JP2006319014A - 高周波信号受信用電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 良好な受信性能が得られるとともに小型化および低コスト化が可能な高周波信号受信用電子部品を提供する。
【解決手段】 高周波信号受信回路用の半導体チップがモールド樹脂4で封止されている。上記半導体チップはリード端子31のインナーリードにワイヤで電気的に接続されており、当該インナーリードもモールド樹脂4で封止されている。一方、リード端子31のアウターリードはモールド樹脂4から突出している。金属ケース5Aは2つの器状部分5Aa,5Abから成り、両部分5Aa,5Abが互いの開口を向き合わせて組み合わされることによって、金属ケース5A内にモールド樹脂4が収容されて3次元的に取り囲まれる。このとき同時に、上記半導体チップが金属ケース5Aによって3次元的に取り囲まれる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、高周波信号受信用電子部品に関し、特に外来ノイズ等の妨害電波を遮断して良好な受信性能を得るための技術に関する。
図24に従来の地上放送受信用IC(Integrated Circuit)1Zを説明するための断面図を示す。図24に示すように、当該IC1Zは、ステージ6Z、当該ステージ6Z上に搭載された半導体チップ20Z、リード端子31Z、半導体チップ20Zとリード端子31Zとを接続するワイヤ7Z、および、半導体チップ20Z等を封止するモールド樹脂4Zから成る。
このような地上放送受信用IC1Zは、地上放送受信器において、フロントエンドユニットに内蔵された状態で設けられる場合と、オンボードICとして当該受信器のマザーボードすなわち実装基板に直接実装される場合とがある。
フロントエンドユニットでは、当該ユニットの回路基板(上記IC1Zが搭載されている)は一般的に金属製のシールドケースに収容されており、当該シールドケースが携帯電話信号等の外来ノイズ等の妨害電波に対して遮断効果を発揮するので、受信妨害を受けにくくなっている。
これに対して、地上放送受信用IC1Zを受信器の実装基板に直接実装する場合、当該IC1Z等の回路部品は基本的に剥き出しの状態であるので、上述の受信妨害を受けやすい。
特開2000−165084号公報 特開平5−95055号公報 実開平5−41199号公報 特開平6−151646号公報 特開平10−270588号公報
地上放送受信用IC1Zを受信器の実装基板に直接実装する場合、妨害電波対策として当該IC1Zに外付けでシールドカバーを被せるという技術がある。しかし、実装基板上で上記シールドカバーのための場所を確保する必要があるので、IC1Zおよびこれに付随するシールドカバーの占有面積が大きくなり、その結果、実装基板の、さらには受信器の大型化を招いてしまう。また、上述のシールドカバーを外付けする技術は実装工程において部品点数および製造工程数を増加させるので、受信器のコストアップを招いてしまう。
本発明は、かかる点にかんがみてなされたものであり、外来ノイズ等の妨害電波を遮断して受信性能が良好であるとともに、上述の実装基板上で電子部品にシールドカバーを被せる場合と比較して実装基板等の小型化および低コスト化が可能な高周波信号受信用電子部品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、高周波信号受信用電子部品において、高周波信号受信回路用の第1半導体チップと、前記第1半導体チップを封止するモールド樹脂と、前記モールド樹脂内において前記第1半導体チップと電気的に接続された端子と、前記第1半導体チップを内部に収容するように配置された金属ケースと、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、半導体チップは金属ケース内部に収容されているので、当該金属ケースによって半導体チップに対する外来ノイズ等の妨害電波が遮断される(シールド効果)。したがって、良好な受信性能が得られる。これにより、外来ノイズの多い受信環境においても受信障害が発生しにくく、より広範な地域・環境に対応可能な高性能の高周波信号受信器を提供することができる。さらに、電子部品自体が金属ケースを備えているので、当該金属ケースを有さない従来の電子部品と同程度の大きさの電子部品を提供することができる。このため、実装基板上で上記従来の電子部品にシールドカバーを被せる場合と比較して、実装面積が小さくてすむので、実装基板の、さらには当該電子部品を用いた機器の小型化を図ることができる。また、電子部品自体が金属ケースを備えており当該金属ケースは部品製造工程(IC製造工程)において電子部品の一部として組み込まれるので、実装工程において上述のシールドカバーを被せる場合よりも、工程の違いに起因にしてコストが低くてすむ。
また、前記金属ケースは、前記第1半導体チップを3次元的に取り囲む形状をしていることが好ましい。このような構成によれば、上記外来ノイズ等が種々の方向から入射してきても妨害電波を遮断することができるので、シールド効果の高い高周波信号受信用電子部品を提供することができる。
また、前記金属ケースは、前記モールド樹脂の外側に配置されていることが好ましい。このような構成によれば、金属ケースを接地しやすいので、シールド効果の確実化を図ることができる。
また、前記金属ケースは、前記モールド樹脂に係止されていることが好ましい。このような構成によれば、係止構造によって金属ケースを簡単に取り付けることができる。
また、前記金属ケースと前記モールド樹脂との間に配置された熱伝導性部材をさらに備えることが好ましい。このような構成によれば、半導体チップでの発熱が金属ケースへ効率よく伝達され、当該金属ケースを放熱部材としても有効に利用することができるので、熱的に安定動作可能な高周波信号受信用電子部品を提供することができる。
また、前記金属ケースは、前記モールド樹脂内に埋設されていることが好ましい。このような構成によれば、導電性部材である金属ケースを実装基板上で隣接の部品に接触させないようにすることができるので、隣接部品を当該高周波信号受信用電子部品に近接させることができる。このため、当該高周波信号受信用電子部品が適用された実装基板および機器の小型化を図ることができる。
また、前記金属ケースと電気的に接続された接地用端子をさらに備えることが好ましい。このような構成によれば、接地用端子が接地電位に接続されることによって金属ケースの電位を安定的に接地電位にすることができるのでシールド効果が確実に得られるとともに、半導体チップの発熱を金属ケースおよび当該端子を介して外部へ放熱可能なので熱的に安定動作可能な高周波信号受信用電子部品を提供することができる。
また、前記金属ケースは、実装基板と向き合う側においては前記モールド樹脂から露出していることが好ましい。このような構成によれば、金属ケースが実装基板の接地用配線に接続されることによって金属ケースの電位を安定的に接地電位にすることができるのでシールド効果が確実に得られる。
また、前記金属ケースは、実装基板とは反対側においては前記モールド樹脂から露出していることが好ましい。このような構成によれば、金属ケースへ伝達された半導体チップの発熱が金属ケースの露出面から放熱されるので、熱的に安定動作可能な高周波信号受信用電子部品を提供することができる。
また、前記金属ケースは、前記モールド樹脂内に埋設された器状部材から成り、前記高周波信号受信用電子部品は、前記モールド樹脂内に配置されているが前記金属ケースの外側に配置されている、前記高周波信号受信回路用の第2半導体チップをさらに備えることが好ましい。
このような構成によれば、金属ケースはモールド樹脂内に埋設されているので、導電性部材である金属ケースを実装基板上で隣接の部品に接触させないようにすることができる。このため、隣接部品を当該高周波信号受信用電子部品に近接させることができ、その結果、当該高周波信号受信用電子部品が適用された実装基板および機器の小型化を図ることができる。さらに、複数の半導体チップを備える構造において一部の半導体チップに金属ケースが設けられているので、金属ケースは小さくてすみ、したがって当該金属ケースの材料を節約することができる。
また、前記金属ケースは、前記モールド樹脂内に埋設された器状部分を含み、前記端子は、前記器状部分内に収容されていることが好ましい。このような構成によれば、金属ケースはモールド樹脂内に埋設されているので、導電性部材である金属ケースを実装基板上で隣接の部品に接触させないようにすることができる。このため、隣接部品を当該高周波信号受信用電子部品に近接させることができ、その結果、当該高周波信号受信用電子部品が適用された実装基板および機器の小型化を図ることができる。さらに、端子は金属ケースの器状部分内に収容されているので、端子から外来ノイズ等が入射してくるのを抑制することができ、これによりシールド効果を高めることができる。
また、前記金属ケースは、前記器状部分の開口の縁から前記開口の外側へ伸びたつば部分をさらに含むことが好ましい。このような構成によれば、金属ケースのつば部分を接地することによって金属ケースの電位を安定的に接地電位にすることができるので、シールド効果が確実に得られる。
また、前記金属ケースは、格子状の面で構成されていることが好ましい。このような構成によれば、格子状の穴として削られた金属片を再加工して使用することによって実質的に材料を削減することができ、かかる効果は金属ケースが貴金属から成る場合にコスト削減として大きく寄与する。また、格子状の穴を介して金属ケース内にムラなく樹脂を注入させることができ、これにより金属ケースをモールド樹脂内に埋設した構造であっても半導体チップをより確実に封止することができる。
また、前記金属ケースは銅から成ることが好ましい。このような構成によれば、銅の優れた熱伝導によって熱的に安定動作可能な高周波信号受信用電子部品を提供することができる。
また、前記高周波信号受信回路は、地上放送受信回路であることが好ましい。このような構成によれば、携帯電話用等の他の用途の高周波信号受信回路と比較して厳しい受信感度が要求される地上放送受信回路において上述の効果が発揮されることによって、良好に放送を受信することができる。
なお、本発明において、「金属ケース」とは容器または入れ物(ふた付きであるか否かを問わない)の形状をした金属製部材を指し、「電子部品」は実装基板に実装される個々の部品または素子のレベルでの物品であり、電子部品等の集合体であるいわゆる“ユニット”とは異なる。
ここで、本発明の高周波信号受信用電子部品と既述のフロントエンドユニットとを比較すると、本発明の電子部品が備える金属ケースは、フロントエンドユニットのシールドケースよりも、半導体チップの近くに配置される。さらには、本発明の電子部品によれば、金属ケースをモールド樹脂内に埋設して特定のチップにのみ金属ケースを設けることもできる。このため、半導体チップとの距離の相違に起因して、本発明の電子部品の方がシールド効果が高くなる。なお、本発明の電子部品をフロントエンドユニットに適用すれば、金属ケースとシールドケースとの二重構造によってより高いシールド効果が得られるし、外来ノイズ等の妨害電波だけでなく、フロントエンドユニット内で発生した妨害電波に対しても金属ケースがシールド効果を発揮するので、良好な受信性能が得られる。
なお、上記特許文献1の高周波回路パッケージでは高周波回路がモールド樹脂で封止されていない。これに対して、本発明の高周波信号受信用電子部品では半導体チップがモールド樹脂で封止されているので、当該電子部品の方が、取扱いが容易であり、信頼性も高いと考えられる。
また、上記特許文献2の半導体集積回路では、封止樹脂層を3層で構成し、そのうちの2層目に導電性・透磁率の高い物質を含んだ樹脂を用いている。これに対して、本発明の高周波信号受信用電子部品では例えば銅から成る金属ケースを用いているので、上述の2層目の樹脂層と比較して、金属ゆえの高い導電率によって高いシールド効果が得られると考えられる。また、金属ケースによれば、樹脂を複数回に分け注入する必要が無いので、電子部品の製造が容易であると考えられる。
また、上記特許文献3では、シールドバーがミニモールド半導体を跨いでいる電子部品取付構造が開示されている。当該シールドバーは“バー(棒状体)”であり、本発明の高周波信号受信用電子部品が備える金属ケースとは、形状が異なる。このような形状の相違に起因して、当該金属ケースの方が、シールド面(半導体チップの側に向いている面)が多いので、シールド効果が高いと考えられる。また、特許文献3の電子部品取付構造は基板上に各種部品が混在するハイブリッドICに適用されているのに対して、本発明の高周波信号受信用電子部品において金属ケース内部に収容されているのは半導体チップである。半導体チップの厚さはほぼ一定なので、例えば上述の第1および第2半導体チップを備えた電子部品(いわゆるマルチチップICに相当する)においても金属ケースを半導体チップに近接させることができ、これによりシールド効果も高くなると考えられる。
また、上記特許文献4のICパッケージでは、ICパッケージを覆うように、メッキや塗装によって導体層が形成されている。このようなメッキや塗装による導電層は厚さの確保が難しいと考えられるに対して、本発明の高周波信号受信用電子部品の金属ケースによれば厚さの確保は容易であり、さらに内部抵抗も小さくすることができるので、本発明の電子部品の方がより良いシールド効果が得られると考えられる。
また、上記特許文献5では「現在のICは、シリコンチップの上面に回路素子を集積したもので、電磁ノイズもICの上面方向に発生する」点を挙げ、チップ上面上に金属板を配置したICパッケージが開示されている。当該ICパッケージの上記金属板は板状体であり、本発明の高周波信号受信用電子部品が備える金属ケースとは、形状が異なる。このような形状の相違に起因して、当該金属ケースの方が、シールド面が多いので、シールド効果が高いと考えられる。
なお、上記特許文献5の図10には、プラスチックパッケージより大きく作られたリードフレームの、プラスチックパッケージよりはみ出した部分を折り返してパッケージを覆う、シールド構造が開示されている(なお、特許文献5によれば当該構造は特開平6−252335号公報に開示される)。しかしながら、このシールド構造は、本発明の高周波信号受信用電子部品が備える金属ケースのような容器または入れ物の形状をしていないと考えられ、このため当該金属ケースの方が、シールド面が多いので、シールド効果が高いと考えられる。
本発明によれば、外来ノイズ等の妨害電波を遮断して受信性能が良好であるとともに、上述の実装基板上で電子部品にシールドカバーを被せる場合と比較して実装基板および当該電子部品を用いた機器の小型化および低コスト化が可能な高周波信号受信用電子部品を得ることができる。
まず、図1に、高周波信号受信回路の一例としての地上放送受信回路200(以下、単に「回路200」とも呼ぶ)を説明するための回路ブロック図を示す。なお、一般的には地上放送受信回路の受信バンドは3バンド(UHF、VHF−H、VHF−L)であるが、ここでは簡単のためにUHFのみの1バンドを例示している。
図1に示すように、回路200は、ハイパスフィルタ201と、RFブースタアンプ202と、RF単同調回路(バンドパスフィルタ)203と、可変利得増幅器204と、複同調回路(バンドパスフィルタ)205と、RFアンプ211と、ミキサー回路221と、IFアンプ212と、IFレベル検波器(図では「DET」と記述している)213と、AGC制御回路214と、VCO回路(発振器)222と、PLL回路233と、ローパスフィルタ234とを含んでいる。
詳細には、RF信号入力端子251を介して回路200に入力されたRF信号は、まず、ハイパスフィルタ201によって受信帯域(ここではUHF)以下の信号が除去され、その後、RFブースタアンプ202によって増幅される。増幅された信号は単同調回路203によって選局チャンネル以外の信号が除去され、可変利得増幅器204によってレベル調整され、さらに複同調回路205によって選局チャンネル以外の信号が除去される。当該複同調回路205によって処理された信号は、RFアンプ211によって増幅され、後述のローカル信号とともにミキサー回路221へ入力される。
ローカル信号は、VCO回路222による発振信号がPLL回路233およびローパスフィルタ234によって周波数制御されることによって生成される。なお、PLL回路233で制御する周波数は、データ入力端子253およびクロック入力端子254から入力されるデータおよびクロックによって設定される。
ローカル信号はミキサー回路221によって上述のRFアンプ211からの出力信号(RF信号)とミキシングされて周波数がダウンコンバートされ、IF周波数になる。このIF信号はIFアンプ212によって増幅されてIF出力端子252から出力される。
上記IFアンプ212によって増幅されたIF信号はIFレベル検波器213に入力され、当該IFレベル検波器213によって検出された信号レベルに基づいてAGC制御回路214がAGC制御用電圧信号を生成し、当該信号によって可変利得増幅器204の利得が制御される。
一般に、地上放送受信回路のミキサー回路、発振器およびPLL回路が内蔵されたICはMOP IC(Mixer Oscillator PLL IC)と呼ばれる。上述の回路200においては、RFアンプ211と、ミキサー回路221と、IFアンプ212と、IFレベル検波器213と、AGC制御回路214と、VCO回路222と、PLL回路233とから成る回路220が集積回路化(IC化)されて、MOP IC220を成している。
次に、図2および図3に実施形態に係る第1の地上放送受信用電子部品(以下、単に「電子部品」とも呼ぶ)1Aを説明するための断面図および斜視図を示す。なお、図面の煩雑を避けるため斜視図では後述の金属ケース5Aの厚さの図示は省略しており、このような図示手法は後述の図面でも同様とする。
図2および図3に示すように、電子部品1Aは、ステージ(ダイパッドまたはアイランドとも呼ばれる)6と、上記MOP IC220にあたる(第1)半導体チップ20と、リード端子31と、ワイヤ7と、モールド樹脂4と、例えば銅から成る金属ケース5Aと、接着剤8とから成る。
電子部品1Aにおいて、金属ケース5Aおよび接着剤8を除く構成は、いわゆるDIP(Dual Inline Package)タイプのICに相当する。すなわち、ステージ6上に半導体チップ20が配置されており、当該半導体チップ20は例えば金(Au)から成るワイヤ7によってリード端子31のインナーリード31aと電気的に接続されている。そして、半導体チップ20、ステージ6、ワイヤ7およびインナーリード31aは、モールド樹脂4によって覆われ封止されている。このとき、リード端子31はモールド樹脂4内でインナーリード31aにおいて半導体チップ20と電気的に接続されている一方で、リード端子31のアウターリード31bはモールド樹脂4の外へ突出している(引き出されている)。
特に電子部品1Aでは、金属ケース5Aが、モールド樹脂4の外側に配置されており、当該モールド樹脂4を3次元的に取り囲んでいる。金属ケース5Aは、モールド樹脂4の外形とほぼ同じ形状の内部空間を有する中空部材であり、リード端子31を通すための穴51が設けられている。図2および図3の例では、モールド樹脂4は八角柱をしており(図面では横倒しした形態ととらえることができる)、金属ケース5Aは当該八角柱とほぼ同じ(若干大きめの)外形をしているが中空である。そして、モールド樹脂4においては上記八角柱の対向する2つの側面からリード端子31が突出しており、これに対応して金属ケース5Aにはアウターリード31bの付け根あたりに穴51が設けられており、当該穴51からリード端子31のアウターリード31bが金属ケース5Aの外へ突出している(引き出されている)。なお、穴51は、金属ケース5Aとリード端子31とが短絡しないような大きさ・形状に形成されている。
詳細には、金属ケース5Aはそれぞれ器状をした2つの部分5Aa,5Abから成り、当該部分5Aa,5Abは図2および図3の例では上述の中空の八角柱を縦割りして得られる2つの部材にあたる。当該両部分5Aa,5Abはその器状の開口を互いに向き合わせ開口縁同士を接触させて配置されている。このように配置された両部分5Aa,5Abによってモールド樹脂4が包み込まれている。これにより、2つの部分5Aa,5Abから成る金属ケース5Aによってモールド樹脂4が3次元的に取り囲まれている。
上述のリード端子31を通すための穴51は、2つの各器状部分5Aa,5Abの開口縁の切り欠き52が組み合わされることによって形成されている。なお、器状部分5Aa,5Abの一方のみに切り欠き52を設けるように構成してもよい。両部分5Aa,5Abはリード端子31が突出していない部分において上述のように開口縁同士が接触している。
このような金属ケース5Aすなわち器状部分5Aa,5Abは例えば銅板のプレス成型等によって製造可能である。
金属ケース5Aの上記穴51に絶縁性の接着剤8が塗布されており、これにより器状部分5Aa,5Abがモールド樹脂4およびリード端子31に対して固定されている。なお、接着剤8または他の接着剤によって器状部分5Aaおよび/または器状部分5Abをモールド樹脂4に固定しても構わない。
電子部品1Aによれば、金属ケース5Aの内部にモールド樹脂4が収容されているので、当該金属ケース5Aの内部に半導体チップ20が収容されている。このため、金属ケース5Aによって半導体チップ20に対する外来ノイズ等の妨害電波が遮断される(シールド効果)。したがって、良好な受信性能が得られる。これにより、外来ノイズの多い受信環境においても受信障害が発生しにくく、より広範な地域・環境に対応可能な高性能の地上放送受信器を提供することができる。さらに、電子部品1A自体が金属ケース5Aを備えているので、このような金属ケース5Aを有さない従来のIC1Z(図24参照)と同程度の大きさで以て電子部品1Aを提供することができる。このため、実装基板上で上記従来のIC1Zにシールドカバーを被せる場合と比較して、実装面積が小さくてすむので、実装基板の、さらには当該電子部品1Aを用いた地上放送受信器の小型化を図ることができる。また、電子部品1A自体が金属ケース5Aを備えており当該金属ケース5Aは部品製造工程(IC製造工程)において電子部品1Aの一部として組み込まれるので、実装工程において上述のシールドカバーを被せる場合よりも、工程の違いに起因にしてコストが低くてすむ。
また、金属ケース5Aは半導体チップ20を3次元的に取り囲む形状をしているので、上記外来ノイズ等が種々の方向から入射してきても妨害電波を遮断することができる。その結果、高いシールド効果が得られる。
また、金属ケース5Aはモールド樹脂4の外側に配置されているので、金属ケース5Aを簡単に接地することができ、かかる接地によってシールド効果の確実化を図ることができる。
次に、図4に実施形態に係る第2の電子部品1Bを説明するための断面図を示し、図4中の破線で囲んだ部分5の拡大図を図5に示す。図4および図5に示すように、電子部品1Bは上述の電子部品1A(図2および図3参照)において金属ケース5Aを例えば銅から成る金属ケース5Bに替えかつ接着剤8を除いた構成を有している。
金属ケース5Bは上述の器状部分5Aa,5Ab(図2および図3参照)の開口縁に爪53を設けた形状に相当する器状部分5Ba,5Bbから成る。詳細には、器状部分5Baの爪53は、上述の器状部分5Aaにおいて対向する位置にある開口縁を、互いに向き合うように換言すればモールド樹脂4の側に向くように、折り曲げて成り、もう一方の器状部分5Bbの爪53も同様である。器状部分5Ba,5Bbでは上記穴51を形成する切り欠き52(図3参照)の部分に爪53が形成されており、これに対応して、電子部品1Bのモールド樹脂4には爪53が引っ掛けられるようにアウターリード31bの付け根あたりに窪み43が形成されている。
このように電子部品1Bでは、爪53が窪み43に引っ掛かることによって、器状部分5Ba,5Bbすなわち金属ケース5Bがモールド樹脂4に係止されている。このような係止構造によれば、金属ケース5Bを簡単に取り付けることができる。なお、爪53が窪み43に引っ掛った状態においてなお爪53が窪み43内に食い込もうとするバネ作用が働くように器状部分5Ba,5Bbの大きさ・形状等を設計すれば強固に係止され、より好ましい。
また、電子部品1Bによれば、上述の電子部品1Aと同様の効果も得られる。すなわち、電子部品1Bによれば、金属ケース5Bの内部に半導体チップ20が収容されているので、金属ケース5Bがシールド効果を発揮して良好な受信性能が得られる。さらに、電子部品1B自体が金属ケース5Bを備えているので、実装面積が小さくてすみ地上放送受信器等の小型化を図ることができるし、また、コストが低くてすむ。また、金属ケース5Bは半導体チップ20を3次元的に取り囲む形状をしているので、高いシールド効果が得られる。また、金属ケース5Bはモールド樹脂4の外側に配置されているので、金属ケース5Bの接地が簡単であり、かかる接地によってシールド効果を確実にできる。
次に、図6に実施形態に係る第3の電子部品1Cを説明するための断面図を示す。図6に示すように、電子部品1Cは上述の電子部品1B(図4参照)において金属ケース5Bとモールド樹脂4との間に熱伝導性部材(空気よりも熱伝導率が高い部材)である放熱シート9Cを追加した構成を有している。詳細には、放熱シート9Cは、器状部分5Baとモールド樹脂4との間に両要素5Ba,4に接触するように配置されているとともに、器状部分5Bbとモールド樹脂4との間に両要素5Bb,4に接触するように配置されている。なお、放熱シート9Cは、熱伝導性の接着剤等で固定してもよいし、金属ケース5Bとモールド樹脂4とで挟み込むことによって固定してもよい。
電子部品1Cによれば、上述の電子部品1B(図4および図5参照)と同様の効果が得られるとともに、次のような効果も得られる。すなわち、金属ケース5Bとモールド樹脂4との間にすき間、換言すれば空気の層が在る電子部品1Bと比べて、放熱シート9Cによって、半導体チップ20で発熱しモールド樹脂4へ伝達された熱を金属ケース5Bへ効率よく伝達することができる。このため、金属ケース5Bを放熱部材としても有効に利用することができるので、電子部品1Cは熱的に安定動作可能である。
次に、図7に実施形態に係る第4の電子部品1Dを説明するための断面図を示す。図7に示すように、電子部品1Dは上述の電子部品1C(図6参照)において放熱シート9Cを熱伝導性部材である放熱グリス9Dに替えた構成を有している。詳細には、放熱グリス9Dは、器状部分5Baとモールド樹脂4との間に両要素5Ba,4に接触するように配置されている(充填されている)とともに、器状部分5Bbとモールド樹脂4との間に両要素5Bb,4に接触するように配置されている(充填されている)。
放熱グリス9Dは上述の放熱シート9C(図6参照)と同様の作用・効果を奏するので、電子部品1Dによれば上述の電子部品1Cと同様の効果が得られる。
次に、図8に実施形態に係る第5の電子部品1Eを説明するための断面図を示す。図8に示すように、電子部品1Eは既述の電子部品1A(図2および図3参照)において金属ケース5Aを例えば銅から成る金属ケース5Eに替えかつ接着剤8を除いた構成を有しており、特に金属ケース5Eはその全体がモールド樹脂4内に埋設されている。
ここで、図9に金属ケース5Eを説明するための斜視図を示す。金属ケース5Eは中空の直方体をしており、図9に示すように当該金属ケース5Eは2つの方形の器状部分5Ea,5Ebから成る。なお、図9の例では下側の器状部分5Ebの方が深い。当該両部分5Ea,5Ebはその器状の開口を互いに向き合わせ開口縁同士を接触させて配置されており、これにより上述の中空の直方体を形成している。このような金属ケース5Eの内部には、図8に示すように半導体チップ20およびステージ6が収容されている。したがって、金属ケース5Eによって半導体チップ20が3次元的に取り囲まれている。
図8に示すように、金属ケース5Eには穴51が設けられており、当該穴51を通ってワイヤ7が半導体チップ20とリード端子31のインナーリード31aとを接続している。図8および図9の例では、穴51は上側の器状部分5Eaの開口縁の切り欠き52と下側の器状部分5Ebの開口縁とが組み合わされることによって形成されている。このとき、穴51は、金属ケース5Aとワイヤ7とが短絡しないような大きさ・形状・位置に形成されている。また、下側の器状部分5Ebの開口縁には上側の器状部分5Eaの切り欠き52の端に対応する位置に位置決め突起54が設けられており、当該位置決め突起54と切り欠き52との接触または係合によって2つの器状部分5Ea,5Ebが互いに位置決めされる。さらに、上側器状部分5Eaには、封止工程においてモールド樹脂4を金属ケース5E内へ導くための穴55が設けられている。このような金属ケース5Eすなわち器状部分5Ea,5Ebは例えば銅板のプレス成型や穴開け加工等によって製造可能である。なお、穴51,55および位置決め方法は上述の例に限られない。
このような金属ケース5Eは次のようにしてモールド樹脂4内に埋設される。まず、下側となる深い方の器状部分5Eb内に半導体チップ20が搭載された状態のステージ6が配置されるように、リードフレーム(ステージ6およびリード端子31を有する)をセッティングする。そして、上側の器状部分5Eaを被せる。このような状態で樹脂封止装置によってモールド樹脂4を流し込む。これにより、金属ケース5Eがモールド樹脂4内に埋設されるとともに上記穴55から金属ケース5E内に樹脂が流れ込んで半導体チップ20が封止される。なお、ワイヤ7の接続工程は、上側の器状部分5Eaを被せる前であればよく、下側器状部分5Eb内に半導体チップ20およびステージ6を納める前または後のいずれでも構わない。
このような電子部品1Eにおいて、金属ケース5E内部に半導体チップ20が収容されている点、および、金属ケース5Eによって半導体チップ20が3次元的に取り囲まれている点は、既述の電子部品1A(図2参照)等と同様である。したがって、電子部品1Eによれば、金属ケース5Eが高いシールド効果を発揮して良好な受信性能が得られ、また、実装面積が小さくてすみ地上放送受信器等の小型化を図ることができ、また、コストが低くてすむ。
特に電子部品1Eでは金属ケース5Eがモールド樹脂4内に埋設されているので、導電性部材である金属ケース5Eを実装基板上で隣接の部品に接触させないようにすることができる。このため、隣接部品を電子部品1Eに近接させることができるので、電子部品1Eが適用された実装基板、さらには地上放送受信器等の小型化を図ることができる。
次に、図10〜図12に実施形態に係る第6の電子部品1F1〜1F3を説明するための断面図を示す。
まず、図10に示すように、電子部品1F1は上述の電子部品1E(図8参照)において金属ケース5Eを例えば銅から成る金属ケース5Fに替えた構成を有しており、金属ケース5Fは上述の金属ケース5Eと同様にその全体がモールド樹脂4内に埋設されている。当該金属ケース5Fは上述の器状部分5Ea,5Ebから成る金属ケース5Eに端子接続突起56を例えば溶接等によって付加して成る。図10の例では、端子接続突起56は下側器状部分5Ebにおいて金属ケース5Fの外側に突出して設けられており、端子接続突起56の上にリード端子31のうちで接地用の端子31Gが載せられており(したがって接触しており)、これにより当該突起56と接地用端子31Gとが電気的に接続されている。
上述のように金属ケース5Fは金属ケース5E(図8参照)を利用しているので、電子部品1F1によれば上述の電子部品1E(図8参照)と同様の効果が得られる。特に電子部品1F1では突起56によって金属ケース5Fと接地用端子31Gとが電気的に接続されているので、当該端子31Gが接地電位に接続されることによって金属ケース5Fの電位を安定的に接地電位にすることができる。このため、シールド効果が確実に得られる。加えて、半導体チップ20の発熱を金属ケース1Fおよび端子31Gを介して外部へ放熱可能なので熱的に安定動作が可能である。
なお、図11に示す電子部品1F2のように、金属ケース5Fの端子接続突起56をワイヤ7によって接地用端子31Gに電気的に接続しても構わない。この場合、ワイヤボンディングの作業性にかんがみて、図11に示すように端子接続突起56および接地用端子31Gのワイヤボンディング面が同じ高さレベルになるように当該突起56を配置することが好ましい。このような電子部品1F2によっても上述の電子部品1F1と同様の効果が得られる。
さらに、図12に示す電子部品1F3のように、既述の電子部品1E(図8参照)において金属ケース5Eに接地用端子31Gを例えば溶接等で取り付けることによって、金属ケース5Eと接地用端子31Gとを電気的に接続しても構わない。なお、図12の例では、接地用端子31は下側の器状部分5Ebに接続されている。このような電子部品1F3によっても上述の電子部品1F1と同様の効果が得られる。
次に、図13に実施形態に係る第7の電子部品1Gを説明するための断面図を示す。なお、図13には、説明のために、基板91上に配線92,92Gを有する実装基板90を図示している。
図13に示すように、電子部品1Gは既述の電子部品1E(図8参照)において金属ケース5Eを例えば銅から成る金属ケース5Gに替えた構成を有している。金属ケース5Gは、モールド樹脂4内に埋設されている点で金属ケース5Eと共通するが、その一部がモールド樹脂4から露出している点で金属ケース5Eとは異なる。特に、金属ケース5Gは底面においてすなわち実装基板90と向き合う側においてモールド樹脂4から露出している。
詳細には、金属ケース1Gは既述の金属ケース5E(図8参照)において実装基板90と向き合う面が外側へ***した形状をしており、かかる***部分がモールド樹脂4から露出している。図13の例では、金属ケース1Gは、金属ケース1Eの下側器状部分5Eb(図8参照)に当該***が施された器状部分5Gbと、金属ケース1Eの上側器状部分5Eaとで構成される。なお、このような***を有する器状部分5Gbはプレス成型等によって製造可能である。
当該***部分は、図13に示すように実装基板90の接地用配線92Gとの間にすき間が生じず直接に接触するように(換言すれば***部分と端子31のアウターリード31bとが同一表面上に在るように)形成しても構わないし、図13の例とは違えて接地用配線92Gとの間にすき間を設けるように形成しても構わない。このとき、すき間を設けた場合には半田等によって金属ケース1Gと接地用配線92Gとを電気的に接続すればよく、逆に言えば上述の直接接触させる形態によれば半田工程は必要なく実装工程が簡単ですむ。
金属ケース5Gは既述の金属ケース5E(図8参照)を利用しているので、電子部品1Gによれば既述の電子部品1Eと同様の効果が得られる。特に電子部品1Gでは金属ケース5Gが実装基板90と向き合う側においてはモールド樹脂4から露出しているので、金属ケース5Gが実装基板90の接地用配線92Gに接続されることによって金属ケース5Gの電位を安定的に接地電位にすることができる。これによりシールド効果が確実に得られる。
次に、図14に実施形態に係る第8の電子部品1Hを説明するための断面図を示す。なお、図14には説明のために実装基板90を図示している。
図14に示すように、電子部品1Hは既述の電子部品1E(図8参照)において金属ケース5Eを例えば銅から成る金属ケース5Hに替えた構成を有している。金属ケース5Hは、モールド樹脂4内に埋設されている点で金属ケース5Eと共通するが、その一部がモールド樹脂4から露出している点で金属ケース5Eとは異なる。特に、金属ケース5Hは上面において実装基板90とは反対側においてモールド樹脂4から露出している。
詳細には、金属ケース1Hは既述の金属ケース5E(図8参照)において実装基板90とは反対側の面が外側へ***した形状をしており、かかる***部分がモールド樹脂4から露出している。図14の例では、金属ケース1Hは、金属ケース1Eの上側器状部分5Ea(図8参照)に当該***が施された器状部分5Haと、金属ケース1Eの下側器状部分5Ebとで構成される。このような***を有する器状部分5Haはプレス成型等によって製造可能である。
金属ケース5Hは既述の金属ケース5E(図8参照)を利用しているので、電子部品1Hによれば既述の電子部品1Eと同様の効果が得られる。特に電子部品1Hでは金属ケース5Hが実装基板90とは反対側においてはモールド樹脂4から露出しているので、金属ケース5Hへ伝達された半導体チップ20の発熱が金属ケース5Hの露出面から放熱されるので、熱的に安定動作が可能である。
次に、図15および図16に実施形態に係る第9の電子部品1Jを説明するための断面図および斜視図を示す。図15に示すように、電子部品1Jは、既述の電子部品1E(図8参照)において金属ケース5Eを例えば銅から成る金属ケース5Jに替えかつ単一の半導体チップ20を複数の半導体チップ21,23に替えた構成を有している。なお、複数の半導体チップ21,23は全体として既述の半導体チップ20すなわちMOP IC220(図1参照)に相当する。電子部品1Jでは(第1)半導体チップ21はミキサー回路221(図1参照)にあたり、(第2)半導体チップ23はその他の回路にあたる。
詳細には、図16に示すように金属ケース5Jは器状をしており、図16の例では方形の器状部材から成る。なお、図16では、形状の理解を助けるために、器状の開口を上に向けて金属ケース5Jを図示している。図15に戻り、電子部品1Jでは、このような金属ケース5Jが、ステージ6に搭載された複数の半導体チップ21,23のうちでミキサー回路221にあたる半導体チップ21のみに被せられており、これにより当該半導体チップ21が金属ケース5Jの内部に収容されている。このとき、半導体チップ21,23はいずれもモールド樹脂4内においてステージ6上に配置されているが、上述の他の回路にあたる半導体チップ23は金属ケース5Jの外側に配置されている。
金属ケース5Jはその全体がモールド樹脂4内に埋設されている。このとき、当該金属ケース5Jは既述の金属ケース5Eと同様の穴55を有しており、当該穴55を通じて金属ケース5J内にもモールド樹脂4が流入することにより、金属ケース5J内の半導体チップ21が封止される。なお、図16の例では穴55は金属ケース5Jにおける器状の底面(半導体チップ21に被せた状態では上面にあたる)に設けられている。このような金属ケース5Jは例えば銅板のプレス成型等によって製造可能であるが、その形状や穴55の位置等は図15および図16の例に限られない。
このような電子部品1Jによれば、金属ケース5J内部に半導体チップ23が収容されているので、金属ケース5Jが高いシールド効果を発揮して良好な受信性能が得られ、また、実装面積が小さくてすみ地上放送受信器等の小型化を図ることができ、また、コストが低くてすむ。
さらに、金属ケース5Jはモールド樹脂4内に埋設されているので、電子部品1E(図8参照)と同様に、実装基板上で隣接部品を電子部品1Jに近接させることができ、その結果、当該電子部品1Jが適用された実装基板および地上放送受信器等の小型化を図ることができる。
さらに、金属ケース5Jは、複数の半導体チップ21,23を備える電子部品1Jにおいて一部の半導体チップ21に設けられているので、当該金属ケース5Jは既述の金属ケース5E(図8参照)等と比べて小さくてすみ、したがって当該金属ケース5Jの材料を節約することができる。
ここで、ミキサー回路221(図1参照)に外来ノイズが入った場合、このノイズもRF信号と共にミキシングされるため、出力信号にノイズ成分が発生し、受信障害を引き起こす要因となる。これに対して、電子部品1Jでは、ミキサー回路221に当たる半導体チップ21に金属ケース5Jが被せられているので、そのような受信障害を低減することができる。
次に、図17に実施形態に係る第10の電子部品1Kを説明するための断面図を示す。図17に示すように、電子部品1Kは、上述の電子部品1J(図15参照)と同様に、全体として既述の半導体チップ20すなわちMOP IC220(図1参照)に相当する複数の半導体チップ22,24を含んでいる。電子部品1Jでは(第1)半導体チップ22はVCO回路222(図1参照)にあたり、(第2)半導体チップ24はその他の回路にあたる。
電子部品1Kは上述の金属ケース5Jを含んでおり、当該金属ケース5Jはステージ6に搭載された複数の半導体チップ23,24のうちでVCO回路222にあたる半導体チップ22のみに被せられており、これにより当該半導体チップ22が金属ケース5Jの内部に収容されている。このとき、半導体チップ22,24はいずれもモールド樹脂4内においてステージ6上に配置されているが、上述の他の回路にあたる半導体チップ24は金属ケース5Jの外側に配置されている。電子部品1Kにおいても金属ケース5Jはその全体がモールド樹脂4内に埋設されている。なお、電子部品1Kのその他の構成は上述の電子部品1J(図15参照)と同様である。
電子部品1Kは、金属ケース5J内に収容される半導体チップ21,22の違い以外は上述の電子部品1J(図15参照)と同様であるため、電子部品1Jと同様の効果を奏する。
ここで、VCO回路222(図1参照)に外来ノイズが入った場合、このノイズがVCO回路222で生成されるローカル信号にノイズ成分が発生し、これがミキサー回路221(図1参照)によってRF信号とミキシングされるため、出力信号にノイズ成分が発生し、受信障害を引き起こす要因となる。これに対して、電子部品1Kでは、VCO回路222に当たる半導体チップ22に金属ケース5Jが被せられているので、そのような受信障害を低減することができる。
次に、図18および図19に実施形態に係る第11の電子部品1Lを説明するための断面図および斜視図を示す。図18に示すように、電子部品1Lは、既述の電子部品1E(図8参照)において金属ケース5Eを例えば銅から成る金属ケース5Lに替えた構成を有している。当該金属ケース5Lは、既述の金属ケース5Eを格子状(換言すれば網目状)の面で構成したものであり、既述の器状部分5Ea,5Eb(図9参照)を格子状(換言すれば網目状)の面で構成した器状部分5La,5Lbから成る。なお、金属ケース5Lの配置形態は既述の金属ケース5Eと同様である。このような金属ケース5Lは、例えば、既述の金属ケース5Eに穴開け加工を施すことにより、または、格子状の銅板をプレス成型等することによって製造可能である。
金属ケース5Lは、格子状の面で構成されている点以外は、既述の金属ケース5E(図8参照)と同様なので、かつ、格子状の面であってもシールド効果を奏するので、電子部品1Lによれば既述の電子部品1E(図8参照)と同様の効果が得られる。
特に金属ケース5Lは格子状の面で構成されているので、格子状の穴として削られた金属片を再加工して使用することによって実質的に材料を削減することができる。かかる材料削減は金属ケース5Lが貴金属から成る場合にコスト削減として大きく寄与する。また、格子状の穴を介して金属ケース5L内にムラなく樹脂を注入させることができので、金属ケース5Lがモールド樹脂4内に埋設された電子部品1Lであっても半導体チップ20をより確実に封止することができる。なお、かかる効果は、モールド樹脂4内に埋設される上述の金属ケース5F〜5H,5J,5Kおよび後述の金属ケース5M,5Nを格子状の面で構成することによっても得られる。
次に、図20に実施形態に係る第12の電子部品1Mを説明するための断面図を示す。図20に示すように、電子部品1Mは既述の電子部品1E(図8参照)において金属ケース5Eを例えば銅から成る金属ケース5Mに替えかつリード端子31を端子32に替えた構成を有している。なお、金属ケース5Mは、既述の金属ケース5Eと同様に、その全体がモールド樹脂4内に埋設されている。
電子部品1Mにおいて、金属ケース5Mを除く構成は、いわゆるQFN(Quad Flat Non-Lead Package)タイプICに相当する。すなわち、端子32は、その全体がモールド樹脂4内に埋設されており、電子部品1Mの底面(実装基板に対向する面)においてのみ露出している。このとき、端子32は、DIPタイプIC(例えば図8参照)とは異なり、モールド樹脂4から突出していない。なお、端子32はモールド樹脂4内においてステージ6上の半導体チップ20とワイヤ7によって電気的に接続されており、かかる点は既述のリード端子31と同様である(例えば図8参照)。
ここで、図21に金属ケース5Mを説明するための斜視図を示す。図21の例では、金属ケース5Mは、方形の器状部材から成り(したがって器状部分を含んでいる)、既述の金属ケース5E(図9参照)と同様の穴55を有している。このような金属ケース5Mは例えば銅板のプレス成型等によって製造可能である。
図20に戻り、電子部品1Mでは、金属ケース5Mはモールド樹脂4内に埋設されており、ステージ6、その上の半導体チップ20およびワイヤ7のみならず、リード端子32の全体が金属ケース5Mの内部に収容されている。このとき、金属ケース5Mの開口すなわち器状部材の開口が実装基板の側に向くように配置されており、これにより上述のようにリード端子32が電子部品1Mの底面(実装基板に対向する面)においてのみ露出している。なお、金属ケース5Mは、ワイヤ7全体を内部に収容しているので、ワイヤ7を通すための穴51(図8参照)は有していない。
このような金属ケース5Mは次のようにしてモールド樹脂4内に埋設される。まず、ワイヤ7によってステージ6上の半導体チップ20を端子32に接続する。その後、金属ケース5Mを被せ、そのような状態で樹脂封止装置によってモールド樹脂4を流し込むことにより、金属ケース5Mがモールド樹脂4内に埋設されるとともに上記穴55から金属ケース5M内に樹脂が流れ込んで半導体チップ20が封止される。
このような電子部品1Mによれば、金属ケース5M内部に半導体チップ20が収容されているので、既述の電子部品1E(図8参照)と同様に、金属ケース5Mが高いシールド効果を発揮して良好な受信性能が得られ、また、実装面積が小さくてすみ地上放送受信器等の小型化を図ることができ、また、コストが低くてすむ。さらに、金属ケース5Mはモールド樹脂4内に埋設されているので、既述の電子部品1Eと同様に、実装基板上で隣接部品を電子部品1Mに近接させることができ、その結果、当該電子部品1Mが適用された実装基板および地上放送受信器等の小型化を図ることができる。
特に金属ケース5M内に端子32が収容されているので、端子32から外来ノイズ等が入射してくるのを抑制することができ、これによりシールド効果を高めることができる。
次に、図22に実施形態に係る第13の電子部品1Nを説明するための断面図を示す。なお、図22には説明のために実装基板90を図示している。図22に示すように、電子部品1Nは上述の電子部品1M(図20参照)において金属ケース5Mを例えば銅から成る金属ケース5Nに替えた構成を有している。
ここで、図23に金属ケース5Nを説明するための斜視図を示す。図22および図23に示すように、金属ケース5Nは、上述の金属ケース5M(図21参照)から成る器状部分5Naと、当該器状部分5Naの開口縁から開口の外側へ伸びたつば部分5Nbとから成る。器状部分5Naは、上述の金属ケース5Mと同様に、開口を実装基板90の側に向けてその全体がモールド樹脂4内に埋設されており、その内部にはステージ6、半導体チップ20、端子32およびワイヤ7を収容している。つば部5Nbは、モールド樹脂4から露出しており、実装基板90の接地用配線92Gに対面し接触するように器状部分5Naの側面に対して角度(ここでは90°)を成して張り出している。なお、金属ケース5Nは、上述の金属ケース5Mと同様に、穴55を有している。このような形状の金属ケース5Nは、銅板に対してプレス成型、折り曲げ加工、穴開け加工等を施すことによって製造可能である。
なお、図23の例では開口縁のうちで対向する2箇所につば部5Nbを設けているが、開口の各縁につば部5Nbを設けても構わないし、全周囲に渡って単一のつば部5Nbを設けても構わない。
金属ケース5Nは既述の金属ケース5Mを利用しているので、電子部品1Nによれば既述の電子部品1M(図20参照)と同様の効果が得られる。さらに、金属ケース5Nのつば部分5Nbを接地することによって金属ケース5Nの電位を安定的に接地電位にすることができるので、電子部品1Mによればシールド効果が確実に得られる。
さて、上述の金属ケース5A等は、種々の金属で形成可能であるが、特に銅で形成することにより、銅の優れた熱伝導によって熱的に安定動作が可能な電子部品1A等を得ることができる。
なお、金属ケース5A,5B,5E,5F,5G,5H,5LはDIPタイプ以外にも、端子31がモールド樹脂4の側面から突出したタイプの電子部品、例えばQFP(Quad Flat Package)タイプ等にも適用可能である。また、金属ケース5M,5Nは、QFNタイプ以外にも、端子32がモールド樹脂4の底面(実装基板に対向する面)においてのみ露出したまたは突出したタイプの電子部品、例えばBGA(Ball Grid Array)タイプ等に適用可能である。また、金属ケース5J,5Kは、端子31がモールド樹脂4の側面から突出しているか否かにかかわらず、DIP、QFP、QFN,BGA等の各種タイプに適用可能である。
なお、上述の説明ではMOP IC220を例示したが、金属ケース5A等は、他の地上放送受信回路、例えばダウンコンバータIC、映像音声復調IC、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調IC等に適用可能である。さらに、地上放送受信回路のみならず、(テレビ付き)携帯電話、ワイヤレスLAN、トランシーバ等のすべての用途の高周波信号受信回路に対して金属ケース5A等を適用可能である。また、地上放送を含む高周波信号はアナログでもデジタルでも構わない。このとき、携帯電話用等の他の用途の高周波信号受信回路と比較して厳しい受信感度が要求される地上放送受信回路においては、金属ケース5A等が上述の効果を発揮することによって、良好な放送受信が実現できる。
は、実施形態に係る地上放送受信回路を説明するための回路ブロック図である。 は、実施形態に係る第1の地上放送受信用電子部品を説明するための断面図である。 は、実施形態に係る第1の地上放送受信用電子部品を説明するための斜視図である。 は、実施形態に係る第2の地上放送受信用電子部品を説明するための断面図である。 は、図4中の破線で囲んだ部分5の拡大図である。 は、実施形態に係る第3の地上放送受信用電子部品を説明するための断面図である。 は、実施形態に係る第4の地上放送受信用電子部品を説明するための断面図である。 は、実施形態に係る第5の地上放送受信用電子部品を説明するための断面図である。 は、実施形態に係る第5の地上放送受信用電子部品の金属ケースを説明するための斜視図である。 は、実施形態に係る第6の地上放送受信用電子部品の第1の構造を説明するための断面図である。 は、実施形態に係る第6の地上放送受信用電子部品の第2の構造を説明するための断面図である。 は、実施形態に係る第6の地上放送受信用電子部品の第3の構造を説明するための断面図である。 は、実施形態に係る第7の地上放送受信用電子部品を説明するための断面図である。 は、実施形態に係る第8の地上放送受信用電子部品を説明するための断面図である。 は、実施形態に係る第9の地上放送受信用電子部品を説明するための断面図である。 は、実施形態に係る第9の地上放送受信用電子部品を説明するための斜視図である。 は、実施形態に係る第10の地上放送受信用電子部品を説明するための断面図である。 は、実施形態に係る第11の地上放送受信用電子部品を説明するための断面図である。 は、実施形態に係る第11の地上放送受信用電子部品の金属ケースを説明するための斜視図である。 は、実施形態に係る第12の地上放送受信用電子部品を説明するための断面図である。 は、実施形態に係る第12の地上放送受信用電子部品の金属ケースを説明するための斜視図である。 は、実施形態に係る第13の地上放送受信用電子部品を説明するための断面図である。 は、実施形態に係る第13の地上放送受信用電子部品の金属ケースを説明するための斜視図である。 は、従来の地上放送受信用電子部品を説明するための断面図である。
符号の説明
1A〜1E,1F1〜1F3,1G,1H,1J〜1N 地上放送受信用電子部品(高周波信号受信用電子部品)
20〜22 半導体チップ(第1半導体チップ)
23,24 半導体チップ(第2半導体チップ)
31,32 端子
31G 接地用端子
4 モールド樹脂
5A,5B,5E〜5H,5J〜5N 金属ケース
5Na 器状部分
5Nb つば部分
9C 放熱シート(熱伝導性部材)
9D 放熱グリス(熱伝導性部材)
90 実装基板
200 地上放送受信回路(高周波信号受信回路)

Claims (15)

  1. 高周波信号受信回路用の第1半導体チップと、
    前記第1半導体チップを封止するモールド樹脂と、
    前記モールド樹脂内において前記第1半導体チップと電気的に接続された端子と、
    前記第1半導体チップを内部に収容するように配置された金属ケースと、を備えることを特徴とする高周波信号受信用電子部品。
  2. 前記金属ケースは、前記第1半導体チップを3次元的に取り囲む形状をしていることを特徴とする請求項1に記載の高周波信号受信用電子部品。
  3. 前記金属ケースは、前記モールド樹脂の外側に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高周波信号受信用電子部品。
  4. 前記金属ケースは、前記モールド樹脂に係止されていることを特徴とする請求項3に記載の高周波信号受信用電子部品。
  5. 前記金属ケースと前記モールド樹脂との間に配置された熱伝導性部材をさらに備えることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の高周波信号受信用電子部品。
  6. 前記金属ケースは、前記モールド樹脂内に埋設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高周波信号受信用電子部品。
  7. 前記金属ケースと電気的に接続された接地用端子をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の高周波信号受信用電子部品。
  8. 前記金属ケースは、実装基板と向き合う側においては前記モールド樹脂から露出していることを特徴とする請求項6に記載の高周波信号受信用電子部品。
  9. 前記金属ケースは、実装基板とは反対側においては前記モールド樹脂から露出していることを特徴とする請求項6に記載の高周波信号受信用電子部品。
  10. 前記金属ケースは、前記モールド樹脂内に埋設された器状部材から成り、
    前記高周波信号受信用電子部品は、前記モールド樹脂内に配置されているが前記金属ケースの外側に配置されている、前記高周波信号受信回路用の第2半導体チップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の高周波信号受信用電子部品。
  11. 前記金属ケースは、前記モールド樹脂内に埋設された器状部分を含み、
    前記端子は、前記器状部分内に収容されていることを特徴とする請求項1に記載の高周波信号受信用電子部品。
  12. 前記金属ケースは、前記器状部分の開口の縁から前記開口の外側へ伸びたつば部分をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の高周波信号受信用電子部品。
  13. 前記金属ケースは、格子状の面で構成されていることを特徴とする請求項6ないし請求項12のいずれかに記載の高周波信号受信用電子部品。
  14. 前記金属ケースは銅から成ることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれかに記載の高周波信号受信用電子部品。
  15. 前記高周波信号受信回路は、地上放送受信回路であることを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれかに記載の高周波信号受信用電子部品。
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