JPH09276345A - 蛍光白木棺とその使用方法 - Google Patents

蛍光白木棺とその使用方法

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JPH09276345A
JPH09276345A JP11123196A JP11123196A JPH09276345A JP H09276345 A JPH09276345 A JP H09276345A JP 11123196 A JP11123196 A JP 11123196A JP 11123196 A JP11123196 A JP 11123196A JP H09276345 A JPH09276345 A JP H09276345A
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JP
Japan
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fluorescent
casket
shiraki
white
light
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JP11123196A
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Inventor
Akira Okamoto
晃 岡本
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Ichimaruhachi Kk Off
OFF ICHIMARUHACHI KK
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Ichimaruhachi Kk Off
OFF ICHIMARUHACHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白木の風合いを残したまま、通夜や葬儀の席
において尊厳な雰囲気を醸し出させ、しかも、故人の昇
天する魂を象徴させるように演出することができる蛍光
白木棺およびその使用方法を提供する。 【解決手段】 蛍光白木棺1は、白木棺6の表面に、蛍
光顔料3が含まれた透明樹脂4が塗布されており、蛍光
顔料3は紫外線または紫外線より短い波長の非可視光線
が照射されると、ぼんやりと光るものである。この蛍光
白木棺1を通夜や葬儀を執り行う部屋に載置し、紫外線
または紫外線より短い波長の非可視光線を照射する紫外
線ランプ2を蛍光白木棺1に照射すると、蛍光白木棺1
はぼんやりと光るので、通夜や葬儀の席において尊厳な
雰囲気を醸し出させることができ、しかも、蛍光白木棺
の上面がぼんやりと上方に向かって蛍光すると、その蛍
光は故人の昇天する魂を象徴させるように演出すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光白木棺とその
使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒトが死ぬと、その遺体は白木棺に入棺
され通夜や葬儀が執り行われるが、故人の親族や友人達
は、故人を悼むために少しでも華やかに見送ってやりた
いのが心情である。もちろん、人が死ぬのは1度だけな
ので、少しでも華やかに見送りたいという切実な気持ち
によって、故人を入棺するためのその白木棺は豪華に飾
り付けられる。例えば、白木棺の上面や側面には手彫り
の細やかで大胆な構図の彫刻が施されていたり、また、
桐製の白木棺は高価であるにも拘わらず、人気が高い。
葬儀の後に、白木棺は故人とともに焼却されてしまうけ
れども、白木棺はこの世における故人の最後の個室であ
るので、故人を安らかに送りたいという遺族の思いやり
と故人の人徳とによって、白木棺は豪華に飾られるわけ
である。ところで、通夜や葬儀の中心はいうまでもなく
白木棺の中に入棺された故人であるが、この故人は白木
棺に入棺されているので通夜や葬儀の間中、通夜や葬儀
に出席している人達は、白木棺の覗窓を開けて覗き込ま
ないかぎり、故人の顔を見ることはできない。このた
め、通夜や葬儀に出席している人達の眼は常に、白木棺
に注がれているので、葬儀に出席している人達によく見
えるように、白木棺に輝度の高い可視光線のライトを当
てて白木棺をライトアップして、演出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のよう
に白木棺に輝度の高い可視光線のライトを当ててライト
アップすると、明々と白木棺を照らしてしまい、尊厳な
雰囲気を重んじる通夜や葬儀の席では場にそぐわないと
いう問題がある。
【0004】本発明はかかる事情に鑑み、白木の風合い
を残したまま、通夜や葬儀の席において尊厳な雰囲気を
醸し出させ、しかも故人の昇天する魂を象徴させるよう
に演出することができる蛍光白木棺およびその使用方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の蛍光白木棺
は、表面に化学発光する蛍光顔料を含んだ樹脂が塗布さ
れたことを特徴とする。請求項2の蛍光白木棺は、上面
に化学発光する蛍光顔料を含んだ樹脂が塗布されたこと
を特徴とする。請求項3の蛍光白木棺の使用方法は、白
木棺の表面に化学発光する蛍光顔料を含んだ樹脂を塗布
し、紫外線または紫外線より短い波長の非可視光線を該
蛍光白木棺に照射することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の蛍光白木棺の一実施
形態の説明図で、(A)は本実施形態の蛍光白木棺1の
概略斜視図、(B)は同蛍光白木棺1の表面の模式図で
ある。図1(A)、(B)に示すように、本実施形態の
蛍光白木棺1は白木棺6の表面に、蛍光顔料3が含まれ
たアクリル系の透明樹脂4が塗布されたものである。こ
の蛍光顔料3は、通常照明など可視光線の下では発光し
ないが、紫外線などの波長の短い光が当てられると化学
発光する物質で、代表的な蛍光顔料としてはルミネール
がよく知られている。このため、表面に蛍光顔料3を塗
布された蛍光白木棺1は、通常の照明の下では、見た目
には従来の白木棺6と変わるところはないが、紫外線な
どの波長の短い光が当てられるとぼんやりと発光する。
白木棺6は、死んだ人を入棺させるための公知のもの
で、従来より桐製や欅製のものが多く作成されている。
wは覗窓である。なお、蛍光白木棺1の側面には、鳳凰
や龍、バラ、雲などの彫刻を施しておき、この彫刻部分
に蛍光顔料3を含んだ透明樹脂4を塗布しておくと、発
光したときに彫刻が浮き上がって立体的に見えるので好
適である。さらになお、透明樹脂4はアクリル系の樹脂
だけでなく、透明な樹脂であれば特に限定されない。
【0007】蛍光顔料3は、紫やブルー、ピンク、オレ
ンジ、赤など可視光線中の様々な色を発色する性質をも
っている有機蛍光顔料が知られており、これらの有機蛍
光顔料を組み合わせて白木棺6に塗布し、通夜や葬儀に
ふさわしい色彩に彩色するとよい。もちろん、通常照明
の下では蛍光顔料3は発光しないので、紫外線ランプな
どを白木棺6に当てながら蛍光顔料3を白木棺6に彩色
するとよい。なお、蛍光顔料3は、後述の燐光反応を示
す顔料を用いてもよく、この場合、紫外線または紫外線
より短い波長の非可視光線を照射するのを止めた後で
も、ぼんやりと光っているので好ましい。
【0008】とくに、白木棺6の上面に蛍光顔料3を含
んだ透明樹脂4を塗布して蛍光白木棺1としておくと、
紫外線または紫外線より短い波長の非可視光線を照射し
たときに、蛍光白木棺1の上面から上方に向かってぼん
やり光るが、詳細は後述する。
【0009】つぎに、蛍光白木棺の使用方法について説
明する。図2は本発明の蛍光白木棺の使用方法のフロー
チャートである。図2に示すように、本発明の蛍光白木
棺の使用方法は、まず、白木棺6に蛍光顔料3を含んだ
透明樹脂4を塗布(102 )して蛍光白木棺1とし、つぎ
に、紫外線または紫外線より短い波長の非可視光線をこ
の蛍光白木棺1に照射(102 )する。すると直ちに、蛍
光白木棺1は蛍光顔料3で彩色された色彩どおりに、ぼ
んやりと光る。
【00010】つぎに、本実施形態の蛍光白木棺1およ
び本発明の蛍光白木棺の使用方法の作用効果について述
べる。図3は蛍光白木棺の使用方法の一実施形態であ
る。図3に示すように、通夜や葬儀が行われる部屋にお
いて、蛍光白木棺1が部屋の前面に載置されており、こ
の蛍光白木棺1に照射しうる位置に、紫外線または紫外
線より短い波長の非可視光線を照射する紫外線ランプ2
を蛍光白木棺1の屋根を照射する位置に設置する。な
お、前記紫外線ランプ2の他に、蛍光白木棺1の前方に
おける上方や下方、ならびに右方や左方に、水銀灯やハ
ロゲンなどの強力な紫外線または紫外線より短い波長の
非可視光線を照射する紫外線ランプ5を設置し、蛍光白
木棺1に向けて前記非可視光線を照射すると、蛍光白木
棺1の前面がより光って強調されるので好ましい。
【0011】蛍光白木棺1は通常照明では、単なる普通
の白木棺であるが、紫外線ランプ2によって、紫外線ま
たは紫外線より短い波長の非可視光線が照射されると、
直ちにぼんやりと蛍光し始める。つまり、紫外線または
紫外線より波長の短い光線は眼に見えないので、この光
線を蛍光白木棺1に照射しても、通夜や葬儀の雰囲気を
壊すことなく、また蛍光白木棺がぼんやりと光るので尊
厳な雰囲気を醸し出させることができるという効果を奏
する。しかも、白木棺6の上面に蛍光顔料3を含んだ透
明樹脂4が塗布されている場合には、蛍光白木棺1の上
面がぼんやりと上方に向かって蛍光すると、その蛍光は
故人の昇天する魂を象徴させるように演出することがで
きるという効果を奏する。
【0012】最後に、蛍光顔料3の化学発光について説
明する。図4は蛍光顔料3の化学発光の説明図であっ
て、符号(A)は蛍光顔料3の模式図、符号(B)は熱
反応と蛍光反応の状態遷移図である。図4(A)に示す
ように、この紫外線ランプ2から放射される紫外線また
は紫外線より短い波長の非可視光線ν0 が、白木棺1を
被覆している透明樹脂4の蛍光顔料3に当たると、この
蛍光顔料3は自ら光線ν1 を放つ。この光線ν1 は、通
常の可視光線のランプと異なり、ぼんやりとほのかに蛍
光白木棺1を包むごとく光っているので、通夜や葬儀の
雰囲気を壊すことなく、尊厳な雰囲気を醸し出させるこ
とができる。
【0013】化学発光するものの多くは酸化反応であ
り、酸化反応は燃焼の現象としても認められるように、
一般に発熱反応であり、反応前の原系よりは酸化により
生じた生成物のほうがエネルギーが低い。この熱反応で
は、図4(B)の点線に示すように、生成物は基底状態
S0 で生じ、反応前の原系状態Pと反応後の基底状態S
0 とのエネルギー差が熱として生ずる。一方、化学発光
には2種類あって、いずれも光が照射されている間は発
光するのは同じであるが、その後、光の照射を止めると
発光しなくなる蛍光反応と、光が照射されなくなっても
発光している燐光反応とがある。化学発光の蛍光反応と
燐光反応とは、いずれも反応の遷移状態でもつエネルギ
ーの一部が、生成物に付加されて励起分子が作られるの
は同じである。しかし、図4(B)の実線に示すよう
に、前記蛍光反応は、酸化されるときに発生する陰イオ
ンが励起一重項状態S1 で生じ、この励起一重項の陰イ
オンが基底状態S0 に失活するときに、励起一重項状態
S1 と基底状態S0 とのエネルギー差を光のエネルギ
ー、すなわち光線ν1 として放出する。他方の燐光反応
は、蛍光反応と同様に、酸化されるときに発生する陰イ
オンが励起三重項状態で生じ、この励起三重項状態の分
子が燐光を放出して基底状態S0 に戻る。しかしなが
ら、励起三重項状態の分子は前記励起一重項状態S1 の
分子より1000万倍も寿命が長いので、光の照射が止まっ
ても光線ν1 を放出し続ける。
【0014】上記のごとく、本発明の蛍光白木棺の使用
方法によれば、通常照明の下では白木の風合いを残し、
目に見えない紫外線および紫外線より波長の短い光線を
蛍光白木棺1に照射するので、通夜や葬儀の雰囲気を壊
すことなく、また蛍光白木棺1がぼんやりと光るので尊
厳な雰囲気を醸し出させることができる。しかも、蛍光
白木棺1の上面がぼんやりと上方に向かって蛍光する
と、その蛍光は故人の昇天する魂を象徴させるように演
出することができる。
【0015】
【発明の効果】請求項1の蛍光白木棺によれば、通常の
可視光線の条件下では白木の風合いを残し、通夜や葬式
のときに、目に見えない紫外線および紫外線より波長の
短い光線を照射すると、ぼんやりと光るので、尊厳な雰
囲気を醸し出させることができる。請求項2の蛍光白木
棺によれば、蛍光白木棺の上面がぼんやりと上方に向か
って蛍光すると、その蛍光は故人の昇天する魂を象徴さ
せるように演出することができる。請求項3の蛍光白木
棺の使用方法によれば、目に見えない紫外線および紫外
線より波長の短い光線を蛍光白木棺に照射するので、通
夜や葬儀の雰囲気を壊すことなく、また蛍光白木棺がぼ
んやりと光るので尊厳な雰囲気を醸し出させることがで
きる。しかも、蛍光白木棺の上面がぼんやりと上方に向
かって蛍光すると、その蛍光は故人の昇天する魂を象徴
させるように演出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の蛍光白木棺の概略斜視図
である。
【図2】本発明の蛍光白木棺の使用方法のフローチャー
トである。
【図3】蛍光白木棺の使用方法の一実施形態である。
【図4】蛍光顔料の状態遷移図である。
【符号の説明】
1 蛍光白木棺 2 紫外線ランプ 3 蛍光顔料 4 アクリル系透明合成
樹脂 5 紫外線ランプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】白木棺の表面に、化学発光する蛍光顔料を
    含んだ樹脂が塗布されたことを特徴とする蛍光白木棺。
  2. 【請求項2】白木棺の上面に、化学発光する蛍光顔料を
    含んだ樹脂が塗布されたことを特徴とする蛍光白木棺。
  3. 【請求項3】白木棺の表面に化学発光する蛍光顔料を含
    んだ樹脂を塗布し、紫外線または紫外線より短い波長の
    非可視光線を該蛍光白木棺に照射することを特徴とする
    蛍光白木棺の使用方法。
JP11123196A 1996-04-08 1996-04-08 蛍光白木棺とその使用方法 Pending JPH09276345A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015005777A (ja) * 1998-09-14 2015-01-08 ザ、トラスティーズ オブ プリンストン ユニバーシティ 高効率の電界発光デバイスのための構造
JP2015503829A (ja) * 2012-01-03 2015-02-02 アンドリュー ズジンコAndrew Zsinko エレクトロルミネッセンスデバイス、およびその製造

Cited By (2)

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JP2015005777A (ja) * 1998-09-14 2015-01-08 ザ、トラスティーズ オブ プリンストン ユニバーシティ 高効率の電界発光デバイスのための構造
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