JP2006330461A - 画像形成装置およびその処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 制御回路の部品コストを抑えかつ出力精度の高い画像形成装置の高圧電源モジュールを提供する。また、従来行われていた画像形成装置の生産工程(装置組み立て完了後の検査)における高圧出力調整を無くし、工数削減によるコストダウンを実現する。
【解決手段】 感光体と、前記感光体周辺の画像プロセスユニットと、前記画像プロセスユニットに高圧電源を供給する高圧電源モジュールとを備えた画像形成装置において、前記高圧電源モジュールは、該高圧電源モジュールの出力特性の補正に係る補正値を記憶する補正値記憶手段104と、前記補正値記憶手段104から読み出した補正値によって補正された出力特性により前記高圧電源モジュールの出力を制御する制御手段101とを備えた画像形成装置により前記課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ等、電子写真方式の画像形成装置に関し、特にその高圧電源の出力制御に関するものである。
従来、電子写真方式の画像形成装置においては、トナー画像を記録用媒体に記録するための感光ドラム周りのプロセスユニットに高電圧を供給するための高圧電源モジュールが備えられている。該高圧電源モジュールにおいては、CPUを含むデジタル回路と同一チップ上にIC化された高圧出力制御回路により、現像器、帯電ローラ、転写ローラ等、感光ドラム周辺の画像プロセスユニットに供給する高圧バイアスの出力値を制御する手法が知られている(特許文献1参照)。
図11は、特許文献1に記載の高圧電源モジュールの構成を示すブロック図である。図において、スイッチングトランジスタQ1を断続的にスイッチングすることにより高圧トランスT1の一次巻線に印加される電圧をスイッチングする。次に前記スイッチングトランジスタQ1によってスイッチングされた電圧を高圧トランスT1により高電圧化して高圧トランスT1の二次巻線に伝達する。該伝達された高電圧を高圧ダイオードD1および高圧コンデンサC2を用いて整流・平滑して高圧DC出力を生成する。なお、スイッチングトランジスタQ1はFET等の素子を用いて構成することも可能である。この高圧電源回路では、このようにして生成された高圧出力の制御を電流制御モードおよび電圧制御モードの2つのモードで切り替えて行っている。図11の出力量検知1は出力電流を検知する回路であり、出力量制御モードとして電流制御モードが選択された場合、高圧出力電流が該出力量検知1回路により検知され、検知された出力量に相当する検知電圧VFB_1に変換して高圧制御用CPU4のFB_1端子へ入力する。高圧制御用CPU4のFB_1端子から入力された検知電圧VFB_1は、高圧制御用CPU4に内蔵されたD/Aコンバータ(不図示)でアナログ電圧に変換された基準電圧Vrefとコンパレータ(不図示)で比較される。この比較結果に基づいたスイッチングトランジスタQ1駆動用パルスを高圧制御用CPU4のMPWM_1端子より出力し、Voutを所定の電流値に制御する。
出力量検知2は出力電圧を検知する回路であり、出力量制御モードとして電圧制御モードが選択された場合、高圧出力電圧が該出力量検知2回路により検知され、検知された出力量に相当する検知電圧VFB_2に変換して高圧制御用CPU4のFB_2端子へ入力する。高圧制御用CPU4のFB_2端子から入力された検知電圧VFB_2は、高圧制御用CPU4に内蔵されたD/Aコンバータ(不図示)でアナログ電圧に変換された基準電圧Vrefとコンパレータで比較される。この比較結果に基づいたスイッチングトランジスタQ1駆動用パルスを高圧制御用CPU4のMPWM_2端子より出力し、Voutを所定の電圧値に制御する。
特開2003−199338号公報(図1)
従来、前述のような画像形成装置の高圧電源モジュールは、高画質化を目的として、高圧出力値に対し高い精度が要求されている。このため、高圧電源モジュールの出力値制御回路に使用する部品に精度の高いものを利用したり、画像形成装置の生産工程(装置組み立て完了後の検査時)において、作業者が高圧出力を実際に確認しながら、画像形成装置のシステムをコントロールするコントローラモジュール(不図示)に備えられた記憶手段に、高圧出力の調整値の書きこみを行っていた。その結果、部品コストや作業工数の増加によるコストアップの要因となっていた。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、制御回路の部品コストを抑えかつ出力精度の高い高圧電源モジュールを備えた画像形成装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明では、画像形成装置をつぎの(1)のとおりに構成する。
(1)感光体と、前記感光体周辺の画像プロセスユニットと、前記画像プロセスユニットに高圧電源を供給する高圧電源モジュールとを備えた画像形成装置において、
前記高圧電源モジュールは、該高圧電源モジュールの出力特性の補正に係る補正値を記憶する補正値記憶手段と、前記補正値記憶手段から読み出した補正値によって補正された出力特性により前記高圧電源モジュールの出力を制御する制御手段とを備えた画像形成装置。
本発明によれば、制御回路の部品コストを抑えかつ出力精度の高い画像形成装置の高圧電源モジュールを提供することが可能となる。また、従来行われていた画像形成装置の生産工程(装置組み立て完了後の検査)における高圧出力調整を無くし、工数削減によるコストダウンを実現できる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施形態の例により詳しく説明する。なお、本発明は、装置の形に限らず、実施形態の説明に裏付けられて、処理方法の形で実施することもできる。
(各実施形態に共通の説明)
図10は実施形態1、2である画像形成装置(デジタル複写機、デジタル複合機など)の本体構成を示す断面図である。図10において,原稿搬送部130は以下のように構成されている。原稿置き台131にセットされた原稿は給紙ローラ132によって1枚ずつ原稿読取位置まで搬送される。すなわちモータ136によって駆動される原稿搬送ベルト137で所定の位置に原稿が配置され原稿の読取動作が原稿読取部120にてなされる。原稿の読取動作後は、フラッパー135にて搬送経路が変更され、モータ136を逆転することで原稿が排出トレイ138に排出される。
原稿読取部120は以下のように構成されている。露光ランプ122は、蛍光灯、ハロゲンランプ等からなり、その長手方向に対して垂直方向に移動しながら、原稿載置ガラス(原稿台)126上の原稿を照射する。露光ランプ122の照射による原稿からの散乱光は、第1、第2のミラー台121、123に反射され、レンズ124に到達する。この時、第1ミラー台121の移動に対して、第2のミラー台123は、1/2のスピードで移動し、照射した原稿面から、レンズ124までの距離は常に一定に保たれる。第1ミラー台121、第2ミラー台123は読み取りモータ125で移動する。原稿上の像は、ミラー台121、123、レンズ124を介して、数千個の受光素子がライン配列された不図示のCCDラインセンサーの受光部上に結像し、CCDラインセンサーにより逐次、ライン単位で光電変換される。光電変換された信号は、不図示の信号処理部で処理され、PWM変調されて出力される。
画像形成部100は以下のように構成されている。露光制御部は、信号処理部の出力で発光している光ビームにより感光体52の表面に照射する。この時、ドラム状の感光体52の軸方向と平行にモータ54で回転しているポリゴンミラー51を用いて光ビームを偏向走査する。なお、感光体52は、光ビームを照射する前に、図示せぬ前露光ランプによりドラム上の残量電荷が除電され、図示せぬ1次帯電ローラによりその表面が均一に帯電させている。従って、感光体52は回転しながら光ビームを受けることにより、ドラム表面に静電潜像が形成される。そして、現像器53により、ドラム表面の静電潜像を所定色の現像剤(トナー)で可視化する。
後述する転写紙給紙段140、150、160、170、180から搬送された転写紙は、レジストローラー55まで搬送される。レジストローラー55は、センサ56を用いて転写紙の到達を検知し、感光体52に形成された画像先端と、転写紙の先端のタイミングを合わせて転写位置に転写紙を給紙する。また、給紙経路にはセンサ56以外にも転写紙の搬送タイミングを検知するために、各転写給紙段出口等にも図示せぬセンサが配置され、正常搬送されなかった場合にその停止位置関係を把握するためにも利用される。
57は転写ローラで、感光体52上の現像されたトナー像を給送された転写紙に転写する。転写後、感光体52は、図示せぬクリーナーにより、残ったトナーを除去される。転写の終了した転写紙は、感光体52の曲率が大きいため、感光体52から分離しやすいが、さらに、図示せぬ除電針に電圧をかけることで、感光体52と転写紙の間の吸着力を弱め、分離を行いやすくしている。
分離された転写紙は、定着部58に送られトナーが定着される。定着部58は、セラミック・ヒーター110、およびフィルム111、2つのローラで構成され、セラミック・ヒーター110の熱は、薄いフィルム111を介して効率よく転写紙に伝達される。冷却ローラは、定着部ローラーを放熱する。給送ローラは、大ローラ1つと小ローラ2つで構成され、定着部からの転写紙を給送すると共に、転写紙の巻き癖を補正する。
方向フラッパー112は、転写紙の排出先を動作モードに応じてトレイ114と搬送ユニット190とに切り替える。
搬送ユニット190は以下のように構成される。転写紙を後述する後処理装置10まで搬送するためのユニットで、搬送ローラ191にて転写紙搬送している。
140、150、160、170は本体給紙段であり同じ機構で構成されている。180は140、150、160、170より大量の転写紙を蓄積できるデッキ給紙段である。本体給紙段140、150、160、170はほぼ同等の構成を取っているので、本体給紙段140を例にとってその構成を説明する。転写紙を蓄積収納するカセット141の底面には、リフトアップモータ143によって上下する底板142が配置されている。この底板142が上昇することで所定の待機高さで転写紙を待機することができる。所定の位置で待機している転写紙は、ピックアップローラ144を使って給紙ローラ対145まで搬送される。給送ローラ対145は、給紙と逆回転方向にトルクがかけられており、これにより記録媒体の重送を防止しつつ転写紙を一枚ずつ搬送パスへと送り出している。また、搬送ローラ対146は本体給紙段140より下方にある給紙段から搬送されてきた転写紙をさらに上方に搬送するためのローラ対である。給紙モータ147は給紙ローラ対145と搬送ローラ対146を駆動するためのモータである。
デッキ給紙段180は以下のように構成されている。転写紙を蓄積収納する紙庫181の底面にも転写紙を待機位置まで上昇させる底板182が配置されている。底板182はモータ183によって回転するベルトに接続されており、ベルトが移動することで底板182の上昇・下降を制御している。待機位置にある転写紙はピックアップローラ185で給紙ローラ対184まで搬送され、本体給紙と同様に重送を防止しつつ転写紙を搬送パスへと搬送している。給紙モータ187は給紙ローラ対184を駆動するためのモータである。
後処理装置10は、以下のように構成されている。画像形成部100からの転写紙をローラ32にて後処理装置10内部に受け取る。受け取られた転写紙の出力先としてトレイ14が選択されている場合にはフラッパー33にて搬送方向が切り替えられローラ34を用いて転写紙がトレイ14に排出される。トレイ14は通常処理中に割り込んで行う処理の排出先などテンポラリに使用する排出トレイである。
通常排出用のトレイはトレイ18とトレイ19である。これらのトレイにはフラッパー33で下方に搬送路を切り替えた後、さらにフラッパー30でローラ16の方へ搬送路を選ぶことで排出できる。フラッパー30と31で搬送路を垂直下方に選び、反転ローラ15で搬送方向を逆転した場合には反転排紙が可能である。このトレイ18、19の排出時にはステイプラー24を用いたステイプルが可能となっている。また、転写紙をトレイ18とトレイ19のいずれに出力するかはシフトモータ20を用いてトレイ自体を上下させることで行う。ここにおいても、排紙処理時の搬送経路には図示せぬセンサが複数個設けられており、反転処理タイミングなどを検知し、前記フラッパーや反転ローラの駆動タイミングの制御に用いられる。
トレイ27は製本時に使用する排出トレイである。ローラ15からローラ21へ転写紙を搬送し一次蓄積部23へ転写紙を所定量蓄積する。蓄積終了後ステイプラ―24で製本作業を行い、フラッパ―25の方向を変更し蓄積時とは逆方向にローラ22を回転させ、ローラ26を経由してトレイ27へと排出する。
画像形成部100と原稿読取部120および本体給紙段140他、およびデッキ給紙段180が分離可能な構成となっている場合に、インターフェースの簡素化を考慮するとシリアル通信による接続が一般的である。この場合、画像形成部100内部の図示せぬ制御装置からシリアル通信で各モータ、たとえば読み取りモータ125や給紙モータ147を制御することになる。
(実施形態1)
次に、実施形態1である画像形成装置に備えられた高圧電源モジュールについて説明する。
図1は、本実施形態1における高圧電源モジュールの構成を示すブロック図である。スイッチングトランジスタQ1を断続的にスイッチングすることにより高圧トランスT1の一次巻線に印加される電圧をスイッチングする。次に前記スイッチングトランジスタQ1によってスイッチングされた電圧を前記高圧トランスT1により高電圧化して高圧トランスT1の二次巻線に伝達する。該伝達された高電圧を高圧ダイオードD1および高圧コンデンサC2を用いて整流・平滑して高圧DC出力を生成する。なお、スイッチングトランジスタQ1はFET等の素子を用いて構成することも可能である。
本高圧電源モジュールでは、このようにして生成された高圧出力の制御を電圧制御で行っている。
コントローラ102は、画像形成装置のシステムを制御するコントローラであり、通信ポートDI1を介して高圧制御用CPU101に高圧出力データ、高圧リモート信号等の伝送を行い、通信ポートDO1を介して高圧制御CPU101からの情報データが入力される。出力量検知装置103は出力電圧を検知する装置であり、高圧出力電圧が該出力量検知装置103により検知され、検知された出力量に相当する検知電圧VFB_3に変換して高圧制御用CPU101のFB_3端子へ入力する。高圧制御用CPU101のFB_3端子から入力された検知電圧VFB_3は、前記コントローラ102からポートDI1を介して送信された高圧出力データを高圧制御用CPU101に内蔵されたD/Aコンバータ(不図示)でアナログ電圧に変換された基準電圧Vrefとコンパレータ(不図示)で比較される。この比較結果に基づいたスイッチングトランジスタQ1駆動用パルスを高圧制御用CPU101のMPWM_3端子より出力し、高圧出力電圧Voutを所定の電圧値に制御する。尚、CPU101は、CPUを含むデジタル回路と、該デジタル回路と同一チップ上にIC化された高圧出力制御回路とを有する。本実施形態では、高圧出力制御を電圧制御で行う高圧出力については説明しているが、電流制御を行う場合についても同様に考えることができるので、説明を省略する。
次に高圧出力補正データについて説明する。補正値記憶装置104は、補正データを通信ポートDI2より高圧制御用CPU101に伝送し、該補正データに基づいた高圧出力値の制御が行われる。補正値記憶装置104には、電源オフ時も補正データを保持できるEEPROMを用いる。
図2は、高圧制御用CPU101起動時の補正データのハンドリングについてのフローを示す図である。
画像形成装置のメインSWをONさせる等による高圧制御用CPU101の起動時(S201)に、高圧制御用CPU101は補正値記憶装置104に補正データを読み出すコマンドを通信ポートDO2より伝送する。このコマンドにより、補正値記憶装置104は、高圧出力の補正データを通信ポートDI2を介して高圧制御用CPU101に伝送する。高圧制御用CPU101は該補正データをCPU101内部の記憶部(不図示)に読み込んだ後(S202)、補正値データのチェックを行う(S203)。補正データは、予め決められた範囲の値との比較が行われ(S204)、補正データがその範囲内にある場合は、そのまま補正データの読み出しシーケンスを終了する(S206)。補正データがその範囲外にある場合、高圧制御用CPU101は通信用ポートDO1を介してコントローラ102にエラーフラグを送信し(S205)、補正データの読み出しシーケンスを終了する(S206)。
次に補正データについて説明する。図3は、図1の高圧電源モジュールが出力する出力電圧の特性を示すグラフである、図4は高圧出力電圧のデータテーブルである。
図3において、縦軸は高圧出力電圧Voutを、横軸は、高圧制御用CPU101のデータDataを示しており、高圧出力電圧はVout=A*Data+Bという数式で表すことができる。図4において、Vout(V)は高圧電源モジュールが出力する電圧値を、CONTdataは、コントローラ102から高圧制御用CPU101に伝送されるデータを示す。CONTdataは0〜255までの256個(8ビット)のデータであり、Vout(V)の0V〜2550Vまで20V刻みでテーブルが作成される。Dataは、高圧制御用CPU101のデータで、図5に示すように式Vout=A*Data+Bに対し、補正値記憶装置に記憶されたデータより求められる式の傾きAおよびオフセットB、そして、CONTdataから求められたVoutから高圧制御用CPU101により算出された8ビットのデータで、0〜255までのCONTdataに対してそれぞれ対応するデータが算出される(X0〜X255)。そして、算出された8ビットのDataを内蔵のD/Aコンバータ(不図示)に入力してアナログ電圧に変換してコンパレータ(不図示)に入力し、出力検出装置により検知された電圧と比較し、高圧出力電圧の制御が行われる。よって、高圧電源モジュールの出力特性は、データ(X0〜X255)により補正されており、前記A,Bはこの補正に係る補正値ということができる。
次に高圧補正データの算出方法および補正データの補正値記憶装置への書きこみについて説明する。図6は、図1の高圧電源モジュールが出力する出力電圧の特性を示すグラフであり、図7は図1の高圧電源モジュールにおける機能検査時の構成を示すブロック図である。機能検査はa補正値の算出→b補正値の補正値記憶装置への書きこみ→c高圧出力値検査の順で行われる。
高圧電源モジュールが画像形成装置に組み込まれた状態(実使用時)には、前述のようにコントローラ102からの高圧出力Voutに相当する8ビットのデータから高圧制御用CPU101で式(Vout=A*Data+B)に基づいてDataが求められていたが、補正値の算出時には、調整・検査用コントローラ702からDataに相当するデータが直接伝送される。
図6において、Data1およびData2の2ポイントのデータを調整・検査用コントローラより入力したときの出力値は、高圧出力電圧検出用擬似負荷である図7のRLおよびRSより求められ、各々の値をVout1、Vout2とすれば、以下2つの式が成立する。
Vout1=A*Data1+B
Vout2=A*Data2+B
この2つの式より傾きAおよびオフセットBを求めることにより、補正データを求める。
補正データは、AおよびBに必要に応じて係数を加えることで、データとしての整合性を取っている。また、Data1およびData2は予め決められ、設定されたデータ値である。
次に、前述のように算出された補正データの補正値記憶装置104への書きこみが行われ、最後に高圧出力値検査が行われる。高圧出力検査時には、調整・検査用コントローラ702からは高圧出力Voutに相当する8ビットのデータが伝送され、高圧制御用CPU101で式(Vout=A*Data+B)に基づいてDataが求められ、高圧出力値の制御が行われる。
尚、補正値記憶装置104へのデータの書きこみは、前述の高圧電源モジュールの機能検査における補正値の補正値記憶装置104への書きこみ動作時のみ行い、高圧出力検査検査時および実使用時の補正値記憶装置へのアクセスは、読み出し動作時のみ行われている。
以上説明したように、本実施形態によれば、制御回路の部品コストを抑えかつ出力精度の高い画像形成装置の高圧電源モジュールを提供することが可能となる。また、従来行われていた画像形成装置の生産工程(装置組み立て完了後の検査)における高圧出力調整を無くし、工数削減によるコストダウンを実現できる。
(実施形態2)
図8は、実施形態2である画像形成装置に備えられた高圧電源モジュールの構成を示すブロック図である。本実施形態2において、実施形態1と異なるのは、実施形態1では、直流高圧出力の制御を行っているのに対し、本実施形態2では、交流高圧出力電流の制御を行っている点である。
高圧電源モジュールの補正値算出手法、補正値記憶装置からの補正値読み出し手法および、コントローラからのデータ変換手法については、実施形態1と同様なので、説明を省略する。
図8において、コントローラ802は、画像形成装置のシステムを制御するコントローラであり、通信ポートDI1を介して高圧制御用CPU801に高圧出力データ、高圧リモート信号等の伝送を行い、通信ポートDO1を介して高圧制御CPU801からの情報データが入力される。
高圧制御用CPU801のP_CLK端子より出力されるDUTY50%、周波数一定の矩形波パルスをトランジスタQ1のベースに入力し、断続的にスイッチングする。高圧制御用CPU801のPWM端子より出力されるパルスは、DUTY0〜100%までコントローラ802から伝送される高圧出力データに基づいてパルス幅が変化する矩形波パルスであり、該矩形波パルスはDC化フィルタ806により、直流電圧に変換される。OPアンプ808はDC化フィルタ806によりDC化された直流電圧を+入力端子に、出力量検知装置805により検出された検出電圧を−入力端子に各々入力される。OPアンプ808の出力端子は抵抗を介してトランジスタのコレクタおよび正弦波フィルタ803に入力される。正弦波フィルタ803は、入力される矩形波を正弦波に変換するフィルタで正弦波に変換されたパルスは増幅・駆動装置804、コンデンサC3を介してトランスT2に入力される。そして、トランスT2の2次側には高圧電圧に変換された正弦波電圧が出力される。前記出力量検知装置805は、正弦波高圧出力の電流値を検知する装置であり、出力電流が一定になるように制御が行われる。
補正値記憶装置807は、補正データを通信ポートDI2より高圧制御用CPU801に伝送し、該補正データに基づいた高圧出力値の制御が行われる。
ところで、一般的な画像形成装置の高圧電源モジュールは、高圧電源モジュールから帯電ローラ、現像器、転写ローラ等の画像形成プロセスマテリアルの接点部まで高電圧用電線を用いて高圧出力を供給しているものが多く存在する。
図9は高電圧用電線を用いて帯電ローラに交流出力を供給する高圧電源モジュールを示す図である。図9においては、高圧電源モジュールから帯電ローラまでの経路に高電圧用電線を用いて定電流制御を行っているが、交流出力の場合、例えば高電圧用電線の位置が画像形成装置のGND電位の筐体に近い場合には、高電圧用電線と筐体間に浮遊容量CSが発生する。そして、浮遊容量を介して漏れ電流が発生するため、高圧電源モジュール出力部の電流値と帯電ローラに供給される電流値に差が生じてしまう。この場合、画像形成装置毎での配線ばらつき等も考慮し、高圧電源モジュールを画像形成装置に組み込んだ状態で電流値の調整を行わなければならなかったが、高圧電源モジュールを帯電ローラ近傍に配置し、高電圧用電線をなくす構成を取ることで、帯電出力電流の漏れを防止できるので、高圧電源モジュールを画像形成装置に組み込んだ状態での調整工程を削除することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、交流高圧出力の制御に関し、実施形態1と同様の効果を得ることに加え、高電圧用電線をなくすことで、装置のコストダウンを実現できる。
実施形態1における高圧電源モジュールの構成を示すブロック図 高圧出力補正データのハンドリングについてのフロー示す図 高圧出力電圧の特性を示すグラフ 高圧出力電圧のデータテーブル 高圧出力値データのハンドリングについてのフローを示す図 高圧出力電圧の特性を示すグラフ 高圧電源モジュールの機能検査時の構成を示すブロック図 実施形態2における高圧電源モジュールの構成を示すブロック図 高電圧用電線を用いて帯電ローラに交流出力を供給する高圧電源モジュールを示す図 実施形態1または2である画像形成装置の本体構成を示す図 特許文献1に記載の高圧電源モジュールの構成を示すブロック図
符号の説明
103 出力量検知装置
101 高圧制御用CPU
104 補正値記憶装置

Claims (6)

  1. 感光体と、前記感光体周辺の画像プロセスユニットと、前記画像プロセスユニットに高圧電源を供給する高圧電源モジュールとを備えた画像形成装置において、
    前記高圧電源モジュールは、該高圧電源モジュールの出力特性の補正に係る補正値を記憶する補正値記憶手段と、前記補正値記憶手段から読み出した補正値によって補正された出力特性により前記高圧電源モジュールの出力を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記補正値記憶手段に記憶する補正値は、前記高圧電源モジュールの出力特性を示す数式における傾きおよびオフセットに係る値であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記補正値記憶手段から読み出す補正値が所定の制限値の範囲にある場合にのみ前記高圧電源モジュールの出力特性を補正することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記画像形成装置のシステムを制御するコントローラと通信を行い該コントローラから高圧出力値に相当するデジタルデータを入力して高圧出力を制御する、CPUを含むデジタル回路と該デジタル回路と同一チップ上にIC化された高圧出力制御回路とを有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記高圧電源モジュールの高圧出力部を前記画像プロセスユニットの近傍に配置し、給電経路に電線を使用しないことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1に記載の画像形成装置における処理方法であって、
    前記高圧電源モジュールの機能検査時に前記補正値記憶手段への補正値の書き込みを行い、前記画像形成装置の起動時に前記補正値記憶手段に記憶された補正値を読み出して前記高圧電源モジュールの出力特性を補正することを特徴とする画像形成装置における処理方法。
JP2005155481A 2005-05-27 2005-05-27 画像形成装置およびその処理方法 Withdrawn JP2006330461A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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