JP2006317566A - 表示装置および電子機器 - Google Patents

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JP2006317566A
JP2006317566A JP2005138085A JP2005138085A JP2006317566A JP 2006317566 A JP2006317566 A JP 2006317566A JP 2005138085 A JP2005138085 A JP 2005138085A JP 2005138085 A JP2005138085 A JP 2005138085A JP 2006317566 A JP2006317566 A JP 2006317566A
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Katsunori Yamazaki
克則 山崎
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Abstract

【課題】 γ変換を実行する回路自体について、構成の簡易化を図る。
【解決手段】 液晶パネル100では、RGBの3つのサブ画素120からなる画素11
0でカラー表示する。走査線311とデータ線211との交差にて、1行の走査線に1色
が対応するようにサブ画素120が設けられる、いわゆる横ストライプの構成となってい
る。各サブ画素120は、走査線が選択されたときに、対応するデータ線の電圧に応じた
階調となる。特性変更回路500は、水平走査されるサブ画素の色に対応したγ特性を、
γ変換回路252にセットする。γ変換回路252は、液晶パネル100の垂直走査およ
び水平走査に同期して供給されて、サブ画素の階調を規定する階調データDaを、特性変
更回路500によりセットされたγ特性を用いて、階調に対応する電圧を規定するサブ画
素データDbに変換する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、構成の簡易化によって低コスト化や低消費電力化を図る技術に関する。
人間の視覚特性は、対数的または指数的な性質を持つことが一般に知られている。この
ため、階調が直線的に変化していても、人間の目にはそれが直線的に変化している、とは
感じられないことがある。また、液晶や有機EL(Electronic Luminescence)などの電
気光学変化による表示を行う表示装置では、電圧や電流がリニアに変化しても、その階調
は曲線的となる。
こうした事情から、表示装置においては、サブ画素の階調を直線的に規定するデジタル
データを、表示素子の輝度や人間の視覚特性を考慮して曲線的な特性(γ特性)に変換し
、変換された特性にしたがって階調を表現して、人間の目で見て階調変化が直線的に現れ
るようにすることがしばしば行われる(例えば、特許文献1参照)。こうした一連の処理
を称してγ変換と呼ぶことがある。
特開2004−70367号公報
ところで、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色でカラー表示を行う場合、各
色のγ特性が異なるので、RGBのそれぞれに対してγ変換を行う必要がある。このため
、各列のデータ線にRGBのいずれか1色のサブ画素を対応させた構成では、デジタルデ
ータから電圧(または電流)に変換する特性について色毎に3組用意する必要となり、構
成の複雑化を招くことになった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、γ変換
を実行する回路自体について、原色数よりも少ない個数で済ませて、構成の簡易化を図っ
た表示装置および電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、m(mは3以上の整数)色のサブ画素によって1
つの画素を表示し、前記サブ画素は、複数の走査線と複数のデータ線との交差にて、1行
の走査線にn(nは、m>n>0を満たす整数)色が対応するように設けられるとともに
、走査線が選択されたときに、対応するデータ線の電圧または電流に応じた階調となる表
示装置であって、前記複数の走査線を所定の順番で選択する走査線駆動回路と、選択され
る走査線のサブ画素の階調を指定する階調データを、当該サブ画素の色毎に階調に対する
電圧または電流特性に応じた電圧または電流のデータ信号に変換して、前記データ線に供
給するデータ線駆動回路とを具備することを特徴とする。この構成によれば、mよりも少
ないn個の回路によって、階調データを、電圧または電流のデータ信号に変換することが
可能となり、構成の簡易化に寄与することが可能となる。
ここで、本発明において、前記サブ画素は、画素電極と、対応する走査線が選択される
と、前記データ線と前記画素電極との間にて導通状態となる三端子型スイッチング素子と
を有するとともに、前記画素電極の電圧または電流に応じた階調となる構成が好ましい。
この構成において、特性変更回路と、変換回路とを更に有し、前記特性変更回路は、予
め定められた階調に対する電圧または電流特性のうち、選択される走査線のサブ画素の色
に応じた階調に対する電圧または電流特性を、前記変換回路にセットし、前記変換回路は
、前記特性変更回路によりセットされた階調に対する電圧または電流特性にしたがって前
記階調データを、電圧または電流を示すサブ画素データに変換し、前記データ線駆動回路
は、前記サブ画素データに基づいてデータ信号を生成する構成が良い。
また、本発明において、前記サブ画素は、容量と、画素電極と、対応する走査線が選択
されて、所定の選択電圧が印加されると導通状態となる二端子型スイッチング素子との直
列接続を、対応する走査線とデータ線との間に介挿したものであって、前記容量で保持さ
れた電圧実効値に応じた階調となる構成も好ましい。
この構成において、パルス間隔設定回路と、パルス生成回路とを更に有し、前記走査線
駆動回路は、選択した走査線に前記スイッチング素子を導通状態とさせる選択電圧を印加
し、前記パルス間隔設定回路は、前記選択電圧が印加される期間におけるデータ信号の電
圧切替タイミングを階調毎に規定するパルス信号の間隔を、選択される走査線のサブ画素
の色に応じて前記パルス生成回路にセットし、前記パルス生成回路は、前記パルス信号を
、前記パルス生成回路によりセットされた間隔で出力し、前記データ線駆動回路は、前記
階調データで指定された階調に応じた切替タイミングにて、前記データ信号の電圧を切り
替える構成が良い。
また、本発明において、前記mを3、前記nを2とする場合、3色のサブ画素を、赤色
、緑色および青色とし、一方の走査線に赤色と緑色のサブ画素を対応させるとともに他方
の走査線に青色のサブ画素を対応させ、前記1つの画素を2列のデータ線に対応させ、一
方の列のデータ線が赤色のサブ画素に接続されるとともに他方の列のデータ線が緑色と青
色のサブ画素で兼用して接続される構成としても良い。
なお、本発明は、当該電気光学装置を有する電子機器としても概念することが可能であ
る。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実
施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。
この図に示されるように、電気光学装置10は、液晶パネル100、データ線駆動回路
250、走査線駆動回路350、制御回路400および特性変更回路500を含む。
このうち、液晶パネル100では、走査線311がRGBのそれぞれに対応して、32
0×3行分がそれぞれ行(X)方向に延在する一方、240列のデータ線211が列(Y
)方向に延在して設けられている。
本実施形態において、サブ画素120は、R(赤)、G(緑)、B(青)のいずれかの
色に対応しており、走査線311とデータ線211との交差に対応して、それぞれ配列し
ている。各サブ画素120は、行方向に揃っており、列方向の上から下に向かってみると
RGBRGB…と繰り返し配置した、いわゆる横ストライプとなっている。そして、RG
Bの3色で1つの画素110を構成してカラー表示する構成である。したがって、本実施
形態では、画素110が縦320行×横240列でマトリクス状に配列することなる。た
だし、本発明をこの配列に限定する趣旨ではない。
なお、液晶パネル100の構成については特に図示しないが、走査線やデータ線等が形
成された素子基板と、共通電極やカラーフィルタが形成された対向基板とを一定の間隙を
もってシール材によって貼り合わせるとともに、この間隙に液晶を封止した構成となって
いる。
サブ画素120の詳細な構成について説明する。図2は、サブ画素120の電気的な構
成を示す図であり、i行と、j列及びこれに隣接する(j+1)列との交差に対応する1
×2の計2画素分の構成が示されている。
ここで、i、(i+1)は、画素110が配列する行を一般的に示す場合の記号であっ
て、1以上320以下の整数であり、j、(j+1)は、画素110が配列する列を一般
的に示す場合の記号であって、1以上240以下の整数である。
なお、画素110ではなく、サブ画素120でみれば、例えばi行j列の画素110を
構成するR、G、Bのサブ画素120は、(3i−2)行目、(3i−1)行目、3i行
目の走査線311と、j列目のデータ線211とにそれぞれ対応して設けられる、という
ことができる。
各サブ画素120については、電気的な等価回路が互い同一構成なので、i行j列の画
素110におけるRのサブ画素120について代表して説明すると、当該サブ画素120
において、nチャネル型のTFT(thin film transistor)116のソースがj列目のデ
ータ線211に接続されるとともに、そのドレインが画素電極(サブ画素電極)118に
接続される一方、ゲートが(3i−2)行目の走査線311に接続されている。
これらの走査線311、データ線211、TFT116および画素電極118は、いず
れも素子基板に形成される。一方、素子基板に形成された画素電極118に対向するよう
に共通電極108が全サブ画素に対して共通に設けられる。そして、これらの画素電極1
18と共通電極108との間に液晶105が挟持されている。このため、サブ画素毎に、
画素電極118、共通電極108および液晶105からなる画素容量(サブ画素容量)が
構成されることになる。なお、共通電極108には、電圧LCcomが印加されているが、
説明簡略化のため、後述する振幅中心電圧Vcと等しいことにする。
ここで、選択により走査線311がHレベルとなると、TFT116のソース・ドレイ
ン間が導通(オン)状態となるので、データ線211に供給されたデータ信号が画素電極
118に印加される一方、選択が終了して走査線311がLレベルになって、TFT11
6がオフとなっても、画素電極118に印加された電圧は、画素容量によって保持される
ことになる。
特に図示はしないが、両基板の各対向面には、液晶分子の長軸方向が両基板間で例えば
約90度連続的に捻れるようにラビング処理された配向膜がそれぞれ設けられる一方、両
基板の各背面側には配向方向に応じた偏光子がそれぞれ設けられる。
画素電極118と共通電極108との間を通過する光は、画素容量に印加される電圧実
効値がゼロであれば、液晶分子の捻れに沿って約90度旋光する一方、当該電圧実効値が
大きくなるにつれて、液晶分子が電界方向に傾く結果、その旋光性が消失する。このため
、例えば透過型において、入射側に、入射側の配向方向に合わせた偏光軸を有する偏光子
を配置させる一方、出射側に、出射側の配向方向と直交する方向の偏光軸を有する偏光子
を配置させると、当該電圧実効値がゼロに近ければ、光の透過率が最小となる一方、電圧
実効値が大きくなるにつれて透過する光量が増加して、ついには透過率が最大となる(ノ
ーマリーブラックモード)。
また、オフ時におけるTFT116を介した画素容量からの電荷リークの影響を少なく
するために、蓄積容量109がサブ画素毎に形成されている。この蓄積容量109の一端
は、画素電極118(TFT116のドレイン)に接続される一方、その他端は、全サブ
画素にわたって容量線107に共通接続されている。この容量線107は、図1では図示
省略されているが、時間的に一定の電位、例えば共通電極108と同じ電圧LCcomに保
たれている。
説明を再び図1に戻すと、制御回路400は、上位装置(図示省略)から供給される上
位装置から供給されるドットクロック信号Dclk、垂直走査信号Vsおよび水平走査信
号Hsから、1水平走査期間の開始時を規定するラッチパルスLP(図4参照)や、極性
指示信号POL、垂直走査期間(1F)の開始時を規定するスタートパルスDY、クロッ
ク信号CLYの各種制御信号によって液晶パネル100の走査を制御するとともに、選択
信号Selを特性変更回路500に供給するものである。
ここで、極性指示信号POLは、Hレベルであれば正極性書込を指定し、Lレベルであ
れば負極性書込を指定する信号であり、図3に示されるように、1垂直走査期間(1F)
では、1水平走査期間(1H)毎に極性反転するとともに、隣接する1垂直走査期間(1
F)同士でみれば、波形全体が互いに論理反転の関係にある。このように極性反転する理
由は、液晶105に直流成分が印加されることによる劣化を防止するためである。
走査線駆動回路350は、図3に示されるように、スタートパルスDYを、クロック信
号CLYの立ち上がりにて順次取り込んでシフトして、そのシフト信号を、走査信号とし
て320×3行の走査線311にそれぞれ供給するものである。このため、クロック信号
CLYの1周期が1行の走査線311が選択される水平走査期間に相当することになる。
ここで、i行目の画素110に対応するRGBの3行、すなわち、(3i−2)行目、
(3i−1)行目、および、3i行目の走査線311に供給される走査信号を、それぞれ
Yi−R、Yi−G、および、Yi−Bと表記している。
データ線駆動回路250は、γ変換回路252とデータ信号供給回路254とを有する
。このうち、γ変換回路252は、上位装置から、ドットクロック信号Dclk、垂直走
査信号Vsおよび水平走査信号Hsに同期して供給されるとともに、サブ画素の階調を規
定する例えば6ビットの階調データDaを、γ変換して、電圧を示す例えば10ビットの
サブ画素データDbとして出力するものであり、具体的には変換テーブルである。
階調データDaは、各色に対応しており、本実施形態では、サブ画素の階調を線形的に
指定する。このため、階調データDaが6ビットであれば、RGBの各色の階調値が十進
値の「0」から「63」までの64段階でそれぞれ指定されるので、本実施形態では、1
つの画素110でみれば、約26万色(=64)の表示が可能となっている。
ここで、6ビットの階調データDaが十進値で「0」(二進値では“000000”)
である場合に最も暗い階調を指定し、十進値が増加するにつれて徐々に明るくるように階
調を指定するとともに、十進値が「63」(二進値では“111111”)である場合に
最も明るい階調を指定するものとする。
なお、本実施形態では、横ストライプとなっているので、1行分の画素に相当する階調
データDaは、R、G、Bに分解されて、色毎に1水平走査期間にわたって供給されるこ
とになる。
また、本実施形態では、いわゆる線順次書込とするので、1行の走査線を選択する水平
走査期間よりも前に、当該走査線に位置するサブ画素の階調データが供給される。このた
め例えば、図3に示されるように、1行目の画素のGに対応する2行目の走査線311が
選択される期間(走査信号Yi−GがHレベルとなる期間)においては、その直後に選択
される1行目の画素のBに対応する3行目であって、1列目から240列目までのGのサ
ブ画素120の階調データDaが順番に上位装置から供給される。
データ信号供給回路254は、γ変換回路252によって変換されたサブ画素データD
bを1行分ラッチするとともに、対応する走査線311が選択される水平走査期間におい
て、て、たときに、正極性書込が指定されていれば、ラッチしたサブ画素データDbで指
定される電圧だけ電圧Vcよりも高位側の電圧を生成する一方、負極性書込が指定されて
いれば、ラッチしたサブ画素データDbで指定される電圧だけ電圧Vcよりも低位側の電
圧を生成して、対応するデータ線211に供給するものである。このような動作をデータ
信号供給回路254は、1〜240列のデータ線211のすべてについて実行する。
なお、図4は、便宜的にj列目のデータ線211に供給されるデータ信号をXjと表記
して、その電圧波形の一例を示したものである。
ところで、上位装置から供給される階調データDaは、サブ画素120の階調を線形的
に規定するのに対し、サブ画素データDbは、データ信号の電圧を規定する。データ信号
の電圧は、サブ画素120における画素電極118に印加されて、画素容量の電圧実効値
を規定するので、サブ画素データDbは、画素容量の電圧実効値を規定する、と言い換え
ることもできる。
上述したように、電圧がリニアに変化しても、そのサブ画素120で表現される階調は
曲線的に変化する。詳細には、RGBの電圧(画素容量の電圧実効値)−透過率特性は、
図5に示されるように変化する。
この図に示されるように、Rの特性については、電圧ゼロから電圧Vminまでは、透過
率はほぼゼロであり、電圧Vminを超えると電圧が増加するにつれて透過率が増加し、電
圧VRmaxに至ると、透過率がほぼ100%となる。
ここで、本実施形態において、共通電極108の電圧LCcomは、極性の基準である電
圧Vcと等しいので、図5における横軸電圧は、電圧Vcに対する差分電圧、すなわちサブ
画素データDbで指定すべき電圧を示すことになる。このため、γ変換回路252が、R
についての階調データDaを、Rについてのサブ画素データDbに変換する際には、図6
に示されるように、階調データDaが十進値で「0」(二進値では“000000”)で
ある場合に、サブ画素データDbが電圧Vminを指定し、階調データDaが十進値で「6
3」(二進値では“111111”)である場合に、サブ画素データDbが電圧VRmax
を指定して、階調データDaで中間階調が指定される場合には、人間の視覚特性に合わせ
て階調が直線的に変化するような電圧をサブ画素データDbが指定するような内容となる

この図に示されるように、G、Bの特性については、電圧ゼロから電圧Vminまでは、
透過率はほぼゼロであり、電圧Vminを超えると電圧が増加するにつれて透過率が増加し
、電圧VGmax、VBmaxに至ると、透過率がほぼ100%となるので、γ変換回路252
が、G、Bについての階調データDaを、G、Bについてのサブ画素データDbに変換す
る際には、図6に示されるように、階調データDaが二進値で“000000”である場
合に、サブ画素データDbが電圧Vminを指定し、階調データDaが二進値で“1111
11”である場合に、Gについてはサブ画素データDbが電圧VGmaxを指定し、Bにつ
いてはサブ画素データDbが電圧VBmaxを指定して、中間階調が指定される場合には、
人間の視覚特性に合わせて階調が直線的に変化するような電圧をサブ画素データDbが指
定するような内容となる。
このように、γ変換回路252は、RGBの色毎に異なる特性で、階調データDaをサ
ブ画素データDbに変換する必要がある。ただし、本実施形態において、1行の走査線3
11が選択された場合に、当該選択された走査線に位置するサブ画素120の色は、RG
Bのいずれか1色である。すなわち、本実施形態では、当該1水平走査期間において同時
に3色の特性が用いられることはなく、選択される走査線311に位置するサブ画素12
0の色に対応する特性だけが用いられる。
このため、本実施形態では、特性変更回路500が、γ変換回路252のγ特性を、1
水平走査期間毎にRGBRGB…の順番で、選択される走査線のサブ画素120の色(厳
密には、上位装置から供給される階調データDaの色)に対応するように変更する。詳細
には、特性変更回路500は、図3に示されるように、γ変換回路252における変換テ
ーブルの内容を、選択している走査線よりも1行前のサブ画素120の色に応じて、1水
平走査期間毎に書き換える。
なお、制御回路400は、1垂直走査期間の開始時にスタートパルスDYを出力すると
ともに、1水平走査期間の開始時にラッチパルスLPを出力するので、例えば、特性変更
回路500は、内部カウントの状態を、スタートパルスDYでリセットするとともに、ラ
ッチパルスLPで0→1→2→0→1→2…の順で状態が遷移させることによって、現時
点において選択される走査線311に対応する色を判断することができる。
上述したように、現時点において選択される走査線311よりも1行前の走査線311
に対応する階調データDaが、上位装置から供給されるので、特性変更回路500は、選
択される走査線311に対応する色が例えばRであると判断したならば、1つ前の行の走
査線311に対応する色のBのγ特性を、γ変換回路252にセットする。
これにより、上位装置から供給された階調データDaの色と同じ色のγ特性がγ変換回
路252にセットされるので、当該階調データDaは、対応する色のγ特性で変換されて
サブ画素データDbとなり、データ信号供給回路254にラッチされる。
ここでj列目のサブ画素120に対応してラッチされたサブ画素データDbは、対応す
る走査線311に選択される1水平走査期間において、極性指示信号POLで指定された
極性であって、当該サブ画素データDbで指定された電圧のデータ信号Xjに変換されて
、j列目のデータ線211に供給される。このような動作が、1〜240列目にわたって
同時に実行される。
第1実施形態によれば、γ変換回路252は、RGBの3つの色に対応してγ変換する
必要があるが、RGBの3色分を同時に変換するわけではなく、1水平走査期間(1H)
毎に、RGBの1色を順番に変換するので、変換テーブルに必要な容量が1色分で済む。
さらに、サブ画素データをデータ信号に変換するD/A変換特性について、RGB毎に区
別する必要がなく、列毎に同一特性で揃えられる。
このため、本実施形態では、構成の簡易化が可能となり、その分、低消費電力化を図る
ことが可能となる。
なお、第1実施形態において、電圧LCcomは、書込極性の基準である電圧Vでと一
致させるのが理想であるが、TFT116では、そのゲート・ドレイン間の寄生容量に起
因して、オンからオフ時にドレイン(画素電極118)の電位が低下する現象(プッシュ
ダウン、突き抜け、フィールドスルーなどと呼ばれる)が発生する。液晶の劣化を防止す
るために、画素容量では交流駆動が原則であるので、上述したように共通電極108に対
して高位側(正極性)と低位側(負極性)とで交互書き込みをするが、電圧LCcomを電
圧Vに一致させた状態で、交互書き込みをすると、プッシュダウンのために、画素容量
の電圧実効値は、負極性書込の方が正極性書込よりも大きくなってしまう。このため、同
一階調で正極性・負極性書込をした場合に、画素容量の電圧実効値が各書込極性で互いに
等しくなるように、共通電極108の電圧LCcomを、データ信号の振幅基準である電圧
よりも若干低めに設定するのが望ましい。
次に、本発明の第2実施形態に係る電気光学装置について説明する。図7は、第2実施
形態に係る電気光学装置10の全体構成を示すブロック図であり、図8は、第2実施形態
におけるサブ画素120の等価回路を示す図である。
第1実施形態では、画素電極118を、三端子型スイッチング素子のTFT116によ
りスイッチングする構成としたが、この第2実施形態では、二端子型のスイッチング素子
であるTFD(thin film diode)によりスイッチングする構成としたものである。この
ため、走査線311への走査信号波形、および、データ線211へのデータ信号波形が第
1実施形態とは異なる。詳細には後述するが、走査線311には、選択される1水平走査
期間のうち、後半期間において選択電圧が走査信号として印加される一方、データ線21
1には、当該選択電圧に対応する反対極性であって、階調に応じたパルス幅のデータ信号
が印加されて、画素容量は、当該選択電圧と当該パルス幅とで規定された電圧が保持され
る構成となっている。
上述したように、γ特性はRGB毎に異なるが、この第2実施形態では、階調に応じた
パルス幅を変化させるので、階調とパルス幅との関係をRGB毎に切り替える構成となる
まず、第2実施形態における、サブ画素120の構成について説明する。
図8に示されるように、サブ画素120は、走査線311とデータ線211との交差に
対応して設けられる点は、第1実施形態と同様であるが、TFD220の一端がデータ線
211に接続される一方、TFD220の他端が画素容量を構成する画素電極118に接
続されるとともに、画素容量の他端が走査線311に接続される点において、第1実施形
態と相違する。
なお、TFD220と画素容量との直列接続を反転して、TFD220の一端が走査線
311に接続される一方、画素容量の他端がデータ線211に接続される構成としても良
い。
ここで、TFD220は、良く知られているように、導電体/絶縁体/導電体のサンド
イッチ構造となっており、電流−電圧特性が正負双方向にわたって非線形となるダイオー
ドスイッチング特性を有している。
このため、走査線311が選択されて選択電圧が印加されると、データ線211に印加
されている電圧にかかわらず、当該走査線311および当該データ線211の交差に対応
するTFD220が強制的に導通状態(オン)となり、オンしたTFD220に接続され
た画素容量に、当該選択電圧および当該データ電圧の差に応じた電圧が保持される。走査
線311の選択が終了して非選択電圧が印加されると、当該TFD220はオフするが、
画素容量における電圧の保持状態が維持される。画素容量では、保持電圧に応じて、液晶
105の配向状態が変化し、偏光子(図示省略)を通過する光量が電圧実効値に応じて変
化するので、当該選択電圧が印加されたときのデータ信号のパルス幅により、画素容量に
保持される電圧実効値をサブ画素毎に制御して、これにより、所定の階調表示を行うこと
が可能となる。
第2実施形態における走査線駆動回路352は、320×3行の走査線311を1水平
走査期間(1H)毎に1本ずつ選択するとともに、選択した走査線に対し、当該1水平走
査期間の後半期間(1/2H)に選択電圧を印加する一方、その他の走査線に対しては、
非選択電圧を、それぞれ供給する。
詳細には、走査線駆動回路352は、図9に示されるように、垂直走査期間(1F)の
最初に供給されるスタートパルスDYを、1周期が1水平走査期間(1H)であってデュ
ーティ比が50%のクロック信号CLYの立ち上がりにて順次取り込んでシフトして、走
査線311を順番に選択するとともに、これらの選択期間(1水平走査期間)のうち、ク
ロック信号CLYがLレベルとなる期間によって1水平走査期間の後半期間を規定して、
次のような電圧を選択して印加する。
すなわち、走査線駆動回路352は、1水平走査期間において、ある行の走査線311
を選択すると、選択した1水平走査期間の後半期間(1/2H)において、極性指示信号
POLがHレベルであれば、正極性選択電圧+Vを選択し、その選択が終了すると、当
該選択電圧に対応する正極性非選択電圧+Vを選択して、選択した電圧を当該走査線3
11に印加する一方、選択された1水平走査期間の後半期間(1/2H)において、極性
指示信号POLがLレベルであれば、負極性選択電圧−Vを選択し、その選択が終了す
ると、当該選択電圧に対応する負極性非選択電圧−Vを選択して、選択した電圧を当該
走査線311に印加する。
したがって、第2実施形態では、走査線311の選択と選択電圧の印加期間とが一致す
る第1実施形態とは異なり、走査線311の選択は1水平走査期間であり、当該走査線3
11への選択電圧の印加期間は1水平走査期間の後半期間となる。
次に、このような走査線駆動回路352による走査信号の電圧波形について図9を参照
して説明する。1行目の画素のRに対応する走査線311が選択されると、当該走査線に
対応する走査信号Y1−Rは、その水平走査期間の後半期間(1/2H)において、極性
指示信号POLのHレベルに対応して正極性選択電圧+Vとなり、その後、正極性非選
択電圧+Vとなり、1垂直走査期間(1F)経過して、再び選択されたとき、当該走査
信号Y1−Rは、負極性選択電圧−Vとなり、その後、負極性非選択電圧−Vとなり
、以下このサイクルの繰り返しとなる。
また、極性指示信号POLは、第1実施形態と同様に1水平走査期間(1H)毎に論理
レベルが反転するので、各走査線311に供給される走査信号は、1水平走査期間(1H
)毎に、すなわち、走査線311の1行毎に交互に極性が反転する関係となる。例えばあ
るフレームにおいて、走査信号Y1−Rの選択電圧が正極性選択電圧+Vであれば、1
水平走査期間経過後において、次の行に対応する走査信号Y1−Gの選択電圧は負極性選
択電圧−Vとなる。
次に、図1におけるデータ線駆動回路260について説明する。データ線駆動回路26
0は、データ信号X1、X2、X3、…、X240を、それぞれ1列目、2列目、3列目
、…、240列目のデータ線211を介して供給するものである。
ここで、第2実施形態におけるデータ線駆動回路260で用いられる制御信号について
説明する。
第1に、リセット信号RESは、図10に示されれるように、1水平走査期間(1H)
の前半期間の最初および後半期間の最初にそれぞれ出力されるパルスである。第1に、交
流駆動信号MXは、サブ画素120を交流駆動するための信号であり、同図に示されるよ
うに、極性指示信号POLよりも位相が90度進んだ関係にある。このため、交流駆動信
号MXは、選択電圧として正極性の電圧+Vが指定される1水平走査期間(1H)では
、その前半期間においてHレベルとなり、その後半期間においてLレベルとなる一方、選
択電圧として負極性の電圧−Vが指定される1水平走査期間(1H)では、その前半期
間においてLレベルとなり、その後半期間においてHレベルとなる。これらのリセット信
号RESおよび交流駆動信号MXは、制御回路400からラッチパルスLPとともにデー
タ線駆動回路260に供給される。
第3に、階調コードパルスGCPは、図7におけるGCP生成回路600によって生成
され、図10に示されるように、1水平走査期間の前半期間、後半期間のそれぞれにおい
て、十進表記において最高階調値「63」および最低階調値「0」を除く中間階調値「6
2」〜「1」に対応するとともに、階調値「62」、「61」、「60」、…、「2」、
「1」の順番に配列して、データ信号の電圧の切替タイミングを中間階調毎に規定するパ
ルスである。
なお、図10では、1種類の階調コードパルスGCPだけが示されているが、実際には
、GCP生成回路600においては、RGB用の3種類が用意され、選択される走査線3
11に対応する色に応じたものが出力される。また、図10において階調コードパルスG
CPは等間隔で出力されているように見えるが、実際には後述するようにγ特性に合わせ
て不等間隔で出力される。
また、ラッチパルスLPは、第1実施形態と同様に、水平走査期間の開始時に供給され
るパルスである。
一方、第2実施形態では、上位装置から階調データDaがデータ線駆動回路260に直
接供給される。データ線駆動回路260は、選択された走査線311に位置するサブ画素
120の階調データDaを、次のようにして、当該階調値に応じたパルス幅を有するデー
タ信号に変換し、対応するデータ線211に供給する。この動作を、データ線駆動回路2
60は、選択された走査線311に位置する240列のそれぞれについて実行する。
なお、本実施形態において、データ信号X1、X2、X3、…、X240は、交流駆動
信号MXのHレベルに対応する電圧+Vと、交流駆動信号MXのLレベルに対応する電
圧−Vとの2値のいずれかをとる。
ここで、データ線駆動回路260のj列目におけるデータ信号Xjの電圧規定動作につ
いてみると、極性指示信号POLがHレベルである1水平走査期間(1H)において、j
列目の階調データDaが指定する階調が最高値「63」および最低値「0」以外の中間階
調であれば、第1に、1水平走査期間の前半期間(1/2H)の最初に供給されるリセッ
ト信号RESによって、交流駆動信号MXのレベルとは反対のレベルに対応する電圧にリ
セットし、第2に、階調コードパルスGCPのうち、当該階調データDaに対応するもの
の立ち上がりにて、交流駆動信号MXと同一のレベルに対応する電圧にセットし、第3に
、1水平走査期間の後半期間(1/2H)の最初に供給されるリセット信号RESを無視
し、第4に、階調コードパルスGCPのうち、当該階調データDaに対応するものの立ち
上がりにて、交流駆動信号MXと同一のレベルに対応する電圧に再セットするように、デ
ータ信号Xjの電圧を規定する。
ただし、データ線駆動回路260は、極性指示信号POLがHレベルである1水平走査
期間(1H)において、階調データDaが最低値の「0」であれば、交流駆動信号MXを
反転したレベルに対応する電圧となるように、また、階調データDaが最高値の「63」
であれば、交流駆動信号MXとは同一のレベルに対応する電圧となるように、それぞれデ
ータ信号Xjの電圧を規定する。
また、データ線駆動回路250は、極性指示信号POLがLレベルである1水平走査期
間(1H)では、極性指示信号POLがHレベルである1水平走査期間(1H)とは、デ
ータ信号の電圧+V、−Vを入れ替える。
このため、データ信号の波形と階調データDaとの関係については、図10に示される
通りとなる。すなわち、1水平走査期間の後半期間において選択走査線に正極性の選択電
圧+Vが印加される場合に、当該選択走査線に位置するj列目のサブ画素120に対応
する階調データDaが当該サブ画素を明るくなるように指定するにつれて、データ信号X
jでは、当該選択電圧+Vとは逆極性の電圧−Vの印加期間が長くなる一方、当該選
択走査線に負極性の選択電圧−Vが印加される場合、階調データDaが当該サブ画素を
明るくなるように指定するにつれて、当該選択電圧−Vとは逆極性の電圧+Vの印加
期間が長くなる。
なお、1水平走査期間の前半期間においては、後半期間における印加波形の反転波形と
なる。このため、前半および後半期間を通してみた1水平走査期間において、電圧+V
をとる期間と電圧−Vをとる期間は、階調データDaで指定される階調値にかかわらず
50%ずつとなり、データ信号の電圧がいずれかで支配的となることに起因する表示ムラ
が抑えられる。
また、図10において、データ信号Xjのハッチングは、走査線311に選択電圧が印
加される期間において、当該選択電圧とは逆極性の電圧、すなわち、サブ画素を明るくさ
せる電圧成分をとる期間(パルス幅)を示している。また、図10では代表的な階調値だ
けが示されている。
第2実施形態において、画素容量に保持される電圧実効値は、走査線311が選択され
る1水平走査期間のうち、選択電圧の印加期間である後半期間におけるデータ信号のパル
ス幅で規定される。データ信号のパルス幅は、階調コードパルスGCPの配列(出力ピッ
チ)で定まり、階調コードパルスGCPは、GCP生成回路600によって出力される。
したがって、GCP生成回路600が、RGB毎に、階調コードパルスGCPの出力ピッ
チを変更すれば、階調データDaを変換することなく、γ特性をRGB毎に異ならせるこ
とができる。
なお、GCP生成回路600は、第1実施形態における特性変更回路500と同様な手
法により、選択されている走査線311に対応するサブ画素120の色を判断することが
できる。ただし、第1実施形態における特性変更回路500は、選択される走査線311
よりも1つ前の走査線311の色に対応するγ特性をセットしたのに対し、第2実施形態
におけるGCP生成回路600は、選択される走査線311の色に対応する階調コードパ
ルスGCPを出力する。
図5に示したように、RGBについて同一の階調に相当する明るさを得るためには、R
、G、Bの順番で高い電圧を必要とする。このため、階調コードパルスGCPの配列につ
いても、例えば、図11に示されるように、同じ階調に相当するパルスを、パルス幅の基
準である1水平走査期間の前半期間、後半期間の各終端から、RGBの順番で、時間的に
手前となるように位置させれば良い。
なお、暗い階調を指定する場合には、図5に示されるようにRGBの色毎の電圧差がほ
とんどないので、低い階調値(例えば「1」)に対応するパルスは、RGBにおいてほぼ
同じ地点に位置している。換言すれば、図5に示されるように、明るい階調を指定するに
つれて(階調値が大きくなるにつれて)、同一の階調となるための電圧差が大きくなるの
で、RGBにおいて同一の階調値に相当するパルスの位置のズレ量が大きくなるように設
定すれば良い。
第2実施形態によれば、第1実施形態のようなγ変換回路252が不要であり、GCP
生成回路600が、RGBの色に応じて階調コードパルスGCPの出力ピッチを変更する
だけの構成で済む。さらに、データ線駆動回路260を、従来構成のものから大きく変更
する必要もないので、第2実施形態によれば、RGBの色毎のγ特性で補正したカラー表
示を、より簡易な構成で実現可能となる。
なお、上述した第1および第2実施形態では、1行分の画素を3行の走査線311に対
応させるとともに、行毎にRGBの色を対応させた横ストライプの構成としたが、本発明
は、これに限られない。
例えば、図12に示されるように、1行分の画素を、カラーの原色数の「3」よりも少
ない「2」行の走査線311に対応させるとともに、一方の走査線311にRとGを対応
させ、他方の走査線311にBを対応させ、さらに、1画素を2列のデータ線211に対
応させるとともに、一方の列のデータ線211をR専用とし、他方の列のデータ線211
をGBで兼用させる構成としても良い。
ここで、図13は、この構成においてY方向に隣接する2画素分の構成、詳細には、i
行j列の画素110と(i+1)行j列の画素110の構成を示す等価回路である。
なお、i行j列の画素110は、第1に、(2i−1)行目の走査線311および(2
j−1)列目のデータ線211との交差に対応するRのサブ画素120、第2に、(2i
−1)行目の走査線311および2j列目のデータ線211との交差に対応するGのサブ
画素120、並びに、第3に、2i行目の走査線311および(2j−1)列目のデータ
線211との交差に対応するBのサブ画素120から構成される。
図12に示される構成においては、第1または第2実施形態と同じ画素配列とする場合
、走査線311の総数は、320×2行となり、データ線211の総数は、240×2列
となる。なお、図12においては、制御回路400および制御回路400から出力される
制御信号の図示を省略している。
この構成において、走査線駆動回路354は、図14に示されるように走査信号を出力
する。この図において、i行目の画素110に対応する2行、詳細には、(2i−1)行
目、および、2i行目の走査線311に供給される走査信号が、それぞれYi−RG、お
よび、Yi−Bと表記されており、上から順番に走査線311が1水平走査期間(1H)
毎に選択される点については、第1および第2実施形態と同様である。
図5に示されるように、GBのγ特性が互いに近似しているので、図12におけるデー
タ線駆動回路262は、GBのγ特性を兼用したものである。このため、データ線駆動回
路262は、上位装置から直接、階調データDaの供給を受けるとともに、Rの階調デー
タについては、Rのγ特性で電圧に変換して、Rのデータ線211に供給し、GまたBの
階調データについては、GBで兼用されるγ特性で電圧に変換して、GBで兼用されるデ
ータ線211に供給する。
なお、図12においては、j行目の画素110に対応する(2j−1)列目、および、
2j列目のデータ線211に供給されるデータ信号が、それぞれXj−R、および、Xj
−GBと表記されている。
このような構成では、第1および第2実施形態と画素110の配列が同じである場合、
走査線311の本数が2/3に削減できるので、垂直走査周波数を落とすことができる。
したがって、アクティブマトリクスではなく、パッシブマトリクスを採用した場合に、駆
動デューティ比を落とすことが可能となる。さらに、視認性の高いGの画素面積を2倍に
することができるので、カラーの再現性を大幅に高めることも可能となる。
上述した第1および第2実施形態等では、極性指示信号POLを、1水平走査期間(1
H)毎に極性反転するとともに、1垂直走査期間毎に論理反転する行反転としたが、列反
転、ドット反転、フレーム反転のいずれでも良い。
さらに、実施形態では、電圧無印加状態において黒色を表示するノーマリーブラックモ
ードとしたが、電圧無印加状態において白色を表示するノーマリーホワイトモードとして
も良い。
また、階調表示数は特に限られない。さらに、R(赤)、G(緑)、B(青)に加えて
、例えばC(シアン)を加えた4つのサブ画素により1画素を構成して、カラー表示を行
うとしても良い。
液晶パネル100は透過型に限られず、反射型や、両者の中間的な半透過半反射型であ
っても良い。さらに、TN型や、STN型など、分子の長軸方向と短軸方向とで可視光の
吸収に異方性を有する染料(ゲスト)を一定の分子配列の液晶(ホスト)に溶解して、染
料分子を液晶分子と平行に配列させたゲストホスト型などの液晶を用いても良い。くわえ
て、電圧無印加時には液晶分子が両基板に対して垂直方向に配列する一方、電圧印加時に
は液晶分子が両基板に対して水平方向に配列する、という垂直配向(ホメオトロピック配
向)の構成としても良い。
さらに、液晶パネル100に限られず、選択時に、データ線211の電圧または電流に
応じた電流がOLED素子に流す有機ELパネルに適用しても良いし、EL(エレクトロ
・ルミネッセンス)や、LED、SED、さらには、電気泳動素子などのように、色毎に
γ特性が異なる表示パネルのすべてに適用可能である。
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置10を表示装置として有する電子機器につ
いて説明する。図15は、実施形態に係る電気光学装置10を用いた携帯電話1200の
構成を示す斜視部である。
この図に示されるように、携帯電話1200は、複数の操作ボタン1202のほか、受
話口1204、送話口1206とともに、上述した液晶パネル100を備えるものである
。なお、電気光学装置10のうち、液晶パネル100以外の構成要素については電話器に
内蔵されるので、外観としては現れない。
なお、電気光学装置10が適用される電子機器としては、図15に示される携帯電話の
他にも、デジタルスチルカメラや、ノートパソコン、液晶テレビ、ビューファインダ型(
またはモニタ直視型)のビデオレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳
、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネ
ルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示装置として、
上述した電気光学装置10が適用可能であることは言うまでもない。
本発明の第1実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 同電気光学装置におけるサブ画素の構成を示す図である。 同電気光学装置における走査信号等を示す図である。 同電気光学装置におけるデータ等を示す図である。 同サブ画素の透過率−電圧特性をRGB毎に示す図である。 同電気光学装置におけるγ変換回路の変換内容を図である。 本発明の第2実施形態に係る電気光学装置の構成を示す図である。 同電気光学装置におけるサブ画素の構成を示す図である。 同電気光学装置における走査信号等を示す図である。 同電気光学装置におけるデータ等を示す図である。 同電気光学装置における階調コードパルスをRGB毎に示す図である。 本発明の応用例に係る電気光学装置の構成を示す図である。 同応用形態におけるサブ画素の構成を示す図である。 同電気光学装置における走査信号等を示す図である。 実施形態に係る電気光学装置を用いた携帯電話の構成を示す図である。
符号の説明
10…電気光学装置、108…共通電極、110…画素、116…TFT、120…サ
ブ画素、211…データ線、220…TFD、250…データ線駆動回路、311…走査
線、350…走査線駆動回路、400…制御回路、1200…携帯電話

Claims (7)

  1. m(mは3以上の整数)色のサブ画素によって1つの画素を表示し、
    前記サブ画素は、複数の走査線と複数のデータ線との交差にて、1行の走査線にn(n
    は、m>n>0を満たす整数)色が対応するように設けられるとともに、走査線が選択さ
    れたときに、対応するデータ線の電圧または電流に応じた階調となる表示装置であって、
    前記複数の走査線を所定の順番で選択する走査線駆動回路と、
    選択される走査線のサブ画素の階調を指定する階調データを、当該サブ画素の色毎に階
    調に対する電圧または電流特性に応じた電圧または電流のデータ信号に変換して、前記デ
    ータ線に供給するデータ線駆動回路と
    を具備することを特徴とする表示装置。
  2. 前記サブ画素は、
    画素電極と、対応する走査線が選択されると、前記データ線と前記画素電極との間にて
    導通状態となる三端子型スイッチング素子と
    を有するとともに、前記画素電極の電圧または電流に応じた階調となる
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示装置は、
    特性変更回路と、変換回路とを更に有し、
    前記特性変更回路は、予め定められた階調に対する電圧または電流特性のうち、選択さ
    れる走査線のサブ画素の色に応じた階調に対する電圧または電流特性を、前記変換回路に
    セットし、
    前記変換回路は、前記特性変更回路によりセットされた階調に対する電圧または電流特
    性にしたがって前記階調データを、電圧または電流を示すサブ画素データに変換し、
    前記データ線駆動回路は、前記サブ画素データに基づいてデータ信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記サブ画素は、
    容量と、画素電極と、対応する走査線が選択されて、所定の選択電圧が印加されると導
    通状態となる二端子型スイッチング素子との直列接続を、対応する走査線とデータ線との
    間に介挿したものであって、
    前記容量で保持された電圧実効値に応じた階調となる
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記表示装置は、
    パルス間隔設定回路と、パルス生成回路とを更に有し、
    前記走査線駆動回路は、選択した走査線に前記スイッチング素子を導通状態とさせる選
    択電圧を印加し、
    前記パルス間隔設定回路は、前記選択電圧が印加される期間におけるデータ信号の電圧
    切替タイミングを階調毎に規定するパルス信号の間隔を、選択される走査線のサブ画素の
    色に応じて前記パルス生成回路にセットし、
    前記パルス生成回路は、前記パルス信号を、前記パルス生成回路によりセットされた間
    隔で出力し、
    前記データ線駆動回路は、前記階調データで指定された階調に応じた切替タイミングに
    て、前記データ信号の電圧を切り替える
    ことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記mを3、前記nを2とする場合、3色のサブ画素を、赤色、緑色および青色とし、
    一方の走査線に赤色と緑色のサブ画素を対応させるとともに他方の走査線に青色のサブ
    画素を対応させ、
    前記1つの画素を2列のデータ線に対応させ、一方の列のデータ線が赤色のサブ画素に
    接続されるとともに他方の列のデータ線が緑色と青色のサブ画素で兼用して接続される
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の表示装置を備える
    ことを特徴とする電子機器。
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