JP2006525838A

JP2006525838A - 半導体発光ダイオードを使用する日焼け装置

Info

Publication number: JP2006525838A
Application number: JP2006506905A
Authority: JP
Inventors: ユーステル，トーマス; レインデルロンダ，コルネリス
Original assignee: Koninklijke Philips Electronics NV
Current assignee: Koninklijke Philips NV
Priority date: 2003-05-09
Filing date: 2004-04-27
Publication date: 2006-11-16
Also published as: WO2004098709A1; EP1624931B1; EP1624931A1; ATE422942T1; US20070060985A1; US7901442B2; DE602004019514D1

Abstract

本発明は、光源として半導体発光ダイオード（ＬＥＤ）を有する日焼け装置に係る。ＬＥＤは、望ましくは、半導体材料として、（ＩｎＧａ）Ｎ，（ＡｌＧａ）Ｎ，（ＡｌＩｎＧａ）Ｎ，又は（ＡｌＩｎＧａ）Ｐからなる。

Description

本発明は、サンベッド等の日焼け装置における、光源としての半導体発光ダイオードの使用に係る。

今日の日焼け装置は、低圧水銀灯（ＴＬランプ）及び高圧水銀灯（ＨＩＤランプ）を内蔵する。かかる場合、ＵＶＢライトの量は、ＨＩＤランプの場合はカラーフィルタによって、ＴＬランプの場合は蛍光体の混合物によって調整される。また、日焼け装置からの光の実際の色は、複数の有色のＴＬランプを使用することによって調節され得る。これとは対照的に、本発明によれば、ＵＶ放射及び色発光の調整は、発光ダイオードを用いて実行される。

従来の日焼け装置が低圧水銀灯（ＴＬランプ）と高圧水銀灯（ＨＩＤランプ）の組合せを内蔵することは、既知である。低圧水銀灯は、例えば、サンベッドで使用され、使用者の身体の前面及びその背中を照射するようにされる。一方、高圧水銀灯は、サンベッドの上端部でのみ使用され、使用者の顔及び頭部を照射するようにされる。いずれの種類のランプも主にＵＶＡ光を発し、ランプが作られているガラスによって大きく確定されるＵＶＢ放射の量の総量を伴い、ガラスは２９０ｎｍ乃至３２０ｎｍの域で吸収限界を有する。低圧水銀灯からの放射のＵＶＢ含有量は、また、蛍光体の混合物を使用することによって調節され得る。

日焼け装置によって発された光の外観は、４０５ｎｍ，４３６ｎｍ，及び５４６ｎｍで低圧水銀灯から可視発光によって大きく確定される。

日焼け装置は、日焼け装置が使用者の希望に適応するようＵＶ発光のスペクトラムが調節され得る発光ダイオードも有する場合、相当の有利性を有する、ことが判明している。

ＵＶＢ光を発するＬＥＤを使用することによって、ＵＶ光と青色光を発する低圧水銀灯からなる従来のサンベッドの使用と関連される不利点を克服することが可能である。また、ＵＶＢ光を発する（ＩｎＧａ）Ｎ，（ＡｌＧａ）Ｎ，又は（ＡｌＩｎＧａ）ＰのＬＥＤは、
日焼け装置からのＵＶ光の実際のスペクトラムが使用者の個別の希望に適応するよう調節され得るよう、調光器を取り付けられ得る。最後に、可視光を発するＬＥＤは、また、発される光の色に影響を与えるよう使用され得る。黄色又は緑色又は赤色の光を発するＬＥＤが、日焼け装置からの青色光を追加的な色混合によって白色光に転換するよう使用される場合は、たとえ白色光でもこのように生成され得る。本発明によれば、２９０ｎｍ乃至３２０ｎｍ（ＵＶＢ）のスペクトル域でＵＶ放射を発する日焼け装置を製造することがこのように可能である。

しかしながら、ＬＥＤが３２０ｎｍ乃至４００ｎｍ（ＵＶＡ）のスペクトル域でＵＶ光を発する日焼け装置が製造されることも可能である。

最後に、ＬＥＤが４００ｎｍ乃至９００ｎｍの域で光を発する日焼け装置が製造されることも可能である。

ＬＥＤの使用によって、一方では、ＵＶＢ光の発光スペクトラムは、調光器で調整され得る。しかしながら、他方では、色温度、演色、及びＬＥＤによって発された可視光は、また、調光器で調整され得る。

ＬＥＤが発する赤外光が本発明に従った日焼け装置に使用されること、及び、このように使用者が実際の日焼け実施の前にＩＲＡ光で処置されることもまた、可能である。ＵＶ光での照射の前のＩＲＡ光の適用は、人間の肌へのＵＶ光の悪影響を低減するという指摘がある。

日焼け装置内での一様分布を確実にするよう、ＬＥＤからの光は、プレキシガラス（ｐｌｅｘｉｇｌａｓｓ）（ＰＭＭＡ）又は他の何らかの透明なプラスチック材料でできた導光シートに結合され得る。かかる導光シートは、本発明に従ったサンベッド（図１乃至図３）で使用者を保護するよう取り付けられる。光は、続いて、シートに適用された被覆層によって結合をとかれ、表面粗さを作る。光の結合をとく構造の直径は、かかる場合は１００ｎｍ乃至１，０００ｎｍの域でなければならない。ＵＶ光は、例えばＰＭＭＡからなる導光体に結合され得る。これは、ＰＭＭＡが波長２８０ｎｍまでの高い透過性を有するためである。（図４参照）
本発明のこれらの及び他の面は、添付の図面によって明らかにされる。

本発明に従った日焼け装置を側方から図示する。該装置は、導光として作用するＰＭＭＡのシートを有し、該シートからＵＶ光は粗面によって結合をとかれる。ＴＬランプによって作られた光は、ＰＭＭＡのシート状で反射される。本発明に従った日焼け装置を上方から図示する。ＰＭＭＡのシートの下に配置されたＴＬランプが見られ、側方からＰＭＭＡのシートへと光を結合させるＬＥＤが見られる。日焼け装置の断面を図示する。ＴＬランプはＰＭＭＡのシートの下に配置され、反射体及び横方向にＰＭＭＡのシートへと光を結合させるＬＥＤが見られる。結合をとく目的に対し、ＰＭＭＡのシートは、粗い被覆層で被覆される。異なる波長での一般的なポリメチル・メタクリレートの透過性に対する曲線を示す。ＰＭＭＡのシートの透過性は、３００ｎｍより短い波長でのＵＶ光に対して急激に低下する。

Claims

光源として半導体発光ダイオードを有する、ことを特徴とする日焼け装置。
ＵＶ光を発するＬＥＤを有する、ことを特徴とする請求項１記載の日焼け装置。
ＵＢ光を発する前記ＬＥＤは、高エネルギの（ＩｎＧａ）Ｎ，（ＡｌＧａ）Ｎ，（ＡｌＩｎＧａ）Ｎ，又は（ＡｌＩｎＧａ）ＰのＬＥＤである、ことを特徴とする請求項２記載の日焼け装置。
前記ＬＥＤは、２９０ｎｍ乃至３２０ｎｍ（ＵＢＶ）のスペクトル域でＵＶ放射を発する、ことを特徴とする請求項１乃至３記載の日焼け装置。
前記ＬＥＤは、３２０ｎｍ乃至４００ｎｍ（ＵＶＡ）のスペクトル域でＵＶ光を発する、ことを特徴とする請求項１乃至３記載の日焼け装置。
前記ＬＥＤは、４００ｎｍ乃至９００ｎｍのスペクトル域で光を発する、ことを特徴とする請求項１記載の日焼け装置。
前記ＬＥＤによって発された前記ＵＶＢ光のスペクトラムは、調光器で調整され得る、ことを特徴とする請求項５記載の日焼け装置。
色温度、演色、及び前記ＬＥＤによって発された可視光は、調光器で調整され得る、ことを特徴とする請求項６記載の日焼け装置。
前記ＬＥＤによって発された前記光は、調光器によって７００ｎｍ乃至９００ｎｍ（ＩＲＡ）のスペクトル域に対して調整され得る、ことを特徴とする請求項６記載の日焼け装置。