JP2006329156A - 回転式圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鏡板部(37)の背面側に凹部(25)が形成され、この凹部(25)底面に吐出通路(51,52)が開口され、凹部(25)底面を弁座面として吐出通路(51,52)を開閉するリード弁からなる吐出弁(21)が設けられ、凹部(25)の底部に凹部長さ方向に沿って延びる補強リブ(26)が一体に突設される。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態1について説明する。実施形態1に係る圧縮機(10)の縦断面図を図1に示す。この圧縮機(10)は、後述する環状ピストン(45)とシリンダ(40)とが相対的に偏心回転運動することによってシリンダ室(41,42)内の冷媒を圧縮する回転式圧縮機である。この回転式圧縮機(10)は、例えば空気調和装置の冷媒回路に設けられ、蒸発器から吸入した冷媒を圧縮して凝縮器へ吐出する圧縮機として用いられる。
次に、この回転式圧縮機(10)の運転動作について図7を参照しながら説明する。電動機(30)を起動すると、ロータ(32)の回転がクランク軸(33)を介して圧縮機構(20)におけるシリンダ(40)の外側シリンダ(40a)及び内側シリンダ(40b)に伝達される。その結果、ブレード(46)が揺動ブッシュ(27a,27b)の間で往復運動(進退動作)を行い、かつ、ブレード(46)と揺動ブッシュ(27a,27b)が一体的となって、環状ピストン(45)に対して揺動動作を行う。そして、外側シリンダ(40a)及び内側シリンダ(40b)が環状ピストン(45)に対して揺動しながら公転し、圧縮機構(20)が所定の圧縮動作を行う。
この実施形態1では、下部ハウジング(37)において、吐出弁(21)の弁体(18a,18b)を収容した凹部(25)の底部にその長さ方向に沿って補強リブ(26)が一体に突設されているので、その補強リブ(26)自体によって凹部(25)の底部を補強することができ、シリンダ室(41,42)に面する下部ハウジング(37)の強度が凹部(25)で部分的に低下するのを抑えることができる。従って、凹部(25)の底部によって長さの短い吐出通路(50,51)を形成し、そのデッドボリュームを小さくして再膨張損失を小さくしながらも、シリンダ室(41,42)で冷媒を圧縮する過程で発生する下部ハウジング(37)の変形を低減させることができ、移動するシリンダ(40)が下部ハウジング(37)と干渉したりシリンダ室(41,42)から冷媒の漏れたりするのを防いで、圧縮機(10)の作動信頼性を向上させることができる。
本実施形態1の回転式圧縮機(10)では、可動部材(38)を構成するシリンダ(40)が偏心回転運動を行うことで、固定部材(39)を構成する環状ピストン(45)とシリンダ(40)とが相対的に回転するようになっているが、可動部材を環状ピストン(45)で、また固定部材をシリンダ(40)でそれぞれ構成して、そのピストン(45)が偏心回転運動を行うことで、環状ピストン(45)とシリンダ(40)とが相対的に回転するように構成してもよい。
本発明の実施形態2について説明する。実施形態2の圧縮機(10)の縦断面図を図8に示す。この圧縮機(10)は、後述する可動スクロール(38)(可動部材)が固定スクロール(39)(固定部材)に対して公転運動することによって圧縮室(41)内の冷媒を圧縮するスクロール型の回転式圧縮機である。
次に、このスクロール型の回転式圧縮機(10)の運転動作について説明する。電動機(30)を起動すると、ロータ(32)の回転がクランク軸(33)を介して圧縮機構(20)の可動スクロール(38)に伝達される。クランク軸(33)の偏心部(33b)と係合する可動スクロール(38)は、オルダムリングによって案内され、自転することなく公転運動だけを行う。
この実施形態2では、鏡板部(37)背面の凹部(25)の底部にその長さ方向に沿って補強リブ(26,26)が一体に突設されているので、その補強リブ(26,26)自体によって凹部(25)の底部を補強することができ、圧縮室(41)に面する鏡板部(37)の強度が凹部(25)で部分的に低下することを低減できる。従って、凹部(25)の底部に長さの短い主吐出通路(53)及び各バイパス吐出通路(54,55)を形成し、そのデッドボリュームを小さくして再膨張損失を小さくしつつ、圧縮室(41)で冷媒を圧縮する過程で発生する鏡板部(37)の変形を低減させることができ、可動スクロール(38)のラップ(48)と干渉したり圧縮室(41)から冷媒が漏れたりするのを防いで、圧縮機(10)の作動信頼性を向上させることができる。
本発明は、その実施形態について、以下のような構成としてもよい。上記実施形態では、弁押さえ(16)を凹部(25)内に配置しているが、例えば一部が凹部(25)外に位置して該凹部(25)外部分で下部ハウジング(37)又は鏡板部(37)にボルト締結される弁押さえを設けてもよく、この弁押さえによって補強リブ(26)を挟み込んで固定するようにすればよい。つまり、弁押さえ(16)の構造は限定されない。
16 弁押さえ
17 スリット
18a 第1弁体
18b 第2弁体
19a 第1弁体
19b 第2弁体
19c 第3弁体
20 圧縮機構
21 吐出弁
25 凹部
26 補強リブ(補強手段)
30 電動機
37 下部ハウジング、鏡板部
38 可動部材、可動スクロール
39 固定部材、固定スクロール
40 シリンダ
40a 外側シリンダ
40b 内側シリンダ
41 シリンダ室、圧縮室
41a 高圧室
41b 低圧室
42 シリンダ室
42a 高圧室
42b 低圧室
45 環状ピストン
50 外側吐出通路
51 内側吐出通路
52 吐出空間
53 主吐出通路
54 第1バイパス吐出通路
55 第2バイパス吐出通路
60 リブ固定部
Claims (5)
- 偏心運動する可動部材(38)と、該可動部材(38)と共に圧縮室(41)を形成する固定部材(39)とを備え、上記可動部材(38)を駆動することにより上記圧縮室(41)へ吸入した流体を圧縮する回転式圧縮機であって、
上記固定部材(39)は、前面が上記圧縮室(41)に面する鏡板部(37)を備え、
上記鏡板部(37)の背面側に凹部(25)が形成され、該凹部(25)の底面には、上記圧縮室(41)に連通する吐出通路(53,54,55)が開口されているとともに、
上記凹部(25)の底面を弁座面とし上記吐出通路(53,54,55)を開閉するリード弁からなる吐出弁(21)が設けられ、
上記凹部(25)の底部を補強する補強手段(26)が設けられていることを特徴とする回転式圧縮機。 - 環状のシリンダ室(41,42)を有するシリンダ(40)と、該シリンダ(40)に対して偏心してシリンダ室(41,42)に収納され、シリンダ室(41,42)を外側シリンダ室(41)と内側シリンダ室(42)とに区画する環状ピストン(45)と、上記シリンダ室(41,42)に配置され、各シリンダ室(41,42)を第1室(41a,42a)及び第2室(41b,42b)に区画するブレード(46)と、上記シリンダ(40)又は環状ピストン(45)の一端部に形成されて前面が上記シリンダ室(41,42)に面する鏡板部(37)とを備え、上記シリンダ(40)と上記環状ピストン(45)とが相対的に偏心回転運動することによって上記シリンダ室(41,42)内の流体を圧縮する回転式圧縮機であって、
上記鏡板部(37)の背面側に凹部(25)が形成され、該凹部(25)の底面には、上記シリンダ室(41,42)に連通する吐出通路(50,51)が開口されているとともに、
上記凹部(25)の底面を弁座面とし上記吐出通路(50,51)を開閉するリード弁からなる吐出弁(21)が設けられ、
上記凹部(25)の底部を補強する補強手段(26)が設けられていることを特徴とする回転式圧縮機。 - 請求項1又は2において、
上記補強手段(26)は、凹部(25)の底部に凹部長さ方向に沿って一体に突設された補強リブ(26)であることを特徴とする回転式圧縮機。 - 請求項3において、
上記凹部(25)の開口に、補強リブ(26)を挟み込んで固定するリブ固定部(60)が設けられていることを特徴とする回転式圧縮機。 - 請求項3において、
上記吐出弁(21)における弁体(18)の変形量を制限する弁押さえ(16)が設けられ、
上記弁押さえ(16)は、上記補強リブ(26)を挟み込んで固定していることを特徴とする回転式圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005157500A JP2006329156A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | 回転式圧縮機 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=37551090
Family Applications (1)
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JP2005157500A Pending JP2006329156A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | 回転式圧縮機 |
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- 2005-05-30 JP JP2005157500A patent/JP2006329156A/ja active Pending
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