JP2006515036A - 耐風雨性にすぐれた難燃性ポリプロピレン樹脂組成物 - Google Patents

耐風雨性にすぐれた難燃性ポリプロピレン樹脂組成物 Download PDF

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Abstract

耐風雨性にすぐれた難燃性ポリプロピレン樹脂組成物が開示される。より具体的には、本発明は、メルトフロー・インデックスが4〜40g/10分のポリプロピレン樹脂、ハロゲン・ベースの高融点火炎抑制剤、酸化アンチモン、無機充填剤、UV安定剤、架橋剤、および滴下防止剤、からなる難燃性ポリプロピレン樹脂組成物に関する。本発明の組成物を使用することによって、長期間UVに被曝させまた熱湯に浸した後でも、火炎抑制効果を示し、すぐれた初期火炎抑制効果を保持し、さらに、耐風雨性および機械的性質を高度に保持する二次製品を得る事ができる。

Description

本発明は、ポリプロピレン樹脂を主成分として含む難燃性ポリプロピレン樹脂組成物に関する。より詳しくは、本発明は、メルトフロー・インデックスが4〜40g/10分のポリプロピレン樹脂と、高融点ハロゲンをベースとする火炎抑制剤と、火炎抑制添加物と、UV安定剤と、架橋剤と、滴下防止剤とよりなる耐風雨性にすぐれた難燃性ポリプロピレン樹脂組成物に関する。本発明の難燃性ポリプロピレン樹脂は、その初期火炎抑制効果を維持することができ、熱湯に浸した後でも機械的性質を保持し続ける。
ポリプロピレン樹脂は、加工しやすく、化学的抵抗力が強く、機械的な力にも強いなどのすぐれた性質のため、家庭用電気器具、建設材料、内装材料、自動車部品等々多くの分野で広く使用されている。しかし、ポリプロピレン樹脂は、あまり難燃性ではないため、火災の危険の高いところでは、自動車部品や電気電子部品としての用途が限られている。そのため、無機、有機、およびリンをベースとする火炎抑制剤を添加することによって各種ポリオレフィン樹脂に十分な難燃性をあたえる多くの研究が活発に行なわれている。
例えば、下記特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5及び特許文献6は、ポリプロピレン樹脂に難燃性をあたえる目的で、ポリプロピレン樹脂に水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、ハイドロタルサイト等を無機火炎抑制剤として添加して、難燃性ポリプロピレン樹脂組成物を調製する技術を開示している。しかし、これらの技術によれば、V―0クラスの可燃性を得るためには50%以上の無機充填剤を添加する必要があり、加工性が悪く、製品からガスが発生し、耐衝撃強度が極めて悪くなる等々の問題を伴うものである。
特開昭53−92855号 特開昭54−29350号 特開昭54−77658号 特開昭56−26954号 特開昭57−87462号 特開昭60−110738号
下記特許文献7は、デカブロモジフェニール・エーテルおよびドデカクロロ−ドデカヒドロメタノジベンゾシクロオクテンを有機火炎抑制剤として添加することによって調製される難燃性ポリプロピレン樹脂を報告している。また、テトラブロモビスフェノールA・ビス−(ジブロモプロピルエーテル)エーテル、ビス−(トリブロモフェノキシエチル)テトラブロモビスヘノールAエーテル、ヘキサブロモ・シクロドデカン、およびテトラブロモビスフェノールAを添加することによって難燃性ポリプロピレン樹脂を調製する技術も知られている。
特公昭55−30739号
下記特許文献8は、有機ハロゲンをベースとする化合物および臭素を含んだハロゲン化オリゴマー火炎抑制剤を含む耐ブルーミング性および耐風雨性が改善された難燃性ポリプロピレン樹脂を開示している。上に挙げた組成物は、いずれも、初期火炎抑制効果および加工性にはすぐれているが、耐風雨性および耐熱湯性では劣っている。したがって、熱湯に浸した後あるいはUVに長期間被曝した後は、初期火炎抑制効果が大きく劣化し、機械的性質の保持が困難である。これらの理由から、従来の組成物は、例えば光や雨水などの屋外の環境と長時間接触する人工クリスマス・ツリー用の電球のソケット等の屋外用製品に適用することはできない。
特開平8−302102号
したがって、本発明は、上に挙げた問題を考慮してなされたもので、加工により、長期間UVに被曝させまた熱湯に浸した後でも、すぐれた初期火炎抑制効果を有し、耐風雨性および機械的性質を高度に保持し、しかも薄くともすぐれた火炎抑制効果を示す二次製品を得ることのできる難燃性ポリプロピレン樹脂組成物を提供することをその特徴とするものである。
本発明にもとづけば、(A)メルトフロー・インデックスが4〜40g/10分のポリプロピレン樹脂37〜67重量%と、(B)ハロゲン・ベースの高融点火炎抑制剤17〜29重量%と、(C)白色粉末状の酸化アンチモン4〜14重量%と、(D)無機充填剤2〜22重量%と、(E)UV安定剤0.35〜4.0重量%と、(F)粒状テトラフルオロエチレン・ポリマー0.15〜2.5重量%と、(G)架橋剤0.08〜3.5重量%と、からなる難燃性ポリプロピレン樹脂組成物が提供される。
以下、本発明をより詳細に説明する。
本発明の難燃性ポリプロピレン樹脂組成物に含まれるポリプロピレン樹脂(A)としては、結晶性ポリプロピレン・ホモポリマー又は結晶性コポリマー、及び、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−へキセン、4−メチルペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセンからなるグループから選ばれた少なくとも一つの化合物を使用することができる。結晶性ポリプロピレン・ホモポリマーを使用することが好ましい。ポリプロピレン樹脂(A)のメルトフロー・インデックスは、好ましくは4〜40g/10分であり、より好ましくは5〜30g/10分である。ポリプロピレン樹脂(A)の含有量は、樹脂組成物の全重量に対して、37〜67重量%の範囲であり、好ましくは45〜65重量%の範囲である。
ハロゲン・ベースの高融点火炎抑制剤(B)の例としては、デカブロモジフェニール・エーテル、エチレン−ビス(テトラブロモ・フタルイミド)、ビスペンタブロモ・フェノキシエタン、およびそれらの混合物を挙げることができる。具体例としては、デカブロモジフェニール・エーテル(S−102E、アルベマール・コーポレーション)、エチレン−ビス(テトラブロモ・フタルイミド)(BT−93、アルベマール・コーポレーション)、あるいはビスペンタブロモ・フェノキシエタン(S−8010,アルベマール・コーポレーション)が市販されている。好ましくは、ハロゲン・ベースの高融点火炎抑制剤(B)は、樹脂組成物の全重量に対して、17〜29重量%の範囲で含まれる。火炎抑制剤の添加量が17%を下回ると、1/32インチ(約0.8mm)の厚さでV−0クラスの可燃性を得ることはできない。他方、火炎抑制剤の添加量が29%を超えると、耐風雨性が低下し、機械的性質の保持も低くなってのぞましくない。
本発明の樹脂組成物に含まれる火炎抑制添加剤(C)としては、酸化アンチモンが用いられる。酸化アンチモンの具体例としては、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、およびそれらの混合物を挙げることができる。添加する酸化アンチモンの量は、好ましくは4〜14重量%の範囲であり、より好ましくは5〜12重量%の範囲である。
本発明の樹脂組成物に含まれる無機充填剤(D)は、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウムまたはそれらの混合物である。無機充填剤(D)を添加する量は、好ましくはくは、2〜22重量%、より好ましくは4〜15重量%である。
本発明の樹脂組成物に含まれるUV安定剤(E)としては、好ましくは、UV吸収剤およびHALSをベースにした安定剤を組み合わせたものが用いられる。HALSをベースにした安定剤の分子量は、好ましくは、2000以上である。HALSをベースにした安定剤の分子量が、2000を下回ると、得られる二次処理された組成物からUV安定剤に曇りを生じ、その結果、長期的なUV安定化が得られなくなる。UV吸収剤とHALSをベースにした安定剤は、好ましくは、0.12〜2.0重量%添加する。したがって、UV安定剤(E)の合計量は、0.35〜4.0重量%の範囲である。UV吸収剤またはHALSをベースにした安定剤のみを添加した場合には、V−0クラスの可燃性が得られず、UVに被曝させた後の引っ張り衝撃強度の保持が低下し、したがって、f1等級に属する物理的性質を高度に保持する耐環境性の組成物を得ることができなくなる。
本発明の樹脂組成物に含まれる粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマー(F)は、好ましくは、フッ素含有量が65〜76重量%、より好ましくは70〜76重量%である。テトラフルオロエチレン・ポリマーに加えて、フッ素含有モノマーとテトラフルオロエチレンとのコポリマー、またはフッ素を含まない共重合可能なエチレンの不飽和モノマーとテトラフルオロエチレンとのコポリマーを使用することもできる。テトラフルオロエチレンは、樹脂組成物成形時には、フィブリル(小繊維)状で存在し、成形品を燃やしたときに、溶融材料の滴下を防ぐ。テトラフルオロエチレンは、好ましくは、粒子状で使用し、すでに公知の方法で得ることができる(ホウデン−ヴァイル、メトロデンダー有機化学、第14/1巻、p.842−849、シュトゥットガルト、1961年)。添加する粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマーの量は、好ましくは、0.15〜2.5重量%の範囲である。粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマーの含有量が、0.15重量%を下回ると、V−0クラスの十分な滴下防止効果を得ることができない。そのときには、1/32インチ(約0.8mm)の厚さで燃やしたときの溶融樹脂の滴下のために、V−0クラスの可燃性が確保できない。粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマーの含有量が2.5重量%を超えても、過剰な粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマーは、それ以上滴下防止効果を改善することには役立たず、樹脂の流動性が極端に劣化し、成形処理が困難になる。
本発明の樹脂組成物に含まれる架橋剤(G)としては、多機能モノマー、オキシム−ニトロソ化合物、マレイミド化合物等を挙げることができる。具体的には、トリアリル・イソシアヌレート、(ジ)エチレングリコール・ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン・トリ(メタ)アクリレートまたはペンタエリトリトール(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン・トリアクリレート、トリメチロールプロパン・トリアクリレート、ペンタエリトリトール・トリアクリレート、ペンタエリトリトール・テトラアクリレート等を使用することができる。トリメチロールプロパン・トリ(メタ)アクリレートやペンタエリトリトール(メタ)アクリレート等の多機能(メタ)アクリレートを使用することが好ましい。添加する架橋剤の量は、0.08〜3.5重量%の範囲、好ましくは0.2〜2%の範囲である。架橋剤の量が、0.1重量%を下回ると、UVに被曝させたときのUV安定性が低く、したがって、UV被曝後の物理的性質の保持が劣化する。架橋剤の量が3重量%を超えると、成形後にフローの跡などが生じて外観が不完全となり、最終成形品の表面が粗くなる。
本発明の難燃性ポリプロピレン樹脂組成物は、ULサブジェクト94に記載されている「機械部品用プラスチック材料の可燃性試験」の中の垂直可燃性試験(以下、「UL94垂直可燃性試験」と呼ぶ)で測定した場合、厚さが1/32インチ(約0.8mm)でのV−0クラスの可燃性に対応するすぐれた火炎抑制効果を示し、同時に、長期間光に曝しまた熱湯に浸しても、同じクラスの可燃性を維持する。さらに、本発明の難燃性ポリプロピレン樹脂組成物は、ULサブジェクト746Cに記載されている「機械部品用プラスチック材料の耐環境性試験」の中の耐風雨性および耐浸水性にもとづく試験(以下、「UL746耐環境性試験」と呼ぶ)で測定した場合、長期間光に曝しまた熱湯に浸した後でも、初期の火炎抑制効果を維持し、また、機械的性質を高く保持する。したがって、本発明の樹脂組成物は、屋内/屋外電気機器用材料、建設用材料、内装/外装用材料、および自動車部品用材料として好適に使用することができる。
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。ただし、以下に示す実施例は、あくまで説明のためのものであって、本発明の範囲を制限するものと理解してはならない。
実施例1:
ポリプロピレン樹脂として、メルトフロー・インデックス(2.16kgの負荷のもとで、230℃で10分間の溶融流量)8g/10分を示す結晶性ポリプロピレン・ホモポリマー5.9kg、高融点のハロゲンをベースとする火炎抑制剤としてビスペンタブロモ・フェノキシ・エタン(S−8010,アルベマール・コーポレーション)2.4kg、火炎抑制添加剤として三酸化アンチモン(Sb,イルスン・アンチモニー・カンパニー・リミテッド、韓国)700g、無機充填剤としてタルク(KCM 6300、コッホ)1.0kg、UV吸収剤(チヌヴィン326、チバ・ガイギー)50g、HALSをベースにしたUV安定剤(チムアブゾーバー 944FD,チバ・ガイギー)50g、滴下防止剤として粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマー(テフロン 800J、デュポン)50g、架橋剤(A−TMM−3L、日本ケミカル、日本国)50g、ステアリン酸カルシウム10g、酸化防止剤(イルガノックス1010、チバ・ガイギー)20g、その他の添加剤として酸化防止剤(イルガフォス168、チバ・ガイギー)20gを、ヘンシェル・ミキサーに詰め、混合物を3分間攪拌した。得られた混合物を、双スクリュー押出機(直径:30mm)へ送り、190℃で押し出して、ペレットを生成した。このようにして生成されたペレットを、100℃で3時間乾燥させ、つぎに、シリンダー最高温度を200℃に設定した射出成形機を用いて成形し、試験片を製造した。これらの試験片を用いて、火炎抑制効果および引っ張り衝撃強度を測定した。結果を表1に示す。
処理:
ULサブジェクト746C(アンダーライツ・ラボラトリーズ・インコーポレーション)に記載されている「電気部品用のプラスチック材料の耐環境性試験」の中の耐風雨性試験の条件のもとで、ASTM2565タイプA標準法にもとづいて、試験片をキセノン・アークUVに被曝させた(UV被曝量:0.35W/m(340nm)、黒板温度63℃、水スプレー式)。熱湯に浸す処理は、試験片を70℃の浴槽の中に7日間入れて置くことによって行なった。その後、試験片の火炎抑制効果および機械的性質を測定した。
評価方法:
試験片の火炎抑制効果は、ULサブジェクト94(アンダーライターズ・ラボラトリーズ・インコーポレーション)に記載されている「機械部品用プラスチック材料の可燃性試験」の中の垂直可燃性試験(V0)によって評価した。ここで使用した試験片は、厚さが1/32インチ(約0.8mm)であった。試験片の引っ張り衝撃強度およびその保持は、引っ張り衝撃装置(東洋精機、日本国)を用いて、ASTM D−1822標準法にしたがって行なった。ここで使用した試験片(Sタイプ)は、厚さが1/32インチ(約0.8mm)であった。
評価の等級:
−f1は、可燃性V−0クラスおよびUV被曝試験の中で70%以上、および熱湯に浸す試験の中で50%以上の引っ張り衝撃強度の保持をあらわす。
−f2は、可燃性V−0クラスおよびUV被曝試験の中で70%以上、または熱湯に浸す試験の中で50%以上の引っ張り衝撃強度の保持をあらわす。
−火炎抑制効果および引っ張り衝撃強度の保持がf1またはf2に該当しないものは、その等級を“X”であらわした。
実施例2〜4、比較例1および2:
火炎抑制剤として、ビスペンタブロモ・フェノキシ・エタン(S−8010,アルベマール・コーポレーション)を下の表1に示す量だけ加えた以外は、実施例1の方法を繰り返して適用した。結果を表1に示す。
表1に示す実施例1〜4の結果を比較例1および2の結果と比較すると、指定された量の滴下防止剤および架橋剤に火炎防止剤としてビスペンタブロモ・フェノキシ・エタン(S−8010,アルベマール・コーポレーション)を適当量加えた場合には、V−0クラスの可燃性が維持され、引っ張り衝撃強度が高く保持されることがわかった。さらに、熱湯に浸したても、V−0クラスの可燃性が維持され、引っ張り衝撃強度が高く保持された。したがって、該樹脂組成物は、UL746Cに指定されているf1等級に属するすぐれた耐環境性を示した。
実施例5:
ポリプロピレン樹脂として、メルトフロー・インデックス(2.16kgの負荷のもとで、230℃で10分間の溶融流量)8g/10分を示す結晶性ポリプロピレン・ホモポリマー6.1kg、高融点ハロゲンをベースとする火炎抑制剤としてビスペンタブロモ・フェノキシ・エタン(S−8010,アルベマール・コーポレーション)2.4kg、火炎抑制添加剤として三酸化アンチモン(Sb203,イルスン・アンチモニー・カンパニー・リミテッド、韓国)500g、無機充填剤としてタルク(KCM 6300、コッホ)1.0kg、UV吸収剤(チヌヴィン326、チバ・ガイギー)50g、HALSをベースにしたUV安定剤(チムアブゾーバー 944FD,チバ・ガイギー)50g、滴下防止剤として粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマー(テフロン 800J、デュポン)50g、架橋剤(A−TMM−3L、日本ケミカル、日本国)50g、ステアリン酸カルシウム10g、酸化防止剤(イルガノックス1010、チバ・ガイギー)20g、その他の添加剤として酸化防止剤(イルガフォス168、チバ・ガイギー)20gを、ヘンシェル・ミキサーに詰め、混合物を3分間攪拌した。得られた混合物を、双スクリュー押出機(直径:30mm)へ送り、190℃で押し出して、ペレットを生成した。このようにして生成されたペレットを、100℃で3時間乾燥させ、つぎに、シリンダー最高温度を200℃に設定した射出成形機を用いて成形し、試験片を製造した。これらの試験片を用いて、火炎抑制効果および引っ張り衝撃強度を測定した。結果を表1に示す。
実施例6、比較例3および4:
火炎抑制添加剤として、三酸化アンチモンを下の表1に示す量だけ加えた以外は、実施例5の方法を繰り返して適用した。結果を表1に示す。
表1に示す実施例5および6の結果を比較例3および4の結果と比較すると、あらかじめ定められた量以上の火炎抑制添加剤を添加した場合にのみ、UVに被曝させまた熱湯に浸したときでも火炎抑制効果にすぐれまたそれが維持されるものが得られたことがわかる。火炎抑制添加剤として三酸化アンチモンを14重量%を越えて添加しても、火炎抑制効果は、改善されなかった。他方、火炎抑制添加剤として三酸化アンチモンを4%未満しか添加しなかった場合には、物理的性質の保持が低劣で、f1等級に属する耐環境性は得られなかった。
実施例7:
ポリプロピレン樹脂として、メルトフロー・インデックス(2.16kgの負荷のもとで、230℃で10分間の溶融流量)8g/10分を示す結晶性ポリプロピレン・ホモポリマー6.4kg、高融点のハロゲンをベースとする火炎抑制剤としてビスペンタブロモ・フェノキシ・エタン(S−8010,アルベマール・コーポレーション)2.4kg、火炎抑制添加剤として三酸化アンチモン(Sb203,イルスン・アンチモニー・カンパニー・リミテッド、韓国)700g、無機充填剤としてタルク(KCM 6300、コッホ)500g、UV吸収剤(チヌヴィン326、チバ・ガイギー)50g、HALSをベースにしたUV安定剤(チムアブゾーバー 944FD,チバ・ガイギー)50g、滴下防止剤として粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマー(テフロン 800J、デュポン)50g、架橋剤(A−TMM−3L、日本ケミカル、日本国)50g、ステアリン酸カルシウム10g、酸化防止剤(イルガノックス1010、チバ・ガイギー)10g、その他の添加剤として酸化防止剤(イルガフォス168、チバ・ガイギー)20gを、ヘンシェル・ミキサーに詰め、混合物を3分間攪拌した。得られた混合物を、双スクリュー押出機(直径:30mm)へ送り、190℃で押し出して、ペレットを生成した。このようにして生成されたペレットを、100℃で3時間乾燥させ、つぎに、シリンダー最高温度を200℃に設定した射出成形機を用いて成形し、試験片を製造した。これらの試験片を用いて、火炎抑制効果および引っ張り衝撃強度を測定した。結果を表1に示す。
実施例8および9、比較例5および6:
無機充填剤としてのタルク(KCM 6300、コッホ)およびポリプロピレン樹脂の量を表1に示すように変えた以外は、例7の方法を繰り返して適用した。結果を表1に示す。
表1から明らかなように、無機充填剤としてのタルクは、火炎抑制効果に大きく影響した。タルクの含有量が、2重量%を下回る場合には、ULサブジェクト94に指定されているV−0クラスの可燃性に属する火炎抑制効果は得られなかった。一方、含有量が22重量%を超える場合には、引っ張り衝撃強度の保持が低劣であった。したがって、f1等級に属する物理的性質の維持しまた火炎抑制効果を得るためには、有機充填剤の含有量は、3〜20重量%の範囲内でなければならない。
実施例10:
ポリプロピレン樹脂として、メルトフロー・インデックス(2.16kgの負荷のもとで、230℃で10分間の溶融流量)8g/10分を示す結晶性ポリプロピレン・ホモポリマー5.9kg、高融点のハロゲンをベースとする火炎抑制剤としてビスペンタブロモ・フェノキシ・エタン(S−8010,アルベマール・コーポレーション)2.4kg、火炎抑制添加剤として三酸化アンチモン(Sb,イルスン・アンチモニー・カンパニー・リミテッド、韓国)700g、無機充填剤としてタルク(KCM 6300、コッホ)1.0kg、UV吸収剤(チヌヴィン326、チバ・ガイギー)200g、HALSをベースにしたUV安定剤(チムアブゾーバー 944FD,チバ・ガイギー)50g、滴下防止剤として粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマー(テフロン 800J、デュポン)50g、架橋剤(A−TMM−3L、日本ケミカル、日本国)50g、ステアリン酸カルシウム10g、酸化防止剤(イルガノックス1010、チバ・ガイギー)20g、その他の添加剤として酸化防止剤(イルガフォス168、チバ・ガイギー)20gを、ヘンシェル・ミキサーに詰め、混合物を3分間攪拌した。得られた混合物を、双スクリュー押出機(直径:30mm)へ送り、190℃で押し出して、ペレットを生成した。このようにして生成されたペレットを、100℃で3時間乾燥させ、つぎに、シリンダー最高温度を200℃に設定した射出成形機を用いて成形し、試験片を製造した。これらの試験片を用いて、火炎抑制効果および引っ張り衝撃強度を測定した。結果を表2に示す。
実施例11、比較例7および8:
UV吸収剤(チヌヴィン326、チバ・ガイギー)を表2に示すように変えた以外は、実施例10の方法を繰り返して適用した。
実施例11および比較例7および8で生成したペレットを、100℃で3時間乾燥させ、つぎに、シリンダー最高温度を200℃に設定した射出成形機を用いて成形し、試験片を製造した。これらの試験片を用いて、火炎抑制効果および引っ張り衝撃強度を測定した。結果を表2に示す。
表2に示すデータから明らかなように、UV吸収剤を添加すると、UVに被曝させたときでも機械的性質の中の引っ張り衝撃強度が高度に保持され、したがって、UL736Cに指定されているf1等級に属する耐環境性が得られる改善が見られた。UV吸収剤を2重量%を超える量添加した場合、UV吸収性は、良好であったが、成形製品の表面のブルーミングのために、成形製品の外観が悪くなった。したがって、添加するUV吸収剤の量は、0.15〜2重量%の範囲が好ましいことが明らかとなった。
実施例12:
ポリプロピレン樹脂として、メルトフロー・インデックス(2.16kgの負荷のもとで、230℃で10分間の溶融流量)8g/10分を示す結晶性ポリプロピレン・ホモポリマー5.9kg、高融点のハロゲンをベースとする火炎抑制剤としてビスペンタブロモ・フェノキシ・エタン(S−8010,アルベマール・コーポレーション)2.4kg、火炎抑制添加剤として三酸化アンチモン(Sb,イルスン・アンチモニー・カンパニー・リミテッド、韓国)700g、無機充填剤としてタルク(KCM 6300、コッホ)1.0kg、UV吸収剤(チヌヴィン326、チバ・ガイギー)50g、HALSをベースにしたUV安定剤(チムアブゾーバー 944FD,チバ・ガイギー)200g、滴下防止剤として粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマー(テフロン 800J、デュポン)50g、架橋剤(A−TMM−3L、日本ケミカル、日本国)50g、ステアリン酸カルシウム10g、酸化防止剤(イルガノックス1010、チバ・ガイギー)20g、その他の添加剤として酸化防止剤(イルガフォス168、チバ・ガイギー)20gを、ヘンシェル・ミキサーに詰め、混合物を3分間攪拌した。得られた混合物を、双スクリュー押出機(直径:30mm)へ送り、190℃で押し出して、ペレットを生成した。このようにして生成されたペレットを、100℃で3時間乾燥させ、つぎに、シリンダー最高温度を200℃に設定した射出成形機を用いて成形し、試験片を製造した。これらの試験片を用いて、火炎抑制効果および引っ張り衝撃強度を測定した。結果を表2に示す。
実施例13、比較例9〜13:
HALSをベースにしたUV安定剤の種類および含有量を表2に示すように変えまた架橋剤としてのPETAを添加しなかった以外は、実施例12の方法を繰り返して適用した。結果を表2に示す。
表2から明らかなように、さまざまなHALSをベースにしたUV安定剤を用いまた架橋剤を用いなくとも、のぞむ火炎抑制効果(1/32インチ(約0.8mm))が得られた。ただし、キセノン・アークのUVに長時間被曝させたときには、機械的引っ張り衝撃強度の保持が低落するため、f1等級に属する耐環境性は得られなかった。
実施例14:
ポリプロピレン樹脂として、メルトフロー・インデックス(2.16kgの負荷のもとで、230℃で10分間の溶融流量)8g/10分を示す結晶性ポリプロピレン・ホモポリマー5.9kg、高融点のハロゲンをベースとする火炎抑制剤としてビスペンタブロモ・フェノキシ・エタン(S−8010,アルベマール・コーポレーション)2.4kg、火炎抑制添加剤として三酸化アンチモン(Sb,イルスン・アンチモニー・カンパニー・リミテッド、韓国)700g、無機充填剤としてタルク(KCM 6300、コッホ)1.0kg、UV吸収剤(チヌヴィン326、チバ・ガイギー)50g、HALSをベースにしたUV安定剤(チムアブゾーバー 944FD,チバ・ガイギー)50g、粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマー(テフロン 800J、デュポン)50g、架橋剤(A−TMM−3L、日本ケミカル、日本国)10g、ステアリン酸カルシウム10g、酸化防止剤(イルガノックス1010、チバ・ガイギー)20g、その他の添加剤として酸化防止剤(イルガフォス168、チバ・ガイギー)20gを、ヘンシェル・ミキサーに詰め、混合物を3分間攪拌した。得られた混合物を、双スクリュー押出機(直径:30mm)へ送り、190℃で押し出して、ペレットを生成した。このようにして生成されたペレットを、100℃で3時間乾燥させ、つぎに、シリンダー最高温度を200℃に設定した射出成形機を用いて成形し、試験片を製造した。これらの試験片を用いて、火炎抑制効果および引っ張り衝撃強度を測定した。結果を表2に示す。
実施例15および16、比較例14〜16:
架橋剤の含有量を表2に示すように変えた以外は、実施例14の方法を繰り返して適用した。結果を表2に示す。
実施例17および18:
架橋剤の種類を表3aに示すように変えた以外は、実施例14の方法を繰り返して適用した。結果を表3bに示す。
表2から明らかなように、架橋剤を適当な量だけ添加すると、機械的性質を高度に保持する成形製品を製造することができた。しかし、架橋剤を0.08重量%を下回る量添加した場合には、長期的にUVに被曝させると、機械的性質の保持は、低劣となり、したがって、f1等級に属する耐環境性を得ることができなかった。一方、架橋剤を3.5重量%を超える量添加した場合には、火炎抑制効果が悪く、したがって、ULサブジェクト94に指定されているV−0クラスの可燃性に属する火炎抑制効果は得られなかった。
表3bから明らかなように、すべてのペンタエリトリトールをベースにした架橋剤は、機械的性質を高度に保持するのに役立ち、火炎抑制効果および耐環境性を改善した。
実施例20:
ポリプロピレン樹脂として、メルトフロー・インデックス(2.16kgの負荷のもとで、230℃で10分間の溶融流量)8g/10分を示す結晶性ポリプロピレン・ホモポリマー5.9kg、高融点のハロゲンをベースとする火炎抑制剤としてビスペンタブロモ・フェノキシ・エタン(S−8010,アルベマール・コーポレーション)2.4kg、火炎抑制添加剤として三酸化アンチモン(Sb,イルスン・アンチモニー・カンパニー・リミテッド、韓国)700g、無機充填剤としてタルク(KCM 6300、コッホ)1.0kg、UV吸収剤(チヌヴィン326、チバ・ガイギー)50g、HALSをベースにしたUV安定剤(チムアブゾーバー 944FD,チバ・ガイギー)50g、粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマー(7AJ、デュポン)50g、架橋剤(A−TMM−3L、日本ケミカル、日本国)50g、ステアリン酸カルシウム10g、酸化防止剤(イルガノックス1010、チバ・ガイギー)10g、その他の添加剤として酸化防止剤(イルガフォス168、チバ・ガイギー)20gを、ヘンシェル・ミキサーに詰め、混合物を3分間攪拌した。得られた混合物を、双スクリュー押出機(直径:30mm)へ送り、190℃で押し出して、ペレットを生成した。このようにして生成されたペレットを、100℃で3時間乾燥させ、つぎに、シリンダー最高温度を200℃に設定した射出成形機を用いて成形し、試験片を製造した。これらの試験片を用いて、火炎抑制効果および引っ張り衝撃強度を測定した。結果を表3bに示す。
実施例21、比較例17〜19:
粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマーの含有量を表3aに示すように変えた以外は、実施例14の方法を繰り返して適用した。結果を表3bに示す。
表3bから明らかなように、粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマーの添加量が0.15重量%を下回る場合は、滴下防止効果は、認められず、したがって、燃焼させると滴下が発生した。したがって、ULサブジェクト94に指定されているV−0クラスの可燃性に属する火炎抑制効果は得られなかった。他方、粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマーの添加量が2.5重量%を超える場合は、樹脂の流動性がかなり低下し、しかも滴下防止効果の改善はのぞめなかった。したがって、粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマーの量を適当にすることによって、長期間UVに被曝させても、f1等級に属する火炎抑制効果および引っ張り衝撃強度が確実に得ることができる。
実施例22:
ポリプロピレン樹脂として、メルトフロー・インデックス(2.16kgの負荷のもとで、230℃で10分間の溶融流量)8g/10分を示す結晶性ポリプロピレン・ホモポリマー5.9kg、高融点ハロゲンをベースとする火炎抑制剤としてエチレン・ビス(テトラブロモ・フタルイミド)(BT−93,アルベマール・コーポレーション)2.4kg、火炎抑制添加剤として三酸化アンチモン(Sb,イルスン・アンチモニー・カンパニー・リミテッド、韓国)700g、無機充填剤としてタルク(KCM 6300、コッホ)1.0kg、UV吸収剤(チヌヴィン326、チバ・ガイギー)50g、HALSをベースにしたUV安定剤(チムアブゾーバー 944FD,チバ・ガイギー)50g、粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマー(テフロン 800J、デュポン)50g、架橋剤(3−MM−T、日本ケミカル、日本国)50g、ステアリン酸カルシウム20g、酸化防止剤(イルガノックス1010、チバ・ガイギー)20g、その他の添加剤として酸化防止剤(イルガフォス168、チバ・ガイギー)20gを、ヘンシェル・ミキサーに詰め、混合物を3分間攪拌した。得られた混合物を、双スクリュー押出機(直径:30mm)へ送り、190℃で押し出して、ペレットを生成した。このようにして生成されたペレットを、100℃で3時間乾燥させ、つぎに、シリンダー最高温度を200℃に設定した射出成形機を用いて成形し、試験片を製造した。これらの試験片を用いて、火炎抑制効果および引っ張り衝撃強度を測定した。結果を表3bに示す。
実施例23、比較例20および21:
高融点の火炎抑制剤の種類を表3aに示すように変え、あるいは高融点の火炎抑制剤の代わりに低融点の火炎抑制剤を使用した以外は、実施例22の方法を繰り返して適用した。結果を表3bに示す。
表3bから明らかなように、高融点のハロゲンをベースとする火炎抑制剤、粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマー、および架橋剤を含む組成物は、すぐれた初期火炎抑制効果を示し、UVに被曝させまた熱湯に浸した前後において、物理的特性は高く保持された。それに対して、低融点ハロゲンをベースとする火炎抑制剤を含む火炎抑制樹脂組成物は、UVに被曝させまた熱湯に浸した後の火炎抑制効果は、低劣であった。具体的には、低融点ハロゲンをベースとする火炎抑制剤を含む火炎抑制樹脂組成物は、UVに被曝させまた熱湯に浸した前後で、物理的性質の保持は、70%以下であり、また、熱湯に浸した後、火炎抑制効果を保持することはできなかった。したがって、これらの組成物は、QMTO2の部門で定義されているような、人工クリスマス・ツリー用の電球のソケットの物理的性質を規制しまた物理的性質および火炎抑制効果を高度に保持することを求めた要件を満たすことができない。
Figure 2006515036
Figure 2006515036
Figure 2006515036
Figure 2006515036
*注
成分(A):ポリプロピレン樹脂[HJ400、サムスン・ゼネラル・ケミカルズ・カンパニー]
成分(B)−1:高融点ハロゲン火炎抑制剤、ビスペンタブロモ・フェノキシエタン[S−8010,アルベマール・コーポレーション、米国]
成分(B)−2:高融点ハロゲン火炎抑制剤、デカブロモジフェニールエーテル[S−102E,アルベマール・コーポレーション、米国]
成分(B)−3:高融点ハロゲン火炎抑制剤
成分(B)−4:低融点ハロゲン火炎抑制剤、テトラブロモ・ビスフェノール・A−ビス(2,3―ジブロモプロピルエーテル)[PE68、グレート・レーク、米国]
成分(B)−5:低融点ハロゲン火炎抑制剤、テトラブロモ・ビスフェノール・Sタイプ[ノンネン51、三菱化学、日本国]
成分(C):三酸化アンチモン[SW,イルスン・アンチモニー・カンパニー・リミテッド、韓国]
成分(D):無機充填剤、タルク[KCM 6300、コッホ]
成分(E)−1:UV吸収剤[チヌヴィン326、チバ・ガイギー]
成分(E)−2:HALSベースのUV安定剤[チムアブゾーバー944FD,チバ・ガイギー]
成分(F):粒状テトラフルオロエチレン・ポリマー[テフロン 800J、デュポン]
成分(G)−1:架橋剤、ペンタエリトリトール・トリアクリレート1[A−TMM−3L、日本ケミカル、日本国]
成分(G)−2:架橋剤、ペンタエリトリトール・テトラアクリレート1[A−TMM−L、日本ケミカル、日本国]
成分(G)−3:架橋剤、ペンタエリトリトール・トリ(3−メルカプトプロピオネート)[PET−3−MP、ブルノ・ボック・ケミカル・ドイツ国]
成分(G)−4: 架橋剤、トリメチロールプロパントリアクリレート[A−TMPTMA、日本ケミカル、日本国]
説明のために本発明の好ましい実施形態を開示したが、当業者には、添付の請求の範囲に開示されている本発明の範囲および精神を逸脱することなくさまざまな変更、追加、および置換が可能なことは、明らかであろう。

Claims (8)

  1. 難燃性ポリプロピレン樹脂組成物であって、
    (A)メルトフロー・インデックスが4〜40g/10分のポリプロピレン樹脂37〜67重量%と;
    (B)ハロゲン・ベースの高融点火炎抑制剤17〜29重量%と;
    (C)白色粉末状の酸化アンチモン4〜14重量%と;
    (D)無機充填剤2〜22重量%と;
    (E)UV安定剤0.35〜4.0重量%と;
    (F)粒状テトラフルオロエチレン・ポリマー0.15〜2.5重量%と;
    (G)架橋剤0.08〜3.5重量%と
    からなる難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。
  2. 前記ポリプロピレン樹脂が、ポリプロピレン・ホモポリマーまたは結晶性コポリマーである、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記ハロゲン・ベースの高融点火炎抑制剤が、デカブロモジフェニール・エーテル、エチレン-ビス(テトラブロモ・フタルイミド)、ビスペンタブロモ・フェノキシエタン、またはそれらの混合物である、請求項1に記載の組成物。
  4. 前記酸化アンチモンが、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、またはそれらの混合物である、請求項1に記載の組成物。
  5. 前記無機充填剤が、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、またはそれらの混合物である、請求項1に記載の組成物。
  6. 前記UV安定剤が、分子量2000以上のUV吸収剤とHALSをベースにした安定剤との組み合わせである、請求項1に記載の組成物。
  7. 前記粒子状テトラフルオロエチレン・ポリマーのフッ素含有量が、65〜76重量%である、請求項1に記載の組成物。
  8. 前記架橋剤が、トリアリル・イソシアヌレート、(ジ)エチレングリコール・ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン・トリ(メタ)アクリレートまたはペンタエリトリトール(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン・トリアクリレート、トリメチロールプロパン・トリアクリレート、ペンタエリトリトール・トリアクリレート、ペンタエリトリトール・テトラアクリレート、またはそれらの混合物である、請求項1に記載の組成物。
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