JP2006526552A - 破断可能なシールを備えたプラスチック容器 - Google Patents
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Abstract
破断可能なシールは、第1および第2の熱可塑性ポリマー層と、第1と第2のポリマー層の間に第3の連続ポリマー層と、を含む。第3のポリマー層は、第1の層と第1の物理的ポリマーブレンドを形成し、第2の層と第2の物理的ポリマーブレンドを形成する。第3の層は、シーリング領域内で溶融する不織ポリマーマイクロファイバーの連続繊維状ストリップを含むことができる。かかるシールおよびかかるシールを含む多区画容器の製造方法が開示されている。食品保存および調理用途およびその他様々な最終用途が開示されている。
Description
本国際出願は、2003年6月5日出願で係属中の米国特許出願第10/455,055号「不織プラスチックパウチセパレータ(Nonwoven Plastic Pouch Separator)」の一部係属出願としての優先権を主張するとともに、同じく2003年10月13日出願の米国特許仮出願第60/511,064号「食品保存および調理用に破断可能なシールを備えたプラスチックパウチ(Plastic Pouch With Rupturable Seal For Food Storage and Preparation)」の優先権を主張する。
本発明は、少なくとも1つの破断可能なシールを含み、多くの場合、容器を複数の区画へと分割させるのに用いるパウチのようなプラスチック容器に関する。本発明はまた、かかるパウチの食品保存および調理、およびその他用途への適用にも関する。
互いに接触させると反応する材料の保存に用いる容器は知られている。かかる容器には、反応生成物が必要とされるまで反応性材料間の接触を防ぐための、例えば、シールされた境界またはバリアストリップ等の手段が含まれる。シールおよびバリアストリップは容器、特に、プラスチック容器やパッケージを、様々な液体または移動性反応性成分を単離可能な数多くの分離された区画へと分離することができる。区画間のバリアを分離すると、反応性成分が混合し反応する経路が与えられる。反応を可撓性パッケージの手による操作により促してもよい。
多区画プラスチックパッケージを用いることは、液体モノマーを硬化樹脂材料へと変換する活性化材料からの分離を必要とする反応性液体モノマーを含む反応性材料の収容について知られている。反応性成分の代表的な組み合わせは、液体ポリスルフィドポリマーと、エポキシモノマー用のアミン活性剤の安定した混合物から分離された液体エポキシモノマーを含む。混合すると、これらの材料は発熱反応を起こして、絶縁材料として用いられる耐熱性のある強靭な樹脂状生成物が生成される。
米国特許第2,932,385号明細書(ボルミエールら(Bollmeier et al.))には、液体ポリスルフィドポリマーから分離された液体エポキシモノマー組成物を保持する容器として好適な多区画プラスチックパッケージが開示されている。このパッケージには、フィルムの外側端部に沿って溶融ボンドされ、フィルム間でブレーカストリップをヒートシールすることにより区画へと分けられて、フィルムの溶融端へと伸張する熱可塑性フィルムの2枚のシートが含まれている。ブレーカストリップは、フィルムより物理的に弱く、これによって、プラスチックパッケージの溶融端シールの破断前に、応力をかけると破壊する。米国特許第3,074,544号明細書(ボルミエールら(Bollmeier et al.))には、様々なシーリングストリップを用いて多区画パッケージを形成するいくつかの方法を記載されている。
多区画プラスチックパッケージのその他の参考文献は、例えば、米国特許第2,756,875号明細書(ヨヒム(Yochim))、同第2,916,197号明細書(デトリーら(Detrie et al.))、同第3,809,224号明細書(グリーンウッド(Greenwood))、同第4,961,495号明細書(ヨシダら(Yoshida et al.))および同第5,287,961号明細書(ヘラン(Herran))である。‘495号明細書ヨシダの参考文献には、区画を医療製薬用物質で充填することができることが開示されており、食品についても言及されている。米国特許第2,971,850号明細書(バートン(Barton))には、多区画プラスチック容器に保存されるその他の材料が開示されており、酵素系の成分を分離するために破断可能な膜を含む多区画パッケージが認識されている。このパッケージは、膜の破断および酵素と適切な基材材料との間の反応の前は、酵素活性を保持している。
しかしながら、コストを下げ、整合性を改善し、多区画プラスチック保存袋および貯蔵寿命の増大したその他容器の製造に用いられるプロセスの効率を増大する破断可能なシール形成材料が必要とされている。かかるシールは、食品保存および調理用途および様々なその他最終用途に好適であるのが理想的である。
本出願には、力をかけることにより分離して、シールが破断して、プラスチック容器の分離した区画において予め単離させておいた内容物を混合および/または相互作用させることのできるメルトブローンマイクロファイバーのようなマイクロファイバーを含む例示的な破断可能なストリップシールが開示されている。破断可能なシールは、容器の中身を外側の環境から一時的に隔離する構造を形成したり、ビニール袋やパウチや同様の容器の区画を互いにシールするための仕切りを備えることができる。多区画ビニール袋またはパウチは、接触により混合および/または反応すると、コーティング材料、カプセル材料、ボンディング材料等のような有用な製品を与える2種類以上の材料の好適な収容を与える。
例示的な破断可能なシールは、食品用途に特に好適である。異なる食品成分を、食品保存物品として機能する多区画プラスチックパウチの分離した区画にシールすることができる。場合によっては、食品充填パウチは必要となるまで長期保存用に冷凍させることができる。消費するために食品を調理するには、パウチを電子レンジに入れ、食品成分にマイクロ波を照射し、第1の期間について互いに別個に加熱調理する。第1の期間中、少なくとも1つの区画中の蒸気圧(例えば、蒸気による)は、破断可能なシールが破壊されるレベルまで漸増して、破断シール近傍の区画中に存在する異なる食品成分の混合がなされる。シールの破断は、第1の期間の最後と第2の期間の始まりの印であり、その間にマイクロ波がパウチに照射され続けると異なる食品成分をパウチ内で一緒に調理することができる。マイクロ波照射を適切な時間にオフにする。この時間が第2の期間の終了時となる。パウチは、引裂き、切断またはその他パウチ周囲の永久シールを破壊する等により開けることができる。場合によっては、太陽または赤外線を利用する方法、またはパウチを沸騰水やその他加熱流体にパウチを配置する等対流または熱伝導を用いる方法のようなマイクロ波調理以外の方法を用いてパウチを加熱することができる。場合によっては、パウチを平らな表面に上向きに置いて、使用者が調理した食品内容物を開いたパウチから直接摂取できるよう、パウチは調理した食品内容物を集めることができる膨張可能な部分を含むことができる。
ある食品または非食品用途において、例えば、加熱が望ましくない用途については、パウチは圧搾または引張り等手で操作することにより開けることができる。さらに他の用途は、成形プラスチックベースと、プラスチックベースの部分にシールされた薄いプラスチックカバーシートとを含み、単離区画をその間に形成する容器を利用してもよい。
例示的なストリップシールは、メルトブローンプラスチックマイクロファイバー層のような実質的に単一の材料を含んでいる。これは、外側フィルムストリップを分離する中央繊維状部からなるブレーカストリップの逆側で2枚のフィルムを結合する米国特許第2,932,385号明細書(ボルミエールら(Bollmeier et al.))のブレーカストリップの記載とは異なる。外側フィルムストリップは、2枚のフィルムがブレーカストリップのいずれかの側に結合された同じ熱可塑性ポリマーを含む。これによって、1枚のフィルムの他のフィルムに直接溶融シールすることにより形成されたシールと同じ強さのフィルムストリップとフィルムのシールが生成される。繊維状中央層は、ブレーカストリップに脆弱面を与え、これはフィルムを引っ張ると中央面に沿って裂ける。ブレーカストリップが切れると、2つのフィルムストリップは別のフィルムにそれぞれ取り付けられたままとなり、プラスチックパッケージまたは容器の側部を形成する。‘385号明細書(ボルミエールら(Bollmeier et al.))の参考文献によれば、他の例のブレーカストリップは、ポリエチレンの薄い連続層のある両面にコートされた薄い多孔性紙からなり、多区画パッケージの外側外被を形成するポリエチレンフィルムにヒートシールされる。ブレーカストリップの紙の中央は多孔性のままであり、化学的侵食による早期破断や分離により漏れやすい。これらの条件のいずれも区画間に開口部を生成する。早期破断により、区画間に望ましくない漏れにつながる。
上述した通り、以前から公知のシールは、多区画袋構造を形成するのに用いる熱可塑性シートのフィルムと実質的に同じ化学組成のバリアフィルムの連続層間に挟まれた繊維状部分を有する複合体構造である。ここに開示された例示的なストリップシールは、メルトブローンマイクロファイバーから構成されるウェブのような繊維状ウェブからストリップを切断することにより形成された均一な構造である。ある実施形態において、これらのウェブは、有効直径が約2.5μm〜約7μmという特徴を有している。有効ファイバー直径(EFD)をさらに以下に定義するが、本出願においては、平均ファイバー直径に略近いがやや大きい。ある実施形態において、ウェブは実際の直径範囲(平均で)がマイクロメートル足らず〜約10または20μmのファイバーを含むことができる。マイクロファイバー形成の1つの方法は、高速ストリームの熱可塑性ポリマーを破壊して、メルトブローンマイクロファイバーと呼ばれる直径の小さなファイバーを生成する公知のプロセスを用いるものである。
例示的な袋、パウチまたはその他容器は、ポリエチレンテレフタレート(「PET」)またはその他強化材料の表面に近接したポリエチレンまたはその他熱可塑性ヒートシール材料の表面を有する複合体フィルムラミネートのシートを用いることができる。これらのシートは、各対向するシートのヒートシール材料がパウチの内部にあり、強化材料がパウチの外部にあるような配向または配置である。プラスチックパウチの2つの近接する区画を分離するのに用いる破断可能なストリップシールは、ポリマーシートの内部の熱可塑性ヒートシール材料よりも融点が高いファイバーを有することができる。この場合、ヒートシール温度がマイクロファイバーの融点より低いと、ストリップシールと熱可塑性ポリマーシート間のボンド形成は、溶融してマイクロファイバーストリップの間隙へ流れる熱可塑性材料に頼っており、マイクロファイバーと各熱可塑性材料の物理的ポリマーブレンドが形成されて結合した構造体が生成される。一方、ヒートシール温度がマイクロファイバーの融点またはそれより高い場合には、マイクロファイバーストリップシールの全てまたは一部は、溶融熱可塑性ポリマーシート材料がマイクロファイバーストリップの間隙へ流れると溶融して、ここでも物理的ポリマーブレンドを形成する。いずれの場合も、ストリップの片側にマイクロファイバーストリップと熱可塑性材料の物理的ポリマーブレンドが生成され、ストリップの逆側にマイクロファイバーストリップと熱可塑性材料の物理的ポリマーブレンドがまた生成される。いずれの場合も、マイクロファイバーストリップの間隙内に最初からある空気が、結合領域から実質的に移動その他動かされる。多区画パウチまたはその他容器の例示的な実施形態には、ポリエチレン層間にポリプロピレンマイクロファイバーのストリップシールが含まれる。ポリエチレンの相容性フィルムをポリプロピレンのいずれかの側にラミネートしたり、あるいはポリエチレンファイバーをストリップシールに加える必要がないため、ポリエチレンは、ポリプロピレンマイクロファイバーを濡らす。
マイクロファイバーストリップをシーリング中に溶融させる必要はないが、不透過性バリアとなるシールに固体または液体が移動するのを防ぐために、熱可塑性ポリマーマイクロファイバーを含むシールは、パウチへ組み込むときに、約0.1kg/cm2(1.45psi)〜約1.25kg/cm2(1.75psi)の十分な破裂強度を有する。しかしながら、マイクロファイバーストリップシールは、熱可塑性シートに損傷を与えたり、袋周囲の端部シールを破壊することなく、中程度の手の応力により破断する。
メルトブローンポリマーマイクロファイバーのストリップシールの利点は、不織または紙材料の中央層を含む前述のブレーカストリップよりも高い信頼性および整合性のバリアストリップシールを与える均一性の高い不活性材料である。かかるブレーカストリップの製造には、得られたブレーカストリップをパッケージ形成中に熱可塑性ポリマーシートにボンドする前に不織または紙材料のいずれかの側に熱可塑性材料をラミネートする少なくとも1つの追加の工程を含む複雑なプロセスが必要である。追加の処理工程は、整合性のない製品性能の確度を増大し、これは廃物や高い製造コストへとつながる。
メルトブローンポリプロピレンマイクロファイバーウェブは、ポリマーフィルムと不織または紙材料のラミネートを生成するのに用いるプロセスよりも制御しやすい一工程プロセスにより得られる容易に入手可能な材料である。さらに、制御されたレベルの秤量、ファイバー直径および多孔性を有する単一層メルトブローンポリマーマイクロファイバーウェブを製造することができる。単一層ストリップシールは、例えば、化学的侵食の後の早期の破断または分離により不合格となる内部平坦界面は有していない。シート材料が透明の場合には、メルトブローンポリマーマイクロファイバーウェブから形成されたストリップシールはまた、シールされた結合部が不透明から実質的に透明な状態に変わるとき有効なバリアシール形成の視覚的表示ともなり有利である。不透明から透明への移り変わりにより、プラスチックパッケージの区画間の有効な分離を行うバリアシールの形成の目視可能な信号が形成される。
多区画プラスチックパウチまたは袋容器は、熱可塑性ポリマーフィルムと少なくとも1枚のメルトブローンマイクロファイバーストリップシールの2つの対向するシートを含むように製造することができる。袋の周囲を形成するフィルムシートの端部周囲をヒートシールすることによる溶融端部の形成により、気密密閉内部空間または外皮が生成される。熱および圧力を加えることにより2枚の対向するシート間で結合された好適に配置されたストリップシールは、内部空間をストリップシールの逆側に配置された第1および第2の近接する区画へと分割し、第1と第2の区画間の材料移動のバリアを形成する。
さらに、開示された繊維状ストリップは、第1の融点を有する第1の熱可塑性ポリマー層と第2の融点を有する第2の熱可塑性ポリマーの間に熱および圧力により挟むと破断可能なシールを与える。適切な熱および圧力だと、第1の熱可塑性ポリマー層からの材料が、少なくとも部分的に繊維状ストリップの片側へと流れ、ストリップの個々のファイバー間の間隙へ進む。同様に、第2の熱可塑性ポリマー層からの材料は、好ましくは、少なくとも部分的に繊維状ストリップの逆側へと流れ、同じく個々のファイバー間の間隙へ進む。これは、繊維状ストリップ内のファイバーの融点が、第1および第2の熱可塑性ポリマー材料よりも高いときに生じ得る。例示的な破断可能なシールは、第1および第2の熱可塑性ポリマー材料が、繊維状ストリップの厚さを通して互いに接触して物理的ポリマーブレンドを形成するときに形成される。結合条件に応じて、シーリング領域内の繊維状ストリップの部分は個々の識別可能なマイクロファイバーを尚含有しているか、または溶融している。個々のファイバー(または溶融ファイバー)の存在によって、第1および第2の熱可塑性ポリマー層間の直接シールよりも弱い結合またはシールが生成される。このように、かかった力によって、埋め込まれた繊維状ストリップに沿ってシールが裂けて、破断可能なシールの長さに沿って制御された剥離がなされる。
ある実施形態において、繊維状ストリップの第1の主面へ流れる第1の熱可塑性材料は、第1のポリマー層へ結合された第1の境界層を形成するものと考えられ、繊維状ストリップの第2の主面へ流れる第2の熱可塑性材料は第2のポリマー層へ結合した第2の境界層を形成するものと考えられる。シーリング中間層を作成するファイバーの融点は、第1および第2の熱可塑性材料の融点より高く、平均有効ファイバー直径が約2.5μm〜約7μmの複数のマイクロファイバーを含むことができる。第1の境界層は、第1のポリマー材料に囲まれた複数のマイクロファイバーの第1の部分を含む。第2の境界層は、第2のポリマー材料に囲まれた複数のマイクロファイバーの第2の部分を含む。破断可能なシールは、第1の境界層と第2の境界層の間に易破壊性界面を有することができる。破断可能なシールは、力をかけることにより易破壊性界面で分割されて、第1の境界層を第2の境界層から分離する。
本発明のこれらおよびその他の態様は、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しなしながら、上記の概要は、手続きの遂行中補正されるであろう添付の特許請求の範囲によってのみ定義される請求された主題に制限されるとは解釈されないものとする。
明細書全体にわたって、添付の図面を参照しており、同じ構成要素には同じ参照番号が付してある。
用語集
本明細書で用いる場合、特に断りのない限り、以下の用語は次のような意味である。
本明細書で用いる場合、特に断りのない限り、以下の用語は次のような意味である。
「マイクロファイバー」とは、平均直径が約20μm以下、好ましくは約1μm〜約10μmのファイバーのことを指す。
「有効ファイバー直径」は、当業者に知られた、公知の厚さ、ポリマー密度および秤量のマイクロファイバーウェブの圧力降下から引き出された計算された寸法である。
「破断可能なシール」、「バリアシール」等は、クロージャをプラスチックシートを引裂かずに開けることのできる少なくとも1枚のプラスチックシートを用いて形成された気密封止のことを指す。場合によっては、かかるシールは、ストリップシールの側部に結合された熱可塑性ポリマーの少なくとも2枚の層と、溶融熱可塑性ポリマーをストリップシールの側部を形成するマイクロファイバー間の空間に注入することにより生成された境界層と、を含む複合体構造を含むことができる。
「ストリップシール」、「セパレータストリップシール」、「微小繊維状ストリップシール」、「シーリング中間層」、「繊維状ストリップ」等は、長く薄い多孔性層へと形成されたファイバーの集まりのことを指し、場合によっては、ポリマーフィルムまたはフィルムラミネートの好適な層間で破断可能なシールの形成に用いられるストリップ形態へと変換されたブローンマイクロファイバーウェブを含むことができる。この定義にはまた、熱可塑性材料層間に埋め込まれたストリップシール(等)も含まれ、かかるストリップシールのファイバーは部分的または完全に溶融して、他のポリマーと物理的ブレンドを生成可能な、ファイバー以外の形状を形成する。
「境界層」は、溶融ポリマーがストリップシールへ注入されるとバリアシールのいずれかの側に形成されて、冷却により、ストリップシールのポリマー充填側部分を提供する。
「易破壊性界面」とは、破断可能なシールの中央部分のことを指す。場合によっては、易破壊性界面は境界層間にあってもよく、熱可塑性ポリマーを実質的に含まないマイクロファイバーを含んでいてもよい。これにより、対向する境界層の強制分離中優先的に分割される比較的脆弱な界面が提供される。場合によっては、易破壊性界面は、第1のポリマーが第2のポリマーと接触する部分を含むことができる。場合によっては、結合温度および圧力のかかった休止時間に応じて、溶融ポリマーはストリップシールの内部空間を実質的に充填することができる。易破壊性界面の主要部は、場合によっては、境界層間にマイクロファイバー含有ギャップを含んでいてもよい。
図1および2において10で示すような多区画プラスチックパウチまたは袋容器は、熱可塑性ポリマーフィルムと少なくとも1枚のメルトブローンマイクロファイバーストリップシール16または同様の繊維状ストリップの2つの対向するシート12、14を含むように製造することができる。結合にかかる期間および圧力に応じて、ポリエチレン(またはその他好適な熱可塑性材)層は約120℃〜約200℃の温度で溶融して、フィルムシートの端部周辺に溶融永久ヒートシール余白18a、18b、18cを形成し、気密密閉内部空間または外皮を生成する。図1および2において、かかる空間は、余白18bに対向するパウチの上部での最終端部シールの形成後に作成される。2枚のフィルムシート12、14間にボンドされた好適に配置されたストリップシール16が、内部空間をそれぞれ第1および第2の近接区画20、22へと分割し、第1区画から第2区画への材料移動のバリアとなる。ボンドされたストリップシール16は、ストリップシールに沿って破断可能なバリアシール16aを形成し、図1のストリップシール16に沿って伸びている破線により示されるように、ストリップシール自身よりも狭い幅を有するのが好ましい。破断可能なバリアシール16aが、18bのようなヒートシールされた余白と重なる部分では保持されず、破断がバリアシール16aで生じると、周囲端部シールは無傷のままで、パウチの内部空間は閉じたままとなることに注意されたい。2つの区画のサイズおよび位置は、プラスチックパッケージ内部のストリップシールの位置に応じて異なる。追加のストリップシールを2枚のフィルムシート間に配置して、袋容器の区画の数を増加させることができる。
18bのような永久端部シールがストリップシールと交差するストリップシール16の端部の重なり領域(図1の15)は、永久端部シール18bにより対向端に位置させることによる機械的強化のためにバリアシール16aの中央部分ほど弱くないが、埋め込み繊維状ストリップまたはストリップシール16の存在のために永久ヒートシール余白18a、18b、18cほど強くないシールを形成する。領域15にある中間強度のかかるシールは、圧力緩和機構として有利に用いることができる。このように、例えば、区画20、22を永久上部端部シールで閉じた後、第1の量の圧力をかけてバリアシール16aを破断する。さらに圧力をかける(またはパウチの温度を増大する)と、領域15およびパウチ10の上部のその相手方は、比較的小さいが、予測される破壊点を与え、シート12、14または永久端部シールの1つを通して、パウチがより強く予測性の低い破壊を受けないようになる。重なり領域15の強度は、永久ヒートシール余白18bのシーリング条件(温度、圧力、休止時間等)を変えることにより調整することができる。上部および下部端部シールをシールする前、狭いまたは広い部分をパウチ10の上部および下部端部と位置合せする前に、繊維状ストリップまたはストリップシール16の一部を選択的に狭くしたり広げたりすることによって調整することもできる。これについては、それぞれ、修正重なり領域15aおよび15bを生成している図1aおよび1bの部分図に示してある。
図1cに、例えば、上述した12、14のようなフィルムシートのヒートシールにより形成された下部永久端部シール19の一部の他の部分図を示す。端部シールは、本明細書に記載した容器の実施形態の一部としてもよいし、従来の多区画パウチまたはその他容器、さらには従来の単一区画パウチまたは容器の一部としてもよい。しかしながら、シールに含まれているのは、端部シールの幅を広げるのに十分大きく、必ずしもではないが、シールをやや超えてシールされた区画21へと伸張しているのが好ましい繊維状ストリップまたはストリップシール17片である。シールされたストリップは、強固な永久シールにより対向する端部に位置しているが、破断可能である。ストリップシール17は、このように単純な低コストの圧力解放機構を実質的にあらゆる種類のプラスチック容器に与えることができる。
多区画プラスチックパッケージに好適なフィルム材料は、ポリマーフィルムおよび好適なヒートシール層を含むフィルム複合体の群から選択される。バリアシールの形成には、微小繊維状ストリップシールの融点より低いまたはこれに近いところで溶融するボンディング層を提供するために、様々な熱可塑性ポリマーを用いてよい。好適な材料は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンをはじめとするポリオレフィンポリマー、ポリ塩化ビニル、およびエチレン酢酸ビニル、ならびにボンディングプロセス中に用いられるものよりも高い温度で溶融するポリエチレンテレフタレート(PET)のような更なる強度を与えることのできるポリマーのフィルムでラミネートされたこれらの材料を含むフィルム複合体から選択される。PETのような強化層は、パウチやその他容器の外側層または外部を形成するのが好ましく、融点がパウチまたは容器の内部を形成する熱可塑性材料よりも高い材料から構成されているのが好ましい。あるいは、強化層は、例えば、ポリプロピレン、ナイロン(ポリアミド)、ポリエチレンナフタレートおよびその他ポリエステル、フルオロポリマーおよびアルミホイルのような金属ホイルを含む、または実質的にこれらから構成することができる。
ブローンマイクロファイバーポリマーウェブの製造は、ヴァンウェンテ(Van Wente)により工業および工学化学(Industrial and Engineering Chemistry)第48巻、第8号、1956年、1342頁に記載された種類の方法に依拠するものであるのが好ましい。米国特許第3,978,185号明細書(バンティンら(Buntin et al.))には、同様だが、直径約0.3mmより大きな材料の望ましくない粗い「ショット」や「ビーズ」の量を減じた改善された方法が記載されている。この製造方法によれば、ナイロン(ポリアミド)、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(エチレンテレフタレート)およびポリトリフルオロクロロエチレンをはじめとする様々な熱可塑性材料について0.1μm〜1.0μmと細かいマイクロファイバーが得られることが示されている。ファイバー形成には、溶融材料を、一列の細オリフィスを通して、加熱空気またはその他適切なガスの2つの合流する高速ストリームに直接押し付ける本質的にラム押出し機である装置を使う必要がある。空気温度およびポリマー溶融温度は、空気および熱可塑性流体材料のストリームの速度と同じく別個に調整される。
約290℃(550°F)〜430℃(800°F)の温度で押出し機ノズルから放出された樹脂は、樹脂の溶融ストランドとしてガスストリームに入り、ガスストリームがファイバーを減衰する。ファイバーは、ガスストリーム内のある点で形成され、冷却が十分に進んで樹脂材料が固化する。ホットメルト樹脂はノズルから出て2つの合流空気ストリームへ直接入るため、最大量の減衰が出口のこの点で生じる。用いる正確な温度および速度に応じて、ノズル先端から約2.5cm離れた距離で空気ストリームにより運ばれた後ファイバーが固体形態へと冷却される。
新たに形成されたファイバーは、高速で分散された乱流ストリームにおいてノズルから離れるように動く。約315℃(600°F)および約3.5kg/cm2(50psi)という代表的な空気条件で、この速度は音速に等しいかこれを超えるもの、すなわち、1秒当たり約500メートル(1秒当たり1600フィート)となる。可動の16メッシュスクリーンは、空気ブラストをファイバーから分離して、プレスロールを用いて高密度化して、またはこれをせずに、巻上げリールに集められる(不織)ファイバーマットとしてスクリーンからストリップされる不規則に付着したファイバーを与える表面を与える。本明細書に記載されたストリップシールの製造に好適なメルトブローンポリマーウェブ、好ましくはポリプロピレンウェブの有効ファイバー直径(EFD)は好ましくは約1〜20μm、好ましくは2.5μm〜7μm、より好ましくは4μm〜6μmである。不織層中マイクロファイバー集合体から構成されるポリマーウェブまたは繊維状ストリップは、開示された用途に有用であることが分かっており、ファイバーの平均(実際の)直径はある実施形態において約4μm〜他の実施形態において約12μmである。平均ファイバー直径の例示的な範囲は、約1〜20μm、より好ましくは約4〜6μmと考えられる。
シーリング前の元の状態においては、ストリップシールまたは繊維状ストリップは(1)連続と(2)多孔性の両方であるのが好ましい。これは、ストリップに(1)実質的にスルー開口部がなく、また、ファイバー間の相互接続間隙空間のために(2)多孔性でもある。連続フィーチャーによって、軟化熱可塑性シート材料が、ストリップを横切る直接経路で流れるのを防ぐ、または妨げ、遮断されていない熱可塑性材料の島を形成し、シールの所望の破断性が減じる。しかしながら、多孔性フィーチャーによって、軟化した熱可塑性シート材料に、ストリップシールの少なくとも外側部への曲がった、または蛇行した経路が形成され、ストリップのマイクロファイバーがシーリング中に溶融しなければ、ストリップの厚さにわたるのが好ましい。シーリング後、シーリング領域においては完全に熱および圧力がかかったわけではないため、シーリング領域外に伸張するストリップシールまたは繊維状ストリップの部分は略連続していて多孔性のままである。シーリングゾーン内のストリップの部分は略連続したままであり、シーリングプロセス中マイクロファイバーが無傷のままであっても溶融しても、近接する熱可塑性層と共に物理的ポリマーブレンド(すなわち、相互接続材料構造)を形成する。
マイクロファイバーと熱可塑性シート材料の好ましい組み合わせは、互いに溶融接触させて配置させたときに互いにあまり接合しないようなものである。これは、結合条件によって繊維状ストリップ中の熱可塑性シート材料とマイクロファイバーの両方が溶融する場合に、過剰に強いシールボンドの形成を防ぐ。マイクロファイバー/熱可塑性材料の好ましい組み合わせとしては、これらに限られるものではないが、ポリプロピレン/ポリエチレン、ナイロン/ポリエチレン、PET/ポリエチレン、フルオロポリマー/ポリエチレン、フルオロポリマー/ポリプロピレン、ナイロン/ポリプロピレンおよびPET/ポリプロピレンが挙げられ、各組み合わせにおいて第1の材料はマイクロファイバーの組成物のことを指し、第2の材料は繊維状ストリップに結合する熱可塑性材料層の組成物のことを指す。
別々に保存される反応性材料、特に流体材料および食品成分用の便利なパッケージは、周囲に沿って互いに端部がボンドされた熱可塑性ポリマーフィルムの少なくとも2枚のシートを含む。本明細書において、「2枚のシート」等とは、自身に折り畳まれた単一のシートのことを指すことができる。2つの成分の分離は、1つ以上の破断可能なシールによりなされ、ここでは、パッケージ内の単離区画間の材料の移動のバリアを形成するストリップシールとも呼ばれる。ストリップシール(すなわち、ストリップシールを作成する個々のファイバー)の材料は、一般的に、パッケージを形成するのに用いる内部熱可塑性フィルム層に近い、またはこれより高い融点を有している。本明細書に開示されたストリップシールに対する熱可塑性フィルム層の制御された加熱によって、熱可塑性フィルム層の融点より高いが、マイクロファイバーシール材料の融点に近い、またはそれより低い温度でマイクロファイバーストリップシールの側部へフィルム層が少なくとも最初はメルトフローする。マイクロファイバーストリップシールは、シーリング条件に応じて自身が溶融してもしなくてもよい。冷却に際して、熱可塑性フィルム層は、マイクロファイバーストリップシールに結合して破断可能なシールを提供する。
上述したプラスチックフィルムをマイクロファイバーストリップシールへ結合することにより形成された破断可能なシールは、通常の取扱い、輸送および保存操作中、パウチ、外皮またはその他容器の1つの区画の材料を近接する区画にある材料から完全に分離するのに十分な強度を有している。開示された多区画プラスチックパウチは、分離された材料を混合するのに必要となるまで、二成分容器において必要なシール、または3つ以上の区画を有する袋において多数のシールを維持することができる。場合によっては、ストリップシールの対向側でフィルムの一部を把持して、逆の方向にフィルムを引っ張ることにより混合工程を開始して、シールを破断してオープンシールを通して材料を移動させるのが適切である。材料の完全な混合は、可撓性プラスチックパッケージの手による操作により行うことができる。他の場合には、1つ以上の区画を圧搾してシールを破断することにより圧力をかけるのが適切である。あるいは、マイクロ波放射線またはその他好適なエネルギー形態により加熱する等、一方または両方の近接する区画内部に生成された蒸気圧を用いて、パッケージに触れる必要なしに破断可能なシールを破壊することができる。調理中に生じるような発泡動作と共に流体フローは、区画間のシールを破断した後に材料を適切に混合するのに十分なものである。袋容器内側の分離された材料の混合のための動作の連続の記載から、熱可塑性フィルムのシート間の(永久)端部シールは破断可能なシールより強いということが明らかである。
熱可塑性フィルムシートの一部とストリップシール間のヒートシールの形成には、マイクロファイバーウェブのストリップをフィルムの2枚のシート間に挿入することを含む一連のプロセス工程が含まれる。これによって、フィルムの2枚のシートの間に伸張しているマイクロファイバーの狭いストリップを有するサンドイッチ構造が生成される。各シートは、マイクロファイバーのストリップより幅が広く、シートの端部がシール形成マイクロファイバーのストリップの端部に重なる。フィルムシートは、マイクロファイバーストリップにボンドされた後、一対の加熱プラテン間にサンドイッチ構造が配置される。一方または両方のプラテンは、ストリップシールと位置合せされた別個に制御される加熱レールを含むことができ、また所望であれば、シートサンドイッチの平行な端部に沿って幅を超えた加熱レールを含むことができる。レールは、良好な熱導電性をもたせるために金属で作成することができ、所望のシーリング領域またはゾーン内で印加された圧力をより均一に分配するためにフルオロポリマーやシリコーンゴムのような熱安定性のある緩衝材料の外側層またはカバーリングを含むこともできる。加熱レールの位置および数は、多区画パッケージング容器またはパウチの特定の設計に応じて異なる。シート構造周囲の加熱プラテンを閉じた後、圧力の印加によって、フィルム層がストリップシールにボンドされて、シートの端部に沿ってシートの幅を超えて溶融する。平圧印刷機は、平行な端部およびそのベースに沿ってシールされ、数多くの区画を分離する少なくとも1つのバリアシールを有する袋またはパウチを生成する。上述した多区画袋は、一時的な分離が望ましい材料の添加のための各区画に対して開口部を有している。図1において、区画20、22の開口部はそれぞれ24、26と示されている。材料を夫々の区画に配置した後、多区画パッケージの開放端を加熱レールを含む第2の平圧印刷機を用いてシールして、最終端部シールを形成してもよい。端部シール形成の温度は、端部シールとストリップシール間の交点で溶融した結合部を生成するのに十分に高くてもよい。この種の溶融結合部の形成は、紙組織を含む公知のブレーカシールに比べて利点を与えるものである。紙ストリップを含む結合部は、紙を焦がす温度で破壊点をもたらす。
一実施形態では、一般的に約140℃〜約150℃の範囲の平圧印刷機温度を用いる。この温度範囲は、ストリップシールと接触する熱可塑性ヒートシール層の融点より高いが、メルトブローンマイクロファイバーストリップシール自身の融点より低い。加熱時間は、一般的に、平圧印刷機のプラテンに印加された圧力に応じて2秒〜4秒である。好適な熱および圧力の印加によって、熱可塑性層が溶融し、溶融ポリマーがマイクロファイバーの交点へ移動して、冷却すると固化する溶融ポリマーを含有する境界層がシールストリップの両側に生成される。ストリップシールの片側から流れる熱可塑性ポリマーは、逆側から流れるポリマーと接触する。ストリップシールとパッケージフィルムの間の有効なボンディングによって、熱可塑性ポリマーを含まないストリップシールの少なくとも内側部分が残って、プラスチックパッケージに力を加えている間破断可能なストリップが分割される易破壊性界面が提供されて、ストリップシールの境界層が分離する。
好ましい実施形態では、破断可能なボンドに対応させて上部および下部活性加熱金属レールを用いる。このレールは緩衝熱安定性材料を有しておらず、約270〜310°Fの範囲の温度まで加熱される。この温度範囲は、ストリップシールと接触させて熱可塑性ヒートシール層を即時に溶融するのに十分なものである。上部および下部素子を加熱するときの加熱時間は、一般的に0.5〜2秒である。圧力の好適な印加によって、熱可塑性層の溶融および溶融ポリマーのシーリング中間層の交点への移動が最初に生じる。シーリングサイクルを続けると、溶融熱可塑性材が繊維状ストリップまたはストリップシールを貫通して、ストリップシール内で互いに接触する。他の場合、溶融熱可塑性材はストリップシールを貫通して、その個々のマイクロファイバーが溶融し、その結果、完全に溶融した物理的ポリマーブレンドとなり、破断可能なシールが形成される。上記の両方の場合において、破断可能なシールは全厚にわたってポリマー材料(内側熱可塑性シート層およびマイクロファイバーからのポリマー材料を含む)を含有しており、ヒートシール領域には実質的に空気を含まない。このプロセスはバッチモードで行って、単一の破断可能なシールを形成してもよいし、連続容器作成プロセスに用いられる連続破断可能なシールを形成するステップアンドリピートプロセスで行ってもよい。
熱可塑性フィルムシートの一部とストリップシール間のヒートシールを形成する変形プロセスには、メルトブローンマイクロファイバーウェブのストリップをフィルムの2枚のシート間に挿入することを含む一連の連続プロセスの工程が含まれる。これによって、フィルムの2枚のシートの間に伸張しているマイクロファイバーの狭いストリップを有するサンドイッチ構造が生成される。各シートは、マイクロファイバーのストリップより幅が広く、シートの端部がシール形成マイクロファイバーのストリップの端部に重なる。フィルムシートは、ストリップシールに沿って位置合せされ、高温まで加熱されたローラ間のサンドイッチ構造の移動中、マイクロファイバーストリップにボンドする。熱可塑性フィルムシートと加熱ローラの接触の期間によって、冷却すると固化する溶融ポリマーを含有する境界層がシールストリップのいずれかの側に生成するのに少なくとも十分なほど熱可塑性層が溶融し、溶融ポリマーがマイクロファイバーの交点へ移動する。熱可塑性境界層は互いに接触するのが好ましく、マイクロファイバー層はシールの領域において全体または一部が溶融してもしなくてもよい。
開示された破断可能なシール(または永久シール)のシーリング領域を加熱する別の手段としては、超音波ホーン、電磁誘導加熱および無線周波数加熱の使用が挙げられる。
上述した通りに形成された連続サンドイッチ構造は、重なったシートの端部に沿って、適宜シート構造を超えて熱および圧力を印加することにより周囲シールを生成する他のヒートシーリング装置へ入って、例えば、図1および2に示すようなストリップシールにより分離された2区画を有するプラスチックパッケージを提供する。各区画の一端は、一時的に単離される反応性材料、食品材料またはその他望ましい材料を充填するために開いたままであり、その後、区画を閉じ、破断可能なシールが壊れるまで材料を互いに単離する最終溶融端部シールをヒートシーラーが形成する。
破断可能なシールおよびこれらのシールを備えた容器を形成するプロセスにおいて、シール領域の個々の部分は加熱されたシーリングバーにより多数回接触してもよい。加熱は片側または両側から生じてもよいし、あるいは前述したのと同様のステップアンドリピートプロセスのような別の接触工程でシールの交互の側を加熱するやり方で行ってもよい。場合によっては、容器の形成、容器の充填および容器の最終シーリングは、1回の連続プロセスで行うことができ、このプロセスは一般的に、形成、充填、シールとして知られている。
好ましいストリップシールを形成するのに用いるメルトブローンマイクロファイバーウェブとしては、不織、繊維状ポリマー材料、好ましくは、230℃のメルトフローレートが約280〜420g/10分の3960番等のようなポリプロピレンホモポリマー(テキサス州ヒューストンのアトフィナ(Atofina,Houston,TX)より入手可能)が挙げられる。マイクロファイバーウェブは、熱可塑性ヒートシール(内部)層のそれぞれ厚さが約3.5ミルである対向するシート材料を用いるとき、一般的に、1平方メートル当たり約10グラム(gsm)〜約30gsm、好ましくは約25gsmの坪量を有している。ある用途についての理想的な坪量は、容器の内部層を形成する熱可塑性ポリマー材料の厚さに応じて異なり、坪量が少なければ少ないほど、薄い熱可塑性層に好適となる。この逆も当てはまる。好ましい有効ファイバー直径および実際のファイバー直径は前述した通りである。かかるストリップシールは、パッケージングフィルムと他のシール、例えば、端部シールとの間にバンプをあまりもたらさない。幅約1cm〜1.25cm、坪量が15gsmのストリップシールのシーリング前の厚さは約100μm、シーリング後の厚さは約25μm(0.001インチ)である。
好ましい不織マイクロファイバーウェブ材料は、シールの領域において、2分の1以上圧縮することができる。この概略を図3に示す。対向するヒートシールレール40、42は、シーリング領域50においてシート44、46およびストリップシールまたは繊維状ストリップ48(各図において概略が示されている)に対してプレスされて、本出願に記載した破断可能なシールを形成する。シート44、46はそれぞれ、内側熱可塑性層44b、46bと、外側強化層44a、46aを含むのが好ましい。ヒートシールレールが構造に熱および圧力を印加するとき、好ましくは不織構成のマイクロファイバーである繊維状ストリップ48は、シーリング領域50内で圧縮される。内側層44b、46bからの溶融熱可塑性ポリマーは、逆側の繊維状ストリップへと移動し、ストリップ48が溶融しないほど温度が十分に低い場合は、熱可塑性材料は、図示した通り好ましくは互いに接触するストリップ内で表面層を形成する。ストリップの末端部分48aが破断可能なシールから離れるように伸張し、画定された区画52へと伸張するよう、ストリップ48はシーリング領域50よりサイズが大きいのが好ましい。このシーリング領域を超えたサイズの大きな、または伸張した繊維状ストリップによって、ヒートシールレールに対する繊維状ストリップの配置において通常の製造許容誤差となり有利である。ストリップの末端部分48aは、シーリング領域50内のストリップ48の中央部とは異なり、熱可塑性層44b、46bと密着していない。繊維状ストリップ48がシーリング中にシーリング領域50内で溶融してもしなくても、シーリング領域内の(溶融または無傷の)繊維状ストリップの観察された厚さt2は、一般的に、末端部分48aの観察された厚さより実質的に薄く、相対的な厚さの比は約2〜4であるのが一般的である。
区画内の内容物が使用者により目視可能なようにシート44、46のうち少なくとも一方(好ましくは両方)が実質的に透明の場合には、ポリマーマイクロファイバー不織ウェブから形成されたストリップシールはまた、シールされた結合部が不透明から実質的に透明な状態に変わるとき有効なバリアシール形成の視覚的表示ともなり有利である。繊維状ストリップまたはストリップシールは不透明である傾向があり、一般的にはシーリング前は白色の外観である。この外観は、空気に囲まれたとき個々のマイクロファイバーにより形成された多くの反射面の高散乱性によるところが大である。この外観は、繊維状ストリップが正常な破断可能なシールを透明シートに対して形成すると実質的に透明に変化する。というのは、シートの熱可塑性材料がシーリング領域の空気と実質的に置き換わって、繊維状ストリップのファイバー(または溶融ファイバー形状)が熱可塑性材に囲まれるようになるからである。熱可塑性材の屈折率は、マイクロファイバーのものと非常に近いため、マイクロファイバー表面での反射が大幅に減じ、繊維状ストリップによる光散乱が減じ、マイクロファイバー/熱可塑性材料の物理的ポリマーブレンドという特徴のあるシーリング領域50をより容易に光が通過することができる。この結果、マイクロファイバーの屈折率が熱可塑性材料に近くなればなるほど、シーリング領域50がより透明になる。不透明から透明への移り変わりは、プラスチックパッケージの区画間の有効な分離を行う破断可能なシールの形成の目視可能な信号が形成される。シーリング操作は、構造の外観を完全に不透明な(一般的に白色の)ストリップから、少なくとも1つ、通常は2つの不透明領域(図3の末端部分48aおよび図1のシール16a以外のストリップ16の部分に対応)と境界をなす実質的にクリアな中央領域(図3の領域50および図1のバリアシール16aに対応)へと変化させる。
メルトブローンマイクロファイバーウェブの多孔性は、秤量およびファイバー直径に応じて異なる。これらの特徴が、パッケージングフィルムシートのマイクロファイバーストリップシールのいずれかの側への結合プロセス中、マイクロファイバー間の交点への溶融ポリマーのフローレートを制御する。ヒートシールされた容器袋が正常に形成された後、破断可能なバリアシールの強度を加圧破袋機を用いて評価する。この試験には、ストリップシールの逆側で近接する区画をメルトブローンマイクロファイバーシールが破裂する空気圧まで膨張させることが含まれる。シール強度の好ましい範囲は約0.21kg/cm2(3psi)〜約0.63kg/cm2(9psi)である。
個々の破断可能なシールの強度はまた、ASTM F88−00(可撓性バリア材料のシール強度についての標準試験方法)またはこの試験の変形等従来の剥離試験によっても評価することができる。試験のためにパウチや容器全体でなく破断可能なシールそのもののみを使用可能なときは、これらの試験方法は特に有用である。
開示された袋およびパウチを形成するのに好適なパッケージ形成ポリマーシートとしては、メルトブローンマイクロファイバーウェブを形成するのに用いるポリマーより融点の低いポリマーフィルムが挙げられる。好ましい例を挙げると、多区画袋は、ミネソタ州セントポールの3Mカンパニー(3M Company, St. Paul, MN)より入手可能なスコッチパック(SCOTCHPAK)29905という商品名(スコッチパック(SCOTCHPAK)ES24としても知られている)のフィルムラミネートを用いるものである。フィルムラミネートは、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートの厚さ14μm(0.56ミル)の層に近接する鎖状低密度ポリエチレンの厚さ86μm(3.4ミル)の層から本質的になる。多区画パウチの形成中、両シートのポリエチレン層が約120℃〜約200℃で加熱中にストリップシールに結合してバリアシールを形成する内側層となるように、スコッチパック(SCOTCHPAK)29905フィルムの対向するシートを配置する。
様々な流体成分を多区画パッケージの別個の区画に密閉してもよい。非食品用途について反応性成分の代表的な組み合わせは、第1の材料として液体ポリオール樹脂と、第2の材料としてイソシアネート架橋剤とを含む。これらの材料を反応させて、ポリウレタンカプセルまたはブロック化合物を形成する。反応性成分の第2の組み合わせは、無水物官能性を有する液体と、好適な架橋剤とを含む。これらの2つの成分を反応させて、ポリエステルカプセル材材料を与える。反応してエポキシ樹脂を形成する成分材料を多区画パッケージに保存してもよい。この場合、パッケージは、エポキシ樹脂の形成前、液体のエポキシ官能性組成物を、液体ポリマーとアミン活性剤の混合物から分離する。樹脂形成成分間の反応を行うには、1つの区画の中央領域近くに外側パッケージフィルムを把持して、破断可能なシールの軸に沿ってフィルムを引っ張る。これによって、パッケージの永久溶融端部シールに損傷を与えることなく、ストリップシールの境界層間の易壊性界面においてファイバー分離によりストリップシールが壊れる。易壊性界面の破断によって、パッケージの反応性内容物が混ぜ合わさる。均一な混同には、樹脂形成反応を促進するためにパッケージ外皮の手による操作を必要とする。パッケージ隅部を除去すると、反応が完了まで存続する待機鋳型またはその他のキャビティまたは容器へと分配される反応混合物放出のための開口部となる。多区画パッケージから隅部を除去する代わりに、ノズル栓をフィルムシートの1つに組み込んでパッケージを製造してもよい。
開示された多区画パッケージの更なる非食品用途としては、電気通信システム用樹脂、特にカプセル材材料のような様々な最終用途のための樹脂を製造するための、反応する材料用の可撓性容器袋としての使用が挙げられる。異なるカプセル化樹脂系によるメルトブローンマイクロファイバーストリップシールの耐化学性試験によれば、1kgの重量を支持する多区画パッケージで、65.5℃(150°F)の高温でのオーブンエージング中シールへの損傷は示さなかった。
上述した通り、ここに開示された好ましい破断可能なシールは、食品用途に特に好適である。異なる食品成分を、食品保存物品として機能する多区画プラスチックパウチの分離した区画にシールすることができる。この場合、ストリップシールおよびシート材料の材料の選択は、従来の食品パッケージング用途に許容される公知の多くのポリマー材料の中から選択することができ便利である。場合によっては、食品充填パウチは必要となるまで長期保存用に冷凍させることができる。摂取するために食品を調理するには、パウチを電子レンジに入れ、食品成分にマイクロ波を照射し、第1の期間について互いに別個に加熱調理する。第1の期間の間、少なくとも1つの区画中の蒸気圧(例えば、蒸気による)は、破断可能なシールが破断するレベルまで漸増して、破断されたシール近傍の区画中に存在する異なる食品成分の混合がなされる。シールの破断は、第1の期間の最後と第2の期間の始まりの印であり、その間にマイクロ波がパウチに照射され続けると異なる食品成分をパウチ内で一緒に調理することができる。マイクロ波照射を適切な時間にオフにする。この時間が第2の期間の終了時となる。パウチは、引裂き、切断またはその他パウチ周囲の永久シールを破壊する等により開けることができる。場合によっては、太陽または赤外線を利用する方法、または沸騰水やその他加熱流体にパウチを配置する等対流または熱伝導を用いる方法のようなマイクロ波調理以外の方法を用いてパウチを加熱することができる。場合によっては、パウチを平らな表面に上向きに置いて、使用者が調理した食品内容物を開いたパウチから直接摂取できるよう、パウチは調理した食品内容物を集めることができる膨張可能な部分を含むことができる。
特に、図4に膨張可能なガゼット部分を含む以外はパウチ10と同様のパウチ30を示す。説明を簡単にするために、図1〜2の構成要素に構造および機能が実質的に対応する構成要素には、プライム記号を追加して同じ参照番号を付してある。食品またはその他内容物を区画20’、22’に充填する前、開口部24’、26’を閉じる最後の端部シール操作前のパウチ30が示されている。実質的に平らなシートを用いる図1のパウチ10と異なり、パウチ30は区画22’の1つに、1つまたは両方の対向するシート12’、14’に折り畳み部32、34を組み込んでいる。折り畳み部によって、区画22’が膨張して区画20’および22’の組み合わせた内容物の大部分を受けて、パウチが一杯になったときにパウチの一端に安定なベースを形成する。良好なシールを維持するために、ストリップシール16’、従ってバリアシール16a’も折り畳み部とは交差しないのが好ましい。
図5に、多区画パウチ60を平面図で示す。パウチ60には、単一のパウチに単離した複数の区画を形成すべく配置された複数の繊維状ストリップが含まれている。2枚のフィルムシート62、64は、破断可能なシール66a、68a、70a、72a(それぞれ繊維状ストリップ66、68、70、72に沿って形成された)の網およびヒートシーリングまたはその他従来の手段により形成された永久シール74a−dを介して結合している。これらのシールは、単離区画76、78、80、82、84を形成し、図面を見ると分かる通り、選択した破断可能なシールを破断することによりその対を流動結合させることができる。区画を所望の内容物で充填するのは、1つ以上の永久シールを完成させる前に、パウチ形成後、区画へと直接注入することにより、またはこれらの組み合わせにより、行うことができる。重なり領域86a−hを図示する通り形成して、圧力緩和機構として機能させることができる。繊維状ストリップ66、68、70、72は同一の構造であってもなくてもよいことに留意されたい。同一でない場合は、異なる坪量、ファイバー直径等のストリップを選択して、所望の組の所定のシール強度を備えた破断可能なシールとすることができる。88で示される任意の注入またはディスペンサノズル、浸漬管またはその他装置を区画78に与え、同様の装置を他の区画に与えることができる。あるいは、区画78はある実施形態においては内容物を含まないままとすることができるが、他の破断可能なシールを壊し、区画76、80、82および84の予め分離しておいた内容物を完全に混合した後にのみ破壊シール68aにより最終分配チャンバまたは出口として機能することができる。
図6に、他の多区画パウチ90を平面図で示す。パウチ90は、パウチ90において2つの繊維状ストリップが互いに交わるように配置されている以外はパウチ60と多くの点で同様である。2枚のフィルムシート92、94は、交差する破断可能なシール96a、98a(それぞれ繊維状ストリップ96、98に沿って形成された)の網およびヒートシーリングまたはその他従来の手段により形成された永久シール100a−dを介して結合している。これらのシールは、単離区画102、104、106、108を形成し、選択した破断可能なシールを破断することによりその対を流動結合させることができる。区画の充填は上述した通りに行うことができる。重なり領域110a−dは図示した通りに形成される。
図7に、独特な混合能力を与える、2つの破断可能なシールと、2つの区画を分離する1つの永久シールの一連の組み合わせを含む多区画パウチ120の平面図を示す。パウチ120において、対向する熱可塑性シートは、破断可能なシール122a、124a(それぞれ繊維状ストリップ122、124に沿って形成された)の網、パウチの周辺に沿った永久シール124a−dおよび破断可能なシールを接続している永久シール124eを介して結合しており、区画126、128が形成されている。破断可能なシールの1つ(例えば、上部シール122a、手で下部シール124aに安定化圧力を加え、もう一方の手で区画の1つを圧搾する等によって)を選択的に壊してから、他の破断可能なシール(例えば、下部シール124a、区画の1つを圧搾しながら手で上部シール122aに安定化圧力を加える等によって)を壊すことにより区画の間に流体連通がなされる。開いた破断可能なシールの一方と他方を交互につまんだり、その他実質的に閉じることにより、組み合わせた流体材料の真の循環がチャンバ間でなされる。
図7の実施形態では、2つの分離した比較的短い繊維状ストリップを配置し位置合せする必要がある。変形実施形態において、単一の長い繊維状ストリップは、図7aおよび7bに示すように用いることができる。図7aにおいて、繊維状ストリップ140は中央の狭くなった部分140aを有している。区画間にシールを形成するために、(均一な)幅が、ストリップ140の端部と中央部分140aの間にある直線のシートシールバーを用いる。このようにして、繊維状ストリップは、端部でシーリング領域(垂直破線)より大きなサイズとなり、破断可能なシールが形成される。しかし、部分140aの中央部分においては、繊維状ストリップは、シーリング領域より小さなサイズとなり、ストリップ部分140aの少なくとも片側で、上部および下部シートの熱可塑性シート材料の直接接触により永久シールが形成される。図7bにおいて、繊維状ストリップ144の幅は均一であるが、不均一な幅のヒートシールバーを用いて不均一なシーリング領域146を作成すると、永久シールの両端で破断可能なシールに接続された中央永久シールがまた得られる。
図8に、多区画容器150の概略断面図を示す。容器150は、柔軟性のある可撓性プラスチックシートが比較的剛性の成形プラスチックベース152である以外は他の開示された実施形態と同様である。カバーシート154は、シール156a、156b、156cによりベース152に選択的にボンドされ、そのうち1つまたは全てを開示された繊維状ストリップで形成された破断可能なシールとすることができる。
図9に、単一の区画パウチ160を平面図で示す。破断可能なシール162aを一端に沿って与え、永久シール164a−cを他端に沿って与える。前述した実施形態と同様に繊維状ストリップ162の幅を大きくし、ストリップの一部が162aに対応するシーリング領域を超えて伸張するようにする。破断可能なシール162aは便利なオープナーとなって、区画166の内容物を使用者が利用できるようになる。
用途
開示された破断可能なシールを組み込んだ容器は、様々な最終用途に用いることができる。反応性化学物質および食品保存および調製については既に述べた。食品用途としては、電子レンジ等で加熱される冷凍食品ばかりでなく、貯蔵安定性のある食品や冷蔵食品も含まれる。食品用途にはまた、飲料製品も包含される。その他の2または3成分反応系もまた考えられ、接着剤、コーティングおよびフィラーのようなカテゴリもカバーされる。
開示された破断可能なシールを組み込んだ容器は、様々な最終用途に用いることができる。反応性化学物質および食品保存および調製については既に述べた。食品用途としては、電子レンジ等で加熱される冷凍食品ばかりでなく、貯蔵安定性のある食品や冷蔵食品も含まれる。食品用途にはまた、飲料製品も包含される。その他の2または3成分反応系もまた考えられ、接着剤、コーティングおよびフィラーのようなカテゴリもカバーされる。
その他の用途としては医療分野である。例えば、多区画パウチは、破断可能なシールが壊れると、2種類以上の成分が混合されて、短時間で硬化するように設計することができる。硬化する前に、パウチは体の部分を覆って、例えば、怪我をした足の支持となって、支持および保護を与えるべく鋳物へと硬化させることができる。関連した例としては、同様のものだが小さめの多区画パウチを設計することができ、成分混合後、硬化前に、パウチを使用者の耳に入れて、硬化するとその形状となり、補聴特注開発品用に用いられる。他の医療用途において、所望の濃度の薬を分配するために多区画パウチにおいて特定量の薬剤を混合し分配することができる。場合によっては、かかるパウチにハングタブを組み込んで、静脈内(IV)分配袋として用いることができる。
歯科分野に有用な用途は混合パッド交換である。キャビティ充填のために用いる予め秤量した量の試薬により、多区画パウチを利用して、破断可能なシールを開けた後、パウチ内で混合することができる。完全に混合したら、パウチを開けて、目的の用途に用いることができる。歯科分野に有用な他の用途は印象材の作成である。多区画パウチは、歯科印象材等を作成するのに用いる試薬を保持することができる。便利な別個のパッケージを作成することができるため、試薬を秤量する必要性が排除される。
さらに他の用途はインジケータ分野である。この用途において、多区画パウチは、パウチが晒された温度や圧力といった条件についての情報を使用者に与えることができる。このようにして作成された破断インジケータは、衝撃や温度限界を使用者に知らせることができる。パウチはまた、シーム破壊インジケータとして用いることもできる。
化粧品の分野において、ある有用な用途はヘアカラーである。多区画パウチは、顕色剤とカラークリームのような成分を使用するまで別個に保持することができる。管に含まれたカラークリーム成分を顕色剤瓶に加えて、穴に指をあてて開いた瓶を振る現在の方法に比べて、容易に成分をパウチ内で混合することができる。開示された多区画パウチは、皮膚や目に刺激を与えるカラークリーム成分のみを取り扱う危険性も排除することができる。かかる場合、毛髪に容易に適用できる噴出口をパウチに組み込むことができる。顔泥は他の有用な化粧用途である。多区画パウチは、破断可能なシールが壊れて、製品を混合して適用するまで、液体(ミルクや水)、クレイおよび粉末分離物のような泥成分を保持することができる。
破断可能なシールを備えた開示された容器のさらに他の用途としては、食品または薬品混合物、2成分ホットまたはコールドパック、分析試験(放出可能な)腐敗性2成分試験混合物、石鹸または殺菌剤の付いた使い捨てハンドタオル、使い捨て歯科用ホワイトニングパック、歯科またはその他用途の2成分クリーニング化合物、完全サラダ成分、仕切られたベーキング成分、種々の食品パッケージング、肉/漬け汁の組み合わせ、肉/液体フレーバー/麺の組み合わせ、成分加熱後に混合したソース、2成分ジュースパウチ、冷却用吸熱化学薬品、パスタとソース、米/鶏/野菜の組み合わせ、片側に過酸化物の付いたクリーニング布地、カーペットまたはしみクリーナーへ染み込ませる加熱済みクリーニング液、2成分以上のカスタマイズ化粧品、フィズシャンプーのような特別な効果のあるパーソナルケア、過酸化物/着色剤ヘアカラー、カスタマイズ可能なハンドローション/フレグランス、万華鏡、色を利用した教育用玩具、内蔵化学実験キット、ホウ砂/木工ボンド(white glue)の組み合わせのような2成分スライム玩具、化学クーラーおよびヒータ、浮上装置、光源、車体フィラー、硬化性塗料系、溶解可能な袋保持硬化剤、カスタム顔料分配、パテおよびボディフィラー、自動膨張シート、魚生存用酸素透過性シート材料でできた酸素生成コンポーネント、パッケージング発泡材、酸と塩基の組み合わせによってガスが生成されるパッケージング材料、2成分発泡系、衝撃、温度および圧力等用の破断インジケータ、シーム破壊インジケータおよびマイクロ波袋弁のようなものが挙げられる。
区画設計特徴
ここに開示された容器は様々な設計特徴を組み込むことができる。例えば、ポンプスプレー装置を多区画パウチに組み込むことができる。この場合、浸漬管およびスプレーアトマイザを区画の1つに挿入して組み合わせた混合物を分配することができる。浸漬管は、1つの区画の下部へ伸張させて、破断可能なシールが開いたら、2つの別個の成分を均一になるよう浸漬管を囲むようにして混合することができる。溶液は、多区画パウチを用いる以外はヘアスプレー分配器と同様のスプレーアトマイザポンプを用いて分配することができる。
ここに開示された容器は様々な設計特徴を組み込むことができる。例えば、ポンプスプレー装置を多区画パウチに組み込むことができる。この場合、浸漬管およびスプレーアトマイザを区画の1つに挿入して組み合わせた混合物を分配することができる。浸漬管は、1つの区画の下部へ伸張させて、破断可能なシールが開いたら、2つの別個の成分を均一になるよう浸漬管を囲むようにして混合することができる。溶液は、多区画パウチを用いる以外はヘアスプレー分配器と同様のスプレーアトマイザポンプを用いて分配することができる。
開示されたパウチまたは容器は、同じく、アトマイザ/ベンチュリノズルを組み込んで、パウチの混合された内容物を分配することができる。浸漬管はパウチの下部へと伸張していて、そこでアトマイザ/ベンチュリ装置はアプリケータ周囲でシールされる。加圧空気をノズルに接続して、パウチの内容物をアトマイザを通して吸出し、内容物を選んだ基材上に均一に適用することができる。
開示されたパウチまたは容器には開ける補助としてプルヘッドまたはタブを組み込むことができる。例えば、2つのプルヘッドをパウチの対向する側または破断可能なシール近傍に固定することができる。逆の方向に引っ張ると、シールは容易に開いて、別個の内容物を混合することができる。プルヘッドまたはタブは、破断可能なシールそのものよりも高いボンド強度のパウチの外側へ直接ボンドされたヒートシール可能なポリエチレンフィルムタブを含むことができる。
開示されたパウチまたは容器は従来の圧力緩和弁を含むことができる。パウチの内容物を加熱して蒸気が放出されると、パウチは膨張し始める。パウチ内の圧力が従来の緩和弁の設定点に達すると、弁が開いて蒸気がパウチから逃げて、通常の範囲内に圧力を維持して、パウチが破裂するのを防ぐ。かかる緩和弁は上述した脆弱な重なり領域に追加することができる。
実験
メルトブローンポリプロピレンウェブのストリップシールを、ポリエチレン袋の中心にヒートシールすることにより形成された2成分袋を、ASTM−F88−00かASTM−F2054−00のいずれかを用いて試験し、得られたバリアシールの強度を求めた。最初の方の試験(ASTM−F88−00)は、可撓性バリア袋のシール強度を測定するものである。破裂強度測定は、第2の試験方法(ASTM−F2054−00)に記載されているように、固定プレート内で内部加圧を用いるものである。
メルトブローンポリプロピレンウェブのストリップシールを、ポリエチレン袋の中心にヒートシールすることにより形成された2成分袋を、ASTM−F88−00かASTM−F2054−00のいずれかを用いて試験し、得られたバリアシールの強度を求めた。最初の方の試験(ASTM−F88−00)は、可撓性バリア袋のシール強度を測定するものである。破裂強度測定は、第2の試験方法(ASTM−F2054−00)に記載されているように、固定プレート内で内部加圧を用いるものである。
A.ブローンマイクロファイバー(BMF)バリアと有効ファイバー直径(EFD)の比較
この比較について、袋寸法は幅19.7cm、長さ11.4cmであった。長手方向バリアストリップを含む袋を、クロックナー−フェロマティクバッグメーカー(Klockner−Ferromatik Bag Maker)、型番LA IIIで製造した。プロセスには、約135℃〜約150℃の温度、約2秒〜約4秒の休止時間設定、および1.54〜1.97kg/cm2(22−28psi)の機械圧力設定を用いた平圧印刷機動作が含まれていた。実施例1〜12の袋を、ARO2600加圧空気破裂機を用いて、フローレート設定9.0で破裂させた。表1の実施例1〜6によれば、固定温度で、バリア破裂強度は有効ファイバー直径の増加に伴って増大していることが示されている。
この比較について、袋寸法は幅19.7cm、長さ11.4cmであった。長手方向バリアストリップを含む袋を、クロックナー−フェロマティクバッグメーカー(Klockner−Ferromatik Bag Maker)、型番LA IIIで製造した。プロセスには、約135℃〜約150℃の温度、約2秒〜約4秒の休止時間設定、および1.54〜1.97kg/cm2(22−28psi)の機械圧力設定を用いた平圧印刷機動作が含まれていた。実施例1〜12の袋を、ARO2600加圧空気破裂機を用いて、フローレート設定9.0で破裂させた。表1の実施例1〜6によれば、固定温度で、バリア破裂強度は有効ファイバー直径の増加に伴って増大していることが示されている。
表2の実施例7〜12によれば、固定温度で、バリア破裂強度は有効ファイバー直径の増加および坪量の低下に伴って増大していることが示されている。表1と表2の結果を比較すると、シーリング温度が増大するとバリア破裂強度が増大するのが示される。
B.ブローンマイクロファイバー(BMF)バリア秤量比較
この比較(実施例13〜23)について、袋寸法は幅25.4cm、長さ26.7cmであった。クロックナー−フェロマティクバッグメーカー(Klockner−Ferromatik Bag Maker)、型番LA IIIで袋を製造した。プロセスには、約2秒〜約4秒の休止時間設定を用いた平圧印刷機動作が含まれていた。機械圧力設定は1.54〜1.97kg/cm2(22〜28psi)であった。袋製造中、フィルムシート間のストリップシールウェブの供給は、任意で、バリアストリップ巻出機を用いて機械により、または手動で供給した。ARO2600加圧空気破裂機を用いて袋を破裂させた。
この比較(実施例13〜23)について、袋寸法は幅25.4cm、長さ26.7cmであった。クロックナー−フェロマティクバッグメーカー(Klockner−Ferromatik Bag Maker)、型番LA IIIで袋を製造した。プロセスには、約2秒〜約4秒の休止時間設定を用いた平圧印刷機動作が含まれていた。機械圧力設定は1.54〜1.97kg/cm2(22〜28psi)であった。袋製造中、フィルムシート間のストリップシールウェブの供給は、任意で、バリアストリップ巻出機を用いて機械により、または手動で供給した。ARO2600加圧空気破裂機を用いて袋を破裂させた。
表3によれば、固定温度で、バリアシール破裂強度は有効ファイバー直径の増加およびマイクロファイバーウェブの秤量の低下に伴って増大していることが示されている。表4によれば、機械供給ストリップシールを用いて形成した袋は、手動供給技術を用いて製造したものと破裂強度が異なっていたことが示されている。この違いは、供給中のストリップシールの張力の差によるものであると思われる。
以下のセクションC〜Iにおいて試料を以下のやり方でシールし試験した。
ヒートシールの説明:ヒートシール材料のシールを、長さ12インチのシーリングレールを備えたパックライト(Packrite)(ウィスコンシン州ラシーヌ(Racine,WI))型番Rロボットジョーシーラーで作成した。シーラーは、シーリング幅が1インチの3/16である加熱上下真鍮レールを備えていた。この装置は、シーリングレールの温度を制御する熱電対フィードバックと、シーリング時間のデジタルコントロールとを備えていた。圧力は、クランピングシリンダで空気圧により制御した。特定のシーリング条件については各例について挙げる。
破断可能なシール試験:破断可能なシールについての剥離値を記録するとき、剥離試験を破断可能なシールの長さについて実施し、5インチ/分のレール分離速度を用いた以外は、ASTM F88−00と同じ試験方法を用いて生成した。破断可能なシール強度について記録した値は、剥離した、別個に結合された試料の3回の平均である。対照試料の値は1回の単一の剥離値である。
各実施例について注釈した対照材料とは、シーリング領域において一覧に挙げられた繊維状ストリップなしで自身に直接シールされた一覧に挙げられたヒートシール材料のことを指す。
C.シール温度の破断可能なシール強度に与える影響
用いた条件:
ヒートシール(熱可塑性)フィルム−本質的に0.56ミルのPET強化層と3.44ミルのLLDPEヒートシール(熱可塑性)層からなるスコッチパック(SCOTCHPAK)ES241
繊維状ストリップ材料−アトフィナ(Atofina)3960番と実質的に同様だが、本出願の目的について問題のない少量の添加剤を含むポリプロピレン(PP)ホモポリマーのブローンマイクロファイバー(BMF)。有効ファイバー直径は4.4ミクロン、坪量は1平方メートル当たり25グラム(gsm)であった。
シーリング条件−
休止時間=1.0秒
シーリング圧力=40PSI
シーリング温度=(可変)
用いた条件:
ヒートシール(熱可塑性)フィルム−本質的に0.56ミルのPET強化層と3.44ミルのLLDPEヒートシール(熱可塑性)層からなるスコッチパック(SCOTCHPAK)ES241
繊維状ストリップ材料−アトフィナ(Atofina)3960番と実質的に同様だが、本出願の目的について問題のない少量の添加剤を含むポリプロピレン(PP)ホモポリマーのブローンマイクロファイバー(BMF)。有効ファイバー直径は4.4ミクロン、坪量は1平方メートル当たり25グラム(gsm)であった。
シーリング条件−
休止時間=1.0秒
シーリング圧力=40PSI
シーリング温度=(可変)
この組のデータにおいて、シーリング温度が熱可塑性材を溶融してボンドを形成するほど十分に高くないためシール力は最初は非常に低い。「引裂」とは、シール破壊なしでシートが引裂かれるほどシールが強かったことを意味している。これは、対照試料のボンド値から分かる。シーリング樹脂の公表されている融点は255°Fである。温度が上がると、熱可塑性材料がボンディングに際して良好に流れるためシール力が高くなる。270°Fの温度で、この条件では、シールの各側からの熱可塑性ポリマーシールが不織繊維状ストリップを通して接触するためシールはクリア(すなわち、透明であり、これは破断可能なシール領域にトラップされた空気が実質的にないことを示す)になる。シール値は、熱可塑性材料が高温で過剰に流れ始め、シーリング領域の流路圧力がシーリング領域外へ熱可塑性材料を押出し始めるまで増大し続けて、シーリング領域またはボンド部の端部で2つのビーズを形成し、シールの剥離値が減じる。
D.シーリング休止時間の破断可能なシール強度に与える影響
用いた条件:
ヒートシールフィルム−(セクションCと同じ)
繊維状ストリップ材料−(セクションCと同じ)
シーリング条件−
休止時間=(可変)
シーリング圧力=40psiまたは80psi
シーリング温度=300°F
用いた条件:
ヒートシールフィルム−(セクションCと同じ)
繊維状ストリップ材料−(セクションCと同じ)
シーリング条件−
休止時間=(可変)
シーリング圧力=40psiまたは80psi
シーリング温度=300°F
この組のデータにおいて、最低休止時間でのシール強度(剥離力により表される)は、熱可塑性シーリング層を有効に加熱溶融するのに休止時間が不十分であるため低い。これより長い休止時間だと、シール強度は比較的一定の値に達し、容器用途に機能させることが可能となる。
E.シーリング圧力の破断可能なシール強度に与える影響
用いた条件:
ヒートシールフィルム−(セクションDと同じ)
繊維状ストリップ材料−(セクションDと同じ)
シーリング条件−
休止時間=2秒
シーリング圧力=(可変)
シーリング温度=300°F
用いた条件:
ヒートシールフィルム−(セクションDと同じ)
繊維状ストリップ材料−(セクションDと同じ)
シーリング条件−
休止時間=2秒
シーリング圧力=(可変)
シーリング温度=300°F
表8によれば、シール強度は示した圧力範囲にわたって徐々に増大し、破断可能なシール強度値は全て使用可能な範囲である。
F.繊維状ストリップ坪量の破断可能なシール強度に与える影響
用いた条件:
ヒートシールフィルム−(セクションEと同じ)
繊維状ストリップ材料−ポリプロピレンホモポリマーのBMF、種類アトフィナ(Atofina)3960番。実際の光学的に測定したファイバー直径は12ミクロン。ストック秤量5、15、20および30gsm。繊維状ストリップ材料を積み重ねて有効坪量10、40および60gsmを得た。
シーリング条件−
休止時間=1秒
シーリング圧力=40psi
シーリング温度=300°F
用いた条件:
ヒートシールフィルム−(セクションEと同じ)
繊維状ストリップ材料−ポリプロピレンホモポリマーのBMF、種類アトフィナ(Atofina)3960番。実際の光学的に測定したファイバー直径は12ミクロン。ストック秤量5、15、20および30gsm。繊維状ストリップ材料を積み重ねて有効坪量10、40および60gsmを得た。
シーリング条件−
休止時間=1秒
シーリング圧力=40psi
シーリング温度=300°F
このデータによれば、繊維状ストリップ材料の低坪量では破断可能なボンドの剥離値が高すぎる。これより高い坪量では、剥離値は使用可能な範囲である。坪量がさらに増えると、1秒の休止時間での透明なシールを作成する能力が失われる。
G.異なる熱可塑性ヒートシーリングフィルムの破断可能なシール強度に与える影響
用いた条件:
ヒートシールフィルム−(表参照)
ES33−0.56ミルのPETと3.44ミルのプリマコール(Primacor)3330エチレンアクリル酸コポリマーを含むスコッチパック(SCOTCHPAK)ES33
ES26−3.8ミルのPETと2.0ミルのエルバックス(Elvax)3185エチレン酢酸ビニルを含むスコッチパック(SCOTCHPAK)ES26
ES241−セクションCに記載したスコッチパック(SCOTCHPAK)ES241
ナイロン/PE−3ミルのナイロンおよび2.25のLLDPE
繊維状ストリップ材料−(セクションEと同じ)
シーリング条件−
休止時間=(表参照)
シーリング圧力=40psi
シーリング温度=(表参照)
用いた条件:
ヒートシールフィルム−(表参照)
ES33−0.56ミルのPETと3.44ミルのプリマコール(Primacor)3330エチレンアクリル酸コポリマーを含むスコッチパック(SCOTCHPAK)ES33
ES26−3.8ミルのPETと2.0ミルのエルバックス(Elvax)3185エチレン酢酸ビニルを含むスコッチパック(SCOTCHPAK)ES26
ES241−セクションCに記載したスコッチパック(SCOTCHPAK)ES241
ナイロン/PE−3ミルのナイロンおよび2.25のLLDPE
繊維状ストリップ材料−(セクションEと同じ)
シーリング条件−
休止時間=(表参照)
シーリング圧力=40psi
シーリング温度=(表参照)
このデータによれば、様々な熱可塑性ヒートシールフィルムにより有効な破断可能シールが作成できることが示されている。ヒートシールフィルムの構造に応じて、適切な破断可能なシールの剥離値を得るには異なるシーリング条件を用いる必要がある。
H.異なるシーリングストリップ材料の破断可能なシール強度に与える影響
用いた条件:
ヒートシールフィルム−(セクションFと同じ)
繊維状ストリップ材料−(種々、表参照)
シーリング条件−
休止時間=1.0秒
シーリング圧力=40psi
シーリング温度=300°F
用いた条件:
ヒートシールフィルム−(セクションFと同じ)
繊維状ストリップ材料−(種々、表参照)
シーリング条件−
休止時間=1.0秒
シーリング圧力=40psi
シーリング温度=300°F
様々な購入した不織ウェブ材料の、好適なシール強度を有する破断可能なシールを作成する能力について試験した。いくつか知見された。実施例61において、繊維状ストリップおよび熱可塑性ボンディング層において同じポリマーであるためシールは永久である。実施例63もまた、繊維状ストリップ構造におけるPEのために高い剥離値のこの効果を示す。実施例64において、繊維状ストリップは、各層がポリプロピレン(PP)で構成される3層SMS(スパン−ボンド/メルトブローン/スパンボンド)を有していた。他のブローンマイクロファイバーおよびSMS構造体は好適な剥離値範囲に値を有していた。
I.シーリング構成の破断可能なシール強度に与える影響
用いた条件:
ヒートシールフィルム−(セクションHと同じ)
繊維状ストリップ材料−(セクションGと同じ)
シーリング条件−
休止時間=(可変、表参照)
シーリング圧力=40psi
シーリング温度=300°F
用いた条件:
ヒートシールフィルム−(セクションHと同じ)
繊維状ストリップ材料−(セクションGと同じ)
シーリング条件−
休止時間=(可変、表参照)
シーリング圧力=40psi
シーリング温度=300°F
表12において、「テープの層」とは、シーリングレールをカバーするのに用いる3M60PTFEフィルム(2ミルのPTFEテープ)の層のことを指す。表12のデータによれば、様々な加熱レール構成を用いて、適切な剥離値を有する破断可能なシールを製造することができることが分かる。これには、片側または両側からのシールの加熱、およびテープ層でカバーされた片方または両方のシーリングレールを持たせることが含まれる。
食品例
これらの実施例において、異なる組み合わせの食品成分を2区画プラスチックパウチの近接する区画に充填した。上述したスコッチパック(SCOTCHPAK)29905シートと同様だが、鎖状低密度ポリエチレン層がダウケミカル社(Dow Chemical Co.)製ダウレックス(Dowlex)2035LLDPEから構成されたフィルムラミネートシートを用いてパウチを構築した。区画に食品を充填する前、パウチは実質的に図1および2に示す設計であった。幅約12mmでスリットの入ったメルトブローンポリプロピレンウェブから構成されたストリップシールを用いた。クロックナー−フェロマティクバッグメーカー(Klockner−Ferromatik Bag Maker)、型番LA IIIでパウチを製造した。パウチの寸法は幅約25.4cm(10インチ)、「二人分」のサイズだと長さ約26.7cm(10.5インチ)、「一人分」のサイズだと約16.5cm(6.5インチ)であった。実質的に等サイズの区画に選択した食品成分を充填した後、パウチの開放端を端部シールし、得られた食品保存物品を従来の冷凍冷蔵庫の冷凍室に入れた。その後、試験のために、完全に冷凍した食品保存物品を冷凍庫から取り出し、出力定格1.53kWのジェネラルエレクトリック(General Electric)型番JES1339WC001ターンテーブル電子レンジにすぐに入れ、レンジを「高」設定でオンにした。区画の蒸気圧を増大させて、内部蒸気圧のために破断可能なシールが壊れた時間を記録した。全ての場合において、パウチの端部シールは無傷のままであり、バリアシールが破断した後さらなる期間にわたって食品成分を調理できた。
これらの実施例において、異なる組み合わせの食品成分を2区画プラスチックパウチの近接する区画に充填した。上述したスコッチパック(SCOTCHPAK)29905シートと同様だが、鎖状低密度ポリエチレン層がダウケミカル社(Dow Chemical Co.)製ダウレックス(Dowlex)2035LLDPEから構成されたフィルムラミネートシートを用いてパウチを構築した。区画に食品を充填する前、パウチは実質的に図1および2に示す設計であった。幅約12mmでスリットの入ったメルトブローンポリプロピレンウェブから構成されたストリップシールを用いた。クロックナー−フェロマティクバッグメーカー(Klockner−Ferromatik Bag Maker)、型番LA IIIでパウチを製造した。パウチの寸法は幅約25.4cm(10インチ)、「二人分」のサイズだと長さ約26.7cm(10.5インチ)、「一人分」のサイズだと約16.5cm(6.5インチ)であった。実質的に等サイズの区画に選択した食品成分を充填した後、パウチの開放端を端部シールし、得られた食品保存物品を従来の冷凍冷蔵庫の冷凍室に入れた。その後、試験のために、完全に冷凍した食品保存物品を冷凍庫から取り出し、出力定格1.53kWのジェネラルエレクトリック(General Electric)型番JES1339WC001ターンテーブル電子レンジにすぐに入れ、レンジを「高」設定でオンにした。区画の蒸気圧を増大させて、内部蒸気圧のために破断可能なシールが壊れた時間を記録した。全ての場合において、パウチの端部シールは無傷のままであり、バリアシールが破断した後さらなる期間にわたって食品成分を調理できた。
F1 チーズラビオリ/レッドソース(一人前)
この例では、パウチの一区画に約221gのチーズ充填ラビオリパスタを充填し、多区画に約119gのトマトソースを充填した。これらの成分を約2分27秒間別個に調理してからバリアシールの破断を観察した。パウチの中身を一緒にさらに35秒間調理してから電子レンジをオフにした。パウチをオーブンから取り出して開いた。食品は良好な軟度を有しており、両成分とも熱かった。
この例では、パウチの一区画に約221gのチーズ充填ラビオリパスタを充填し、多区画に約119gのトマトソースを充填した。これらの成分を約2分27秒間別個に調理してからバリアシールの破断を観察した。パウチの中身を一緒にさらに35秒間調理してから電子レンジをオフにした。パウチをオーブンから取り出して開いた。食品は良好な軟度を有しており、両成分とも熱かった。
F2 麺/角切りチキンと野菜(一人前)
この例では、パウチの一区画に約119gの冷凍麺生地を充填し、他区画に約51gの角切り予備調理チキンと約61gの未調理野菜を充填した。これらの成分を約1分51秒間別個に(麺をチキンと野菜から分離して)調理してからバリアシールの破断を観察した。パウチの中身を一緒にさらに33秒間調理してから電子レンジをオフにした。パウチをオーブンから取り出して開いた。食品の成分は全て熱かった。野菜は良好なバリバリとした(のびていない)軟度を有していたが、麺は乾燥して硬い側があった。
この例では、パウチの一区画に約119gの冷凍麺生地を充填し、他区画に約51gの角切り予備調理チキンと約61gの未調理野菜を充填した。これらの成分を約1分51秒間別個に(麺をチキンと野菜から分離して)調理してからバリアシールの破断を観察した。パウチの中身を一緒にさらに33秒間調理してから電子レンジをオフにした。パウチをオーブンから取り出して開いた。食品の成分は全て熱かった。野菜は良好なバリバリとした(のびていない)軟度を有していたが、麺は乾燥して硬い側があった。
F3 麺/角切りチキン、野菜およびホワイトソース(一人前)
この例では、パウチの一区画に約119gの冷凍麺生地を充填し、他区画に約51gの角切り予備調理チキン、約61gの未調理野菜および約109gのホワイトソースを充填した。これらの成分を約1分52秒間別個に(麺をチキン、野菜およびソースから分離して)調理してからバリアシールの破断を観察した。パウチの中身を一緒にさらに10秒間調理してから電子レンジをオフにした。パウチをオーブンから取り出して開いた。食品には熱い部分と冷たい部分があった。麺は乾燥しており硬い側があった。
この例では、パウチの一区画に約119gの冷凍麺生地を充填し、他区画に約51gの角切り予備調理チキン、約61gの未調理野菜および約109gのホワイトソースを充填した。これらの成分を約1分52秒間別個に(麺をチキン、野菜およびソースから分離して)調理してからバリアシールの破断を観察した。パウチの中身を一緒にさらに10秒間調理してから電子レンジをオフにした。パウチをオーブンから取り出して開いた。食品には熱い部分と冷たい部分があった。麺は乾燥しており硬い側があった。
F4 ライス/角切りチキンと野菜(二人前)
この例では、パウチの一区画に約238gの調理済みライスを充填し、他区画に約102gの角切り予備調理チキンと約122gの未調理野菜を充填した。これらの成分を約5分13秒間別個に(ライスをチキンと野菜から分離して)調理してからバリアシールの破断を観察した。パウチの中身を一緒にさらに調理してから電子レンジをオフにした。パウチをオーブンから取り出して開いた。食品の成分は全て熱かった。野菜は良好なバリバリとした(のびていない)軟度を有しており、ライスも良好な軟度を有していた。
この例では、パウチの一区画に約238gの調理済みライスを充填し、他区画に約102gの角切り予備調理チキンと約122gの未調理野菜を充填した。これらの成分を約5分13秒間別個に(ライスをチキンと野菜から分離して)調理してからバリアシールの破断を観察した。パウチの中身を一緒にさらに調理してから電子レンジをオフにした。パウチをオーブンから取り出して開いた。食品の成分は全て熱かった。野菜は良好なバリバリとした(のびていない)軟度を有しており、ライスも良好な軟度を有していた。
F5 ライス/角切りチキン、野菜およびホワイトソース(二人前)
この例では、パウチの一区画に約238gの調理済みライスを充填し、他区画に約102gの角切り予備調理チキン、約122gの未調理野菜および約218gのホワイトソースを充填した。これらの成分を約6分19秒間別個に(ライスをチキン、野菜およびソースから分離して)調理してからバリアシールの破断を観察した。パウチの中身を一緒にさらに調理してから電子レンジをオフにした。パウチをオーブンから取り出して開いた。食品には熱い部分と冷たい部分があった。
この例では、パウチの一区画に約238gの調理済みライスを充填し、他区画に約102gの角切り予備調理チキン、約122gの未調理野菜および約218gのホワイトソースを充填した。これらの成分を約6分19秒間別個に(ライスをチキン、野菜およびソースから分離して)調理してからバリアシールの破断を観察した。パウチの中身を一緒にさらに調理してから電子レンジをオフにした。パウチをオーブンから取り出して開いた。食品には熱い部分と冷たい部分があった。
食品例をさらに実践した。ある例では、チーズを一区画に入れ、ナチョチップスを他区画に入れた。他の例では、チーズを一区画に入れ、大きなソフトプレッツェルを他区画に入れた。これらの場合、バリアシールは区画内でパウチの端部シールを破断することなく蒸気圧から再び破断した。調理後、全ての食品成分をよく加熱したところ、得られた食品は良好な品質と味を有していた。
本発明の様々な修正および変更は、本発明の範囲および目的から逸脱することなしに当業者には明白であり、本発明はここに規定した説明のための実施形態に限定されないものと考えられる。
Claims (16)
- 第1および第2の熱可塑性ポリマー層と、
前記第1と第2のポリマー層との間に配置された第3の連続ポリマー層と、
を含む破断可能なシールであって、
前記第1および第3のポリマー層が第1の物理的ポリマーブレンドを形成し、
前記第2第1および第3のポリマー層が第2の物理的ポリマーブレンドを形成する破断可能なシール。 - 前記第3の連続ポリマー層が、不織マイクロファイバーを含む繊維状ストリップを含む請求項1に記載のシール。
- 前記第1および第2の物理的ポリマーブレンドが、前記破断可能なシールのシーリング領域を画定しており、前記第3の連続ポリマー層が、前記シーリング領域から間隔をあけた末端部分を含む請求項1に記載のシール。
- 請求項1に記載のシールを含む容器。
- 少なくとも1つの永久シールおよび少なくとも1つの破断可能なシールに沿って第2の部材にシールされて、容器内で第1の区画を画定する第1の熱可塑性シートを含む容器であって、
マイクロファイバーを含む連続繊維状ストリップが、前記第1のシートと第2の部材との間に配置されて前記破断可能なシールを形成している容器。 - 前記第2の部材が第2の熱可塑性シートを含む請求項5に記載の容器。
- 前記第1の熱可塑性シートが、内側熱可塑性層と、外側強化層と、を含む請求項5に記載の容器。
- 前記容器が、第2の区画を含み、前記破断可能なシールが前記第1および第2の区画を分離している請求項5に記載の容器。
- 前記容器が、食料品を保持している請求項4または5に記載の容器。
- 請求項8に記載の容器を含み、前記第1の区画においてシールされた第1の食品成分と、前記第2の区画においてシールされた第2の食品成分と、をさらに含む食品保存物品。
- 前記第1および第2の区画の1つが、膨張可能な部分を含む請求項10に記載の食品保存物品。
- 請求項10に記載の前記食品保存物品を提供することと、
前記第1および第2の区画の少なくとも1つにおいて蒸気圧によって前記破断可能なシールが破壊されるまで前記食品保存物品を加熱することと、
を含む食品の調理方法。 - 前記破断可能なシールが破壊したときに破断しない端部シールをパウチがその周囲にさらに含む請求項12に記載の方法。
- 第1および第2の透明な熱可塑性シートを提供することと、
多層構造を形成するために、前記第1のシートと第2のシートとの間に不織マイクロファイバーを含む連続繊維状ストリップを配置することと、
前記破断可能なシールを形成するために、シーリング領域において前記多層構造に十分な熱および圧力を印加することと、
を含む破断可能なシールを製造する方法。 - 前記印加工程によって、透明な破断可能なシールが得られる請求項14に記載の方法。
- 前記繊維状ストリップが、前記シーリング領域より大きなサイズである請求項14に記載の方法。
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