JP2006319951A - 増幅型固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画素サイズが小さく、かつ、高画質の画像を得ることができる増幅型固体撮像装置を提供する。
【解決手段】 フォトダイオード1から、信号電荷がディプリージョンタイプの転送トランジスタ2を通して信号電荷蓄積部8に転送される。MOSトランジスタ3の入力端子と出力端子との間にリセットトランジスタ5が接続される。垂直走査回路25は、信号電荷の非読み出し期間に、リセットトランジスタ5を常にオンさせて、MOSトランジスタ3の入出力間を短絡させて、MOSトランジスタ3の増幅動作を停止する。高輝度な被写体の撮像時にフォトダイオード1に生じる過剰信号電荷は、ディプリージョンタイプの転送トランジスタ2、信号電荷蓄積部8およびリセットトランジスタ5からなるドレイン経路を通して垂直信号線9に排出される。スイッチ回路13は、垂直信号線9を、リセット電位VDDと定電流負荷トランジスタ4とに切り替え接続する。
【選択図】図1

Description

この発明は、増幅型固体撮像装置に関し、特に、小画素サイズであっても、ノイズが少なく、高画質を実現できる増幅型固体撮像装置に関する。
従来、増幅型固体撮像装置としては、増幅機能を持たせた画素部とその画素部の周辺に走査回路を有し、その走査回路により画素データを読み出す増幅型固体撮像装置が提案されている。特に、画素構成を周辺の駆動回路および信号処理回路と一体化するのに有利なCMOS(コンプリメンタリ・メタル・オキサイド・セミコンダクタ)により構成されたAPS(Active Pixel Sensor)型イメージセンサが知られている。
上記APS型イメージセンサは、通常1画素内に光電変換部、転送部、増幅部、画素選択部およびリセット部を形成する必要がある。このため、APS型イメージセンサには、通常フォトダイオードからなる光電変換部の他に、4個のMOSトランジスタが用いられる。
ところが、1画素当たり4個のMOSトランジスタが必要であれば、画素サイズの小型化の制約となる。そこで、1画素当たりのトランジスタの数を低減する方法が提案されている(特許文献1(特開平11−112018号公報)、非特許文献1(H.Takahashi et al., ISSCC Digest of Technical Papers, pp108 (2004) を参照)。
図20は、上記1画素当たりのトランジスタの数を低減する増幅型固体撮像装置の要部の回路図を示しており、この増幅型固体撮像装置は、フォトダイオード101と、このフォトダイオード101に蓄積された信号電荷を転送するための転送トランジスタ102と、リセットトランジスタ105と、増幅用トランジスタ103とを含む。ここで、フォトダイオード101は埋め込み型とし、フォトダイオード101からの信号電荷転送を完全とすれば、極めて低ノイズ化でき、高画質の画像を得ることが可能となることが知られている。また、各列毎に定電流負荷トランジスタ104があり、この定電流負荷トランジスタ104と増幅用トランジスタ103とを組み合わせてソースフォロワ回路を構成する。
図20に示す増幅型固体撮像装置の動作を図21のタイミング図に示す。図21に示すように、期間T1では、垂直走査回路110からの駆動パルスφS1がハイレベル、駆動パルスφS2がローレベルであるため、トランジスタ111,112がオン状態となって、垂直信号線109の電位がリセットのための基準電位VRDに設定される。また。上記期間T1では、上記リセットトランジスタ105のゲート端子に入力される垂直走査回路110からの駆動パルスφR(n)がローレベルからハイレベル、ローレベルと変化して、信号電荷蓄積部108の電位が基準電位VRDにリセットされる。
次に、期間T2では、上記垂直走査回路110からの駆動パルスφS1がローレベルであるため、この駆動パルスφS1がインバータ114を介して入力されたトランジスタ115がオンになって、垂直信号線109に定電流負荷トランジスタ104が接続される。この定電流負荷トランジスタ104と増幅用トランジスタ103とが組み合わされてソースフォロワ回路になって、上記基準電位VRDにリセットされた電荷蓄積部108の電位を入力としたソースフォロワ回路からの出力が垂直信号線109に出力される。
次に、期間T3では、上記垂直走査回路110からの駆動パルスφT(n)がハイレベルになって、上記転送トランジスタ102がオンになって、フォトダイオード101に蓄積された信号電荷が信号電荷蓄積部108に転送される。
上記信号電荷の転送後、期間T4では、上記垂直走査回路110からの駆動パルスφT(n)がローレベルになって、転送トランジスタ102がオフに戻る。このとき、上記電荷蓄積部108には、基準電位VRDにリセットされた電位から、転送された信号電荷分だけ変位した電位が現れる。それと同時に、その変位した電位を入力とする上記ソースフォロワ回路からの出力が垂直信号線109に出力される。
次に、期間T5では、上記垂直走査回路110からの駆動パルスφS1、φS2がハイレベルとなって、トランジスタ111,116がオン状態になって、垂直信号線109の電位が接地電位に設定される。また、上記期間T5では、リセットトランジスタ105をローレベルからハイレベル、ローレベルと変化させて、信号電荷蓄積部108の電位を接地電位に保持する。
以上の動作により、垂直信号線109において、上記期間T2と期間T4との電位の差信号を後段のCDS(相関2重サンプリング)回路や差動アンプ回路あるいはクランプ回路(これらの回路は当業者によく知られているので、本明細書では説明しない。)で取れば、入射した光によりフォトダイオード101で発生した電荷による実効的な信号が読み出される。
そうして、1水平走査期間(1H)後、上記期間T1〜T5における動作と同様の動作が次に選択された(n+1)行で行われる(nは自然数である。)。このとき、選択されていないn行では、期間T5の状態が継続されていて、リセットトランジスタ105はオフで、また、信号電荷蓄積部108の電位は接地電位に保持されている。そのため、増幅用トランジスタ103は、入力電位が接地電位のため、動作することが無く、したがって、従来1画素内に必要であった行選択用トランジスタが不要になって、1画素当たりのトランジスタの数を低減することできる。
しかしながら、上記従来の増幅型固体撮像装置では、構成および動作において次のような問題が生じる。すなわち、高輝度な被写体の撮像時、過大な信号電荷がブルーミングにより周辺のフォトダイオードに溢れて著しく画質が劣化することを防止するための対策として、転送トランジスタ102をディプリージョンタイプとし、過剰信号電荷に対して、フォトダイオード101から転送トランジスタ102を介して信号電荷蓄積部108へのドレイン経路を設けることが必要である。従来の増幅型固体撮像装置の場合、上記期間T5で信号電荷蓄積部108の電位を接地電位に保持しようとすると、ディプリージョンタイプの転送トランジスタ102を介して逆にフォトダイオード101に電荷が注入されてしまい、フォトダイオード101内の信号電荷情報が失われてしまうといった不具合が生じる。また、接地電位ではなく、フォトダイオード101へ電荷が注入されない程度の高い電位を保持することも可能であるが、その場合、必ずしも増幅用トランジスタ103の入力電位が動作しない電位になるとは限らず、行選択用トランジスタが必要になる。つまり、行選択トランジスタを削除して1画素当たりのトランジスタの数を低減することと、高輝度な被写体を撮像時のブルーミング抑圧機能とは相反することとなる。
特開平11−112018号公報 高橋(H.Takahashi)ら、アイ・エス・エス・シー・シー・ダイジェスト・オブ・テクニカル・ペーパーズ (ISSCC Digest of Technical Papers), pp.108-109(2004)
この発明の課題は、画素サイズを小型化できると共に、高画質の画像を得ることができる増幅型固体撮像装置を提供することにある。
上記課題を達成するため、この発明の増幅型固体撮像装置は、
光電変換素子と上記光電変換素子の信号電荷を転送する転送トランジスタとを有すると共に、画素毎に設けられた複数の光電変換転送部と、
上記光電変換転送部の転送トランジスタの出力側が接続された信号電荷蓄積部に、入力端子が接続される一方、出力端子が信号線に接続されて、上記信号電荷の量を増幅して読み出すと共に、画素に含まれる電荷増幅部と、
上記信号電荷の非読み出し期間に、上記電荷増幅部の入力端子と出力端子とを短絡して上記信号線側から上記信号電荷蓄積部に電位を印加する電位入力機構と
を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、上記電位入力機構によって、信号電荷の非読み出し期間に、電荷増幅部の入力端子と出力端子とを常に短絡して信号線側から信号電荷蓄積部に電位を印加する。このように、信号電荷の非読み出し期間に、電荷増幅部の入力端子と出力端子とを常に短絡して、電荷増幅部の増幅動作を停止するので、単位画素に従来必要であった選択トランジスタが不要になる。したがって、1画素当りのトランジスタ数を削減できて、画素サイズを小さくすることができる。
また、トランジスタのための面積の減少分を光電変換素子に割り当てることで、画素サイズが小さくても高感度の増幅型固体撮像装置を実現できる。
また、1実施形態では、
上記光電変換素子が埋め込み型のフォトダイオードであり、
上記転送トランジスタがディプリージョンタイプである。
上記実施形態では、上記光電変換素子が埋め込み型のフォトダイオードであるので、光電変換素子からのからの信号電荷の転送を完全化することができて、低ノイズ化されたより高画質の画像を得ることができる。また、上記転送トランジスタがディプリージョンタイプであるので、高輝度な被写体の撮像時にフォトダイオードに生じる過剰信号電荷を上記転送トランジスタを通して排出して、高輝度な被写体を撮像する時でもブルーミングを抑圧できて、良好な画質を得ることができる。
また、1実施形態では、
上記電荷増幅部は、MOSトランジスタからなって、上記入力端子がゲート、上記出力端子がソースのソースフォロワ形式であり、
上記電位入力機構は、上記信号電荷の非読み出し期間に、上記MOSトランジスタの上記ゲートと上記ソースとを短絡して上記電荷増幅部の増幅動作を止める。
上記実施形態では、上記信号電荷の非読み出し期間に、上記電位入力機構が、上記MOSトランジスタのゲートとソースとを常に短絡して、上記ゲートとソースの間の電位差を無くして、動作電流をカットし、増幅動作を行わせない。したがって、単位画素に従来必要であった選択トランジスタが不要になって、画素サイズを小さくできる。
また、1実施形態では、上記電位入力機構は、
上記電荷増幅部の入力端子と出力端子との間に接続されたリセットトランジスタと、
上記信号線の電位を一定の電位に切り替えるスイッチ回路と、
上記信号電荷の非読み出し期間に、上記リセットトランジスタをオンにする制御部と
を含む。
上記実施形態では、上記電位入力機構の一部である制御部が、信号電荷の非読み出し期間に、上記リセットトランジスタを常にオン状態に制御して、信号線と信号電荷蓄積部を短絡して、電荷増幅部を動作させない。したがって、従来、1画素内に必要であった行選択用トランジスタが不必要になって、1画素当たりのトランジスタ数を削減することができる。
また、高輝度な被写体の撮像時、光電変換素子に過剰信号電荷が生成されるが、この過剰信号電荷は、ディプリージョンタイプの転送トランジスタを通り、さらに、信号電荷蓄積部およびリセットトランジスタを通って、信号線へ排出される。このように、高輝度な被写体の撮像時に、光電変換素子に生じる過剰信号電荷は、ディプリージョンタイプの転送トランジスタ、信号電荷蓄積部およびリセットトランジスタからなるドレイン経路を通して信号線に排出されるから、高輝度な被写体を撮像する時のブルーミングを抑圧することができる。
また、1実施形態では、
上記リセットトランジスタはディプリージョンタイプである。
上記実施形態では、上記リセットトランジスタはディプリージョンタイプであるから、上記電荷増幅部の入力端子と出力端子を上記一定の電位に短絡する際、リセット電位である上記一定電位を電源電位に設定でき、電荷増幅部を構成するソースフォロワ回路動作のダイナミックレンジを十分確保することができる。
また、ディプリージョンタイプの転送トランジスタおよびディプリージョンタイプのリセットトランジスタによって、高輝度な被写体を撮像する時でもブルーミング抑圧機能を持つことができる。詳しくは、各画素について、大部分の期間は非読み出し期間であって、この非読み出し期間には、リセットトランジスタによって、信号電荷蓄積部と信号線とは常に短絡されて、上記信号電荷蓄積部および信号線の電位はリセット電位にリセットされている。そのため、高輝度な被写体の撮像時、光電変換素子に生成された過剰信号電荷は、ディプリージョンタイプの転送トランジスタを通り、さらに、信号電荷蓄積部およびリセットトランジスタを通って、信号線へ排出される。このように、高輝度な被写体の撮像時にフォトダイオードに生じる過剰信号電荷は、ディプリージョンタイプの転送トランジスタ、信号電荷蓄積部およびリセットトランジスタからなるドレイン経路を通して信号線に排出されるから、高輝度な被写体を撮像する時に、ブルーミングを抑圧することができる。
また、1実施形態では、
上記リセットトランジスタはエンハンスメントタイプであり、
上記リセットトランジスタの構造と同一構造のトランジスタを含むと共に、上記一定の電位を上記スイッチ回路に出力する電位発生回路を
備え、
上記電位発生回路と上記リセットトランジスタとは同一半導体基板上に形成されている。
上記実施形態では、上記リセットトランジスタと上記電位発生回路とが同一半導体基板上に形成されていると共に、上記電位発生回路が上記リセットトランジスタと同一構造のトランジスタを含むので、上記リセットトランジスタと上記電位発生回路のトランジスタとは、プロセスのばらつきや温度変化があっても、閾値等の特性が同様に変化する。したがって、上記電位発生回路は、プロセスのばらつきや温度変化があっても、常に最適な一定電位つまりリセット電位を出力して、電荷増幅部のダイナミックレンジを狭めることなく、かつ、過剰な信号電荷に対してリセットトランジスタをオンすることが可能である。
また、1実施形態では、
上記スイッチ回路は、上記信号線を上記一定の電位とソースフォロワ形式の負荷回路とに切り替える。
上記実施形態では、上記電荷増幅部の出力側にソースフォロワ形式の負荷回路を接続して、信号電荷の読み出し期間に、ソースフォロワ回路構成で、信号電荷の増幅を行うことができる。
また、1実施形態では、
上記複数の光電変換転送部の複数の転送トランジスタの出力側が、一つの上記電荷増幅部の入力側に接続されて、上記電荷増幅部が複数の画素に共有されている。
上記実施形態では、複数の光電変換転送部が単一の電荷増幅部を共有することになり、1画素当りのトランジスタ数をさらに削減できて、小画素サイズでも高感度の増幅型固体撮像装置を実現できる。
また、1実施形態では、
上記電荷増幅部の電源線に印加される電位を制御する電源制御機構を備える。
上記実施形態によれば、上記電源制御機構によって、上記電源線と上記信号電荷蓄積部とのカップリング容量を介して、上記信号電荷蓄積部の基準電位を引き上げることができ、上記電荷増幅部の動作のダイナミックレンジを広くすることができる。
また、1実施形態では、
上記電荷増幅部の電源線と上記信号電荷蓄積部とは、上記電源制御機構によって上記電源線の電位を上昇させたときに、上記信号電荷蓄積部の電位が上昇するようなカップリング容量を有するように、配置されている。
また、1実施形態では、
上記電源制御機構は、上記電荷増幅部の電源線を、一定電位とフローテイング電位とに切り替える。
上記実施形態では、上記電源線をフローテイング電位とした後、読み出し動作を行う直前に上記一定電位に切り替えることによって、上記電源線と上記信号電荷蓄積部のカップリング容量を通して、上記信号電荷蓄積部の基準電位を引き上げることができ、上記電荷増幅部の動作のダイナミックレンジを広くすることができる。
また、1実施形態では、
上記電源制御機構は、上記電荷増幅部の電源線を、互いに異なる所定電位に切り替える。
上記実施形態によれば、上記電源線を低い電位とした後、読み出し動作を行う直前に高い電位に切り替えることで、上記電源線と上記信号電荷蓄積部のカップリング容量を通して、上記信号電荷蓄積部の基準電位を引き上げることができ、上記電荷増幅部の動作のダイナミックレンジを広くすることができる。
また、1実施形態では、
上記電源制御機構は、上記電荷増幅部の電源線を、互いに異なる所定電位と、ソースフォロワ形式の負荷回路とに切り替える。
上記実施形態では、上記電源線を異なる所定電位(高電位と低電位)のうちの高電位とした後、読み出し動作を行う直前に上記ソースフォロワ形式の負荷回路に切り替えることで、上記電源線と上記信号電荷蓄積部のカップリング容量を通して、上記信号電荷蓄積部の基準電位を引き上げることができ、上記電荷増幅部の動作のダイナミックレンジを広くすることができる。
また、1実施形態では、
上記電源制御機構は、上記電荷増幅部の電源線と所定電位とを、切り替えられる低抵抗または高抵抗を介して接続する。
上記実施形態では、上記電源線と所定電位とを低抵抗で接続した後、読み出し動作を行う直前に、高抵抗で接続するように切り替えて、上記電源線と上記信号電荷蓄積部のカップリング容量を通して、上記信号電荷蓄積部の基準電位を引き上げることができ、上記電荷増幅部の動作のダイナミックレンジを広くすることができる。
以上より明らかなように、この発明の増幅型固体撮像装置によれば、画素サイズを小型化できると共に、高画質、高ダイナミックレンジの画像を得ることができる。
また、この発明の増幅型固体撮像装置は、小型、高性能イメージセンサの形成に極めて有用である。
以下、この発明の増幅型固体撮像装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の増幅型固体撮像装置の一例としての2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。
ここで、10はすべての画素の各々に存在する光電変換転送部、11は画素に含まれる電荷増幅機構、12は第i列に存在する全ての電荷増幅機構11に対して共通の定電流負荷トランジスタ4からなる定電流負荷回路、13は上記定電流負荷トラジスタ4で構成される定電流負荷回路12と一定電位(図1では電源電位VDD)とを切り替えるスイッチ回路である。25は制御部の一例としての垂直走査回路である。上記光電変換転送部10と電荷増幅機構11で単位画素を構成する。
図1では、複数行および複数列にマトリクス状に配列された画素のうち、第n,n’行、第i列目のみを示している。但し、n,n’,iは自然数である。
上記光電変換転送部10は、光電変換素子の一例としてのフォトダイオード1とディプリージョンタイプの転送トランジスタ2からなる。
また、上記電荷増幅機構11は、上記光電変換転送部10の転送トランジスタ2の出力側が接続された信号電荷蓄積部8と、この信号電荷蓄積部8に入力端子が接続される一方、出力端子が信号線としての垂直信号線9に接続された電荷増幅部の一例としてのMOSトランジスタ3と、上記MOSトランジスタ3の入力端子としてのゲートと出力端子としてのソースとの間に接続されたディプリージョンタイプのリセットトランジスタ5とからなる。上記MOSトランジスタ3は、定電流負荷トランジスタ4とともにドレイン接地型のソースフォロワ回路を構成する。
また、上記垂直信号線9を定電流負荷回路12とリセット電位である一定電位(電源電位VDD)とに切り替えるために、スイッチ回路13を設けている。このスイッチ回路13は、垂直走査回路25からの共通のパルスφSで制御される互いに逆相の切り替え用トランジスタ131,132からなる。
上記リセットトランジスタ5、垂直走査回路25およびスイッチ回路13は、信号電荷の非読み出し期間に、上記MOSトランジスタ3のゲートとソースとを短絡して垂直信号線9側から上記信号電荷蓄積部8に一定の電位(リセット電位)を印加する電位入力機構の一例を構成する。
図1に示すように、上記垂直走査回路25からの転送トランジスタ駆動信号線21は、行方向に配列された複数の光電変換転送部10(図1では一つのみを示す)の転送トランジスタ2のゲートに接続している。また、上記垂直走査回路25からのリセットトランジスタ駆動信号線22は、電荷増幅機構11のリセットトランジスタ5のゲートに接続している。また、n行目の光電変換転送部10の転送トランジスタ2のゲートには、垂直走査回路25から転送トランジスタ駆動信号線21を介して駆動パルスφT(n)が印加され、n行目の電荷増幅機構11のリセットトランジスタ5のゲートには垂直走査回路25からリセットトランジスタ駆動信号線22を介して駆動パルスφR(n)が印加される。また、上記垂直信号線9を定電流負荷回路12と一定電位(電源電位VDD)とに切り替えるために、垂直走査回路25から、スイッチ回路駆動信号線23を介して駆動パルスφSがスイッチ回路13の互いに逆相のトランジスタ131,132のゲートに印加される。
図1に示す2次元増幅型固体撮像装置の動作を図2を参照しながら説明する。まず、選択行つまり読み出し行がn行である場合を説明する。
図2に示すように、期間T1では、n行目の電荷増幅機構11のリセットトランジスタ5のゲートに印加される駆動パルスφR(n)がハイレベルであるため、リセットトランジスタ5がオン状態であり、かつ、スイッチ回路13に入力される駆動パルスφSがローレベルのため、垂直信号線9は電源電位VDDに接続される。したがって、信号電荷蓄積部8および垂直信号線9は、ともに、電源電位VDDにリセットされる。
次に、期間T2では、駆動パルスφR(n)がローレベルとなって、リセットトランジスタ5はオフ状態となる。
次に、期間T3では、駆動パルスφSがハイレベルとなって、垂直信号線9は定電流負荷トランジスタ4に接続される。これにより、電源電位VDDにリセットされた信号電荷蓄積部8を入力として、電荷増幅部としてのMOSトランジスタ3と定電流負荷トランジスタ4とで構成されたソースフォロワ回路の出力が、垂直信号線9に出力される。このときに得られる垂直信号線9の電位がこの画素の基準電位である。
次の期間T4は、画素のフォトダイオード1で光電変換された信号電荷が、信号電荷蓄積部8に読み出される期間である。駆動パルスφT(n)がハイレベルになって、n行目の転送トランジスタ2がオンになり、この転送トランジスタ2を通して、n行目のフォトダイオード1に蓄積された信号電荷が、信号電荷蓄積部8に読み出される。
上記フォトダイオード1に蓄積された信号電荷が、信号電荷蓄積部8に完全に読み出された後、次の期間T5では、駆動パルスφT(n)がローレベルとなって、転送トランジスタ2がオフになる。このため、上記信号電荷蓄積部8では、期間T3での電位から、信号電荷の転送による変化分だけずれた電位が保持され、その保持された信号レベル(電位)が上記ソースフォロワ回路で増幅されて、垂直信号線9に出力される。このときに得られる垂直信号線9の電位がこの画素の信号となる。
次の期間は、上記期間T1と同じであり、信号電荷蓄積部8および垂直信号線9の電位は、ともに電源電位VDDにリセットされる。
以上の動作により、垂直信号線9において、期間T3の電位と期間T5の電位との差信号を後段のCDS(相関2重サンプリング)回路や差動アンプ回路あるいはクランプ回路(これらの回路は当業者に周知なので、説明は省略する)で取れば、n行目の画素に入射した光により発生した電荷による実効的な信号が読み出される。
次に、非選択のn’行について説明する。n’行が非選択つまりn’行が信号電荷の非読み出し時には、垂直走査回路25からの駆動パルスφR(n')が常時ハイレベルである。そのため、上記駆動パルスφR(n')がゲートに印加されるn’行目の電荷増幅機構11のリセットトランジスタ5は、非選択つまり信号電荷の非読み出し時には、常時オン状態である。そのため、信号電荷の非読み出し時には、上記信号電荷蓄積部8および垂直信号線9の電位は同一電位となる。これは、増幅部としてのMOSトランジスタ3のゲートソース間電圧が0Vであることを意味し、非選択のn’行の増幅部としてのMOSトランジスタ3はドレインソース間電流が流れないオフ状態となって、ソースフォロワ回路として動作することはない。一方、転送トランジスタ2のゲートに印加される駆動パルスφT(n’)はローレベルを続けるため、転送トランジスタ2はオフ状態を続けて、フォトダイオード1から信号電荷が電荷蓄積部8に読み出されることが無い。
また、各画素について、大部分の期間は上記期間T1(非読み出し期間)であって、この非読み出し期間には、リセットトランジスタ5によって、信号電荷蓄積部8と垂直信号線9とは短絡されて、上記信号電荷蓄積部8および垂直信号線9の電位は電源電位VDDにリセットされている。そのため、高輝度な被写体の撮像時、フォトダイオード1に過剰信号電荷が生成されるが、この過剰信号電荷は、この過剰信号電荷のためにソース電位が下がり、その結果ゲートソース間の電位差が上がり、零近くになってオン状態になったディプリージョンタイプの転送トランジスタ2を通り、さらに、信号電荷蓄積部8およびリセットトランジスタ5を通って、垂直信号線9へ排出される。このように、高輝度な被写体の撮像時にフォトダイオード1に生じる過剰信号電荷は、ディプリージョンタイプの転送トランジスタ2、信号電荷蓄積部8およびリセットトランジスタ5からなるドレイン経路を通して垂直信号線9に排出されるから、この2次元増幅型固体撮像装置は、高輝度な被写体を撮像する時のブルーミングを抑圧する機能を持つこととなる。
上記構成の2次元増幅型固体撮像装置によれば、非選択行(非読み出し行)n’について、垂直走査回路25からの駆動パルスφR(n')によってリセットトランジスタ5をオン状態にして、垂直信号線9と信号電荷蓄積部8を短絡させるので、行選択用トランジスタを用いることなく、非選択行n’の電荷増幅部であるMOSトランジスタ3を動作させないようにすることができる。このように、従来、1画素内に必要であった行選択用トランジスタが不必要になるから、1画素当たりのトランジスタ数を削減することができて、小サイズで画素を形成することができる。
また、このトランジスタのための面積の削減分をフォトダイオードに割り当てることで、画素サイズが小さくても高感度の増幅型固体撮像装置を実現できる。
また、上記画素の光電変換素子として、埋め込み型のフォトダイオード1を用いるので、フォトダイオード1からの信号電荷の転送を完全化することができて、低ノイズ化されたより高画質の画像を得ることができると共に、高輝度な被写体を撮像する時でもブルーミングの抑圧機能を併せ持つこととなる。
図3は、図1に示す2次元増幅型固体撮像装置の他の動作を説明するタイミング図である。図2との違いは、読み出し動作を開始する前に期間Tshtが存在することである。これは、フォトダイオード1で光電変換された信号電荷の蓄積前に同時に全画素をリセットするためである。
上記期間Tshtにおいて、スイッチ回路13への駆動パルスφSと全行のリセットトランジスタ5のゲートに印加される駆動パルスφR(n)、φR(n')は、期間T1と同じ状態であるため、垂直信号線9と信号電荷蓄積部8とが短絡されて、垂直信号線9と信号電荷蓄積部8はともに電源電位VDDに維持されている。それと同時に、全画素の光電変換転送部10内の転送トランジスタ2への駆動パルスφT(n)、φT(n')がハイレベルになって、転送トランジスタ2によりフォトダイオード1に蓄積された信号電荷が、信号電荷蓄積部8に完全に読み出される。上記垂直信号線9と信号電荷蓄積部8が電源電位VDDのため、全画素のフォトダイオード1に蓄積されている信号電荷が電源電位VDDに同時に掃出されるわけである。上記期間Tshtの後から、すべてのフォトダイオード1内で光電荷つまり信号電荷の蓄積が同時に開始されるが、期間T1以降の動作は既に図2に関して説明したシーケンスと同様である。これにより、従来、ローリングシャッタ動作に伴う光電荷の蓄積開始時間差により生じる画像の歪みを防止できて、時間歪の無い良好な画像が得ることができる。
(第2実施形態)
図4は、この発明の第2実施形態の増幅型固体撮像装置の一例としての2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。図4において、図1に示す第1実施形態の構成要素と同一構成要素は、同一参照番号を付して、説明を省略する。
この第2実施形態では、電荷増幅機構211は、MOSトランジスタ3と、信号電荷蓄積部8と、エンハンスメントタイプのリセットトランジスタ55とからなる。
図1に示す第1実施形態では、ソースフォロワ回路の動作可能な下限は、垂直信号線9の電位と、ディプリージョンタイプのリセットトランジスタ5のオフ時のゲート下のポテンシャルとによって決定される。上記垂直信号線9の電位がそのポテンシャル以下に下がった場合、垂直信号線9からリセットトランジスタ5のゲート下を通過して信号電荷蓄積部8に電荷注入が起こって、正常な信号電荷(光電荷)の電荷増幅ができなくなってしまう。
そのため、図4に示す第2実施形態では、リセットトランジスタ55をエンハンスメントタイプにして、上記現象に対して対策すると共に、信号電荷蓄積部8のリセットのための一定電位を、エンハンスメントタイプのリセットトランジスタ55がオンすることが可能なように、電源電位VDDよりも低いリセット電位VRDとしている(第1実施形態では、リセット電位を、電源電位VDDにしている)。ここで、一定電位としてのリセット電位が高すぎると、過剰な信号電荷に対してリセットトランジスタ55がオンできなくなる一方、リセット電位が低すぎると、ソースフォロワ回路の動作可能な上限が下がってソースフォロワ回路の動作のダイナミックレンジが狭くなる。
そこで、第2実施形態では、プロセスばらつきや温度変化などに追従して、常に最適なリセット電位VRDを出力するために、図5に示す電位発生回路30を用いている。この電位発生回路30は、上記リセットトランジスタ55と同一構造の駆動トランジスタ155と定電流負荷トランジスタ36とから構成されていて、駆動トランジスタ155と定電流負荷トランジスタ36との接続点からリセット電位VRDをスイッチ回路13に出力している。ここで、上記リセットトランジスタ55と駆動トランジスタ155とが同一構造とは、それらの形態、寸法および構成要素の材料が実質的に同じことを言う。さらに、図示しないが、上記リセットトランジスタ55と上記電位発生回路30とは、同一半導体基板上に形成されている。
このように、上記リセットトランジスタ55と上記電位発生回路30とが同一半導体基板上に形成されていると共に、上記リセットトランジスタ55と駆動トランジスタ155とが同一構造を有するから、上記リセットトランジスタ55と駆動トランジスタ155とは、プロセスばらつきや温度変化があっても、閾値等の特性が同様に変化する。したがって、プロセスばらつきや温度変化があっても、常に最適なリセット電位VRDを出力して、上記ソースフォロワ回路のダイナミックレンジを狭めることなく、かつ、過剰な信号電荷に対してリセットトランジスタ55をオンすることが可能である。
(第3実施形態)
図6は、この発明の第3実施形態の増幅型固体撮像装置の一例としての2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。図6において、図1に示す第1実施形態の構成要素と同一構成要素は、同一参照番号を付して、説明を省略する。
第3実施形態の2次元増幅型固体撮像装置は、2つの光電変換転送部10,10が1つの電荷増幅機構11を共有している点と、それに合わせて垂直走査回路75が第1実施形態の垂直走査回路25と異なること以外は第1実施形態と同一の構成をしている。
図6では、複数行、複数列の画素の内、2行、1列のみを示し、他の行、列を省略している。図6において、2行ずつを一組として第n組目、第i列目の画素を示している。本明細書では、n組目の行のうち1番目の行を、(n、1)行と記載し、n組目の行うち2番目の行を、(n、2)行と記載する。
上記各画素は、光電変換転送部10と信号電荷増幅機構11から構成されるが、単一の信号電荷増幅機構11が(n、1)行の画素と(n、2)行の画素に共有されている。すなわち、単一の信号電荷蓄積部8、単一の電荷増幅部としてのMOSトランジスタ3および単一のリセットトランジスタ5からなる単一の電荷増幅機構11が、(n、1)行の画素と(n、2)行の画素に共有されているのである。
図7を参照しながら、図6の第3実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の動作を説明する。
まず、n組目の(n、1)行と(n、2)行を順次選択した場合を説明する。図6および7に示すように、(n、1)行の画素を選択した場合(読み出す場合)の期間T1からT5の動作は、第1実施形態のn行の画素を選択した場合の図2に示す期間T1からT5の動作と全く同じである。図7に示すように、垂直走査回路75からの駆動パルスφT(n、1)がハイレベルになって、(n、1)行目の転送トランジスタ2がオン状態になって、フォトダイオード1に蓄積されていた信号電荷が信号電荷蓄積部8に転送される。そして、信号電荷増幅部としてのMOSトランジスタ3から信号電荷が増幅して垂直信号線9に読み出される。1水平走査期間(1H)後、同様に、(n、2)行目の画素の読み出しが行われる。すなわち、上記垂直走査回路75からの駆動パルスφT(n、2)がハイレベルになって、(n、2)行目の転送トランジスタ2がオン状態になって、フォトダイオード1に蓄積されていた信号電荷が信号電荷蓄積部8に転送される。そして、信号電荷増幅部としてのMOSトランジスタ3から信号電荷が増幅して垂直信号線9に読み出される。
次に、図7に示すように、非選択のn’行の場合は、図1の第1実施形態の増幅型固体撮像装置の例と全く同じである。すなわち、垂直走査回路75からの駆動パルスφR(n')によってリセットトランジスタ5がオン状態であるから、非選択(非読み出し時)のn’行の増幅用のMOSトランジスタ3はソースフォロワ回路として動作することはない。
このように、上記2次元増幅型固体撮像装置では、非選択行について、リセットトランジスタ5をオン状態にして垂直信号線9と信号電荷蓄積部8を短絡させるので、非選択行の信号電荷増幅部としてのMOSトランジスタ3を動作しないようにすることができ、したがって、従来、1画素内に必要であった行選択用トランジスタが不必要になって、1画素当たりのトランジスタ数を削減することができる。
また、第1実施形態と同様に、第3実施形態の2次元増幅型固体撮像装置は、ディプリージョンタイプの転送トランジスタ2およびディプリージョンタイプのリセットトランジスタ5の機能によって、高輝度な被写体を撮像する時でもブルーミング抑圧機能を持つこととなる。
さらに、第3実施形態の2次元増幅型固体撮像装置は、2画素あたり1つの共通部11、すなわち、単一の増幅手段11が2画素に含まれているので、第1実施形態の増幅型固体撮像装置では3トランジスタ/1画素であったのものが、この第3実施形態では、4トランジスタ/2画素=2トランジスタ/1画素となる。すなわち、第3実施形態の増幅型固体撮像装置では、1画素あたりのトランジスタの数をさらに削減することができる。
この第3実施形態では、2行分の光電変換転送部10,10が一つの電荷増幅機構11を共有しているが、3行以上の光電変換転送部10,10,10,…が単一の電荷増幅機構11を共有してもよい。その場合は、さらに、1画素あたりのトランジスタの数を削減することができて、画素サイズの小型化に極めて貢献できる。
(第4実施形態)
図8は、この発明の第4実施形態の増幅型固体撮像装置の一例としての2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。
第3実施形態では、上下の2行の光電変換転送部10,10に対して共通の単一の電荷増幅機構11を設けていたが、この第4実施形態では、左右の2列×上下の2行の光電変換転送部10,10,10,10に対して共通の単一の電荷増幅機構11を設けている。したがって、4つの光電変換転送部10,10,10,10に対して、共通に、単一の信号電荷蓄積部8、単一の電荷増幅部としてのMOSトランジスタ3および単一のリセットトランジスタ5からなる単一の電荷増幅機構11が存在することになる。1画素は、1つの光電変換転送部10と、共通の単一の電荷増幅機構11とにより構成される。
図8に示すように、制御部の一例としての垂直走査回路125は、偶数列の光電変換転送部10,10の転送トランジスタ2、2のゲートに、駆動パルスφT(n,1E),φT(n,2E)を出力する一方、奇数列の光電変換転送部10,10の転送トランジスタ2、2のゲートには、駆動パルスφT(n,1O),φT(n,2O)を出力する。
上記構成の2次元増幅型固体撮像装置においては、上記垂直走査回路125がn組目の1行目または2行目、および、偶数列または奇数列を区別する駆動パルスφT(n,1E),φT(n,2E),φT(n,1O),φT(n,2O)を転送トランジスタ2,2,2,2のゲートに出力して、フォトダイオード1,1,1,1のうちの読み出し画素に含まれる一つからの信号電荷を、転送トランジスタ2を通して信号電荷蓄積部8に転送する。
図9に示すように、第4実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の動作は、選択画素(読み出し画素)についての期間T1からT5の動作は、第3実施形態の選択した画素についての図7に示す期間T1からT5の動作と全く同じであり、また、非選択画素(非読み出し画素)についても第3実施形態の非選択画素についての図7に示す動作と全く同じである。すなわち、非選択画素について、上記垂直走査回路125からの駆動パルスφR(n)により、リセットトランジスタ5をオン状態にして、垂直信号線9と信号電荷蓄積部8を短絡させて、電荷増幅部としてのMOSトランジスタ3を動作させないようにすることによって、従来、1画素内に必要であった行選択用トランジスタを不必要にして、1画素当たりのトランジスタ数を削減している点は、第3実施の形態と同様である。
また、第4実施形態の2次元増幅型固体撮像装置は、第1および3実施形態と同様に、ディプリージョンタイプの転送トランジスタ2およびディプリージョンタイプのリセットトランジスタ5の機能によって、高輝度な被写体を撮像する時でもブルーミング抑圧機能を持つ。
さらに、第4実施形態の2次元増幅型固体撮像装置は、4画素あたり1つの共通部11、すなわち、単一の増幅手段11が4画素に含まれているので、第3実施形態の増幅型固体撮像装置では2トランジスタ/1画素であったのものが、この第4実施形態では、6トランジスタ/4画素=1.5トランジスタ/1画素となる。すなわち、第4実施形態の増幅型固体撮像装置では、1画素あたりのトランジスタの数をより一層削減することができる。
この第4実施形態では、2行分、2列分の光電変換転送部10,10,10,10が一つの電荷増幅機構11を共有しているが、3行以上、3列以上の光電変換転送部10,10,10,…が単一の電荷増幅機構11を共有してもよい。その場合は、さらに、1画素あたりのトランジスタの数を削減することができて、画素サイズの小型化に極めて貢献できる。
(第5実施形態)
図10は、本発明の第5実施形態の増幅型固体撮像装置の一例としての2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。
ここで、10はすべての画素の各々に存在する光電変換転送部、311は画素に含まれる電荷増幅機構、12は第i列に存在する全ての電荷増幅機構311に対して共通の定電流負荷トランジスタ4からなる定電流負荷回路、213は上記定電流負荷トラジスタ4で構成される定電流負荷回路12と一定電位(図10では電源電位VDD)とフローテイング状態を切り替えるスイッチ回路である。225は制御部の一例としての垂直走査回路である。上記光電変換転送部10と電荷増幅機構311で単位画素を構成する。
図10では、複数行および複数列にマトリクス状に配列された画素のうち、第n行、第i列目のみを示している。但し、n,iは自然数である。
上記光電変換転送部10は、光電変換素子の一例としてのフォトダイオード1とディプリージョンタイプの転送トランジスタ2からなる。
また、上記電荷増幅機構311は、上記光電変換転送部10の転送トランジスタ2の出力側が接続された信号電荷蓄積部8と、この信号電荷蓄積部8に入力端子が接続される一方、電源側が垂直電源線7、出力端子が信号線としての垂直信号線9に接続された電荷増幅部の一例としてのMOSトランジスタ3と、上記MOSトランジスタ3の入力端子としてのゲートと出力端子としてのソースとの間に接続されたリセットトランジスタ55とからなる。上記MOSトランジスタ3は、定電流負荷トランジスタ4とともにドレイン接地型のソースフォロワ回路を構成する。
また、上記垂直信号線9を定電流負荷回路12とリセット電位である一定電位(この場合、電源電位VDD)とに切り替え、また、上記MOSトランジスタ3の電源線である垂直電源線7を一定電位(この場合、電源電位VDD)かフローテイング状態に切り替えるための、スイッチ回路213を設けている。このスイッチ回路213は、垂直走査回路225からの駆動パルスφS2で制御される互いに逆相の切り替え用トランジスタ131,132、駆動パルスφS1で制御される切り替え用トランジスタ133からなる。
上記リセットトランジスタ55、垂直走査回路225およびスイッチ回路213は、信号電荷の非読み出し期間に、上記MOSトランジスタ3のゲートとソースとを短絡して垂直信号線9側から上記信号電荷蓄積部8に一定の電位(リセット電位)を印可する電位入力機構の一例を構成する。
図10に示すように、上記垂直走査回路225からの転送トランジスタ駆動信号線21は、行方向に配列された複数の光電変換転送部10(図10では一つのみを示す)の転送トランジスタ2のゲートに接続している。また、上記垂直走査回路225からのリセットトランジスタ駆動信号線22は、電荷増幅機構311のリセットトランジスタ55のゲートに接続している。また、n行目の光電変換転送部10の転送トランジスタ2のゲートには、垂直走査回路225から転送トランジスタ駆動信号線21を介して駆動パルスφT(n)が印加され、n行目の電荷増幅機構311のリセットトランジスタ55のゲートには垂直走査回路225からリセットトランジスタ駆動信号線22を介して駆動パルスφR(n)が印加される。また、上記垂直信号線9を定電流負荷回路12と一定電位(電源電位VDD)とに切り替えるために、垂直走査回路225から、スイッチ回路駆動信号線23を介して駆動パルスφS2がスイッチ回路213の互いに逆相のトランジスタ131,132のゲートに印加される。また、上記垂直電源線7を一定電位(電源電位VDD)とフローテイング状態に切り替えるために、垂直走査回路225から、スイッチ回路駆動信号線24を介して駆動パルスφS1がスイッチ回路213のトランジスタ133のゲートに印加される。このトランジスタ133は、電源制御機構の一例を構成する。
図10に示す2次元増幅型固体撮像装置の動作を、図11を参照しながら説明する。まず、n行が選択行つまり読み出し行である場合を説明する。
図11に示すように、期間T1では、スイッチ回路213に入力される駆動パルスφS1がハイレベル、駆動パルスφS2がローレベルのため、垂直電源線7はフローテイング、垂直信号線9は電源電位VDDに接続される。また、n行目の電荷増幅機構311のリセットトランジスタ55のゲートに印加される駆動パルスφR(n)がハイレベルであるため、信号電荷蓄積部8の電位はVDD−Vth、垂直電源線7の電位はVDD−Vth−Vthとなる。ここで、VthはMOSトランジスタ3やリセットトランジスタ55の閾値電圧である。
次に、期間T2では、駆動パルスφS1がローレベルとなって、トランジスタ133がオン状態になって、垂直電源線7は電源電位VDDになるとともに、信号電荷蓄積部8の電位は垂直電源線7とのカップリング容量によるブートストラップ効果により電位がΔVbstだけ上昇し、VDD−Vth+ΔVbstとなる。ここで

ΔVbst=2*Vth*Cbst/(Cbst+Cfd) (1)

であり、Cbstは信号電荷蓄積部8と垂直電源線7の間のカップリング容量、Cfdは信号電荷蓄積部8の寄生容量を表す。例えば、Cbst=1fF、Cfd=2fF、Vth=0.6Vの時、ΔVbst=0.4Vとなる。
上記カップリング容量Cbstは、信号電荷蓄積部8と垂直電源線7とを互いに近傍に位置させ、かつ、重なる部分が多くなるように配置することによって、十分に大きな値を持つようにしていて、ブートストラップ効果が得られるようにしている。
次に、期間T3では、駆動パルスφR(n)がローレベルとなって、リセットトランジスタ55はオフ状態となる。
次に、期間T4では、駆動パルスφS2がハイレベルとなって、垂直信号線9は定電流負荷トランジスタ4に接続される。これにより、ブートストラップ効果で、VDD−Vth+ΔVbstの電位となった信号電荷蓄積部8を入力として、電荷増幅部としてのMOSトランジスタ3と定電流負荷トランジスタ4とで構成されたソースフォロワ回路の出力が、垂直信号線9に出力される。このときに得られる垂直信号線9の電位がこの画素の基準電位である。
次の期間T5は、画素のフォトダイオード1で光電変換された信号電荷が、信号電荷蓄積部8に読み出される期間である。駆動パルスφT(n)がハイレベルになって、n行目の転送トランジスタ2がオンになり、この転送トランジスタ2を通して、n行目のフォトダイオード1に蓄積された信号電荷が、信号電荷蓄積部8に読み出される。
上記フォトダイオード1に蓄積された信号電荷が、信号電荷蓄積部8に完全に読み出された後、次の期間T6では、駆動パルスφT(n)がローレベルとなって、転送トランジスタ2がオフになる。このため、上記信号電荷蓄積部8では、期間T4での電位から、信号電荷の転送による変化分だけずれた電位が保持され、その保持された信号レベル(電位)が上記ソースフォロワ回路で増幅されて、垂直信号線9に出力される。このときに得られる垂直信号線9の電位がこの画素の信号となる。
次の期間は、上記期間T1と同じであり、信号電荷蓄積部8の電位はVDD−Vth、垂直電源線7の電位はVDD−Vth−Vthとなる。
以上の動作により、垂直信号線9において、期間T4の電位と期間T6の電位との差信号を後段のCDS(相関2重サンプリング)回路や差動アンプ回路あるいはクランプ回路(これらの回路は当業者に周知なので、説明は省略する)で取れば、n行目の画素に入射した光により発生した電荷による実効的な信号が読み出される。
次に、非選択行n’行の場合について説明する。ここで、n’は自然数を表す。n’行が非選択つまり信号電荷の非読み出し時には、垂直走査回路225からの駆動パルスφR(n’)が常時ハイレベルであり、駆動パルスφT(n’)は常時ローレベルである。
期間T1からT2は、読み出し行と同じ動作であり電荷蓄積部8も同じ電位変化となる。
期間T3では、駆動パルスφR(n’)がハイレベルのままであるが、電荷蓄積部8も同じ電位である。
期間T4では、選択行n行のソースフォロワ出力が垂直信号線9に低い電位として出力され、一方、非選択行n’行の駆動パルスφR(n’)がハイレベルのままであるため、リセットトランジスタ55を介して、電荷蓄積部8と垂直信号線9の電位が同一になる。これは、増幅部としてのMOSトランジスタ3のゲートソース間電圧が0Vであることを意味し、非選択のn’行の増幅部としてのMOSトランジスタ3はドレインソース間電流が流れないオフ状態となって、ソースフォロワ回路として動作することはない。
期間T5では、転送トランジスタ2のゲートに印可される駆動パルスφT(n’)はローレベルを続けるため、転送トランジスタ2はオフ状態を続けて、フォトダイオード1から信号電荷が電荷蓄積部8に読み出されることが無い。また、期間T4と同様にMOSトランジスタ3はドレインソース間電流が流れないオフ状態となって、ソースフォロワ回路として動作することはない。期間T6は期間T5と同様である。
また、各画素について、大部分の期間は上記期間T1(非読み出し期間)であって、この非読み出し期間には、リセットトランジスタ55を介して、信号電荷蓄積部8から垂直信号線9へと電荷排出経路がある。そのため、高輝度な被写体の撮像時、フォトダイオード1に過剰信号電荷が生成されるが、この過剰信号電荷のためにソース電位が下がり、その結果ゲートソース間の電位差が上がり、零近くになってオン状態になったディプリージョンの転送トランジスタ2を通り、さらに、信号電荷蓄積部8およびリセットトランジスタ55を通って、垂直信号線9へ排出される。このように、高輝度な被写体の撮像時にフォトダイオード1に生じる過剰信号電荷は、ディプリージョンタイプの転送トランジスタ2、信号電荷蓄積部8およびリセットトランジスタ55からなるドレイン経路を通して垂直信号線9に排出されるから、この2次元増幅型固体撮像装置は、高輝度な被写体を撮像する時のブルーミングを抑圧する機能を持つこととなる。
上記構成の2次元増幅型固体撮像装置によれば、非選択行(非読み出し行)n’について、垂直走査回路225からの駆動パルスφR(n')によってリセットトランジスタ55をオン状態にして、信号出力時に垂直信号線9と信号電荷蓄積部8を短絡させるので、行選択用トランジスタを用いることなく、非選択行n’の電荷増幅部であるMOSトランジスタ3を動作させないようにすることができる。このように、従来、1画素内に必要であった行選択用トランジスタが不必要になるから、1画素当たりのトランジスタ数を削減することができて、小サイズで画素を形成することができる。このトランジスタのための面積の削減分をフォトダイオードに割り当てることで、画素サイズが小さくても高感度の増幅型固体撮像装置を実現できる。
また、上記構成の2次元増幅型固体撮像装置によれば、ブートストラップ効果によって電荷蓄積部8の電位を高電位に設定でき、ソースフォロワ回路の動作電圧の範囲を広げることができ、回路動作の高ダイナミックレンジが可能となる。画素のレイアウトを工夫することにより、Cbstの高容量化が可能な場合、さらに高ダイナミックレンジ動作ができる。例えばCbst=2fFの場合(Cfd、Vthは同様値)、ΔVbst=0.6Vと上がる。
また、上記画素の光電変換素子として、埋め込み型のフォトダイオード1を用いるので、フォトダイオード1からの信号電荷の転送を完全化することができて、低ノイズ化されたより高画質の画像を得ることができると共に、高輝度な被写体を撮像する時でもブルーミングの抑圧機能を併せ持つこととなる。
(第6実施形態)
図12は、この発明の第6実施形態の増幅型固体撮像装置の一例としての2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。図12において、図10に示す第5実施形態の構成要素と同一構成要素は、同一参照番号を付して、説明を省略する。図10との違いは、垂直電源線7は、所定電位VRD1に接続され、垂直信号線9に与える電位が所定電位VRD2となっていることが異なる。上記所定電位VRD1およびVRD2は、図13に示すように、変化する。上記所定電位VRD1は、電源制御機構の一例としての電源制御部500から出力されて、期間T3〜T7の間は、ハイレベルVDDであり、期間T1,T2の間は、ローレベルVLである。上記電源制御部500は、垂直走査回路275からの駆動パルスφVRD1により制御される。また、上記所定電位VRD2は、図示しない電源制御部から出力されて、期間T2〜T7の間は、ハイレベルVDDであり、期間T1の間は、ローレベルVLである。
図12に示す2次元増幅型固体撮像装置の動作を、図13を参照しながら説明する。まず、n行が選択行つまり読み出し行である場合を説明する。
図13に示すように、期間T1では、スイッチ回路13に入力される駆動パルスφSがローレベルのため、垂直信号線9は所定電位VRD2に接続される。また、n行目の電荷増幅機構311のリセットトランジスタ55のゲートに印加される駆動パルスφR(n)がハイレベルであるため、結局、垂直電源線7の電位、信号電荷蓄積部8の電位、垂直信号線9に電位はすべてローレベルのVLになる。ここでVL電位はディプリージョンタイプの転送トランジスタ2がオンしない程度の電位で約1V程度である。なぜならこれより低い電位であればディプリージョンタイプの転送トランジスタ2を介してフォトダイオード1へ電荷の注入が起こってしまう。
次に、期間T2では、所定電位VRD2が電源電位VDDになるため、信号電荷蓄積部8の電位はVDD−Vthとなる。ここで、VthはMOSトランジスタ3やリセットトランジスタ55の閾値電圧である。
次に、期間T3では、所定電位VRD1が電源電位VDDになるため、信号電荷蓄積部8の電位は同様なブートストラップ効果により電位がΔVbstだけ上昇し、VDD−Vth+ΔVbstとなる。ここで、

ΔVbst=(VDD−VL)*Cbst/(Cbst+Cfd) (2)

であり、同様にCbstは信号電荷蓄積部8と垂直電源線7の間のカップリング容量、Cfdは信号電荷蓄積部8の寄生容量を表す。例えばCbst=1fF、Cfd=2fF、VL=1V、VDD=2.8Vの時、ΔVbst=0.6Vとなる。
上記カップリング容量Cbstは、信号電荷蓄積部8と垂直電源線7とを互いに近傍に位置させ、かつ、重なる部分が多くなるように配置することによって、十分に大きな値を持つようにしていて、ブートストラップ効果が得られるようにしている。
次に、期間T4では、駆動パルスφR(n)がローレベルとなって、リセットトランジスタ55はオフ状態となる。
次に、期間T5では、駆動パルスφSがハイレベルとなって、垂直信号線9は定電流負荷トランジスタ4に接続される。これにより、ブートストラップ効果によりVDD−Vth+ΔVbstの電位となった信号電荷蓄積部8を入力として、電荷増幅部としてのMOSトランジスタ3と定電流負荷トランジスタ4とで構成されたソースフォロワ回路の出力が、垂直信号線9に出力される。このときに得られる垂直信号線9の電位がこの画素の基準電位である。
次の期間T6は、画素のフォトダイオード1で光電変換された信号電荷が、信号電荷蓄積部8に読み出される期間である。駆動パルスφT(n)がハイレベルになって、n行目の転送トランジスタ2がオンになり、この転送トランジスタ2を通して、n行目のフォトダイオード1に蓄積された信号電荷が、信号電荷蓄積部8に読み出される。
上記フォトダイオード1に蓄積された信号電荷が、信号電荷蓄積部8に完全に読み出された後、次の期間T7では、駆動パルスφT(n)がローレベルとなって、転送トランジスタ2がオフになる。このため、上記信号電荷蓄積部8では、期間T5での電位から、信号電荷の転送による変化分だけずれた電位が保持され、その保持された信号レベル(電位)が上記ソースフォロワ回路で増幅されて、垂直信号線9に出力される。このときに得られる垂直信号線9の電位がこの画素の信号となる。
次の期間は、上記期間T1と同じであり、信号電荷蓄積部8の電位、垂直電源線7の電位はVLとなる。
以上の動作により、垂直信号線9において、期間T5の電位と期間T7の電位との差信号を後段のCDS(相関2重サンプリング)回路や差動アンプ回路あるいはクランプ回路(これらの回路は当業者に周知なので、説明は省略する)で取れば、n行目の画素に入射した光により発生した電荷による実効的な信号が読み出される。
非選択行n’行の場合については第5実施形態と同様である。
また、各画素について、第5実施形態と同様に大部分の期間は上記期間T1(非読み出し期間)であって、この非読み出し期間には、リセットトランジスタ55を介して、信号電荷蓄積部8から垂直信号線9へと電荷排出経路があるため、高輝度な被写体を撮像する時のブルーミングを抑圧する機能を持つこととなる。
また第5実施形態と同様に、上記構成の2次元増幅型固体撮像装置によれば、非選択行(非読み出し行)n’について、垂直走査回路25からの駆動パルスφR(n')によってリセットトランジスタ55をオン状態にして、信号出力時に垂直信号線9と信号電荷蓄積部8を短絡させるので、行選択用トランジスタを用いることなく、非選択行n’の電荷増幅部であるMOSトランジスタ3を動作させないようにすることができる。このように、従来、1画素内に必要であった行選択用トランジスタが不必要になるから、1画素当たりのトランジスタ数を削減することができて、小サイズで画素を形成することができる。このトランジスタのための面積の削減分をフォトダイオードに割り当てることで、画素サイズが小さくても高感度の増幅型固体撮像装置を実現できる。
また、上記構成の2次元増幅型固体撮像装置によれば、ブートストラップ効果によって電荷蓄積部8の電位を第5実施形態より、さらに高電位に設定でき、ソースフォロワ回路の動作電圧の範囲を広げることができ、回路動作の高ダイナミックレンジが可能となる。画素のレイアウトを工夫することにより、Cbstの高容量化が可能な場合、さらに高ダイナミックレンジ動作ができる。例えばCbst=2fFの場合(Cfd、Vth、VLは同様値)、ΔVbst=0.9Vと上がる。
また、やはり同様に上記画素の光電変換素子として、埋め込み型のフォトダイオード1を用いるので、フォトダイオード1からの信号電荷の転送を完全化することができて、低ノイズ化されたより高画質の画像を得ることができると共に、高輝度な被写体を撮像する時でもブルーミングの抑圧機能を併せ持つこととなる。
(第7実施形態)
図14は、この発明の第7実施形態の増幅型固体撮像装置の一例としての2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。図14において、図12に示す第6実施形態の構成要素と同一構成要素は、同一参照番号を付して説明を省略する。図12との違いは、垂直電源線7と垂直信号線9は、所定電位VRDと定電流負荷回路12とに、制御パルスφS1、φS2によって制御されるスイッチ回路313を介して接続される点である。このスイッチ回路313は、電源制御機構の一例を構成する。
図14に示す2次元増幅型固体撮像装置の動作を、図6を参照しながら説明する。まず、n行が選択行つまり読み出し行である場合を説明する。
図15に示すように、期間T1では、スイッチ回路313に入力される駆動パルスφS1、φS2ともローレベルのため、垂直信号線9は電位VRDに接続される。またn行目の電荷増幅機構311のリセットトランジスタ55のゲートに印加される駆動パルスφR(n)がハイレベルであるため、結局、垂直電源線7の電位、信号電荷蓄積部8の電位、垂直信号線9に電位はすべて所定電位VRD、この場合VLになる。ここで、VL電位は第6実施形態と同様、ディプリージョンタイプの転送トランジスタ2がオンしない程度の電位で約1V程度である。
次に、期間T2では、所定電位VRDが電源電位VDDになるため、信号電荷蓄積部8の電位はVDD−Vthとなる。一方、駆動パルスφS1がハイレベルになるため垂直電源線7には定電流負荷12に接続され、電位はVDD−Vth−Vthとなる。
ここで、Vthは前記と同様にMOSトランジスタ3やリセットトランジスタ55の閾値電圧である。
次に、期間T3では、駆動パルスφS1がローレベルになるため垂直電源線7は所定VRD、この場合、VDD電位になるため、信号電荷蓄積部8の電位はブートストラップ効果により電位がΔVbstだけ上昇し、VDD−Vth+ΔVbstとなる。ここで、

ΔVbst=2*Vth*Cbst/(Cbst+Cfd) (3)

であり、第5実施形態と同様のブートストラップ効果ΔVbstが得られる。
期間T5以降は、第6の実施形態と同様である。
以上の動作により、やはり同様に、垂直信号線9において、期間T5の電位と期間T7の電位との差信号を後段のCDS(相関2重サンプリング)回路や差動アンプ回路あるいはクランプ回路(これらの回路は当業者に周知なので、説明は省略する)で取れば、n行目の画素に入射した光により発生した電荷による実効的な信号が読み出される。
非選択行n’行の場合については第5実施形態と同様である。
また、各画素について、第5実施形態と同様に大部分の期間は上記期間T1(非読み出し期間)であって、この非読み出し期間には、リセットトランジスタ55を介して、信号電荷蓄積部8から垂直信号線9へと電荷排出経路があるため、高輝度な被写体を撮像する時のブルーミングを抑圧する機能を持つこととなるのも同様である。
また、第5実施形態と同様に、上記構成の2次元増幅型固体撮像装置によれば、非選択行(非読み出し行)n’について、垂直走査回路325からの駆動パルスφR(n')によってリセットトランジスタ55をオン状態にして、信号出力時に垂直信号線9と信号電荷蓄積部8を短絡させるので、行選択用トランジスタを用いることなく、非選択行n’の電荷増幅部であるMOSトランジスタ3を動作させないようにすることができる。このように、従来、1画素内に必要であった行選択用トランジスタが不必要になるから、1画素当たりのトランジスタ数を削減することができて、小サイズで画素を形成することができる。このトランジスタのための面積の削減分をフォトダイオードに割り当てることで、画素サイズが小さくても高感度の増幅型固体撮像装置を実現できる。
また、上記構成の2次元増幅型固体撮像装置によれば、ブートストラップ効果によって電荷蓄積部8の電位を高電位に設定でき、ソースフォロワ回路の動作電圧の範囲を広げることができ、回路動作の高ダイナミックレンジが可能となる。画素のレイアウトを工夫することにより、カップリング容量Cbstの高容量化が可能な場合、さらに高ダイナミックレンジ動作ができることも同様である。
また、やはり同様に上記画素の光電変換素子として、埋め込み型のフォトダイオード1を用いるので、フォトダイオード1からの信号電荷の転送を完全化することができて、低ノイズ化されたより高画質の画像を得ることができると共に、高輝度な被写体を撮像する時でもブルーミングの抑圧機能を併せ持つこととなる。
(第8実施形態)
図16は、この発明の第8実施形態の増幅型固体撮像装置の一例としての2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。図16において、図14に示す第7実施形態の構成要素と同一構成要素は、同一参照番号を付して説明を省略する。図14との違いは、垂直電源線7を定電流負荷12に接続するためのスイッチ回路413内のトランジスタ134の代わりに高抵抗135がトランジスタ133と並列に挿入されている点である。オン時のトランジスタ133は、低抵抗の一例である。
図16に示す2次元増幅型固体撮像装置の動作を、図17を参照しながら説明する。まず、n行が選択行つまり読み出し行である場合を説明する。
図17に示すように、期間T1では、電源制御機構の一例としてのスイッチ回路413に入力される駆動パルスφS1、φS2ともローレベルのため、垂直信号線9は所定電位VRDに接続される。また、n行目の電荷増幅機構311のリセットトランジスタ55のゲートに印加される駆動パルスφR(n)がハイレベルであるため、結局、垂直電源線7の電位、信号電荷蓄積部8の電位、垂直信号線9に電位はすべて所定電位VRD、この場合VLになる。ここで、VL電位は第6実施形態と同様、ディプリージョンタイプの転送トランジスタ2がオンしない程度の電位で約1V程度である。
次に、期間T2では、所定VRDが電源電位VDDになるため、信号電荷蓄積部8の電位はVDD−Vthとなる。一方、制御パルスφS1がハイレベルになるため高抵抗接続された垂直電源線7はVLからVDDへゆっくりと上がってゆく。この時定数は信号電荷蓄積部8の電位がVDD−Vthとなる時定数に比べ十分大きいため、信号電荷蓄積部8の電位はVDD−Vthになってから、さらにブートストラップ効果により徐々にΔVbstだけ電位上昇し、VDD−Vth+ΔVbstとなる。ここで、

ΔVbst=(VDD−VL)*Cbst/(Cbst+Cfd) (4)

であり、第5実施形態と同様のブートストラップ効果ΔVbstが得られる。
次に、期間T3では、制御パルスφS1がローレベルになるため垂直電源線7は所定電位VRD、この場合、VDD電位に低抵抗で接続され、以降は低抵抗接続である。
期間T4以降は、第6実施形態と同様である。
以上の動作により、やはり同様に、垂直信号線9において、期間T5の電位と期間T7の電位との差信号を後段のCDS(相関2重サンプリング)回路や差動アンプ回路あるいはクランプ回路(これらの回路は当業者に周知なので、説明は省略する)で取れば、n行目の画素に入射した光により発生した電荷による実効的な信号が読み出される。
非選択行n’行の場合については第5実施形態と同様である。
また、各画素について、第5実施形態と同様に大部分の期間は上記期間T1(非読み出し期間)であって、この非読み出し期間には、リセットトランジスタ55を介して、信号電荷蓄積部8から垂直信号線9へと電荷排出経路があるため、高輝度な被写体を撮像する時のブルーミングを抑圧する機能を持つこととなるのも同様である。
また第5実施形態と同様に、上記構成の2次元増幅型固体撮像装置によれば、非選択行(非読み出し行)n’について、垂直走査回路25からの駆動パルスφR(n')によってリセットトランジスタ55をオン状態にして、信号出力時に垂直信号線9と信号電荷蓄積部8を短絡させるので、行選択用トランジスタを用いることなく、非選択行n’の電荷増幅部であるMOSトランジスタ3を動作させないようにすることができる。このように、従来、1画素内に必要であった行選択用トランジスタが不必要になるから、1画素当たりのトランジスタ数を削減することができて、小サイズで画素を形成することができる。このトランジスタのための面積の削減分をフォトダイオードに割り当てることで、画素サイズが小さくても高感度の増幅型固体撮像装置を実現できることも同様である。
また、上記構成の2次元増幅型固体撮像装置によれば、ブートストラップ効果によって電荷蓄積部8の電位を高電位に設定でき、ソースフォロワ回路の動作電圧の範囲を広げることができ、回路動作の高ダイナミックレンジが可能となる。画素のレイアウトを工夫することにより、Cbstの高容量化が可能な場合、さらに高ダイナミックレンジ動作ができることも同様である。
また、やはり同様に上記画素の光電変換素子として、埋め込み型のフォトダイオード1を用いるので、フォトダイオード1からの信号電荷の転送を完全化することができて、低ノイズ化されたより高画質の画像を得ることができると共に、高輝度な被写体を撮像する時でもブルーミングの抑圧機能を併せ持つこととなる。
(第9実施形態)
図18は、この発明の第9実施形態の増幅型固体撮像装置の一例としての2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。図18において、図10に示す第5実施形態の構成要素と同一構成要素は、同一参照番号を付して、説明を省略する。
第9実施形態の2次元増幅型固体撮像装置は、2つの光電変換転送部10,10が1つの電荷増幅機構311を共有している点と、それに合わせて垂直走査回路425が第5実施形態の垂直走査回路225と異なること以外は第5実施形態と同一の構成をしている。
図18では、複数行、複数列の画素の内、2行、1列のみを示し、他の行、列を省略している。図18において、2行ずつを一組として第n組目、第i列目の画素を示している。本明細書では、n組目の行のうち1番目の行を、(n、1)行と記載し、n組目の行うち2番目の行を、(n、2)行と記載する。
上記各画素は、光電変換転送部10と信号電荷増幅機構311から構成されるが、単一の信号電荷増幅機構311が(n、1)行の画素と(n、2)行の画素に共有されている。すなわち、単一の信号電荷蓄積部8、単一の電荷増幅部としてのMOSトランジスタ3および単一のリセットトランジスタ55からなる単一の電荷増幅機構311が、(n、1)行の画素と(n、2)行の画素に共有されているのである。
図19を参照しながら、図18の第9実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の動作を説明する。
まず、n組目の(n、1)行と(n、2)行を順次選択した場合を説明する。図18および19に示すように、(n、1)行の画素を選択した場合(読み出す場合)の期間T1からT6の動作は、第5実施形態のn行の画素を選択した場合の図11に示す期間T1からT6の動作と全く同じである。図19に示すように、垂直走査回路425からの駆動パルスφT(n、1)がハイレベルになって、(n、1)行目の転送トランジスタ2がオン状態になって、フォトダイオード1に蓄積されていた信号電荷が信号電荷蓄積部8に転送される。そして、信号電荷増幅部としてのMOSトランジスタ3から信号電荷が増幅して垂直信号線9に読み出される。1水平走査期間(1H)後、同様に、(n、2)行目の画素の読み出しが行われる。すなわち、上記垂直走査回路425からの駆動パルスφT(n、2)がハイレベルになって、(n、2)行目の転送トランジスタ2がオン状態になって、フォトダイオード1に蓄積されていた信号電荷が信号電荷蓄積部8に転送される。そして、信号電荷増幅部としてのMOSトランジスタ3から信号電荷が増幅して垂直信号線9に読み出される。
次に、図19に示すように、非選択のn’行の場合は、図10の第5実施形態の増幅型固体撮像装置の例と全く同じである。すなわち、垂直走査回路425からの駆動パルスφR(n')によってリセットトランジスタ55がオン状態であるから、非選択(非読み出し時)のn’行の増幅用のMOSトランジスタ3はソースフォロワ回路として動作することはない。
このように、上記2次元増幅型固体撮像装置では、非選択行について、リセットトランジスタ55をオン状態にして垂直信号線9と信号電荷蓄積部8を短絡させるので、非選択行の信号電荷増幅部としてのMOSトランジスタ3を動作しないようにすることができ、したがって、従来、1画素内に必要であった行選択用トランジスタが不必要になって、1画素当たりのトランジスタ数を削減することができる。
また、第5実施形態と同様に、第9実施形態の2次元増幅型固体撮像装置は、ディプリージョンタイプの転送トランジスタ2およびリセットトランジスタ55の機能によって、高輝度な被写体を撮像する時でもブルーミング抑圧機能を持つこととなる。
さらに、第9実施形態の2次元増幅型固体撮像装置は、2画素あたり1つの共通部11、すなわち、単一の増幅手段11が2画素に含まれているので、第5実施形態の増幅型固体撮像装置では3トランジスタ/1画素であったのものが、この第9実施形態では、4トランジスタ/2画素=2トランジスタ/1画素となる。すなわち、第9実施形態の増幅型固体撮像装置では、1画素あたりのトランジスタの数をさらに削減することができる。
この第9実施形態では、2行分の光電変換転送部10,10が一つの電荷増幅機構311を共有しているが、3行以上の光電変換転送部10,10,10,…が単一の電荷増幅機構311を共有してもよい。その場合は、さらに、1画素あたりのトランジスタの数を削減することができて、画素サイズの小型化に極めて貢献できる。
図1はこの発明の第1実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。 図2はこの発明の第1実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の駆動パルスのタイミングチャートである。 図3はこの発明の第1実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の他の駆動パルスのタイミングチャートである。 図4はこの発明の第2実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。 図5はこの発明の第2実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の電位発生回路の構成を示す回路図である。 図6はこの発明の第3実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。 図7はこの発明の第3実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の駆動パルスのタイミングチャートである。 図8はこの発明の第4実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。 図9はこの発明の第4実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の駆動パルスのタイミングチャートである。 図10はこの発明の第5実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。 図11はこの発明の第5実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の駆動パルスのタイミングチャートである。 図12はこの発明の第6実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。 図13はこの発明の第6実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の駆動パルスのタイミングチャートである。 図14はこの発明の第7実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。 図15はこの発明の第7実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の駆動パルスのタイミングチャートである。 図16はこの発明の第8実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。 図17はこの発明の第8実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の駆動パルスのタイミングチャートである。 図18はこの発明の第9実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。 図19はこの発明の第9実施形態の2次元増幅型固体撮像装置の駆動パルスのタイミングチャートである。 図20は従来の2次元増幅型固体撮像装置の構成を示す回路図である。 図21は従来の2次元増幅型固体撮像装置の駆動パルスのタイミングチャートである。
符号の説明
1…フォトダイオード
2…転送トランジスタ
3…増幅用トランジスタ
4…定電流負荷トランジスタ
5,55…リセットトランジスタ
8…信号電荷蓄積部
9…垂直信号線
10…光電変換転送部
11,211,311…電荷増幅機構
12…定電流負荷回路
13,213,313,413…スイッチ回路
21…転送トランジスタ駆動信号線
22…リセットトランジスタ駆動信号線
23…垂直信号線切り替え駆動信号線
25,75,125,225,275,325,425…垂直走査回路
500…電源制御部

Claims (19)

  1. 光電変換素子と上記光電変換素子の信号電荷を転送する転送トランジスタとを有すると共に、画素毎に設けられた複数の光電変換転送部と、
    上記光電変換転送部の転送トランジスタの出力側が接続された信号電荷蓄積部に、入力端子が接続される一方、出力端子が信号線に接続されて、上記信号電荷の量を増幅して読み出すと共に、画素に含まれる電荷増幅部と、
    上記信号電荷の非読み出し期間に、上記電荷増幅部の入力端子と出力端子とを短絡して上記信号線側から上記信号電荷蓄積部に電位を印加する電位入力機構と
    を備えることを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  2. 請求項1に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記光電変換素子が埋め込み型のフォトダイオードであり、
    上記転送トランジスタがディプリージョンタイプである
    ことを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  3. 請求項1に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記電荷増幅部は、MOSトランジスタからなって、上記入力端子がゲート、上記出力端子がソースのソースフォロワ形式であり、
    上記電位入力機構は、上記信号電荷の非読み出し期間に、上記MOSトランジスタの上記ゲートと上記ソースとを短絡して上記電荷増幅部の増幅動作を止める
    ことを特徴する増幅型固体撮像装置。
  4. 請求項1に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記電位入力機構は、
    上記電荷増幅部の入力端子と出力端子との間に接続されたリセットトランジスタと、
    上記信号線の電位を一定の電位に切り替えるスイッチ回路と、
    上記信号電荷の非読み出し期間に、上記リセットトランジスタをオンにする制御部と
    を含むことを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  5. 請求項4に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記リセットトランジスタはディプリージョンタイプである
    ことを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  6. 請求項4に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記リセットトランジスタはエンハンスメントタイプであり、
    上記リセットトランジスタの構造と同一構造のトランジスタを含むと共に、上記一定の電位を上記スイッチ回路に出力する電位発生回路を
    備え、
    上記電位発生回路と上記リセットトランジスタとは同一半導体基板上に形成されている
    ことを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  7. 請求項4に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記スイッチ回路は、上記信号線を上記一定の電位とソースフォロワ形式の負荷回路とに切り替える
    ことを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  8. 請求項1に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記複数の光電変換転送部の複数の転送トランジスタの出力側が、一つの上記電荷増幅部の入力側に接続されて、上記電荷増幅部が複数の画素に共有されていることを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  9. 請求項1に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記電荷増幅部の電源線に印加される電位を制御する電源制御機構
    を備えることを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  10. 請求項9に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記電荷増幅部の電源線と上記信号電荷蓄積部とは、上記電源制御機構によって上記電源線の電位を上昇させたときに、上記信号電荷蓄積部の電位が上昇するようなカップリング容量を有するように、配置されている
    ことを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  11. 請求項9に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記光電変換素子が埋め込み型のフォトダイオードであり、
    上記転送トランジスタがディプリージョンタイプである
    ことを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  12. 請求項9に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記電荷増幅部は、MOSトランジスタからなって、上記入力端子がゲート、上記出力端子がソースのソースフォロワ形式であり、
    上記電位入力機構は、上記信号電荷の非読み出し期間に、上記MOSトランジスタの上記ゲートと上記ソースとを短絡して上記電荷増幅部の増幅動作を止める
    ことを特徴する増幅型固体撮像装置。
  13. 請求項9に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記電位入力機構は、
    上記電荷増幅部の入力端子と出力端子との間に接続されたリセットトランジスタと、
    上記信号線の電位を一定の電位に切り替えるスイッチ回路と、
    上記信号電荷の非読み出し期間に、上記リセットトランジスタをオンにする制御部と
    を含むことを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  14. 請求項13に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記スイッチ回路は、上記信号線を上記一定の電位とソースフォロワ形式の負荷回路とに切り替える
    ことを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  15. 請求項9に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記電源制御機構は、上記電荷増幅部の電源線を、一定電位とフローテイング電位とに切り替える
    ことを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  16. 請求項9に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記電源制御機構は、上記電荷増幅部の電源線を、互いに異なる所定電位に切り替える
    ことを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  17. 請求項9に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記電源制御機構は、上記電荷増幅部の電源線を、互いに異なる所定電位と、ソースフォロワ形式の負荷回路とに切り替える
    ことを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  18. 請求項9に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記電源制御機構は、上記電荷増幅部の電源線と所定電位とを、切り替えられる低抵抗または高抵抗を介して接続する
    ことを特徴とする増幅型固体撮像装置。
  19. 請求項9に記載の増幅型固体撮像装置において、
    上記複数の光電変換転送部の複数の転送トランジスタの出力側が、一つの上記電荷増幅部の入力側に接続されて、上記電荷増幅部が複数の画素に共有されている
    ことを特徴とする増幅型固体撮像装置。
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