JP2006505537A - C型肝炎ウイルスの感染を治療するためのヌクレオシド誘導体 - Google Patents

C型肝炎ウイルスの感染を治療するためのヌクレオシド誘導体 Download PDF

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Abstract

C型肝炎の感染を治療する化合物、組成物および方法が開示されている。本発の医薬組成物は、薬学的に受容可能な希釈剤と本発明の化合物または1種以上のこのような化合物の混合物の治療有効量とを含有する。本発明の、哺乳動物のHCVを治療する方法は、HCVと診断されたかHCVを発症する危険がある哺乳動物に、薬学的に受容可能な希釈剤と本発明の化合物またはこのような化合物の1種以上の混合物の治療有効量とを含有する医薬組成物を投与する工程を包含する。

Description

(発明の分野)
本発明は、製薬化学の分野に関し、特に、C型肝炎ウイルスの感染を治療するための化合物、組成物および方法に関する。
(参考文献)
以下の刊行物は、本願にて、上付き番号で引用されている。
1.Chenら、Med.Assoc.,95(1):6−12(1996)
2.Cornbergら、「Hepatitis C:therapeutic perspectives」Forum(Genova),11(2):154−62(2001)
3.Dymockら、Antivir.Chem.Chemother.11(2):79−96(2000)
4.Devosら、国際特許出願公開WO02/18404 A2(2002年3月7日公開)
5.Sommadossiら、国際特許出願公開WO01/90121(2001年5月23日公開)
6.Carrollら、国際特許出願公開WO02/057425
7.Seela,F.;Steker,H.,Liebigs Ann.Chem.,p.1576(1983)
8.Li,N−.S.;Tang,X.−Q.;Piccirilli,J.A.,Organic Letters,3(7):1025(2001)。
上記刊行物の全ての内容は、各個々の刊行物が具体的かつ個々に本明細書中で参考として援用されている同じ範囲まで、本明細書中で参考として援用されている。
(従来技術)
C型肝炎ウイルス(HCV)は、肝臓に損傷を与える感染を引き起こし、肝硬変、肝機能不全、または肝臓癌を引き起こし得、そして最終的には、死に導く。HCVは、約9.4kbの正センス一本鎖RNAゲノムを含有し、30〜60nmのビリオンサイズを有するエンベロープウイルスである
HCVは、輸血後および散在性非A非B型肝炎の主要な原因因子である。HCVによる感染は、高い比率の慢性感染した(かつ感染性の)キャリアとして潜伏し、数年間臨床的症候を示さないこともある。
HCVは処置するのが困難であり、世界中で5億人が感染していると見積もられる。現在利用可能な有効な免疫法はなく、C型肝炎は、他の予防手段(例えば、衛生状態および保健状態の改善)によって、および伝染経路を破壊することによってのみ制御可能である。
現在、慢性的なC型肝炎に対する唯一の許容可能な処置は、インターフェロン(IFN−α)であり、これは、少なくとも6ヶ月間の処置および/またはリババリン(ribavarin;感染細胞におけるウイルス複製を阻害することができ、また、一部の人間においては肝臓機能を改善する)を必要とする。
IFN−αは、抗ウイルス活性、免疫調節活性、および抗腫瘍活性のような、特徴的な生物学的効果を有する天然に存在する小タンパク質のファミリーに属しており、ほとんどの動物核化細胞により、いくつかの疾患(特に、ウイルス感染)に応答して産生および分泌される。IFN−αは、細胞のコミュニケーションおよび免疫学的制御に影響を及ぼす増殖および分化の重要なレギュレーターである。しかし、インターフェロンを用いたHCVの処置は、有効期間が限定的であり、応答率も約25%である。さらに、インターフェロンを用いたHCVの処置は、しばしば、疲労、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛、軽い脱毛、精神医学的効果、ならびに付随する障害、自己免疫現象、ならびに付随する障害および甲状腺機能不全のような、有害な副作用効果を伴う。
イノシン5’−モノフォスフェートデヒドロゲナーゼ(IMPDH)のインヒビターである、リバビリン(1−β−D−リボフラノシル−1H−1,2,−4−トリアゾール−3−カルボキサミド)は、HCVの処置におけるIFN−αの効果を増強する。リバビリンの導入にかかわらず、50%より多くの患者は、現在の標準的なインターフェロン−α(IFN)およびリバビリン治療によってこのウイルスを排除しない。現在まで、慢性C型肝炎の標準的な治療法は、PEG−IFNおよびリバビリンの組み合わせに変化している。しかし、多くの患者はなおも、主にリバビリンに関連する有意な副作用を有する。リバビリンは、現在推奨されている用量で処置した患者の10〜20%において有意な溶血を引き起こし、この薬物は、奇形発生性かつ胎児毒性の両方である。
このウイルスを戦うために、他のアプローチが検討されている。これらのアプローチとしては、例えば、HCV複製を阻害するためのアンチセンスオリゴヌクレオチドまたはリボザイムの適用が挙げられる。さらに、HCVタンパク質を直接阻害しウイルス複製を妨害する低分子量化合物が、HCV感染を制御するための魅力的なストラテジーとして検討されている。NS3/4Aセリンプロテアーゼ、リボ核酸(RNA)ヘリカーゼ、RNA依存性RNAポリメラーゼが、新規薬物のための潜在的な標的として考慮されている2、3
Devosらは、プリンおよびピリミジンヌクレオシド誘導体およびHCV RNA複製のインヒビターとしてのそれらの使用を記載している。Sommadossiらは、1’,2’修飾、または3’修飾ヌクレオシドおよびHCV感染宿主を処置するためのそれらの使用を記載している。
HCVの世界規模の伝染レベルという状況から、HCV処置に対する新規の有効な薬物に対する強い必要性が存在する。本発明は、HCV感染を処置するためのヌクレオシド誘導体を提供する。
(発明の要旨)
本発明は、哺乳動物のHCVを治療する際に有用な新規化合物に関する。具体的には、1局面では、本発明の化合物は、以下の式Iで表わされるか、それらの薬学的に受容可能なプロドラッグおよび塩である:
Figure 2006505537
ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
アルキル、
置換アルキル、
アルケニル、
置換アルケニル、
アルキニル、
置換アルキニル;
13は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
14は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
A、B、DおよびEは、別個に、>N、>CH、>C−CN、>C−NO、>C−アルキル、>C−置換アルキル、>C−アルケニル、>C−置換アルケニル、>C−アルキニル、>C−置換アルキニル、>C−NHCONH、>C−CONR1516、>C−COOR15、>C−ヒドロキシ、>C−アルコキシ、>C−アミノ、>C−アルキルアミノ、>C−ジアルキルアミノ、>C−ハロゲン、>C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、>C−(1,3−オキサゾール−5−イル)、>C−(1,3−チアゾール−2−イル)、>C−(イミダゾール−2−イル)、>C−(2−オキソ−[1,3]ジチオール−4−イル)、>C−(フラン−2−イル)および>C−(2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)からなる群から選択される;
Fは、>N、>C−CN、>C−NO、>C−アルキル、C−置換アルキル、>C−アルケニル、>C−置換アルケニル、>C−アルキニル、>C−置換アルキニル、>C−NHCONH、>C−CONR1516、>C−COOR15、>C−アルコキシ、>C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、>C−(1,3−オキサゾール−5−イル)、>C−(1,3−チアゾール−2−イル)、>C−(イミダゾール−2−イル)、>C−(2−オキソ−[1,3]ジチオール−4−イル)、>C−(フラン−2−イル)、>C−(2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)および>C−Yから選択され、ここで、Yは、水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキルチオエーテルおよび−NRからなる群から選択され、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
15およびR16は、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
アルキル、
置換アルキル、
シクロアルキル、
置換シクロアルキル、
アリール、
置換アリール、
ヘテロアリール、
置換ヘテロアリール、そして
15およびR16は、それらが結合する窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリール基を形成し得る;
W、WおよびWは、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
ホスフェート、
ホスホネート、
モノフルオロホスフェート、
アシル、
スルホン酸エステル、
脂質、
アミノ酸、
炭水化物、
ペプチド、および
コレステロール;
但し、式Iの化合物は、以下ではない:
a)9−(β−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン;
b)7−(β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
c)9−(2’−C−メチル−α−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン;
d)9−(5’−O−モノホスフェート−β−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン;および
e)9−(5’−O−トリホスフェート−β−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン。
好ましくは、RおよびRが、両方共に水素ではない。
その化合物の他の局面では、本発明は、式IAの化合物およびそれらの薬学的に受容可能なプロドラッグおよび塩に関する:
Figure 2006505537
ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
アルキル、
置換アルキル、
アルケニル、
置換アルケニル、
アルキニル、
置換アルキニル;
但し、RおよびRは、両方共に水素ではない;
13は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
14は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
A、B、DおよびEは、別個に、>N、>CH、>C−CN、>C−NO、>C−アルキル、>C−置換アルキル、>C−NHCONH、>C−CONR1516、>C−COOR15、>C−ヒドロキシ、>C−アルコキシ、>C−アミノ、>C−アルキルアミノ、>C−ジアルキルアミノ、>C−ハロゲン、>C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、>C−(1,3−チアゾール−2−イル)および>C−(イミダゾール−2−イル)からなる群から選択される;
Fは、>N、>C−CN、>C−NO、>C−アルキル、>C−置換アルキル、>C−NHCONH、>C−CONR1516、>C−COOR15、>C−アルコキシ、>C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、>C−(1,3−チアゾール−2−イル)、>C−(イミダゾール−2−イル)および>C−Yから選択され、ここで、Yは、水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキルチオエーテルおよび−NRからなる群から選択され、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
15およびR16は、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
アルキル、
置換アルキル、
シクロアルキル、
置換シクロアルキル、
アリール、
置換アリール、
ヘテロアリール、
置換ヘテロアリール、そして
15およびR16は、それらが結合する窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリールを形成し得る;
Wは、以下からなる群から選択される:
水素、
ホスフェート、
ホスホネート、
アシル、
アルキル、
スルホン酸エステル、
脂質、
アミノ酸、
炭水化物、
ペプチドおよび
コレステロール;
但し、式IAの化合物は、9−(2’−C−メチル−α−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリンではない。
その化合物のさらに他の局面では、本発明は、式IBの化合物およびそれらの薬学的に受容可能なプロドラッグおよび塩に関する:
Figure 2006505537
ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
アルキル、
置換アルキル、
アルケニル、
置換アルケニル、
アルキニル、および
置換アルキニル;
13は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
14は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
Yは、以下からなる群から選択される:
水素、
ハロ、
ヒドロキシ、
アルキルチオエーテル、
−NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
Zは、以下からなる群から選択される:
水素、
ハロ、
ヒドロキシ、
アルキル、
置換アルキル、
アルケニル、
置換アルケニル、
アルキニル、
置換アルキニル、
シアノ、
カルボキシル、
カルボキシルエステル、
アシルアミノ、
1,3−オキサゾール−2−イル、
1,3−オキサゾール−5−イル、
1,3−チアゾール−2−イル、
イミダゾール−2−イル、
2−オキソ−[1,3]ジチオール−4−イル、
フラン−2−イル、
2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル、および
−NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
W、WおよびWは、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
ホスフェート、
ホスホネート、
モノフルオロホスフェート、
アシル、
スルホン酸エステル、
脂質、
アミノ酸、
炭水化物、
ペプチド、および
コレステロール;
但し、式IBの化合物は、以下ではない:
a)9−(β−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン;
b)9−(2’−C−メチル−α−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン;
c)9−(5’−O−モノホスフェート−β−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン;および
d)9−(5’−O−トリホスフェート−β−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン。
好ましくは、RおよびRの少なくとも1個は、水素以外のものである。
その化合物の他の局面では、本発明は、式ICの化合物およびそれらの薬学的に受容可能な塩に関する:
Figure 2006505537
ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
アルキル、
置換アルキル、
アルケニル、
置換アルケニル、
アルキニル、および
置換アルキニル;
但し、RおよびRは、両方共に水素になることはない;
13は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
14は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
Yは、以下からなる群から選択される:
水素、
ハロ、
ヒドロキシ、
アルキルチオエーテル、および
−NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
Zは、以下からなる群から選択される:
水素、
ハロ、
ヒドロキシ、
アルキル、および
−NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
Wは、以下からなる群から選択される:
水素、
ホスフェート、
ホスホネート、
アシル、
スルホン酸エステル、
脂質、
アミノ酸、
炭水化物、
ペプチド、および
コレステロール;
但し、式ICの化合物は、9−(2’−C−メチル−α−D−リボフラノシル)−6−(−SまたはR Inactive−)−ヒドロキシルアミノプリンではない。
その化合物の他の局面では、本発明は、式IC−Aの化合物およびそれらの薬学的に受容可能な塩:
Figure 2006505537
ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
アルキル、
置換アルキル、
アルケニル、
置換アルケニル、
アルキニル、および
置換アルキニル;
但し、RおよびRは、両方共に水素になることはない;
は、−NRであり、ここで、Rは、水素であり、そしてRは、ヒドロキシまたはアルコキシである;
Yは、以下からなる群から選択される:
水素、
ハロ、
ヒドロキシ、
アルキルチオエーテル、および
−NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
Zは、以下からなる群から選択される:
水素、
ハロ、
ヒドロキシ、および
−NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
Wは、以下からなる群から選択される:
水素、
ホスフェート、
アシル、
スルホン酸エステル、
脂質、
アミノ酸、
炭水化物、
ペプチド、および
コレステロール;
但し、式IC−Aの化合物は、9−(2’−C−メチル−α−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリンではない。
その組成物の他の局面では、本発明は、式IDの化合物およびそれらの薬学的に受容可能なプロドラッグおよび塩に関する:
Figure 2006505537
ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
アルキル、
置換アルキル、
アルケニル、
置換アルケニル、
アルキニル、および
置換アルキニル;
13は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
14は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
Yは、以下からなる群から選択される:
水素、
ハロ、
ヒドロキシ、
アルキルチオエーテル、および
−NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
は、以下からなる群から選択される:
水素、
ハロ、
ヒドロキシ、
アルキル、
置換アルキル、
アルケニル、
置換アルケニル、
アルキニル、
置換アルキニル、
シアノ、
カルボキシル、
カルボキシルエステル、
アシルアミノ、
1,3−オキサゾール−2−イル、
1,3−オキサゾール−5−イル、
1,3−チアゾール−2−イル、
イミダゾール−2−イル、
2−オキソ−[1,3]ジチオール−4−イル、
フラン−2−イル、
2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル、および
−NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
W、WおよびWは、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
ホスフェート、
ホスホネート、
モノフルオロホスフェート、
アシル、
アルキル、
スルホン酸エステル、
脂質、
アミノ酸、
炭水化物、
ペプチド、および
コレステロール;
但し、式IDの化合物は、7−(β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジンではない。
好ましくは、RおよびRが、両方共に水素になることはない。
その化合物のさらに他の局面では、本発明は、式IEの化合物およびそれらの薬学的に受容可能なプロドラッグおよび塩に関する:
Figure 2006505537
ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
アルキル、
置換アルキル、
アルケニル、
置換アルケニル、
アルキニル、および
置換アルキニル;
13は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
14は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
Yは、以下からなる群から選択される:
水素、
ハロ、
ヒドロキシ、
アルキルチオエーテル、および
−NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
は、以下からなる群から選択される:
水素、
ハロ、
ヒドロキシ、
アルキル、
置換アルキル、
アルケニル、
置換アルケニル、
アルキニル、
置換アルキニル、
シアノ、
カルボキシル、
カルボキシルエステル、
アシルアミノ、
1,3−オキサゾール−2−イル、
1,3−オキサゾール−5−イル、
1,3−チアゾール−2−イル、
イミダゾール−2−イル、
2−オキソ−[1,3]ジチオール−4−イル、
フラン−2−イル、
2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル、および
−NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
W、WおよびWは、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
ホスフェート、
ホスホネート、
モノフルオロホスフェート、
アシル、
アルキル、
スルホン酸エステル、
脂質、
アミノ酸、
炭水化物、
ペプチド、および
コレステロール。
好ましくは、RおよびRが、両方共に水素になることはない。
その組成物の別の局面では、本発明は、式IIの化合物およびそれらの薬学的に受容可能な塩に関する:
Figure 2006505537
ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
アルキル、
置換アルキル、
アルケニル、
置換アルケニル、
アルキニル、および
置換アルキニル;
は、CH、N、O、S、SOまたはSOである;
Nは、−C(H)およびYと一緒になって、複素環、置換複素環、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリール基を形成し、ここで、該複素環、置換複素環、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリール基の各々は、必要に応じて、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリールおよびヘテロアリール基からなる群から選択される1個またはそれ以上の環構造と縮合されて、二縮合または多縮合環系(好ましくは、5個以下の縮合環)を形成し、順に、このような環構造の各々は、必要に応じて、以下からなる群から選択される1個〜4個の置換基で置換される:ヒドロキシル、ハロ、アルコキシ、置換アルコキシ、チオアルキル、置換チオアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシル、カルボキシルエーテル、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アミノおよび置換アミノ;
bは、0または1に等しい整数である;
A、B、DおよびEは、別個に、>N、>CH、>C−CN、>C−NO、>C−アルキル、>C−置換アルキル、>C−アルケニル、>C−置換アルケニル、>C−アルキニル、>C−置換アルキニル、>C−NHCONH、>C−CONR1516、>C−COOR15、>C−ヒドロキシ、>C−アルコキシ、>C−アミノ、>C−アルキルアミノ、>C−ジアルキルアミノ、>C−ハロゲン、>C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、>C−(1,3−オキサゾール−5−イル)、>C−(1,3−チアゾール−2−イル)、>C−(イミダゾール−2−イル)、>C−(2−オキソ−[1,3]ジチオール−4−イル)、>C−(フラン−2−イル)および>C−(2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)からなる群から選択される;
Fは、>N、>C−CN、>C−NO、>C−アルキル、C−置換アルキル、>C−アルケニル、>C−置換アルケニル、>C−アルキニル、>C−置換アルキニル、>C−NHCONH、>C−CONR1516、>C−COOR15、>C−アルコキシ、>C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、>C−(1,3−オキサゾール−5−イル)、>C−(1,3−チアゾール−2−イル)、>C−(イミダゾール−2−イル)、>C−(2−オキソ−[1,3]ジチオール−4−イル)、>C−(フラン−2−イル)、>C−(2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)および>C−Yから選択され、ここで、Yは、水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキルチオエーテルおよび−NRからなる群から選択され、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
15およびR16は、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
アルキル、
置換アルキル、
シクロアルキル、
置換シクロアルキル、
アリール、
置換アリール、
ヘテロアリール、
置換ヘテロアリール、そして
15およびR16は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリールを形成し得る;
W、WおよびWは、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
ホスフェート、
ホスホネート、
モノフルオロホスフェート、
アシル、
スルホン酸エステル、
脂質、
アミノ酸、
炭水化物、
ペプチド、および
コレステロール;
好ましくは、RおよびRの少なくとも1つは、水素以外である。
その化合物のなおさらなる局面では、本発明は、式IIAの化合物およびそれらの薬学的に受容可能な塩に関する:
Figure 2006505537
ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
水素、
アルキル、
置換アルキル、
アルケニル、
置換アルケニル、
アルキニル、および
置換アルキニル、
但し、RおよびRは、両方共に水素になることはない;
は、CH、N、O、S、SOまたはSOである;
Nは、−C(H)およびYと一緒になって、複素環、置換複素環、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリール基を形成し、ここで、該複素環、置換複素環、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリール基の各々は、必要に応じて、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリールおよびヘテロアリール基からなる群から選択される1個またはそれ以上の環構造と縮合されて、二縮合または多縮合環系(好ましくは、5個以下の縮合環)を形成し、順に、このような環構造の各々は、必要に応じて、以下からなる群から選択される1個〜4個の置換基で置換される:ヒドロキシル、ハロ、アルコキシ、置換アルコキシ、チオアルキル、置換チオアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシル、カルボキシルエーテル、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アミノおよび置換アミノ;
bは、0または1に等しい整数である;
Wは、以下からなる群から選択される:
水素、
ホスフェート、
ホスホネート、
アシル、
アルキル、
スルホン酸エステル、
脂質、
アミノ酸、
炭水化物、
ペプチド、および
コレステロール;
Yは、以下からなる群から選択される:
水素、
ハロ、
ヒドロキシ、
アルキルチオエーテル、および
−NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
Zは、以下からなる群から選択される:
水素、
ハロ、
ヒドロキシ、
アルキル、および
−NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである。
好ましい1実施態様では、式I〜IEのR14は、水素であり、そしてR13は、アルキルおよび水素からなる群から選択される。
別の好ましい実施態様では、式I〜IEのR14は、水素であり、そしてR13は、水素、メチル、エチル、n−プロピルなどからなる群から選択される。
好ましくは、本発明の化合物では、Rは、水素であり、そしてRは、メチル、ビニル、アリル、アセチレニル、プロパルギル、トリフルオロメチルなどからなる群から選択される。
好ましい1実施態様では、式Iの化合物では、Aは、>CHであり、Bは、>Nであり、Dは、>Nであり、Fは、>CHまたは>C−Yであり、そしてEは、>Nである。
別の好ましい実施態様では、式Iの化合物では、Aは、>CHであり、Bは、>C−Qであり、Dは、>Nであり、Fは、>CHまたは>C−Yであり、そしてEは、>Nであり、ここで、Qは、水素、ハロ、シアノ、アシルアミド、アルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロアリールからなる群から選択される。さらに好ましくは、Qは、水素、クロロ、ブロモ、シアノ、HNC(O)−、メチル、エチル、ビニル、アセチレニルおよびオキサジジン−2−イルである。
別の好ましい実施態様では、式Iの化合物では、Aは、>Nであり、Bは、>C−Qであり、Dは、>Nであり、Fは、>CHまたは>C−Yであり、そしてEは、>Nであり、ここで、Qは、水素、ハロ、シアノ、アシルアミド、アルキル、アルケニルおよびアルキニルからなる群から選択される。さらに好ましくは、Qは、水素、クロロ、ブロモ、シアノ、HNC(O)−、メチル、エチル、ビニルおよびアセチレニルである。
好ましい実施態様では、本発明の化合物では、Wは、水素、アシルまたはトリホスフェートである。
式I、IB、ID、IEおよびIIの化合物では、WおよびWは、好ましくは水素またはアシルである。さらに好ましくは、Wは、水素またはアシルであり、そしてWは、水素である。特に好ましいアシル基は、アミノ酸基から誘導される(例えば、(CHCH(NH)C(O)−、トリメチルアセチル、アセチルなど)。
式IIおよびIIAの化合物の好ましい1実施態様では、Nは、−C(H)およびYと一緒になって、複素環または置換複素環基を形成する。このような好ましい基は、2−カルボキサミド−ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、N−モルホリノ、N−チオモルホリノ、アゼチジン−1−イル、ピロリン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル、1,3,4,9−テトラヒドロ−β−カルボリン−2−イルなどにより、例示される。
本発明の範囲内に含まれる化合物には、例えば、以下で示したもの(それらの薬学的に受容可能な塩を含めて)が挙げられる:
Figure 2006505537
Figure 2006505537
Figure 2006505537
Figure 2006505537
Figure 2006505537
Figure 2006505537
Figure 2006505537
Figure 2006505537
本発明はまた、薬学的に受容可能な希釈剤と本発明の化合物または1種以上のこのような化合物の混合物の治療有効量とを含有する医薬組成物に関する。
本発明は、さらに、哺乳動物のHCVを治療する方法に関し、該方法は、HCVと診断されたかHCVを発症する危険がある哺乳動物に、薬学的に受容可能な希釈剤と本発明の化合物またはこのような化合物の1種以上の混合物の治療有効量とを含有する医薬組成物を投与する工程を包含する。
(発明の詳細な説明)
本発明は、C型肝炎ウイルスの感染を治療する化合物、組成物および方法に関する。しかしながら、本発明を詳細に記述する前に、まず、以下の用語を定義する:
(定義)
本明細書中で使用する「アルキル」とは、1個〜5個の炭素原子、さらに好ましくは、1個〜3個の炭素原子を有するアルキル基を意味する。この用語は、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、t−ブチル、n−ペンチルなどのような基で例示される。
「置換アルキル」とは、1個〜3個、好ましくは、1個〜2個の置換基を有するアルキル基であり、この置換基は、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノアシル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、カルボキシルエステル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環および置換複素環からなる群から選択される。
「アルコキシ」とは、「アルキル−O−」基を意味し、これらは、一例として、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、iso−プロポキシ、n−ブトキシ、t−ブトキシ、第二級ブトキシ、n−ペントキシなどが挙げられる。
「置換アルコキシ」とは、「置換アルキル−O−」基を意味する。
「アシル」とは、H−C(O)−、アルキル−C(O)−、置換アルキル−C(O)−、アルケニル−C(O)−、置換アルケニル−C(O)−、アルキニル−C(O)−、置換アルキニル−C(O)− シクロアルキル−C(O)−、置換シクロアルキル−C(O)−、アリール−C(O)−、置換アリール−C(O)−、ヘテロアリール−C(O)−、置換ヘテロアリール−C(O)、複素環−C(O)−、および置換複素環−C(O)−基を意味し、ここで、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環および置換複素環は、本明細書中で定義したとおりである。
「アシルアミノ」とは、−C(O)NRR基を意味し、ここで、各Rは、別個に、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、この場合、各Rは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環または置換複素環を形成し、ここで、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環および置換複素環は、本明細書中で定義したとおりである。
「アシルオキシ」とは、アルキル−C(O)O−、置換アルキル−C(O)O−、アルケニル−C(O)O−、置換アルケニル−C(O)O−、アルキニル−C(O)O−、置換アルキニル−C(O)O−、アリール−C(O)O−、置換アリール−C(O)O−、シクロアルキル−C(O)O−、置換シクロアルキル−C(O)O−、ヘテロアリール−C(O)O−、置換ヘテロアリール−C(O)O−、複素環−C(O)O−および置換複素環−C(O)O−基を意味し、ここで、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環および置換複素環は、本明細書中で定義したとおりである。
「アルケニル」とは、好ましくは、2個〜6個の炭素原子、さらに好ましくは、2個〜4個の炭素原子と、少なくとも1個、好ましくは、1個〜2個のアルケニル不飽和部位とを有するアルケニル基を意味する。このような基は、ビニル、アリル、ブト−3−エン−1−イルなどにより、例示される。
「置換アルケニル」とは、1個〜3個の置換基、好ましくは、1個〜2個の置換基を有するアルケニル基を意味し、これらの置換基は、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノアシル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、カルボキシルエステル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環および置換複素環からなる群から選択されるが、但し、任意のヒドロキシル置換基は、ビニル(不飽和)炭素原子に結合していない。
「アルキニル」とは、好ましくは、2個〜6個の炭素原子、さらに好ましくは、2個〜3個の炭素原子と、少なくとも1個、好ましくは、1個〜2個のアルキニル不飽和部位とを有するアルキニル基を意味する。
「置換アルキニル」とは、1個〜3個の置換基、好ましくは、1個〜2個の置換基を有するアルキニル基を意味し、これらの置換基は、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノアシル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、カルボキシルエステル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環および置換複素環からなる群から選択される。
「アミノ」とは、−NH基を意味する。
「置換アミノ」とは、−NR’R”基を意味し、ここで、R’およびR”は、別個に、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、R’およびR”は、それらへ結合する窒素と一緒になって結合し、複素環基または置換複素環基を形成するが、但し、R’およびR”は、両方共に水素になることはない。R’が水素であり、そしてR”がアルキルである場合、この置換アミノ基は、時には、本明細書中では、アルキルアミノと呼ばれる。R’およびR”がアルキルである場合、この置換アミノ基は、時には、本明細書中では、ジアルキルアミノと呼ばれる。
「アミノアシル」とは、−NRC(O)アルキル、−NRC(O)置換アルキル、−NRC(O)シクロアルキル、−NRC(O)置換シクロアルキル、−NRC(O)アルケニル、−NRC(O)置換アルケニル、−NRC(O)アルキニル、−NRC(O)置換アルキニル、−NRC(O)アリール、−NRC(O)置換アリール、−NRC(O)ヘテロアリール、−NRC(O)置換ヘテロアリール、−NRC(O)複素環および−NRC(O)置換複素環を意味し、ここで、Rは、水素またはアルキルであり、ここで、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環および置換複素環は、本明細書中で定義したとおりである。
「アリール」または「Ar」は、単一環(例えば、フェニル)または複数の縮合環(例えば、ナフチルまたはアントリル)を有する6個〜14個の炭素原子の一価芳香族炭素環基を意味し、この縮合環は、芳香族であってもよく、また芳香族でなくてもよく(例えば、2−ベンゾキサゾリノン、2H−1,4−ベンゾキサジン−3(4H)−オン−7−イルなど)、但し、その結合点は、芳香族炭素原子にある。好ましいアリールには、フェニルおよびナフチルが挙げられる。
「置換アリール」とは、1個〜3個の置換基、好ましくは、1個〜2個の置換基で置換されたアリール基を意味し、この置換基は、ヒドロキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アミノ、置換アミノ、アミノアシル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、カルボキシル、カルボキシルエステル、シアノ、チオール、チオアルキル、置換チオアルキル、チオアリール、置換チオアリール、チオヘテロアリール、置換チオヘテロアリール、チオシクロアルキル、置換チオシクロアルキル、チオ複素環、置換チオ複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ハロ、ニトロ、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシおよび置換ヘテロシクリルオキシからなる群から選択される。
「アリールオキシ」とは、アリール−O−基を意味し、これには、一例として、フェノキシ、ナフトキシなどが挙げられる。
「置換アリールオキシ」とは、置換アリール−O−基を意味する。
「アリールオキシアリール」とは、−アリール−O−アリール基を意味する。
「置換アリールオキシアリール」とは、いずれかまたは両方のアリール環(これは、置換アリールについて、上で定義されている)上で1個〜3個の置換基で置換されたアリールオキシアリール基を意味する。
「カルボキシル」とは、−COOHまたはそれらの塩を意味する。
「カルボキシルエステル」とは、−C(O)O−アルキル−、C(O)O−置換アルキル−、C(O)Oアリールおよび−C(O)O−置換アリール基を意味し、ここで、アルキル、置換アルキル、アリールおよび置換アリールは、本明細書中で定義したとおりである。
「シクロアルキル」とは、単一または複数の環を有する3個〜10個の炭素原子の環状アルキル基を意味し、これには、一例として、アダマンチル(adamantyl)、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロオクチルなどが挙げられる。
「シクロアルケニル」とは、単一または複数の環を有し、さらに少なくとも1個、好ましくは、1個〜2個の内部エチレン性またはビニル(>C=C<)不飽和部位を有する4個〜10個の炭素原子の環状アルケニル基を意味する。
「置換シクロアルキル」および「置換シクロアルケニル」とは、1個〜5個の置換基を有するシクロアルキル基またはシクロアルケニル基を意味し、この置換基は、オキソ(=O)、チオキソ(=S)、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノアシル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、カルボキシルエステル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環および置換複素環からなる群から選択される。
「シクロアルコキシ」とは、−O−シクロアルキル基を意味する。
「置換シクロアルコキシ」とは、−O−置換シクロアルキル基を意味する。
「ハロ」または「ハロゲン」とは、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨード、好ましくは、フルオロまたはクロロを意味する。
「ヘテロアリール」とは、環内に、1個〜10個の炭素原子および1個〜4個のヘテロ原子を有する芳香族基を意味し、このヘテロ原子は、酸素、窒素およびイオウからなる群から選択される。このようなヘテロアリール基は、単一の環(例えば、ピリジルまたはフリル)または複数の縮合環(例えば、インドリジニルまたはベンゾチエニル)を有し得、ここで、これらの縮合環は、芳香族であってもよく、また芳香族でなくてもよく、そして/またはヘテロ原子を含有するが、但し、その結合点は、この芳香族ヘテロアリール基の原子を介している。好ましいヘテロアリールには、ピリジル、ピロリル、インドリル、チオフェニルおよびフリルが挙げられる。
「置換ヘテロアリール」とは、1個〜3個の置換基で置換したヘテロアリール基を意味し、これらの置換基は、置換アリールについて定義した置換基と同じ基から選択される。
「ヘテロアリールオキシ」とは、−O−ヘテロアリール基を意味し、そして「置換ヘテロアリールオキシ」とは、−O−置換ヘテロアリール基を意味する。
「ヘテロサイクル」または「複素環」または「ヘテロシクロアルキル」とは、環内に単一の環または複数の縮合環を有する飽和基または不飽和基を意味し、この基は、1個〜10個の炭素原子、および1個〜4個のヘテロ原子を有し、このヘテロ原子は、窒素、イオウまたは酸素からなる群から選択され、ここで、縮合環系では、1個またはそれ以上の環は、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり得るが、但し、その結合点は、その複素環を介している。
「置換複素環」または「置換ヘテロシクロアルキル」とは、置換シクロアルキルについて定義した置換基と同じ1個〜3個の置換基で置換した複素環基を意味する。
複素環およびヘテロアリールの例には、アゼチジン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、インドリジン、イソインドール、インドール、ジヒドロインドール、インダゾール、プリン、キノリジン、イソキノリン、キノン、フタラジン、ナフチルピリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、プテリジン、カルバゾール、カルボリン、フェナントリジン、アクリジン、フェナントロリン、イソチアゾール、フェナジン、イソオキサゾール、フェノキサジン、フェノチアジン、イミダゾリジン、イミダゾリン、ピペリジン、ピペラジン、インドリン、フタルイミド、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[b]チオフェン、チアゾール、チアゾリジン、チオフェン、ベンゾ[b]チオフェン、モルホリニル、チオモルホリニル(これはまた、チアモルホリニルとも呼ばれる)、ピペリジニル、ピロリジン、テトラヒドロフラニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。
「ヘテロシクリルオキシ」とは、−O−複素環基を意味し、そして「置換ヘテロシクリルオキシ」とは、−O−置換複素環基を意味する。
「ホスフェート」とは、−OP(O)(OH)(モノホスフェート)基、−OP(O)(OH)OP(O)(OH)(ジホスフェート)基および−OP(O)(OH)OP(O)(OH)OP(O)(OH)(トリホスフェート)基またはそれらの塩(それらの部分塩を含めて)を意味する。
「ホスホネート」とは、−OP(O)(R)(OH)基または−OP(O)(R)(OR)基またはそれらの塩(それらの部分塩を含めて)を意味し、ここで、各Rは、別個に、水素、アルキル、置換アルキル、カルボン酸およびカルボキシルエステルから選択される。
「スルホン酸エステル」とは、−SOOR基を意味し、ここで、Rは、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環および置換複素環からなる群から選択される。
「チオール」とは、−SH基を意味する。
「チオアルキル」または「アルキルチオエーテル」または「チオアルコキシ」とは、−S−アルキル基を意味する。
「置換チオアルキル」または「置換アルキルチオエーテル」または「置換チオアルコキシ」とは、−S−置換アルキル基を意味する。
「チオシクロアルキル」とは、−S−シクロアルキル基を意味し、そして「置換チオシクロアルキル」とは、−S−置換シクロアルキル基を意味する。
「チオアリール」とは、−S−アリール基を意味し、そして「置換チオアリール」とは、−S−置換アリール基を意味する。
「チオヘテロアリール」とは、−S−ヘテロアリール基を意味し、そして「置換チオヘテロアリール」とは、−S−置換ヘテロアリール基を意味する。
「チオ複素環」とは、−S−複素環基を意味し、そして「置換チオ複素環」とは、−S−置換複素環基を意味する。
「アミノ酸」との用語は、式HNCH(R)COOHのα−アミノ酸を意味し、ここで、Rは、水素、アルキル、置換アルキルまたはアリールである。好ましくは、このα−アミノ酸は、20種の天然に存在しているLアミノ酸のうちの1種である。
「炭水化物」との用語は、2個〜20個の糖類単位を含むオリゴ糖を意味する。使用する特定の糖類単位は、重要ではなく、一例として、グルコース、ガラクトース、N−アセチルグルコサミン、N−アセチルガラクトサミン、フコース、シアル酸などの全ての天然および合成誘導体が挙げられる。それらのピラノース形状であることに加えて、本明細書中で記述した全ての糖類単位は、フコース(これは、そのL型である)以外、それらのD型である。
「脂質」との用語は、当該技術分野で認められた用語であり、これは、例えば、Lehninger,Biochemistry,1970,189ページ以下(これは、本明細書中でその全体が、参考として援用されている)で定義されている。
「ペプチド」との用語は、α−アミノ酸の重合体を意味し、これは、約2個〜約20個、好ましくは、約2個〜約10個、さらに好ましくは、約2個〜約5個のアミノ酸単位を含有する。
「安定化ホスフェートプロドラッグ」との用語は、モノ−、ジ−およびトリ−ホスフェート基を意味し、そこに、1個またはそれ以上のペンダント水酸基を有し、アルコキシ基、置換アルコキシ基、アリールオキシ基または置換アリールオキシ基に変換されている。
「薬学的に受容可能なプロドラッグ」との用語は、1個またはそれ以上の官能基への当該技術分野で認められた改変を意味し、これらの官能基は、インビボで代謝されて、本発明の化合物またはそれらの活性代謝物を提供する。このような官能基は、当該技術分野で周知であり、それには、ヒドロキシル置換および/またはアミノ置換のためのアシル基、モノ−、ジ−およびトリ−ホスフェートのエステルが挙げられ、ここで、そのペンダント水酸基の1個またはそれ以上は、アルコキシ基、置換アルコキシ基、アリールオキシ基または置換アリールオキシ基などに変換されている。
「薬学的に受容可能な塩」とは、化合物の薬学的に受容可能な塩を意味し、これらの塩は、当該技術分野で周知の種々の有機および無機対イオンから誘導され、一例としてのみ、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウム、テトラアルキルアンモニウムなどが挙げられ;その分子が塩基性官能基を含む場合、有機酸または無機酸の塩(例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、酒石酸塩、メシル酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、シュウ酸塩など)が挙げられる。
上で定義した全ての置換基では、置換基をそれら自体に対するさらなる置換基で定義することにより得られる重合体(例えば、置換基として置換アリール基を有する置換アリール(これは、それ自体、置換アリール基などで置換されている))は、本明細書中では、含めることを意図しないことが理解される。このような場合、このような置換基の最大数は、3個である。すなわち、上記定義の各々は、限定により制約され、例えば、置換アリール基は、−置換アリール−(置換アリール)−置換アリールに限定される。
同様に、上記定義は、許容できない置換パターン(例えば、5個のフルオロ基またはエチレン性またはアセチレン性不飽和に対してアルファにある水酸基で置換されたメチル)を含むことは意図しないことが理解される。このような許容できない置換パターンは、当業者に周知である。
(一般的な合成方法)
本発明の化合物は、一般に、有機化学、特に、ヌクレオシドおよびヌクレオチド類似物合成の技術分野で公知の種々の方法により、調製され得る。これらの合成の出発物質は、業者から容易に入手できるか、または当該技術分野で公知であるか、または当該技術分野で公知の技術により調製され得るかのいずれかである。ヌクレオシドおよびヌクレオチド類似物の調製の一般的な概説は、以下に含まれる:1)Michelson A.M.「The Chemistry of Nucleosides and Nucleotides」、Academic Press,New York,1963;2)Goodman L.「Basic Principles in Nucleic Acid Chemistry」、Academic Press,New York,1974,vol.1,Ch.2;および3)「Synthetic Procedures in Nucleic Acid Chemistry」、Eds.Zorbach W.&Tipson R.,Wiley,New York,1973,vol.1および2。
本発明の化合物の合成は、一般に、下記のように、収束または線形合成経路のいずれかに従う。
本発明の化合物の合成に利用できる方法には、例えば、以下が挙げられる:
(2’−C−分枝ヌクレオシドの一般的な合成)
式IVの2’−C−分枝リボヌクレオシド:
Figure 2006505537
ここで、R、R13、R14、W、W、W、A、B、D、EおよびFは、上で定義されており、以下の合成方法の1つにより、調製できる。
収束アプローチ:適切に改変した糖を使った核酸塩基のグリコシル化
このプロセスの重要な出発物質は、2’−OHおよび2’−Hを適切な脱離基(例えば、アシル基またはクロロ基、ブロモ基、フルオロ基またはヨード基)で適切に置換した糖である。この糖は、購入できるか、または任意の公知手段(例えば、標準的なエピマー化、置換、酸化および/または還元技術を含めて)により、調製できる。例えば、市販の1,3,5−トリ−O−ベンゾイル−α−D−リボフラノース(Pfanstiel Laboratories,Inc.)が使用できる。この置換した糖は、次いで、相溶性溶媒(compatible solvent)中にて、適切な温度で、適切な酸化剤で酸化でき、その2’−改変糖が得られる。可能な酸化剤には、例えば、以下がある:Dess−Martin過ヨウ化物(periodine)試薬、AcO+DCC(DMSO中)、Swern酸化(DMSO、塩化オキサリル、トリエチルアミン)、Jones試薬(クロム酸および硫酸の混合物)、Collins試薬(ジピリジンCr(VI)オキシド、Corey試薬(クロロクロム酸ピリジニウム)、ニクロム酸ピリジニウム、酸ジクロメート、過マンガン酸カリウム、MnO、ルテニウムテトラオキシド、相間移動触媒(例えば、重合体上で支持したクロム酸または過マンガン酸塩)、Cl−ピリジン、H−モリブデン酸アンモニウム、NaBrO−CAN、HOAc中のNaOCl、亜クロム酸銅、酸化銅、ラネーニッケル、酢酸パラジウム、メーヤワイン−ポンドルフ−バーレー(Meerwin−Pondorf−Verley)試薬(別のケトンと共にアルミニウムt−ブトキシド)およびN−ブロモスクシンイミド。
有機金属炭素求核試薬(例えば、TBAF中のグリニャール試薬、有機リチウム、リチウムジアルキル銅またはR−SiMe)を、適切な非プロトン性溶媒を使って、適切な温度で、このケトンとカップリングすると、その2’−アルキル化糖が得られる。例えば、RMgBr/TiClまたはRMgBr/CeClは、Wolfeら、1997.J.Org Chem.62:1754−1759(ここで、Rは、本明細書中で定義したとおりである)で記述されているように、使用できる。このアルキル化糖は、必要に応じて、Greeneら、Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley and Sons,第2版,1991で教示されているように、当業者に周知の方法により、適切な保護基(好ましくは、アシル基、置換アルキル基またはシリル基)で保護できる。
次いで、必要に応じて保護した糖は、Townsend Chemistry of Nucleosides and Nucleotides,Plenum Press,1994で教示されているように、当業者に周知の方法により、このプリン塩基にカップリングできる。例えば、アシル化糖は、適切な溶媒中にて、適切な温度で、ルイス酸(例えば、四塩化スズ、四塩化チタンまたはトリメチルシリルトリフレート)を用いてシリル化塩基にカップリングできる。あるいは、ハロ−糖は、トリメチルシリルトリフレートを用いて、シリル化塩基にカップリングできる。
上記のことに加えて、本明細書中で記述した合成方法で使用される2’−および3’−C−置換した糖は、当該技術分野で周知であり、例えば、SommadossiらおよびCarrolら(それらの両方は、本明細書中でその全体が参考として援用されている)により、記述されている。
以下のスキーム1は、本明細書中で記述した塩基にカップリングするのに有用な保護糖の代替合成を記述している。
スキーム1:代替糖合成およびカップリング
Figure 2006505537
上記スキーム1での糖aの形成は、市販のD−リボースから出発して、Mandal,S.B.ら、Synth.Commun.,1993,9,1239ページで記述されているように、達成される。これらの水酸基を保護して糖bを形成することは、Witty,D.R.ら、Tet.Lett.,1990,31,4787ページに記述されている。糖cおよびdは、Ning,Jら、Carbohydr.Res.,2001,330,165ページの方法および本明細書中で記述された方法を用いて、調製される。糖eのRは、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニルおよび置換アルキニルであり得る。特に好ましいR基は、メチル、トリフルオロメチル、アルケニルおよびアルキニルである。糖eは、本明細書中で記述されているように、(チタン/セリウムを必要とせずに)、RMgBrまたは他の適切な有機金属とのグリニャール反応の改変を使用することにより、調製される。最後に、引き続いたカップリング反応で使用されるハロゲン化糖は、上記糖bを製造する際に使用されるように、同じ保護方法を使用して、調製される。このハロゲン化は、Seelaに記述されている。
引き続いて、記述したヌクレオシドのいずれかは、Greeneら、Protective Groups in Organic Synthesis,Jon Wiley and Sons,第2版,1991で教示されているように、当業者に周知の方法により、脱保護できる。
複素環塩基にカップリングするのに有用な保護糖を製造するさらに別の代替アプローチは、以下のスキーム2で詳述する。この合成の詳細は、実施例32に見出される。
(スキーム2)
Figure 2006505537
(線形アプローチ:予め形成したヌクレオシドの改変)
このプロセスの重要な出発物質は、2’−OHおよび2’−Hで適切に置換したヌクレオシドである。このヌクレオシドは、購入できるか、または任意の公知手段(標準的なカップリング技術を含めて)により調製できる。このヌクレオシドは、必要に応じて、Greeneら、Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley and Sons,第2版,1991に教示されているように、当業者に周知の方法により、適切な保護基(好ましくは、アシル基、置換アルキル基またはシリル基)で保護できる。
この適切に保護したヌクレオシドは、次いで、相溶性溶媒中にて、適切な温度で、適切な酸化剤で酸化でき、その2’−改変糖が得られる。可能な酸化剤には、例えば、以下がある:Dess−Martin過ヨウ化物試薬、AcO+DCC(DMSO中)、Swern酸化(DMSO、塩化オキサリル、トリエチルアミン)、Jones試薬(クロム酸および硫酸の混合物)、Collins試薬(ジピリジンCr(VI)オキシド、Corey試薬(クロロクロム酸ピリジニウム)、ニクロム酸ピリジニウム、酸ジクロメート、過マンガン酸カリウム、MnO、ルテニウムテトラオキシド、相間移動触媒(例えば、重合体上で支持したクロム酸または過マンガン酸塩)、Cl−ピリジン、H−モリブデン酸アンモニウム、NaBrO−CAN、HOAc中のNaOCl、亜クロム酸銅、酸化銅、ラネーニッケル、酢酸パラジウム、メーヤワイン−ポンドルフ−バーレー(Meerwin−Pondorf−Verley)試薬(別のケトンと共にアルミニウムt−ブトキシド)およびN−ブロモスクシンイミド。有機金属炭素求核試薬(例えば、TBAF中のグリニャール試薬、有機リチウム、リチウムジアルキル銅またはR−SiMe)を、適切な非プロトン性溶媒を使って、適切な温度で、このケトンとカップリングすると、その適切に置換したヌクレオシドが得られる。
引き続いて、このヌクレオシドは、Greeneら、Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley and Sons,Second Edition,1991で教示されているように、当業者に周知の方法により、脱保護できる。
本発明の1実施態様では、そのL−鏡像異性体が好ましい。しかしながら、D−鏡像異性体もまた、本明細書中で有用である。これらのL−鏡像異性体は、本発明の化合物に対応しており、出発物質として、対応するL−糖またはヌクレオシドL−鏡像異性体で開始して、上述の同じ一般方法に従って、調製できる。特定の実施態様では、この2’−C−分枝リボヌクレオシドが望ましい。他の実施態様では、この3’−C−分枝リボヌクレオシドが望ましい。
(複素環塩基の一般的な合成)
式Vの塩基は、当該技術分野で周知であるか、および/または商業的に得ることができる:
Figure 2006505537
ここで、A、B、D、EおよびFは、上で記述したとおりであり、Zは、ハロであり、そしてMは、水素またはアルカリ金属(例えば、リチウム)である。例えば、Carrollら、国際特許出願公開第WO02/057425号(この出願の内容は、本明細書中で参考として全体において援用されている)を参照。それに加えて、複素環塩基の調製は、G.Shawの「Comprehensive Heterocyclic Chemistry」(Pergamon Press,Vol.5,chapter 4.09,p.449)および「Comprehensive Heterocyclic Chemistry II」(Pergamon Press,Vol.7,chapter 7.11,p.397)で概説されている。
例えば、式Vの適当な複素環塩基は、その複素環塩基の2位置または8位置を適当な脱離基(例えば、ハロゲンまたはスルホネート)で置換した複素環塩基から調製され得る。脱離基を有するこのような複素環塩基前駆体は、市販されているか(例えば、6−クロロプリン(Aldrich Chemical Company)、2,6−ジクロロプリン(Aldrich Chemical Company)、2−クロロ−6−アミノプリン(Aldrich Chemical Company)、8−ブロモアデニン(Sigma−Aldrich Company Limited))、または当該技術分野で公知の手順により、得られる。例えば、2−および6−クロロ置換プリンは、塩素化剤(例えば、オキシ塩化リン)を使用することによって、それぞれ、対応する2および6−ヒドロキシプリンを塩素化することにより、調製できる(Bakuniら、Indian J.Chem.,Sect B1984,23,1286;LaMontagneら、J.Heterocycl.Chem.1983,20,295)のに対して、プリンの8−位置に臭素を導入することは、臭化剤(例えば、臭素)(Manoら、Chem Pharm Bull 1983,31,3454)またはN−ブロモスクシンイミド(Kelleyら、Heterocycl.Chem.1990,27,1505)を使用する直接臭素化により、達成できる。その6−置換基がヒドロキシルアミノ、アルコキシルアミノであるプリンは、対応する6−ハロプリンを適当なヒドロキシルアミンおよびアルコキシルアミンで処理することにより、調製され得る(例えば、Chaeら、J Med Chem,1994,37,342;Niebch and Schneider,Z.Naturforsch.B.Anorg.Chem.Org.Chem.Biochem.Biophys.Biol.1972,27,675;LaMontagneら、Heterocycl Chem 1983,20,295;Estepら、J Med Chem 1995,38,2582)。同様に、2−置換プリンは、対応する2−ハロプリンから調製でき、例えば、その2−置換基がアルコキシ、アリールオキシ、SH、アルキルチオ、アリールチオまたはNRであるプリンは、アルコキシド、チオールまたはアミンで処理することにより、対応する2−ハロプリンから調製できる(例えば、Barlin and Fenn,Aust J Chem,1983,36,633;Nugielら、J Org Chem,1997,62,201)。同様に、8−置換プリンは、対応する8−ハロプリンから調製できる。例えば、その8−置換基がアルコキシ、アリールオキシ、SH、アルキルチオ、アリールチオまたはNRであるプリンは、対応する8−ブロモプリンを、適当なアルコキシド、チオールまたはアミンで処理することにより、調製できる(Xingら、Tetrahedron Lett,1990,31,5849;Manoら、Chem Pharm Bull 1983,31,3454)。
ある場合には、その6−置換基は、窒素含有ヘテロアリールまたは複素環基であり、これは、そのプリン環に結合した窒素原子を介して連結され、このプリン環は、ジカルボニル化合物またはこの反応性誘導体(例えば、アセタール)と反応させることにより、その6−アミノプリンから調製され得る。例えば、6−(1H−ピロール−1−イル)−1H−プリンは、Estepら、J Med Chem 1995,38,2582で記述されているように、2,5−ジメトキシテトラヒドロフランと反応させることにより、6−アミノプリンから調製できる。
(N6−置換アデニンおよびN4−置換シトシンの一般的な合成)
6−ヒドロキシアミノまたはアルコキシアミノ−置換プリンの合成は、スキーム3で示されている。9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−メチルチオ−プリン49の合成は、R.Harry−O’kuru,J.SmithおよびM.Wolf J Org.Chem.1997,62,1754−1759で記述されているようにして、実行される。メチルチオ−プリンは、Y−Z.Xu Tetrahedron,1996,52,10737−10750;Y−Z.Xu,Q.Zheng,and P.Swann Nucleosides Nucleotides 1995,14,929−934で記述された手順を使用して、メチルスルホニル−プリン51に酸化される。メチルスルホニルをヒドロキシルアミノまたはアルコキシアミノで置換するには、P.Srivastava,G.Revankar,R.Robins,and R.Rousseau J.Med.Chem,1981,24,393−398によりデオキシヌクレオシドについて報告されたプロトコルと類似のプロトコルが使用でき、そのN−ヒドロキシまたはN−アルコキシ誘導体52が提供でき、この場合、R13は、上で記述したとおりである。プリンヌクレオシドの臭素化は、J.Gersterら、J.Org.Chem.1968,33,1070−1073で記述されているようにして、実行できる。
(スキーム3)
Figure 2006505537
(7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−ピロロ[2,3−d]ピリミジンおよび1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの4−ヒドロキシルアミノ誘導体および4−メトキシルアミノ誘導体の合成)
7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの4−ヒドロキシルアミノ誘導体および4−メトキシルアミノ誘導体の合成は、スキーム4〜スキーム7で示されている。
(スキーム4)
Figure 2006505537
(スキーム5)
Figure 2006505537
(スキーム6)
Figure 2006505537
(スキーム7)
Figure 2006505537
7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(141)は、WO02/057287,p27−30で記述されているようにして、調製できる。7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(117)は、ヒドロキシルアミン(これは、P.K.Chang,J.Med.Chem.,1965,8,884で記述されているようにして、調製した)との反応により、ヌクレオシド141から調製した。
7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−メトキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(118)は、ヒドロキシルアミンをメトキシルアミンで置き換えて、ヌクレオシド141から調製できる。
2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−2’−メチル−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−オン(142)は、1,5−ジヒドロ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−オンを6−ブロモプリンで置き換えることにより、合成できる。
2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−2’−メチル−4−クロロ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(143)は、SOClと反応させることにより、ヌクレオシド142から得ることができる。
ヌクレオシド143は、ヒドロキシルアミン(これは、P.K.Chang,J.Med.Chem.,1965,8,884で記述されているようにして、調製した)と反応させることにより、1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(120)に変換できる。
1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−メトキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(119)は、メトキシルアミンをヒドロキシルアミンで置き換えて、ヌクレオシド143から調製できる。
7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−クロロ−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(123)は、N−クロロスクシンイミド(NCS)と反応させることにより、ヌクレオシド117から調製できる。
7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−ブロモ−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(124)は、N−ブロモスクシンイミド(NBS)と反応させることにより、ヌクレオシド117から調製できる。
7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−メチル−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(125)は、以下の3工程で、ヌクレオシド141から調製できる:(1)ヌクレオシド141をNBSと反応させて、7−ブロモ−6−クロロ−7−デアザプリンリボシドを得る工程;(2)工程1から得たヌクレオシドを、パラジウムテトラキス(トリフェニルホスフィン)およびトリメチルボロキシンと反応させて、7−メチル−6−クロロ−7−デアザプリンリボシドを得る工程;(3)工程2から得たヌクレオシドをヒドロキシルアミンと反応させる工程。
7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−メチル−4−メトキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(130)は、ヒドロキシルアミンをメトキシルアミンで置き換えて、合成できる。
7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−エチル−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(128)は、7−ブロモ−6−クロロ−7−デアザプリンリボシドをパラジウムテトラキス(トリフェニルホスフィン)およびジエチル亜鉛と反応させて7−エチル−6−クロロ−7−デアザプリンリボシドを得、引き続いて、この7−エチル−6−クロロ−7−デアザプリンリボシドをヒドロキシルアミンと反応させることにより、調製できる。
7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−シアノ−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(126)は、7−ブロモ−6−クロロ−7−デアザプリンリボシドをパラジウムテトラキス(トリフェニルホスフィン)およびシアン化亜鉛と反応させて7−シアノ−6−クロロ−7−デアザプリンリボシドを得、引き続いて、この7−シアノ−6−クロロ−7−デアザプリンリボシドをヒドロキシルアミンと反応させることにより、調製できる。
7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−シアノ−4−メトキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(131)は、ヒドロキシルアミンをメトキシルアミンで置き換えて、合成できる。
7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン5−カルボキシルアミド(127)は、この7−シアノ−6−クロロ−7−デアザプリンリボシドを7−カルボキサミド−6−クロロ−7−デアザプリンに変換することにより、引き続いて、その7−カルボキサミド−6−クロロ−7−デアザプリンをヒドロキシルアミンと反応させることにより、調製できる。
7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−メトキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン5−カルボキシルアミド(132)は、ヒドロキシルアミンをメトキシルアミンで置き換えて、合成できる。
7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−ブロモ−4−メトキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(129)は、N−ブロモスクシンイミド(NBS)と反応させることにより、ヌクレオシド118から調製できる。
1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−ブロモ−4−ヒドロキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(133)は、N−ブロモスクシンイミド(NBS)と反応させることにより、ヌクレオシド120から調製できる。
1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−メチル−4−ヒドロキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(134)は、以下の3工程で、ヌクレオシド143から調製できる:(1)ヌクレオシド143をNBSと反応させる工程;(2)工程1から得たヌクレオシドを、パラジウムテトラキス(トリフェニルホスフィン)およびトリメチルボロキシンと反応させる工程;(3)工程2から得たヌクレオシドをヒドロキシルアミンと反応させる工程。
1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−シアノ−4−ヒドロキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(135)は、化合物126の合成について記述した条件を使用して、ヌクレオシド143から合成できる。
1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボキサミド(136)は、化合物127の合成について記述した条件を使用して、ヌクレオシド143から合成できる。
1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−ブロモ−4−メトキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(137)は、化合物125の合成について記述した条件を使用して、ヌクレオシド119から調製できる。
1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−メチル−4−メトキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(138)は、化合物125の合成について記述した条件を使用して、ヒドロキシルアミンをメトキシルアミンで置き換えて、ヌクレオシド143から合成できる。
1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−シアノ−4−メトキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(139)は、化合物126の合成について記述した条件を使用して、ヒドロキシルアミンをメトキシルアミンで置き換えて、ヌクレオシド143から合成できる。
1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−メトキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボキサミド(140)は、化合物127の合成について記述した条件を使用して、ヒドロキシルアミンをメトキシルアミンで置き換えて、ヌクレオシド143から合成できる。
上で示した手順および当該技術分野で周知の手順ならびにLiらで記述された手順に従って、2’−C−トリフルオロメチル−β−D−リボフラノシル誘導体が調製できる。
上で示した手順ならびに当該技術分野で周知の手順(DevosらおよびSommadossiらで示された手順を含めて)に従って、以下の化合物が製造できる。
1−デアザプリンは、Cristalliら、J Med.Chem.,1987,30(9)p.1686またはSeela,F.ら、Nucleosides Nucleotides,1998,17(4),p.729で記述されているように、調製でき、そしてリボフラノシル誘導体にカップリングできる。
Figure 2006505537
20は、適当な脱離基(例えば、クロロまたはブロモ)である。
(用途、試験および投与)
(用途)
本発明は、抗菌活性(C型肝炎ウイルスを含めて)を有する新規化合物を提供する。本発明の化合物は、HCVの複製に関与している酵素(RNA依存性RNAポリメラーゼを含めて)を阻害することにより、この複製を阻止する。それらはまた、HCVの作用または増殖で使用される他の酵素を阻害し得る。
本発明の化合物はまた、プロドラッグヌクレオシドとして、使用できる。そういうものとして、それらは、細胞に吸収され、そしてキナーゼにより、細胞内でトリホスフェートにホスホリル化でき、次いで、ポリメラーゼ(NS5b)の阻害剤となるか、および/または鎖停止剤として作用する。
本発明の化合物は、単独で、またはウイルスを治療する他の化合物と併用して、使用され得る。
(投与および医薬組成物)
一般に、本発明の化合物は、類似の有用性を与える薬剤に許容される投与様式のいずれかにより、治療有効量で、投与される。本発明の化合物の実際の量(すなわち、活性成分)は、多数の要因(例えば、治療する疾患の重症度、被験体の年齢および相対的な健康状態、使用する化合物の効力、投与経路および投与様式および他の要因)に依存している。この薬剤は、1日1回以上、好ましくは、1日1回または2回、投与できる。
本発明の化合物の治療有効量は、約0.05〜50mg/受容者の体重1kg/日;好ましくは、約0.01〜25mg/kg/日、さらに好ましくは、約0.5〜10mg/kg/日の範囲であり得る。それゆえ、70kgの人に投与するには、その投薬量範囲は、最も好ましくは、約35〜70mg/日である。
一般に、本発明の化合物は、以下の経路のいずれか1つにより、医薬組成物として、投与される:経口、全身(例えば、経皮、鼻内もしくは座剤)、または非経口(例えば、筋肉内、静脈内もしくは皮下)投与。好ましい投与様式は、好都合な毎日投薬レジメン(これは、病気の程度に従って、調節できる)を使用する経口である。組成物は、錠剤、丸薬、カプセル剤、半固形物、粉剤、徐放処方、溶液、懸濁液、エリキシル剤、エアロゾル、または任意の他の適当な組成物の形状をとることができる。本発明の化合物を投与する他の好ましい様式は、吸入である。これは、特に、喘息および類似または関連した気道障害のような疾患を治療する際に、気道に治療剤を直接送達する有効な方法である(米国特許第5,607,915号を参照)。
処方の選択は、種々の要因(例えば、薬剤の投与様式および薬剤物質のバイオアベイラビリティー)に依存している。吸入で送達するためには、この化合物は、液体溶液、懸濁液、エアロゾル、推進剤または乾燥粉剤として処方でき、そして投与に適当なディスペンサーに装填できる。複数の形式の薬剤吸入装置−噴霧吸入器、計量用量吸入器(MDI)および乾燥粉末吸入器(DPI)が存在している。噴霧装置は、高速の空気流れを生じ、これは、ミストとして治療剤(これは、液状に処方されている)を噴霧し、このミストは、患者の気道内に運ばれる。MDIは、典型的には、圧縮気体を詰めた処方である。起動すると、この装置は、圧縮気体により、測定した量の治療剤を排出し、それにより、所定量の薬剤を投与する信頼できる方法を与える。DPIは、遊離流動性粉末(これは、装置による吸気時に患者の気流に分散できる)の形態で、治療剤を分配する。遊離の流動性粉末を得るために、この治療剤は、適当な賦形剤(例えば、ラクトース)と処方できる。測定した量の治療剤は、カプセル形状で保存され、そして各起動と共に、分配される。
最近では、特に、表面積を大きくする(すなわち、粒径を小さくする)ことによりバイオアベイラビリティーを高めることができるという原理に基づいて、特に、バイオアベイラビリティーに乏しい薬剤用の医薬品処方が開発されている。例えば、米国特許第4,107,288号は、10〜1,000nmの粒径範囲の粒子を有する医薬品処方を記述しており、ここで、その活性物質は、高分子の架橋マトリックスで支持されている。米国特許第5,145,684号は、医薬品処方の製造を記述しており、ここで、その薬剤物質は、表面改質剤の存在下にて、ナノ粒子(400nmの平均粒径)まで微粉砕され、次いで、液体媒体で分散されて、著しく高いバイオアベイラビリティーを示す医薬品処方が得られる。
これらの組成物は、一般に、少なくとも1種の薬学的に受容可能な賦形剤と組み合わせて、本発明の化合物またはそれらの混合物から構成される。受容可能な賦形剤は、非毒性であり、投与を助け、そして本発明の化合物の治療効果に悪影響を与えない。このような賦形剤は、任意の固形、液状、半固形、またはエアロゾル組成物の場合、気体状賦形剤(これは、一般に、当業者に入手可能である)であり得る。
固形医薬品賦形剤には、デンプン、セルロース、タルク、グルコース、ラクトース、スクロース、ゼラチン、麦芽、コメ、コムギ、石灰、シリカゲル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ナトリウム、グリセロールモノステアレート、塩化ナトリウム、乾燥スキムミルクなどが挙げられる。液状および半固形賦形剤は、グリセロール、プロピレングリコール、水、エタノールおよび種々のオイル(石油起源、動物起源、植物起源または合成起源のもの(例えば、落花生油、大豆油、鉱油、ゴマ油など)を含めて)から選択される。特に、注射可能溶液に好ましい液状担体には、水、生理食塩水、水性デキストロースおよびグリコールが挙げられる。
圧縮気体は、本発明の化合物をエアロゾル形状で分配するのに使用され得る。この目的に適当な不活性気体には、窒素、二酸化炭素などがある。他の適当な医薬品賦形剤およびそれらの処方は、Remington’s Pharmaceutical Sciences,edited by E.W.Martin(Mack Publishing Company,18th ed.,1990)で記述されている。
処方中のこの化合物の量は、当業者が使用する全範囲内で、変えることができる。典型的には、この処方は、重量パーセント(重量%)基準で、その全処方を基準にして、約0.01〜99.99重量%の本発明の化合物を含有し、その残りは、1種またはそれ以上の適当な医薬品賦形剤である。好ましくは、この化合物は、約1〜80重量%のレベルで、存在している。本発明の化合物を含有する代表的な医薬品処方は、以下で記述する。
以下の実施例だけでなく本願全体を通じて、以下の略語は、以下の意味を有する。用語は、もし定義されていないなら、それらの一般的に認められた意味を有する。
AcOHまたはHOAc=酢酸
AcO=無水酢酸
atm=気圧
CAN=含セリウム硝酸アンモニウム
cm=センチメートル
d=二重項
dd=二重項の二重項
dt=三重項の二重項
DCB=ジクロロベンジル
DCC=N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド
DCM=ジクロロメタン
DMAP=ジメチルアミノピリジン
DMEM=ダルベッコ最小イーグル培地
DMF=N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO=ジメチルスルホキシド
DTT=ジチオスレイトール
EDTA=エチレンジアミン四酢酸
eq.=当量
ether=ジエチルエーテル
g=グラム
h=時間
HCV=C型肝炎ウイルス
HPLC=高速液体クロマトグラフィー
IEHPLC=イオン交換高速液体クロマトグラフィー
IPTG=
IU=国際単位
kb=キロベース
kg=キログラム
m=多重項
M=モル
Me=メチル
MeOH=メタノール
mg=ミリグラム
mL=ミリリットル
mm=ミリメートル
mM=ミリモル濃度
mmol=ミリモル
MS=質量スペクトル
NBS=n−ブロモスクシンイミド
NCS=n−クロロスクシンイミド
ng=ナノグラム
nm=ナノメートル
nM=ナノモル濃度
NMR=核磁気共鳴
NTA=ニトリロ三酢酸
NTP=ヌクレオチド三リン酸
RP HPLC=逆相高速液体クロマトグラフィー
s=一重項
t=三重項
TBAF=フッ化テトラブチルアンモニウム
THF=テトラヒドロフラン
μL=マイクロリットル
v/v=容量:容量
w/w=重量:重量
wt%=重量パーセント
それに加えて、全ての反応温度は、特に明記しない限り、摂氏であり、そして全ての割合は、特に明記しない限り、モルパーセントである。
(実施例1)
(6−ヒドロキシルアミノ−9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)プリンおよび6−ヒドロキシルアミノ−9−(2’−C−メチル−α−D−リボフラノシル)プリン)
(工程1:6−クロロ−9−[2’−C−メチル−3’,5’−ビス−O−(2.4−ジクロロフェニルメチル)−β−D−リボフラノシル]プリンの合成)
Figure 2006505537
6−クロロプリン(6g、38mmol)を、乾燥アセトニトリル1Lに懸濁した。NaH(1.5g、オイル中で60%)を加え、その混合物を、アルゴン雰囲気下にて、4時間攪拌した。1−O−メチル−3,5−ビス−O−(2,4−ジクロロフェニルメチル)−2’−C−メチル−β−D−リボフラノシド(7g、14mmol)を乾燥ジクロロメタン200mLに溶解し、0℃まで冷却し、そしてHBr/AcOHを滴下した。その反応物を、0℃で、1時間保持し、そして室温で、さらに3時間以上保持した。次いで、溶媒を蒸発させた。その混合物を、乾燥トルエンと共に、2回蒸発させ、乾燥ジクロロメタン200mLに溶解し、そして塩基のナトリウム塩に加えた。その反応混合物を、室温で、一晩保持し、そして乾燥状態まで蒸発させた。その残留物を、酢酸エチルと水との間で分配した。水画分を酢酸エチル(4×100mL)で抽出し、合わせた有機画分をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで、蒸発させた。その残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/トルエン、3:7 v/v)で精製して、5.5g(68%)の保護ヌクレオシドを得た。MS:525.07(M+NH )。
(工程2:6−クロロ−9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)プリンおよび6−クロロ−9−(2’−C−メチル−α−D−リボフラノシル)プリンの合成)
Figure 2006505537
工程1から得た生成物の溶液(4.8g、10mmol)をジクロロメタン(200mL)に溶解し、次いで、−78℃まで冷却した。冷却した溶液に、三塩化ホウ素(ジクロロメタン中で1M)(100mL、100mmol)を加えた。その混合物を、−78℃で、1時間、次いで、−20℃で、数時間攪拌した。その反応物をジクロロメタン/メタノール 1:1(100mL)でクエンチし、−20℃で、0.5時間攪拌し、そして0℃で、アンモニア水で中和した。その固形物を濾過し、ジクロロメタン/メタノール 1:1で洗浄し、合わせた抽出物を、真空中で蒸発させた。その残留物をシリカゲルカラム(これは、溶離液として、クロロホルム/メタノールを使用する)で精製した。対応する画分を合わせ、濃縮し、そしてメタノール/エーテルから再結晶して、1.6g(70%)の表題化合物を得た。
Figure 2006505537
母液をカラムクロマトグラフィーで再精製して、150mg(10%)の6−クロロ−9−(2’−C−メチル−α−D−リボフラノシル)プリンを単離した。
Figure 2006505537
(工程3:6−ヒドロキシルアミノ−9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシルプリンおよび6−ヒドロキシルアミノ−9−(2’−C−メチル−α−D−リボフラノシル)プリンの合成)
Figure 2006505537
6−クロロ−9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)プリン(300mg、1mmol)を乾燥エタノール30mLに懸濁し、そしてO−トリメチルシリルヒドロキシルアミン(10mmol)を加えた。その混合物を2時間還流し、蒸発させ、その粗混合物を、Phenominexカラム(250×20mm)上のRP HPLC(これは、0〜100%のアセトニトリル(水中)の勾配を使用する)で分離した。対応する画分を蒸発させて、灰白色発泡体として、200mg(70%)のベータ異性体であるNucleoside A、3を得た。
Figure 2006505537
工程2から得た6−クロロプリンヌクレオシドの対応するα−アノマーから、ヌクレオシドBを得た。
Figure 2006505537
(実施例2)
(9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−メトキシアミノプリン(111))
Figure 2006505537
実施例1、工程3で記述したようにして、メトキシルアミンおよび6−クロロ−9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)プリンから、上記化合物を合成した。
Figure 2006505537
(実施例3)
(7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(117))
Figure 2006505537
(工程1:7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル−4−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(141)の合成)
これを、WO02/057287、p27〜30で記述されているようにして、調製した。
(工程2:7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(117))
ヌクレオシド141(300mg、1mM)を乾燥エタノール(10mL)に溶解した。ヒドロキシルアミンの溶液(これは、P.K.Chang,J.Med.Chem.,1965,8,884で記述されているようにして、調製した)を加え(10mM)、その混合物を1時間還流し、次いで、真空中で濃縮した。その残留物をHPLC(緩衝液A中の0〜30%の緩衝液B、30分間、流速10mL/分)で精製した。
A−0.2%の酢酸トリエチルアンモニウム(水中)、B−0.2%の酢酸トリエチルアンモニウム(CHCN中)。対応する画分を合わせ、蒸発させ、水(3×10mL)と共に蒸発させ、メタノール(1mL)に溶解し、そしてエーテル(35mL)で沈殿させて、白色固形物として、117を得た。
Figure 2006505537
(実施例4)
(6−ヒドロキシルアミノ−9−(2’−C−メチル−3’,5−ジホスファイト−β−D−リボフラノシル)プリン(42))
(工程1:3’,5−ジホスファイト化合物の合成)
6−ヒドロキシルアミノ−9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)プリン(30mg、0.1mmol)を乾燥DMF(3×1mL)と共に蒸発させることにより乾燥し、リン酸トリメチル5mLに溶解し、そして0℃まで冷却した。三塩化リンを加え(0.12mmol)、続いて、プロトンスポンジ(0.1mmol)を加えた。その反応混合物を、0℃で、2時間保持した。次いで、この反応物を(ButN)HCOでクエンチし、続いて、蒸発させた。その残留物を、実施例26で記述したようにして、IE HPLCで精製し、そしてRF HPLCで再精製した。
Figure 2006505537
(工程2:表題化合物の合成)
このクロロプリンヌクレオチドをエタノール(3×2mL)と共に蒸発させ、エタノール5mLに溶解し、そしてO−トリメチルシリルヒドロキシルアミン0.1mLを加えた。その混合物を、65℃で、5時間保持し、蒸発させ、そしてRP HPLC(水中のアセトニトリルの勾配)で精製した。表題化合物を含有する画分を蒸発させた。
Figure 2006505537
(実施例5)
(7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−メトキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(118))
ヒドロキシルアミンをメトキシルアミンで置き換えて、ヌクレオシド141(実施例3、工程1)からヌクレオシド118を調製した。
(実施例6)
(1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピラゾロ[3、4−d]ピリミジン(120))
(工程1:2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−2’−メチル−1.5−ジヒドロ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−オン(142)の合成)
1,5−ジヒドロ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−オンを6−ブロモプリンで置き換えることにより、実施例1で記述したようにして、ヌクレオシド142を合成した。
(工程2:2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−2’−メチル−4−クロロ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(143)の合成)
ヌクレオシド142をトルエンに溶解し、10当量のSOClを加え、その混合物を、50℃で、2時間加熱した。真空中で溶媒を蒸発させ、その残留物をトルエンと共に蒸発させ、そしてシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(トルエン−酢酸エチル、9:1 v/v)で精製した。対応する画分を蒸発させ、メタノール10mLに溶解し、そしてNHOH(5mL)を加えた。反応混合物を、室温で、一晩保持し、そして蒸発させた。実施例3、工程2で記述したようにして、表題ヌクレオシドをHPLCで単離した。
(工程3:1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(120))
実施例3、工程2で記述したようにして、ヌクレオシド143をヌクレオシド120に変換した。
(実施例7)
(1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−メトキシルアミノ−ピラゾール[3、4−d]ピリミジン(119))
メトキシルアミンをヒドロキシルアミンで置き換えて、ヌクレオシド143(実施例6、工程3)からヌクレオシド119を調製した。
(実施例8)
(7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−クロロ−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(123))
ヌクレオシド117(0.1mmol)をDMF(0.5mL)に溶解し、そして0℃まで冷却する。次いで、DMF(0.5mL)に溶解したNCS(0.1mmol)を滴下し、その反応物を、0℃で、30分間、そして室温で、30分間攪拌する。この反応物をメタノール(5mL)でクエンチし、次いで、濃縮する。カラムクロマトグラフィー(SiO)(これは、MeOH/DCMを使う)にかけると、123が得られる。
(実施例9)
(7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−ブロモ−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(124))
NCSをNBSで置き換えて、123と同じ様式で、ヌクレオシド124を調製する。
(実施例10)
(7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル−5−メチル−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(125))
工程1:
ヌクレオシド141(1mmol)をDMF(5mL)に溶解し、そして0℃まで冷却する。次いで、DMF(5mL)に溶解したNBS(1mmol)を滴下し、その反応物を、0℃で、30分間、そして室温で、30分間攪拌する。この反応物をメタノール(50mL)でクエンチし、次いで、濃縮する。カラムクロマトグラフィー(SiO)(これは、MeOH/DCMを使う)にかけると、7−ブロモ−6−クロロ−7−デアザプリンリボシドが得られる。
工程2:
工程1から得たヌクレオシド(0.5mmol)を10%ジオキサン水溶液(2.5mL)に溶解し、そして炭酸カリウム(1.5mmol)およびカリウムテトラキス(トリフェニル−ホスフィン)を加え、続いて、トリメチルボロキシン(0.5mmol)を加える。その反応物を18時間還流し、次いで、セライトで濾過し、そして濃縮する。カラムクロマトグラフィー(SiO)(これは、MeOH/DCMを使用する)にかけると、7−メチル−6−クロロ−7−デアザプリンリボシドが得られる。
工程3:
ヒドロキシルアミンを使用して、実施例3、工程2で記述したようにして、ヌクレオシド125を合成する。
(実施例11)
(7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル−5−エチル−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(128))
工程1:
実施例10、工程1から得たヌクレオシド(0.1mmol)をTHF(1mL)に溶解し、次いで、パラジウムテトラキス(トリフェニルホスフィン)を加える。次いで、この反応物に、ジエチル亜鉛を加え、その反応物を、6時間にわたって、還流状態まで加熱する。この反応物をNHCl水溶液でクエンチし、そして抽出的にワークアップする。カラムクロマトグラフィー(SiO)(これは、MeOH/DCMを使用する)にかけると、7−エチル−6−クロロ−7−デアザプリンリボシドが得られる。
工程2:
ヒドロキシルアミンを使用して、実施例3、工程2で記述したようにして、ヌクレオシド128を合成する。
(実施例12)
(7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル−5−シアノ−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(126))
工程1:
実施例10、工程1から得たヌクレオシド(0.5mmol)をTHF(5mL)に溶解し、次いで、パラジウムテトラキス(トリフェニルホスフィン)を加える。次いで、この反応物に、シアン化亜鉛を加え、その反応物を、6時間にわたって、還流状態まで加熱する。この反応物をNHCl水溶液でクエンチし、そして抽出的にワークアップする。カラムクロマトグラフィー(SiO)(これは、MeOH/DCMを使用する)にかけると、7−シアノ−6−クロロ−7−デアザプリンリボシドが得られる。
工程2:
ヒドロキシルアミンを使用して、実施例3、工程2で記述したようにして、ヌクレオシド126を合成する。
(実施例13)
(7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン5−カルボキシルアミド(127))
工程1:
実施例12、工程1から得たヌクレオシド(0.5mmol)を無水エタノール(10mL)に溶解し、次いで、無水HClで飽和する。その反応物を、室温で、一晩攪拌し、次いで、濃縮する。その残留物をエタノール(5mL)に再溶解し、次いで、水(1mL)を加え、その反応物を、2時間攪拌する。この溶液を濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(SiO)(これは、MeOH/DCMを使用する)によって精製すると、7−カルボキサミド−6−クロロ−7−デアザプリンリボシドが得られる。
工程2:
ヒドロキシルアミンを使用して、実施例3、工程2で記述したようにして、ヌクレオシド127を合成する。
(実施例14)
(7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−ブロモ−4−メトキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(129))
実施例9で記述したようにして、118から、ヌクレオシド129を合成する。
(実施例15)
(7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−メチル−4−メトキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(130))
ヒドロキシアミンをメトキシアミンで置き換えて、実施例3、工程2で記述したようにして、ヌクレオシド130を合成する。
(実施例16)
(7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−シアノ−4−メトキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(131))
実施例15で記述したようにして、実施例10、工程2から得たヌクレオシドを131に変換する。
(実施例17)
(7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−メトキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン5−カルボキシルアミド(132))
実施例15で記述したようにして、実施例12、工程2から得たヌクレオシドを132に変換する。
(実施例18)
(1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−ブロモ−4−ヒドロキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(133))
実施例9で記述したようにして、ヌクレオシド120を133に変換する。
(実施例19)
(1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−メチル−4−ヒドロキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(134))
実施例10で記述した条件を使用して、143から、ヌクレオシド134を合成する。
(実施例20)
(1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−シアノ−4−ヒドロキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(135))
実施例12で記述した条件を使用して、143から、ヌクレオシド135を合成する。
(実施例21)
(1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボキサミド(136))
実施例13で記述した条件を使用して、143から、ヌクレオシド136を合成する。
(実施例22)
(1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−ブロモ−4−メトキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(137))
実施例10で記述した条件を使用して、化合物119から、ヌクレオシド137を合成する。
(実施例23)
(1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−メチル−4−メトキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(138))
ヒドロキシアミンをメトキシアミンで置き換えて、実施例10で記述した条件を使用して、143から、ヌクレオシド138を合成する。
(実施例24)
(1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−シアノ−4−メトキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(139))
ヒドロキシアミンをメトキシアミンで置き換えて、実施例12で記述した条件を使用して、143から、ヌクレオシド139を合成する。
(実施例25)
(1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−メトキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン 3−カルボキサミド(140))
ヒドロキシアミンをメトキシアミンで置き換えて、実施例13で記述した条件を使用して、143から、ヌクレオシド140を合成する。
(実施例26)
(6−ヒドロキシルアミノ−9−β−D−リボフラノシルプリン 5’−トリホスフェート)
実施例26は、不活性化合物であるが、ヒドロキシルアミン置換プリンのトリホスフェートの合成を説明する目的のために、含める。
Figure 2006505537
(工程1:6−クロロ−9−β−D−リボフラノシルプリン 5’−トリホスフェートの合成)
Figure 2006505537
6−クロロ−9−β−D−リボフラノシルプリン(27mg、0.1mmol)を、無水DMFと共に、3回蒸発させ、PO(OMe)(2mL)に溶解し、5℃まで冷却し、そしてPOCl(35μL)およびプロトンスポンジ(64mg)を加えた。その混合物を、5℃で、3時間攪拌し、次いで、ピロリン酸テトラブチルアンモニウム(2mmol、0.5M DMF溶液4mL)を加え、この混合物を、同じ温度で、さらに2時間保持した。その反応を、(EtN)HCO緩衝液(pH7.5)に続いて水でクエンチした。溶媒を蒸発させ、その残留物をメタノール(3mL)に溶解し、そしてエーテル(30mL)で沈殿させた。その固形残留物を、Vidacカラム(250×10mm)上のIE HPLC(0〜100%のB)で精製した。緩衝液Aは、25mMのNaHPO/NaHPO(pH3)であり、緩衝液Bは、310mMのNaHPO/NaHPO(pH3)であった。最後のピークを集め、5mLの容量まで濃縮し、そしてPhenominexカラム(250×20mm)上のRP HPLC(緩衝液A中で、0〜100%の緩衝液Bの勾配)で再精製した。緩衝液Aは、酢酸トリエチルアンモニウムの0.5M水溶液であり、緩衝液Bは、酢酸トリエチルアンモニウムの0.5Mアセトニトリル溶液であった。表題化合物の画分を合わせ、蒸発させ、水と共に3回蒸発させ、そして水から凍結乾燥した。
Figure 2006505537
(工程2:6−ヒドロキシルアミノ−9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)プリン5’−トリホスフェートの合成)
工程1から得たトリホスフェートを、無水エタノールと共に、3回蒸発させ、無水エタノールに溶解し、そしてO−トリメチルシリルヒドロキシルアミン(10mmol)を加えた。その混合物を、65℃で、0.5時間加熱し、HCl/ジオキサンで中和し、そして蒸発させた。この粗混合物をPhenominexカラム(250×20mm)上のRP HPLC(これは、水中での0〜100%のアセトニトリル勾配を使用する)で分離した。対応する画分を濃縮し、そして水から凍結乾燥した。
Figure 2006505537
(実施例27)
(6−ヒドロキシルアミノ−9(2’−メチル−β−D−リボフラノシルプリン5’−トリホスフェート(227))
Figure 2006505537
実施例26、工程1〜2で記述したようにして、6−クロロ−9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)プリンから、表題化合物を合成した。
Figure 2006505537
(実施例28)
(1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(120))
(工程1:4−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの合成)
Figure 2006505537
R.RobinsのJ.Am.Chem.Soc.,1957,V.79,N20,P.6407−6415で記述されているようにして、4−ヒドロキシピラゾロ[3,4−d]ピリミジンおよびPOClから、4−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンを合成した。
(工程2:1−[2’−C−メチル3’,5’−ビス−O−(2,4−ジクロロフェニルメチル)−β−D−リボフラノシル]−4−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの合成)
Figure 2006505537
実施例1、工程1で記述したようにして、4−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(工程1)および1−O−メチル−3,5−ビス−O−(2,4−ジクロロフェニルメチル)−2’−C−メチル−β−D−リボフラノシドから、表題化合物を合成した。
MS:525.07(M+NH )。
(工程3:1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−d]−ピリミジンの合成)
Figure 2006505537
実施例1、工程2で記述したようにして、工程2から得たヌクレオシドから、表題化合物を合成した。
MS:301.93(M+H
(工程4:1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−1H−ピラゾロ[3.4−d]ピリミジン
Figure 2006505537
実施例1、工程3で記述したようにして、工程3から得たヌクレオシドから、表題化合物を合成した。MS:298.13(M+H)。
(実施例29)
Figure 2006505537
(2−(4−アミノ−5−エチニル−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−5−ヒドロキシメチル−メチル−テトラヒドロ−フラン−3,4−ジオール(229))
(工程1:4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの合成)
A.Gangjeeら、J.Med.Chem.(2003)46,591−600で記述されているようにして、6−クロロプリン(Toronto Research)から、4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを合成した。
(工程2:4−クロロ−5−トリメチルシラニルエチニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの合成)
A.Gangjeeら、J.Med.Chem.(2003)46,591−600で記述されているようにして、4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(工程1)から、4−クロロ−5−トリメチルシラニルエチニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを合成した。
(工程3:2−(4−クロロ−5−トリメチルシラニルエチニル−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−4−(2,4−ジクロロ−ベンジルオキシ)−5−(2,4−ジクロロ−ベンジルオキシメチル)−3−メチル−テトラヒドロ−フラン−3−オールの合成)
工程2から得た2−(4−クロロ−5−トリメチルシラニルエチニル−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−4−(2,4−ジクロロ−ベンジルオキシ)−5−(2,4−ジクロロ−ベンジルオキシメチル)−3−メチル−テトラヒドロフラン−3−オール(0.440g、2.08mmol)を、無水アセトニトリル31mLに懸濁した。NaH(オイル中で60%)(0.063g、2.08mmol)を加え、その混合物を、室温で、アルゴン雰囲気下にて、4時間攪拌した。その間、1−O−メチル−3,5−ビス−O−(2,4−ジクロロフェニルメチル)−2’−C−メチル−β−D−リボフラノシド(0.339g、0.902mmol)を無水ジクロロメタン10mLに溶解し、0℃まで冷却し、そしてHBr(0.75mL、AcOH中で30%w/w)を滴下した。その反応物を、0℃で、1時間維持し、そして室温で、さらに2.5時間維持し、次いで、溶媒を蒸発させた。この混合物を、無水トルエンと共に、3回蒸発させ、無水アセトニトリル10mLに溶解し、そして塩基のナトリウム塩に加えた。その反応混合物を、室温で、一晩保持し、そして乾燥状態まで蒸発させた。その残留物を、酢酸エチルと水との間で分配した。その水画分を酢酸エチル(4×100mL)で抽出した。合わせた有機画分をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで、蒸発させた。その残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ジクロロメタン、5:100 v/v)で精製して、0.215g(33%)の保護ヌクレオシドを得た。MS:714.08(M+1)。
(工程4:2−(4−クロロ−5−トリメチルシラニルエチニル−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−5−ヒドロキシメチル−3−メチル−テトラヒドロ−フラン−3,4−ジオール)
工程3から得た生成物(0.215g、0.3mmol)のジクロロメタン(8mL)溶液(これは、−78℃で維持した)に、三塩化ホウ素(ジクロロメタン中で1M)(2.9mL、3.0mmol)を加えた。その混合物を、−78℃で、1時間、次いで、−20℃で、一晩攪拌した。その反応をジクロロメタン/メタノール(1:1、7.5mL)でクエンチし、−20℃で、0.5時間攪拌し、そして0℃で、アンモニア水で中和した。その固形物を濾過し、ジクロロメタン/メタノール(1:1)で洗浄し、合わせた抽出物を真空中で蒸発させた。その残留物を、溶離液としてクロロホルム/メタノール(1:1)を使って、シリカゲルカラムで精製した。対応する画分を合わせ、濃縮して、0.082g(70%)の脱保護ヌクレオシドを得た。
(工程5:2−(5−エチニル−4−ヒドロキシアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−5−ヒドロキシメチル−3−メチル−テトラヒドロ−フラン−3,4−ジオール)
工程4から得た化合物を無水エタノールに懸濁し、そしてO−トリメチルシリルヒドロキシルアミン(10当量)を加える。その混合物を2時間還流し、蒸発させ、その粗混合物を、Phenominexカラム(250×20mm)上のRP HPLC(これは、30分間にわたって、10mL/分で、水中にて、0〜30%のアセトニトリルの勾配を使用する)で精製する。
(実施例30)
Figure 2006505537
(2−(4−ヒドロキシアミノ−5−ビニル−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−5−ヒドロキシメチル−3−メチル−テトラヒドロ−フラン−3,4−ジオール(230))
実施例29から得た表題化合物をTHFに溶解し、そして1モルの水素が消費されるまで、リンドラー触媒の存在下にて、水素(1atm)下に置く。
(実施例31)
(2−(4−ヒドロキシアミノ−5−オキサゾール−5−イル−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−5−ヒドロキシメチル−3−メチル−テトラヒドロ−フラン−3,4−ジオール(231))
Figure 2006505537
(工程1:4−クロロ−7−(3,4−ジヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−3−メチル−テトラヒドロ−フラン−2−イル)−7H−ピロロ[2.3−d]ピリミジン−5−カルボアルデヒド)
S.WatanabeおよびT.Ueda.Nucleosides and Nucleotides(1983)2(2),113−125で記述されている手順に従って、多段階反応経路により、4−クロロ−7−(3,4−ジヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−3−メチル−テトラヒドロフラン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボアルデヒドを合成する。しかしながら、ツベルシディン(tubercidin)の代わりに、2−(4−クロロ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−5−ヒドロキシメチル−3−メチル−テトラヒドロフラン−3,4−ジオールを使用する。
(工程2:2−(4−クロロ−5−オキサゾール−5−イル−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−5−ヒドロキシメチル−3−メチル−テトラヒドロ−フラン−3,4−ジオール)
工程1から得た化合物に、MeOH中のイソシアン下トシルメチル(1当量)(これは、KCO(1当量)を含有する)を加え、その混合物を、出発物質が消費されるまで、加熱還流する。真空中にて溶媒を除去し、その粗混合物を、Phenominexカラム(250×20mm)上のRP HPLC(これは、30分間にわたって、10mL/分で、水中にて、0〜30%のアセトニトリルの勾配を使用する)で精製する。
(工程3:2−(4−ヒドロキシアミノ−5−オキサゾール−5−イル−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−5−ヒドロキシメチル−3−メチル−テトラヒドロ−フラン−3,4−ジオール)
工程2から得た化合物を無水エタノールに懸濁し、そしてO−トリメチルシリルヒドロキシルアミン(10当量)を加える。その混合物を2時間還流し、蒸発させ、その粗生成物を、Phenominexカラム(250×20mm)上のRP HPLC(これは、30分間にわたって、10mL/分で、水中にて、0〜30%のアセトニトリルの勾配を使用する)で精製して、表題化合物を得る。
(実施例32)
(中間体メチル2−メチル−3,5−ビス(DCB)−リボースの調製)
Figure 2006505537
(工程1:メチル−2,3,5−トリス−O−2,4−ジクロロベンジル)−1−O−メチル−D−リボフラノースの調製)
市販のD−リボースで出発して、Martin,P.;Helv.Claim.Acta,1995,78,486で記述されている方法を使用して、表題化合物を合成する。
(工程2:メチル−3,5−ビス−O−(2,4−ジクロロベンジル)−1−O−メチル−D−リボフラノースの調製)
工程1の生成物(171.60g、0.2676mol)のCHCl(1.8L)(これは、0℃まで冷却した)溶液に、攪拌しながら、CHCl(134mL)中の塩化スズ(31.522mL、0.2676mol)を滴下した。この溶液を、3℃で、27時間保持した後、別のSnCl(5.031mL、0.04282mol)を加え、その溶液を、3℃で、一晩保持した。43時間後、この溶液を1.9L飽和NaHCO溶液に慎重に加えることにより、その反応物をクエンチした。セライトで濾過することにより、スズ塩を除去し、その後、その有機相を単離し、MgSOで乾燥し、そして真空中で蒸発させた。暗黄色原料油の収量は、173.6gであり、これは、塩化2,4−ジベンゾイルを含有している。この粗製オイルを、次の工程で、さらに精製することなく使用した。
(工程3:メチル−2−O−アセチル−3,5−ビス−O−(2,4−ジクロロベンジル−1−O−メチル−D−リボフラノースの調製)
上記工程2から得た原料油のピリジン(1.379L)溶液(173.6g、0.3600mol)に、AcO(33.970mL、0.3600mol)およびDMAP(1.3766g、0.01127mol)を加えた。室温で21時間攪拌した後、HO(1.4L)を加えた。この溶液を、濃HCl(1.4L)で酸性化した。酸性化した生成物をEtOAcで抽出し、MgSOで乾燥し、そして真空中で濃縮した。その残留物を、85.75g(0.1636mol)の透明油として、単離した。
(工程4:3,5−ビス−O−(2,4−ジクロロベンジル)−1−O−メチル−D−リボフラノースの調製)
上記工程3から得た化合物(85.75g、0.1636mol)を、飽和含メタノール炭酸カリウム820mL中にて、室温で、45分間攪拌し、次いで、真空中で濃縮した。その油性残留物をCHCl(820mL)に懸濁し、水(493mL+5×328mL)およびブライン(328mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、そして濃縮して、この生成物を得た。このオイル(75.93g、0.1573mol)を、次の工程で、さらに精製することなく、直ちに使用した。
(工程5:3,5−ビス−O−(2,4−ジクロロベンジル)−1−O−メチル−D−エリスロ−ペンタフラノス−2−ルロースの調製)
Dess−Martin過ヨージナン(periodinane)(106.75g、0.2517mol)の無水CHCl(740mL)氷冷懸濁液に、アルゴン下にて、0.5時間にわたって、上記工程4の生成物の無水CHCl(662mL)を滴下した。その反応混合物を、0℃で、0.5時間、次いで、室温で、6日間攪拌した。この混合物を無水EtO(1.26L)で希釈し、そしてNaHCO飽和水溶液4.7L中のNa5HO(241.2g、1.5258mol)の氷冷混合物に注いだ。層分離し、その有機層をNaHCO飽和水溶液1.3L、水1.7Lおよびブライン1.3Lで洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、そして蒸発させて、表題化合物を得た。この表題化合物(72.38g、0.1507mol)を、次の工程で、さらに精製することなく使用した。
(工程6:表題化合物の調製)
上記工程5の生成物(72.38g、0.1507mol)の無水EtO(502mL)溶液に、55℃で、MeMgBrの無水EtO(500mL)溶液を滴下した。その反応混合物を−30℃まで温め、そして−30〜−15℃で、4時間にわたって、機械攪拌し、次いで、2L氷冷水に注いだ。室温で0.5時間激しく攪拌した後、この混合物をセライトのパッド(14×5cm)で濾過し、これを、EtOと共に十分に攪拌した。その有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、そして真空中で濃縮した。その残留物をヘキサン(粗製物1グラムあたり、約1mL)に溶解し、シリカゲルカラム(ヘキサン中で1.5Lのシリカゲル)に適用し、そしてヘキサンおよび[4:1のヘキサン:酢酸エチル、v/v]で溶出して、53.58g(0.1080mol)の精製した最終生成物を得た。表題化合物の形態は、灰黄色の粘稠なオイルの形態であった。MS:m/z 514.06(M+NH+)。
(生物学的実施例)
(実施例1.抗C型肝炎活性)
本発明の化合物は、HCVポリメラーゼを阻害することによって、複製サイクルに必要とされる他の酵素を阻害することによって、または他の経路によって抗C型肝炎活性を示す。多数のアッセイが、これらの活性を評価するために公表されている。培養物中のHCVウイルスの総量の増加を評価する一般的な方法は、以下に開示されている:Milesらに対する米国特許第5,738,985号。インビトロアッセイは、以下に報告されている:Ferrariら、Jnl.of Vir.,73:1649−1654,1999;Ishiiら、Hepatology,29:1227−1235,1999;Lohmannら、Jnl of Bio.Chem.,274:10807−10815,1999;およびYamashitaら、Jnl.of Bio.Chem.,273:15479−15486,1998。
WO 97/12033(発明者としてEmory University,listing C.HagedornおよびA.Reinoldusによって1996年9月27日に出願、これは、U.S.S.N.60/004,383(1995年9月に出願)に対して優先権を主張する)は、本明細書中に記載される化合物の活性を評価するために使用され得るHCVポリメラーゼアッセイを記載する。別のHCVポリメラーゼアッセイは、Bartholomeuszら、Hepatitis C Virus(HCV)RNA polymerase assay using cloned HCV non−structural proteins;Antiviral Therapy 1996:1(Supp 4)18−24によって記載されている。
HCV薬物由来のキナーゼ活性の減少を測定するスクリーニングは、以下に開示される:Katzeらに対する米国特許第6,030,785号、Delvecchioらに対する米国特許、およびJubinらに対する米国特許第5,759,795号。候補HCV薬物のプロテアーゼ阻害活性を測定するスクリーニングは、以下に開示される:Suらに対する米国特許第5,861,267号、De Francescoらに対する米国特許第5,739,002号、Houghtonらに対する米国特許第5,597,691号。
(実施例2.レプリコンアッセイ)
細胞株、ET(Huh−lucubineo−ET)は、HCV RNA依存性RNAポリメラーゼに対して本発明の化合物をスクリーニングするために使用される。ET細胞株を、I389luc−ubi−neo/NS3−3’/ET;ホタルルシフェラーゼ−ユビキチン−ネオマイシンホスホトランスフェラーゼ融合タンパク質および細胞培養物順応性変異体を含むEMCV−IRES駆動NS3−5Bポリタンパク質を有するレプリコン、を提供するRNA転写物を用いて安定にトランスフェクトする(E1202G;T1280I;K1846T)(Kriegerら、2001および未公表)。ET細胞を、DMEM(10%胎仔ウシ血清、2mMグルタミン、ペニシリン(100IU/mL)、ストレプトマイシン(100μg/ml)、1×非必須アミノ酸、および250μg/mL G418(「Geneticin」)を補充されている)中で増殖させる。これらは、全てLife Technologies(Bethesda,MD)から入手可能である。この細胞を、96ウェルプレートに0.5〜1.0×10細胞/ウェルでプレーティングし、24時間インキュイベートし、その後ヌクレオシドアナログを添加する。次いで、それぞれ5μMおよび50μMのこの化合物を、細胞に添加する。ルシフェラーゼ活性を、溶解緩衝液および基質(カタログ番号、Glo−溶解緩衝液E2661およびBright−GloルシフェラーゼシステムE2620 Promega,Madison,WI)を添加した48〜72時間後に測定する。細胞は、アッセイの間コンフルエントすぎるべきでない。複製の阻害割合を、化合物のないコントロールと比較してプロットする。同じ条件下で、化合物の細胞傷害性を、細胞増殖試薬WST−1(Roche,Germany)を使用して測定する。抗ウイルス性活性を示すが、十分な細胞傷害性を示さないこの化合物を、IC50およびTC50について測定するために選択する。
(実施例3.組換えHCV−NS5bのクローニングおよび発現)
NS5bタンパク質のコード配列を、以下のプライマーを使用して、Lohmann,V.ら(1999)Science 285,110−113によって記載されるようにpFKI389luc/NS3−3’/ETからPCRによってクローン化する:
Figure 2006505537
(配列番号1)
Figure 2006505537
(配列番号2)。
このクローン化フラグメントはC末端の21アミノ酸残基を失っている。このクローン化フラグメントは、タンパク質のカルボキシ末端でエピトープタグ(His)6を提供するIPTG誘導性発現プラスミドに挿入される。
組換え酵素は、XL−1細胞中で発現され、そして発現の導入の後に、このタンパク質は、ニッケル−NTAカラムのアフィニティークロマトグラフィーを使用して精製される。保存条件は、−20℃にて、10mM Tris−HCl(pH 7.5)、50mM NaCl、0.1mM EDTA、1mM DTT、20%グリセロールである。
(実施例4.HCV−NS5b酵素活性)
ポリメラーゼ活性を、ポリA鋳型(1000〜10000ヌクレオチド)およびオリゴ−U12プライマーを使用するRNA産物への放射標識化UTPの取り込みを測定することによってアッセイする。あるいは、HCVゲノムの一部を鋳型として使用し、放射標識化GTPを使用する。一般的に、アッセイ混合物(50μL)は、10mM Tris−HCl(pH7.5)、5mM MgCl2、0.2mM EDTA、10mM KCl、1ユニット/μL RNAsin、1mM DTT、10μM 各NTP、α−[32P]−GTP、10ng/μL ポリA鋳型および1ng/μL オリゴUプライマーを含む。試験化合物を、0〜1% DMSOを含有する水中に溶解する。代表的に、化合物を、1nM〜10μMの濃度で試験する。反応を酵素の添加で開始し、そして室温または30℃にて1〜2時間維持する。反応を、20μLの10mM EDTAでクエンチし、そして反応混合物(50μL)をDE81フィルターディスクにスポットし、放射標識化RNA産物を捕捉する。0.5mM NaHPO(3回)、水(1回)、およびエタノール(1回)で洗浄した後、取り込まれていないNTPを取り除き、このディスクを乾燥し、そして放射活性の取り込みを、シンチレーション計数によって測定する。
(処方実施例)
以下は、式IVまたはIVAの化合物を含む代表的な薬学的処方物である。
(実施例1:錠剤処方物)
以下の成分を十分に混合し、単一の錠剤に押し固める。
Figure 2006505537
(実施例2:カプセル処方物)
以下の成分を十分に混合し、そしてハードシェルゼラチン(hard−shell gelatin)カプセルに充填する。
Figure 2006505537
(実施例3:懸濁処方物)
以下の成分を混合し、経口投与のための懸濁液を形成する。
Figure 2006505537
(実施例4:注射可能処方物)
以下の成分を混合し、注射可能な処方物を形成する。
Figure 2006505537
(実施例5:坐剤処方物)
全量2.5g坐剤を、Witepsol(登録商標)H−15(飽和植物脂肪酸のトリグリセリド;Riches−Nelson,Inc.,New York)と本発明の化合物を混合することによって調製し、そして以下の組成物を有する。
Figure 2006505537
前述の記述から、上記発明における種々の改良および変更は、当業者に想起される。添付の請求の範囲の範囲内に入るこのような改良は、本明細書中に含まれると解釈される。
【配列表】
Figure 2006505537
Figure 2006505537

Claims (33)

  1. 式Iの化合物およびそれらの薬学的に受容可能なプロドラッグおよび塩:
    Figure 2006505537
    ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
    水素、
    アルキル、
    置換アルキル、
    アルケニル、
    置換アルケニル、
    アルキニル、
    置換アルキニル;
    13は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
    14は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
    A、B、DおよびEは、別個に、>N、>CH、>C−CN、>C−NO、>C−アルキル、>C−置換アルキル、>C−アルケニル、>C−置換アルケニル、>C−アルキニル、>C−置換アルキニル、>C−NHCONH、>C−CONR1516、>C−COOR15、>C−ヒドロキシ、>C−アルコキシ、>C−アミノ、>C−アルキルアミノ、>C−ジアルキルアミノ、>C−ハロゲン、>C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、>C−(1,3−オキサゾール−5−イル)、>C−(1,3−チアゾール−2−イル)、>C−(イミダゾール−2−イル)、>C−(2−オキソ−[1,3]ジチオール−4−イル)、>C−(フラン−2−イル)および>C−(2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)からなる群から選択される;
    Fは、>N、>C−CN、>C−NO、>C−アルキル、C−置換アルキル、>C−アルケニル、>C−置換アルケニル、>C−アルキニル、>C−置換アルキニル、>C−NHCONH、>C−CONR1516、>C−COOR15、>C−アルコキシ、>C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、>C−(1,3−オキサゾール−5−イル)、>C−(1,3−チアゾール−2−イル)、>C−(イミダゾール−2−イル)、>C−(2−オキソ−[1,3]ジチオール−4−イル)、>C−(フラン−2−イル)、>C−(2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)および>C−Yから選択され、ここで、Yは、水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキルチオエーテルおよび−NRからなる群から選択され、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
    15およびR16は、別個に、以下からなる群から選択される:
    水素、
    アルキル、
    置換アルキル、
    シクロアルキル、
    置換シクロアルキル、
    アリール、
    置換アリール、
    ヘテロアリール、
    置換ヘテロアリール、そして
    15およびR16は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリールを形成し得る;
    W、WおよびWは、別個に、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ホスフェート、
    ホスホネート、
    モノフルオロホスフェート、
    アシル、
    スルホン酸エステル、
    脂質、
    アミノ酸、
    炭水化物、
    ペプチド、および
    コレステロール;
    但し、式Iの化合物は、以下ではない:
    a)9−(β−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン;
    b)7−(β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
    c)9−(2’−C−メチル−α−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン;
    d)9−(5’−O−モノホスフェート−β−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン;および
    e)9−(5’−O−トリホスフェート−β−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン。
  2. RおよびRが、両方共に水素になることはない、請求項1に記載の化合物。
  3. 式IAの化合物およびそれらの薬学的に受容可能な塩:
    Figure 2006505537
    ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
    水素、
    アルキル、
    置換アルキル、
    アルケニル、
    置換アルケニル、
    アルキニル、
    置換アルキニル;
    但し、RおよびRは、両方共に水素になることはない;
    13は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
    14は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
    A、B、DおよびEは、別個に、>N、>CH、>C−CN、>C−NO、>C−アルキル、>C−置換アルキル、>C−NHCONH、>C−CONR1516、>C−COOR15、>C−ヒドロキシ、>C−アルコキシ、>C−アミノ、>C−アルキルアミノ、>C−ジアルキルアミノ、>C−ハロゲン、>C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、>C−(1,3−チアゾール−2−イル)および>C−(イミダゾール−2−イル)からなる群から選択される;
    Fは、>N、>CH、>C−CN、>C−NO、>C−アルキル、>C−置換アルキル、>C−NHCONH、>C−CONR1516、>C−COOR15、>C−アルコキシ、>C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、>C−(1,3−チアゾール−2−イル)、>C−(イミダゾール−2−イル)および>C−Yから選択され、ここで、Yは、水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキルチオエーテルおよび−NRからなる群から選択され、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
    15およびR16は、別個に、以下からなる群から選択される:
    水素、
    アルキル、
    置換アルキル、
    シクロアルキル、
    置換シクロアルキル、
    アリール、
    置換アリール、
    ヘテロアリール、
    置換ヘテロアリール、そして
    15およびR16は、それらが結合する窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリールを形成し得る;
    Wは、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ホスフェート、
    ホスホネート、
    アシル、
    アルキル、
    スルホン酸エステル、
    脂質、
    アミノ酸、
    炭水化物、
    ペプチドおよび
    コレステロール;
    但し、式IAの化合物は、9−(2’−C−メチル−α−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリンではない、
    化合物。
  4. 式IBの化合物およびそれらの薬学的に受容可能なプロドラッグおよび塩:
    Figure 2006505537
    ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
    水素、
    アルキル、
    置換アルキル、
    アルケニル、
    置換アルケニル、
    アルキニル、および
    置換アルキニル;
    13は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
    14は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
    Yは、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ハロ、
    ヒドロキシ、
    アルキルチオエーテル、
    −NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
    Zは、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ハロ、
    ヒドロキシ、
    アルキル、
    置換アルキル、
    アルケニル、
    置換アルケニル、
    アルキニル、
    置換アルキニル、
    シアノ、
    カルボキシル、
    カルボキシルエステル、
    アシルアミノ、
    1,3−オキサゾール−2−イル、
    1,3−オキサゾール−5−イル、
    1,3−チアゾール−2−イル、
    イミダゾール−2−イル、
    2−オキソ−[1,3]ジチオール−4−イル、
    フラン−2−イル、
    2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル、および
    −NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
    W、WおよびWは、別個に、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ホスフェート、
    ホスホネート、
    モノフルオロホスフェート、
    アシル、
    スルホン酸エステル、
    脂質、
    アミノ酸、
    炭水化物、
    ペプチド、および
    コレステロール;
    但し、式IBの化合物は、以下ではない:
    a)9−(β−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン;
    b)9−(2’−C−メチル−α−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン;
    c)9−(5’−O−モノホスフェート−β−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン;および
    d)9−(5’−O−トリホスフェート−β−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン。
  5. RおよびRの少なくとも1個が、水素以外のものである、請求項4に記載の化合物。
  6. 化学式ICの化合物およびそれらの薬学的に受容可能な塩であって:
    Figure 2006505537
    ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択され:
    水素、
    アルキル、
    置換アルキル、
    アルケニル、
    置換アルケニル、
    アルキニル、および
    置換アルキニル;
    但し、RおよびRは、両方共に水素になることはなく;
    13は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択され;
    14は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択され;
    Yは、以下からなる群から選択され:
    水素、
    ハロ、
    ヒドロキシ、
    アルキルチオエーテル、
    −NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらに結合する窒素原子と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個のみが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシであって;
    Zは、以下からなる群から選択され:
    水素、
    ハロ、
    ヒドロキシ、
    アルキル、および
    −NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらに結合する窒素原子と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個のみが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシであって;
    Wは、以下からなる群から選択され:
    水素、
    ホスフェート、
    ホスホネート、
    アシル、
    スルホン酸エステル、
    脂質、
    アミノ酸、
    炭水化物、
    ペプチド、および
    コレステロール;
    但し、化学式ICの化合物は、9−(2’−C−メチル−α−D−リボフラノシル)−6−(−SまたはR 不活性−)−ヒドロキシルアミノプリンではない、
    化合物。
  7. 化学式IC−Aの化合物およびそれらの薬学的に受容可能な塩:
    Figure 2006505537
    ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択され:
    水素、
    アルキル、
    置換アルキル、
    アルケニル、
    置換アルケニル、
    アルキニル、および
    置換アルキニル;
    但し、RおよびRは、両方共に水素になることはなく;
    は、−NR3’4’であり、ここで、R3’は、水素であり、そしてR4’は、ヒドロキシまたはアルコキシであって;
    Yは、以下からなる群から選択され:
    水素、
    ハロ、
    ヒドロキシ、
    アルキルチオエーテル、
    −NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から独立に選択され、ここで、RおよびRは、それらに結合する窒素原子と一緒になって、複素環基を形成し;
    Zは、以下からなる群から選択され:
    水素、
    ハロ、
    ヒドロキシ、および
    −NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらに結合する窒素原子と一緒になって、複素環基を形成し;
    Wは、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ホスフェート、
    アシル、
    スルホン酸エステル、
    脂質、
    アミノ酸、
    炭水化物、
    ペプチド、および
    コレステロール;
    但し、化学式IC−Aの化合物は、9−(2’−C−メチル−α−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリンではない、
    化合物。
  8. 式IDの化合物ならびにそれらの薬学的に受容可能なプロドラッグおよび塩:
    Figure 2006505537
    ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
    水素、
    アルキル、
    置換アルキル、
    アルケニル、
    置換アルケニル、
    アルキニル、および
    置換アルキニル;
    13は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
    14は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
    Yは、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ハロ、
    ヒドロキシ、
    アルキルチオエーテル、および
    −NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
    は、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ハロ、
    ヒドロキシ、
    アルキル、
    置換アルキル、
    アルケニル、
    置換アルケニル、
    アルキニル、
    置換アルキニル、
    シアノ、
    カルボキシル、
    カルボキシルエステル、
    アシルアミノ、
    1,3−オキサゾール−2−イル、
    1,3−オキサゾール−5−イル、
    1,3−チアゾール−2−イル、
    イミダゾール−2−イル、
    2−オキソ−[1,3]ジチオール−4−イル、
    フラン−2−イル、
    2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル、および
    −NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
    W、WおよびWは、別個に、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ホスフェート、
    ホスホネート、
    モノフルオロホスフェート、
    アシル、
    アルキル、
    スルホン酸エステル、
    脂質、
    アミノ酸、
    炭水化物、
    ペプチド、および
    コレステロール;
    但し、該式IDの化合物は、7−(β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジンではない、
    化合物。
  9. RおよびRの少なくとも1個が、水素以外のものである、請求項8に記載の化合物。
  10. 式IEの化合物ならびにそれらの薬学的に受容可能なプロドラッグおよび塩:
    Figure 2006505537
    ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
    水素、
    アルキル、
    置換アルキル、
    アルケニル、
    置換アルケニル、
    アルキニル、および
    置換アルキニル;
    13は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
    14は、水素、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択される;
    Yは、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ハロ、
    ヒドロキシ、
    アルキルチオエーテル、および
    −NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
    は、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ハロ、
    ヒドロキシ、
    アルキル、
    置換アルキル、
    アルケニル、
    置換アルケニル、
    アルキニル、
    置換アルキニル、
    シアノ、
    カルボキシル、
    カルボキシルエステル、
    アシルアミノ、
    1,3−オキサゾール−2−イル、
    1,3−オキサゾール−5−イル、
    1,3−チアゾール−2−イル、
    イミダゾール−2−イル、
    2−オキソ−[1,3]ジチオール−4−イル、
    フラン−2−イル、
    2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル、および
    −NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
    W、WおよびWは、別個に、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ホスフェート、
    ホスホネート、
    モノフルオロホスフェート、
    アシル、
    スルホン酸エステル、
    脂質、
    アミノ酸、
    炭水化物、
    ペプチド、および
    コレステロール。
  11. RおよびRの少なくとも1個が、水素以外のものである、請求項10に記載の化合物。
  12. 式IIの化合物およびそれらの薬学的に受容可能な塩:
    Figure 2006505537
    ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
    水素、
    アルキル、
    置換アルキル、
    アルケニル、
    置換アルケニル、
    アルキニル、および
    置換アルキニル;
    は、CH、N、O、S、SOまたはSOである;
    Nは、−C(H)およびYと一緒になって、複素環、置換複素環、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリール基を形成し、ここで、該複素環、置換複素環、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリール基の各々は、必要に応じて、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリールおよびヘテロアリール基からなる群から選択される1個またはそれ以上の環構造と縮合されて、二縮合または多縮合環系(好ましくは、5個より多い縮合環)を形成し、順に、このような環構造の各々は、必要に応じて、以下からなる群から選択される1個〜4個の置換基で置換される:ヒドロキシル、ハロ、アルコキシ、置換アルコキシ、チオアルキル、置換チオアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシル、カルボキシルエステル、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アミノおよび置換アミノ;
    bは、0または1に等しい整数である;
    A、B、DおよびEは、別個に、>N、>CH、>C−CN、>C−NO、>C−アルキル、>C−置換アルキル、>C−アルケニル、>C−置換アルケニル、>C−アルキニル、>C−置換アルキニル、>C−NHCONH、>C−CONR1516、>C−COOR15、>C−ヒドロキシ、>C−アルコキシ、>C−アミノ、>C−アルキルアミノ、>C−ジアルキルアミノ、>C−ハロゲン、>C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、>C−(1,3−オキサゾール−5−イル)、>C−(1,3−チアゾール−2−イル)、>C−(イミダゾール−2−イル)、>C−(2−オキソ−[1,3]ジチオール−4−イル)、>C−(フラン−2−イル)および>C−(2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)からなる群から選択される;
    Fは、>N、>C−CN、>C−NO、>C−アルキル、C−置換アルキル、>C−アルケニル、>C−置換アルケニル、>C−アルキニル、>C−置換アルキニル、>C−NHCONH、>C−CONR1516、>C−COOR15、>C−アルコキシ、>C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、>C−(1,3−オキサゾール−5−イル)、>C−(1,3−チアゾール−2−イル)、>C−(イミダゾール−2−イル)、>C−(2−オキソ−[1,3]ジチオール−4−イル)、>C−(フラン−2−イル)、>C−(2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)および>C−Yから選択され、ここで、Yは、水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキルチオエーテルおよび−NRからなる群から選択され、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
    15およびR16は、別個に、以下からなる群から選択される:
    水素、
    アルキル、
    置換アルキル、
    シクロアルキル、
    置換シクロアルキル、
    アリール、
    置換アリール、
    ヘテロアリール、
    置換ヘテロアリール、そして
    15およびR16は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリールを形成し得る;
    W、WおよびWは、別個に、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ホスフェート、
    ホスホネート、
    モノフルオロホスフェート、
    アシル、
    スルホン酸エステル、
    脂質、
    アミノ酸、
    炭水化物、
    ペプチド、および
    コレステロール。
  13. RおよびRの少なくとも1個が、水素以外のものである、請求項12に記載の化合物。
  14. 式IIAの化合物およびそれらの薬学的に受容可能な塩:
    Figure 2006505537
    ここで、RおよびRは、別個に、以下からなる群から選択される:
    水素、
    アルキル、
    置換アルキル、
    アルケニル、
    置換アルケニル、
    アルキニル、および
    置換アルキニル;
    但し、RおよびRは、両方共に水素になることはない;
    は、CH、N、O、S、SOまたはSOである;
    Nは、−C(H)およびYと一緒になって、複素環、置換複素環、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリール基を形成し、ここで、該複素環、置換複素環、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリール基の各々は、必要に応じて、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリールおよびヘテロアリール基からなる群から選択される1個またはそれ以上の環構造と縮合されて、二縮合または多縮合環系(好ましくは、5個より多い縮合環)を形成し、順に、このような環構造の各々は、必要に応じて、以下からなる群から選択される1個〜4個の置換基で置換される:ヒドロキシル、ハロ、アルコキシ、置換アルコキシ、チオアルキル、置換チオアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシル、カルボキシルエステル、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アミノおよび置換アミノ;
    bは、0または1に等しい整数である;
    Wは、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ホスフェート、
    ホスホネート、
    アシル、
    アルキル、
    スルホン酸エステル、
    脂質、
    アミノ酸、
    炭水化物、
    ペプチド、および
    コレステロール;
    Yは、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ハロ、
    ヒドロキシ、
    アルキルチオエーテル、および
    −NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである;
    Zは、以下からなる群から選択される:
    水素、
    ハロ、
    ヒドロキシ、
    アルキル、および
    −NRであって、ここで、RおよびRは、別個に、水素、ヒドロキシ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択され、ここで、RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環基を形成するが、但し、RおよびRの1個だけが、ヒドロキシ、アルコキシまたは置換アルコキシである、
    化合物。
  15. 14が、水素であり、そしてR13が、アルキルおよび水素からなる群から選択される、請求項1〜11のいずれかに記載の化合物。
  16. 14が、水素であり、そしてR13が、水素、メチル、エチルおよびn−プロピルからなる群から選択される、請求項15に記載の化合物。
  17. Rが、水素であり、そしてRが、メチル、ビニル、アリル、アセチレニル、プロパルギルおよびトリフルオロメチルからなる群から選択される、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物。
  18. Aが、>CHであり、Bが、>Nであり、Dが、>Nであり、Fが、>CHまたは>C−Yであり、そしてEが、>Nである、請求項1に記載の化合物。
  19. Aが、>CHであり、Bが、>C−Qであり、Dが、>Nであり、Fが、>CHまたは>C−Yであり、そしてEが、>Nであり、ここで、Qが、水素、ハロ、シアノ、アシルアミド、アルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロアリールからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  20. Qが、水素、クロロ、ブロモ、シアノ、HNC(O)−、メチル、エチル、ビニル、アセチレニルおよびオキサジジン−2−イルからなる群から選択される、請求項20に記載の化合物。
  21. Aが、>Nであり、Bが、>C−Qであり、Dが、>Nであり、Fが、>CHまたは>C−Yであり、そしてEが、>Nであり、ここで、Qが、水素、ハロ、シアノ、アシルアミド、アルキル、アルケニルおよびアルキニルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  22. Qが、水素、クロロ、ブロモ、シアノ、HNC(O)−、メチル、エチル、ビニルおよびアセチレニルからなる群から選択される、請求項21に記載の化合物。
  23. Wが、水素、アシルまたはトリホスフェートからなる群から選択される、請求項1、3、4、6、7、8、10、12および14のいずれかに記載の化合物。
  24. およびWが、水素またはアシルである、請求項1、4、8、10および12のいずれかに記載の化合物。
  25. が、水素またはアシルであり、そしてWが、水素である、請求項24に記載の化合物。
  26. が、アシルである、請求項25に記載の化合物。
  27. 前記アシル基が、アミノ酸から誘導したアシル基、トリメチルアセチルおよびアセチルからなる群から選択される、請求項26に記載の化合物。
  28. Nが、−C(H)およびYと一緒になって、複素環または置換複素環基を形成する、請求項12または14のいずれかに記載の化合物。
  29. 前記複素環または置換複素環基が、2−カルボキサミド−ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、N−モルホリノ、N−チオモルホリノ、アゼチジン−1−イル、ピロリン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イルおよび1,3,4,9−テトラヒドロ−ベータ−カルボリン−2−イルからなる群から選択される、請求項28に記載の化合物。
  30. 以下からなる群から選択される、化合物:
    9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−ヒドロキシルアミノプリン;
    9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−メトキシルアミノプリン;
    9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−プロポキシルアミノプリン;
    7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
    7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−メトキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
    1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−メトキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;
    1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;
    7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−クロロ−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
    7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−ブロモ−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
    7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−メチル−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
    7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−シアノ−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
    7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン 5−カルボキシルアミド;
    7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−エチル−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
    7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−ブロモ−4−メトキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
    7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−メチル−4−メトキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
    7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−5−シアノ−4−メトキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
    7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−メトキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン 5−カルボキシルアミド;
    1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−ブロモ−4−ヒドロキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;
    1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−メチル−4−ヒドロキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;
    1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−シアノ−4−ヒドロキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;
    1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−メトキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボキサミド;
    1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−ブロモ−4−メトキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;
    1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−メチル−4−メトキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;
    1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−3−シアノ−4−メトキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;
    1−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−メトキシルアミノ−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−カルボキサミド;
    9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−(−SまたはR−)−ヒドロキシルアミノプリン;
    9−(2’−C−メチル−5’−O−トリホスフェート−β−D−リボフラノシル)−6−(−SまたはR−)−ヒドロキシルアミノプリン;
    7−(β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
    7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−5−エチニル−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
    7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−5−エテニル−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
    7−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−4−ヒドロキシルアミノ−5−(1,3−オキサゾール−5−イル)−ピロロ[2,3−d]ピリミジン;
    6−ヒドロキシルアミノ−9−(2’−C−メチル−3’,5−ジホスファイト−β−D−リボフラノシル)プリン;
    9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−[2−アミノカルボニル−(ピロリジン−1−イル)]−プリン;
    9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−(1,3,4,9−テトラヒドロ−ベータ−カルボリン−2−イル)プリン;
    9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−(ピペリジン−1−イル)プリン;
    9−(2’−C−トリフルオロメチル−β−D−リボフラノシル)−6−[2−アミノカルボニル−(ピロリジン−1−イル)]−プリン;
    9−(2’−C−エテニル−β−D−リボフラノシル)−6−[2−アミノカルボニル−(ピロリジン−1−イル)]−プリン;
    9−(2’−C−エチニル−β−D−リボフラノシル)−6−[2−アミノカルボニル−(ピロリジン−1−イル)]−プリン;
    9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−(アゼチジン−1−イル)プリン;
    9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−(ピロリジン−1−イル)プリン;
    9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−(3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)プリン;および
    9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)プリン。
  31. 薬学的に受容可能な希釈剤と、請求項1〜30のいずれかに記載の化合物または化合物の混合物の治療有効量とを含有する、医薬組成物。
  32. 哺乳動物のHCVを処置する方法であって、HCVと診断されたかHCVを発症する危険がある哺乳動物に、請求項1〜30のいずれかに記載の化合物または化合物の混合物の治療有効量を投与する工程を包含する、方法。
  33. 哺乳動物のHCVを処置する方法であって、HCVと診断されたかHCVを発症する危険がある哺乳動物に、請求項31の医薬組成物の治療有効量を投与する工程を包含する、方法。
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