JP2006322490A - 電動パーキングロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パーキングギアに対してパーキングポールを係合・離脱させるときに、ロッド軸の停止位置を正確に調整することなく、ディテント機構によるディテント動作とロッド軸の移動量との正確な同期を得ることができる電動パーキングロック装置を提供する。
【解決手段】 ディテント機構7によるパーキングロック時のディテント動作において、ローラピン32がディテント凸曲面34cの頂部を越えて、第1ディテント凹部34aの底部よりも所定区間手前に位置しているときに電動モータ9の駆動を停止させ、その後は付勢ばね35による付勢力によってローラピン32を第1ディテント凹部34aの底部まで移動させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、停止(駐車)時に電動駆動源の駆動によりパーキングギアにパーキングポールを係合させてロックする電動パーキングロック装置に関する。
停止(駐車)時にミッションの出力軸に設けたパーキングギアにパーキングポールを係合させてロックするパーキングロック装置として、電動アクチュエータを用いてパーキングギアにパーキングポールを係合させる電動パーキングロック装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
前記特許文献1の電動パーキングロック装置は、セレクタスイッチ(シフトレバー)をP(パーキング)に操作したときには、モータの駆動によりパーキングポールをパーキングギアに係合し、P(パーキング)の解除時には、モータをP(パーキング)の操作時と逆方向に回転駆動して、パーキングポールをパーキングギアから離脱させるように構成されている。
特許第3053384号公報(段落[0019]〜[0022]、図1〜図4)
ところで、前記特許文献1のような電動パーキングロック装置において、パーキングギアに対してパーキングポールを係合・離脱させるときに対応してディテント荷重を発生させるディテント機構を設けることがあるが、この場合、ディテント機構によるディテント動作と、電動アクチュエータ側のモータの駆動によって移動するロッド(ロッド軸)の移動量(ストローク)とを正確に同期させる必要がある。なぜなら、パーキングギアに対してパーキングポールを係合または離脱させるときに、電動アクチュエータが駆動停止するとロッド軸からディテント機構側が動かなくなり、ディテント機構のローラピンがディテント凹部の底部に正確に停止するとは限らないからである。よって、ロッド軸の停止位置が正確になるよう、ロッド軸の停止スイッチがON/OFFする位置、あるいはロッド軸とディテント機構間を連結したケーブル等の伝達部材の長さを正確に調整する等の手間が生じる。
そこで本発明は、パーキングギアに対してパーキングポールを係合または離脱させるときに、ロッド軸の停止位置あるいは伝達部材の長さを正確に調整することなく、ディテント機構によるディテント動作とロッド軸の移動量(ストローク)との正確な同期を得ることができる電動パーキングロック装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明は、パーキング指令手段の出力に応じてパーキングギアに対してパーキングポールを係合・離脱させる駆動力を発生する電動駆動源と、前記電動駆動源の出力軸に形成したねじ溝に遊嵌され、前記電動駆動源の駆動による前記出力軸の回転運動を直線運動に変換自在なボールねじ部材と、前記出力軸と平行に設置した直線往復移動自在なロッド軸と、前記ボールねじ部材と前記ロッド軸との間に設けた直線運動伝達機構と、前記ロッド軸の直線移動に応じて前記パーキングギアに対して前記パーキングポールを係合または離脱させるように作動自在なパーキングポール作動手段と、前記パーキングポール作動手段の作動により前記パーキングギアに対して前記パーキングポールを係合または離脱させるときに対応してディテント荷重を発生させるディテント機構と、前記ロッド軸の直線移動を前記パーキングポール作動手段および前記ディテント機構に伝達する伝達部材と、を備え、前記電動駆動源の駆動による前記出力軸の回転運動を前記ボールねじ部材で直線運動に変換し、変換された直線運動を前記直線運動伝達機構を介して前記ロッド軸に伝達させ、前記ロッド軸の直線移動により前記パーキングポール作動手段を前記伝達部材を介して作動させるとともに、前記ディテント機構を前記伝達部材を介して作動させる電動パーキングロック装置であって、前記ディテント機構は、揺動自在なアーム部材に設けたローラピンと、前記パーキングポール作動手段の作動に対応して回動自在なディテントアームと、前記ローラピンを前記ディテントアームの先端周面に接するように付勢する付勢手段と、前記ディテントアームの先端周面に形成した、前記パーキングポール作動手段の作動により前記パーキングポールが前記パーキングギアと係合する動作に応じて前記ローラピンが係合する第1ディテント凹部と、この第1ディテント凹部と連続するディテント凸曲面と、このディテント凸曲面と連続し前記パーキングポール作動手段の作動により前記パーキングポールが前記パーキングギアから離脱する動作に応じて前記ローラピンが係合する第2ディテント凹部と、を有し、前記電動駆動源の駆動により前記パーキングポール作動手段の作動に対応して前記ディテントアームを回動させて、前記ローラピンを前記第1ディテント凹部から前記ディテント凸曲面の表面を経由させて前記第2ディテント凹部に係合させるとき、および前記ローラピンを前記第2ディテント凹部から前記ディテント凸曲面の表面を経由させて前記第1ディテント凹部に係合させるときに、前記ローラピンが前記ディテント凸曲面の頂部を越えて、前記第2ディテント凹部または前記第1ディテント凹部の底部よりも所定区間手前に位置しているときに前記電動駆動源の駆動を停止させ、その後は前記付勢手段による付勢力により前記ローラピンを前記第2ディテント凹部または前記第1ディテント凹部の底部まで移動させることを特徴としている。
本発明によれば、ローラピンがディテント凸曲面の頂部を越えて、第2ディテント凹部または第1ディテント凹部の底部よりも所定区間手前に位置しているときに電動駆動源の駆動を停止させ、その後は付勢手段による付勢力によりローラピンを第2ディテント凹部または第1ディテント凹部の底部まで移動させることにより、パーキングギアに対してパーキングポールを係合または離脱させるときに、ロッド軸の停止位置あるいは伝達部材の長さを正確に調整することなく、ディテント機構によるディテント動作とロッド軸の移動量(ストローク)との正確な同期を得ることができる。
本発明によれば、パーキングギアに対してパーキングポールを係合または離脱させるときに、ロッド軸の停止位置あるいは伝達部材の長さを正確に調整することなく、ディテント機構によるディテント動作とロッド軸の移動量(ストローク)との正確な同期を得ることができるので、ロッド軸の停止位置の微調整、あるいはロッド軸とディテント機構間の伝達部材の長さの微調整の手間が省け、さらに、これらの微調整のための機構を省略することができる。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電動パーキングロック装置を示す概略構成図である。
〈電動パーキングロック装置の構成〉
図1に示すように、本実施形態に係る電動パーキングロック装置1は、電動アクチュエータ2と、ミッション(不図示)の出力軸3に取り付けたパーキングギア4に離脱自在に係合されるパーキングポール5と、パーキングポール5の爪部5aをパーキングギア4の歯溝4aに対して係合・離脱させるパーキングポール作動機構6と、パーキングポール5の爪部5aをパーキングギア4の歯溝4aに対して係合するとき(パーキングロック時)および離脱させるとき(パーキングロック解除時)にディテント荷重を発生させるディテント機構7とを備えている。
電動アクチュエータ2は、ケーシング8に取付けた電動駆動源としての電動モータ9と、周面にねじ溝9bを有する電動モータ9の出力軸9aと、この出力軸9aの軸線方向と平行に設けた移動自在なロッド軸10と、出力軸9のねじ溝9b周囲に設置したボールねじ部材11と、ボールねじ部材11の上面側に一体的に形成した凹状部12と、基端13aをロッド軸10の中間部に固定し、先端部13bの突起下部(不図示)を前記凹状部12内に位置するように配置した連結アーム13とを備えている。本実施形態では、凹状部12と連結アーム13とで直線運動伝達機構を構成している。
電動モータ9の回転(正転/逆転)制御と停止制御は、パーキング指令手段としての変速機用ECU(以下、ECUという)14からの信号によって行われる。ECU14には、シフトレバー15を有するシフト装置16が電気的に接続されており、シフトレバー15の操作によって、例えば、P(パーキング)、R(リバース)、N(ニュートラル)、D(ドライブ)の位置に対応して、ミッション(不図示)側をP、R、N、Dに切換えることができる。シフト装置16は、例えば、車室内の運転席と助手席との間のフロア上に設けられている。電動モータ9の出力軸9aの先端側は、ケーシング8に取付けた軸受部17に回転自在に支持されている。
ロッド軸10は、ケーシング8の両端側に取付けた2つのロッド軸保持部材18a,18bに移動可能に挿通されて支持されている。ロッド軸10の右先端部(図1の右側)10aには、先端に手動操作レバー19を設けた公知のプッシュプルケーブル20が連結されており、また、ロッド軸10の左先端部(図1の左側)10bには、公知のプッシュプルケーブル21を介して後記するパーキングポール作動機構6のパーキングポール作動アーム28が連結されている。
図2に示すように、ボールねじ部材11は、電動モータ9の出力軸9aの表面に形成したねじ溝9bの外周に遊嵌され、内側に出力軸9aのねじ溝9bと同じピッチのねじ溝22aを有するナット22と、出力軸9aのねじ溝9bとナット22のねじ溝22aとの間に回転自在に配設した複数の鋼球23を備えている。複数の鋼球23は、出力軸9aのねじ溝9bとナット22のねじ溝22aとの間に形成される螺旋軌道に沿って回転自在にほぼ接しており、出力軸9aが回転するとナット22に形成した循環路(不図示)を通して回転しながら循環移動する。これにより、出力軸9aが回転すると、ナット22を有するボールねじ部材11が出力軸9aの軸線方向に沿って直線移動する。また、ナット22の上面には、前記凹状部12が一体に形成されている。
また、本実施形態では、ロッド軸10に連結された連結アーム13の先端部13bの突起下部(不図示)が、ボールねじ部材11(ナット22)の上面側に形成した凹状部12内に位置しているので、例えば、電動モータ9の駆動による出力軸9aの正回転によってボールねじ部材11が図1の右方向に直線移動すると、連結アーム13の先端下部が凹状部12の一方の壁面12aに接して押されることにより、連結アーム13の右方向への直線移動とともに、連結されているロッド軸10が右側方向に直線移動する(図1に示した通常のパーキングロック時)。一方、電動モータ9の駆動による出力軸9aの逆回転によってボールねじ部材11が図1の左方向に直線移動すると、連結アーム13の先端部13bの突起下部が凹状部12の他方の壁面12bに接して押されることにより、連結アーム13の左側方向への直線移動に合わせて連結されているロッド軸10が左側方向に直線移動する(通常のパーキングロック解除時)。
なお、ボールねじ部材11は、電動モータ9に通電していないときにおいて、出力軸9aのねじ溝9bとナット22のねじ溝22aとの間に形成される螺旋軌道に配設した回転自在な複数の鋼球23が循環路(不図示)を通して循環移動することにより、出力軸9aを回転させながら出力軸9aの軸線方向に沿って円滑に直線移動可能である。
パーキングポール5の上部側には、パーキングギア4の周面に形成した複数の歯溝4aに係合自在な爪部5aを有しており、パーキングポール5の下部側は、回動軸24に回動自在に支持されている。また、パーキングポール5の回動軸24周囲には、パーキングポール5を図1の右側方向(パーキングポール5の爪部5aをパーキングギア4の歯溝4aから離脱させる方向)に付勢する付勢ばね25が設けられている。付勢ばね25は、その一端側はパーキングポール5に形成した係止穴5bに係止され、その他端側はばね係止部材26に係止されている。
パーキングポール作動機構6は、回動軸27に回動自在に設けた、プッシュプルケーブル21の他端側が連結されたパーキングポール作動アーム28と、先端側にパーキングポール5の爪部5aと反対側の側面5bに当接自在な押さえローラ29を有するパーキングギア押さえアーム30とを備えており、パーキングポール作動アーム28とパーキングギア押さえアーム30は、回動軸27を中心にして一体に回動する。
ディテント機構7は、基端側が揺動軸31に揺動自在に支持され、中間部の先端側にローラピン32を設けたローラアーム33と、基端側が前記回動軸27に回動自在に支持され、先端周面に前記ローラピン32が接するディテントアーム34と、前記ローラアーム33の先端側(ローラピン32側)をディテントアーム34の回動軸27側に付勢する付勢ばね35とを備えている。付勢ばね35は、その一端側はローラアーム33の先端部(ローラピン32の位置よりも先端側)に係止され、その他端側は回動軸27の周囲に係止されている。また、ディテントアーム34は、回動軸27を中心にしてパーキングポール作動アーム28、パーキングギア押さえアーム30の回動と一体に回動する。
ディテントアーム34の先端周面には、パーキングポール5の爪部5aがパーキングギア4の歯溝4aに係合するパーキングロック時(図1参照)に対応してローラピン32が係合する第1ディテント凹部34aと、パーキングポール5の爪部5aがパーキングギア4の歯溝4aから離脱したパーキングロック解除時(図4参照)に対応してローラピン32が係合する第2ディテント凹部34bとを有しており、第1ディテント凹部34aと第2ディテント凹部34bの間はなだらかなディテント凸曲面34cとなっている。
次に、前記電動パーキングロック装置1による通常のパーキングロック動作を、図1〜図4を参照して説明する。なお、図1は、パーキングロック状態を示す図、図4は、パーキングロック解除状態を示している。
〈パーキングロック動作〉
図1に示すように、車両(不図示)を停止(駐車)させたときに、シフト装置16のP(パーキング)の位置に運転者が操作レバー15を操作することにより、パーキングロック信号がECU14に出力される。ECU14は、パーキングロック信号の入力に基づいて電動アクチュエータ2の電動モータ9に駆動信号を出力し、電動モータ9を回転駆動する。なお、シフト装置16の操作レバー15をP以外の位置に操作しているときは、図4に示すように、電動パーキングロック装置1は非作動状態にあり、パーキングポール5の爪部5aはパーキングギア4の歯溝4aから離脱している。
電動モータ9の駆動によりその出力軸9aが回転(正回転)すると、出力軸9aのねじ溝9bとナット22のねじ溝22aとの間で複数の鋼球23を介して螺合しているボールねじ部材11が、出力軸9aの軸線方向に沿って図1の左側から右側方向に所定位置まで直線移動する(図1は、ボールねじ部材11が所定位置まで移動した状態)。ボールねじ部材11の右方向への直線移動により、連結アーム13の先端下部(不図示)が凹状部12の一方の壁面12aに接して押されることによって、連結アーム13もボールねじ部材11とともに図1の左側から右側方向に直線移動する。
さらに、連結アーム13の直線移動により、連結アーム13と連結されているロッド軸10が、図1の左側から右側方向に所定位置まで直線移動する(図1は、ロッド軸10が所定位置まで移動した状態)。なお、ロッド軸10の周囲にはリミットスイッチ(不図示)が設けられており、ロッド軸10が図1に示す所定位置まで直線移動したときに前記リミットスイッチ(不図示)がONされ、このON信号に基づいてECU14から出力される停止信号によって電動モータ9の駆動が停止される。
ロッド軸10の右方向への直線移動により、プッシュプルケーブル21を介してパーキングポール作動アーム28が回動軸27を中心にして反時計回りに回動し、このパーキングポール作動アーム28と一体にパーキングギア押さえアーム30およびディテントアーム34が回動軸27を中心にして反時計方向に回動する(図1は、パーキングポール作動アーム28、パーキングギア押さえアーム30、ディテントアーム34が所定位置まで回動した状態)。
これにより、ディテント機構7が作動して、付勢ばね35による付勢力によってディテントアーム34の先端周面(初期時は第2ディテント凹部34bの底部(図4参照))に所定の圧接力で接しているローラピン32が、その表面を滑動しながら第2ディテント凹部34bからディテント凸曲面34cの頂部を経由して、付勢ばね35による付勢力によって吸込まれるようにして第1ディテント凹部34aに入る。
図3は、ディテント機構7による前記したディテント動作時にローラピン32とディテントアーム34の先端周面(第2ディテント凹部34bからディテント凸曲面34cの頂部を経由して第1ディテント凹部34aまでの周面)間で発生するディテント荷重(K1)と吸込み荷重(K2)の変化を示す図である。なお、図3において、縦軸は、荷重(ディテント荷重(K1)、吸込み荷重(K2))の大きさであり、横軸は、ローラピン32が接するディテントアーム34の第2ディテント凹部34bからディテント凸曲面34cの頂部を経由して第1ディテント凹部34aまでの周面に沿った距離(以下、ストロークという)である。
図3に示すように、ディテント機構7の前記したディテント動作により、ローラピン32がディテントアーム34の第2ディテント凹部34bの底部に位置しているとき(パーキングロック解除の状態(図4参照):ストロークS0の位置)からディテント凸曲面34cの頂部にかけて摺接しているとき(ストロークS0〜S1の間)に所定のディテント荷重(K1)が発生する。なお、ディテント凸曲面34cの頂部(ストロークS1の位置)では、ディテント荷重(K1)は0である。
そして、ローラピン32がディテントアーム34のディテント凸曲面34cの頂部を過ぎると、付勢ばね35による付勢力により第1ディテント凹部34aの底部にかけて所定の吸込み荷重(K2)が発生し(ストロークS1〜S3の間)、この吸込み荷重(K2)により吸込まれるようにしてローラピン32が第1ディテント凹部34aの底部に入る(パーキングロックの状態(図1参照):ストロークS4の位置)。なお、図3のストロークS2は、前記吸込み荷重(K2)が最大となる付近の位置である。
そして、ローラピン32が第1ディテント凹部34aの底部に入るのとほぼ同期して、パーキングギア押さえアーム30の先端側に設けた押さえローラ29がパーキングポール5の側面5cに当接して押し込むことにより、図1に示すように、パーキングポール5の爪部5aがパーキングギア4の歯溝4aに係合し、パーキングロック状態となる。
そして、本実施形態では、ローラピン32がディテントアーム34のディテント凸曲面34cの頂部を過ぎて、図3のストロークSS1〜S3の間、好ましくは吸込み荷重(K2)が最大となるストロークS2付近に位置しているときに、ロッド軸10の周囲に設けたリミットスイッチ(不図示)がONするように設定されている。これにより、ローラピン32が吸込み荷重(K2)が最大となるストロークS2付近に位置しているときに、リミットスイッチ(不図示)がONされ、このON信号に基づいてECU14から出力される停止信号によって電動モータ9が駆動停止されることにより、ロッド軸10の直線移動が停止する。
この際、図3に示したように、付勢ばね35による付勢力によりローラピン32が第1ディテント凹部34aの底部に入るときに発生する吸込み荷重によって、ディテントアーム34がディテント機構7の前記した動作時と逆方向(左方向)に若干揺動する。ディテントアーム34の揺動に応じてパーキングポール作動アーム28も左方向に若干揺動し、さらに、この揺動に伴う力(前記吸込み荷重に対応した力)はプッシュプルケーブル21を介してロッド軸10に伝わる。
このとき、電動モータ9が駆動停止状態でも、ボールねじ部材11は、出力軸9aのねじ溝9bとナット22のねじ溝22aとの間に形成される螺旋軌道に配設した回転自在な複数の鋼球23が循環路(不図示)を通して循環移動することにより、出力軸9aを回転させながら出力軸9aの軸線方向に沿って円滑に直線移動可能である。なお、このとき、ボールねじ部材11と一体にロッド軸10を移動させるために必要な荷重(軸荷重)よりも、前記吸込み荷重の方が大きくなるように調整されている。
これにより、停止状態にあるロッド軸10は、前記揺動に伴う力(吸込み荷重に対応した力)の入力に応じて直線移動し、ロッド軸10の移動量(ストローク)が補正される。
このように、ローラピン32が第1ディテント凹部34aの底部に入るディテント動作に応じて、このときの吸込み荷重によりロッド軸10の停止位置を調整することができるので、ロッド軸10の周囲に設けたリミットスイッチ(不図示)のON位置の微調整およびプッシュプルケーブル21の長さ(ワイヤ長)の微調整を行うことなく、ローラピン32が第1ディテント凹部34aの底部に入るディテント動作とロッド軸10の移動量(ストローク)とを正確に同期させることが可能となる。
よって、ロッド軸10の停止位置の微調整、あるいはロッド軸10とディテント機構7間のプッシュプルケーブル21の長さの微調整の手間が省け、さらに、これらの微調整のための機構を省略することができる。
なお、図1のパーキングロック状態から、操作レバー15をPの位置から例えばNに操作して電動モータ9を逆回転させることにより、前記したパーキングロック動作と逆の動作でパーキングロック状態を解除(パーキングポール5の爪部5aがパーキングギア4の歯溝4aから離脱)することができる。このとき、図4に示すように、ディテント機構7が動作して、付勢ばね35による付勢力によってディテントアーム34の先端周面(初期時は第1ディテント凹部34aの底部)に所定の圧接力で接しているローラピン32が、その表面を滑動しながら第1ディテント凹部34aからディテント凸曲面34cの頂部を経由して、付勢ばね35による付勢力によって吸込まれるようにして第2ディテント凹部34bに入る。
この通常のパーキングロック解除時においても、前記したパーキングロック時と同様に、ローラピン32が第2ディテント凹部34bの底部に入るディテント動作に応じて、このときの吸込み荷重によりロッド軸10の停止位置を調整することができるので、ロッド軸10の周囲に設けたリミットスイッチ(不図示)のON位置の微調整およびプッシュプルケーブル21の長さの微調整を行うことなく、ローラピン32が第2ディテント凹部34bの底部に入るディテント動作とロッド軸10の移動量(ストローク)とを正確に同期させることが可能となる。
また、前記した本実施形態に係る電動パーキングロック装置1は、ロッド軸10にプッシュプルケーブル20を介して手動操作レバー19が連結されており、電動モータ9の駆動不能時に、手動操作レバー19を手前に引くか、あるいは前方に押す操作を行うことによって、ロッド軸10を直接的に直線移動させて前記したパーキングロック動作、あるいはパーキングロック解除動作を行うことができる。
本発明の実施形態に係る電動パーキングロック装置を示す概略構成図。 本発明の実施形態に係る電動パーキングロック装置に用いたボールねじ部材を示す概略断面図。 ディテント動作時におけるディテント荷重(K1)と吸込み荷重(K2)の変化を示す図。 本発明の実施形態に係る電動パーキングロック装置のパーキングロック解除状態を示す図。
符号の説明
1 電動パーキングロック装置
2 電動アクチュエータ
4 パーキングギア
4a 歯溝
5 パーキングポール
5a 爪部
6 パーキングポール作動機構(パーキングポール作動手段)
7 ディテント機構
9 電動モータ(電動駆動源)
9a 出力軸
10 ロッド軸
11 ボールねじ部材
12 凹状部(直線運動伝達機構)
13 連結部材(直線運動伝達機構)
14 ECU(パーキング指令手段)
15 シフトレバー
16 シフト装置
19 手動操作レバー
21 プッシュプルケーブル(伝達部材)
28 パーキングポール作動アーム
30 パーキングギア押さえアーム
31 ローラアーム(アーム部材)
32 ローラピン
34 ディテントアーム
34a 第1ディテント凹部
34b 第2ディテント凹部
34c ディテント凸曲面
35 付勢ばね(付勢手段)

Claims (1)

  1. パーキング指令手段の出力に応じてパーキングギアに対してパーキングポールを係合・離脱させる駆動力を発生する電動駆動源と、前記電動駆動源の出力軸に形成したねじ溝に遊嵌され、前記電動駆動源の駆動による前記出力軸の回転運動を直線運動に変換自在なボールねじ部材と、前記出力軸と平行に設置した直線往復移動自在なロッド軸と、前記ボールねじ部材と前記ロッド軸との間に設けた直線運動伝達機構と、前記ロッド軸の直線移動に応じて前記パーキングギアに対して前記パーキングポールを係合または離脱させるように作動自在なパーキングポール作動手段と、前記パーキングポール作動手段の作動により前記パーキングギアに対して前記パーキングポールを係合または離脱させるときに対応してディテント荷重を発生させるディテント機構と、前記ロッド軸の直線移動を前記パーキングポール作動手段および前記ディテント機構に伝達する伝達部材と、を備え、前記電動駆動源の駆動による前記出力軸の回転運動を前記ボールねじ部材で直線運動に変換し、変換された直線運動を前記直線運動伝達機構を介して前記ロッド軸に伝達させ、前記ロッド軸の直線移動により前記パーキングポール作動手段を前記伝達部材を介して作動させるとともに、前記ディテント機構を前記伝達部材を介して作動させる電動パーキングロック装置であって、
    前記ディテント機構は、揺動自在なアーム部材に設けたローラピンと、前記パーキングポール作動手段の作動に対応して回動自在なディテントアームと、前記ローラピンを前記ディテントアームの先端周面に接するように付勢する付勢手段と、前記ディテントアームの先端周面に形成した、前記パーキングポール作動手段の作動により前記パーキングポールが前記パーキングギアと係合する動作に応じて前記ローラピンが係合する第1ディテント凹部と、この第1ディテント凹部と連続するディテント凸曲面と、このディテント凸曲面と連続し前記パーキングポール作動手段の作動により前記パーキングポールが前記パーキングギアから離脱する動作に応じて前記ローラピンが係合する第2ディテント凹部と、を有し、
    前記電動駆動源の駆動により前記パーキングポール作動手段の作動に対応して前記ディテントアームを回動させて、前記ローラピンを前記第1ディテント凹部から前記ディテント凸曲面の表面を経由させて前記第2ディテント凹部に係合させるとき、および前記ローラピンを前記第2ディテント凹部から前記ディテント凸曲面の表面を経由させて前記第1ディテント凹部に係合させるときに、前記ローラピンが前記ディテント凸曲面の頂部を越えて、前記第2ディテント凹部または前記第1ディテント凹部の底部よりも所定区間手前に位置しているときに前記電動駆動源の駆動を停止させ、その後は前記付勢手段による付勢力により前記ローラピンを前記第2ディテント凹部または前記第1ディテント凹部の底部まで移動させる、
    ことを特徴とする電動パーキングロック装置。
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