JP2006336708A - 複列転がり軸受及び軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 予圧付与の際に、間座を介装した側の軌道輪の倒れを防止して、軸受の振れ精度の悪化を回避でき、さらに、安定した予圧を容易に設定できるとともに、安定した剛性値を得ることができる複列円すいころ軸受を提供する。
【解決手段】 外輪22の複列軌道面22aと内輪21の複列軌道面21aとの間に複列の円すいころ列23が周方向に転動可能に配設され、内輪21は各列毎に分割されて一対の分割内輪21bとされるとともに、該一対の分割内輪21bの間に内輪間座26が介装された複列円すいころ軸受20であって、前記一対の分割内輪21bと前記内輪間座26との軸方向の接触面を、テーパ面27とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般産業機械に用いられる複列転がり軸受及び軸受装置に関し、特に、印刷機械に好適に用いられる複列円すいころ軸受及び軸受装置に関する。
従来のこの種の複列円すいころ軸受としては、例えば、図5及び図6に示すものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)。
この複列円すいころ軸受は、内輪1と外輪2との間に、内輪1に対して偏心配置された中間輪3を有しており、中間輪3の外周側の複列軌道面と外輪2の複列軌道面との間に複列内向きの円すいころ列4を配設して外側軸受を構成するとともに、中間輪3の内周側の複列軌道面と内輪1の複列軌道面との間に複列外向きの円すいころ列5を配設して内側軸受を構成している。
また、内輪1は各列毎に分割されて一対の分割内輪1aとされるとともに、該一対の分割内輪1aの間に内輪間座7aが介装されており、外輪2についても各列毎に分割されて一対の分割外輪2aとされるとともに、該一対の分割外輪2aの間に外輪間座7bが介装されている。
このように構成された複列円すいころ軸受を、例えば、オフセット印刷機のゴム胴のサポート用軸受として用いる場合には、中間輪3の取付孔6に揺動用のブラケット(図示せず)が連結され、図8に示すように、ゴム胴8aの回転軸が内輪1に嵌合されて、回転可能に支持されるようになっている。
そして、印刷時には、ゴム胴8aが版胴8b及び圧胴8cに押し当てられた状態で高速回転し、インキローラ9aによって版胴8bの版9bに塗布されたインクがゴム胴8を介して圧胴8c側の印刷用紙9cに転写されて印刷される。
印刷トラブルにより紙が詰まった場合等には、ブラケットを操作して中間輪3を揺動させることにより、中間輪3と内輪1との間のカム作用によりゴム胴8aを版胴8b及び圧胴8cから離間移動させる。これにより、ゴム胴8aのインクが圧胴8c側の印刷用紙9cに転写されないようにし、また、詰まった紙の排出等を行う。
また、図7に示すように、外輪2を一体として、該外輪2の複列軌道面と中間輪3の外周側の複列軌道面との間に複列の針状ころ列10を配設したものが用いられることもある。
なお、内輪1の複列軌道面と中間輪3の内周側の複列軌道面との間の軸受空間には、ゴム胴8aを支持して高速回転運動することから、油潤滑が用いられている。一方、外輪2の複列軌道面と中間輪3の外周側の複列軌道面との間の軸受空間には、低速の揺動運動のみであるから多量の潤滑剤を必要とせず、油漏れにより紙が汚れるのを防止する観点から、グリース潤滑が用いられることが多い。
オフセット印刷機は、図8に示すように、中間胴8eを介して前記インキローラ9a、版胴8b、ゴム胴8a、圧胴8cが連続して取り付けられて、一連の印刷を行うように構成されており、圧胴8c及び中間胴8eは、複列軌道を有する一体の外輪と、一対の分割内輪を有する内輪と、前記外輪と前記内輪との間に配設された複列の複数の転動体(ころ)とを備えた複列ころ軸受によって回転可能に支持されている。
さらに、図9に示すように、単列の円すいころ軸受を2列組み合わせた軸受装置が用いられることもある。
この軸受装置は、内輪11の軌道面と外輪12の軌道面との間に複数の円すいころ13が保持器14を介して周方向に転動可能に配設された単列の円すいころ軸受15を2列背面組合せ構造としたものであり、各列の外輪12の間には、外輪間座12aが介装されている。
ところで、このような2列の円すいころ軸受を軸に組み付ける場合、一般に、軸を水平方向に向け、各列の外輪12間に外輪間座12aを介装して、各列の内輪11を圧入等によって嵌め込み、その後、軸端にナット16を締め付けて予圧を付与する。
また、図5〜図7に示した偏心軸受の場合についても、軸を水平方向に向け、中間輪3に対して、一対の分割内輪1a及び内輪間座7aを圧入等によって嵌め込み、その後、軸端にナットを締め付けて予圧を付与する。予圧設定は、いずれの場合も、軸受トルクを測定しながら、規定の値に設定し、また、外輪倒れや内輪倒れを確認し、再度、ナットの締め付け等で軸受の振れを修正する。
特開2001−27232号公報 特開2004−108572号公報 特開2005−61535号公報
しかしながら、上記従来の複列或いは2列の円すいころ軸受においては、一対の分割内輪1aと内輪間座7aとの軸方向の接触面、或いは各列の外輪12と外輪間座12aとの軸方向の接触面が、それぞれ軸受の径方向に沿った平行な面とされているため、軸を水平にして軸受の組み付けを行う場合、予圧を付与する際に、分割内輪1a或いは外輪12に倒れが生じやすい。
このため、予圧の管理、軸受剛性及び外輪や内輪の倒れによる軸受の振れ精度を管理するのが容易ではなく、組立時間が長くなり、場合によっては、内輪や外輪の倒れにより軸受の振れ精度に問題が生じることもある。
本発明は、このような不都合を解消するためになされたものであり、予圧付与の際に、間座を介装した側の軌道輪の倒れを防止して、軸受の振れ精度の悪化を回避することができ、さらに、安定した予圧を容易に設定することができるとともに、安定した剛性値を得ることができる複列転がり軸受及び軸受装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、外輪の複列軌道面と内輪の複列軌道面との間に複数の転動体が周方向に転動可能に配設され、前記内輪は各列毎に分割されて一対の分割内輪とされるとともに、該一対の分割内輪の間に内輪間座が介装された複列転がり軸受であって、
前記一対の分割内輪と前記内輪間座との軸方向の接触面を、テーパ面としたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、外輪の複列軌道面と内輪の複列軌道面との間に複数の転動体が周方向に転動可能に配設され、前記外輪は各列毎に分割されて一対の分割外輪とされるとともに、該一対の分割外輪の間に外輪間座が介装された複列転がり軸受であって、
前記一対の分割外輪と前記外輪間座との軸方向の接触面を、テーパ面としたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、外輪の軌道面と内輪の軌道面との間に複数の転動体が周方向に転動可能に配設された転がり軸受が複数列配置され、各列の外輪間又は内輪間に間座が介装された軸受装置であって、
前記各列の外輪又は内輪と前記間座との軸方向の接触面を、テーパ面としたことを特徴とする。
本発明によれば、間座の軸方向両側に配置される軌道輪と該間座との軸方向の接触面を、テーパ面としているので、予圧を付与した際に、軌道輪と間座とが軸方向に確実に密着して、間座を介装した側の軌道輪の倒れを防止することができる。
これにより、軸受の振れ精度の悪化を回避することができるとともに、安定した予圧を容易に設定することができる。また、安定した予圧を容易に設定することができることから、結果的に、安定した剛性値を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態である複列円すいころ軸受を説明するための要部断面図、図2は本発明の第2の実施の形態である複列円すいころ軸受を説明するための要部断面図、図3は図2の側面図、図4は本発明の第3の実施の形態である複列円すいころ軸受を説明するための断面図である。
本発明の第1の実施の形態である複列円すいころ軸受(複列転がり軸受)20は、内輪21の複列軌道面21aと外輪22の複列軌道面22aとの間に複列外向きの円すいころ列23が保持器24を介して周方向に転動可能に配設され、内輪21に軸25が嵌め込まれて、回転可能に支持されている。
また、外輪22は、剛性を高めるべく、一体型とされており、内輪21は、各列毎に分割されて一対の分割内輪21bとされるとともに、該一対の分割内輪21bの間に内輪間座26が介装されている。
ここで、この実施の形態では、一対の分割内輪21bと内輪間座26との軸方向の接触面を、径方向内方に向けて軸方向間隔が次第に狭くなるテーパ面27としている。
そして、軸25を水平方向に向け、外輪22に対して、一対の分割内輪21b及び内輪間座26を圧入等によって嵌め込み、その後、軸端にナット28を締め付けて予圧を付与する。
このように、この実施の形態では、一対の分割内輪21bと内輪間座26との軸方向の接触面を、径方向内方に向けて軸方向間隔が次第に狭くなるテーパ面27としているので、予圧を付与した際に、一対の分割内輪21bと内輪間座26とが軸方向に確実に密着して径方向に拘束され、内輪21の倒れを防止することができる。
これにより、軸受の振れ精度の悪化を回避することができるとともに、安定した予圧を容易に設定することができる。また、安定した予圧を容易に設定することができることから、結果的に、安定した剛性値を得ることができる。
このように構成された複列円すいころ軸受20を、例えば、オフセット印刷機の圧胴8c及び中間胴8eのサポート用軸受として用いる場合、圧胴8c及び中間胴8eの回転軸が内輪21に嵌合されて、回転可能に支持される。
図2及び図3に示す本発明の第2の実施の形態である複列円すいころ軸受(複列転がり軸受)30は、内輪31と外輪32との間に、内輪31に対して偏心配置された中間輪33を有している。
中間輪33の内周面には複列の軌道面33aが形成されており、中間輪33の複列軌道面33aと内輪31の複列軌道面31aとの間には、複列外向きの円すいころ列34が保持器35を介して周方向に転動可能に配設されて、内側軸受を構成している。
また、中間輪33の外周面には複列の軌道面33bが形成されており、中間輪33の複列軌道面33bと外輪32の複列軌道面32aとの間には、複列の円すいころ列36がスタッドタイプの保持器37を介して周方向に転動可能に配設されて、外側軸受を構成している。ここで、中間輪33は、内側軸受の外輪に相当するとともに、外側軸受の内輪に相当する。
各列の円すいころ36は、小径端側を軸方向外方に向け、且つ軸線を中間輪33の軸線に対して平行にして、互いに同心配置されている。
この場合、円すいころ36の円すい角度βは1〜10°とするのが好ましい。円すい角度βが1°未満では、十分な予圧をかけ難くなる場合があり、一方、円すい角度βが10°を超えると、ころ差動すべりが大きくなり、回転時のトルクが大きくなる場合がある。
外側軸受の円すいころ列36をこのように配置することにより、中間輪33の外周面(複列軌道面33b)が凹面となり、外側軸受として複列内向きの円すいころ列を採用した場合に比べて、中間輪33の外径、ひいては軸受外径を小さくすることができ、コンパクト化を図ることができる。
また、内輪31は各列毎に分割されて一対の分割内輪31bとされるとともに、該一対の分割内輪31bの間に内輪間座38が介装されており、外輪32についても各列毎に分割されて一対の分割外輪32bとされるとともに、該一対の分割外輪32bの間に外輪間座39が介装されている。一対の分割外輪32b及び外輪間座39は、例えば、軸方向に貫通するボルト17a及びナット17b等の締結手段17により円周上の複数箇所で一体に締結されている。
このように構成された複列円すいころ軸受30を、例えば、オフセット印刷機のゴム胴のサポート用軸受として用いる場合には、中間輪33に揺動用のブラケット18が連結され、図8を参照して、ゴム胴8aの回転軸が内輪31に嵌合されて、回転可能に支持される。
そして、印刷時には、ゴム胴8aが版胴8b及び圧胴8cに押し当てられた状態で高速回転し、インキローラ9aによって版胴8bの版9bに塗布されたインクがゴム胴8aを介して圧胴8c側の印刷用紙9cに転写されて印刷される。
印刷トラブルにより紙が詰まった場合等には、ブラケットを操作して中間輪33を揺動させることにより、中間輪33と内輪31との間のカム作用によりゴム胴8aを版胴8b及び圧胴8cから離間移動させる。これにより、ゴム胴8aのインクが圧胴8c側の印刷用紙9cに転写されないようにし、また、詰まった紙の排出等を行う。
紙の通過後、ブラケット18を逆方向に操作して中間輪33を逆回転させることにより、ゴム胴8aを版胴8b及び圧胴8cと再接触させて次の印刷を行う。
なお、外側軸受の各列の円すいころ36は、小径端側を軸方向外方に向け、且つ軸線を中間輪33の軸線に対して平行にして、互いに同心配置されていることから、ブラケット18を操作して中間輪33と外輪32とを相対運動させると、円すいころ36の大径端側と小径端側との転がり速度の差から、小径端側で差動滑りが生じる。しかし、印刷機械のゴム胴部のサポート軸受として用いる場合は、用紙排出のリリース時のみ中間輪33と外輪32とが相対回転し、しかも回転速度も遅く、1動作あたり1/2回転以下程度であり、更には、円すいころ36の円すい角度βを比較的小さくしていることから、十分な潤滑状態であれば機能上問題はない。
ここで、この実施の形態では、一対の分割内輪31bと内輪間座38との軸方向の接触面を、径方向内方に向けて軸方向間隔が次第に狭くなるテーパ面38aとしている。
そして、上記第1の実施の形態と同様に、軸を水平方向に向け、中間輪33に対して、一対の分割内輪31b及び内輪間座38を圧入等によって嵌め込み、その後、軸端にナットを締め付けて予圧を付与する。
このように、この実施の形態では、一対の分割内輪31bと内輪間座38との軸方向の接触面を、径方向内方に向けて軸方向間隔が次第に狭くなるテーパ面38aとしているので、予圧を付与した際に、一対の分割内輪31bと内輪間座38とが軸方向に確実に密着して径方向に拘束され、内輪31の倒れを防止することができる。
これにより、軸受の振れ精度の悪化を回避することができるとともに、安定した予圧を容易に設定することができる。また、安定した予圧を容易に設定することができることから、結果的に、安定した剛性値を得ることができる。
図4に示す本発明の第3の実施の形態である複列円すいころ軸受(複列転がり軸受)40は、内輪41と外輪42との間に該内輪41に対して偏心配置された中間輪43を有している。内輪41は2列配置され、中間輪43の内周面には複列の軌道面43aが形成されており、2列の内輪41の各軌道面41aと中間輪43の複列軌道面43aとの間には、保持器44を介して複列外向きの円すいころ列45が配設されて、内側軸受を構成している。
また、中間輪43の外周面には複列の軌道面43bが形成されており、中間輪43の複列軌道面43bと外輪42の複列軌道面42aとの間には、複列外向きの総円すいころ列47が配設されて、外側軸受を構成している。ここで、中間輪43は、内側軸受の外輪に相当するとともに、外側軸受の内輪に相当する。
外輪42は、各列毎に分割されて一対の分割外輪42bとされるとともに、該一対の分割外輪42bの間に外輪間座48が介装されている。
ここで、この実施の形態では、一対の分割外輪42bと外輪間座48との軸方向の接触面を、径方向内方に向けて軸方向間隔が次第に狭くなるテーパ面49としている。
そして、上記第1の実施の形態と同様に、軸を水平方向に向け、中間輪43に対して、一対の分割外輪42b及び外輪間座48を圧入等によって嵌め込み、その後、軸端にナットを締め付けて予圧を付与する。
このように、この実施の形態では、一対の分割外輪42bと外輪間座48との軸方向の接触面を、径方向内方に向けて軸方向間隔が次第に狭くなるテーパ面49としているので、予圧を付与した際に、一対の分割外輪42bと外輪間座4 8とが軸方向に確実に密着して径方向に拘束され、外輪42の倒れを防止することができる。
これにより、軸受の振れ精度の悪化を回避することができるとともに、安定した予圧を容易に設定することができる。また、安定した予圧を容易に設定することができることから、結果的に、安定した剛性値を得ることができる。
なお、本発明の外輪、内輪、転動体、分割内輪、分割外輪、間座等の構成は、上記各実施の形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、複列の円すいころ軸受に本発明を適用した場合を例示したが、これに代えて、単列の円すいころ軸受を2列配置するとともに、各列の外輪間又は内輪間に間座を介装した軸受装置に本発明を適用してもよい。
即ち、各列の外輪又は内輪と間座との軸方向の接触面を、テーパ面とすることにより、上記各実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態である複列円すいころ軸受を説明するための要部断面図である。 本発明の第2の実施の形態である複列円すいころ軸受を説明するための要部断面図である。 図2の側面図である。 本発明の第3の実施の形態である複列円すいころ軸受を説明するための断面図である。 従来の複列円すいころ軸受を説明するための断面図である。 図5の側面図である。 従来の複列円すいころ軸受を説明するための断面図である。 オフセット印刷機の概略を示す図である。 単列の円すいころ軸受を2列組み合わせた従来の軸受装置を説明するための要部断面図である。
符号の説明
20 複列円すいころ軸受(複列転がり軸受)
21 内輪
21a 複列軌道面(内輪)
21b 分割内輪
22 外輪
22a 複列軌道面(外輪)
23 円すいころ(転動体)
26 内輪間座
27 テーパ面
30 複列円すいころ軸受(複列転がり軸受)
31 内輪
31a 複列軌道面(内輪)
31b 分割内輪
33 中間輪
33a 複列軌道面(中間輪)
34 円すいころ(転動体)
38 内輪間座
38a テーパ面
40 複列円すいころ軸受(複列転がり軸受)
42 外輪
42a 複列軌道面(外輪)
42b 分割外輪
43 中間輪
43b 複列軌道面(中間輪)
47 円すいころ(転動体)
48 外輪間座
49 テーパ面

Claims (3)

  1. 外輪の複列軌道面と内輪の複列軌道面との間に複数の転動体が周方向に転動可能に配設され、前記内輪は各列毎に分割されて一対の分割内輪とされるとともに、該一対の分割内輪の間に内輪間座が介装された複列転がり軸受であって、
    前記一対の分割内輪と前記内輪間座との軸方向の接触面を、テーパ面としたことを特徴とする複列転がり軸受。
  2. 外輪の複列軌道面と内輪の複列軌道面との間に複数の転動体が周方向に転動可能に配設され、前記外輪は各列毎に分割されて一対の分割外輪とされるとともに、該一対の分割外輪の間に外輪間座が介装された複列転がり軸受であって、
    前記一対の分割外輪と前記外輪間座との軸方向の接触面を、テーパ面としたことを特徴とする複列転がり軸受。
  3. 外輪の軌道面と内輪の軌道面との間に複数の転動体が周方向に転動可能に配設された転がり軸受が複数列配置され、各列の外輪間又は内輪間に間座が介装された軸受装置であって、
    前記各列の外輪又は内輪と前記間座との軸方向の接触面を、テーパ面としたことを特徴とする軸受装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113107972A (zh) * 2015-09-10 2021-07-13 斯凯孚公司 用于预紧轴承的张力装置和方法

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