大きく形成されている。
続いて、第3及び第4バイア・ホール221,222の形成されたセラミックシート230a,230bを、積層シート物20の上下部に接着した後に、第1〜第4バイア・ホール22,21,221,222に導電性物質のペーストを充填し乾燥させる。その後、研磨工程、か焼及び焼成(焼結)工程によって所望の形状のチップ(chip)を製作完了する。
このようにして製造された内蔵型上下電極積層部品は、上下部に形成された第3及び第4バイア・ホール221,222が、第1及び第2バイア・ホール22,21よりも大きく形成されているため、その積層シート物の上下部にニッケル(Ni)層を形成しなくてもバイア・ホールだけで十分に外部電極を形成することができる。
(第6実施形態)
図9は、本発明の第6実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程を説明する斜視図である。
内蔵型上下電極積層部品の製造方法は、図9に示すように、セラミックシート330a,330bに形成されたバイア・ホール321,322の大きさを、積層シート物20に形成された第1及び第2バイア・ホール22,21よりも大きく形成するために、数回のパンチングまたはドリル工程を行う。
したがって、本実施形態によれば、図8におけると同様に、上下部に形成された外部電極が既存のバイア・ホールに比べて面積が広く形成されているため、積層シート物の上下部にニッケル(Ni)層を形成しなくてもバイア・ホールだけで十分に外部電極を形成することができる。
(第7実施形態)
図10は、本発明の第7実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程を説明する斜視図である。
図10を参照すると、積層シート物20は、図4−a〜図4−c(または、図5−a〜図5−c)と同じ工程によって形成されたもので、積層シート物20の一側及び他側には、第1内部電極パターン(図示せず)を接続する第1バイア・ホール22と、第2内部電極パターン12bを接続する第2バイア・ホール21がそれぞれ形成されている。
この積層シート物20の上下部に、第1及び第2バイア・ホール22,21の形成されたセラミックシート330a,330bを所望の厚さだけそれぞれ積み重ねて接合する。この場合のセラミックシート330a,330bも同様に、内部電極パターンが形成されていない。
続いて、第1及び第2バイア・ホール22,21の形成されたセラミックシート330a,330bを、積層シート物20の上下部に接着した後、第1及び第2バイア・ホール22,21に導電性物質のペーストを充填し乾燥させる。
このようにして製造された内蔵型上下電極積層部品は、上下部にそれぞれ第1及び第2内部電極パターンを接続させる2個の外部電極を備えている。したがって、この内蔵型上下電極積層部品を基板の内部に実装する場合、一方向にのみバイア・ホールを形成でき、バイア・ホールの形成が非常に容易となる。すなわち、部品の上下部に外部電極がそれぞれ形成された既存の場合は、上部電極を接続するバイア・ホールは形成し易いが、部品の下部に形成された下部電極にバイア・ホールを形成するのが非常に難しいという問題があったが、本発明によればこの点が改善された。
本発明では上下外部電極が形成された積層型部品を、積層型セラミックキャパシタ(MLCC)としたが、積層方法を用いる電子部品のいずれにも適用可能である。
以上では具体的な実施形態に挙げて本発明を説明してきたが、本発明は、これら実施形態に限定されず、当業者によって種々の変形及び変更が可能であり、かかる変形及び変更も、特許請求の範囲で定義される本発明の趣旨と範囲に含まれるものとして解釈されるべきである。
以上のように、本発明にかかる内蔵型上下電極積層部品及びその製造方法は、内蔵型上下電極積層部品を有する電子製品に有用であり、特に積層型セラミックキャパシタ等の電子製品に適している。
従来技術による内蔵型左右電極積層部品を示す斜視図である。 図1に示す内蔵型左右電極積層部品のA−A線断面図である。 従来の内蔵型左右電極積層部品の問題点を説明するための参考斜視図である。 従来の内蔵型左右電極積層部品の問題点を説明するための参考断面図である。 本発明の第1実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうち内部電極パターン形成段階を示す平面図である。 本発明の第1実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうち第1積層シート物形成段階を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうちセラミックシートへのバイア・ホール形成段階を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうちセラミックシートへのバイア・ホール形成段階を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうち接合による第2積層シート物の形成段階を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうち導電性ペーストの充填・乾燥段階を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうちニッケル層形成段階を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうち内部電極パターン形成段階を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうち第1積層シート物形成段階を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうちバイア・ホール形成段階を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうちセラミックシートへのバイア・ホール形成段階を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうち積層・接合による第2積層シート物形成段階を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうち導電性ペース充填・乾燥段階を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうちニッケル層形成段階を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうち内部電極パターン形成段階を示す平面図である。 本発明の第3実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうちバイア・ホールに導電性ペーストを充填・乾燥した段階を示す平面図である。 本発明の第4実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうち内部電虚パターン形成段階を示す平面図である。 本発明の第4実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうちバイア・ホールに導電性ペーストを充填・乾燥した段階を示す平面図である。 本発明の第5実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうち積層シート物形成段階を示す斜視図である。 本発明の第6実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうち積層シート物形成段階を示す斜視図である。 本発明の第7実施形態による内蔵型上下電極積層部品の製造工程のうち積層シート物形成段階を示す斜視図である。
符号の説明
10a,60a,120a 第1セラミックシート
10b,60b,120b 第2セラミックシート
12a,62a,122a 第1内部電極パターン
12b,62b,122b 第2内部電極パターン
20,70 第1積層シート物
21 第2バイア・ホール(via hole)
22 第1バイア・ホール
30a 第3セラミックシート
30b 第4セラミックシート
40,90 第2積層シート物
41,91 ペースト(paste)
50a,50b,100a,100b ニッケル層
64a,124a 第1ホール(hole)
64b,124b 第2ホール
71 第1バイア・ホール
72 第2バイア・ホール
80a 第3セラミックシート
80b 第4セラミックシート
221,321 第3バイア・ホール
222,322 第4バイア・ホール
230a,230b,330a,330b セラミックシート

Claims (24)

  1. 第1内部電極パターンの形成された第1セラミックシートと、第2内部電極パターンの形成された第2セラミックシートとを交互に積層して第1積層シート物を形成する段階と、
    前記第1積層シート物に、前記第1及び第2内部電極パターンをそれぞれ連結する第1及び第2バイア・ホールを形成する段階と、
    前記第1積層シート物の上下部に、前記第1及び第2バイア・ホールに対応する第3及び第4バイア・ホールが形成された、内部電極パターンがない第3及び第4セラミックシートをそれぞれ接合して第2積層シート物を形成する段階と、
    前記第1〜第4バイア・ホールに導電性ペーストを充填する段階
    を備えることを特徴とする、内蔵型上下電極積層部品の製造方法。
  2. 前記第1及び第2セラミックシートは、正方形の形状を有することを特徴とする、請求項1に記載の内蔵型上下電極積層部品の製造方法。
  3. 前記第1内部電極パターンと前記第2内部電極パターンは、互いに積み重ねたときに一定部分が重なるように形成されたことを特徴とする、請求項1または2に記載の内蔵型上下電極積層部品の製造方法。
  4. 前記第1及び第2内部電極パターンが重なる部分の面積は、静電容量によって異なることを特徴とする、請求項3に記載の内蔵型上下電極積層部品の製造方法。
  5. 前記第3及び第4バイア・ホールは、前記第1及び第2バイア・ホールの大きさと等しいことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の内蔵型上下電極積層部品の製造方法。
  6. 前記第3及び第4バイア・ホールの大きさは、前記第1及び第2バイア・ホールよりも大きいことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の内蔵型上下電極積層部品の製造方法。
  7. 前記導電性ペーストが充填された前記第2積層シート物の上下部に金属層をそれぞれ形成する段階をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の内蔵型上下電極積層部品の製造方法。
  8. 前記金属層の形成段階では、金属性物質のシートを接合して前記金属層を形成することを特徴とする、請求項7に記載の内蔵型上下電極積層部品の製造方法。
  9. 前記金属層の形成段階では、前記第1〜第4バイア・ホールに導電性ペーストを充填する際に同時に前記金属層を形成することを特徴とする、請求項7または8に記載の内蔵型上下電極積層部品の製造方法。
  10. 前記金属層は、ニッケル(Ni)から形成されることを特徴とする、請求項7〜9のいずれか1項に記載の内蔵型上下電極積層部品の製造方法。
  11. 前記金属層は、水分によって酸化するのを防止するためにメッキされたことを特徴とする、請求項10に記載の内蔵型上下電極積層部品の製造方法。
  12. 第1内部電極パターンの形成された第1セラミックシートと、
    第2内部電極パターンの形成された第2セラミックシートと、
    前記第1セラミックシートと前記第2セラミックシートを交互に積層してなり、前記第1及び第2内部電極パターンをそれぞれ連結する第1及び第2バイア・ホールが形成された第1積層シート物と、
    前記第1積層シート物の上下部に前記第1及び第2バイア・ホールに対応する第3及び第4バイア・ホールが形成された、内部電極パターンがない第3及び第4セラミックシートがそれぞれ接合された第2積層シート物と、
    前記第1〜第4バイア・ホールに充填された導電性ペースト
    を含むことを特徴とする、内蔵型上下電極積層部品。
  13. 前記第1及び第2セラミックシートは、正方形の形状を有することを特徴とする請求項12に記載の内蔵型上下電極積層部品。
  14. 前記第1内部電極パターンと前記第2内部電極パターンは、互いに積み重ねたときに一定部分が重なるように形成されたことを特徴とする、請求項12または13に記載の内蔵型上下電極積層部品。
  15. 前記第1内部電極パターンは、“┐”状に形成され、
    前記第2内部電極パターンは、“└”状に形成されたことを特徴とする、請求項14に記載の内蔵型上下電極積層部品。
  16. 前記第1内部電極パターンは、一側に第1ホールが形成された正方形に形成され、
    前記第2内部電極パターンは、他側に第2ホールが形成された正方形に形成されたことを特徴とする、請求項14または15に記載の内蔵型上下電極積層部品。
  17. 前記第1内部電極パターンは、“┐”状または“└”状に形成され、
    前記第2内部電極パターンは、前記第1内部電極パターンと低容量帯域の範囲を持つように所定の部分が重なることを特徴とする、請求項14〜16のいずれか一項に記載の内蔵型上下電極積層部品。
  18. 前記第1内部電極パターンは、一側に第1ホールが形成された四角形の形状に形成し、
    前記第2内部電極パターンは、他側に第2ホールが形成され、前記第1内部電極パターンに完全に含まれるように形成されたことを特徴とする、請求項14〜17のいずれか一項に記載の内蔵型上下電極積層部品。
  19. 前記第3及び第4バイア・ホールは、前記第1及び第2バイア・ホールの大きさと等しいことを特徴とする、請求項12〜18のいずれか一項に記載の内蔵型上下電極積層部品。
  20. 前記第3及び第4バイア・ホールの大きさは、前記第1及び第2バイア・ホールよりも大きいことを特徴とする、請求項12〜18のいずれか一項に記載の内蔵型上下電極積層部品。
  21. 前記導電性ペーストの充填された前記第2積層シート物の上下部に形成された金属層をさらに含むことを特徴とする、請求項12〜20のいずれか一項に記載の内蔵型上下電極積層部品。
  22. 前記金属層は、金属性物質のシートであることを特徴とする、請求項21に記載の内蔵型上下電極積層部品。
  23. 前記金属層は、前記第1〜第4バイア・ホールに導電性ペーストを充填する際に同時に形成することを特徴とする、請求項21または22に記載の内蔵型上下電極積層部品。
  24. 前記金属層は、水分によって酸化するのを防止するためにメッキされたことを特徴とする、請求項21〜23のいずれか一項に記載の内蔵型上下電極積層部品。
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