JP2006524406A - 集約システム - Google Patents

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Abstract

複数の記録媒体に記録されたコンテンツを、それらのコンテンツの著作権を保護して他の記録媒体へ集約して記録する集約システムを提供する。集約システム(1)は集約装置(16)と再生装置(17)とを備え、集約装置(16)は、光ディスク(11)から主コンテンツを取得するとともに、メモリカード(12)から副コンテンツを取得し、取得した主コンテンツと副コンテンツとを集約して可搬媒体(13)に記録する。再生装置(17)は、光ディスク(11)から主コンテンツを取得するとともに、主コンテンツの再生を制御するための再生制御情報を取得し、再生制御情報に基づいて、光ディスク(11)に記録されている主コンテンツを再生する。

Description

本発明は、記録媒体に記録されているコンテンツを、別の記録媒体に記録する技術に関し、特に、複数の記録媒体に記録されたコンテンツを単一の記録媒体に集約して記録する集約システムに関するものである。
近年、デジタル信号圧縮技術及び記録技術の発展により、音楽、映像、プログラム等のデジタル化されたコンテンツをDigital Versatile Disc(DVD)のような大容量光ディスクなどの記録メディアに記録して販売することが普及している。記録メディアに記録されているデジタルコンテンツは、品質を劣化させることなくハードディスク等の記録媒体にコピーすることが可能である。そのため、コンテンツの不正利用や不正コピー等による著作権侵害が起こる恐れがある。従って、このような問題の解決が望まれている。
従来、第三者による不正利用や不正コピーを防止するため、記録媒体に記録されたコンテンツの不正コピーが行えないようにする、よく知られた仕組みである、Content Protection for Recordable Media(CPRM)規格がある(例えば、Matsushita Technical Journal 第48巻 第2号(2002年4月)、2002年4月18日発行、松下電器産業株式会社、(第7頁)参照)。この仕組みを以下に簡単に説明する。
まず、CPRM規格に準拠して製造された記録媒体には、その記録媒体固有の媒体IDが、製造時に記録されている。この媒体IDは、読み取ることは可能だが書き換えや消去ができない情報である。この規格に準拠して製造された記録機器が、記録媒体にコンテンツを記録する際には、その記録媒体の媒体IDを用いて所定の方法でコンテンツ鍵を生成し、そのコンテンツ鍵を用いて所定の方法で暗号化したコンテンツをその記録媒体に記録する。この規格によると、ある記録媒体Aに記録された暗号化コンテンツを他の記録媒体Bにコピーすることができる。しかしながら、コピー先の記録媒体Bの媒体IDはコピー元の記録媒体Aの媒体IDと異なる。そのため、この規格に準拠して製造された再生機器は、コピー先の記録媒体Bから媒体IDを読み出して所定の方法でコンテンツ鍵を生成しても、元の記録媒体Aに記録されていた暗号化コンテンツを復号するためのコンテンツ鍵を導出できない。従って、コピーした記録媒体Bからはコンテンツを復号できず、不正コピーを防止することが可能である。
他方、近年、インターネットの普及に伴い、音楽や映像などのさまざまなコンテンツが、インターネットを介して取得できるようになりつつある。いま、例えば、DVDには映像と音声が記録されており、DVDを購入したユーザはその映像と音声を再生して視聴することができ、さらに、DVDに記録された音声を、インターネットを介して取得して別の記録媒体に記録された別の音声データに差し替えることができる場合を想定する。この場合、差し替え可能な音声データのバラエティが多ければ、それだけDVDに記録されたコンテンツの利用の多様性が増え、よりコンテンツの商品価値が高まることになる。
このことから、コンテンツがDVD等の記録媒体に記録されて配布されるのみならず、コンテンツの商品価値を高めるための他の形態でコンテンツが配布されることが予想される。例えば、ユーザがDVD等の記録媒体に記録されたコンテンツに連携させる副コンテンツを、インターネットを介して取得して別の記録媒体(例えばハードディスクや大容量メモリカード等)に記録し、上記コンテンツを別の記録媒体に記録した副コンテンツと連携して再生することが可能である。
さらに、このようなコンテンツ配布形態を用いて、DVDに記録されたコンテンツの修正又は追加データを副コンテンツとして配布し、DVDに記録されたコンテンツを副コンテンツと連携して再生させることにより、更新されたコンテンツを再生することも予想される。
このとき、コンテンツとそれに連携させる副コンテンツは、別の記録媒体に記録されるので、ユーザがこれらのコンテンツをいろいろの場所で利用したい場合、複数の記録媒体を持ち運ばなければならない。従って、上述のようなコンテンツの配布形態において、例えば持ち運びの利便性を高めるために、これらのコンテンツを他の記録媒体に集約して記録し、利用することが要求されると考えられる。このとき、別の記録媒体に記録されたこれらのコンテンツを他の記録媒体に集約して記録すると、実質的にコンテンツ及び副コンテンツをコピーしたことになる。なぜなら、コピー元の複数の記録媒体からも、集約して記録したコピー先の記録媒体からも、コンテンツ及び副コンテンツを再生することが可能であるからである。従って、コンテンツの著作権を保護するためには、何かしらの手段を講じなければならない。
しかしながら、CPRM規格等の従来の技術は、コンテンツの著作権を保護するために、1つの記録媒体に記録されたコンテンツの不正コピーが行えないようにする仕組みであり、コンテンツの著作権を保護しつつ、ユーザの利便性を高めるために、複数の記録媒体に記録されたコンテンツを集約して他の記録媒体に記録する方法はない。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、複数の記録媒体に記録されたコンテンツを、それらのコンテンツの著作権を保護して他の記録媒体へ集約する集約装置、集約したコンテンツをそのコンテンツの著作権を保護して再生する再生装置、及び、複数のコンテンツをそれらの著作権を保護して集約する又は集約したコンテンツをそのコンテンツの著作権を保護して再生する集約システムを提供することである。
なお、上記のコンテンツの著作権を保護して集約する又は再生することとは、著作権者の集約すること又は再生することに対する同意に基づいてコンテンツを集約する又は再生することを意味する。
本発明の集約システムは、集約装置と、第1再生装置と、第2再生装置とを備える集約システムであって、前記集約装置は、第1記録媒体から主コンテンツを取得する第1取得部と、副コンテンツを取得する第2取得部と、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約し、集約されたコンテンツを第2記録媒体に記録する記録部とを有し、前記第1再生装置は、前記第1記録媒体から前記主コンテンツを取得する第3取得部と、前記主コンテンツの再生を制御するための再生制御情報を取得する第4取得部と、前記再生制御情報に従って、前記第1記録媒体に記録されている前記主コンテンツを再生する再生部とを有し、前記第2再生装置は、前記第2記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する。
本発明の集約装置は、第1記録媒体に記録されている主コンテンツと、副コンテンツとを集約して第2記録媒体へ記録する集約装置であって、前記第1記録媒体には、前記主コンテンツを再生することができるか否かを示す再生制御情報が記録されており、前記集約装置は、前記第1記録媒体から前記主コンテンツを取得する第1取得部と、前記副コンテンツを取得する第2取得部と、前記第1記録媒体から前記再生制御情報を取得する第3取得部と、前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であるか否かを判定する判定部と、前記判定部によって、前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であると判定された場合、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記第2記録媒体に記録する記録部と、前記記録部によって前記主コンテンツと前記副コンテンツとが前記第2記録媒体に記録される場合、前記第1記録媒体に記録されている前記再生制御情報を、前記主コンテンツを再生することができないことを示す情報に変更する変更部とを備える。
本発明の再生装置は、記録媒体に記録されている主コンテンツを再生する再生装置であって、前記記録媒体には、前記主コンテンツを再生することができるか否かを示す再生制御情報が記録されており、前記再生装置は、前記記録媒体から前記主コンテンツを取得する第1取得部と、前記記録媒体から前記再生制御情報を取得する第2取得部と、前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であるか否かを判定する判定部と、前記判定部によって、前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であると判定された場合、前記記録媒体に記録されている前記主コンテンツを再生する再生部とを備える。
本発明の再生装置は、第1記録媒体に記録されている暗号化された主コンテンツと、副コンテンツとが集約されて第2記録媒体に記録された後に、前記第2記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する再生装置であって、前記暗号化された主コンテンツを復号するための復号鍵が、前記第1記録媒体に記録されており、前記再生装置は、前記第2記録媒体から前記暗号化された主コンテンツを取得する第1取得部と、前記第1記録媒体から前記復号鍵を取得する第2取得部と、前記復号鍵を利用して前記暗号化された主コンテンツを復号する復号部とを備える。
本発明の集約システムは、集約装置と、再生装置とを備える集約システムであって、前記集約装置は、前記主コンテンツを取得する第1取得部と、前記副コンテンツを取得する第2取得部と、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記記録媒体に記録することを許可するか否かを示す集約判断情報を取得する第3取得部と、前記集約判断情報が前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記記録媒体に記録することを許可することを示す情報であるか否かを判定する判定部と、前記判定部によって、前記集約判断情報が集約して前記記録媒体に記録することを許可することを示す情報であると判定された場合、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記記録媒体に記録する記録部とを有し、前記再生装置は、前記記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する。
本発明の集約装置は、主コンテンツと副コンテンツとを集約して第1記録媒体へ記録する集約装置であって、前記主コンテンツを取得する第1取得部と、前記副コンテンツを取得する第2取得部と、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記第1記録媒体に記録することを許可するか否かを示す集約判断情報を取得する第3取得部と、前記集約判断情報が、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記第1記録媒体に記録することを許可することを示す情報であるか否かを判定する判定部と、前記判定部によって、前記集約判断情報が集約して前記第1記録媒体に記録することを許可することを示す情報であると判定された場合、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記第1記録媒体に記録する記録部とを備える。
本発明の集約システムは、集約装置と、再生装置とを備える集約システムであって、前記集約装置は、主コンテンツを取得する第1取得部と、副コンテンツを取得する第2取得部と、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して記録媒体に記録する記録部とを有し、前記再生装置は、前記主コンテンツ及び前記副コンテンツの再生に関する状況が、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生することを許可することを示す所定の条件を満足するか否かを判定する判定部と、前記判定部によって前記状況が満足すると判定された場合、前記記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する再生部とを有する。
本発明の再生装置は、主コンテンツと副コンテンツとが集約されて記録された記録媒体の前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する再生装置であって、前記主コンテンツ及び前記副コンテンツの再生に関する状況が、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生することを許可することを示す所定の条件を満足するか否かを判定する判定部と、前記判定部によって前記状況が満足すると判定された場合、前記記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する再生部とを備える。
このように、本発明の集約システム、集約装置、及び再生装置は、複数の記録媒体に記録されたコンテンツを、それらのコンテンツの著作権を保護して他の記録媒体へ集約することができ、又は集約したコンテンツをそのコンテンツの著作権を保護して再生することができる。
更に、本発明は、本発明の集約装置又は再生装置の特徴的な構成手段によって実行されるステップを含む方法として実現したり、それらのステップを含むプログラムとして実現することもできる。そのプログラムは、CD−ROM等の記録媒体や通信ネットワーク等の伝送媒体を介して流通させることもできる。
本出願に対する技術的な背景に関する更なる情報として、2003年4月22日にされた出願番号2003−116836号の日本特許出願は、そっくりそのまま引用されている。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
先ず、本発明の実施の形態1の集約システム1について、図1〜図6を用いて説明する。
集約システム1は、集約装置が、複数の記録媒体に記録されたコンテンツを他の記録媒体へ集約を行うに際して、集約後は、集約前に記録媒体に記録されていたコンテンツを再生しない。
集約システム1の概要
最初に、図1を用いて実施の形態1の集約システム1の概要を説明する。図1は、実施の形態1の集約システム1の構成を示すブロック図である。
図1において、光ディスク11には映画等のコンテンツが主コンテンツとして記録されており、メモリカード12には光ディスク11に記録された主コンテンツと連携させる音声データ等の副コンテンツが記録可能であり、可搬媒体13はDVD−RAM等の、情報の記録が可能な可搬媒体である。なお、可搬媒体13は、リムーバブルなハードディスクドライブ(HDD)であってもよいし、ノンリムーバブルなHDD等の記録媒体に置き換えられてもよい。
コンテンツ提供者は、主コンテンツを光ディスク11に記録して販売するなどの配布手段によってユーザに主コンテンツを配布し、主コンテンツと連携させる副コンテンツをサーバ14からインターネット18を介してユーザに配布する。
他方、ユーザは、副コンテンツ取得装置15を用いて、副コンテンツをサーバ14からインターネット18を介して取得してメモリカード12に記録する。そして、ユーザは、再生装置17を用いて、光ディスク11に記録された主コンテンツをメモリカード12に記録した副コンテンツと連携して再生し、視聴する。
また、ユーザは、持ち運びのときの利便性を高めるために、集約装置16を用いて、光ディスク11に記録された主コンテンツとメモリカード12に記録された副コンテンツとを、可搬媒体13に集約して記録することができる。ユーザは、可搬媒体13に記録された主コンテンツと副コンテンツとをも、再生装置17を用いて再生し、視聴することができる。なお、集約装置16は、主コンテンツと副コンテンツとを可搬媒体13に集約して記録した後、光ディスク11に記録された主コンテンツを再生不可能となるように処理する。
すなわち、この集約システム1は、ユーザが複数の記録媒体に記録されたコンテンツを他の記録媒体へ集約した後は、集約前に記録媒体に記録されていた主コンテンツを再生しないことにより、コンテンツの著作権を保護するシステムである。
実施の形態1の集約システム1の概要を説明した。以下に、集約システム1の詳細を説明する。
集約システム1の構成
集約システム1は、図1に示すように、光ディスク11と、メモリカード12と、可搬媒体13と、サーバ14と、副コンテンツ取得装置15と、集約装置16と、再生装置17とを有する。サーバ14と副コンテンツ取得装置15とはインターネット18を介して接続されている。
光ディスク11の構成
光ディスク11は、DVD−RAM等の、情報の記録が可能な記録媒体である。図2に光ディスク11の構成を示す。光ディスク11には、図2に示すように、主コンテンツと、主コンテンツの再生が許可されているか否かを示す再生判断情報(フラグ)とが記録されている。ここで、再生判断情報の初期値は、再生が可能であることを示す値とし、実施の形態1では「1」とする。
メモリカード12の構成
メモリカード12は、SDカード等の、情報の記録が可能な記録媒体であり、メモリカード12には、副コンテンツ取得装置15により、主コンテンツと連携させる副コンテンツが記録される。
可搬媒体13の構成
可搬媒体13は、DVD−RAM等の、情報の記録が可能な可搬媒体である。可搬媒体13には、集約装置16により、光ディスク11に記録された主コンテンツとメモリカード12に記録された副コンテンツとが集約して記録される。なお、可搬媒体13は、上述したように、リムーバブルなHDDであってもよいし、ノンリムーバブルなHDD等の記録媒体に置き換えられてもよい。要するに、可搬媒体13、又は可搬媒体13と置き換えられる記録媒体は、主コンテンツと副コンテンツとが集約して記録される記録媒体でありさえすればよい。
サーバ14の構成
サーバ14は、光ディスク11に記録された主コンテンツと連携させる副コンテンツを蓄積しており、副コンテンツ取得装置15に対して副コンテンツの提供を行う。
副コンテンツ取得装置15の構成
副コンテンツ取得装置15は、サーバ14から、インターネット18を介して副コンテンツを取得してメモリカード12に記録する。
集約装置16の構成
図3に集約装置16の構成を示す。図3に示すように、集約装置16は、第1アクセス部161と、第2アクセス部162と、制御部163と、第3アクセス部164と、入力部165と、表示部166とを有する。
(1)第1アクセス部161
第1アクセス部161は、制御部163の指示に従い、光ディスク11から主コンテンツと再生判断情報との読み取りを行う。また、第1アクセス部161は、制御部163の指示に従い、光ディスク11の再生判断情報の書き換えを行う。
(2)第2アクセス部162
第2アクセス部162は、制御部163の指示に従い、メモリカード12から副コンテンツの読み取りを行う。
(3)制御部163
制御部163は、第1アクセス部161を介して光ディスク11から主コンテンツと再生判断情報とを読み取り、第2アクセス部162を介してメモリカード12から副コンテンツを読み取る。
制御部163は、光ディスク11から読み取った再生判断情報の値が1であれば、主コンテンツと副コンテンツとを、第3アクセス部164を介して可搬媒体13に書き込む。そして、制御部163は、第1アクセス部161を介して、光ディスク11の再生判断情報の値を、1から1でない値、例えば0に書き換える。
(4)第3アクセス部164
第3アクセス部164は、制御部163の指示に従い、可搬媒体13に主コンテンツと副コンテンツとを書き込む。
(5)入力部165
入力部165は、ユーザの集約命令入力を受け付ける。
そして、入力部165は、ユーザから集約命令入力を受け取ると、制御部163を動作させる。
(6)表示部166
表示部166は、制御部163の処理が終了したら、その旨を表示してユーザに通知する。
再生装置17の構成
図4は再生装置17の構成を示す。図4に示すように、再生装置17は、第1アクセス部1701と、第2アクセス部1702と、第3アクセス部1703と、制御部1704と、再生部1705と、入力部1706とを有する。
(1)第1アクセス部1701
第1アクセス部1701は、制御部1704の指示に従い、光ディスク11から主コンテンツと再生判断情報とを読み取る。
(2)第2アクセス部1702
第2アクセス部1702は、制御部1704の指示に従い、メモリカード12から副コンテンツを読み取る。
(3)第3アクセス部1703
第3アクセス部1703は、制御部1704の指示に従い、可搬媒体13から主コンテンツと副コンテンツとを読み取る。
(4)制御部1704
制御部1704は、入力部1706からの指示に従い、以下の処理(i)又は(ii)を行う。
(i)再生部1705により、光ディスク11に記録された主コンテンツとメモリカード12に記録された副コンテンツとを連携して再生させる。
制御部1704は、第1アクセス部1701を介して、光ディスク11から主コンテンツと再生判断情報とを読み取り、第2アクセス部1702を介して、メモリカード12から副コンテンツを読み取る。そして、制御部1704は、光ディスク11から読み取った再生判断情報の値が1であれば、制御部1704は、再生部1705により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させ、外部へ出力させる。なお、再生判断情報の値が1でなければ、制御部1704は、再生部1705による、主コンテンツと副コンテンツとの再生を行わせない。
実施の形態1では、例えば、主コンテンツは映像と音声とからなるデジタルデータであって、副コンテンツは音声からなるデジタルデータである場合を想定する。その場合、制御部1704は、再生部1705により主コンテンツの音声を副コンテンツの音声に差し替えて再生させることにより、光ディスク11に記録された主コンテンツと、メモリカード12に記録された副コンテンツとを連携させて再生させる。
(ii)再生部1705により、可搬媒体13に記録された主コンテンツと副コンテンツとを連携して再生させる。
制御部1704は、第3アクセス部1703を介して、可搬媒体13から主コンテンツと副コンテンツとを読み取る。そして、制御部1704は、再生部1705により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させ、外部へ出力させる。
(5)再生部1705
再生部1705は、制御部1704による制御により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生し、再生したデータを、再生部1705に接続されているモニタ171とスピーカ172とへ出力する。モニタ171及びスピーカ172は、再生部1705によって再生されたデータを外部に出力する。
(6)入力部1706
入力部1706は、ユーザから、光ディスク11の再生命令、もしくは可搬媒体13の再生命令を受け付ける。
そして、入力部1706は、光ディスク11の再生命令を受け取ると、光ディスク11に記録された主コンテンツと、メモリカード12に記録された副コンテンツとを連携して再生するように、制御部1704を動作させる。
他方、入力部1706は、可搬媒体13の再生命令を受け取ると、可搬媒体13に記録された主コンテンツと副コンテンツとを連携して再生するように、制御部1704を動作させる。
集約システム1の動作
集約システム1の構成を述べた。以下に、集約システム1の動作として、集約装置16及び再生装置17の動作について詳細に述べる。
集約装置16の動作
集約装置16の動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
集約装置16は、入力部165がユーザからの集約命令入力を受け取ると、以下の動作を行う。
まず、制御部163は、第1アクセス部161を介して光ディスク11から主コンテンツと再生判断情報とを読み取り、第2アクセス部162を介してメモリカード12から副コンテンツを読み取る(ステップS101)。
次に、制御部163は、光ディスク11から読み取った再生判断情報の値が1であるか否かをチェックする(ステップS102)。再生判断情報の値が例えば0であって、1でなければ(ステップS102でNo)、集約装置16の動作は終了する。
他方、再生判断情報の値が1であれば(ステップS102でYes)、制御部163は、主コンテンツと副コンテンツとを、第3アクセス部164を介して可搬媒体13に書き込む(ステップS103)。
次に、制御部163は、第1アクセス部161を介して、光ディスク11の再生判断情報の値を1でない値、例えば0に書き換える。(ステップS104)。
次に、表示部166は、主コンテンツと副コンテンツとの可搬媒体13への書き込みが終了した旨を表示する(ステップS105)。これにより、集約装置16の動作は終了する。
再生装置17の動作
再生装置17の動作について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
再生装置17は、入力部1706が、ユーザから、光ディスク11の再生命令、もしくは可搬媒体13の再生命令を受け取ると、以下の動作を行う。
まず、入力部1706は、受け取った再生命令が光ディスク11の再生命令であるのか、可搬媒体13の再生命令であるのかをチェックする(ステップS151)。光ディスク11の再生命令であれば、ステップS152へ移行し、可搬媒体13の再生命令であれば、ステップS155へ移行する。
すなわち、入力部1706によって受け取られた再生命令が光ディスク11の再生命令である場合(ステップS151でNo)、制御部1704は、第1アクセス部1701を介して、光ディスク11から主コンテンツと再生判断情報とを読み取り、第2アクセス部1702を介して、メモリカード12から副コンテンツを読み取る(ステップS152)。
次に、制御部1704は、光ディスク11から読み取った再生判断情報の値が1であるか否かをチェックする(ステップS153)。再生判断情報の値が例えば0であって1でなければ(ステップS153でNo)、再生装置17の動作は終了する。
再生判断情報の値が1であれば(ステップS153でYes)、制御部1704は、再生部1705により、光ディスク11から読み取った主コンテンツと、メモリカード12から読み取った副コンテンツとを連携させて再生させる(ステップS154)。再生されたデータは、モニタ171とスピーカ172とによって外部に出力される。これにより、再生装置17の動作は終了する。
それに対して、入力部1706によって受け取られた再生命令が可搬媒体13の再生命令である場合(ステップS151でYes)、制御部1704は、第3アクセス部1703を介して、可搬媒体13から主コンテンツと副コンテンツとを読み取る(ステップS155)。そして、制御部1704は、再生部1705により、可搬媒体13から読み取った主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させる(ステップS156)。再生されたデータは、モニタ171とスピーカ172とによって外部に出力される。これにより、再生装置17の動作は終了する。
集約システム1の動作検証
以下に、実施の形態1における集約システム1全体の動作について総括して説明する。
まず、集約装置16は、光ディスク11から主コンテンツと再生判断情報とを読み取り、メモリカード12から副コンテンツを読み取る。光ディスク11から読み取った再生判断情報の値が1であるとき、集約装置16は、主コンテンツと副コンテンツとを可搬媒体13に集約して記録し、光ディスク11の再生判断情報の値を1以外の値に書き換える。
再生装置17は、光ディスク11に記録された主コンテンツとメモリカード12に記録された副コンテンツとを再生する場合、光ディスク11から主コンテンツと再生判断情報とを読み取り、メモリカード12から副コンテンツを読み取る。再生判断情報の値が1であるとき、再生装置17は、再生部1705により主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させ、再生されたデータを外部へ出力させる。
他方、再生装置17は、可搬媒体13に記録された主コンテンツと副コンテンツとを再生する場合、可搬媒体13から主コンテンツと副コンテンツとを読み取り、再生部1705により両方のコンテンツを連携させて再生させる。
その結果、ユーザは、光ディスク11に記録された主コンテンツとメモリカード12に記録された副コンテンツとを連携させて再生させることができる。加えて、持ち運びのときの利便性を高めるために、ユーザは、光ディスク11に記録された主コンテンツとメモリカード12に記録された副コンテンツとを可搬媒体13に集約して記録し、可搬媒体13に記録した主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させることが可能となる。
実施の形態1における効果
実施の形態1では、集約装置16は、光ディスク11に記録された主コンテンツとメモリカード12に記録された副コンテンツとを可搬媒体13に集約して記録した後、光ディスク11に記録されている再生判断情報を、1から1でない値に書き換える。再生装置17は、光ディスク11に記録された再生判断情報の値が1以外のときには、光ディスク11に記録されている主コンテンツを再生しない。
これにより、可搬媒体13に主コンテンツと副コンテンツとを集約して記録すると、可搬媒体13に記録された主コンテンツと副コンテンツとを再生することはできるが、光ディスク11に記録された主コンテンツは再生することはできない。その結果、集約システム1では、従来技術と異なり、集約装置16が光ディスク11に記録された主コンテンツとメモリカード12に記録された副コンテンツとを可搬媒体13に集約して記録しても、集約後は、集約前に光ディスク11に記録された主コンテンツは再生されない。したがって、コンテンツの著作権が保護される。
変形例
実施の形態1は、本発明の実施の形態の一例として十分に説明したが、様々な改変及び変更が当業者にとって明らかである。したがって、その改変及び変更が本発明の範囲から逸脱しない限り、それらはその中に含まれると解釈される。以下のような変更も本発明の実施の形態に含まれる。
(1)図7に示すように、光ディスク11aにはDVDのファイルシステムやCDのTable Of Contents(TOC)情報のような、光ディスク11aから主コンテンツを読み出すために必要な情報がインデックス情報として記録されている場合、集約装置16は、主コンテンツと副コンテンツとを可搬媒体13に集約して記録した後に、光ディスク11aに記録された主コンテンツの再生を防止する目的で、光ディスク11aのインデックス情報を消去もしくは書き換えを行なってもよい。
具体的には、例えば、光ディスク11aには、図7に示すように、インデックス情報の一例としてのTOC情報が、主コンテンツと共に記録されている場合を想定する。集約装置16において、制御部163が、第1アクセス部161を介して、光ディスク11aから主コンテンツを読み取り、第2アクセス部162を介して、メモリカード12から副コンテンツを読み取り、第3アクセス部164を介して、可搬媒体13に主コンテンツと副コンテンツとを書き込む。その後、制御部163が、第1アクセス部161を介して、光ディスク11aのTOC情報を消去する。
再生装置17では、光ディスク11aに記録された主コンテンツとメモリカード12に記録された副コンテンツとを再生する場合、制御部1704は、第1アクセス部1701を介して、光ディスク11aから主コンテンツとTOC情報とを読み取り、第2アクセス部1702を介して、メモリカード12から副コンテンツを読み取る。TOC情報が消去されていなければ、制御部1704は、再生部1705により、光ディスク11aに記録された主コンテンツとメモリカード12に記録された副コンテンツとを連携させて再生させ、再生されたデータをモニタ171及びスピーカ172を介して外部へ出力させる。
他方、可搬媒体13に記録された主コンテンツと副コンテンツとを再生する場合、制御部1704は、第3アクセス部1703を介して、可搬媒体13から主コンテンツと副コンテンツとを読み取り、再生部1705により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させ、再生されたデータをモニタ171及びスピーカ172を介して外部へ出力させる。
これにより、主コンテンツと副コンテンツとの集約後は、光ディスク11aのTOC情報が消去され、光ディスク11aに記録された主コンテンツを再生することができなくなるので、実施の形態1における効果と同様の効果が得られる。なお、ここまではTOC情報が消去される場合について説明したが、TOC情報等のインデックス情報は書き換えられてもよい。インデックス情報が消去されても書き換えられても、同様の効果が得られる。また、インデックス情報が消去もしくは書き換えられるだけでなく、主コンテンツも消去もしくは書き換えられてもよい。
(2)さらに、図8は、暗号化された主コンテンツとその復号鍵とが光ディスク11bに記録されている例を示す。その場合、集約装置16は、主コンテンツと副コンテンツとを集約した後、光ディスク11bの復号鍵を消去もしくは書き換えてもよい。
具体的には、例えば、暗号化主コンテンツECNT=Sym(K,CNT)と、復号鍵K’とが、光ディスク11bに記録されている。暗号化主コンテンツは、主コンテンツCNTに、暗号鍵Kを用いて、DES暗号方式のような共通鍵暗号アルゴリズムSymを施して生成されている。ここで、共通鍵暗号アルゴリズムでは、暗号鍵Kと復号鍵K’とは同じ値である。
集約装置16において、制御部163が、第1アクセス部161を介して、光ディスク11bから暗号化主コンテンツECNTと復号鍵K’とを読み取り、第2アクセス部162を介して、メモリカード12から副コンテンツSCNTを読み取り、第3アクセス部164を介して、可搬媒体13に、暗号化主コンテンツECNTと、復号鍵K’と、副コンテンツSCNTとを書き込む。その後、制御部163は、第1アクセス部161を介して、光ディスク11bの復号鍵K’を消去する。
再生装置17では、制御部1704が、主コンテンツCNTの暗号化時に用いられた共通鍵暗号アルゴリズムSymを有している。光ディスク11bに記録された主コンテンツとメモリカード12に記録された副コンテンツとを再生する場合、制御部1704は、第1アクセス部1701を介して、光ディスク11bから暗号化主コンテンツECNTと復号鍵K’とを読み取り、第2アクセス部1702を介して、メモリカード12から副コンテンツSCNTを読み取る。復号鍵K’が消去されていなければ、制御部1704は、暗号化主コンテンツECNTに対して、復号鍵K’を用いて共通鍵暗号アルゴリズムSymを施すことにより、暗号化主コンテンツECNTを主コンテンツCNT=Sym(K’,ECNT)に復号する。そして、制御部1704は、再生部1705により、復号した主コンテンツ、つまり光ディスク11bに記録された主コンテンツと、メモリカード12に記録された副コンテンツとを連携させて再生させ、再生されたデータをモニタ171及びスピーカ172を介して外部へ出力させる。
それに対して、可搬媒体13に記録された主コンテンツと副コンテンツとを再生する場合、制御部1704は、第3アクセス部1703を介して、可搬媒体13から暗号化主コンテンツECNTと復号鍵K’と副コンテンツSCNTとを読み取り、暗号化主コンテンツECNTに対して、復号鍵K’を用いて共通鍵暗号アルゴリズムSymを施すことにより、暗号化主コンテンツECNTを主コンテンツCNT=Sym(K’,ECNT)に復号する。そして、制御部1704は、再生部1705により、復号した主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させ、再生されたデータをモニタ171及びスピーカ172を介して外部へ出力させる。
共通鍵暗号及びDES暗号方式については、岡本龍明、山本博資、「現代暗号」(シリーズ/情報科学の数学、産業図書、1997)に詳しく述べられているため、ここでは詳細な説明は省略する。
これにより、主コンテンツと副コンテンツとの集約後は、光ディスク11bに記録された復号鍵は消去され、光ディスク11bに記録された暗号化主コンテンツは正しく復号できず、従って再生できなくなるので、実施の形態1における効果と同様の効果が得られる。なお、ここまでは復号鍵K’が消去される場合について説明したが、復号鍵K’は書き換えられてもよい。復号鍵が消去される場合も書き換えられる場合も、同様の効果が得られる。また、復号鍵が消去もしくは書き換えられるだけでなく、暗号化された主コンテンツも消去もしくは書き換えられてもよい。
なお、用いる暗号化アルゴリズムは、共通鍵暗号アルゴリズムに限らず、公開鍵暗号アルゴリズムでもよい。
(3)さらに、上述の変形例(2)において、集約装置16は暗号化主コンテンツECNTを復号してもよい。すなわち、集約装置16において、制御部163が、共通鍵暗号アルゴリズムSymを有し、暗号化主コンテンツECNTに対して、復号鍵K’を用いて共通鍵暗号アルゴリズムSymを施し、暗号化主コンテンツECNTを主コンテンツCNTに復号する。また、制御部163は、第3アクセス部164を介して、可搬媒体13に、復号した主コンテンツCNTと副コンテンツSCNTとを書き込む。
光ディスク11bに記録された主コンテンツとメモリカード12に記録された副コンテンツとを再生する場合、再生装置17において、制御部1704は、上述したように、第1アクセス部1701を介して、光ディスク11bから暗号化主コンテンツECNTと復号鍵K’とを読み取り、第2アクセス部1702を介して、メモリカード12から副コンテンツSCNTを読み取る。復号鍵K’が消去されていなければ、制御部1704は、暗号化主コンテンツECNTに対して、復号鍵K’を用いて共通鍵暗号アルゴリズムSymを施すことにより、暗号化主コンテンツECNTを主コンテンツCNT=Sym(K’,ECNT)に復号する。そして、制御部1704は、再生部1705により、復号した主コンテンツ、つまり光ディスク11bに記録された主コンテンツと、メモリカード12に記録された副コンテンツとを連携させて再生させ、再生されたデータをモニタ171及びスピーカ172を介して外部へ出力させる。
それに対して、可搬媒体13に記録された主コンテンツと副コンテンツとを再生する場合、制御部1704は、第3アクセス部1703を介して、可搬媒体13から主コンテンツCNTと副コンテンツSCNTとを読み取る。そして、制御部1704は、再生部1705により、主コンテンツCNTと副コンテンツSCNTとを連携させて再生させ、再生されたデータをモニタ171及びスピーカ172を介して外部へ出力させる。
これにより、変形例(2)と同様に、実施の形態1における効果と同様の効果が得られる。
(4)さらに、図9は、光ディスク11cに、破壊されると光ディスク11cの再生ができなくなるヒューズが設けられている例を示す。この場合、集約装置16は、主コンテンツと副コンテンツとを集約した後に光ディスク11cのヒューズを破壊して光ディスク11cが再生できないようにしてもよい。これは、例えば、集約装置16の第1アクセス部161が、光ディスク11cに強力なレーザビームを照射してヒューズを破壊することによって実現できる。
具体的には、例えば、光ディスク11cには、破壊されると光ディスク11cの再生ができなくなるものの一例として、外部と非接触通信を行うICチップが設けられている。この場合、主コンテンツと副コンテンツとを集約した後に、集約装置16の第1アクセス部161が、強力なレーザビームを照射して、光ディスク11cのICチップを破壊する。
これにより、主コンテンツと副コンテンツとを集約した後は、光ディスク11cに設けられたICチップが破壊され、光ディスク11cに記録された主コンテンツを再生することができなくなるので、実施の形態1における効果と同様の効果が得られる。
なお、ヒューズが破壊されるだけでなく、主コンテンツの記録領域も破壊されてもよい。
(5)さらに、光ディスク11には複数の主コンテンツと、再生判断情報との組が存在し、集約装置16は、光ディスク11に存在する複数の主コンテンツを、メモリカード12に存在する1以上の副コンテンツと共に可搬媒体13に集約して記録してもよい。これは、例えば、集約装置16において、制御部163が、第1アクセス部161を介して複数の主コンテンツを読み取り、第2アクセス部162を介して1以上の副コンテンツを読み取り、光ディスク11の再生判断情報の値に応じて、第3アクセス部164を介して複数の主コンテンツと1以上の副コンテンツとを可搬媒体13に記録し、第1アクセス部161を介して、光ディスク11の再生判断情報を書き換えることによって実現できる。
これにより、シリーズ物等の複数のコンテンツを、1以上の副コンテンツと共に集約することが可能となる。
さらに、繰り返して視聴を行う複数のコンテンツを、この方法によりハードディスク等に集約して記録すると、再生装置17への記録媒体の入れ換えの必要がなくなり、よりユーザの利便性が大きくなる。
(6)光ディスク11に記録される再生判断情報の初期値は、1以外の値であってもよい。要するに、再生判断情報の初期値は再生の許可を示す値でありさえすればよい。
例えば、再生判断情報の初期値をYesとし、集約装置16の制御部163は、光ディスク11の主コンテンツを、メモリカード12の副コンテンツと共に可搬媒体13に集約して記録した後に、再生判断情報の値はNoに書き換えられてもよい。
なお、光ディスク11に記録される情報の形式と、可搬媒体13、又は可搬媒体13と置き換えられる記録媒体に記録される情報の形式とは同一であってもよい。例えば、情報は、どの記録媒体にもMPEG2のデータフォーマットで記録される。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2の集約システム2について、図10〜図14を用いて説明する。
この集約システム2は、集約装置が複数の記録媒体に記録されたコンテンツを他の記録媒体へ集約を行うに際して、集約後は、元の記録媒体に記録されたコンテンツと、他の記録媒体へ集約されたコンテンツとを同時には再生しない。
集約システム2の概要
最初に、図10を用いて実施の形態2の集約システム2の概要を説明する。図10は、実施の形態2の集約システム2の構成を示すブロック図である。
図10において、光ディスク21には映画等のコンテンツが主コンテンツとして暗号化されて記録されており、復号鍵記憶媒体211には暗号化された主コンテンツを復号するための復号鍵が記録されている。メモリカード22には光ディスク21に記録された主コンテンツと連携させる音声データ等の副コンテンツが記録可能であり、可搬媒体23はDVD−RAM等の、情報の記録が可能な可搬媒体である。なお、可搬媒体23は、リムーバブルなHDDであってもよいし、ノンリムーバブルなHDD等の記録媒体に置き換えられてもよい。
コンテンツ提供者は、暗号化主コンテンツを光ディスク21に記録し、復号鍵記憶媒体211とともに販売する等の配布手段によってユーザに暗号化主コンテンツを配布し、主コンテンツと連携させる副コンテンツをサーバ24からインターネット28を介して配布する。
他方、ユーザは、副コンテンツ取得装置25を用いて、副コンテンツをサーバ24からインターネット28を介して取得してメモリカード22に記録する。そして、ユーザは、再生装置27を用いて、復号鍵記憶媒体211に記録された復号鍵を利用して光ディスク21に記録された暗号化主コンテンツを復号し、メモリカード22に記録した副コンテンツと連携して再生し、視聴する。
ユーザは、持ち運びのときの利便性を高めるために、集約装置26を用いて、光ディスク21に記録された暗号化主コンテンツとメモリカード22に記録された副コンテンツとを、可搬媒体23に集約して記録することができる。ユーザは、可搬媒体23に記録された暗号化主コンテンツと副コンテンツとを、再生装置27を用いて、復号鍵記憶媒体211に記録された復号鍵を利用して再生し、視聴することができる。復号鍵記憶媒体211に記録された復号鍵は他の記録媒体にはコピーできず、光ディスク21に記録されたコンテンツや可搬媒体23に記録されたコンテンツを再生するためには、復号鍵記憶媒体211に記録された復号鍵が必要である。これにより、集約システム2は、光ディスク21に記録されたコンテンツと可搬媒体23に記録されたコンテンツとを、同時に複数の再生装置により再生しない。
すなわち、この集約システム2は、ユーザが複数の記録媒体に記録されたコンテンツを他の記録媒体へ集約して記録した後は、複数の記録媒体に記録されたコンテンツと、他の記録媒体へ集約して記録されたコンテンツとを同時に再生しないことにより、コンテンツの著作権を保護するシステムである。
実施の形態2の集約システム2の概要を説明した。以下に、集約システム2の詳細を説明する。
集約システム2の構成
集約システム2は、図10に示すように、光ディスク21と、復号鍵記憶媒体211と、メモリカード22と、可搬媒体23と、サーバ24と、副コンテンツ取得装置25と、集約装置26と、再生装置27とを有し、サーバ24と副コンテンツ取得装置25とはインターネット28を介して接続されている。
光ディスク21の構成
光ディスク21は、DVD−RAM等の、情報の記録が可能な可搬媒体であり、暗号化主コンテンツが記録されている。
具体的には、暗号化主コンテンツECNT=Sym(K,CNT)が、光ディスク21に記録されている。暗号化主コンテンツは、暗号化方法の一例として、主コンテンツCNTに、暗号鍵Kを用いて、DES暗号方式のような共通鍵暗号アルゴリズムSymを施して生成されている。以降は、この例を用いて説明を行う。
なお、共通鍵暗号及びDES暗号方式については、岡本龍明、山本博資、「現代暗号」シリーズ/情報科学の数学、産業図書、1997、に詳しく述べられているため、ここでは詳細な説明は省略する。
復号鍵記憶媒体211の構成
復号鍵記憶媒体211は、SDカード等の、情報の記録が可能な記憶媒体である。復号鍵記憶媒体211には、光ディスク21に記録された暗号化主コンテンツを復号するための復号鍵が記録されている。ここで、復号鍵記憶媒体211に記録された復号鍵はコピーできないものと仮定する。
具体的には、暗号鍵Kに対応する復号鍵K’が復号鍵記憶媒体211に記録されていると仮定する。なお、共通鍵暗号アルゴリズムでは、暗号鍵Kと復号鍵K’とは同じ値である。
メモリカード22の構成
メモリカード22は、SDカード等の、情報の記録が可能な記録媒体であり、メモリカード22には、副コンテンツ取得装置25により、主コンテンツと連携させる副コンテンツが記録される。
可搬媒体23の構成
可搬媒体23は、DVD−RAM等の、情報の記録が可能な可搬媒体である。可搬媒体23には、集約装置26により、光ディスク21に記録されている暗号化主コンテンツとメモリカード22に記録された副コンテンツとが集約して記録される。なお、可搬媒体23は、上述したように、リムーバブルなHDDであってもよいし、ノンリムーバブルなHDD等の記録媒体に置き換えられてもよい。要するに、可搬媒体23、又は可搬媒体23と置き換えられる記録媒体は、主コンテンツと副コンテンツとが集約して記録される記録媒体であればよい。
サーバ24の構成
サーバ24は、光ディスク21に記録された暗号化主コンテンツを復号して得られる主コンテンツと連携させる副コンテンツを蓄積しており、副コンテンツ取得装置25に対して副コンテンツの提供を行う。
副コンテンツ取得装置25の構成
副コンテンツ取得装置25は、サーバ24から、インターネット28を介して副コンテンツを取得してメモリカード22に記録する。
集約装置26の構成
図11は集約装置26の構成を示す。図11に示すように、集約装置26は、第1アクセス部261と、第2アクセス部262と、制御部263と、第3アクセス部264と、入力部265と、表示部266とを有する。
(1)第1アクセス部261
第1アクセス部261は、制御部263の指示に従い、光ディスク21から暗号化主コンテンツの読み取りを行う。
(2)第2アクセス部262
第2アクセス部262は、制御部263の指示に従い、メモリカード22から副コンテンツの読み取り行う。
(3)制御部263
制御部263は、第1アクセス部261を介して光ディスク21から暗号化主コンテンツを読み取り、第2アクセス部262を介してメモリカード22から副コンテンツを読み取る。
そして、制御部263は、暗号化主コンテンツと副コンテンツとを、第3アクセス部264を介して可搬媒体23に書き込む。
(4)第3アクセス部264
第3アクセス部264は、制御部263の指示に従い、可搬媒体23に暗号化主コンテンツと副コンテンツとを書き込む。
(5)入力部265
入力部265は、ユーザの集約命令入力を受け付ける。
そして、入力部265は、ユーザから集約命令入力を受け取ると、制御部263を動作させる。
(6)表示部266
表示部266は、制御部263による暗号化主コンテンツ及び副コンテンツの可搬媒体23への書き込みが終了したら、その旨を表示してユーザに通知する。
再生装置27の構成
図12は再生装置27の構成を示す。再生装置27は、図12に示すように、第1アクセス部2701と、第2アクセス部2702と、第3アクセス部2703と、制御部2704と、再生部2705と、入力部2706と、復号鍵アクセス部2707とを有する。
(1)第1アクセス部2701
第1アクセス部2701は、制御部2704の指示に従い、光ディスク21から暗号化主コンテンツを読み取る。
(2)第2アクセス部2702
第2アクセス部2702は、制御部2704の指示に従い、メモリカード22から副コンテンツを読み取る。
(3)第3アクセス部2703
第3アクセス部2703は、制御部2704の指示に従い、可搬媒体23から暗号化主コンテンツと副コンテンツとを読み取る。
(4)制御部2704
制御部2704は、入力部2706からの指示に従い、以下の(i)又は(ii)の処理を行う。
(i)再生部2705により、光ディスク21に記録された暗号化主コンテンツを復号することにより得られる主コンテンツと、メモリカード22に記録された副コンテンツとを連携して再生させる。
制御部2704は、第1アクセス部2701を介して、光ディスク21から暗号化主コンテンツを読み取り、第2アクセス部2702を介して、メモリカード22から副コンテンツを読み取り、更に、復号鍵アクセス部2707を介して、復号鍵記憶媒体211から復号鍵を読み取る。そして、制御部2704は、暗号化主コンテンツを復号鍵を用いて復号し、再生部2705により、復号することによって得られた主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させ、再生したデータを外部へ出力させる。
具体的な復号処理方法としては、制御部2704は、主コンテンツCNTを暗号化するために用いられた共通鍵暗号アルゴリズムSymを有しており、復号鍵記憶媒体211から読み取った復号鍵K’を用いて、暗号化主コンテンツECNTを主コンテンツCNT=Sym(K’,ECNT)に復号する。
実施の形態2では、例えば、主コンテンツは映像と音声とからなるデジタルデータであって、副コンテンツは音声からなるデジタルデータである場合を想定する。その場合、制御部2704は、再生部2705により、主コンテンツの音声を副コンテンツの音声に差し替えて再生させることにより、光ディスク21に記録された主コンテンツと、メモリカード22に記録された副コンテンツとを連携させて再生させる。
(ii)再生部2705により、可搬媒体23に記録された暗号化主コンテンツを復号することにより得られる主コンテンツと、可搬媒体23に記録された副コンテンツとを連携して再生させる。
制御部2704は、第3アクセス部2703を介して、可搬媒体23から暗号化主コンテンツと副コンテンツとを読み取り、復号鍵アクセス部2707を介して、復号鍵記憶媒体211から復号鍵を読み取る。そして、制御部2704は、暗号化主コンテンツを復号鍵を用いて復号し、再生部2705により、復号することによって得られた主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させ、再生したデータを外部へ出力させる。
なお、具体的な復号処理方法と、主コンテンツと副コンテンツとを連携して再生させる方法は、上記(i)と同様である。
(5)再生部2705
再生部2705は、制御部2704による制御により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生し、再生したデータを、再生部2705に接続されているモニタ271とスピーカ272とへ出力する。モニタ271及びスピーカ272は、再生部2705によって再生されたデータを外部に出力する。
(6)入力部2706
入力部2706は、ユーザから、光ディスク21の再生命令、もしくは可搬媒体23の再生命令を受け付ける。
そして、入力部2706は、光ディスク21の再生命令を受け取ると、光ディスク21に記録された暗号化主コンテンツを復号して得られる主コンテンツと、メモリカード22に記録された副コンテンツとを連携して再生するように、制御部2704を動作させる。
他方、入力部2706は、可搬媒体23の再生命令を受け取ると、可搬媒体23に記録された暗号化主コンテンツを復号して得られる主コンテンツと、可搬媒体23に記録された副コンテンツとを連携して再生するように、制御部2704を動作させる。
(7)復号鍵アクセス部2707
復号鍵アクセス部2707は、制御部2704の指示に従い、復号鍵記憶媒体211から復号鍵を読み取る。
集約システム2の動作
集約システム2の構成を述べた。以下に、集約システム2の動作として、集約装置26及び再生装置27の動作について詳細に述べる。
集約装置26の動作
集約装置26の動作について、図13に示すフローチャートを用いて説明する。
集約装置26は、入力部265がユーザからの集約命令入力を受け取ると、以下の動作を行う。
まず、制御部263は、第1アクセス部261を介して光ディスク21から暗号化主コンテンツを読み取り、第2アクセス部262を介してメモリカード22から副コンテンツを読み取る(ステップS201)。
次に、制御部263は、暗号化主コンテンツと副コンテンツとを、第3アクセス部264を介して可搬媒体23に書き込む(ステップS202)。
次に、表示部266は、暗号化主コンテンツと副コンテンツとの可搬媒体23への書き込みが終了した旨を表示する(ステップS203)。これにより、集約装置26の動作は終了する。
再生装置27の動作
再生装置27の動作について、図14に示すフローチャートを用いて説明する。
再生装置27は、入力部2706が、ユーザから、光ディスク21の再生命令、もしくは可搬媒体23の再生命令を受け取ると、以下の動作を行う。
まず、入力部2706は、受け取った再生命令が光ディスク21の再生命令であるのか、可搬媒体23の再生命令であるのかをチェックする(ステップS251)。光ディスク21の再生命令であれば、ステップS252へ移行し、可搬媒体23の再生命令であれば、ステップS254へ移行する。
すなわち、入力部2706によって受け取られた再生命令が光ディスク21の再生命令である場合(ステップS251でNo)、制御部2704は、第1アクセス部2701を介して、光ディスク21から暗号化主コンテンツを読み取り、第2アクセス部2702を介して、メモリカード22から副コンテンツを読み取り、更に、復号鍵アクセス部2707を介して、復号鍵記憶媒体211から復号鍵を読み取る(ステップS252)。
次に、制御部2704は、暗号化主コンテンツを復号鍵を用いて復号し、再生部2705により、復号することにより得られた主コンテンツと、副コンテンツとを連携させて再生させる(ステップS253)。再生されたデータは、モニタ271とスピーカ272とによって外部に出力される。これにより、再生装置27の動作は終了する。
他方、入力部2706によって受け取られた再生命令が可搬媒体23の再生命令である場合(ステップS251でYes)、制御部2704は、第3アクセス部2703を介して、可搬媒体23から暗号化主コンテンツと副コンテンツとを読み取り、復号鍵アクセス部2707を介して、復号鍵記憶媒体211から復号鍵を読み取る(ステップS254)。そして、制御部2704は、暗号化された主コンテンツを復号鍵を用いて復号し、再生部2705により、復号することにより得られた主コンテンツと、副コンテンツとを連携させて再生させる(ステップS255)。再生されたデータは、モニタ271とスピーカ272とによって外部に出力される。これにより、再生装置27の動作は終了する。
集約システム2の動作検証
以下に、実施の形態2における集約システム2全体の動作について総括して説明する。
まず、集約装置26は、光ディスク21から暗号化主コンテンツを読み取り、メモリカード22から副コンテンツを読み取り、暗号化主コンテンツと副コンテンツとを可搬媒体23に記録する。
再生装置27は、光ディスク21に記録された暗号化主コンテンツとメモリカード22に記録された副コンテンツとを再生する場合、光ディスク21から暗号化主コンテンツを読み取り、メモリカード22から副コンテンツを読み取り、復号鍵記憶媒体211から復号鍵を読み取って、暗号化主コンテンツを復号鍵を用いて復号する。その後、再生装置27は、再生部2705により、復号することにより得られた主コンテンツと、副コンテンツとを連携させて再生させ、再生されたデータを外部へ出力させる。
他方、再生装置27は、可搬媒体23に記録された暗号化主コンテンツと副コンテンツとを再生する場合、可搬媒体23から暗号化主コンテンツと副コンテンツとを読み取り、更に復号鍵記憶媒体211から復号鍵を読み取って、暗号化主コンテンツを復号鍵を用いて復号する。その後、再生装置27は、再生部2705により、復号することにより得られた主コンテンツと、副コンテンツとを連携させて再生させ、再生されたデータを外部へ出力させる。
その結果、ユーザは、光ディスク21に記録された暗号化主コンテンツをメモリカード22に記録された副コンテンツと連携させて再生させることができる。加えて、持ち運びのときの利便性を高めるために、ユーザは、光ディスク21に記録された主コンテンツとメモリカード22に記録された副コンテンツとを可搬媒体23に集約して記録し、可搬媒体23に記録した主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生することができる。
実施の形態2における効果
実施の形態2では、主コンテンツは暗号化されて光ディスク21もしくは可搬媒体23に記録されており、再生装置27が、復号鍵記憶媒体211からコピーすることができない復号鍵を読み取って、主コンテンツを再生する。
これにより、可搬媒体23に主コンテンツと副コンテンツとを集約して記録しても、主コンテンツの再生には復号鍵記憶媒体211が必要なため、光ディスク21に記録された主コンテンツと可搬媒体23に記録された主コンテンツとを同時に複数の再生装置により再生することはできない。その結果、従来技術と異なり、集約装置26が、光ディスク21に記録された主コンテンツとメモリカード22に記録された副コンテンツとを可搬媒体23に集約して記録しても、光ディスク21に記録された主コンテンツと、可搬媒体23に記録された主コンテンツとは同時に再生されない。そのため、コンテンツの著作権が保護される。
変形例
実施の形態2は、本発明の実施の形態の一例として十分に説明したが、様々な改変及び変更が当業者にとって明らかである。したがって、その改変及び変更が本発明の範囲から逸脱しない限り、それらはその中に含まれると解釈される。以下のような変更も本発明の実施の形態に含まれる。
(1)複数の主コンテンツa、b、cが複数の光ディスク21a、21b、21cに暗号化されて記録されて提供される場合、図15に示すように、主コンテンツa、b、cそれぞれの復号鍵a、b、cは、複数の復号鍵記憶媒体211a、211b、211cに記録されて提供される。持ち運びの利便性を高めるために、図16に示すように、これらの復号鍵a、b、cを復号鍵記憶媒体211dに一括して記録し、元の復号鍵記憶媒体211a、211b、211cに記録された復号鍵a、b、cは消去してもよい。
これにより、実施の形態2と同様の効果が得られる。加えて、ユーザが複数の光ディスクを持ち運ぶ際、それらのディスクを再生するために持ち運ぶべき復号鍵記憶媒体211の数が少なくなり、ユーザの利便性が大きくなる。
(2)図17は、本実施の形態において、復号鍵記憶媒体211に記録される復号鍵が光ディスク21aに暗号化主コンテンツと共に記録されている例を示す。集約装置26は、光ディスク21aに記録された暗号化主コンテンツとメモリカード22に記録された副コンテンツとを可搬媒体23へ集約して記録する。すなわち、可搬媒体23に記録された暗号化主コンテンツを再生するためには、光ディスク21が必要である。なぜなら、復号鍵は光ディスク21から読み取らなければならないからである。
これにより、光ディスク21に記録された主コンテンツと可搬媒体23に記録された主コンテンツとは、同時に複数の再生装置により再生されないので、実施の形態2と同様の効果が得られる。
(3)復号鍵は、復号鍵記憶媒体211に記録されておらず、再生装置27が、光ディスク21もしくは可搬媒体23の再生時に、インターネット28を介してサーバ24から取得してもよい。
これにより、復号鍵記憶媒体211を配布する手間やユーザが復号鍵記憶媒体211を管理する手間がなくなり、利便性が大きくなる。
(4)また、上記(3)に関し、例えば、光ディスク21と可搬媒体23とには、図18に示すようにそれぞれ固有の媒体IDが記録されており、サーバ24は、図19に示すように、光ディスク21の媒体IDと光ディスク21に記録された暗号化主コンテンツの復号鍵との組を、媒体ID毎に復号鍵リストとして管理してもよい。
この場合、コンテンツを集約するとき、集約装置26は、光ディスク21の媒体IDと可搬媒体23の媒体IDとを、インターネット28を介してサーバ24へ送信し、サーバ24は、光ディスク21の媒体IDを含むエントリに対し、可搬媒体23の媒体IDを追加する。例えば、媒体IDが1の光ディスク21に記録された主コンテンツが、媒体IDが5の可搬媒体23に集約される場合、図20に示される復号鍵リストが得られる。
光ディスク21もしくは可搬媒体23を再生するに際し、再生装置27は、光ディスク21もしくは可搬媒体23の媒体IDをサーバ24へ送信して対応する復号鍵を送信することを要求する。サーバ24は、受け取った媒体IDを利用して、復号鍵が光ディスク21及び可搬媒体23の再生に同時に使用されていないかどうかチェックする。具体的には、例えば2時間等の規定時間の間に光ディスク21の媒体IDと可搬媒体23の媒体IDとの双方が使われていないかどうかをチェックする。同時に使用されていなかったら、サーバ24は対応する復号鍵を再生装置27に送信する。
これにより、主コンテンツと副コンテンツとを集約した後は、光ディスク21に記録された暗号化主コンテンツの復号と可搬媒体23に記録された暗号化主コンテンツの復号とは同時に実行できない。そのため、実施の形態2における効果と同様の効果が得られる。
なお、媒体IDは、光ディスク21に記録されているコンテンツが何かを識別できれば他のものでもよい。例えば、コンテンツの名前やコンテンツのID等でもよい。
(5)さらに、本実施の形態において復号鍵記憶媒体211に記録される復号鍵は、再生装置27が、光ディスク21の初回再生時にインターネット28を介してサーバ24から取得し、復号鍵記憶媒体211に記録してもよい。
これにより、復号鍵が記録された状態の復号鍵記憶媒体211を配布する手間がなくなり、かつ再生装置27が常時インターネット28を介してサーバ24へ接続できる環境になくても、実施の形態2と同様の効果が得られる。
(6)さらに、光ディスク21には複数の暗号化主コンテンツが存在するとともに、復号鍵記憶媒体211にも複数の対応する復号鍵が存在してもよい。集約装置26は、複数の暗号化主コンテンツを、メモリカード22に存在する1以上の副コンテンツと共に可搬媒体23に集約して記録してもよい。これは、例えば、集約装置26において、制御部263が、第1アクセス部261を介して複数の主コンテンツを読み取り、第2アクセス部262を介して1以上の副コンテンツを読み取り、第3アクセス部264を介して複数の主コンテンツと1以上の副コンテンツとを可搬媒体23に記録することによって実現できる。
これにより、シリーズ物等の複数のコンテンツを、1以上の副コンテンツと共に集約することが可能となる。
さらに、繰り返して視聴を行う複数のコンテンツを、この方法によりハードディスク等に集約して記録すると、再生装置27への記録媒体の入れ換えの必要がなくなり、よりユーザの利便性が大きくなる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3の集約システム3について、図21〜図27を用いて説明する。
この集約システム3は、集約装置が、複数の記録媒体に記録されたコンテンツを他の記録媒体へ集約を行うに際して、コンテンツ提供者が管理する、コンテンツの集約可否を示す集約判断情報に基づき、コンテンツを他の記録媒体に集約して記録する。
集約システム3の概要
最初に、図21を用いて実施の形態3の集約システム3の概要を説明する。図21は、実施の形態3の集約システム3の構成を示すブロック図である。
図21において、光ディスク31には映画等が主コンテンツとして記録されており、メモリカード32には光ディスク31に記録された主コンテンツと連携させる音声データ等の副コンテンツが記録可能であり、可搬媒体33はDVD−RAM等の、情報の記録が可能な可搬媒体である。可搬媒体33は、リムーバブルなHDDであってもよいし、ノンリムーバブルなHDD等の記録媒体に置き換えられてもよい。
コンテンツ提供者は、主コンテンツを光ディスク31に記録して販売するなどの配布手段によってユーザに主コンテンツを配布し、主コンテンツと連携させる副コンテンツをサーバ34からインターネット38を介してユーザに配布する。
他方、ユーザは、副コンテンツ取得装置35を用いて、副コンテンツをサーバ34からインターネット38を介して取得してメモリカード32に記録する。そして、ユーザは、再生装置37を用いて、光ディスク31に記録された主コンテンツを、メモリカード32に記録した副コンテンツと連携して再生し、視聴する。
また、ユーザは、持ち運びのときの利便性を高めるために、集約装置36を用いて、インターネット38を介してサーバ34に接続して主コンテンツの集約可否を示す集約判断情報を受信する。ユーザは、集約判断情報に基づき、光ディスク31に記録された主コンテンツとメモリカード32に記録された副コンテンツとを、可搬媒体33に記録することができる。ユーザは、可搬媒体33に記録された主コンテンツ及び副コンテンツも、再生装置37を用いて連携して再生し、視聴することもできる。
この集約システム3は、コンテンツ提供者が管理する、コンテンツの集約可否を示す集約判断情報に基づいて、ユーザが複数の記録媒体に記録されたコンテンツを他の記録媒体へ集約する際の制限を設け、コンテンツの著作権を保護するシステムである。
実施の形態3の集約システム3の概要を説明した。以下に集約システム3の詳細を説明する。
集約システム3の構成
集約システム3は、図21に示すように、光ディスク31と、メモリカード32と、可搬媒体33と、サーバ34と、副コンテンツ取得装置35と、集約装置36と、再生装置37とを有し、サーバ34と副コンテンツ取得装置35とはインターネット38を介して接続されている。サーバ34は、インターネット38を介して集約装置36とも接続されている。
光ディスク31の構成
光ディスク31は、DVD−RAM等の、情報の記録が可能な可搬媒体である。図22に示すように、光ディスク31には、主コンテンツが記録されている。そして、光ディスク31には、光ディスク31を一意に特定する媒体IDも光ディスク31の製造時に記録されている。
ここで、媒体IDは、集約装置36及び再生装置37により読み取ることはできるが書き換えや消去はできない。
メモリカード32の構成
メモリカード32は、SDカード等の、情報の記録が可能な記録媒体である。メモリカード32には、副コンテンツ取得装置35により、主コンテンツと連携させる副コンテンツが記録される。
可搬媒体33の構成
可搬媒体33は、DVD−RAM等の、情報の記録が可能な可搬媒体である。可搬媒体33には、集約装置36により、光ディスク31に記録された主コンテンツとメモリカード32に記録された副コンテンツとが集約して記録される。なお、可搬媒体33は、上述したように、リムーバブルなHDDであってもよいし、ノンリムーバブルなHDD等の記録媒体に置き換えられてもよい。要するに、可搬媒体33、又は可搬媒体33と置き換えられる記録媒体は、主コンテンツと副コンテンツとが集約して記録される記録媒体でありさえすればよい。
サーバ34の構成
サーバ34は、光ディスク31に記録された主コンテンツと連携させる副コンテンツを蓄積しており、副コンテンツ取得装置35に対して副コンテンツの提供を行う。
また、サーバ34は、図23に示すような、媒体IDと、集約判断情報との組のリストを保持している。集約判断情報は、媒体IDを持つ光ディスク31に記録された各主コンテンツを副コンテンツと共に可搬媒体33に集約して記録してもよいかどうかを示す。
サーバ34は、集約装置36からインターネット38を介して媒体IDを受信したら、上記集約判断情報のリストを参照し、その媒体IDを持つ光ディスク31に記録された主コンテンツの集約判断情報を、インターネット38を介して集約装置36へ送信する。
副コンテンツ取得装置35の構成
副コンテンツ取得装置35は、サーバ34から、インターネット38を介して副コンテンツを取得してメモリカード32に記録する。
集約装置36の構成
図24は集約装置36の構成を示す。集約装置36は、図24に示すように、第1アクセス部361と、第2アクセス部362と、制御部363と、第3アクセス部364と、入力部365と、表示部366と、送受信部367とを有する。
(1)第1アクセス部361
第1アクセス部361は、制御部363の指示に従い、光ディスク31から主コンテンツ及び媒体IDの読み取りを行う。
(2)第2アクセス部362
第2アクセス部362は、制御部363の指示に従い、メモリカード32から副コンテンツの読み取り行う。
(3)制御部363
制御部363は、第1アクセス部361を介して光ディスク31から主コンテンツと媒体IDとを読み取り、第2アクセス部362を介してメモリカード32から副コンテンツを読み取る。
そして、制御部363は、送受信部367を介して媒体IDをサーバ34へ送信して、サーバ34からその媒体IDに対応する集約判断情報を受信する。
制御部363は、集約判断情報が、主コンテンツを副コンテンツと共に可搬媒体33に集約して記録してもよいことを示していれば、主コンテンツと副コンテンツとを第3アクセス部364を介して可搬媒体33に書き込む。
(4)第3アクセス部364
第3アクセス部364は、制御部363の指示に従い、可搬媒体33に主コンテンツと副コンテンツとを書き込む。
(5)入力部365
入力部365は、ユーザから集約命令入力を受け付ける。
そして、入力部365は、ユーザから集約命令入力を受け取ると、制御部363を動作させる。
(6)表示部366
表示部366は、制御部363による主コンテンツ及び副コンテンツの可搬媒体33への書き込みが終了したら、その旨を表示してユーザに通知する。
(7)送受信部367
送受信部367は、制御部363の指示に従い、インターネット38を介してサーバ34に媒体IDを送信し、インターネット38を介してサーバ34からその媒体IDに対応する集約判断情報を受信する。
再生装置37の構成
図25は再生装置37の構成を示す。再生装置37は、図25に示すように、第1アクセス部3701と、第2アクセス部3702と、第3アクセス部3703と、制御部3704と、再生部3705と、入力部3706とを有する。
(1)第1アクセス部3701
第1アクセス部3701は、制御部3704の指示に従い、光ディスク31から主コンテンツを読み取る。
(2)第2アクセス部3702
第2アクセス部3702は、制御部3704の指示に従い、メモリカード32から副コンテンツを読み取る。
(3)第3アクセス部3703
第3アクセス部3703は、制御部3704の指示に従い、可搬媒体33から主コンテンツと副コンテンツとを読み取る。
(4)制御部3704
制御部3704は、入力部3706からの指示に従い、以下の(i)又は(ii)の処理を行う。
(i)再生部3705により、光ディスク31に記録された主コンテンツと、メモリカード32に記録された副コンテンツとを連携して再生させる。
制御部3704は、第1アクセス部3701を介して、光ディスク31から主コンテンツを読み取り、第2アクセス部3702を介して、メモリカード32から副コンテンツを読み取る。そして、制御部3704は、再生部3705により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させ、外部へ出力させる。
(ii)再生部3705により、可搬媒体33に記録された主コンテンツと副コンテンツとを連携して再生させる。
制御部3704は、第3アクセス部3703を介して、可搬媒体33から主コンテンツと副コンテンツとを読み取る。そして、制御部3704は、再生部3705により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させ、外部へ出力させる。
(5)再生部3705
再生部3705は、制御部3704による制御により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生し、再生したデータを、再生部3705に接続されているモニタ371とスピーカ372とへ出力する。モニタ371及びスピーカ372は、再生部3705によって再生されたデータを外部に出力する。
(6)入力部3706
入力部3706は、ユーザから、光ディスク31の再生命令、もしくは可搬媒体33の再生命令を受け付ける。
入力部3706は、光ディスク31の再生命令を受け取ると、光ディスク31に記録された主コンテンツと、メモリカード32に記録された副コンテンツとを連携して再生するように、制御部3704を動作させる。
他方、入力部3706は、可搬媒体33の再生命令を受け取ると、可搬媒体33に記録された主コンテンツと副コンテンツとを連携して再生するように、制御部3704を動作させる。
集約システム3の動作
集約システム3の構成を述べた。以下に、集約システム3の動作として、集約装置36及び再生装置37の動作について詳細に述べる。
集約装置36の動作
集約装置36の動作について、図26に示すフローチャートを用いて説明する。
集約装置36は、入力部365がユーザからの集約命令入力を受け取ると、以下の動作を行う。
まず、制御部363は、第1アクセス部361を介して光ディスク31から主コンテンツと媒体IDとを読み取り、第2アクセス部362を介してメモリカード32から副コンテンツを読み取る(ステップS301)。
次に、制御部363は、送受信部367を介して媒体IDをサーバ34へ送信して、サーバ34からその媒体IDに対応する集約判断情報を受信する(ステップS302)。
次に、制御部363は、集約判断情報が、主コンテンツを副コンテンツと共に可搬媒体33に集約して記録してもよいことを示しているかどうかをチェックする(ステップS303)。集約判断情報が集約して記録してよいことを示していなければ(ステップS303でNo)、集約装置36の動作は終了する。
他方、集約判断情報が集約して記録してよいことを示していれば(ステップS303でYes)、制御部363は、主コンテンツと副コンテンツとを、第3アクセス部364を介して可搬媒体33に書き込む(ステップS304)。
次に、表示部366は、主コンテンツと副コンテンツとの可搬媒体33への書き込みが終了した旨を表示する(ステップS305)。これにより、集約装置36の動作は終了する。
再生装置37の動作
再生装置37の動作について、図27に示すフローチャートを用いて説明する。
再生装置37は、入力部3706が、ユーザから、光ディスク31の再生命令、もしくは可搬媒体33の再生命令を受け取ると、以下の動作を行なう。
まず、入力部3706は、受け取った再生命令が光ディスク31の再生命令であるのか、可搬媒体33の再生命令であるのかをチェックする(ステップS351)。光ディスク31の再生命令であれば、ステップS352へ移行し、可搬媒体33の再生命令であれば、ステップS354へ移行する。
すなわち、入力部3706によって受け取られた再生命令が光ディスク31の再生命令である場合(ステップS351でNo)、制御部3704は、第1アクセス部3701を介して、光ディスク31から主コンテンツを読み取り、第2アクセス部3702を介して、メモリカード32から副コンテンツを読み取る(ステップS352)。
次に、制御部3704は、再生部3705により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させる(ステップS353)。再生されたデータは、モニタ371とスピーカ372とによって外部に出力される。これにより、再生装置37の動作は終了する。
他方、入力部3706によって受け取られた再生命令が可搬媒体33の再生命令である場合(ステップS351でYes)、制御部3704は、第3アクセス部3703を介して、可搬媒体33から主コンテンツと副コンテンツとを読み取る(ステップS354)。そして、制御部3704は、再生部3705により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させる(ステップS355)。再生されたデータは、モニタ371とスピーカ372とによって外部に出力される。これにより、再生装置37の動作は終了する。
集約システム3の動作検証
以下に、実施の形態3における集約システム3全体の動作について総括して説明する。
まず、集約装置36は、光ディスク31から主コンテンツと媒体IDとを読み取り、メモリカード32から副コンテンツを読み取り、媒体IDをサーバ34へ送信し、サーバ34からその媒体IDに対応する集約判断情報を受信する。そして、集約判断情報が、主コンテンツを副コンテンツと共に可搬媒体33に集約して記録してもよいことを示していれば、集約装置36は主コンテンツと副コンテンツとを可搬媒体33に記録する。
再生装置37は、光ディスク31に記録された主コンテンツとメモリカード32に記録された副コンテンツとを再生する場合、光ディスク31から主コンテンツを読み取り、メモリカード32から副コンテンツを読み取り、再生部3705により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させ、再生されたデータを外部へ出力させる。
他方、再生装置37は、可搬媒体33に記録された主コンテンツと副コンテンツとを再生する場合、可搬媒体33から主コンテンツと副コンテンツとを読み取り、再生部3705により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させ、再生されたデータを外部へ出力させる。
その結果、ユーザは、光ディスク31に記録された主コンテンツをメモリカード32に記録された副コンテンツと連携させて再生させることができる。加えて、持ち運びのときの利便性を高めるために、ユーザは、光ディスク31に記録された主コンテンツとメモリカード32に記録された副コンテンツとを可搬媒体33に集約して記録し、可搬媒体33に記録した主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させることができる。
実施の形態3における効果
実施の形態3では、光ディスク31には、主コンテンツと媒体IDとが記録されており、集約装置36は、媒体IDに対応する集約判断情報に基づいて、主コンテンツと副コンテンツとを可搬媒体33に記録する。
これにより、集約判断情報が、主コンテンツを副コンテンツと共に可搬媒体33に集約して記録してもよいことを示していない限り、主コンテンツと副コンテンツとを可搬媒体33に記録することはできない。つまり、集約システム3は、従来技術と異なり、コンテンツ提供者が管理する集約判断情報に基づき、光ディスク31に記録された主コンテンツとメモリカード32に記録された副コンテンツとを可搬媒体33へ集約するのに制限を設けている。これにより、コンテンツの著作権は保護される。
変形例
実施の形態3は、本発明の実施の形態の一例として十分に説明したが、様々な改変及び変更が当業者にとって明らかである。したがって、その改変及び変更が本発明の範囲から逸脱しない限り、それらはその中に含まれると解釈される。以下のような変更も本発明の実施の形態に含まれる。
(1)集約判断情報は、図23に例示した情報に限定されるものではない。複数の副コンテンツそれぞれに、副コンテンツを識別する副コンテンツIDが含まれており、集約判断情報は、図28に示すように、媒体IDと副コンテンツIDとの組み合わせで決定されてもよい。すなわち、集約装置36が、副コンテンツIDと媒体IDとをサーバ34へ送信し、サーバ34が媒体IDと副コンテンツIDとに基づいて決定される集約判断情報を集約装置36へ送信する。
これにより、主コンテンツと特定の副コンテンツとのみの集約を許諾するという、コンテンツ提供者の要求に応じることができる。
(2)集約判断情報は、図29に示すように、媒体IDと集約に対するユーザへの課金の有無を示す情報とによって決定されてもよい。すなわち、集約装置36は、媒体IDとユーザを識別するユーザIDとをサーバ34へ送信し、サーバ34が媒体IDとユーザIDにより特定されるユーザへの課金情報とに基づいた集約判断情報を集約装置36へ送信する。
これにより、複数の記録媒体に記録されたコンテンツを単一の記録媒体へ集約を行うに際して、コンテンツ提供者からの課金を受諾したユーザのみに集約を許諾するという、コンテンツ提供者の要求に応じることができる。
なお、集約判断情報は、媒体IDとユーザへの課金額とによって決定されてもよい。
(3)集約判断情報は、図30に示すように、媒体IDと、副コンテンツの取得に対するユーザへの課金の有無を示す情報と、集約に対するユーザへの課金の有無を示す情報とによって決定されてもよい。すなわち、集約装置36は、ユーザを識別するユーザIDと媒体IDとをサーバ34へ送信し、サーバ34が、媒体IDと、ユーザIDにより特定される副コンテンツの取得に対するユーザへの課金の有無を示す情報と、ユーザIDにより特定される集約に対するユーザへの課金を示す情報とに基づいた集約判断情報を集約装置36へ送信する。
これにより、複数の記録媒体に記録されたコンテンツを単一の記録媒体へ集約を行うに際して、コンテンツ提供者からの副コンテンツの取得に対する課金及び集約に対する課金を受諾したユーザのみに集約を許諾するという、コンテンツ提供者の要求に応じることができる。
(4)さらに、集約判断情報は、図31に示すように、ユーザによる主コンテンツ及び副コンテンツの集約回数に応じて決定されてもよい。すなわち、集約装置36は、ユーザを識別するユーザIDと媒体IDとをサーバ34へ送信し、サーバ34が媒体IDとユーザIDとにより特定されるユーザの主コンテンツ及び副コンテンツの集約回数に基づいた集約判断情報を集約装置36へ送信する。つまり、サーバ34が、ユーザを識別するユーザID毎に、主コンテンツ及び副コンテンツの集約回数として、集約装置36からの媒体IDの受信回数を管理し、集約装置36が、ユーザIDと媒体IDとをサーバ34へ送信する。そして、サーバ34が、媒体IDとユーザIDとにより特定されるユーザの主コンテンツ及び副コンテンツの集約回数に基づいて決定された集約判断情報を集約装置36へ送信する。
これにより、複数の記録媒体に記録されたコンテンツを単一の記録媒体へ集約を行うに際して、単一の記録媒体への集約回数を制限するという、コンテンツ提供者の要求に応じることができる。
(5)さらに、集約判断情報は、図32に示すように、配布するために光ディスク31に記録されてもよい。すなわち、集約装置36は、媒体IDをサーバ34へ送信してサーバ34から集約判断情報を受信する代わりに、光ディスク31から集約判断情報を読み取ってもよい。
これにより、集約装置36がサーバ34との通信を行わなくても、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
なお、集約判断情報は、サーバ34から副コンテンツ取得装置35を介して取得された副コンテンツと共にメモリカード32に記録されてもよい。
また、集約装置36は、ユーザによる主コンテンツ及び副コンテンツの規定集約回数を光ディスク31もしくはメモリカード32に記録しておき、実際に行なった集約回数がこの規定集約回数に達した場合、光ディスク31に記録された集約判断情報を集約することができないように書き換えても良い。
これにより、集約装置36がサーバ34との通信を行わなくても、単一の記録媒体へのコンテンツの集約回数を制限するという、コンテンツ提供者の要求に応じることができる。
(6)光ディスク31に記録される媒体IDは、光ディスク31に記録されているコンテンツが何かを識別できれば他のものでもよい。
例えば、コンテンツの名前やコンテンツのID等でもよい。
(7)サーバ34は、集約判断情報を送信する際、サーバ34以外の装置が作成できないような情報をあわせて集約装置36へ送信し、集約装置36は、その情報を利用して集約判断情報が適正か否かを判断し、適正である場合にコンテンツの集約を行ってもよい。例えば、サーバ34は、集約判断情報を集約装置36へ送信する際、集約判断情報にデジタル署名を附して送信する。具体的には、サーバ34は、自身の署名鍵を用いてデジタル署名を生成し、集約判断情報に、デジタル署名と、署名検証用公開鍵(もしくは署名検証用公開鍵の証明書)とを附す。そして、集約装置36は、集約を行う前に、集約判断情報を署名検証鍵を用いて検証し、その検証が適正に行われればその集約判断情報に基づきコンテンツの集約を行う。
また、サーバ34は、集約を許諾する場合、自身の署名鍵を用いてデジタル署名を生成し、そのデジタル署名を署名検証用公開鍵(もしくは署名検証用公開鍵の証明書)とともに集約装置36へ送信する。集約装置36は、署名検証鍵を用いてデジタル署名を正しく検証できれば、集約が許諾されたとみなしてコンテンツの集約を行っても良い。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4の集約システム4について、図33〜図38を用いて説明する。
この集約システム4は、集約装置が複数の記録媒体に記録されたコンテンツを他の記録媒体へ集約を行うに際して、他の記録媒体に記録されたコンテンツの利用を制限する。
集約システム4の概要
最初に、図33を用いて実施の形態4の集約システム4の概要を説明する。図33は、実施の形態4の集約システム4の構成を示すブロック図である。
図33において、光ディスク41には映画等のコンテンツが主コンテンツとして記録されており、メモリカード42には光ディスク41に記録された主コンテンツと連携させる音声データ等の副コンテンツが記録可能であり、可搬媒体43はDVD−RAM等の、情報の記録が可能な可搬媒体である。可搬媒体43は、リムーバブルなHDDであってもよいし、ノンリムーバブルなHDD等の記録媒体に置き換えられてもよい。
コンテンツ提供者は、主コンテンツを光ディスク41に記録して販売するなどの配布手段によってユーザに主コンテンツを配布し、主コンテンツと連携させる副コンテンツをサーバ44からインターネット48を介して配布する。
他方、ユーザは、副コンテンツ取得装置45を用いて、副コンテンツをサーバ44からインターネット48を介して取得してメモリカード42に記録する。そして、ユーザは、再生装置47を用いて、光ディスク41に記録された主コンテンツを、メモリカード42に記録した副コンテンツと連携して再生し、視聴する。
ユーザは、持ち運びのときの利便性を高めるために、集約装置46を用いて、光ディスク41に記録された主コンテンツとメモリカード42に記録された副コンテンツとを、可搬媒体43に記録することができる。ユーザは、可搬媒体43に記録された主コンテンツ及び副コンテンツも、再生装置47を用いて、連携して再生し、視聴することができる。なお、可搬媒体43に記録された主コンテンツは、利用が制限されている。例えば、主コンテンツの利用回数が制限されたり、ユーザが利用する際に課金される。
この集約システム4は、複数の記録媒体に記録されたコンテンツが集約して記録された他の記録媒体をユーザが利用する際の
制限を設けることで、コンテンツの著作権を保護するシステムである。
実施の形態4の集約システム4の概要を説明した。以下に、集約システム4の詳細を説明する。
集約システム4の構成
集約システム4は、図33に示すように、光ディスク41と、メモリカード42と、可搬媒体43と、サーバ44と、副コンテンツ取得装置45と、集約装置46と、再生装置47とを有し、サーバ44と副コンテンツ取得装置45とはインターネット48を介して接続されている。
光ディスク41の構成
光ディスク41は、DVD−RAM等の、情報の記録が可能な可搬媒体である。ここでは、光ディスク41には主コンテンツが記録されている。
メモリカード42の構成
メモリカード42は、SDカード等の、情報の記録が可能な記録媒体である。メモリカード42には、副コンテンツ取得装置45により、主コンテンツと連携させる副コンテンツが記録される。
可搬媒体43の構成
可搬媒体43は、DVD−RAM等の、情報の記録が可能な可搬媒体である。可搬媒体43には、集約装置46により、光ディスク41に記録されている主コンテンツとメモリカード42に記録された副コンテンツとが集約して記録される。なお、可搬媒体43は、上述したように、リムーバブルなHDDであってもよいし、ノンリムーバブルなHDD等の記録媒体に置き換えられてもよい。要するに、可搬媒体43、又は可搬媒体43と置き換えられる記録媒体は、主コンテンツと副コンテンツとが集約して記録される記録媒体でありさえすればよい。
図34に示すように、可搬媒体43には、可搬媒体43が利用される毎に、可搬媒体43の利用回数が記録される。
なお、可搬媒体43の利用回数の初期値は0とする。
サーバ44の構成
サーバ44は、光ディスク41に記録された主コンテンツと連携させる副コンテンツを蓄積しており、副コンテンツ取得装置45に対して副コンテンツの提供を行う。
副コンテンツ取得装置45の構成
副コンテンツ取得装置45は、サーバ44から、インターネット48を介して副コンテンツを取得してメモリカード42に記録する。
集約装置46の構成
図35は集約装置46の構成を示す。集約装置46は、図35に示すように、第1アクセス部461と、第2アクセス部462と、制御部463と、第3アクセス部464と、入力部465と、表示部466とを有する。
(1)第1アクセス部461
第1アクセス部461は、制御部463の指示に従い、光ディスク41から主コンテンツの読み取りを行う。
(2)第2アクセス部462
第2アクセス部462は、制御部463の指示に従い、メモリカード42から副コンテンツの読み取りを行う。
(3)制御部463
制御部463は、第1アクセス部461を介して光ディスク41から主コンテンツを読み取り、第2アクセス部462を介してメモリカード42から副コンテンツを読み取る。
そして、制御部463は、主コンテンツと副コンテンツとを第3アクセス部464を介して可搬媒体43に書き込む。
(4)第3アクセス部464
第3アクセス部464は、制御部463の指示に従い、可搬媒体43に主コンテンツと副コンテンツとを書き込む。
(5)入力部465
入力部465は、ユーザから集約命令入力を受け付ける。
そして、入力部465は、ユーザから集約命令入力を受け取ると、制御部463を動作させる。
(6)表示部466
表示部466は、制御部463による主コンテンツ及び副コンテンツの可搬媒体43への書き込みが終了したら、その旨を表示してユーザに通知する。
再生装置47の構成
図36は再生装置47の構成を示す。図36に示すように、再生装置47は、第1アクセス部4701と、第2アクセス部4702と、第3アクセス部4703と、制御部4704と、再生部4705と、入力部4706と、規定回数記憶部4707とを有する。
(1)第1アクセス部4701
第1アクセス部4701は、制御部4704の指示に従い、光ディスク41から主コンテンツを読み取る。
(2)第2アクセス部4702
第2アクセス部4702は、制御部4704の指示に従い、メモリカード42から副コンテンツを読み取る。
(3)第3アクセス部4703
第3アクセス部4703は、制御部4704の指示に従い、可搬媒体43から主コンテンツと、副コンテンツと、可搬媒体43の利用回数とを読み取る。
第3アクセス部4703は、制御部4704の指示に従い、可搬媒体43へ、可搬媒体43の利用回数を書き込む。
また、第3アクセス部4703は、制御部4704の指示に従い、可搬媒体43に記録された主コンテンツを消去する。
(4)制御部4704
制御部4704は、入力部4706からの指示に従い、以下の(i)又は(ii)の処理を行う。
(i)再生部4705により、光ディスク41に記録された主コンテンツと、メモリカード42に記録された副コンテンツとを連携して再生させる。
制御部4704は、第1アクセス部4701を介して、光ディスク41から主コンテンツを読み取り、第2アクセス部4702を介して、メモリカード42から副コンテンツを読み取る。そして、制御部4704は、再生部4705により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させ、外部へ出力させる。
(ii)再生部4705により、可搬媒体43に記録された主コンテンツと副コンテンツとを連携して再生させる。
制御部4704は、第3アクセス部4703を介して、可搬媒体43から主コンテンツと、副コンテンツと、可搬媒体43の利用回数とを読み取る。
そして、制御部4704は、可搬媒体43の利用回数を1回増加させ、第3アクセス部4703を介して、1回増加させた可搬媒体43の利用回数を可搬媒体43へ書き込む。
そして、制御部4704は、再生部4705により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させ、外部へ出力させる。
制御部4704は、可搬媒体43の利用回数が例えば3回等の規定利用回数に達していれば、第3アクセス部4703を介して、可搬媒体43に記録された、主コンテンツと副コンテンツとを消去する。なお、上記規定利用回数は、すなわちユーザが可搬媒体43を利用することができる上限回数は、規定回数記憶部4707に記憶されている。
(5)再生部4705
再生部4705は、制御部4704による制御により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生し、再生したデータを、再生部4705に接続されているモニタ471とスピーカ472とへ出力する。モニタ471及びスピーカ472は、再生部4705によって再生されたデータを外部に出力する。
(6)入力部4706
入力部4706は、ユーザから、光ディスク41の再生命令、もしくは可搬媒体43の再生命令を受け付ける。
入力部4706は、光ディスク41の再生命令を受け取ると、光ディスク41に記録された主コンテンツと、メモリカード42に記録された副コンテンツとを連携して再生するように、制御部4704を動作させる。
他方、入力部4706は、可搬媒体43の再生命令を受け取ると、可搬媒体43に記録された主コンテンツと副コンテンツとを連携して再生するように、制御部4704を動作させる。
(7)規定回数記憶部4707
規定回数記憶部4707は、ユーザが可搬媒体43を利用することが可能な上記規定利用回数を記憶する。
実施の形態4では、規定利用回数は規定回数記憶部4707に記憶されている場合を想定するが、規定利用回数はメモリカード等の記録媒体に記録されていてもよい。要するに、規定利用回数は制御部4704が利用することができるものでありさえすればよい。従って、規定利用回数は、制御部4704によってインターネット48を介して取得されてもよいし、制御部4704に記憶されていてもよい。
集約システム4の動作
集約システム4の構成を述べた。以下に、集約システム4の動作として、集約装置46及び再生装置47の動作について詳細に述べる。
集約装置46の動作
集約装置46の動作について、図37に示すフローチャートを用いて説明する。
集約装置46は、入力部465がユーザからの集約命令入力を受け取ると、以下の動作を行う。
まず、制御部463は、第1アクセス部461を介して光ディスク41から主コンテンツを読み取り、第2アクセス部462を介してメモリカード42から副コンテンツを読み取る(ステップS401)。
次に、制御部463は、主コンテンツと副コンテンツとを、第3アクセス部464を介して可搬媒体43に書き込む(ステップS402)。
次に、表示部466は、主コンテンツと副コンテンツとの可搬媒体43への書き込みが終了した旨を表示する(ステップS403)。これにより、集約装置46の動作は終了する。
再生装置47の動作
再生装置47の動作について、図38に示すフローチャートを用いて説明する。
再生装置47は、入力部4706が、ユーザから、光ディスク41の再生命令、もしくは可搬媒体43の再生命令を受け取ると、以下の動作を行う。
まず、入力部4706は、受け取った再生命令が光ディスク41の再生命令であるのか、可搬媒体43の再生命令であるのかをチェックする(ステップS451)。光ディスク41の再生命令であれば、ステップS452へ移行し、可搬媒体43の再生命令であれば、ステップS454へ移行する。
すなわち、入力部4706によって受け取られた再生命令が光ディスク41の再生命令である場合(ステップS451でNo)、制御部4704は、第1アクセス部4701を介して、光ディスク41から主コンテンツを読み取り、第2アクセス部4702を介して、メモリカード42から副コンテンツを読み取る(ステップS452)。
次に、制御部4704は、再生部4705により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させる(ステップS453)。再生されたデータは、モニタ471とスピーカ472とによって外部に出力される。これにより、再生装置47の動作は終了する。
他方、入力部4706によって受け取られた再生命令が可搬媒体43の再生命令である場合(ステップS451でYes)、制御部4704は、第3アクセス部4703を介して、可搬媒体43から主コンテンツと、副コンテンツと、可搬媒体43の利用回数とを読み取る(ステップS454)。そして、制御部4704は、可搬媒体43の利用回数を1回増加させ、第3アクセス部4703を介して、1回増加させた可搬媒体43の利用回数を可搬媒体43へ書き込む(ステップS455)。
そして、制御部4704は、規定回数記憶部4707から、ユーザが可搬媒体43を利用することが可能な最大回数である規定利用回数を読み取る(ステップS456)。
そして、制御部4704は、可搬媒体43の利用回数が規定利用回数に達しているかどうかをチェックする(ステップS457)。利用回数が規定利用回数に達していれば(ステップS457でYes)、制御部4704は、第3アクセス部4703を介して、可搬媒体43に記録された、主コンテンツと副コンテンツとを消去する(ステップS458)。これにより、再生装置47の動作は終了する。
他方、可搬媒体43の利用回数が規定利用回数に達していなければ(ステップS457でNo)、制御部4704は、再生部4705により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させる(ステップS459)。再生されたデータは、モニタ471とスピーカ472とによって外部に出力される。これにより、再生装置47の動作は終了する。
集約システム4の動作検証
以下に、実施の形態4における集約システム4全体の動作について総括して説明する。
まず、集約装置46は、光ディスク41から主コンテンツを読み取り、メモリカード42から副コンテンツを読み取り、主コンテンツと副コンテンツとを可搬媒体43に記録する。
再生装置47は、光ディスク41に記録された主コンテンツとメモリカード42に記録された副コンテンツとを再生する場合、光ディスク41から主コンテンツを読み取り、メモリカード42から副コンテンツを読み取り、再生部4705により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させ、再生されたデータを外部へ出力させる。
他方、再生装置47は、可搬媒体43に記録された主コンテンツと副コンテンツとを再生する場合、可搬媒体43から主コンテンツと副コンテンツとを読み取り、再生部4705により、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させ、再生されたデータを外部へ出力させる。なお、再生装置47は、可搬媒体43が規定回数利用されると、可搬媒体43へ記録された主コンテンツ及び副コンテンツを消去する。
その結果、ユーザは、光ディスク41に記録された主コンテンツをメモリカード42に記録された副コンテンツと連携させて再生させることができる。加えて、持ち運びのときの利便性を高めるために、光ディスク41に記録された主コンテンツとメモリカード42に記録された副コンテンツとを可搬媒体43に集約して記録することにより、可搬媒体43に記録した主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生させることも可能となる。
実施の形態4における効果
実施の形態4では、可搬媒体43には、可搬媒体43の利用回数が記録される。再生装置47は、この可搬媒体43を利用する毎に、可搬媒体43に記録される利用回数を更新する。この利用回数が規定回数に達したら、可搬媒体43に記録されている主コンテンツ及び副コンテンツは可搬媒体43から消去される。
これにより、他の記録媒体に集約して記録されたコンテンツは、規定利用回数内でしか再生できない。この結果、集約システム4は、従来技術と異なり、再生装置が他の記録媒体に記録されたコンテンツの利用を制限することで、コンテンツの著作権を保護する。
変形例
実施の形態4は、本発明の実施の形態の一例として十分に説明したが、様々な改変及び変更が当業者にとって明らかである。したがって、その改変及び変更が本発明の範囲から逸脱しない限り、それらはその中に含まれると解釈される。以下のような変更も本発明の実施の形態に含まれる。
(1)本実施の形態では、再生装置47は、可搬媒体43を利用する毎に可搬媒体43に記録される利用回数を1回増加し、利用回数が規定回数に達したら主コンテンツ及び副コンテンツを消去する。しかしながら、可搬媒体43に主コンテンツ及び副コンテンツを集約して記録するとき、可搬媒体43に規定利用回数を記録し、可搬媒体43を利用する毎に可搬媒体43に記録された規定回数を1回減少し、規定回数が0に達したら主コンテンツ及び副コンテンツを消去してもよい。
(2)可搬媒体43が、可搬媒体43の利用時間を測定する時計を備えているとともに、可搬媒体43に規定時間が記録されており、利用時間が規定時間に達したら、再生装置47は主コンテンツ及び副コンテンツを消去してもよい。また、可搬媒体43に主コンテンツ及び副コンテンツが集約して記録されるとき、可搬媒体43にその規定時間が記録されてもよい。この場合、再生装置47は、可搬媒体43を利用する毎に、可搬媒体43に記録された残りの再生時間から可搬媒体43を実際に利用した時間を減少し、残りの再生時間が0に達したら主コンテンツ及び副コンテンツを消去してもよい。
(3)再生装置47は、可搬媒体43を利用する際、利用時間が所定の最低利用時間を超えたら、可搬媒体43に記録される利用回数を1回増加させてもよい。
また、可搬媒体43には利用総時間が記録され、利用総時間が規定時間に達したら、再生装置47は主コンテンツ及び副コンテンツを消去してもよい。
さらに、これらの条件を複合して用いて、全部の条件を満たしたら、再生装置47は主コンテンツ及び副コンテンツを消去してもよい。
(4)なお、可搬媒体43に記録される利用回数は、改竄を防ぐために暗号化して記録されてもよいし、可搬媒体43に記録される情報全体が暗号化して記録されてもよい。
また、可搬媒体43が再生装置47と相互に認証するためのCPUを備えてもよい。CPUが再生装置47と相互に認証した場合、可搬媒体43への読み込みや書き込みのアクセスを許可する。このようにすれば、データを改竄する不正な再生装置とはデータのやり取りを行わなくなるので、改竄を防止できる。
(5)可搬媒体43の利用可能回数の上限を示す規定利用回数は、固定値でなくてもよく、コンテンツ毎に光ディスク41に予め記録されていて、コンテンツの集約時にそれが可搬媒体43に記録されてもよい。また、規定利用回数は、インターネット48を介して、サーバ44から取得されてもよい。
(6)さらに、光ディスク41に記録されている主コンテンツは暗号化されていてもよい。光ディスク41には、暗号化された主コンテンツを復号するための復号鍵、及び媒体IDも記録されていてもよい。そのような状況の下、復号鍵が媒体IDと共にサーバ44で管理され、再生装置47はインターネット48を介してサーバ44とアクセスすることができ、集約装置46は可搬媒体43には復号鍵を記録せずに暗号化された主コンテンツと媒体IDとのみを記録してもよい。その場合、再生装置47は、可搬媒体43を再生する際、その媒体IDに対応する復号鍵をサーバ44から取得するために、サーバ44に媒体IDを送信し、取得した復号鍵を利用して可搬媒体43に記録された暗号化された主コンテンツを復号した上で、主コンテンツを再生する。
なお、光ディスク41に記録される媒体IDは、光ディスク41に記録されている主コンテンツが何かを識別できれば他のIDでもよい。例えば、コンテンツの名前やコンテンツのID等でもよい。
その際、ユーザのコンテンツの利用に対して課金処理が行われてもよい。
これにより、コンテンツ提供者からの課金を受諾したユーザのみに、複数の記録媒体に記録されたコンテンツを単一の記録媒体へ集約して記録されたコンテンツの利用を許諾するという、コンテンツ提供者の要求に応じることができる。
その他の変形例
上述した実施の形態1から実施の形態4は、本発明の実施の形態の一例として十分に説明したが、様々な改変及び変更が当業者にとって明らかである。したがって、その改変及び変更が本発明の範囲から逸脱しない限り、それらはその中に含まれると解釈される。以下のような変更も本発明の実施の形態に含まれる。
(1)光ディスク11(もしくは光ディスク21、31、41。以降光ディスクと記述する。)は複数あり、複数の光ディスクに主コンテンツが記録されていてもよい。可搬媒体13(もしくは可搬媒体23、33、43。以降可搬媒体と記述する。)は複数あり、複数の可搬媒体に主コンテンツと副コンテンツとが集約されて記録されてもよい。
(2)上述した実施の形態1から実施の形態4では、副コンテンツ取得装置15(もしくは副コンテンツ取得装置25、35、45。以降副コンテンツ取得装置と記述する。)が、副コンテンツをメモリカード12(もしくはメモリカード22、32、42。以降メモリカードと記述する。)に記録して、集約装置16(もしくは集約装置26、36、46。以降集約装置と記述する。)もしくは再生装置17(もしくは再生装置27、37、47。以降再生装置と記述する。)が、メモリカードを介して副コンテンツを読み取る。しかしながら、集約装置もしくは再生装置は自身でインターネット18(もしくはインターネット28、38、48)を介してサーバ14(もしくはサーバ24、34、44)から副コンテンツを取得してもよい。
(3)副コンテンツ取得装置15(もしくは副コンテンツ取得装置25、35、45。以降副コンテンツ取得装置と記述する。)が、サーバ14(もしくはサーバ24、34、44。以降サーバと記述する。)から副コンテンツを取得する際には、サーバと副コンテンツ取得装置とは互いに認証及び鍵共有を行い、安全に副コンテンツが取得されるようにしてもよい。
具体的には、例えば、サーバと副コンテンツ取得装置とは公開鍵証明書を有している場合を想定する。副コンテンツ取得装置は、サーバから副コンテンツを取得する際には、サーバに自身の公開鍵証明書を送信し、サーバの公開鍵証明書を受信する。そして、副コンテンツ取得装置及びサーバは、それぞれお互いの公開鍵証明書を検証し、その検証後に、Diffie−Hellman鍵交換プロトコルにより、一時鍵CKを共有する。その後、サーバは、副コンテンツを一時鍵CKで暗号化して副コンテンツ取得装置に送信する。副コンテンツ取得装置は、一時鍵CKを用いて暗号化された副コンテンツを復号して、元の副コンテンツを得る。
なお、公開鍵証明書については、山田信一郎、「ディジタル署名と暗号技術」(株式会社ピアソン・エデュケーション・ジャパン、p.159〜P.214、1997)に詳細が説明されており、Diffie−Hellman鍵交換については、岡本龍明、山本博資、「現代暗号」(シリーズ/情報科学の数学、産業図書、1997)に詳細が説明されているので、ここでは詳細な説明は省略する。
これにより、副コンテンツが安全に取得されるので、コンテンツの著作権はより強く保護される。
(4)上述した実施の形態では、集約装置16(もしくは集約装置26、36、46。以降集約装置と記述する。)が主コンテンツと副コンテンツとを可搬媒体13(もしくは可搬媒体23、33、43。以降可搬媒体と記述する。)へ集約して記録する。集約装置が主コンテンツと副コンテンツとを可搬媒体へ書き込む。しかしながら、再生装置17(もしくは再生装置27、37、47)が主コンテンツと副コンテンツとを連携して再生することができれば、他の方法が用いられてもよい。
例えば、上述したように、主コンテンツの音声を副コンテンツの音声に差し替えて再生することにより、主コンテンツと副コンテンツとを連携させて再生する場合、集約装置は、可搬媒体へは主コンテンツの映像データ部と副コンテンツの音声データ部とのみを記録してもよい。
(5)上述した実施の形態では、再生装置17(もしくは再生装置27、37、47。以降再生装置と記述。)は、主コンテンツの音声データを副コンテンツの音声データに差し替えることにより、主コンテンツと副コンテンツとを連携して再生する。しかしながら、再生装置が主コンテンツを副コンテンツの情報を反映して再生すれば、他の方法が用いられてもよい。
例えば、主コンテンツは映像と音声とからなるデジタルデータであって、副コンテンツは字幕からなるデジタルデータである場合、再生装置は、主コンテンツの映像に副コンテンツの字幕を加えて再生してもよい。
(6)さらに、集約装置16(もしくは集約装置26、36、46。)は、可搬媒体13(もしくは可搬媒体23、33、43。)に集約して記録したコンテンツと、別のメモリカード12zに記録された副コンテンツとを更に集約して、別の可搬媒体13zに記録してもよい。
具体的には、例えば、可搬媒体13にコンテンツを集約して記録する際に、集約装置16は、可搬媒体13にも再生判断情報を記録してその初期値を1とする。そして、第1アクセス部161が可搬媒体13から集約されたコンテンツを読み取り、第2アクセス部162がメモリカード12zから副コンテンツを読み取り、第3アクセス部164が集約されたコンテンツと副コンテンツとを 更に集約して可搬媒体13zに書き込み、集約後は可搬媒体13の再生判断情報を書き換える。このようにすれば、可搬媒体13に集約して記録したコンテンツと、メモリカード12zに記録された副コンテンツとを更に集約して可搬媒体13zに記録することができる。可搬媒体13は再生できなくなるので、さらなる集約を行っても実施の形態1と同様にコンテンツの著作権は保護される。
また、例えば、第1アクセス部261が可搬媒体23から集約したコンテンツを読み取り、第2アクセス部262がメモリカード12zから副コンテンツを読み取り、第3アクセス部264が集約したコンテンツと副コンテンツとをさらに集約して可搬媒体13zに書き込む。このようにすれば、可搬媒体23に集約して記録したコンテンツと、メモリカード12zに記録された副コンテンツとをさらに集約して可搬媒体13zに記録することができる。可搬媒体23もしくは可搬媒体13zの再生には、復号鍵記憶媒体211が必要であるので、上記のようにさらなる集約を行っても、実施の形態2と同様にコンテンツの著作権は保護される。
また、例えば、可搬媒体33にコンテンツを集約する際に、集約装置36は、光ディスク31から読み取った媒体IDを可搬媒体33に記録し、第1アクセス部361が可搬媒体33から集約したコンテンツを読み取り、第2アクセス部362がメモリカード12zから副コンテンツを読み取り、第3アクセス部364が集約したコンテンツと副コンテンツとをさらに集約して可搬媒体13zに書き込む。このようにすれば、可搬媒体33に集約して記録したコンテンツと、メモリカード12zに記録された副コンテンツとをさらに集約して可搬媒体13zに記録することができる。可搬媒体33には、光ディスク31から読み取った媒体IDが記録されており、集約装置36は、この媒体IDと集約判断情報とに基づいて可搬媒体13zに集約して記録するか否かを決定するので、上記のようにさらなる集約を行っても実施の形態3と同様にコンテンツの著作権は保護される。
また、例えば、第1アクセス部461が可搬媒体43から集約したコンテンツ及び利用回数を読み取り、第2アクセス部462がメモリカード12zから副コンテンツを読み取り、第3アクセス部464が集約したコンテンツと副コンテンツとをさらに集約して利用回数と共に可搬媒体13zに書き込み、可搬媒体43の利用回数を0に書き換える。このようにすれば、可搬媒体43に集約して記録したコンテンツと、メモリカード12zに記録された副コンテンツとをさらに集約して可搬媒体13zに記録することができる。また、可搬媒体43に記録されている利用回数が可搬媒体13zに引き継がれて記録されるため、上記のようにさらなる集約を行っても、実施の形態4と同様にコンテンツの著作権は保護される。
その結果、コンテンツの著作権を保護しつつ、一旦可搬媒体13(もしくは可搬媒体23、33、43)へ集約したコンテンツと副コンテンツとを他の記録媒体にさらに集約して記録することができる。
(7)本発明は、上記に示すいずれの方法であってもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであってもよいし、前記コンピュータプログラムのデジタル信号であってもよい。
本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号が記録された、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、半導体メモリ、ハードディスクドライブ、CD−ROM、DVD−ROM、DVD−RAM等であってもよい。
(8)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせてもよい。
上述したように、本発明は、従来技術では実現されなかった集約システムを提供することができ、その価値は大きい。
本発明の集約システムは、複数の記録媒体に記録されたコンテンツを、それらコンテンツの著作権を保護して他の記録媒体へ集約し、又は集約したコンテンツをそのコンテンツの著作権を保護して再生するという効果を有する。その結果、本発明は、複数の記録媒体に記録されたコンテンツを集約して単一の記録媒体に記録する集約システム等として有用である。
これら、並びに、発明の他の目的、効果、及び特徴は、発明の特定の実施の形態を説明する添付図面とともに行う説明から明らかである。
実施の形態1における集約システム1の構成を示す図である。 実施の形態1における光ディスク11の構成を示す図である。 実施の形態1における集約装置16の構成を示す図である。 実施の形態1における再生装置17の構成を示す図である。 実施の形態1における集約装置16の処理の流れを示す図である。 実施の形態1における再生装置17の処理の流れを示す図である。 実施の形態1における光ディスク11aの構成を示す図である。 実施の形態1における光ディスク11bの構成を示す図である。 実施の形態1における光ディスク11cの構成を示す図である。 実施の形態2における集約システム2の構成を示す図である。 実施の形態2における集約装置26の構成を示す図である。 実施の形態2における再生装置27の構成を示す図である。 実施の形態2における集約装置26の処理の流れを示す図である。 実施の形態2における再生装置27の処理の流れを示す図である。 光ディスク21a、21b、21c及び復号鍵記憶媒体221a、221b、221cの構成を示す図である。 復号鍵記憶媒体221a、221b、221cに記録されている復号鍵a、b、cを復号鍵記憶媒体221dに一括記録する処理を説明するための図である。 実施の形態2における光ディスク21aの構成を示す図である。 実施の形態2における光ディスク21と可搬媒体23の構成を示す図である。 実施の形態2におけるサーバ24が管理する復号鍵リストの一例を示す図である。 実施の形態2におけるサーバ24が管理する復号鍵リストの一例を示す図である。 実施の形態3における集約システム3の構成を示す図である。 実施の形態3における光ディスク31の構成を示す図である。 実施の形態3における媒体IDと集約判断情報の一例を示す図である。 実施の形態3における集約装置36の構成を示す図である。 実施の形態3における再生装置37の構成を示す図である。 実施の形態3における集約装置36の処理の流れを示す図である。 実施の形態3における再生装置37の処理の流れを示す図である。 実施の形態3における媒体IDと副コンテンツIDと集約判断情報の一例を示す図である。 実施の形態3における媒体IDとユーザへの課金有無と集約判断情報の一例を示す図である。 実施の形態3における媒体IDとユーザへの課金有無と集約判断情報の一例を示す図である。 実施の形態3における媒体IDとユーザの集約回数を表す情報と集約判断情報の一例を示す図である。 実施の形態3における光ディスク31の別の構成を示す図である。 実施の形態4における集約システム4の構成を示す図である。 実施の形態4における可搬媒体43の構成を示す図である。 実施の形態4における集約装置46の構成を示す図である。 実施の形態4における再生装置47の構成を示す図である。 実施の形態4における集約装置46の処理の流れを示す図である。 実施の形態4における再生装置47の処理の流れを示す図である。

Claims (40)

  1. 集約装置と、第1再生装置と、第2再生装置とを備える集約システムであって、
    前記集約装置は、
    第1記録媒体から主コンテンツを取得する第1取得部と、
    副コンテンツを取得する第2取得部と、
    前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約し、集約されたコンテンツを第2記録媒体に記録する記録部とを有し、
    前記第1再生装置は、
    前記第1記録媒体から前記主コンテンツを取得する第3取得部と、
    前記主コンテンツの再生を制御するための再生制御情報を取得する第4取得部と、
    前記再生制御情報に従って、前記第1記録媒体に記録されている前記主コンテンツを再生する再生部とを有し、
    前記第2再生装置は、前記第2記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する
    集約システム。
  2. 前記第1記録媒体には、前記主コンテンツを再生することができるか否かを示す前記再生制御情報が記録されており、
    前記集約装置は、更に、
    前記第1記録媒体から前記再生制御情報を取得する第5取得部と、
    前記第5取得部によって取得された前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であるか否かを判定する第1判定部と、
    前記記録部によって前記主コンテンツと前記副コンテンツとが前記第2記録媒体に記録される場合、前記第1記録媒体に記録されている前記再生制御情報を、前記主コンテンツを再生することができないことを示す情報に変更する変更部とを有し、
    前記第1再生装置は、
    前記第4取得部によって取得された前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であるか否かを判定する第2判定部を有し、
    前記記録部は、前記第1判定部によって、前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であると判定された場合、前記第1取得部によって取得された前記主コンテンツと、前記第2取得部によって取得された前記副コンテンツとを集約して前記第2記録媒体に記録し、
    前記第4取得部は、前記第1記録媒体から前記再生制御情報を取得し、
    前記再生部は、前記第2判定部によって、前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であると判定された場合、前記第1記録媒体に記録されている前記主コンテンツを再生する
    請求項1記載の集約システム。
  3. 前記第1再生装置と前記第2再生装置とが同一の装置である
    請求項2記載の集約システム。
  4. 前記第1記録媒体に記録されている前記主コンテンツの形式と、前記第2記録媒体に記録されている前記主コンテンツの形式とが同一である
    請求項2記載の集約システム。
  5. 前記再生制御情報は、前記主コンテンツを読み取る際に必要となるインデックス情報である
    請求項2記載の集約システム。
  6. 前記主コンテンツは暗号化されており、
    前記再生制御情報は、暗号化された前記主コンテンツを復号するための復号鍵である
    請求項2記載の集約システム。
  7. 前記第1記録媒体には、物理的に破壊可能な特殊領域が設けられており、
    前記再生制御情報は、前記特殊領域に記録されており、
    前記変更部は、前記主コンテンツを再生することができないように前記特殊領域を破壊する
    請求項2記載の集約システム。
  8. 前記主コンテンツは暗号化されて前記第1記録媒体に記録されており、
    前記再生制御情報は、暗号化された前記主コンテンツを復号するための復号鍵であり、
    前記第1取得部は、前記第1記録媒体から暗号化された前記主コンテンツを取得し、
    前記記録部は、前記第1取得部によって取得された暗号化された前記主コンテンツと、前記第2取得部によって取得された前記副コンテンツとを集約して前記第2記録媒体に記録し、
    前記第3取得部は、前記第1記録媒体から暗号化された前記主コンテンツを取得し、
    前記第4取得部は、前記復号鍵を取得し、
    前記第1再生装置は、更に、前記第4取得部によって取得された前記復号鍵を利用して前記第1記録媒体に記録されている暗号化された前記主コンテンツを復号する第1復号部を有し、
    前記第2再生装置は、
    前記復号鍵を取得する第5取得部と、
    前記第5取得部によって取得された前記復号鍵を利用して前記第2記録媒体に記録された暗号化された前記主コンテンツを復号する第2復号部とを有する
    請求項1記載の集約システム。
  9. 前記復号鍵は第3記録媒体に記録されており、
    前記第4取得部は前記第3記録媒体から前記復号鍵を取得し、
    前記第5取得部は前記第3記録媒体から前記復号鍵を取得する
    請求項8記載の集約システム。
  10. 前記復号鍵は前記第1記録媒体に記録されており、
    前記第4取得部は前記第1記録媒体から前記復号鍵を取得し、
    前記第5取得部は前記第1記録媒体から前記復号鍵を取得する
    請求項8記載の集約システム。
  11. 前記第4取得部は前記第1再生装置の外部から前記復号鍵を取得し、
    前記第5取得部は前記第2再生装置の外部から前記復号鍵を取得する
    請求項8記載の集約システム。
  12. 第1記録媒体に記録されている主コンテンツと、副コンテンツとを集約して第2記録媒体へ記録する集約装置であって、
    前記第1記録媒体には、前記主コンテンツを再生することができるか否かを示す再生制御情報が記録されており、
    前記集約装置は、
    前記第1記録媒体から前記主コンテンツを取得する第1取得部と、
    前記副コンテンツを取得する第2取得部と、
    前記第1記録媒体から前記再生制御情報を取得する第3取得部と、
    前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって、前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であると判定された場合、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記第2記録媒体に記録する記録部と、
    前記記録部によって前記主コンテンツと前記副コンテンツとが前記第2記録媒体に記録される場合、前記第1記録媒体に記録されている前記再生制御情報を、前記主コンテンツを再生することができないことを示す情報に変更する変更部と
    を備える集約装置。
  13. 記録媒体に記録されている主コンテンツを再生する再生装置であって、
    前記記録媒体には、前記主コンテンツを再生することができるか否かを示す再生制御情報が記録されており、
    前記再生装置は、
    前記記録媒体から前記主コンテンツを取得する第1取得部と、
    前記記録媒体から前記再生制御情報を取得する第2取得部と、
    前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって、前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であると判定された場合、前記記録媒体に記録されている前記主コンテンツを再生する再生部と
    を備える再生装置。
  14. 第1記録媒体に記録されている主コンテンツと、副コンテンツとを集約して第2記録媒体へ記録する集約方法であって、
    前記第1記録媒体には、前記主コンテンツを再生することができるか否かを示す再生制御情報が記録されており、
    前記集約方法は、
    前記第1記録媒体から前記主コンテンツを取得する第1取得ステップと、
    前記副コンテンツを取得する第2取得ステップと、
    前記第1記録媒体から前記再生制御情報を取得する第3取得ステップと、
    前記第3取得ステップにおいて取得した前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であると判定した場合、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記第2記録媒体に記録する記録ステップと、
    前記記録ステップにおいて前記主コンテンツと前記副コンテンツとを前記第2記録媒体に記録する場合、前記第1記録媒体に記録されている前記再生制御情報を、前記主コンテンツを再生することができないことを示す情報に変更する変更ステップと
    を含む集約方法。
  15. 記録媒体に記録されている主コンテンツを再生する再生方法であって、
    前記記録媒体には、前記主コンテンツを再生することができるか否かを示す再生制御情報が記録されており、
    前記再生方法は、
    前記記録媒体から前記主コンテンツを取得する第1取得ステップと、
    前記記録媒体から前記再生制御情報を取得する第2取得ステップと、
    前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であると判定した場合、前記記録媒体に記録されている前記主コンテンツを再生する再生ステップと
    を含む再生方法。
  16. 第1記録媒体に記録されている主コンテンツと、副コンテンツとを集約して第2記録媒体へ記録するためのプログラムであって、
    前記第1記録媒体には、前記主コンテンツを再生することができるか否かを示す再生制御情報が記録されており、
    前記プログラムは、
    前記第1記録媒体から前記主コンテンツを取得する第1取得ステップと、
    前記副コンテンツを取得する第2取得ステップと、
    前記第1記録媒体から前記再生制御情報を取得する第3取得ステップと、
    前記第3取得ステップにおいて取得した前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であると判定した場合、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記第2記録媒体に記録する記録ステップと、
    前記記録ステップにおいて前記主コンテンツと前記副コンテンツとを前記第2記録媒体に記録する場合、前記第1記録媒体に記録されている前記再生制御情報を、前記主コンテンツを再生することができないことを示す情報に変更する変更ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  17. 記録媒体に記録されている主コンテンツを再生するためのプログラムであって、
    前記記録媒体には、前記主コンテンツを再生することができるか否かを示す再生制御情報が記録されており、
    前記プログラムは、
    前記記録媒体から前記主コンテンツを取得する第1取得ステップと、
    前記記録媒体から前記再生制御情報を取得する第2取得ステップと、
    前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記再生制御情報が前記主コンテンツを再生することができることを示す情報であると判定した場合、前記記録媒体に記録されている前記主コンテンツを再生する再生ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  18. 第1記録媒体に記録されている暗号化された主コンテンツと、副コンテンツとが集約されて第2記録媒体に記録された後に、前記第2記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する再生装置であって、
    前記暗号化された主コンテンツを復号するための復号鍵が、前記第1記録媒体に記録されており、
    前記再生装置は、
    前記第2記録媒体から前記暗号化された主コンテンツを取得する第1取得部と、
    前記第1記録媒体から前記復号鍵を取得する第2取得部と、
    前記復号鍵を利用して前記暗号化された主コンテンツを復号する復号部と
    を備える再生装置。
  19. 第1記録媒体に記録されている暗号化された主コンテンツと、副コンテンツとが集約されて第2記録媒体に記録された後に、前記第2記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する再生方法であって、
    前記暗号化された主コンテンツを復号するための復号鍵が、前記第1記録媒体に記録されており、
    前記再生方法は、
    前記第2記録媒体に記録されている前記暗号化された主コンテンツを取得する第1取得ステップと、
    前記第1記録媒体に記録されている前記復号鍵を取得する第2取得ステップと、
    前記復号鍵を利用して前記暗号化された主コンテンツを復号する復号ステップと
    を含む再生方法。
  20. 第1記録媒体に記録されている暗号化された主コンテンツと、副コンテンツとが集約されて第2記録媒体に記録された後に、前記第2記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生するためのプログラムであって、
    前記暗号化された主コンテンツを復号するための復号鍵が、前記第1記録媒体に記録されており、
    前記プログラムは、
    前記第2記録媒体に記録されている前記暗号化された主コンテンツを取得する第1取得ステップと、
    前記第1記録媒体に記録されている前記復号鍵を取得する第2取得ステップと、
    前記復号鍵を利用して前記暗号化された主コンテンツを復号する復号ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  21. 集約装置と、再生装置とを備える集約システムであって、
    前記集約装置は、
    前記主コンテンツを取得する第1取得部と、
    前記副コンテンツを取得する第2取得部と、
    前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記記録媒体に記録することを許可するか否かを示す集約判断情報を取得する第3取得部と、
    前記集約判断情報が前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記記録媒体に記録することを許可することを示す情報であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって、前記集約判断情報が集約して前記記録媒体に記録することを許可することを示す情報であると判定された場合、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記記録媒体に記録する記録部とを有し、
    前記再生装置は、前記記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する
    集約システム。
  22. 主コンテンツと副コンテンツとを集約して第1記録媒体へ記録する集約装置であって、
    前記主コンテンツを取得する第1取得部と、
    前記副コンテンツを取得する第2取得部と、
    前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記第1記録媒体に記録することを許可するか否かを示す集約判断情報を取得する第3取得部と、
    前記集約判断情報が、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記第1記録媒体に記録することを許可することを示す情報であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって、前記集約判断情報が集約して前記第1記録媒体に記録することを許可することを示す情報であると判定された場合、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記第1記録媒体に記録する記録部と
    を備える集約装置。
  23. 前記主コンテンツは第2記録媒体に記録されており、前記第2記録媒体には更に所定の識別子が記録されており、
    前記集約装置は、更に、
    前記第2記録媒体から前記所定の識別子を取得する第4取得部と、
    前記所定の識別子を、前記所定の識別子に基づいて前記集約判断情報を送信する所定の装置に送信する送信部とを備え、
    前記第1取得部は、前記第2記録媒体から前記主コンテンツを取得し、
    前記第3取得部は、前記所定の装置から前記集約判断情報を受信することにより前記集約判断情報を取得する
    請求項22記載の集約装置。
  24. 前記所定の識別子は前記第2記録媒体を特定する媒体識別子である
    請求項23記載の集約装置。
  25. 前記所定の識別子は前記主コンテンツを特定するコンテンツ識別子である
    請求項23記載の集約装置。
  26. 前記集約判断情報は、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約する際の課金に応じて、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記第1記録媒体に記録することを許可するか否かを示す情報である
    請求項22記載の集約装置。
  27. 前記集約判断情報は、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約する回数に応じて、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記第1記録媒体に記録することを許可するか否かを示す情報である
    請求項22記載の集約装置。
  28. 前記主コンテンツ及び前記集約判断情報は第2記録媒体に記録されており、
    前記第1取得部は、前記第2記録媒体から前記主コンテンツを取得し、
    前記第3取得部は、前記第2記録媒体から前記集約判断情報を取得する
    請求項22記載の集約装置。
  29. 主コンテンツと副コンテンツとを集約して記録媒体へ記録する集約方法であって、
    前記主コンテンツを取得する第1取得ステップと、
    前記副コンテンツを取得する第2取得ステップと、
    前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記記録媒体に記録することを許可するか否かを示す集約判断情報を取得する第3取得ステップと、
    前記集約判断情報が、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記記録媒体に記録することを許可することを示す情報であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記集約判断情報が集約して前記記録媒体に記録することを許可することを示す情報であると判定した場合、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記記録媒体に記録する記録ステップと
    を含む集約方法。
  30. 主コンテンツと副コンテンツとを集約して記録媒体へ記録するためのプログラムであって、
    前記主コンテンツを取得する第1取得ステップと、
    前記副コンテンツを取得する第2取得ステップと、
    前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記記録媒体に記録することを許可するか否かを示す集約判断情報を取得する第3取得ステップと、
    前記集約判断情報が、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記記録媒体に記録することを許可することを示す情報であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記集約判断情報が集約して前記記録媒体に記録することを許可することを示す情報であると判定した場合、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して前記記録媒体に記録する記録ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  31. 集約装置と、再生装置とを備える集約システムであって、
    前記集約装置は、
    主コンテンツを取得する第1取得部と、
    副コンテンツを取得する第2取得部と、
    前記主コンテンツと前記副コンテンツとを集約して記録媒体に記録する記録部とを有し、
    前記再生装置は、
    前記主コンテンツ及び前記副コンテンツの再生に関する状況が、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生することを許可することを示す所定の条件を満足するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記状況が満足すると判定された場合、前記記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する再生部とを有する
    集約システム。
  32. 主コンテンツと副コンテンツとが集約されて記録された記録媒体の前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する再生装置であって、
    前記主コンテンツ及び前記副コンテンツの再生に関する状況が、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生することを許可することを示す所定の条件を満足するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記状況が満足すると判定された場合、前記記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する再生部と
    を備える再生装置。
  33. 更に、
    前記再生に関する状況が前記所定の条件を満足しないと前記判定部によって判定された場合、前記記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを消去する消去部を備える
    請求項32記載の再生装置。
  34. 前記所定の条件は、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生することを許可する最大回数であって、
    前記再生装置は、更に、
    前記再生部が前記記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する毎に、前記記録媒体の利用回数を1回分増加させて前記記録媒体に記録する回数記録部を備え、
    前記判定部は、前記記録媒体に記録されている利用回数が前記所定の条件を示す前記再生することを許可する最大回数に達している場合、前記再生に関する状況が前記所定の条件を満足しないと判定する
    請求項32記載の再生装置。
  35. 前記所定の条件は前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生することができる残りの再生回数であって、前記再生回数の上限は前記記録媒体に予め記録されており、
    前記再生装置は、更に、
    前記再生部が前記記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する毎に、前記残りの再生回数を1回分減少させて前記記録媒体に記録する回数記録部を備え、
    前記判定部は、前記記録媒体に記録されている前記残りの再生回数が零である場合、前記再生に関する状況が前記所定の条件を満足しないと判定する
    請求項32記載の再生装置。
  36. 前記所定の条件は、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生することを許可する最大時間であって、
    前記再生装置は、更に、
    前記再生部が前記記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する毎に、再生時間を計測する再生時間計測部と、
    前記再生時間計測部によって計測された再生時間を累積して前記記録媒体に記録する再生時間記録部とを備え、
    前記判定部は、前記記録媒体に記録されている累積再生時間が、前記所定の条件を示す前記再生することを許可する最大時間に達している場合、前記再生に関する状況が前記所定の条件を満足しないと判定する
    請求項32記載の再生装置。
  37. 前記所定の条件は前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生することができる残りの再生時間であって、前記残りの再生時間の上限は前記記録媒体に予め記録されており、
    前記再生装置は、更に、
    前記再生部が前記記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する毎に、再生時間を計測する再生時間計測部と、
    前記再生部が前記記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する毎に、前記残りの再生時間を、前記上限の時間から前記再生時間計測部によって計測された再生時間分減少させて前記記録媒体に記録する時間記録部とを備え、
    前記判定部は、前記記録媒体に記録されている前記残りの再生時間が零である場合、前記再生に関する状況が前記所定の条件を満足しないと判定する
    請求項32記載の再生装置。
  38. 前記主コンテンツは暗号化されており、
    前記再生装置は、更に、
    暗号化された前記主コンテンツを復号するための復号鍵を取得する復号鍵取得部と、
    前記復号鍵取得部によって取得された前記復号鍵を利用して暗号化された前記主コンテンツを復号する復号部とを備える
    請求項32記載の再生装置。
  39. 主コンテンツと副コンテンツとが集約されて記録された記録媒体の前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する再生方法であって、
    前記主コンテンツ及び前記副コンテンツの再生に関する状況が、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生することを許可することを示す所定の条件を満足するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記状況が満足すると判定した場合、前記記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する再生ステップと
    を含む再生方法。
  40. 主コンテンツと副コンテンツとが集約されて記録された記録媒体の前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生するためのプログラムであって、
    前記主コンテンツ及び前記副コンテンツの再生に関する状況が、前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生することを許可することを示す所定の条件を満足するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記状況が満足すると判定した場合、前記記録媒体に記録された前記主コンテンツと前記副コンテンツとを再生する再生ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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