JP2006332716A

JP2006332716A - 複数ｉｐアドレスの保持方式

Info

Publication number: JP2006332716A
Application number: JP2005148896A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Ohashi; 裕之大橋
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 2005-05-23
Filing date: 2005-05-23
Publication date: 2006-12-07

Abstract

【課題】一つのネットワークインターフェースしかもたない情報端末では、利用者は通信端末のIPアドレスを変更する毎に設定変更作業や再起動が必要であり、利用者にとっては非常に手間となる。
【解決手段】利用者が情報端末の設定変更作業や再起動を行わず、IPアドレスの変更を行うために、情報端末の一つのインターフェースに複数のIPアドレスを所持させる。その方法としては、IPアドレスをコンピュータ内部に保存する手段を持たせる。このことにより、一つのネットワークインターフェースで複数のIPアドレスを利用可能とする。また、アドレス取得にはDHCPからの自動アドレス取得を用いることで利用者はIPアドレスの変更を意識する必要がなく通信を継続可能とする。
【選択図】図１

Description

本発明はパーソナルコンピュータあるいは専用端末など任意の情報端末を利用した通信ネットワーク事業分野に関するものである。

従来、パーソナルコンピュータなどの端末で複数のIPアドレスを利用する場合、複数のネットワークインターフェースが必要で一つのインターフェースには一つのIPアドレスしか割り当てられない。また、一つのネットワークインターフェースでIPアドレスを複数利用する場合は、IPアドレスの変更処理が必要であり、その変更処理は利用者が直接設定変更作業や再起動などを行う必要がある。一つのインターフェースに複数IPアドレスを割り当てる方法として、レジストリに直接IPアドレスを複数入力するという方法もあるが、この場合利用者はレジストリを直接変更することとなり、設定ミスによりOSが立ち上がらなくなる危険性がある。さらに、新たにIPアドレスを取得する場合は再びレジストリを変更する必要がある。

特開２００３−１６９０６９号公報

一つのネットワークインターフェースしかもたない情報端末では、利用者は通信端末のIPアドレスを変更する毎に設定変更作業や再起動や、レジストリにIPアドレスを追加する必要があり、利用者にとっては非常に手間となる。

そこで、本発明は利用者が情報端末の設定変更作業や再起動を行わず、IPアドレスの変更を行うために、情報端末の一つのインターフェースに複数のIPアドレスを所持させる。
その方法としては、IPアドレスをコンピュータ内部に保存する手段を持たせる。このことにより、一つのネットワークインターフェースで複数のIPアドレスを利用可能とする。また、アドレス取得にはDHCPからの自動アドレス取得を用いることで利用者はIPアドレスの変更を意識する必要がなく通信を継続可能とする。

本発明により、任意の通信ネットワーク上の情報端末において、情報端末のひとつのネットワークインターフェースに対し、IPアドレスを複数保持するための手段と、その複数のIPアドレスのうちどのIPアドレスを利用するかを決定処理する手段が設けられている仕組みをもつ情報端末装置を利用することで、アドレス変更時に利用者は操作不要となる効果を得る。また、毎回DHCPにアドレス取得を行わずに情報端末自身に保持されている情報を利用する為、アドレス変更までの時間を高速にすることが可能という効果を得る。

図面を用いて本発明の実施例を説明する。図１は本発明の情報端末を含むネットワーク概念図である。情報端末10はアドレステーブル11とアドレス設定ファイル12とネットワークインターフェース13を備えている。この情報端末10は同じネットワークセグメントごとにIPアドレスを保持する必要がある場合、以下の通信フローによりIPアドレスを複数保持する。情報端末10が通信先のサーバ40への通信が発生する(100)と通信先のネットワークアドレスを確認し、現在設定されているネットワークアドレスと比較する(101)。比較した結果、ネットワークアドレスが一致すれば、同じセグメントにいる為、現在設定されているアドレスで通信可能であり、アドレス変更は行わずそのまま通信をする(106)。ネットワークアドレスが違っていれば、アドレステーブル11のネットワークアドレスの項目に通信したいネットワークアドレスがあるか検索する(102)。アドレステーブル11は表１に示すとおり、IPアドレス、ネットワークアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを入れるテーブルをもつ。

アドレステーブル11に通信したいネットワークアドレスと同じネットワークアドレスがあれば、その項目のIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを情報端末10に設定する(105)。アドレステーブル11に通信したいネットワークアドレスと一致するアドレスがなければ、DHCPサーバに対して、通信したいネットワークアドレスと同じIPアドレスの取得の要求を行う(103)。DHCPサーバからアドレスを取得すると取得したアドレスをアドレステーブルに追加する(104)。この事は、再び同じサーバと通信が発生した時、情報端末10は内部のアドレステーブル11に保持しているIPアドレスを用いることで通信が可能となる。これまでの処理により通信可能なIPアドレスを設定し通信を行う。

本発明のネットワーク全体概念図。本発明の処理フロー図。本発明の処理フロー概念図。

符号の説明

10…情報端末、11…アドレステーブル、12…アドレス設定ファイル、20…通信回線、30…DHCPサーバ、40…通信先サーバ。

Claims

任意の通信ネットワーク上の情報端末において、情報端末のひとつのネットワークインターフェースに対し、IPアドレスを複数保持するための手段と、その複数のIPアドレスのうちどのIPアドレスを利用するかを決定する手段が設けられている仕組みをもつ複数IPアドレスの保持方式。
任意の通信ネットワーク上に情報端末はDHCPサーバと連携することで自動的にIPアドレスの取得を行い、IPアドレスの変更が行われた場合でも以前に取得したIPアドレスを保持し続ける仕組みを有する複数IPアドレスの保持方式。