JP2007001441A - 車両の電源監視方法及び車両の電源監視装置 - Google Patents

車両の電源監視方法及び車両の電源監視装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 イグニッションスイッチやアクセサリ電源スイッチがオフされた状態における車載電気負荷装置等による異常なスタンバイ電流の発生を検出することにより、運転者等に適切な対処を促すべく報知することができる車両の電源監視方法及び車両の電源監視装置を提供する。
【解決手段】 車載電気負荷装置に給電するバッテリ10の出力電流を検出する電流センサ11からの検出電流値に基づいてスタンバイ電流の異常の有無を判断する車両の電源監視方法であって、アクセサリ電源スイッチ20のオフ後、少なくとも所定の時間は前記バッテリ10から給電される電源監視手段17が、前記アクセサリ電源スイッチ20がオフされたときに前記電流センサ11の検出電流値に基づいてスタンバイ電流の異常の有無を判断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車載電気負荷装置に給電するバッテリの出力電流を検出する電流検出手段からの検出電流値に基づいてスタンバイ電流の異常の有無を判断する車両の電源監視方法及びその装置に関する。
従来、負荷回路の特性に応じて電源系統の遮断特性を自由に制御できるようにすることで負荷回路の種々の異常に対応した電流遮断を行うとともに、負荷回路の異常以外の異常を検出した場合にも安全のために電源系統の遮断を行うことを目的として、電源から電流制御部および負荷電流検出部を介して負荷に電流を供給し、その際前記負荷電流検出部の検出結果を論理制御部に入力し、該論理制御部は該入力に基づく判定により電流制御部に電流制御信号を与えるようにして成り、前記負荷の上流側に設けられる第1のリーク電流検出部と、前記負荷の下流側に設けられる第2のリーク電流検出部と、該第1のリーク電流検出部と該第2のリーク電流検出部の出力を比較する比較部とを有し、該比較部の結果を前記論理制御部に入力するようにした車両用電気回路の安全保護装置が提案されている。
また、アクセサリ電源スイッチのオフ後におけるマイコンの暴走によるバッテリの電力消費を阻止してバッテリ上りの発生を確実に防止することのできる電源遮断装置を提供することを目的として、マイコン暴走時におけるマイコンへの電力供給を遮断する電源遮断装置であって、アクセサリがオフされるとマイコン暴走の監視を開始する暴走検出手段と、該暴走検出手段により前記マイコンの暴走が検出された場合には、該マイコンへの電力供給経路を強制的に遮断し、その後前記アクセサリがオンされると、前記電力供給経路を閉じる電源経路接断手段とを備えている電源遮断装置が提案されている。
特開平9−240392号公報 特開2002−278657号公報
上述した特開平9−240392号公報に記載された技術では、イグニッションスイッチがオンされているときに、負荷電流検出部の検出結果に基づいて電源系統の遮断を行なうものであり、イグニッションスイッチがオフされた状態で負荷電流が検出されるものではなかったため、そのような状態で車載電気負荷装置にリーク電流を含む異常なスタンバイ電流が流れる場合には、バッテリの消耗が激しく、次回のエンジン始動等が困難になるという問題があった。
また、特開2002−278657号公報に記載された技術では、アクセサリ電源スイッチのオフ後におけるマイコンの暴走によるバッテリの電力消費を阻止してバッテリ上りの発生を防止するものであり、アクセサリ電源スイッチのオフ後の車載電気負荷装置等による異常なスタンバイ電流の発生を検出するものではなく、上述と同様に、そのような状態で車載電気負荷装置にリーク電流を含む異常なスタンバイ電流が流れる場合には、バッテリの消耗が激しく、次回のエンジン始動等が困難になるという問題があった。
本発明は、上述の従来欠点に鑑み、イグニッションスイッチやアクセサリ電源スイッチがオフされた状態における車載電気負荷装置等による異常なスタンバイ電流の発生を検出することにより、運転者等に適切な対処を促すべく報知することができる車両の電源監視方法及び車両の電源監視装置を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による車両の電源監視方法の第一の特徴構成は、車載電気負荷装置に給電するバッテリの出力電流を検出する電流検出手段からの検出電流値に基づいてスタンバイ電流の異常の有無を判断する車両の電源監視方法であって、アクセサリ電源スイッチのオフ後、少なくとも所定の時間は前記バッテリから給電される電源監視手段が、前記アクセサリ電源スイッチがオフされたときに前記電流検出手段の検出電流値に基づいてスタンバイ電流の異常の有無を判断する点にあり、イグニッションスイッチやアクセサリ電源スイッチがオフされた状態における車載電気負荷装置等による異常なスタンバイ電流の発生を検出することができるのである。
同第二の特徴構成は、上述の第一特徴構成に加えて、前記電源監視手段は、前記電流検出手段への給電を制御し、前記電源監視手段がスタンバイ電流の異常の有無を判断した後に、前記電流検出手段への給電を停止する点にあり、スタンバイ電流の異常の有無を確実に判断することが可能となるとともに判断処理の終了後に不必要なバッテリの電力消費を防止することができるのである。
同第三の特徴構成は、上述の第一または第二の特徴構成に加えて、前記電源監視手段がスタンバイ電流の異常と判断したときに、その旨を報知する報知手段に給電し、前記報知手段による報知作動が終了した後に前記報知手段への給電を停止する点にあり、スタンバイ電流に異常があったときには迅速にその旨を報知して適切な処理を促すことが可能になるとともに、不必要なバッテリの電力消費を防止することができるのである。
本発明による車両の電源監視装置の第一の特徴構成は、車載電気負荷装置に給電するバッテリの出力電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段からの検出電流値に基づいてスタンバイ電流の異常の有無を判断する電源監視手段を備えた車両の電源監視装置であって、アクセサリ電源スイッチのオフ後、少なくとも所定の時間は前記バッテリから給電される電源監視手段が、前記アクセサリ電源スイッチがオフされたときに前記電流検出手段の検出電流値に基づいてスタンバイ電流の異常の有無を判断する点にあり、イグニッションスイッチやアクセサリ電源スイッチがオフされた状態における車載電気負荷装置等による異常なスタンバイ電流の発生を検出することができるのである。
同第二の特徴構成は、上述の第一特徴構成に加えて、前記電源監視手段は、前記電流検出手段への給電を制御し、前記電源監視手段がスタンバイ電流の異常の有無を判断した後に、前記電流検出手段への給電を停止する点にあり、スタンバイ電流の異常の有無を確実に判断することが可能となるとともに不必要なバッテリの電力消費を防止することができるのである。
同第三の特徴構成は、上述の第一または第二特徴構成に加えて、前記電源監視手段がスタンバイ電流の異常と判断したときに、その旨を報知する報知手段に給電し、前記報知手段による報知作動が終了した後に前記報知手段への給電を停止する点にあり、スタンバイ電流に異常があったときには迅速にその旨を報知して適切な処理を促すことが可能になるとともに、不必要なバッテリの電力消費を防止することができるのである。
同第四の特徴構成は、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記電源監視手段は、前記検出電流値と不揮発性メモリに記憶されたスタンバイ電流の異常判定閾値に基づいてスタンバイ電流の異常の有無を判断する点にあり、スタンバイ電流の異常の有無を確実に判断することが可能となるのである。
同第五の特徴構成は、上述の第四の特徴構成に加えて、前記電源監視手段は、過去に検出された検出電流値に基づいて前記異常判定閾値を更新する学習手段を備えている点にあり、例えば、車載電気負荷装置が追加設置され、或いは経年変化等によりスタンバイ電流が変動したようなときであっても、学習手段により異常判定閾値が適切な値に自動更新されるので、前記スタンバイ電流が適正な値であるか否かを精度よく判断できるようになり、スタンバイ電流が異常である等の誤った判断が行なわれることを効果的に防止することができるのである。
同第六の特徴構成は、上述の第四の特徴構成に加えて、前記不揮発性メモリに前記車載電気負荷装置の夫々のスタンバイ電流値が記憶され、前記電源監視手段は、前記スタンバイ電流値に基づいて前記異常判定閾値を更新する閾値更新手段を備えている点にあり、例えば、新規な車載電気負荷装置等が搭載されたことによりスタンバイ電流が増加したようなときであっても、記憶されたスタンバイ電流値に基づいて適正な異常判定閾値に更新されるので、前記スタンバイ電流が増加しても異常である等の誤った判断が行なわれることを確実に防止することができるのである。
同第七の特徴構成は、上述の第六の特徴構成に加えて、前記電源監視手段は、前記車載電気負荷装置との通信に基づき、それぞれのスタンバイ電流値を判定し、前記不揮発性メモリに記憶する点にあり、前記電源監視手段は、前記異常判定閾値を確実に更新することができるのである。
同第八の特徴構成は、上述の第七の特徴構成に加えて、前記車載電気負荷装置は、各自のスタンバイ電流値を保持しており、通信により前記電源監視手段にスタンバイ電流値を申告する点にあり、前記電源監視手段は、前記異常判定閾値を確実に更新することができるのである。
同第九の特徴構成は、上述の第一から第八の何れかの特徴構成に加えて、前記電源監視手段はマイクロコンピュータを備えて構成され、前記検出電流値に基づく所定の処理が終了した後に省電力モードに移行する点にあり、不必要なバッテリの電力消費を防止することができるのである。
以上説明した通り、本発明によれば、イグニッションスイッチやアクセサリ電源スイッチがオフされた状態における車載電気負荷装置等による異常なスタンバイ電流の発生を検出することにより、運転者等に適切な対処を促すべく報知することができる車両の電源監視方法及び車両の電源監視装置を提供することができるようになった。
以下、本発明による車両の電源監視方法及び車両の電源監視装置を車両の電子制御システムに適用した場合の実施形態について説明する。前記車両の電子制御システムは、図1に示すように、車載電気付加装置に給電するバッテリ10の出力電流を検出する電流検出手段としての電流センサ11と、車両の電子制御を行なう電子制御装置としてのEFI−ECU11と、前記EFI−ECU11とCANバス12を介して接続されたオーディオ装置13やセキュリティ装置14等を備えて構成されている。
前記電流センサ11は、例えば、図2に示すような、半導体チップ上に形成されたホール素子、前記ホール素子の駆動回路、増幅回路、及び、温度補償回路等からなるASIC30を備えたホール効果を応用した電流センサを用いることができる。
前記EFI−ECU11は、車両の電子制御の主要実行部となる制御用CPU15と、前記制御用CPU15への電源を供給制御する電源供給制御手段16と、前記電流センサ11からの検出電流値に基づいてスタンバイ電流の異常の有無を判断する電源監視手段17と、前記バッテリ10から供給される電源電圧を調整する電源調整部18等を備えて構成されている。
前記電源供給制御手段16は、イグニッションスイッチ19のオンオフ状態を示すイグニッション信号IGSW、前記電源監視手段17からの出力信号KOUT、及び、前記制御用CPU15からの出力信号SOUTに基づいて前記制御用CPU15への電源を供給制御するもので、メインリレー24と前記メインリレー24のオンオフ状態を切替えるOR回路23とを備えて構成されている。つまり、前記電源供給制御手段16は、前記イグニッションスイッチ19がオンされているときには、前記制御用CPU15へ確実に電源が供給されるように、また、前記イグニッションスイッチ19がオフされているときでも前記電源監視手段17からの制御によって前記制御用CPU15へ電源が供給されるように、更には、前記イグニッションスイッチ19がオフされているときに前記制御用CPU15へ電源が供給されたとしても当該制御用CPU15により当該制御用CPU15への電源の供給を停止することが可能なように構成されている。
前記電源監視手段17は、前記電流センサ11からの検出電流値に基づいてスタンバイ電流の異常の検出を行なう主要実行部となる監視用CPU21と、前記監視用CPU21からの出力信号KVに基づいて前記電流センサ11への電源を供給するスイッチング回路22とを備えて構成されている。
前記監視用CPU21は、前記イグニッションスイッチ19のオンオフ状態を示すイグニッション信号IGSW、アクセサリ電源スイッチ20のオンオフ状態を示すアクセサリ信号ACC、及び、エンジンの駆動状態を検知するクランク信号NEに基づいて所定の処理を開始するもので、前記イグニッションスイッチ19及び前記アクセサリ電源スイッチ20が共にオフ状態となり、且つ、エンジンが停止状態となったときから、所定の時間経過後に、前記スイッチング回路22をオンにするための出力信号KVを出力することで前記電流センサ11へ給電制御して、そのときの前記バッテリ10からのスタンバイ電流値を検出し、前記検出したスタンバイ電流値に基づいてスタンバイ電流の異常の有無を判断するように構成されている。尚、前記監視用CPU21は、前記アクセサリ電源スイッチのオンオフ状態にかかわらず前記バッテリ10から電源が供給されるように構成されている。
前記スタンバイ電流の異常の有無の判断は、前記電流センサ11により検出されたスタンバイ電流値Irと、予め不揮発性メモリ(不図示)に記憶されたスタンバイ電流の異常判定閾値Ithとに基づいて判断され、例えば、前記電流センサ11により複数回に亘り検出されたスタンバイ電流値Irが前記異常判定閾値Ithより大きく検出された回数が所定の回数より多かったときに、異常と判断されるように構成されている。
尚、前記異常判定閾値Ithは、過去に検出されたスタンバイ電流値Ir(i)に基づいて学習手段により更新される構成としてもよい。例えば、前記学習手段が、過去に検出されたスタンバイ電流値Ir(i)を時系列的に記憶しておき、過去数回のうちに検出されたスタンバイ電流値Ir(i)の平均値に所定率のマージン、例えば、2割の電流値を加算した電流値を今回の異常判定閾値Ithとして学習させる構成としてもよい。随時、前記異常判定閾値Ithを更新することにより、車載電気負荷装置の経年変化等に対応して前記スタンバイ電流値Irが増加したようなときに、前記スタンバイ電流値Irの増加に対して、スタンバイ電流の異常と誤った判断が行なわれることを防止することができる。このようにして学習された異常判定閾値Ithが予め設定された上限値よりも大となるとき、或いは検出電流値が異常判定閾値Ithよりも小であっても前記上限値を超えるときには無条件で異常と判定することで正確に異常判定することができるようになる。
また、前記異常判定閾値Ithは、前記不揮発性メモリに前記車載電気負荷装置の夫々のスタンバイ電流値が記憶され、閾値更新手段により前記スタンバイ電流値に基づいて更新される構成としてもよい。例えば、新規な車載電気負荷装置等が搭載されたときに、前記不揮発性メモリに前記新規な車載電気負荷装置に対するスタンバイ電流値を新たに記憶させ、前記閾値更新手段が、前記不揮発性メモリに記憶された夫々のスタンバイ電流値の合算値に所定率のマージン、例えば、2割の電流値を加算した電流値を今回の異常判定閾値Ithとして設定する構成としてもよい。このようなスタンバイ電流の記憶は、ナビゲーション装置等の表示画面を使用したグラフィックユーザーインターフェースを介して人為的に入力設定可能に構成することができ、さらには、CANバス等の通信ラインを介して新規な車載電気負荷装置からスタンバイ電流値が読み取られて記憶されるように構成することも可能である。この場合、車両に搭載される各機器には、予め各自が消費するスタンバイ電流値が不揮発性メモリ等に記録されている。そして、所定のタイミング(例えば、機器が車両に搭載されて最初に通電されたとき等)で、各機器の制御部は不揮発性メモリに記録されたスタンバイ電流値をCANバス等の通信ラインを介して前記監視用CPUに申告し、前記監視用CPUは申告された電流値を記憶する。このように構成することにより、新規に搭載された車載電気負荷装置等に対応して前記スタンバイ電流値Irが増加したようなときに、前記スタンバイ電流値Irの増加に対して、スタンバイ電流の異常と誤った判断が行なわれることを防止することができ好ましい。
また、前記監視用CPU21は、前記電流センサ11により検出されたスタンバイ電流値が異常と判断したときに、前記制御用CPU15に電源供給するための出力信号KOUTを出力し前記メインリレースイッチ24をオンにすることで前記制御用CPU15を起動させ、前記起動した制御用CPU15に、スタンバイ電流に異常がある旨の信号SEを、例えば、DMA送信するように構成されている。尚、前記起動された制御用CPU15は、前記スタンバイ電流に異常がある旨の信号SEに基づいてワーニングランプ24を出力信号Wにより点灯または点滅することで、ユーザに対してスタンバイ電流値に異常がある旨を報知するように構成されている。また、前記制御用CPU15は、前記CANバス12を介して前記オーディオ装置13やセキュリティ装置14により、ユーザに対してスタンバイ電流値に異常がある旨を報知するように構成してもよい。ここで、前記オーディオ装置13によるユーザに対するスタンバイ電流値に異常がある旨の報知は、例えば、カーンビゲーションシステムのスピーカーやモニターを通じて報知することができる。また、セキュリティ装置14によるユーザに対するスタンバイ電流値に異常がある旨の報知は、警報ブザーや警告灯を通じて報知することができる。
つまり、前記監視用CPU21は、スタンバイ電流の異常と判断したときに、その旨を報知する報知手段としての前記制御用CPU15に給電するように構成されている。
更に、前記監視用CPU21は、前記オーディオ装置13やセキュリティ装置14によるユーザに向けたスタンバイ電流値に異常がある旨の報知が終了したことを示す信号SHが前記制御用CPU15から、例えば、DMA送信されてくると、前記出力信号KOUTの出力を停止することで前記報知手段としての前記制御用CPU15への給電を停止するように構成されている。
尚、前記監視用CPU21は、上述の所定の処理を実行しないときには、省電力モードに移行するように構成されている。内部にマイクロコンピュータを備えることにより、自ら省電力モードに移行することが可能となる。
以下、車両の電源監視にかかる動作について図3に示すフローチャートに基づいて説明する。前記監視用CPU21における各ポートから入力されるスイッチ情報としての前記イグニッション信号IGSW、前記アクセサリ信号ACC、及び、前記クランク信号NEを取得し(SA1)、前記イグニッションスイッチ及びアクセサリースイッチが共にオフ状態で、且つ、エンジンが停止状態となったとき(SA2、SA3、SA4)、前記監視用CPU21は、電流監視判定マスク時間処理を行なう(SA5)。つまり、前記監視用CPU21は、前記イグニッションスイッチ19及びアクセサリースイッチ20が共にオフ状態で、且つ、エンジンが停止状態となったときから、所定の判定を開始するまで一定時間だけ待つ。
尚、このとき、前記監視用CPU21は、前記バッテリ10から電源が供給された状態となっているが、前記出力信号KOUTの出力は停止した状態となっている。このため、前記制御用CPU15は、前記電源供給制御手段16により電源供給が停止された状態となっている。
前記イグニッションスイッチ19及びアクセサリースイッチ20が共にオフ状態で、且つ、エンジンが停止状態となったときから一定時間が経過すると、前記監視用CPU21は、前記スタンバイ電流値Irの検出回数をカウントするための内部カウンタAと、前記スタンバイ電流値Irが予め不揮発性メモリに記憶されている前記異常判定閾値Ithを超過した回数をカウントする内部カウンタBとを0にリセットする(SA6)。そして、前記スイッチング回路22をオンにするための出力信号KVを出力することで、前記電流センサ11へ給電制御し(SA7)、そのときの前記バッテリ10からのスタンバイ電流値Irを前記電流センサ11からの出力信号IBに基づいて検出するとともに(SA8)、前記内部カウンタAをインクリメントする(SA9)。
また、前記検出されたスタンバイ電流値Irが、予め不揮発性メモリに記憶されている前記異常判定閾値Ithを超過していれば(SA10)、前記内部カウントBをインクリメントする(SA11)。
そして、前記内部カウンタAが所定の回数Athとなるまで、前記ステップSA8から前記ステップSA11を繰り返し(SA12)、前記内部カウンタBが所定の回数Bth以下であったときに(SA13)、前記スタンバイ電流が正常であると判断し(SA14)、前記出力信号KVの出力を停止することで前記電流センサ11への給電を停止するとともに(SA15)、前記監視用CPU21は、自ら省電力モードに移行する(SA16)。
一方、前記内部カウンタBが所定の回数Bthよりも大きかったときには(SA13)、前記スタンバイ電流が異常であると判断し(SA17)、前記制御用CPU15に電源供給するための出力信号KOUTを出力し前記メインリレーッスイッチ21をオンにすることで前記制御用CPU15を起動させた後に(SA18)、前記制御用CPU15に、スタンバイ電流に異常がある旨の信号SEを、例えば、DMA送信する(SA19)。
前記起動され、スタンバイ電流に異常がある旨の信号SEを受信した制御用CPU15は、前記スタンバイ電流に異常がある旨の信号SEに基づいて前記ワーニングランプ24を出力信号Wにより点灯または点滅させることで、ユーザに対してスタンバイ電流値に異常がある旨を報知する。また、前記CANバス12を介して前記オーディオ装置13やセキュリティ装置14により、ユーザに対してスタンバイ電流値に異常がある旨を報知する(SA20)。
そして、前記制御用CPU15は、前記スタンバイ電流値に異常がある旨の報知が終了すると、前記監視用CPU21に、前記報知が終了した旨の信号SHを、例えば、DMA送信する(SA21)。
前記監視用CPU21は、前記報知が終了した旨の信号SHを受信すると、前記出力信号KVの出力を停止することで前記電流センサ11への給電を停止するとともに(SA22)、前記出力信号KOUTの出力を停止し(SA15)、自ら省電力モードに移行する(SA16)。
以下、別の実施形態について説明する。上述の実施形態では、前記スタンバイ電流が異常であると判断したときに、前記監視用CPU21が、前記報知が終了した旨の信号SHを受信するのを待って、前記電流センサ11への給電を停止する構成について説明したが、前記電流センサ11への給電の停止は、前記内部カウンタAが所定の回数Athになった後であれば、または、前記監視用CPU21が前記スタンバイ電流の異常の有無を判断した後であれば、適宜、実行することができる。より早い段階で前記電流センサ11への給電を停止すれば、より効率よく不必要なバッテリの電力消費を防止することができ好ましい。
上述の実施形態では、前記スタンバイ電流が異常であると判断したときに、前記監視用CPU21が、前記報知が終了した旨の信号SHを受信するのを待って、前記出力信号KOUTの出力を停止した場合について説明したが、前記制御用CPU15を、前記制御用CPU15が起動された後に自らを起動し続けるための信号SOUTを出力するように、また、前記ユーザに対してスタンバイ電流値に異常がある旨の報知が終了した後に前記信号SOUTの出力を停止するように構成しておき、前記監視用CPU21を、前記スタンバイ電流に異常がある旨の信号SEを送信した後に前記出力信号KOUTの出力を停止し、自ら省電力モードに移行する構成としてもよい。より早い段階で前記監視用CPU21が自ら省電力モードに移行すれば、より効率よく不必要なバッテリの電力消費を防止することができ好ましい。
上述の実施形態では、前記制御用CPU15と監視用CPU21との間での前記信号SEまたは前記信号SHの通信について、DMA通信を適用した場合について説明したが、前記信号SEまたは前記信号SHの通信は、ローカルなシリアル通信であってもよい。
尚、上述した実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の作用効果を奏する範囲において各ブロックの具体的構成等を適宜変更設計できることは言うまでもない。
電子制御システムにおける車両の電源監視にかかる機能ブロック構成の説明図 電流センサの説明図 車両の電源監視にかかる動作について説明するためのフローチャート
符号の説明
10:バッテリ
11:電流センサ
12:CANバス
13:オーディオ装置
14:セキュリティ装置
15:制御用CPU
16:電源供給制御手段
17:電源監視手段
18:電源調整部
19:イグニッションスイッチ
20:アクセサリ電源スイッチ
21:監視用CPU
22:スイッチング回路
23:OR回路
24:メインリレースイッチ

Claims (12)

  1. 車載電気負荷装置に給電するバッテリの出力電流を検出する電流検出手段からの検出電流値に基づいてスタンバイ電流の異常の有無を判断する車両の電源監視方法であって、
    アクセサリ電源スイッチのオフ後、少なくとも所定の時間は前記バッテリから給電される電源監視手段が、前記アクセサリ電源スイッチがオフされたときに前記電流検出手段の検出電流値に基づいてスタンバイ電流の異常の有無を判断する車両の電源監視方法。
  2. 前記電源監視手段は、前記電流検出手段への給電を制御し、前記電源監視手段がスタンバイ電流の異常の有無を判断した後に、前記電流検出手段への給電を停止する請求項1記載の車両の電源監視方法。
  3. 前記電源監視手段がスタンバイ電流の異常と判断したときに、その旨を報知する報知手段に給電し、前記報知手段による報知作動が終了した後に前記報知手段への給電を停止する請求項1または2記載の車両の電源監視方法。
  4. 車載電気負荷装置に給電するバッテリの出力電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段からの検出電流値に基づいてスタンバイ電流の異常の有無を判断する電源監視手段を備えた車両の電源監視装置であって、
    アクセサリ電源スイッチのオフ後、少なくとも所定の時間は前記バッテリから給電される電源監視手段が、前記アクセサリ電源スイッチがオフされたときに前記電流検出手段の検出電流値に基づいてスタンバイ電流の異常の有無を判断する車両の電源監視装置。
  5. 前記電源監視手段は、前記電流検出手段への給電を制御し、前記電源監視手段がスタンバイ電流の異常の有無を判断した後に、前記電流検出手段への給電を停止する請求項4記載の車両の電源監視装置。
  6. 前記電源監視手段がスタンバイ電流の異常と判断したときに、その旨を報知する報知手段に給電し、前記報知手段による報知作動が終了した後に前記報知手段への給電を停止する請求項4または5記載の車両の電源監視装置。
  7. 前記電源監視手段は、前記検出電流値と不揮発性メモリに記憶されたスタンバイ電流の異常判定閾値に基づいてスタンバイ電流の異常の有無を判断する請求項4から6の何れかに記載の車両の電源監視装置。
  8. 前記電源監視手段は、過去に検出された検出電流値に基づいて前記異常判定閾値を更新する学習手段を備えている請求項7記載の車両の電源監視装置。
  9. 前記不揮発性メモリに前記車載電気負荷装置の夫々のスタンバイ電流値が記憶され、前記電源監視手段は、前記スタンバイ電流値に基づいて前記異常判定閾値を更新する閾値更新手段を備えている請求項7記載の車両の電源監視装置。
  10. 前記電源監視手段は、前記車載電気負荷装置との通信に基づき、それぞれのスタンバイ電流値を判定し、前記不揮発性メモリに記憶する請求項9記載の車両の電源監視装置。
  11. 前記車載電気負荷装置は、各自のスタンバイ電流値を保持しており、通信により前記電源監視手段にスタンバイ電流値を申告する請求項10記載の車両の電源監視装置。
  12. 前記電源監視手段はマイクロコンピュータを備えて構成され、前記検出電流値に基づく所定の処理が終了した後に省電力モードに移行する請求項4から11の何れかに記載の電源監視装置。
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