JP2006335134A - ブレーキ点灯形態制御装置、追突警報装置、車間制御装置、ブレーキランプ情報伝達システム及びブレーキランプ情報伝達方法 - Google Patents

ブレーキ点灯形態制御装置、追突警報装置、車間制御装置、ブレーキランプ情報伝達システム及びブレーキランプ情報伝達方法 Download PDF

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Abstract

【課題】先行車両が有する情報とブレーキランプの点灯形態とを連動させることにより、先行車両が有する情報をブレーキランプの点灯形態を介して後続車両に伝達する。
【解決手段】ブレーキ点灯形態制御装置は、運転者のブレーキ操作が反映される物理量を検出するブレーキ操作検出手段と、前記ブレーキ操作検出手段が検出した前記物理量に応じてブレーキランプの点灯形態を制御するブレーキランプ制御手段とを備える。追突警報装置は、先行車両のブレーキランプを撮像する撮像手段と、ブレーキランプの点灯形態からブレーキ操作の大きさを演算するブレーキ操作量演算手段と、先行車両と自車両との車間距離を求める車間距離検出手段と、ブレーキ操作の大きさ及び車間距離から将来の車間距離を予測する将来車間距離予測手段と、将来の車間距離に基づいて先行車両との追突を運転者に対して警告するか否かを制御する警報制御手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、先行車両が有する情報をブレーキランプの点灯形態を介して後続車両に伝達するブレーキ点灯形態制御装置、追突警報装置、車間制御装置、ブレーキランプ情報伝達システム及びブレーキランプ情報伝達方法に関する。
従来から、車載カメラにて撮像された前方画像を認識処理して先行車におけるブレーキランプの点灯を検出する認識手段を備えた先行車制動識別装置や、ブレーキランプの点灯を検出した時には警報を発するか、または制動機構やスロットル機構を操作して減速制御や車間距離制御を行う車両制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−267686号公報
特許文献1の装置では、ブレーキランプの点灯しているか否かを検出するだけで、先行車の減速度の大きさまでは検出できない。そのため、先行車の減速による自車との追突のリスクを精度良く予測することが困難である。したがって、先行車のブレーキランプの点灯に対して過剰に反応して、不必要な追突警報が発したり、車間距離制御装置が頻繁に加減速を行うような事態が考えられる。
本発明の第1の特徴は、運転者のブレーキ操作が反映される物理量を検出するブレーキ操作検出手段と、前記ブレーキ操作検出手段が検出した前記物理量に応じてブレーキランプの点灯形態を制御するブレーキランプ制御手段とを備えるブレーキ点灯形態制御装置であることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、運転者のブレーキ操作が反映される物理量に応じて点灯形態が制御される先行車両のブレーキランプを撮像する撮像手段と、前記ブレーキランプの点灯形態から前記ブレーキ操作の大きさを演算するブレーキ操作量演算手段と、前記先行車両と自車両との車間距離を求める車間距離検出手段と、前記ブレーキ操作の大きさ及び前記車間距離から将来の前記車間距離を予測する将来車間距離予測手段と、前記将来の車間距離に基づいて前記先行車両との追突を運転者に対して警告するか否かを制御する警報制御手段とを備える追突警報装置であることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、運転者のブレーキ操作が反映される物理量に応じて点灯形態が制御される先行車両のブレーキランプを撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した前記ブレーキランプの点灯形態から前記ブレーキ操作の大きさを演算するブレーキ操作量演算手段と、前記ブレーキ操作の大きさから前記先行車両の減速挙動を予測する先行車挙動予測手段と、前記先行車両と自車両との車間距離を求める車間距離検出手段と、前記車間距離検出手段が求めた前記車間距離及び前記減速挙動に基づいて前記車間距離を制御する車間距離制御手段とを備える車間制御装置であることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、ブレーキ情報送信装置と、ブレーキ情報受信装置とを備え、ブレーキ情報送信装置は、運転者のブレーキ操作が反映される物理量を検出するブレーキ操作検出手段と、前記ブレーキ操作検出手段が検出した前記物理量に応じてブレーキランプの点灯形態を制御するブレーキランプ制御手段とを有し、ブレーキ情報受信装置は、先行車両の前記ブレーキランプを撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した前記ブレーキランプの点灯形態から前記先行車両が有する情報を取得する先行車両情報取得手段とを有することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、運転者のブレーキ操作が反映される物理量を検出し、前記物理量に応じてブレーキランプの点灯形態を制御し、先行車両の前記ブレーキランプを撮像し、前記ブレーキランプの点灯形態から前記先行車両が有する情報を取得するブレーキランプ情報伝達方法であることを要旨とする。
本発明によれば、先行車両が有する情報とブレーキランプの点灯形態とを連動させることにより、先行車両が有する情報をブレーキランプの点灯形態を介して後続車両に伝達するブレーキ点灯形態制御装置、追突警報装置、車間制御装置、ブレーキランプ情報伝達システム及びブレーキランプ情報伝達方法を提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において同一あるいは類似の部分には同一あるいは類似な符号を付している。
(第1の実施の形態)
[構成]
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係わるブレーキ点灯形態制御装置は、運転者のブレーキ操作が反映される物理量を検出するブレーキ操作検出手段(油圧センサ2)と、ブレーキ操作検出手段が検出した物理量に応じてブレーキランプ24の点灯形態を制御するブレーキランプ制御手段(ブレーキランプ駆動回路3)とを備える。
「運転者のブレーキ操作が反映される物理量」は、運転者が制御する車両の制動力を示す量である。ここでは、運転者が足で踏み込むことができるフットブレーキペダル21が油圧系22を介してブレーキ23に接続され、運転者によるフットブレーキペダル21の踏み込み角度が増す程、運転者が強くフットブレーキペダル21を踏み込む程、油圧が増し、その結果、車両の制動力が増す。この場合、フットブレーキペダル21の踏み込み角度及び油圧センサ2が検出する油圧系22の油圧が「運転者のブレーキ操作が反映される物理量」に含まれる。油圧センサ2は、検出した油圧をブレーキ圧力信号SG1としてブレーキランプ駆動回路3に送信する。
ブレーキランプ制御手段としてのブレーキランプ駆動回路3は、受信したブレーキ圧力信号SG1に応じてブレーキランプ24の点灯形態を制御する。ブレーキランプ駆動回路3は、具体的には、ブレーキ圧力信号SG1から変調駆動信号SG2を生成し、ブレーキランプ24へ送信する。変調駆動信号SG2は、ブレーキランプ24の点滅周波数を変調させるための制御信号である。ブレーキランプ24は、変調駆動信号SG2に従った点灯形態で点灯する。
図2(a)に示すように、フットブレーキペダル21の踏み込み角度が0度或いは遊び角度の範囲内である時、ブレーキランプ24は消灯しているが、フットブレーキペダル21の踏み込み角度が実質的に0度でなくなると、ブレーキランプ24は、変調駆動信号SG2に従った点滅周波数fで点灯及び消灯を繰り返す、即ち点滅する。
図2(b)に示すように、点滅周波数fは、ブレーキ圧力つまりフットブレーキペダル21の踏み込み角度(以後、単に「ブレーキ圧」という)が大きくなるほど大きくなる。好ましくは直線状に増加する。
また、点滅周波数fは、人間の肉眼により方向指示灯の点滅を認識することができる最大の周波数(肉眼臨界融合頻度周波数)よりも高い周波数であることが望ましい。更に望ましくは、点滅周波数fは、肉眼の臨界融合頻度周波数feから後述する図3の車載カメラ4のサンプリング周波数fcの半値(fc/2)までの間で変化する。
図3を参照して、本発明の第1の実施の形態に係わる追突警報装置を説明する。追突警報装置は、図1のブレーキ点灯形態制御装置を搭載する先行車両のブレーキランプを撮像する撮像手段(車載カメラ4)と、ブレーキランプの点灯形態からブレーキ操作の大きさを演算するブレーキ操作量演算手段(復調処理部5)と、先行車両と自車両との車間距離を求める車間距離検出手段(車間距離検出部6)と、復調処理部5が演算したブレーキ操作の大きさ及び車間距離検出部6が検出した車間距離から将来の車間距離を予測する将来車間距離予測手段(将来車間距離予測演算部7)と、将来の車間距離に基づいて先行車両との追突を運転者に対して警告するか否かを制御する警報制御手段(警報必要性判定処理部8)と、警報必要性判定処理部8の制御結果に従って当該追突を運転者に対して警告する警報部25とを備える。
「撮像手段」は、図1のブレーキランプ24の点灯形態を識別するために必要な画像を撮像する。点灯形態として図2(a)及び図2(b)に示した点滅周波数fが制御される場合、撮像手段の例としての車載カメラ4は、点滅周波数fを識別するために必要なフレームレイト(サンプリング周波数fc)を備える。点灯形態として点灯輝度或いは点灯輝度変化量が制御される場合、撮像手段は、点灯輝度或いは点灯輝度変化を識別可能な機能を備える。車載カメラ4は、撮像したブレーキランプ撮影画像SG3を復調処理部5へ転送する。
復調処理部5は、ブレーキランプ撮影画像SG3からブレーキランプ24の点滅周波数fを演算し、点滅周波数fから先行車両のブレーキ操作の大きさ(ブレーキ圧)を演算する。そして、ブレーキ圧信号SG4を将来車間距離予測演算部7へ送信する。
車間距離検出部6は、先行車両と自車両との車間距離SG5を将来車間距離予測演算部7へ送信する。
将来車間距離予測演算部7は、ブレーキ圧及び先行車両との車間距離から先行車両の減速挙動を予測し、将来の車間距離を予測する。例えば、現在から一定時間(予測区間)が経過した時の先行車両との車間距離を「将来の車間距離」として演算する。そして、将来の車間距離SG6を警報必要性判定処理部8へ送信する。
警報必要性判定処理部8は、将来の車間距離が警報閾値未満である場合、警報の必要性があると判定して、警報部25へ警報駆動信号SG7を送信して駆動する。将来の車間距離が警報閾値以上である場合、警報の必要性がないと判定して、警報部25を駆動しない。
[動作]
図4を参照して、図1のブレーキ点灯形態制御装置の動作を説明する。
(イ)先ずS1段階において、油圧センサ2はブレーキ圧(ブレーキ踏み込み量)を読み込む。S2段階において、ブレーキランプ駆動回路3は、ブレーキ圧が所定値以上であるか否かを判断する。ここでの所定値は、フットブレーキペダル21の遊び量に相当する。ブレーキ圧が所定値以上であると判断した場合(S2段階でYES)S3段階に進み、ブレーキ圧が所定値未満であると判断した場合(S2段階でNO)S6段階に進む。
(ロ)ブレーキランプ駆動回路3は、S3段階においてブレーキ圧を読み込み、S4段階においてこのブレーキ圧に応じてブレーキランプ24の点滅周波数(変調周波数)を決定する。そして、S5段階において変調駆動信号SG2を生成してブレーキランプ24へ送信する。
(ハ)一方、S6段階において、フットブレーキペダル21は踏み込まれていないと判断して、ブレーキランプ24を消灯する。
以上の手順を経て、図7に示すように、先行車両26のブレーキランプの点灯形態が制御され、ブレーキランプの点灯形態を介して先行車両26が有する情報(ブレーキ圧の情報)が後続車両27に対して送信される。
図5を参照して、図3の車載カメラ4及び復調処理部5の動作を説明する。
(1)先ずS11段階において図7の後続車両27に搭載された車載カメラ4は、先行車両26の画像を撮像する。S12段階において復調処理部5は当該画像の中からブレーキランプ部位を抽出する。
(2)S13段階において復調処理部5は、点灯状態を検出するか否かを判断する。点灯状態を検出する場合(S13段階にてYES)S14段階に進み、点灯状態を検出しない場合(S13段階にてNO)S17段階に進む。
(3)復調処理部5は、S14段階において前回のブレーキランプの点灯を検出した時刻から点滅時間間隔を算出し、S15段階において現在の時刻をブレーキランプの点灯を検出した時刻として記録、更新する。そして、S16段階において、復調処理部5は、点滅時間間隔から先行車両のブレーキ圧を算出し、将来車間距離予測演算部7へブレーキ圧信号SG4を出力する。
(4)一方、S17段階において非点灯状態が所定フレーム数以上継続しているか否かを判断する。ここで、「所定フレーム数」は車載カメラ4が有するフレームレイトから算出される。所定フレーム数以上継続している場合(S17段階にてYES)、ブレーキランプは消灯していると判断して、S18段階に進む。所定フレーム数以上継続していない場合(S17段階にてNO)、所定フレーム内に再びブレーキランプが点灯しているということであるから、ブレーキランプは点滅していると判断して、S20段階に進む。
(5)復調処理部5は、S18段階において点灯検出時刻を消去して、S19段階においてブレーキ圧が0であると判断してその旨のブレーキ圧信号SG4を将来車間距離予測演算部7へ送信する。一方、S20段階において、前回算出したブレーキ圧の値を保持してブレーキ圧信号SG4を将来車間距離予測演算部7へ送信する。
以上の手順を経て、図7に示すように、先行車両26のブレーキランプの点灯形態を介して送信された先行車両26が有する情報(ブレーキ圧の情報)を後続車両27が受信することができる。
図6を参照して、図3の車間距離検出部6、将来車間距離予測演算部7と警報必要性判定処理部8の動作を説明する。
(I)先ずS31段階において、車間距離検出部6は、先行車両26と自車両(後続車両27)との車間距離を求める。S32段階では、将来車間距離予測演算部7は、車間距離の変化率から先行車両との相対速度を算出する。
(II)S33段階において、将来車間距離予測演算部7は、ブレーキ圧信号SG4から先行車両の減速度の予測値を算出する。例えば、図8(a)に示すように、先行車両の減速度を予測して、現在時刻から予測区間内での先行車両の速度変化を算出する。
(III)S34段階において、将来車間距離予測演算部7は、先行車両の速度変化から先行車両との将来の車間距離を予測する。例えば、図8(b)に示すように、現在時刻から予測区間内での車間距離の変化を算出する。
(IV)S35段階において、将来車間距離予測演算部7は、現在時刻から予測区間経過した時の車間距離(将来の車間距離)を算出し、将来の車間距離が所定の閾値(警報閾値)を下回るか否かを判断する。図8(b)に示すように警報閾値を下回る場合(S35段階にてYES)警報必要性判定処理部8は、警報の必要性があると判定して、警報駆動信号SG7を生成し、出力する。警報閾値以上である場合(S35段階にてNO)警報必要性判定処理部8は、警報の必要性がないと判定して、そのまま処理を終了する。
以上の手順を経て、後続車両27が受信した先行車両26が有する情報(ブレーキ圧の情報)に基づいて警報の有無を制御することができる。
(変形例)
なお、図1のブレーキ点灯形態制御装置において、ブレーキランプ駆動回路3は、2以上のブレーキランプ24に対して異なる制御を実施しても構わない。この場合、図3の追突警報装置において、復調処理部5は、2つのブレーキランプの点灯形態を識別する。具体的には、図9に示すように、先行車両のブレーキランプ24が第1のゾーン24a及び第2のゾーン24bの2つのゾーンに分割され、第1及び第2のゾーン24a、24bに対して、異なる点滅周波数fを設定しても構わない。例えば、第1のゾーン24aでは、第1の点滅周波数f1を用いて先々行車両の速度を後続車両に対して送信し、第2のゾーン24bでは、第2の点滅周波数f2を用いて先行車両のブレーキ圧を後続車両に対して送信することができる。図10(a)及び図10(b)に示すように、先々行車両の速度と先行車両のブレーキ圧について異なる点滅周波数特性を持たせることにより、両者を独立して制御することができる。ここでは、ブレーキランプが2つの場合について説明したが、3以上であっても構わない。ここで、「先々行車両」とは、先行車両の更に前を走行する車両を示す。勿論、先々行車両の速度の代わりに、先行車両の速度であっても構わない。
図11を参照して、ブレーキランプが2つの場合のブレーキ点灯形態制御装置の構成を説明する。フットブレーキペダル21、油圧系22、ブレーキ23は、図1と同じであるため説明を省略する。図1の油圧センサ2の代わりに、図11では、ブレーキ操作検出手段の他の例として、フットブレーキペダル21の踏み込み角度を検出するペダル踏み込み角センサ34を用いる。図1のブレーキランプ駆動回路3は、図11のブレーキランプ駆動回路3aに相当し、図1のブレーキランプ24は、図11のブレーキランプ24aに相当する。
自車速センサ31は、自車両(先行車両)の速度を検出する。車間距離レーダー32は自車両の前を走行する車両(先々行車両)と自車両(先行車両)の車間距離を求める。先々行車速度演算部33は、自車両(先行車両)の速度及び当該車間距離から先々行車両の速度を算出する。ブレーキランプ駆動回路3bは、先々行車両の速度に応じて、ブレーキランプ24bの点滅周波数を算出して、ブレーキランプ24bを駆動する。
フットブレーキペダル21の踏み込み角度がペダル踏み込み角センサ34により検出される。フットブレーキペダル21のオン/オフ情報がブレーキランプ駆動回路3bへ送信され、フットブレーキペダル21の踏み込み角度の情報がブレーキランプ駆動回路3aへ送信される。
[効果]
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態及びその変形例に係わるブレーキ点灯形態制御装置は、運転者のブレーキ操作が反映される物理量を検出するブレーキ操作検出手段と、ブレーキ操作検出手段が検出した物理量に応じてブレーキランプ24の点灯形態を制御するブレーキランプ制御手段とを備える。
これによれば、運転者のブレーキ操作とブレーキランプ24の点灯形態(点滅周波数)とを連動させることができるため、車両がどの程度減速するのかを後続車に知らせることができる。
ブレーキランプ制御手段は、運転者のブレーキ操作が反映される物理量に応じてブレーキランプ24の点滅周波数を変調させる。これによれば、ブレーキランプ24の点滅周波数を介して、車両がどの程度減速するのかを後続車に知らせることができる。
ブレーキランプ制御手段は、2以上のブレーキランプ24に対して異なる制御を実施する。これによれば、同時に2以上の情報を後続車に対して送信することができる。
ブレーキ操作検出手段は、ブレーキ圧力又はブレーキペダルの踏み込み角度を物理量として検出する。つまり、ブレーキ操作検出手段としての油圧センサ2又はペダル踏み込み角センサ34を用いる。これにより、ブレーキ圧やペダルの踏み込み角度とブレーキランプ24の点灯形態とを連動させることができる。
ブレーキランプの点滅周波数は、肉眼の臨界融合頻度周波数以上である。これによれば、後続車の乗員がブレーキランプの点滅を認識することができないため、後続車の乗員を混乱させることなく、先行車が有する情報を伝達することができる。
本発明の第1の実施の形態及びその変形例に係わる追突警報装置は、運転者のブレーキ操作が反映される物理量に応じて点灯形態が制御される先行車両のブレーキランプを撮像する撮像手段と、前記ブレーキランプの点灯形態から前記ブレーキ操作の大きさを演算するブレーキ操作量演算手段と、前記先行車両と自車両との車間距離を求める車間距離検出手段と、前記ブレーキ操作の大きさ及び前記車間距離から将来の前記車間距離を予測する将来車間距離予測手段と、前記将来の車間距離に基づいて前記先行車両との追突を運転者に対して警告するか否かを制御する警報制御手段とを備える。
これによれば、ブレーキランプ24の点灯だけでなく、その点灯形態にのせられたブレーキ操作情報を読み取り、先行車の減速挙動を精度良く予測することができるため、必要性の高い警報のみを発して過剰な反応を抑えることができる。
ブレーキ操作量演算手段は、ブレーキランプ24の点滅周波数からブレーキ操作の大きさを演算する。これにより、ブレーキランプ24の点滅周波数を介して、先行車両がどの程度減速するのかを予測することができる。
ブレーキ操作量演算手段は、2以上のブレーキランプ24a、24bの点灯形態を識別する。これによれば、同時に2以上の情報を先行車両から受信することができる。
ブレーキランプ24の点滅周波数は、肉眼の臨界融合頻度周波数以上である。これによれば、後続車の乗員がブレーキランプの点滅を認識することができないため、後続車の乗員を混乱させることなく、先行車が有する情報を受信することができる。
(第2の実施の形態)
[構成]
第2の実施の形態では、図9〜図11に示した2つのブレーキランプ24に対して異なる制御を実施するブレーキランプ駆動回路3a、3bを備えるブレーキ点灯形態制御装置を搭載する先行車両から、先行車両が有する情報を受信して、自車両(後続車両)と先行車両との車間距離を制御する車間制御装置について説明する。
図12を参照して、本発明の第2の実施の形態に係わる車間制御装置の構成を説明する。車間制御装置は、運転者のブレーキ操作が反映される物理量に応じて点灯形態が制御される先行車両のブレーキランプを撮像する撮像手段(車載カメラ4)と、車載カメラ4が撮像したブレーキランプの点灯形態から先行車両のブレーキ操作の大きさ及び先々行車両の速度を演算するブレーキ操作量演算手段(復調処理部5)と、ブレーキ操作の大きさ及び先々行車両の速度から先行車両の減速挙動を予測する先行車挙動予測手段(先行車挙動予測演算部9)と、先行車両と自車両との車間距離を求める車間距離検出手段(車間距離検出部6)と、車間距離検出部6が求めた車間距離及び減速挙動に基づいて車間距離を制御する車間距離制御手段とを備える。車間距離制御手段は、車間制御に必要な加減速度を演算する車間距離制御演算部10と、加減速度び演算結果に基づいて車両の制駆動力を制御する制駆動力制御部35とを備える。
撮像手段としての車載カメラ4、復調処理部5、及び車間距離検出部6は、図3と同じであるため、説明を省略する。
先行車挙動予測演算部9は、ブレーキ操作の大きさ及び先行車両との車間距離から先行車両の減速挙動を予測する。そして、先行車両の予測状態量SG9を車間距離制御演算部10へ送信する。
車間距離制御演算部10は、先行車両の予測状態量SG9から加減速度を演算し、制駆動力目標値SG10を制駆動力制御部35へ送信する。
制駆動力制御部35は、制駆動力目標値SG10に従って、車両の制駆動力を制御する。
図13(a)及び図13(b)を参照して、先行車挙動予測演算部9が先行車両のブレーキ操作の大きさ及び先々行車両の速度から先行車両の減速挙動を予測する方法について説明する。
図13(a)において、点線PF1は、図11のブレーキランプ24aから得られた先行車両のブレーキ踏み込み角の情報から予測される減速度で先行車両が減速した場合の先行車両の速度変化を示す。先行車挙動予測演算部9は、先行車両のブレーキ踏み込み角のみならず、図11のブレーキランプ24bから得られた先々行車両の速度の情報をも考慮して、点線PF1を修正して、実線PF2とする。先々行車両の速度の情報をも考慮することにより、先行車両の速度が予測区間内で先々行車両の速度よりも低くなることが回避され、より現実に近い先行車両の予測が可能となる。
図13(b)に示すように、先行車挙動予測演算部9は、実線PF2から、自車両(後続車両)と先行車両との車間距離を予測演算して、車間距離制御演算部10はその結果に基づいて車間距離を制御する。
[動作]
図14を参照して、第2の実施の形態におけるブレーキ点灯形態制御装置の動作を説明する。
(イ)先ずS41段階において、ペダル踏み込み角センサ34はブレーキ踏み込み量を読み込む。S42段階において、ブレーキランプ駆動回路3aは、ブレーキ踏み込み量が所定値以上であるか否かを判断する。ここでの所定値は、フットブレーキペダル21の遊び量に相当する。ブレーキ踏み込み量が所定値以上であると判断した場合(S42段階でYES)S43段階に進み、ブレーキ踏み込み量が所定値未満であると判断した場合(S42段階でNO)S47段階に進む。
(ロ)S43段階において、先々行車速度演算部33は、先々行車両と自車両(先行車両)との車間距離を算出し、S44段階において、先々行車速度演算部33は、先々行車両の速度を演算する。
(ハ)S45段階において、ブレーキランプ駆動回路3a、3bは、第1及び第2のゾーン24a、24bの変調周波数をそれぞれ決定する。S46段階において、ブレーキランプ駆動回路3a、3bは、変調周波数に従ったブレーキランプ24a、24bの駆動信号を生成する。
(ニ)一方、S47段階において、フットブレーキペダル21は踏み込まれていないと判断して、ブレーキランプ24a、24bを消灯する。
以上の手順を経て、先行車両のブレーキランプ24a、24bの点灯形態が制御され、ブレーキランプ24a、24bの点灯形態を介して先行車両が有する情報(先行車両のブレーキ圧及び先々行車両の速度の情報)が後続車両27に対して送信される。
図15を参照して、図12の車載カメラ4及び復調処理部5の動作を説明する。
(1)先ずS51段階において後続車両に搭載された車載カメラ4は、先行車両の画像を撮像する。S52段階において復調処理部5は当該画像の中からブレーキランプ24a(24b)部位を抽出する。
(2)S53段階において復調処理部5は、点灯状態を検出するか否かを判断する。点灯状態を検出する場合(S53段階にてYES)S54段階に進み、点灯状態を検出しない場合(S53段階にてNO)S57段階に進む。
(3)復調処理部5は、S54段階において前回のブレーキランプ24a(24b)の点灯を検出した時刻から点滅時間間隔を算出し、S55段階において現在の時刻をブレーキランプ24a(24b)の点灯を検出した時刻として記録、更新する。そして、S56段階において、復調処理部5は、点滅時間間隔から先行車両のブレーキペダルの踏み込み角(先々行車両の速度)を算出し、先行車挙動予測演算部9へブレーキ圧信号SG4及び先々行車速信号SG8を出力する。
(4)一方、S57段階において非点灯状態が所定フレーム数以上継続しているか否かを判断する。ここで、「所定フレーム数」は車載カメラ4が有するフレームレイトから算出される。所定フレーム数以上継続している場合(S57段階にてYES)、ブレーキランプは消灯していると判断して、S58段階に進む。所定フレーム数以上継続していない場合(S57段階にてNO)、所定フレーム内に再びブレーキランプが点灯しているということであるから、ブレーキランプは点滅していると判断して、S60段階に進む。
(5)復調処理部5は、S58段階において点灯検出時刻を消去して、S59段階においてブレーキ圧が0である(先々行車両の情報無)と判断してその旨のブレーキ圧信号SG4及び先々行車速信号SG8を先行車挙動予測演算部9へ送信する。一方、S60段階において、前回算出したブレーキ圧の値(先々行車両の情報)を保持してブレーキ圧信号SG4及び先々行車速信号SG8を先行車挙動予測演算部9へ送信する。
以上の手順を経て、先行車両のブレーキランプの点灯形態を介して送信された先行車両26が有する情報(先行車のブレーキ圧及び先々行車速度の情報)を後続車両が受信することができる。
図16を参照して、図12の車間距離検出部6、先行車挙動予測演算部9と車間距離制御演算部10の動作を説明する。
(I)先ずS71段階において、車間距離検出部6は、先行車両と自車両(後続車両)との車間距離を求める。S72段階では、先行車挙動予測演算部9は、車間距離の変化率から先行車両との相対速度を算出する。
(II)S73段階において、先行車挙動予測演算部9は、ブレーキ圧信号SG4及び先々行車速信号SG8から先行車両の減速挙動の予測値を算出する。例えば、図13(a)に示すように、先行車両の減速度を予測して、現在時刻から予測区間内での先行車両の速度変化を算出する。
(III)S74段階において、先行車挙動予測演算部9は、先行車両の速度変化から先行車両との将来の車間距離及び先行車両の将来の速度を予測する。例えば、図13(b)に示すように、現在時刻から予測区間内での車間距離の変化を算出する。
(IV)S75段階において、車間距離制御演算部10は、現在時刻から予測区間経過した時の先行車両の状態から、車間距離制御の目標値を算出する。S76段階において、車間距離制御演算部10は、車両制駆動力を制御するためのアクチュエータに対する指令値を演算し、制駆動力制御部35へ送信する。
以上の手順を経て、後続車両が受信した先行車両が有する情報(ブレーキ圧及び先々行車両の速度の情報)に基づいて車両の制駆動力を制御することができる。
[効果]
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態に係わる車間制御装置は、運転者のブレーキ操作が反映される物理量に応じて点灯形態が制御される先行車両のブレーキランプを撮像する撮像手段(車載カメラ)4と、前記撮像手段が撮像した前記ブレーキランプの点灯形態から前記ブレーキ操作の大きさを演算するブレーキ操作量演算手段(復調処理部)5と、前記ブレーキ操作の大きさから前記先行車両の減速挙動を予測する先行車挙動予測手段(先行車挙動予測演算部)9と、前記先行車両と自車両との車間距離を求める車間距離検出手段(車間距離検出部6)と、前記車間距離検出手段が求めた前記車間距離及び前記減速挙動に基づいて前記車間距離を制御する車間距離制御手段(10、35)とを備える。
これによれば、ブレーキランプ24の点灯だけでなく、その点灯形態にのせられたブレーキ操作情報を読み取り、先行車の減速挙動を精度良く予測することができるため、精度の高い車間距離制御を行って先行車両に挙動に対する過剰な反応を抑えることができる。
ブレーキ操作量演算手段は、ブレーキランプ24aの点滅周波数からブレーキ操作の大きさを演算する。これにより、ブレーキランプ24aの点滅周波数を介して、先行車両がどの程度減速するのかを予測することができる。
ブレーキ操作量演算手段は、2以上のブレーキランプ24a、24bの点灯形態を識別する。これによれば、同時に2以上の情報を先行車両から受信することができる。
ブレーキランプ24a、24bの点滅周波数は、肉眼の臨界融合頻度周波数以上である。これによれば、後続車の乗員がブレーキランプの点滅を認識することができないため、後続車の乗員を混乱させることなく、先行車が有する情報を受信することができる。
(第3の実施の形態)
なお、ブレーキ点灯形態制御装置において、ブレーキ操作検出手段が検出した物理量に応じてブレーキランプ24の点灯形態を制御するブレーキランプ制御手段(ブレーキランプ駆動回路3)は、当該物理量に応じてブレーキランプの点灯輝度を変化させても構わない。つまり、ブレーキランプ24の点灯形態として点灯輝度を制御してもよい。この場合、追突警報装置及び車間制御装置におけるブレーキ操作量演算手段(復調処理部5)は、ブレーキランプ24の点灯輝度からブレーキ操作の大きさ或いは先々行車両の速度を演算する。
例えば、図17に示すように、ブレーキ踏み込み角に応じて点灯輝度を変化させる。ブレーキ踏み込み角には所定の遊び角度を設けて、それ以上の踏み込み角度を検出した場合に限り、ブレーキランプ24を点灯し、踏み込み角度を応じて直線状に点灯輝度を増加させる。
以上説明したように、ブレーキ点灯形態制御装置のブレーキランプ制御手段は、ブレーキ操作検出手段が検出した物理量に応じてブレーキランプの点灯輝度を変化させる。これによれば、ブレーキランプ24の点灯輝度を介して、車両がどの程度減速するのかを後続車に知らせることができる。
追突警報装置及び車間制御装置のブレーキ操作量演算手段は、前記ブレーキランプ24の点灯輝度から前記ブレーキ操作の大きさを演算する。これにより、ブレーキランプ24の点灯輝度を介して、先行車両がどの程度減速するのかを予測することができる。
(第4の実施の形態)
また、ブレーキ点灯形態制御装置において、ブレーキ操作検出手段が検出した物理量に応じてブレーキランプ24の点灯形態を制御するブレーキランプ制御手段(ブレーキランプ駆動回路3)は、当該物理量に応じてブレーキランプの点灯輝度変化量を変化させても構わない。つまり、ブレーキランプ24の点灯形態として点灯輝度の代わりに、点灯輝度変化量を制御してもよい。この場合、追突警報装置及び車間制御装置におけるブレーキ操作量演算手段(復調処理部5)は、ブレーキランプ24の点灯輝度変化量からブレーキ操作の大きさを演算する。
例えば、図18(a)に示すように、ブレーキ踏み込み角に応じて点灯輝度の変化量を変化させる。ブレーキ踏み込み角には所定の遊び角度を設けて、それ以上の踏み込み角度を検出した場合に限り、ブレーキ踏み込み角に応じて、ブレーキランプ24の輝度を徐々に増加させる。図18(a)ではブレーキ踏み込み角が大きい場合(急ブレーキの場合)、急激に輝度変化を立ち上げ、ブレーキ踏み込み角が小さい場合(緩ブレーキの場合)、緩やかに輝度変化を立ち上げる。ブレーキペダルの踏み込み角に対する点灯輝度変化量との関係は図18(b)に示すとおりとなる。
以上説明したように、ブレーキ点灯形態制御装置のブレーキランプ制御手段は、ブレーキ操作検出手段が検出した物理量に応じてブレーキランプの点灯輝度変化量を変化させる。これによれば、ブレーキランプ24の点灯輝度変化量を介して、車両がどの程度減速するのかを後続車に知らせることができる。
追突警報装置及び車間制御装置のブレーキ操作量演算手段は、ブレーキランプ24の点灯輝度変化量からブレーキ操作の大きさを演算する。これにより、ブレーキランプ24の点灯輝度変化量を介して、先行車両がどの程度減速するのかを予測することができる。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態では、第1及び第2の実施の形態で示したブレーキ点灯形態制御装置(図1、図11)と、第1の実施の形態で示した追突警報装置(図3)又は第2の実施の形態で示した車間制御装置(図12)とを組み合わせたシステム(ブレーキランプ情報伝達システム)について説明する。
ブレーキランプ情報伝達システムは、図1又は図11に示したブレーキ点灯形態制御装置に相当する装置(ブレーキ情報送信装置)と、図3または図12に示した追突警報装置又は車間制御装置に相当する装置(ブレーキ情報受信装置)とを備える。
ブレーキ情報送信装置は、運転者のブレーキ操作が反映される物理量を検出するブレーキ操作検出手段と、ブレーキ操作検出手段が検出した物理量に応じてブレーキランプの点灯形態を制御するブレーキランプ制御手段とを有する。
ブレーキ情報受信装置は、先行車両のブレーキランプを撮像する撮像手段と、撮像手段が撮像したブレーキランプの点灯形態から先行車両が有する情報を取得する先行車両情報取得手段とを有する。
「先行車両が有する情報」には、先行車両のブレーキ操作の大きさ、先行車両の前の車両(先々行車両)に関する情報が含まれる。「先々行車両に関する情報」とは、例えば、先々行車両と先行車両との車間距離、先々行車両の速度、加減速度等が含まれる。
以上説明したように、先行車両が有する情報と先行車両のブレーキランプ24の点灯形態とを連動させることができるため、先行車両から後続車両へ先行車両が有する情報を伝達することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は、第1乃至第5の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記の実施の形態では、ブレーキ操作検出手段として油圧センサ2又はペダル踏み込み角センサ34を用いた場合について説明した。しかし、本発明はこれに限定されることなく、ブレーキ操作量が反映される物理量として、車速検出手段を用いて車両速度の減速度を検出して、その減速度を当該物理量としても構わない。この場合、油圧センサ2やペダル踏み込み角センサ34等を用いることなく、既存の速度センサから得た速度情報を演算処理することにより当該物理量を得ることができる。
即ち、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の第1の実施の形態に係わるブレーキ点灯形態制御装置の構成を示すブロック図である。 図2(a)はブレーキランプの点灯パターンを示すグラフであり、図2(b)はブレーキ圧力に対する点滅周波数の関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係わる追突警報装置の構成を示すブロック図である。 図1のブレーキ点灯形態制御装置の動作を示すフローチャートである。 図3の車載カメラ及び復調処理部の動作を示すフローチャートである。 図3の車間距離検出部、将来車間距離予測演算部と警報必要性判定処理部の動作を示すフローチャートである。 先行車両のブレーキランプの点灯形態を介して先行車両が有する情報(ブレーキ圧)を後続車両に対して送受信する様子を示す模式図である。 図8(a)は先行車両の速度の時間変化の予測値を示すグラフであり、図8(b)は先行車両との車間距離の時間変化の予測値を示すグラフである。 図9(a)は先行車両のブレーキランプ部位を示す平面図であり、図9(b)はブレーキランプ部位の拡大図である。 図10(a)は先々行車両の速度と点滅周波数との関係を示すグラフであり、図10(b)は先行車両のブレーキ圧と点滅周波数との関係を示すグラフである。 第1の実施の形態の変形例に係わるブレーキ点灯形態制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる車間制御装置の構成を示すブロック図である。 先行車挙動予測演算部が先行車両のブレーキ操作の大きさ及び先々行車両の速度から先行車両の減速挙動を予測する方法について説明するグラフであり、(a)は予測区間内での先行車両の速度変化を示し、(b)は予測区間内での車間距離の変化を示す。 第2の実施の形態におけるブレーキ点灯形態制御装置の動作を示すフローチャートである。 図12の車載カメラ及び復調処理部の動作を示すフローチャートである。 図12の車間距離検出部、先行車挙動予測演算部と車間距離制御演算部の動作を示すフローチャートである。 ブレーキ踏み込み角に応じて点灯輝度を変化させるブレーキランプ駆動回路を説明するグラフである。 図18(a)はブレーキ踏み込み角に応じて点灯輝度変化量を変化させるブレーキランプ駆動回路を説明するグラフであり、図18(b)はブレーキ踏み込み角と点灯輝度変化量との関係を示すグラフである。
符号の説明
2…油圧センサ(ブレーキ操作検出手段)
3、3a、3b…ブレーキランプ駆動回路(ブレーキランプ制御手段)
4…車載カメラ(撮像手段)
5…復調処理部(ブレーキ操作量演算手段)
6…車間距離検出部(車間距離検出手段)
7…将来車間距離予測演算部(将来車間距離予測手段)
8…警報必要性判定処理部(警報制御手段)
9…先行車挙動予測演算部(先行車挙動予測手段)
10…車間距離制御演算部(車間距離制御手段)
21…フットブレーキペダル
22…油圧系
23…ブレーキ
24…ブレーキランプ
24a…第1のゾーン(ブレーキランプ)
24b…第2のゾーン(ブレーキランプ)
25…警報部
26…先行車両
27…後続車両
28…LED
31…自車速センサ
32…車間距離レーダー
33…先々行車速度演算部
34…ペダル踏み込み角センサ
35…制駆動力制御部
fc…サンプリング周波数
fe…臨界融合頻度周波数
f…点滅周波数

Claims (18)

  1. 運転者のブレーキ操作が反映される物理量を検出するブレーキ操作検出手段と、
    前記ブレーキ操作検出手段が検出した前記物理量に応じてブレーキランプの点灯形態を制御するブレーキランプ制御手段
    とを備えることを特徴とするブレーキ点灯形態制御装置。
  2. 前記ブレーキランプ制御手段は、前記物理量に応じて前記ブレーキランプの点滅周波数を変調させることを特徴とする請求項1記載のブレーキ点灯形態制御装置。
  3. 前記ブレーキランプ制御手段は、前記物理量に応じて前記ブレーキランプの点灯輝度又は点灯輝度変化量を変化させることを特徴とする請求項1記載のブレーキ点灯形態制御装置。
  4. ブレーキランプ制御手段は、2以上の前記ブレーキランプに対して異なる制御を実施することを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載のブレーキ点灯形態制御装置。
  5. 前記ブレーキ操作検出手段は、ブレーキ圧力又はブレーキペダルの踏み込み角度を前記物理量として検出することを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載のブレーキ点灯形態制御装置。
  6. 前記ブレーキランプの点滅周波数は、肉眼の臨界融合頻度周波数以上であることを特徴とする請求項2記載のブレーキ点灯形態制御装置。
  7. 運転者のブレーキ操作が反映される物理量に応じて点灯形態が制御される先行車両のブレーキランプを撮像する撮像手段と、
    前記ブレーキランプの点灯形態から前記ブレーキ操作の大きさを演算するブレーキ操作量演算手段と、
    前記先行車両と自車両との車間距離を求める車間距離検出手段と、
    前記ブレーキ操作の大きさ及び前記車間距離から将来の前記車間距離を予測する将来車間距離予測手段と、
    前記将来の車間距離に基づいて前記先行車両との追突を運転者に対して警告するか否かを制御する警報制御手段
    とを備えることを特徴とする追突警報装置。
  8. 前記ブレーキ操作量演算手段は、前記ブレーキランプの点滅周波数から前記ブレーキ操作の大きさを演算することを特徴とする請求項7記載の追突警報装置。
  9. 前記ブレーキ操作量演算手段は、前記ブレーキランプの点灯輝度又は点灯輝度変化量から前記ブレーキ操作の大きさを演算することを特徴とする請求項7記載の追突警報装置。
  10. 前記ブレーキ操作量演算手段は、2以上の前記ブレーキランプの点灯形態を識別することを特徴とする請求項7乃至9何れか1項記載の追突警報装置。
  11. 前記ブレーキランプの点滅周波数は、肉眼の臨界融合頻度周波数以上であることを特徴とする請求項8記載の追突警報装置。
  12. 運転者のブレーキ操作が反映される物理量に応じて点灯形態が制御される先行車両のブレーキランプを撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段が撮像した前記ブレーキランプの点灯形態から前記ブレーキ操作の大きさを演算するブレーキ操作量演算手段と、
    前記ブレーキ操作の大きさから前記先行車両の減速挙動を予測する先行車挙動予測手段と、
    前記先行車両と自車両との車間距離を求める車間距離検出手段と、
    前記車間距離検出手段が求めた前記車間距離及び前記減速挙動に基づいて前記車間距離を制御する車間距離制御手段
    とを備えることを特徴とする車間制御装置。
  13. 前記ブレーキ操作量演算手段は、前記ブレーキランプの点滅周波数から前記ブレーキ操作の大きさを演算することを特徴とする請求項12記載の車間制御装置。
  14. 前記ブレーキ操作量演算手段は、前記ブレーキランプの点灯輝度又は点灯輝度変化量から前記ブレーキ操作の大きさを演算することを特徴とする請求項12記載の車間制御装置。
  15. 前記ブレーキ操作量演算手段は、2以上の前記ブレーキランプの点灯形態を識別することを特徴とする請求項12乃至14何れか1項記載の車間制御装置。
  16. 前記ブレーキランプの点滅周波数は、肉眼の臨界融合頻度周波数以上であることを特徴とする請求項13記載の車間制御装置。
  17. 運転者のブレーキ操作が反映される物理量を検出するブレーキ操作検出手段と、
    前記ブレーキ操作検出手段が検出した前記物理量に応じてブレーキランプの点灯形態を制御するブレーキランプ制御手段とを有する
    ブレーキ情報送信装置と、
    先行車両の前記ブレーキランプを撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段が撮像した前記ブレーキランプの点灯形態から前記先行車両が有する情報を取得する先行車両情報取得手段とを有する
    ブレーキ情報受信装置
    とを備えることを特徴とするブレーキランプ情報伝達システム。
  18. 運転者のブレーキ操作が反映される物理量を検出し、
    前記物理量に応じてブレーキランプの点灯形態を制御し、
    先行車両の前記ブレーキランプを撮像し、
    前記ブレーキランプの点灯形態から前記先行車両が有する情報を取得する
    ことを特徴とするブレーキランプ情報伝達方法。
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