JP2007001259A - 液体噴射装置における液体加圧供給システム、液体噴射装置、及び液体噴射装置における液体加圧供給方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】加圧空気の供給を受けてインクを記録ヘッド15に送出するインクカートリッジ18と、記録ヘッド15から廃液として排出されるインクをポンプ作動時にキャップ23を介して吸引可能な吸引ポンプ24と、吸引ポンプ24により吸引されたインクを廃液として回収可能な廃液タンク25とを備えたプリンタのインク加圧供給システム31であって、吸引ポンプ24と廃液タンク25との間に圧力伝達室32を設け、圧力伝達室32を廃液タンク25に連通する加圧室34とインクカートリッジ18に連通する被加圧室35とに可撓性膜33を介して区画し、加圧室34に吸引ポンプ24が接続されるように構成した。
【選択図】 図2
Description
この構成によれば、大気開放弁を開状態とすることで、被加圧室が大気に連通した状態となるため、被加圧室側に撓み変形した状態にある可撓性膜を元の状態に好適に復帰させることができる。したがって、液体収容体への加圧気体の送出動作を繰り返す際に、可撓性膜の撓み変形及びその復帰動作を良好に行うことができる。
この構成によれば、大気開放弁及び弁手段を電磁バルブで構成することにより、それぞれの弁作動の応答性を向上させることができる。
図1に示すように、本実施形態における液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ(以下、「プリンタ」という。)10は、直方体形状の本体ケース11を備えている。本体ケース11内の下部には、その長手方向に沿ってプラテン12が架設されている。プラテン12は、ターゲットとしての紙を支持する支持台であり、紙送り機構によって、給紙トレイから給送される紙を排紙トレイ(いずれも図示略)から本体ケース11外へ排送するようになっている。
図2に示すように、インク加圧供給システム31は、上記インクカートリッジ18と、吸引ポンプ24と、廃液タンク25と、吸引ポンプ24と廃液タンク25との間に設けられる圧力伝達室32とを有して構成されている。圧力伝達室32内にはゴム等の弾性材料からなる可撓性膜33が張設されており、この可撓性膜33によって、吸引ポンプ24及び廃液タンク25に連通する加圧室34とインクカートリッジ18に連通する被加圧室35とが区画形成されている。
図3に示すように、プリンタ10には制御部51が設けられている。この制御部51はCPU52(制御手段)を備えており、該CPU52には、圧力センサ42が電気的に接続されている。さらに、CPU52には、キャップ23、吸引ポンプ24、開閉弁38、大気開放弁44がそれぞれ電気的に接続されており、CPU52は、圧力センサ42から検出された圧力値等に基づいてこれらの各機構(キャップ23、吸引ポンプ24、開閉弁38、大気開放弁44)を駆動制御するようになっている。
まず、印刷が開始されると、CPU52により開閉弁38及び大気開放弁44が共に閉状態に制御され、その後、吸引ポンプ24が駆動される。なお、このとき、キャップ23が記録ヘッド15のノズル形成面15aを封止した状態にある場合には、まず、キャップ23を下降させてノズル形成面15aに対して非封止位置となる大気開放状態とした後に吸引ポンプ24は駆動される。すると、吸引ポンプ24の吸引動作により、キャップ23を介して吸引された空気(流体)が吸引流路36を介して圧力伝達室32の加圧室34内へ流入する。そして、その空気は、廃液排出流路37の開閉弁38が閉状態とされているため、廃液タンク25側へ流れることなく、加圧室34内に蓄圧状態で貯留される。
(1)上記実施形態では、吸引ポンプ24がポンプ作動することによりキャップ23を介して吸引された空気(流体)が圧力伝達室32の加圧室34内に流入すると、可撓性膜33が被加圧室35側に撓み変形するため、被加圧室35内の空気が加圧されて加圧空気供給流路39を介してインクカートリッジ18側へ圧送される。したがって、インクカートリッジ18を加圧するための加圧ポンプを、クリーニング時には廃液吸引のために使用される吸引ポンプ24と別個に設ける必要がなく、一つの吸引ポンプ24を兼用することによりインクカートリッジ18へ加圧空気を送出することができる。その結果、プリンタ10内には2つのポンプ(加圧ポンプと吸引ポンプ24)を各々設置するためのスペースを確保する必要がないため、その分、プリンタ10の小型化を図ることができる。
(7)上記実施形態では、加圧空気供給流路39に、インクカートリッジ18側への気体の流通のみを許容する一方向弁としての逆止弁41が設けられている。このため、圧力伝達室32の被加圧室35側からインクカートリッジ18側へ一旦供給された加圧空気が加圧空気供給流路39を介して圧力伝達室32の被加圧室35側へ逆流することがない。したがって、そのような逆流に起因して、インクカートリッジ18の内圧が不用意に低下することを防止できる。
・ 上記実施形態において、加圧空気供給流路39の途中に逆止弁41は必ずしもなくてよい。
Claims (8)
- 液体を噴射可能な液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッド側に加圧気体の供給を受けて収容液体を送出する液体収容体と、前記液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止可能なキャップと、前記液体噴射ヘッドから廃液として排出される流体をポンプ作動時に前記キャップを介して吸引可能なポンプと、該ポンプにより吸引された流体を廃液として回収可能な廃液タンクとを備えた液体噴射装置における液体加圧供給システムであって、
前記ポンプのポンプ作動時に該ポンプから排出される流体の流入を可能とする圧力伝達室を有し、該圧力伝達室は、前記ポンプに連通する加圧室と前記液体収容体に連通する被加圧室とに可撓性膜を介して区画され、該可撓性膜が前記加圧室内に流入する流体の圧力により前記被加圧室側へ撓み変形するようにしたことを特徴とする液体噴射装置における液体加圧供給システム。 - 前記ポンプと前記廃液タンクとの間に設けられ、第1弁状態では、前記ポンプと前記廃液タンクとを非連通状態とするとともに前記ポンプと前記加圧室とを連通状態とする一方、第2弁状態では、前記ポンプと前記廃液タンクとを連通状態とする弁手段と、
前記弁手段を第1弁状態又は第2弁状態に切り替え制御する制御手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置における液体加圧供給システム。 - 前記制御手段は、前記キャップが前記液体噴射ヘッドのノズル形成面を非封止する位置状態にあるときに、前記弁手段を第1弁状態に制御することを特徴とする請求項2に記載の液体噴射装置における液体加圧供給システム。
- 開状態となったときに前記被加圧室を大気開放状態とする大気開放弁を備えることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置における液体加圧供給システム。
- 前記大気開放弁及び弁手段はそれぞれ電磁バルブであることを特徴とする請求項4に記載の液体噴射装置における液体加圧供給システム。
- 前記圧力伝達室の被加圧室と前記液体収容体とを連通する加圧気体供給流路の途中に、前記被加圧室側から前記液体収容体側への気体の流通のみを許容する一方向弁が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置における液体加圧供給システム。
- 液体を噴射可能な液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッド側に加圧気体の供給を受けて収容液体を送出する液体収容体と、前記液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止可能なキャップと、前記液体噴射ヘッドから廃液として排出される流体をポンプ作動時にキャップを介して吸引可能なポンプと、該ポンプにより吸引された流体を廃液として回収可能な廃液タンクと、請求項1〜6のうち何れか一項に記載の液体噴射装置における液体加圧供給システムとを備えた液体噴射装置。
- 加圧気体を液体収容体に供給することにより、前記加圧気体の加圧力に基づき液体収容体が収容液体を液体噴射装置が備える液体噴射ヘッド側へ送出するようにした液体噴射装置における液体加圧供給方法であって、
前記液体噴射ヘッドから廃液として排出される流体をポンプ作動に基づきキャップを介して吸引可能に構成されたポンプがそのポンプ作動時に該ポンプから排出する流体の圧力を、前記ポンプに連通する加圧室と前記液体収容体に連通する被加圧室とに可撓性膜を介して区画された圧力伝達室における前記加圧室に流入させ、該加圧室に流入した前記流体の圧力により前記可撓性膜を被加圧室側に撓み変形させることにより、該被加圧室内において加圧された気体を前記液体収容体に供給するようにしたことを特徴とする液体噴射装置における液体加圧供給方法。
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