JP2006317605A - 撮影光学系及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色収差を良好に補正し、レンズ全長の短い望遠タイプの撮影光学系及びそれを有する撮像装置を得ること。
【解決手段】物体側より像側へ順に、正の屈折力の前方レンズ群と負の屈折力の第2レンズ群を有する撮影光学系において、前記前方レンズ群は物体側より像側へ順に単レンズよりなる正の屈折力の第11レンズ群と回折光学部を含む正の屈折力の第12レンズ群と負の屈折力の第13レンズ群より成り、前記回折光学部は物体側に凸形状であり、前記第11レンズ群と前記第12レンズ群との間隔をL1、光学全長をOTLとするとき、
0.05 < L1/OTL < 0.2
なる条件を満足すること。
【選択図】図1

Description

本発明は撮影光学系に関し、例えば写真用カメラや、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の撮像装置に好適なものである。
従来、長焦点距離の撮影光学系として、物体側から像側へ順に正の屈折力を有する前方レンズ群と、負の屈折力を有する後方レンズ群より成る、所謂望遠タイプの撮影光学系(望遠レンズ)が知られている。
一般的に焦点距離の長い望遠レンズでは、焦点距離が延びるにしたがって、諸収差のうち、特に軸上色収差及び倍率色収差等の色収差が悪化する傾向にある。
これらの色収差を、蛍石や商品名FK01等の異常部分分散を持った低分散材質を用いた正レンズと、高分散材質を用いた負レンズとを組み合わせて補正した(色消しを行った)望遠レンズが種々と提案されている。
蛍石や商品名FK01等の異常部分分散性のガラスは、色収差の補正に関して効果がある反面、加工が難しく又比重も異常部分分散を有さない他の低部分分散性のガラスよりも比較的大きく、それを用いるとレンズ系全体が重くなる傾向がある(例えば、蛍石で比重3.18、商品名FK01で比重3.63。これらに対し、異常部分分散性の小さい商品名FK5は比重2.46、商品名BK7で比重2.52である。)。そして、異常部分分散性のガラスは、表面が比較的傷つき易く、更に商品名FK01等は大口径とすると、急激な温度変化に対して割れ易いという問題もある。
一方、光学系の色収差を補正する方法として、分散の異なる2つの材料の硝材(レンズ)を組み合わせる方法に対して、レンズ面やあるいは光学系の1部に、回折作用を有する回折光学部を基板上に設けた回折光学素子を用いて、色収差を減じる方法が知られている(非特許文献1、特許文献1〜4)。
特許文献1では、少なくとも1枚の正の屈折力の回折光学素子と、少なくとも1枚の負の屈折力の屈折光学素子より構成されたFナンバーF2.8程度の色収差が比較的良好に補正された望遠レンズを開示している。
特許文献2では、回折光学素子と屈折光学素子を組み合せ、色収差が比較的良好に補正されたFナンバーF2.8程度の望遠レンズを開示している。
特許文献3では、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、及び第3レンズ群より構成し、第1レンズ群の最も物体側に回折光学素子を用い、高性能、軽量、コンパクト化を図った望遠レンズを開示している。
一方、多くの撮影レンズ(光学系)におけるフォーカスは、撮影レンズ全体を移動させたり、若しくは撮影レンズの一部のレンズ群を移動させたりして行っている。このうち焦点距離の長い望遠レンズの場合は、望遠レンズが大型となり、又、高重量となるため、望遠レンズ全体を移動させてフォーカスを行うのが機構的に困難である。
このため、従来、望遠レンズでは一部のレンズ群を移動させてフォーカスを行っているものが多い。このうち前方レンズ群以外の比較的小型でしかも軽量の光学系中の中央部分の一部のレンズ群を移動させてフォーカスを行ったインナーフォーカス式を用いているものが種々と提案されている(特許文献4、5)。
特許文献4では焦点距離300mm、Fナンバー2.8のインナーフォーカス式の望遠レンズを開示している。特許文献5では焦点距離135mm、Fナンバー2.8程度のインナーフォーカス式の望遠レンズを開示している。
これらで提案されているインナーフォーカス式の望遠レンズでは何れも物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、そして正の屈折力の第3レンズ群の3つのレンズ群を有し、第2レンズ群を光軸上移動させてフォーカスを行っている。
また、回折光学素子を用いたインナーフォーカス式の望遠レンズが提案されている(特許文献6)。特許文献6では物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、及び第3レンズ群より構成された望遠レンズにおいて、第1レンズ群に回折光学素子を用い、第2レンズ群を一枚のレンズより構成し、該第2レンズ群でフォーカシングを行った望遠レンズを開示している。
一方、回折光学素子として耐紫外線性の低い材料で形成された部位を有する回折光学素子において、光入射側に紫外線を遮る手段を配した回折光学素子が知られている(特許文献7)。
また、望遠レンズの最も物体側に保護ガラスを配置し保護ガラスのレンズ表面に紫外線を遮るコーティングを施したレンズ系が知られている。
特開平6−324262号公報 特開平6−331887号公報 特開2000−72082号公報 特開昭55−147606号公報 特開昭59−65820号公報 特開2000−258685号公報 特開2001−264526号公報
一般に屈折光学系よりなる望遠レンズにおいては、Fナンバーおよび焦点距離の値に応じて、所望の光学性能を達成するためには、ある程度の長さのレンズ全長が必要となる。又そのためレンズ重量も重くなる傾向がある。
これに対して光学系中に回折光学素子を用いるとレンズ全長を短くしつつ、色収差を良好に補正した高い光学性能を得るのが容易となる。
しかしながら単に回折光学素子をレンズ系中に設けても、その位置やパワー等を適切に設定しないとレンズ全長を短くしつつ、色収差を良好に補正した高い光学性能の望遠レンズを得ることは難しい。
本発明は、色収差を良好に補正し、レンズ全長の短い望遠タイプの撮影光学系及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明の撮影光学系は、物体側より像側へ順に、正の屈折力の前方レンズ群と負の屈折力の第2レンズ群を有する撮影光学系において、前記前方レンズ群は物体側より像側へ順に単レンズよりなる正の屈折力の第11レンズ群と回折光学部を含む正の屈折力の第12レンズ群と負の屈折力の第13レンズ群より成り、前記回折光学部は物体側に凸形状であり、前記第11レンズ群と前記第12レンズ群との間隔をL1、光学全長をOTLとするとき、
0.05 < L1/OTL < 0.2
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、色収差を良好に補正し、レンズ全長の短い望遠タイプの撮影光学系及びそれを有する撮像装置が得られる。
本発明の各実施例について説明する。
図1は本発明の実施例1のレンズ断面図、図2は本発明の実施例1の物体距離が無限遠のときの収差図である。
図3は本発明の実施例2のレンズ断面図、図4は本発明の実施例2の物体距離が無限遠のときの収差図である。
図5は本発明の実施例3のレンズ断面図、図6は本発明の実施例3の物体距離が無限遠のときの収差図である。
図7は本発明の実施例4のレンズ断面図、図8は本発明の実施例4の物体距離が無限遠のときの収差図である。
レンズ断面図において、左方が物体側(前側)で、右方が像側(後方)である。各実施例の撮影光学系は撮像装置に用いられるものである。
図1,図3,図5,図7のレンズ断面内において、B1は正の屈折力の前方レンズ群、B2は負の屈折力の第2レンズ群、B3は正の屈折力の第3レンズ群、B4は負の屈折力の第4レンズ群、B5は正の屈折力の第5レンズ群である。
第3、第4、第5レンズ群B3、B4、B5で後群RBを構成している。前方レンズ群B1は最も広い空気間隔とその次に広い空気間隔を境に正の屈折力の単一レンズより成る第11レンズ群B11、回折光学素子を有した正の屈折力の第12レンズ群B12、レンズ群B13より成っている。SPは開口絞りである。無限遠物点から至近距離物点へのフォーカシングは第2レンズ群B2を像面側へ移動させて行っている。また、第4レンズ群B4を光軸と略垂直方向の成分を持つように移動させて、像変位を行い、手ぶれ等による画像のぶれを補正している。
DOEは回折光学部であり、レンズ面上に形成した紫外線硬化型の樹脂より成る回折格子より成っている。
ここで回折光学素子は、レンズや平板等の光学部材とその面上に形成した回折光学部DOEより成っている。
図2、図4、図6、図8の収差図において、球面収差において実線はd線、二点鎖線はg線、一点鎖線はC線、点線はF線、鎖線は正弦条件であり、非点収差において実線はサジタル光線、点線はメリディオナル光線を表し、倍率色収差に於いて二点鎖線はg線、一点鎖線はC線、点線はF線を表している。
本実施例では軸上、軸外ともに光線の光軸からの高さ、即ち、任意の像高に結像する光束のうち最も外周の光線の光軸からの距離が比較的長い、第12レンズ群B12に回折光学部DOEを設けて軸上色収差および倍率色収差を効果的に補正している。
ここで、回折光学部DOEの特性について説明する。
回折光学素子DOEは従来のガラスやプラスチック等による屈折とは異なる光学的特性を備えている。即ち、回折光学素子DOEは負の分散と異常分散性の特徴を持っている。具体的には、アッベ数νd=−3.45、部分分散比θgf=0.296となっている。
この光学性質を利用することによって撮影光学系の色収差を良好に補正している。
尚、本発明の撮影光学系に用いる回折光学素子は、そのピッチを光軸中心から周辺部にかけて変更することにより非球面の効果を持たせても良い。
そして、各実施例においては、回折光学部を物体側の面が凸形状の面に設けることで撮影光学系の像面に向かうあらゆる光線に対して回折光学部に入射する角度(入射角度)を小さくなるようにし回折効率を高く保つようにしている。
本発明に係る回折光学素子は光学面(レンズ面)に紫外線硬化型樹脂の層を回折光学面として添付する方法(いわゆるレプリカ非球面)で製造している。
紫外線硬化型の樹脂は耐紫外線性が弱い種類のものがあるため、光学系中に用いるときは、回折光学部DOEの物体側即ち光入射側に紫外線カットコートRaを施したレンズを配置するのが良い。
つぎに本実施例に係る回折光学素子の製造方法について図1の実施例1を例にとり説明する。第12aレンズG12a、及び第12bレンズG12bのレプリカ加工を施さない側の面に真空蒸着等の方法により反射防止コートを施している。
次に不図示の各々所定形状に加工されたレプリカ成形用回折格子型を用いて第12aレンズG12a、第12bレンズG12bの他面にレプリカ回折格子を成形する。レプリカ回折格子は紫外線硬化型の樹脂材料であるため、成形時にはレプリカ回折格子型とは反対側のレンズ面側より紫外線照射をする。
したがって、レプリカ基盤ガラス材料は紫外線透過率の高い材料であることが望ましく、且つ、レプリカ成形面とは反対側のレンズ面には紫外線透過率の高いコーティングが施されていることが望ましい。紫外線透過率を高めることにより、樹脂の硬化時間を短縮することができ、樹脂の硬化不良、回折格子の面精度の不良等の問題も少なくなる。また、耐紫外線性を確保するために、レプリカ成形レンズである第12aレンズG12a、第12bレンズG12bとは別に、紫外線を遮る手段を設けている。
従来の撮影光学系では、紫外線カット手段をほぼ屈折力のない保護フィルターとして構成していた。このため、光学部材の枚数が増加し、レンズ全長が長くなる等の問題があった。
本実施例では光学性能上、必要とされる最も物体側のレンズB11の物体側のレンズ面または像側のレンズ面に紫外線カットコートを施してレンズ全長の増大を防止している。また、紫外線カット手段としての膜は可視光域の反射防止を兼ねた多層膜としている。
各実施例においては、第11レンズ群B11と第12レンズ群B12の間隔をL1、光学全長(第1レンズ面から像面までの距離)をOTL、第11レンズ群B11の焦点距離をf11、物体距離無限遠での全系の焦点距離をf、回折光学部が施されている面の曲率半径をRD、回折光学部から像面までの長さをL、回折光学部の光線有効径をφD、FナンバーをFNoT、回折光学部の回折面の回折作用に基づく焦点距離をfd、前記回折光学部に入射する光線の回折部が施されている面の面法線に対する角度の絶対値の最大値をθdとするとき
0.05 < L1/OTL < 0.2 ・・・(1)
0.35 < f11/f < 0.48 ・・・(2)
0.55 < RD/L < 2 ・・・(3)
0.70 < φD×FNoT/f < 0.82 ・・・(4)
10 < fd/f < 100 ・・・(5)
θd < 12° ・・・(6)
なる条件のうち1以上を満足するようにしている。
以下、上記条件式の技術的意味について説明する。
条件式(1)は光学全長(最も物体側のレンズ面から像面までの距離)OTLに対し、第11レンズ群B11と回折光学部を有する第12レンズ群B12との空気間隔L1との比を規定するものである。主に良好な色収差の補正効果を保ちつつ回折格子のエッジ等に撮影に関らない不要光が当たってフレアーの原因となるのを少なくするためのものである。条件式(1)の下限値を超えて第11レンズ群B11と第12レンズ群B12との空気間隔L1が小さくなりすぎると回折による収差補正の効果は大きくなるが、フレアーの発生が多くなってくる。条件式(1)の上限値を超えて第11レンズ群B11と第12レンズ群B12との空気間隔L1が大きくなるとフレアーの発生は小さくなるが、回折による収差補正効果が小さくなってくる。
条件式(2)は物体距離無限遠状態でのレンズ全系の焦点距離に対して前方レンズ群B1中最も物体側の第11レンズ群B11の焦点距離との比を規定するものである。条件式(2)の下限値を越えて前方レンズ群B1の正の屈折力が強くなりすぎると、光学全長の短縮及び第11レンズ群B11より像面側のレンズ外径の小型化及びレンズ重量の軽量化に有利となるが、球面収差やコマ収差等の発生が大きくなり光学性能が劣化する。
逆に条件式(2)の上限値を越えて前方レンズ群B1の正の屈折力が弱くなりすぎると、収差補正上は有利となるが光学全長が長くなると共に第11レンズ群B11より像面側のレンズ外径が大きくなり、レンズ重量が重くなってくる。
条件式(3)は回折光学部から像面までの長さに対して回折光学部を施すベースとなる面の曲率半径との比を規定するものである。条件式(3)の下限値を越えて回折光学部のベースとなる面の曲率半径が小さくなると及び条件式(3)の上限値を越えて回折光学部のベースとなる面の曲率半径が大きくなるとはどちらも回折光学部に入射する光線の回折光学部のベースとなる面の法線に対する角度が大きくなり回折効率が劣化してくる。さらに像面に到達する光束が回折格子エッジ部に入射したとき、そこを二次光源としてフレアーが多く発生し、逆光撮影時のフレアー成分が光学性能を劣化させる。
条件式(4)は物体距離無限遠状態での入射瞳径に対して回折光学部の光線有効径との比を規定するものである。条件式(4)の下限値を越えて回折光学部の光線有効径が小さくなると回折光学部を有するレンズ外径および回折光学部より像面側のレンズ面のレンズ外径が小型になる。それによってレンズ重量の軽量化に有利となり、又回折光学部の径が小さくなり、回折格子の加工が容易になるが、球面収差やコマ収差等の発生が大きくなり光学性能が劣化してくる。
条件式(4)の上限値を越えて回折光学部の光線有効径が大きくなると収差補正上は有利になるが、回折光学部を有するレンズ外径および回折光学部より像面側のレンズ外径が増大し、回折格子の加工が難しくなる。
条件式(5)は物体距離無限遠状態でのレンズ全系の焦点距離に対して前方レンズ群中の第12レンズ群B12に含まれている回折光学部の回折作用のみによる焦点距離fd(パワーの逆数)との比を規定するものである。条件式(5)の下限値を越えて焦点距離fdが小さくなり、回折光学部の回折のパワーが強くなると、特に軸上色収差が過剰補正となり光学性能が劣化する。又条件式(5)の上限値を越えて焦点距離fdが大きくなり、回折光学部の回折のパワーが弱くなると、特に軸上色収差が補正不足となり光学性能が劣化する。
条件式(6)は回折光学部へ入射する光線の角度の最大値を規定するものである。条件式(6)の上限値を越えて入射角θdが大きくなりすぎると回折効率が低下し、光学性能が劣化する。
尚、更に好ましくは条件式(1)〜(6)の数値範囲を次の如くするのが良い。
0.055 < L1/OTL < 0.15 ・・・(1a)
0.36 < f11/f < 0.46 ・・・(2a)
0.57 < RD/L < 1.5 ・・・(3a)
0.72 < φD×FNoT/f < 0.81 ・・・(4a)
15 < fd/f < 80 ・・・(5a)
θd < 11.5° ・・・(6a)
物体側から像側へ数えて実施例1では第1、第2、第3、第5レンズに、実施例2では第1、第2、第4、第7レンズに、実施例3では第1、第2、第3、第5、第9、第15レンズに、実施例4では第1、第2、第4レンズに商品名FK5の材料を用いている。
これは体積の大きい前方レンズ群に比重の軽い硝材を用いることで、レンズ重量の軽量化を図りつつ色収差を補正するためである。硝材FK5は若干、異常分散性を持っているため色収差の補正に大変有利である。
次に本発明で用いる回折光学部の構成について説明する。
回折光学部の構成としては図9に示すようなエアギャップをはさんだ回折格子106、107より成る2層構成のものや、図11に示すキノフォーム形状の回折格子103の1層構成のものや、図13に示すような格子厚の異なる(又は、同一の)回折格子104、105の2つの層を積層した2層構成のものが適用可能である。
図9、図11、図13において102、102’は基材である。
図9の回折光学素子は基材(レンズ又は平板)102上に紫外線硬化樹脂からなる第1の回折格子106を形成し、基材(レンズ又は平板)102’上に紫外線硬化樹脂からなる第2の回折格子107を形成して構成している。
図10は、図9に示す2つの回折格子106,107を用いた回折光学部の1次回折光の回折効率の波長依存特性の概略図である。
図10からわかるように設計次数の回折効率は、使用波長全域で95%以上の高い回折効率を有している。
図12は図11に示す1層構成の回折光学部の1次回折光の回折光率の波長依存特性の概略図である。実際の回折光学素子の構成は、基材(ガラス)の表面に紫外線硬化樹脂を塗布し、紫外線硬化樹脂に波長530nmで1次回折光の回折光率が100%となるような格子厚dの回折格子103を形成して構成している。
図12で明らかなように設計次数の回折効率は最適化した波長530nmから離れるに従って低下し、一方設計次数近傍の次数の0次回折光と2次回折光の回折効率が増大している。
その設計次数以外の回折光の増加はフレアとなり、光学系の解像度を低下させる原因となってくる。
図14は図13に示す2つの回折格子104,105を積層した積層型の回折光学部の1次回折光の回折効率の波長依存特性の概略図である。
図13の回折光学素子では基材102上に紫外線硬化樹脂(nd=1.499,νd=54)からなる第1の回折格子104を形成し、その上に別の紫外線硬化樹脂(nd=1.598,νd=28)からなる第2の回折格子105を形成して構成している。この材質の組み合わせでは、第1の回折格子104の格子厚dlはdl=13.8μm、第2の回折格子105の格子厚d2はd2=10.5μmとしている。
図14からわかるように積層構造の回折光学部にすることで、設計次数の回折効率は、使用波長全域で95%以上の高い回折効率を有している。
次に、本発明の撮影光学系を用いた一眼レフカメラシステムの実施例を図15を用いて説明する。
図15において、10は一眼レフカメラ本体、11は本発明による撮影光学系を搭載した交換レンズ、12は交換レンズ11を通して得られる被写体像を記録するフィルムや撮像素子等の記録手段、13は交換レンズ11からの被写体像を観察するファインダー光学系、14は交換レンズ11からの被写体像を記録手段12とファインダー光学系13に切替えて伝送するための回動するクイックリターンミラーである。
ファインダーで被写体像を観察する場合は、クイックリターンミラー14を介してピント板15に結像した被写体像をペンタプリズム16で正立像としたのち、接眼光学系17で拡大して観察する。
撮影時にはクイックリターンミラー14が矢印方向に回動して被写体像は記録手段12に結像して記録される。18はサブミラー、19は焦点検出装置である。
このように本発明の撮影光学系を一眼レフカメラ交換レンズ等の撮像装置に適用することにより、高い光学性能を有した撮像装置が実現できる。
尚、本発明はクイックリターンミラーのないSLR(Single Lens Reflex)カメラにも同様に適用することができる。
以上のように各実施例によれば、回折光学素子を光学系中の適切の位置に設定することにより、より容易に回折光学素子を形成し、回折光学素子の格子部のエッジ等より発生するフレアーを極力小さく押さえ、かつ色収差が小さく良好なる光学性能を有し、コンパクトで軽量な撮影光学系及びそれを用いた撮像装置が得られる。
次に本発明の数値実施例を示す。尚、数値実施例においてiは物体側からの順番を示し、riは物体側より順にi番目の面の曲率半径、diは物体側より順にi番目のレンズ厚および空気間隔、niとνiはそれぞれ物体側より順にi番目の材料のd線での屈折率とアッベ数である。
また、回折光学部の形状は、基準波長(d線)をλo、光軸からの距離をh、位相をΦ(h)としたとき、
Φ(h)=2πλo(Cl・a2+C2・h4+C3・h6+…)
なる式で表される。
fは焦点距離、FnoはFナンバー、ωは半画角を示す。BFはバックフォーカスである。各数値実施例の屈折力のない最後の2つの面は設計上用いたガラスブロックの面(ダミー面)である。又、前述の各条件式と各数値実施例との関係を表1に示す。
数値実施例1
f=780.0 Fno=1:5.8 2ω=3.2°
r 1= 183.804 d 1= 20.13 n 1=1.48749 ν 1=70.2
r 2= -601.516 d 2= 45.34
r 3= 125.453 d 3= 9.10 n 2=1.48749 ν 2=70.2
r 4= 275.000(回折面)d 4= 8.19 n 3=1.48749 ν 3=70.2
r 5=1443593.587 d 5= 2.72
r 6= -540.021 d 6= 4.80 n 4=1.83481 ν 4=42.7
r 7= 183.239 d 7= 58.63
r 8= 74.687 d 8= 11.12 n 5=1.48749 ν 5=70.2
r 9= 363.443 d 9= 0.49
r10= 71.399 d10= 5.00 n 6=1.69680 ν 6=55.5
r11= 49.913 d11= 41.54
r12= 853.454 d12= 3.50 n 7=1.43387 ν 7=95.1
r13= 84.048 d13= 51.65
r14= 0.000(絞り) d14= 24.20
r15= 112.962 d15= 1.72 n 8=1.84666 ν 8=23.9
r16= 31.965 d16= 4.68 n 9=1.51742 ν 9=52.4
r17= -74.630 d17= 1.32
r18= 59.912 d18= 3.66 n10=1.74950 ν10=35.3
r19= -56.359 d19= 1.72 n11=1.72916 ν11=54.7
r20= 46.800 d20= 1.52
r21= -101.849 d21= 1.72 n12=1.83481 ν12=42.7
r22= 63.831 d22= 2.09
r23= 170.199 d23= 4.44 n13=1.63980 ν13=34.5
r24= -22.060 d24= 1.85 n14=1.71300 ν14=53.9
r25= -145.542 d25= 43.14
r26= -133.256 d26= 4.70 n15=1.51742 ν15=52.4
r27= -44.932 d27= 2.36
r28= ∞ d28= 2.64 n16=1.51633 ν16=64.1
r29= ∞ BF= 96.82


数値実施例2
f=590.0 FNo=1:4.1 2ω= 4.2°
r 1= 138.257 d 1= 26.59 n 1=1.48749 ν 1=70.2
r 2= -701.408 d 2= 31.83
r 3= 111.640 d 3= 9.11 n 2=1.48749 ν 2=70.2
r 4= 200.000(非球面)d 4= 6.53 n 3=1.51633 ν 3=64.1
r 5= 568.750 d 5= 5.89
r 6= -419.970 d 6= 4.00 n 4=1.83481 ν 4=42.7
r 7= 140.715 d 7= 11.99
r 8= 89.279 d 8= 18.63 n 5=1.48749 ν 5=70.2
r 9= 4643.475 d 9= 0.37
r10= 62.003 d10= 5.30 n 6=1.69680 ν 6=55.5
r11= 48.853 d11= 43.49
r12= 543.496 d12= 3.00 n 7=1.57501 ν 7=41.5
r13= 7749.702 d13= 1.50 n 8=1.48749 ν 8=70.2
r14= 83.522 d14= 35.31
r15= 0.000(絞り) d15= 19.51
r16= 84.207 d16= 1.30 n 9=1.84666 ν 9=23.9
r17= 32.197 d17= 5.77 n10=1.51742 ν10=52.4
r18= -205.995 d18= 7.06
r19= 84.018 d19= 3.79 n11=1.74950 ν11=35.3
r20= -69.512 d20= 1.30 n12=1.72916 ν12=54.7
r21= 50.426 d21= 2.28
r22= -82.881 d22= 1.30 n13=1.83481 ν13=42.7
r23= 100.451 d23= 4.61
r24= 208.189 d24= 5.28 n14=1.63980 ν14=34.5
r25= -27.377 d25= 1.40 n15=1.72916 ν15=54.7
r26= -146.056 d26= 27.08
r27= 3367.007 d27= 5.50 n16=1.51742 ν16=52.4
r28= -52.555 d28= 2.38
r29= ∞ d29= 2.00 n17=1.51633 ν17=64.1
r30= ∞ BF= 89.64


数値実施例3
f=493.4 FNo=1:4.1 2ω=5.0°
r 1= 123.826 d 1= 21.38 n 1=1.48749 ν 1=70.2
r 2= -757.722 d 2= 30.15
r 3= 90.033 d 3= 8.72 n 2=1.48749 ν 2=70.2
r 4= 141.947(回折面)d 4= 8.77 n 3=1.48749 ν 3=70.2
r 5= 440.864 d 5= 4.49
r 6= -446.937 d 6= 4.50 n 4=1.83400 ν 4=37.2
r 7= 128.370 d 7= 12.00
r 8= 76.068 d 8= 12.35 n 5=1.48749 ν 5=70.2
r 9= 4330.731 d 9= 0.31
r10= 49.713 d10= 4.50 n 6=1.64000 ν 6=60.1
r11= 38.649 d11= 35.82
r12= 298.988 d12= 3.20 n 7=1.43387 ν 7=95.1
r13= 53.126 d13= 25.00
r14= 0.000(絞り) d14= 21.00
r15= 62.037 d15= 1.40 n 8=1.85026 ν 8=32.3
r16= 27.190 d16= 4.66 n 9=1.48749 ν 9=70.2
r17= -240.785 d17= 1.30
r18= 71.658 d18= 2.84 n10=1.76182 ν10=26.5
r19= -172.392 d19= 1.40 n11=1.71300 ν11=53.9
r20= 38.639 d20= 3.77
r21= -64.027 d21= 1.40 n12=1.88300 ν12=40.8
r22= 106.220 d22= 1.69
r23= 117.854 d23= 5.95 n13=1.67270 ν13=32.1
r24= -27.657 d24= 1.50 n14=1.77250 ν14=49.6
r25= -221.098 d25= 13.80
r26= 169.903 d26= 6.89 n15=1.48749 ν15=70.2
r27= -47.006 d27= 2.50
r28= ∞ d28= 1.67 n16=1.51633 ν16=64.1
r29= ∞ BF= 59.25


数値実施例4
f=780.0 FNo=1:5.8 2ω=3.2°
r 1= 174.843 d 1= 19.84 n 1=1.48749 ν 1=70.2
r 2= -951.762 d 2= 30.00
r 3= 135.753 d 3= 15.66 n 2=1.48749 ν 2=70.2
r 4= 400.000(回折面)d 4= 4.79
r 5= -1504.017 d 5= 4.80 n 3=1.83481 ν 3=42.7
r 6= 233.061 d 6= 78.72
r 7= 85.712 d 7= 12.17 n 4=1.48749 ν 4=70.2
r 8= 423.114 d 8= 0.49
r 9= 70.264 d 9= 5.00 n 5=1.69680 ν 5=55.5
r10= 50.624 d10= 56.86
r11= 672.609 d11= 3.50 n 6=1.43387 ν 6=95.1
r12= 75.917 d12= 30.31
r13= 0.000(絞り) d13= 24.20
r14= 133.707 d14= 1.72 n 7=1.84666 ν 7=23.9
r15= 37.012 d15= 5.91 n 8=1.51742 ν 8=52.4
r16= -135.367 d16= 20.00
r17= 79.937 d17= 5.01 n 9=1.74950 ν 9=35.3
r18= -43.443 d18= 1.72 n10=1.72916 ν10=54.7
r19= 42.446 d19= 2.75
r20= -74.526 d20= 1.72 n11=1.83481 ν11=42.7
r21= 106.601 d21= 2.09
r22= 90.975 d22= 5.19 n12=1.63980 ν12=34.5
r23= -30.531 d23= 1.85 n13=1.71300 ν13=53.9
r24= -74.543 d24= 43.14
r25= -102.722 d25= 3.89 n14=1.51742 ν14=52.4
r26= -47.721 d26= 2.36
r27= ∞ d27= 2.64 n15=1.51633 ν15=64.1
r28= ∞ BF= 75.76

数値実施例1の材料の屈折率
d g c f
G 1 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G 2 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G 3 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G 4 1.834807 1.859527 1.828974 1.848514
G 5 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G 6 1.696797 1.712339 1.692974 1.705522
G 7 1.433870 1.439490 1.432480 1.437040
G 8 1.846660 1.893856 1.836554 1.871929
G 9 1.517417 1.529804 1.514444 1.524313
G10 1.749500 1.776810 1.743260 1.764470
G11 1.729157 1.745696 1.725101 1.738436
G12 1.834807 1.859527 1.828974 1.848514
G13 1.639799 1.663933 1.634375 1.652939
G14 1.712995 1.729435 1.708974 1.722210
G15 1.517417 1.529804 1.514444 1.524313
G16 1.516330 1.526214 1.513855 1.521905

数値実施例2の材料の屈折率
d g c f
G 1 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G 2 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G 3 1.516330 1.526214 1.513855 1.521905
G 4 1.834807 1.859527 1.828974 1.848514
G 5 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G 6 1.696797 1.712339 1.692974 1.705522
G 7 1.575006 1.592745 1.570902 1.584756
G 8 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G 9 1.846660 1.893856 1.836554 1.871929
G10 1.517417 1.529804 1.514444 1.524313
G11 1.749500 1.776810 1.743260 1.764470
G12 1.729157 1.745696 1.725101 1.738436
G13 1.834807 1.859527 1.828974 1.848514
G14 1.639799 1.663933 1.634375 1.652939
G15 1.729157 1.745696 1.725101 1.738436
G16 1.517417 1.529804 1.514444 1.524313
G17 1.516330 1.526214 1.513855 1.521905

数値実施例3の材料の屈折率
d g c f
G 1 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G 2 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G 3 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G 4 1.834000 1.862781 1.827376 1.849819
G 5 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G 6 1.639999 1.653107 1.636730 1.647384
G 7 1.433870 1.439490 1.432480 1.437040
G 8 1.850259 1.884505 1.842582 1.868918
G 9 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G10 1.761821 1.799923 1.753567 1.782296
G11 1.712995 1.729435 1.708974 1.722210
G12 1.882997 1.910497 1.876560 1.898221
G13 1.672700 1.700114 1.666607 1.687564
G14 1.772499 1.791972 1.767798 1.783374
G15 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G16 1.516330 1.526214 1.513855 1.521905

数値実施例4の材料の屈折率
d g c f
G 1 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G 2 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G 3 1.834807 1.859527 1.828974 1.848514
G 4 1.487490 1.495964 1.485344 1.492285
G 5 1.696797 1.712339 1.692974 1.705522
G 6 1.433870 1.439490 1.432480 1.437040
G 7 1.846660 1.893856 1.836554 1.871929
G 8 1.517417 1.529804 1.514444 1.524313
G 9 1.749500 1.776810 1.743260 1.764470
G10 1.729157 1.745696 1.725101 1.738436
G11 1.834807 1.859527 1.828974 1.848514
G12 1.639799 1.663933 1.634375 1.652939
G13 1.712995 1.729435 1.708974 1.722210
G14 1.517417 1.529804 1.514444 1.524313
G15 1.516330 1.526214 1.513855 1.521905
Figure 2006317605
本発明の数値実施例1のレンズ断面図 本発明の数値実施例1の物体無限遠の収差図 本発明の数値実施例2のレンズ断面図 本発明の数値実施例2の物体無限遠の収差図 本発明の数値実施例3のレンズ断面図 本発明の数値実施例3の物体無限遠の収差図 本発明の数値実施例4のレンズ断面図 本発明の数値実施例4の物体無限遠の収差図 本発明に係る回折光学素子の説明図 本発明に係る回折光学素子の波長依存特性の説明図 本発明に係る回折光学素子の説明図 本発明に係る回折光学素子の波長依存特性の説明図 本発明に係る回折光学素子の説明図 本発明に係る回折光学素子の波長依存特性の説明図 本発明の撮像装置の要部概略図
符号の説明
B1 前方レンズ群
B2 第2レンズ群
B3 第3レンズ群
B4 第4レンズ群
B5 第5レンズ群
B11 第11レンズ群
B12 第12レンズ群
B13 第13レンズ群
SP 絞り
IP 像面
DOE 回折光学部

Claims (9)

  1. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の前方レンズ群と負の屈折力の第2レンズ群を有する撮影光学系において、前記前方レンズ群は物体側より像側へ順に単レンズよりなる正の屈折力の第11レンズ群と回折光学部を含む正の屈折力の第12レンズ群と負の屈折力の第13レンズ群より成り、前記回折光学部は物体側に凸形状であり、前記第11レンズ群と前記第12レンズ群との間隔をL1、光学全長をOTLとするとき、
    0.05 < L1/OTL < 0.2
    なる条件を満足することを特徴とする撮影光学系。
  2. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の前方レンズ群とフォーカスの為に光軸方向に移動する負の屈折力の第2レンズ群、1以上のレンズ群を含む後群を有する撮影光学系において、前記前方レンズ群は、最も広い空気間隔とその次に広い空気間隔を境に物体側より像側へ順に単レンズよりなる正の屈折力の第11レンズ群と回折光学部を含む正の屈折力の第12レンズ群と負の屈折力の第13レンズ群より成り、前記回折光学部は物体側に凸形状であり、前記第11レンズ群と前記第12レンズ群との間隔をL1、光学全長をOTLとするとき、
    0.05 < L1/OTL < 0.2
    なる条件を満足することを特徴とする撮影光学系。
  3. 前記第11レンズ群の焦点距離をf11、物体距離無限遠での全系の焦点距離をfとするとき、
    0.35 < f11/f < 0.48
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2の撮影光学系。
  4. 前記回折光学部が施されている面の曲率半径をRD、前記回折光学部から像面までの長さをLとするとき、
    0.55 < RD/L < 2
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1、2又は3の撮影光学系。
  5. 前記回折光学部の光線有効径をφD、物体距離無限遠での全系の焦点距離をf、FナンバーをFNoTとするとき、
    0.70 < φD×FNoT/f < 0.82
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1、2、3又は4の撮影光学系。
  6. 前記回折光学部の回折面の回折作用に基づく焦点距離をfd、物体距離無限遠での全系の焦点距離をfとするとき、
    10 < fd/f < 100
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項の撮影光学系。
  7. 前記回折光学部に入射する光線の回折光学部が施されている面の面法線に対する角度の絶対値の最大値をθdとするとき
    θd < 12°
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項の撮影光学系。
  8. 前記後群は、光軸と垂直方向の成分を持つように移動して、像位置を変化させるレンズ群を有していることを特徴とする請求項2の撮影光学系。
  9. 請求項1から8のいずれか1項の撮影光学系と、該撮影光学系によって形成された像を受光する固体撮像素子を有していることを特徴とする撮像装置。
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