JP2006515360A - クレンジング相と、油中水型エマルションを含む分離した効能相とを含有する、ストライプ模様の液体パーソナルクレンジング組成物 - Google Patents

クレンジング相と、油中水型エマルションを含む分離した効能相とを含有する、ストライプ模様の液体パーソナルクレンジング組成物 Download PDF

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Abstract

パーソナルクレンジング組成物は、(A)界面活性剤と水とを含有するクレンジング相、及び(b)少なくとも1つの油中水型エマルションを含む分離した効能相を含み、クレンジング及び効能相が一緒に包装され、物理的に接触している。これら2つの相は、物理的に接触した状態で包装され、周囲条件で少なくとも180日間、分離した安定した状態を維持する。これらの組成物及び対応する方法は、改良された化粧品、肌触り、及び/又は皮膚利益の効果をもたらす。

Description

本発明は、クレンジング相と、油中水型エマルションを含む分離した効能相とを含むストライプ模様の液体パーソナルクレンジング組成物であって、2つの相が長期間安定した状態を保ちながら物理的に接触して包装されている組成物に関する。
皮膚コンディショニング効果の提供を意図するパーソナルクレンジング組成物は既知である。これらの組成物の多くは、乳化したコンディショニングオイル又は他の類似物質を発泡性界面活性剤と組み合わせて含む水性系である。これらの製品の多くは、コンディショニングとクレンジング効果の両方を提供できるが、多くの場合その使用に伴い代償を払うことになる。例えば、使用している間に十分な量の皮膚コンディショニング剤を皮膚に付着させる製品を配合することが困難であることが多い。クレンジング界面活性剤による皮膚コンディショニング剤の乳化に対処するため、多くの場合、多量の皮膚ンコンディショニング剤が組成物に添加される。残念なことに、付着の増加を達成するため皮膚コンディショニング剤の濃度を上げると、製品の起泡性能及び安定性に悪影響を与える可能性がある。
安定性を維持しながら、パーソナルクレンジング製品からコンディショニング及びクレンジング効果をもたらす試みの1つは、複室型包装の使用であった。これらの包装は、分離したクレンジング組成物及びコンディショニング組成物を含み、その2つの組成物を単一又は二重の流れで同時に分配することが可能である。従って、分離したコンディショニング及びクレンジング組成物は、長期にわたる保管の間及び塗布直前には、物理的に分離し安定な状態を保っているが、その後、分配中又は分配後に混合されて、物理的に安定なシステムからコンディショニング及びクレンジング効果をもたらす。こうした複室型送達システムは、従来のシステムに対して改良されたコンディショニング効果をもたらすが、これら複室型包装からのクレンジング相とコンディショニング相との分配比が均一ではないため、一貫した一様な性能を達成することが困難な場合が多い。さらに、これらの包装システムは、完成製品のコストを大幅に増大させる。
ストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物は、また、当該技術分野において既知である。しかし、これらの組成物は、クレンジング相と効能相とを含有せず、従って安定性はこれらの製品において問題とはならなかった。
従って、クレンジング効果及び改良された皮膚コンディショニング効果の両方をもたらす安定したパーソナルクレンジング組成物が、依然として必要とされている。長期間安定な状態を保つ物理的に接触している2つの相を含む、ストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物を配合できることが、今では判明している。
本発明のこうしたストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物は、物理的に接触しているが安定な状態で包装されたクレンジング相及び効能相を含む。これらの組成物は、コンディショニング剤の皮膚への改良された付着をもたらす。
本発明の組成物は、ストライプ模様の外観による優れた審美性、並びに塗布中及び塗布後に改良された肌触りをさらに提供する。こうした組成物は、製品の起泡性能及び安定性を損なうことなく、十分高濃度の有益剤を用いて配合できることが判明している。これらの組成物の優れた起泡性能は、本明細書に記載される発泡容量の方法によって実証することが可能である。
本明細書のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物は、皮膚に改良された長期の皮膚利益をもたらす、選択された皮膚活性剤を用いて配合できることも判明している。これらの組成物は、クレンジング界面活性剤を含有するクレンジング相と、皮膚活性剤を含有する少なくとも1つの追加の効能相とを含み、クレンジング相と活性剤相は、長期間安定した状態を保ちながら、物理的に接触して包装されている。
本発明は、界面活性剤及び水を含むクレンジング相を含む第1ストライプと、油中水型エマルションを含む分離した効能相を含む少なくとも1つの追加のストライプとを含む、ストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物を対象とする。
本発明のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物は、クレンジング相を含む第1ストライプと、効能相を含む少なくとも1つの分離した追加のストライプとを含む。効能相は、油中水型エマルションを含む。本発明の組成物及び方法に関するこれら及び他の必須制限事項、並びに本明細書に使用するのに適した多くの任意成分について、以下で詳細に説明する。
用語「ストライプ」は、本明細書で使用する時、本明細書のクレンジング相と効能相が、それらが保管されるパッケージ内で分離しているが区別できる物理的空間を占有するが、互いに直接接触している(すなわち、これらは、バリアーにより分離しているのではなく、有意な程度に乳化又は混合しているのではない)ことを意味する。本発明の1つの好ましい実施形態において、クレンジング相及び効能相は、区別される層又は「ストライプ」として容器内に存在する。ストライプは、パッケージの寸法全域に比較的一様且つ均一であってよい。あるいは、層は、不均一、すなわち波状であってもよく、又は寸法が非一様であってもよい。ストライプは、必ずしもパッケージの寸法全域に伸びている必要はない。「ストライプ」は、様々な幾何学的形状、様々な異なる色彩であることができるか、又は光物又は真珠光沢を含むことができる。
用語「周囲条件」は、本明細書で使用する時、1気圧、相対湿度50%、及び25℃における周辺の条件を意味する。
用語「安定」は、本明細書で使用する時、特に指示がない限り、周囲条件において少なくとも約180日間、物理的に接触した状態に置かれた時、少なくとも2つの「分離した」相を維持する組成物を意味する。「分離した」とは、組成物の分配の前に、肉眼で観察できる相の混合が実質的に存在しないことを意味する。
用語「パーソナルクレンジング組成物」は、本明細書で使用する時、皮膚又は毛髪への局所的塗布が意図される組成物を意味する。
本明細書で使用する時、語句「実質的に含まない」とは、組成物が、約3%未満、好ましくは約1%未満、より好ましくは約0.5%未満、さらにより好ましくは約0.25%未満、最も好ましくは約0.1%未満の記載成分を含むことを意味する。
本明細書で用いる全ての百分率、部及び比率は、特に指示がない限り、全組成物の重量による。このようなすべての重量は、記載した成分に関する限り有効濃度に基づくものであり、従って特に指示がない限りは、市販材料に含まれることがある溶媒又は副生成物を含まない。
引用した参照文献はすべて、それらの全体が本明細書に参照として組み込まれる。いかなる参照文献の引用も、特許請求する本発明に対する従来技術としての有効性の決定に関する容認ではない。
本発明のパーソナルクレンジング組成物及び方法は、本明細書に記載の発明の必須要素及び制限事項、並びに本明細書に記載されているか又は毛髪若しくは皮膚への局所的塗布が意図されたパーソナルクレンジング組成物において有用である、任意の追加若しくは任意成分、構成要素、又は制限事項を含むこと、これらから成ること、あるいはこれらから本質的に成ることができる。
(製品形態)
本発明のパーソナルクレンジング組成物は、典型的には液体の形態である。用語「液体」は、本明細書で使用する時、組成物が一般にある程度流動性であることを意味する。従って「液体」には、皮膚への局所的塗布が意図される液体、半液体、クリーム、ローション又はゲル組成物が含まれる。これらの組成物は、典型的には、約3Pa・s(約3,000cps)以上であるが、約1,000Pa・s(約1,000,000cps)未満の粘度を示す。これらの組成物は、クレンジング相と効能相とを含有しており、これら両方の相について、以下にさらに詳細に説明する。
本発明の組成物及び方法を規定する目的で企図される製品形態は、すべて、リンスオフ型の配合であり、これは、製品が皮膚若しくは毛髪に局所的に塗布され、その後(すなわち、数分以内に)水ですすぎ落とされ、又は別法として基材若しくは他の好適な除去手段を使用して拭き取ることを意味する。
(クレンジング相)
本発明のパーソナルクレンジング組成物は、皮膚又は毛髪への塗布に好適な界面活性剤を含有する水性クレンジング相を含む。本明細書に用いるのに好適な界面活性剤には、皮膚への塗布に適しており、そうでなけば組成物の水性クレンジング相における他の必須成分と適合性がある、いかなる既知の、又は別の有効なクレンジング界面活性剤もが挙げられる。これらのクレンジング界面活性剤には、アニオン性、非イオン性、カチオン性、双極性若しくは両性界面活性剤、又はこれらの組み合わせが挙げられる。他の好適な界面活性剤は、マカッチャン(McCutcheon)の乳化剤及び洗剤(Emulsifiers and Detergents)、1989年鑑、M.Cパブリッシング社(M.C.Publishing Co.)発行及び米国特許第3,929,678号に記載されている。
パーソナルケア組成物の水性クレンジング相は、好ましくは、水性クレンジング相の約3重量%〜約60重量%、より好ましくは約4重量%〜約30重量%、さらにより好ましくは約5重量%〜約25重量%の範囲の濃度で、クレンジング界面活性剤を含む。クレンジング相の好ましいpH範囲は、約5〜約8である。
パーソナルケア組成物の水性クレンジング相は、発泡容量試験に記載されているように、少なくとも350ml、より好ましくは400mlを超える、さらにより好ましくは600mlを超える総発泡容量を生ずるのが好ましい。パーソナルケア組成物の水性クレンジング相は、発泡容量試験に記載されているように、少なくとも150ml、好ましくは200mlを超える、最も好ましくは300mlを超える瞬間発泡容量を生ずるのが好ましい。
クレンジング相に使用するのに好適なアニオン性界面活性剤には、アルキルサルフェート及びアルキルエーテルサルフェートが挙げられる。これらの物質は、それぞれ、式ROSO3M及びRO(C24O)xSO3Mを有しており、式中、Rは、炭素原子が約8〜約24個のアルキル若しくはアルケニルであり、xは、1〜10であり、Mは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム及びトリエタノールアミンのような水溶性のカチオンである。アルキルエーテルサルフェート類は、通常、エチレンオキシドと約8〜約24個の炭素原子を有する一価アルコール類との縮合生成物として製造される。好ましくは、Rは、アルキルサルフェート及びアルキルエーテルサルフェートの両方において約10〜約18個の炭素原子を有する。アルコール類は、脂肪類、例えばココヤシ油若しくは獣脂から誘導することができ、又は合成アルコールであることができる。本明細書では、ココヤシ油から誘導されるラウリルアルコール及び直鎖アルコール類が好ましい。このようなアルコール類は、約1〜約10、好ましくは約3〜約5、より好ましくは約3のモル比でエチレンオキシドと反応し、例えば、アルコール1モル当たり平均3モルのエチレンオキシドを有する得られる分子種の混合物が、硫酸化され、中和される。
他の好適なアニオン性界面活性剤には、一般式[R1-SO3−M]の有機硫酸反応生成物の水溶性塩が挙げられ、式中、R1は約8〜約24個、好ましくは約10〜約18個の炭素原子を有する、直鎖又は分枝鎖の飽和脂肪族炭化水素ラジカルから成る群から選択され、Mはカチオンである。好適な例は、約8〜約24個の炭素原子、好ましくは約10〜約18個の炭素原子を有する、イソ−、ネオ−、インエソ−及びn−パラフィン類を含むメタン系炭化水素と、漂白及び加水分解を含む既知のスルホン化法によって得られるスルホン化剤、例えば、SO3、H2SO4、発煙硫酸との有機硫酸反応生成物の塩である。好ましいものは、アルカリ金属及びアンモニウムスルホン化C10〜18n−パラフィン類である。
クレンジング相で使用するのに好ましいアニオン性界面活性剤には、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸トリエチルアミン、ラウレス硫酸トリエチルアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウレス硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウレス硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸ジエタノールアミン、ラウレス硫酸ジエタノールアミン、ラウリルモノグリセリド硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸カリウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ラウリルサルコシン、ココイルサルコシン、ココイル硫酸アンモニウム、ラウロイル硫酸アンモニウム、ココイル硫酸ナトリウム、ラウロイル硫酸ナトリウム、ココイル硫酸カリウム、ラウリル硫酸カリウム、ココイル硫酸モノエタノールアミン、トリデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びこれらの組み合わせが挙げられる。
クレンジング相で使用するのに好適な両性界面活性剤には、脂肪族第二級及び第三級アミンの誘導体として広く記述されるものであって、その脂肪族ラジカルが直鎖又は分枝鎖であることができ、その脂肪族置換基のうちの1つが約8〜約18個の炭素原子を含有し、1つがアニオン性水溶性基、例えば、カルボキシ、スルホネート、サルフェート、ホスフェート又はホスホネートを含有するものが挙げられる。この定義に該当する化合物の例は、3−ドデシルアミノプロピオン酸ナトリウム、3−ドデシルアミノプロパンスルホン酸ナトリウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、米国特許第2,658,072号の教示に従ってドデシルアミンとイセチオン酸ナトリウムとを反応させることで調製されるもののようなN−アルキルタウリン類、米国特許第2,438,091号の教示に従って生成されるもののようなN−高級アルキルアスパラギン酸類、及び米国特許第2,528,378号に記載の生成物である。
クレンジング相で使用するのに好適な双極性界面活性剤には、脂肪族第四級アンモニウム、ホスホニウム及びスルホニウム化合物の誘導体類として広く記述されるものであって、その脂肪族ラジカルが直鎖又は分枝鎖であることができ、その脂肪族置換基のうちの1つが約8〜約18個の炭素原子を含有し、1つがアニオン性基、例えば、カルボキシ、スルホネート、サルフェート、ホスフェート又はホスホネートを含有するものが挙げられる。そのような好適な双極性界面活性剤は、以下の式で表すことができ、
Figure 2006515360
式中、R2は、約8〜約18個の炭素原子のアルキル、アルケニル又はヒドロキシアルキルラジカル、0〜約10個のエチレンオキシド部分及び0〜約1個のグリセリル部分を含有し;Yは、窒素、リン及びイオウ原子から成る群から選択され;R3は、約1〜約3個の炭素原子を含有するアルキル又はモノヒドロキシアルキル基であり;Xは、Yがイオウ原子の時1であり、Yが窒素又はリン原子の時2であり;R4は、約1〜約4個の炭素原子のアルキレン又はヒドロキシアルキレンであり、Zは、カルボキシレート、スルホネート、サルフェート、ホスホネート及びホスフェート基から成る群から選択されるラジカルである。
クレンジング相で使用するのに好適な他の双極性界面活性剤には、ココジメチルカルボキシメチルベタイン、ココアミドプロピルベタイン、ココベタイン、ラウリルアミドプロピルベタイン、オレイルベタイン、ラウリルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルαカルボキシエチルベタイン、セチルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルビス−(2−ヒドロキシエチル)カルボキシメチルベタイン、ステアリルビス−(2−ヒドロキシプロピル)カルボキシメチルベタイン、オレイルジメチルγ−カルボキシプロピルベタイン、及びラウリルビス−(2−ヒドロキシプロピル)α−カルボキシエチルベタインのような高級アルキルベタイン類を含むベタイン類が挙げられる。スルホベタイン類は、ココジメチルスルホプロピルベタイン、ステアリルジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルジメチルスルホエチルベタイン、ラウリルビス−(2−ヒドロキシエチル)スルホプロピルベタインなどで代表されてもよく、RCONH(CH23ラジカルがベタインの窒素原子に結合しているアミドベタイン類及びアミドスルホベタイン類も、本発明で有用である。
(安定性に好ましいクレンジング相の性質)
(層状構造体)
本発明の組成物は、好ましくは、組成物中に層状相を形成する機能を果たす構造化剤を、クレンジング相に約0.1重量%〜10重量%含む。層状相は、クレンジング相と効能相との境界面の安定性を向上させると考えられる。
好適な構造化剤には、脂肪酸類若しくはそのエステル誘導体、脂肪族アルコール、又はトリヒドロキシステアリン、ポリケア(polycare)133が挙げられる。より好ましくは、構造化剤は、ラウリン酸又はトリヒドロキシステアリンから選択される。
本発明の他の実施形態では、クレンジング相に使用するための界面活性剤組成物は非ニュートンずり減粘性挙動(本明細書では自由流動組成物と呼ぶ)を示す。これらのクレンジング組成物は、水、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤、電解質、及び少なくとも1種のアルカノールアミドを含む。非ニュートンずり減粘性挙動を示すクレンジング相を使用することによって、得られるパーソナルクレンジング組成物の安定性が増大することがあることが判明している。
アルカノールアミドは、存在する場合、以下の一般構造を有し、
Figure 2006515360
式中、Rは、C8〜C24、又は好ましくは一部の実施形態ではC8〜C22、又は他の実施形態ではC8〜C18の、飽和若しくは不飽和の、直鎖若しくは分枝状の脂肪族基であり、R1及びR2は、同一又は異なる、C2〜C4の直鎖又は分枝状脂肪族基であり、xは0〜10;yは1〜10であり、xとyとの合計は10以下である。
存在する場合、組成物中のアルカノールアミドの量は約0.1重量%〜約10重量%であり、一部の実施形態においては、約2重量%〜約5重量%であるのが好ましい。一部の好ましいアルカノールアミド類には、コカミドMEA(ココモノエタノールアミド(Coco monethanolamide))及びコカミドMIPA(ココモノイソプロパノールアミド(Coco monoisopropranolamide))が含まれる。非イオン性界面活性剤、両性及び/若しくは双極性界面活性剤、又はカチオン性界面活性剤の種類からの共界面活性剤を任意で組み込んでもよい。
電解質は、使用される場合、それ自体を組成物に添加することができるか、又は原材料の1つに含まれる対イオンによってその場で形成することができる。電解質は、好ましくは、リン酸アニオン、塩化物アニオン、硫酸アニオン又はクエン酸アニオンを含むアニオン、及びナトリウムカチオン、アンモニウムカチオン、カリウムカチオン、マグネシウムカチオン又はこれらの混合物を含むカチオンを含む。一部の好ましい電解質は、塩化ナトリウム若しくは塩化アンモニウム、又は硫酸ナトリウム若しくは硫酸アンモニウムである。
電解質は、自由流動組成物の形成を容易にする量で存在すべきである。一般に、この量は、クレンジング相の約0.1重量%〜約15重量%、好ましくは約1重量%〜約6重量%であるが、必要ならば変更してもよい。
(クレンジング相における使用のための任意成分)
クレンジング相に用いてもよい他の好適な任意成分には、保湿剤及び溶質が挙げられる。様々な保湿剤及び溶質を用いることができ、パーソナルケア組成物の約0.1重量%〜約50重量%、好ましくは約0.5重量%〜約35重量%、より好ましくは約2重量%〜約20重量%の濃度で存在することができる。
非イオン性のポリエチレン/ポリプロピレングリコールポリマー類は、好ましくは皮膚コンディショニング剤として使用される。本明細書で有用な特に好ましいポリマー類は、xが2に等しく、nが平均値約2,000を有するPEG−2M(PEG2−Mは、ユニオンカーバイド(Union Carbide)製のポリオックスWSR(Polyox WSR)(登録商標)N−10として、及びPEG−2,000としても知られている);xが2に等しく、nが平均値約5,000を有するPEG−5M(PEG5−Mは、共にユニオンカーバイド製のポリオックスWSR(登録商標)35及びポリオックスWSR(登録商標)N−80として、並びにPEG−5,000及びポリエチレングリコール200,000としても知られている);xが2に等しく、nが平均値約7,000を有するPEG−7M(PEG7−Mは、ポリオックスWSR(登録商標)(ユニオンカーバイド製N−750)としても知られている);xが2に等しく、nが平均値約9,000を有するPEG−9M(PEG9−Mは、ユニオンカーバイド製のポリオックスWSR(登録商標)N−3333としても知られている);xが2に等しく、nが平均値約14,000を有するPEG−14M(PEG14−Mは、共にユニオンカーバイド製のポリオックスWSR−205及びポリオックスWSR(登録商標)N−3000としても知られている);並びに、xが2に等しく、nが平均値約90,000を有するPEG−90M(PEG−90Mは、ユニオンカーバイド製のポリオックスWSR(登録商標)−301としても知られている)である。
本発明のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物は、本明細書中以下に記載する有益剤の付着を助けるものとして、クレンジング相中に有機カチオン性沈着ポリマーを追加的に含んでもよい。カチオン性沈着ポリマーの濃度は、好ましくはクレンジング相組成物の約0.025重量%〜約3重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約2重量%、さらにより好ましくは約0.1重量%〜約1重量%の範囲である。
本発明のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物での使用に好適なカチオン性沈着ポリマーは、第四級アンモニウム又はカチオン性プロトン化アミノ部分のようなカチオン性窒素含有部分を含有する。カチオン性プロトン化アミン類は、パーソナルクレンジング組成物の特定の種類及び選択されたpHに応じて、第一級、第二級又は第三級アミン(好ましくは第二級又は第三級)であることができる。カチオン性沈着ポリマーの平均分子量は、約5,000〜約10,000,000、好ましくは少なくとも約100,000、より好ましくは少なくとも約200,000であるが、好ましくは約2,000,000以下、より好ましくは、約1,500,000以下である。ポリマー類はまた、カチオン性電荷密度が、パーソナルクレンジング組成物の意図された使用のpHにおいて約0.2meq/g〜約5meq/gの範囲、好ましくは少なくとも約0.4meq/g、より好ましくは少なくとも約0.6meq/gであり、このpHは一般にpH約4〜pH約9、好ましくはpH約5〜pH約8の範囲となる。
電荷密度は、当該技術分野で周知の技術に従って制御し調節することができる。本明細書で使用する時、カチオン性ポリマー類の「電荷密度」はポリマーの1グラム原子量(分子量)あたりのカチオン部位の数として定義され、カチオン電荷のmeq/gで表すことができる。一般に、ポリマーのアミン又は四級アンモニウム部分の比率の調整、並びにアミン類の場合はパーソナルクレンジング組成物のpHが、電荷密度に影響することになる。
ポリマー類が水、パーソナルクレンジング組成物若しくはパーソナルクレンジング組成物のコアセルベート相に可溶な状態を維持する限り、また対イオン類がパーソナルクレンジング組成物の必須構成成分と物理的及び化学的に適合性であり、又はさもなければ製品性能、安定性若しくは審美性を過度に損なわない限り、いかなるアニオン性対イオン類をもカチオン沈着ポリマー類と組み合わせて使用することができる。このような対イオンの非限定例としては、ハロゲン化物(例えば、塩素、フッ素、臭素、ヨウ素)、サルフェート及びメチルサルフェートが挙げられる。
パーソナルクレンジング組成物に使用するためのカチオン性沈着ポリマーの非限定例としては、カチオン性セルロース誘導体のような多糖類ポリマー類が挙げられる。好ましいカチオン性セルロースポリマー類はトリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースの塩類であり、業界(CTFA)ではポリクオタニウム(Polyquaternium)10と呼ばれ、これはアマコール社(Amerchol Corp.)(米国ニュージャージー州エディソン(Edison,N.J.,USA))より、ポリマー類のポリマーKG、JR及びLRシリーズとして入手可能であり、最も好ましいものはKG−30Mである。
他の適したカチオン性沈着ポリマー類としては、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドのようなカチオン性グアーガム誘導体類が挙げられ、その具体的な例としては、ロディア社(Rhodia Inc.)より市販されているジャガー(Jaguar)シリーズ(好ましくはジャガーC−17)、及びアクアロン(Aqualon)より市販されているN−ハンス(N-Hance)ポリマーシリーズが挙げられる。
他の好適なカチオン性沈着ポリマーには、合成カチオン性ポリマーが挙げられる。本明細書のクレンジング組成物での使用に好適なカチオン性ポリマー類は、約4meq/g〜約7meq/g、好ましくは約4meq/g〜約6meq/g、より好ましくは4.2meq/g〜約5.5meq/gのカチオン性電荷密度を有する、水溶性又は分散性の、非架橋カチオン性ポリマーである。選択されるポリマー類は、また、約1,000〜約1,000,000、好ましくは約10,000〜約500,000、より好ましくは約75,000〜約250,000の平均分子量を有さなければならない。
クレンジング組成物におけるカチオン性ポリマーの濃度は、組成物の約0.025重量%〜約5重量%、好ましくは約0.1重量%〜約3重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約1重量%の範囲である。
クレンジング組成物で使用するための市販の合成カチオン性ポリマーの非限定例は、米国ニュージャージー州クランベリー(Cranberry,N.J.,U.S.A.)のロディア(Rhodia)製の商品名ポリケア(Polycare)133で入手可能な、ポリメタクリルアミドプロピル(polymethyacrylamidopropyl)トリモニウムクロリドである。
本明細書のカチオン性ポリマー類はクレンジング相に可溶であるか、又は好ましくはカチオン性沈着ポリマーと本明細書中で前述されたアニオン性界面活性剤構成成分によって形成されるストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物の複合コアセルベート相に可溶である。カチオン性沈着ポリマーの複合コアセルベート類はまた、パーソナルクレンジング組成物中の他の帯電物質と共に形成されることができる。
コアセルベートの形成は、分子量、構成成分濃度、相互作用するイオン性構成成分の比率、イオン強度(例えば塩類の添加による、イオン強度の修正を含む)、カチオン性及びアニオン性構成成分の電荷密度、pH並びに温度のような種々の基準に依存する。コアセルベートシステム及びこれらのパラメーターの作用は、例えば、J.カエレス(Caelles)ら、「混合系におけるアニオン性及びカチオン性化合物」(Anionic and Cationic Compounds in Mixed Systems)、化粧品及び洗面用品(Cosmetics & Toiletries)、第106巻、1991年4月、49頁〜54頁、C.J.ファンオス(van Oss)、「コアセルベーション、複合コアセルベーション及び凝集」(Coacervation,Complex-Coacervation and Flocculation)、分散科学及び技術誌(J.Dispersion Science and Technology)、第9巻、(5、6)、1988−89、561頁〜573頁、並びにD.J.バージェス(Burgess)、「複合コアセルベート系の実用分析」(Practical Analysis of Complex Coacervate Systems)、コロイドアンチインターフェース科学誌(J.of Colloid anti Interface Science)、第140巻、第1号、1990年11月、227頁〜238頁に記載されており、これらの記載は参照として本明細書に組み込まれる。
カチオン性沈着ポリマーがパーソナルクレンジング組成物中でコアセルベート相に存在すること、又は皮膚にクレンジング組成物を塗布するか若しくは皮膚からクレンジング組成物を洗い流す際に、コアセルベート相を形成することは特に有利であると考えられている。複合コアセルベートはより容易に皮膚に付着し、これにより効能物質の改良された付着が得られると考えられている。従って、一般には、カチオン性沈着ポリマーがパーソナルクレンジング組成物中にコアセルベート相として存在するか、又は希釈の際にコアセルベート相を形成することが好ましい。パーソナルクレンジング組成物中にコアセルベートが予め存在していない場合には、水での希釈の際にカチオン性沈着ポリマーがクレンジング組成物中に複合コアセルベートの形態で存在するのが好ましい。
複合コアセルベートの形成を分析するための技術は、当該技術分野において既知である。例えば、希釈の任意の選択された段階において、パーソナルクレンジング組成物の遠心分離分析を使用して、コアセルベート相が形成されたかを確認することができる。
効能相(油中水型エマルション)
本発明の効能相は、油、乳化剤、水、及び好ましくは密度調整物質を含む油中水型エマルションを含む。油相は連続相であり、水相は不連続又は「内」相である。
(油類)
本発明の効能相は、典型的には、約10%〜約99%の油、より好ましくは20〜約95%の油、さらにより好ましくは50%〜約90%の油、最も好ましくは60%〜約80%を含む。
一般に、油中水型エマルションに使用される油の濃度が高いほど、油中水型エマルションを使用するパーソナルクレンジング組成物が安定になる。本明細書で使用するのに好適な油としては、約12.5(cal/cm30.5未満、好ましくは約11.5(cal/cm30.5未満の全体的な溶解度パラメーターを有するいかなる天然及び合成材料もが挙げられる。本明細書で記載される油類についての溶解度パラメーターは、物質の相対極性を確立するための化学分野で周知の方法によって決定される。溶解度パラメータ及びそれらを決定するための手段の説明は、C.D.ヴォーン(C.D.Vaughn)の「製品、包接、浸透及び保存における溶解性効果(Solubility Effects in Product,Package,Penetration and Preservation)」、103、化粧品及び洗面用品(Cosmetics and Toiletries)、47〜69、1988年10月;及びC.D.ヴォーンの「化粧品製剤における溶解度パラメータの使用(Using Solubility Parameters in Cosmetics Formulation)」、36、化粧品化学誌(J.Soc.Cosmetic Chemists)、319〜333、1988年9月/10月に記載されている。
組成物の効能相で使用される有益剤は、約5〜約10、好ましくは約6〜10未満、より好ましくは約6〜約9のヴォーン溶解度パラメーター(Vaughan Solubility Parameter)(VSP)を有する。約5〜約10の範囲のVSP値を有する有益剤の非限定例としては、以下のものが挙げられる:
ヴォーン溶解度パラメーター*
シクロメチコン 5.92
スクアレン 6.03
ペトロラタム 7.33
パルミチン酸イソプロピル 7.78
ミリスチン酸イソプロピル 8.02
ヒマシ油 8.90
コレステロール 9.55
・溶解性、製品、パッケージ、浸透及び保存における効果(Solubility,Effects in Product,Package,Penetration and Preservation,)、C.D.ヴォーン(Vaughan)、化粧品及び洗面用品(Cosmetics and Toiletries)、第103巻、1988年10月に報告。
「全体的な溶解度パラメーター」とは、油混合物の全体的な溶解度パラメーターを約12.5(cal/cm30.5未満まで下げるために他の油とブレンドする場合、12.5(cal/cm30.5よりも高い溶解度パラメーターを持つ油を使用することが可能であることを意味する。例えば、少量のジエチレングリコール(溶解度パラメーター(sol par)=13.61)は、12.5(cal/cm30.5未満の溶解度パラメーターを有する混合物を作るために、ラノリン油(溶解度パラメーター=7.3)及び共溶解剤とブレンドすることができる。
本明細書に用いるのに好適な油類としては、炭化水素油類及びろう類、シリコーン類、脂肪酸誘導体、コレステロール、コレステロール誘導体、ジグリセリド類、トリグリセリド類、植物油類、植物油誘導体、アセトグリセリドエステル類、アルキルエステル類、アルケニルエステル類、ラノリン及びその誘導体、ろうエステル類、蜜蝋誘導体、ステロール類及びリン脂質類、並びにこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書に用いるのに好適な炭化水素油類及びろう類の非限定例としては、ペトロラタム、鉱油、微晶性ろう、ポリアルケン類、パラフィン類、ケラシン、オゾケライト、ポリエチレン、ペルヒドロスクアレン、ポリαオレフィン類、水素添加ポリイソブテン類及びこれらの組み合わせが挙げられる。
本明細書で用いるのに好適なシリコーン油類の非限定例としては、ジメチコンコポリオール、ジメチルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、混合C1〜C30アルキルポリシロキサン類、フェニルジメチコン、ジメチコノール及びこれらの組み合わせが挙げられる。好ましいものは、ジメチコン、ジメチコノール、混合C1〜C30アルキルポリシロキサン及びこれらの組み合わせから選択される不揮発性シリコーン類である。本明細書で有用なシリコーン油類の非限定例は、米国特許第5,011,681号(チオッティ(Ciotti)ら)に記載されている。
本明細書で用いるのに好適なジグリセリド類及びトリグリセリド類の非限定例としては、ヒマシ油、大豆油、マレート化大豆油のような誘導体化した大豆油、ベニバナ油、綿実油、コーン油、クルミ油、ピーナッツ油、オリーブ油、タラ肝油、アーモンド油、アボカド油、パーム油及びゴマ油、植物油、ヒマワリ種子油、並びに植物油誘導体;ココヤシ油及び誘導体化したココヤシ油、綿実油及び誘導体化した綿実油、ホホバ油、カカオバター、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。加えて、部分的又は完全に水素添加された上記の油類もまた好適である。
本明細書で用いるのに好適なアセトグリセリドエステル類の非限定例としては、アセチル化モノグリセリド類が挙げられる。
本明細書で用いるのに好適なアルキルエステル類の非限定例としては、脂肪酸類のイソプロピルエステル類、及び長鎖脂肪酸類の長鎖エステル類、例えば、SEFA(脂肪酸類のショ糖エステル類)が挙げられる。ラウリルピロリドンカルボン酸、ペンタエリスリトールエステル類、芳香族モノ、ジ又はトリエステル類、セチルリシノレエート、それらの非限定例として、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、セチルリコノレエート及びステアリルリコノレエートが挙げられる。他の例は、ヘキシルラウレート、イソヘキシルラウレート、ミリスチルミリステート、イソヘキシルパルミテート、デシルオレエート、イソデシルオレエート、ヘキサデシルステアレート、デシルステアレート、イソプロピルイソステアレート、ジイソプロピルアジペート、ジイソヘキシルアジペート、ジヘキシルデシルアジペート、ジイソプロピルセバケート、アシルイソノナノエートラウリルラクテート、ミリスチルラクテート、セチルラクテート及びこれらの組み合わせである。
本明細書で用いるのに好適なアルケニルエステル類の非限定例としては、オレイルミリステート、オレイルステアレート、オレイルオレエート及びこれらの組み合わせが挙げられる。
本明細書で用いるのに好適なラノリン及びラノリン誘導体の非限定例としては、ラノリン、ラノリン油、ラノリンろう、ラノリンアルコール類、ラノリン脂肪酸類、イソプロピルラノレート、アセチル化ラノリン、アセチル化ラノリンアルコール類、ラノリンアルコールリノレエート、ラノリンアルコールリコノレエート、ヒドロキシル化ラノリン、水素添加ラノリン及びこれらの組み合わせが挙げられる。
さらに他の好適な油類としては、ミルクトリグリセリド類(例えば、ヒドロキシル化ミルクグリセリド)及びポリオール脂肪酸ポリエステル類が挙げられる。
さらに他の好適な油類としては、ろうスエステル類が挙げられ、その非限定例としては、蜜蝋及び蜜蝋誘導体、鯨蝋、ミリスチルミリステート、ステアリルステアレート及びこれらの組み合わせが挙げられる。また、カルナウバろう及びキャンデリラろうのような植物性ろう類;コレステロール、コレステロール脂肪酸エステル類のような、ステロール類;並びにレシチン及び誘導体のようなリン脂質類、スフィンゴ脂質類、セラミド類、スフィンゴ糖脂質類、並びにこれらの組み合わせも有用である。
(低HLB乳化剤)
本発明の油中水型エマルションはまた、約0.1%〜約20%の低HLB乳化剤、より好ましくは約0.1%〜約10%、なおより好ましくは約0.5%〜約9%の1以上の低HLB乳化剤を含む。低HLB乳化剤は、乳化剤として機能し得る。
好ましい低HLB乳化剤は、約1〜約10、より好ましくは1〜約8のHLBを有するものである。好適な低HLB乳化剤は、飽和C14〜C30脂肪族アルコール類、約1〜約5モルのエチレンオキシドを含有する飽和C16〜C30脂肪族アルコール類、飽和C16〜C30ジオール類、飽和C16〜C30モノグリセロールエーテル類、飽和C16〜C30ヒドロキシ脂肪酸類、C14〜C30のヒドロキシル化及び非ヒドロキシル化飽和脂肪酸類、約1〜約5モルのエチレンオキシドジオールを含有するC14〜C30飽和エトキシ化脂肪酸類、アミン類及びアルコール類、モノグリセリド含有量が少なくとも40%であるC14〜C30飽和グリセリルモノエステル類、約1〜約3個のアルキル基及び約2〜約3個の飽和グリセロール単位を有するC14〜C30飽和ポリグリセロールエステル類、C14〜C30グリセリルモノエーテル類、C14〜C30ソルビタンモノ/ジエステル類、約1〜約5モルのエチレンオキシドを有するC14〜C30飽和エトキシ化ソルビタンモノ/ジエステル類、C14〜C30の飽和メチルグルコシドエステル類、C14〜C30飽和スクロースモノ/ジエステル類、約1〜約5モルのエチレンオキシドを有するC14〜C30飽和エトキシ化メチルグルコシドエステル類、平均1〜2個のグルコース単位を有するC14〜C30飽和ポリグルコシド類、並びにこれらの混合物から選択されるものであり、少なくとも約45℃の融点を有する。
本発明の低HLB乳化剤は、ステアリン酸、パルミチン酸、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ベヘニルアルコール、ステアリン酸、パルミチン酸、平均約1〜約5個のエチレンオキシド単位を有するステアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテル、平均約1〜約5個のエチレンオキシド単位を有するセチルアルコールのポリエチレングリコールエーテル、及びこれらの混合物から選択される。本発明のより好ましい低HLB乳化剤は、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ベヘニルアルコール、平均約2個のエチレンオキシド単位を有するステアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテル(ステアレス−2)、平均約2個のエチレンオキシド単位を有するセチルアルコールのポリエチレングリコールエーテル、及びこれらの混合物から選択される。更により好ましい低HLB乳化剤は、ステアリン酸、パルミチン酸、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ベヘニルアルコール、ステアレス−2、及びこれらの混合物から選択される。
(密度調整物質)
高温及び振動のようなストレス条件下での安定性をさらに改善するために、分離した相の密度を、それらが実質的に等しくなるように調整することが好ましい。そのためには、ストライプ模様の組成物のクレンジング相に、低密度の微小球を添加する。クレンジング相の全体的な密度を低減するために使用される低密度の微小球は、密度が0.7g/cm3未満、好ましくは0.2g/cm3未満、より好ましくは0.1g/cm3未満、最も好ましくは0.05g/cm3未満の粒子である。低密度の微小球は、一般に、直径200μm未満、好ましくは100μm未満、最も好ましくは40μm未満である。好ましくは、クレンジング相と効能相との間の密度差は、0.15g/cm3未満であり、より好ましくは密度差が0.10g/cm3未満、さらにより好ましくは密度差が0.05g/cm3未満、最も好ましくは密度差が0.01g/cm3未満である。
微小球は、皮膚上での使用に適合性のある、すなわち非刺激性及び非毒性の、いかなる適切な無機物又は有機物からも生成される。
熱可塑性材料で作製された膨張微小球が知られており、これらを、例えば次の特許及び特許出願:EP−56219、EP−348372、EP−486080、EP−320473、EP−112807、及び米国特許第3,615,972号に記載の方法によって得ることも可能である。
これらの微小球は、非毒性及び非刺激性のいかなる熱可塑性材料から生成することも可能である。例えば、アクリロニトリル又はビニリデンクロリドのポリマー類若しくはコポリマー類を使用することも可能である。例えば、ビニリデンクロリドから誘導される単位を0〜60重量%、アクリロニトリルから誘導される単位を20〜90重量%、及びアクリル若しくはスチレンモノマーから誘導される単位を0〜50重量%含有するコポリマーを使用することが可能であり、重量パーセンテージの合計は100に等しい。アクリルモノマーは、例えば、メチル若しくはエチルアクリレート又はメタクリレートである。スチレンモノマーは、例えば、α−メチルスチレン又はスチレンである。これらの微小球は、乾燥状態又は水和状態であり得る。
膨張した中空微小球の内部の空洞には気体が入っており、この気体を、イソブタン又はイソペンタンのような炭化水素又は空気にすることができる。使用し得る中空微小球の内では、アクゾ・ノベル社(Akzo Nobel Company)により商品名エクスパンセル(EXPANCEL)(登録商標)(熱可塑性の膨張可能微小球)として販売されるもの、特にDE(乾燥状態)又はWE(水和状態)等級を特筆することができる。その例には、エクスパンセル(Expancel)(登録商標)091DE40d30;エクスパンセル(登録商標)091DE80d30;エクスパンセル(登録商標)051DE40d60;エクスパンセル(登録商標)091WE40d24;エクスパンセル(登録商標)053DE40d20が含まれる。
無機物から生成される代表的な微小球には、例えば、「キューセル(Qcel)(登録商標)中空微小球(Hollow Microspheres)」及び「エクステンドスフィアズ(EXTENDOSPHERES)(商標)セラミック中空球(Ceramic Hollow Spheres)」が含まれ、ともにPQ社(PQ Corporation)から入手可能である。キューセル(Qcel)(登録商標)300;キューセル(登録商標)6019;キューセル(登録商標)6042Sはその例である。
低密度の微小球を本発明のクレンジング相に添加して振動安定性を改善できるのと同様に、高密度の物質を効能相に添加してその密度を増大させることができ、これは、安定性に対して同一の効果を有する。
(水相)
本発明の効能相は、典型的には、約1%〜約90%の水相を含む。水相は、水、一価及び多価アルコール類(グリセリン、プロピレングリコール、エタノール、イソプロパノールなど)から成る群から選択される流体を含む。
(任意成分)
本発明のパーソナルクレンジング組成物は、当該組成物の物理的、化学的、審美的若しくは美的特徴を変化させることのできる、又は皮膚上に付着した時に追加的な「活性」成分の働きをすることのできる他の任意成分をさらに含むことも可能である。組成物は、更に任意の不活性成分を含んでもよい。そのような多くの任意成分は、パーソナルケア組成物において使用されることが知られており、そうした任意物質が本明細書に記載の必須物質と適合性があるか、さもなければ製品性能を過度に損なわないのであれば、本明細書のパーソナルクレンジング組成物において使用することも可能である。
こうした任意成分とは、最も典型的には、化粧品での使用が認可された、CTFA化粧品成分ハンドブック(CTFA Cosmetic Ingredient Handbook)、第2版、化粧品工業会(The Cosmetic,Toiletries,and Fragrance Association,Inc.)、1988、1992のような参考文献に記載されている物質である。これらの任意物質は、本明細書に記載の活性又はクレンジング相のいずれかを含んで、本発明の組成物のいずれかの態様で使用することができる。
本発明の組成物のクレンジング相で使用される任意成分は、やはり当該クレンジング相中の選ばれた成分と適合性のある、本明細書に記載のいかなる効能相物質をも含み得る。同様に、本発明の組成物の効能相で使用される任意成分は、やはり当該効能相中の選ばれた成分と適合性のある、本明細書に記載のいかなるクレンジング相物質をも含み得る。
組成物のいずれかの相、好ましくは効能相で使用される他の任意成分には、製品安定性の改善、化粧品への応用、皮膚の軟化、コンディショニングなどを含め、任意の様々な製品利益を提供するための、シリコーンエラストマー粉末及び流体が含まれる。組成物中のシリコーンエラストマー類の濃度は、好ましくは、当該組成物の約0.1重量%〜約20重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約10重量%の範囲である。ここでは、重量パーセンテージは、シリコーンエラストマー物質自体の重量に基づいており、配合プロセスにおいてそのようなシリコーンエラストマー物質に通常加えられるシリコーン含有流体は除外している。本明細書での任意の使用に適したシリコーンエラストマー類には、乳化及び非乳化シリコーンエラストマー類が含まれ、その非限定例が、U.S.S.N.09/613,266(プロクター・アンド・ギャンブル社(The Procter & Gamble Company)に譲渡)に記載されている。
ストライプ模様の液体パーソナルクレンジング組成物の分離した効能相は、これら油中水型エマルション物質の皮膚への送達向上のために、以下の皮膚効能成分を任意に含むことも可能である。これらの任意成分の非限定例には、ビタミン類及びそれらの誘導体(例えば、アスコルビン酸、ビタミンE、トコフェリルアセテートなど);日焼け止め剤;増粘剤(例えば、ポリオールアルコキシエステル、クローダ(Croda)製のクロシックス(Crothix)として入手可能);クレンジング組成物の抗菌保全性を維持する防腐剤;抗ニキビ薬剤(レゾルシノール、サリチル酸など);酸化防止剤;アロエベラ抽出物、アラントインなどのような皮膚鎮静剤及び治癒剤;キレート化剤及び金属イオン封鎖剤;並びに、芳香剤、精油類、皮膚感覚剤、顔料、真珠光沢剤(例えば、雲母及び二酸化チタン)、レーキ、着色剤など(例えば、丁子油、メントール、カンファー、ユーカリ油、及びオイゲノール)のような審美的目的に適した薬剤が挙げられる。
(使用方法)
本発明のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物は、好ましくは、塗布される表面に皮膚コンディショニング剤を有効に送達するため、さもなければ有効な皮膚コンディショニング効果を与えるために、十分な量で、皮膚又は毛髪の所望の領域に局所的に塗布される。組成物は、皮膚に直接塗布することができ、又はクレンジングパフ、洗い布、スポンジ若しくは他の道具を用いて間接的に塗布することができる。組成物は、好ましくは、局所的塗布の前、その間、又はその後に水で希釈され、その後、塗布された表面からすすぎ落とされ、又は拭き取られ、好ましくは、水を使用して、又は水不溶性基材を水と組み合わせて使用して、塗布された表面からすすぎ落とされる。
(製造方法)
本発明のパーソナルクレンジング組成物は、所望のストライプ模様の製品形態を作製及び配合するのに好適ないかなる既知の技術、あるいは別の有効な技術によって調製してもよい。練り歯磨きチューブでの充填技術を回転台設計と組み合わせることが有効である。加えて、本発明は、米国特許第6,213,166号に開示されている方法及び装置により調製することができ、この特許は本明細書に参照として組み込まれる。この方法及び装置により、2つ以上の組成物を単一の容器に螺旋形状で充填することができる。この方法では、少なくとも2つのノズルを用いて容器に充填することが必要となる。容器が固定ミキサー上に置かれ、組成物を容器内に入れながら回転させる。
あるいは、最初に、分離した組成物を、ポンプとホースが取り付けられている別個の保管タンクに入れることにより、少なくとも2つの相を組み合わせることが特に有効である。次に相は、予め定められた量が単一の組み合わせセクションにポンプで送られる。次に、相は組み合わせセクションからブレンドセクションへ移動され、相は、得られる単一の製品が相の区別できるパターンを示すようにブレンドセクションで混合される。次の工程は、ブレンドセクションで混合された製品をホースを介して単一のノズルにポンプで送り、次に、ノズルを容器の中に置き、容器を得られた製品で充填することを伴う。本発明の具体的な諸実施形態に適用される方法の具体的な非限定例が、以下の実施例で説明される。
パーソナルクレンジング組成物が様々な色のストライプを含有する場合、消費者がパッケージを通してそのパターンを見ることができるように、これらの組成物を透明なパッケージに包装することが望ましい場合がある。また、対象組成物の粘度のため、分配を容易にするために、パッケージを上下逆に、キャップを下にして保管させるための、消費者への指示書を含めることも望ましい場合がある。
(分析方法)
(発泡容量)
ストライプ模様の液体パーソナルクレンジング組成物の発泡容量は、メスシリンダー及びタンブラー装置を使用して測定される。10mlの増量分の印が付けられ、その内部底面から1,000mlマークまで34.8cm(14.5インチ)の高さを有する、1,000mlのメスシリンダーが選択される(例えば、パイレックス(登録商標)(Pyrex)No.2982)。蒸留水(23℃で100g)がメスシリンダーに添加される。このシリンダーは、回転装置内でクランプ固定され、回転装置は、メスシリンダーの中心を横断する回転軸でシリンダーをクランプ固定する。パーソナルクレンジング組成物全体1g(製品を測定する場合はクレンジング相0.5g、効能相0.5gであり、クレンジング相のみを測定する場合はクレンジング相1g)が、メスシリンダーに添加され、シリンダーに蓋が被せられる。約20秒に10回転の速度でシリンダーを回転させ、垂直な位置で停止させて第1の回転シーケンスを完了する。これによって発生した泡を30秒で排出させるようタイマーを設定する。そうした30秒の排出の後に、底部からの泡の高さをmlで記録し、第1の発泡容量を四捨五入して10mlマーク単位で測定する(底部に排出された、上に泡が浮いているいかなる水をも含む)。
泡の上面が平らでない場合、メスシリンダーを半分ほど横切って見ることができる最も低い高さが、第1の発泡容量(ml)になる。泡が粗すぎて、単一又はほんのわずかなフォームセル(foam cells)(「バブル(bubbles)」)しかシリンダー断面全体に広がらない場合、空間を満たすのに少なくとも10個のフォームセルが必要になる高さが、やはり底部からのml単位による、第1の発泡容量になる。いかなる次元においても2.54cm(1インチ)より大きいフォームセルは、どこで発生しようとも、泡ではなく、中身のない空気として表される。メスシリンダーの上部に集まるが排出されないフォームも、その上部のフォームがそれ自体連続的な層にある場合、層の厚さを測定するための定規を使用して、そこに集まったフォームのmlを底部から測定されたフォームのmlに加えることによって、測定に組み込む。最大フォーム高さは1,000mlである(全フォーム高さがメスシリンダーの1,000mlのマークを超えた場合でも)。第1の回転が完了してから1分後に、第1の回転シーケンスと速度及び持続時間が同一である第2の回転シーケンスが開始される。第2の発泡容量は、第1と同一の方式で、同様に30秒の排出時間の後で記録される。第3のシーケンスが完了し、排出と測定値取得との間に同一の休止時間をおいて、第3の発泡容量が同様の方式で測定される。
各シーケンスの後の泡の結果が合算され、総発泡容量は、3つの測定値の合計としてmlで測定される。瞬間発泡容量は、第1の回転シーケンスの後のみの結果、すなわち、第1の発泡容量のmlである。本発明による組成物は、この試験において、従来のエマルション形態の類似の組成物よりもはるかに良い性能を示す。
(液体パーソナルクレンジング組成物の粘度)
ウェルズ−ブルックフィールド・コーン/プレート・モデルDV−II(Wells-Brookfield Cone/Plate Model DV-II)+粘度計を使用して、本明細書に記載の液体パーソナルクレンジング組成物の粘度を測定することができる。この測定は、それぞれのコーン及びプレート上における小さな2つのピンの間の隙間が0.013mmである2.4cm°のコーン測定システムによって、25℃で実施される。測定は、コーンとプレートとの間に分析すべき試料0.5mlを注入し、次にコーンを1rpmの設定速度で回転することによって実施される。コーンの回転に対する抵抗が、液体試料の剪断応力に比例したトルクを生み出す。トルクの量は、試料を装填した2分後に読み取られ、コーンの幾何学的定数、回転速度、及びトルク関連応力に基づき、粘度計により絶対センチポアズ単位(mPa*s)に計算される。
(液体パーソナルクレンジング組成物の降状点)
キャリムド(Carrimed)CSL100制御応力レオメーターを、液体パーソナルクレンジング組成物の降状点を測定するために使用できる。本明細書の目的において、降伏点とは、液体パーソナルクレンジング組成物上で1%のひずみを生み出すために必要な応力の量である。この測定は、隙間51μmで設定された4cm2°のコーン測定システムによって、23℃(77F)で実施される。この測定は、5分間隔で剪断応力(典型的には約0.06ダイン/cm2〜約500ダイン/cm2)のプログラムされた印加により実施される。試料の変形を起こすのは、この量の応力であり、剪断応力対歪みの曲線を作製することができる。この曲線から、液体パーソナルクレンジング組成物の降状点を計算することができる。
以下の実施例は、本発明の範囲内にある実施形態をさらに記載し実証するものである。実施例は、単に例示の目的のために与えられており、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、その多くの変更が可能であるため、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。特に指示のない限り、例示されるすべての量は、全組成物の重量による濃度、すなわち、重量/重量のパーセンテージである。
例示される各組成物は、調製された各組成物から送達される皮膚コンディショニング剤又は任意成分の、改良された付着又は効果をもたらす。
(実施例1〜3)
表1に記載の以下の実施例は、本明細書のパーソナル洗浄組成物の非限定的な例である。
Figure 2006515360
上記記載のクレンジング相及び効能相組成物は、従来の配合及び混合技術により調製することができる。クレンジング組成物1は、最初に次のプレミックス:クエン酸の水中プレミックス(クエン酸と水との割合が1:3)、グアーポリマーの、ジャガー(Jaguar)C−17及びN−ハンス(N-Hance)3196との水中プレミックス(1:10)、ユーケア(UCARE)のJR−30Mとの水中プレミックス(ユーケアと水の割合が約1:30)、並びにポリオックス(Polyox)の、PEG−90M及びPEG−14Mとのグリセリン中プレミックス(約1:2)を作製することにより調製できる。次いで、次の成分:ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス−3硫酸アンモニウム、クエン酸プレミックス、ミラノールL−32ウルトラ(Miranol L-32 ultra)、塩化ナトリウム、安息香酸ナトリウム、EDTA二ナトリウム、ラウリン酸、チキシン(Thixcin)R、グアープレミックス、ユーケアプレミックス、ポリオックスプレミックス、及び残りの水が主混合容器に添加される。次に、88℃(190°F)に達するまで、攪拌しながら容器を加熱する。それを約10分間混合する。ゆっくりと攪拌しながら、43℃(110°F)に達するまでバッチを冷水浴で冷却する。次に成分:グリダント、香料、二酸化チタンを加える。均質な溶液が形成されるまで混合する。
クレンジング組成物2は、最初に次のプレミックス:クエン酸の水中プレミックス(クエン酸と水との割合が1:3)、グアーポリマーのN−ハンス(N-Hance)3196との水中プレミックス(1:10)、及びポリオックス(Polyox)のPEG−14Mとのグリセリン中プレミックス(約1:2)を作製することにより調製できる。次いで、次の成分:ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス−3硫酸アンモニウム、クエン酸プレミックス、ミラノールL−32ウルトラ(Miranol L-32 ultra)、塩化ナトリウム、安息香酸ナトリウム、EDTA二ナトリウム、ラウリン酸、チキシン(Thixcin)R、グアープレミックス、ポリオックスプレミックス、ポリケア(Polycare)133、メルクァットプラス(Merquat Plus)3300、モノシル(Monosil)PLN、及び残りの水が主混合容器に添加される。次に、88℃(190°F)に達するまで、攪拌しながら容器が加熱される。それを約10分間混合する。次に、バッチは、ゆっくりと攪拌しながら、43℃(110°F)に達するまで冷水浴で冷却される。最後に、次の成分:グリダント、香料、二酸化チタンが添加され、均質な溶液が形成されるまで混合される。
クレンジング組成物3は、最初に次のプレミックス:クエン酸の水中プレミックス(クエン酸と水との割合が1:3)、グアーポリマーのN−ハンス(N-Hance)3196との水中プレミックス(1:10)、及びポリオックス(Polyox)のPEG−14Mとのグリセリン中プレミックス(約1:2)を作製することにより調製できる。次いで、次の成分:ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス−3硫酸アンモニウム、クエン酸プレミックス、ミラノールL−32ウルトラ(Miranol L-32 ultra)、塩化ナトリウム、安息香酸ナトリウム、EDTA二ナトリウム、ラウリン酸、チキシン(Thixcin)R、グアープレミックス、ポリオックスプレミックス、モナシルPLN(Monasil PLN)及び残りの水が主混合容器に添加される。次に、88℃(190°F)に達するまで、攪拌しながら容器が加熱される。容器は、約10分間混合される。次に、バッチは、ゆっくりと攪拌しながら、43℃(110°F)に達するまで冷水浴で冷却される。最後に、次の成分:グリダント、香料、二酸化チタンが添加され、均質な溶液が形成されるまで混合される。
(効能相)
効能相は、ペトロラタムを主混合容器に加えることにより調製できる。次いで、容器を85℃(185°F)に加熱し、アラセル(Arlacel)P135を添加する。次いで攪拌しながら除々に水を添加する。均質になるまで攪拌を続ける。
クレンジング及び効能相は、最初に、分離した組成物を、ポンプとホースが取り付けられた別個の保管タンクに入れることにより、単一の容器に包装される。次に相は、予め定められた量が単一の組み合わせセクションにポンプで送られる。次に、相は組み合わせセクションからブレンドセクションへ移動され、相は、得られる単一の製品が相の区別できるパターンを示すようにブレンドセクションで混合される。次の工程は、ブレンドセクションで混合された製品をホースを介して単一のノズルにポンプで送り、次に、ノズルを容器の中に置き、容器を得られた製品で充填することを伴う。充填プロセスの間、試料台がボトルを回転させて、ストライプ模様の外観を作り出す。
(実施例4〜6)
表2に記載の以下の実施例は、本明細書のパーソナル洗浄組成物の非限定的な例である。
Figure 2006515360
上記組成物は、従来の配合及び混合技術によって調製することができる。クレンジング相組成物は、最初にクエン酸を水に1:3の比率で添加して、クエン酸プレミックスを形成することにより調製できる。次いで、次の成分が以下の順序:水、ミラケア(Miracare)SLB−354、塩化ナトリウム、安息香酸ナトリウム、EDTA二ナトリウム、グリダントの順序で主混合容器に添加される。主混合容器が攪拌され始める。別個の混合容器において、ポリマー類(ポリクオタニウム10(Polyquaterium 10)、ジャガーC−17(Jaguar C-17)、又はN−ハンス3196(N-Hance 3196))を水に1:10の比率で分散させると、ポリマープレミックスを形成する。攪拌を継続しながら、完全に分散したポリマープレミックスが主混合容器に添加される。ポリオックス(Polyox)WSR301が水に分散され、次に主混合容器に添加される。次に、残りの水及び香料がバッチに添加される。バッチを、均質の溶液が形成されるまで攪拌し続ける。
(効能相)
効能相は、ペトロラタムを主混合容器に加えることにより調製できる。次いで、容器を85℃(185°F)に加熱し、アラセル(Arlacel)P135を添加する。次いで攪拌しながら除々に水を添加する。均質になるまで攪拌を続ける。
クレンジング及び効能相は、最初に、分離した組成物を、ポンプとホースが取り付けられた別個の保管タンクに入れることにより、単一の容器に包装される。次に相は、予め定められた量が単一の組み合わせセクションにポンプで送られる。次に、相は組み合わせセクションからブレンドセクションへ移動され、相は、得られる単一の製品が相の区別できるパターンを示すようにブレンドセクションで混合される。次の工程は、ブレンドセクションで混合された製品をホースを介して単一のノズルにポンプで送り、次に、ノズルを容器の中に置き、容器を得られた製品で充填することを伴う。充填プロセスの間、試料台がボトルを回転させて、ストライプ模様の外観を作り出す。
(実施例7〜9)
表3に記載の以下の実施例は、本明細書のパーソナル洗浄組成物の非限定的な例である。
Figure 2006515360
上記組成物は、従来の配合及び混合技術によって調製することができる。クレンジング相組成物は、最初にクエン酸を水に1:3の比率で添加して、クエン酸プレミックスを形成することにより調製できる。次の成分が以下の順序:水、ミラケア(Miracare)SLB−354、塩化ナトリウム、安息香酸ナトリウム、EDTA二ナトリウム、グリダントの順序で主混合容器に添加される。主混合容器が攪拌され始める。次に、香料がバッチに添加される。バッチを、均質の溶液が形成されるまで攪拌し続ける。
(効能相)
効能相は、ペトロラタムを主混合容器に加えることにより調製できる。次いで、容器を85℃(185°F)に加熱し、アラセル(Arlacel)P135を添加する。次いで攪拌しながら除々に水を添加する。均質になるまで攪拌を続ける。
クレンジング及び効能相は、最初に、分離した組成物を、ポンプとホースが取り付けられた別個の保管タンクに入れることにより、単一の容器に包装される。次に相は、予め定められた量が単一の組み合わせセクションにポンプで送られる。次に、相は組み合わせセクションからブレンドセクションへ移動され、相は、得られる単一の製品が相の区別できるパターンを示すようにブレンドセクションで混合される。次の工程は、ブレンドセクションで混合された製品をホースを介して単一のノズルにポンプで送り、次に、ノズルを容器の中に置き、容器を得られた製品で充填することを伴う。充填プロセスの間、試料台がボトルを回転させて、ストライプ模様の外観を作り出す。

Claims (14)

  1. (a)界面活性剤と水とを含むクレンジング相を含む第1ストライプ;及び
    (b)油中水型エマルションを含む効能相を含む少なくとも1つの追加のストライプ
    を含むストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物であって、
    前記クレンジング相及び前記効能相が互いに物理的に接触し、安定性を維持していることを特徴とする組成物。
  2. 前記クレンジング相が、
    (i)少なくとも1種のアニオン性界面活性剤;
    (ii)少なくとも1種の電解質;
    (iii)少なくとも1種のアルカノールアミド;及び
    (iv)水
    を含み、
    前記クレンジング相が非ニュートンずり減粘性であり、3000cps以上の粘度を有することを特徴とする請求項1に記載のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物。
  3. 前記界面活性剤が、前記水性クレンジング相の3重量%〜60重量%を構成することを特徴とする請求項1又は2に記載のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物。
  4. 前記電解質が、
    i)リン酸アニオン、塩化物アニオン、硫酸アニオン、クエン酸アニオン及びこれらの混合物から成る群から選択されるアニオン、並びに
    ii)ナトリウムカチオン、アンモニウムカチオン、カリウムカチオン、マグネシウムカチオン及びこれらの混合物から成る群から選択されるカチオン
    を含み、前記電解質が、前記クレンジング相の0.1重量%〜15重量%で存在することを特徴とする請求項2に記載のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物。
  5. 前記効能相が10未満のHLBを有する乳化剤を含み、前記乳化剤がPEG−30ジポリヒドロキシステアレート、ジメチコンコポリオール及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項1に記載のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物。
  6. 前記効能相が10%〜90%の油を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物。
  7. 密度調整物質を含み、好ましくは前記密度調整物質が中空微小球であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物。
  8. 前記クレンジング相にカチオン沈着ポリマーをさらに含み、好ましくはカチオン沈着ポリマーが、カチオン性セルロース性誘導体、カチオン性グアー誘導体、カチオン性合成ポリマー及びこれらの混合物から成る群から選択されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物。
  9. 前記クレンジング相が、追加的に層状構造体を含み、好ましくは前記層状構造体が、脂肪酸類、脂肪酸エステル類、トリヒドロキシステアリン、脂肪族アルコール類及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物。
  10. 少なくとも1つの相が着色剤を含有し、好ましくは前記クレンジング相と効能相がパッケージ内でパターンを可視的に形成し、より好ましくは前記パターンが、ストライプ模様、大理石模様、幾何学模様及びこれらの混合物から成る群から選択され、さらにより好ましくは前記組成物が透明な容器内に包装されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物。
  11. 前記組成物が、前記容器を保管するための指示書を蓋上に備えた容器内に包装されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物。
  12. 前記組成物がスキンケア活性物質を含み、前記スキンケア活性物質が、ビタミン類及びそれらの誘導体;日焼け止め剤;増粘剤;防腐剤;抗ニキビ薬剤;酸化防止剤;皮膚鎮静及び治癒剤(skin soothing and healing);キレート化剤及び金属イオン封鎖剤;芳香剤、精油類、皮膚感覚剤(skin sensates)、顔料、真珠光沢剤、レーキ、着色剤並びにこれらの混合物から成る群から選択されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物。
  13. a)アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、双極性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、石鹸及びこれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤を前記クレンジング相の1重量%〜50重量%含むクレンジング相を含む第1ストライプであって、
    前記クレンジング相が、非ニュートンずり減粘性であり、3,000cps以上の粘度及び少なくとも0.1Paの降伏値を有する第1ストライプ;並びに
    b)油、乳化剤及び水を含む油中水型エマルションを含む効能相を含む少なくとも1つの追加のストライプ
    を含み、
    前記クレンジング相と前記効能相との比が1:9〜99:1であり、
    前記クレンジング相及び効能相がストライプとして存在し、前記ストライプのサイズが、少なくとも0.1mmの幅、少なくとも1mmの長さであり、前記クレンジング相及び前記効能相が互いに物理的に接触し、安定性を維持していることを特徴とするストライプ模様のパーソナルクレンジング組成物。
  14. 皮膚コンディショニング効果を皮膚又は毛髪に与える方法であって、前記方法が、
    a)請求項1に記載の組成物の有効量を、クレンジングパフ、洗い布、スポンジ及びヒトの手から成る群から選択される手段に分配する工程;
    b)前記手段を用いて前記皮膚又は毛髪に前記組成物を局所的に塗布する工程;並びに
    c)水ですすぐことにより前記皮膚又は毛髪から前記組成物を除去する工程
    を含むことを特徴とする方法。

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