JP2006330120A - カメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板1上に固着された台座5にバレル2を螺合し、螺合量でレンズ25、25の焦点距離の調整が可能なカメラモジュールにおいて、バレル2と台座5の螺合部の隙間(遊び)による焦点距離のずれを防止するとともに小型化を図ること。
【解決手段】 バレル2の螺進方向の移動範囲を規制するストッパー部56とバレル2の先端部の間に環状弾性体4を介在させ、バレル2と台座5の螺合で環状弾性体4を弾性変形させ、その弾性力でバレル2と台座5の螺合による締め付け力を大きくして、レンズ25、25の移動を防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機や携帯端末機などに用いられるカメラモジュールに関するものである。
従来のカメラモジュールは、例えば図9に示すように、撮像素子101が配設された回路基板(以下単に基板という。)103と、レンズ105、105が支持されたバレル107と、バレル107と螺合してバレル107を支持するとともに接着剤109、111で基板103上に固着された台座113とを具備し、バレル107と台座113の螺合量を調整することによってレンズ105、105と撮像素子101の間にの距離(即ちレンズ105、105の焦点距離)を調整していた(例えば特許文献1参照)。
調整後のバレル107と台座113の固着は、例えばバレル107と台座113の螺合部115に接着剤を注入して行われていた(例えば特許文献2参照)。
特開2004−297282 特開2003−172859
しかしながら、前述の従来例では、バレル107と台座113の螺合量でレンズ105、105の焦点距離を調整していたので、バレル107と台座113の螺合部115のオネジとメネジの隙間(遊び)に基因してレンズ105、105の焦点距離にずれが生じるという問題点があった。
例えば、接着剤によってバレル107と台座113の螺合部115が固着されるまでの作業工程において、又は接着剤の熱硬化時における部材の膨張などによって、レンズ105、105の焦点距離にずれが生じるという問題点があった。
前述のオネジとメネジの隙間によるレンズ105、105の焦点距離のずれを防止するために、バレル107と台座113の間に圧接部材と板バネを介在させる提案もなされているが、大型化するとともにコストアップするという問題点があった。
本発明は上述の問題点を鑑みなされたもので、バレル(第1支持部材の一例)と台座(第2支持部材の一例)の螺合部の隙間(遊び)によるレンズの焦点距離のずれを防止することができ、しかも大型化を避けて小型化を図ることができるカメラモジュールを提供することを目的とする
請求項1記載の発明は、撮像素子が配設された基板と、レンズが支持された第1支持部材と、前記第1支持部材と螺合して前記第1支持部材を支持するとともに、前記基板上に固着された第2支持部材とを具備し、前記第1支持部材と前記第2支持部材の螺合量で前記レンズの焦点距離の調整が可能なカメラモジュールであって、前記第1支持部材と前記第2支持部材の螺合によって弾性変形し、その弾性力で前記第1支持部材と前記第2支持部材の螺合による締め付け力を大きくする弾性部材を具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、第1支持部材が、円筒体の外周面にオネジが形成されたオネジ部を具備し、第2支持部材が、円筒状内周面に前記オネジ部のオネジと螺合可能なメネジが形成されたメネジ部を具備するとともに、前記第1支持部材の螺進方向の移動範囲を規制するストッパー部とを具備し、このストッパー部と前記第1支持部材の先端部との間に弾性部材を介在させ、前記第1支持部材と前記第2支持部材の螺合で前記弾性部材を弾性変形させることを特徴とする請求項1記載のカメラモジュール。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、弾性部材が、外周縁が円形の環状弾性体であって、その第1支持部材側が前記第1支持部材の先端部に係合保持されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明において、弾性部材が、断面が円形の環状弾性体であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、第1支持部材が、剛性の高い材料で成形されるとともに円筒体の外周面にオネジが形成されたオネジ部を具備し、第2支持部材が、円筒状内周面に前記オネジ部のオネジと螺合可能なメネジが形成されたメネジ部を具備するとともに、前記第1支持部材の螺進方向の移動範囲を規制するストッパー部を具備し、弾性部材が前記オネジ部の先端側に弾性材料で一体に成形された環状の弾性体部からなり、前記第1支持部材と前記第2支持部材の螺合で前記オネジ部と前記ストッパー部の間にある前記環状弾性体部を弾性変形させることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項記載の発明において、第1支持部材と第2支持部材の少なくとも一方に、前記第1支持部材と前記第2支持部材に跨がるとともに外来光の受光が可能な凹部を形成し、前記凹部に注入された光硬化型接着剤によって前記第1支持部材と前記第2支持部材を固着したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、凹部が第1支持部材と第2支持部材の螺合部まで延設され、前記凹部に注入された光硬化型接着剤(30)が、前記第1支持部材と前記第2支持部材の螺合部に浸入しない程度の高粘度を有していることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項記載の発明において、第1支持部材と第2支持部材の少なくとも一方を光透過型材料で成形し、前記第1支持部材と前記第2支持部材の螺合部に注入された光硬化型接着剤で前記第1支持部材と前記第2支持部材を固着したことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項記載の発明において、基板上の第2支持部材との固着面の一部に、前記第2支持部材の前記基板との固着面の対応部分より面積の広い異形部分を形成し、接着剤によって、前記基板と前記第2支持部材の固着面の対面する部分を固着する接着層を形成するとともに、この接着層に連続して、前記基板の固着面の異形部分と前記第2支持部材の側壁の前記異形部分に隣接する部分とを固着する接着フィレットを形成したことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明において、基板と第2支持部材の固着面が略正方形環状に形成され、前記基板の固着面の四隅に異形部分が形成されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明は、基板、第1支持部材及び第2支持部材を具備し、第1支持部材と第2支持部材の螺合量でレンズの焦点距離の調整が可能なカメラモジュールにおいて、第1支持部材と第2支持部材の螺合で弾性変形し、その弾性力で第1支持部材と第2支持部材の螺合による締め付け力を大きくする弾性部材を具備するので、第1支持部材と第2支持部材の螺合部のオネジとメネジの隙間(遊び)によるレンズの焦点距離のずれを防止することができるとともに、大型化を避けて、小型化を図ることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、第1支持部材がオネジ部を具備し、第2支持部材がオネジ部と螺合可能なメネジ部を具備するとともに、第1支持部材の螺進方向の移動範囲を規制するストッパー部を具備し、第1支持部材と第2支持部材の螺合で第1支持部材の先端部とストッパー部の間に介在させた弾性部材を弾性変形させるので、第1支持部材、第2支持部材及び弾性部材の構造を簡単にすることができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、弾性部材が外周縁を円形の環状弾性体であって、その第1支持部材側が第1支持部材の先端部に係合保持されているので、第1支持部材と第2支持部材の螺合時における弾性部材の組込作業を簡単にすることができる。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明において、弾性部材を断面円形の環状弾性体(例えばOリング)としたので、弾性部材の構造を更に簡単にすることができる。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、第1支持部材が一体に成形されたオネジ部と環状弾性体部を具備し、第2支持部材がオネジ部と螺合可能なメネジ部を具備するとともに第1支持部材の螺進方向の移動範囲を規制するストッパー部を具備し、第1支持部材と第2支持部材の螺合で環状弾性体部を弾性変形させるので、第1支持部材と第2支持部材を螺合するだけで自動的に環状弾性体部が組み込まれ、組立工程を簡略化することができる。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項記載の発明において、 第1支持部材と第2支持部材の少なくとも一方に両者に跨がるとともに外来光の受光が可能な凹部を形成し、凹部に注入された光硬化型接着剤で第1支持部材と第2支持部材を固着したので、第1支持部材と第2支持部材の螺合量調整後の第1支持部材と第2支持部材の固着強度を大きくすることができるとともに、加熱をせずに短時間で固着することができる。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、凹部が第1支持部材と第2支持部材の螺合部まで延設され、凹部に注入された光硬化型接着剤が螺合部に浸入しない程度の高粘度を有しているので、凹部による第1支持部材と第2支持部材の固着面積を広くして固着強度を大きくできる。
請求項8記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項記載の発明において、第1支持部材と第2支持部材の少なくとも一方を光透過型材料で成形し、第1支持部材と第2支持部材の螺合部に注入された光硬化型接着剤で第1支持部材と第2支持部材を固着したので、第1支持部材と第2支持部材を固着するために、接着剤を溜めるための凹部を形成する必要がない。
請求項9記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項記載の発明において、基板上の固着面の一部に第2支持部材の固着面の対応部分より面積の広い異形部分を形成し、基板と第2支持部材の固着面の対面する部分を固着する接着層の他に、この接着層に連続する接着フィレットを形成し、この接着フィレットで基板の固着面の異形部分と第2支持部材の側壁の隣接部分とを固着するので、基板と第2支持部材の固着面をそれ程広くせずに固着強度を大きくすることができ、カメラモジュールの小型化に寄与することができる。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明において、基板と第2支持部材の固着面が略正方形環状に形成され、基板の固着面の四隅に異形部分が形成されているので、基板と第2支持部材の固着面をほとんど広げずに固着強度を安定的に大きくすることができ、カメラモジュールの小型化に寄与することができる。
図1〜図8は本発明の一実施例を示すもので、これらの図において、1は回路基板(以下単に基板という)、2は第1支持部材の一例としてのバレル、4は弾性部材の一例としての環状弾性体、5は第2支持部材の一例としての台座である。
バレル2と台座5は、レンズ25、25を支持するとともに、基板1上に固着される支持部材7を形成している。
基板1は、図7(b)に示すように、合成樹脂で略正方形板状に形成されるとともに、その四隅を隅切りした形状に形成されている。
基板1の上面の中央部には、図1(a)に示すように、配線パターン(図示省略)によって電気的に接続された撮像素子11やその他の回路素子12〜14等が配設され、基板1の側面及び下面には、外部接続用端子(図示省略)が配設されている。
基板1の上面の周辺部には、図7(b)に示すような固着面15が形成されている。
固着面15は、略正方形環状であって、その四隅を傾斜角45度の斜めにした形状に形成されている。
固着面15の四隅と一辺の中央には、台座5の固着面55(後述する)の対応部分より面積の広い異形部分16〜16、17が形成されている。
バレル2は合成樹脂で成形され、図5(a)(b)に示すように、略円筒状に形成されたバレル本体21と、このバレル本体21の上端開口部を閉塞して外周縁をつば状に突出させた上板22とを具備し、この上板22には絞り孔23が形成されている。
バレル本体21の内側には2つのレンズ25、25が保持され、バレル本体21の外側には、外周面にオネジを有するオネジ部26が形成されている。
バレル本体21の下端開口側には、環状弾性体4を係合保持するための係合段部28が形成されている。
上板22の周辺部には、図5(a)(b)に示すような、円周方向に沿って等間隔に4つの凹部31が形成され、この凹部31はバレル本体21のオネジ部26の上部まで延設されている。この凹部31は、外部から注入される光硬化型接着剤30を溜めるためのもので、注入される光硬化型接着剤30は、バレル2と台座5の螺合部に浸入しない程度の高粘度を有するとともに、紫外線や可視光によって短時間(例えば10秒前後)で硬化する性質を有している。
環状弾性体4は合成ゴムのような弾性材料によって外周縁が円形に成形され、一体に形成された係合部41と当接部42を具備している。
係合部41は、断面が略五角形状であってバレル本体21の係合段部28に係合可能に形成され、当接部42は断面が略半円形状に形成されている。
台座5は合成樹脂で成形され、図6(a)(b)に示すように略円筒状に形成された上側台座51と、この上側台座51の下側に連設された略四角筒状の下側台座52とを具備している。
上側台座51には、その円筒状内周面にメネジを有するメネジ部53が形成され、このメネジ部53のメネジはバレル本体21のオネジ部26のオネジと螺合可能な形状に形成されている。
上側台座51と下側台座52の連結部の内側には、バレル2のオネジ部26の螺進方向の移動限界位置を規制する略円環状のストッパー部56が突設している。
上側台座51の一側壁の中央部には切欠き57が形成され、この切欠き57は上側、下側及び外側が開口している。
下側台座52の下端面は基板1との固着面55となり、この固着面55は、図7(a)に示すように略正方形環状であって、その四隅が傾斜角45度の斜めに形成されるとともに、一辺の中央を切り欠いた形状に形成されている。
台座5の固着面55と基板1の固着面15とは、接着剤60によって形成された接着層61及び接着フィレット62、63によって固着(接着)されている。
つぎにカメラモジュールの組立について説明する。
(1)撮像素子11や回路素子12〜14が実装された基板1の固着面15と、台座5の固着面55との少なくとも一方に接着剤60を塗布し、撮像素子11の受光面の中心軸と上側台座51の中心軸を一致させた状態で、接着剤60を介して固着面15と固着面55を密着させ、基板1上に台座5を載置する。この接着剤60は、熱硬化型、常温硬化型、光硬化型のいずれでもよい。
そして、接着剤60を硬化させることにより、基板1の固着面15のうちの、台座5の固着面55と対面する部分において両者を固着する接着層61を形成するとともに、この接着層61に連続する所定部分において両者を固着する接着フィレット62〜62、63を形成する。
接着フィレット62は、図1(b)に示すように、基板1の固着面15の異形部分16と下側台座52の外側壁の異形部分16に隣接する部分とを固着する。
接着フィレット63は、図1(a)に拡大して図示するように、基板1の固着面15の異形部分17と下側台座52の外側壁の異形部分17に隣接する部分とを固着する。
上述のように、接着層61と接着フィレット62〜62、63によって基板1と台座5を固着しているので、基板1の縦と横が約6mmで、下側台座52の側壁の板厚(すなわち固着面55の幅)が略0.3mmのような小型化のカメラモジュールにおいても所望の固着強度が得られる。例えば、台座5の成形時に固着面55に反りが生じて接着剤が付き難いような場合でも、接着フィレット62〜62,63によって所望の固着強度が得られる。
(2)ついで、図5(a)(b)に示すように、バレル2の係合段部28に環状弾性体4の係合部41を係合して環状弾性体4を保持した後、図8及び図1(a)に示すように、バレル2のオネジ部26を台座5のメネジ部53に螺合する。
このとき、レンズ25、25の中心軸が上側台座51の中心軸に一致し、環状弾性体4がバレル2の先端部と台座5のストッパー部56との間で押圧されて弾性変形した状態で、レンズ25、25の焦点距離が合うように、予めバレル2と台座5の形状が形成されるとともに、オネジ部26とメネジ部53のネジ数が設定されている。
このため、オネジ部26とメネジ部53の螺合量を調整してレンズ25、25の焦点を撮像素子11に合わせたときには、環状弾性体4が弾性変形した状態でバレル2の先端部と台座5のストッパー部56の間に介在し、その弾性力でオネジ部26とメネジ部53の摩擦力が補強され、バレル2と台座5の螺合による締め付け力を大きくして螺合部の隙間(遊び)によるレンズ25、25の焦点距離のずれを防止できる。
また、バレル2の先端部と台座5のストッパー部56の間に環状弾性体4を介在させるだけでよいので、圧接部材と板バネを介在させる従来例のように大型化するのを避けて小型化を図ることができる。
(3)ついで、バレル2の凹部31〜31に光硬化型接着剤30を注入し、図1(a)に示すようにバレル2と台座5を固着する。
このとき、光硬化型接着剤30はバレル2と台座5の螺合部に侵入しない程度の高い粘度を有しているので、光硬化型接着剤30が凹部31からオネジ部26とメネジ部53のネジの隙間に浸入して未硬化となることがなく、紫外線又は可視光によって短時間(例えば10秒後)に光硬化型接着剤30を硬化してバレル2と台座5を固着できる。
前述のようにして組み立てられたカメラモジュールは、カメラモジュール用コネクタを介して又は直接に、携帯電話機や携帯端末機などの配線回路基板に実装される。
前記実施例では、弾性部材が係合部と当接部を具備した環状弾性体であって、係合部が第1支持部材の係合段部に係合保持されている場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、第1支持部材と第2支持部材の螺合によって弾性変形し、その弾性力で第1支持部材と第2支持部材の螺合による締め付け力を大きくするものであればよい。
例えば、弾性部材が断面円形の環状弾性体(例えばOリング)であって、その第1支持部材側の一部が螺合時に第1支持部材の先端面に形成された環状凹溝に係合される場合ついても利用することができる。
又は、第1支持部材が一体に成形されたネジ部と環状弾性体部とを具備し、ネジ部を剛性の高い材料で成形し、環状弾性体部を弾性材料で成形して弾性部材とした場合についても利用することができる。この場合、第1支持部材と第2支持部材を螺合するだけで自動的に弾性部材(環状弾性体部)が組み込まれ、組立工程を簡略化できる。
前記実施例では、第1支持部材の先端部と第2支持部材のストッパー部の間に弾性部材を介在させた場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、第1支持部材の末端部に形成したストッパー部(例えば、上板の周辺部に突設されたつば部)と、第2支持部材の上端面との間に弾性部材(例えば環状弾性体)を介在させた場合についても利用することができる。
前記実施例では、第1支持部材にオネジ部を形成し、第2支持部材にメネジ部を形成した場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、第1支持部材にメネジ部を形成し、第2支持部材にオネジ部を形成した場合についても利用することができる。
前記実施例では、光硬化型接着剤を溜める凹部を、第1支持部材の上部周辺部に円周方向に沿って等間隔に4つ形成した場合について説明したが、本発明は4つに限るものでなく、1つの場合、又は4つ以外の複数個を円周方向に沿って等間隔若しくは不等間隔に形成した場合ついても利用することができる。
前記実施例では、光硬化型接着剤を溜める凹部を、第1支持部材に形成した場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、第2支持部材に形成した場合、又は第1支持部材及び第2支持部材に形成した場合についても利用することができる。
前記実施例では、固着面積を広くするために、光硬化型接着剤を溜めるための凹部が第1、第2支持部材の螺合部まで延設されている場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、第1、第2支持部材の螺合部まで延設されていない場合についても利用することができる。
前記実施例では、第1、第2支持部材が光を透過しない材料(例えば合成樹脂)で成形された場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、第1、第2支持部材の少なくとも一方が光透過型材料で成形された場合についても利用することができる。
この場合、第1、第2支持部材の螺合部に外来光を当てることができるので、凹部の形成を省略し、螺合部に光硬化型接着剤を注入して短時間に第1、第2支持部材間を固着することがでる。
前記実施例では、第1、第2支持部材の固着強度を大きくするために、光硬化型接着剤をを溜める凹部を第1、第2支持部材に跨って形成した場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、光硬化型接着剤を溜める凹部を省略し、汎用の接着剤を螺合部の隙間に注入する場合や、接着剤を用いない場合についても利用することができる。
前記実施例では、基板と第2支持部材の固着面の異形部分に対応する形状を、共に正方形環状の四隅を傾斜角度45度の斜めに形成した場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、基板の固着面の四隅を円弧形状や直角形状に形成し、第2支持部材の四隅を円弧形状に形成することによって、基板の固着面の四隅に第2支持部材の固着面の対応する部分より広い異形部分を形成した場合についても利用することができる。
前記実施例では、基板と第2支持部材の固着面を略正方形環状に形成し、基板の固着面の四隅と一辺の中央に、第2支持部材の固着面の対応する部分より面積の広い異形部分を形成し、これらの異形部分に接着フィレットを形成した場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、基板上の固着面の一部に、第2支持部材の固着面の対応部分より面積の広い異形部分を形成し、この異形部分に接着フィレットを形成した場合についても利用することができる。
例えば、図7に二点鎖線で示すように、下側台座52の各側壁に切欠き57を形成することによって、基板1の固着面15の四隅と各辺の中央に下側台座52の固着面の対応する部分より面積の広い異形部分を形成し、これらの異形部分に接着フィレットを形成した場合についても利用することができる。
又は、図7に実線で示す実施例から下側台座52の一側壁に形成する切欠き57を省略し、基板1の固着面15の四隅にだけ異形部分16〜16を形成して接着フィレット62〜62を形成した場合、若しくは、台座の固着面四隅を基板の固着面と同一形状とし、基板の固着面の各辺の中央にだけ異形部分を形成し、接着フィレットを形成した場合ついても利用することができる。
本発明の一実施例を示す図2の断面を示すもので、(a)はA−A線拡大断面図、(b)はB−B線部分拡大断面図である。 本発明の一実施例を示す平面図である。 図2の正面図である。 図2の斜視図(接着剤の図示省略)である。 図1〜図4中のバレル2(環状弾性体4を係合保持し、オネジ部26の図示を省略した。)を示す斜視図で、(a)は斜め上方から見た図、(b)は(a)の上下を反転した図である。 図1〜図4中の台座5(メネジ部53の図示を省略した。)を示す斜視図で、(a)は斜め上方から見た図、(b)は(a)の上下を反転した図である。 基板1と台座5の固着面を示す斜視図で、(a)は台座5(メネジ部53の図示省略した。)の固着面55を示し、(b)は基板1(撮像素子11や回路素子12〜14の図示を省略した。)の固着面15を示す。 基板1に固着された台座5にバレル2を螺合する前の状態を示す断面図である。 従来例を示す断面図ある。
符号の説明
1…基板
15…基板1の固着面
16、17…固着面15中の異形部分
2…バレル(第1支持部材の一例)
26…オネジ部
30…光硬化型接着剤
31…凹部
5… 台座(第2支持部材の一例)
53…メネジ部
55…台座5の固着面
56…ストッパー部
60…接着剤
61…接着層
62、63…接着フィレット
7…支持部材

Claims (10)

  1. 撮像素子(11)が配設された基板(1)と、レンズ(25、25)が支持された第1支持部材(2)と、第1支持部材(2)と螺合して第1支持部材(2)を支持するとともに、基板(1)上に固着された第2支持部材(5)とを具備し、第1支持部材(2)と第2支持部材(5)の螺合量でレンズ(25、25)の焦点距離の調整が可能なカメラモジュールであって、第1支持部材(2)と第2支持部材(5)の螺合によって弾性変形し、その弾性力で第1支持部材(2)と第2支持部材(5)の螺合による締め付け力を大きくする弾性部材を具備したことを特徴とするカメラモジュール。
  2. 第1支持部材(2)は、円筒体の外周面にオネジが形成されたオネジ部(26)を具備し、第2支持部材(5)は、円筒状内周面にオネジ部(26)のオネジと螺合可能なメネジが形成されたメネジ部(53)を具備するとともに、第1支持部材(2)の螺進方向の移動範囲を規制するストッパー部(56)とを具備し、このストッパー部(56)と第1支持部材(2)の先端部の間に弾性部材を介在させ、第1支持部材(2)と第2支持部材(5)の螺合で、弾性部材を弾性変形させることを特徴とする請求項1記載のカメラモジュール。
  3. 弾性部材は、外周縁が円形の環状弾性体(4)であって、その第1支持部材(2)側が第1支持部材(2)の先端部に係合保持されていることを特徴とする請求項2記載のカメラモジュール。
  4. 弾性部材は断面が円形の環状弾性体であることを特徴とする請求項2記載のカメラモジュール。
  5. 第1支持部材(2)は、剛性の高い材料で成形されるとともに円筒体の外周面にオネジが形成されたオネジ部(26)を具備し、第2支持部材(5)は、円筒状内周面にオネジ部(26)のオネジと螺合可能なメネジが形成されたメネジ部(53)を具備するとともに、第1支持部材(2)の螺進方向の移動範囲を規制するストッパー部(56)を具備し、弾性部材は、オネジ部(26)の先端側に弾性材料で一体に成形された環状の弾性体部からなり、第1支持部材(2)と第2支持部材(5)の螺合でオネジ部(26)とストッパー部(56)の間にある前記環状弾性体部を弾性変形させることを特徴とする請求項1記載のカメラモジュール。
  6. 第1支持部材(2)と第2支持部材(5)の少なくとも一方に、第1支持部材(2)と第2支持部材(5)に跨がるとともに外来光の受光が可能な凹部(31)を形成し、この凹部(31)に注入された光硬化型接着剤(30)によって第1支持部材(2)と第2支持部材(5)を固着したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載のカメラモジュール。
  7. 凹部(31)は第1支持部材(2)と第2支持部材(5)の螺合部まで延設され、凹部(31)に注入された光硬化型接着剤(30)が第1支持部材(2)と第2支持部材(5)の螺合部に侵入しない程度の高粘度を有していることを特徴とする請求項6記載のカメラモジュール。
  8. 第1支持部材(2)と第2支持部材(5)の少なくとも一方を光透過型材料で成形し、第1支持部材(2)と第2支持部材(5)の螺合部に注入された光硬化型接着剤で第1支持部材(2)と第2支持部材(5)を固着したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載のカメラモジュール。
  9. 基板(1)上の第2支持部材(5)との固着面(15)の一部に、第2支持部材(5)の基板(1)との固着面(55)の対応部分より面積の広い異形部分(16)を形成し、接着剤(60)によって基板(1)と第2支持部材(5)の固着面(15)(55)の対面する部分を固着する接着層(61)を形成するとともに、この接着層(61)に連続して、基板(1)の固着面(15)の異形部分(16)と第2支持部材(5)の側壁の異形部分(16)に隣接する部分とを固着する接着フィレット(62)を形成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項記載のカメラモジュール。
  10. 基板(1)と第2支持部材(5)の固着面(15)(55)は、四隅を斜めにした略正方形環状に形成され、基板(1)の固着面(15)の四隅に異形部分(16)が形成されていることを特徴とする請求項9記載のカメラモジュール。
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