JP2006320858A - 集塵用フィルタ - Google Patents
集塵用フィルタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006320858A JP2006320858A JP2005147701A JP2005147701A JP2006320858A JP 2006320858 A JP2006320858 A JP 2006320858A JP 2005147701 A JP2005147701 A JP 2005147701A JP 2005147701 A JP2005147701 A JP 2005147701A JP 2006320858 A JP2006320858 A JP 2006320858A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter cloth
- filter
- dust collection
- dust
- folding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
【課題】ろ布本体の破れおよびスクリムの抜けを防止することができる集塵用フィルタを提供する。
【解決手段】パルスジェット式集塵機に用いられる、ろ布取付口元部とろ布本体とからなる集塵用フィルタであって、前記ろ布本体の上端部を折り返して形成される折り返し部が前記ろ布取付口元部の下端部に接合されている。前記折り返し部は、作業性を考慮して1つ折りが好ましい。また、折り返しは内側および外側のいずれでもよい。
【選択図】図1
【解決手段】パルスジェット式集塵機に用いられる、ろ布取付口元部とろ布本体とからなる集塵用フィルタであって、前記ろ布本体の上端部を折り返して形成される折り返し部が前記ろ布取付口元部の下端部に接合されている。前記折り返し部は、作業性を考慮して1つ折りが好ましい。また、折り返しは内側および外側のいずれでもよい。
【選択図】図1
Description
本発明は集塵用フィルタに関する。さらに詳しくは、パルスジェット式集塵機に用いられる集塵用フィルタに関する。
従来より、作業環境の向上のためにダスト(粉塵)を含む空気からダストをろ過して清浄な空気に変える集塵機が用いられている。かかる集塵機としては、たとえば、キャビネット内に配設されたセルプレートに配列される複数のフィルタと、該キャビネットに固着される圧縮空気供給用のヘッダーパイプと、該ヘッダーパイプにバルブ部およびJベンドを介して接続されるマニーホールドと、該マニーホールドに設けられる複数のノズルとを備えるパルスジェット式集塵機がある。
このパルスジェット式集塵機において、前記フィルタは各ノズルに対応させて配置されている。また、この集塵機においては、使用につれてフィルタにダストが付着するとともに、堆積して集塵性能が低下していくので、定期的に高温の圧縮空気を前記ヘッダーパイプ、Jベンドおよびマニーホールドへ送ったのち、ノズルから前記フィルタの内部に吹き付けて、該フィルタのダストの払い落とし(逆洗)を行っている。
また、前記フィルタは、ダストの種類や集塵効率、メンテナンスなどを考慮して、形状としては円筒状または断面略星型など適宜選定され、取付け構造も適宜選定されている。たとえば円筒状のフィルタの場合、ろ布取付口元部と該口元部の下部に重ねて縫い合わされるろ布本体とから構成されており、また、前記ろ布取付口元部を孔の開いた板状の前記セルプレートに固定することにより、前記ろ布本体がぶら下がる状態になるように取り付けている(非特許文献1参照)。
社団法人日本粉体工業技術協会、「集塵の技術と装置」、日刊工業新聞社
前記フィルタは、ろ布取付口元部とろ布本体とを一体で製造することが困難であるため、ろ布取付口元部とろ布本体とを別々に製造したのち、最終工程にて前記ろ布本体がろ布取付口元部の下部に縫い合わされている。
このろ布取付口元部には、ろ布本体の自重および捕集したダストの重量がかかるともに、逆洗時、圧縮空気による衝撃力がかかることにより、ろ布取付口元部とろ布本体との縫合力(接合力)が弱いため、縫合部にてろ布本体が破れるという問題がある。
また、前記フィルタとして、とくに高温ガス用フィルタは耐熱性が必要であるため、糸の交点で接着剤によって定位置に保持されているたて糸およびよこ糸の格子からなるスクリムにポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を使用した不織布が用いられることが多い。
しかしながら、前記ポリテトラフルオロエチレンは摩擦係数が低いため、ろ布本体の縫合幅(接合部)が短いと、ろ布本体の自重および捕集したダストの重量や、圧縮空気による衝撃力などによって生じる引張り力によりスクリムが抜けやすくなるという問題がある。
そこで、本発明は、叙上の事情に鑑み、ろ布本体の破れおよびスクリムの抜けを防止することができる集塵用フィルタを提供することを目的とする。
本発明の集塵用フィルタは、パルスジェット式集塵機に用いられる、ろ布取付口元部とろ布本体とからなる集塵用フィルタであって、前記ろ布本体の上端部を折り返して形成される折り返し部が前記ろ布取付口元部の下端部に接合されてなることを特徴としている。
本発明によれば、ろ布本体の折り返し部がろ布取付口元部に重ねられて、接合されているため、ろ布取付口元部とろ布本体との縫合力を高めることができる。このため、ろ布本体とろ布取付口元部とを一体に製造したフィルタと同等の強度を有するため、ろ布本体の破れおよびスクリムの抜けを防止することができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の集塵用フィルタを説明する。
本発明の集塵用フィルタは、たとえば、ゴミ焼却炉から発生する排ガス中のダストや窒素酸化物などの成分を除去するために、工場設備に設けられるパルスジェット式集塵機に適用することができる。このパルスジェット式集塵機は、キャビネット内に配設されたセルプレートに配列される複数の集塵用フィルタと、該キャビネットに固着される圧縮空気供給用のヘッダーパイプと、該ヘッダーパイプにバルブ部およびJベンドを介して接続されるマニーホールドと、該マニーホールドに設けられる複数のノズルとを少なくとも備えている。また、窒素酸化物を除去する場合、脱硝手段や、アンモニア添加手段などを適宜配置させるのが好ましい。
前記パルスジェット式集塵機では、集塵運転によって前記集塵用フィルタのろ布本体に付着したダストを払い落して、集塵性能(集塵効率)を向上させるために、該ろ布本体の内部に圧縮空気を定期的に吹き込んでいる。
本発明の一実施の形態にかかわる集塵フィルタAは、図1に示されるように、ろ布取付口元部1とろ布本体10とから構成されている。
前記ろ布取付口元部1は、セルプレートの孔縁部に嵌合して固定される部分であり、上端部2に凸部を形成するように下部端3を折り重ねるとともに、上端部2の外周に環状凹部4が形成されている口元本体5と、前記凸部に保持されているパッキン6およびスナップリング7とから構成されている。また、前記下端部3には接合幅が確保されている。この接合幅における糸8の配列(縫い目)としては、前記ろ布本体10との接合力(縫合力)を向上させるために、本発明においては、適宜選定することができるが、本実施の形態では、ろ布取付口元部1の周方向の縫い目の数が4本に配列されている。なお、該パッキン6およびスナップリング7はセルプレートの孔からのろ布の抜け防止、セルプレートの孔とろ布を密着させるという作用をさせるために保持されており、前記ろ布取付口元部1は、セルプレートの孔縁部に対して、環状凹部4を嵌合して固定される。
前記ろ布本体10は、上端部11が外側に折り返して形成される折り返し部12を有している。この折り返し部12は、複数に折り曲げて成形することができるが、作業性などを考慮して1つ折りとするのが好ましい。前記ろ布本体10は、折り返し部12を前記ろ布取付口元部1の下端部3に重ねたのち、糸8により縫い合わされて、該ろ布取付口元部1にぶら下がる状態で取り付けられている。かかる糸8の種類としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエステル、ガラス、セルメック、耐熱ナイロンなどを用いることができる。
また、本発明は、ろ布本体10の上端部11が外側に折り返して形成される折り返し部12を有している集塵用フィルタAに限定されるものではなく、図2に示されるように、ろ布本体31の上端部32を内側に折り返して形成される折り返し部33とする集塵用フィルタBとすることができる。
なお、前記実施の形態の集塵用フィルタA、Bにおけるろ布本体10、31は、円筒状を呈しているが、本発明においては、とくにこれに限定されるものではなく、断面略星型や封筒型などの適宜の形状に選定することができる。ろ布本体の形状として、円筒以外の形状を採用する場合には、ろ布取付口元部の下端部の形状をろ布本体の形状に合わせて適宜選定する。
また、本発明において、前記集塵用フィルタA、Bにおけるろ布本体の材質としては、とくに限定されるものではなく、スクリムにポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を使用した不織布、ポリエステル繊維、木綿、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド、ポリフェニレンサルファイドまたはガラスなどを適宜選定することができる。
さらに、前記実施の形態では、ろ布本体の折り返し部とろ布取付口元部の下端部とが縫い合わせ(縫合)により接合されているが、本発明においては、これに限定されるものではなく、たとえば縫合と接着剤などとの組み合わせまたは別途補強材を用いて接合させることもできる。
以上、説明したとおり、本発明によれば、ろ布本体の折り返し部がろ布取付口元部に重ねられて、接合されているため、ろ布取付口元部とろ布本体との縫合力を高めることができる。このため、ろ布本体とろ布取付口元部とを一体に製造したフィルタと同等の強度を有するため、ろ布本体の破れおよびスクリムの抜けを防止することができる。
また、本発明によれば、製造工程にて大幅な変更を加えることなく、充分な縫合力(接合力)を有する集塵用フィルタを製造することができる。
1 ろ布取付口元部
2、11、32 上端部
3 下部端
4 環状凹部
5 口元本体
6 パッキン
7 スナップリング
8 糸
10、31 ろ布本体
12、33 折り返し部
A、B 集塵用フィルタ
2、11、32 上端部
3 下部端
4 環状凹部
5 口元本体
6 パッキン
7 スナップリング
8 糸
10、31 ろ布本体
12、33 折り返し部
A、B 集塵用フィルタ
Claims (2)
- パルスジェット式集塵機に用いられる、ろ布取付口元部とろ布本体とからなる集塵用フィルタであって、前記ろ布本体の上端部を折り返して形成される折り返し部が前記ろ布取付口元部の下端部に接合されてなることを特徴とする集塵用フィルタ。
- 前記接合が縫い合わせによる接合である請求項1記載の集塵用フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005147701A JP2006320858A (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 集塵用フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005147701A JP2006320858A (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 集塵用フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006320858A true JP2006320858A (ja) | 2006-11-30 |
Family
ID=37540911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005147701A Pending JP2006320858A (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 集塵用フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006320858A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009034562A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Toray Ind Inc | 縫製により円筒形状を形成したバグフィルター |
JP2020116529A (ja) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | 株式会社相模商会 | バグフィルタ用連結具 |
-
2005
- 2005-05-20 JP JP2005147701A patent/JP2006320858A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009034562A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Toray Ind Inc | 縫製により円筒形状を形成したバグフィルター |
JP2020116529A (ja) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | 株式会社相模商会 | バグフィルタ用連結具 |
JP7218905B2 (ja) | 2019-01-24 | 2023-02-07 | 株式会社相模商会 | バグフィルタ用連結具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8187352B2 (en) | Filter | |
US9221003B2 (en) | Filter | |
JP5748541B2 (ja) | 成形フィルタ | |
JP2009539577A (ja) | 集塵機用フィルターバッグ | |
KR20160133214A (ko) | 집진기용 카트리지 필터, 필터백 장착용 더블링 슬리브 및 이의 제조 방법 | |
CN105749638B (zh) | 滤袋的内支撑结构 | |
JP2006320858A (ja) | 集塵用フィルタ | |
JP2004218607A (ja) | 燃料用フィルタ装置 | |
JP5580515B2 (ja) | ポケット形エアフィルター | |
KR101385526B1 (ko) | 교체가 용이한 집진기용 필터백 | |
US20110252757A1 (en) | Helical strapping method for high temp pleated filters | |
JP5337001B2 (ja) | 集塵用フィルタ、それを備えた集塵装置、及び、集塵用フィルタの製造方法 | |
KR101325078B1 (ko) | 집진기용 필터 | |
JP2008025471A (ja) | 燃料フィルタと燃料フィルタユニット | |
CN202802990U (zh) | 一种外滤式除尘布袋 | |
JP2003117325A (ja) | バグフィルター | |
CN205516959U (zh) | 滤袋的内支撑结构 | |
JP5543751B2 (ja) | 集塵装置等用フィルターとその製造方法及び集塵装置 | |
JP6436459B2 (ja) | 濾布構造体 | |
JP2016030252A (ja) | バグフィルタ用濾布、及びバグフィルタ用濾布の交換方法 | |
JP4395196B1 (ja) | バグフィルタ | |
KR20130094434A (ko) | 분리가 용이한 집진기용 필터백 리테이너 | |
KR200235249Y1 (ko) | 집진기의 백필터 장착구조 | |
JP2011161429A (ja) | 袋型エアフィルタ | |
KR20150135184A (ko) | 집진기용 필터 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20070706 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20090715 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20090717 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091204 |