JP2006338800A - 光記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 書き込み速度が異なる2種類の光記録媒体における互換性の問題を解決し、幅広い線速域に対応できる光記録媒体を提供することにある。
【解決手段】 DVD−RAMの物理フォーマットを形成し、2倍速〜5倍速の書き込み速度情報が格納された基板11上に、他の層を介してBi7Ge43Te50(at.%)を含む記録層14を設けた第1ディスク10と、DVD−RAMの物理フォーマットを形成し、且つ、6倍速〜16倍速の書き込み速度情報が格納された基板21上に、他の層を介してBi12Ge38Te50(at.%)を含む記録層24を設けた第2ディスク20とを、接着層110により貼り合わせた光記録媒体100。
【選択図】 図1
【解決手段】 DVD−RAMの物理フォーマットを形成し、2倍速〜5倍速の書き込み速度情報が格納された基板11上に、他の層を介してBi7Ge43Te50(at.%)を含む記録層14を設けた第1ディスク10と、DVD−RAMの物理フォーマットを形成し、且つ、6倍速〜16倍速の書き込み速度情報が格納された基板21上に、他の層を介してBi12Ge38Te50(at.%)を含む記録層24を設けた第2ディスク20とを、接着層110により貼り合わせた光記録媒体100。
【選択図】 図1
Description
本発明は光記録媒体に関し、より詳しくは、幅広い線速域に対応できる光記録媒体に関する。
近年、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)等の各種光記録媒体は、大容量の情報を記録できるために広く認知され普及している。光記録媒体には、1回限りの追記が可能な追記型光記録媒体と、繰り返して書き込みが可能な書換型光記録媒体とが開発されている。追記型光記録媒体では、有機色素化合物を含む記録層にレーザ光を集光し、有機色素化合物を発熱分解するとともに隣接する基板表面及び反射層を変形させて記録マークが形成される。このような追記型光記録媒体としては、DVD−R/+R(DVD−Recordable)等が挙げられる。書換型光記録媒体では、GeSbTe等の相変化材料を含む記録層を備えている。この記録層にレーザ光を照射することにより、相変化材料の原子配列がアモルファス相−結晶相間で可逆的に変化し、このような2つの異なる原子配列の状態により情報が記録される。相変化材料を用いた書換型光記録媒体は、特に安価であるので民生用への普及が著しく、とりわけ家庭用ビデオ録画媒体等としての普及が急速に伸びつつある(特許文献1参照)。このような追記型光記録媒体としては、DVD−RW(DVD−ReWritable)、DVD−RAM(DVD−Random Acces Memory)が挙げられる。
ところで、最近では、ハードディスク付きのDVDレコーダが普及し、ハードディスク内の映像をDVDにダビングすることが行われている。また、パーソナルコンピュータのハードディスク内に記憶された大量データをDVDにバックアップすることも行われている。このような状況下、高速記録が可能なDVDが求められている。
DVDはこれまで、例えば、DVD−R等の追記型光記録媒体については、書き込み速度が既に16倍速に到達し、また、1倍速〜16倍速記録まで1個の規格で収まっている。一方、書換型光記録媒体の場合は、DVD−RWについては、1倍速〜2倍速と2倍速〜6倍速との2個の規格が存在する。また、DVD−RAMについては、書き込み速度が2倍速、2倍速〜3倍速及び2倍速〜5倍速の規格に対応する製品が開発されている。さらに、今後も高速化に対応する製品として、6倍速〜16倍速の規格策定が進められている。
DVDはこれまで、例えば、DVD−R等の追記型光記録媒体については、書き込み速度が既に16倍速に到達し、また、1倍速〜16倍速記録まで1個の規格で収まっている。一方、書換型光記録媒体の場合は、DVD−RWについては、1倍速〜2倍速と2倍速〜6倍速との2個の規格が存在する。また、DVD−RAMについては、書き込み速度が2倍速、2倍速〜3倍速及び2倍速〜5倍速の規格に対応する製品が開発されている。さらに、今後も高速化に対応する製品として、6倍速〜16倍速の規格策定が進められている。
このようなDVD−RWやDVD−RAMは、物理フォーマットが同一であるものの、書き込み速度の線速域が異なるため、市場には数種類の製品が存在している。また、1個の規格に統一された追記型光記録媒体とは異なり、書換型光記録媒体のDVD−RWの場合は、書き込み速度について2個の規格が存在するため、例えば、1倍速記録のDVD−RWに対応するドライブでは、6倍速ディスクに記録することができないという問題がある。このような書き込み速度が異なることによる記録互換性が保証されないという問題は、今後、6倍速〜16倍速の規格策定が進められているDVD−RAMについても同様であると考えられる。
本発明は、相変化材料を用いた書換型光記録媒体に関するこのような課題を解決するためになされたものである。
即ち、本発明の目的は、書き込み速度が異なる2種類の光記録媒体における互換性の問題を解決し、幅広い線速域に対応できる光記録媒体を提供することにある。
即ち、本発明の目的は、書き込み速度が異なる2種類の光記録媒体における互換性の問題を解決し、幅広い線速域に対応できる光記録媒体を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明においては、物理フォーマットが同一の2枚のディスクを貼り合わせた両面2層ディスク構造を採用している。
即ち、本発明によれば、所定の物理フォーマットを形成し、第1の書き込み速度情報が格納された第1の基板上に、直接または他の層を介して第1の相変化記録層を設けた第1のディスク基板と、第1の基板と同一の物理フォーマットを形成し、且つ、第1の基板と異なる第2の書き込み速度情報が格納された第2の基板上に、直接または他の層を介して第2の相変化記録層を設けた第2のディスク基板と、第1の相変化記録層及び第2の相変化記録層が内側になるように、第1のディスク基板及び第2のディスク基板を貼り合わせる接着層と、を有することを特徴とする光記録媒体が提供される。
このように、本発明が適用される相変化材料を含む記録層を具えた光記録媒体は、同一の物理フォーマットで形成され、且つ、データの書き込み速度が異なる2枚のディスクを貼り合わせた両面2層ディスク構造を有することにより、追記型光記録媒体と同様に、書き込み速度の規格が異なる場合であっても、1枚のディスクで幅広い線速域に対応することが可能となる。
即ち、本発明によれば、所定の物理フォーマットを形成し、第1の書き込み速度情報が格納された第1の基板上に、直接または他の層を介して第1の相変化記録層を設けた第1のディスク基板と、第1の基板と同一の物理フォーマットを形成し、且つ、第1の基板と異なる第2の書き込み速度情報が格納された第2の基板上に、直接または他の層を介して第2の相変化記録層を設けた第2のディスク基板と、第1の相変化記録層及び第2の相変化記録層が内側になるように、第1のディスク基板及び第2のディスク基板を貼り合わせる接着層と、を有することを特徴とする光記録媒体が提供される。
このように、本発明が適用される相変化材料を含む記録層を具えた光記録媒体は、同一の物理フォーマットで形成され、且つ、データの書き込み速度が異なる2枚のディスクを貼り合わせた両面2層ディスク構造を有することにより、追記型光記録媒体と同様に、書き込み速度の規格が異なる場合であっても、1枚のディスクで幅広い線速域に対応することが可能となる。
ここで、互いに貼り合わされた2枚のディスクの物理フォーマットがDVD−RAMフォーマットであることが好ましい。
また、同一の物理フォーマットに形成された2枚のディスクのそれぞれに格納された書き込み速度についての速度情報の組み合わせとしては、(1)第1の書き込み速度情報が2倍速〜5倍速に対応し、第2の書き込み速度情報が6倍速〜16倍速に対応する形態、(2)第1の書き込み速度情報が2倍速〜5倍速に対応し、第2の書き込み速度情報が6倍速〜12倍速に対応する形態、(3)第1の書き込み速度情報が2倍速〜5倍速に対応し、第2の書き込み速度情報が6倍速〜10倍速に対応する形態が挙げられる。
さらに、互いに貼り合わされた2枚のディスクの物理フォーマットがDVD−RWフォーマットで形成することができる。
また、同一の物理フォーマットに形成された2枚のディスクのそれぞれに格納された書き込み速度についての速度情報の組み合わせとしては、(1)第1の書き込み速度情報が2倍速〜5倍速に対応し、第2の書き込み速度情報が6倍速〜16倍速に対応する形態、(2)第1の書き込み速度情報が2倍速〜5倍速に対応し、第2の書き込み速度情報が6倍速〜12倍速に対応する形態、(3)第1の書き込み速度情報が2倍速〜5倍速に対応し、第2の書き込み速度情報が6倍速〜10倍速に対応する形態が挙げられる。
さらに、互いに貼り合わされた2枚のディスクの物理フォーマットがDVD−RWフォーマットで形成することができる。
また、本発明によれば、同一の物理フォーマットを形成し、それぞれ相変化記録層を設けた2枚の基板を貼り合わせた両面2層ディスク型の光記録媒体であって、2枚の基板にそれぞれ格納された書き込み速度情報が異なることを特徴とする光記録媒体が提供される。
ここで、物理フォーマットがDVD−RAM規格に基づき形成された場合は、相変化記録層がBiGeTe合金を含むことが好ましい。
また、物理フォーマットがDVD−RAM規格に基づき形成された場合は、2枚の基板の中、一方の基板に格納された書き込み速度情報が2倍速〜5倍速に対応し、他方の基板に格納された書き込み速度情報が6倍速〜16倍速に対応することが好ましい。
ここで、物理フォーマットがDVD−RAM規格に基づき形成された場合は、相変化記録層がBiGeTe合金を含むことが好ましい。
また、物理フォーマットがDVD−RAM規格に基づき形成された場合は、2枚の基板の中、一方の基板に格納された書き込み速度情報が2倍速〜5倍速に対応し、他方の基板に格納された書き込み速度情報が6倍速〜16倍速に対応することが好ましい。
また、本発明が適用される光記録媒体を、相変化材料を含む記録層の観点から捉えると、両面2層ディスク型の光記録媒体であって、DVD−RAMの物理フォーマットを形成した基板上に、他の層を介して、2倍速〜5倍速に相当する8.16(m/s)〜21.23(m/s)の情報の書き込み速度に対応する相変化記録層を設けた第1のディスク基板と、第1のディスク基板と同一の物理フォーマットを形成した基板上に、他の層を介して情報の書き込み速度より大きい第2の書き込み速度に対応する相変化記録層を設けた第2のディスク基板と、を有し、第1のディスク基板と第2のディスク基板とを貼り合わせることを特徴とする光記録媒体が提供される。
ここで、第2の書き込み速度が、2倍速〜5倍速に相当する24.48(m/s)〜67.92(m/s)であることが好ましい。また、相変化記録層がBiGeTe合金を含むことにより、高速記録が可能になる。
ここで、第2の書き込み速度が、2倍速〜5倍速に相当する24.48(m/s)〜67.92(m/s)であることが好ましい。また、相変化記録層がBiGeTe合金を含むことにより、高速記録が可能になる。
本発明の光記録媒体によれば、幅広い線速域に対応することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(実施の形態)について、図面に基づき説明する。尚、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。また、使用する図面は、本実施の形態を説明するために使用するものであり、実際の大きさを表すものではない。
(光記録媒体)
図1は、本実施の形態が適用される光記録媒体の実施の形態1を説明するための図である。図1には、DVD−RAM規格バージョン2.0(以下、Ver.2ということがある。)に基づく物理フォーマットで形成され、且つ、データの書き込み速度が異なる2枚のディスク(第1ディスク10、第2ディスク20)を貼り合わせた両面2層ディスク構造の光記録媒体100が示されている。
図1に示すように、光記録媒体100の第1ディスク(第1のディスク基板)10は、DVD−RAM規格Ver.2に基づく物理フォーマットで形成された基板11(第1の基板)上に、下部誘電体層12、下部界面層13、2倍速〜5倍速(8.16m/s〜21.23m/s)(第1の書き込み速度情報)に対応する相変化材料により形成された記録層14(第1の相変化記録層)、上部界面層15、上部誘電体層16、調整層17、放熱層18及び保護層19が順次積層された構造を有する。
(光記録媒体)
図1は、本実施の形態が適用される光記録媒体の実施の形態1を説明するための図である。図1には、DVD−RAM規格バージョン2.0(以下、Ver.2ということがある。)に基づく物理フォーマットで形成され、且つ、データの書き込み速度が異なる2枚のディスク(第1ディスク10、第2ディスク20)を貼り合わせた両面2層ディスク構造の光記録媒体100が示されている。
図1に示すように、光記録媒体100の第1ディスク(第1のディスク基板)10は、DVD−RAM規格Ver.2に基づく物理フォーマットで形成された基板11(第1の基板)上に、下部誘電体層12、下部界面層13、2倍速〜5倍速(8.16m/s〜21.23m/s)(第1の書き込み速度情報)に対応する相変化材料により形成された記録層14(第1の相変化記録層)、上部界面層15、上部誘電体層16、調整層17、放熱層18及び保護層19が順次積層された構造を有する。
ここで、基板11は、例えば、ポリカーボネート樹脂等の光透過性樹脂により形成され、直径120mm、厚さ0.6mmのディスク状に形成されている。また、基板11の表面には、トラックピッチ615nm、溝深さ65nmのトラッキング用のプリグルーブ11aが螺旋状に形成されている。プリグルーブ11aはグルーブとランドとが交互に連続して繋がるように構成されている。また、記録方式は、1周に1回、ランドとグルーブとが自動的に切り替わるランド/グルーブ記録である。さらに、ランドとグルーブとの間にエンボスピットによるヘッダーが形成されている。
記録層14に含まれる相変化材料としては、例えば、GeSbTe合金、BiGeTe合金が挙げられる。本実施の形態1においては、記録層14は、2倍速〜5倍速に対応するように、Bi7Ge43Te50(at.%)ターゲットをArガス雰囲気中でスパッタし、厚さ9nmの膜厚で形成されている。
記録層14に含まれる相変化材料としては、例えば、GeSbTe合金、BiGeTe合金が挙げられる。本実施の形態1においては、記録層14は、2倍速〜5倍速に対応するように、Bi7Ge43Te50(at.%)ターゲットをArガス雰囲気中でスパッタし、厚さ9nmの膜厚で形成されている。
下部誘電体層12及び上部誘電体層16は記録層14を保護するための層である。下部誘電体層12は、(ZnS)80(SiO2)20(mol%)をスパッタリングすることにより厚さ140nmの膜厚で形成されている。上部誘電体層16は、同様に(ZnS)80(SiO2)20(mol%)をスパッタリングすることにより厚さ33nmの膜厚で形成されている。
下部界面層13は、下部誘電体層12と記録層14との間で両層の構成元素が互いに侵入、拡散及び化学反応することを防止するための層である。下部界面層13は、(Cr2O)60(Ta2O5)40(mol%)をスパッタリングすることにより厚さ2nmの膜厚で形成されている。
上部界面層15は上部誘電体層16と記録層14との間で両層の構成元素が互いに侵入、拡散及び化学反応することを防止するための層である。上部界面層15は、Cr2O3ターゲットをArガス雰囲気中でスパッタし、厚さ2nmの膜厚で形成されている。
調整層17は、レーザ光Lの一部を吸収することにより、記録層14内の結晶部の吸収率を非結晶部の吸収率より大きくするための層である。調整層17は、Cr85(Cr2O3)15(mol%)をスパッタリングすることにより厚さ28nmの膜厚で形成されている。
放熱層18は情報の記録・再生時に発生する熱を逃がすための層である。放熱層18は、Ag99Cu1(wt.%)をスパッタリングすることにより厚さ100nmの膜厚で形成されている。
保護層19は上記の各層を保護するための層である。保護層19は、紫外線硬化性樹脂により厚さ7μmの膜厚で形成されている。
下部界面層13は、下部誘電体層12と記録層14との間で両層の構成元素が互いに侵入、拡散及び化学反応することを防止するための層である。下部界面層13は、(Cr2O)60(Ta2O5)40(mol%)をスパッタリングすることにより厚さ2nmの膜厚で形成されている。
上部界面層15は上部誘電体層16と記録層14との間で両層の構成元素が互いに侵入、拡散及び化学反応することを防止するための層である。上部界面層15は、Cr2O3ターゲットをArガス雰囲気中でスパッタし、厚さ2nmの膜厚で形成されている。
調整層17は、レーザ光Lの一部を吸収することにより、記録層14内の結晶部の吸収率を非結晶部の吸収率より大きくするための層である。調整層17は、Cr85(Cr2O3)15(mol%)をスパッタリングすることにより厚さ28nmの膜厚で形成されている。
放熱層18は情報の記録・再生時に発生する熱を逃がすための層である。放熱層18は、Ag99Cu1(wt.%)をスパッタリングすることにより厚さ100nmの膜厚で形成されている。
保護層19は上記の各層を保護するための層である。保護層19は、紫外線硬化性樹脂により厚さ7μmの膜厚で形成されている。
次に、第2ディスク(第2のディスク基板)20は、第1ディスク10と同様な構造を有し、物理フォーマットとしてDVD−RAM規格Ver.2に基づき形成された基板21(第2の基板)上に、下部誘電体層22、下部界面層23、記録層24(第2の相変化記録層)、上部界面層25、上部誘電体層26、調整層27、放熱層28及び保護層29が順次積層された構造を有する。第2ディスク20を構成するこれらの各層は、前述した第1ディスク10を構成する各層とそれぞれ同様な材料を用いて形成される。
ここで記録層24は、6倍速〜16倍速(24.48m/s〜67.92m/s)(第2の書き込み速度情報)に対応するように、Bi12Ge38Te50(at.%)ターゲットをArガス雰囲気中でスパッタし、厚さ9nmの膜厚で形成されている。
また、放熱層28は、Ag99Cu1(wt.%)をスパッタリングすることにより厚さ150nmの膜厚で形成されている。
ここで記録層24は、6倍速〜16倍速(24.48m/s〜67.92m/s)(第2の書き込み速度情報)に対応するように、Bi12Ge38Te50(at.%)ターゲットをArガス雰囲気中でスパッタし、厚さ9nmの膜厚で形成されている。
また、放熱層28は、Ag99Cu1(wt.%)をスパッタリングすることにより厚さ150nmの膜厚で形成されている。
図1に示すように、第1ディスク10と第2ディスク20とは、接着層110を介してそれぞれの保護層19と保護層29とが対向するように貼り合わされ、両面2層ディスク構造の光記録媒体100を構成している。接着層110は、遅行性型接着剤を保護層19と保護層29とにそれぞれ塗布して形成し、紫外線照射後に加圧して第1ディスク10と第2ディスク20とを貼り合わせた。
図2は、第1ディスク10の記録領域Rを説明するための図である。尚、第2ディスク20も第1ディスク10と同様な記録領域Rが構成されている。
図2に示すように、第1ディスク10の記録領域Rは、ディスク最内周側に設けられる記録情報管理領域R−Infoを有している。この記録情報管理領域R−Infoは、書き込み速度が2倍速〜5倍速に対応する速度情報(第1の書き込み速度情報)を格納している。また、記録領域Rは、記録情報管理領域R−Infoの外側に設けられるリードイン領域R−inと、リードイン領域R−inの外側に設けられるデータ領域DAとを有している。さらに、記録領域Rは、データ領域DAの外側に設けられるリードアウト領域R−outを有している。データ領域DAは、35個の複数のゾーンに分割されている。
尚、第2ディスク20も第1ディスク10と同様な記録領域Rが構成されており、第2ディスク20の記録情報管理領域R−Infoに、書き込み速度が6倍速〜16倍速に対応する速度情報(第2の書き込み速度情報)が格納されている。
図2に示すように、第1ディスク10の記録領域Rは、ディスク最内周側に設けられる記録情報管理領域R−Infoを有している。この記録情報管理領域R−Infoは、書き込み速度が2倍速〜5倍速に対応する速度情報(第1の書き込み速度情報)を格納している。また、記録領域Rは、記録情報管理領域R−Infoの外側に設けられるリードイン領域R−inと、リードイン領域R−inの外側に設けられるデータ領域DAとを有している。さらに、記録領域Rは、データ領域DAの外側に設けられるリードアウト領域R−outを有している。データ領域DAは、35個の複数のゾーンに分割されている。
尚、第2ディスク20も第1ディスク10と同様な記録領域Rが構成されており、第2ディスク20の記録情報管理領域R−Infoに、書き込み速度が6倍速〜16倍速に対応する速度情報(第2の書き込み速度情報)が格納されている。
図3は、第1ディスク10のデータ領域DAを説明するための図である。図3に示すように、物理フォーマットがDVD−RAM規格Ver.2に基づき形成された第1ディスク10のデータ領域DAは、半径方向に同心円状に35個のゾーン(ゾーン1,ゾーン2,ゾーン3・・・ゾーン33,ゾーン34,ゾーン35)に分割されている。各ゾーン内では回転数が一定となるZCLV(Zone Constant Linear Velocity)方式が採用されている。また、各ゾーンには、ランド/グルーブ記録が行われる複数個のセクターSeによって区切られ、セクターSeの先頭部分には、エンボスピットによるヘッダーHdが形成されている。また、最内周のゾーン1では1トラックあたりのセクターは17個、最外周のゾーン35ではセクターは41個である(DVD−RAM規格Ver.2)。
図4は、第1ディスク10のセクターSeのフォーマットを説明するための図である。図4に示すように、セクターSeは、先頭部分に形成されたヘッダー領域HAと、ミラー領域MA、2048バイトの記録領域RAとに分割され、これらによって1セクター(1Se)が構成される。さらに、ヘッダー領域HAは4つの領域(第1領域〜第4領域)に分割され、グルーブGとランドLの間に存在する。第1領域と第2領域は、ランドトラックから見て、ランドトラックの外周側に配置され、第3領域と第4領域はランドトラックの内周側に配置されている。ビームスポットBSは、ランド/グルーブのウォブルWとヘッダー領域HAに形成されたエンボスピットよってアドレスを検出する。
次に、実施の形態1において調製した光記録媒体100の特性評価(繰返し書換え試験)を、所定の情報記録装置を用いて以下のとおり行った。
情報記録装置は、情報の記録再生時に光記録媒体100に光照射するための半導体レーザ(波長655nm、開口数0.6)と、その半導体レーザの出力を制御するためのレーザードライバと、記録情報に従って生成された記録パルスを発生させるための波形発生装置と、波形等価回路と、2値化回路とを備えている。
情報の記録は、8−16変調を用い、第1ディスク10の記録層14及び第2ディスク20の記録層24にマークエッジ記録方式の記録マークを形成した。記録マークの最短マーク長は0.42μmとした。また、情報として3T〜14Tのランダムパターンを記録し、記録されたランダムパターンを再生した。
書き込み速度が2倍速〜5倍速に対応する速度情報が格納されている第1ディスク10の記録再生は、2倍速に相当する線速8.2m/sで行った。また、書き込み速度が6倍速〜16倍速に対応する速度情報が格納されている第2ディスク20の記録は16倍速に相当する線速67.9m/sで行い、記録された情報の再生は6倍速に相当する線速24.5m/sで行った。
情報記録装置は、情報の記録再生時に光記録媒体100に光照射するための半導体レーザ(波長655nm、開口数0.6)と、その半導体レーザの出力を制御するためのレーザードライバと、記録情報に従って生成された記録パルスを発生させるための波形発生装置と、波形等価回路と、2値化回路とを備えている。
情報の記録は、8−16変調を用い、第1ディスク10の記録層14及び第2ディスク20の記録層24にマークエッジ記録方式の記録マークを形成した。記録マークの最短マーク長は0.42μmとした。また、情報として3T〜14Tのランダムパターンを記録し、記録されたランダムパターンを再生した。
書き込み速度が2倍速〜5倍速に対応する速度情報が格納されている第1ディスク10の記録再生は、2倍速に相当する線速8.2m/sで行った。また、書き込み速度が6倍速〜16倍速に対応する速度情報が格納されている第2ディスク20の記録は16倍速に相当する線速67.9m/sで行い、記録された情報の再生は6倍速に相当する線速24.5m/sで行った。
この結果、書き込み速度が2倍速〜5倍速に対応する速度情報が格納されている第1ディスク10と書き込み速度が6倍速〜16倍速に対応する速度情報が格納されている第2ディスク20とは、ともにランド及びグルーブのジッター(jitter)は、仕様値の9%以下であった。
以上説明したように、実施の形態1の光記録媒体100は、DVD−RAM規格Ver.2に基づく物理フォーマットで形成され、且つ、データの書き込み速度が異なる2枚のディスクを貼り合わせた両面2層ディスク構造を有することにより、1枚のディスクで2倍速〜16倍速の幅広い線速域に対応することが可能となる。この結果、書き込み速度が異なる書換型光記録媒体の記録互換性が保証される。
以上説明したように、実施の形態1の光記録媒体100は、DVD−RAM規格Ver.2に基づく物理フォーマットで形成され、且つ、データの書き込み速度が異なる2枚のディスクを貼り合わせた両面2層ディスク構造を有することにより、1枚のディスクで2倍速〜16倍速の幅広い線速域に対応することが可能となる。この結果、書き込み速度が異なる書換型光記録媒体の記録互換性が保証される。
尚、実施の形態1では、DVD−RAM規格Ver.2に基づく物理フォーマットで形成された2枚のディスクを貼り合わせた両面2層ディスク構造について説明したが、DVD−RW規格に基づく物理フォーマットで形成された2枚のディスクを貼り合わせた両面2層ディスク構造とすることも可能である。
この場合、DVD−RW規格に基づく物理フォーマットで形成され、記録情報管理領域R−Infoに、書き込み速度が1倍速〜2倍速(3.49m/s〜6.98m/s)に対応する速度情報を格納した第1のディスクと、同様にDVD−RW規格に基づく物理フォーマットで形成され、記録情報管理領域R−Infoに、書き込み速度が2倍速〜6倍速(6.98m/s〜20.94m/s)に対応する速度情報を格納した第2のディスクとをそれぞれ調製し、これらの第1のディスクと第2のディスクとを、接着層を介して貼り合わせ、両面2層ディスク構造の光記録媒体を構成することができる。
この場合、DVD−RW規格に基づく物理フォーマットで形成され、記録情報管理領域R−Infoに、書き込み速度が1倍速〜2倍速(3.49m/s〜6.98m/s)に対応する速度情報を格納した第1のディスクと、同様にDVD−RW規格に基づく物理フォーマットで形成され、記録情報管理領域R−Infoに、書き込み速度が2倍速〜6倍速(6.98m/s〜20.94m/s)に対応する速度情報を格納した第2のディスクとをそれぞれ調製し、これらの第1のディスクと第2のディスクとを、接着層を介して貼り合わせ、両面2層ディスク構造の光記録媒体を構成することができる。
尚、図示しないが、DVD−RW規格に基づく物理フォーマットの第1のディスク及び第2のディスクは、通常、以下のようにして形成される。即ち、ポリカーボネート樹脂等を用いて、直径45.0mm〜直径117.0mmの範囲に、DVD−RWフォーマットに基づきリードインデータ、アドレス、トラックサーボ用グルーブ等を形成した基板を形成する。基板は、外径120mm、内径15mm、厚さ0.6mmである。また、トラックピッチ740nmのトラッキング用のプリグルーブが螺旋状に形成されている。
次に、基板の信号面にスパッタ法により直径40mm〜直径119mmの範囲に、透明誘電体層、相変化材料からなる記録層、透明誘電体層、Al合金からなる反射層を順次積層する。次に、反射層上にスピンコート法により約10μmの厚さで紫外線硬化性樹脂を塗布し、紫外線照射により硬化させて、保護膜層を形成する。
次に、基板の信号面にスパッタ法により直径40mm〜直径119mmの範囲に、透明誘電体層、相変化材料からなる記録層、透明誘電体層、Al合金からなる反射層を順次積層する。次に、反射層上にスピンコート法により約10μmの厚さで紫外線硬化性樹脂を塗布し、紫外線照射により硬化させて、保護膜層を形成する。
図5は、本実施の形態が適用される光記録媒体の実施の形態2を説明するための図である。図5には、実施の形態1と同様に、DVD−RAM規格Ver.2に基づく物理フォーマットで形成され、且つ、データの書き込み速度が2倍速〜5倍速に対応する速度情報が格納された第1ディスク10と、データの書き込み速度が6倍速〜12倍速に対応する速度情報が格納された第2ディスク30とを貼り合わせた両面2層ディスク構造の光記録媒体200が示されている。
図5に示すように、光記録媒体200における第1ディスク10は、実施の形態1の光記録媒体100における第1ディスク10と同一構造なので説明を省略する。また、第2ディスク30は、DVD−RAM規格Ver.2に基づく物理フォーマットで形成された基板31上に、下部誘電体層32、下部界面層33、6倍速〜12倍速(24.48m/s〜50.94m/s)に対応する相変化材料により形成された記録層34、上部界面層35、上部誘電体層36、調整層37、放熱層38及び保護層39が順次積層された構造を有する。尚、基板31の表面には、トラックピッチ615nm、溝深さ65nmのトラッキング用のプリグルーブ31aが螺旋状に形成されている。
図5に示すように、光記録媒体200における第1ディスク10は、実施の形態1の光記録媒体100における第1ディスク10と同一構造なので説明を省略する。また、第2ディスク30は、DVD−RAM規格Ver.2に基づく物理フォーマットで形成された基板31上に、下部誘電体層32、下部界面層33、6倍速〜12倍速(24.48m/s〜50.94m/s)に対応する相変化材料により形成された記録層34、上部界面層35、上部誘電体層36、調整層37、放熱層38及び保護層39が順次積層された構造を有する。尚、基板31の表面には、トラックピッチ615nm、溝深さ65nmのトラッキング用のプリグルーブ31aが螺旋状に形成されている。
第2ディスク30を構成するこれらの各層は、前述した第1ディスク10を構成する各層とそれぞれ同様な材料を用いて形成される。
ここで記録層34は、6倍速〜12倍速に対応するように、Bi10Ge40Te50(at.%)ターゲットをArガス雰囲気中でスパッタし、厚さ9nmの膜厚で形成されている。また、放熱層38は、Ag99Cu1(wt.%)をスパッタリングすることにより厚さ150nmの膜厚で形成されている。
図5に示すように、第1ディスク10と第2ディスク30とは、接着層120を介してそれぞれの保護層19と保護層39とが対向するように貼り合わされ、両面2層ディスク構造の光記録媒体200を構成している。
ここで記録層34は、6倍速〜12倍速に対応するように、Bi10Ge40Te50(at.%)ターゲットをArガス雰囲気中でスパッタし、厚さ9nmの膜厚で形成されている。また、放熱層38は、Ag99Cu1(wt.%)をスパッタリングすることにより厚さ150nmの膜厚で形成されている。
図5に示すように、第1ディスク10と第2ディスク30とは、接着層120を介してそれぞれの保護層19と保護層39とが対向するように貼り合わされ、両面2層ディスク構造の光記録媒体200を構成している。
次に、実施の形態1と同様に、光記録媒体200の特性評価(繰返し書換え試験)を、所定の情報記録装置を用いて行った。その結果、書き込み速度が2倍速〜5倍速に対応する速度情報が格納されている第1ディスク10と書き込み速度が6倍速〜12倍速に対応する速度情報が格納されている第2ディスク30とは、ともにランド及びグルーブのジッター(jitter)は、仕様値の9%以下であった。
図6は、本実施の形態が適用される光記録媒体の実施の形態3を説明するための図である。図6には、実施の形態1と同様に、DVD−RAM規格Ver.2に基づく物理フォーマットで形成され、且つ、データの書き込み速度が2倍速〜5倍速に対応する速度情報が格納された第1ディスク10と、データの書き込み速度が6倍速〜10倍速に対応する速度情報が格納された第2ディスク40とを貼り合わせた両面2層ディスク構造の光記録媒体300が示されている。
図6に示すように、光記録媒体300における第1ディスク10は、実施の形態1の光記録媒体100における第1ディスク10と同一構造なので説明を省略する。また、第2ディスク40は、DVD−RAM規格Ver.2に基づく物理フォーマットで形成された基板41上に、下部誘電体層42、下部界面層43、6倍速〜10倍速(24.48m/s〜42.45m/s)に対応する相変化材料により形成された記録層44、上部界面層45、上部誘電体層46、調整層47、放熱層48及び保護層49が順次積層された構造を有する。尚、基板41の表面には、トラックピッチ615nm、溝深さ65nmのトラッキング用のプリグルーブ41aが螺旋状に形成されている。
図6に示すように、光記録媒体300における第1ディスク10は、実施の形態1の光記録媒体100における第1ディスク10と同一構造なので説明を省略する。また、第2ディスク40は、DVD−RAM規格Ver.2に基づく物理フォーマットで形成された基板41上に、下部誘電体層42、下部界面層43、6倍速〜10倍速(24.48m/s〜42.45m/s)に対応する相変化材料により形成された記録層44、上部界面層45、上部誘電体層46、調整層47、放熱層48及び保護層49が順次積層された構造を有する。尚、基板41の表面には、トラックピッチ615nm、溝深さ65nmのトラッキング用のプリグルーブ41aが螺旋状に形成されている。
第2ディスク40を構成するこれらの各層は、前述した第1ディスク10を構成する各層とそれぞれ同様な材料を用いて形成される。
ここで記録層44は、6倍速〜10倍速に対応するように、Bi10Ge40Te50(at.%)ターゲットをArガス雰囲気中でスパッタし、厚さ9nmの膜厚で形成されている。また、放熱層48は、Ag99Cu1(wt.%)をスパッタリングすることにより厚さ100nmの膜厚で形成されている。
図6に示すように、第1ディスク10と第2ディスク40とは、接着層130を介してそれぞれの保護層19と保護層49とが対向するように貼り合わされ、両面2層ディスク構造の光記録媒体300を構成している。
ここで記録層44は、6倍速〜10倍速に対応するように、Bi10Ge40Te50(at.%)ターゲットをArガス雰囲気中でスパッタし、厚さ9nmの膜厚で形成されている。また、放熱層48は、Ag99Cu1(wt.%)をスパッタリングすることにより厚さ100nmの膜厚で形成されている。
図6に示すように、第1ディスク10と第2ディスク40とは、接着層130を介してそれぞれの保護層19と保護層49とが対向するように貼り合わされ、両面2層ディスク構造の光記録媒体300を構成している。
次に、実施の形態1と同様に、光記録媒体300の特性評価(繰返し書換え試験)を、所定の情報記録装置を用いて行った。その結果、書き込み速度が2倍速〜5倍速に対応する速度情報が格納されている第1ディスク10と書き込み速度が6倍速〜10倍速に対応する速度情報が格納されている第2ディスク40とは、ともにランド及びグルーブのジッター(jitter)は、仕様値の9%以下であった。
以上説明したように、本発明によれば、同一規格の物理フォーマットで形成され、且つ、データの書き込み速度が異なる2枚のディスクを貼り合わせた両面2層ディスク構造を有することにより、線速域に互換性がないドライブを用いる場合に、1枚のディスクで幅広い線速域に対応することが可能となる。例えば、DVD−RAMフォーマットの場合は、2倍速〜5倍速に対応した第1のディスクと、6倍速〜16倍速に対応した第2のディスクとを貼り合わせ、1枚のディスクでDVD−RAMフォーマットの記録に対応する市場のすべてのドライブにより記録再生が可能となり、互換性が向上したディスクが提供される。
10…第1ディスク、11,21,31,41…基板、11a,21a,31a,41a…プリグルーブ、12,22,32,42…下部誘電体層、13,23,33,43…下部界面層、14,24,34,44…記録層、15,25,35,45…上部界面層、16,26,36,46…上部誘電体層、17,27,37,47…調整層、18,28,38,48…放熱層、19,29,39,49…保護層、20,30,40…第2ディスク、100,200,300…光記録媒体、110,120,130…接着層
Claims (12)
- 所定の物理フォーマットを形成し、第1の書き込み速度情報が格納された第1の基板上に、直接または他の層を介して第1の相変化記録層を設けた第1のディスク基板と、
前記第1の基板と同一の物理フォーマットを形成し、且つ、当該第1の基板と異なる第2の書き込み速度情報が格納された第2の基板上に、直接または他の層を介して第2の相変化記録層を設けた第2のディスク基板と、
前記第1の相変化記録層及び前記第2の相変化記録層が内側になるように、前記第1のディスク基板及び前記第2のディスク基板を貼り合わせる接着層と、を有することを特徴とする光記録媒体。 - 前記物理フォーマットがDVD−RAMであることを特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
- 前記第1の書き込み速度情報が2倍速〜5倍速に対応し、前記第2の書き込み速度情報が6倍速〜16倍速に対応することを特徴とする請求項2記載の光記録媒体。
- 前記第1の書き込み速度情報が2倍速〜5倍速に対応し、前記第2の書き込み速度情報が6倍速〜12倍速に対応することを特徴とする請求項2記載の光記録媒体。
- 第1の書き込み速度情報が2倍速〜5倍速に対応し、前記第2の書き込み速度情報が6倍速〜10倍速に対応することを特徴とする請求項2記載の光記録媒体。
- 前記物理フォーマットがDVD−RWであることを特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
- 同一の物理フォーマットを形成し、それぞれ相変化記録層を設けた2枚の基板を貼り合わせた両面2層ディスク型の光記録媒体であって、
前記2枚の基板にそれぞれ格納された書き込み速度情報が異なることを特徴とする光記録媒体。 - 前記物理フォーマットがDVD−RAM規格に基づき形成され、前記相変化記録層がBiGeTe合金を含むことを特徴とする請求項7記載の光記録媒体。
- 前記物理フォーマットがDVD−RAM規格に基づき形成され、前記2枚の基板の中、一方の基板に格納された前記書き込み速度情報が2倍速〜5倍速に対応し、他方の基板に格納された前記書き込み速度情報が6倍速〜16倍速に対応することを特徴とする請求項7記載の光記録媒体。
- 両面2層ディスク型の光記録媒体であって、
DVD−RAMの物理フォーマットを形成した基板上に、他の層を介して8.16(m/s)〜21.23(m/s)の情報の書き込み速度に対応する相変化記録層を設けた第1のディスク基板と、
前記第1のディスク基板と同一の物理フォーマットを形成した基板上に、他の層を介して前記情報の書き込み速度より大きい第2の書き込み速度に対応する相変化記録層を設けた第2のディスク基板と、を有し、
前記第1のディスク基板と前記第2のディスク基板とを貼り合わせることを特徴とする光記録媒体。 - 前記第2の書き込み速度が、24.48(m/s)〜67.92(m/s)であることを特徴とする請求項10記載の光記録媒体。
- 前記相変化記録層がBiGeTe合金を含むことを特徴とする請求項10記載の光記録媒体。
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JP2005163129A Withdrawn JP2006338800A (ja) | 2005-06-02 | 2005-06-02 | 光記録媒体 |
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