JP2006326048A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第2ゲームにおいて表示された選択肢の内、選択肢特定手段によって特定されなかった選択肢を特定される選択肢と異なる抽選手段によって配当を抽選することにより、遊技者に第2ゲームに対する達成感と遊技意欲を付与することを可能とした遊技機を提供する。
【解決手段】 ボーナスゲームの演出画面125に表示されるボーナスゲームの選択肢である3つの宝箱126〜128に対して、それぞれ所定の配当を対応付け(S11)、更に、遊技者に選択されなかった2つの宝箱について、考えられる全ての選択パターンに対応してボーナス配当抽選テーブル81によって対応付けられた配当と異なる表示用の配当を表示用配当抽選テーブル82〜84を用いて新たに対応付け(S12)、遊技者がいずれかの宝箱126〜128を選択した後に選択された宝箱と選択されなかった宝箱の配当をそれぞれ表示する(S17、S18)ように構成する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、第1ゲームと所定の条件が成立した場合に第1ゲームに連続して第2ゲームを実行する遊技機に関し、特に第2ゲームにおいて表示された選択肢の内、選択肢特定手段によって特定されなかった選択肢を、特定された選択肢と異なる抽選手段によって配当を抽選することにより、遊技者に第2ゲームに対する達成感を付与し、遊技意欲を向上させることを可能とした遊技機に関する。
スロットマシン、ルーレットゲーム機、カードゲーム機等の遊技媒体として硬貨等のコインを使用する遊技機は、遊技者がコインを遊技機に投入することにより所定のゲームを開始することができ、遊技者がゲームに勝てば、所定の枚数のコインが払い出されるものである。また、上記遊技機ではゲームが単調とならないように、複数種類のゲームを実行するのが一般的であり、例えば通常のゲームである第1ゲームで所定の条件を満たした場合に、第1ゲームに続いて所謂ボーナスゲームである第2ゲームを行う遊技機がある。
そして、そのような第2ゲームとしては、例えば特表2002−537874号公報に示すように、ディスプレイ上に複数の選択肢を表示するとともに、遊技者にいずれかの選択肢を選択させ、選択された選択肢に対応付けられた配当結果(フリーゲームの獲得やクレジットの獲得)を表示することが行われている。
特表2002−537874号公報(第50頁、図28)
そして、前記した特許文献1に記載された遊技機のように選択式のボーナスゲームを行う際には、遊技者に選択結果の達成感を与え、また次回のボーナスゲームにおける期待感を向上させるために、選択肢の選択後において遊技者が選択した選択肢に対応付けられた配当(即ち、遊技者が獲得した配当)とともに選択しなかった選択肢に対応付けられた配当に関しても遊技者に報知するのが一般である。しかしながら、例えば遊技者により選択された選択肢より高い配当が、選択されなかった選択肢の配当として表示された場合には、遊技者に選択の失敗を認識させることとなり、遊技者の遊技意欲を減衰させることとなっていた。また、配当が非常に高額なJP当選等の配当は遊技者に選択される確率を非常に低くしなければならず、選択されなかった選択肢の配当として表示されることも殆どなかったことから、同じく遊技者の遊技意欲を減衰させることとなっていた。
本発明は、前記従来の問題点を解消するためになされたものであり、第2ゲームにおいて表示された選択肢の内、遊技者によって選択されなかった選択肢の配当を実際に遊技者の獲得する配当に係る抽選と異なる抽選方式により抽選された表示用の配当により表示するので、遊技者に第2ゲームに対する達成感を付与し、遊技意欲を向上させることを可能とした遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、所定の画像を表示する画像表示手段(例えば、下部液晶ディスプレイ4)と、操作手段(例えば、透明タッチパネル40)と、第1ゲーム(例えば、リール25〜27を回転駆動させて入賞ラインL上に図柄の組合せを停止表示させる通常のゲーム)を実行する第1ゲーム制御手段(例えば、CPU61、S2)と、前記第1ゲームにて所定条件(例えば、ボーナスゲームトリガーに当選した場合)が成立した際に第1ゲームに連続して第2ゲーム(例えば、選択式のボーナスゲーム)を実行する第2ゲーム制御手段(例えば、CPU61、S4)と、を有する遊技機(例えば、スロットマシン1)において、前記第2ゲーム制御手段は、複数の選択肢(例えば、宝箱126〜128)を前記画像表示手段に表示する選択肢表示手段(例えば、CPU61、S15)と、前記操作手段の操作に基づいて前記画像表示手段に表示された複数の選択肢から一又は複数の選択肢を特定する選択肢特定手段(例えば、CPU61、S16)と、前記選択肢特定手段によって特定される選択肢に対応する配当(例えば、「15(クレジット)」の払い出し)を抽選する第1配当抽選手段(例えば、CPU61、S11)と、前記第1配当抽選手段の抽選結果に基づいて前記選択肢特定手段によって特定された選択肢に対応する配当を前記画像表示手段に表示する選択肢配当表示手段(例えば、CPU61、S17)と、前記選択肢特定手段によって特定されなかった少なくとも一の選択肢に対応する配当を前記第1配当抽選手段と異なる抽選方式で抽選する第2配当抽選手段(例えば、CPU61、S12)と、前記第2配当抽選手段の抽選結果に基づいて前記選択肢特定手段によって特定されなかった選択肢に対応する配当を前記画像表示手段に表示する非選択肢配当表示手段(例えば、CPU61、S18)と、前記選択肢配当表示手段によって表示された配当に相当する特典(例えば、15クレジットの遊技媒体)を遊技者に付与する特典付与手段(例えば、CPU61、S5)と、を有することを特徴とする。
ここで、「配当」とは、特典付与手段によって遊技者に対して特典を付与する際の特典内容をいい、例えば、50クレジットの遊技媒体を払い出すこと、JPの当選とすること、フリーゲームを10回行えること等がある。
また、「抽選方式が異なる」とは、抽選によって付与される配当の種類や各配当に当選する確率が異なることをいい、例えば異なる抽選テーブルを用いて抽選を行うこと等がある。
また、「第1配当抽選手段」は選択肢に対応する配当を選択肢毎に複数種類決定し、特定された選択肢によって配当が異なるようにしても良いし、いずれの選択肢が特定されたかに関わらず選択された選択肢に対応付ける固定の配当を決定しても良い。
また、「第2配当抽選手段」による抽選のタイミングは、選択肢が特定された後でも特定される前でも良い。
また、請求項2に係る遊技機は、請求項1に記載の遊技機(例えば、スロットマシン1)において、第1配当抽選手段(例えば、CPU61、S11)は、前記選択肢特定手段(例えば、CPU61、S16)によって選択肢が特定される前に、前記選択肢配当表示手段(例えば、CPU61、S15)によって表示される各選択肢(例えば、宝箱126〜128)に配当を対応付けることを特徴とする。
また、請求項3に係る遊技機は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機(例えば、スロットマシン1)において、前記第2配当抽選手段(例えば、CPU61、S12)は、前記選択肢特定手段(例えば、CPU61、S16)によって特定された選択肢(例えば、宝箱126〜128)に対応する配当に基づいて抽選方式を変更することを特徴とする。
ここで、「抽選方式を変更する」とは、抽選によって付与される配当の種類や各配当に当選する確率を変更することをいい、例えば抽選テーブルを変更すること等によって行う。
また、請求項4に係る遊技機は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機(例えば、スロットマシン1)において、前記第2配当抽選手段(例えば、CPU61、S12)は、前記選択肢特定手段(例えば、CPU61、S16)によって特定された選択肢(例えば、宝箱126〜128)に対応する配当(例えば、「30(クレジット)」の払い出し)より低い配当(例えば、「5(クレジット)」の払い出し)が選択肢に対応付けられる確率が、前記第1配当抽選手段(例えば、CPU61、S11)より高確率であることを特徴とする。
ここで、「低い配当」とは、配当付与手段によって遊技者に対して特典を付与する際の特典内容が遊技者にとって利益が少なくなる特典内容をいい、払い出されるクレジット数が少ないことや、その後に行われるフリーゲームの回数が少ないこと等がある。
更に、請求項5に係る遊技機は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機(例えば、スロットマシン1)において、前記第2配当抽選手段(例えば、CPU61、S12)は、前記第1配当抽選手段(例えば、CPU61、S11)において選択肢(例えば、宝箱126〜128)に対応付けられる確率が最も低確率の所定の配当(例えば、「JP(ジャックポット)」の獲得)が選択肢に対応付けられる確率が、前記第1配当抽選手段より高確率であることを特徴とする。
請求項1に係る遊技機では、第2ゲームにおいて表示された選択肢の内、選択肢特定手段によって特定されなかった選択肢を特定された選択肢と異なる抽選手段によって配当を抽選し、その抽選結果に基づいて各選択肢に対応する配当の表示を行うので、遊技者によって選択されなかった選択肢に対応する配当に関して、後に表示される表示用の配当が遊技者による選択肢の選択時から対応付けられていたように認識させることが可能となる。従って、選択されなかった選択肢の表示用の配当を実際に遊技者が獲得可能な配当と異なる配当(例えば、非常に高額な配当や遊技者が選択した配当より低い配当)として表示することにより、遊技者に第2ゲームに対する達成感を与え、また遊技意欲を向上させることができる。
また、請求項2に係る遊技機では、第1配当抽選手段は、選択肢が特定される前に表示される各選択肢に配当を対応付けることにより、配当の抽選を行うので、遊技者によって選択されなかった選択肢に対応する配当に関して、後に表示される表示用の配当が遊技者による選択肢の選択時から対応付けられていたように認識させることが可能となる。従って、選択されなかった選択肢の表示用の配当を実際に遊技者が獲得可能な配当と異なる配当(例えば、非常に高額な配当や遊技者が選択した配当より低い配当)として表示することにより、遊技者に第2ゲームに対する達成感を与え、また遊技意欲を向上させることができる。
また、請求項3に係る遊技機では、選択肢特定手段によって特定された選択肢に対応する配当に基づいて抽選方式を変更するので、遊技者の獲得した配当に対応して選択されなかった選択肢の表示用の配当を実際に遊技者が獲得可能な配当と異なる配当(例えば、遊技者が選択した配当より低い配当や高い配当)として表示することにより、遊技者に第2ゲームに対する達成感を与えることができる。
また、請求項4に係る遊技機では、選択肢特定手段によって特定された選択肢に対応する配当より低い配当が選択肢に対応付けられる確率が、第1配当抽選手段より第2当抽選手段で高確率とするので、遊技者が選択した選択肢に対応する配当より本来高い配当が対応付けられていた選択肢に対して、選択した選択肢より低い配当が対応付けられていたかのように表示することが可能である。従って、遊技者に自ら選択した選択肢が高配当の選択肢であると認識させることができ、遊技者のボーナスゲームでの達成感を向上させる。
更に、請求項5に係る遊技機では、第1配当抽選手段において選択肢に対応付けられる確率が最も低確率の所定の配当が選択肢に対応付けられる確率を、第2当抽選手段で第1配当抽選手段より高確率とするので、最も選択肢に対応付けられる確率が低く、配当として表示されることが殆どない配当が選択肢の選択時に他の配当に対応付けられていたかのように表示することが可能であるので、遊技者に次回以降のボーナスゲームに対する期待感を付与することができる。それにより、遊技者の遊技意欲を向上させる。
以下、本発明に係るゲーム装置について、本発明に係るゲーム装置をスロットマシンに具体化した第1及び第2実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)
先ず、第1実施形態に係るスロットマシン1の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。図1は第1実施形態に係るスロットマシンの斜視図、図2は第1実施形態に係るスロットマシンのキャビネット内部の内部構造を示す正面図である。
図1において、スロットマシン1はその全体を形成するキャビネット2を有しており、かかるキャビネット2の前面上部には上部液晶ディスプレイ3が配設され、また、キャビネット2の前面中央部には下部液晶ディスプレイ4が配設されている。ここに、上部液晶ディスプレイ3は一般に汎用されている液晶ディスプレイから構成されており、また、下部液晶ディスプレイ4は、所謂、透明液晶ディスプレイから構成されている。上部液晶ディスプレイ3には、ゲーム方法、当選役の種類とその配当等の遊技操作を補助するヘルプ情報や、ゲームに関する各種演出等の情報が表示される。また、上部液晶ディスプレイ3の上部には、エラーが発生した場合や店員を呼び出す場合等に点灯されるランプ5が設けられている。
更に、下部液晶ディスプレイ4には、図1に示されているように、基本的に、3つの可変表示部6、7、及び8が表示されるとともに、各可変表示部6乃至8において各種の図柄を上方向から下方向に向かってスクロールしながら変動表示する。尚、透明液晶ディスプレイの構造については既に公知であるので(例えば、特開2005−13356号公報の段落(0019)〜(0022)、図2、図3参照)その説明は省略する。
下部液晶ディスプレイ4の下側には、手前側に突出された操作テーブル10が設けられており、かかる操作テーブル10には、遊技機正面に対向する位置から見て左側から、コインに両替する為に店員を呼ぶ両替(CHANGE)ボタン11、ゲームにて獲得したクレジットに対応する量のコインを払い出す払い戻し(CASHOUT)ボタン12、各種のヘルプ情報からなるヘルプ画面を表示するヘルプ(HELP)ボタン13が配置されており、また、ヘルプボタン13の右側には、コイン投入部14、紙幣投入部15が設けられている。更に、操作テーブル10の手前側にて左側から、ベット数をそれぞれ所定数に決定する1−BETボタン18、REPEAT BETボタン19、10−BETボタン20、及び、MAXBETボタン21と、図柄の変動を開始するスタートボタン17が配置されている。
また、キャビネット2の下部には、コイン払出口30が形成されるとともに、払い戻しボタンが押下された際にコイン払出口30から払い出されたコイン(例えば1ドル硬貨)を受けるコイン受け部31が設けられている。コイン払出口30の内部には、センサ等より構成されるコイン検出部76(図6参照)が配置されており、コイン検出部76はコイン払出口30から払い出されるコインの枚数を検出する。尚、遊技媒体の払出手段としては、コイン直接払い出す代わりに現在貯留される遊技媒体の価値が記載されたレシートを排出するようにしても良い。
また、図2に示すように、キャビネット2正面に設けられた機器前面パネル22を開いた際のキャビネット2内部の中央部には、リール25、26、27が回転自在に設けられている。そして、これらのリール25、26、27の外周面には複数図柄からなる図柄列(図3参照)が描かれている。
更に、キャビネット内部のホッパー35の横には紙幣投入部15から投入された紙幣を識別する紙幣識別装置36と電源ボックスユニット37が設けられている。電源ボックスユニット37の前面にはスロットマシン1が動作するために必要とされる電源供給を断続するメインスイッチ38、及びスロットマシン1の状態を初期化するリセットスイッチ39が設けられている。
続いて、下部液晶ディスプレイ4の背面側のキャビネット2内部で回転自在に設けられたリールについて説明する。
下部液晶ディスプレイ4の背面側には、図2に示すように3つのリール25乃至27が並列状態で、且つ、それぞれ独立して回転自在に支持されており、各リール25乃至27により後述の通常ゲーム(第1ゲーム)が行われる。そして、3つのリール25乃至27の内、スロットマシン1の正面から見て左側のリール25は、下部液晶ディスプレイ4に形成される可変表示部6(図1、2参照)に対向しており、また、中側のリール26は、同様に下部液晶ディスプレイ4に形成される可変表示部7(図1、2参照)に対向しており、また、右側のリール27は、同様に下部液晶ディスプレイ4に形成される可変表示部8(図1、2参照)に対向している。
次に、図3に基づき、上記各リール25乃至27の表面に描かれるとともに、各可変表示部6乃至8にてスクロールしながらリール25乃至27の回転により可変表示される図柄例について説明する。図3はリール25乃至27に描かれた各図柄列を示した模式図である。
図3において、図柄列42は可変表示部6にて可変表示される図柄列、図柄列43は可変表示部7にて可変表示される図柄列、図柄列44は可変表示部8にて可変表示される図柄列である。
尚、各リール25乃至27の周面に各種図柄を形成するについては、各リール25乃至27の幅・周長に合致する長尺状のリールシートに図柄を印刷しておき、かかるリールシートを各リール25乃至27の周面に貼付することにより形成するのが一般的であるが、この方法以外の方法で図柄を形成することは勿論可能である。
ここに、図柄列42、44は、共に同一図柄配列を有しており、これらの各図柄列は、トリプルBAR45、チェリー46、ダブルBAR47、セブン48、シングルBAR49及びブランク(図柄が存在していない領域)50が適宜組み合わされて11個の図柄から構成されている。
また、図柄列43は、トリプルBAR45、チェリー46、ダブルBAR47、セブン48、シングルBAR49及びブランク50が組み合わされている点で前記各図柄列42及び44と同様であるが、更に、トリガーシンボル51が1個配列されている。かかるトリガーシンボル51は、ボーナスゲームに移行するための図柄であり、可変表示部7における有効入賞ラインL上で停止表示された場合に通常ゲームに連続してボーナスゲーム(第2ゲーム)に移行することができる。
ここに、ボーナスゲームとは、通常のゲームが行われた後に継続して行われるゲームであり、一般にプレイヤに有利なゲームとなっている場合が多い。第1実施形態に係るスロットマシン1では、複数の選択肢を下部液晶ディスプレイ4に表示するとともに、その後に遊技者によって選択された選択肢に対応する配当を遊技者に対して付与する選択式のボーナスゲームを行う。
そして、各可変表示部6乃至8においてスクロールされている各図柄列42乃至44が停止表示される場合、3つの図柄がそれぞれの可変表示部6乃至8で停止表示される。その際に停止表示される図柄は図4の通常ゲーム抽選テーブル55を用いた後述の内部抽選の結果に基づいて決定され、その結果に基づいてリール25乃至27が停止制御される。
また、各図柄の複数種類の組合せに基づき各種の当選役が予め設定されており、図5に示す通常ゲーム配当テーブル56の当選役に対応する図柄の組合せが入賞ラインL(図1参照)上で停止した際に、当選役に応じてクレジットが加算される。特に、図4及び図5に示すように、後述の乱数サンプリング回路119(図6参照)を介してサンプリングされた乱数値が0〜121の範囲にある場合には、ボーナスゲームのトリガーに当選する。この場合、可変表示部7においてトリガーシンボル51が有効入賞ラインL上に停止表示され、ボーナスゲームに移行する。
次に、スロットマシン1の制御系に係る構成について図6に基づき説明する。図6は第1実施形態に係るスロットマシンの制御系を模式的に示すブロック図である。
図6において、スロットマシン1の制御系は、基本的に、CPU61を核として構成されており、CPU61にはROM62及びRAM63が接続されている。ROM62は、後述するメイン処理プログラム、通常ゲーム処理プログラム、ボーナスゲーム処理プログラム、ゲームの進行に伴って上部液晶ディスプレイ3及び下部液晶ディスプレイ4に各種の演出を行うための各種演出プログラム、通常ゲームの停止表示図柄を抽選するための通常ゲーム抽選テーブル55(図4参照)、通常ゲームの当選役に基づく通常ゲーム配当テーブル56(図5参照)、ボーナスゲームの選択肢に対応する配当を抽選するためのボーナス配当抽選テーブル81(図8参照)、選択されなかったボーナスゲームの選択肢に対応する表示用の配当を抽選するための表示用配当抽選テーブル82〜84(図8参照)、その他スロットマシン1の制御上必要な各種のプログラム、データテーブル等が格納されている。また、RAM63は、現在遊技者が所有するクレジット数、及びCPU61で演算された各種データ等を一時的に記憶しておくメモリである。
また、CPU61には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路116及び分周器117が接続されており、また、乱数を発生する乱数発生器118及び乱数サンプリング回路119が接続されている。乱数サンプリング回路119を介してサンプリングされた乱数は、当選役、演出等の各種の抽選に使用される。更に、CPU61には、メインスイッチ38、リセットスイッチ39、両替ボタン11に付設される両替スイッチ65、払い戻しボタン12に付設される払い戻しスイッチ66、ヘルプボタン13に付設されるヘルプスイッチ67、1−BETボタン18に付設される1−BETスイッチ68、リピートベットボタン19に付設されるリピートベットスイッチ69、10−BETボタン20に付設される10−BETスイッチ70、MAXBETボタン21に付設されるMAXBETスイッチ71、スタートボタン17に付設されるスタートスイッチ72がそれぞれ接続されている。CPU61は、各ボタンの押下等により各スイッチから出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。
CPU61には、モータ駆動回路120を介して各リール25乃至27の回転を行う3つのステッピングモータ121乃至123が接続されおり、また、リール位置検出回路124が接続されている。CPU61からモータ駆動信号がモータ駆動回路120に出力されると、各ステッピングモータ121乃至123はモータ駆動回路120により回転駆動される。これにより各リール25乃至27の回転が行われる。
そして、CPU61は回転駆動された各ステッピングモータ121乃至123のステップ数をそれぞれカウントし、当選役の抽選結果に基づいて予め設定された所定のカウント値にステップ数が到達した場合に、該当するステッピングモータ121乃至123の回転駆動を停止させる。それによって、当選役に対応する図柄の組合せが入賞ラインL上に停止表示される。
また、CPU61には、リール25乃至27の不正な回転を検出するリール回転検出回路124が接続されている。リール回転検出回路124は、各リール25乃至27の内側に所定間隔で設けられたフィン(図示せず)を別途リールの側部に設けられた反射型の光センサ(図示せず)を用いて検出することにより、リール25乃至27の回転が停止された後に不正にリールが回転されたか否かを検出する。
更に、CPU61には、コイン投入部14に配置されるコインセンサ74及び紙幣投入部15に配置される紙幣センサ75が、それぞれ接続されている。コインセンサ74はコイン投入部14から投入されたコインを検出し、CPU61はコインセンサ74から出力されるコイン検出信号に基づき投入されたコイン枚数を演算する。紙幣センサ75は、紙幣投入部15から投入された紙幣の種類・額を検出し、CPU61は紙幣センサ75から出力される紙幣検出信号に基づき紙幣の額と等価なコイン枚数を演算する。
CPU61には、ホッパー駆動回路100を介してホッパー35が接続されている。CPU61から駆動信号がホッパー駆動回路100に出力されると、ホッパー35は、所定枚数のコインをコイン払出口30から払い出す。
また、CPU61には、払出完了信号回路101を介してコイン検出部76が接続されている。コイン検出部76はコイン払出口30の内部に配置されており、コイン払出口30から所定枚数のコインが払い出されたことを検出した場合には、コイン検出部76からコイン払出検出信号が払出完了信号回路101に出力され、これに基づき払出完了信号回路101は、CPU61に対して払出完了信号を出力する。更に、CPU61には、液晶駆動回路103を介して上部液晶ディスプレイ3及び下部液晶ディスプレイ4が接続され、CPU61により、上部液晶ディスプレイ3、及び下部液晶ディスプレイ4を制御している。
この点、液晶駆動回路103は、図7に示すように、プログラムROM105、画像ROM106、画像制御CPU107、ワークRAM108、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)109及びビデオRAM110などで構成されている。そして、プログラムROM105には、上部液晶ディスプレイ3及び下部液晶ディスプレイ4での表示に関する画像制御用プログラムや各種選択テーブルが格納されている。また、画像ROM106には、例えば、ボーナスゲーム時に表示される宝箱126〜128(図12参照)等の上部液晶ディスプレイ3及び下部液晶ディスプレイ4で表示される画像を形成するためのドットデータが格納されている。また、画像制御CPU107は、CPU61で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM105内に予め記憶された画像制御プログラムに従い、画像ROM106内に予め記憶されたドットデータの中から上部液晶ディスプレイ3及び下部液晶ディスプレイ4に表示する画像の決定を行うものである。また、ワークRAM108は、前記画像制御プログラムを画像制御CPU107で実行するときの一時記憶手段として構成される。また、VDP109は、画像制御CPU107で決定された表示内容に応じた画像を形成し、上部液晶ディスプレイ3及び下部液晶ディスプレイ4に出力するものである。尚、ビデオRAM110は、VDP109で画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
また、CPU61には、LED駆動回路111を介してLED112が接続されている。LED112は、スロットマシン1の前面に多数配設され、各種の演出を行う際にCPU61からの駆動信号に基づきLED駆動回路111により点灯制御されるものである。また、音出力回路113及びスピーカ114がCPU61に接続されており、スピーカ114は、音出力回路113からの出力信号に基づき各種演出を行う際に各種の効果音を発生するものである。更に、ランプ駆動回路115及びランプ5がCPU61に接続されており、ランプ駆動回路115からの出力信号に基づきランプ5を点灯させるものである。
また、CPU61には、タッチパネル駆動回路99を介して透明タッチパネル40が接続されている。透明タッチパネル40は、下部液晶ディスプレイ4の画面上に装備されており、タッチパネル駆動回路99を介して、遊技者により接触された部分の座標位置情報に基づいて、どこに触れたか、さらに、触れた箇所がどの方向に移動しているかを判別することができる。
従って、後述する図12で下部液晶ディスプレイ4に表示される宝箱形状を有する選択肢を選択する際に関し、CPU61は、タッチパネル駆動回路99や透明タッチパネル40を利用することによって、遊技者が指で触れた位置(選択した宝箱126〜128)を判別することが可能となる。
次に、ボーナスゲームの抽選に用いられるボーナス配当抽選テーブル81、表示用配当抽選テーブル82〜84について説明する。図8は第1実施形態に係るスロットマシン1のボーナスゲームの抽選に用いられるボーナス配当抽選テーブル81及び表示用配当抽選テーブル82〜84を示した図である。
ここで、ボーナスゲームとは上述したように、通常ゲームの際に可変表示部7においてトリガーシンボル51が有効入賞ラインL上に停止表示された場合に移行される特別なゲームである。ボーナスゲームにおいては、図柄列42〜44は表示せず、下部液晶ディスプレイ4の全面に表示された映像によってゲームが進行する(図11〜図14参照)。具体的には、下部液晶ディスプレイ4に選択肢である3つの宝箱126〜128が表示され(図12参照)、その後、遊技者がいずれか一の宝箱(例えば、中央の宝箱127)を選択すると、選択された宝箱に対応する配当が表示され(図13参照)、その配当に相当するクレジットが遊技者に払い出される。更に、選択されなかった残りの宝箱(例えば、左右の宝箱126、128)に対応する配当についても表示される(図14参照)。
ここで、ボーナス配当抽選テーブル81は、下部液晶ディスプレイ4に選択肢として表示される宝箱126〜128について、それぞれ配当を対応付けるためのテーブルである。ボーナス配当抽選テーブル81は、図8に示すように「JP(ジャックポット)」、「30(クレジット)」、「15(クレジット)」、「5(クレジット)」、「1(クレジット)」の5種類の配当からなり、それぞれの配当に対して一定幅の乱数値範囲が設定されている。そして、後述のようにCPU61は各宝箱126〜128に対応するように3つの乱数値を、乱数サンプリング回路119を介してサンプリングし、各宝箱に対する配当を決定する(図10のS11)。
例えば、乱数サンプリング回路119を介してサンプリングされた乱数値が「0」である場合には、その宝箱に対してジャックポット(以下、JPという)の払い出しを行う「JP」の配当が対応付けられる。ここで、JPは、当該スロットマシン1を含む複数台のスロットマシンにおいてベットされた遊技媒体の価値から所定割合(例えば3%)の価値を累積記憶した価値に相当する遊技媒体を払い出す特殊な配当であり、それによって遊技者は非常に多量の遊技媒体の払い出しを受けることができる。
また、乱数サンプリング回路119を介してサンプリングされた乱数値が「1〜40」の範囲にある場合には、その宝箱に対して30クレジットの払い出しを行う「30」の配当が対応付けられる。
また、乱数サンプリング回路119を介してサンプリングされた乱数値が「41〜100」の範囲にある場合には、その宝箱に対して15クレジットの払い出しを行う「15」の配当が対応付けられる。
また、乱数サンプリング回路119を介してサンプリングされた乱数値が「101〜175」の範囲にある場合には、その宝箱に対して5クレジットの払い出しを行う「5」の配当が対応付けられる。
更に、乱数サンプリング回路119を介してサンプリングされた乱数値が「176〜255」の範囲にある場合には、その宝箱に対して1クレジットの払い出しを行う「1」の配当が対応付けられる。
一方、表示用配当抽選テーブル82〜84は、遊技者に選択されなかった選択肢である宝箱について、ボーナス配当抽選テーブル81によって対応付けられた配当と異なる配当(具体的には、宝箱選択時の配当と異なる遊技者に表示する為の表示用の配当)を新たに対応付けるためのテーブルである。ここで、第1実施形態において表示用配当抽選テーブル82〜84は計3種類のテーブルから構成され、遊技者がボーナスゲームにおいて、いずれの配当が対応付けられた宝箱126〜128を選択したかによって抽選に使用されるテーブルが異なる。
例えば、表示用配当抽選テーブル82は、遊技者がボーナスゲームにおいて「30」の配当が対応付けられた宝箱126〜128を選択した際に抽選に使用されるテーブルであり、乱数サンプリング回路119を介してサンプリングされた乱数値が「0」である場合には、その宝箱には予め「JP」の配当が対応付けられていたかのように宝箱選択時の配当を変更して表示する。
また、乱数サンプリング回路119を介してサンプリングされた乱数値が「1〜5」の範囲にある場合には、その宝箱には予め「30」の配当が対応付けられていたかのように宝箱選択時の配当を変更して表示する。
また、乱数サンプリング回路119を介してサンプリングされた乱数値が「6〜80」の範囲にある場合には、その宝箱には予め「15」の配当が対応付けられていたかのように宝箱選択時の配当を変更して表示する。
また、乱数サンプリング回路119を介してサンプリングされた乱数値が「81〜165」の範囲にある場合には、その宝箱には予め「5」の配当が対応付けられていたかのように宝箱選択時の配当を変更して表示する。
更に、乱数サンプリング回路119を介してサンプリングされた乱数値が「166〜255」の範囲にある場合には、その宝箱には予め「1」の配当が対応付けられていたかのように宝箱選択時の配当を変更して表示する。
同様にして、図8に示す表示用配当抽選テーブル83は遊技者がボーナスゲームにおいて、「15」の配当が対応付けられた宝箱126〜128を選択した際に抽選に使用されるテーブルであり、表示用配当抽選テーブル84は遊技者がボーナスゲームにおいて、「5」の配当が対応付けられた宝箱126〜128を選択した際に抽選に使用されるテーブルである。その詳細に関しては図8に示す通りである。
そして、表示用配当抽選テーブル82によって宝箱126〜128に対応付けられる表示用の配当は、特に「15」、「5」、「1」の配当が対応付けられる確率が、ボーナス配当抽選テーブル81よりもそれぞれ60/256→75/256、75/256→85/256、80/256→90/256へと上昇する。従って、遊技者が選択した宝箱に対応する配当である「30」より、更に低い配当が宝箱選択時に他の宝箱に対応付けられていたかのように表示することが可能であるので、遊技者に自ら選択した宝箱が高配当の選択肢であると認識させることができる。それにより、遊技者のボーナスゲームでの達成感を向上させる。
また、表示用配当抽選テーブル83によって宝箱126〜128に対応付けられる表示用の配当は、特に「5」、「1」の配当が対応付けられる確率が、ボーナス配当抽選テーブル81よりもそれぞれ75/256→110/256、80/256→120/256へと上昇する。従って、遊技者が選択した宝箱に対応する配当である「15」より、更に低い配当が宝箱選択時に他の宝箱に対応付けられていたかのように表示することが可能であるので、遊技者に自ら選択した宝箱が高配当の選択肢であると認識させることができる。それにより、遊技者のボーナスゲームでの達成感を向上させる。
更に、表示用配当抽選テーブル84によって宝箱126〜128に対応付けられる表示用の配当は、特に「1」の配当が対応付けられる確率が、ボーナス配当抽選テーブル81よりも80/256→205/256へと上昇する。従って、遊技者が選択した宝箱に対応する配当である「5」より、更に低い配当が宝箱選択時に他の宝箱に対応付けられていたかのように表示することが可能であるので、遊技者に自ら選択した宝箱が高配当の選択肢であると認識させることができる。それにより、遊技者のボーナスゲームでの達成感を向上させる。
尚、遊技者が「JP」の配当が対応付けられた宝箱126〜128を選択した際には、遊技者は最も高い配当を得たこととなるので、表示用の配当の抽選は行われず、ボーナス配当抽選テーブル81によって対応付けられた配当がそのまま表示される。一方、遊技者が「1」の配当が対応付けられた宝箱126〜128を選択した際には、それ以上低い配当を他の宝箱の配当として表示することができないので、同じく表示用の配当の抽選は行われず、ボーナス配当抽選テーブル81によって対応付けられた配当がそのまま表示される。
続いて、スロットマシン1で行われるメイン処理プログラムについて図9に基づき説明する。図9は第1実施形態に係るスロットマシン1のメイン処理プログラムのフローチャートである。尚、以下に図9及び図10にフローチャートで示される各プログラムはスロットマシン1が備えているROM62やRAM63に記憶されており、CPU61により実行される。
先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1においてスタート受付処理が行われる。スタート受付処理では、デモ画面を下部液晶ディスプレイ4に表示しつつ、スタートボタン17の操作、リピートベットボタン19の操作、1−BETボタン18の操作、10−BETボタン20の操作、及びMAXBETボタン21の操作に基づいてスタートスイッチ72、リピートベットスイッチ69、1−BETスイッチ68、10−BETスイッチ70又はMAXBETスイッチ71から出力されたスイッチ信号を受け付ける処理である。そして、リピートベットスイッチ69、MAXBETスイッチ71又はスタートスイッチ72から出力されたスイッチ信号を受け付けた時点で、ベット数を確定してデモ画面を終了し、ゲームが開始される。
続いてS2では、通常ゲーム処理が行われる。通常ゲーム処理では、先ず、当選役の抽選が乱数サンプリング回路119でサンプリングされた乱数値と通常ゲーム抽選テーブル55(図4参照)を用いて行われ、通常ゲームにおける当選役と入賞ラインL上に停止表示される図柄が決定される。その後、リール25乃至27が回転駆動されて可変表示部6乃至8にて各図柄のスクロールが行われ、所定時間経過後に抽選結果に基づいて各図柄列を順に停止させる。尚、このとき可変表示部6乃至8は透視状態にあるので、リール25乃至27上に配置された各図柄のスクロールを視認することができる。
その後、入賞ラインL上に停止表示された当選役の図柄組合せに従って、図5の通常ゲーム配当テーブル56に基づき、予め設定されている配当を記憶する。記憶された配当は、後述のS5の払出処理においてボーナスゲームが行われた場合にはボーナスゲームの配当とともに払い出される。
次に、S3においては、前記S2における通常ゲームの抽選の結果、ボーナスゲームのトリガーに当選したか否か判定される。
その結果、ボーナスゲームのトリガーに当選しなかったと判定された場合(S3:NO)には、当該メイン処理を終了し、一方、ボーナスゲームのトリガーに当選したと判定された場合(S3:YES)には、通常ゲームに連続してボーナスゲーム処理が行われる(S4)。
その後、S5では前記S3の通常ゲーム処理及びS4のボーナスゲーム処理において記憶・加算された配当に相当するクレジットを払い出す払出処理が行われる。払出処理では、ボーナスゲームが行われなかった場合には、通常ゲームの配当に相当するクレジットが払い出され、ボーナスゲームが行われた場合には通常ゲームの配当とともにボーナスゲームの配当に相当するクレジットが払い出される。そして、かかる払出処理の後、当該メイン処理を終了する。
続いて、スロットマシン1で行われるボーナスゲーム処理プログラムについて図10に基づき説明する。図10は第1実施形態に係るスロットマシン1のボーナスゲーム処理プログラムのフローチャートである。
ボーナスゲーム処理では、先ずS11においてボーナスゲームの配当抽選処理を行う。
このボーナスゲームの配当抽選処理は、後にボーナスゲームの演出画面125に表示されるボーナスゲームの選択肢である3つの宝箱126〜128(図12参照)に対して、それぞれ所定の配当(「JP」、「30」、「15」、「5」、「1」のいずれか)を割り当てるものである。そして、遊技者は表示された宝箱126〜128のいずれか一の宝箱を選択することによって、選択された宝箱126〜128に割り当てられた配当を得ることが可能となっている。
続いて、S12においては、ボーナスゲームの表示用の配当抽選処理を行う。このボーナスゲームの表示用の配当抽選処理は、後にボーナスゲームの演出画面125に表示されるボーナスゲームの選択肢である3つの宝箱126〜128の内、特に遊技者に選択されなかった2つの宝箱に対して、前記S11でボーナス配当抽選テーブル81によって対応付けられた配当と異なる配当(具体的には、宝箱選択時の配当と異なる遊技者に表示する為の表示用の配当)を新たに対応付けるものである。そして、選択されなかった宝箱の配当を後に表示する際には、前記S11によって対応付けられた配当ではなく、S12によって新たに対応付けられた配当が表示されることとなる。
以下に、具体的にS11の配当抽選処理及びS12の表示用の配当抽選処理についてそれぞれ説明すると、先ず、S11の配当抽選処理では乱数サンプリング回路119により3つの乱数値をサンプリングし、サンプリングされた乱数値とボーナス配当抽選テーブル81(図8参照)を用いて、後に表示される宝箱126〜128(図12参照)のそれぞれに配当(「JP」、「30」、「15」、「5」、「1」のいずれか)を割り当てる。例えば、サンプリングされた乱数値が順に「31」、「50」、「224」であった場合には、第1の宝箱126に対して15クレジットの払い出しを行う「30」の配当が対応付けられ、第2の宝箱127に対して30クレジットの払い出しを行う「15」の配当が対応付けられ、第3の宝箱128に対して1クレジットの払い出しを行う「1」の配当が対応付けられる。
そして、S12の表示用の配当抽選処理では、遊技者に選択されなかった2つの宝箱に対して配当を抽選するが、第1実施形態に係るスロットマシン1では、遊技者による選択肢の選択が行われる前にその配当の抽選を行う。従って、後の遊技者の選択によって宝箱126〜128のいずれが選択されても良いように、それぞれの宝箱が選択された場合における残り2つの宝箱の配当を、予め全パターン抽選する。具体的には、先ず、第1の宝箱126が選択されたと想定した際における残りの第2の宝箱127と第3の宝箱128の配当を抽選する第1表示用配当抽選処理を行い、次に第2の宝箱127が選択されたと想定した際における残りの第1の宝箱126と第3の宝箱128の配当を抽選する第2表示用配当抽選処理を行い、第3の宝箱128が選択されたと想定した際における残りの第1の宝箱126と第2の宝箱127の配当を抽選する第3表示用配当抽選処理を行う。
例えば、前記S11の配当抽選処理において、第1の宝箱126に対して「30」、第2の宝箱127に対して「15」、第3の宝箱128に対して「1」の配当が対応付けられた場合には、第1表示用配当抽選処理では、乱数サンプリング回路119により2つの乱数値をサンプリングし、サンプリングされた乱数値と表示用配当抽選テーブル82(図8参照)を用いて、後に表示される第2の宝箱127と第3の宝箱128に表示用の配当(「JP」、「30」、「15」、「5」、「1」のいずれか)を割り当てる。例えば、サンプリングされた乱数値が「139」、「60」であった場合には、第2の宝箱127に対して「5」の表示用の配当が対応付けられ、第3の宝箱128に対して「15」の表示用の配当が対応付けられる。
同様に、第2表示用配当抽選処理では、乱数サンプリング回路119により2つの乱数値をサンプリングし、サンプリングされた乱数値と表示用配当抽選テーブル83(図8参照)を用いて、後に表示される第1の宝箱126と第3の宝箱128に表示用の配当(「JP」、「30」、「15」、「5」、「1」のいずれか)を割り当てる。例えば、サンプリングされた乱数値が「45」、「141」であった場合には、第1の宝箱126に対して「5」の表示用の配当が対応付けられ、第3の宝箱128に対して「1」の表示用の配当が対応付けられる。ここで、特に第1の宝箱126に関しては、前記S11の配当抽選処理により対応付けられた配当である遊技者が宝箱選択を行う際の配当「30」より、低い配当「5」が新たに対応付けられ、その新たな配当が後に表示されることとなる(S18)。その結果、遊技者が選択した第2の宝箱127に対応する配当である「15」より本来高い配当が対応付けられていた第1の宝箱126に対して、「15」より低い配当が対応付けられていたかのように表示することが可能であるので、遊技者に自ら選択した宝箱が高配当の選択肢であると認識させることができる。それにより、遊技者のボーナスゲームでの達成感を向上させる。
また、第3の宝箱128に対しては「1」の配当が対応付けられており、それ以上低い配当を表示することができないので、前記したように第3表示用配当抽選処理は行わずに、第3の宝箱128が選択された場合に関しては、S11の抽選結果をそのまま表示する。尚、「JP」の配当が対応付けられていた場合に関しても同様にS11の抽選結果をそのまま表示する。
尚、S12の表示用の配当抽選処理は、選択前に行うのでなく遊技者が宝箱126〜128を選択した後(S16の処理の後)に、実際に選択されなかった残り2つの宝箱に対してのみ表示用の配当を抽選するようにしても良い。
次に、S13では下部液晶ディスプレイ4に可変表示部6乃至8を含めた全画面を用いてボーナスゲームの演出画面125を表示させる。図11は、ボーナスゲーム開始後に下部液晶ディスプレイ4に表示されるボーナスゲームの演出画面125を示した図である。
ここで、ボーナスゲーム開始後に下部液晶ディスプレイ4に表示されるボーナスゲームの演出画面125は、図11に示すように建物の通路内部を示す3D画像からなり、所定時間(例えば10秒)の間、表示された通路を徐々に奥方向へと進む様子が表示される。
そして、S14においては、ボーナスゲームの開始から所定時間(第1実施形態では10秒)経過したか否かが判断され、所定時間が経過していない場合(S14:NO)には、継続して図11に示すボーナスゲームの演出画面125を表示する一方、所定時間が経過した場合(S14:YES)には、S15へと移行する。
続いて、S15では、ボーナスゲームの演出画面において、選択肢である宝箱126〜128がそれぞれ表示される。図12はボーナスゲームにおいて宝箱126〜128が表示された際の下部液晶ディスプレイ4に表示されるボーナスゲームの演出画面125を示した図である。
更に、S16では、CPU61は宝箱126〜128のいずれかが選択されたか否かを判定する。具体的には、下部液晶ディスプレイ4において表示された宝箱126〜128のいずれかに遊技者が指で触れたか否かをタッチパネル駆動回路99から送信された座標位置情報に基づいて判定し、更にどの宝箱126〜128が選択されたのかを特定する。
そして、宝箱126〜128のいずれも選択されていないと判定された場合には(S16:NO)、宝箱126〜128が選択されるまで待機される。一方、いずれかの宝箱126〜128が選択されたと判定された場合には(S16:YES)、S17へと進む。
S17では、下部液晶ディスプレイ4のボーナスゲームの演出画面125に対して、遊技者が選択した宝箱の上に配当130(例えば、払い出されるクレジット数を示す「15」や「30」の数字)と配当に対応するアイテム131(例えば、配当「JP」には「王冠」、配当「30」には「宝剣」、配当「15」には「聖杯」、配当「5」には「首飾り」、配当「1」には「腕輪」)を新たに表示する。尚、配当130は前記S11の抽選の抽選結果に基づいて対応付けられた配当が表示される。図13は遊技者によって選択された宝箱に対応する配当130が表示された際のボーナスゲームの演出画面125を示す図である。
図13に示すように、例えば、前記S11の配当抽選処理において、第1の宝箱126に対して「30」、第2の宝箱127に対して「15」、第3の宝箱128に対して「1」の配当が対応付けられた場合であって、遊技者が第2の宝箱127を選択した場合には、第2の宝箱127の上に「15」の配当130と「聖杯」のアイテム131を表示する。そして、第2の宝箱127の蓋が開いた画像へと表示を変更する。
続いてS18では、下部液晶ディスプレイ4のボーナスゲームの演出画面125に対して、遊技者が選択しなかった残りの2つの宝箱の上に配当132、134と配当に対応するアイテム133、135を新たに表示する。尚、配当132、134は遊技者が「JP」又は「1」の配当が対応付けられた宝箱を選択した場合を除き、前記S12の抽選結果に基づいて対応付けられた表示用の配当が表示される。それに対し、遊技者が「JP」又は「1」の配当が対応付けられた宝箱を選択した場合には前記S11の抽選結果に基づいて対応付けられた配当がそのまま表示される。ここで、図14は遊技者によって選択されなかった宝箱に対応する配当132、134が表示された際のボーナスゲームの演出画面125を示す図である。
図14に示すように、例えば、前記S11の配当抽選処理において、第1の宝箱126に対して「30」、第2の宝箱127に対して「15」、第3の宝箱128に対して「1」の配当が対応付けられ、且つ前記S12の表示用の配当抽選処理の第2表示用配当抽選処理において、第1の宝箱126に対して「5」の表示用の配当が対応付けられるとともに第3の宝箱128に対して「1」の表示用の配当が対応付けられた場合であって、更に遊技者が前記S16で第2の宝箱127を選択していた場合には、第1の宝箱126の上に「5」の配当132と「首飾り」のアイテム133を表示する。第3の宝箱128の上に「1」の配当134と「腕輪」のアイテム135を表示する。そして、第1の宝箱126及び第3の宝箱128の蓋が開いた画像へと表示を変更する。
そして、S19では、ボーナスゲームの配当加算処理を行う。この配当加算処理では選択された宝箱に対応付けられた配当(前記S17で表示された配当に相当するクレジット)を、前記S4の通常ゲームの配当に加算して記憶する。加算された配当は、後述のS5の払出処理において通常ゲームの配当とともに払い出される。その後ボーナスゲームを終了し、メイン処理プログラムに戻る。
以上説明した通り第1実施形態に係るスロットマシン1では、ボーナスゲームの演出画面125に表示されるボーナスゲームの選択肢である3つの宝箱126〜128(図12参照)に対して、それぞれ所定の配当(「JP」、「30」、「15」、「5」、「1」のいずれか)を対応付け(S11)、更に、遊技者に選択されなかった2つの宝箱に対して、予め考えられる全ての選択パターン(第1実施形態では、第1の宝箱126を選んだ場合と第2の宝箱127を選んだ場合と第3の宝箱128を選んだ場合の3パターン)に対応してボーナス配当抽選テーブル81によって対応付けられた配当と異なる配当(具体的には、宝箱選択時と異なる遊技者に表示する為の表示用の配当)を表示用配当抽選テーブル82〜84を用いて新たに対応付け(S12)、遊技者がいずれかの宝箱126〜128を選択した後に選択された宝箱と選択されなかった宝箱の配当をそれぞれ表示する(S17、S18)ので、遊技者によって選択されなかった選択肢(宝箱126〜128)に対応する配当に関して、後に表示される表示用の配当が遊技者による選択肢の選択時から対応付けられていたように認識させることが可能となる。それによって、例えば遊技者が選択した宝箱に対応する配当より本来高い配当が対応付けられていた宝箱に対して、選択した宝箱より低い配当が対応付けられていたかのように宝箱選択後に表示することが可能となるので、遊技者に自ら選択した宝箱が高配当の選択肢であると認識させることができ、遊技者のボーナスゲームでの達成感を向上させる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係るスロットマシンについて図15及び図16に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図14の第1実施形態に係るスロットマシン1の構成と同一符号は、前記第1実施形態に係るスロットマシン1等の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第2実施形態に係るスロットマシンの概略構成は、第1実施形態に係るスロットマシン1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も第1実施形態に係るスロットマシン1とほぼ同じ制御処理である。
ただし、第1実施形態に係るスロットマシン1が、S12の表示用の配当抽選処理において、遊技者が選択した選択肢(宝箱126〜128)に対応する配当より低い配当を、選択しなかった選択肢の配当として表示するように表示用配当抽選テーブル82〜84を用いて抽選するのに対し、第2実施形態に係るスロットマシンでは、遊技者が選択した選択肢(宝箱126〜128)に対応する配当より高い配当である「JP」の配当を、選択しなかった選択肢の配当として表示するように表示用配当抽選テーブル82〜84を用いて抽選する点で前記第1実施形態に係るスロットマシン1と異なっている。
ここで、図15は第2実施形態に係るスロットマシンの表示用配当抽選テーブル151を示した図である。第2実施形態に係るスロットマシンでは、S12のボーナスゲームの表示用の配当抽選処理において、特に遊技者に選択されなかった選択肢である宝箱について、高い確率で「JP」の配当を新たに対応付けることにより、通常のボーナス配当抽選テーブル81を用いた抽選では殆ど選択肢に対応付けられることのない「JP」の配当を選択肢に対応する配当として表示する(S18)ものである。
図15に示すように、乱数サンプリング回路119を介して「0〜255」の範囲でサンプリングされた乱数値が「0〜25」である場合には、その宝箱には予め「JP」の配当が対応付けられていたかのように宝箱選択時の配当を変更して表示する。
そして、表示用配当抽選テーブル151によって宝箱126〜128に対応付けられる表示用の配当は、特に「JP」の配当が対応付けられる確率が、ボーナス配当抽選テーブル81よりも1/256→25/256へと上昇する。従って、最も選択肢に対応付けられる確率が低く、配当として表示されることが殆どない配当である「JP」が宝箱選択時に他の宝箱に対応付けられていたかのように遊技者に認識させることが可能であるので、遊技者に次回以降のボーナスゲームに対する期待感を付与することができる。それにより、遊技者の遊技意欲を向上させる。
以下に、具体的に第2実施形態に係るスロットマシンのS11の配当抽選処理及びS12の表示用の配当抽選処理についてそれぞれ説明すると、先ず、S11の配当抽選処理では前記第1実施形態に係るスロットマシン1と同じく乱数サンプリング回路119により3つの乱数値をサンプリングし、サンプリングされた乱数値とボーナス配当抽選テーブル81(図8参照)を用いて、後に表示される宝箱126〜128(図12参照)のそれぞれに配当(「JP」、「30」、「15」、「5」、「1」のいずれか)を割り当てる。
そして、S12の表示用の配当抽選処理では、乱数サンプリング回路119により2つの乱数値をサンプリングし、サンプリングされた乱数値と表示用配当抽選テーブル151(図15参照)を用いて、選択されなかった2つの宝箱(例えば、第2の宝箱127が選択された場合には、第1の宝箱126と第3の宝箱128)に所定確率で表示用の「JP」の配当を割り当てる。例えば、サンプリングされた乱数値が「139」、「20」であった場合には、残りの宝箱のうち左側に位置する宝箱は配当を変更せず、右側に位置する宝箱に対して「JP」の表示用の配当が対応付けられる。
そして、S18では、下部液晶ディスプレイ4のボーナスゲームの演出画面125に対して、遊技者が選択しなかった残りの2つの宝箱の上に配当132、134と配当に対応するアイテム133、135を新たに表示する。その際、前記S12の抽選結果に基づいて「JP」の表示用の配当が対応付けられた場合には、対応付けられた宝箱の上に「JP」の配当が表示される。図16は第2実施形態に係るスロットマシンにおいて、遊技者によって選択されなかった宝箱に対応する配当132、134が表示された際のボーナスゲームの演出画面125を示す図である。
図16に示すように、例えば、前記S11の配当抽選処理において、第1の宝箱126に対して「5」、第2の宝箱127に対して「15」、第3の宝箱128に対して「1」の配当が対応付けられ、且つ前記S12の表示用の配当抽選処理において、右側に位置する宝箱に対して「JP」の表示用の配当が対応付けられた場合であって、更に遊技者が第2の宝箱127を選択していた場合には、図13の表示画面に続いて、第1の宝箱126の上に「5」の配当132と「首飾り」のアイテム133を表示するとともに、第3の宝箱128の上に「JP」の配当134と「王冠」のアイテム135を表示する。それによって、「JP」が宝箱選択時に他の宝箱に対応付けられていたかのように遊技者に認識させることが可能である。
以上説明した通り第2実施形態に係るスロットマシン1では、ボーナスゲームの演出画面125に表示されるボーナスゲームの選択肢である3つの宝箱126〜128(図12参照)に対して、それぞれ所定の配当(「JP」、「30」、「15」、「5」、「1」のいずれか)を対応付け(S11)、更に、遊技者に選択されなかった2つの宝箱について、所定の確率で「JP」の配当を遊技者に表示する為の表示用の配当として表示用配当抽選テーブル151を用いて新たに対応付け(S12)、遊技者がいずれかの宝箱126〜128を選択した後に選択された宝箱と選択されなかった宝箱の配当をそれぞれ表示する(S17、S18)ので、例えば、最も選択肢に対応付けられる確率が低く、配当として表示されることが殆どない配当である「JP」が宝箱選択時に他の宝箱に対応付けられていたかのように遊技者に認識させることが可能であるので、遊技者に次回以降のボーナスゲームに対する期待感を付与することができる。それにより、遊技者の遊技意欲を向上させる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、第1及び第2実施形態に係るスロットマシンでは、ボーナスゲームのS11の配当抽選処理において、3つの乱数値をサンプリングし、選択肢である各宝箱126〜128に対して配当を予め対応付けることにより、その後の遊技者による選択肢の選択結果に基づいて遊技者が最終的に獲得する配当を決定することとしていたが、一の乱数値のみをサンプリングし、遊技者がどの宝箱を選択したかに関わらず同一の配当を獲得するようにしても良い。その際には、S12の表示用の配当選択処理において配当が対応付けられていない(遊技者に選択されない)残り2つの宝箱に対する表示用の配当を表示用配当抽選テーブル82〜84、151を用いて抽選するように制御する。
また、第1及び第2実施形態に係るスロットマシンでは、遊技者はボーナスゲームの選択肢の選択処理において、3つの宝箱126〜128の中から一の宝箱を選択することとしていたが、二つの宝箱を選択し、その配当の合計を払い出すようにしても良い。その際には、S12の表示用の配当選択処理において、選択されない残り一の宝箱に対する表示用の配当のみを表示用配当抽選テーブル82〜84、151を用いて抽選するように制御する。
また、第1及び第2実施形態に係るスロットマシンでは、ボーナスゲームのS12の表示用の配当抽選処理において、選択されなかった選択肢である残りの2つの宝箱について表示用の配当を表示用配当抽選テーブル82〜84、151を用いて再度抽選することとしていたが、選択されなかった選択肢の内、一の選択肢である一方の宝箱についてのみ表示用の配当を表示用配当抽選テーブル82〜84、151を用いて抽選することとしても良い。
また、第1及び第2実施形態に係るスロットマシンでは、ボーナスゲームの配当として所定量のクレジットを払い出す配当を用いていたが、配当としては遊技者に何らかの特典を付与するものであれば良く、例えばフリーゲームを所定回数行えるような配当であっても良い。
また、第1及び第2実施形態では図4に示す抽選テーブルに基づき当選役の抽選を行うようにしていたが、可変表示部毎に停止図柄の抽選を行うようにしてもよい。
具体的には、ゲームで使用する可変表示部6乃至8に可変表示される図柄列42乃至44における各図柄とコード番号との対応テーブルを設け、各図柄列における図柄のコード番号と乱数値とを対応させた抽選テーブルを設ける。そして、各可変表示部毎に入賞ラインL上に停止する図柄の抽選を行い、その停止図柄に基づいて当選役の検出をするとともに当選していた場合には当選役に対応する配当を払い出すことにより通常ゲームを行うものである。
また、前記実施形態では本願発明に係る遊技機として通常ゲームとボーナスゲームを実行するスロットマシンを例にあげて説明したが、通常ゲームの他に選択式のボーナスゲームを実行する遊技機であればよく、例えばルーレットゲームやビンゴゲーム等の多人数参加型のゲームにおいても当然に適用することが可能である。
第1実施形態に係るスロットマシンの斜視図である。 第1実施形態に係るスロットマシンのキャビネット内部の内部構造を示す正面図である。 第1実施形態に係る可変表示部に可変表示される図柄列を模式的に示す説明図である。 第1実施形態に係るスロットマシンの通常ゲーム抽選テーブルを示す模式図である。 第1実施形態に係るスロットマシンの通常ゲーム配当テーブルを示す模式図である。 第1実施形態に係るスロットマシンの制御系を模式的に示すブロック図である。 上部液晶ディスプレイ及び下部液晶ディスプレイの液晶駆動回路を模式的に示すブロック図である。 第1実施形態に係るスロットマシンのボーナス配当抽選テーブルと表示用配当抽選テーブルを示す模式図である。 第1実施形態に係るスロットマシンのメイン処理プログラムのフローチャートである。 第1実施形態に係るスロットマシンのボーナスゲーム処理プログラムのフローチャートである。 ボーナスゲーム開始後に下部液晶ディスプレイに表示されるボーナスゲームの演出画面を示した図である。 ボーナスゲームにおいて選択肢である宝箱が表示された際の下部液晶ディスプレイに表示されるボーナスゲームの演出画面を示した図である。 遊技者によって選択された宝箱に対応する配当が表示された際のボーナスゲームの演出画面を示す図である。 遊技者によって選択されなかった宝箱に対応する配当が表示された際のボーナスゲームの演出画面を示す図である。 第2実施形態に係るスロットマシンの表示用配当抽選テーブルを示した図である。 第2実施形態に係るスロットマシンにおいて、遊技者によって選択されなかった宝箱に対応する配当が表示された際のボーナスゲームの演出画面を示す図である。
符号の説明
1 スロットマシン
4 下部液晶ディスプレイ
40 透明タッチパネル
61 CPU
62 ROM
63 RAM
81 ボーナス配当抽選テーブル
82〜84、151 表示用配当抽選テーブル
126〜128 宝箱
130、132、134 配当

Claims (5)

  1. 所定の画像を表示する画像表示手段と、
    操作手段と、
    第1ゲームを実行する第1ゲーム制御手段と、
    前記第1ゲームにて所定条件が成立した際に第1ゲームに連続して第2ゲームを実行する第2ゲーム制御手段と、を有する遊技機において、
    前記第2ゲーム制御手段は、
    複数の選択肢を前記画像表示手段に表示する選択肢表示手段と、
    前記操作手段の操作に基づいて前記画像表示手段に表示された複数の選択肢から一又は複数の選択肢を特定する選択肢特定手段と、
    前記選択肢特定手段によって特定される選択肢に対応する配当を抽選する第1配当抽選手段と、
    前記第1配当抽選手段の抽選結果に基づいて前記選択肢特定手段によって特定された選択肢に対応する配当を前記画像表示手段に表示する選択肢配当表示手段と、
    前記選択肢特定手段によって特定されなかった少なくとも一の選択肢に対応する配当を前記第1配当抽選手段と異なる抽選方式で抽選する第2配当抽選手段と、
    前記第2配当抽選手段の抽選結果に基づいて前記選択肢特定手段によって特定されなかった選択肢に対応する配当を前記画像表示手段に表示する非選択肢配当表示手段と、
    前記選択肢配当表示手段によって表示された配当に相当する特典を遊技者に付与する特典付与手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 第1配当抽選手段は、前記選択肢特定手段によって選択肢が特定される前に、前記選択肢配当表示手段によって表示される各選択肢に配当を対応付けることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第2配当抽選手段は、前記選択肢特定手段によって特定された選択肢に対応する配当に基づいて抽選方式を変更することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記第2配当抽選手段は、前記選択肢特定手段によって特定された選択肢に対応する配当より低い配当が選択肢に対応付けられる確率が、前記第1配当抽選手段より高確率であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記第2配当抽選手段は、前記第1配当抽選手段において選択肢に対応付けられる確率が最も低確率の所定の配当が選択肢に対応付けられる確率が、前記第1配当抽選手段より高確率であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機。

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