JP2006322763A - 計量支援装置および計量システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用する秤の秤量の値以上の重量を計量する場合にもスムーズに計量作業を行うことが可能な計量支援装置を提供する。
【解決手段】 計量支援装置は、計量作業の内容を特定する物品名と指示計量値の他に、使用する秤の秤量の値も記憶している。指示計量値が秤量の値より大きい場合は、当該指示計量値にかかる計量を複数回の計量に分割し、分割後の新たな指示計量値を作業者に報知する。このとき、分割後の指示計量値は秤量の値以下の重量値に設定される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、計量内容を作業者に指示しながら計量を行う計量支援装置、および該装置を用いた計量システムに関する。
従来、あらかじめ計量作業の内容を計量指示情報として設定しておき、その計量指示情報にしたがって作業者が物品の重量を計量することを可能とする計量支援装置が実用化されている(例えば、特許文献1参照)。このような計量支援装置を使って計量を行う場合の手順は、一般的には次のようなものである。
まず、計量対象となる物品の物品名とその物品の計量すべき重量値(指示計量値)が記述されている作業指示ファイルをあらかじめ作成しておく。作業指示ファイルは、例えば図4のように物品名A、B、C、…とそれぞれに対応する指示計量値が表形式で記述されたものである。
物品の計量を行う際、作業者は物品の物品名を入力したり、表示画面に表示された物品名のリストから物品を選択したりして、計量する物品を特定する。または、管理者や管理用コンピュータから、作業指示ファイルの指示番号(図4の左端列)が指定される。
すると、計量支援装置は記憶部から作業指示ファイルを読み出し、同ファイルに記録されている、作業者が特定した物品の物品名と指示計量値が表示画面に表示される。作業者は、表示された指示計量値を見ることで、どれだけの重量を計量すればよいかを知ることができる。また、指示番号による計量作業の指定の場合は、どの物品をどれだけ計量すればよいかを知ることができる。
特開平10−48033号公報
ところで、作業指示ファイルに記述されている指示計量値が、計量に使用しようとしている秤の秤量(その秤で計量可能な最大の重量値のこと)の値より常に小さいとは限らない。すなわち、使用する秤の秤量を超えた重量の物品を計量するように作業指示ファイルが記述されている場合がある。
このような場合、作業者は1回の計量として指示された上記の計量を、使用する秤で計量可能な重量値での何回かの計量に分割することにより、複数回の計量を実行することになる。例えば、使用する秤の秤量が3kgであり、指示計量値が8.5kgであるとすると、3kgの計量2回と2.5kgの計量1回、合計3回の計量に分割して元の指示計量値8.5kgが計量されるのである。
しかしながら、上記のように1回の計量を複数回に分割する際、作業者はまず使用する秤の秤量を把握しなければならず、把握ができたらその次はいかなる重量値の計量を何回行うかを計算し決定しなければならない。さらに、分割した回数が多い場合には、作業者は分割回数を記憶しあるいは紙に記録し、また分割回数のうち計量が完了した回数とまだ残っている回数を考えながら各回の計量を進めていくことが必要となる。
このように、従来の計量支援装置では、使用する秤の秤量の値以上の重量を計量する場合に、作業者自身が計量を分割するための計算や分割結果の記憶などの煩雑な付随的作業をしなければならないため、計量作業全体をスムーズに行うことができないという問題があった。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用する秤の秤量の値以上の重量を計量する場合にもスムーズに計量作業を行うことが可能な計量支援装置および該装置を用いた計量システムを提供することにある。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、請求項1に記載の発明は、計量対象となる物品を指定する物品識別情報と該物品の計量すべき値を表す指示計量値とからなる計量指示情報を記憶する計量指示情報記憶手段と、計量器の秤量を記憶する秤量記憶手段と、前記秤量記憶手段から読み出した秤量と、前記計量指示情報記憶手段から読み出した指示計量値とを比較して、前記指示計量値が前記秤量の値より大きいかどうかを判断する判断手段と、前記判断手段が、前記指示計量値が前記秤量の値より大きいと判断した場合に、各々の値が該秤量の値以下となるように前記指示計量値を複数に分割する分割手段と、前記分割後の指示計量値の全てを作業者に報知する報知手段と、を設けたことを特徴とする計量支援装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の計量支援装置において、前記秤量の値に対する割合を入力する入力手段をさらに具備し、前記分割手段は、少なくとも1つの前記分割後の指示計量値を、前記秤量の値と前記入力手段に入力された割合との積に等しい値とすることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の計量支援装置において、前記分割後の各指示計量値を記憶する記憶手段と、もとの指示計量値にかかる計量を、前記記憶手段から順次読み出した分割後の各指示計量値にかかる複数回数の計量として実行させる制御手段と、をさらに具備し、前記報知手段は、前記制御手段によって前記複数回数の計量のうちの1つの計量が終了する毎に次の計量にかかる分割後の指示計量値を報知することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの項に記載の計量支援装置において、前記秤量記憶手段は複数の計量器の秤量を記憶しており、前記複数の計量器の秤量の中から1の秤量を選択する選択手段をさらに具備することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、物品の重量を計量する計量器と、請求項1から請求項4のいずれかの項に記載の計量支援装置と、から構成され、前記計量器は、前記計量支援装置と通信可能に接続されて、計量した重量値を前記計量支援装置へ送信する送信手段を具備し、前記計量支援装置は、前記計量器から重量値を受信する受信手段を具備することを特徴とする計量システムである。
この発明によれば、使用する秤の秤量の値より大きい重量値の物品を計量する場合に、その物品の計量がその秤で計量可能な重量値での複数回の計量に分割され、分割後の指示計量値が作業者に報知されるので、作業者は自ら上記分割のための計算をする必要がなくなり、これにより計量作業の流れがスムーズになる。
また、請求項2に記載の発明によれば、上記効果の他に、秤量の値以下の任意の重量値を指定して複数回の計量に分割することが可能であることから計量の自由度を高めることができる。すなわち、例えば秤量が大きいために秤量と同じ重量の物品を手で持ち上げるのが困難な場合に効果がある。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、上記のように1つの計量を複数回の計量に分割して計量を行う際に、分割にかかる複数回の計量の1つ1つが終わる毎に次の計量の指示が報知される。したがって、作業者は分割がどのように行われたとか分割後の計量の何番目を現在実行中かとかを意識する必要がなく、報知された指示にしたがって計量の操作だけを行えば済むようになるので、作業負担が軽減され、さらに計量作業の流れがスムーズになる。
また、請求項4に記載の発明によれば、複数の秤の秤量のデータが記憶されており使用する秤に応じて秤量が選択可能であるので、複数の秤を切り換えて使用するような計量支援装置にも本発明を適用することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、秤と計量支援装置が接続され、計量した重量値を計量支援装置上に表示等するような計量システムにおいても、上記と同様の効果を得ることができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実施の形態による計量支援装置1と、同装置に接続された計量器(秤)2の構成を示したブロック図である。同図に示されるように、互いに接続された計量支援装置1と秤2とによって計量システムが構築されている。なお、管理用PC(パーソナルコンピュータ)4は作業管理・各種データ管理用のコンピュータである。
図1の計量支援装置1において、CPU11はROM12上のプログラムを実行して本装置1の動作を制御する中央演算装置であり、ROM12は本装置1のプログラムを記憶する読み出し専用メモリであり、RAM13はデータの一時記憶用の随時書き込み読み出しメモリである。
表示駆動回路16は、CPU11からの入力信号を表示部17で表示を行うための信号に変換する回路である。
表示部17は、本装置1を操作するためのメニューや、作業指示ファイルから読み出した指示重量値や物品名、作業者に対するメッセージ、計量中の物品の重量値、などの文字・数字・画像データを表示する液晶ディスプレイであり、報知手段として機能する。表示するデータは、CPU11から表示駆動回路16を介して入力される。
キー入力部18は、本装置1の操作を行うためのタッチパネルであり、表示部17の液晶ディスプレイと一体に構成されている。このタッチパネルには数字0〜9の数字キー、小数点キー、上下左右の十字キー、決定(リターン)キー、メニュー選択キー、などが操作時の操作内容に応じて配設されるようになっている。
通信用I/F(インタフェース)19は、外部の管理用PC4と接続して各種データの送受信をするためのインタフェースモジュールである。なお、本実施形態においては、通信用I/F19を介して、管理用PC4から作業指示ファイルをダウンロードしたり、同PCで作業管理等を行うため計量作業の結果を記録した作業履歴ファイルをアップロードしたりする。
秤接続部20は、外部の秤と接続するためのインタフェースである。
アラーム音発生部21は、作業者の様々な操作に対して注意を促す場合や処理の結果を報知する時などに、電子音を発生するものである。
不揮発性メモリ22は、後述する秤量ファイルや管理用PCからダウンロードした作業指示ファイルの他、本装置1の設定ファイルなどを記憶するフラッシュメモリである。
また、図1の計量器2は計量皿25とロードセル26とA/D変換回路27と接続ポート28から構成される秤である。
ロードセル26は、金属製の起歪体と該起歪体に張り付けた歪みゲージからなる荷重センサであり、荷重がかかって起歪体が歪むと歪みゲージが変形し、変形量に応じて歪みゲージの抵抗値が変化することから荷重量を電圧値として取り出すモジュールである。計量皿25は、計量する材料を載せる皿であり、ロードセル26の上部に設置されて皿上に載置された材料からの荷重がロードセル26に伝わるようになっている。
A/D変換回路27は、ロードセル26から入力したアナログ信号の電圧値をデジタル信号に変換するアナログ‐デジタル変換回路である。変換後のデジタルデータは接続ポート28を介してCPU11に送られ、計量皿25に載置された物品の重量として認識される。
接続ポート28は、本計量支援装置1と接続するためのインタフェースである。
図2から図4は、不揮発性メモリ22に格納されている秤量ファイル、分割割合ファイル、作業指示ファイルの一例をそれぞれ示したものである。
秤量ファイルはいくつかの秤量の値を記述した秤量記憶手段であり、実際に使用する秤の秤量がこの中から選択され秤量番号(図2左列)により指定される。
分割割合ファイルは分割割合の選択肢を記述したものである。ここで分割割合とは、計量を分割した後の新たな指示計量値を秤量の値に対してどれだけの割合の値にするかを決めるパラメータである。例えば秤量30kgに対し分割割合を0.5とすれば、新たな指示計量値は15kgとなる。
図4の作業指示ファイルは、計量する物品の物品名とその計量すべき重量値(指示計量値)からなる計量内容の指示情報を記述した計量指示情報記憶手段である。これらの物品名と指示計量値のデータは、作業者が計量の内容を明確に把握できるよう、計量中は表示部17に表示されるものである。
次に、上述した計量システムの動作を図5に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、計量支援装置1は表示部17に秤量設定画面を表示して、使用する秤の秤量を設定するよう作業者に促す。この時、秤量設定画面には不揮発性メモリ22から読み出した秤量ファイルのデータ(「秤量番号」と「秤量」)と「使用する秤の秤量を選択し、続けて番号決定キーを押してください。」というメッセージが表示される。
ここで、表示部17は前述したようにタッチパネル(キー入力部18)と一体に構成されており、画面上の「秤量番号」の数字部分がタッチ可能になっている。また、表示内容をスクロールさせるための上下矢印キーと番号決定キーと設定完了キーも同画面に表示され、これらのキーもタッチ可能になっている。
作業者が上記メッセージにしたがって計量に使用する秤に相当する秤量番号の入力を行うと、選択された秤量のデータがRAM13に書き込まれる(ステップS1)。ここでは秤量3kgが選択されるものとする。
次に、分割割合を設定するために秤量設定画面が切り換わり、不揮発性メモリ22から読み出した分割割合ファイルのデータと「分割割合を選択し、続けて番号決定キーを押してください。」というメッセージが表示される。作業者が分割割合の入力を行うと、選択された分割割合のデータがRAM13に書き込まれる(ステップS2)。ここでは分割割合「1.0」が選択されるものとする。なお、ここで入力する分割割合は、作業者が自分の好みや使い勝手に合うように任意に選択可能である。
上記の入力が終わり作業者が設定完了キーを押すと、RAM13に書き込まれた秤量の値と分割割合との積(以降、分割単位重量と称する)が計算され、その値がRAM13に書き込まれる(ステップS3)。上記入力によれば、秤量3kgと分割割合「1.0」とから、分割単位重量は3kgとなる。
次に、表示部17に計量設定画面が表示されて、作業者により計量内容の設定が行われる。この計量設定画面には、作業指示ファイル中の「指示番号」と「物品名」と「指示計量値」のデータが表示される。また、「指示番号を選択してください」というメッセージも表示される。
以下、指示番号「1」の計量を行うものとして説明する。作業者により指示番号「1」の入力が行われると、不揮発性メモリ22内の作業指示ファイルから指示番号「1」に対応する物品名「A」と指示計量値「8.5kg」のデータが読み出され、RAM13に書き込まれる(ステップS4)。
続いて、RAM13内に「一時作業指示ファイル」が作成され、このファイルの1行目に指示計量値(上記の場合8.5kg)が書き込まれる(ステップS5)。ここで、一時作業指示ファイルは、ステップS4で選択した計量にかかる指示計量値を記憶する作業用のファイルであり、当該計量が分割される場合には後述のステップにしたがって分割後の新たな指示計量値が複数行に記述されていき、当該計量が分割されない場合には本ステップS5で書き込まれた元の指示計量値だけが1行目に記述されたままとなる。このように、一時作業指示ファイルは分割後の各指示計量値を記憶する記憶手段として機能する。
次に、上記ステップS1とS4で不揮発性メモリ22に書き込まれた秤量の値と指示計量値の大小関係がCPU11により比較される(ステップS6)。指示計量値の方が大きい場合は、重量オーバーによりそのままでは計量ができないので、計量を複数回に分割するためにステップS7へ、また秤量の値の方が大きい場合は、直ちに計量を行うためステップS8へ、それぞれ進む。ここでは指示計量値「8.5kg」が秤量の値「3kg」より大きいので、ステップS7へ進むことになる。
上記の大小比較で指示計量値の方が大きい場合、以下の手順にしたがって一時作業指示ファイルを更新していくことにより、CPU11が指示計量値を複数に分割する(ステップS7)。
まず、指示計量値から分割単位重量を減算する。そして、一時作業指示ファイルの1行目(ステップS5で指示計量値8.5kgが書き込まれている)に分割単位重量を上書きし、2行目に減算結果を書き込む。上記の数値例では、1行目に3kg、2行目に5.5kgと記述されることになる。
次に2行目に書き込んだ減算結果と分割単位重量との大小を比較し、2行目の減算結果の方が大きければそこから再び分割単位重量を減算する。そして、一時作業指示ファイルの2行目(1回目の減算結果が書き込まれている)に分割単位重量を上書きし、3行目にここでの減算結果を書き込む。この操作を、最終行の減算結果が分割単位重量より小さくなるまで行う。
このようにして最終的に得られた一時作業指示ファイルにおいて、各行に記述された数値が分割後の各指示計量値となる。ここで上記の計算方法から明らかなように、分割後の各指示計量値は秤量の値以下であり、その合計値は元の指示計量値と等しくなる。上記の数値例では、最終的な一時作業指示ファイルは3行からなり、分割回数は3回となるが、1行目から3行目に記述された数値、3kg、3kg、2.5kgが分割後の各回の指示計量値である。そして、これらの数値は秤量の値以下でありその合計値は元の指示計量値8.5kgと等しくなっている。
次に、RAM13内の一時作業指示ファイルにしたがって以下の手順により計量が行われる(ステップS8)。
まず、ステップS4でRAM13に書き込まれた物品名が呼び出される。また、一時作業指示ファイルの1行目に記述されている指示計量値も呼び出される。そして、表示部17に図6(a)に示す計量実行画面が表示される。ここでは、呼び出したデータから「物品Aを3kg計量してください。」というメッセージが表示される。
次に、ロードセル26が荷重量の検出を開始し、計量された重量値のデータが計量支援装置1に送られ計量実行画面上にリアルタイムでデジタル表示される。
計量実行画面にはさらに、一時作業指示ファイルの次の行に指示計量値が記述されている場合は「次」というキーが、次の行に記述がない場合は「終」というキーが、それぞれ表示される。ここでは上述のとおり、一時作業指示ファイルには3行目まで記述があるので「次」キーが表示されることになる。
作業者が実行中の計量を完了して「次」キーを押すと、一時作業指示ファイルの2行目に記述されている指示計量値が呼び出され、計量実行画面は図6(b)に切り換わって分割された2回目の計量を促すメッセージが表示される。
以降、同様の処理が繰り返され、一時作業指示ファイルの最後の行まで進むと、画面は図6(c)のようになり、「終」キーが表示される。作業者が分割された最後の計量を完了して「終」キーを押すと、ステップS4で選択された1つの計量が終了する。
なお、計量実行画面の右上には、分割後の計量の総回数および現在その中の何番目の計量を実行中かということが「1/3」のように表示され、作業者が分割された計量の全体を随時把握できるようになっている。
こうして作業指示ファイルから読み出された(分割前の)1つの計量が終わると、さらに計量を続行するかどうかを選択するメッセージが表示され(ステップS9)、続行する場合にはステップS4以降のステップが繰り返される。
このように、上記の実施形態によれば、秤量の値より大きい指示計量値の計量を実行する場合に、当該計量が秤量の値より小さい指示計量値での複数回の計量に分割され、分割後の新たな指示計量値が作業者に報知されて当該複数回の計量を1つ1つ実行していくことが可能になっている。したがって、作業者は報知された指示にしたがって計量の操作だけを行えば済むようになるので、作業負担が軽減され、計量作業の流れをスムーズにすることができる。
また、上記の実施形態によれば、作業者は使用する秤の秤量に応じて、ステップS2において分割割合を自由に選ぶことで計量作業を自分のやりやすいように進めることができる。上述の説明においては、秤量が3kgと小さい値であったので分割割合は「1」を選択したが、秤量が大きい場合には「1」以外の分割割合を上手く使うことが特に有効である。
例えば、秤量が30kgで指示計量値が45kgの場合に、分割割合を「1」とすれば指示計量値は30kgと15kgに分割される。すると、30kg分の材料を一度に計量して秤から下ろす必要があるが、作業者によっては30kgという重量を持ち上げたりするのは困難であることも考えられる。このようなとき、例えば分割割合を「0.5」に選べば、指示計量値は各回15kgずつ3回の計量に分割されることになり、作業者は最大でも15kg分の重量を上げ下げすればよくなり、作業者の腕力に拘らずこの計量支援装置1を使って計量を実行できるというメリットがある。
以上、図面を参照して本発明の実施形態の1つについて詳しく説明してきたが、この発明の実施の形態は上述のものに限られることはなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述の実施形態では計量支援装置1は秤接続部20を有しており外部に設けた秤を用いて物品の計量を行うようにしているが、計量支援装置1自体が計量部を内蔵して当該計量部により計量を行うようにしてもよい。また逆に、計量支援装置1と計量器2が接続されないで、計量支援装置1は作業者に対して物品名と指示計量値だけを指示するだけの機能を持った装置でもよい。ただしこの場合は、計量器2が表示部を有し計量中の重量値を表示できるようになっていることが前提である。
また、図2から図4に示した秤量ファイル、分割割合ファイル、作業指示ファイルは外部の管理用PC4からダウンロードして本装置1に入力してもよいし、キー入力部18を用いて直接本装置1に入力や編集を行うようにしてもよい。作業指示ファイルに記述されるデータは、図3に示されるものの他、例えば納品先番号などが含まれていてもよい。
さらに、作業指示ファイルに計量許容誤差を設定しておき、実際に計量された重量値がこの計量許容誤差を超えているときはアラーム音発生部21からアラームを発して作業者に注意を喚起するようにしてもよい。
また図4に示した作業指示ファイルでは、1つの計量指示(例えば指示番号1)は1つの物品の計量のみからなっているが、1つの計量指示に対して複数の物品の計量を行わせてこれら複数物品の配合を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態のステップS8では、分割後の新たな指示計量値、すなわち一時作業指示ファイルに書き込まれたデータが1行毎に読み出され、計量実行画面を図6(a)〜(c)のように順次切り換えることによって計量作業を進行させているが、一時作業指示ファイルのデータを例えば「1回目計量:3kg、2回目計量:3kg、3回目計量:2.5kg」のように一時に一画面上に表示するような形態でもよい。
また、表示部17は液晶ディスプレイ以外の表示装置でもよく、例えばLED(発光ダイオード)を使ったものでもよい。キー入力部18は表示部17と一体になったタッチパネルではなく、独立したボタン式の入力装置でもよい。
また、計量結果を不揮発性メモリ22に記憶したり、管理用PC4に送信してPC上で計量履歴を管理したりするようにしてもよい。
また、本装置1に印刷機能を設けて計量結果をレシートやラベルとして印刷できるようにしてもよい。
またステップS3において秤量の値と分割割合との積を計算する際に、積が整数値とならない場合は小数点以下の所定の桁数にて四捨五入することにより分割単位重量を決定するようにしてもよい。
この発明は、計量内容を作業者に指示しながら計量を行う計量支援装置および同装置を利用した計量システムに用いて好適である。
この発明の一実施の形態による計量支援装置と同装置に接続された秤の構成を示したブロック図である。 秤量ファイルの一例を示した図である。 分割割合ファイルの一例を示した図である。 作業指示ファイルの一例を示した図である。 この発明の一実施の形態による計量支援装置の動作を示すフローチャートである。 計量実行画面の一例である。
符号の説明
1…作業指示計量装置 2…計量器(秤) 4…管理用PC 11…CPU 12…ROM 13…RAM 16…表示駆動回路 17…表示部 18…キー入力部 19…通信用I/F 20…秤接続部 21…アラーム音発生部 22…不揮発性メモリ 25…計量皿 26…ロードセル 27…A/D変換回路 28…接続ポート

Claims (5)

  1. 計量対象となる物品を指定する物品識別情報と該物品の計量すべき値を表す指示計量値とからなる計量指示情報を記憶する計量指示情報記憶手段と、
    計量器の秤量を記憶する秤量記憶手段と、
    前記秤量記憶手段から読み出した秤量と、前記計量指示情報記憶手段から読み出した指示計量値とを比較して、前記指示計量値が前記秤量の値より大きいかどうかを判断する判断手段と、
    前記判断手段が、前記指示計量値が前記秤量の値より大きいと判断した場合に、各々の値が該秤量の値以下となるように前記指示計量値を複数に分割する分割手段と、
    前記分割後の指示計量値の全てを作業者に報知する報知手段と、
    を設けたことを特徴とする計量支援装置。
  2. 前記秤量の値に対する割合を入力する入力手段をさらに具備し、
    前記分割手段は、少なくとも1つの前記分割後の指示計量値を、前記秤量の値と前記入力手段に入力された割合との積に等しい値とすることを特徴とする請求項1に記載の計量支援装置。
  3. 前記分割後の各指示計量値を記憶する記憶手段と、
    もとの指示計量値にかかる計量を、前記記憶手段から順次読み出した分割後の各指示計量値にかかる複数回数の計量として実行させる制御手段と、
    をさらに具備し、
    前記報知手段は、前記制御手段によって前記複数回数の計量のうちの1つの計量が終了する毎に次の計量にかかる分割後の指示計量値を報知することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計量支援装置。
  4. 前記秤量記憶手段は複数の計量器の秤量を記憶しており、
    前記複数の計量器の秤量の中から1の秤量を選択する選択手段をさらに具備することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項に記載の計量支援装置。
  5. 物品の重量を計量する計量器と、
    請求項1から請求項4のいずれかの項に記載の計量支援装置と、
    から構成され、
    前記計量器は、前記計量支援装置と通信可能に接続されて、計量した重量値を前記計量支援装置へ送信する送信手段を具備し、
    前記計量支援装置は、前記計量器から重量値を受信する受信手段を具備することを特徴とする計量システム。
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